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CSS - Let’s Make Love and Listen to Death From Above (2005)
CSSは、僕の心の中でも特別なスペースを占めています。
2004年頃に結成され、女の子5人の中に男子一人だけという逆紅一点みたいなメンバーや、しかもLGBTのメンバーが数人、ロックにエレクトロニックやニューウェーブをミックスしたスタイル、ユーモアのある歌詞など、斬新さ満載でこの時代のミュージックシーンを圧倒したバンドで、当時とても注目を集めました。
CSSの意味はCansei de Ser Sexy。ポルトガル語で「セクシーでいるのに飽きた」という意味ですが、このバンド名からしていかがでしょうか。この名前にした理由は、ビヨンセのインタビューで彼女がこの文を語り、それをメンバーの一人が見て「何言ってんのこの人、誰がセクシーでいるのに飽きるのよ」と言った上、滑稽さと可笑しさからバンド名に決めた、というお話です。このセンスからでも、メンバーたちがぶっ飛んでいることがわかりますね。
裏腹に、作曲のほとんどを手掛けていた唯一の男子・Adriano Cintra(アドリアノ・シントラ)の曲のクオリティが、間の抜けている歌詞、めちゃくちゃなライブとのギャップを作り、かえってバンドに注目を集め、英語の歌詞も多かったので海外でも大きい人気を取得しました。実をいうところ、かえって海外での方がブラジルよりも人気が高かったとか。当時のブラジルでは、LGBTのメンバーがたくさんいるという���ンドはマスメディアでは取り上げられにくかったのかもしれませんね。
それでも、一部の音楽ファンの世界では、国内でも相当な人気を博したCSS。2000年代ブラジリアンロックの中でも、若者の記憶に印象深いバンドの一つでしょう。今でも活動中ですが、いろいろトラブルがあったせいでメンバーは女の子4人だけになってしまい、前ほどの人気はなくとも、2019年に何年ぶりかのライブをサンパウロのフェスティバルで行い、今後もいくつかショーを行いたいとのこと。早くパンデミックがおさまってライブが見たいですね。
毎週木曜日は、TBTということで、懐かしい80・90・2000・2010年代の音楽を紹介したいと思います。このカテゴリーの投稿だけを見るには、ハッシュタグの#tbtをご覧ください。
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Urias - Diaba (2019)
タイトル「女悪魔」からこの力強いMVまで、この曲は、ブラジルのような社会でトランスジェンダーに生まれてきた身体のストーリーを語っています。とてもパワフルな一枚です。
毎週火曜日には、2010年代末期、2020年代の音楽を中心に、フレッシュで今の時代を走る音楽を紹介したいと思います。このカテゴリーの投稿だけを見るには、ハッシュタグの#whatsnewをご覧ください。
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Os Mutantes - Panis Et Circensis & Bat Macumba (Complete French TV-1969)
皆さんブラジルのロックは好きですか。答えがはいなら、オス・ムタンテスを知らずにはいられませんよ。このバンドは、1960年代のビートルズマニアから直接影響を受け、エレキギターで初めてブラジルでロックを作り始めた、もはやパイオニアと行っても良いでしょう。サンパウロ出身の、とても若かった3人の友達が作り上げたこのバンド、大人もその作詞作曲のクオリティの高さに絶賛。瞬く間に人気を勝ち取り、ブラジリアンロックの代表となりました。
いつもMVやフルアルバムの動画をあげていますが、今回はライブの動画です。こちらは、フランスのテレビに出演したときの様子ですが、ボーカリストのヒタ・リーさんは美人ですね。その美しさと才能で世界のトップに立ったということも、言うまでもないでしょう。天才3人組のこの素晴らしいバンド、ブラジルだけでなく世界に愛され、今でも若い世代が発見すると、ブラジルという国の歴史に誇りを持つことでしょう。
ヒタ・リーは、1972年に他のメンバーからバンドから追放されました。それ以来、バンドは何年間か続きましたが、それまでの人気は博せなかったようです。ヒタ・リーのソロ活動については、これからもたくさん触れたいと思いますので、楽しみにしていてください。
毎週日曜はクラシックサンデー。初代ブラジル音楽の名作を紹介します。このカテゴリーの投稿だけを見るには、ハッシュタグの#classicsundayをご覧ください。
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Laura Finocchiaro - TV (2002)
このMV、高校の頃MTVでみてインパクトを感じた覚えがあります。1990〜2000年代のMVは、こういった黝いコンタラストをハイにした、ダークでミステリアスな雰囲気を誘い寄せるので、好きです。音楽もトリップ・ホップを連想させる不思議な曲なので、ぜひご視聴を。
