#5アンダー
Explore tagged Tumblr posts
Text
「ボーはおそれている」を観た。 以下ネタバレあり。
前に「哀れなるものたち」を観に行った時予告編を観て気になっていた映画。でもアリ・アスターといえば「ヘレディタリー」と「ミッドサマー」なので、ホラーがあんまり得意でない自分はどうかな…と思っていた。 というような話をXに書いていたらアリ・アスターの短編"The Trouble With Mom"というものを教えていただいて、おそらくアリ・アスターはこのテーマです、とのことだった。 まあ短編だしと軽い気持ちで見てみたら、これがものすごくよかった。自分がちょっと親(特に母親)が苦手なのが大きいとは思うけど、短編映画でこんなによかったのは久しぶりだし、今年観た映画のなかでもトップくらいによかった。短くてセリフのない映画でこれだけやるとはアリ・アスターすごいな…。
youtube
というわけで俄然「ボーはおそれている」も気になって観ようという気持ちにはなっていたものの、急に仕事が忙しくなってしまってなかなか行けず、なんとか先週末ようやく行けた。日曜最後��回だったのでガラガラだったし、ど真ん中のいい席で観れた。
で、「ボーはおそれている」の話。
基本的にはTrouble With Momなんだけど、長いだけあって親子以外にも家族の話や、子供を持つことや、あまり自分は分からないので下手なことは言えないけど、精神的な病気やADHDというようなことも描かれていたと思う。なので入れたい要素が多すぎてこの3時間なんだろうな。
3時間はたしかに長かったし、最初は90〜120分くらいにカットしてもよかったんじゃないかなと思ったけど、今はこれはこれで意外とよかったのかなという気もする。3時間なんだけど、4パートくらいに結構はっきり別れていて、なんとなく海外ドラマを4本立て続けに見たような感じかな。そもそも長いのは事前に分かっていたし、長い割には意外と観やすかった気はする。それに、意外と最初の方も覚えている。
最初のボーの自宅のパートはあんまりいらないんじゃないかなと思ったけど、「ボーにとっての現実」をしっかりインパクトを持たせて打ち出すには必要だったのかな。全身タトゥーで真っ黒のカラコン(?)の人がやばかった。というかボーの近所がポストアポカリプスすぎる。Fallout級。でもそういう風に見えているってことなのか。
2つ目の謎のファミリーの家に転がり込む所はいわゆる「表面上いい人たちだけど実は…」というホラー映画の定番のパロディみたいな感じなのかな。この家族は一人息子を戦争で亡くしていて、そこから両親も妹もおかしくなってしまった、というボーとは別の「家族、親子」の話が描かれていて、戦争の多いアメリカだとある話なのかなあと思ったりもした。ファミリーやマイホーム、軍隊に入る愛国心というのはアメリカの良き象徴みたいになってるけど、実際には問題山積みなんだろうな…。お母さんはなんでここで家族っていいよねと思わせようとしたのか…。
3つ目のヒッピー劇団(?)のパートは一番好きなパートだった。また別の映画の話になってしまうけど、このパートを担当したクリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの「オオカミの家」という映画が友人に勧められて気になっていて、でも結局見れずじまいだった。本人たちの映画ではないけど、ここでその一端が見れてよかった。演劇の舞台からという導入もよかったし、書き割りのセットのような、手書きのような不思議なアニメーションはとてもよかった。この時のナレーターというか語り手はやっぱりお母さんだったのかな…? この時のホアキン・フェニックスがボーとは全くの別人という感じで、やっぱり役者さんってすごいなあと思った。目がもう全然違う。
4つ目は意外とあっさり実家に帰り着いてからのお母さん、そして父親(?)との対決、さらに初恋の終わりとなかなか盛りだくさんだった。自分的にはやはり母親との対決シーンが良かったかなあ。Trouble With Momは短篇だしセリフがなかったけど、ボーは尺もあるし台詞もあって、母親の言い分もあるのがよかったと思う。いやほんと親子とか家族ってホラー映画より怖い呪いだ…。その後の兄と父(?)のシーンといい、ここは自分の恐怖と向かい合うパートだったのかな。
5つ目、というか4つ目のパートに入れてもいいのかもしれないけど、スタジアムのシーンはまさか最後こうなるとは思わずびっくりした。恐怖と向き合ってみたけど、結局母親からは逃れられないという…。そして結末はTrouble With Momと大体同じ。
