#鳥シール
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BUNCHOBOXのグッズを扱うショップがプレオープンしました。 ステーショナリー中心で今後少しずつアイテムが増えていく予定です。 よろしかったらこの機会にどうぞ^v^
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P3 Club Book Aigis short story scan and transcription.
人の心、アイギスの心
わたしは、人型戦術兵器アイギス。桐条グループ のラボで開発された、対シャドウ決戦兵器であります。現代の軍事技術の最先端であり、長年に渡るシャドウ研究の結晶。機械の身でありながら、人間と同様の精神性をも併せ持ち、世界で最も火力の充実したペルソナ使い。とくに頑強さにおいては定評があり、わたしの名前のもととなったギリシャ神 話---イージスの盾の逸話どおり、まさに不敗、鉄壁、無敵の存在。
そう。無敵のはずでした。
ですが、現在わたしが身を置いている月光館学園、その学生生活において、この優れた兵器としてのスペックはいっかな発揮する場を得られず、ゆかりさんを始めとする性別女性のクラスメイトの方々の口調を借りて言うなら、ちょっとブルー?なんかウツ入ってる?といった感じなのであります。
「······それじゃあ、今日は4日だから······ひの ふのみで、えっとアイギスさんか。このときの “私” の気持ちを要約して言ってちょうだい」
あ、そういえば、いまは授業中なのでありました。鳥海先生がわたしに回答の発言を要求しているであります。先ほどまで思考作業を行なっていたわたしですが、最先端の人型戦術兵器たるわたしの中枢は、並列処理が可能なので質問も聞き逃すことはありません。ありませんが······。
「どうしたの?やっぱ帰国子女には現代文は難しい?そんな深く考えなくていーのよ?」
現在のテキストは、夏目漱石という人物の創作による『こころ』という小説。わたしには、この “こころ” というものに対する理解が、まだまだ足りないようなのです。32秒あまりの沈黙ののち、鳥海先生はわたしに正解への手がかりを与えようというつもりでしょうか、やや演技過剰と認識される様子で話しかけてきます。
「自分が親友Kを差し置いてプロポーズした結果、その友達は何と自殺してしまう······さあ、そんなときアイギスさんなら、どう思う!?」
「わたしなら······友達が自殺してしまったなあ��、思うであります」
「······まんまじゃないの。もちょっと捻りなさいよ!捻りなさい!」
「もしや······自殺に見せかけた殺人?」
「なんでよっ!これは漱石なのっ!純文の名作を江戸川乱歩ミステリにしないでっ!」
「動機の面では “お嬢さん” がもっとも疑わしくありますが······現場不在証明を確認する必要が······」
「聞いてよっ!私の話を聞いてっ!!」
いつものように鳥海先生がはじけてしまい、間を置かずに終業のチャイムが鳴りました。これがもし “私” が “お嬢さん” を親友Kから奪うための、要人略取作戦の立案であれば容易なのでありますが······。ペルソナさえ召喚できる精神を持つわたしでも、この “こころ” というものへの理解は、一筋縄ではいかないのであります。
「まあ、オレらは生身の人間だけどさ、それでもなかなか人の気持ちなんてわかんねえもんさ。そこまで悩まなくていいんでないの?」
順平さんの言葉に、わたしの大切なあの方もこくこくとうなずいてくださいました。いまは昼休み、屋上であります。現在、わたしが直面する���題を解決する参考意見を聴取するため、おふたりにご足労願ったのであります。
「しかし······現実問題として、わたしの学園生活には “人間らしさ” は必須のスキルであります。民間人の方々とのコミュニケーションが何らかの原因で阻害されれば、それはすなわち、わたしの任務も阻害されるということであります」
「でもよ、けっこうクラスの連中ともうまくやってるみたいじゃん」
「いえ、いわゆる “ジョシコウセイ” という集団において、わたしはひどく浮いているように思えます。携帯メールによる情報伝達すら、満足に理解できないありさまで······」 「へ?どーゆーこと?」
例えば、とわたしは前置きして携帯を取り出し、先日ゆかりさんから受け取ったメールをおふたりに見せました。そこには「桐条SP に遅くなるって伝えて (^_^)」と書いてあります。
「これが?」
「通常、SPといえば要人の身辺警護を行なう、いわゆるボディガードを指します。ですので、わたしは桐条グループの警備部に、その日のゆかりさんの帰宅が遅くなる旨を伝えました」
「い?そ、そりゃあ······」
「なぜか、変な顔をされたであります」
「だろうな」
「その夜、ゆかりさんからSPとは先輩の略だと聞き、 わたしは大きく落ち込みました。それだけではありません。別のメールで “H/K” という記述があり、それが “話は変わって” の略だと理解するまでに、3日を要しました。もしこれが “H&K” ならば、ドイツの銃器メーカー ヘッケラー&コッホの略だとわかるのですが」
「それこそ一般人にゃわかんねえよ······」
「だいたい���ギャル文字というのも何��ありますか。“†ご” で “た” と読ませたり、“(十” で “さ” と読ませたり、1バイトで済む情報量をわざわざ2バイトに増加させるなど、理不尽であります。非効率的であります」
「まあまあまあ。それがジョシコーセーってもんだよ。つか、そんな形にとらわれなくたって、アイちゃん十分人間らし······あ、そーだ」
突然、順平さんが何かを思いついたように立ち上がりました。
「どうなさったのでありますか?」
「とりあえず、そういう相談ならさ、やっぱ本職に教えてもらうのが一番だと思うわけよ」
そう言って、順平さんは嬉しそうに笑顔を見せます。こういう人間らしい笑顔は、人間のジョシコウセイという擬装に必須で、それでいてわたしに足りないもの。こんな笑顔を、私も身につけることができるのでしょうか······?
