#amebreak
Explore tagged Tumblr posts
amebreak-bootleg-archive · 2 years ago
Text
2015/06/27 #RAPSTREAM CO-SIGN VOL.19 feat. RYKEY
文:伊藤雄介(Amebreak)
現時点での目立ったBuzz ----「特に無し。」 過去にリリースされた自分名義での音源 ----「ゼロ。」      景気の良いセールス・トークや、良くも悪くもHIP HOPポリティクスを感じさせる人脈アピールなどの文句が並ぶことも多い、レコード会社/レーベルが作成するアルバム・リリース・インフォメーションだが、デビュー・アルバム「Pretty Jones」をリリースしたばかりのニューカマー:RYKEYの資料でまず目に飛び込んできたのは、上記のようなキャッチ・フレーズだった。    確かに、RYKEYというラッパーのこれまでのディスコグラフィを振り返ると、AKLO“RED PILL”のオフィシャル・リミックスでの客演や、YOUNG FREEZ「BE FAME」収録曲“NEW FAME feat. JAZEE MINOR & RYKEY”ぐらいしか確認できず、「ONE YEAR WAR周辺のラッパーなのか?」ぐらいの認識しかなかったリスナーも多いのではないだろうか。今作「Pretty Jones」では、彼の人間性/人生観やこれまで辿って来たライフの紆余曲折振りを窺わせる楽曲こそ多いが、自伝的な内容というわけではないので、今作を聴いた後のリスナーにとってもいまだヴェールに包まれた存在のままだろう。      RYKEYは、1987年東京・八王子生まれ。自身の幼少期を、彼はこう振り返る。   「思いついたことは何でもやっちゃうし、何でも出来ると思ってた子供でした。『学校抜け出したいなー』と思ったら抜け出したし、『お金ないけどミニ四駆欲しいな』と思ったら、友達から借りパクしてでもお金を作った。お金の作り方っていうのも、自分たちで考えてたというか、『そういうことも自分で出来るな』って子供の頃から思っちゃってた。周りが、若くしてオトナがやるようなことを平気でやってたような環境だったんですよ、八王子って。『裕福な家じゃないのになんでそんなキレイなバイク乗ってるの?』とか、そういう環境が周りにあったから、『自分たちで何でも出来るんだ』って、小さい頃から植え付けられてたっぽいですね」     君も知ってんだろ俺の噂 あのハーフとは遊んじゃダメの噂 人の価値を耳と目で測る町が 東京サバンナと知った真夜中 (“ホンネ”)  
 日本人の父親とケニア人の母親を持つRYKEYは所謂“ハーフ”であり、MV曲“ホンネ”でも、その外見故に味わった経験が綴られているが、「Pretty Jones」で自身の肌の色について言及しているのは上記のフレーズぐらいで、自身のアイデンティティについての葛藤や誇りといった要素は意外なほど少ない(これもまたステレオタイプ的な見方になってしまうが、HIP HOPのリリックにおいて、本来は相性の良いトピックだろう)。
「周りの『RYKEYはこうであっていてほしい』って思ってた姿と、自分が『将来こうなるであろう』と思ってた姿がシンクロしてた部分もあるし、『自分が将来こうなりたい』って思っていた通りに生きていけたから、ハーフがどうのということより『自分がどうカッコ良く生きていくか?』ということを意識させられる環境だった。だから、肌の色が違って『アイツ黒んぼだ』みたいに言われてイヤな思いをするような環境に、自分はいなかったですね。姉ちゃんがそういう音楽(ブラック・ミュージック)を聴いていたから、黒人文化っていうモノに小さい頃から慣れ親しんでいたし、中1ぐらいになるとギャング文化や2PAC、SNOOP DOGGとかも流行ってて。そこで自分が変な劣等感を持っていたらまた違う道に行っていたかもしれないけど」
 かなり早い段階でHIP HOPやギャング・カルチャーに惹かれていったRYKEYは、中2で地元:八王子のギャングの一員になったという。
