#細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―
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hosomimuseum · 2 years ago
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#399「開館 25 周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめき の日本美術―」(@大阪髙島屋)開幕!
細見美術館は 1998 年に開館し、今年で開館 25 周年を迎えました。これを記念し、細見コレクションの名品をご覧いただける展覧会を大阪髙島屋にて開催しております。
開幕初日には館長 細見良行によるギャラリートークも開催。初日の 3/22 は細見美術館の開館記念日でした!
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細見館長ならではの軽快なトークで作品のみどころや、絵師の魅力についてお話しいたしまし た。 たくさんの皆様にお集まりいただき、ありがとうございました。
ギャラリートークの様子はこちらでもご覧いただけます。
https://youtu.be/j9J32BsfKqI
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「開館 25 周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」 展覧会公式WEBサイト
開催会場
大阪髙島屋:2023 年 3 月 22 日(水)~4 月 10 日(月)
日本橋髙島屋:2023 年 4 月 26 日(水)~5 月 15 日(月)
JR 名古屋髙島屋:2023 年 12 月 23 日(土)~2024 年 1 月 7 日(日)
静岡市美術館:2024 年 4 月 13 日(土)~5 月 26 日(日)
長野:2024 年秋
平安・鎌倉時代の仏教美術、室町時代の茶の湯の美術や水墨画、華麗な蒔絵に七宝、江戸絵画 など日本美術史を総覧する幅広いジャンル・時代にわたる細見コレクション。人気の高い琳派 や伊藤若冲のコレクションもたっぷりとご覧いただけます。心ときめく珠玉の日本美術をぜひ お愉しみください。
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donutmgmgnoblog · 11 months ago
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2023年見たもの色々
世の中的にはコロナ禍明けで色々と以前の生活を取り戻しているけれど、すっかり出不精になってしまった2023年でした。
一度は外したマスクも冬に近づくにつれまた手放せなくなっている(インフルエンザ予防でもあるのでコロナのせいだけではないけれど)。
これが私のニュースタンダードかもしれないと思いつつ、以前のようにフットワーク軽く出歩く生活に戻れるなら戻りたいとも思う1年でした。
【ライブ】9
配信
・LE SSERAFIM Fan Meeting FEARNADA Day-1
・LE SSERAFIM Fan Meeting FEARNADA Day-2
・Agust-D TOUR 'D-DAY' in JAPAN Day-2(Live Viewing)
・Agust-D TOUR 'D-DAY' in JAPAN Day-3
・Agust-D TOUR 'D-DAY' in SEOUL Day-1
・Agust-D TOUR 'D-DAY' in SEOUL Day-2
・Agust-D TOUR 'D-DAY' THE FINAL Day-2
・Agust-D TOUR 'D-DAY' THE FINAL Day-3
・LE SSERAFIM TOUR FLAME RISES in SEOUL Day-2
【歌舞伎】10
・壽初春大歌舞伎 第一部(卯春歌舞伎草紙/弁天娘女男白浪) @ 歌舞伎座
・壽初春大歌舞伎 第三部(十六夜清心) @ 歌舞伎座
・二月大歌舞伎 第三部(霊験亀山鉾) @ 歌舞伎座
・鳳凰祭四月大歌舞伎 夜の部(与話情浮名横櫛/連獅子) @ 歌舞伎座
・六月大歌舞伎 夜の部(義経千本桜) @ 歌舞伎座
・八月納涼歌舞伎 第二部(新門辰五郎/団子売) @ 歌舞伎座
・吉例顔見世大歌舞伎 夜の部(松浦の太鼓) @ 歌舞伎座
・十二月大歌舞伎 第三部(猩々/天守物語) @ 歌舞伎座
・新作歌舞伎 流白浪燦星 @ 新橋演舞場
・十二月大歌舞伎 第二部(爪王/俵星玄蕃) @ 歌舞伎座
【映画】10
・BTS Yet to Come in Cinemas
・RRR
・午前4時にパリの夜は明ける
・ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
・小さな兵隊
・はなればなれに
・リトル・マーメイド
・バービー
・Taylor Swift THE ERAS TOUR
・Renaissance: A Film by Beyonce
【美術】23
・ピカソとその時代 @ 国立西洋美術館
・江戸絵画の華 第1部:若冲と江戸絵画 @ 出光美術館
・毎日愛について祈っている/EVERY DAY I PRAY FOR LOVE @ 草間彌生美術館
・宇野亜喜良 万華鏡 @ ggg
・北欧デザイン展 @ 日本橋高島屋
・クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ @ 東京都現代美術館
・本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション @ 練馬区立美術館
・松��幸四郎家 高麗屋展 @ 日本橋高島屋
・森本美由紀展 @ 弥生美術館
・京都細見美術館の名品 ���派、若冲、ときめきの日本美術 @ 日本橋高��屋
・芸術家たちの南仏 @ DIC川村記念美術館
・マティス展 @ 東京都美術館
・本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語 @ 東京都写真美術館
・フロレンティン・ホフマン MORE Yellow @ White Stone Ginza Gallery
・歌舞伎衣装展 @ 日本橋三越本店
・古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン- @ 東京国立博物館 平成館
・ソール・ライターの原点 ニューヨークの色 @ 渋谷ヒカリエ ホールA
・平間至 写真のうた @ 渋谷ヒカリエ ホールB
・テート美術館展 @ 国立新美術館
・知られざる至極の木版画 摺物 @ 北斎館
・超絶技巧、未来へ! @ 三井記念美術館
・コスチュームジュエリー @ パナソニック汐留美術館
・街の中のRyo.デザイン @ 柳原良平アートミュージアム
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xf-2 · 5 years ago
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覆される常識、日本美術の「独自性」は縮小していた 「独自」とされてきた日本美術の表現は、実は日本特有のものではなかった──?  美術史の研究が進むにつれて、日本美術に関するさまざまな常識が塗り替えられつつある。西洋や中国に目を向けて日本美術を世界の中で位置づけて鑑賞すると、一体なにが見えてくるのか?  美術史家の宮下規久朗氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)が、日本美術、西洋美術の見方のまったく新しいフレームワークを提唱する。(全2回・前編/JBpress)  (※)本稿は『そのとき、西洋では──時代で比べる日本美術と西洋美術』(宮下規久朗著、小学館)の一部を抜粋・編集したものです。 ■ 多くの美術品が現存する幸運な国、日本 日本は各時代にすばらしい美術作品を生み出し、今でもそれらは世界じゅうの人々に親しまれている。しかも、それらの多くが遺(のこ)っている幸運な国である。 隣国の中国や朝鮮半島、あるいはベトナムの場合、相次ぐ戦乱や侵略のため、古い時代のものは遺っていないことが多く、時代によってはきわめて大きな欠落がある。