「という訳で、特別講師の岳羽です」
「じょ、助手の山岸です」
「つかさ、順平。あんた結局さ、アイギスの相談ごとをダシに、自分が遊びたかっただけなんじゃないの?」
状況が理解不能であります。
その後、わたしたちはゆかりさん風花さんと合流し、なぜかポロニアンモールのカラオケマンドラゴラ店内にいるであります。
「ま、ま、ま、細かいことは気にしない!学校帰りに友達とカラオケなんて、女子高生の定番じゃん?やっぱ形から入るのも重要だと思うわけよオレは」
「そうなのでありますか?ジョシコウセイは下校途中にカラオケ······了解であります。あ、ですがそうなると、美鶴さんもお誘いすべきではないでしょうか?」
「き、桐条先輩は一般的女子高生の見本にするには······その、ちょっと違うかな、と」
「······?」
詳細は不明ですが、奥が深いであります。
「よっし、んじゃ早速アイちゃんからな。何歌う?何でもいいぜ」
「歌、でありますか?初めての経験でありますが······奮励努力するであります」
「よっしゃ、頑張れー!」
・
・
・
「想定外の事態でありました」
「ま、まだ頭がクラクラするわよ······」
「私は······鼓膜が破れるかと······」
「ま、まあしゃあねえや、な?」
不幸な事故でありました。わたしが敵おうとマイクのスイッチをオンにした瞬間、すさまじい不協和音が発生したのであります。わたしの駆動機関が発する電磁波とスピーカーとが共鳴を起こす。いわゆるハウリングという現象。それは、音響爆弾もかくやという威力でありました。ドリンクのグラスはすべて破壊され、隣室のカラオケ機器にも影響が出たということであります。
「中枢部の電磁波シールは完璧だったはずでありますが、各関節部の駆動モーターまでは考えが回りませんでした······」
これは、落胆という感情なのでしょうか?やはり兵器であるわたしには、普通のジョシコウセイと��ての能力を身につけることは無理なのでしょうか?そんなわたしの思考を断ち切るように、順平さんが相変わらず明るく言います。
「んじゃ、気を取り直して女子校生の定番、その2!プリクラ行ってみようぜ!」
「ぶり······くら······でありますか?」
メモリにない言葉に、わたしは少し警戒心を呼び起こされます。ですが、せっかくの順平さんの立案です。わたしははっきりと肯定しました。
「行ってみる······あります!」
「よっし!んじゃゲームパニックにゴー!」
「で······ぷりくらとは、何でありますか?」
順平さんが盛大に転倒しました。
「これが、ぷりくら······プリント倶楽部でありますか。なるほどなー」
順平さんによると、数人で撮った写真をシール状に加工するための機器ということでありました。これで友人同士で写真を撮り、そのシールを分け合うというのが、ジョシコウセイの基本だとか。その意図はよく理解できませんが、この行動が作戦に必要ならば、わたしは逃げられません。敵前逃亡は銃殺刑でありますから。
「では、行きます」
「よし、ゆかりッチと風花も一緒にな。えっと、背景はコレ······フレームはコレでと······おし、スタートボタン押すぜ」
「ほらアイギス、ポーズとって」
「ポーズ、でありますか?」
「そうそう、笑顔笑顔」
「え、 笑顔······?」
状況を認識する間もなく、バシャというカメラのシャッター音に似た効果音が響き、さほど時間を置かずに下の受け取り口からシールが排出されました。それを見るや、順平さんが。
「う······ちょ、ちょっと笑顔が堅い、かな?」
「つかさ、笑ってないじゃん」
ゆかりさんの言うとおり、シールになったわたしの表情は、いわゆる無表情というものでした。兵器としてのわたしには、感情に応じて表情を変えるという仕様はありません。
「も、もう一度やってみようぜ?」
「その試みは無駄かと思われます。笑顔や泣き顔を表現できないということは、わたしの仕様ですからしょうがないのであります」
と、わたしのその言葉に、皆さんが一様に顔を見合わせたかと思うと、一斉に爆笑されました。
「何ごとでありますか?」
わたしの疑問に答えることもなく。否、答える余裕がないように、皆さんは笑い続けています。
「な、何ごとって······くっくっく······あ、アイちゃん、さすがあの幾月さんにメンテ受けているだけはあるな。ぶふっ」
「く、苦しい······何よ今のダジャレ。“しようだからしょうがない” って。あははっ」
「幾月さんが言うとアレだけど、アイギスが言うと愛嬌があっていいよね」
「あ······」
理解しました。意図したことではありませんが、わたしの発言がいわゆる洒落、似た音の言葉で一連の文章を作る、もじり言葉あるいは掛け言葉といわれるものになっていたようです。少々、困惑してしまいつつも、皆さんが喜んでくださったことは、わたしにとっても喜びであります。
「あれ?できるじゃん、笑顔」
「え?」
突然の順平さんの指摘に、わたしは驚きました。
「笑って、いましたか?」
「うん、私も見たよ」
風花さんも、順平さんに同意します。そう��すか、わたしは笑っていましたか。
「そうそう。そこの無愛想な現場リーダーよりも、いい笑顔だったよ」
「······」
ゆかりさんの指摘に、あの方は別にどうでもいい、といった風にそっぽを向きました。そういえば、この方はあまり気持ちを表情には出さない方です。それでも、立派にリーダーとしての役割をこなしていますし、友人の方々ともうまくやっていらっしゃるようです。わたしは、ふと、ひとつのことに思い至り、発言しました。
「わたしは、お役に立てていますか?」
「へ?どうしたんだよ突然」
「わたしは、いわゆるジョシコウセイの方々のように振舞うことができません。カラオケもプリクラもうまくできません。人間の方の、“心” というものが理解できません。それでも、皆さんの仲間として、特別課外活動部所属の一員として、この場所にいてもいいのでしょうか?」
「あ------ったりまえじゃん!!」
順平さんが、大声で答えました。
「何、アイギスそんなこと悩んでたの?」
ゆかりさんも呆れたような口調で言います。それに続いて風花さんも言いました。
「アイギス、不安だったんだね?」
「不安······そう、そうかもしれません」
わたしのなすべきことは、皆さんとともにシャドウを倒すこと。そしてあの方を守ること。ジョシコウセイらしくできないわたしは、その任務に不適格なのではないか、皆さんの期待に応えられていないのではないか?そういう想いが、わたしの処理を不安定にしていたことに、いまようやく自分でも気づいたようでした。
ポロニアンモールからの帰り道、風花さんがわたしのそばに寄ってきて言いました。
「あのね、私思うんだけど、周りの人が自分をどう思ってるかわからなくて不安になる、それって立派に心があるってことじゃないかな?」
「そうなのでしょうか?」
もしそうなら、わたしは嬉しく思います。心を理解できないことで悩んでいたわたしが、理解しがたいことで悩むのが心なのだと、逆説的なことを知って安心しています。
「人の心とは、摩訶不思議でありますね」
「みんな一緒、そう思ってるよ」
みんな一緒······それは何だか嬉しいことであります。わたしはふと、ポケットから携帯を取り出して、そこに貼られた先ほどのプリクラを眺めます。
「おそろいであります」
わたしがそう言ったとき、前を歩いていた順平さんとあの方が、少し驚いた顔をしました。
今度はわたしも自覚していました。こういうときに、人間は笑うのであります。
わたしは人型戦術兵器アイギス。人間の心が理解できずにときどき悩んだりもするけれど、それでも大切にしてくださる人がいる、幸せな对シャドウ決戦兵器なのであります。
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しかしこれって委託で運搬や警備員や人増やしたりシールで封印しようが社員が窓口で通帳から出金してるんだからどうにも防ぎようがないのでは ? 個人的に気になるのは本当にこの1社だけなのかな?? また今年も終わった後に数社くらい後出しする気じゃないの? って思ってしまう せめて関わった職員に横領や窃盗のアンケート取って再発防止策を練り直してやるべきじゃないかな?