毎週土曜日は、インディーサタデーということで、他のサイトでは知るのが困難な、ブラジルのインディペンデントシーンを紹介したいと思います。このカテゴリーの投稿だけを見るには、ハッシュタグの#indiesaturdayをご覧ください。
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Marisa Monte - Bem que se quis (1989)
マリーザ・モンテがデビューするまでは、ブラジルではMPBの女性歌手は基本的に男性作詞作曲家の作品を歌うケースが多く、それはそれで歌手の熱情・愛情がより歌に染み込まれてその点ではただ他人の曲を歌うだけでなく、より役者的に感情をパフォーマンスで客におくることも人気の要点だったが、マリーザは自分で作詞作曲をし始め、そのクオリティで評価された最初のMPB女性アーティストとして注目を集めた。
動画はデビュー当時の頃のもので、この時期は彼女も他人の曲を歌っていたが、その強力な歌声はすぐに聴く者を魅了し、売れっ子になった後、自分の形で作詞作曲を手掛けた傾向が見られる。彼女の作詞作曲については、今後もっと詳細的に触れていきたいと思います。
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Lagum - Oi (2019)
毎日寒いですね。でも、ブラジルでも暖かさが回復しつつありそうです。
今回紹介するのは、ラグーン。ポップとレゲエに影響されたメロディーが特徴的です。イヤホンで聴きながら、公園を散歩したくなりますね。
毎週火曜日には、2010年代末期、2020年代の音楽を中心に、フレッシュで今の時代を走る音楽を紹介したいと思います。このカテゴリーの投稿だけを見るには、ハッシュタグの#whatsnewをご覧ください。
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Baden Powell, Vinicius de Moraes - Os Afro Sambas (1966)
この1966年のバーデン・パウエルとヴィニシウス・デ・モラエスの共同作品は、当時のMPBに大きな革命をもたらせた作品と言える。それは、サンバにアフリカ音楽の要素を初めて加えた発想だったからだ。
両方の作曲家たちは、ブラジル北東部に位置するバイーア州を訪れて触れたアフリカ系宗教のカンドンブレやウンバンダの儀式から、多くのインスピレーションを受け、この作品を手掛けたと言う。
バイーア州は、本来アフリカ系ブラジル人が最も多く在住する、ブラジルでのアフリカ文化の拠点ともいえるから、とても多くの芸術作品が生まれる聖地で、ブラジルの多くの大物アーティストも、バイーア出身者が多い。このブログでは、これからも、その地の豊富な音楽の数々を紹介していきたいと思います。
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ROSA NEON - Ombrim (2019)
ブラジルは寒いですね。こんな時期は、ロザ・ネオンのようなサマーポップが懐かしくなります。海岸で日光浴したくなるような、気持ちの良い曲です。ぜひお聴きください。
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Rouge - Ragatanga (2002)
今回は、2000年代初期にブラジルを揺るがせたガールズグループ、ルージュを紹介。
声・ルックス・性格も様々な5人の女の子たちは、サンパウロの大手テレビチャンネルSBTの公開オーディション番組「POPSTARS」で3万人もの候補者の中から選出された。6ヶ月の間、歌・ダンス・作詞などの課題に挑戦し、最終選まで残れた物がメンバーに決定。初期からいろいろな試練をクリアして次のステップに進んでいく候補者たちのストーリーを語っていくスタイルは、国中の人たちを夢中にさせ、番組は大人気に終わった後、結成されたグループのファーストアルバムは大ヒット。国民的スターとなった。
2006年に活動を休止したが、2017年、グループ結成15周年ということで、記念国内ツアーを開催。12年ぶりにニューシングルを発表し、一時ファンの中で話題になったが、2019年に再度活動休止を発表した。
ここに紹介するMVはルージュの最も売れたシングル。キャッチーで、ラテン+エレクトロ+ダンスミュージックの要素満タンのこの曲、実はLas Ketchupというスペインのグループのカヴァーソングであり、同じ2002年にリリースされた曲のポルトガル語版である。オリジナル版を見たい方はこちらから。
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Pabllo Vittar - Amor de Que (2019)
今ブラジルだけでなく欧米でも大活躍中のスターといえば彼女。実は彼なのだが 、ドラァグ・クイーンでいる時には女性形で呼んで欲しいとのことであります。
2015年にアメリカの人気歌手のカバーソングをインターネットに上げ始め、その抜群の美貌と文句なしの歌声をあわせ持ったパブロ・ヴィタールは瞬く間にLGBTコミュニティの中で人気を獲得したが、全国に知られるスターになったのは、約一年半後。カーニバルにヒットソングを出したこともきっかけに、第1作目のアルバムのシングルが少しづつマスオーディエンスに知られるようになり、決定的に知名度を上げたのはアニッタ&メジャーレイザーとのコラボ「Sua Cara」に登場したことである。すでに国民的歌手であったアニッタは、パブロを全国に宣伝した大きな助けと言ってもいい。