そうした時代の美術は、文献資料やのちの模本から想像するしかない。これに対し外国の侵略をほとんど受けたことのないわが国は、戦災や天災で多少のものが失われたとはいえ、縄文時代以降、各時代の重要な作品のほとんどは現存しており、きちんと美術の流れをたどることができる。世界を見渡すと、そのような幸運な国のほうがめずらしいのである。 明治期に近代国家が成立すると、国家の伝統や歴史を見直す作業の一環として日本美術史というものが構想され、明治33年(1900)にはパリ万国博覧会に際して日本最初の美術史と目される『稿本日本帝国美術略史』が編集された。以後、日本美術史は何度も書き換えられつつ徐々に精度を増し、部分的に更新され修正されることはあっても、そのストーリーの大枠はおおむね定着しているようにみえる。 ■ 「日本美術の特質」への問いかけ このような日本美術史を通覧し、現存する作品群を見ると、中国や西洋などさまざまな外来の美術に影響され、目まぐるしく変化してきたことがわかるが、同時にその底に流れる一貫した日本美術の特質というものが浮かび上がってくる。 たとえば和と漢、あるいは雅と俗という二面性が併存したかのよう見えるが、両者は複雑に融合していた。そして、中国や西洋の美術という外来文化の影響やそれに対する古来の様式という二項対立だけでは説明できない日本美術の独自性があると思われるのだ。 1925年、大著『サンドロ・ボッティチェルリ』をロンドンで出版して評価され、東西の美術について高い見識をもっていた美術史家の矢代幸雄(やしろ・ゆきお)氏は、著書『日本美術の特質』(1943年)において、日本美術の特質は、「印象性」「装飾性」「象徴性」「感傷性」の4つにあるとした。また、日本美術史の碩学、源豊宗(みなもと・とよむね)氏は、『日本美術の流れ』(1976年)で、西洋美術、中国美術、日本美術を象徴するモティーフをそれぞれ「ヴィーナス」「龍」「秋草」であるとした。日本美術を貫くのは、繊細な秋草の美学だというのである。 日本における中国美術の影響について先駆的な研究を遺した戸田禎佑(とだ・ていすけ)氏は、『日本美術の見方 中国美術との比戦による』(1997年)において、日本美術のもっとも重要な特質は「平面性」にあるとしている。 近年、『日本美術の歴史』(2005年)を書き下ろした辻惟雄(つじ・のぶお)氏は、日本美術の特質を、「かざり」「遊び」「アニミズム」という3つのキーワードで説明しようとした。日本美術にはつねに装飾性が見られ、遊戯性があり、自然崇拝の系譜があるというのである。また、東京大学で辻惟雄氏の後任であり、旺盛な活動を続けている美術史家、河野元昭(こうの・もとあき)氏は論文「日本美術の素性」(2010年)でこうした先学の見解を検証しつつ、日本美術の最大の特質は「シンプリシティー」にあると論じている。いずれの見解も傾聴に値するものであり、的を射ているように思われる。 ■ 縮小する「日本美術の独自性」 18世紀末から20世紀初頭にかけて流行したジャポニスムは、浮世絵を中心とした日本美術の絵画や工芸がフランスなど欧米の美術に作用し、日本美術が欧米の先進的な美術に影響を与えた稀有な現象であった。浮世絵の大胆な構図や色彩、平面性は、西洋で伝統美術の様式を打破して新たな造形を生み出そうとしていた芸術家にとってタイムリーであったため、大きな刺激を与えることになった。しかし、皮肉なことにその後の日本美術は、浮世絵のこうした造形的特徴を継承することはほとんどなかったのである。 また、これ以前、日本美術は、中国や朝鮮など近隣の国にすら影響を与えたことはまったくなかった。 12世紀初めの『宣和画譜(せんながふ)』に、徽宗(きそう)皇帝(在位1100~25年)の所蔵する日本の屏風3点について、「金碧(きんぺき)を多用」しているが、「真」に欠けると批判されている。中国や朝鮮の人々にとって、日本美術は中央様式の地方化したものとしか映らなかったのである。 明治以前の日本で、海外で活躍した美術家は知られておらず、中国・元で客死した禅僧画家黙庵(もくあん)やマカオに追放されたキリシタン画家ヤコブ丹羽(にわ)の活動がわずかに推測されるくらいである。 さらに、日本美術の独自性というのは、たまたま日本には中国や朝鮮半島よりも多くの美術作品が遺っているために、そう思われてしまう場合も多いのである。 たとえば、平安時代のやまと絵は、かつては遣唐使廃止による国風文化の産物だとされてきたが、中国美術史の研究が進んだ現在では、やまと絵とされるものの大半は失われた唐宋美術を反映したものであって、その特徴のほとんどは和様化とはいえないということが明らかになっている。截金(きりかね)を多用した繊細で工芸的な平安時代後期の美麗な仏画も、かつては日本化の極みだとされて賞賛されてきたが、じつは、ほとんどが失われた宋代の仏画の技法を模したものであるということもわかってきた。 近年ブームとなった若冲(じゃくちゅう)や蕭白(しょうはく)ら江戸中期の奇想派については、京都の成熟した町衆文化が生み出したものであっても、明(みん)代の奇想派や長崎の来舶清人(らいはくしんじん)の影響によるものも大きいということが指摘されている。 つまり、日本美術の独自性と呼べる要素は、美術史研究の進展とともにどんどん縮小していっているのである。日本美術を正しくとらえようとすれば、その独自性や美質などにこだわらず、東アジア文化圏を中心とする世界の中で位置づけて眺める必要があろう。 宮下 規久朗 JBPRESS 7/8(月) https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00056932-jbpressz-life https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00056932-jbpressz-life&p=2 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00056932-jbpressz-life&p=3 >「独自」とされてきた日本美術の表現は、実は日本特有のものではなかった──?    美術史家の宮下規久朗氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)が、  日本美術、西洋美術の見方のまったく新しいフレームワークを提唱する。 笑www この文章読んでいて、宮下 規久朗とかいう美術史の大センセーの、 自虐的なシナ事大主義的な独自性のないアホぶりがわかった。 この程度で大学教授なら、私にでもできそうな簡単なお仕事だなw この時代になっても相も変わらず、日本文化はシナ朝鮮より劣る的な、 或いは独創性はない的な、みたいなシナチョンスタンスの屁理屈を 大学のエラいセンセーがまことしやかに語っているのに笑った。 そもそも、世界のどの時代のどの文化においても、 完全無欠の民族の文化的オリジナルなどというものはない。 シナ文明も大陸の雑多な民族の文化的要素の集合体ではないか。 それを総称してシナ文明だの、エジプト文明だのと称しているだけである。 そしてその文化もまた他の様々な文化的要素と融合して発展し、 同時にまた、他の民族や地域の文化にも影響を与えるのである。 いわば文化文明は相互に影響しあって発展するものである。 それにこの宮下 規久朗とかいう神戸大学のセンセーって、 美術史が専門だそうだが、シナチョンに何か思い入れがあるのか? ちなみにこの宮下 規久朗センセーのツイッターはこんなの・・・            https://twitter.com/kikuroma         現在の大学にはこの手の人士が多いみたいですな・・・ この論評の■ 「日本美術の特質」への問いかけまでは、 いろいろな学者の日本美術の特質の紹介で、それぞれの説にも整合性があり、 またこれらの説のすべてがまた日本美術の特色ともいえるだろう。 問題はその次である・・・ ■ 縮小する「日本美術の独自性」って何なんだ? 宮下センセーの論文に通底しているのは・・・  日本美術など所詮シナの物真似、  日本美術のオリジナリティなんて、  元々からないも同然なのだから、  特筆評価などする価値すらない、         ・・・ということらしい。
