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兆し
「空が明るくなる前に」をつくって、バンドが夜を越えていく様を思い描いていた。夜の先に待っていたのは、また夜だった。暗中模索しながら、バンドワゴンはしずかな夜の高速道路を走っていた。燃料切れを起こすギリギリまで走った。束の間、止まってしまったワゴンを降りて、振り返りもせず、望みもせず、直向きに今を見た。好きなものを増やした。きみをさらにもっともっと真剣に愛した。 気付いたのは、ぼくのやり方と、にせものになりたくない気持ち、きみへの特別な感情、そして朝の素晴らしさだ。まだ知らないものとの出会いは、昔から好きでいた音楽を改めて肯定してくれた。アコギを譲ってもらって、曲を書き始めた頃のように、またASIAN KUNG-FU GENERATION"ワールドワールドワールド"、BUMP OF CHICKEN"ユグドラシ���"、スピッツ"さざなみCD"を模範としながら歌をつくる。まもなく夜が明ける。ようやくだ。
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なまえはまだない
まだ名前もつけていない、ワンコーラスだけの詩を載せます。Steely Danを知ってしまってから最近はもっぱらエレピの音です。吉田に借りたテレキャスターを弾きながら、想像の中のぼくはエレピを弾いています。グラサンもかけているし、横のギタリストはフェスタレッドのストラトキャスターを顔で弾きます。何はともあれ、メロディを想像して、読んでね。
“ ”
こなごなに割れた思い出も あたためて飲み干せば 売れ残る棚のハリボテも 少し笑って許せるね
落ちていたヘビの抜け殻を ありがたがって飾るような そんな日々ならぼくはもう 別にそんなものいらないし
神さま どうか願いが叶うなら 彼女のやつを聞いてやってくれないか 神さま どうか願いが叶うなら ぼくのはなにかのついででいい
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誇り高き
ぼくたちが聞く耳を持つべきなのは、ありとあらゆる声、ではない。納得できる声だけで良い。あらゆるものに対しての正解はない。あの人にとっての大正解は、模範解答ではない。ぼくが、きみが、選んでいい。誰かが誰かの生活のためにしないことを、きみはきみの誇りや正義のためにしても良い。いつでも大事なことは、協力してもらったらありがとう、迷惑をかけたらごめんなさい、それだけ。同時に自分の正しさを、人に押し付けてはならない。尊重する、とはそういうことだ。いつもありがとう、困らせてごめんなさい。そして、変わることや変わらないことは、ぼくがちゃんと決めよう。きみがちゃんと決めよう。答えがもしも似ていたら、いっしょに歩くことにしよう。それがいいのだ。
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TwoはNatureにAgainstする
Steely Dan "Two Against Nature"、Daft Punk "Random Access Memories"を聴いている。プラスでキリンジ(現KIRINJI)のベスト。気付けば、みんなデュオだ。そして、ぼくらTENDER TEMPERも、デュオ。あらゆる可能性に迫りたい。 会いたいひとに、どのくらい会いたいか、なんて、他人に説明できるだろうか。できたとて、分かり合えることはない。どのくらい好き、であるとか、結局はお互いに推し量ることが必要なのだ。そして、そんなぼくときみしか知り得ない愛のながれを、ぼくは歌にして、他人を揺らす。理解できないことを理解してもらう。手段としてのロールは、不可能を可能にすることだ。 ヴェロニカ、きみの姿を夢に見られるだろうか。会いたいよ。
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旅行に行きたい
旅行に行きたい。遠くなくていい。きみがいればいい。温泉とか、最悪、宿とか無くてもいい。きみと時間があればいい。だからつまり、旅行じゃなくてもいい。きみとどこかに行きたい。きみと時間があればいいから、万が一どこかに行けない場合も、それも可。全然いい。お家でいい。お家がもしなんらかの理由でだめな場合は、そうしたら、もう公園とかでいい。寒いことくらい我慢する。きみがいればいい。でもきみはとても寒がりだから、やっぱりできれば暖かいところがいい。暖かい室内がいい。つまり、公園よりはお家がいい。欲を言えば、たまにはいつもと違うところに行きたい。温泉とか。温泉いいよね、温泉。あーあ、旅行に行きたい。
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ぼくのLive On February
ヘイヘーイ!2月のライブが出揃いましたので、こちらに記載します。さまざま出ますが、たくさんの人が見に来てくれると嬉しいなあ。◯が付いているものがぼく、或いはぼくの所属する音楽団体です。
2/10 郡山♯9 ◯TENDER TEMPER / Sunrise In My Attache Case / ORESKA BAND / じゅんじゅわ(zanpan)
▶Sunrise In My Attache Caseのリリースツアーです。オレスカバンドはアニメ「NARUTO」の主題歌をつとめたりしていましたね。
2/12 郡山♯9 ◯すてきなモリーズ / ◯THE ITALIAN BEANS / 我妻人妻団地妻 / イノセントボーイ / the KNATUS / キュウソネコカブリ
▶ぼくブッキングのコピバンイベントですが、次回出られない都合上、今回は2バンドで出ます。毛皮のマリーズコピー「すてきなモリーズ」ではボーカルを、THE BLUE HEARTSコピー「THE ITALIAN BEANS」ではドラムを担当します。おたのしみに!