全体的に、かなり色々やりすぎにしてあって笑ってしまう感じで、ホラー要素はほとんどなくてよかった。そして単純にボーが被害者で虐げられてるだけ、とかではなく、決められないこととか、自分が悪いと思ってしまうことを悩んでいたり、母親には母親なりの自分が親からもらえなかった愛情を子供に注いでやりたいという気持ちがあったりとか、誰にでもどっちもある、あるいは色々ある悩みや考えや恐れをしっかり出しているのはよかった。 "Guilty"という言葉が劇中度々出てきたけど、これはキリスト教を信仰しているとまた意味があるのかな。自分は特に信仰はないけど、なんとなく自分が悪いと思ってしまうことがあるのでなんとも言えない気持ちになった。 色々決められなかったり、必要以上によくないことを想像してしまったり、ちょっと心配になるとすぐネットで(信頼性の低そうな情報を)検索してみたり、結構自分にも当てはまるなと思う所があった。Trouble With Momもだけど、なんだかアリ・アスターには勝手に親近感を持つなあ。
そういう人間の中の複雑な気持ちの表現が全体的にすごく過剰なので、真ん中あたりでヒッピー劇団〜アニメーションの見やすいパートを入れたのは構成として上手いなと思った。あれがなくてずっと過剰な表現続きだと疲れるし飽きてしまいそう。 ただ、アニメーションパート以外の映像や音楽、美術などはわりと普通かな…という印象だった。悪くはなかったけど…。まあそこを見る映画でもないかな。
音楽といえばヴァネッサ・カールトンやマライア・キャリーといった懐かしの名曲が突然かかって(しかもかかるシーンがまた可笑しい)、結構笑いそうになった。少し調べてみた所、歌詞にもかなり意味があったらしい。お母さんキモすぎる。
公式サイトに見た人向けの解説があったので読んでみたけど、やはりいろんな映画のオマージュというか引用があるらしい。サンセット大通りは好きな映画だけど気が付かなかったなあ。監視カメラの所はたしかにリンチの「ロスト・ハイウェイ」を思い出したけど、同じA24の「アンダー・ザ・シルバーレイク」っぽい雰囲気もあった気がする。
自分的にいちばん思い出したのは「未来世紀ブラジル」だった。
youtube
よく「オーウェルの1984的な統制社会の���怖を…」とか説明されるけど、結構親子、それも母と息子の話なんだよな。主人公のサムが夢と現実の区別がつかなくなっていく感じもボーにちょっと近い気がするし、父親が出てこない点も似ている気がする。 あと、ブラジルのエンドロールとボーのエンドロールが似ている気がした。どちらも暗くグレーな広い空間の真ん中に死んだ主人公がいて、その画の上にクレジットがでてくる。なんか共通するものがありそうな気がするなあ。
あと、もうひとつ思い出したのはデヴィッド・フィンチャーの「ゲーム」。
youtube
これはたしか最終的に主人公の"ゲーム"は弟が全て仕組んだものだった、というオチなんだけど、全てを母親に仕組まれていたボーに近いかもなと。CRSという会社がちょいちょい出てくるのもお母さんの会社が色々なところに出てくるのに少し近いかも。見たのがずいぶん昔なので詳細は覚えていないけど、また観たいなあ。でもこの手のネタは他にもたくさんあるか。
ボーはおそれている、総合的にはまあまあといった感じだったけど、なかなか面白い映画だった。親子も家族も色んなものへの恐れも、永遠のテーマなんだなあ。どうしたらいいという答えはないけど、あれこれ考えるきっかけになる映画な気がする。この内容で3時間の映画を作って世界に配給されるというのはとてもいいことだな。ヘレディタリーとミッドサマーも怖そうだけど観てみよう。
<余談>
自分の持っていたクレジットカードの一つがサービス終了とのことで、自動的にSaison Gold Premiumというカードに切り替わった。普段、カードの優待とかはあまり気にしないんだけど、このカードの優待で「映画のチケットがいつでも1000円」というのがあって今回それを初めて使ってみた。
対応している映画館が限られているけど、自分がよく行くTOHOシネマズは使えた。ちょっと面倒なのは、まず映画のチケットが無料になるクーポンを1000円で買う→そのクーポンを使って無料でチケットを取る、という二段階の手間がかかるのと、購入の12時間後にクーポンが送られてくるという所。自分は仕事の都合で今なら行けそう…と急に行くことが多いので、これは少し残念。でも、クーポンの有効期限は3ヶ月くらいあるようなので、観たい映画がある時は事前に購入しておけば突然行くこともできそう。
