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#鏡の国のレジェンド
bancho-zx · 6 months
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monthly-ambigram · 1 year
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2023-8月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/@2r96
◆今月のお題は「ジャングル」です◆
今月は参加者の皆様に「ジャングル」のお題でアンビグラムを制作していただいております。  密林をめぐる逆さ文字の数々を暑気払いのお供にご覧ください。
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「未踏」回転型:.38氏
人跡未踏のジャングル。字画密度の違いを吸収する手法が見所です。作字としても遊びがあって楽しいですね。
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「荒地」鏡像型:いんふぃにてぃ氏
ジャングルは、ヒンドゥスターニー語のjangal(荒地)に由来しています。荒れたような書体が効果的です。似た解釈(旋回型)の作例がありますので比較してみてください。
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「地球の肺」回転型:douse氏
ジャングルは地球の肺である、とよく言われます。堂々とした文字でゲームのロゴのようにも見えますね。文字の境界の切り替わりが自然で見事です。
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「自然界」図地反転回転重畳型:化学氏
ジャングルは自然界で最も重要なエリアの一つです。回転重畳に図地反転を絡めた複雑な作品です。
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不思議な輪郭がパズルのようにうまく組み合わさってできていることが分かります。
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「熱帯雨林」図地反転型:海氏
熱/帯、雨/林 がネガポジ関係にあるアンビグラム。アンビグラム的にも作字的にもたいへん優れた名品です。「雨林」の字にジャングル味を強く感じます。ステキです。
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「じゃんじゃんぐるぐる」旋回型:kawahar氏
一つのグリフがぐるぐる回っていてじゃんじゃんぐるぐるな作品です。濁点の位置がポイントですね。
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「孤立部族」鏡像型:螺旋氏
アマゾンのジャングル奥地にはたくさんの孤立部族が居住していると言われます。少し傾けているのが字画のバランスをとる上で重要のようです。「立」はこの対応付けだと苦労するところだと思いますが読みやすいと思います。
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「インコ」回転型:peanuts氏
ジャングルの動物といえばインコが真っ先に思い浮かぶ人も多いでしょう。単純化が素晴らしいのですが特に「イ」がカッコイイです。ロゴデザインの完成度におどろきます。
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「猛獣」図地反転回転型:いとうさとし氏
猛/獣 の字がネガポジ関係にあります。いとうさとし氏はこのような作品「ネガポ字」を大量に制作していて 図地反転アンビグラムのレジェンドです。
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「野獣」鏡像型:ぺんぺん草氏
「口」「田」の閉ざされた領域を塗りつぶしても判読できるのを利用して「一」などと対応付ける技術が使われています。ややパースをとっていることで「ツ」部分が自然になるようになっています。
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「食物連鎖」回転型:YesOK氏 × 意瞑字査印氏 
食/連、物/鎖 それぞれ180°回転対応で連鎖配置にしているところがミソですね。 本作はコラボ作品で アイデアはYesOK氏、作字は意瞑字査印氏が担当しています。このようにアンビグラム制作は複数で共作すると面白いです。
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「野生動物」図地反転型:いとうさとし氏
野生/動物 で図と地を分け合っているネガポ字です。 シマウマの縞模様を想起する楽しい作字になっています。
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「迷彩」回転型:増池誠史氏
迷彩で最もメジャーなのがジャングル用迷彩でしょう。作例はありますが、より自然な対応解釈がとられています。
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「国立公園」図地反転型:いとうさとし氏
 国/園、立/公 が図地反転関係にあります。折り紙で切り絵をしたような趣の字形が良いですね。また囗部(くにがまえ)同士の構造も面白いです。
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「商業伐採」鏡像型:mishima氏
森林破壊の最大の原因。傾けた「商」や大胆な字形の「業」などが見所ですが、作字としての仕上がりがステキです。
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「コンクリートジャングル」図地反転型:ヨウヘイ氏
ひび割れたコンクリートのようにも見えてきます。細かい足し引きひよる図地の調整はドット図地反転ならではの表現力を生かしていますね。
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「冷たい混凝土の密林で芽生えたくすんだ郷愁」鏡像型:Σ氏
コンクリートジャングル(混凝土・密林)を起点に展開される文字列生成型の作品。対応がぴったりで自然すぎてアンビグラムだとは思えないぐらいです。ぜひ一文字ずつじっくりかみしめてみてください。
 最後に私の作品を。
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「無法地帯」旋回型:igatoxin
1文字で4面相のアンビグ���ムです。左90°回転で順々に「無」→「法」→「地」→「帯」と 字面が変わる寸法です。
ジャングルがお題のアンビグラム祭、いかがでしたでしょう。 お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。また ひきつづき炎天につき くれぐれもご自愛のほどお祈りいたしております。
さて次回のお題は『日本史』です。締切は8/31、発行は9/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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nopasaranknit · 5 years
