#蒼レイ
Explore tagged Tumblr posts
mercyll · 1 year ago
Text
Explanation of Evangelion character names because I'm bored.
Shinji Ikari (シンジ 碇) - Ikari (碇) meaning 'anchor'.
Asuka Langley Sohryu (アスカ ラングレー惣流) - Langley refers to an American Naval vessel from 20s/40s the 'USS Langley' and Sōryū (惣流) refers to a Japanese aircraft carrier 'Sōryū' (蒼龍) from the mid-1930s.
Tumblr media Tumblr media
USS Langley (on the left) Soryu (on the right)
Rei Ayanami (レイ綾波) - Rei's first name came from Rei Hino from Sailor Moon as Kunihiko Ikuhara had worked on the series at the time and Rei was his favorite sailor scout. Anno and Ikuhara are close friends.
There are also a couple of references in Evangelion to Ikuhara's works such as Sailor Moon and Utena. Sailor Moon reference Revolutionary Girl Utena Reference
Ayanami (綾波), much like Asuka, is a reference to a Japanese naval vessel, 'Ayanami' (綾波). The 'Ayanami' vessel was used during World War One and was a Fubuki-Class Destroyer.
Tumblr media
Japanese destroyer Ayanami (1929)
Misato Katsuragi (ミサト葛城) - Much like Rei and Asuka, Misato's surname 'Katsuragi' (葛城) is also a reference to a naval vessel from the World Wars. The 'Katsuragi' (葛城) Unyru-Class Aircraft carrier from the 1940s.
Tumblr media
Katsuragi Aircraft Carrier
Kaworu Nagisa (カヲル 渚) - Nagisa (渚) means 'shore' or 'waters edge'.
168 notes · View notes
bearbench-3bun4 · 4 months ago
Text
「虚無への供物」中井英夫 1111
第一章
11第一の死者 01
よいよというか、やっと、第一章の始まりです。
喫茶店でしょうか? “泉”で、亜利夫と久生が会話してる場面です。 ここに出てくるので、実際にあった店なのかもしれません。
その前に、事件の概略が差し込まれています。
1954年12月22日水曜日の夜。 目白の氷沼家での出来事です。
それも、亜利夫は事件というより事故だと主張します。 そう、病死以外考えられないと言うのです。 根拠の一つは、完全な密室だからです。 まあ、完全な密室なんてないでしょうから、これからどう暴かれていくのか楽しみですね。
で、その状況というのが、
紅司が風呂に鍵をかけたままで返事がない。 ガラスを破って入ってみるとタイルの上にうつぶせに死んでい��。 主治医の嶺田博士の診断で持病の心臓が急激に悪化したと考えられる。 風呂場は厳重な密室で何者かが忍び込むことはまったく不可能。 26日には“急性冠動脈障害”による心臓衰弱という診断書で埋葬された。
と、こうです。 久生は納得できないみたいですね。 嶺田博士を訴えると息巻いてますね。
密室殺人(ロックドマーダー)と表現していますが、あまり聞いたことない表現ですね。 造語なんでしょうか?
ここで、藤木田の登場です。 新潟からきた氷沼家のお目付け役みたいな人だと表現されています。 で、その藤木田も含めて、 その場にいたのは、亜利夫、藍ちゃん、橙二郎、爺やの五人です。
主要な登場人物である蒼司は、九段の八田皓吉のところに行ってました。 しかも、本来なら亜利夫と新宿駅で待ち合わせて気晴らしをすることになっていたのに、 すれ違いで、九段の八田皓吉のところに行ったのと言うのです。 どうなんでしょうね。このあたり。
ところで、 蒼司がしかたなく一人で、 アメリカ版ゴジラ映画「原子怪獣現る」を見てました。 この映画、この年の10月頃に封切られていました。 特撮の巨匠、レイ・ハリーハウゼン初の長編作で『キング・コング』と並ぶ古典的SFX映画の名作。 原作はレイ・ブラッドベリの短編小説『霧笛』(The Fog Horn)です。
興味が湧いたので見てみました。
むちゃくちゃ面白かったです。 現在のものさしに当てはめれば、滑稽さも目立ちますが、その当時ならワクワクできたでしょうね。 タコとサメが戦うシーンとかいいです。よくできてます。 ただ、思ったほど大きくないかな。 しかも、やっつける方法が“放射性アイソトープ ”とは。 放射能撒き散らすことにならないんだろうかと不安です。
で、蒼司が藤木田をわざわざ新潟から呼び寄せてます。 やっぱりこのあたり何かありそうです。
この藤木田誠(ふじきだまこと)について書かれます。 この人も重要人物なんですね。
氷沼家との血縁関係はない。 現在は、引退して郷里の新潟在住。 年齢は60過ぎで銀髪、血色のいい日本人離れのした押し出しの巨漢で、 祖父の光太郎と同業でいつも一緒に世界各国を渡りあるいたというだけに、渋いツイードを着こなしている。
事件が起こる直前、 橙二郎は���階の書斎に 爺やは玄関わきの自室に 茶の間の掘りごたつには、 床屋へ行ったばかりで若々しい顔つきの紅司と藍ちゃんそれから亜利夫、藤木田老人がいた。
そこでの話題として、 松沢病院での事件を上げてますが、 藤木田老人は、そんな事件ではなくて不可能犯罪なら謎を解いてみせるといいます。 どうやら壮大な前フリみたいです。
ところで、 松沢病院という病院が今でも東京にありますね。 まさかと思いますが、 話題にあがっているのは、ここでの事件でしょうか?
今度は、 藍ちゃんもそれに加わって、 “密室の中の他殺”ぐらい無意味なものはないという話になります。 密室殺人を真っ向から否定するとは、この小説は何を書きたいのか? もしかすると、これからとんでもない密室殺人を、 これまで見たこともない前代未聞の小説を書くということなんでしょうか?
で、 紅司がこれから書こうとしている『凶鳥の黒影』はどうなのか訪ねます。 それに答えて、紅司は、
PAeμ(θA-θB)=PB
という平衡式を書いてみせます。 藤木田老人もその数式をみながら、 「何かが何かにイコールというわけだな」 と、いってます。 平衡は、 物体が力学的につり合いの状態にあることですから、たいていイコールでつなげてあれば平衡式ですね。 それを数学の先生に書いてもらったと言うことが、果たしてどういうことなのでしょうか?