最近はわりと映画行くようになったので、これはありがたいな〜
7 notes
·
View notes
Text
アヴリル・ラヴィーン入れ替わり説 - Wikipedia
アヴリル・ラヴィーン入れ替わり説は、カナダの歌手のアヴリル・ラヴィーンがデビューアルバム『レット・ゴー』の発売直後の2003年に死亡し、メリッサ・ヴァンデラという名前のボディダブルと入れ替わったとする陰謀論・都市伝説である。この説を裏付ける証拠として2003年から現在までのラヴィーンの外見の変化、次作『アンダー・マイ・スキン』に含まれるとされるサブリナミル・メッセージ、ラヴィーンの手に「Melissa」と描かれた写真が挙げられている。
この説の発端は2011年のブラジルのブログ記事「Avril Está Morta」(アヴリルは死んだ)をきっかけにインターネット・フォーラムでラヴィーンが入れ替わったと思われる証拠を共有する会話が始まったことにある。この説は2017年5月にとあるTwitterユーザーがこの説を再現するスレッドを投稿したことで更に注目を集めた。ラヴィーン自身は複数回にわたってこの説を否定している。
6 notes
·
View notes
Text
一徳会+犀の角『犬神家の一族』
2022年12月3日(土)、4日(日)
犀の角
原作:横溝正史 脚色・演出:石井幸一 出演:丹野晶子、鈴木正孝、櫻内華恵、戸崎真、中村岳史、月影瞳(特別出演) 舞台監督:村上梓 照明デザイン:染谷和彦 照明操作:伊藤茶色 音響操作:永峯克将 アンダー:爲近敦夫 フィジカルアドバイザー:伊藤全記 宣伝美術:小松順子 制作:唐川恵美子 プロデューサー:荒井洋文 主催:一般社団法人シアター&アーツ上田 企画:合同会社犀の角 協力:(株)KADOKAWA
��想の諏訪、信州の正史
「信州財界の巨頭、犬神財閥の創始者、日本の生糸王といわれる犬神左兵衛が信州那須湖畔にある本宅で永眠した……」という書き出しから『犬神家の一族』という小説は始まります。なお、ここに書かれている「那須」というのは「諏訪」がモデルになっています。 1934年7月から39年12月までの5年半ほどの間、横溝正史は結核の療養のため長野県上諏訪に住んでいました。そして諏訪の滞在中に『鬼火』という短編小説を、戦後になってから『犬神家の 一族』を書き上げました。
「私たちは自分の幸福のために戦わねばなりません。たとえ人様から非道の誹りを受けましょうとも」
自分や自分の愛する人の幸福を願わない者はいないように思います。しかし自分が幸せになることが他者を不幸にすることだったとしたら……それでも自分は自分の幸福を求めることができるだろうか……『犬神家の一族』という物語にはそういう人間がずっと悩み続けている諸問題と、その回答を誤った人々が描かれています。
閑話休題、横溝正史が20世紀初頭の諏訪に幻視した風景……そこに住む犬神家の人々の言葉、彼らの身の上に起こったこと……皆さんにはそれらのことを”かの有名な探偵”になった気持ちでご覧いただけたら幸いです。
本日はご来場ありがとうございました。
〜当日パンフレット掲載文章より〜
8 notes
·
View notes
Text
ギャラリー出入り口前にて
長時間露光テスト
以前撃沈のスケスケネガを作った
FOMAPAN200&上海100 5×7
FOMAPAN200は販売店さまより情報がいただけたので
その露光時間で
上海100はまだないのですが同じ露光時間でやってみて
結果は今までの中では最も良い塩梅のFOMAPAN200と少しアンダー気味な上海100のネガとなりました
しかしながら露光時間18倍はうむむむとなります
ぐるぐる回っているタンク
youtube
1 note
·
View note
Quote
