#竹田年志トロンボーン
Explore tagged Tumblr posts
Text
竹田年志さん団長!ライオンありがとうございました。
ドイツ🇩🇪音楽、今回は声楽の佐藤泰子さん、初めてご一緒したトランペット🎺の吉田梨紗さん、チューバの元橋隼人さん、楽しいアルプス楽団!お疲れ様でした♪
そして素敵な服部さん(まとめ役、音響などマルチです)
0 notes
Photo
直前合宿最終日! 明日21日は岩手公演!!
今日の岩手日報です。 昨日取材してくださった藤田記者の記事が掲載されました。
明日のWBC準決勝を控える「朗希、大谷 大一番へ自然体」と郷土の英雄を伝える紙面の中で、社会面に取り上げてくださった並びの記事には、3月12日に団員が有志演奏で伺い校歌を演奏した大川小学校の現在を伝えるものでした。
12年経っても大震災の爪痕は残ったままです。
今日も東京フィルハーモニー交響楽団からのエキストラメンバーに加わっていただき、最終日の合奏練習を行いました。
ランチタイムは猛練習の栄養補給の貴重な機会。ホットミールの支給に長蛇の列ができます。
最後尾の仙台市から参加の中学2年生、ヴァイオリンの太田継美さんは殊勝なことに読書です。昨日も並ぶ間を惜しんで本を開いていたので、「何を読んでいるの?」と尋ねたら、阿刀田高『ギリシャ神話を知っていますか』でした。 その教養は将来必ず役立ちます!
福島市の同じく中学2年生ヴァイオリン組の佐藤瑞季さんは、昨日栁澤寿男さんから好きな食べ物を���かれたところ、「胡椒」と答え、指揮が混乱するような波紋を呼びましたが、そのペッパーミル・パフォーマンスにも匹敵する特技がありました。
片手で卵割りです。
という今日のランチは牛丼でした。
福島事務局の竹田学さんもうれしそうでした。
牛丼は早々に飲み込み、練習に励んでいたのは、音大生の板垣なずなさん(福島県出身の大学4年生)によるホルン教室。
練習の成果は、明日からはじまる本番前のプレコンサートの団員への披露で聴かせてくれました。
ホルン七重奏、ご期待ください。
午後には詩の朗読で共演していただけるお二人が練習会場にお見えになりました。
吉永小百合さんは毎回皆勤賞の6回目、23日の福島公演(郡山市)、24日の宮城公演(名取市)、26日の東京公演にご出演くださいます。
今回はじめてピックアップされた寺山修司とヘッセの詩は、病気療養中の坂本龍一監督のことを思っての2篇だそうで、ことヘッセについては中学時代からお好きな作家と伺いました。
わずか3時間足らずのみの滞在で東京にお戻りになりました。ご多用のところリハーサルにご参加くださり誠にありがとうございました!
明日21日の岩手公演で共演していただけるのは、のんさん。 地元出身の宮沢賢治の「春と修羅」からの選詩には、「ウクライナ」の一語が含まれます。詩を選ばれた吉永さんは、「賢治はなぜ『ウクライナ』と詠んだんでしょうね」とおっしゃっていました。
全公演で初めて朗読される、311被災者である菊田心さんによる「ありがとう」は、もう勘弁してほしいと言いたくなるラストが待ち構えております。ご来場のみなさまは、ハンカチを握り締めてお聴きください。
そして毎年恒例と言えば、音楽著作権管理会社NexToneの代表取締役であり、TYO定期演奏会のパンフレットの楽曲解説執筆者である、荒川祐二さんが、いつもの差し入れを持って激励に来られました。「東北ユースオーケストラ は最後の馬鹿力が凄い。明日の本番を聴くのを楽しみにしています。���
「シュークリームおじさん」の別名を持つ荒川さんからの差し入れは、もちろん。
スイーツで合宿の仕上げができます、ありがとうございます。
ようやく本番前日になって明日のメインの楽曲、マーラーの交響曲第5番を通しで練習できた夕方。
カウントダウンボードを前に元気な女子4人は、第1期からのメンバー。左から⻄野蒼さん(宮城県出身、トロンボーン)、千葉愛子さん(宮城県出身、ヴァイオリン)、阿部姫乃さん(福島県出身、ヴァイオリン)の大学生に、4月から東京で大学生活をはじめる鈴木南美さん(宮城県出身、ヴァイオリン)。さすが直前合宿を心得た、そのタフな明るさに元気をもらいました。
夕食を一番に取り来た栁澤さんは、相当お疲れのご様子です・・・。
しかし、カメラを向けるとピースする人たち。
海津洸太くん(福島県出身ん、トロンボーン)の「おかゆ。」Tシャツにも映り込む元気さ!
鈴木さんと同級生の坂本彩雲さん(宮城県出身、フルート)も加わって、このしぶとく明るい、ピースする人たちを見習いたいものです。
夜の練習前に塘英純くん(福島県出身、大学3年生、パーカッション)作曲の今年のファンファーレが披露されました。
ヴァイオリン、クラリネット×2、パーカッション、ホルン、コントラバスという不思議な組み合わせは、団員からの公募だそうです。どんな曲なのかは開演直前にお聴きいただけます。
最終的な確認も済み、直前合宿は終了!
ホールからのご依頼で、全員で消毒作業を行います。
佐々木芹さん(福島県出身、大学1年生、ヴァイオリン)は消毒担当で、浅野優月さん(福島県出身、高校2年生、フルート)が水拭き担当のペア。
こちらホルンの音楽教室の板垣なずなさんは消毒担当で、佐藤杏南さん(福島県出身、大学3年生、フルート)が水拭き担当のペア。
こちらは千田捺月さん(福島県出身、大学3年生、ホルン)と誉田憲丸くん(福島県出身、大学2年生、チェロ)の消毒した椅子運びペア。
東北ユースオーケストラ が無ければ出会わなかっただろう人たちが協力している姿には、胸迫るものがありますね。もちろん最大の協力は、みんなで一緒にひとつの音楽を奏でること。
3日間お世話になった田園ホール、ありがとう!
