Tumgik
yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第30話 今ある幸せ
小さい頃の記憶をたどって
自分の本当に好きだったこと
夢中になったこと
成長していく中で
いつの間にか忘れてしまっていたこと
小さい頃から描いていた夢を実現できたかと言われたら
ほとんど出来ていない
実際私の人生
行き当たりばったりで今に至る
でも不幸せかと聞かれたら
全然
不幸せと感じた事は1度もない
でも過去にさかのぼり
自分という人間を今の自分が俯瞰する事で
良いところも悪いところもひっくるめて
なんだか愛おしくなって
私は私でいいんだ
私だからいいんだ
という許す気持ちに変わったことで
今の幸せがもっと幸せに感じられるようになった
ヨガの学び
アーユルヴェーダの学び
私という人間を探求していく為の学びに
出会えた事に心からよかったと思える
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第29話 調和
自分はこうだから
あの人はああだから
「しょうがない」
この「しょうがない」にも2種類あると思う
1つ目は自分や相手の本質を見ようとせずに
起こった事で判断してしまう
なげやり的な「しょうがない」
2つ目は自分や相手の本質を見ようとして
起こった事を俯瞰して
納得した「しょうがない」
言葉の表現は同じでも深いところで自分や相手を理解しようとしているかどうか
愛をもって「しょうがない」と言えるかどうか
難しいけど
俯瞰することで
自分にとっても
相手にとっても
調和を保てるようになってくる
それがこれから先の幸せに繋がっていくのだと思う
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第28話 結局は
人に必要とされたい
必要とされる存在になりたい
この感情は結局
自分が自分を愛してあげる事が出来なかったから湧き起こる感情
自分で埋められないから外側に求めてしまっていたんだ
埋められないと外側への依存はどんどん強くなる
もっと必要としてほしい
もっと必要とされる存在にならなきゃ
まわりから見たら
「どうしてそんなに頑張れるの?」
そう思うのかもしれない
だって
頑張っている時は全然つらくないの
頑張る事が苦ではないから
その先に求めるものが待っているなら全然苦じゃない
頑張ってる自分は嫌いじゃない
でもその行動が
まわりにとって
隙のない真面目な人
息ぐるしい人
いつしか誰かのためではなく自分のためでしかなくなっていた行動が招いた結果
前ならこんな自分に気づく事なく、まわりからの言葉や態度に不満をもった
今は自分自身の感情や行動を俯瞰する事ができるようになった
全然まだまだだけど
ゼロではない
かけ足しないで
立ち止まっても
戻る事はしないように
進んでいきたい
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第27話 存在価値
「必要とされる人間」になりたかった
仕事でも
家でも
でも
「必要とされる人間」ってこの世に存在している人はみんなそうなんだってことに気づいた
どんな人だって誰かに必要とされている
当たり前の事にようやく気づく
気づけたのは
誰かに言われたからでもなく
内側からの気づき
内側からの気づきは自分を愛したら(許したら)やってきた
「必要」=役に立つ 頼りになる
誰かと比べてや損得からそれを考えてしまっていた私
自分はそうなろうとするし
そうなろうとしていない人に対しては自分から関係を深めようとしない
ちっぽけなところで人付き合いしてたな
勿体なかったな
ごめんなさい
「私」も「あなた」も
生きている事が愛おしい
生きていてくれるだけで幸せ
だから存在価値なんて考えなくていい
存在できていることでもう無限大の価値
はかれないものだから
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第26話 気持ちの伝え方
若い頃から大きな病気をしてきた父と母
結婚して私が生まれて
まだ私が保育園の頃
父に癌がみつかった
幼かったから父が命に関わる病気とも知らず
毎週お見舞いに行っては売店で何か買ってもらえる事を楽しみにしていた
今考えると
だから祖母は家によく来てくれてたのかと繋がってくる
その後
大きな手術を乗り越えて父は無事に退院した