発見者がちょっとでも死体を動かしたら最後トリックの痕跡はあとかたもなく消滅するという仕掛けだと、 具体的な内容を紅司は言いだそうとします。
と、いいいタイミングで二階から橙二郎の降りてくる気配がします。 というのも、例の階段が低く鳴ってるからです。 二階にいたのは、橙二郎だけですから、これを皆橙二郎だと思いますね。 はっきり、橙二郎だと書いてないところが怪しい。
そこで、紅司は話を切り上げ、麻雀でもということになります。
その後、橙二郎が皆のもとを訪れます。 やはり二階から降りたのは橙二郎だったのでしょうか。
その橙二郎が皆に風呂に入ったか確認しますが、 誰も入ってないみたいです。 そこを紅司は遮るように「もう十時すぎた」といいますね。 このあたりもわざとらしいのですが。 しかも、紅司は普段、決して自分の部屋に人を入れないのですが、 今日は、どういうわけか、藍司、亜利夫、藤木田の三人を自分の部屋に誘います。
おかしいですね。 まあ、いずれわかるのでしょうが。
二階へ行く途中、亜利夫は蒼司に電話してみます。 九段の八田皓吉のところで、冬至の柚子湯をに入るということです。
その電話を聞きつけた紅司が、 「兄貴たまげるだろうな」とつぶやきます。 これは、かなり意味深です。 でも、他人の家の風呂に入ってくるというのは、どうなんでしょうね。 1954年12月22日は、確かに 冬至ですから、その話自体は自然な流れなのかもしれませんけど。
で、八田皓吉のことが少しだけ書かれます。 外国式のやり方だといって、 彼自身がその売り家に住み込んで注文通りの凝った改装をしてから買い手に引き渡すという家屋ブローカーをしています。
その後、 人を自分の部屋にさそっておいて、紅司は風呂にははいります。 三人は、二階の紅司の部屋に、橙二郎は書斎に向かいます。 途中、不意なった電話を橙二郎が取り上げますが、それは、どうやら間違い電話らしいです。 なんか変な感じですね。
それから三十分階下から物音も聞こえてこなかったし、 二階からも誰も降りたものはいないというのです。 しかも、二階の部屋の窓には鉄格子がついているし、 藍ちゃんの部屋の外の踊り場に非常梯子があるが、それを使うとも思えないと、こうです。
で、 紅司部屋の様子が「赤のシンフォニー」とでもいうような、赤色で調和が取れていると書かれます。
床に厚手な深紅の絨毯、 カーテンはほとんど黒にちかい赤色の古風な天鵞絨(びろうど)、 電気スタンドは眠たいような淡い鮭(しゃけ)色、 ディヴァンには深緋(しんぴ)の繻子(しゅす)とです。 これで、本当に調和が取れているのでしょうか。
天鵞絨(びろうど)はベルベットのことですね。 わざわざ書くということは、この当時は、高価だたのでしょうか? ディヴァンにかかっている光沢が強い織物は紫みの暗い赤色ですね。
で、 紅司部屋の蔵書についても書かれます。 36部限定の局紙本の揃いで日夏耿之介の遊牧記(ゆうぼくき)が五冊と黄眠堂(こうみんどう)主人訳になる「院曲撤羅米(さろめ)」の大型本です。
遊牧記については、詳細が見つかりませんでした。 ただ、 日夏の個人誌としての『游牧記』に石川道雄等が参加したとありますから、 自費出版に近いのでしょうか?
一方、院曲撤羅米(さろめ)は、 日夏耿之介の号のひとつである黄眠堂(こうみんどう)主人の訳で、 昭和三年「近代劇全集」中の一篇として発表され、昭和十三年六月蘭台山房より定本として大型豪華版が刊行されました。 ちなみに、 三島由紀夫は『サロメ』の演出、上演にあたり日夏訳『院曲散羅米』を選んだそうです。
ちらりと、挿入されている挿絵を見ましたが、 これは、問題がありですね。
で、最後にちょっとした驚きがあります。 なんと、藤木田老人がバア“アラビク”に行ってて、 久生のことを知ってたのです。
この藤木田という人物もなんとなく油断ならないですね。
つづく。
0 notes
narichan777 · 5 months ago
Text
「先生の白い嘘」をミッドランドスクエアシネマ1
で観ま~すヽ(^。^)ノ
#奈緒 #猪狩蒼弥 #三吉彩花 #田辺桃子 #井上想良 #小林涼子 #森レイ子 #吉田宗洋 #板谷由夏 #ベンガル #風間俊介 #三木康一郎 #先生の白い嘘
https://senseino-shiroiuso.jp/
Tumblr media
0 notes
ankouku · 3 years ago
Photo
Tumblr media
0 notes
mariemot · 5 years ago
Text
オラデア日記 その弐
Tumblr media
8月13日
オラデア観光2日目にして最終日。明日の朝の便でオラデアを発ち、ブカレスト経由でロンドンに戻る。今日もまた刺すような強い日差しの中を出かける。
12月1日公園(Parcul 1 Decembrie)で、オラデアに着いて初めて「これぞ旧共産圏!」という建物に出会った。嬉しくて小躍りする。モニュメンタルなファサードの大きな建造物だが、一体なんの施設なのか見当もつかないところもコミュニスト建築らしくて良い。北米資本主義の申し子Googleで調べてみたところ、「市民のための多目的娯楽施設」らしい。ますます嬉しくなる。
Tumblr media
そして、同じく12月1日公園で、幼児を抱いた10歳ぐらいの少女にお金を乞われた。返答ひとつできずにベンチに座ったままの私に、眉を寄せルーマニア語で訴え続けた彼女の足は、裸足だった。
Cetatea Oradea (オラデア要塞)は不思議な場所だった。11世紀ごろに初めて建物が築かれ、その後次々と拡張、増築、改築、取り壊し、建て替えられてきた歴史を見せてくれる考古学的展示は大変面白かったが、そのまま館内を進んでいくと、様々な「特別展」が脈絡もなく次々と現れて驚いた。どうも部屋ごとに「貸し出す」ような形を取っているのではないかと思う。個人の写真関連のコレクション(現像トレイや印画紙まで!)を展示した部屋があったりした。説明文はルーマニア語とハンガリー語で、英語はあったりなかったりする。うまくこなれた英語のものもあれば、機械翻訳に毛が生えたような文章にも出くわす。手作り感溢れる展示が散見される。
要塞全体は、アートコンプレックスとなっているようで、博物館の他に文化センターやクリエイティブ産業向けのコワーキングスペースなどが併設されていた。小さな野外劇場もあった。観光のオフシーズンであるからか、カフェと食堂は閉まっていた。ここもやはりひっそりとしてあまり人影がない。行政の意欲に地元のキャパシティーが追いついていないような雰囲気がここにも漂っていた。
Tumblr media
オラデア要塞の近辺には近代的な集合住宅がたくさん立っていた。団地育ちの私は懐かしさでいっぱい。もしオラデアに引っ越さなあかん日が来たら、このあたりに住むな、絶対、と勝手に胸に誓う。
Tumblr media
ランチに入った川沿いのレストランでは、メニューの前菜の項に握り寿司があった。前の席の家族づれの小さな女の子(2歳くらいか)が手づかみで握り寿司を食べていた。母親はフォークで刺して食べていた。私が頼んだサラダのハニー&マスタードドレッシングはほぼ「ただの(極上の)蜂蜜」だったが、それはそれでなかなかの美味であった。
ランチのあと、川向こうを歩く。川沿いは木々が鬱蒼と茂る公園になっていて、ストリートレベルの遊歩道から川岸まで降りられるようになっている。ゆっくりと散歩する人々、木陰のベンチやカフェで休息する人々。岸には水着姿の若者たち、釣り糸を垂れるおじさんたち。川に沿って長く伸びた公園の中ほどの歩道橋を渡って、シナゴグへと向かう。川と橋のある街は良い。
Tumblr media
Neolog Synagogue Sionは美しい場所だった。19世紀に建てられたムーア風のシナゴグは数年前に修復され、現在は地域のユダヤ教徒のためのシナゴグとしての機能は果たしてないためか、小額の料金を払えば中を自由に見学できる。そういえば、シナゴグの中に足を踏み入れるのは初めてだ。美しい幾何学模様が、すべて手書きで施された壁という壁、天井という天井。ため息をつきながら降りてきた階段の横に、金色の文字が書かれた黒い板がいくつも並んでいた。立ち止まって眺めて、アウシュビッツで殺された人々の名前が書かれたものだと気がつく。たった今あとにしたばかりの、座る人のいないベンチが並んだギャラリーを思う。かつてあそこに腰をかけていた人々の名前なのだ。
Tumblr media Tumblr media
ハンガリー国境に近いオラデアは1940年にドイツとイタリアの仲介したウィーン裁定により、「北部トランシルヴァニア」としてルーマニア王国からハンガリー王国へ譲渡され、第2次世界大戦中はハンガリー領だったオラデアに住んでいたハンガリー系ユダヤ人は全員アウシュビッツへ強制収容された。中心部を少し外れた公園は、かつてアウシュビッツへ向けた列車が出発した場所で、そこに記念の少女像がある。おさげを垂らしたエヴァ・ヘイマンは静かにベンチに腰を下ろして死へと向かう列車を待っているようにみえる。隣に座ると、列車を/死を待つ彼女の目に映った景色が私にも見えるだろうか。
Tumblr media