「お母さんと八王子の駅の方に買い物行くと、青いバンダナ巻いてる人が普通にいて、『あの人たちに近づいちゃダメよ』なんて言われたし、親レヴェルでも分かるぐらい、ギャングや暴走族は当たり前の存在だった。で、バンダナ巻いてランド・クルーザー乗りながら浜崎あゆみとか聴いてるような先輩なんていなかったし、そういう人たちが聴いてたのは大体2PAC/SNOOP/JAY-Z/NASとかでしたね。そういう環境が身近にあったからこそ、『どうしてギャングに入ったの?』って訊かれたら『当たり前でしょ、そうなりたかったんだから』っていう答えしか出て来ないんですよね。僕は��れ(ギャング)に夢や希望を持ってたし、何よりその人たちをカッコ良いと思えた。だからマネしたというか、『俺の方がこの人たちよりもっとヤバくなれる』って思ったんです」
「ギャングに入った後は、時の流れと共に生活していって、当たり前のように悪いことをしていたら、当たり前の結果が待ってて捕まったりとかそういうこともあって、いろんな施設も行った。だけど、そういうことも俺の中では『HIP HOPなんじゃないコレ?』って、“中”にいるときも“外”にいるときも思えた。“中”に入ると、普通の人だったら『もう俺は終わった……』みたいになっていくと思うんですけど、自分の場合は『え?そこで思ったことをリリックに書いて、糧にする場所なんじゃないの?』って思ってた。でも、逮捕者や犯罪者にとって一番大事なことって“結果”だな、って思います。何事も、口だけじゃなくて結果を見せないと誰にも信じてもらえない、というのも感じましたね」
 早い段階でストリート・ライフに身を投じたRYKEYだが、彼がラップを通して自己表現する術を最初に意識したのも、ギャングに入ったのと同時期のようだ。
「中2〜3ぐらいのときに、クラブに行ったんですよね。そこでライヴやってるヤツを観て『こんぐらい(のレヴェル)で人前に立てるんだ?』って思って、そのぐらいから『え?だったら俺が立ったらどうなっちゃうの?』って思い始めて、先輩に『俺の方がもっとヤベェっすよ』とか言ってたら『じゃあやってみろよ』ってなって。そのぐらいからフリースタイルみたいのを始めてみて、って感じですかね。先輩とかは、OZROSAURUSとかHeartsdaleとか聴いてて、『日本語でこういうのもあるんだ』って思ったのが、(日本語ラップと出会った)きっかけですね。その後、2000年代中盤以降のいろんなハードコアなラップを聴くようになって、『言いたいことは何でも言っていいんだぜ』みたいなラップの本質を俺に教えてくれたんです」
 彼の発言の通りだとすると、現在27歳の彼がラップに開眼したのは2000年代中盤ということになるので、そういう意味では比較的遅咲きのラッパーと言えるだろうし、それはストリート・ライフに浸かりきってしまっていた彼の近年までのライフスタイルに因る部分が大きいだろう。そんなRYKEYが、ラップに対してシリアスに向き合うようになったのは去年のことだという。
「期待を裏切るような行動を俺がしてしまって、そのときに初めて『俺って期待されてたんだ』って思えたんです。そこで、『自信を持つこと』の大切さに気づいた。自分を神みたいに思ったり、『自分は誰よりもヤバイ』って思えないと、人に何も提示できないなって、そのときに思ったんです。その前の段階でも、周りにいた人たちの言う通りにやってればどうにかなったかもしれないけど、まだ自信がなかった。そのときから自分が誰よりもヤバイと思ってたし、『もっとヤバイ段階を俺は知ってるんだよ』って思ってたけど、それが今だって言い切れる自信がなかった。でも、去年にそう気づいたタイミングがあって、JIGG君に電話して『ラップやりましょう』って伝えて。そこからスイッチが入って、狂ったかのように書いていきました」
 「Pretty Jones」の全体の監修は、ONE YEAR WAR MUSIC所属のプロデューサー:JIGGが担当している。彼の存在なくして現在のRYKEYはないと言えるが、JIGGはRYKEYとの最初の出会いをこう振り返る。
「(知り合ったのは)かなり前ですよ。自分はクラブでSIMONのライヴDJをしてたんだと思うんですけど、そのときにたまたま会ったんですよね。直接、『ラップ出来ます』って話しかけられて、『じゃあスタジオに遊びに来れば?』って言ったら本当に来た」(JIGG)
 JIGGのように著名なプロデューサーであれば、現場で自己アピールしてくる無名のラッパーなど数えきれないほどいるだろうし、いちいちその全てに対応することなど不可能な筈だ。だが、数えきれない程そういったラッパー志望者たちを見てきたからこそ、JIGGは何か特別なモノを(ラップを聴く前から)RYKEYに感じたのだという。