母は私が中2の時だった
さすがにこの頃は癌というものが大変な病気だということもわかっていた
父と妹と3人で母のいない生活を協力して乗り切った
真っ黒だけど生焼けのホットケーキ
さつまいもがまだガリガリの天ぷら
よく3人で吉野家に牛丼食べに行った事も
今となってはいい思い出
母も無事に手術を終え退院した
今の2人はと言えば
癌の再発はないが
生活習慣病を持っている
父は繰り返す心筋梗塞や狭心症に
メンタルも不安定
遠出の予定の前日にきまって具合が悪くなる
外食多め
塩分多め
間食多め
見直せるところは今からでも始めてほしいと思う娘心を知ってか知らずか
実家にはいつもお菓子やアイスのストック
2台ある冷蔵庫の中はいつも満タン
「自分達の健康を真剣に考えて!」
良かれと思って色々提案しても
変わらない両親に対して呆れていた
いつしか
両親の為を想ってとった行動から
2人に対してのマイナスの感情が生まれていた
ヨガやってるからって偉そうに正義感振りかざして理想論並べてただけになっていた自分に気づく
「ずっと元気でいて欲しいから変わって欲しい」
という想いはいつの間にか
とげとげしくなっていた
相手の気持ちを考えられる心の余裕がなく
言葉にすると
その言葉は
鋭くなる
そしてその鋭さは相手の心には浸透せずに
盾を構えてはねのけられる
本当に伝えたい事は
自分に向いている矢印を
相手に向け直してから伝えないといけないのかも
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第25話 適度な距離
身近な家族だからこそ
適度な距離が必要
特に母と私の距離は近すぎないほうがいい
私を心配しているからこそ
孫たちがかわいいからこそ
私がまだまだ母として頼りないからこそ
大人になっても私は母の娘だから
口うるさくなる
でも言われてすんなり受け止められなかったのは私も母に対して思う事があったから
迷惑かけてるし
子供達と世話になってるし
険悪になりたくないし
そんな理由で口にしなかった
でもため込むと一気に爆発する
勝手に自己犠牲していた自分が悲劇のヒロインだとばかりに
よく妹に
「2人ってよくバトるよね」
って言われる
妹は母の負けず嫌いな性格を熟知していて
口では勝てないと知っているから
面倒くさくなりそうな時は例え不満があったとしても自分から身を引く
私はそれができない
スルー出来ずに立ち向かう
立ち向かってから面倒くさかった事に気づく
母と私はきっと似ているんだと思う
だから見て見ぬふりが出来ないんだと思う
私は私なりに色々考えて精一杯
母も母なりに色々考えて精一杯
相手の為にと自分の気持ちを押し殺してがんばりすぎるから結果相手の気持ちを考える余地をなくしてしまい
相手の為にがいつの間にか
「なんで私ばっかり」
になり
「想い」はエネルギーだからお互い強すぎると爆発する
だから家を出た
適度な距離が必要だと感じたから
大切な人と笑顔で接したいから
大切な人の笑顔を見たいから
適度な距離がお互いの心のスペースを作る
心のスペースが相手への思いやりへと繋がる
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第24話 真逆のタイプ
真逆のタイプの私と彼
再婚が視野に入ってきた頃、私は実家を出てアパートに一緒に住みたいと話をした
一緒に生活してみてわかる部分もあると思ったから
バツ2にはならないようにと
再婚を決める前に色んな面が見えるであろう生活してみたかった
一度も実家から出たことのない彼と一度家族を持ち生活をしてきた私
行動を起こそうとするのは私
彼はいつも現状維持
今に満足していないなら動こうとするのが私
今に満足していなかったとしてもギリギリまで行動しないのが彼
そんな彼が自分で決めて行動した事がある
後にも先にも私の中での彼の大きな行動
それは当時の会社を辞めて実家の苺農家を継ぐ方向で働く事
契約社員
安月給の残業続きで不満は言いながらも続けていた職場
何故このタイミングかはあまり深く聞かなかったけれど
決断した理由を聞くと
「だって夕飯は家族みんなで食べたいじゃん」
その言葉を聞いて
「この人となら今度こそ家族みんなが笑顔でいられる家庭を築ける」
って思った
ことをいつの間にか忘れてしまっていた
彼はそういう人だった
そんな彼を好きになったんだ
真逆のタイプって知ってたはず
なのに