果たしてそうだろうか? >皮肉なことにその後の日本美術は、浮世絵のこうした造形的特徴を  継承することはほとんどなかったのである。 そうだろうか? 私は浮世絵に代表される日本美術はその後の日本人も立派に受け継ぎ、 欧米の美術界に対しても少なからぬ重要な影響を与えつつ、 その後の日本美術にもまた、それを逆輸入してきた経緯があると思う。 「浮世絵の大胆な構図や色彩、平面性」は現代日本画の世界においても、 日本のサブカルチュアを代表する漫画やアニメーションの表現においても、 グラフィックデザインの表現にも立派に受け継がれているではないか。 一応宮下センセーは明治以降の日本美術がジャポニズムと呼ばれ、 西欧の美術工芸界に大きな影響を与えた事は認めていらっしゃるが、 このことだけでも美術史における日本美術の価値は特筆に値する。 浮世絵に代表される日本美術がフランス・パリ万博からジャポニズムとして 全欧州に発信され、印象派(新印象派、後期印象派)やアールヌーヴォーが生まれ、 それがさらに発展してアメリカ現代美術に発展した経緯が美術史の流れである。 ジャポニズムがイズム=主義として表されている思想は無視できない。 それはシノワズリーという東洋趣味の流行とは大きく一線が引かれるべき、 いわば西欧美術思潮の一つのコンセプトでもあったからだ。
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       セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」        様々な角度から描いたヴィクトワール山の連作は、        北斎の富岳三十六景からインスパイアされたらしい。
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      ゴーギャン「マハナ・ノ・アトゥア」       この平面的な色面構成的な表現は浮世絵からの影響だ。
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        クリムト「接吻」
       金箔を多用した大きな空間をとり単純化されたフォルム、        これも明らかに障壁画などの影響がうかがえる作品だ。
中でも西欧美術に影響を与えたのは江戸の町人文化だろう。 しかし宮下センセーはこれとてもシナ文化の影響にあるというが、 一部にそれらしきものがあっても、それがすべてではないと思う。 仮にシナの影響があったからといって、それが何だというのだ? シナの各王朝文化だって周辺の民族の様々な影響があったのだ。 先に述べたように、元来何の影響もなく発展した文化文明など皆無である。 北斎、広重、歌麿などの浮世絵師はもちろんのこと、尾形光琳の琳派系絵師、 伊藤若冲や丸山応挙などは現代美術を先取りしたコンセプトが確立していた。 立体造形でいえば安土桃山時代の織部好み陶器などはまさに現代美術だ。 以下に掲載した当時の巨匠たちの作品には、 現代美術の概念を先取りしたような先進性を感じるが、 宮下センセーのいうようなシナの影響下にあったがゆえに、 日本美術の独自性は縮小(ない)しているのだろうか? 
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         尾形光琳「紅白梅���屏風」        川や梅の木を特徴を残して単純化させる意匠概念は、        のちに日本のデザインにも多大な影響を与えている。
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    伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」 この絵は升目描きという、升目ごとに色をいれてモザイク画のように表現した。 現代風にいえばドット画像みたいなもので、このような手法は同時代にはない。 あえていえば新印象派のスーラの点描が近いが、概念が全く違う。
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伊藤若冲「鶴図屏風」
墨をつかった白線描の作品。鶴の様々な姿態が単純化されたフォルムと
勢いある線の筆勢がいかされた、ある意味現代の漫画にも通じる作風だ。
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   丸山応挙「大瀑布図」 この絵は円満院というお寺の住職に贈られたものだが、この寺の庭に滝がなかったので、応挙はこの絵を庭木の枝に掛けて垂らし、下三分の一は地面に寝かせて滝つぼを表した。このような平面絵画を立体的に鑑賞するインスタレーション的手法はこの時代になかった。
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   丸山応挙「氷図」   湖面に張った氷のヒビを線一本のみで見事にあらわした傑作である。   無駄な要素を一切排除した究極の単純化で凍てつく寒さを表現している。
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織部好み茶器 武将古田織部のプロデュースとでもいう「織部好み」の陶器は、「へうげもの」と称され、わざと歪めたフォルムや幾何学模様をあしらった伝統や形式にとらわれない実に現代的な表現だ。                 ↑         これら一連の様式もすべて、         シナの模倣だというのか!? 以下はほとんど日本美術を腐すだけの屁理屈。 >これ以前、日本美術は、中国や朝鮮など近隣の国にすら  影響を与えたことは��ったくなかった。 当たり前じゃないか(笑) そもそも・・・ 日本は江戸時代に265年も鎖国をしていた国なのだから、 明治以前に日本の文物そのものが諸外国に輸出されることもないし、 あってもごくわずか、だから影響も与えるものではなかった。 こんな事日本の歴史をみれば高校生でもわかる話だ。 しかしだからそれ何だというのだ?  いったい宮下センセーは何が言いたいのだ? この人は文化は影響を与えれば、 「エライ」と思っているようである。 だから明治以前の日本美術はシナ朝鮮に影響を与えていないから、 シナ美術の物真似レベルの評価に値しないものといいたいのだ。 宮下センセーの「影響を与える、与えない」にこだわる意図は何なんだ? じゃあ、明治以降の日本美術は先進国の西欧に大いに影響を与えたから、 すご~く特筆大書すべき価値があって、西欧より優れているということか?  そうではあるまい。上述したように「文化は相互の影響で発展するものだ。 どちらの文化は優秀とか劣っているという問題ではないのだ。  宮下センセーの御説はまるで朝鮮人が  「これはウリジナルニダ~♪」というのを思い出す。 ルネサンス期の西洋美術も西域のイスラム教文化や遠くは、 インドやシナの様式にも影響を受けてきたことは近年の研究、 特に田中英道東北大学名誉教授の研究で明らかになっている。 しかしルネサンス絵画がその後のシナ絵画に影響を与えなかった事は、 西欧絵画が明朝や清朝の絵画より劣っているという事なのだろうか? 宮下流のコンセプトで見れば、こういう事ではないのか? さらに首をかしげたくなるのはシナと朝鮮を同列に置いて語っている事だ。 朝鮮など千年以上も歴代シナ帝国の属国属領に過ぎなかった植民地だ。 こんな国にオリジナルがあろうはずがなく、自ら小中華と誇った事大主義国だ。 なぜ宮下センセーはシナと朝鮮を同等に置きたがるのだろうか? 所詮は事大主義のシナの劣化コピー版が朝鮮に過ぎないのである。 まさか小中華思想が日本より優れている?というのではあるまいな?
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yoshikawatopics · 7 years ago
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『天皇の美術史』刊行記念鼎談
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髙岸 輝 先生
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五十嵐 公一 先生
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橋本 麻里 先生
美術との出会い
――本日は来年1月から刊行開始する『天皇の美術史』の企画編集委員である髙岸先生と五十嵐先生、そして今、テレビや雑誌などでご活躍中の橋本先生にお越しいただきました。まずは、先生方が美術に携わるようになったきっかけをお聞かせ下さい。
 髙岸 もともと僕はデザイナーの仕事に憧れがあったんです。
 橋本 そうだったんですか!