「RYKEYの場合は“勢い”が違ったんです。『いや、自分、ラッパーなんで!』みたいに、真っ直ぐな感じで来られて、そこから何か出て来るモノがあった。あと、個人的に気に入ったのは、ホテルにチェックインするときに連絡先とか書く紙に『職業:ラッパー』って書いてたんですよ。ラップでご飯食べてないのに職業欄に“ラッパー”って書いてるって、コイツ馬鹿じゃないの?って(笑)。でも、それを堂々と書いてる時点で『コイツはヤバイに決まってる!』って思ったんです。それだけで、スキル云々じゃない部分をカヴァーできてると思ったし、逆に言うとそこ --“素材”しか見てなかったです。“中身”はコチラでは何もすることが出来ないんですよ。でも、“中身”が良ければその後にスキルを足すことはいくらでも出来る」(JIGG)
 このJIGGの発言は、セルフ・ボースト的なリリックが意外に少ない「Pretty Jones」を聴いただけでは分かりにくいかもしれないが、本取材時に初めてRYKEYと対面した際、筆者に強烈な印象を与えたのは、JIGGと同様、その「謎に自信マンマンな態度」だった。どれだけ威勢の良いことをラップしていても、実際に会ってみたら控えめで謙虚な人が多いモノだが、RYKEYは近年のニューカマーMCの中でも異彩を放つレヴェルで、自分に対する自信の強さをアピールしてくる(かと言って偉ぶっているというわけではなく、人柄は好青年といった印象なので、そこは一応付け加えておきたい)。その根拠について、決して具体的な例を挙げてくるわけでもないのだが、何故か納得させられてしまう“何か”がある。喩えるなら、初心者なのに自分を“バスケットマン”と言い張り、スキルは荒削りだが随所で才能の片鱗を見せつけ、とてつもない可能性を感じさせる『スラムダンク』の主人公:桜木花道のような感じだろうか。
「(ラップをする動機は)完璧に『職業:ラッパー』って言いたいから。例えば、彼女の実家に行ってお父さんに挨拶するとき、『仕事は何をやってるの?』って訊かれて『ラッパーです』って答えたら、今だったら『ご飯食べていけるの?』みたいな話になると思いますけど、そんな話にもならないぐらいの状態になりたい。自分の彼女のお父さんに、あなたは自信を持って『ラッパーです』って言えるか?今の自分は、自信を持ってそう言える。カネがどうこうじゃないんですよ。ラップをしてないと生きてる意味がないんです。“ラッパー”の生活って、やっぱり普通の人とは違うモノだと思うし、そこの壁に自分がぶち当たったこともあった。全てに足を洗ってラップをやってきたけど、『みんなが仕事してる間も、こっちは好きな時間に起きて曲作りをずっとやってる俺って、ボンクラなんじゃないか?』って。今は、ラップをすることでやっとお金が動くようになってきて、安心してる状態なんですけど、この状態になるまでは『ただ遊んでるだけでしょ?そんなんでお金になると思ってるの?』って思われてるんだろうな、って感じてた。そういった葛藤もラッパーである上では避けて通れないけど、こういう風に作品として提示できれば、周りが見る目も変わってくるだろうな、って」
 こういった想いから、ひとつの形としてRYKEYが生み出したのが、今作「Pretty Jones」だ。アルバムのタイトル/方向性について、彼はこう語る。
「“Jones”っていうのは、“麻薬中毒”みたいな意味で、『同じのずっと聴いちゃうよ……なんだコレ頭から離れない』みたいな状態のこと。“Pretty”っていうのは、賢かったりキュートだったりオシャレだったりズル賢かったり……全てにおいて完璧な状態というか。確実にサマ���なって、確実に中毒性のあるアルバムっていう、そういうタイトルです」
「今作は、『ラッパーとは何か?』というのを提示したアルバム。聴いてもらえば分かると思うけど、何が言いたいのか分からないようなアルバムではない。ラップの上手さって、自分が通ってきた人生の中で(見つけた)普遍的、人が共感出来るようなパンチラインをどう落とし込むかだと思うんです」 
