frenchfriesdiary-blog
frenchfriesdiary-blog
日記
4 posts
Don't wanna be here? Send us removal request.
frenchfriesdiary-blog · 8 years ago
Text
恥ずかしい出来事を自ら晒すことが趣味
先日の朝、部屋の清掃をしていた。
棚の下の隙間を拭こうと懐中電灯を持ってきたが、手を滑らせて落としてしまった。 184センチの身長の手元からなので120センチほどの高さだろうか。 地面に衝突した懐中電灯は部品と電池を全て吐き出し、一瞬にしてホームアローンのようなトラップが出来上がった。
朝起きたばかりの僕は気だるげに「うー」だの「あー」だの呻きながら部品を拾い集める。 いくつかの部品が棚の下へ転がり込んで、見えない。 「そうだ」僕は思った。「懐中電灯で照らそう」
まだ脳が起きていない朝でなければ、自分の愚かさに気付けたかも知れない。 僕はそれに気づくどころか、懐中電灯を探し始めた。 いつもの置き場所にないことに気付き、初めて自分が探しているものはつい今しがた自分がトラップの材料にしたということを思い出した。
メガネをかけたままメガネを探したり、財布を小脇に抱えながらカバンの中の財布を探したり、板チョコを耳にあてながらスマホをかじったりするのと同じように、 棚の下に転がり込んだ懐中電灯の部品を照らすために懐中電灯を探していたのだ。
落語であればこれだけで一つの噺にできそうな与太話だ。 だが、我が身で体験すると誰にも見られたくないほど恥ずかしいことが分かった。 せめてもの救いは、同居している女がまだベッドで眠っていたおかげで自分だけの笑い話で済まされたことだ。
「スマホのライトで照らして部品を取る」というのが最もスマートで現代人らしいと思うが、 僕の行動は「力ずくで棚を動かして部品を鷲掴みにする」という、スマートから最も遠い境地にある類人猿並みの脳筋パワープレイに収束した。 やり方はどうであれ結果が大事なのだ。過程が褒められる慣習は義務教育でとうに廃れている。
類人猿の毛にまみれた部品を組みなおし電池を入れ、ひとまず安心というところで、ベッドから声がした。
「完全に無駄な時間だったわね」
貴様、見ていたのか。
0 notes
frenchfriesdiary-blog · 8 years ago
Text
心霊体験(?)
始めに言っておくが、僕には霊感はない。 ただこの間の体験があまりにもリアルで、霊感を疑似体験したような気がしている。 本当に霊感のある人からしたらたいした話ではないかも知れないが、僕個人の体験談として読んでみてほしい。
先日仕事中にトイレに行った時の話。
トイレのドア(ノブがついてる押し引き式)を開けようとすると、いつもよりもドアが重く感じた。 というよりもドアの向こうに何か重いものが置いてある感触だ。それをドアごとずずずっと押し動かす感覚と言えば伝わるだろうか。
もちろんトイレには便座しかないわけで、ドアの向こうには普段何も置いていない。 不思議に思いながらも中に入り、物が置いてあるか確認する。ない。
ドアを閉めた瞬間、明らかに自分以外のものの気配を感じ、突然背筋が凍る感覚に襲われた。 他に人がいるはずのない空間で、唐突に何かの気配に気づき、それと同時に寒気が背筋から全身を駆け巡った。
残念ながら、なぜあの場で何かの気配を感じとれたのか、そしてそれは何だったのか、何一つわからない。 ただひとつ確信を持ったのが、「この空間に何かいる」ということだ。
確信、と言っても実際は8割方で、実際は誇張して述べている表現であることが多いが、この時の「確信」の度合いは10割、すなわち100%の確信だった。 根拠はない。ただ、ヒトという生き物の本能的な部分で感じとった。何の根拠もないのによくあそこまで1%の疑念も入り込む余地のない確信を得られたのか、今でも不思議に思うレベルだった。
霊感が皆無な僕が急に感じた見えない何かの気配が怖すぎて、催してたものも出なくなったので僕は一度外に出た。
そして確かめるべくもう一度入ってみた。
今度はドアも軽く、何かの気配も感じない。ちなみに職場のトイレは全面鏡張りになっているのでそこかしこで合わせ鏡になっている。一応そこも何かが写っていないか可能な限りチェックした(実はこれが一番怖かった)。 これといった不自然なものは特になく、いつもどおりのトイレだった。 僕は狐につままれたような気分でそのまま仕事に戻った。
ここまでが僕の体験談だ。 一度目にトイレに入った時のあの気配と寒気が印象的すぎて、数週間経った今でも感覚をしっかり覚えている。 あれが「近くに霊がいる感覚」なのだとしたら、僕はその感覚がしている時だけ霊を感知できているということだろう。
今まで心霊現象というものは信じていなかったのだが、あれほどの感覚を味わってしまったらさすがに信じざるを得ない。僕は自分の確信を信じたい。
ちなみに後日、古参のアルバイトの一人にその話をしたら、やはりこの職場には霊がいるそうで、過去に寝泊まりした従業員が幾度となく心霊体験をしているようだ。
0 notes
frenchfriesdiary-blog · 8 years ago