道端の小さなパン屋でCovrigなるパンを買う。「コヴリグをひとつ」というと「コヴリッヒだ」と訂正された。ひとつ2.5レイ、約50ペンス、65円。ホテルに戻って調べると、トルコ/アラブのベーグルとある。さもありなんといった形だが、手に持った感じはベーグルより軽い。割ってみると中からばら色のジャムが出てきた。酸味の爽やかなモレロチェリーのジャムだ。
Tumblr media
Piata Unirii(統一広場)のカフェで夕食。広場に広げたパラソルの下の席に座ると、8時から予約が入っているが良いかと確認された。時計を見るとまだ6時半。大丈夫と頷く。オラデアの飲食店のサービスはどこもややのんびりしているが、観光客にはそれがちょうど良い。まだ日は高く、強く、パラソルからは時々涼を取るためのミストが撒かれる。頼んだのはラズベリーフローズンレモネード。ルーマニアについて以来すっかりレモネードファンになってしまった。
8時近くなってやっと日が陰って、統一広場に人の姿が増えてきた。日中あれほど閑散としていたのが嘘のように、ベンチに腰掛けて話しこむ老人たち、立ち話に興じる若い母親たち、乳母車で眠る赤ん坊、フットボールを蹴り合う少年たち、自転車やスクーターに乗った子供たち、家族連れ、手をつないで寄り添う恋人たち。観光客ではない、地元の人々だ。ははあ、暑い最中はみんな隠れていたんだなと思う。フォーマルなスクエアが村の広場に変身したかのようだ。オラデア最後の夜に、この広場で、この光景に出会えて本当に良かった。なんて素敵な旅の締めくくりだろう。
Tumblr media
オラデアの写真はこちら オラデア日記 その壱
ブカレスト日記 その壱 その弐 その参
3 notes · View notes
mskun · 2 years ago
Text
skyscraper
朝5時半ごろ、新宿中央公園で全裸の男が警官3名に囲まれ職質を受けていた。これはネタではなく、私が実際に目撃したものである。くり返す、これはネタではない。男は新宿中央公園の十二社通りに近い小径の中央にいた。その小径は背の高い木々に鬱蒼と囲まれているので公園の外からはほとんど見えない。朝の5時半という時間もあって、あたりはまだ薄暗く、犬の散歩をしている近隣住民らしき人(おそらく年金生活者)の姿しか見えなかった。トイレで用を足すため仕方なく公園に寄った私は、遠くから一瞬だけその様子を見たのだが、驚くべきことに全裸の男の身長は2メートルを越えていた。警官の身長を1.7メートル前後と見積っても、男は頭二つぶん大きかった。いま思えば、あれは人間ではなかった。骨格からして、どう見てもホモ・サピエンスの範疇に収まらなかった。何らかのUMAの類が研究施設から脱走し、さまよっているうちに新宿に迷い込んだのではないだろうか。全裸の男、あるいは全裸の男らしきUMAは、警官に囲まれながら弥次郎兵衛のようにゆらゆらと身体を左右にゆらしていた。酔っぱらいの挙動のようにも見えたが、未確認生物がストレスを感じたときにとる異常行動に見えなくもなかった。次の瞬間、男はホシバナモグラのごとく顔面を全開にさせるや、ぱっくり開いたその口のような器官で警官3名の首を一瞬で食いちぎり丸飲みにしたとしても少しもおかしくない雰囲気だった。してへんのかい。私は事の顛末を見届けることなくその場から去った。ホラー映画の冒頭でバケモンに無惨にぶち殺されるザコキャラという自己認識が働いたからである。だいたいホラー映画の冒頭でバケモンに無惨にぶち殺されるのは陰気臭いブルーカラーのバカモンと相場が決まっており、そうやって人様を派手にぶち殺して恐怖感を最高潮に高めたところでレイ・パーカーJr.の陽気なオープニング曲に結びつけるのが昔からあるハリウッド映画の手口なのだ。そのような音楽と映像のコンテクストが、雲一つない大海原に向かって林立するニューヨークの輝かしい摩天楼たち、すなわち天と地のフロンティアとでも言うべき垂直のランドスケープを際立たせる。
0 notes
gumix777 · 2 years ago
Text
2018/09/17 DTpiece vol.8@新宿azito
イベント詳細:https://twipla.jp/events/333656
[曲名] - [アーティスト] / [タイアップ]    
01. 東京ウインターセッション - HoneyWorks feat.瀬戸口優・榎本夏樹・望月蒼太・早坂あかり・芹沢春輝・合田美桜 (神谷浩史・戸松遥・梶裕貴・阿澄佳奈・鈴村健一・豊崎愛生) / TVA「いつだって僕らの恋は10センチだった。」ED
02. ウォーアイニー (アニメ「銀魂」ver.) - 高橋瞳 × BEAT CRUSADERS / TVA「銀魂」ED14
03. 理解者 - 7月22日 / 一般曲
04. Last Moment (TV Size) - SPYAIR / TVA「BLEACH」ED25
05. Make my story (TV size) - Lenny code fiction / TVA「僕のヒーローアカデミア(3期)」OP2
06. Carry on  - BACK-ON / WebA「ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲」ED
07. Girls be ambitious! - 舞花 from BEST FRIENDS! / TVA「アイカツフレンズ!」IN
08. Wish me luck!!!! (TV Size) - 大空遥 (優木かな), 比嘉かなた (宮下早紀), トーマス・紅愛 (種崎敦美), トーマス・恵美理 (末柄里恵) / TVA「はるかなレシーブ」ED
09. Grand Blue (TV EDIT) - 湘南乃風 / TVA「ぐらんぶる」OP
10. Bon Bon Voyage! ~エルザ & きらら & レイ & アリア Ver.~ - りさ / みほ・りえ・るか from AIKATSU☆STARS! / TVA「アイカツスターズ!」97話IN
11. 6cm上の景色 - みお from BRST FRIENDS! / TVA「アイカツフレンズ!」IN
12. ノスタルジックレインフォール - CHiCO with HoneyWorks / TVA「恋は雨上がりのように」OP
13. イジワルな出会い - HoneyWorks / KK「告白実行委員会 ~恋愛シリーズ���」
14. ダーリン - XX:me [ゼロツー (戸松遥), イチゴ (市ノ瀬加那), ミク (山下七海), ココロ (早見沙織), イクノ (石上静香)] / TVA「ダーリン・イン・ザ・フランキス」ED4
15. Distance - 村川梨衣 / TVA「ヒナまつり」OP
16. ハートの主張 - CHiCO with HoneyWorks / KK「告白実行委員会 ~恋愛シリーズ~」
0 notes
akaganesmr · 2 years ago
Photo
Tumblr media
Vtuberの皆さんのドット絵を描いてみました
青澄イサキさん( https://twitter.com/7asumiisaki i )
蒼依リュウさん( https://twitter.com/aoi_ryu_VTuber ) 
兎喰うとさん( https://twitter.com/UkuiUto ) 
利刀さん( https://twitter.com/RitoK_V ) 
墨色レイさん( https://twitter.com/lei_sirokuro )
苺花さん( https://twitter.com/l_rymay ) 
灰簾アルトさん( https://twitter.com/kairen_alto )
乙葉ゆゆさん( https://twitter.com/028yuyu )
1 note · View note
pairan-pailand · 3 years ago
Text
Tumblr media Tumblr media
エヴァンゲリオンのレイさん包帯ver。 メロンブックス様専売で取り扱って頂いている電子書籍に新たに既刊2種が追加されました!販売中の新刊(紙の本)と既刊電子書籍9種も併せて是非よろしくお願いします! <メロンブックス様ページ> https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=21598 <看板娘「蒼囲空」LINEスタンプ> <LINE STOREページ>https://store.line.me/stickershop/product/13078232
315 notes · View notes
jzdqvqiodom358 · 4 years ago
Text
※不動遊星(和装コスあり)、蒼月学人、北斗のレイとシン落描き
※…Those are scribbles I drew,Hudo Yusei(and Kimono Cosplay ver.),Sougetsu Gakuto,Rei and Shin from Fist of North Star.