今の私の活動を思うようにやらせてくれている彼に私は完全に甘えきっていた
やりたい事ができているから
どんどん加速して
突き詰めようとして
その加速から
ノロノロ亀さんタイプの彼に
同じスピードを要求して
足並み揃えて欲しいという欲がおおきくなっていた
気づけて良かった
でもまたきっと忘れて加速すると思う
その時また
「またやってるよ、自分 笑」
って許してあげて
彼にも
「またやっちゃった笑 ごめんね♡でもこれが私」
って許してもらおう
きっと彼は今更って笑うんだろうけど
どんな自分も許してあげることが相手への愛情に繋がっていくから
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第23話 過去
何度かメールや電話のやりとりをして
今度2人で出かけることになった
でもこの時私は子供がいることをまだ彼に伝えていなかった
私と子供達が幸せになれる事が絶対条件
子供がいると告げた事でひいていく人だったらこの先は考えられないと思っていたから正直に話した
「そうなんだ。びっくりしたけど大丈夫だから約束通りでかけよう」
電話ごしに言われたのはそんな言葉
もっと驚かれるかと思った
むしろ黙ってた事に引かれるかと思った
子持ちなんてめんどくさいと思われると思った
だって前に
「俺、子供好きじゃない」
って冗談ぽくだけど言ってたし
拍子抜け
でも
後から聞いた話
電話を切った後、かなり動揺して先輩や友人に相談しに行ったらしい
約束の日
彼が待ち合わせ場所にいない
電話しても出ない
何回かかけたらやっと出て
「ごめん、寝てた」
二日酔いで寝ていたらしい
時間に遅れて来た彼はなんとも具合悪そうで
怒りよりも申し訳なかった
お昼に入ったお蕎麦屋さんで何故か復活 笑
(それから今でも二日酔いの時は蕎麦を出すようになった)
その日、誕生日が近かった私に彼はプレゼントを用意してくれていた
付き合ってもいないのにいいのかなと思いながらもすごく嬉しかった
誘われたら断れなくて、お酒に飲まれて、二日酔いがしょっちゅうだったけど、口数が少なくて優しくて穏やかで面白い彼にどんどん惹かれていった
付き合う事になった日、彼から打ち明けられた彼の過去の話
「付き合うなら話さなきゃいけないと思ったから」
私は正直に話してくれた事で付き合う事を真面目に考えてくれてると思い、過去の内容がどうであれ前向きに私とのこれからを考えてくれた事が嬉しかった
そして私達は付き合う事になった
デートはいつも子供同伴
まだ小さかった娘達はすんなりなついた
犬や子供って嫌いやこわいって思うと絶対寄りつかない
接し方でわかる
子供は好きじゃないって言ったのは照れ隠し
週末は仕事終わりにいつも会いに来てくれた
初めはいい顔しなかった私の両親も
少しずつ彼を受け入れていった
家族ごっこ
他から見ればそう見えたかもしれないけれど
飾らない私
彼と子供達がそばにいて
笑っていられる週末がとても幸せだった
結婚していた時には叶わなかった事
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第22話 直感
シングルマザーになった私を励まそうと友達は遊びに誘ってくれた
母をやめたいとか男つくりたいとか全く思ってなかったけれど、親からしたら心配だっただろう
でも高校生の頃から同じ人と付き合って結婚した私は遊びという遊びをしてこなかったし、友達の気持ちも嬉しかったから誘いにのった
外人バーに行こうとしてたのに急遽その友達の都合で合コンに変更
どっちでも楽しくて美味しいご飯食べられればいいや
そんな気軽な気持ちで参加した
3:3の合コン
その中の1人がなんとなく気になって
後で連絡先を聞いた
それが今の旦那 笑
私の直感
我ながらすごいと思う
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
第21話 幸せになる為の決断
別れた前の旦那との約束
・子供達が20歳になるまで養育費を払う
・私が再婚したら養育費の減額をする
・慰謝料は発生しない
向こうは弁護士に相談していて
「原因は不倫かもしれないけれど、その後俺は家庭に戻ったし仕事もして、不倫関係を続けていないし、今回の離婚はそっちのわがままだから慰謝料は払わなくていいって言われたから」
証拠がなければたとえまだ関係が続いていても法律で裁くことはできませんからね
ただただ虚しかった