 「Pretty Jones」は、デビュー・アルバムだということも踏まえると、実に不思議な感触のアルバムだ。彼ほど波乱万丈な生き方をしてきたラッパーなら、もっと自叙伝的な内容になっていてもおかしくないし、彼の人間性を考えるともっとエゴの強いアルバムになっていてもおかしくない。トラックを手掛けたのはJIGGを筆頭に、昨年AKLOやSALUへの楽曲提供で大きく名を上げたSALTWATERや、SIMON/Y'Sらのプロデュースで知られるA-KAYといった“現行”なサウンドのイメージの強い面々だが、驚くほどシンプルで落ち着いたサウンドだ。そして、そのサウンドから引き出されたRYKEYのラップも、確実に彼の人生観や経験が反映されてはいるのだが、自分自身をある種客観視しているような、ドライな表現も目立つ。
「このアルバムに出て来る“��”っていうのは、僕(RYKEY)のことではなく、みんなの中にいる“俺”なんです。物語の中心人物はRYKEYだけど、聴いてる人がRYKEYになれるというか。そういう、普遍的な捉え方を大事にしたかった。『コレ、俺のこと言われてるんじゃねえか?』『俺にも心当たりあるな』みたいに、確実にそういうところに落とし込むようにしてます。このアルバムを聴いて『コイツ、生意気だな』みたいに思う人はいないと思うんですよ。人間が誰でも持ってる強い部分も弱い部分も歌ってると思うんで」
 RYKEYは、“技巧”という面で考えるなら、まだ未発達な部分も少なくないラッパーだろう。ライミングも決して「堅い」とは言えないし、ダブル・ミーニングや比喩表現などの詩的な要素が強いわけでもない。だが、それでもこのアルバムに筆者が惹きつけられたのは、上記の彼の発言の通り、自身のライフをベースにしながらも、それを普遍性のある表現に落とし込み、リスナーに共感の余地を与える“引っ掛かり”を作り出すことに成功しているからではないだろうか。JIGGも、今作に関して「スキル的な基準で測らない方がいいのは間違いない」と語る。
「今までも何人かアルバム単位でプロデュースしてきて、それぞれの良さがあったんですけど、RYKEYの場合は特に“人間”が面白い。正直、そこしか見てないかもしれない。だから、今までプロデュースしてきた“スキルフル”なラッパーと比べると、『アレ?上手くないじゃん』って言われるかもしれない。技術やロジックで聴くんじゃなくて、普通に“音楽”として聴いてみてほしいですね。トラックでも、音が良くてスゲェ良く出来てるトラックなのに何も伝わってこないトラックってあるじゃないですか。一方で、音が悪くてもトラックから初期衝動が感じられて『カッコ良いじゃん』ってなるトラックもある。それと同じで、ラップには『上手い』っていう要素は当然必要だし、出来れば上手い方がいいんだけど、そこを超えるぐらいの魅力があった方がいいと思うんです」(JIGG)
 「Pretty Jones」はリリースされたばかりだが、既にアルバム一枚分のマテリアルが完成しているというRYKEY。彼は、その自信の強さを自らの行動で証明していくべく、アルバム完成後も休むことなく日々楽曲制作に励んでいるようだ。この“RAW”な才能が、次の段階ではどう磨かれているのかを確認できるタイミングは、そう遠くないのかもしれない。
0 notes
joeiron · 7 years ago
Photo
Tumblr media
International Japanese Boyz 🧞‍♂️ North Carolina x Los Angeles x West Tokyo 🤜🏼 #gyamazawa #joeiron #amebreak #boodah #northcack (at Shibuya, Tokyo)
0 notes
cottondope · 7 years ago
Text
CO-WRITING WITH febb
THE SEASONの文章はfebbとの共同執筆。EDITしあって作ってものです。
ヒップホップ・シーンの話題を総ナメしている恐るべき新星、Fla$hBackSの中心人物febbが満を持して放つ初のソロ・アルバム、『The Season』!日本のHIP HOPのターニングポイントとなる、2013年最も注目すべきブツ!SPERB(TETRAD THE GANG OF FOUR)を中心にONE-LAWらが名を連ねる知る人ぞ知るアンダーグラウンドなクルー、CRACKS BROTHERSのフロント・メンバーであり、MC/DJ/トラックメイカーの三役をこなす恐るべき19YEARS OLD「febb」!