男子ゴルフ米国ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2024)プレーオフ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権(FedEx St.Jude Championship 2024)は18日、米テネシー州メンフィス(Memphis)のTPCサウスウィンド(TPC Southwind、パー70)で最終日が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)はバックナインで崩壊寸前から立て直し、通算17アンダーで優勝を飾った。 5打差の首位から出た松山は11番までにスコアを二つ伸ばしていたが、12番と14番でボギー、さらにパー4の15番でダブルボギーをたたき、ザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)とビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)に通算15アンダーで首位タイに並ばれた。 それでも松山は、3人でのプレーオフ、あるいはさらに悪い事態が迫るという土壇場で調子を取り戻し、パー4の17番で約8メートルのバーディーパットを沈めて再びリードを奪った。 ライバルたちがすでにクラブハウスに戻っていたため最終ホールでパーセーブすれば優勝となる中、緊張した様子の見られなかった松山は、18番で攻めに出て再びバーディーを奪い、今季2勝目、米ツアー通算10勝目を挙げた。
松山英樹がプレーオフ第1戦で優勝、終盤苦しむも通算10勝目 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News
0 notes
Text
『アンダー・ユア・ベッド』公開御礼トークイベント決定!
公開を記念して、原作者の大石圭及び本作プロデューサーのイ・ウンギョンによるトークイベントを予定しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
<実施概要>
[劇場] シネマート新宿・スクリーン2
[日時] 6月10日(月)18:30の回(上映終了後登壇)
[登壇] 大石圭(原作者)、イ・ウンギョン(プロデューサー)[以上予定]
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
[登壇者プロフィール]
大石圭:1961年生まれ。ホラー作家として確立され、「甘い鞭」や「殺人鬼を飼う女」、「呪怨」シリーズなど話題作を世に送りだしてきた。角川ホラー文庫処女作として「アンダー・ユア・ベッド」を2001年に出版。
イ・ウンギョン:1969年生まれ、韓国・ソウル出身。2005~08年、角川映画(KADOKAWA)で韓国担当。2011年自身の会社ZOAフィルムズを設立し、さまざまな日韓共同作品を手掛ける。本作ではプロデューサーを務める。
<チケットご購入について>
■発売
6月8日(土)0:00~ シネマート新宿オンラインチケットシステムにて
【シネマート新宿オンラインチケット予約HP】
https://www.cinemart-ticket.jp/shinjuku/schedule/index.php
※6月8日(土)劇場開館時刻より劇場窓口でも販売いたします。オンラインで完売の際は窓口販売はございません。
※枚数制限:5枚まで
■料金(全席指定/税込)
通常料金(ムビチケ使用可)
≪ご参加にあたっての注意事項≫
※いかなる場合においてもトークイベント中の途中入場はお断りさせていただきます。
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は禁止です。
※転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
※全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※登壇者およびイベント内容は、都合により予告なく変更になる場合がございます。変更が発生の場合でも、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。上映がある限り、払い戻しの対象にもなりません。
※ご来館前の検温など体調管理および発熱、咳などの症状がある場合は、体調を最優先いただき、ご来場をお控えください。
※手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットにご協力ください。
※ご参加にあたってのお願い事項にご協力いただけない場合、ご鑑賞をお断りすることがございます。その場合も返金対応はできません。予めご了承ください。
0 notes
Text
《公演フライヤー公開》
コヒツジズ 青春公演「部活の奴隷」のフライヤーが完成しました!