やっぱりあなたは自分の事だけなんだね
親なのに
夫なのに
私や子供等の事は後回し
確かに私から離婚を切り出したけどさ
反対する訳でもなく
子供の事よく考えたら離婚しないほうがいいのかなと言ったら
「こんな状態になってやっぱり離婚しないっていう考えに俺はなれない」
そう言ったね
こんなやりとりに疲れ果てて、もうどうでもよくなって相手側の養育費の額にもOKした
血は繋がっていても
遺伝子はもらったけど
あなたは親じゃない
親になれなかったね
離婚して何年も経たず、彼があの時の不倫相手と再婚した事を知った
それを知った時、不倫された時の感情はもう湧いてこなかった
「やっぱりね」
そう思ったのと同時に離婚を選択した自分にホッとした
子供達の為にと我慢して一緒にいる選択をしていたら、また同じ事をされていたんだろうから
私も子供達も幸せになれる選択をしていこう
そう思った
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
~私という人間~
第20話 シングルマザー
離婚を決め実家に転がり込んだ私と娘
その時働いていた飲食店のパートで娘2人を養っていくには頼りないからと親に医療事務の資格でも取りなさいと言われた
確かにと思い資格を取得
でも資格って正直民間の資格なんてたかが知れてて田舎は特に採用人数も少なく経験が優遇される
ハローワークめっちゃ通ったな
求人広告めっちゃ探したな
未経験
子持ち
熱出した時には誰が見るの?
若くして子供を産むと祖父母がまだまだ現役共働き世帯なので頼れない
そんなこんなで10ヶ所以上落とされたな
結局医療事務にこだわらず職を探した
不動産会社の契約書作成事務
パソコンのスキルはここで学びました笑
(そうは言ってもまだまだですが。。)
店舗ではなかったので窓口のない密閉空間で営業さんや事務の責任者の愚痴を聞きながら黙々契約書作成の日々
生理が不安定になり過多月経に
ナプキンの吸収力が追いつかなくて下着通り越してパンツにまで染みる量
オムツ型ナプキンをはじめて買いました
産婦人科で漢方を処方してもらったら少しずつ良くなったけれど、過多月経になるときはやっぱりなってて今考えたらかなり自分に負荷をかけていたんだなと思う
毎日1時間かけての通勤
平日の1日休みは飲食店のパートを継続して
自分の時間はほとんどなかったかも
その時はそれが自分のスタンダードだから無理してる感覚は全くなくて
身体に異変が起きるっていうのは内側からのヘルプサインなんだってことも知らなかった
今もまだまだ頑張りすぎてしまう性格は変わってない
でもそんなこんなで気づいた時には甲状腺に腫瘍ができていた
今のところ良性腫瘍だけど定期検診で経過観察中
甲状腺の疾患は自分を無理させて心の声を無視し続けた結果らしい
どんな自分も許してあげて頑張り過ぎてる自分に気づいたら笑い飛ばす
そんな繰り返しが今の私には大切みたい
20話完結できそうにないな( ˊᵕˋ ;)
21話に続く。。
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
〜母として妻として~
第19話 価値観の違い
よく芸能人が離婚する原因で
「価値観の違い」
と聞くけれど
あまりよくわからなった
そもそも価値観の意味もわからなかった
「自分の価値観を優先して子供から父親を引き離すのってどうなの?」
「母親なら子供の為に少しは我慢するべきなんじゃないの?」
離婚なんて自分のこれからの人生で絶対ないと思っていた
ひなたが3歳になる年の冬
2人目の妊娠が発覚した
毎週のように泊まりがけで同僚とスノボにでかけていた彼に夜、電話で妊娠したことを告げた
「へーそうなんだ」
それだけ
顔を見て伝えた訳でもないからか
そこから何も察することなく
「きっと近くに同僚もいるからかな」
「お金も更に大変になるから嬉しい気持ちだけでもないのかな」
そんなふうに考えて彼の薄いリアクションに対して疑問に思わなかった
この頃は彼の実家から出て同じ市内の貸家に3人で住んでいた
彼が送別会やらスノボやらで家にいない夜はほとんど実家に行っていた
親子で過ごす時間は明らかに減っていた
2人目は特につわりがひどくて食事も取れず、夏場は立っているだけでしんどくて病院に行って点滴をしてもらう日もあった
自分の事子供の事で精一杯で彼に対してそっけない態度をとる日が続いた
女の勘って本当にあるんだと思う