[[MORE]]
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
0 notes
imagroup · 4 years ago
Text
世界中の女の子が一度は憧れた「セーラームーン」が劇場公開されます!!
みなさまこんにちは!
イマ・グループ広報担当のさりぽんです∪・ω・∪
 12月に入りましたね~!
2020年ももうすぐ終わり… 1年経つのが毎年毎年早く感じるようになっていきますΣ( °o°)
 1年の終わりはさみしい感じもしますが、わたしは個人的に12月の雰囲気が結構好きなんです♪
クリスマスが終わってから年末にかけてが特に好きで、小さい頃から変わらずワクワクします(単純に連休が来るからかもしれませんが笑)
外の雰囲気も、キラキラしているもののクリスマス前より落ち着いている感じがして、素敵だなあと思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
 よい子のみんなはサンタさんからクリスマスプレゼントをもらうのかな!?
みんなサンタさんに何をお願いしたんだろう(ㅅ •͈ᴗ•͈)??
 サンタさんからのプレゼントの後はお年玉が待っていますね♪
お子様にはうれしいイベントが盛りだくさんの時期でもありますね~!
 素敵な年末年始になりますように‧₊˚
  さてさて♪ キラキラの12月の話題に続き、もういっちょ女の子が大好きなもののおはなしですよ~!
2021年1月8日と2月11日に二部作連続上映が決定いたしました、『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」』のアニメーション制作を、グループ会社である株式会社スタジオディーンが担当いたします~★☆
 セーラームーンファン 必見!!!!です♡(。☌ᴗ☌。)
 【『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」』作品情報】
Tumblr media
<概要>
1991 年から1997 年に渡り少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で連載された武内直子作の「美少女戦士セーラームーン」は、可愛らしくポップなビジュアルと運命に導かれた女の子たちが華麗に変身し戦う愛と正義の物語。連載開始から圧倒的な人気を博し、単行本の累計発行部数は全世界で3,000万部を突破。当時の女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こしました。1992年からはTV アニメシリーズの放送もスタート。1997 年に放送が終了した後も日本のみならず40 か国以上の国で放送され、いまなお世界中で愛されるコンテンツとなっています。2012 年からは連載20 周年を記念したプロジェクトがスタート。2014 年には新シリーズ「美少女戦士セーラームーンCrystal」としてアニメ新シリーズが登場、幅広い世代で再び盛り上がりを見せています。
待望の最新作劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」の2021 年二部作連続上映が決定しました。公開日は前編1月8日(金)、後編2月11日(木祝)です。
 <上映情報>
2021年二部作連続上映!
��前編 1月8日(金)
●後編 2月11日(木祝)
<スタッフ>
原作・総監修:武内直子
「美少女戦士セーラームーン」(講談社刊)
監督:今 千秋
脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:只野和子
音楽:高梨康治
アニメーション制作:東映アニメーション、スタジオディーン
製作:劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会
配給:東映
 <キャスト>
スーパーセーラームーン/月野うさぎ:三石琴乃
地場 衛:野島健児
スーパーセーラーちびムーン/ちびうさ:福圓美里
スーパーセーラーマーキュリー/水野亜美:金元寿子
スーパーセーラーマーズ/火野レイ:佐藤利奈
スーパーセーラージュピター/木野まこと:小清水亜美
スーパーセーラーヴィーナス/愛野美奈子:伊藤 静
エリオス:松岡禎丞
タイガーズ・アイ:日野聡
ホークス・アイ:豊永利行
フィッシュ・アイ:蒼井翔太
セレセレ:上田麗奈
パラパラ:諸星すみれ
ジュンジュン:原 優子
ジルコニア:渡辺直美
ネヘレニア:菜々緒
ほか
 <関連動画>
https://youtu.be/PT6AGGyoeBQ
youtube
<前編 場面写真公開>
劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」(前編2021年1月8日、後編2月11日ロードショー)より、「前編」の場面写真が一挙に公開されました。
キメポーズやうさぎたちの私服カットも♪
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
みなさまどうぞお楽しみに!!!
 尚、本作に関する詳細等につきましては、下記Webサイトをご覧ください。
 ■劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」���式サイト
https://sailormoon-movie.jp/
 ■劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式twitter
@sailor_movie
 ◆株式会社スタジオディーン
https://www.deen.co.jp/
 © 武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会
 セーラームーンはいつの時代も女の子の憧れですよね(⁎˃ᴗ˂⁎)
わたしも小さい頃はよくセーラームーンごっこをしたものです…!
最近だとセーラームーンとコラボしたコスメなども発売されたり、ほんっとうにかわいいですよね♡
ああいったものを見てしまうと胸きゅんがとまらないです笑
夢が詰まってる~!という感じ( ᵕᴗᵕ )✩
 もちろん映画も見に行きますよ~!
皆さんもぜひ会場に足を運んでみてくださいね♡
 では今回はここまで♪
イマ・グループ広報担当さりぽんでした~∪・ω・∪
0 notes
opogi · 4 years ago
Text
2020.10.14(wed)
#アニソンディスコ Z
新大久保unique LABORATORY
・Shell - 葉菜(Bana)
・Blowing - NiL
・Re:pray - Aimer
・春はゆく(EDIT) - Aimer
・LOST IN PARADICE (feat.AKLO) - ALI
・ハレルヤ - ld la larks
・Shadow and Truth (EDIT) - ONE Ⅲ NOTES
・Gimmme! - ORESAMA
・シンフォニア - Marpril
・Flash Back City (feat.紡音レイ) - BOOGEY VOXX
・RAINBOW - LEGO BIG MORL
・RUN THIS TOWN - GENERATIONS from EXILE TRIBE
・Feel Special (EDIT) - TWICE
・Make you happy - NiziU
・チュチュ・バレリーナ - もな・るか・みき from AIKATSU☆STARS!