そのCRACKS BROTHERS名義や同じく新世代と称されるKID FRESINO、jjjとともに結成したグループ、Fla$hBackSとしてシーンを塗り替えた傑作『FL$8KS』の発表。またONE-LAWのアルバムへのFla$hBackSとしての参加を始め、BCDMGのアルバムではB.D.とコラボしBEERT & FLAMMABLEのアルバムではGORE-TEXとフィーチャリングで参加と、その存在は東京のHIP HOPの次の伝承者としてハイスピードで確実に浸透して来ている。また、「NEW DECADE」や「REFUGEE MARKET」や「BLUE MAGIC」、「LOW END THEORY」といったストリートの人気イベントから新木場ageHaでのパーティ「ALL “INSIDE OUT” EVERYTHING」、さらにはDOMMUNEやAMEBREAK、block.fmなどといったメディアまで、そのワンアンドオンリーなセンスでDJとしての活動にも大きな注目が集まっている今、もっともリマーカブルな男がついに放つ初となるソロ・アルバム! ヘッズもキッズも巻き込み、東京という土地を超え、全国に全世界へと広がる "Fla$h"なムーブメントの中心にふてぶてしく立つヤングガン。そのリリックは現在をつかむ。その音はTRUEなHIP HOPの未来を具現化する...。febb、You Already Know? Five Star Recordsに所属し、今最もソロ作品の発表が注目されていると形容しても過言ではない、若手トラックメイカー/ラッパーのjjjと共にFla$hBackSとして発売した「FL$8KS」で名を上げた彼は、遂にソロラッパーとして初となるアルバム、その名も「THE SEASON」を9ヶ月のインターバルで完成させ、名実共に東京屈指の知る人ぞ知る、ヒップホップ/ハードコア インディーレーベルWDSoundsと手を組み、P-Vine Recordsより遂に発売する事となった。 待ち望まれていたファースト・ソロ・アルバム 『The Season』にはプロデューサーに、『24 Hour Karate School』などで知られるスキー・ビーツ(Ski Beatz)、パリに拠点を置きNew Yorkローカルに名を知らしめたグラフチーム、GRIM TEAMのコンピ•アルバム"Once Upon A Time In America -The Prequel-"のクレジットに名を連ね、2009年作のOC&AG名義のアルバム"OASIS"やShowbiz&AGなどD.I.T.C周りの面々にトラックを提供する、フランス人プロデューサー、イーブレイズ(E.Blaze)ら、海外勢のトラックメイカーを起用。 もちろん、Fla$hBackSでの相方である"jjj"ソロアルバムの評価も冷めやらぬ"Kid Fresino"、ONE-LAWのアルバム、BESの作品等のプロデュースワークも記憶に新しく、"ニュー東京クラシック"感を十二分に醸し出すビートが特徴でありジワジワと注目が上昇している"DOPEY"。90年台後半から様々な名義でラッパーのみならずメジャーアーティストのプロデュースやリミックスを手掛けてきた敏腕トラックメイカー、"GOLBYSOUNDS"。インクレディブルビートボックスバンドの一員として活動をし、ソウルフルでパーカッシヴな"アフロサウンド"をサウンドクラウドで提���し続け、ソロアルバムを制作中である"Rhythm Jones"も参加を予定。Febb自身のプロデュース曲も3曲収録される。フィーチャーされるゲストには昨年より、沈黙を破り活動を再開させ、ミニアルバム「Notorious Is Back」でそのラップの破壊力、彼らしさを炸裂させたのも記憶に新しい、KNZZのみが予定されており、febbのラップが存分に楽しめる内容となっている。 ミキシング、マスタリングエンジニアには、curren$yの2010年作のクラシックアルバム"PILOT TALK 2"のマスタリングを手掛けたBrian Cidがクレジットされていて、近年のラッパーのファーストアルバムにしては考えられない程のドープな布陣と、より切れ味が鋭くビートにくらいつく様なふてぶてしい、まるでアメリカのストリートで40オンスのOld English片手に相手を罵るスピットを繰り出すバトルMCの様な強烈なシニカルなラップを引っさげ、改めて日本語ラップシーンの地図に名を刻みに来た。 