1人目とは明らかに態度の違いを感じた
ある日、仕事に行くという彼を見送りアパートにいると母が遊びに来た
「パパのお店に買い物に行こうか」
何気ないこの一言で今までの生活が壊れることになる
お店に彼の姿はなかった
スタッフに聞くと今日は休みだと言われた
娘がパパを探してお店の中を走り回っている姿は今でも忘れない
勘は当たった
怒りを抑えながら彼に電話しすぐに帰ってくるように言った
子供の前で大喧嘩したのは後にも先にもこの日だけ
彼はただただ遊びたかったと言った
職場に行くと休みだった事に気づき、そのまま休みの同僚と海に行ったそう
でもそんなの嘘っぱち
態度ですぐわかる
結局、女だった
同じ職場の年上の女
しかも浮気ではなく本気っていうタチの悪いやつ
高校生の頃から惚れっぽい性格なのは知っていた
バイト先の先輩
クラスメイト
問いつめると悪びれもなく話す
まさか結婚してからもやられるとは
今考えたらそんなやつはこっちから捨ててやれと思うけど
お腹にいる赤ちゃんを1人で育てる不安
シングルマザーになる自信もなかった
女に旦那を取られた嫉妬心
醜い感情が溢れて止まらなかった
両家の親もとどまれと彼を怒り諭した
離婚は免れたが
彼は毎日のように仕事で女と会い
私への気持ちは戻る事もなく
今までと変わらず送別会やらで夜は車で寝てから朝帰り
私がパートに行く時間は寝ていて娘との時間も取ろうとしていなかった
まさに仮面夫婦
お腹の中の赤ちゃんは2週間以上も早く産まれた
その日も彼は帰らなかった
たまたまその日は実家に行き夕飯を食べて帰ろうとしたらひなたがお腹が痛いと言い出した
帰ってもどうせパパは帰ってこない
泊まる事にした
その日の夜中に破水
一応、彼に連絡をした
「なんで?!まだ予定日じゃないじゃん」
なぜか早まった出産を責められた
どこかに2人目が生まれたらまた前のように仲の良い夫婦に戻れるかもしれない
そんな淡い期待もしていたんだと思う
お腹の赤ちゃんには本当に心の状態がひどい妊娠生活を送っていたなと思う
浮気がわかってから彼に大切にしてもらえない絶望感の中、
「お腹の子の名前、男の子でも女の子でも
『そら』にしたいな」
ふと思った
お腹の子が女の子だとわかってから漢字を考えた
『虹色』
どんよりした雨空の中、虹を見つけた時の嬉しい幸せな気持ち
あなたの存在がそんな虹のように、まわりの人達を幸せにするような
そんな人になって欲しくて
キラキラネームって言葉が生まれてから娘には嫌がられるけれど
そんな気持ちを込めて名前をつけた
私が不安定な状態だったからか、虹色は3ヶ月位まで本当に育てるのが大変だった
ミルクを飲む量も少なく、寝てもすぐ起きた
2人目なのにひなたの時より上手に育児できなくて自分を責めた
家族の絆を深めようとなるべく親を頼らずやろうと思ったけど
彼は手伝ってくれるわけもなく、今までと何一つ変わらない
泣き声を聞いても平気でいられるようになった
イライラをひなたにぶつけるようになっていった
どんどんエスカレートしていく自分が怖くなって
とうとう子供2人を連れて実家に逃げ込んだ
そして
「もう別れたい」
私から彼に離婚を切り出した
私と子供の存在は彼の中ですでに価値はなくなったんだと気づいたから
そして私の中でも彼と一緒にいる人生の価値が見いだせなくなっていたから
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
〜思春期〜
第18話 新たな家族の形
お腹の子を産むと決めて
しばらく休んでいた高校に両親と夏休みに向かった
同級生の彼と結婚し出産することを学年主任に告げると休学という形でまた次の年から3年生として通っていいと言ってくれた
彼も両親を泣きながら説得し、卒業後に就職を選択し前向きに一緒になることを考えてくれた
妊娠中は順調で特に検査にひっかかることもなくあっという間に臨月になった
なにもかもがはじめての私に母は検診に付き添ってくれたり気分転換に連れ出してくれたりした
当時はしみじみと思わなかったけど、今となってはあのときの母の存在にとても救われていたんだなと思う
11月
予定日よりも1週間早く破水
夜中に産院へ向かった
完全看護だからと夜間は付き添いは許されなかった為、私は1人でお産に臨んだ
母が私を産むのに16時間かかったと聞いていたからきっと私もその位はかかるのだろうと痛みが強くなってもまだまだこんなもんじゃ産まれないんだろうと思いながら陣痛の波を耐えていた