ついに明日から定期演奏会2023がはじまります! みなさまのご来場をお待ちしています。
どの公演も当日券を販売いたします!! 会場でお会いしましょう。
1 note
·
View note
Text
ライオンにてアルプス楽団
11月があっという間に過ぎました!毎年忙しい時期ですが充実し、新しい出会いがあり、ステップアップを感じる時期です。
ライオン(渋谷マークシティー店)にて。
竹田年志さん(トロンボーン)率いるアルプス楽団に私が!
ライオンでの演奏はホントに歴史があります。今までも何度か銀座店やイベントに演奏させていただきました。忘れず呼んでいただき竹田さんありがとうございます!
今回はなんとチェロが低音を支えてくださり、クラシカルないい雰囲気でした。幸せ~。
昔私も5年ほど、銀座のビアホールで毎週えんそうさせていただいてた、修行でした。だって5ステージもあり、鍛えられました。今はいろいろ分かり、楽しいライブでした。
音響関係もバッチリで、大きなスクリーンやサウンドチェックも充実です。さすがです。影のスター服部さん。お世話になりました。
こちらは10月24日に行われた大久保@ひかりのうまにて公開撮影。わたしはオリジナル曲2曲を創作!おかゆという名前でソロプロジ��クトで参加しました。映像監督の和久井幸一さんの作品楽しみです!
12月はクリスマスイベントがいくつかあります。しっかりできますように、がんばります。
#アコーディオン奏者松本みさこ#松本みさこアコーディオン#竹田年志トロンボーン#アルプス楽団#ライオンドイツレストラン#ドイツ音楽#佐藤泰子ソプラノ歌手#富樫亜紀チェロ#岡希美クラリネット#アラン・パットンアコーディオン#笠原麻矢アコーディオン#小山理恵木琴#宮坂洋生コントラバス#おかゆ
0 notes
Photo
2月の合同練習会のレポートです。
2月15日・16日の2日間、福島民報ホールでの今期最後の練習会を行いました。
初日の福島は快晴。薄手のコートで十分過ごせそうな気温です。
この日は、JA共済連全国本部の佐々木課長が練習見学に来てくださいました。
ご挨拶を頂戴しました。
そして、JA共済連全国本部様からの差し入れとして、大船渡産の「気仙椿茶」を頂きました。
気仙椿茶とは、気仙地方産の椿葉を緑茶にブレンド発酵させた発酵茶だそうです。
==============
初日の午前中は第九の練習。栁澤先生の全奏です。
この日も取材で、複数台のカメラが入っていました。
休憩中の団欒の様子も、撮影が入ります。
==============
初日のお昼には、JA共済連福島様からお弁当と紅茶(https://earlgrey-2007.com/)の差し入れを頂きました。いつもありがとうございます。
美味しくいただきました。
さて、今回の練習会でもたくさんの差し入れを頂きました。
こちらは、デジタルガレージ様からのお菓子の差し入れ。かわいらしいパッケージに団員のテンションがあがっていました。
フルート石川慧花さんのお母様から、マスクと消毒液の差し入れ。新型肺炎やインフルエンザで、なかなか手に入らない中、ありがたい予防グッズです。
トロンボーン橋本幸歩さんのご家族からは、 大粒でとても甘い気仙沼イチゴ。
この数のイチゴが集まると、かなり壮観です...。
==============
昼食休憩中には、雑誌広告用の取材・撮影も行いました。
クラリネットパートの樅山瑞歩さん(姉)と、第九の合唱で参加している鈴さん(妹)の姉妹インタビューです。
姉妹とても仲が良く、頻繁に電話やLINEで会話をしているそうです。
お弁当を口に運ぶタイミングまでぴったりで、仲の良さが伝わってきます。
==============
さて、午後は坂本監督の新曲「いま時間が傾いて」の練習を行いました。
先月から練習を始めたこの曲の、変拍子のリズムに苦戦する団員が続出...。
ヴァイオリンの中高生団員に、大学生の日比野愛さんが熱血指導。
11拍子(4・4・3)を「すきやき・すきやき・ごはん」で取るんだよ、と美味しそうなアドバイス。
なんとこれで本当に出来るようになったそうです!