 髙岸 美術と歴史とはずっと好きだったのですが、高校卒業となると進路を決めなければいけない。そのとき文系・理系という分け方に収斂されることがすごく嫌で、ハタと見ると芸術系という部門が(笑)。
 橋本 第3の道ですね。
 髙岸 はい、芸大に行きたいなと思って。一番やりたかったのは車のデザイン。イタリアの工業デザイナー、ピニンファリーナとかジウジアーロとか、本当はそちらに行っているはずだったけど道を外して…。
 五十嵐 初めて聞きました(笑)。私は美術にまるで興味がなかったのですが、たまたま高校3年生のときに読んだ高階秀爾先生の『名画を見る眼』(岩波新書)が面白かった。絵画に意味や歴史があることを知ってからです。
 橋本 髙岸先生はそんなに早くからデザインに関心を? 早熟ですね。
 髙岸 子どものときから図工に得意意識があって。
 橋本 五十嵐先生は見る方だった?
 五十嵐 何も作れません(笑)。作っても「よく頑張ったね」という感じ。
 髙岸 今でも作る側にいた自分というのを常に思い描いてしまうんですね。
 橋本 あったはずのもう1つの人生…。
 髙岸 今ごろ僕の車が走っていたかな、とか思います(笑)。
 五十嵐 美術史でそういう人はいるかな。
 髙岸 結構、実技崩れという。
 橋本 実技崩れ(笑)。
 髙岸 芸大は多いと思います。第1巻の増記隆介さんは東大ですが実技も。
 五十嵐 日本画を描いていたそうですね。
 髙岸 橋本さんはどうですか。
 橋本 私も図工は好きでしたが、美術に深い関心はなかったですね。私の場合、研究者だった伯父の影響で文化人類学に興味を持っていましたが、ベルリンの壁崩壊や天安門事件があった時期で、つい浮気をしてICUに入学、国際関係を勉強したんです。国連機関に就職しようと考えていたのですが、結局また文化人類学に引き返して、双墓制(両墓制)をやりました。
 髙岸 まだ美術の美の字も出てこない。
 橋本 卒業後、就職したのがいけばなと現代美術の二刀流の出版社だったんです。そういうものを仕事として扱っているうちに、美術や茶の湯などに関心を持ち始めて…。その後、独立したライターになったときに、現代美術と日本美術の両方について書く人がほぼおらず、両刀使いができるというので、いろいろな形で便利に使っていただくうちに、こんなことになってい���した、という経緯です。
日本美術ブームの到来  髙岸 2000年の少し前くらいから、日本の古美術研究や展覧会が変わってきましたよね。展覧会にはお客さんを入れなければいけなくなったし…。  橋本 その変化のきっかけは何なのでしょう。いわゆる「日本美術ブーム」は、京都国立博物館(京博)の若冲展から、という言われ方をしますが。  髙岸 その時期に博物館にいた五十嵐さんは肌で感じていた?  五十嵐 新聞社の巡回展にはお客さんが来る。でも、自主企画展はお客さんが来ない。そういう状態が少し変わってきたように感じていました。  髙岸 お客さんも展覧会の企画も変わった。昔は東博(東京国立博物館)本館の特別展でも閑散としていて、どこか「研究者しか相手にしていません」という構えがあったし、京博の常設展はそれが長く続いた。院生がギャラリーで学ぶには最高の環境でした。図録もアカデミックだけど、デザインは凝っていなかった。それが90年代の終わりぐらいに、京博の図録が急におしゃれになり始めた。  五十嵐 デザイナーが入るようになったんだと思います。また、展示のデザイナーなんて昔はいなかったですよね。  髙岸 94~95年くらいまでは、国立博物館の展覧会でも企画者の顔が見えた。それが今残っているのは京博?  五十嵐 京博とは一緒に仕事をさせてもらったことがありますが、頑張っておられますよね。  橋本 独立行政法人化以降の流れが、結果的に今、日本美術の展覧会に多くの人が足を運び、テレビ番組のコンテンツにもなり、という状況に結びついているのだとしたら、今の状況をプラスに、ポジティブに評価していいのでしょうか。  髙岸 以前はアカデミックな組織運営だったとおもいますが、今は観客の目を強く意識していることが伝わってきます。日本美術がブームといわれているけれども、いつかは終わると思っています。だから今、ぎりぎりのところで美術館・博物館は努力しているのではないかと思うのですがどうでしょうか。  五十嵐 これまでの様々な研究成果を吸い上げて展覧会を作っている。頑張って吸い上げているという状況ではないでしょうか。  髙岸 例えて言うなら、昔は地下に石油はいっぱいたまっていたけど、吸い上げて地表に出すパイプが細かった。今はどんどん吸い上げているから、枯渇に向かわないか心配です。  五十嵐 それを何とかしたいとう意図が、このシリーズにはあります。その鉱脈として権力、天皇に目をつけたわけです。  橋本 これまで手をつけられてこなかった鉱脈だろうと。  髙岸 天皇だけとか、権力そのものだけで日本美術を通史的に編むということは、今まで意外となかったのではないかと思います。
シリーズ誕生と伊藤若冲  五十嵐 初めてこの話が出てきたのが、2011年8月。吉川弘文館から新しいシリーズを作るので、どうですかと声をかけてもらって。  髙岸 私も五十嵐さんも吉川弘文館から単著を出していますが、これらの延長線上にある「権力と芸術」というのが、大きなテーマになるかな、と思いました。  五十嵐 言い出しはどちらともなく。  髙岸 とにかく一本筋を通したシリーズものがいいよねという話をし、考えられるキーワードは何があるだろうか、ということでしたね。  五十嵐 最初は一人一天皇という方針があったのですが、影響力の強い天皇、そうでもない天皇がいて。  橋本 濃い薄いがある。  五十嵐 ええ。それで構成も大きく変わりました。  橋本 大正までで終わらせたのは、あまりにも現代史に過ぎ、まだ研究の対象になり得ないからですか? その先にある現代の天皇と美術というテーマは、非常に気になります。  髙岸 おっしゃるとおりで、美智子皇后は美術に精通されていて、皇族の方で研究者もいらっしゃいます。そして、今の美術館の現場に行啓される。  五十嵐 美術館だけでもないですよね。  髙岸 そういう方々が、広い意味での美術史にかなり重要な役割を果たしているという気はします。  五十嵐 「展覧会に天皇がいらっしゃいました」というと、ニュースになりますよね。  髙岸 その辺は橋本さんの方が(笑)。  橋本 いや、よくは分からないのですが、権力と美術ということでいうなら、今の天皇にはいわゆる政治的な権力はない。かといって文化をつかさどる権威であるという立場でもない。彼ら皇族が美術に関わることを許されているのは、権力と関わらない分野だからということで、生物学を研究なさったり、美術館に行幸啓なさったりということなのかなと思うのですが、近代以前とは反転した状態にある現在の天皇と美術の関わりについては、やはり読みたかったところです。  髙岸 2年前、三井記念美術館の「東山御物の美」展では会期末ぎりぎりになって行幸がありました。まさに室町時代の北山殿とか室町殿への行幸が再現されていて、本来、それは政治以外の何物でもなかったわけですが…。美術というのは文化の領域に属するということで、今の天皇が政治に関わることをうまく回避できる部分でもある。でもまったく政治的でないかといわれれば、そこは研究の余地がある問題という気はします。  五十嵐 でも、この点は扱えなかったかな。全6巻を作るだけで精一杯でしたから。  髙岸 もう少し歴史の検証を待ちたいところですかね。今やってしまうと、1次資料ではあるけれども、検証、研究した内容と言えるかどうか。各美術館で行幸啓をお迎えした方にインタビューをして、実際にどういうお言葉があったかなど、すごく知りたいですが。  橋本 折々にいろいろな方からそのあたりの話を伺うと、面白いエピソードを話してくださるので、かなりあるはずです。  髙岸 このシリーズがいったん終わって、その後新たに、という形があるかもしれません。
