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yamidota · 7 years ago

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liquid-secretピック分析

NAのTier 2チームといわれるColのキャプテンswindlemelonzzまたの名をKyle氏がDotaCapitalist氏と一緒にピック分析をした動画を発見しましたので、ここに意訳記事を書きたいと思います。ゲーム1にいたっては、ゲーム内容分析もあったのですが、それは私のモチベ的にそこも意訳するのは難しいというかめんどくさいので、特に需要がない限りはやりません。

ソースはhttps://www.youtube.com/watch?v=lHXAqrnyr4sからです。

英語できるフレンズは元の動画も見てみてね。

Game 1

DotaCapitalist(以下C)、Col.Kyle(以下K)の会話です。

K「まず始めに言いたいことは、この3つのゲームは全てSecretによりOutpickが起きているということですね。しかしGame 1においてはLiquidの中盤・序盤が非常に上手くプレーされており、それがLiquid側の勝利の鍵となりました。」

K「 Liquidの特徴としては、まずプレイヤースキルが間違いなく全員世界一のプレイヤーたちであるとともに、チームとしての動きが非常に流暢であり、まるでひとつの意思を持つかのように動きます。これはキャプテンであるKurokyの指示かと思われますが、個人的には、個人の意思決定とチームの意思決定、どっちにより比重があるのか気になりますね。チームでこうしようという動きと、プレイヤー自身がこうしたいという動き、そのバランスはチームそれぞれで違うので。」

K「まずSecret側からのogreファーストピックです。対するLiquidによるio-tiny。2ndpickのおーぷなー（ピックの最初に見せるヒーロー）としては優秀な手です。対する熊。ここで注意したいのはこのゲームにおいてAceの熊が上手すぎて、このゲーム以降熊はずっとBANされます。これはIOカ��ンターとしてのピックですね。」

K「対するomniピックです。このヒーローはLiquidにとって非常に重要なヒーローであることがこのゲームで分かり、以後SecretによりBANされます。対するLion。これはIOカウンターですね。ioを見たらとにかくスタンとウルトを撃てばioは大体死にますので。このlionピックのいいところは、ogreがコアのダメージを増やすのに対し、今現在Secret側に不足しているCCを補ってくれることです。」

K「対するWD。正直この第一ゲームにおいてはピックはそこまで重要ではなく、どちらかというとLiquidのゲームメイキングが上手かったゲームだと思います。特にKurokyのWDはものすごく上手かった。これはぜひゲーム内容を見て欲しい。」

K「対するMedusaですね。非常にいいピックだと思います。liquid側の4ピック全てに対するカウンター。ult撃つだけでLiquid側のこの4ヒーローは何も出来なくなります。」

K「今Secretにいるのは熊とDusaというスーパーキャリー二人。レートゲームへ上手くファームすることが出来れば、それが勝ち筋です。ピックとしては、ogreにより彼らはバフされて、lionによりある程度のCCがあります。個人的にはこのあばどんピックはミスですね。Secretに必要だったのはスペースを作る、序盤・中盤が強いオフレーナーだったと思いますが、私は個人的にはNPが良かったと思います。なぜかというと敵にはtiny-ioがいるので二人ともアーマー0なんですね。WDのcaskにも強い。このあばどんはオフレーンで非常に辛い思いをします。これによりtiny-ioが手をつけられなくなり、secretは非常に苦しいゲーム展開となります。」

（動画の残りの内容はゲーム内容の分析で、ピックの話はここまでです）

Game 2

K「ここでLiquidはBANを変えて、bhの代わりに熊をBANします。対するSecretはファーストピックbhです。」

C「bhは何人かの人によりこのパッチの密かなOPだと言われています。なんでですか？」

K「6アーマー持つローミングヒーローであり、pmsが消えたことによりアーマーの価値が上がった+ハラスが効きやすくなった。ダメージも高い。後クーリエハントの価値が上がったからですね。ゲーム時間10分以前のクーリエキルの価値は、ヒーローキルひとつのおよそ3��のゴールドをもたらします。さらに、SecretとLiquidのような実力が拮抗しているチームが戦う場合、BH、アルケのようなマップからゴールドを生み出す能力を持つヒーローは重宝されます。ゲーム中に起こるであろう1：1のトレードが、自分のチームに有利になるからです。」