24時間テレビの寄付金およそ137万円など着服…日本海テレビ元幹部社員を業務上横領の疑いで書類送検 鳥取県警(BSS山陰放送)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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黄金立山ツアー。
GW真っ只中!!ありがたいことにオファー頂きましたので一泊二日の立山ツアーやってきやした。
二日間よろしくお願いしまーす!!天気は文句なしの快晴!!誰だ!行いがいいのは!
GW真っ只中という事もあり大賑わいです。
今回の宿泊先は雷鳥沢ヒュッテ。とりあえず宿泊荷物を置きに行きましょう。前回言ったようにシールをダメにする地獄谷から湧き出る硫黄をあまり踏みたくないので大回りして、軽く一本滑ってから行きましょう、という事で斜面に向かうために朝のカチカチな斜面のトラバースをしてひっくり返る、まだスプリット始めたばかりのゲスト。
朝はまだ緩み切っていなくカチコチボコボコでヒーコラヒーコラバヒンバヒン。
まあ、あの硫黄を踏まないためです。やむなし。
雷鳥沢ヒュッテに到着!!俺も利用するのは初めてです。ドキドキ。
建物は少々古いですが、広い部屋を用意してくれて、飯も美味くて、売店も充実、生ビール、WiFi、漫画、温泉もあり快適な宿でした。
よっしゃ!本日の本命斜面へ向かいましょう!!
強い日差しの中、黙々と急斜を詰めること約二時間。
ピークへ到着!!
さて裏側の雪や如何に!!
いい感じに緩みよく走る絶好なシャウダー!!
続くピッチが更に緩んで極めて上質なランでありました!!
キモチィーーーーー!!
さーて滑った分登らないと。
登り返して帰りの一本。綺麗ないい斜面発見しました!
これがまた、緩んでるけどよく走る、ナイスザラメでした!!
帰り道も最高でした。先日の雨が効いたのでしょうか、この日はどこも走って調子よかったです。
さーて宿帰って晩飯食ってビール飲みましょう!
しかしここに一人諦めの悪い男がサンセットランをしたいと。
5:30からの夕飯をサクッと済ませ、おっしゃ!ビール我慢してやったろやないかい!!
やべ〜、夕日は既に奥大日の裏へ沈もうとしている��急げ!
食べた晩飯、全部リーバースターンするんじゃねえかって勢いでハイクしなんとか海へ沈みそうな夕日を見えるポイントまで到着!!
そんで撮ったのがこの一枚。
頑張った甲斐ありました。
帰ってからのビールの美味いこと。
二日目!!!引き続き快晴!
いい日になる予感!
本日はスペシャルゲストを迎えました。函館の産んだぶっ飛び野郎!ケンジ!!彼はかつて一年だけ白馬に籠っていたのですがその僅かな時間に深い爪痕を残していった勢いのある男です。
キャンプしていたのでテント村にてピックアップ。
その勢いのあるトークで即座にメンバーと打ち解けてました。
スリリングなトラバースを攻略し
立山カルデラの絶景を観光。
気温も高く北面でも緩んできたので、ちょいと斜度もありロックバンドもある斜面にチャレンジすることにしました!
まずはお祭り野郎、ケンジがドロップ!!
昔と変わらずの勢いでモロにヒールがすっぽ抜けそのまま滑落!!
おおお!大丈夫かー!?
そのまま転げ落ち下のハイマツに突っ込むと中にいた雷鳥ちゃんがグゲー!っとびっくりして飛んでいきました。
何事もなかったように滑り続け、その後も勢いで転がり落ちてくる彼の滑りに笑いを堪えることはできませんでした。
トップバッターの危なっかしい滑りのおかげで後のみんなは慎重に降りてきてくれて良かったです。
ここでケンジは今日中にテントを片付けて降りたいということで離脱。(結局、テントの中で横になったら気持ち良くて動けなくなったそうですが)
さて我々は、もうちょい滑りましょう。
登りながらチェックしていた綺麗なバーンはGWでごった返す人々の視線を掻っ攫うギャラリーバーン!
雪も緩んでキモチいい一本でした!!
そんなこんなで無事に二日間終了!!
二日共なかなかいい斜面滑れたのではないでしょうか!!
春を満喫したツアーになりましたとさ!!
今回もお疲れ山でした!!& おしょっ様でしたー!!
さて今シーズンのガイドは5/6までを予定していまして、今のところまだ予約が入っていないので、もしかしたら今回が今シーズン最後のガイディングになるのかも。
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ちいさなとりモフカレンダー 2024
かわいい小鳥のカレンダー(2024)できました🐣私は写真の選者として参加させていただきました。一言コメントも添えています。 日本で出会える小鳥の12ヶ月!みんなかわいいです。かわいすぎてふるえがとまりません。。シールもついてます♡小鳥好きの方は「ちいさなとりモフ」チェックしてみてくださ��🕊️
本は最近のお気に入り♪ 『鳥になって感じてみよう』 『世界を翔ける翼』(ともに化学同人) The 2024 Calendar has just arrived! I took part in the project on composing and captioning the photographs. Every month you can enjoy various photos of adorable birds living in Japan. Please check it out on Amazon or at the bookstore if you are interested!