木管セクションも、変拍子に苦戦...。合奏でも丁寧に取りあげていました。
休憩時間、パーカッションの冨澤拓己君の練習に、コントラバス山崎寛大君が手をたたいて付き合います。
ヴァイオリンパートの田口君も練習に参入。
というよりは、遊んでいるような...(笑)
==============
初日の最後には、 久しぶりに「Three TOHOKU Songs」の練習をしました。
東北ユースの十八番の曲で、今回の演奏会でも演奏する曲です。
団員の皆さんの「ちょいさー」の掛け声、しっかり元気がありましたよ。
==============
ちなみに、東北ユースオーケストラの新備品として台車を購入しましたのでご報告いたします。
TYO事務局の竹田さん、岡田さんが嬉しそうに開封! オーケストラは楽器や譜面台、楽譜や文具など事務用品が何かと運ぶものが多いので、これで運搬が楽になります...。
==============
初日は夕方16:30に練習終了。バスで宿泊施設へ移動します。
この日はJA共済グループの保養施設に宿泊させて頂きました。毎年2月の合同練習の際にはこの施設にお世話になっております。ありがとうございます。
到着してすぐに夕食を頂きました。
「いただきます」係は、五期生のホルン三上玲央君。 夕食とお風呂を済ませた後は、20歳以上の団員と事務局スタッフで懇親飲み会も行いました。
就活の悩みや、��イトの話、先日のバレンタインのことなど...。若者らしい話題で盛り上がっていました。
==============
2日目。前日とは打って変わっての雨模様です。
2/16(日)の福島民報にて前日の練習の紹介記事を掲載して頂きました。
午前中は第九の全奏を行いました。管楽器は第九に乗らない団員もいるため、その間は個人練習。
中学3年生のメンバーは、隙間時間を活用し勉強をしていました。
2週間後の宮城と福島の県立高校入試に向け、隙間時間を見つけて追い込みをかけます。
==============
休憩時間には、ロビーコンサートや有志演奏会の自主練習をする団員達も。
こちらはバイオリン四重奏の4人。有名なヴィヴァルディの「春」を練習していました。
==============
午後は、東京フィルハーモニー交響楽団の先生方のご指導の下、セクション練習を行いました。
弦楽器の先生はヴァイオリン奏者の山内祐子さん。
木管の先生はオーボエ奏者の荒川文吉さん。
金管の先生はホルン奏者の山内研自さん。
打楽器の先生は船迫優子さん。
各セクションごとに丁寧に課題箇所を取り上げながら練習を見て頂きました。
==============
福島行われる、今期最後の練習会が無事終了致しました。
今回も練習視察や取材等でかなり人の出入りが多い練習会だったのですが、協賛社の方々、メディアの方々、東フィルの先生方、団員のご家族等...、東北ユースオーケストラは、本当に多くの方に支えられている団体だな...と改めて実感した引率係でした。
1 note
·
View note
Photo
ツアー5日目、盛岡から仙台へ。
おかげさまで22日(水)の岩手公演を無事、しっかりとした手応えで終了することができました。 ついに岩手日報で大谷翔平選手のオープン戦初登板を上回る、今日の紙面トップの写真入り扱いとなりました。
こちらデジタル版記事です。
ゲストとして観客のみならず演奏する団員を魅了する詩の朗読でご共演くださいました、女優・創作あーちすと、のんさんの公式ブログでもご紹介いただいています。
岩手公演当日のバックステージレポートは、またあらためて。
ともあれ、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!
翌日23日(水)は朝からバスで仙台に移動です。わたくしが担当する3号車では・・・。
熟睡率は90%を超えておりました。 3日間の直前合宿で初日は予期せぬ��地震の影響で移動日になってしまい、二日漬けで前日の拍手喝采の名演を見事成し遂げたのですから、疲れてますよね。 胸張って寝よう。
途中の宮城県に入った長者ヶ原サービスエリアでは、福島出身の団員が不思議な名産品を見つけたようで、宮城出身の団員に尋ねているようです。
ふたたびバスに乗り込むと、隣のホルン菊野奏良くん(福島市出身の高校2年生)とトロンボーン海津洸太くん(白河市出身の高校3年生)がお菓子を食べながら小声で話をしていました。 奏良くんから 「田中さん、”がんづき”って知ってますか?」 さきほどのサービスエリアで話題になった宮城の名産品のようです。 「何、それ?」 「いやぁ、福島にもないんですよ」 「東北ってひとつにくくっても、それぞれ違いがあるよね」 「普通に話をしていても、突然わからない方言が出てくるんですよ。仙台の団員だと”いづい”とか、”むつける”とか。」 「そう、実はみんな言葉もいろいろだね」 「そういうの知れるところが東北ユースの良さなんだよなぁ」 さすが第1期に小学5年で入って休団無しの生え抜き団員!
というような話をしているうちに目的地に着きました。
今日の宮城公演が地震の影響で中止になってしまったため、急きょ日立システムズホール仙台をお借りして練習できることになりました。この先、今日を逃すと東京公演まで合奏練習をする機会がありません。
つながる合唱団のみなさんも合わせは無しの練習のため到着されました。
まずは練習会場となるコンサートホールに入る前に、
みんなだんだん慣れてきました、抗原検査の時間です。
検査結果を待つついでに今日の「主張の強い服を着ている人」を探していたら、声をかけてくれました。
郡山市の大学一年生、ヴァイオリンの阿部姫乃さんなのですが、一見すると主張の強さが感じられません。
しかし、靴が主張していました。 「かわいいでしょ!」 果物王国を謳う都道府県が多い中、福島県もその一つです。福島応援の意味も込めて、合わせ技一本で「主張の強い服を着ている人」認定です。
団員と隔離しての「つながる合唱団」サイドの抗体検査待ちの列の中に「主張の強い服を着ている人」候補者を見つけました。
福岡県からご参加で、「ペ・ヨンジュンと顔が間違われるのではなく、名前が間違えられる」とおっしゃっていた在日韓国朝鮮人のぺェ・ヨンジョンさんです。
マスクが気になって近寄ってみると、
国旗でした!