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#統一地方選反ヘイトスピーチ候補 #supportyourlocalantifa https://youtu.be/mDNr_RHQ0W8 (54:40頃から) ヒゲ戸田こと、戸田ひさよし門真市議会議員。 web http://www.hige-toda.com/ ヘイトカウンターのレジェンドである。 彼は学生時代ノンセクト(党派なし)の新左翼として過ごし、その後連帯ユニオン入り。くそな経営者たちと戦い、苦しむ労働者を守ってきた。20年前、門真市議会選挙で初当選。 しばき隊誕生前から在特会に独自でカウンターを仕掛け(宮尾将に眼鏡を壊され裁判で勝ち彼をATMにもした)、日本ではじめて市の公共施設からヘイターを追放した。 「なかや、なかや良子〜前科五犯だよ〜」 https://youtu.be/dQKUGf1N2T8 「西村斉、待て、待て、待て〜」 https://youtu.be/5NVKKLEa1ac など名作カウンターを世にリリースし悪で正義なを為すカウンタースタイルの先駆者として活躍している。 また、沖縄で高江での大阪府警察機動隊ヘイトスピーチ→松井府知事の容認発言→モノレール門真市駅差別落書き事件を追及。 市政では古川橋トポス跡地に体育館がたったときの利権を追及したりもした。門真市は裕福な自治体(パナソニックの企業城下町)のようでその旨味に右翼がよってくるそうな。今の宮本市長とあの荒巻靖彦(門真市民)はとても仲がいいそうで、戸田さんは荒巻をそれで攻めている。 野間易通さんは戸田さんをカウンターの手本にしているようだ。 ヒゲ戸田さんの出身母体である連帯ユニオンは関西生コンクリート組合(企業側)、国家権力である警察、そして差別者ネオナチ軍団瀬戸一味(億単位のカネにつられた)にありえない弾圧を受けている。不当に逮捕された20数人あまりが全員起訴された(ストしたら威力業務妨害など)。 このような弾圧の中、ヒゲ戸田こと戸田ひさよしさんは六期目を目指します。 門真市議会議員選挙は4月14日告示、4月21日投開票。 https://www.instagram.com/p/BumRUnjBd-Q/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1cbd5oe7qi3up
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glico-morinaga · 6 years
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TMA2018
「オープニングガラ」
・パクジュンウー 昨年のグランプリ、音とカードがうまく合わさっている。もちろんすごい。
・ワンウェイ&コゾ 現象は一つで、舞台装置の凄さに負けていた。
・森田智博 コンタクトの技術が高すぎてわろた、動きも綺麗で安定感も凄かった。
・マリオロペス 乳首とれるマジック?が凄かった。ほとんどマジックはせずトークや所作で引きつけていた。マジックを使わずパフォーマンス能力だけでここまで人を沸かせるものかと思う。マジックもやれば世界最強レベルなのだから怖すぎる。
・ジョーダンK ポテチ袋のマニュピレーションに驚く。既存技法も道具を変えるだけで効果がここまで上がるのかと思った。
・マヨーラル 靴のアクト好きじゃないから、期待してなかった。FISMで演技せずにスタンディングもらったエピソードも、演技した時よりも拍手もらってるのではないかと考えていた。本当に本当に反省した。 幕が開いた瞬間、非常に期待させる演出、上から光が降ってきてウォンドに移り帽子から火が出る。その火がディズニー映画そのもの。CGで編集した火が現実に目の前で起こる。蝋燭のパートや火が動くパート、全てで感動。脳みそがねじ切られた。終わったあとは少し泣いた。 光と火の神様でした。
「ステージコンテスト」
・Cao Yang 空中から扇子が出現する。
・前田将太 フェザーと玉、フェザーの出方が非常に綺麗で指を空中になぞるだけで出現する。クラシカルな演技だが現代だから生まれた演技。出る前、出たあとの表情が素晴らしい。
・Tsai Jin-Cheng 三国志?アクト。台湾の民族衣装で演技をしており”あー台湾にきたんだなぁ”と感じていた。その国で生まれ育たなければできないアクトを見れるのは楽しい。前半は掛け軸パート、後半は武器が出てくるパート。武器がでてきて舞う。槍がでてきてエンドポーズは本当に盛り上がった。ちなみに飲み会での人柄もよかった。
・Yang Jie-Wei めぽ一押しのイケメン。蝶がもっと本物ぽかったらよかったと感じた。
・Kim Cheol Gyu 腕時計の演技。姿勢が良く立ち姿が美しい。
・Hsu Shao-Yuan 2015にも出ていた気がする。
・まわりみち ぱわぁさんの傘の刺し方がともさんを殺しにいっている。刺すパートがめちゃくちゃ面白い。抜くパートがグダるイリュージョンが多い中素晴らしいアイデアで中から抜けていく。めちゃくちゃ面白い。最後の脱出後の風船の演出も不思議で素敵。途中花が生えたゴローニャみたいになったり、随所にこの演技でしか見ない演出・構図が見えた。素晴らしかった。
・Shanboy マスク
・Kelvin Cheung ランスバートンのライトの修理人の演技。最初の鳩が鳩にしかみえない。最前列で見ていたが、全ての道具が細かいところまで作り込まれていた。完成度が非常に高い。演技全体めちゃくちゃ面白かったが、最初の鳩の現象が一番面白い。
・Jenny The魔法使いの格好をして、ねるねるしてる。ねるねる釜から若返りの薬が飲むと若返る。途中謎のシンブルパートとたまパートがある。魔法使いとマジシャンが混在している為違和感。魔法使いに統一してほしかった。(魔法使いはトランプやシンブルや玉などを出さない。もっというとトランプや道具の扱いが下手なはず。魔法使いなら。)
・佐々木たかもろ うちのサークルの10年に一人の逸材。演技が終わる頃、あーこいつも社会人になるのかぁと思った。受賞して欲しかったが敵は強い。国際大会に出てくれただけでありがとう。
・MalaJohn いつものアクト。曲チェン前は今回のバージョンが好きだが、変わったあとは以前の方がすき。曲のトラブルがあったのかな?それにあのスピードに気付けるのがすごい。
・Park Hyo-sung パズルの演技。前半のLミノをはめるまでは素敵だったが、後半はまだパズルとリンクしきれていない気がする。
・鈴木大河 アイシャドーにピンク、ガニ股のアピール。一つ間違えたらめちゃくちゃダサくなるのに全てがかっこいい。曲、演出、道具、効果、全ていつも通り素晴らしい。しかし、観客が演技を知っている為か高い演技クオリティにもかかわらず反応がいまいち。
・Chou De-yen バスケ、食事していたら見逃した。私服はMJのシャツにスパーズの帽子だったので、おかしくね?っと思って聞いたらチームはスパーズのファンらしい。一番好きな選手はAI。なんとAIが高校にきたことがあるらしい。どんな学校なんだそれは。日本じゃありえない。さすがLALのスターを排出している台湾だ。めちゃくちゃいいやつだった。
・せがみ 前からTim Linに似ていると思っていたがやっと周りも認めた。
・てつや 観客の反応がやばい。バケツのところや昔からやっているカラチェンが報われた。毎日道具を作っていて、お前は何のために作っていて、何を目指しているのか?といつも聞いていた。全て報われた瞬間を見させてもらった。大学1年の学祭の演技を見た時、こいつはやばい。すげぇのがきたと思ったが、やっと本当にやばいやつになった。秋連の演技もそこまで好きではなく大学1年の演技が一番好きだった。スケッチブックのパートも好きじゃなかった。今回の演技ではスケッチブック、バケツ、カラチェンと全てが調和していた。めちゃくちゃ凄かった。 演技のクオリティ以上にやっぱり観客の反応に驚く。ちょっとうるっときた。
Zhong Ming-Ruei ・てつや余韻のため忘却
Jeon Yong-Seok ・天使っぽい演技。本当はカラスだったらしい。コンテスト後半の韓国人ということで非常に期待したが、その見た目とマテの期待感には答えられなかった。
前嶋くん ・和傘プロダクション。海外コンテストだから和っぽい演技は受けるのではないかと思ったがみんな目が肥えているな。
「インビテーションコンテスト」
JerryWoo ・リングがありえない繋がり方をする。最前列でみてもどのような機構かわからない。肌がもちもちしていてかわいい。
ハンナ ・途中から降ってくる紙が照明とあわさってCGの中にいるように錯覚。肉眼でARの時代がきた。
伊能さん ・ウォンドパートでの歓声や拍手は優しい人の数。そしてその数は台湾は多かった。
村田さん ・めちゃくちゃ進化していた。凄かった。観客がずっと息を呑んでみていた。変なアピールの部分もないので拍手もなく、ため息がもれるかんじ。終わった後のチェイサーではやっと拍手ができるかんじで観客が全力で讃えていた。先輩にこんなすごいひとがいるなんて誇りだ。
Rex ・ミスティックで見た時よりもめちゃめちゃパワーアップしていた。グランプリもなっとくの演技。素晴らしい。
Andy Choi ・スプレーの演技。格好がまず良い。表情も憎めない。手錠が本当に不思議。韓国強い。
「クロースアップコンテスト」
I'm Deaws ・シンリムっぽい表情をずっとしていた。お腹痛かったのかな?
AL Chen ・なんか後半よかったきがする。
Hsiung Lei ・忘却
Jonioさん ・椅子しかないのがかっこいい。クロースアップとはこういうものだなって感じ。出方も気持ち悪いほどすごい。めちゃくちゃ面白い。優勝はJonioさんかダイススタッキングだと思ってた。