 橋本 現在の日本美術ブームの中で、核になっているのは伊藤若冲ですが、その中でも最も愛され、人気の高いコレクションが御(ぎよ)物(ぶつ)の中にあるのも面白いですね。  五十嵐 若冲は私が担当する第5巻の時代なのですが、出てきません(笑)。というのは、5巻は御所障壁画に注目したからです。御所障壁画は江戸在住の狩野一門が描くことになっていました。ところが1788年の天明の大火で御所が焼失し、それが変わります。御所再建は幕府の仕事だったのですが、その頃の幕府はお金がなかった。そこで御所障壁画制作を京都在住の絵師たちに任せたわけです。安くあがるからです。その際、土佐家と鶴沢家に京都在住の絵師たちをまとめさせた。その結果、土佐家と鶴沢家が注目される。京都の人名録である『平安人物志』では、天明の大火以前の序列トップは応挙、2番目は若冲です。ところが、天明の大火以降は土佐と鶴沢が最上位、それ以外の絵師がその下のランクになるんですよね。  髙岸 面白いですね。  五十嵐 18世紀後半、確かに応挙や若冲は、天明の大火以前の京都で大変な人気があった。ところが天明の大火で、新たな絵師の序列ができてしまう。それが京都の絵師たちの活動を、つまらなくしたのかもしれませんね。  髙岸 つまらなくなったというと買ってもらえなくなるので(笑)。  五十嵐 そうですね。言葉を選ばないといけないですね。  髙岸 辻惟雄先生が「奇想の画家たち」を再評価し発掘した。発掘したということは埋めた人がいるわけで。  橋本 埋まっていた状況があるわけだ。  髙岸 その状況は、今までほとんど語られてこなかったわけです。掘り起こした人を評価すると同時になぜ埋まっていたのかを見れば、掘り起こしたことの価値も、もっと上がってくる。  橋本 同じような事例は、文化の別の領域でもあったので��ょうか。秩序の回復といったらいいのか、ある自由な状況が、そうではない状況に移行する、ということが。  五十嵐 ほかの文化はどうでしょうか。ただ、天明の大火は京都の大事件だったように思います。それまでの比較的自由だった状況を変える契機だったのではないでしょうか。  髙岸 そうすると、今は天明の大火以後みたいな状況になっているのか…。  五十嵐 ついでに言うと御所障壁画を描く絵師は登録制だったんですよね。絵師は登録業者。だから、今の公共工事のやり方と御所障壁画を描く絵師の選ばれ方というのはよく似ているんです。
天皇と美術
――各巻の内容、見どころについてお聞かせ下さい。まずは第1巻から。
 橋本 毎年この時期に奈良博で正倉院展が開かれていますが、天皇による文物のコレクションの始まりはあの頃からですね。
 五十嵐 後白河法皇がものを集めてきたことと、正倉院でものを集めたことを第1巻を担当した増記さんがなぞらえて論じているんですよね。そういう視点はものすごく面白いと思います。
 橋本 聖武天皇の妻の光明皇后が正倉院にコレクションを残した。そこには、例えば中華皇帝のコレクションを意識するような部分はあったのでしょうか。
 髙岸 少なくとも後白河の時代、北宋の徽宗の美術コレクションというのは、すでに日本で認識されています。
 橋本 憧れの対象になっているんですね。
 髙岸 第1巻でかなり明確になっていると思います。中華皇帝のコレクションと、権力とを直結させるような考え方は、古代国家の中で重要な役割を果たしていた、ということになっています。
 五十嵐 第1巻は扱う時代がすごく長い。よくまとめてくれたなという感じです。
 橋本 平安末の院政まで入っている。
 髙岸 実は鎌倉まで入っているんです。
 橋本 第1巻と第2巻は微妙に重なり合っているようですね。
 五十嵐 個性の強い天皇が出てくるので重なってしまうんです。
 髙岸 第1巻から第3巻までの要になっているのは後白河で。
 橋本 3冊共に出てくるのですね。
 髙岸 後白河の大仏開眼供養。源平合戦で焼けた後の大仏開眼で、最初の開眼のときに使った筆を正倉院から持ってきて、そこでちゃんとループするんだと。
 五十嵐 面白い点に注目したなあ、と思いました。
 橋本 完璧なページェントですね。
 髙岸 続く伊藤大輔さん担当の第2巻はシリーズで最初に刊行されるのですが、これがまた濃い1冊で。
 五十嵐 加須屋誠さんが、そのまま単行本になりそうな原稿を書いてくださった。ページ数は大幅にオーバーでしたが、全部もらわなければ損だと皆で判断しました。
 橋本 後白河・後鳥羽・後醍醐がいて、もうお腹いっぱいという感じで。
 髙岸 橋本さんからみても、14世紀はすごく印象の薄い時代というか…。
 橋本 美術の通史だと、南北朝はさらっとスルーされちゃうんですよね。
 髙岸 これまでの研究はいくつか山があって、その山から谷を埋めていくというやり方できてるから、仏教美術だと平安、鎌倉がひとつの山、次の山は桃山あたりの近世絵画。谷底の日陰になっていたのが14世紀。だから、鎌倉時代の絵巻・彫刻・仏画で、よくわからないものは全部14世紀に放り込んできたわけです。  五十嵐 ところが、頼朝の神護寺3像の。  髙岸 そう、あれで状況が変わったんですね。伝頼朝像が14世紀のちょうど真ん中だという話になって。  橋本 あれは何年でしたっけ。  髙岸 1345年が最初の2幅です。後のもう1幅が51年ごろですから本当に真ん中なんです。今まではほとんど注目されていない、分からないものを放り込んでおくブラックボックスみたいな。  五十嵐 そう、ブラックボックスですね。  髙岸 そういうところが14世紀だったのですが、後醍醐という強烈な帝王がいて、そのブラックボックスを後醍醐中心に見直すと、実は大変豊かな場所だと。僕は若冲の発見に匹敵すると思っているんです。辻先生の『奇想の系譜』(ちくま学芸文庫)で18世紀が面白いと分かったとすれば、今回の第2巻で「南北朝、実はすごいよ」ということが、日本美術史でほぼ初めて分かったのではないかと思います。  橋本 歴史の分野での南北朝、後醍醐ブームは昔からありましたよね。なぜそれが美術史に反映されなかったのでしょう。網野善彦さんのようなトリックスターがいなかったから?  髙岸 文学でも『太平記』の研究はすごく盛んで、歴史では常にホットであり続けている14世紀が、美術史で注目されてこなかった理由というのは…。  五十嵐 柱になる作品がなかったところに頼朝像が出てきたからではないでしょうか。  橋本 やっと拠りどころになる、足掛かりになる作品が見つかった。  髙岸 このインパクトはかなり大きいですよね。  五十嵐 そんな第2巻が、最初の刊行というわけです。
 髙岸 私が担当している第3巻。室町・戦国は、日本の歴史の中でも江戸と並んで天皇の権威が最も落ちてきた、最も存在感が希薄だったといわれている時代です。一方で、足利将軍や戦国大名、そして天下人が出てきます。金閣(北山文化)・銀閣(東山文化)や大坂城・安土城・聚楽第(桃山文化)が美術の象徴だったといわれるのですが、最近、歴史の研究を見ていても、彼ら武家側の支配者たちが天皇と深く関わり、公家社会と混然一体となっていくことが見えてきました。将軍と天皇が一体化し、ハイブリッド化していくことによって新しい武家政権は古典を手に入れ、天皇の側は古典を維持するためのお金を得た。お互いウィンウィンで、文化と経済、あるいは権威と生活、それぞれの交換が成し遂げられる時代です。戦国時代の天皇は、権力としては衰退の極みといわれていたけれども、すごく立派な書を書くんです。これには超然とした迫力を感じます。  五十嵐 できれば書(宸(しん)翰(かん))を扱った章が、どこかに欲しかったですね。  髙岸 宸翰というのは天皇自身がアーティストでもある。  橋本 それこそ正倉院に入っているコレクションの中で、制作者の個人名が立っているものって書にしかありませんよね。日本で「美術」と見なされたものの始まりで、かつ天皇家のコレクションの中でも重んじられてきたのは書だと思うのですが、同時に彼らが書けば宸翰となる。そういう意味では、ぜひ書で1章を立てていただきたかったです。  髙岸 鑑賞者、あるいはコレクターとしての天皇だけではなくて、制作者側の天皇という話ですね。天皇本人、あるいは宮中でさまざまな女性皇族たちが、実は絵を描いたり、飾り物を作ったりということで活動している。そのことの意味は結構大きかったことが、第3巻、第4巻で見えてきました。作り手の問題というのは、今回注目したポイントのひとつです。