・マスカレイドミラージュ - 寿嶺二(森久保祥太郎)、美風 藍(蒼井翔太)、四ノ宮那月(谷山紀章)
・Piece of my world (EDIT) - Night Ravens
・I believe what you said - 亜咲花
・コンプレックス・イマージュ - 彩音
・Bad Apple!! - nomico
・Glow at the Velocity of Light (EDIT) - 安月名莉子
0 notes
jushosaku · 4 years ago
Text
#文芸賞 に関するニュース 全30件
<読者文芸年間賞>詩部門 - 佐賀新聞
SNS時代に考えるための「論」を 文芸誌「群像」の挑戦|好書好日 - 好書好日
中島宏著『クリスト・レイ』=移民112年記念で掲載開始 - ニッケイ新聞
<読者文芸年間賞>俳句部門 - 佐賀新聞
コロナ禍の日本を舞台にしたリレー連載「Day to Day」、全100名の著者が決定!夏休み中の子どもたちに向けた新企画「Story for you」もスタート! - PR TIMES
浅田次郎が遭遇した小説には書けない波乱の日常。小学館文庫『竜宮城と七夕さま』 - PR TIMES
<読者文芸年間賞>川柳 - 佐賀新聞
<読者文芸年間賞>短歌部門 - 佐賀新聞
山陰中央新報社|山陰ゆかりの小説家4人 地元小中高生の文芸文学賞創設 - 山陰中央新報
田中裕子×蒼井優で今秋映画化! 芥川賞受賞のベストセラー『おらおらでひとりいぐも』が文庫に - ダ・ヴィンチニュース
若林柳一さんの川柳が最優秀賞 「島の文芸」選者 専門誌公募企画で - 新潟日報
7月18日発売 村上春樹さん最新短篇小説集『一人称単数』(文藝春秋)収録作と扉絵を公開 - アットプレス(プレスリリース)
百田尚樹氏『永遠の0』の26年前に書いた「幻の小説」(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
岩井志麻子、84歳のAV女優から学んだ2つの「座右の銘」と「死後の目標」 - ニフティニュース
【話の肖像画】作家・阿刀田高(85)(12)莫言さんに聞いた「文芸講話」 - 産経ニュース
伊藤健太郎主演映画『十二単衣を着た悪魔』三吉彩花、伊藤沙莉ら人気キャスト集結 - 映画ログプラス
千葉雅也──禁欲に抗して「不潔」を恐れない【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース
本好きが暮らす西荻窪で生き残った最後の書店-東京「今野書店」(nippon.com) - Yahoo!ニュース
鎮西町の佐々木さん「九州文學」年度賞 動物と共存するジレンマ描く - 佐賀新聞
死の淵から生還しようとする男を透明な文体で掬い取った日本海文学大賞受賞作ほか4編を収録した短編集『崖』2020年7月1日販売開始! (2020年7月1日) - エキサイトニュース
黒木瞳、3作目監督作品に伊藤健太郎を主演に抜てき!「監督もやってたの!?」と驚きの声 - サイゾーウーマン
『君は月夜に光り輝く』著者・佐野徹夜が語る、純文学と娯楽大作のあわい 「今の自分に戸惑っている」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース
「ポストコロナを見据���て、人と社会とどう関わっていけばいいのか?」【湯山玲子のヴォーグな人生相談 ポッドキャストVol. 12】 - VOGUE JAPAN
芦田愛菜主演映画「星の子」10月劇場公開決定&ティザー・ヴィジュアル公開 - CDJournal.com
私たち、ずっと前から在宅仕事です 第2回 カレー沢薫編 - マイナビニュース
身体の奥底から言葉は溢れ出し、ひとつの物語に紡がれる… 家族それぞれの個性がつながり、生まれた奇跡が愛おしい!(本がすき。) - Yahoo!ニュース
<これからのエール>(第14週以降) 「エール」放送再開は8月後半!多くの兵士を死なせた戦時歌謡の作曲に悩み、一転、戦後は平和賛歌の曲を作り続ける裕一と音 - J-CASTニュース
地味なタイトルに騙されないで! 書店員イチオシの美しいミステリー時代小説(本がすき。) - Yahoo!ニュース
池松壮亮、コロナ禍で危機感 俳優として何ができるのか(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース
【映画の波打ち際15】東京アニメアワードフェスティバルでみた海外の力作について - ガジェット通信
文芸賞:受賞作ドットジェイピー
0 notes
noah-choco · 5 years ago
Text
君つむ。6話
七月。冴くんに八つ当たりしてしまった一件から、ちょうど二ヶ月が過ぎた。
もうすぐ大会当日ということもあり、練習も佳境に入っており、毎日のように練習に参加してくれているレイくんには頭が上がらない。
もちろん大道具、小道具の作成も佳境で、実際に設置しての通し練習を見てから、気になる部分を治したりと、なかなか忙しい。
特に、俺は衣装も担当しているので、男役はともかく女役のドレスの仕上げに苦戦中だ。
冴くんも、森のシーンで使う切り株の椅子を作成していた。俺の作ったお手本をもとに、残り二つを作ることになっているが、どうやら相当苦戦しているらしい。それでも、俺と蒼司先輩のアドバイスを受けながら、一所懸命に作業している姿は、見ていていじらしい。
そんな感じで、特に衝突もなく平和に過ごしてはいたが、俺は内心気に入らないことがある。���目部長のことだ。
「おーい、蒼司、リハの大道具搬入の手順だけど」
そんなことを考えていたら、元凶の人がやってきた。
「ヒロと冴くんもお疲れさま。」
こっちの気も知らないで。どんな時でも、俺と冴くんへの気配りを忘れない、それが夏目部長という人だ。
ここのところ、外部生の冴くんに対しての遠慮が取れてきたのか、他の部員たちは「冴木くん」という呼びかたを改めて「冴木」や、「冴」と呼びはじめた。
それはいい。冴くんがみんなに馴染むのは先輩としても喜ばしいところだ。なにせ、冴くんは少し壁を作るところがあるし、普段は俺と蒼司先輩とばかりの作業になるから、みんなに馴染めているのか勝手に心配していたのだ。
だけど、そんな冴くんのことを、俺と同じく「冴くん」と呼ぶ人がもう一人いる。それが、夏目部長なのだ。
俺はこの呼び方を気に入っている。他でもない冴くんが、こう呼んでください、と言ってくれたからだ。そして、冴くんと呼ぶのはずっと俺一人だけで、そこに俺は特別感のような、優越感のようなものを感じていた。
ところが、みんなが冴くんを冴と呼びはじめた頃から、夏目部長も冴くん、と呼ぶようになり、それが俺に取って極めて不愉快なのであった。おかげで、夏目部長に対して、いささか冷たい対応になっているような気がしなくもない。
かと言って、「冴くんと呼んでいいのは俺だけだ!!」なんでことを言えるわけもなく。かれこれ2週間以上、夏目部長が冴くんを呼ぶたびにモヤモヤしているのである。