昨今の日本語ラップシーンの中では内容、顔ぶれ共に稀に見る、いわば"特濃"のラップアルバムとなった。彼のラップに対するアティチュードは硬く、踏まれても割れない何年もそこにあった岩の様でいて、小鳥が囀る朝を想像させる様な繊細さも声から感じられる。このアルバムは現代に生きている確かなヒップホップとして今日も鳴り続ける。これは、若い東京に生きる一人のビーボーイとしての、「ドープな東京」の1つのピースの完成形であるのかも知れない。
1 note · View note
umamoon · 7 years ago
Quote
「MODERN TIMES」もまた、『ストレンジャー・シングス』と似た構造を持つ作品だ。それは、作品内に込められたオマージュの多さという意味でもそうだが、何よりもクリエイターの“作家性”が、ストーリー自体に込められたメッセージではなく、そういったオマージュの取り入れ方を通して強烈に主張してくる部分が共通している。そして、そういったオマージュ/サンプリング元を知らない視聴者/リスナーであっても、素直に面白い/良い作品として受け入れられるポップ作品としての強度もある(なので“カルト作品”ではない)。
PUNPEE | INTERVIEW | Amebreak[アメブレイク]
3 notes · View notes
dlwr · 7 years ago
Quote
自分世代って“アルバム世代”じゃないですか。今の子は曲単位で聴いたりシャッフル再生とかプレイリストにして聴いたりしますけど、自分はCDでアルバムを買って聴く世代だったので。
PUNPEE | INTERVIEW | Page 2 | Amebreak[アメブレイク]
1 note · View note
tofubeatsreblog · 7 years ago
Quote
それで俺がループを組んで、DJ WATARAI君がE-MU SP1200でドラムを組んで、エンジニアはIllicit Tsuboi
BEAT SCIENTISTS 〜HIP HOPのおとづくり〜 feat. DJ PMX(前編) | COLUMN | Page 3 | Amebreak[アメブレイク]
12 notes · View notes
ingurimonguri · 8 years ago
Quote
U「僕は今そういう感じなんですよ」 B「まだ?ハッハッハ」 U「自分の部屋をドリームハイツに借りたんで、そこにみんな来て大体呑んでるっていう」 B「だいたい30ぐらいでみんな家庭が出来たりして限界を迎えるんだけど、離脱する奴はいないの?」 U「いや、そういう奴も戻ってくるんですよ」 B「戻ってくるの?バカだね〜(笑)!でも羨ましいな。僕らは何となく、離脱してった人たちに取り残されて残ったって感じがあるからさ。3人だけ残って寂しいみたいな」
永久保存版!スチャダラパー20周年記念特別対談!Bose ×サイプレス上野(前編)|COLUMN[コラム]|Amebreak[アメブレイク]
3 notes · View notes
shihowatanabe-works · 8 years ago
Link
Amebreakにて、ゆるふわギャングへのインタヴュー記事を執筆させて頂きました。
1 note · View note
nothingforget · 5 years ago
Text
Articles About RHYMESTER
宇多丸(RHYMESTAR):「ライムスターの持つ親しみやすさと��?」- St. Andrew's University Kijima Seminar
「下積みの苦しさを放棄しては、何者にもなれない」・宇多丸(ライムスター)- マネたま
地味の上に派手がある ライムスター宇多丸の「イケてる」学生時代 - 早稲田ウィークリー
Mummy-Dの30年ラップを続けた境地「ラップで人間国宝を目指す」- CINRA.NET
ライムスターMummy-Dの、POP LIFE手帳 #1 #2 #4 #5 #6 #7
RHYMESTER インタビュー - Amebreak