 五十嵐 野口剛さん担当の第4巻、私が担当した第5巻で江戸時代を扱っているのですが、門脇むつみさんが注目したのが、江戸時代前期の大物である後水尾天皇。たくさんの子どもたちが描いた絵、書はどんなものかというのを論じてくれました。  髙岸 野口さんの原稿は、琳(りん)派(ぱ)と天皇の関係をかなり深く追究しているので、これも画期的なものですよね。  五十嵐 私は第4巻で、御所障壁画の通史を書きました。先ほど言ったように、天明の大火以前、江戸在住の狩野一門が御所障壁画を描いていました。彼らに注目して時間軸をつくったという感じです。続く第5巻は天明の大火以降。光格・仁孝・孝明天皇の時代です。少しマニアックになってしまったかもしれません(笑)。  髙岸 いまだかつてない充実した史料です。  五十嵐 どのような選考があって京都在住の絵師たちが御所障壁画を描いたのか、その実情を暴いたのが武田庸二郎・江口恒明両氏の論文です。そして私は、江戸時代の最後の天皇である孝明天皇について書きました。ペリーが浦賀に来てから急速に日本は変わるのですが、天皇の周りで美術は動いていったという話です。最後の第6巻は塩谷純さんの担当ですが、まるごと明治天皇に注目したという内容になっています。明治天皇が美術史に果たした役割はそれだけ大きかったということですね。  髙岸 このへんは橋本さんもいろいろと。  橋本 御真影の問題とかも含めて、問題山積ですね。  髙岸 まさに現代に直結するような…。帝室博物館���そうだし。  橋本 近代的な美術の制度がみんな天皇絡みでつくられていくという。  五十嵐 最初の天皇の写真が隠し撮りだったと書いているのは第六巻でしたね。  橋本 そんなことして大丈夫だったんですか(笑)。  髙岸 今でいう盗撮(笑)。  橋本 では、公に認められた御真影ではなくて。  髙岸 それが民間で流布するという面白さですよね。伝統的な皇室だけれども、西洋的な技術や表現の受け入れ口にもなっているということです。正倉院からしてそうですが、ヨーロッパやアメリカも含め、広い意味で唐物受け入れの公式な窓口としての天皇、というのは全巻を通してのテーマです。さっき紹介しなかったけど、第3巻の黒田智さんの観点も大変面白い。安土桃山時代に後陽成天皇が地球儀を見たという話です。そのことの象徴的な意味。  五十嵐 黒田さんが書いてくださった章は刺激的ですよね。  髙岸 先ほどの加須屋さんの14世紀論というのも、初めてだけれども、黒田さんの16世紀論というのも、初めて全部まとめて論じています。ありとあらゆる江戸の美術のベースになっているものは、16世紀に出そろうわけですが、その辺の問題を地図まで含めて見ています。  五十嵐 秀吉が大坂城で持っていた書画リストの新出資料があるんです。  髙岸 結構、東山御物が流入していることとか。  橋本 そういう意味で、茶の湯は1つ大きな受け皿だったと思うのですが、武家に好まれた墨蹟中心の掛け物に、歌(うた)切(ぎれ)が入ってくるのも16世紀です。  髙岸 和物もそこから再評価ですよね。  橋本 貴族、公家たちが持っていたものが使われるようになる。そして、それに価格がついていく。  髙岸 細川家もずいぶんと、その価値付けの問題とはかかわっていますね(笑)。  橋本 価値の「創出」は重大です。公家にも切実な貧乏脱出作戦ですから。  髙岸 信長にとって茶道具などを蒐集、強奪、展示、下賜する最大の理由は由緒だと。どこかの戦いで城を陥としたときに、こういう大名からこれを奪ったんだということを茶室で語りたいために、そこにポンと置いておく(笑)。そして茶室に来た人とのファーストコンタクトで、「いやこれ、最近手に入れて。このあいだ松永弾正がね」と語るような、極めて生々しいものですね。  橋本 ということは、モノそのものの価値というより、物語消費。  髙岸 だから、由緒書きというものをとにかく信長は必要とした。またそれを書く専門のライターが、この時期につぎつぎに出てくるわけです。
 橋本 それこそ今の歴史学における信長の描き方というのでしょうか、信長がどういう目的をもって彼の戦いを戦っていたのか、その見方が近年大きく変わってきていますよね。そういうあり方とも…。  髙岸 深く関係してきますね。安土城も茶道具もそうですけれども、視覚的な形になったものを信長がどう活用したかということがかなり明確になっ��。それを秀吉は、忠実にトレースをしている。そういう意味ではいい師弟関係、2人で1つみたいなところがあります。  橋本 権力と美術。でも信長の、弱体化する天皇とその秩序を守る将軍、そして将軍を支える自分、というあり方と、その由緒書き主義みたいな感じは、すごくシンクロしていると思いました。  五十嵐 秀吉は無邪気に天皇に近づいていったように見える。信長は利用するために天皇に近づいているけど、秀吉は近づいていって官位をもらったり、関白になったり、天皇を聚楽第に呼んだり…。  髙岸 そういう無邪気さが許されるだけの天下の安定と、莫大な経済力が。一方、家康はそこから一歩引いてかなり慎重にやっていた。  五十嵐 家康は鎌倉幕府をサンプルにして、京都から離れたところに幕府をつくったから、どっぷりではなかったんでしょうね。江戸から天皇をコントロールするというやり方ですよね。  髙岸 後白河が持っていた絵巻を、源頼朝は見せてやるといわれたのにあえて断ったという有名なエピソードがありますね。おそらくそれを地でいったのは家康だったと思います。実は家康も結構、絵巻をコレクションしている。あの人は本が好きだから。  五十嵐 そうすると、後水尾天皇が後白河の役割かな。  髙岸 本人たちが意識するしないにかかわらずなぞってしまっていたんでしょうね。
興奮と期待と
――最後に本シリーズについて一言ずつお願いします。 五十嵐 どの執筆者の方にも、少しでも新しい史料を加えて何かしようという姿勢があったような気がします。ありきたりの通史の本にはなっていません。そんな点を理解していただけると嬉しいですね。 髙岸 企画編集委員として各原稿の最初の読者として接する幸運に立ち会っているのですが、皆さんいろいろな意味ではみ出しています(笑)。ですから、問題作がたくさん詰まっていて、五十嵐さんがありきたりではないと言った意味は、そこですね。まったく新しい切り口をひとつ設定するだけで、美術史の叙述がかくも豊かになるのかという新鮮な驚きというか。 五十嵐 皆さんの原稿を読んで興奮しました。 髙岸 興奮と同時に、打ちのめされるんですよ。すごい書き手のものを共著として読んでしまったときの、「やられた」という感じを今回は何度も味わいました。 五十嵐 サラッと美術史を勉強しようという方には違和感を与えてしまうかもしれないけれども…。 髙岸 本シリーズに出てくるさまざまなストーリーは、今後、美術館で学芸員の皆さんが企画をされるときの種になると嬉しいです。 橋本 今日お話を伺って、14世紀の問題、16世紀の問題など個別に読みたいテーマもたくさんありましたし、同時に天皇という切り口を作ったことで見えてくるものもさまざまにあるように思います。単に美術史の問題として終わるのではなく、読み手自身がそこから、権力とは何かという問題意識を持つこともできるはず。政治史であったり、もう少し大ざっぱに日本史といってもいいですが、そちらの方面からではなかなか見えにくい日本の権力のあり方のようなものが、このシリーズを通じ���明らかになってくるのではないか、という期待がありますので、そういう意味でもとても楽しみです。――本日はありがとうございました。(2016年10月29日)
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jculture-ja · 8 years ago
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若冲、琳派、かざりと雅 京都・細見美術館名品展
#茶道 #茶の湯 [愛媛新聞ONLINE]伊藤若冲をはじめ、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった琳派の巨匠、仏教・神道美術、茶の湯の美術、蒔絵(まきえ)・七宝などの工芸品…。また古代から近代の絵画など重要文化財を含むえりすぐりの名品を紹介し、日本美術の粋を堪能して …
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teaceremony-ja · 8 years ago