さすがにしんどくて何回かナースコール
優しい看護師さんが呼吸をリードしてくれた
お産は順調に進み、4時間後には無事に出産
はじめて聞いた産声で痛みやツラさは瞬時に吹っ飛び、涙が溢れた
お腹の中に10ヶ月いた娘は本当に穏やかな顔をしていて
18歳の親の子供でも堂々と陽のあたる場所を歩んで行って欲しくて
「ひなた」と名付けた
日に日に成長していく娘
生まれてから1歳までの成長を側でみられなくなるのは嫌で、高校に復帰する予定だったが落ち着いたら通信制の高校に通う事にした
他からみたら子供が子供を産んでままごとのように育ててるようにも見えたかもしれない
金銭面でも親は心配して援助もしてくれていた
出産後、彼の実家に同居していたけれど、母は孫と娘に会いたくてしょっちゅう来ては買い物などに連れ出してくれていた
私も実家が居心地が良くて、昼間娘と2人の時はよく帰っていた
彼は毎日一生懸命仕事をして父親として私達2人を養おうと頑張ってくれていた
望んでいた進路ではないけれど、人間関係も慣れてどんどん仕事が楽しくなっていくようでよく話をしてくれていた
スポーツ店の契約社員
よく先輩や同僚とスノボに行ったり飲みに行ったりするようになった
高校卒業してからが1番遊べる���しい時期
それを私が奪ってしまったという罪悪感から職場での行事や集まりは厳しくせずに好きにさせていた
大人として一人前になれていない2人が子供を産み結婚した事が良かったのかはわからない
でも私は彼と娘がいる事で
自分が2人から必要とされる存在と感じる事で
幸せだった
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
~思春期~
第17話 将来の夢
高校生はもう立派な大人のつもりでいた当時の私
目指すものがなくなった私はどんどん勉強から離れていった
ずっと憧れていた高校生活
バイトして
友達と遊んで
お泊まりして
デートして
1日1日を楽しんでいた
あっという間に成績はガタ落ち(当たり前よね)
1年の頃、テレビのリポーターになりたいなんてちょっと思ったけどいつの間にか曖昧に
顔のコンプレックスを隠すようにどんどんメイクは濃くなった
寝る時もアイプチ
まぶたが重いからアイプチを何十にも重ね
さらにつけまつげで持ちあげて
アイプチってバレるのが嫌で上から黒のラインを書き足して
毎日よくやってたなぁ。。
そんなんで2年生の頃にはヘアメイクの専門学校に行きたいって思ってた
そんな話をすると
「お母さんが看護師さんなのによく目指さなかったね」
と言われる
今となっては手に職がどんなに大切かわかるし看護師という職業を今から目指せるなら目指したいとも思う
でも当時は全くと言っていいほど思わなかった
だって
ご飯はほぼレトルトや生協
外食も多かった
よく職場の愚痴を吐くし
夜勤で夜いない日が月の半分
夜勤明けでハイテンションのまま行動し
私が帰ってくる夕方はスイッチが切れて寝てる
翌朝の父のお弁当を毎朝5:30に起きて作って
コーヒー持たせてが私の仕事
起きれないと父に「起きろ!」怒られ起きる
看護師という職業は尊敬していたけど
自分は将来子供に同じ思いはさせたくない気持ちが強かった
だから
家庭を持つ
子供が産まれたら家にいる専業主婦になる
手料理が上手になる
いつしか将来の夢は当時付き合っていた彼のお嫁さんになっていた
まさか本当になるなんて
高2の3月
終業式で脳貧血の症状
立ってられず保健室へ
その後もバイト先でも気持ち悪くなる日が多くなり体調不良で休みがちになった
生理周期も長く生理不順だったからあまり気にせず過ごしてたけど
「あれ?先月も生理きてない」
彼に相談し妊娠検査薬を人の目を気にしながら買って
家のトイレで検査
陽性反応だった
間違いかもしれないと思い
2回検査した
やっぱり陽性
2人して顔から血の気がひいた
どうしよう
親になんて言おう
怒られるどころじゃ済まない
今考えると「親に怒られる」が最初に頭をよぎる時点で本当に子供
でも
私の「どうしよう」はそこだけだった
堕ろす気は全くなかったから
年齢的にもギリギリ世の中が認めてくれるタイミング
その時の私の夢は彼のお嫁さん
全く迷いはなかった
相談した友達は同意書なしで堕ろせる病院を教えてくれた
そっか
普通高校生ならそっちも考えるのか
金銭面に苦労せず育ってきたからか
18歳が結婚して子供を産んで生活していけるかどうかなんて不安は考えていなかった