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年が明けた
大晦日の夜、日付が変わる前に就眠するようにしている。 これは高校生時代からの習慣だ。ホテルを中心とした接客業をやっていて、土日も年末年始もない暮らしをしていた。ずっと、土日や年末年始の休日があるひとがうらやましかった。休日の「楽しさ」や「癒やし」は、土日も祝日も年末年始もない暮らしをする人たちに支えられている。だけど、土日や祝日や年末年始の「ある」ひとたちは、土日や祝日や年末年始の「ない」ひとたちの生活にはじつは消費という形でしか直接的には関わっていなくて、「ある」ひとたちは、「ある」ひとたちを消費することで「楽しさ」や「癒やし」を得ている。 その不均衡を、わたしはやっぱり許せないと思うので、土日や祝日や年末年が「ある」ひとになってからも大晦日から元日の浮かれ騒ぎをこのましく思わない。 その時間に働いている人のことを思いながら(申し訳なく心苦しく思いながら)、さっさと寝るようにしている。
30日は、新しい仕事の相談会に行っていた。 繰り返しになるが本を作る仕事をすることになった。本を作ること、(下手をすれば)人から原稿を預かることにすら慣れすぎているわたしにとって、「はじめて」のひとたちと接することは、いろんな発見と「思い出し」がある。大切に本を作っていきたいと思う。 おひるめしに用意してもらったキーマカレーがとてもおいしかった。ほんとうはおひるめしには予約が必要そうなのだが、予約の方法がよくわかっていないので、こんどちゃんと聞いてみて、必要なときは事前にお願いできるようにしておきたいと思う。
その後は、ウェブ会。ひさしぶりに顔を合わせる面々とおしゃべりを楽しんで、久しぶりに飲み過ぎた。 なんだかくだを��きまくっていた気がするが、無礼なことを言ってしまっていないか不安すぎて不安だ。 「わたしたち、2016年のときには一緒に貝を焼いていたんですよ」とTwitterを遡って話をしていたのを覚えている。文芸イベントで出会って、一緒にお酒を飲んだりするような関係が六年も続く、それもイベントに出られなくなった情勢でも……と思うと、感慨深い。 飲み過ぎたので、通話を切ってからそのまま寝落ちしたようだ。目が覚めたら、弟たちが帰省してきたときのために用意していた蒲団と毛布にくるまっていて、目の前に空の酒瓶二本とパソコン二台、マクドナルドのゴミがあった。 前後不覚になって寝床にたどり着けないなんてのは二十台前半ぶりだ。あのときは外で酒を飲むのが普通だったので、家に帰り着けずに、家の前の空き地で目覚めたりしていた。蚊にめっちゃ刺されていた。
そんなだから大晦日の午前中は二日酔いだった。「墓参りくらいはしろ」と言われていた墓参りも免除されて、こたつで延々と寝ていた。 ケーキを買いに行く仕事があったので、それだけ頑張って起きてでかけた。数の子を買いに行った業務用スーパーでは、閉店三時間前で、店員さんが鮮魚にぺたぺた半額シールを貼っていた。その店員さんを、「めでたいかまぼこにもシールを貼ってくれ」とおいかける客のおじさんがいて、「まだ時間じゃないから無理」と怒られているのを、よこから鮮魚担当の兄ちゃんが「このムツめっちゃいいよ! ムツ買って」と半額シールを貼ってないムツを持って追いかけていた。年末年始だなあ……。ちなみにおととし、わたしは兄ちゃんの手練手管(?)にかかり、大量の牡蠣を買った。そのときは店員さんが半額シールを貼ってくれた。あのムツも半額にしてもらえたのかも知れない。
一日。 ミミズクとチョウゲンボウが出てくる夢を見ていたら、「集合~! 集合~! 浜に行きます!!」と父親にたたき起こされる。 寝る前に父親が初日の出を見に行くとかなんとかブツブツ言っていたような気がしたが、今年も行くのか…。もうお湯も沸かして完全防備の父親が「浜にいかないかん!」と大騒ぎしている。雨の日も風の日も嵐の日も一日一回浜を見に行かないといけない人間なのだが、年末年始は一日二回も三回も浜を見に行く。 母親もたたき起こされて全員で漁船に乗って薄闇のなか沖へ出港する。 白みはじめた水平線には雲がかかっていて、富士山は見えなさそう。タンカーが横切ってゆく。遠ざかってゆくと、蜃気楼のようにぼや��やと喫水線の部分からぼやけて浮舟になった。 雲のせいで日の出が遅いので、卵スープを作って飲む。 若いウミネコが船についてきていたので、写真を撮っていたら日がではじめる。 去年も船から初日の出を見たが、そもそもわたしはあまり日の出にも日の入りにも魅力を感じない人間で、やっぱり2023年の初日の出にもあまり感動は感じなかった。鳥が飛ぶと鳥の方に夢中になる。
朝にお雑煮、昼にそばを食べる。 おやつを食べたい気持ちだったので、初詣がてらでかける。 ぜんざいについていた芋ちっぷすがおいしすぎたので、お土産に買ってきて、帰宅してからは、本当は31日に読み終えるはずだった『雨の島』呉明益を読む。 ネイチャーライティング・フィクションというジャンルらしい。わたしが読みたいものであり、表現したいものがここにある。 終章のサシバの表現がとてもよかった。タカを数えるひとは、タカと目があう経験を、するものらしい。 読み終えたので、30日に買ってきた『苦海浄土』(石牟礼道子)を読みはじめる。本当は年越し読書本になるはずだったのに、読めずに年を越した本になっちゃった……。
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「何もないところ」
2年前に首都圏からここに引っ越してきたときに、あるお店の人が私に言った。「よくこんな何もないところまで来ましたねえ」。それは、「ようこそ、何もないところですが」といった歓迎の気持ちを込めた言葉だったと思うが、こんな風に言われてしまう「何もないところ」ってかわいそうだな、とちょっと思った。
確かに、「〇〇市」と言えば、「ああ、あの観光名所で有名ですよね」と言われるようなところは数多くある。しかしよく考えてみれば、それよりもはるかに多くの市町村などが、「それ、どのあたりですか?」と言われるような、聞いたこともないような名前の場所だろう。読み方がわからないものもあれば、自分が住んでいる県の町でも場所があまりよくわからない、何があるのかわからない、という場合もある。
そんな「何もないところ」の一つに引っ越し���きた私の新たな趣味がウォーキングだ。「何もない」ということは、都会にはない視界が開けた風景がすぐ近くにあるということ。それで、歩くのが楽しくなったのだ。そして、遠くを見ることが多くなったから、視力もよくなった。そんな場所を歩いていると、いろいろな発見がある。同じ道を歩いていても、時間帯や季節によって、「何もないところ」は異なる表情を見せる。それらを写真に残してみると、あることに気づく。あれ、これが「何もない」場所なんだろうか、いろいろあるじゃないか、と。
「何もなく」ても、そこで生活し、学校で勉強し、あるいは仕事をしている人がいる。毎日、夕暮れ時には家々に灯りがともり、海岸沿いにある工場の煙突からは絶えず白煙が出ている。洋上風力発電のための風車も回っている。都心に行った帰り道、高速道路を走る車からこれらが見えると、ああ、家に帰ってきたな、と思う。私にとって一番好きな場所は、今、住んでいるところなのだ。そういった「何もない」ところでも、人々の日々の営みがあることを愛おしく思う。