K「BHに対するtiny wisp。BHをあげてもいいと思った理由はこれですね。ioは優秀なBHカウンターです。BHの出すダメージはある程度一定なのでヒールしやすい。そしてBHがほぼチームファイト能力がないのに対しtiny ioはチームファイトを強化することによりカウンターです。対するパンダですね。最強のチームファイトヒーローです。omni tideがバンされるので非常に強いピックです。secretは優秀なオフレーンである3ヒーローのうち2つをバンして最後のひとつを自分たちでピックしました。」

K「タスクピックですね。liquidのタスクがすきなのですが、このピックにより残り二人のピックが限られてしまいます。タスクはレーンサポートではありませんし、ioは常にtinyと一緒にいることになります。自動的に、残りの二人のコアはソロレーン能力が高いヒーローってことになります。対するWDピック。非常に強いtiny ioカウンターです。ioはmaledictされてるとき誰もヒールすることが出来ません。tinyはstatus resistanceによりmaledictの効きが早い。caskもつよい。非常にいいピックです。」

C「興味深い。ダメージ自体は増えませんが、効きが速いというのは効果的ですね。」

K「殺しやすくなるってことなので、BHとも相性がいいです。対するdoomですが、パンダカウンターですね。しかしwdにもbhにも弱いので、弱いピックだと思います。」

C「tankヒーローが多い時はWDは強いですね。」

K「その通り。しかもmaledictはstrong dispellでも解除できない。STR系が多いメタだと特に強いヒーローです。ここでsecret側が時間をかけてlifestealerをピックします。このピックもいいですね。naix bombするパートナーもいるし、敵4ヒーロー全てに対して強い。doom相手にレーンをソロできるので、wdが自由になる。secretに足りてなかった物理ダメージを出すヒーローがここで追加され、ピックの穴がどんどんなくなっていきます。ゲーム1ではチームファイトがなく苦戦したsecretですが、このピックはtiny ioに対し上手くカウンターできてますね。」

K「ここでLeshrac。secret側のmidレーンは非常に強いです。まずbhが常に張り付いてます。そしてwdが常にロームしてきます。lifestealerはソロでもdoomに勝てるから。leshracが遠くからスローし、bhが殴ってきて、wdがcaskを投げてきて、それが終わったらleshがもう一回stunします。これは非常に辛い。正直この段階でliquidが何をピックすればいいかは僕は分かりませんね。doomも誰もカウンターできてません。leshracもlifestealerもdoomされてもまったく気にしない。pandaはultさえ吐けばその後はdoomされようがお構いなし。じゃあbhをdoomするのかというとそれもあんまり嬉しくない…。今、liquidのmidヒーローはたぶん何をピックしても負けます。medusa/bb系のヒーローはパンダに酒を飲まされて無力化されます。stormはたぶんレーンでボコボコにされます。slark/pl/taなどのヒーローをピックすればダメージがないのでチームファイトも勝てなくなります。invokerに関してはなんともいえませんが、何をピックしてもmidは負けレーンです。」

K「ゲーム内容的にはsecretの圧勝です。doomはlsにレーンでソロでボコボコにされます。マップの下半分では、残りの4人が残りの4人にボコボコにされます。非常にスマートなsecretのピックでしたね。」