そしてもう一つ。
「そうだ、冴くん。脚本の、この部分なんだけど、役者の方からセリフを変えたいって意見があってね。手が空きそうなら、今から練習を見にきて、意見をくれないかな?」
「いいですよ」
まただ。こうやって、やたらと夏目部長が、冴くんに構うのだ。よくわからない口実で、冴くんを連れ出すことも多く、もしかして冴くんに役者をやらせることを、まだ諦めてないのでは?と勘繰ってしまう。
「というわけで、蒼司、冴くん借りていくな」
「…構わないが、どちらかというとヒロに言ってやるべきだろ」
蒼司先輩の切り返しにドキッとする。心を読まれているのかと錯覚するが、冷静に考えると、俺が冴くんを気にしていることは、蒼司先輩にはバレている。蒼司先輩なりに俺を気にしてくれているようだ。
「いや、俺に冴くんの行動に口出しする権利とかないっすから」
つい、素っ気ない態度をとってしまう自分が情けない。
「…いまの冴木の作業は、ヒロが教えているところだろう。」
「あー、そういうことっすか。まぁ、あんまり頻繁に部長の方に行かれると、今の作業間に合わなくなるかもしれないっすね。」
意地悪を言っている自覚はあるが、実際その危険性があるのは事実だ、と自分に言い聞かせる。
「わかった、じゃあ、早めにこっちに返すようにするよ。ごめんな、ヒロ」
「なんで俺に謝るんすか」
「冴くんにばかり来てもらってるから、拗ねてるのかなって思ってさ。なんならヒロも見にくる?」
「〜〜ッ、いいですっ!間に合ってますっ!」
夏目部長の見当違いな問いかけに、思わず声を荒げてしまう。
「ヒロ、機嫌悪いの?」
夏目部長は、俺ではなく、蒼司先輩に向かってそう問いかけた。
「あ〜…衣装制作が難航してるからな。夏目がいると集中できないだろうし、早く冴木を連れて練習に戻れ」
蒼司先輩は、俺の方をチラッと見ながら、夏目部長に練習へ戻るように促してくれた。
「なるほどね。じゃあ冴くん、行こうか」
「ヒロ先輩、すみません、行ってきます」
二人が倉庫を出ていくと、俺は大きなため息をついた。
どうしてこんなに、上手くやれないのだろうか。冴くんにも気を遣わせてしまうし、夏目部長にももう少しスマートに接したいと思っているのに、感情のコントロールがこれっぽっちもうまくいかない。
「ヒロ、大丈夫か?」
蒼司先輩の気遣いが身に染みる。
「なんか、俺、最近心狭いんです。」
「冴木が絡むと、人が変わったように凶暴になるからな」
「そんなふ���に見えてるんですか!?」
「去年までの温厚で人懐っこいヒロとは思えない、とこの間、夏目がもらしていた」
「うわー、夏目部長にも態度がおかしいの、やっぱりバレてますかね」
「気が付かないわけがない。夏目は観察眼が鋭いからな、あいつに隠し事は無理だぞ」
「うーーーーん」
なんかもう、消えてなくなりたい。恥ずかしい。
「まぁ、ここにはいま、俺しかいない。気の利いたことは言えないが、聞くくらいなら出来るぞ」
「俺、蒼司先輩のそういうとこ、めちゃくちゃ好きっす」
「…そういうことを、冴木に言えばいいと思うんだが」
「無理!無理無理!絶対に無理!」
言えるわけがない。中学の頃からの付き合いで、ずっと一緒に作業してきた蒼司先輩にだからこそ言える軽口だ。
「冴木は、ヒロに心を開いているようには見えないな」
突然、蒼司先輩が、胸が抉れるようなことを言い出した。
「…そうっすかね?俺には懐いてくれてると思うんですけど」
「ヒロに懐いてるのは、その通りだろう。ただ、冴木はあまり、ヒロに心の内を見せていないように見える」
「それは、冴くんの性格じゃないっすかね」
「…どうだろうか」
冴くんはあまり人懐っこい性格ではないし、誰に対しても一歩引いたところがあると思う。いつかは俺にも心を開いて欲しいと思ってはいるけど。
「…俺は、冴木もだが、おまえも心を開いているように見えない。」
「えっ、冴くんに?」
「あぁ。冴木が心を開いていないというよりか、ヒロが冴木に心を開いていないから、冴木もヒロに対して接し方を迷っているように見えるがな」
「それは、考えたことなかったっすね…」
俺が冴くんに心を開いていない?
…確かに、言われてみたら、そうかもしれない。だけど、こんなぐちゃぐちゃな心、みっともなく��開けるわけがない!
「ただいま戻りました」
蒼司先輩と話し込んでいるうちに、冴くんが戻ってきた。夏目部長は一緒ではないらしい。
「おかえり」
「おかえり冴くん」
「抜けちゃってすみませんでした」
「夏目が振り回してすまないな」
「蒼司先輩が謝ることじゃないです!それに、夏目部長が俺を呼んでくれるのは、俺のためですし」
「そうか、ならいいがな。何かあったら、俺から夏目に伝えるから、遠慮せず言うこと」
「頼りにしてます!」
冴くんは、屈託ない笑顔で蒼司先輩に笑いかけた。確かに、俺にはそんなふうに笑うことは少ない気がする。
でも、夏目部長の呼び出しを「俺のため」と言い切っていることの方が気になって仕方がない。どういう意味なのだろうか。
「あっ、それで、ヒロ先輩…ここの色塗りなんですけど、うまくできなくて、すみません、コツ教えてください」
「ん、ここか。絵具混ぜてある?」
「まだです、すみません、作ってきます!」
…確かに、冴くんは、俺に対しては、やたらと謝ることが多い気がする。これが心の壁ってやつなのだろうか。
なんにせよ、今日の作業を進めることにしよう。冴くんが心を開いてくれていなくとも、俺には教えられる技術がある。俺だって、冴くんのために出来ることをしているし、きっとそれは、冴くんにも伝わっているはず。
そう言い聞かせることくらいしか、俺は自分を落ち着かせる術を見つけることができなかった。
0 notes
izumi-kagari · 5 years ago
Text
ーキセキ Vol.2ー
Tumblr media
「9年前、私の息子は、  教会のボランティアで大きな地震があった外国の地に参りました。  そこでは、多くの被災者のために物品を配ったり、  医療活動に従事したそうです。
 ところが、息子は死にました。  活動中に起きた余震で、  見回りをしていた建物の倒壊に巻き込まれました。  私は、冷たくなった息子を日本で迎えたのです。
 教会の神父様も息子の友人も  息子は神の使命を果たしたのだと  天の国に召されているはずだと  おっしゃいました。
 でも、ダメなんです。  私は、息子に生きていてほしかったんです。  どうしても、どうしても、  それがカミサマの意志に適う『良いこと』とは  思えないのです。
 もし、それが神様の御意志なら  私は神様を恨まずにはいられないのです。
 私は罪人なのです。   どうしても、息子の死を、  祝福されたものと・・・思えないのです。」
ご婦人は静かに涙を流しているようでした。
毎年、ご婦人はこの日に教会にいらして  この話をしていきます 我々は何も言うことができません。  ただ、神のご加護を、と祈ることしかできません。 それはご婦人の望む答えではないことはわかっていましたが、どうすることもできませんでした。   今年も、この日が参りました。  ご婦人は10時に必ず参ります。