どんな場所にも、その場所なりに美しい風景がきっとあるだろう。多くの「何もない」と思われている場所にも、必ず何かあるはず。もしあなたが今、住んでいる場所をあまり気に入っていなかったとしたら、今日、少しだけ歩いてみて、見つけてみませんか。 神栖(かみす)市(茨城県)
市役所裏の緑地公園。1周4.4キロの池があり、10種類以上の野鳥が見られる
ウィンド・パワーかみす第1洋上風力発電所。神栖市は、日本初の本格的な洋上風力発電所が誕生した場所。誰もいない海岸で景色を満喫できる
息栖(いきす)神社。鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)と香取神宮(千葉県香取市)とあわせて東国三社とされる。鹿島神宮、香取神宮までは、それぞれ車で20分ほど。東国三社に共通のお守りがあり、本体となる木のお守りをどこか1社で買い、残り二社で、色の異なるシールを購入して本体に貼れば完成(最初の1社のシールはすでに貼られてある)。
季節によって、この景色は変わる。冬は緑がなく、一面、荒涼とした砂漠のよう
地元の人ですらほとんど行かない夕日スポット、なさか夕日の郷公園
イギリスで出会った景色と一瞬、似て見えた(?)風景
*ここまで読んで、神栖市に関心を持ってくれた方へ。神栖市がどこにあるかは、市のキャラクター、カミスココくんが、ものすごくわかりやすく示してくれています(頭は茨城県の形。神栖市はココよ、と教えてくれています)。ちなみに、好物はナタデココみたいです。
カミスココくんプロフィール / 茨城県神栖市 (city.kamisu.ibaraki.jp)
*ほとんど誰からも注目されない場所が、日の光を浴びてきらき��輝いている。そんなところを歩くときに気分を一層盛り上げてくれるのが、この音楽。
(278) "Say So" - Doja Cat - Cover (Violin) - YouTube
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2022/12/10〜
12月10日 13時に有楽町で待ち合わせ。 昨日は1時まで夜ご飯を食べていて、寝て、8時に起きた(ちなみに豚肉をちゃんとレンジで調理できた!すごい!)。 クリーニングを出して、待ち合わせより早めに東京駅へ向かう。 12月の東京だった。 少し歩くとクリスマスツリーがあって、みんなどことなくおめかしをして、手には大きな紙袋を下げていたり、キャリーケースを引いていたり。年末ジャンボ宝くじに行列ができていて、また今年も「宝くじ当たらないかな〜」と、その行列を眺めるだけ。
これから会う友人にジャンポールエヴァンでクリスマスプレゼントを買った。 いつかマカロンを食べてみたい、と思いつつ、冷蔵物なので諦めている。 有楽町のマルイの前で、右翼っぽい方が演説していて、でもよく聞くと自分の訴えというより日本の歴史をつらつらと語っていた。 その前で友人と会って、国際フォーラムの干支ツリーを見て、大島さんの展示を観た。“多摩多摩”というタイトルで、多摩というワードにどこか親近感を抱いていたけれど、多摩って広い。 でも郊外のいわゆる“どこにでもある風景”は、やっぱりどこにでも、で、多摩から引っ越した今住んでいる町にもよく似ていた。 友人が住んでいる町にも似ているらしい。 大島さんの日記に登場する同居人とは、この写真を撮った方なのかしら?と思った。インターネットで見ていた大島さんのイラストが壁に貼ってあって、愛おしくてうっかり剥がして持ち帰っちゃいそうだった。
ギャラリーまでの道で外国人の女性の方に「very nice!」とコートを褒めてもらった。 ウエストでお茶をしようと歩いている途中の絵本屋さんの前に、クリスマスのオーナメントやリースが売られていて足を止める。 鳥がマフラーを耳当てをしている可愛いオーナメントを買ってしまった…! 友人は玄関用にリースを買っていた。 ウエストは列が���ーンする程並んでいたので、その奥のコーヒー屋さんに入った。とっても昔、1wall展の公開審査会までの時間つぶしに入った以来で、その時も友人と一緒だった。 元気な人と元気じゃない人がいる話や、日記を書いたり自分の日記を読みたくなくて代わりに絵を描いたり、クリスマスの予定を話したり、生活が忙しくて、別にそうしなくと良いこと、に、忙しくさせられている話などをした。 友人は、もっとマメになれば良いのかな、と言っていた。 次はクッキーを焼いたり、銀座スカイラウンジでお茶をしたりしようね、と言って、良いお年を、をした。
12月11日 昨日あった友人が“花束みたいな恋をした”を観た、と言っていたので、思い出したようにamazonで鑑賞した。 前評判から、何となく怖くて観られていなかったけれど、何も怖がらなくて良かった!という結果でした! とてもわかるストーリーで、私にはわからない世界のお話、という感じ。 昔好きだった、大切だったものに、社会や生活に挟まれて熱量を入れられなくなる話だと思っていて、その“好きだったもの”として描かれているカルチャーにどれもピンとかなかった。 それでも、自分にとっての大切なものに置き換えてみても、当時の好きが、今おろそかになっていることはないかもしれない、と映画を観て元気になってしまった。 自分のことがよくわからなかった学生時代、少しの好きをきっかけに、関わる好きな人たちを通して広がる自分の世界が楽しくて、数珠繋ぎしていくように好きがつながる感覚が幸せだった。 それが写真だったし、東京だったし、今も生活をしながら(生活は今はそんなに嫌ではなくなっている)その好きをもっと発展させたい!というところが一番の悩みどころ。 この映画のレビューで、たくさんのコンテンツが並ぶがどれもそれらが選ばれた背景がない、というのを読んだことがある。私が、その人が何かを好きになる過程や理由が好きなので、だから何かしらないたくさんの記号が出てくる恋愛映画ね〜、とだけ思ってしまったのかもしれない。 やっぱり“おとぎ話みたい”のかほちゃんに感情移入をしてしまう。 まあまあ君って若いんだね、まだ、と言われて、田舎で生活する大人を出戻り文化人!と罵って、屋上で一人で叫ぶシーンに泣いてしまう。(最果タヒの一葉ちゃんがパフェを潰すシーンも同じ。) 映画を観て、大学の先輩たちを思い出して、夢にも出てきて、何か失礼なことをした気持ち。もしかして万が一のこと、この映画を観て私のことを少しでも思い出す人がいなければいいな、と思う。誰かの花束なんかになりたくない。 大島渉の展示のブックレットを読む。 やっぱり大島さんの文章もとても好き。作品とその人の書く文章が好きな作家さんが多くて、ソフィカルの研究とかしてみたいかも。
12月12日 職場が寒くてしもやけが痛くて冷えて吐きそう。 お昼休みは“多摩多摩”のトークイベントの配信を聴きながら歩いた。 途中で“飲み込みについての実験”の会場案内を見かける。水やヨーグルトを飲み込んで、ラジオ体操をした人の様子を記録するらしい。 トークを聴いて展示会場で「大島さんの日記に登場する方は、この写真を撮った方かしら」と思った自分をひどく、とても、気持ち悪いと思った。 それと会場で友人が「TOEICの勉強は3点ですかね」と言っていた意味を今になって理解した。(生活の中でできたこと・できなかったことに点数をつけている大島さんのキャプションを読んで、その前に何も考えたくなくてTOEICの勉強ばかりしてしまう私の話をしてくれていた!)