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若冲、琳派、かざりと雅 京都・細見美術館名品展
#茶道 #茶の湯 [愛媛新聞ONLINE]伊藤若冲をはじめ、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった琳派の巨匠、仏教・神道美術、茶の湯の美術、蒔絵(まきえ)・七宝などの工芸品…。また古代から近代の絵画など重要文化財を含むえりすぐりの名品を紹介し、日本美術の粋を堪能して ...
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hosomimuseum · 8 months ago
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#425 静岡市美術館で細見コレクションをご覧いただけます!
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大阪、東京、名古屋で好評を博した「京都 細��美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」が、4月13日(土)より静岡市美術館で開催されています。
静岡市美術館会場では、約1000点に及ぶ細見コレクションの中から重要文化財8件を含む名品104件を厳選して紹介します。古墳時代の考古遺物や平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、室町時代の水墨画、茶の湯釜、桃山時代の七宝装飾、茶陶、江戸時代の風俗画、肉筆浮世絵、そして現代でも高い人気を誇る琳派、伊藤若冲など、コレクターの心をときめかせ、魅了した美の世界を存分にお楽しみください。 ▶静岡市美術館 WEBサイト ▶展覧会詳細はこちら[外部特設サイト] 「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」 [開催会場]
静岡市美術館:2024年4月13日(土)~5月26日(日)
長野県立美術館:2024年10月5日(土)~11月17日(日)
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hosomimuseum · 2 months ago
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#431 長野県立美術館で細見コレクションをご覧いただけます!
大阪、東京、名古屋、静岡で好評を博した「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」が、10月5日(土)より長野県立美術館で開催されています。
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本展では、約1000点に及ぶ細見コレクションの中から重要文化財8件を含む各時代や分野を象徴する名品104件を展観します。平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、室町時代の水墨画や茶の湯釜、桃山から江戸にかけての茶陶や華麗な蒔絵、七宝と風俗画、さらに江戸時代絵画の中でも人気の高い琳派や天才絵師・伊藤若冲など、“心ときめく”至極の世界をご堪能ください。
初日には記念講演会が開催され、細見良行(当館 館長)が講師をつとめました。細見コレクションの形成や、今 注目の伊藤若冲についてお話させていただきました。沢山のご参加、ありがとうございました。 ▶長野県立美術館 WEBサイト
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hosomimuseum · 11 months ago
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#420 1月7日まで!名古屋で細見コレクションをご覧いただけます。
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大阪・東京で好評を博した「開館 25 周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、 ときめきの日本美術―」が今冬、ジェイアール名古屋タカシマヤで開催されています。
平安・鎌倉時代の仏教美術、室町時代の茶の湯の美術や水墨画、華麗な蒔絵に七宝、江戸 絵画など日本美術史を総覧する幅広いジャンル・時代にわたる細見コレクション。その中 から心ときめく珠玉の日本美術 約 100 件を展示。人気の高い琳派や伊藤若冲のコレクショ ンもたっぷりとご覧いただけます。
初日には、細見良行(当館館長)によるギャラリートークも開催いたしました。
▶展覧会詳細はこちら[外部特設サイト] 「開館 25 周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」
[ 開催会場 ]
ジェイアール名古屋タカシマヤ:2023年 12月 23日(土) 〜 2024 年 1月 7日(日) 
静岡市美術館:2024年 4月 13日(土) 〜 5月 26日(日)
長野県立美術館:2024年 10月 5日(土) 〜 11月 17日(日)
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hosomimuseum · 1 year ago
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#414 開館 25 周年記念展「リピーター割引」実施中!
ただいま開催中の開館 25 周年記念展I「愛し、恋し、江戸絵画 ―若冲・北斎・江戸琳派 ―」では、ご入館いただいた方に「リピーター割引券」をお渡ししております。次回ご来館時にご提示いただくと、200 円引きでご入館いただけます。2 展に渡り開催する記念展をお得にお楽しみください。
記念展では一部展示替えを行いますので、記念展Iを 2 回ご覧いただく際にもご利用いただけます!
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記念展の第 1 弾では二代古香庵(細見實)と妻・有子が蒐集した江戸絵画を、11 月 14 日から 開幕する第 2 弾では初代古香庵(細見良)が愛蔵した神道仏教美術・根来・茶の湯釜などのほか、平安から桃山時代にかけての名品の数々をご覧いただけます。
2 展を通して、細見コレクションの幅広さや、日本美術の豊かさに触れていただければ幸いです。
この機会に是非、細見美術館で「芸術の秋」をご堪能ください。
開館 25 周年記念展I「愛し、恋し、江戸絵画 ―若冲・北斎・江戸琳派―」
会期:2023 年 9 月 5 日(火)~11 月 5 日(日) ※10 月 10 日に一部展示替えあり
開館時間:午前 10 時~午後 5 時
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
入館料:一般 1,400 円 学生 1,100 円
開館 25 周年記念展II「挑み、求めて、美の極致―みほとけ・根来・茶の湯釜―」
会期:2023 年 11 月 14 日(火)~2024 年 1 月 28 日(日) ※一部展示替えあり
開館時間:午前 10 時~午後 5 時 休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)、年末年始(12 月 25 日~1 月 4 日)
入館料:一般 1,400 円 学生 1,100 円
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hosomimuseum · 2 years ago
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#404「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」(@日本橋髙島屋)開幕!