彼はきっとものすごく悩んだだろう
でも私に堕ろしてほしいと一言も言わなかった
色々あったけど今となってはその事は感謝している
反対されていたら今18歳になる長女はこの世にいなかったのだから
親になかなか言い出せずに体調不良で寝ている日が続き親もなんとなく嫌な予感がしたのだろう
「あんた、まさか妊娠したの?」
なかなか言い出せずつわりからの不安で押しつぶされそうだった私はこの言葉を聞けてホッとした
おそるおそる
「ごめんなさい」
布団の中から言った
母は
「あんた何かんがえてんの?!!
いいから下に降りてきなさい!!」
怒って部屋から出て行った
下にいた父と3人で話をした
やっぱり怒られた
当たり前
まさか自分達の娘が18歳で妊娠なんて
がっかりさせてしまった事に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった
でも2人とも堕ろせとは言わなかった
彼や彼の親が認めてくれるとも思わなかったのか
「家で産んで育てるか」
父は静かに言った
父はいつもそう
ここぞって時に見放す事をせずに娘を守ってくれようとする
がっかりさせてしまった罪悪感と今までの言えなかった不安とお腹の赤ちゃんを産める安心感から涙が溢れた
しんどかったつわりが嘘のように和らいでいった
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
~思春期~
第16話 高校生へ
3年間まじめに生活していたおかげで行きたい高校の推薦がもらえた
面接と口頭試問だけの簡単な試験だったおかげですんなり合格
自分の3年間の行いのおかげと思うと嬉しかった
仲の良かった友達もみんな推薦で合格
クラスメイトが迫る受験に向けて勉強している中、一足お先に羽を伸ばしていた
今考えるとあの頃の私は高校生になる事が最大の夢だったのかもしれない
高校生になったら
憧れの電車通学
バイトして
彼氏を作って
制服ファッション楽しんで
春からの高校生活に胸躍らせていた
現に高校を選んだ動機は
制服の可愛さと建物の綺麗さ
小さい頃から外見ばかり重視の性格はまだまだ続行中💦
親はもう少し頑張って成績が良い高校に行って欲しかったみたいだけど
「無理して上の高校でしがみつくよりも推薦で入れる高校で成績上位をキープするから」
とすんなり聞き入れてもらった
(ホント調子がいい事言ったもんだ。。。)
卒業式
同じ学び舎で学んだ友達と離れる事よりも高校生になって仲の良い友達とそれぞれの制服を着て会って遊ぶことが楽しみだったから寂しさはあまりなかった
春休み
念願の縮毛矯正をかけて
髪の色を少し明るくして
一つのコンプレックスを克服
コンプレックスが減ると笑顔が増える
写真を見返すと顔つきがまるで変わっている
自信がついていく
そんな感じがした
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
~思春期~
第15話 happyを感じるもの
友達の影響もあって中学3年生の時に服に目覚めた
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原宿系ブランドの可愛さに惹かれた
幼いときから
「大人っぽいね」
「色っぽいね」
って言われてた
「可愛い」
にずっと憧れていたからかもしれない
「可愛い」になりたかった
OLIVE des OLIVE
BETTY'S BLUE
SUPERLOVERS
MILK
水戸の駅ビルやマルイ、サントピアにお店があってお小遣いを貯めて服を買った
たまに遠出してラフォーレ原宿やパルコにも行った
可愛いデザインの服をみているだけでワクワクした
透明な袋に服を入れてショップ袋に丁寧に入れてくれる
お気に入りの服が大切に扱われて自分のものになる瞬間がとても嬉しかった
人とかぶらない服で
自分がHappyになる服で
コーディネートを考えること
それが大好き
将来、服飾関係の仕事につきたい気持ちが芽生えていた
作ることも好きだった
覚えているのは家庭科の授業でハーフパンツを作る課題があったとき
ただのハーフパンツに可愛さがなくて、友達みんなでかぼちゃパンツを作った
早く完成させたくて家庭科の授業が待ち遠しかった
Tumblr media
こんな感じの↑♡
完成したものは部屋着として使った
これを機に簡単な服は作る事を覚えた
着たい服がなければ作る!