さらに、
オリジナルでウクライナ・カラーで水引のバッジをつくられたのです。
九州からご参加の9名全員がこのバッジをつけ���第九を歌うのだそうです。あとで合唱担当の事務局平子英子さんに伺うと、ペェさんがつながる合唱団の団長とのこと。
もちろん「主張の強い服を着ている人」認定。 現在までのベスト「主張の強い服を着ている人」に間違いありません。
実はわたくしも最近買ったPCケースは、こんな色合いにして主張をしております。
さて、抗原検査の待機組みに眼をやると、合唱団に岩手県宮古市から親子参加の第1期OGのオーボエ鳥居紗季さん、昌子さん親子の姿を発見しました。 やはり似ていらっしゃるものですから、思わず記念撮影をお願いしました。
す、すみません、眼をつむるところまで似ていらっしゃいました。 次のチャンスで再撮させてください。
この日のお昼です。
感染に配慮した横並びスタイルでのランチタイム。 ピーズサインは無言です。
今日の練習会場は仙台フィルのホームとして使用されている立派なホールです。
ここに地元仙台出身のサプライズゲストが来られました。 2019年に東北ユースオーケストラの初の委嘱作品『くぐいの空』を作曲なさった仁科彩さんです。なんと前日の岩手公演を鑑賞してくださっていました。
開演前のプレコンサートから団員の演奏の成長ぶりに感心され、開演で不肖わたくしが司会代役として話はじめた時から涙が溢れたとおっしゃってくださいました(舞台に登場し、話しはじめてスピーカーからのノイズとともに「マスク着けたまま出ちゃってた!」と気づき動揺のあまりマスクを外す際に眼鏡が外れそうになった事件で落ち込んでいたわたくしは救われました)。
みんなが音を一生懸命に聴きあって演奏する姿、素晴らしい演奏に感動しましたとの音楽のプロからの激賞を有り難く拝聴しました。さらには、150個の黒砂糖まんじゅうの差し入れまで、公演お祝いとして頂戴しました。 この春から仙台の某大学で音楽を教えられるために地元に引っ越しされたという仁科さん、今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
東北ユースオーケストラの合宿恒例の忘れ物紹介をしてくれたのは福島事務局の竹田学さん。先週の地震6を記録した国見町にお住まいです。自宅の瓦が飛んでしまい、雨漏りを役場で借りたブルーシートで覆う状態の中、今回のツアーに参加してくださっています。どうもありがとうございます。あらためてお見舞い申し上げます。
栁澤寿男さんによる昨晩の盛岡での公演の振り返り反省練習がはじまって、舞台裏で「こんな立派なホールで練習できるっていいわね。最初の年は高校の下駄箱が並ぶ入り口の吹き抜けで寒がりながら練習してたもんね」と述懐されるのは、福島事務局の大塚真理さん。FTVジュニアオーケストラに続く、ジュニアオケ、ユースオケの事務局のベテランです。今回も日々増える忘れ物をまとめて持ち歩くなどのサポートに深謝です。
そして、さっきからの写真で気になっていた方がいらっしゃるかもしれません。今日3人目の「主張の強い服を着ている人」。
東京事務局で会社の後輩、宮川裕さん(第九合唱参加経験有り)のパーカーが強い主張の色でした。恥ずかしがり屋なので背中でポーズの一枚です。
もう一人、ゲストが楽屋口に来て、抗体検査を受けていました。
第2期、第3期とキャプテンを務めてくれたOGのヴァイオリン畠山茜さんです。現在は東北ユースオーケストラ を長年応援してくださっているJA共済の宮城県本部に勤めています。今日行う予定だった仙台公演のために会社に休日申請をしていたので、そのまま仙台でのホールに来てくれました。手にチョコレートは、TYO同期同学年だった佐藤実夢さん(福島県出身で現在は千葉県で保育士)との共同差し入れでした。
休憩時間には見つけた団員に取り囲まれ、「会いたかったよ〜」と再会の喜びに溢れていました。コロナの時にはできなかったことが、そろそろ戻りはじめている気がします。
練習開始前に団員に挨拶をしてもらいました。1年前の地震による補償をようやく払い終わる作業が済んだのに、先週の地震で未消化率が100%になってしまったとのこと。大人の貫禄を感じました。
途中、栁澤さんは木場義則さんがご指導中の「つながる合唱団」の練習会場へ。
全国からつながって、まだ4日目というのに、妙な連帯感がありますね。
もうひとり、地元在住のゲストが来てくれました。
現在は大学受験のため休団している高校2年生のトロンボーン福澄茉音くんです。同じパートの一つ先輩の海津くんと仲良く再会を喜んでいました。
茉音くんが、「今日、一番ショック受けたわー」と言っていたのが、最初の年の夏の宮古島合宿で福島事務局の渡辺豊さんに同行していた颯太くん(当時5歳、現在は第6期のヴィオラ担当)との背比べでした。
落ち込む茉音くんの周りに高校2年生の同級生メンバーが集まってきたので、再会を祝う記念撮影です。
4月からは「高校三年生ズ」ですね。 茉音くん、志望の理学部物理学科に合格し、復団して東北ユースオーケストラのリーダーとして引っ張っていってくださいね。
この日は3時間ほどの調整練習で、バス3台に分かれて仙台のホテルに向かいます。
わたくしは、ひさびさの「バスの号車担当」として、3号車に乗り込みました。 市街地に入ると、白河市の海津くんが「やっぱり、仙台は人が多いなぁ」と感心しきり。近くに座っていたホルン奏良くんが「コロナ前の中学時代は、よく仙台に友達と遊びに行っていました」というのとは、同じ福島県でもだいぶん違いますね。
バスを降りて、3台分のスーツケースと楽器を運び出し、ホテルの1階から3階にエレベーターで上がって、全員に部屋の鍵を渡すだけで1時間以上かかりました・・・。
とにもかくにも全員元気にしております!