12月13日 職場が寒すぎて泣いていて、何でこんなにも仕事内容でなく外的要因で辛いの?と思って、いろんなところに“節電”のお知らせが掲示されていたり“節電見回り中”のキャンペーンたすきが用意されているのを発見して、さらに泣いてしまう。 ギャラリーを探しているのだけれど、場所を選ばなければどこでも展示ができてしまう。「恥ずかしそうに写真を展示しているんでしょ(どうせ)」と、初めて写真展をする話を母にした時(来てほしいとは言ってない)に言われたことを思い出す。 スーパーの出口にバター餅とごまゆべしとくるみゆべしがカゴで売られていて再会。
12月14日 不意に知った人の誕生日にパパブブレのお菓子をあげたら、2月に焼き鳥を焼くので来てください、と誘ってくれた。IHしかない新居に、やっとガスボンベのカセットコンロを買ったので焼き鳥をするのだそう。 工作みたいで楽しそう。 SNSの好きな女の子が、自撮りをまとめた動画をストーリーに投稿していた。 とても良かった。 防衛本能でamazonで防寒グッズばかりを検索してしまう。 心が死んじゃう節電ってなに。 12月15日 今日も職場の寒さが異常でお腹が痛かったし、吐き気と震えが止まらなくなって辛い。でも帰り道で写真を撮ったり、一期下の方とお話しながら帰ってきて少し回復した。 このままずっと元気ないままなのかも、と思うと、来月で終えることも悪くなくて、今日は上司から積み立てNISA(?)や出産支援金(?)の制度の話を聞いて、そうゆう情報をちゃんと収集して損するべきではない!と言われてショックだった。 上司の奥さんは産休期間に金髪にするらしい!いいな〜。
12月16日 このところ生肉や生魚をレンジで調理している。 「○○(食材の名前) レンジ」で検索結果に出てきたレシピより2分多めにレンジで加熱している。よくわからないけど実験みたいで楽しい。 生肉や生魚にお酒をかける工程が、何か上等っぽくて楽しい。 今日は鶏肉に挑戦しようとしたけれど、寒さと疲れで身体がボロボロで泣いていて、何も考えられなかったので、値引きシール出来合いのものの日、にしてしまった。 今日も“多摩多摩”のトークを聴いた。 多摩川を眺めたくなった。 かつてインターネットで、大島さんのイラストが、のらねこちゃんが、とっても人気で流行っていたよね、みたいな言われ方をしていて、私はずっと波風なく登場した頃から穏やかにインターネットにいるものだと思っていいたのでショックだった。 そういえば一緒に展示に行った友人も「大島さん、懐かしいって思っちゃいました。」と言っていた。
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・ 新作の月夜の切手シールには、山々や湖、羊など、これまでの作品に登場したモチーフが潜んでいます。シール単体で使っていただくのはもちろん、「冬の湖」「月の満ち欠け」「羊を飼う」など、物語がつながりそうなポストカード、封筒と一緒に使っていただいても、月夜の世界がひろがりおすすめです🌖 今週末の紙博in東京 @kamihaku2023 にはこれまでのものも沢山お持ちしますので、ぜひお手にとっていろいろな組み合わせをお楽しみくださいね🌲🚣🦢🐑 切手風シール4面【月夜】 湖/まきば/海辺/木立 #月夜 #moonlitnight #月の満ち欠け #phasesofthemoon #moonphases #羊 #ひつじ #sheep #白鳥 #swan #活版印刷 #活版 #letterpress #knoten #knotenletterpress #緑青社 #紙博 #台東館 #浅草 #手紙舎 #手紙社 #tegamisha https://www.instagram.com/p/Cp2hgA3PJUK/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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妖精原画をお迎えくださった方々へ、お知らせです。
お迎えいただき、どうもありがとうございます!
妖精たちが、お祭りでどんなに浮かれ騒いでも、あなたをちゃんとお守りするよう、護符をご用意しました。
発送時に同封いたしますので、どうぞお楽しみに!
(※写真は梱包用のシール。お迎えの絵と連動しています。)
#mayamiyama #illustration #妖精原画 #お楽しみ #fairy #sprites #spirits #貝の小鳥
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INTERVIEW on FIFTEEN QUESTIONS
https://15questions.net/interview/sawako-talks-sound/page-1/
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日本語訳はこちらになります
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活動初期の頃、何に影響を受けたり、音のどんなところに興味を惹かれていましたか?
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高校時代に「声にエフェクトをかけたらいいんじゃない?」と、ギターエフェクターをバンド仲間が貸してくれたことがありました。声とエフェクターとカセットMTRでの多重録音は想像以上に楽しくて、1人で音の実験をはじめました。当時は、実験音楽やエクスペリメンタルミュージックのような音楽が世の中に存在することは全く知らず、バンドではパンクや普通のポップスをやってました。
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その後、大学に入って、ボアダムスやロスアプソン系の音楽に詳しくてフライングブイを弾いてる男の子(現:ジンタナ&エメラルズの斎藤迅くん)と出会ってバンドを始めたり、コンピュータ音楽の授業で様々な現代音楽やアカデミズムのコンピューターミュージックに触れて、「高校の時に1人でやってたみたいなことを、CDやライブや研究としてやってる人たちがいるんだなあ」と気づきました。当時はSuper Colliderで波形をいじるのが楽しく、「波形ってシャーレの中の小さな生き物みたいで、かわいいな」と魅了されていました。
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Max/MSPで、小さな波を数百個並べて、いろんな音の干渉や共鳴やフィードバックの実験をしていたら、担当教員のChristopher Penrose先生が褒めてくれて、音楽制作の小さな一歩を踏み出しました。Penrose先生は音響合成のための音データを「木と森」って呼んでて、「SFっぽいガーデニングみたいで、かわいいなあ」と思ってました。音(に含まれてる記憶や記録)をコンボリューションして、時空データのポマトやキメラを作る感じは、今の私にも大きな影響を与えています。
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当時は、グリッチ・lowercasesound・microsound(ジャンルとカーティス・ローズの本の両方)などが出てきた時代で、同じ頃、ギャラリーでボランティアを始めて、Felix Hess・フルクサス・Steve Roden・Brandon Rabelle・アルビンルシエなどの存在を知りました。
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非可聴領域の音や音以外の波形も好きで、修士論文はsignal scapeについて、wifi signalのsonification & visualizationについて書きました。
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それとは別に、もともと映像を用いたアーティスティックなフィールドワークに興味があったのですが、学生時代はまだ、私のアイディアを実現するためにはPCのCPUが足りなくて、ビジュアルなしの音だけで作品制作を始めたのが、フィールドレコーディングを用いたきっかけです。初めてのライブはノイズレーベルMSBR主催のOlivia Blockさん来日記念イベントだったのですが、Oliviaさんとお話ししてて「フィールドレコーディングをしていたら、いろんなところに旅に行けるな」と思ったのもきっかけです。森でボーッとしたり街を散歩したりするのが好きで、マイク越しの音をヘッドホンを付けて聴いていると、耳だけの透明人間になって音のcocoonに包まれてる感覚になります。
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音の作業や音楽へのアプローチの核になっているアイディアはなんですか?