宣伝写真 相田敬 宣伝美術 厚木拓郎
いよいよ今週 5/31(金)チケット受付開始!
日程 2024/8/16(金)~18(日) 会場 OFF・OFFシアター
作・演出 下亜友美
出演 亜カリ友洋/厚木拓郎/河野友保(以上、コヒツジズ) 大村早紀/古賀ありさ(演劇集団円)/田中沙季(Superb Sick Squad)/内藤羊吉
音楽 池崎浩士(立体映画館)
舞台監督 小田島凜(劇団ミックスドッグス) 照明 伊藤侑貴 制作 小松美月 宣伝映像・舞台写真 C’s naoki
タイムスケジュール 8/16(金) 14:00/19:00 17(土) 14:00/19:00 18(日) 12:00/16:00
チケット 早割(6月末までにご予約) 3,500円 一般前売り 4,000円 アンダー22割 2,000円
0 notes
Video
youtube
米5月11日土曜,大谷-左フライ-左フライ‐BB-ゴロ-3ダス0アンダー,パドレスサヨナラ勝ち,大谷に手荒い洗礼…BeatLA,大谷個人記録,戻...
0 notes
Text
◎【81点】関心領域【解説 考察:虐殺の隣で豊かな日常系映画】◎
職業は虐殺の管理者 はじめに 製作 2023年イギリス・ポーランド・アメリカ映画 戦争は今日も人を狂わす 監督 ジョナサン・グレイザー ・セクシー・ビースト ・記憶の棘 ・アンダー・ザ・スキン 種の捕食 キャスト 映画『関心領域 The Zone of Interest』はどんなストーリーなの? 最後までネタバレ あらすじ 2024年3月10日先行上映劇場鑑賞 2024年15本目 Googleアドセンス広告 鑑賞経緯;アカデミー賞授賞式前夜に鑑賞 日本では2024年5月24日公開予定の 作品である本作ですが 2024年3月11日に 行われるアカデミー賞前日に 複数の劇場で先行有料上映の イベント上映に参加。 同日の同時に 『パスト ライブス…
View On WordPress
0 notes
Text
野宮です。
「ナイール」という名前で、「萩原ぎょん」「広野」という旧知の仲の3人で、コントや漫才をしています。
このブログでは、ライブ当日や、練習で集まった日についての日記を書きます。
2024年3月17日(日)
アンダー5アワードの提出用の動画撮影とネタ合わせをするために集まった。
いつも行く渋谷のタパスタパスが混んでいたので、宮益坂の通りの向かいの你好に行った。
レンタルスペースで動画撮影をした。
次のライブでは、アマチュアのコントの大会に向けたコントをやることになった。ストックの割にコントはあまりやっていないので、ネタの選考から始まった。候補に挙げた6本のネタを一度全て声に出して読み通して、1本に絞った。
ネタを書く個人的な感覚だが、読んでみると台本に無駄なところが多いことに気づく。これは今に始まったことではないのだが、書き手としての力不足を感じる。ネタを練習の過程の序盤は、「おもしろくしていく作業」より、「無駄なところを捨てる作業」が多い。これは時間の無駄だと思う。いつになったら上手くなるのだろうか。笑いに繋がらないやり取り、弱いボケ、登場人物のキャラが一貫しないような言い回し、こういったものは初めから排除したい。「とりあえずできた」を完成稿にしてしまっているのが良くないと思う。
それとは別に、ネタ合わせで合議で決めていることにも多少の苛立ちがある。自分に実力と実績と自信があれば、意見を押し通せるのだが、チームの中でその権限がない。他の誰かに委任できるほどの心の広さがないことにもがっかり���る。
その後は前回少しだけ取り掛かった改名について、ちゃんと話し合った。ホワイトボードいっぱいに候補を挙げたが、「これがいい」というものは生まれなかったので保留にした。
夜になったので公園通りのデニーズへ移動して夕食を取った。
デニーズのチキンジャンバラヤ
ラジオをやろうか、という話をした。
インターネットラジオについて、手法と、特徴と、それぞれのメリットデメリットと、流行っているプラットフォームをメンバーに説明したが、机上の空論ばかり喋って虚しくなった。頭でっかちの情報ばかりで結局なんの結果も生み出していない。
広野さんと、「スタート地点から少しも進んでいないので、ゴールまで何分の1のところに来ているかが測定不能になっている。」という話をした。社会人お笑いの活動の中で、少しでも進歩が見られれば、その一歩がゴールまでの100分の1なのか1000分の1なのかがわかるが、ずっと0メートルにいるので、何分の1という測り方ができない。