Joad Hsu ・ダイススタッキング。めちゃくちゃ面白い。お客さんとの会話できている感じが素敵。最後のミスのリカバリーが好き。好き。
藤田大和 ・鏡をつかった演技。
ライチさん ・ダイスを転がしてもらい、出た目でカードを当てる。最後は全てのダイスが一つの動作で揃う。���島さんっぽい感じ??そ���見た目から今まで話しかけにくかったが、マジックを見せてもらったり素敵な人だった。
Vincent Chang ・なんかよかったような気がする。
Akio ・ルービックキューブ
Choi Sieon ・緑のスポンジをひきちぎるところが好きだった。スクリーン上ではアイパッド上の白い玉が、肉眼でみると色があった。ずっとスクリーンで見ていたので気づかなかった。
「クロースアップガラ」
ボリスワイルド ・キスは好きじゃなかったがバタフライはよかった。
ホレットウー ・中国語がわからないから楽しめなかった。
ハリーG ・中国語がわからないから楽しめなかった。
エリックチェン ・中国語がわからないから楽しめなかった。
さわさん ・まず出てきてびっくりした。レジェンド。レジェンドって昔の栄光でいわれているんでしょ?って思ってました。大変申し訳ございませんでした。 あんな不思議すぎるロープ初めて見ました。日本にもあんな恐ろしいマジシャンがいたとは。ロープやべぇ。すげぇ。握手していただきました。手がプニプニでした。神だわ。
碓氷さん ・ルービックキューブマジックの創始者であり終わらせた人。この人より不思議な人は俺はしらない。ただFISM本戦にすごい人がいたらしいのでそれをみたくなった。とにかく最後の3つのルービックキューブ揃うのやばい。それがレギュラーだという奇跡。
「レクチャー」
サンタさん ・発想がすごい。簡単なギミックを演出で素晴らしいアクトに昇華させている。めちゃくちゃおもしろい。ポーカーデモンストレーションはもうこれ以上面白いのは生まれないと思う。今まで参加した全てのレクチャーの中で上位に入るレクチャーだった。本当に参加してよかった。マヨーラルじゃなくてこっちでよかったと思っている。(マヨーラル参加したら逆のこと言っているかもしれないが。。。。)
「ワンマンショー」
ルイスオルメド ・去年レクチャーで教えてもらった技で驚く恥ずかしさ。マトリックスを泉にたとえながら演技するのはどうやったら発想できるのか・・・飲み会で本人にきいたらI dont knowとのこと。ウッディー並みのショーを期待していたが、そこまでではなかった。人柄、演技ともにすごくよかったのは間違いない。
「クロージングガラ」
池田さん ・恐ろしい司会。本当に恐ろしい。脳みそを完全に溶かしにきている。毎回演技をしてから演者を紹介するのだが、その演技が毎回スタンディングオベーションするレベルなので本当に休めない。もうこれ以上すごい演技をしないでくれって謎の心境になる。神アクト製造機。天才1000人集めてもこの人が一番の天才。
マンホーハン ・最後のグッチのバッグがでる現象が素敵。
ホアンツェン ・衣装チェンが今まで見たきた中で一番美しかった。またシルクがなびいている様子も美しい。ガラにふさわしい素晴らしい演技だった。そしてマヨーラルの奥さんだったというのも衝撃だ。
クリストレンテ ・今まで見た人の中で一番燕尾服が似合っていた。見えない犬と戦う演技。すげー面白かった。
パトリックレーネン ・ピクサーの電気スタンドみたいなやつとずっと演技している。ペンがマジックウォンド設定でペンに当たったものに魔法がかかる。電気スタンドが動くのもそのため。本来CGがなければできない表現を肉眼で見るとこれほど感動が生まれるのかと思う。映画の世界をノースクリーン・肉眼で見れた。
エリックチェン ・さすがグランプリ。これもCGクラスの現象を肉眼で見れることに驚き。ときどき既存の技の香りがする部分を見つけると”あぁ魔法じゃなくてマジックなんだな”と安心を覚える。小池で普通に飲めたのが今では誇り。
リードチャン ・何回目かわからないけど、何回見ても素晴らしい。じつは本の開き方が一番好き。
ジャグラーズビジョン ・深川さん、天平さん、桔梗ブラザーズと各々がスタンディングオベーションを作れる演技を持っている。その人たちが合わさったらどうなっちゃうんだろって期待でいっぱいだった。LEDで長い演技をずっとみれるのはすごい。普通暗いところ光る道具ってすぐ飽きちゃうのに。
ノベールフェレ ・TMA最後の演者。TMAが終わっちゃうから始まらないでくれって思ってた。でも早く見たい気持ちもあった。コメディー部分と演技部分が別れている。玉の演技では初めてFISMってYoutubeを検索した時のことを思い出したりしてた。映像そのままの技術は生で見ると本当に感動した。演技の素晴らしさよりも生で見れたことの感動が強かったと思う。また飲み会でお話させていただいて素敵な人柄で感動した。フランス語がうまいと褒められたのでこれから推していきたい。
感想
素晴らしいコンベンションに参加すると、あぁマジックを好きでよかったと本当に思う。こんなに面白い芸能はほかにないと思うし、それをやっている人口もちょうどいい。世界一の演者と一緒に飲める距離感。その感動を共有できる友人たち。最高だ。
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justaninput · 6 years
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興和製品で野球チームを作る
野手: 1.インソール(羊年) 2.キャベ2(キャベジンの弟) 3.バンテリン(スポーツ界に顔が広い) 4.キャベジン(4番の重圧が胃に来る) 5.コルゲン(家族が多い、横顔が男前) 6.キューピー(ドーピング疑惑を晴らす) 7.ウナ(ムヒとともに甲子園を沸かす) 8.三次元(クリーンラインの息子) 投手: ミカロン(先発) ザガード(中継ぎ) トメダイン(抑え) 控え: ぬくぬく当番(北海道から移籍、ベンチを温める) プロテクターフィルム(家では洗い物を積極的にする) 液キャベ(ストリートダンスが得意) パワードコーヒー(助っ人外人、三振が多い) カンゾ(肝の座った新人。キャベ家とはよく飲みに行く。「いいんです」が口癖) 球団職員: アノン(美人広報。IONA,PONDSとはMiss.クリームで同期) ケラチナミン(いつも瑞々しい受付嬢) フィニッシュ(ウグイス嬢、トローチも併用する) エルペイン(女子リーグ統括) ドクターネイル(専属医。イタリア系移民) 虫除け当番(球場の守衛) ウィルス当番(球場駐車場職員。ファミリーで覆面ヒーローショーの催し物も) キューピーi(データ分析担当、モニター見過ぎで目が疲れ気味) レジェンド: レスタミン(他球団ドリエル氏の年俸に喝) ディメンション(スカウトマン、緑色の双眼鏡が目印) クリーンライン(三次元の父) メトロン(病床で咳き込んでいる) パニオン(よくめまいを起こす) メモリー3(丸栄の婦人販売員。もと新体操選手、閉店まで働いた) デュアタイム(ダブルヘッダー連投もこなした投手) マシュパフ(韓国リーグからの助っ人) アルタット(実況担当)
ナチュラート (女子リーグ構想を打ち立てる ) モコ (ケラチナミンの前任受付 ) サポーター: バンテリンサポーター 本拠地: 愛知県名古屋市 浜松サブ球場 東京日本橋広報部 大阪道修町関西事務所
球団歌: かぜの季節(昭和期)もろこし体操(平成期)
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yoml · 7 years
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1612-1911 断片、その先(全章)
1-1612 三年前 
「俺が勇利のコーチじゃなきゃいいのに」 