1 note
·
View note
Photo
仙台公演のレポートと第3期の総括です。
3月31日の土曜日、まだ桜が咲き始めたばかりの肌寒い仙台、東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて東北ユースオーケストラ演奏会2018の仙台公演を行いました。この冒頭の写真はフォトグラファー丸尾隆一さんによるオフィシャルフォトです。このあと差し込んでいく写真でも、わたくしのライブ感と短距離感だけが取り柄の素人写真との違いを一目瞭然お気づきになるだろうと、あえてクレジットいたしません。丸尾さん、毎度のオフィシャル写真撮影をありがとうございます。
さて、21日の東京公演から10日間のブランクが空き、指揮の栁澤寿男さんとしては、「みんな、これまで出してきた注意、指示を覚えてくれているかなぁ」と不安そうです。
合同練習や合宿など集まる機会には必ず忘れ物が出てくる東北ユースオーケストラですが、演奏楽曲は身体に染み込んでいると期待したいところです。
リハーサルにあたって坂本龍一代表・監督から「今年度の締めくくりとなる、集大成となる演奏を」と柔和な檄が飛びます。
演奏会の構成も忘れているかもねと、舞台上の動き含めて演奏順に曲をさらっていきました。
コンサート前半を盛り上げて締める『Three TOHOKU Songs』は、団員の地元3県の民謡「大漁唄い込み」(宮城)、「南部よしゃれ」(岩手)、「相馬盆唄」(福島)をメドレーとして現代音楽の作曲家である藤倉大さんによる編曲作品です。
東北の民謡独特のグルーブ感にこだわる坂本監督は、本番直前でもパーカッションセクションに溶け込んでの手拍子指導です。
威勢のいい拍子木を響かせるのは気仙沼の高校生、三浦瑞穂さんです。以前伺った三浦さんのご実家のお隣まで津波で流された体験談は鮮烈に覚えています。この三浦さんのお祖父様がつくられた農園のいちごを差し入れでいただきました。
三浦さんお祖父様は民謡の先生でもあって、昨年は「ちょいさーのさーっさ」の掛け声のリズムとイントネーションについてご指導に来ていただきました。1年前の東京公演での『Three TOHOKU Songs』の演奏の様子はYouTubeでご覧いただけます。一聞は百見に如く。ぜひお聴きください。
youtube
一通り演奏と動きを通した後に、冒頭の開演前のカゲアナ隊の練習です。携帯電話を切りましょうなどの諸注意事項を団員が表に出てお伝えする演出です。この仙台公演はもちろん仙台市出身で固めました。
右から畠山茜キャプテンはちょうど仙台市出身。坂本彩雲さん、中学1年生、フルート担当。木島悠太くん、中学1年生、ヴァイオリン担当。浅野海輝さん、高校1年生、パーカッション担当。狩野諒也くん、大学2年生、ホルン担当。曽我ひかるさん、大学4年生、コントラバス担当は、実は仙台市のお隣の多賀城市出身でした。
そして、開演を告げる団員の福島市の高校1年生、堤英純作曲の金管八重奏を、トランペット中村祐登くん、秋葉大地くん、井出大雅くん、ホルン曽根瑞貴さん、田嶋詩織さん、トロンボーン江見悠希くん、バストロンボーン新川和弘くん、チューバ冨澤悠太くんが、今日は花道で演奏します。
本番前にOGが激励に来てくれました。
見事大学に合格して来期から復帰してくれる郡山市の芦名さん(妹さんは第3期からのメンバー)と今年から宮城県の中学校で音楽教師となった初代キャプテンの長谷川桃さんの二人が、「ジャージ姿ですみません」という栁澤寿男さんを挟んで記念撮影です。
お昼のお弁当はJA共済連の今日は宮城県本部さんからいただきました。JA共済連さんには毎度毎度、団員の血になり骨になる食事をご提供いただき本当にありがとうございます。
リハーサルで疲れた身体には美味しさのあまり縦のお弁当になりました。
ごちそうさまでした!そして、東北ユースオーケストラオールドボーイズも応援にかけつけてくれました。
懐かしい顔の中でも注目したのは一番左の岩花くん。昨年度まで岩手県宮古市から福島市の練習会場まで片道5時間かけて巨大なチューバとともにやって来てくれていたのですが、中学生の一年間見ない間に大学生と同じくらいの身長になっていました。思春期の雨後の筍のような成長には目を見張るものがありますね。
こちらは事務局の「おかーさん」こと岡田さんにTYOオリジナルハンカチーフを巻いてとねだる列。
本番準備が進んでいるのは舞台裏だけでなく、舞台表も同様で。
今年もJA共済さんのご厚意で、わたくしの駄文とノリだけの写真で活動記録のパネル展示をしていただいていました。
ロビーでの寄付受付コーナーもお客様を待つばかり。
昨年で卒団したリケジョ楢山さんがシックな黒づくめの出で立ちで、東京に引き続き地元公演の受付係にボランティアで参加してくれました。右隣は福島事務局の大塚真理さんの姪っ子さん、 菅藤 さんも就活スタイルで手伝っていただけました。そして、今回返礼品を無償提供いただいたアウドドアのプロダクトで世界的に高名なパタゴニア日本支社、自らアウトドアマンの辻井社長以下のスタッフのみなさんも、どうもありがとうございます!そもそものTYOロゴにはじまり返礼品にTYOロゴをあしらうデザインをしてくれた、TYOの美術教師長嶋りかこさんもありがとうございました!
開場直後からの「ロビコン」つまり、ロビーコンサートチームのご紹介です。 ホルン八重奏「3つのエピソードより第一楽章/真島俊夫」 千葉大輝、佐藤咲良、狩野諒也、立谷隆太郎、千田捺月、田嶋詩織、曽根瑞貴、磯貝雛子。
トロンボーン7重奏「Bosco Rosco / Tommy Pederson」大谷龍陽、江見悠希、大波さくら、筒井温之、橋本幸歩、新川和弘、冨澤悠太。
木管五重奏「木管五重奏のためのディベルティメントより第1楽章、第4楽章/ハイドン」菅野桃香、関根慧、田嶋詩織、西村優里、木戸口夏海と クラリネットカルテット「クラリネットポルカ」木戸口夏海、山中陽香、黒須菜月、阿達弘将のチーム木管。
ヴィオラ六重奏「G.P.テレマン/4本のヴィオラの為の協奏曲第1番より第3楽章」村岡瞭、服部未来子、高橋奈々、鈴木祥子、佐藤ひかり、紺野未帆。
さあ、開場しました。列をなしてお待ちいただいていた熱心なお客様に次々とアンサンブルを披露していきます。
団員のご家族ご親戚お友達も聴きに来られているのが呼びかける声からもわ��ります。これでこそ地元公演ですね。
カゲアナ隊が舞台袖に登場してきました。
続いてオープニングファンファーレの金管八重奏隊も。
団員が続々と下手の舞台袖に集まって来ました。
恒例の坂本監督とのタッチによる送り出しで、みんながステージに。
ピンボケ写真でもわかるのは監督に笑顔で応じるフルートの菅野さん。
オープニングは『Behind The Mask』。坂本監督YMO時代の作品です。
実はこの曲、東北ユースオーケストラが企画物として初登場したルツェルン・フェスティバルARK NOVA松島の2013年に演奏されていました。今回のために監督自らアレンジを見直され、開演にふさわしく管の響きが鮮やかな曲となりました。
二曲めは『戦場のメリークリスマス』。毎年の団員の演奏希望曲アンケートでは必ず何人かが挙げてくれていましたが、ついにTYOとして今年初披露できました。
三曲めは『ラストエンペラー』。初年度の夏合宿地の宮古島でシーサーをつくりながら皆んながこのメロディを口づさんでいたのが懐かしい、こちらおじさんの感傷に舞台袖でひたっていました。
滑り出し三曲は東京公演よりも落ち着いたいい演奏になった気がしますよ。司会の渡辺真理さんの流麗な進行につられ、坂本さん栁澤さんともに東京よりもリラックスされているのか饒舌気味で、客席にも笑いが起きています。
そして、次の出番を控えたあの方が!
