#Oksana Stepanyuk
Explore tagged Tumblr posts
Text
第54回護法大会 Lascia ch’io pianga ~私を泣かせ給へ~
11月10日(金)能勢浄るりシアターにて、第54回護法大会(主催:豊能宗務所後援:豊能檀信徒協議会)が開催されました。
今年の護法大会は、ウクライナ人のオペラ歌手であり世界的なバンドゥーラ奏者であるオクサーナ・ステパニュックさんとピアニスト比留間千里さんをお迎えし、ウクライナ支援チャリティコンサートを開催しました。 コロナ禍以来、中止・縮小という変則日程を乗り越え、昨年に続き入場制限無しでの開催が叶い、会場には町内外より300人を超える檀信徒が集いました。
近年においては、阪神淡路大震災や東日本大震災に代表される激甚災害が頻発し、またこの度の未曾有のコロナ禍の中で、人間の死生観というものが大きく変容しました。
ついに今しがたまで、自分のすぐ側で元気に過ごしていた大切な人が、ある日突然大波にさらわれ、或いはウイルスに蝕まれて命を奪われてしまう・・私の大切な人は今生きているのか、死んでいるのか分からない。 頭で理解しようとしても、心がその死を認めることを許さない。そんな「曖昧な死」というものに苦しんでおられる方が、今でも大勢いらっしゃると聞きます。
それでも、あの 得体の知れない、目には見えない ウイルスの脅威に怯え、唯々身を縮めてやり過ごすしかなかった初期の頃に比べると、仏天のご加護と共に、人類の英知を結集した結果、今ではこのように元の平穏を取り戻しつつあります。
一方で、そんな 神仏の加護や人間の智恵を今最も必要としているのは、悲しいかな人間自身が引き起こした戦争、その戦時下で生きる戦争弱者の人々ではないでしょうか。 そのことには、先ほどの被災者の件と同じく、私たちは常に関心を寄せる必要があると思います。
当管区眞如寺の植田観樹僧正も仰るとおり、今こんな時だからこそ何かをしなくてはいけない、直ちに何かに取り組まなきゃいけない、そんな思いに駆られつつ何もできないでいる自分を責める人がいらっしゃいます。
しかし、大切なことは、その苦しみや悲しみに少しでも長く寄り添い、そして��の厳然たる事実をいつまでも忘れないでいること。 死者に二度の死を迎えさせないこと。 一部の人間のエゴのために、尊い命を犠牲にしなければならなかった多くの ウクライナ人、そしてロシア人を忘れることなく、その菩提を篤くお祈り申し上げたいと思います。
そのようなコンセプトで、本年は遠く身延山久遠寺から豊田慈證布教部長にお越しいただきました。豊田僧正はこの護法大会開催に合わせ、15名からなる布教隊をお連れくださり、開会式に花を添えていただきました。
ご法話の後には、オクサーナ・ステパニュックさんと比留間千里さんが、ウクライナ人の不屈のスピリットを音楽を通して伝えてくださいました。
オクサーナさんは、昨年11月の当山御会式にてバンドゥーラ演奏を披露していただいて以来、2度目の能勢となります。 同日、オクサーナさんとともに見事なバンドゥーラ演奏を披露してくれたアナスタシアちゃんは、父が住む戦禍の故郷へ帰国しました。
オクサーナさんは明日仙台へ移動、比留間さんも明日は埼玉でお仕事。大仕事の合間を縫って、小さなコミュニティーでの触れ合いを大切に思い我々の要請に応えてくださいました。
音楽は素晴らしい!
素晴らしい音楽を、自在に奏でる選ばれしアーティストは誇らしい!「奏」という文字が伝えるとおり、音楽を万人にすすめ、演じ、成し遂げている方々の取り組みは誠に尊いと感じました。
迦陵頻伽が舞い降りたかのような・・美しいコロラトゥーラ・ソプラノとピアノから奏でられる妙音。 時に歌い手に寄り添うように・・時に後押しするかのように・・ 互いを思い遣りながらの付かず離れずのイメージは、DNAの二重らせん構造のよう・・・ 門外漢には比喩的な例えしか思い浮かばなかったけれど、心地よい非日常のひと時に、私は舞台袖であふれる涙を拭うことさえ忘れました。
そして、今この時も、土砂にまみれ、黒煙に遮られ、砲弾に傷つく戦禍の人々に届くこと叶わずとも、我々のようにアーティストのメッセージに奮い立った者一人一人が、たとえ小さな一歩でも踏み出すことで必ずやムーブメントになる。音楽にはそんな力があると、確信しました。 大切な人を失った戦地の人々を想い、私からのリクエスト「私を泣かせ給へ」をはじめ、アンコールを含む全12曲。 当に、魂のステージでした。
「汝、すべからく一身の安堵を思わば、まず四表の静謐を祈るべきものか」 私たち僧侶は、世界(四表)の安穏(静謐)のために祈り、行動して参ります。
Слава Україні! Героям слава!