0 notes
umedaerika · 5 years ago
Quote
タケイ・グッドマン「それで、かせきに『すごく良いからどうにかしたい』って相談を受けて、デモを聴いたら本当に良かったから、Natural Foundationに渡したら、すぐデビューが決まって。それで、『グループ名を考えてくれ』って言われて、かせきと一晩考えて出たのが“ピーマン80”」   ■ハハハ。TAHITI 80みたいな感じで。 タケイ・グッドマン「それを掘込兄弟に伝えたら、ものすごい拒否反応を起こして(笑)。それで、兄弟でキリンジって名前を決めたようです」
『スチャダラ2016〜LB春まつり〜』開催記念座談会 feat. SHINCO/タケイ・グッドマン/サイプレス上野 | COLUMN | Page 3 | Amebreak[アメブレイク]
0 notes
inourife · 6 years ago
Text
3:Food Nationalist In Indonesia(Cyder0804)
KOHH in London
BREXIT
Ofo vs Mobike vs SG Bike
シンガポール法
インドネシア VISA
海外駐在と英語
英語と即興ラップの親和性
WAKUWAKU JAPAN
スカッとジャパン
KOHH/UNTITLED
DJ RYOW - all green feat. 唾奇
BAD HOP - Kawasaki
Shrunk Pap (MaisonDe) - Road Trip
Merry Delo - Scooter
宮本から君へ(Drama)
宮本から君へ(漫画)
MOROHA - 革命
Amebreak
DABO : EPを出すのが怖かった理由
0 notes
lesson4 · 6 years ago
Quote
■KEN WATANABE君がどんな人なのかを、十影君から説明してもらいたいんだけど。 「ああ、つまらないヤツですよ。“スベリ台”ですね。UstreamとかTVでも、大して気の利いたことが言えない(笑)。地方に行くときの新幹線で俺がじゃがりこ食ってると、『ちょうだい』って言って半分ぐらい食うんですけど、アイツが持ってたとんがりコーンを俺が一粒食べただけでメッチャ怒ってました。『それ、俺の昼メシなんだから!』って。だから、彼と新幹線乗るときは、じゃがりこを二個買うことにしてます。
十影 | INTERVIEW | Amebreak[アメブレイク]
0 notes
infumiaikumiai · 7 years ago
Photo
Tumblr media
#本人納品 ZEUSの言葉=東京の言葉!!!日本を代表するリリシスト、待望の新作はLostFace(BCDMG)とのコラボレーション!!!東京03を代表するラッパーで、Zeusこそがリリシストとして不動の地位に立つ者(=無冠のチャンプ)であり、少なくともこの10年、その事実が揺らいだことは日本のヒップホップシーンにおいて一度もない。そう断言したい。19歳で産んだクラシックス『GRAND SLAM』。2011年、満を持してリリースした1stフルアルバム『RAW ORE』。どの言葉も未だに色褪せることない、日本のストリートの無二のスケッチブックだ。そして今、待望と呼ぶに相応しい新作『Scramble』が遂にそのベールを脱ぐ。今作で全てのトラックを手掛けたのは今や日本を代表するクリエイティブ集団BCDMGのグルーヴマスター:LostFace。昨年リリースされたLostFace名義のEP『SELF TITLED』において、Zeusとの相性の良さは既に実証済みだ(東京南部屈指のリリシスト:Zeusと東京東部きってのリリシスト:ZORNの「でも、やっぱ」は2016年に生まれた紛れもないクラシックの1曲である)。客演にANARCHY、SUIKEN、今をときめく東京の最前線からKANDYTOWNのYOUNG JUJU、IO、DONY JOINT、さらに同世代の盟友:紅桜を迎えたクラシック確実の新作。そして、全てのアート・ディレクションを行うのはフッドのビッグボス:鬼頭(ACC)。まさに刺客なし、必聴の一枚。   TRACK LIST : 1. Insomnia (feat. ANARCHY) 2. 