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設定とか小ネタとか所感とか
サカズキゴト
さかづきだと長年なぜか勘違いしてた。さかずきだね。今更書き散らすキャラ設定小ネタ話。一応キャラ作りのテーマは「神と人の関係や立ち位置を考えよう」だった。 濱名家はまとめたのでそれ以外の奴ら随時追加。
・八伏
八伏玉里之久那土神、とっかかりは久那土(=来な処)神、塞の神にしようと思ったところ。某ゲーム大◯にも塞の芽とか出てくるけれど、その土地の要所だったり境目だったりに置かれた神様。 ヨソとウチを仕切り、100%ウチの人のために存在する。一方で、湧水水源の神でもあり、自然神の要素も持っている。 汚染度の低い清水が湧く池は、飲み水や田畑には必須で、村人たちは独占しないよう牽制し合わなくてはならない。そこで、神として村の��有物として社が建てられたのが本来の来歴。
なので、八伏の神としての性質は人に優しい。かといって人間贔屓すぎず、池に来る色々な動植物もヒトと同じくらい大切に思っている。あるがままの変化を受け入れる。道路をしくために人が池を埋めて記憶や体が減ってしまっても、そんなもんと思ってる。ただ、消えてしまうかも、そうしたら、この社のあれこれはその後どうなる?とうっすら怖い気分は本編時間軸で感じている。
神と人との関係でいえば、常温の真水のように口当たりよく接しやすい神。だけどやはり無機物由来なので、生き物の「欲」や「死生観」にズレ出る、という感じ。
八伏自身は死んだ魂をさらにもどす異界へ運ぶだけ、同じ水源から分かれたきょうだい神(弟)が新しい魂をこの世に連れてくる。神使はそういう縁で生き延びた金魚でした。
・鹿峰篤
八伏から半年もあいて、人間側も欲しい気がした。 初期ラフ、髪はゆるく束ねているだけだったが、いまいちだったのでハーフアップに。 流浪の人であり、日本的には神事にからむマレビト(旅人)、本編で非が出てきた頃で、対人はまあ戦える属性にしておくと適度に交流しやすいかな、という安直。
アニミズム的な文化が神道的な文化に触れてどう考えるか?というスタート。大正時代&盃事テーマの"伝統の信仰や文化が近代化に押され弱まる"関係と、彼らの存亡は相似のように思う。 世界(列強)の波に飲まれる本邦、本邦の中で呑まれつつある一地方の民、一地方の集落に生まれながらその外に置かれた一個人、という構造。集落の持つ不文律や伝承はその土地の生活の知恵のつまったもので、けっこう優秀で侮れないと思うんだけど、エラーを吐くこともあって、そういう異分子にとっては生きにくい。でもネガティブ卑屈にならないとしたら、文化への信仰めいた強い誇りと恭順があるのかなと。
最初期に参考文献にした「アイヌ 神謡���」(知里幸惠著)の序文で、「…激しい競争場裡に敗残の醜をさらしている今の私たちの中からも,いつかは,二人三人でも強いものが出て来たら,進みゆく世と歩をならべる日も,やがては来ましょう.それはほんとうに私たちの切なる望み,明暮祈っている事で御座います」という一文が大正11年に書かれたことに衝撃を受けた。そういう人として、小なりといえどある意味一国の存亡のために海と山を越えて歩いていく者がいたなら。 時代の流れ、日本国が今日まで形を変えて続いてると思うように、彼らも今日まで続いている、はず…。
生きたいとは思っていたが、死にたくはないと実感したのは夏の幕以降かな。それまでは運命は受け入れる心境だった。 失いたくないもの、より命をかけるべきもののために戦う意志に変わっていった。持ち物も最低限だったのに急速に増えた。大事に修理しながら、天寿の日まで使っていくだろう。
•エコリアチ-ノヤ
リスの姿をしているけれど、本体は森そのもので、全にして個な存在。篤の探し物を盗っていったけれど、悪気はなく理屈でもない、悪戯半分、次の年の寒波不作を読んでのこと半分。ヒト型コロポックルにしようかと思ったけど、どうしても大神のイッスンが浮かんでしまうので、長らく造形できてなかった。でも、郵便屋さんコスプレリスって。
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濱名さんちの仕事
祓い家業の家は本部では珍しくはないだろうが、特徴としてあげるなら星図のような術式(文字ではない)の引き方と、やはり使役する"影"。
術式は祭神"御堂ノ方"の副産物、太白に連なる災神(眠っていることで平和を保つ)であるが、この世に在る形は八角形の建物なので、見方によっては災神とそれを眠らせる建物神として別の神格で考えても楽しいかもしれない。大将軍は普通は建物の姿ではないし。今は和合して一つの神となっているということで。もし別々にするなら御堂は女神にしたい。話逸れたが、御堂の飾り窓が���らくり仕掛けで刻々と開き加減を変え、星明かりで堂内に影が万華鏡のように展開する。令和なら映えるパワースポットとして売り出せる。力衰えた濱名家であってもそれをするとは思えないけども。
宗一郎、啓二郎、曜三郎の役割。紘子と馨子。
曜三郎cs時点できょうだい設定は決まってたけど実装するとは当時は思ってなかった。