後ろ姿から後光が差してる気もする小百合様。
ご登場です。
朗読される詩をまとめられたお手製の製本が左手に光りますね。
このパートでは坂本監督指揮による『Still Life』に合わせての朗読となります。
まずは団員の地元である岩手県は花巻市出身の宮沢賢治の詩から二篇「村娘」「星めぐりの歌」から
そして広島、沖縄の平和を願う詩をそれぞれ一篇、原民喜「永遠のみどり」安里有生「へいわってすてきだね」、最後は東日本大震災をきっかけに福島の小学5年生だった関根妃奈乃「あの山を登れば」です。
圧倒的な存在感がありながら、優しく包み込むような吉永小百合様の朗読は、やはり「日本の母」。東京公演の、のんさんの「妹の力」(©️柳田國男)とは個性のまったく違う時間が流れました。公開中の映画『北の桜守』のプロモーションでご多忙を縫ってのご出演ありがとうございました。わたくし個人的には、この日小百合様からリアルに「宏和さんは」と話題にされ、旧約聖書で神ヤーウェにいきなり名前を呼びかけられ、「なぜ神は私の名前をご存知なのか!?」と感動に震えたアブラハムのごとく畏れ多さに跪きそうになりました。(事前にわかればスマホで録音したのに・・・)
さて、続いては今年初めての企画、団員のオリジナル作曲作品を団員が演奏披露するコーナーです。昨年の12月に藤倉大さんによる作曲ワークショップを行い、親交のあるヴィオラ奏者の安達真理さんにも当日お越しいただき、数々の特殊奏法を紹介してもらいながら、それらを参考につくった団員の出来立てほやほやスコアをその場で実演してもらい、藤倉さんと坂本監督が講評する���いうものでした。当初の「ほとんど誰も作曲できないのでは」という予想をいい意味で裏切り、全員が2時間で作曲できたのです。人間の創造性というのは、環境と動機づけ、それを導く人次第で引き出されるのだということを実感しました。
今年の演奏会で作品を発表したい人を募りましたところ、6名が手を挙げてくれました。ここ仙台では、東京公演とは違う3名による作品を3名が演奏しました。坂本監督もステージに残り、会場の全員が耳をそばだててソロ作品を聴くという緊迫したコーナーです。
最初は福島県浪江町出身の大学1年生菅野桃香さん作曲作品「当たり前の幸せ」を岩手県北上市出身の大学4年生、木戸口夏海さんがクラリネットで演奏。
直前合宿でのリハーサル時に菅野さんの出身地を入団申し込み時のデータから「いわき市」と紹介したのですが、本人から「実は浪江町出身で、いまは実家は取り壊され、避難していわき市に住んでいます。浪江町で紹介をお願いします」と明るく言ってくれたのには胸にこみ上げるものがありました。タイトルがまた「当たり前の幸せ」ですからね。重く響く題名をつけられた作品が軽やかなクラリネットで奏でられました。
続いては、福島市出身の大学3年生、佐藤実夢さん作曲作品「チェロのための音遊び」を福島市の高校1年生の誉田憲丸さんがチェロで演奏。
高校1年生、緊張したと思います。途中特殊奏法も含まれる作品でしたので、間違ってもお客さんにはばれにくいという利点もあったかとは思いますが、1500人以上を前に堂々とした演奏でした。
そして、トリは仙台市の大学3年生、中村祐登くん作曲作品「ホルンのためのimpromptu」を同じく仙台市出身の大学3年生、千葉大輝くんがホルンで演奏します。
「impromptu(アンプロプテュ)」とはフランス語で「即興曲」の意味。千葉くんは『火の鳥』のソロより緊張したそうです。
団員作品発表コーナーの後は、団員たちの眠れる作曲家としての資質を見事に開花させてくださった藤倉大さん編曲の『Three TOHOKU Songs』で前半終了。
栁澤寿男さん、前半の出来栄えに上機嫌です。
そこに割って入ってくる中村くん。
ちゃっかりしてるなあ。後半に向けて頑張っての意を込めてパチリ。
カメラを向けると必ずポーズの田嶋さんにつられて、同じホルンの赤間奏良くんもピース。繰り返しますが、中学生の身長の伸びには目を見張るものがあります。たぶんこの3年間で20センチは伸びたのでは。
今年のホルンはみんな元気で、パートとしての一体感がありました。
左の狩野くん、
ハイタッチでリラックスしてるなと思いきや。
団員全員が板付いたところで、急に舞台袖に「やばい、やばい」と走り込んできました。もうチューニングがはじまっています。楽屋に戻っていったみたいです。
しばらくしてまた「やばい、やばい」と階段を降りて来ました。もうチューニングは終わってますよ。
なんとミュート(消音器)を忘れて楽屋に取りに戻ったようです。忘れ物が多い東北ユースオーケストラですが、本番での楽器の忘れ物は初めてでした。団員への楽器忘るべからずの教訓としてご紹介しておきます。
後半のメインの楽曲の最初は、クロード・ドビュッシー作曲の交響詩『海』です。坂本監督、団員の演奏を指揮者モードでチェックです。
栁澤さんの指揮も自然と大振りになる『海』です。
今日も録音のために来られているサウンド・エンジニアのオノ・セイゲンさんのブースで。
坂本監督、サウンドチェックに夢中のあまり、人知れず指揮!
