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A-haのドキュメンタリー映画『a-ha THE MOVIE』公開決定ー実験アニメとしての『Take on Me』
本誌読者的に「オスロ」といえば、DISORDERの同地でのライブを収録した名盤ライブアルバム『Gi Faen I Nasjonalitenten Din』が頭に思い浮かぶ人も多いはず。あと極上のユーロハードコアパンクバンドKAFKA PROSESSの出身地とかだろうか。さて、今回はまったく別ジャンルのa-haのドキュメンタリー映画『a-ha THE MOVIE』をご紹介。
世界的大ヒットした「Take on Me」はもちろん日本でも大ヒットし、今でも多くの人に親しまれている。当時、パンクスにはコマーシャ��ズムの権化として嫌われていた『MTV』だが、映像で楽曲をさらに魅力的に魅せる手法は世間に衝撃を与えたのだ。中でも本曲は、スティーブ・バロンが手作業で16週間かけて製作したアニメと実写が斬新な実験アニメとなっており、そこに非常にキャッチーなサウンドと切ない歌詞が見事に融合して視聴者に大きな衝撃を与えた。人物をスケッチ風に表現した独特のアニメーションは実験アニメとしても秀逸で、今観ても楽しめる普遍性を持っている。 本ドキュメンタリーでもこの手法がふんだんに盛り込まれているので、当時のファンにはたまらないものがあるかもしれない。ちなみに、このPVのアニメを再現できるAppleのARKitという優れものなアプリがあるので、パロディ作品を作るときには重宝するぞ。また、このPVに関するドキュメンタリー『a-ha - The Making of Take On Me』がa-haのYouTubeチャンネルに公開されているので気になる人はチェックだ。
パンクブームも落ち着き、ハードコアパンクとニューウェイヴが盛り上がっていた1982年、それらとは離れた音楽性を携えてノルウェーでa-haは結成され、「国際的なポップスターになる」という夢を叶えるためロンドンに向かう。当時の音楽シーンや社会状況を説明する場面では、親愛なるMOBSPROOF読者の好物であろうバンドの映像や映像も登場するので要チェックだ。 シンセサイザーをフィーチャーしたポップバンドとして知られるa-haだが、完成までいくつものヴァージョンが作られた「Take on Me」の、a-ha以前にポール・ワクターとマグネ・フルホルメンが在籍していたバンド・THE BRIDGES時代のテイク(当時のタイトルは「Miss Eerie」)が『KILLED BY DEATH』的なコンピレーションに収録されていても不思議ではない極上のパワーポップサウンドなのも要チェックだ。
a-haはその音楽性からあまり激しい面があるように思えないかもしれないが、各メンバーの芯は強く、確執や葛藤を抱えながら一度解散するも現在も活動を続けている。本作では淡々と適度な距離感を持って、彼らの剥き出しの姿に迫っている。
『a-ha THE MOVIE』 2022年5月20日(金)より、新宿武蔵野館 ほか全国ロードショー 特製チケットホルダー付ムビチケカード 1,500円(税込)発売中 監督:トマス・ロブサーム、アスラーグ・ホルム 出演:モートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグネ・フルホルメン 2021年|ノルウェー・ドイツ|112分|16:9|ノルウェー語・英語・ドイツ語|5.1ch |レイティング:G 原題:A-HA: THE MOVIE|日本語字幕:大嶋えいじ|字幕監修:勝山かほる 配給:クロックワークス
<公式サイト>
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