Program Note
Oksana Stepanyuk presents Charity Concert
ピ ア ノ : 比 留 間 千 里
🌻オペラ 「ノルマ」より ベッリーニ作曲 清らかな女神よ
🌻オペラ 「リナルド」より ヘンデル作曲 私を泣かせ給へ
🌻ピアノソロ 映画「ひまわり」より ヘンリー・マンシーニ作曲 テーマ
🌻キーウの鳥の歌 ビラシュ作曲
🌻うぐいす クロピニツキー作曲
🌻私のところへ��ないで下さい ウクライナ民謡
🌻メロディー スコーリク作曲
🌻ミュージカル 「サウンドオブミュージック」より リチャード・ロジャース作曲 サウンドオブミュージック
🌻ミュージカル 「マイ・フェア・レディ」より フレデリック·ロウ作曲 踊り明かしたい
🌻ヴェニスの謝肉祭 ベネディクト作曲
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
🙏E N C O R E🙏
🌻見上げてごらん夜の星を
🌻ふるさと
全12曲
0 notes
Text
Ukrainian opera singer in Japan prays for peace in melody
Ukrainian opera singer in Japan prays for peace in melody
TOKYO — The Ukrainian song has no words. When Oksana Stepanyuk, an award-winning soprano with The Japan Opera Foundation, performs “Melody,” composed by Myroslav Skoryk, her voice turns into a wail of mourning, a pensive but piercing prayer for her homeland. “It’s like I’m crying through the melody for people who are already in heaven,” she said. Stepanyuk, who has been singing in Japan for two…
View On WordPress
#arts and entertainment#Classical Music#Eastern Europe#entertainment#europe#franco#Franco Zeffirelli#General news#Government and politics#Japan#melody#music#Opera#peace#Performing arts#Philanthropic foundations#Philanthropy#prays#singer#Social affairs#ukrainian#Volodymyr Zelenskyy
0 notes
Text
Ukrainian soprano in Japan sings for peace
Ukrainian soprano in Japan sings for peace
Oksana Stepanyuk, an award-winning Ukrainian soprano who has been singing in Japan for two decades, has dedicated her latest series of concerts to peace. The packed crowd at a recent Tokyo concert gave her a standing ovation, and donated money into blue and yellow boxes for Ukraine. (April 20) Source link
View On WordPress
0 notes
Text
ふるさと~祖国の誇り���未来~
11月19日(土)、御会式法要(第741御遠忌)がコロナウイルス感染症拡大予防対策徹底のもと営まれ、僧俗40人が参列しました。
午後1時より本堂で御会式法要を営み、昨年御正当を迎えた降誕800年から10年後の第750遠忌に向けて、参詣者は日蓮聖人の大いなる御遺徳に思いを馳せました。
続いて午後3時より、ウクライナ支援音楽コンサートが開かれ、日本在住でウクライナ出身のオペラ歌手であり世界的なバンドゥーラ奏者であるステパニュック・オクサーナさんが登場。
コロラトゥーラと呼ばれる軽快で��やかなソプラノは心地よく、ウクライナの民族楽器であるバンドゥーラの旋律が管内寺院の御宝前で奉納されました。
オクサーナさんは全国各地でチャリティコンサートの舞台に立ち、両親や姉妹が住む祖国への支援を続けており、東日本大震災の被災地訪問も11年間継続されています。
コンサート中「私はウクライナのためだけではなく、世界の平和を毎日祈っています。子どもたちに平和な未来を残したい。私は自分の芸術活動と慈善活動で、この世界を美しい場所にしたい。僅かでも他者のために努力したいといつも考えています。そして、皆様は自分のふるさとを決して忘れないでください。」と語り、エンディングは参加者全員で「ふるさと」を口ずさみ感動の音楽会は幕を閉じました。
楽曲 1.アヴェ・マリア(カッチーニ) 2.ウクライナ民謡(もし刺繍できたら) 3.ウクライナ民謡(私の所へ来ないで) 4.うぐいす 5.インストゥルメンタ�� 6.私のお父様(プッチーニ) 7.?? 8.見上げてごらん夜の星を 9.ふるさと
※会場の雰囲気などで適宜楽曲を変更されるので、事前にお聞きしてしているプログラムとは異なります。
また、メインアクトの前にウクライナ出身で9歳のプロチコ・アナスタシアさんが、ウクライナ国家「ウクライナは滅びず」他数曲をバンドゥーラ演奏し、見事な露払いを務めました。
楽曲 1.ウクライナ国家 2.ウクライナの伝統的音楽 3.クニ・クジ
大阪府豊能管区では、来年11月の護法大会にオクサーナさんを招き、500人規模のホールを利用してウクライナ人によるウクライナ支援チャリティコンサートを企画しております。
また、法要に先立ち、檀信徒の勧募金により建立された蓮華寺永代供養霊廟の開眼式が執り行われました。
本日、私たちは確かにウクライナの「誇り」と「未来」に触れました・・
Дякую! Гордість і надія Батьківщини! До скорої зустрічі 🌻
0 notes