 ヴィクトルがコーチになったその年のグランプリファイナル。試合後のバンケットも終わり、それぞれの部屋に戻る途中のことだった。何の文脈もなく発せられたその台詞に続く言葉が予想できなくて、勇利は少し身構えた。エレベーターのボタンを押して、ヴィクトルは続ける。 「ときどき思うんだ。例えば勇利が絶不調のときね。心がもたないよ。ただのライバルなら、今回は競争相手が一人減ったなって喜ぶだけで済むだろうに」  なんだ、とありがちな話に勇利は少し安心して、「ヴィクトルでもライバルが減るとうれしいと思うんだ」と笑って返した。 「思うさ。俺は勝利に貪欲だからね」 エレベーターの扉が開く。乗客は誰もいない。 「僕はヴィクトルがコーチじゃなきゃよかったなんて、思ったこと一度もない」  ヴィクトルが少し間を置いた。「うれしいことを言ってくれるね」と微かに笑う。 「だけどやっぱり俺は思うよ。コーチじゃなきゃよかったって。特にこういうときなんかは」 「銀メダルでごめんなさい……」 「うん、いや、そうじゃなくて」  ヴィクトルが勇利の目をまっすぐ捕らえた。青い目に違和感があった。 「勇利が欲しくてたまらないとき」  言われた言葉の意味がわからなくて、勇利は文字通りきょとん、とした。エレベーターの扉が開く。ヴィクトルが先に降りて、勇利は慌ててあとに続きながら軽く混乱する。今、この人なんて言った? 返事ができないまま歩いていると急にヴィクトルが振り返った。 「勇利の部屋はあっち」  ハッと気付く。 「おやすみ勇利。今回の滑りは最高だったよ」  コーチの部屋の扉が閉まり、オートロックの鍵が閉まる小さな機械音が廊下に響いた。  三年前のことだった。 
2-1710 新宿の夜 
 これはたぶん何かを超えてしまった。  そう勇利が悟ったのは、ロシアに拠点を移してから半年、スポンサーとの仕事で日本に一時帰国したときだった。一年間のコーチ生活ですっかり日本が気に入ってしまったヴィクトルは、ここぞとばかりに勇利に同行した。が、この時の彼はもう勇利のコーチではなかった。グランプリファイナルでライバルたちの勇姿を見た彼が浮かれた頭で思い描いたコーチ兼ライバルという関係は、とはいえ到底現実的なものではなかったのだ。それでも勇利がロシアに渡ったのはただ日本にふさわしいコーチがいなかったからで、その頃の勇利には、ヴィクトルのコーチであるヤコフ・フェルツマンの紹介で新たな(そして有能な)ロシア人コーチがついていた。  仕事の前に無理やり長谷津に立ち寄って、実家に一泊だけしてから東京へ移動しいくつかの撮影やインタビューを済ませると、たった四泊の慌ただしい日本滞在はあっという間に終わってしまった。日本にいる間は不思議な感覚だった。二人の関係は常に変わっていく。憧れ続けたスター選手とどこにでもいるスケーター。突然現れたコーチと再起をかけた瀕死のスケーター。そして、最高のライバルを得た世界トップクラスのスケーター同士。自分の立場の変化に、ときどき勇利の心は追いつかない。こんなに遠くまで本当に自分の足でたどり着いたのか、いまだに半信半疑でいた。「もしこの人を追いかけていなかったら」。ヴィクトルのいない人生を思うと、勇利はいつも自分の存在自体を疑いたくなるのだった。  日本滞在最後の夜、新宿のホテルの近くにある焼き鳥屋で、二人はだらだらとビールを飲んだ。小さな飲み屋が連なるそのエリアは外国人観光客で溢れていて、煙だらけの狭い店内に不思議と馴染んだヴィクトルは普段よりも一段と楽しそうに笑っていた。めったに味わうことのない観光気分が、彼の抱えるプレッシャーを和らげていたのかもしれない。「博多の夜を思い出すよ」なんて言いながら、コーチ時代の思い出を語り始める。妙に懐かしかった。あれから大して時間も経っていないのに、二人にはそれがはるか昔のことのように思えたのだ。 「ずっと聞きたかったんだけど」  店内の騒々しさを良いことに、勇利はこれまでずっと不安に思い続けてきたことを聞いてみた。 「コーチをしていた一年を、ヴィクトルは後悔していないの」  ヴィクトルはそれまで上機嫌に細めていた目を大きく見開くと、何を言ってる? と言わんばかりの顔で勇利を見返した。そしてすぐに、ふっと笑った。 「勇利はびっくりした?」 「した。今でもあの頃が信じられないし、ロシアに拠点を移した今の状況もまだ信じられないよ」 「俺もね、びっくりしたんだ」 「自分の行動に?」 「全部だよ」 「全部」 「そう、全部。勇利のコーチになれたことは大きな意味があったんだ」 「コーチになって良かった?」
「俺が勇利のコーチじゃなきゃいいのに」
 突然、頭の片隅で声がした。バルセロナで聞いたあの台詞。目の前のヴィクトルは何も答えず笑ってい���だけで、あの時のことを覚えていたかはわからない。だけどなぜかそれ以上聞いてはいけない気がして、勇利は飲みかけのビールを手に取った。
 その後もだらだらと話を続けた二人は、ホテルへの帰り道、どういうわけか、本当にどういうわけか、気付くとキスを交わしていた。何がそうさせたのか、勇利は今でもわからない。まっすぐ帰ればいいところを、なぜかわざわざ回り道をして、ときどき肩をぶつけては、時間を惜しむようにゆっくりと二人は歩いていた。ちょっとした流れのようなものだった。右足が出たら次に左足が出るように、それくらい自然に、歩く二人の距離が近づいた。それで唇が触れ合ったその瞬間、喧騒が消え、街灯が消え、視界は閉ざされ、過去から繋がってきた一つの線がそこで急にプツリと途絶えた。このあと一体どうすればいいのかわからない二人は、そのまましばらく唇の熱を分け合いながら、たぶんもう戻れない。そう思った。 
   ホテルの部屋は別々にとっていた。足早にエレベーターに乗り込むと、勇利はヴィクトルのフロアのボタンだけを押した。乗客は二人だけ。行き先は一つだけ。決定打を押したのも勇利だった。銀髪に触れるほどの距離で、彼は小さく囁いた。 「ヴィクトルはもうコーチじゃないよ」
 その夜、勇利は初めて男に触れられる感覚を知った。
3-1904 春を走る
 東京では浜辺を走れない。ランニングの途中で砂浜に降りて、ウミネコを眺めながらぼんやりする、そうした時間はここにはない。代わりに勇利は公園を走る。少年野球のチームや、体育大学の学生や、小洒落たウェアに身を包んだ若者や、犬の散歩をする老人に混ざって、長谷津よりもひんやりとした東京の春を彼は走る。トレーニングではない、ただの日課。帰り道、公園脇のカフェでショートサイズのコーヒーを買う。カップを持つ彼の右手に、かつてはめられていた指輪はない。マンションに着くと、シャワーを浴びて仕事のメールを確認する。マネージメントを任せているエージェンシーから、新しいアイスショーの話が来ていた。断る理由もないので、淡々と勇利は返信を打つ。
 新しい日々が始まっていた。一人のプロスケーターとして、日本のスケート史上に名を残したメダリストとして、人生の次のキャリアを進み始めた26歳の青年として、東京の勇利は忙しかった。
4-1908 ときどき思い出す
 スケートに関わっている限り、勇利がヴィクトルのことを避けて生きてくことはできない。お互いすでに引退した選手だとはいえ、レジェンドの称号を得た男がスケート界の過去になるには、まだまだ時間が足りなかった。    引退後のヴィクトルの活動は、悪い言い方をすれば多くの人の期待を裏切るかのように地味なものだった。セレブタレントの座に落ち着くことはなく、無駄に広告やメディアに露出することもなく、フィギュアスケート連盟の一員として選手強化と環境改善に従事した。もちろん天性のカリスマ性とスター性は裏方になってもなお人々の目を引き、解説者やコメンテーターとしてテレビに出れば視聴者は彼の一言一句に注目したが、いずれにせよ今のヴィクトルの活動は今後の主軸を定めるための調整期間のように見えていた。どこかふわふわしていたのだ。  コーチ業に転身しなかったことを不思議がる人もいなくはなかったが、多くのファンや関係者にとってヴィクトルが勇利のコーチをしていた一年間はラッキーな気まぐれのようなものとして記憶されていたし、あのシーズンの勇利が劇的な活躍を見せたのも、ヴィクトルのコーチ手腕というよりはライバル同士の妙なケミストリーの結果だと認識されていた。「コーチごっこ」とは当時の辛辣なメディアが何度も書き連ねた言葉だが、誰もが心のどこかでそう思っていたのだ。誰もヴィクトルにコーチになって欲しくなかった。まだ十分に戦える絶対王者として、華やかなその演技で自分たちの目を楽しませて欲しかった――ただ一人を除いて。勝生勇利、彼の教え子になり得たたった一人の男、彼の独りよがりな望みだけが、世界中の期待を跳ね除けたのだ。だけどそれも今となっては、たくさんの過去のひと幕に過ぎない。  今でも勇利が取材を受けるときは、決まってヴィクトルのことを聞かれる。ロシアで切磋琢磨した二年間(とはいえ勇利が渡露した一年後にヴィクトルはあっさり引退したわけだが)、帰国後の一年間、かつてのコーチでありライバルでもあった彼とはどんな関係を築いていたのか。それで今、二人はどんな関係にあるのか。そう言われても、と勇利は思う。  連絡は取っていなかった。取るわけがなかった。理由がないのだ。ロシアのスケート連盟と日本のプロスケーターが個人的に連絡をする必要はないし、人は二人を「元ラ��バル」なんて呼ぶけれど、正しく言うならばその関係は「元恋人」と言うべきもので、そんな二人が連絡を取らないことに説明は要らない。    勇利は昔から熱心にヴィクトルを追いかけてきたけれど、何かにつけて、彼を遮断するときがあった。自分のスケートに集中しきっているとき、成績が振るわずヴィクトルの栄冠を見るのがつらいとき、絶望しているとき、他に心奪われるものができたとき。今はそのどれでもないけれど、だから勇利はヴィクトルの遮断にわりと慣れていて、今もその最中だった。ヴィクトルのことはわからないし興味もないです、なんてことが言えるわけもなく、勇利は当り障りのない言葉でインタビュアーをごまかすのだった。  メディアで彼を見かけることもあった。勇利は別にそうしたものを一切視界に入れないようシャットアウトしているわけではない。見ても何も思わないよう、自分の心に遮断機を下ろすのだ。ヴィクトルは相変わらず美しく、今でも目を奪うには十分すぎる魅力がある。それでときどき、本当にときどきだけど、その細く乾いた銀髪を見ながら勇利はこう思う。 「僕はこの人のセックスを知っている」  だけどそれがどんなものだったか、あの途方もない感覚を勇利はうまく思い出せない。
