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【2017年秋冬AFWT ハイライト4】4日目・5日目/流行を追い求めない若手デザイナーたちのインスピレーション
(写真 ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ)
AFWT4日目、5日目にはウィメンズの大御所と新進気鋭のブランドが出揃った。ハナエモリ マニュスクリ(Hanae Mori manuscrit )やユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL )がエレガンスを、ミューラル(MURRAL)は独自のロマンティックな世界観を披露。幅広い層の支持を集めるハイク(HYKE)は初のランウェイショーを開催した。メンズでは強いブランドの意志を貫き通すウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1 piu 1 uguale 3)やリチウム (LITHIUM)がショーを行った。
AFWT4日目 の3月23日には、株式会社パルコが支援する若手デザイナーたちが、自立した形でコレクション発表を行う「FASHION PORT NEW EAST」の参加ブランドがショーを開催 。春夏コレクションから継続しての参加となるアキコアオキ(AKIKOAOKI)とケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)に加え、海外招聘枠としてマレーシアのクアラルンプールを拠点にコレクション発表を行っているユニセックスブランド、モト ゴー(Moto Guo)の3ブランドがそれぞれ2017年秋冬コレクションを発表した。
◆アキコアオキ(AKIKOAOKI)
今シーズン、アキコアオキ(AKIKOAOKI)は「プリミティブ(Primitive=原始的なの意 )」をテーマに人間が本来持っている身体の構造と、民族衣装の美に焦点を当てた。先シーズンは、かなりシェイプの効いたコントラストの強いシルエットを提案したが、今シーズンはより人間らしいボディラインの流れを意識したという。実際コレクションは凛とした縦長のシルエットに、流れるようなフレアが加えられている。さらに、プリーツや深く切り込んだスリットを多用し、ボディと服との一体感を求めた先シーズンと比べて、両者の間に少しの空間を含めることによって体とは一定の距離を置き、客観的に女性の体の美を讃えているように見える。パターンやカラーは、千鳥格子やストライプなどの元々男性的なイメージを持つ柄であったり、ピンクやグリーンの原色など、強く重たい印象のものを取り入れながらも、透け感や艶やかな素材を用いることによって対照的なエレガンスを表現していた。
◆ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1 piu 1 uguale 3)
エイケイエム(AKM)デザイナーの小澤智弘が、最高級のクオリティとクリエイティビティを追求するブランド、ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ(1 piu 1 uguale 3)。ブランドを象徴するレザーのライダースはパープルやレッドなどバラエティ豊かなカラーで登場。また、シルクのような艶やかなガウンや多様なセットアップなど大人の男性のための上質なスタイルはもちろん、スカジャンやミリタリーコート、フェアアイルニットなどカジュアルなアイテムも多数展開した。ショーではウィメンズも同時に発表。ライダースやスカジャン、ケープなど、メンズと同じアイテムも、コンパクトなシルエットでボディラインを強調し、女性ならではの艶やかさを描き出していた。ランウェイのモデルには毎回芸能人をモデルとして起用するウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ。今シーズンは、村上淳や道端ジェシカ、森星などが登場しショーを盛り上��た。
また、今回初の試みとして、PRIMOタグというQRコードを読み込むだけで瞬時に購入できるアプリ、「PRIMO」を通してコレクションで発表されたアイテムがすぐに購入できる「See Now, Buy Now」も実施した。
◆リチウム オム/ファム(LITHIUM HOMME/FEMME)