啓二郎が霊力、影ともに当代一で歴代でもかなり強い方。祓いの要になることもしばしば。本人はのほほんと掴み所ない物言いだから、交渉毎は弟曜三郎の方が向いており、肩書きや格式を重んじる相手には当主長兄宗一郎が、と分担している。亡妻の名は"しほ"。影憑きのため、事情を知っている身内での縁組だった。本人も妻もおっとりで、傍目には 仲がいいのか、事務的なのか分からない、 不思議なテンポで会話している夫婦だった。歌が好きな啓二郎と、二人で民謡の話をすることもあった。短い時間ではあったが、心通うところはきちんとあったし、亡きあとの啓二郎は変わらないように見えて、末妹馨子は悄然と部屋に座ってるのを目撃したという。
宗一郎は攻守バランス型でそつなくこなすタイプ。啓二郎と一緒に出動するような大きな案件の場合、弟が突破口を開くことに専念できるよう守りに専念する。依頼ごとを単独で(補佐として長姉紘子は同行)片付けることも。なお、依頼仕事は必ず二人以上で現場にいくことと、家族に厳命している。性格が真面目で、曜三郎から見ると損な役回りも引き受けてしまう不器用さがある。家長になるとき、影の本体は宗一郎と啓二郎どちらも候補者とした(歴代そういうことはなかったはずだった)、ので、宗一郎が受けて、啓二郎は自由に効果的に動ける懐刀の位置につくよう役割分担した。きょうだいの中では最も義理堅く、約束事をたがえず勝算を綿密に見積もって行動に移す。妻の名は"倫子"。上記の性格により、お見合いから結婚までは期間が長かった。妻の良く通る声には適わないらしい。
紘子は霊力者になれるほどの力はないが、紙を利用した式を作ることは可能で、一本足のロバのような獣をつくる。報せには向いた伝令。紘子自身の性格は当時にしては開明的で、結婚の意思はなく親のすすめもはねのけて、祓い屋家業に熱心な職業(?)婦人��宗一郎が表向き当主の手腕をふるっているが、内向きには紘子の雑務調整能力がかかせない。長兄、長姉の二本柱で現在の濵名家の家業は回っている。サッパリとして度胸があり勝負強い気性で、慎重な宗一郎とはバランスが取れている。かつて、きょうだいの祖母が存命の頃は内務は祖母が仕切っており、旧態依然として窮屈であった。馨子が劇団に入る夢も難しかったが、紘子が強く後押しして叶った経緯がある。宗一郎、啓二郎の妻たちの子育ての手伝いもしており、今は啓次郎の子らを宗一郎の妻倫子と一緒に面倒見ている。
馨子は、紘子~曜三郎の上4人とは母親が違う腹違いの妹。だが、とにかく子どもを多く作る家系でよくあることだったので、普通に少し年の離れた妹として可愛がられてきた。5きょうだいの中では啓二郎に次ぎ、宗一郎より霊力量が多い。強さの種類は違うが。盃契約時の皇神への供給量は折り紙付き。思い浮かべた物事の未来の可能性のひとつを幻視する能力があり、少女のころ兄3人が影に食われる夢をみて、口に出せば現実になる予感がして誰にも言えずにいた。そこで、遊びに来ていた九福神社の天泣様に聞いてもらったことがある。紙の式は鸞。所属している劇団は、現実でいう宝塚歌劇団のような良家の女子で構成されたところ(現実の宝塚は大正時代に発足しているが、男役の確立は昭和になってからなので、フィクション)。パリのショーを取り入れた演目もやるため、服装などはなかなか開明的。髪を切ったのは最近。今はお芝居が楽しくて恋は考えられていないが、演目上恋愛もやるのでひとの恋路には興味津々。キラキラそわそわしながら聞きたがる。末っ子なせいか、ちゃっかりしているところもある。
濵名家はこだわりのものがあるイメージで、紘子は調理器具や皿、宗一郎は庭石や庭木、啓二郎は歌、売られるようになればレコード、曜三郎は知識欲と筆記具、馨子はお芝居のチケット半券を残しているし、公演記念商品は買うタイプ。オタク気質。
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浴衣
八伏→露草色の生地に流水紋、紅色の帯に、夕顔の髪飾り
篤→淡め空色の生地で柄はない。通気性よく作られた織り紋様が見える。濃紺と白と黄のストライプの帯。
曜三郎→紫がかった灰青に白い市松柄がワンポイント。帯は臙脂。
緋衣子→屋台の小間使い作務衣スタイル。髪を編み込みおさげちょっとチャイナ風に。
馨子→若緑地に花模様、帯に千鳥。女装。華やか。
啓二郎→紺色と白に染め分けたモダン柄。帯は表紅梅色、裏白梅色。
蓬色ふわふわ→ふわふわしてる
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「墓参りというものがあるそうです。エカシ、向こうはあなたが喜びそうな逸話も唄も山ほどあった。私は間も無くこの地を去ります。…そちらでご達者で」
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「古い暮らし」 鹿峰篤(北の山麓時代)
弓の腕も木彫りの技術もただ生活のうち
黙々と仕事をして日が暮れる
模写
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