時計仕掛けのオレンジ 3. 異体同心 4. Someday (feat. YOUNG JUJU & IO) 5. トビダセ (feat. SUIKEN & DONY JOINT) 6. お前が泣けば、俺は笑うよ (feat. 紅桜) 7. 過ぎ逝く日々よ All Tracks Produced by LostFace from BCDMG PROFILE : Zeus(ゼウス) 1987年(昭和62年)生まれ。世田谷区 三軒茶屋出身。渋谷クアトロで目にした妄走族のライヴ“進行作戦”に衝撃を受け、地元三軒茶屋の同世代達とのグループ“生獣”(ナマケモノ)を結成。その後、新たなメンバーを加え“Yellow Diamond Crew”の活動をスタートさせ、東京のヒップホップシーンで次世代として頭角を現す。クルーとしての活動の傍ら、ソロアーティストとしてもキャリアを開始し、2007年には自主制作で初のソロアルバム「GRAND SLAM」をリリース。同作がストリート流通ながらコアな注目を集めたのとほぼ時を同じく、仲間とHOOD STORY RECORDS(フッドストーリーレコード)を設立するなど活動の足場を築く。その活動が妄走族のハードパンチャーこと神に認められ、同2007年には神のセカンドアルバム「メガトンパンチ」に参加。本作を皮切りに、様々なアーティストのアルバムや、話題作SEEDA & DJ ISSO「CONCRETE GREEN 6」などMIX CDに客演・参加し、そのスタイルをさらに知らしめた。2009年にはYellow Diamond Crewの盟友バラガキとタッグを組み、MIX CD「ON SIGHT Mixed by DJ 飛沫」を発表、全国各地の若手アーティストを集めたコンピレーションアルバム「若き血」(KIX ENTERTAINMENT)をエグゼクティブプロデュース。参加メンバー全員を従えた全国ツアー(Supported by Amebreak)を敢行するなど、各地のシーンの活性化も促した。同コンピは以降6年間、Vol.5ま��続くものとなり、全シリーズ作をプロデュースしてきた彼は、アーティストとしてのみならず広くシーンに一役買っている。そして、2011年には、晴れて自身初のオフィシャル作となるセカンドソロアルバム「RAW ORE」をリリース。男気溢れるタフなスタイルとその世界にさらなる磨きをかけるとともに、シーンのアツい注目を集めたSKI BEATSの「24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN」に参加するなどさらなる活動を展開した。翌2012年には再びバラガキとのタッグでアルバム「D.A.W.N」をリリース。それらと前後して、DJ TY-KOHやDJ NOBU a.k.a. BOMBRUSH!といったトップDJ達のMIX CDへの参加に、SKY-HIやZORNからKOJOE、ZEEBRA、dj hondaら新旧人気アーティストとの共演等々、変わらぬプロップスを受けている。
0 notes
9sarigroup · 7 years ago
Link
0 notes
harabiwa · 7 years ago
Quote
いろんなバイリンガルと呼ばれたアーティストがいたけど、やっぱり歌詞の意味がまったく分からなくて、いくら歌詞を読んでもそのコンセプトが見えないものが多かった。やっぱり日本で育った、英語を知らない日本人にとっては、バイリンガルは一生『ちょっとわけが分からないもの』から逃れられない部分があるというのは分かる。だけど、日本でも外出たら英語だらけじゃないですか。ポップなアーティストだって一番大事なフックの最後のところを『〜〜I love you』とかで締めたりして。もうバイリンガルなんですよ、この国は。戦争に負けた時点で相手国の言葉が入ってくるっていうのは避けられないことなので
KOJOE|INTERVIEW[インタビュー]|Amebreak[アメブレイク]
0 notes
dlwr · 7 years ago
Quote
そういう“伝説”が及ばない世界の住人なんだよね、俺らっ
THA BLUE HERB | INTERVIEW | Page 3 | Amebreak[アメブレイク]
0 notes