ここに紹介するシングルはパブロの最新アルバム「111」から。ブラジルの伝統的なジャンルをミックスするポップソングを出すことでも知られる彼女は、これからも注目したいアーティストだ。
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Milton Nascimento & Lô Borges - Clube da Esquina (1972)
ブラジルの国民的MPB歌手、ミルトン・ナシメントの作品の中でも代表的なアルバムはこれで間違いなし。様々な音楽家���ちが共同して作曲を手掛けたこの作品は、全世界でそのクオリティを絶賛され、高い評価を得ている。リリースされた時期は批判も受けたが、それは当時の保守的な評論家たちが、いろんな人種や国籍の音楽家たちの作曲のミックスに、偏見を持っていたからだという。
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ruído/mm - Rasura (2014)
毎週土曜日は、インディーサタデーということで、他のサイトでは知るのが困難な、ブラジルのインディペンデントシーンを紹介したいと思います。
今回はこちらのインストルメンタルロックのバンド。ブラジル南部パラナ州都クリチバ出身。ブラジルの音楽メディアでも高い評価を受けているので、ぜひチェ��クしてください。
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Pitty - Máscara (2003)
今回は、2000年代にブラジルの音楽シーンを圧倒したロックジャンルを紹介します。ピッチーは、今でも個人的に大好きな歌手です。
ブラジルの北東部・バイーアの州都・サルヴァドル出身。ローカルハードコアシーンでインディペンデントに活躍していた彼女は、2003年にDeckdiscというレコードレーベルと契約を結び、サンパウロに引っ越す。第1作Admirável Chip Novoが大ヒットし、MTVに毎日と言っていいほど顔を出していた。
ハードコアや90年代ロックという音楽的な影響の他、彼女の作詞には哲学やディストピア、SF小説の要素が多く含まれている。アルバムのタイトルも、オルダス・ハクスリーの1932年の小説「すばらしい新世界」から。ここに紹介するMVはファーストシングルで、周りからよく見られようと本当の自分ではない建前の姿を装う人たちを批判し、その仮面から逃れて、たとえ嫌われようが、変に思われようが、自分らしくありなさいというメッセージが込められている。
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MC Zaac, Anitta, Tyga - Desce Pro Play (PA PA PA) (2020)
現在最大のブラジリアンポップスターといえばアニッタ。ブラジルの貧民街ファヴェーラ出身、ファンクカリオカを通じて今やブラジルだけにとどまらず、北米・中南米を中心に人気を誇っている。ここでは、彼女の最新ヒット曲、ファンケイロ(ファンクカリオカ歌手)のMC ZaacとアメリカのラッパーTygaとのコラボレーションを紹介。最近では���メリカのラッパーがよくブラジル人ポップ歌手とコラボをするが、その関係を築き上げたのはアニッタだと言っても過言ではない。
毎週火曜日には、2010年代末期、2020年代の音楽を中心に、フレッシュで今の時代を走る音楽を紹介したいと思います。
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Antonio Carlos Jobim - Composer of Desafinado, Plays (1963)
こんにちは。僕の名前はDaniloと申します。日本人とブラジル人のハーフです。
昔から音楽が大好きで、ブラジルのような音楽大国に生まれて、とても嬉しく思います。このブログではブラジル人である身分から近々とブラジル産の様々な音楽に触れてきたことで、その知識から少しづつ、ブラジル音楽ファンの日本の皆様に、我が国の音楽の多様性を紹介していきたいと思います。なお、投稿する日別によってカテゴリーも変わりますので、楽しみにしていてください。
まず、日曜日にはクラシックサンデーということで、ブラジル文化にとってとても大切な音楽家トム・ジョビンの第1作から始めたいと思います。ブラジルの音楽を世界中に広め、数々の人たちをその美しい音楽で魅了した第一責任者ですから、やはり、若い世代の人たちにもぜひ知ってもらいたいですね。
彼の音楽はボサノヴァ。サンバとジャズをミックスしたような、とても心地よく、美しいミュージックジャンルです。
こんな感じで、ゆる〜くやっていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
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