5-1710 変化の朝
 初めて体の関係を持った新宿の夜、勇利はそれをセックスと呼んでいいのかすらわからなかった。ホテルの部屋のドアを開けるなり、二人は貪るかのようにキスをして、無抵抗の勇利はヴィクトルの手になぞられるままにその肌を露わにした。首筋から肩に流れるラインにヴィクトルの唇がひときわ強く吸い付くと、勇利はだけど耐え切れない恥ずかしさと緊張で相手の両肩をぐっと押した。「汗、かいてるし、においも、さっきの」。うまく繋がらない一言一言を、ヴィクトルはうん、うん、と逐一頷きながら拾って、どうしてもそれてしまう勇利の目をまっすぐ追いかけた。「じゃあシャワー行こう」と言って腕を引くと、バスルームの引き戸を開けてシャワーをひねり、自分はあっさりと服を脱ぎ捨てた。熱湯で一気に眼鏡が曇る。まだかけてたんだ、とヴィクトルは笑って、勇利からそっと眼鏡を外すと彼をシャワールームに引き連れた。肌を流れる水が、たくさんのものを洗い流していく。汗と、恥じらいと、ためらいと、キスと、手の感触。ぴったりと密着した下半身でどちらともなく硬くなったそこを感じると、勇利は思わず声を漏らした。ヴィクトルの大きな掌が二人のそれを握りしめる。流れ続けるシャワーの音が二人を世界から隔離したように思えて、勇利はただ耳だけを澄ませながら、見えない感覚に身を委ねた。腰が砕けたのはそのすぐあとだ。ヴィクトルの体にしがみつくと、水がベールのように二人の体を包み込み、発散しきれない熱にともすれば意識を失いかねない。立ち上る水蒸気に混じって、知らない精液のにおいがした。
 早朝に目を覚ました勇利は、しばらくベッドの中でぼんやりしていた。鼻の先にあるヴィクトルの肩は、まだ静かな眠りの呼吸に揺れている。頭が現実を取り戻してくると、突然今日のフライトを思い出した。慌ててベッドから起き上がり、銀髪の人を軽く揺らして声を掛ける。 「ねぇ、荷物まとめないと。僕、一度部屋に戻るよ」  ヴィクトルは目を開けなかったけれど、ん、と声を漏らしながら腕を伸ばすと、手探りで勇利の頬に触れた。 「キスをして」
 脱ぎ散らかした服を手早く身に付けると、勇利はヴィクトルの部屋を出た。誰もいないホテルの廊下を歩きながら、ああ、僕はゲイだったんだ、と思った。昨晩の衝撃と、今朝の納得と、変わりすぎた二人の関係に、勇利はどこかまだぼんやりしていた。ぼんやりしながら、踊り出したいくらいにうれしかった。
6-1909 走れない日
走りに行けない朝がある。 カーテンの端を見つめたまま、勇利の体はどうにも動かない。 一人分の体温と一人分の空白を抱えながら、ベッドの中で涙が乾くのをじっと待っている。
7-1812 男たちの別れ
 ヴィクトルが引退した翌年、勇利のロシア二年目のシーズン、勇利には今が自分のラストシーズンになる確信があった。それは別にネガティブなものではなく、肉体的なピークと精神的な充足感が奇跡的なリンクを成し、ごく自然なかたちで、彼は自分自身に引退の道を許したのだった。スケーターとしての勇利にとっては何の問題もない選択だったけれど、一方で一人の男にとって、ある種の偉業をなし得たとはいえまだまだ二十代も半ばを過ぎたばかりの未熟な男にとっては、巨大な不安がはっきりと顔をもたげ始めた瞬間だった。この先自分は何者として、どこで、誰と、どう生きていけばいいのだろう。
 その不安はヴィクトルとの関係において顕著だった。具体的に言えばその頃から、勇利はヴィクトルとのセックスを拒否するようになっていた。勇利の人生にとってスケートとヴィクトルは常にセットで、スケートを介さなければ決して出会うことがなかったように、スケートなしでは二人が恋人の(ような)関係になることはあり得なかった。だからこそ勇利はこわかったのだ。自分からスケート選手という肩書きがなくなったとき、すでに現役選手としての肩書きを捨てているヴィクトルと、果たして純粋に今の関係を続けられるのかが。  勇利が初めてヴィクトルと関係を持ってからの一年間、二人のセックスは、よく言えば情熱的な、悪く言えば無茶苦茶なものだった。スケートと同じくらいの情熱を持って何かを愛するという経験を持たなかった二人は、それまで溜め込んできた「愛する」という欲望のすべてを互いにぶつけ合った。セックス自体の経験値こそまるで違えど、ぶつかる熱の高さは競いようもなく、貪欲な絶頂に幾度となく体を震わせた。競技者という者たちが決定的に抱える孤独が、その時だけは確かに溶けていくと実感できた。その意味において、勇利にとってヴィクトルとのセックスは、特別な意味を持ち過ぎていたのだ。ヴィクトルなしでは成立し得ない彼の人生は、それまではスケートという枠組みの中だけに言えることだった。だけど今は、全部なのだ。全部。
「セックスがつらいから別れるの?」 「そうじゃない」 「わからない、じゃあなんで」 「ヴィクトルはそれでもいいの」 「セックスのために一緒にいるわけじゃない」   「違うよ、違う、だけどつらくて仕方がないんだよ」 「自分だけがつらいふりをして!」
 ヴィクトルにはわからなかった。勇利に惹かれ、勇利を求め、勇利といたい、それ以外の想いなんて彼にはなかった。肌を重ねるたび、互いの中に入るたび、全身でその気持ちを伝えてきたつもりだった。最初のためらいを超えて勇利がヴィクトルを受け入れるようになってからはなおさら、彼はどんどん自由になっているようにすら見えた。全身で愛されることの喜び、誰かを抱くことの自信、解放された感情、そうしたものは勇利という人間のあり方を確かにある面で変えていたし、スケーティングにおいてもそれは顕著だった。二人の関係を周囲が騒ぎ立てることもあったけれど、そんなノイズの一つや二つ、二人が気にするまでのものではなかったし、くだらないメディアに対して沈黙を貫く二人の姿勢は、彼らが作り出す領域の不可侵性を高める一方だった。なのに、なぜ。失おうとしているものの大きさに、ヴィクトルはただただ腹を立てていた。怒りに震えたその指では、掛け違えたボタンを直すことなんてできなかった。
 誰を責めるのも正しくはなかった。一度崩れたバランスが崩壊するのは不可抗力としか言いようがない。涙をためていたのはお互いだったけれど、それが嗚咽に変わることはないまま凍ってしまった。呆れるほどに強くなりすぎたのだ。外の世界と、あるいは互いの世界と、戦い続けている間に。
 ちょうどその頃、勇利は引退を発表した。そういうことか、とヴィクトルは思った。コーチでもない、恋人でもない、今となっては勇利の何でもないヴィクトルには、その勝手な引退の決意を咎める権利なんてなかった。コミットする権利を奪われたのだ。最愛の人に。ヴィクトルは何も言わず、勇利の帰国を見送った。本当はできることならもう一度、その黒髪に指を通し、こめかみに幾度となくキスを落としたかった。どれだけ腹を立てていようと、どれだけその後がつらくなろうと、もしかしたら何かが変わるかもしれない。そんな望みを、あるいは抱いていたのかもしれない。
 勇利の送別会が終わった翌日、ヴィクトルはベッドのシーツを剥ぎ取ると、壁に飾っていた一枚の写真を外した。どこまでも青く広がった、遠い異国の、風に揺れる、穏やかな海の景色だった。 
8-1807 ネヴァ川を見る