細見美術館の開館25周年を記念し、細見コレクションの名品をご覧いただける展覧会を4/26より東京・日本橋髙島屋にて開催しております。 平安・鎌倉時代の仏教美術、室町時代の茶の湯の美術や水墨画、華麗な蒔絵に七宝、江戸絵画など日本美術史を総覧する幅広いジャンル・時代にわたる細見コレクション。人気の高い琳派や伊藤若冲のコレクションもたっぷりとご覧いただけます。心ときめく珠玉の日本美術をお愉しみください。
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開幕初日には館長 細見良行によるギャラリートークも開催いたしました。たくさんの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」
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[ 開催会場 ] 東京・日本橋髙島屋:2023年4月26日(水)~5月15日(月) ジェイアール名古屋タカシマヤ:2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日) 静岡市美術館:2024年4月13日(土)~5月26日(日) 長野県立美術館:2024年 秋
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hosomimuseum · 2 years ago
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#398 細見美術館 開館 25 周年記念 友の会「古今」春の入会キャンペーン
友の会「古今」は細見美術館の文化活動に皆様からのご支援を募るメンバーシステムです。会員の皆様には、細見美術館を通じて日本美術の魅力をお愉しみいただけるよう、展覧会の無料観覧をはじめとする特典をご用意しております。
今年は開館 25 周年を記念して、入会キャンペーンを実施しています。この機会にぜひご入会ください!
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期間:2023 年 3 月 18 日(土)〜6 月 30 日(金)
対象:期間中に新規ご入会・ご更新いただいた方
■特典1 オリジナルグッズをプレゼント!
■特典2 招待券プレゼント! お友達やご家族と一緒に展示をお楽しみください。(有効期限:2024 年 3 月末まで)
■さらに! 4/9 までの限定特典 「開館 25周年記念展 京都 細見美術館の名品―琳派・若冲ときめきの日本美術―」(会場: 大阪髙島屋)の招待券プレゼント!
細見美術館 友の会「古今」について
▶フレンドシップメンバー(個人)年会費 4,000 円 1 年間、何度でも展覧会をご観覧いただけます。
その他の会員種別・特典についてはこちら 
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hosomimuseum · 2 years ago
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#386 今後展示予定の琳音作品を一足先にご覧いただけます。
当館で開催中の「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」展では、細見コレクションの琳派・若冲作品とともに豊和堂の絵師が描く現代の日本画-琳音(りんね)-を紹介しています。
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-琳音-には、日本のポップカルチャーを代表するキャラクターが、琳派や若冲など江戸時代の名画の一場面を借り、あるいはモチーフの一部に成り代わって登場します。
当館から歩いてすぐの「WEST SQUARE Window Gallery」(みやこめっせ 地下1階)では、「響きあうジャパニーズアート」展で後期(10/12~)に出品予定の作品を一部ご覧いただけます。
是非、細見美術館の展覧会とあわせてご覧ください。
会場:みやこめっせ地下1階 WEST SQUARE Window Gallery
会期:2022年9月14日(水)~10月7日(金)
開催時間:午前9時~午後5時
協力:細見美術館
《入場無料》 
詳しくは京都伝統産業ミュージアムWEBサイトへ
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hosomimuseum · 2 years ago
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#385「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」が開幕しました!
 9月6日(火)より、「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲 × 鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」を開催しております。
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 日本美の象徴といわれる琳派、そして傑出した個性の絵師、伊藤若冲。国内のみならず海外にも広く知られて人気の高いこれらの美術作品は、後世のクリエイターをも魅了し、創造の源泉となり続けてきました。
 本展で、細見コレクションの琳派・若冲作品とともにご紹介する現代の日本画-琳音(りんね)-には、日本のポップカルチャーを代表するキャラクターが、琳派や若冲など江戸時代の名画の一場面を借り、あるいはモチーフの一部に成り代わって登場します。意表を衝くマッチングの妙、そして背景も主役もすべて手描きによって写し取った、絵師の筆技も見どころです。  世界に発信され多くの人々に愛される古今のジャパニーズアート、その融合をお愉しみください。  本展は、2021年11月から2022年1月にかけて、国際交流基金の主催によりミュンヘン五大陸博物館で開催された展覧会「RIMPA FEAT. MANGA:Japanische Malerei aus der Sammlung Hosomi」の帰国記念展です。
琳音(りんね)とは
細見良行(細見美術館 館長)監修のもと、京都の呉服メーカーであり、日本画の工房でもある豊和堂のアートディレクター 山田晋也と、友禅絵師 平尾務が現代を描く日本画の制作プロジェクトです。
会期:2022年9月6日(火)~12月4日(日) 
前期/9月6日(火)~10月10日(月・祝) 
後期/10月12日(水)~12月4日(日) 
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日) 
入館料:一般 1,400円 学生700円 
主催:細見美術館 京都新聞 
特別協力:国際交流基金 豊和堂
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご入館および施設のご利用にあたってはマスクをご着用ください。
※状況の変化により、止むを得ず会期・ 営業日時等を変更する場合があります。詳しくは細見美術館公式サイトをご覧ください。
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hosomimuseum · 3 years ago
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#372 茨城県近代美術館に、若冲をはじめとした細見コレクションが登場!
4月23日(土)より、茨城県近代美術館にて「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」展を開催いたします。
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本展では、細見コレクションの中から、若冲の作品16点を展観��るほか、若冲を生み、その異才を育んだ「京」の歴史・文化を伝える美術品の数々を紹介します。名所図や物語絵、茶の湯の美術、祭礼図、歌仙絵、琳派の絵画など、重要文化財や重要美術品を含む選りすぐりの約90点を4章で構成し、若冲と「京」の美意識が織りなす日本美術の奥深さを浮き彫りにします。 ポスターに掲載されている伊藤若冲「雪中雄鶏図」は前期展示となります。お見逃しなく!
展覧会名:「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」 会場:茨城県近代美術館 会期:2022年4月23日(土)~6月12日(日) ※5/16(月)展示替:作品入替6点、場面替6点 休館日:月曜日(ただし5月2日は開館) 開館時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで) 詳細はこちら ▶ 茨城県近代美術館 WEBサイト
《 関連イベント 》
■記念講演会「細見コレクションと若冲」
講師:細見良行(細見美術館 館長)
日時:2022年4月23日(土)午後2時~午後3時30分
会場:茨城県近代美術館 地階講堂
定員:100名(要事前申込・参加無料)
■鑑賞講座「細見コレクションでめぐる京都」
講師:伊藤京子(細見美術館 主任学芸員)
日時:2022年5月15日(土)午後2時~午後3時30分
会場:茨城県近代美術館 地階講堂
定員:100名(要事前申込・参加無料)
*お申込み・詳細は茨城県近代美術館 WEBサイトをご覧ください。
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