こちら反響板の隙間からいい撮影スポットを見つけました。
降り番メンバーも舞台袖で応援しながら聴き入っています。
順調に『海』の演奏が進みます。
エンディングを舞台袖特設カメラで録画してみました。
youtube
20分強のドビュッシーの『海』の演奏が見事に終わりました。満員の観客からの拍手を受けて下手袖に下がる栁澤さん。
youtube
とりあえずひと山超えたぞー、の笑みですね。
ひと呼吸置いて、舞台袖で待ち受けていた坂本監督と。
続いて今年のメインの2曲目となるイーゴリ・ストラヴィンスキー『火の鳥(1919年版)』の演奏がスタート。
こちら降り番は余裕でしたが、
舞台上では緊迫した熱演が。しかし、東京公演よりものびのびした演奏になっているような気がします。そして大団円と呼ぶにふさわしいエンディングを迎えると、このひと時を残したいと思わず舞台袖特設カメラの録画ボタンを押しました。
youtube
胸に染み入る会場からの鳴り止まない拍手です。
そして、ついにアンコール。司会の渡辺真理さんが代表・監督の坂本龍一さん、指揮の柳澤寿男さん、ゲストの吉永小百合さんをお一人づつ舞台に呼び込んで、今日の感想コメントを聞いていきます。
東北ユースオーケストラ第3期の最後の演奏となります。坂本監督の1984年の作品で前身の楽器修復プロジェクト『こどもの音楽再生基金』からのテーマ曲『ETUDE(エチュード)』。5年前のルツェルン・フェスティバルARKNOVA松島での演奏がアップされていましたのでリンクをはってみます。
ステージでは吉永小百合様も手拍子でご参加。
ついに東北ユースオーケストラ演奏会2018のすべてのプログラムが終了しました。
舞台袖に引き上げてくる出演者、団員。
仙台出身の畠山茜キャプテンは地元公演で第3期の活動の幕を降ろしたことに感無量の表情です。
お互いのパフォーマンスを称え合う時間、
「引率の先生」役としては1年で一番うれしい時間です。
東北ユースオーケストラの活動では、いつもは意識的に距離を取っているはずの高橋姉妹もそろって感極まっています。
ピンボケでも姉妹だとわかりますよ。
小百合様にも堂々と握手を求めに行く団員たち。
みんな、泣いているのか、笑っているのか、両方なのか、もはやわかりません。
ひとつの舞台を一緒につくったという意味において、
日本を代表する大���優も世界的音楽家も、
マエストロも有名なアナウンサーも、
小学生も明日から社会人になる大学生も、
ステージに立った一人一人の全員がフラットに仲間になる瞬間です。
お疲れ様でした。
左隅の曽我さんと話している福島事務局の竹田学さんも涙。栁澤さんご不在の時には代わって指導していただいたおかげで今日の演奏が成し得たと思います。どうもありがとうございました。今期の裏方MVPです!
大型楽器の搬出を終え、きれいになった舞台袖。
ここから団員の記録係、福島の大学2年生、阿部“だんでぃ”秀捷くん(チェロ担当)の写真を使って、今年初のイベント、大学4年生の卒団者送り出し会の模様をお伝えします。
まずは緊張の本番から解放された笑顔たち。
団員にはホールの客席に座ってもらって卒団生を一人一人紹介していきます。
まずはヴィオラの服部未来子さん。
時にあえて団員に苦言を述べる憎まれ役を買って出てくれて、本当に頼りになる存在でした。そして、北海道の鉄道会社勤務になる身でありながら、東北ユースオーケストラOBOG会をつくり、初代会長になると宣言してくれました。
チェロの下村鈴之介くん。
自衛隊勤務の異色の経歴の持ち主で、確かなチェロの腕前で坂本監督とのカルテットやトリオの演奏もしてくれました。
コントラバスの曽我ひかるさん。
ここで、居ても立っても居られず、「わたしがコメントを拾います」と、
渡辺真理さんがハンドマイクを持って客席に。この機転のきく行動力にいつも助けられています。ありがとうございます。
オーボエの鳥居紗季さん。
三年間にわたって盛岡駅から新幹線に乗る岩手県組の面倒をみてくれました。
送り出し会は、この立派なホール貸切状態で進んでいきます。
次はホルンの曽根瑞貴さん。
第1期からのメンバーで4月からは仙台市の職員として保育園の先生に。OBOG会の経理を担当してくれるそうです。心強い限りです。
クラリネットの木戸口夏海さん。
4月からはプロの演奏家を目指すとのこと。TYOには引き続き指導や何かで関わっていきたいと、有難いことを言ってくれました。
フルートの佐藤星香さん。第3期からのメンバーでありながら、貫禄の溶け込み具合でしたよ。
ひと通り卒団生の紹介が終わったところで、坂本監督からのサプライズ。
2年間キャプテンの大役を務めてくれた畠山茜さんに特別に花束のプレゼントです。
畠山キャプテン、アイドル風に感謝の挨拶。
わたくしが最近眼にした『常勝キャプテンの法則――スポーツに学ぶ最強のリーダー』という本がありますが、この2年は畠山さんのキャプテンシーがあってこそだったと思います。
ここで仙台公演にも来られた一般社団法人東北ユースオーケストラの代表理事、押木 正人 さんからも一言いただきます。
東京と仙台の演奏会への労いと今後の一層の発展を願うお言葉を述べられた押木さんは、この4月からヤマハの国内販社であるヤマハミュージックジャパンの代表取締役社長に就任されます。
「こどもの音楽再生基金」の立ち上げメンバーである押木さん、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
最後はこれも恒例となってきた、坂本監督の音頭による指1本からはじまる五本締め。