Game 3

K「このゲームではliquidがルビックを1st pickします。かなり大胆と言えますね。Secretはルビック愛好家のyapzorがいますので、このヒーローに関しては非常に詳しく知っているということになります。対するsecret、素晴らしいピックです。bane et。Baneはルビックでカウンターされるのでは？と思うかもしれませんが（だってultをいつも盗めるから）、baneはルビックより15ダメージ高く、5アーマー高い。つまりbaneとルビックが同じ場所にいる場合、常にbane側が勝つのです。もうこの後liquidがサポートの戦いにおいて勝てるようなヒーローはdotaには存在しません。Secretとliquidが「同じ場所に同じ量のサポートをおいた場合、常に勝つのはSecret側」という状況です。アグロで3vs3になればSecretが勝ちます。Rubickがみっどをサポートしようとすればbaneがmidに来てこれまたsecretが勝ちます。そういう状況にこの時点で追い込まれたのです。Liquid側は結果的にogreという作戦にします。サポートで勝てないのは分かった、じゃあせめてコアで勝とうってわけですね。しかしrubickとogreのサポートduoは殆どダメージもCCもなく、レーンを勝たすことが出来ません。bane etにはダメージもCCもチームファイトスキルもあります。ここから既にliquidはきついですね。」

C「でもレーンが勝ったからといってautowinってわけでもないですよね。まだliquidには何らかの手が残っているのでは？」

K「その通りです。しかし次のBANを見てほしい。Secretはこの時点で敵の弱点を見つけています。そしてこの「レーンの弱さ」を最大限に生かす3rdピックをします。見ててください。」

K「Razorです。そしてRazorがもっとも苦手とする「逃げやすいヒーロー」であるStormとWeaverがバンされてますね。これでもうLiquid側は完全にレーン負けすることが確定したといってもいいです。ついでにRazorはbloodlust解除可能な非常に少ないヒーローであります。それがRazorが今流行っている理由でもあるわけですが。これに対するピックでもうLiquidの運命が決まったと言っても過言ではない。」

K「Morphling。Bane ET相手にこのヒーローをピックすることは自殺行為でしかない。ただLiquidの作戦としては、なんとかレーンを終えて、ファームして、ゆっくりしたゲームをしたいってことが分かります。Secretはそれに対するLC。これは何を言ってるかというと、「お前らのやりたいことはわかった。じゃあ俺たちは、序盤の強みを最大限に利用し、安いアイテムを買い、序盤からお前らと戦う。俺たちはこの作戦によって勝つ。」って言ってます。」

K「LCピックはSecret側のやりたいことと非常に合うヒーローです。このヒーローは序盤さえ勝てれば非常に強くなるヒーローで、Secretに不足していたgank部分を補ってくれます。さらにもーふに対する弱カウンターでもあります（Ult中はもーふできないため）。」

K「対するQoP。Liquid側はもうあんまり時間に余裕がありません。サポートに対しては確かにある程度強いとは言えますが、殺される危険性もかなりあります。Liquid側はもう相手の4ヒーローを見てこいつらを正面衝突して勝てる��法はないと分かったので、出来るだけ時間稼ぎヒーローをピックしたいと思ってます。そして何よりもLiquid側のヒーローは弱い。全て弱いヒーローですね。」

K「からのMK。からのSF。もうこれはSecretの間違いなくドラフト勝ちです。レーン戦を勝つのは？Secret。レーンを速く押せるのは？Secret。チームファイトを勝つのは？Secret。ロシャンを取りやすいのは？Secret。Liquidにはancientを狩る能力もない。」

C「Bane ETが強いコンボなのは分かりましたが、じゃあどうすればよかったのでしょうか？」

K「Pandaなど…何らかの方法でチームファイトを勝つヒーローが必要でしたね。後このヒーローは距離をつめられると弱い、後PLなどのイリュージョンにも弱い。何らかの方法で距離をつめることが出来るヒーローが必要だったと思います。だからこのRazor-LC-SFコアが優秀な理由でもあるわけですが。このヒーローたちはとにかく突っ込んで入っていけるので、後方のヒーローが自由にスペルを使える。そしてこいつらが自由にスペルを使えるという状況は負けです。」

とりあえずここまで。もっとゲーム内容的なコメントも動画の方でされているので興味ある方は動画見てね（英語だけど）。

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