「10年前、私の息子は、  教会のボランティアで大きな地震があった外国の地に参りました。  そこでは、多くの被災者のために物品を配ったり、  医療活動に従事したそうです。
 ところが、息子は死にました。  活動中に起きた余震で、  見回りをしていた建物の倒壊に巻き込まれました。  私は、冷たくなった息子を日本で迎えたのです。」
10年間、変わらない話が続きます。
「先日、ホテルのレストランに参りました。」
違う話が始まったことに私は驚きました。
「そこで、突然、一人のヨーロッパ系と思われる男の子が  喉を押さえて苦しみ始めました。  顔面がみるみる蒼白になっている様子です。  母親はうろたえ、私には分からない言葉を話しながら、  その子を介抱しようとしていました。  私はとっさに立ち上がり、その子に駆け寄りました。
 そしてその子をうつ伏せにして背中を叩いたのです。  2〜3度叩くと、その子の口から大きな肉の塊が落ちました。  そうしてその子は息を始めたのです」
ご婦人の顔はここからはうかがい知ることはできませんでした。 ただ、普段よりも少し声色が高く、口調が強いようでした。
「母親はその子を抱きしめました。  そうして、私に向かって何度もお礼を述べているようでした。  その後、父親と思しき人が参りました。  母親から事情を聞いた父親は、  日本語で私にこう言いました。
 『ありがとうございました。   この子の命を救ってくださいました。   あなたは神の御使です』
 父親は私の手を取りました。  母親もその手に手を重ねました。」
一息つき、ご婦人はおっしゃいました。
「その母親は私にたどたどしい日本語で言いました。
 『ワタシは二度、   日本の方にイノチを救われました。   10年前に日本のセイネンに   今、アナタに。
  ワタシは、日本に来ました。   理由はイノチを助けてもらったからです。
  ワタシは、おレイを言います。   あの時のセイネンには言うことができなかったから。
  理由は、セイネンは死んでしまったからです』」
「その女性は息子に命を救われた人だったのです。  男の子を妊娠しているとき、  建物から逃げ遅れていたところを、息子が救いました。
 その直後、建物が倒壊して、息子が死んだのです。
 息子が助けた命を、私がつなぎました。  私は息子の死を無駄にしませんでした。」
少しの間、ご婦人は息をつき、 沈黙なさいました。
そして、そのままそっと、ご婦人は帰られました。
司祭様  私はこれはキセキだと思うのです。
「一度、子が助けた人を、その母親が助けたという偶然をかね?」
違います。  ご婦人はこんなにも過酷な思いをして、  それでも人を救いました。
神は なんと人を強くお造りになったのだろうと。  なんと、尊くお造りになったのだろうと。
私は、生涯このご婦人のことを忘れないでしょう。  私には、これがキセキと思えるのです。  
0 notes
image-weaver · 6 years ago
Text
87 Tutelary
野営を終え、蜃気楼の夜に広がる陰鬱な低い暗雲の下を、一行は黙々と進み続けた。雲はかたときもとどまることはなく、砂丘群を越えていくさなか、糠雨の冷気が気息のなかで肺を満たし、機械のルドは時おり、激しく咳込むのを抑えきれなかった。彼の肉体はバルナバーシュにとってまったく未知の材質で作られ、有機性にも富んでいたが、それでも金属から生まれた機械にとって水は異物なのだ。外殻としてルドを守る甲冑も誰の手も入ることなく、旅の始まりには無疵の光沢が眩しかった板金は、いまや険しい戦闘と長旅によって相当に痛んでいる。胸甲はマフェリアリの剣によって割れたままだった。フェリクスのように技術があれば直してやれるのだろうかと、バルナバーシュは己れの無力をひとりもどかしく感じていた。
「うう……」
先頭を歩くディオレがしきりに額をおさえ呻吟しているが、倒れる様子はなかった。ルドとバルナバーシュが肩を貸そうとするが、手をあげてそれを制する。「ここの幻が私を苦しめている」ディオレは長息して言い、やがてバルナバーシュやルドもまた、悪意ある幻影に襲われ、幻は彼らにとってもっとも艱苦たるもの――逃れたくも忘れがたい記憶――を見せて心を盲いらせた。ルドは母の死の面影を、ディオレは帰らぬ友への悔いを、そしてバルナバーシュはセニサの――ジルヴァの大聖堂でやつれはてて立つ彼女の後姿を見ていた。
セニサと婚姻を結んだ夫のカレルは、幸福によってジルヴァの街を監督したが、のちにゲルダットの家門らが暴いた禁術にみずからも浴して気が触れ、血族とともに退廃し、かつての気品も英明も遠いものになり果てていた。色のさめたしじまに安らかな休息を見いだしていた灰色の街は、恐怖政治による喧騒と流血に彩られ、いまわしい儀式のために人が夜ごとに大聖堂へとさらわれていく。セニサは爛熟した淀みからカレルの心を引き上げようと寄り添ったが、その差し伸べた両手こそが、彼をさらなる呪いへ突き落してしまった。絡みあう運命の不正だった。カレルは手を取ろうとしたとき、心を読む術で、セニサの秘密を――いつか海と月の浜で口づけを交わした、彼女が真に愛する者の名を暴いてしまった。彼女のなかの、目を覆うほどに美しい、どうあがいても届かぬ不滅の思い出とともに。思えばカレルほどの貴顕を持つ者が禁術の誘惑を受け入れたのは、一点の黒ずみほどの――ゆえに目を離せぬ、セニサへの疑いからだったのか。
その頃に<オールドクロウ>の密命を受け、暴悪の一途をたどるジルヴァの街で諜報の任に就いていたバルナバーシュは、心火に燃えるカレルの手勢に捕らえられ、地下深くでおぞましい拷問の数々にかけられた。それは生かされながら尊厳を奪われ、拭い去れぬまで不義への悔恨を徹底して植えつけるものであった。激痛を与えられて朦朧とする頭蓋に、淫らな哄笑が響きわたる。冷たく濡れる暗い石床に突き倒され、かすむ碧眼に、膝からくずおれて絶望に打ちひしがれるセニサだけがまざまざと映っていた……。
バルナバーシュは流涕し、闇沙漠の砂上に這いつくばって嘔吐した。周囲には黒い霧が取りまき、彼の悲鳴を聞きつけて我に返ったディオレが、サーベルを当たるを幸い振るって、悪夢の元凶たる霧を追い払おうとした。
「しっかりしろ!」
ディオレはバルナバーシュを強引に引き起こして蒼白な頬を打ち、アルドゥールの柄にかかった彼の手を握りつぶさんばかりの力で押さえつける。バルナバーシュは抜いた剣を、己れの首に突きつけようとしていた。絶望のビジョンが彼らを自刃に追い詰めつつあるのだ。ルドはふらつきながらも正気を保っているようで、二人のもとに近づいてひざまずいた。
「彼をおさえておいてくれ」
ルドに身柄を預けると、ディオレはふたたび霧の中枢を見さだめて斬りかかり、敵が気体にもかかわらず、もろいゲル状の核を両断する手ごたえを確かにした。霧は散り、崩れた核は黒い液体と化してぼたぼたと砂上に落ち、不吉な水溜まりを生んだ。ディオレはさらに道の先へ進み、砂紋のひだでゆるゆると夜霧を吐き出すハマグリの群棲を見つけると、迷いなく油をまき、魔術で火を放ち、黒肌を赤銅色に輝かせながら、半ば憎悪に駆られてがむしゃらにサーベルで突き刺し続けた。魔獣たる貝は抵抗もなくやがて灰と消え、あ��には幻のごとく何もなく、ディオレの空虚なあえぎだけが静かな砂上に落ちて残された。涙が頬をくだり、ベドウィンの戦士は片手で金の両眼を力無く覆い隠した。