 サンクトペテルブルクに、海の記憶はあまりない。代わりに勇利は川を思い出す。いくつもの運河が入り混じる水の街の主流を成すネヴァ川。その川沿いに建ち並ぶ巨大で仰々しい建物の名前を、だけど勇利はなかなか覚えなかった。それが美術館だろうと大学だろうと聖堂だろうと、勇利にはわりとどうでもよかったのだ。ただこの景色がヴィクトルの日常であり、自分が今その日常の中でスケーティングを続けている、その事実だけが重要だった。  それでもいつだったか、早朝に川岸を走っていたときふと目をやったペテルブルクの風景は、日本からやって来た若い青年の胸を打つには十分な異国情緒があった。スマートフォンを取り出すと、普段めったに使わないカメラを立ち上げて、勇利は下手くそな写真を撮った。オレンジともピンクとも紫とも言えない朝日が、ついさっき暗くなったばかりのネイビーの空を、圧倒的な存在感で染め上げていく。混じり合う色と色のグラデーションが急速に消えていくのがなんだか妙に惜しくて、勇利はこのまま空を見続けていたいと思った。写真は全然素敵なものではなかったけれど、勇利は何年振りかに、それをスマートフォンの背景画像に変更した。  その日の夜、そういえば、と勇利はベッドサイドテーブルの上で充電ケーブルに繋がれていたスマートフォンを手に取って、ヴィクトルにネヴァ川の写真を見せた。 「これ、今朝の。きれいだった」  ヴィクトルは勇利が自分で撮った写真を見せてくれる、ということにまずおどろきながら、写真を覗き込む。 「勇利、写真にはもっと構図ってものが……」とヴィクトルがからかうので、勇利は彼の顔を枕でぎゅっと押しつぶす。 「うそうそ、ごめん、きれいだよ、本当に」 「あれみたいに飾れるレベルだといいんだけど」  ヴィクトルの寝室には一枚の海の写真が飾られている。コーチとして長谷津にいた頃、ロシアから雑誌の取材が来たことがあった。スチール撮影は海を背景に行われ、その時カメラマンが押さえた風景カットがとてもきれいで、ヴィクトルはスタッフに頼んでそのデータをもらったのだ。ベッドに寝そべるとちょうど目に入るくらいの位置に、大きく引き伸ばされたその海は飾られている。 「わかるよ、俺もそういう空が好き」  さっき枕を押し付けられたせいで、ヴィクトルの前髪は不恰好に癖がついている。それを気に留める様子もなく、彼は写真をじっと見つめる。 「あの時の衣装みたいだ」
9-1911 冬が来る
  玄関のドアを開けた瞬間、季節が変わった、と勇利は思った。寒さを感じるにはまだ少し遠い、それでも確かにひんやりと冷えた朝の空気。いつもと違うにおいをゆっくり吸い込むと、鼻の奥がつんとした。冬がやってくる。     四階の部屋から、エレベーターは使わず外階段をたんたんと駆け下りる。エントランスを抜けて通りに出ると、いつものランニングコースへ足を向ける。最初は少し歩く。駅へと向かう近所のサラリーマンたちとすれ違う。ぐいっと腕を上げて肩を回すと、おもむろに勇利は走り始める。もう一度風のにおいを嗅ぐ。十分ほど走って公園につくと、ドッグランを横目にそのままランニングレーンに入る。  一周二キロのコースの二週目に入ったあたりで、この日の勇利はなんだか急に面倒になって走るのをやめた。虚しくなった、というほうが正しかったかもしれない。普段あまり意識しない感情の重さに、勇利は少しだけうんざりした。それとほぼ同時に、ウェアのポケットに入れていたスマートフォンが鳴る。こんな朝から、と歩きながらスマートフォンを取り出した勇利の足が、突然ぴたりと止まる。手の中でバイブを続けるスマートフォン。動かない勇利の指。画面につと現れたあの名前。 「“Victor Nikiforov”」
10-1911 コーチの助言
「人というのは、自分が守られているとわかっているときにこそ心置きなく冒険できるものなんだ、ヴィーチャ」 ヴィクトルは時折この話を思い出す。大昔のことだ。 「お前の安心はなんだ? メダル? 名声? それとも尊敬?」  ヴィクトルは考えた。そのどれもが、彼にとっては確かに重要なものだった。 「もしお前の足��止まるようなことがあれば、そうしたものを一度見直してみるといい」  そう言われると、ヴィクトルは少し腹が立った。自分が心血を注いで獲得してきたものを、真っ向から否定されている気がしたのだ。 「自分を守ると思っていたものが突然自らの足枷になって、お前を縛り付けるかもしれないからな」
 目的地までの残り時間を告げる機長のアナウンスで、ヴィクトルは目を覚ました。モニターをタッチしてフライトマップを映し出す。飛行機はいよいよユーラシア大陸を超え、Naritaの文字まであと少し。あれからもう何年も経つというのに、いまだにコーチの助言は有効力を失ってはいなかった。まだ少し焦点が合わない目で明け方の空を眺めながら、ヴィクトルはその言葉を声に出してみる。
「安全基地を見失うな」
11-1911 ジンクスと可能性
 バゲージクレームのベルトコンベヤーの前で、ヴィクトルは荷物が出てくる��をじっと待っていた。レーンの先を真剣に見つめているのは、なにも焦っている��らでも大切なものを預けているからでもない。ジンクスがあるのだ。ベルトコンベヤーに乗せられた自分のスーツケースが、表を向いていればその滞在はうまくいく。裏を向いていれば用心が必要。ベルトコンベヤーが動き出す。プライオリティタグの付いた彼の荷物が出てくるまで、時間はそんなにかからない。見慣れたシルバーのスーツケースが視界に入ると、ヴィクトルは思わず苦笑した。流れてきたスーツケースは、サイドの持ち手に手が届きやすいよう、行儀良く横置きされていた。  荷物を受け取ってロビーに出ると、時刻は朝の八時を少し回ったところだった。スマートフォンを取り出すと、ヴィクトルは自分でも少し驚くくらいためらいなく、勇利への発信ボタンをタップした。朝のランニングを日課にしている彼のことだから、今頃はそれを終えて朝食でもとっているか、その日の仕事に出かけるところだろう。だけど予想通り、その着信に答える声はなかった。スマートフォンをポケットにしまうと、ヴィクトルは軽いため息をついて成田エクスプレスの乗り場へ。「事前予告なんて俺らしくない」と思ってはみたものの、だけどヴィクトルには向かうべき先がわからなかった。東京に拠点を移したということ以外、勇利の居場所についてはなに一つ知らなかったのだ。唯一向かう先として確定している新宿へのルートを確認しながら、やっぱり羽田着にすれば良かったと思った。彼はいい加減に疲れていた。サンクトペテルブルクからモスクワ、モスクワから成田、成田から新宿。スムーズなルートではあるものの、これ以上時間をかけるのが煩わしい。その気持ちもあってかどうか、新宿に到着するのとほぼ同時に、ヴィクトルは勇利にメッセージを送った。 「しばらく東京にいる。可能性は?」
“可能性”?
 勇利がメッセージに気づいたのはその日の正午ごろだった。ヴィクトルの着信を無視して家に戻ってから、打ち合わせのためにマネージメント会社の事務所に向かった。スケジュール諸々の確認を済ませ、いくつかの事務的な話を終えて事務所を出ると、いつも無視するだけのSNS通知に混じってそのメッセージは届いていた。  精神的ヴィクトル遮断期の成果か、勇利は着信を見た時もメッセージに気づいた時も、思っていたほどのダメージを受けなかった。その代わり、「可能性」の文字が勇利の前に立ちはだかる。それはこの一年間、勇利がもっとも望み、同時にかき消そうと努めてきたものだった。メトロの入り口までの道を歩く間、勇利は逡巡した。が、地下に入って改札機にICカードをタッチすると、その瞬間に案外あっさり答えが決まった。募らせてきた孤独と愛おしさを開放するには、改札が開く小さなその電子音だけで十分だったのだ。 「どのホテル?」  メトロに乗り込む。5分ほどでヴィクトルからの返信。ホテルの名前を見た瞬間、勇利は一気に胸を掴まれた。スマートフォンをポケットではなく鞄に入れると、両手で思わず顔を覆ってひときわ大きなため息をついた。遮断機は壊れてしまった。抑揚のあるあの声を、肌に触れる乾いたあの髪の感触を、抱きしめたときの体の厚みを、汗と香水のにおいを、熱を、息を、そして氷上をしなやかに滑るあの姿を、勇利の体は鮮明に思い出した。メトロの中で、勇利はほとんど泣いていた。
12-1911/1812 言えなかった
 目が覚めると午後五時を回っていた。約束の時間まであと一時間。フライトの疲れはたぶん取れている。ヴィクトルはシャワーを浴びると、小ざっぱりとした自分自身を鏡越しに見つめた。現役時代と比べれば筋肉量は若干落ちたものの、傍目には変わらない体型を維持している。銀髪に混じる白髪は前からのことで、目の下のシワも見慣れている。だけどやはり変わったなと思うのは、その目元だった。ひとしきりの怒りとさみしさを通過したヴィクトルの目は、少し力なく、だけどそれ以上に、優しくなっていた。  話す言葉は何一つ用意していない。これからどうしたいかも決めていない。とにかく会えば、会えさえすれば、なんて甘えたことも思っていない。だけどヴィクトルは日本にやって来たし、勇利はそれをはねのけなかった。思えばあの時もそうだったのだ。自分が勇利のコーチになる可能性なんて本当はどこにもなかった。無茶苦茶なことをしている自覚もあった。持ち前の奔放さで周囲を驚かせてきた彼だったが、本当はいつだって、自分が一番驚いていたのだ。未知へと足を踏み入れたことに。不安を乗り越えられたことに。新しい安全基地を、確かに手に入れられたことに。ヴィクトルの冒険と不安を受け入れたのは勇利以外の何でもなかった。一緒に居れば何者にだってなれる。ただそれを、あの人に伝えたかった。 「ねぇ勇利」  鏡越しに独り言を呟く。
