Tumgik
#axelhartmann
nemosynth · 4 years
Text
Axel Hartmann - 2020/11/24
Tumblr media
原文;
https://www.facebook.com/axel.hartmann.982/posts/3863852883649161
以下、例によって、Nemo 版の超訳です。
     ♬     ♬     ♬
Behringer が、Arturia Keystep をぶっきらぼうにコピーしたことに対し、色んな人が投稿しているよね。私はどう考えているだろうとか、私はどんな気持ちでいるだろうとか、Facebook の中のいろんなウェブページに投稿されている。それらに対し、そして事の真相を伝えるべく、声を上げなければいけないと思った。だから、言うね。
Arturia と私自身、すなわち私の会社 design box 社とは、長きわたって楽器や、シンセサイザーや、コントローラーや、インターフェイスやなんかを開発しデザインしてきた。工業デザイナーとして、私は主に製品の美的側面を担当してきた。Arturia から出ているほとんどのハードウェア機種についても、担当してきた。そしてそのすべてにおいて、Arturia は私の成果を買ってくれている − つまり私は、自分の手元にデザインをキープしたまま顧客にライセンス提供するなんて、全くしたことが無い。Arturia はつねに対価を払ってくれるし、その帰結として、彼らは私の仕事の成果を所有している。ちなみに、それら成果は、常に彼ら社内のスペシャリストたちのチームとともに、深く協同で作業したからこそ、得られたものだ。
Arturia と私自身は、もう長年のつきあいになる。だからこそ、私たちは革新的な機種をつくりたいという、深い気持ちを分かちあっているのだ。だからこそ、こんな協力関係から生み出されたデザインを、他の誰かにシェアするなんて、私にできるわけがない。そもそも法的に禁じられているし、第一、私の個人的な矜持が許さない。よって、それを破るような噂話は、すべてフェイク。すなわち、会社としての Behringer も、あるいは Uli 彼自身も、決してそんなたぐいの依頼を持って、私のもとへ近づいてきたためしが無い。そして私もまた、そんなことができるわけがない  − 自分が持ってもいないものを、どうやってライセンスするというのかな。
個人的に、私は悲しい。そして、私が Arturia のために生み出した、Arturia とともに生み出した、Frederic Brun 社長のもとにつどった人々と共に生み出した、あるひとつのデザイン、その厳然たるコピーに対し、憤りを覚える。ここにいる人々は、たくさんの努力と、多大な労力とを営々と積み重ねて、一つのブランドを築き上げ、そのブランドに属するあらゆるものを築き上げてきた。そんな苦労をすることなく楽して横取りするなんて、シンプルに考えて、正しくないよね(しかもこれは何も Arturia に限った話ではない。尊敬できるすべてのブランドについて、言えること。しかもよりにもよって、その最も成功している製品がコピーされてしまう、そんな運命に出会うたびに、言えることだね)。
私には(Uli も含めて)Behringer が、理解できない - しかも彼にはでっかい企業があって、そこには強大な開発部門がいくつもあるというのに。さらに彼は、私たちの業界の中でも最高で、最もリスペクトされていて、かつ革新的な会社の数々を、簡単に次々と買収していったというのに。でもそんな買収された会社の人たちが、あんなコピー商品を見たら、どう思うだろうね。この会社で働きたいと思えるような、そんな価値観を感じいってもらえるのかな。ただただ悲しい。そして、彼らがそんな行動に出てしまったことが、私には理解できない(そしてどうやら多くの人々が、同じく理解できないでいるらしいね)。
17 notes · View notes