Text
忘年会で記憶を飛ばして奇妙なことが起こった
ほとんどの社会人は経験のある会社の忘年会。 気を遣ってばかりで楽しくないし、早く帰りたいという意見を周りでよく聞くが、 僕は案外楽しみだったりする。
確かに上司には気を遣って注文を率先して行ったりはするが、そこまで苦ではない。 もともと世話好きという面もあってか、むしろ楽しい部類に入るくらい。 なにより、会社のお金でタダ酒が飲めるというのが酒好きの貧乏人には嬉しいのである。
昨年の忘年会も例によって楽しんでいたのだが、大きな過ちを犯してしまった。
タイトルに書いてあるとおり、羽目を外しすぎて泥酔し、記憶を手放してしまったのだ。
恥ずかしながら、お酒の飲みすぎで記憶を飛ばしたのは初めてのことではない。 大学に入りたての頃、慣れないウイスキーをビンごとラッパ飲みして記憶をなくした。
この場を借りてこの体験談を供養させてほしい。
当時、僕は某大学の英語学部に所属していた。同時に軽音楽サークルにも入っていて、それは楽しい毎日を送っていた。
軽音サークルと聞いてまず思いつくのは、ウェイ大学生だろう。 ただ勘違いすることなかれ。僕のサークルはひたすら真摯に音楽と向かい合い、日夜練習に勤しむ超真面目サークルだ。 ウェイの要素はひとかけらもない。アニメオタクもたくさんいた。
そんな真面目なサークルの中で、仲良くなった先輩方と数人でいわゆる宅飲みをしていた。 初めての一人暮らし、親のいない家での夜更かし、楽しい仲間たちや憧れの先輩、すべてがキラキラしていて僕は舞い上がっていた。 そこで近所のスーパーで安く売っていたウイスキーである。すでにかなりお酒が進んでいた僕は歯止めが利かなかった。
ラッパ飲みで1/3ほど飲んだあたりだっただろうか。急に視界がぐらつき始め、目が回ってたまらずトイレに駆け込んだ。 そこからはまったく覚えていない。後に先輩から聞いた話だが、トイレで吐きながらずっと、"こんなにお酒飲んでお母さんに怒られる"と英語でぐずっていたようだ。生き恥である。 同じ英語専攻の先輩がいたため、僕が何と言っているかわかったらしい。 もちろん、僕には留学経験も外国人の血筋もない。
僕はこの話は墓場まで持って行くつもりなので、ここで先に供養させてもらった。 ちなみにそれ以来、ウイスキーは匂いをかぐだけで吐き気を催すほどになった。
さてだいぶ話が逸れたが、社会人の話に戻りたいと思う。
今の会社での忘年会は2度目だ。 前回は入社して間もないこともあり、猫を被���ていたため何事もなかった。
結論から先に言うと、記憶がないのは3次会が��わって帰りの電車に乗ってからである。
1次会の飲み会はもちろん覚えている。2次会のカラオケも。 3次会のカラオケからは曖昧だ。そもそも2次会がカラオケだったのに3次会もカラオケに行くあたりで相当酔っていたように思う。
1次会で上司の大半はタクシーで帰り、残るのは気を許した同期や先輩・後輩だけだ。 気を遣わなくなり、自分のペースで飲み始めたのがまずかった。反省。 誰にも迷惑をかけていないことを祈るばかりだ。
ここまでは、まあ、よくあると言えばよくある話で、ただお酒を飲みすぎて記憶を飛ばした話だ。
問題はここからである。
考えてみてほしい。ドラマでもよく見るが、お酒の飲みすぎで記憶を飛ばした人は、だいたい翌日ベッドの上で頭痛にうなされながらゆっくりと目が覚め、前日の記憶をうっすらと思い出す。
ところが僕は、朝いきなり意識を取り戻したのだ。
具体的に言うと、みんなに別れを告げて電車に乗り込み、そこからしだいに意識がぼんやりしていき、次の瞬間、ハッ!とまるでうたた寝しながら見ていた夢から急に醒めたように意識を取り戻した。
しかも電車の中でもベッドの上でもなく、東京スカイツリーのショッピングモール、ソラマチの中で。
あろうことか、僕は記憶をなくしている間、帰り道とはまったく違う方向である東京スカイツリーに向かっていたのだ。
そして……そこで何をしていたと思う?
これはしばらくは忘れられそうにない経験だが、女性ものの服を眺めていた。
記憶をなくしているおそらく2時間ほどの間、僕はソラマチの中を練り歩き女性ものの服を見ていたのだ。僕が一番意味がわからない。もちろん女装癖はない。
年末の昼11時頃に、ソラマチで大男が女性ものの服を眺めている。 これだけでB級ホラー映画が1本できてしまう。
不思議と頭痛も、酔いもなくなっていた。電車に乗ったのが朝9時頃だったと記憶しているので、その間2時間ほどだ。 3次会は途中でトイレで吐くほどには飲んでいたので、酔いが消えることもおかしい。
その後、意識が戻ってからは記憶もはっきりしている。PASMOの残額がなくなっていたのでチャージして、麦茶を買って帰ったことも覚えている。 また、服は汚れていないし、口の中も酸っぱくないので、記憶をなくしている間にまた吐いたり倒れたりはしていないと思う。
お酒を飲むとその人の深層心理が表面化する、ということを聞いたことがある。 この場合、僕はどんな心理状態だったのだろうか。
それは今となっては誰にもわからない。
0 notes
frenchfriesdiary-blog · 8 years ago
Text
作った
0 notes