「今日から俺は勇利の何になる?」
 同じ台詞を、二人は別れる直前にも聞いていた。元師弟とも元ライバルとも恋人とも言える二人の関係を終わらせようとしている勇利の心を、ヴィクトルはどうしても知りたかった。いや、変えたかった。 「何だっていい。ヴィクトルはヴィクトルでいてくれたらいい」 「勇利は俺の何になる?」 「何だっていいよ」 「それがこわいのに?」  勇利は答えなかった。その通りだった。ヴィクトルがヴィクトルであること、勇利が勇利であること。口で言うには響きの良い台詞だけれど、その意味を、その事実を受け入れることは、思っていたよりたやすくなかったのだ。 「いつかこわくなくなると思う」 勇利は最後の最後になって、すがるようにヴィクトルの首元に腕を回し、鎖骨のあたりに顔を埋めた。自分勝手さなんて痛いほどわかっていた。ヴィクトルの手が軽く背中に触れたけれど、それはただ、触れただけだった。
「だからそれまで待っていて」とは、勇利はとても言えなかった。
13-1711 ゆだねる
「やっぱりこわい。ていうか……抵抗感がある」 「うん、無理にとは言わない」 「……ヴィクトルはどっちなの」 「どちらでも。勇利とならどっちでもいい」 「そういうもの?」 「俺はね。相手と一番気持ちいい関係でいたいから」 「どんな関係が一番かなんてわかんないよ」 「だから試さないと。そうだね、わがままを言うなら、俺は勇利に“受け入れる心地よさ”を経験してみてほしいかな」 「痛そうじゃん……」 「最初はね。でも相手にゆだねてしまえば、きっと良くなる。絶対に無理強いはしない」
 そう言いながら、これがハードルなんだろうな、とヴィクトルは思った。勇利は簡単に誰かに身をゆだねられるタイプの人間ではなかった。自信のなさはかつての彼の最大の欠点とも言えたが、言い換えればそれは一重にプライドの高さと自分への責任感であり、自分を支える存在を求めながらもその対象に依存するようなことは考えられないだろう。たとえそれが、氷上だろうとベッドであろうと。アスリートとして身につけてきた彼のストイックさを、怖れを超えたその先で解放される表現者としての素質を、だけどヴィクトルは何よりも愛していた。
「勇利の準備ができるまで、いつだって待つよ」
14-1910 空になったグラス
「どうせ誰かの専属コーチになることはないんだろ」  久しぶりに会った友人は、テーブルの企画書を片付けるとグラスに残っていたワインをゆっくりと飲み干した。 「おもしろいプロジェクトだと思う、君らしい。感情にさえ流されなければうまく行くんじゃない? まあそこが君の魅力だけど」 「余計な心配だ」  ヴィクトルの冗談を端的にかわすと、ポポーヴィッチは少し思案した後じっとヴィクトルを見つめた。 「真剣に聞いているんだ。このまま君が連盟の一員になっていくなんてとても思えない。コーチはしないまでも、その才能を裏方に回すなんて誰が望む? 凡庸なスケートショーに誘っているわけじゃない。一種のアートの試みだよ」  二年前、ポポーヴィッチはヴィクトルと同時期に引退し振付師へと転身した。もともと芸術家肌だった彼の野心は振り付けだけにとどまらず、最近ではショー全体のプロデュースに取り組みはじめ、スケート界の新しい動きとして一部から期待と注目を集めていた。 「とはいえ俺はアスリート気質だからねぇ。エンターテイナーでいることは苦手なんだよ、わかるだろ」 「エンターテイナーになれなんて言っていない。ヴィクトルという一人の人間として滑ってほしいんだ」 「ヴィクトルという人間、ねぇ……」  すでに空になっている自分のグラスを見つめながらそう呟くと、ヴィクトルはなぜか笑いたい気持ちになった。 「“お前は何者なんだ、ヴィクトル!”」  突然古風な芝居じみた口調で笑いだす友人に、ポポーヴィッチは呆れてため息をつく。 「本当に、ヴィクトル、これからどうするのかヤコフも心配している。最近じゃあのユーリですら……」  愛すべき友人の言葉を最後まで聞かずに、ヴィクトルはさっと立ち上がった。 「そろそろ決めてもらわないとね、俺が何者か」 「?」 「プロジェクトのことは考えておくよ、スパシーバ」  訝しげに見つめる友人の肩をぽんと叩いて、ヴィクトルは一人店を出る。帰りのタクシーの中でスマートフォンを取り出すと、ためらいなく成田行きのフライトを予約した。不思議なほどに、意気揚々と。
15-1911 それでも、なお
 ホテルのロビーで一人掛けのソファに腰を下ろした勇利は今、行き交う宿泊客をながめている。どうしていつも急に来るのだろうと、初めて彼が長谷津に現れたときのことを思い出す。頭の中で月日を数えて、勇利は思う。まだ4年も経っていないのか、と。どうしてヴィクトルが東京にいるのか、どうして勇利と会おうとしたのか、勇利には見当がつかない。これから会ってどんな話をするのか、勇利の方にだって何の準備もない。自分から離れた相手なのだ。どんな態度でどんな話をされたとしても、勇利はそれを受け入れるしかないとわかっている。それでもなお、勇利は思う。そこに可能性があるのなら。自分を失うこわさと引き換えに、別の何かを見つけ出す可能性があるのなら。自分を定義づけてくれる存在を、もう手放すようなことをしてはいけない。
 新宿に来る前、勇利は一度マンションに戻っていた。まっすぐ寝室に向かうと、クローゼットの奥から彼の持ち物の中では異質な黒い小箱を取り出した。最後にそれを見てから、もう一年近くが経とうとしている。「この歳になってもまだおまじないか」と苦笑いを混ぜて呟くと、それでも最大限の愛おしさを込めて、乾いた右手の薬指に小さな金の環を通した。それから右手を唇にぐっと押し当てるようにキスする癖は、一年経っても忘れてはいなかった。
 賭けをしよう。あの人の指にも同じものがあるだろうか。あるいは祈りを、あるいは冒険、あるいは。
 エレベーターがロビーフロアに到着する。数人の宿泊客とともに銀髪の彼が現れる。青い視線が黒髪を見つける。聞きなれたあの声が、勇利の名前をまっすぐ呼ぶ。
fin
8 notes · View notes
konyokoudou-sk · 6 years
Text
C95 咲サークルおしながき
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コミケが近くなってきたのでいつものこれを載せておきます
価格などはあくまで予定価格です
特に記載がなければ全年齢本です
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東タ55a 塩コーラ 鴻
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・キャラ名 ・モフモフ姿の種類(番号)  ①冬のもこ×2  ②アニマルモコ×2(イノシシVer)  ③おまかせ(その時の気分で描きます) ・受け取りに来る時の名前
それぞれを記入してツイッターのDMを送信することで 予約してくださいませ
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ほかスクスト本あり 高額紙幣はおつりが出ませんので注意
東チ03b おらんだ15 おらんだ15
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東チ04a 忍者屋敷 那須了
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新刊 いちご×ゆきこ 有珠山ほのぼの4コママンガ 200円
既刊 #ユキちゃん好きな人RT 有珠山ほのぼの4コママンガ 400円 さすがでス☆テ☆キです! 有珠山ほのぼの4コママンガ 300円 雪色の季節 ユキちゃんショートストーリー 100円 Rambling 有珠山本 200円(在庫15冊) (サークルエンベロープフィルターより委託)
グッズ Wユキちゃんタペストリー(在庫僅少) B2 1500円 真屋由暉子抱き枕カバー R-18 6000円
東チ05a ネオ・フルスクラッチ・シンジケート ナガレ
新刊 パルクールシラツキエクスプレスメッセージサービス 152P・シノハユSFパルプフィクション小説本 1500円 (イラスト:ゆずみ)
既刊 鶴賀学園麻雀部 無人島漂流奇譚 -Last Scattering Surface- 214P・かじゅモモサバイバル本 1500円 (イラスト:あるとりあ)
グッズ 岩館揺杏アクリルキー 500円 (イラスト:あるとりあ) アクリルキー2種類(慕・閑無) 各500円 (イラスト:ゆずみ)
東チ05b ひなあそび 雛乙 巫祝
新刊 阿知賀日和手作り 黒滝村にいってみた! とちゅー コピー本・阿知賀本 無料配布
東チ06a ひよたま御殿 長瀬ゆたか