そうして戦いを終えて戻ると、ルドがバルナバーシュの手を握りながら必死に声をかけ続けていた。「死なないで」と、ルドは壊れた装置のようにその言葉だけを繰り返しており、バルナバーシュは意識を回復させつつあったが、抑えきれないのかうめきはしばしとどまることはなく、ディオレもまたバルナバーシュの手をつかんで、言葉の代わりにただ力を込めて魂の平穏を祈り続けた。祈りは彼に向けながら、陽の差さぬ深海を往く潮流のごとく、ルドへ、己れ自身へ、多次元の生きとし生けるものすべてへと移ろっていった……。
夜明けが訪れようとしていた。三人は干し肉やオルトフの次元で汲んだ清らかな湖水、そして嵐の精霊の遺物である飴玉を口にし、空腹と摩耗した精神を満たしながら、ようやく闇沙漠のパワースポットであるロクマリア陵の域に差しかかりつつあった。飴玉は無味であったが香りが強く――懐かしく、漠としてうら悲しい雨のにおいがした――だが不思議なことに彼らを充分に癒し、孤独への同意と旅を続ける力をもたらしてくれた。
心に染み入る小雨の向こうに尾根のながい大きな丘が仄見え、もっとも高みにある場所はぼんやりと光を宿し、夜の灯台として彼らをいざなうかに見えたが、バルナバーシュには侵してはならない神聖なしるしにも感じられた。足元は繊細で柔らかな砂地と変わり、ふもとまで近づいてみると、光を発しているのはひとつの石碑のようだった。一行は坂を登りはじめた。「ここは誰の墓なんだ」一歩一歩を踏み抜きながら、バルナバーシュがディオレに問う。
「クレスオールとも、闇沙漠で亡くなった者たち全てのものとも言われている。もっとも、クレスオールはおろか、誰の亡がらもここにはないのだろうが……この地で息絶えれば骨すらも残らない。時おり遺品が見つかるだけだ」 「闇沙漠で死んだ者たちはどうなる?」 「この広大な闇沙漠の砂、それこそが末路なのだという。永きにわたって、エターナルデザイアーのためにどれほどの犠牲が積み重なったのか、私の想像など遠く及ばない……。女神ユテァリーテはクレスオールの死のあと、あの碑に自らのパワーを封じた。本体に見捨てられた半身の力を」
ロクマリア陵の頂きにたどりつくと、古びた碑は温かな黄色の光を放ちながら神秘によって風化から守られており、彼らの頭巾の奥、旅路の末に達観めく面差しを恍として照らしだした。碑のまえには一対の傷だらけの鉄扇が、閉じられたかたちでもうひとつの墓標のように突き立っていた。何ものかが使い込んだ武器に見えたが、ディオレだけが意味するものを悟り、金の瞳を見開いたまま地に両膝をついた。褐色の髪が呆然とうつむいた横顔をなでながら、みじめに垂れ落ちる。
「まさか、イラーシャ……」
鉄扇を退けて砂を掘りおこし、すぐにその手が止まる。砂の中から両手に取りあげたのは、巨大な翼の一部――淡い夢のごとき鴇色の、風切り羽を残した先端部分だった。裂かれた断面は乾いた血で黒く汚れ、砂まみれの羽毛は命あるものの艶が完全に失われている。ヒトの飛行すら支えうる大きさであり、もしこれが動物や魔獣でないなら、おそらくマイルーンの――有翼人の象徴たるものと思われた。目にしたバルナバーシュは深い溜息を漏らして嘆じた。
「イラーシャは、フェリクスとイブを案内していたのだろう。彼らがここに埋葬したのか」 「そんな……」
思わずルドの手がディオレの肩に置かれようとして、雨粒を散らしながら乱暴にはねのけられる。歯噛みとともに混淆する悲憤が、かの精霊たちの嵐のように、ディオレの身内を激しくかき乱しているようだった。だがその時、心に直接語りかけてくる若い女性の声があった。
「どうか悲しまないで、ディオレ――」
ディオレがはっと立ち上がり、ルドとバルナバーシュも背後へ振りむいた。足元のマックスが吠える。青白い光をまばゆく放つ、翼を背負った人影が雨に揺らめき立って彼らを見つめていた。光の中の姿は明らかでなかったが、ディオレにだけはその正体がはっきりしているようだった。
「イラーシャ、君なのか」 「ごめんなさい、ディオレ……私は闇沙漠を越えられなかった……でも彼らを、あとに続いてゆく者たちを守れたわ。あの二人はこの地の戦いに勝利し、無事にアストラの地へ向かった。彼らは私の死を深く悼み、砕けたフェレスをアストラまで連れていくと言ってくれた……だから……」
ディオレはかまわず手を伸ばしたが、途端に光は変容し、遊色の銀髪と白絹の衣の儚き少女――ストラーラがそこに現れた。ディオレの端正な顔が烈火の怒りにゆがむ。
「亡霊め、死者の魂をもてあそぶか!」
意思のかけらも読みとれぬ無言の表情のまま、亡霊は光の粒子となって弾け、その衝撃にねじれた空間の向こうから代わるように、一人の女性が歩み寄ってきた。
オアシスの哨戒役の天使たちと同じくする状況に、三人は警戒する。女性は幽玄な麗姿にかすかな神気を漂わせ、黄昏か暁か、桃色と薄黄色に起伏しながら夢幻めいてはためく長衣をまとい、また同じ色にさまよって澄む長髪を雨に濡らしながら彼らの前にたたずんだ。彼女も精神感応を通じ、心へと語りかけてくる。
《フェレスの主らよ……夢を信じる時代は終わりました。ここには、あなたがたが望む力などありません。わたくしに余された天の力など、とうに封じたのです》
憂苦に翳る瞳は砂地へ伏せられたまま、沈んだ声音が、永き後悔と拒絶をフェレスの主らに伝えていた。ルドとバルナバーシュが口火の気配を探るなか、ディオレが全てを知る者のまなざしを向けて進み出る。
「封印は解かれる定めにある。かつてレイの鍵が、その封印を解く役目を果たしていた……彼らの存在は失われたが、彼らの血と意志は、願いは、私たちの時代へと確かに受け継がれている。そして封印が――ヒトの可能性を封じるものが涙とあらば、我らは滅することなく、しかし打ち勝たねばならない。ユテァリーテ、イススィールの女神よ。あなたの流す後悔と悲しみもまた、我らの内に響く鼓動ゆえに」
《そう。だからわたくしは戦うのです。クレスオールの安らかな眠りを守るために……》
ユテァリーテが両手を天にかかげると、雲間から光が差し、いくつもの稲妻の槍がロクマリア陵へ降りそそいできた。ほとばしる雷光に、マックスは碑へ隠れ、三人は剣を抜き払うや散開して回避する。そして雲のかな��の暁光から使徒たる天使の姉妹、オヴェルルとユステルルが舞い降り、ユテァリーテの両側に控えてひざまずいた。
《私たちはユテァリーテ様の剣にして盾》 《ユテァリーテ様の憂いを払う……》
天使らは静謐によって女神の孤独を守護すべく、剣と杖をそれぞれ手にして立ち上がった。ユテァリーテもついに顔を上げ、追慕のまなざしにフェレスの主らをとらえると鋭い神気を放つ。ありとある罪と暴力を裁かんとする、粛清の力だった。
《せめてあなたがたの戦いは、ここで終わらせてあげます》
0 notes