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日常のすべてのできごと、特にささやかだけどキラキラしてるもの 私とコラボレーターのみんなが地球上で紡いでいるそれぞれの物語 音それ自身が教えてくれること、音が見せてくれる世界
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音の世界に、そこまで魅了されている理由は何ですか?
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目に見えない、手で掴むことができない、霧や煙みたいで、
意識と無意識の両方に作用してアンビエンスを作ることができるということ。
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時代の変遷とともにクリエイティブなゴールや技術的な可能性が変化していくにつれて、ソフトウェアや録音機材など、必要なツールや表現方法も変わってくると思います。初めての楽器や機材のことや、そこから今に至るまでの変遷について、教えてください。
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私は、1000円のスピーカーでも100万円のスピーカーでも、��いテクノロジーでも最新の機材でも、私のもとにやってきた出会いを生かして、機材とのコラボレーションとして、それぞれの個性を生かして楽しむタイプです。いまだに20年以上前のMacも持ってます。一方で、キャリアを積むにつれて、カスタムメイドのソフトウェアやハードウェアを制作していただける機会が出てきました。他の方が作ってくださる機材とのコラボレーションは、自分では気づいていない自分の音世界の魅力をエンジニアの方が発見して引き出してくれるので、興味深いです。
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初期の頃の機材の思い出としては、学生の頃はMOTUがまだmark of the unicornだった時代で、ユニコーンのマークが機材についてました。当時の私にとってMOTUの機材は高価なものだったので「いつか買えるようになったらいいな」と、ユニコーンのシールを安い機材に貼って使っていたのですが、大人になってMOTUの機材が買えるようになった時には、MOTUはユニコーンのマークじゃなくなっていて、悲しかったです。今でも機材にはユニコーンのシールを貼ってます。
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現代の制作機材は、アーティストが独創的な音を実現できる可能性を生み出してくれました。あなたが個人的にクリエイトしたいけど、まだ実現できないサウンドはありますか?
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宇宙中のすべての感情や情報を網羅凝縮した0.1秒の音もしくは振動。たぶんその音を耳にしたら私のマインドや存在自体が壊れてしまうと思います。
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「音、空間、コンポジション」の関係についてどう考えていますか?
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2Dのコンポジションは絵画、3Dは彫刻、4Dは空間+時間で音、と考えられますよね。また、XR/VRを使ったら、臨場感のある5D以上のコンポジションがつくれると思います。5D以上のコンポジションは、音だけでもつくれるかもしれませんが、4Dな脳では認知できないと思います。トポロジー・非線形な数式・コーディングでの多次元表現に興味があり、そこから発展して、マトリックスや多層レイヤー上の空間認知や表現にも興味があります。小さい頃、能楽をやっていて、その時の体験がマルチレイヤー的な時空間の把握に影響しているような気もしています。
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Nada Brahmaの“the Beginning was the Word”というコンセプトのように、多くのスピリチュアルな伝統は音を世界の始まり、基盤となるものとして捉えています。科学的な視点でもスピリチュアルな視点でもどちらでもいいのですが、”a harmony of the spheres and sound as the foundational element of existence”について、どう考えていますか?
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“sound”じゃなくて”振動”という視点に立つと、ビッグバンだって音と言えると考えています。人間の耳がキャッチする振動だけではなく、世界はいろんな周波数やら振動やらでできていますよね。古くから伝わる神話や伝説は、それを直感的体感的に捉えて、それぞれの信仰や時代背景にあった形の言葉で表現しているもののような気もしています。
例えば、チベットでは、音や色や文字やムドラなど様々なものを一度にやる行法があるそうで、何かとても大変なことのように聞こえるのだけど、全部同じ「振動(周波数)」として捉えると、情報知識偏重な生き方をしている現代人とは違う感覚で世界を感じていたのかな、とイメージや体感が広がります。五感の境界が溶けている一種の共感覚的な世界の捉え方と言えるかもしれない。
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私たちが今”scientific”と呼んでるものも、1000年未来の人からみたら、とてもプリミティブな御伽噺に聞こえるかもしれない。逆に、1000年前の人たちの文化は、もしかしたら私たちが知らない視点から構築されてる高度な”科学”かもしれない。現代社会の私たちとは全く違うリアリティの世界を生きてたかもしれない。
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「Acoustic Ecology」という概念は、音環境が私たちに与えている影響について、深く考えるきっかけを与えてくれます。こういったテーマや「Acoustic Ecology」というムーブメントについて、どのように考えていますか?
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まず初めに言っておきたいことは、「Acoustic Ecology」という言葉は様々な時代や文化背景の文脈で使われているので、「ムーブメント」として捉えてこういったインタビューの場で簡略的にお話しすることは難しいです。例えば、アーティストの視点と研究者の視点は違うし、様々な異種が混ざりあう場が「Acoustic Ecology」とも言える。
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なので、今回は「周囲の音環境がどれだけ私たちに影響を与えているか」というトピックについてのみ、お答えしますね。
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私の周りはそのトピックに興味がある人が多いので、「私が普段慣れ親しんでいるコミュニティの人たちは、一般の人とは耳が違う」ということについて、作品を作る時は自覚的にならなきゃなってたまに思います。逆に、一般の人と交流している時に、潜在意識的な音の影響には何も気付いていない、というか、聞こえていないんだなってびっくりすることが、しばしばあります。
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例えば、サウンドウォークのワークショップをすると、「都市部でこんなに鳥が鳴いてたなんて今まで気付いていなかった!」という感想をもらったり。また、最近では、心理的なブロックのために音楽を楽しめなかったり、音が聞き取りづらかったりする方とお話をして、「音楽ってなんだろう?」と改めて考えたりしました。
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個人的には、音だけではなくて、wifi signalや電磁波(自然のものと人工的なものの両方)、太陽からの紫外線や赤外線、その他、人間が聴覚的に感知できる周波数以外の様々な波が私たちに与えている影響にも興味があります。未来の人間や古代の人間は、2022年の都市部に住んでいる平均的な人間とは違う周波数帯域を、思いもかけないような感覚器官や身体システム、テクノロジーを使って感知しているのかもしれません。
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とりとめのない返答になってしまったけど、人間の身体の可能性の探究やどうやって認知している世界が作られているかということについては、常に興味深いテーマだと感じてます。
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【おしらせ】2023/10/19~10/23 11:00~19:00(※最終日は18:00閉場)にハンズ横浜店で開催されます #文鳥まつり に委託出展させていただきます。スペースはG4、新作はフルカラー漫画本「BUNCHOBOXもみじ」とシール、一点物の文鳥画です。どうぞお立ち寄りください^v^
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2023年1月8日
【新入荷・新本】
Nick Relph MONSTERS, Pre–Echo, 2022
Softcover. 500 pages. 267 x 310 mm. Color.