【ここからは前回の日記を書いた日から今回までに思ったことのメモです。】
・社会人お笑いをやり始めて足掛け2年だが、なに一つとしてうまくいかない。舞台で全くネタがうけない。一回も当たってない博打に金を注ぎ込み続けているような気分である。今のところやればやるだけ悲しくなる。
・声の出し方が根本的に間違ってるのかもしれない。映像を見ていると、無理して中くらいの声を出している感じがして、それがつまらない発声のような気がする。本当は、余裕で大きい声が出てないといけないのに。
・憧れの後輩とかなり久しぶりに会った。「(台本を)見てます」「(活動を)見たい」と言われて、嬉しいという気持ち100で返したいのに、それを超える恥ずかしいという感情が出てしまって自分でも混乱した。誰かに「見てます」「見たい」と言われるためだけに決心して計画してやっていたはずなのに、素直に嬉しいと返せなかったことで初めて、自分の活動について自信を喪失していることに気づいた。自信がないものを人に見せようとしているなどという状態で見てもらえるはずがない。ネタがうまくいかないからって色んなことに手を出したけど、並行してやったせいで全体のクオリティが下がっていることも問題ある。
・(上の続き)感覚として例えるなら、これまでクラスの隅で、2人に向けておもしろいと思ったことを発表していたのから、学級委員長に勧められていざクラスの真ん中に立ったら、いつもと同じパフォーマンスができる自信が全くない感じ。クラスの隅にいるときも、頭の中の強気な自分は「自分はクラスで一番おもしろい」と思っているけど、本当は勝負できない感じ。自分のレベルから逃げずに向き合って、その強気と弱気のギャップを埋めることによって、クラスの真ん中でも緊張せずに振る舞えるようになった状態が、ライブでうける状態なんだと思った。
・その後輩に見てもらって恥ずかしくないものを作ろうと思った。
・でもやはり、1人確実にみてくれている、というのを精神の拠り所にするだけで十分やっていけるような気もする。ありがとう。
・Twitterについて、昔はしばらく頑張っていたが、どうあがいても一向にフォロワーが増えないのでもう熱が冷めてしまって休止させている。一回書いたが、「見る専アカ」とか「放置アカ」を除いて、ちゃんと定期的に稼働させている人間で自分よりフォロワーが少ない人をみたことがない。今になってもう一度やろうとしても、「公の人として明るく楽しいことしか書いてはいけない(暗い奴のことを見たい人なんていないから。)」と頭では考えるが、明るく楽しいことが何一つとして思い浮かばない。お知らせすることも何もないから無理やり何か言おうとすると暗いことしか残っていない。
・Twitterにしろ、この活動日誌にしろ、暗いことを言う必要がなくなる日が来たらこの活動は成功だと思う。
0 notes
Text
1日数食日記
2/23(金)
有給休暇日。水どうと映画を観て過ごす。
映画
1. ポルカ・キング / マヤ・フォーブス ウォレス・ウォロダースキー
ポルカ・ラップで復活というラストは、さすがに映画的脚色だろうと思ったら、エンドロールの映像で拙いラップとおぼつかないステップで踊る本人の姿が。事実は小説より奇なり。
2. キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス / モーガン・ネヴィル
本で読んできた逸話が本人の口から語られると不思議で素敵な気持ちになる。バディ・ガイとピンボールに興じるキース、「ストリート・ファイティング・マン」のデモ録音を実演するキース、ジャマイカやレゲエへの愛を語るキース、そのどれもが当時の映像とオーバーラップしてキラキラと輝く。関係ないが「水曜どうでしょう」を観た直後だったからキースがときどき鈴井隆之に見えて仕方なかった。
3. ホテル・ニューハンプシャー / トニー・リチャードソン
要約困難なストーリーで、詰め込み過ぎという声もあろうが、それがこの映画の魅力になっていると思う。ファーストシーンとラストシーンは、どちらも家族勢揃いの幸せな光景なのに、実質がまるで異なっているため、比べると胸が苦しくて仕方がない。エンドロールを観ながらクストリッツァの『アンダーグラウンド』となぜかアニメ『フランダースの犬』を思い出してしまった。