2/16 高崎clubFLEEZ ◯TENDER TEMPER / 秀吉 / THURSDAY’S YOUTH / 3markets[ ] / Foxtrot(OA) / ねむりのまち(OA)
▶フクモトエミねえさまに誘っていただきました!アコースティック編成で高崎へ。対バンが自ら進んで聴いてきたバンドばかりなので、緊張です。
2/21 郡山♯9 ◯萬屋樹太郎 / 果歩 / オオタモトキ / あっと / 青柳歩季
▶恒例「SINGIN' IN THE MAIN」、今回ははじめて福島県外アーティストを迎えます。果歩ちゃんは新潟の逸材。観といたほうが絶対に良いよ。あと仲良しモトキも来ます。
2/24 高崎clubFLEEZ ◯TENDER TEMPER / ポタリ / POETASTER / HIGH BONE MUSCLE / Secret add9 / oldflame
▶なんと2月は2度も高崎へ。こちらはポタリねえさんに呼んでもらいました。久しぶりの面々ですね。バンドで出られるように調整中!
2/26 郡山♯9 ◯TENDER TEMPER / Split end / the Howl / サイフォニカ / 神はサイコロを振らない / ピローマン / DIRTY CATS
▶トリプルレコ発、ツアバン4組という攻めの月曜。アコースティックです!枝毛楽しみ。
こんな感じでござる。2月もRoll the rural popでよろしくネ。
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さて
いつか誰かが歌にした「とうとう平成も終わる頃」に、いまぼくらはいる。世紀の変わり目や、元号の変わり目に立ち会えるのは、少し誇らしいね。どんな元号になるだろう。今年はどんな年になるだろう。今月はどんな月��なるだろうか。明日はどうなる?でも、常に今日は「どうなるか」ではなく「どうするか」だ。さて、どうしようねェ〜!
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きっと歩けば
親に「精神科に行こうかしら」なんて相談するくらいには、ぼくはちょっとおかしくなっている。結局内田篤人が鹿島アントラーズに戻ってきたはなしに脱線したけれど。 だから、恥ずかしいような、前向きなポップスを書いた。自分をもうひとり���って、ただ直向きに自分を肯定するのだ。大事なことはいつも、ギターソロになるであろう部分のあとに歌う。 「数字にならない痛み悲しみ、それは他人と比べてもしょうがないこと。通知は鳴らない苦しいこころ、他人にわからない黒い部分も、だれかのせいにしていいんだよ。ひとりで持たなくていいんだよ。そんな言葉がぼくは欲しかった。だからきみにこうして歌うのよ。」 前向きになりてえ。ポジティブになりてえ。ちくしょう。
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TENDERとTEMPERのはなし
「名前の意味、由来はなに?」 ぼくは、自分の好きなアーティストが、その時々に言うことを変えるのがとても好きだ。人間的だし、言葉を追いたくなる。ぼくを惹きつけてくれる嘘、ぼくを惑わせるホラを、愛し影響されながら生きてきた。 TENDERとは「やさしさ」、TEMPERとは「いらだち」のこと。きみのやさしさ、きみのいらだち、その塊がまさに愛であり、その営みが日々であると、説きます。そんな反対に思える言葉が、英語という言語では、字面も響きも似てるのが、言葉の面白いところです。 意見には個人差、時間差があります。きみはどういう意味だと思う?
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love you tender, show my temper
2017年が去り、「知る権利」という抜け殻と、ないものねだりも置いていく。2018年が来て、貪欲な変化を「TENDER TEMPER」という船に積んで旅に出る。語るなら歌で、見せるなら演奏で。バンドですから。新年もよろしく!心配ないよ、全部希望だ。
http://tendertemper.com/
ぼくは今もまだヒーローになりたい。
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