価格:9,350円(税込)
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ロサンゼルスを拠点に活動するイギリス人アーティスト、ニック・レルフ(Nick Relph)の作品集。2021年刊行の作品集『ECLIPSE BODY & SOUL SYNTAX』に続く一作。前作と同じスキャン方法を使用して、作者はニューヨーク、ロサンゼルスにある1,000の公衆電話のボックス・エンクロージャ(ケース)のイメージ群を収集した。
本作に収まっているイメージ群は前作とは対照的に、より均一にスキャンされているものの、紙、シール、ペンキ、錆、雨水、ホログラム、反射ビニール、ネジ、ケチャップ、植物、鳥の糞、電気ケーブルなど、デジタルアーチファクトや表面に付着するものが際立つ。
作者とブックデザインを手がけたジョセフ・ギルモア(Joseph Gilmore)は、452点のイメージ群を編集し、表紙から裏表紙に渡るまでシークエンスを構成している。各ページに記載されている数字は、コピー機でスキャンされたイメージに対応する別の数字とセットになっており、作者自身のプリントシリーズ『Seeing Plastic』を通じてそれを入手できる仕上がりになっている。
(twelvebooksによる本書紹介文)
MONSTERS serves as a tangential addendum to Eclipse Body & Soul Syntax (published by Pre–Echo in Fall 2021). Using the same scanning process as before, Relph gathered 1000 images of payphone enclosures in New York and Los Angeles.
In contrast to Eclipse Body & Soul Syntax the scans in MONSTERS are more uniform, upset though they are by digital artifacts and surface interruptions: paper, stickers, paint, rust, rainwater, a hologram, reflective vinyl, screws, ketchup, plants, bird shit, electrical cable.
For the book Relph and designer Joseph Gilmore assembled an edit of 452 images, with the sequence beginning on the front cover, and ending on the back. The page numbers are accompanied by another set of numbers which correspond to an individuated xerox copy of each image, which Relph is making available through his Seeing Plastic imprint.
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リコール・自主回収情報 食品 永楽屋「茶々の実」(記載された賞味期限での維持が困難) (2024/6/5 - 13 Clicks) 【該当商品】 商品名:茶々の実 内容量:1個 賞味期限:(茶々の実個装裏面にシールにて記載) 2024.6.19、2024.6.20、2024.6.21、2024.6.22、2024.6.23、2024.6.24、2024.6.25、2024.6.26、2024.6.27、2024.6.28、2024.6.29 販売地域:全国 販売店舗: 株式会社永楽屋 本店 株式会社永楽屋 室町店 株式会社永楽屋 本社売店 株式会社永楽屋 大丸京都店 株式会社永楽屋 大丸梅田店 株式会社永楽屋 髙島屋京都店 株式会社永楽屋 オンラインショップ 販売日:2024年5月22日から2024年6月2日 販売数量:約2000個 【理由】 個包装(ピロ���包装)のシール温度不良により、シール部分(背張り)の圧着が弱く、品質が記載されている賞味期限での維持が困難と判断したため。 【対策】 回収・返金・交換 【問い合わせ先】 株式会社永楽屋 本社通販窓口 0120-075-292(無料) 受付日時:9:00〜17:00(土・日祝日を除く) ※販売店舗にて回収。または、料金着払いにて以下の住所まで郵送する。回収後、返金又は代替え商品の送付。 【送付先】 〒607-8355 京都市山科区西野大鳥井町100 株式会社永楽屋 本社工場 食品
永楽屋「茶々の実」(記載された賞味期限での維持が困難):クロネコヤマトのリコールドットjp
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亡くなった人の遺族や空襲の被災者、外地から引き揚げた人、戦地から戻った元兵士、抑留されている人々の家族、戦時産業からの失業者らが住居や食料などにもこと欠き、困窮する人があふれていました。 保護が必要な世帯は全国で90万以上、316万人に上ったといいます。特に親や身寄りを失った戦災孤児の救済は急務でしたが、社会福祉施設は激減していました。公的福祉も整わない中、施設への資金を寄付しようと米国での取り組みを参考に共同募金運動が始まりました。 1カ月で6億円の寄付金が寄せられました。現在の価値で1500億円に相当するといわれます。寄付した人には「Community Chest(共同募金)」の文字入りバッジが渡されました。米国では水鳥の羽を赤く染めて使っていたのにちなんで鶏の羽を赤く染めて配ったそうです。元は欧州で善行の印として羽をつけていたのが由来だそうですよ。 2019年にはニワトリの育成不良による供給不足のため、イラスト入りのシールになりました。
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クレしんの映画が公開されましたね。
大きなお友達だから観に行く勇気なさすぎて劇場は諦めた……。
地上波とか配信で見られるようになったら見るゾ……。
あと、地味ですが、担当コーナーを模様替えしました。
あくさなの後ろは誕生日にもらったカードを置きました(先日誕生日だった)。オルゴールがついていて鳥さんが鳴きます。
そして英雄を早苗で包囲する。いつもの光景ですね。
あいらぶびあーのシールは百均に売ってました。なんだこの早苗P向けでしかないグッズ……ってなった。
続いて恭ひなコーナー。恭二は天地四心伝のとき買うたやつ。
実は小生、日菜子のミニアクスタを持っていないので、MOIWのステッカーの残り香(?)を使って、なんとかして恭二と並べた。
ちょっとさみしいのでBeitちゃんのシールとか貼った。
日菜子のミニアクスタは来月のデレステライブの物販で予約しました。たぶんそのうち恭二と並ぶ。
ライブ楽しみですな。
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