「ファッションと音楽の融合」をコンセプトに、永遠の定番を追求するリチウム (LITHIUM)。7年ぶりとなるランウェイショーをAFWTで開催したのは、技術やデザイン面でこれまで追い求めてきた理想のディテールが完成してきたからだという。ただひたすら流行を追いかけるのではない、ずっと残っていく服を作っていきたいという強い信念のもと、過剰な装飾を取り除き、素材やシルエット、そしてディテールで魅せるブランドらしいミニマルなコレクションを展開した。ベースのカラーパレットも定番のブラックとグレー。そこに深いボルドーやブラウン、ターコイズがアクセントで加わる。シックなコレクションの中で目を引いたのは舞子や虎と共にJAPANの刺繍が入れられたスカジ��ン。これは「刺繍の町」と呼ばれる群馬県桐生市の60年以上前から続くメーカーの職人によるもので、職人との出会いもこれまで品質を追求してきたからこそのものであったという。コンセプトとしては普遍性を表現しながらも、今シーズンの気分を取り入れたのはオーバーサイズのMA-1やレザーのライダースジャケット。「やるなら極端に」というデザイナー平松剛の言葉通り、際立ったボリューム感を見せていた。前述した通り、理想が形になってきたというリチウム。将来的にはパリコレなど海外でのショーを視野にいれつつ、引き続き東京でショーを行っていきたいと平松は語った。
また、今回ランウェイには俳優の古川雄輝や杉野遥亮がモデルとして参加。ショー終了後会���を行った古川雄輝は、「普段からリチウムは好きなブランドなのでショーに出られてよかった。着ているアイテムもかっこよくて着心地もいい。緊張したけど楽しめた。」とコメントを残した。
◆ディーベック(D-VEC)
釣り具の総合メーカーであるダイワ(DAIWA)が、これまで培ってきた技術を都会のファッションへと進化させた新しいレーベル、「ディーベック(D-VEC)」を立ち上げた。3月25日(土)に東京・原宿のキャットストリートにコンセプトストアをオープンし、2017年春夏シーズンから商品展開する。3月23日にはオープンを記念したレセプションパーティーとインスタレーションが行われた。
キャットストリートの一部を閉鎖して作られた、一般客も見学可能な屋外ランウェイにモデルが登場する度に歓声が上がる。これまでのダイワのイメージからは想像もできない華やかなプリントやヴィヴィッドなカラーのスタイリング。煌めく水面を思わせる、油絵画家による海の絵をプリントに落とし込んだアウターは、紫外線を防ぐ傘の生地を用いた「傘を着る」という発想の撥水アウターで、ダイワならではの機能性を引き継いだ。また、グリップ力の強いスリッポンや、発汗性の高いメッシュのコットンニットなど、快適さを追求しながらも都会的なファッション性と遊び心を取り入れたオリジナリティ溢れるコレクションを展開した。
Text&Photo(LITHIUMショー終了後会見写真、D-VEC) by Yumi Yamane
Photo by Ko Tsuchiya
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リチウムファム (LITHIUM FEMME)
TFW 2017AW
「ファッションと音楽の融合」をコンセプトに、永遠の定番を追求するリチウム (LITHIUM)。7年ぶりとなるランウェイショーをAFWTで開催したのは、技術やデザイン面でこれまで追い求めてきた理想のディテールが完成してきたからだという。ただひたすら流行を追いかけるのではない、ずっと残っていく服を作っていきたいという強い信念のもと、過剰な装飾を取り除き、素材やシルエット、そしてディテールで魅せるブランドらしいミニマルなコレクションを展開した。ベースのカラーパレットも定番のブラックとグレー。そこに深いボルドーやブラウン、ターコイズがアクセントで加わる。シックなコレクションの中で目を引いたのは舞子や虎と共にJAPANの刺繍が入れられたスカジャン。これは「刺繍の町」と呼ばれる群馬県桐生市の60年以上前から続くメーカーの職人によるもので、職人との出会いもこれまで品質を追求してきたからこそのものであったという。コンセプトとしては普遍性を表現しながらも、今シーズンの気分を取り入れたのはオーバーサイズのMA-1やレザーのライダースジャケット。「やるなら極端に」というデザイナー平松剛の言葉通り、際立ったボリューム感を見せていた。前述した通り、理想が形になってきたというリチウム。将来的にはパリコレなど海外でのショーを視野にいれつつ、引き続き東京でショーを行っていきたいと平松は語った。
デザイナー 平松 剛
公式サイト http://lithium.co.jp/
Photo by Ko Tsuchiya
Text by Yumi Yamane
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リチウムオム (LITHIUM HOMME)
TFW 2017AW
デザイナー 平松 剛
公式サイト http://lithium.co.jp/
Photo by Ko Tsuchiya
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