音楽
1. The Golden Hits of Lesley Gore / Lesley Gore
その他
1. 新春放談 1989.1.5. (ラジオ→YouTube)
2. 水曜どうでしょう 懐かしの西表島 #1 (U-NEXT)
3. 水曜どうでしょう 懐かしの西表島 #2 (U-NEXT)
4. 水曜どうでしょう 懐かしの西表島 #3 (U-NEXT)
5. 水曜どうでしょう 懐かしの西表島 #4 (U-NEXT)
6. 水曜どうでしょう 懐かしの西表島 #5 (U-NEXT)
7. 新春放談 1989.1.12. (ラジオ→YouTube)
8. 光る君へ (NHKプラス)
9. 新春放談 1992.1.12. (ラジオ→YouTube)
10. Jason Shwartzman's Closet Picks (YouTube)
11. Ari Aster's Closet Picks (YouTube)
12. Hideo Kojima's Closet Picks (YouTube)
13. Yo La Tengo's Closet Picks (YouTube)
14. Wilco's Closet Picks (YouTube)
15. 新春放談 1992.1.19. (ラジオ→YouTube)
0 notes
Text
2013年 11月 20日
僕は、見守る
Wednesday 20 November 2013
学校。始発のバスで行くと余裕で新宿に着くから時間潰しにマクドナルドでInstagramする。7人の生徒の内、5人の生徒の個人面談。各々の作品のキーワードは、ニューヨーク、赤と白、料理、アンダーな写真、スポットライト。クリスマス前の卒業制作提出まで僕は、マラソンランナーのコーチの様に励まし見守る。これが僕の仕事。他人と比較するな。思う存分心を広げろ。直感に従え!そう思う。授業の後、先週出力した大判プリントをA1サイズフレームの入れて友人の手渡す準備をした。そしていつもの様に図書室へZenZineを納める。量が増えて来たので展示する/管理するケースが必要になって来た。A1フレームを持ってオフィスに移動。UさんとOさんがいておしゃべり。Oさん茶畑庵での撮影を希望と聞く。Uさんが一時外出して豆大福を買って来て3人で食べた。けっこうなお味でした。今日は、早めに帰るはずが結局夜8時のバスまでUさんと過ごした。正直、朝4時半起きなので夕方になると電池切れで眠い。それでも茶畑庵に戻ってからは、CとSkypeで1時間半おしゃべり。長女が今年入った高校を辞めて転校する事やら、イタリアンレストランで一緒にエキシビションをしないかとかの話題。12時を目処に会話を終らせる。そんなわけでこの日記は、次の日の朝に書いた。頑張れ!はるお。
0 notes
Text
20歳桑木志帆、7バーディーで首位浮上「すごくイメージ通り」初Vへ「無欲でプレーできたら」 - 国内女子ゴルフ写真ニュース : 日刊スポーツ
0 notes
Quote
男子ゴルフ米国ツアー、ジェネシス招待(Genesis Invitational 2024)は18日、米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ(Pacific Palisades)のリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club、パー71)で最終日が行われ、9バーディーを奪ってスコア「62」で回った松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算17アンダーとし、6打差を逆転して優勝を飾った。 コースレコードまであと1打に迫る「62」を記録した松山は、この日「68」のルーク・リスト(Luke List)、「69」のウィル・ザラトリス(Will Zalatoris)の米国勢を3打差に抑えた。近年は首や背中の痛みに苦しんでいたが、これで2022年のソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2022)以来となるツアー9勝目を挙げている。 7位タイから出た松山は、出だし3ホールの連続バーディーで優勝争いに割って入ると、後半も3メートルのパットを決めた10番、ラフから30センチに寄せた11番、14メートル近いパットを沈めた12番で再び3連続バーディーを決めた。 さらに、バックナインで5人が首位タイで並ぶ混戦の中、15番と16番の連続バーディーで抜け出すと、17番でもバーディーを追加。後半だけでスコアを6ストローク伸ばし、最後はリヴィエラの象徴的な18番をパーで締めくくって勝利した。