家にミシンなんてなかったから作るとなったら手縫いで
縫い目は荒くてお世辞にも上手に出来たとは言えないものだったけど
出来上がった達成感
イメージ通りの形
それだけで満足だった
友達と遊ぶ前日に思い立ってスカートを作って徹夜したこともあった
「服」をとおして
自分のやりたい事
自分のなりたい姿
自分の夢中になれる事
自信を持てる自分
がみつかった
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yuka-0921 · 4 years
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ありのままの私を探す旅
~思春期~
第14話 私のせい?
中学3年生で交友関係に転機が訪れる
ずっと同じクラスだった親友が登校拒否になった
春の修学旅行には参加できて一緒に過ごすことができたけど、学校には登校しなくなった
一緒にいた時間が長かったのに
何も気づけなかった
もしかして原因は私?
そんな事も考えた
連絡したら違うと言われたけど
私は思った事を遠慮せずに言ってしまうところがある
中学2年生の時、同じテニス部の子が辞めると言い出した
その子は団体戦もいつも選ばれていて迫力ある球が打てる子だった
その子がいきなり辞めると言い出したから顧問がみんなを集めて話し合いを持った
「何か思い当たることはないか」
ひとりひとり聞かれた
その子が辞める数日前の練習中、私はその子が打った球に当たった
その子はすぐ駆けつけてごめんねと謝ってくれたけど
私は衝撃の強さと痛みで「大丈夫」とかえせなかった
その事を顧問に伝えたら
「多分それだな」
そう言われた
確かにその子に対して嫌な態度をとってしまった
でも辞めるほどダメージを与えてしまったの?
自分で自分が恐くなった
自分の感覚と相手の感覚の違い
だから親友の不登校ももしかしたら何気なく放った私の言葉のどれかで傷つけてしまった?
そう感じた
後から聞くと部活動の中での交友関係が原因とわかった
事情は聞いていたし愚痴も言ってたけどそこまで深刻だとは思わなかった
私が防ぐことはできなかった?
何も力になれなかった?
親友を心配しながらも
私には学校生活がある
その子とずっと一緒にいたから
私はクラスで1人になった
そんな時に声をかけてくれた子がいた
クラスが初めて同じになった同じテニス部だったけどほとんど話した事がない子
私と同じような体型
細身で長身
書く文字や絵が個性的で雰囲気も今までの友達とは少し違う子
愚痴を言ったり恋愛の話で盛り上がったりする今どき女子ではなく
好きなアーティストや服のブランドの話で盛り上がる自分をしっかり持っている子だった
その子と同じ小学校で近所の女の子、目がくりっとしてて色白で可愛いんだけど話すと思いっきりギャップのある面白い子
背格好も違う
好きなアーティストも違う
好きな服のブランドも違う(系統は一緒だけど)
出身校も違う(2:2で同じ小学校)
部活も違う(2:2でテニス部と卓球部)
グループが苦手だった私がコンプレックスを感じず、周りに無理に合わせる事なく私でいられた
私という人間はこのままでいいんだという自信を持つことができた
不登校になった親友は頭の片隅にあったけど
楽しい学校生活を私だけが送る事に罪悪感はあったけど
3年生で仲良くなれた友達と一緒にいる時間が
とても居心地が良く楽しかったんだ
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