新刊 憧ちゃんと麻雀しよう R-18・憧ちゃん本 とらのあな メロンブックス
脱衣チャレンジ(?) R-18・ペーパー
東チ06b はぐれわらびもち トムQ
新刊 四月になれば彼女(ら)は B5・24P・阿知賀本 400円
既刊 Paradise Lost ―宥と菫の秘密の松実館― 28P・宥菫本 400円
東チ07a I.G.Project 雷雷
新刊 Steal your heart B5・1P・一透本サンプル 無料配布
既刊 てるゆり 238P・B5・宮永照合同誌 2000円 友情の黙契 74P・B5・穏憧和本 700円
東チ07b なつやすみのしゅくだい たかのる
既刊 鶴賀本(タイトルなし) 200円
グッズ  阿知賀缶バッジ5種まとめ 無料配布 アクキー(永水女子・新道寺女子) 500円
東チ08a アンチヘリックス 化学屋
新刊 ハッピーエンド-the scarlet hypnosis-preview B5・40P・レジェすこ本 300円 (先着順でポストカードが付きます)
既刊 ハッピーエンド-the second film- 52P・B5・すこレジェ本 500円 ハッピーエンド-the first film- 32P・B5・C93すこレジェ本 300円 高嶺の花子さん 52P・B5・シノハユ本 500円 赤土晴絵さん合同誌 LOVE LEGEND 66P・赤土晴絵合同誌 600円 (サークル阿知賀レジェンドの会より委託)
東チ08b 大四国書房 あべのひらが奈
東チ09a ああ、あの牌? はいの
新刊 実写版 咲-Saki-阿知賀編ロケ地めぐり A5・20P・実写版聖地巡礼本 500円 (イラスト:しそねり)
既刊 ちひろっぷ―シノハユ舞台探訪― 16P・フルカラー・江津大田舞台探訪本 400円 怜-Toki-さんぽ 怜-Toki-中心大阪舞台探訪本・20P 400円 咲-Saki-WALKER#W 改訂版 都内聖地巡礼本・オールカラー・A5・28P 500円 (イラスト:がらぐば) 咲-Saki-舞台探訪 長野県清澄エリア 清澄聖地巡礼本・オールカラー・A5・20P 300円 (イラスト:がらぐば)
東チ09b ちるらんど ちる
新刊 各校日和9 B5・32P・千里山・有珠山・鶴賀4コマ 400円 (先着で剱谷ペーパーがつきます)
既刊 各校日和8 28P・B5・宮守・永水・龍門渕・池田短編 400円 各校日和7 28P・B5 400円
グッズ *丸い×3シール* 椿野美幸・宮永咲・本内成香の型抜きシール 100円
スケブの受付はなし
西1ホール
西ね06a ユズドラシルの樹の下で。 湯住彩明
諸事情により不参加
東5ホール
東ポ29b 桜高鉄道倶楽部 セカイ
既刊 神代の国にて〜永水舞台探訪ガイド〜 永水女子聖地巡礼本 400円
東1ホール
東B06b 東濃マヨネーズ せっちゃん
グッズ(既刊) まいひめマイクロファイバークロス(8bit風味)
他ガルパン本あり
三日目(日曜日)東6ホール
東X35b ナオノ 江戸川nao
新刊 京咲コピー本 R-18・コピー本・京咲本 100円 (予定した本が完成しなかったためできたところまでをコピー本として持って行くとのこと)
東X36a エレクトリックロクゲン よさげよしかず
東X36b 未確認水晶 挟谷ショウ
新刊 咲-saki- 牌-pai- ~和&淡編~ R-18・和淡パイズリ本 500円 (特典として戒能プロのペーパーをおつけするとのこと)
東X37a Road Side Roman 白沢宏志
新刊 牌のおねえさんファン感謝祭 R-18・瑞原はやり本 300円
既刊 清廉潔白 擦 R-18・コピー本・真屋由暉子本 100円 リチャ日和 シノハユリチャ本・12P 200円 (ゲスト:のんの)
14半以降に希望者の方にポスターを差し上げるとのこと ほかFGO���あり
東X37b Two-D BrieF 李
東X38a しじま 奇仙
新刊 京太郎が主役(白糸台編#2) R-18・B5・28P・淡メイン本  とらのあな メロンブックス
東X38b RADIOSTAR 工藤洋
新刊 仮眠室 R-18・B5・清水谷竜華本  とらのあな メロンブックス
東テ57b くちばしフェチ 鳥海かぴこ
既刊 卒業と、それから。 かじゅモモ本 500円
アズレン・創作もあり
東3ホール
東A83b VISTA オダワラハコネ
新刊 セーラと洋榎のAV撮らないと出られない部屋 R-18・洋セーラ3P本 300円
グッズ セーラアクリルフィギュア 1000円
ほか艦これ本あり
東2ホール
東O45b かんむりとかげ つん
既刊 制服咲道楽 完全版 136P・A4・咲制服本 2500円
グッズ(夏の在庫分なので詳細はわかりませんがとりあえず夏のものをコピペしておきます) ゆきこハートコンパクトミラー(ラメ入り) 1000円 ゆきこセット(Aセット・Bセット) 3000円(ABどちらかのみ1限)
Aセット内訳 ゆきこハートコンパクトミラー+ゆきこハートアクキー(ピンク)+ゆきこサコッシュ(ストライプ)
Bセット内訳 ゆきこハートコンパクトミラー+ゆきこハートアクキー(ブルー)+ゆきこサコッシュ(ナチュラル)
東1ホール
東I52a プロジェクトH&A 茶藤もも
新刊(すべてサークルアマテラス星群からの委託) 咲‐Saki‐短編小説 花田煌、荒川憩・江口セーラ コピー本・小説本 100円
既刊(すべてサークルアマテラス星群からの委託) 咲-saki-ビューイング4 咲-saki-宮守編 宮守聖地巡礼本 500円 咲-saki-ビューイング3 咲-saki-永水・新道寺編 20P・永水新道寺聖地巡礼本 500円 (ゲスト:にゃおP)
その他鉄道本などあり
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bancho-zx · 1 year
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nopasaranknit · 5 years
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#統一地方選 #統一地方選反ヘイトスピーチ候補 #supportyourlocalantifa #Nohatetv https://youtu.be/mDNr_RHQ0W8 (54:40頃から) ヒゲ戸田こと、戸田ひさよし門真市議会議員。 youtube https://youtube.com/user/higetoda web http://www.hige-toda.com/ ヘイトカウンターのレジェンドである。 彼は学生時代ノンセクト(党派なし)の新左翼として過ごし、その後連帯ユニオン入り。くそな経営者たちと戦い、苦しむ労働者を守ってきた。20年前、門真市議会選挙で初当選。 しばき隊誕生前から在特会に独自でカウンターを仕掛け(宮尾将に眼鏡を壊され裁判で勝ち彼をATMにもした)、日本ではじめて市の公共施設からヘイターを追放した。 「なかや、なかや良子〜前科五犯だよ〜」 https://youtu.be/dQKUGf1N2T8 「西村斉、待て、待て、待て〜」 https://youtu.be/5NVKKLEa1ac など名作カウンターを世にリリースし悪で正義なを為すカウンタースタイルの先駆者として活躍している。 また、沖縄で高江での大阪府警察機動隊ヘイトスピーチ→松井府知事の容認発言→モノレール門真市駅差別落書き事件を追及。 市政では古川橋トポス跡地に体育館がたったときの利権を追及したりもした。門真市は裕福な自治体(パナソニックの企業城下町)のようでその旨味に右翼がよってくるそうな。今の宮本市長とあの荒巻靖彦(門真市民)はとても仲がいいそうで、戸田さんは荒巻をそれで攻めている。 野間易通さんは戸田さんをカウンターの手本にしているようだ。 ヒゲ戸田さんの出身母体である連帯ユニオンは関西生コンクリート組合(企業側)、国家権力である警察、そして差別者ネオナチ軍団瀬戸一味(億単位のカネにつられた)にありえない弾圧を受けている。不当に逮捕された20数人あまりが全員起訴された(ストしたら威力業務妨害など)。 このような弾圧の中、ヒゲ戸田こと戸田ひさよしさんは六期目を目指します。 上村和子さんの一人会派名は「こぶしの木」ですが、戸田さんの一人会派名は「革命21」です。 門真市議会議員選挙は4月14日告示、4月21日投開票。 https://www.instagram.com/p/Bv_WNzbBYHo/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1gaziy700co5
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