松山が大逆転でジェネシス招待優勝、「62」マークし9勝目 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News
0 notes
Text
『アンダー・ユア・ベッド』公開御礼舞台挨拶決定!
日本公開を記念し、豪華ゲストによる舞台挨拶が追加決定いたしました。皆様のご来場をお待ちしております。
■日程:6/1(土)
[劇場] シネマート新宿
[時間] 9:30の回(上映終了後舞台挨拶)
[登壇] イ・ジフン(主演)、SABU監督[以上予定]
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
[劇場] 横浜ブルク13
[時間] 12:25の回(上映終了後舞台挨拶)
[登壇] イ・ジフン(主演)、SABU監督[以上予定]
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
■日程: 6/8(土)
[劇場] ユナイテッド・シネマPARCO CITY浦添
[時間] 13:00の回(上映終了後舞台挨拶)
[登壇] SABU監督[以上予定]
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
<チケットご購入について>
各劇場のオンラインチケットシステムにて販売
‣シネマート新宿
[販売スケジュール]
5月27日(月)22:00より
★シネマート新宿オンラインチケット予約HP:https://www.cinemart-ticket.jp/shinjuku/schedule/index.php
[料金]
2,000円均一
※ムビチケ利用不可/各種割引サービス・無料招待適用不可
‣横浜ブルク13
[販売スケジュール]
5月28日(火)0:00[=5月27日(月)24:00]より
★横浜ブルク13オンラインチケット予約HP:https://tjoy.jp/yokohama_burg13#schedule-content
[料金]
2,000円均一
※ムビチケ利用不可/各種割引サービス・無料招待適用不可
‣ユナイテッド・シネマPARCO CITY浦添
[販売スケジュール]
会員先行:5月28日(火)21:00より
一般販売:5月29日(水)0:00[=5月28日(火)24:00]より
[料金]
通常料金
※ムビチケ利用可・各種割引サービス適用可/無料招待適用不可
※いずれの劇場もオンラインで売り切れとならない場合に限り、翌日劇場OPENより窓口でも販売いたします。
≪注意事項≫
※いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場はお断りさせていただきます。
※場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は禁止です。
※転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
※全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
※登壇者およびイベント内容は、都合により予告なく変更になる場合がございます。変更が発生の場合でも、ご購入後・お引き換え後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。上映がある限り、払い戻しの対象にもなりません。
※ご来館前の検温など体調管理および発熱、咳などの症状がある場合は、体調を最優先いただき、ご来場をお控えください。
※手洗いや備え付けの消毒液のご使用、咳エチケットにご協力ください。
※ご参加にあたってのお願い事項にご協力いただけない場合、ご鑑賞をお断りすることがございます。その場合も返金対応はできません。予めご了承ください。
0 notes