お疲れ様でした〜。
このあとは怒涛のごとく監督に群がる即席サイン会&記念写真大会です。
東京に戻る新幹線に間に合うギリギリまで快く応じる監督。
しかし、みんなとのお別れの時間です。
団員も家路に着く、こちらは仙台駅経由で福島駅まで向かうバスの車内を。
仙台公演も数々のメディアに取り上げていただきました。 当日のNHK仙台放送局のニュースになりました。 理事社で主催の河北新報の記事、同じく理事社の福島民報の記事、毎日新聞の記事、産経新聞の記事、電通報も東京公演も含めて記事に。
東北ユースオーケストラ第3期の活動が終わりました。今期はせっかくいただいた寄付をカタチにとパーカッションを購入し自前で保有し、福島民報本社のホールをお借りして、定期的な練習場所となるホームを持つことができました。3年目にしてようやく活動の足腰となる基盤が整った気がします。また前期から2年目のキャプテンとなった畠山茜さんのもと、団員の役割分担が組織化され、とりわけ自らがクラウドファンディングで予算を調達しながら、被災地に有志演奏会を行うという自主的な試みは、東北ユースオーケストラの存在意義を強く感じる活動でした。それらに伴い、JR東日本発足30周年の東京駅でのエキコン出演や三菱商事のCM音楽演奏、宮城県の311追悼メモリアルイベントでの演奏やバドミントンリーグのトーナメント戦のオープニングアクトを務めるなど、活動の幅も外へと広がってきました。
音楽を「言葉」という意味の世界に閉じ込めるのは、音楽が表現する「言語獲得以前」の人間の豊かな感性を抑圧する蛮行だという考えを持つわたくしでありますが、今年の『海』と『火の鳥』が象徴する意味の思いがけない広がりには、最後に触れておきたいと思います。今期をスタートさせるにあたって、演奏会でのメインの楽曲選考の過程で、団員のアンケートも取りつつ、最終的に坂本龍一監督とマエストロ栁澤寿男さんのやり取りでクロード・ドビュッシーの交響詩『海』とイーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥(1919年版)』と決まりました。『海』の選曲については、津波被害が甚大であった東日本大震災を契機に生まれたオーケストラが『海』を演奏するのはどうかという声がいくつか挙がったのは事実です。TYOの初年度の夏合宿で、ひょんなご縁から沖縄県の宮古島に伺い、東洋一と言われる美しい海岸で顔をつけ、「しょっぺえー!」と叫んだ子供を忘れることはできません。東北ユースオーケストラの団員にとっては「入ることができない海」でした。今期の石垣島合宿でも「生まれて初めて生の海に入った」団員ばかりか、「怖くて震災の後、海を見ることすらできなかった」という声を聞きました。
沖縄の見事な色合いを刻々と見せる海を2度体験したことは、団員にとっての「恐ろしい海」のトラウマを癒すには大切な過程だったのだと思えます。今年が没後ちょうど100年にあたるドビュッシーの作品は、団員の実力ではとても太刀打ちできるものではなく、石垣島では『海』のスコアを前に音を出すことすらできない団員を前に柳澤さんがメロディを歌っていた。そんなレベルからのスタートでした。
実際、3月の直前合宿に入る段階では「本当にお金を払って観に来ていただくお客様に満足してもらえる演奏になるんだろうか?」との不安が絶えませんでした。プロのオーケストラでも難しいという『海』『火の鳥』なのだから、うまくいかなかった時はご愛嬌で許してもらえるんではなかろうかと無理に楽観的に考えることもあり��した。しかし、最後は何とかするミラクルオケ、東京公演、仙台公演を経て、プロのオケでは出せない、東北ユースオーケストラならではの、青々と瑞々しい『海』と『火の鳥』を堂々と演奏しきってくれました。
今期のキックオフが7月17日の「海の日」で、トランペットのパートリーダーでクリスチャンの中村祐登くんのFB投稿で知ったのですが、今期の最後の演奏となった仙台公演の3月31日はイースター(復活祭)。『火の鳥』は世界各地で不死鳥や鳳凰として表象される再生・復活の象徴です。つまり第3期は『海』ではじまり、心理的にも『海』を乗り越え、技術的にも『海』を克服し、『火の鳥』という復活を遂げるドラマトゥルギーの中にあったと言えます。坂本監督と栁澤さんの2曲に込めた選曲意図が、たまたま7月17日の海の日と、3月31日のイースターという時間軸でシンクロした。これが誰かの意図的な計らいであったのではなく、偶然性のもとに仕掛け��れたドラマであったことに大きな驚きを隠しえません。さらには3月31日はオーケストラの日であったと聞きました。なんでも「耳に1番」の語呂合せとのこと。だったら「オーケストラの日」でなくても、「ビッグバンドの日」でも「弾き語りの日」でもよいのではないかと思いますが、そこはご愛嬌。キリスト教も日本的駄洒落も味方につけたいものです。東北ユースオーケストラは意図せざる時の良き差配を受ける、偶然性の祝福に恵まれたオーケストラなのだと自信を持って大きく構えてみたい気がします。先日、「“たまたま”の人生を楽しむ」という紹介で日本テレビのニュース番組でコメンテーターを務めたわたくしにとってみると、東北ユースオーケストラは人智を超えたパワーで存続しているのだとでもうそぶいてみたくもなります。
さて、類い稀なTYOの肯定感に浸りながらも、「海を乗り越えた」第3期は東北ユースオーケストラにとって、シーズン1が終わった一区切りのような気がします。もう夏合宿は沖縄でなくていいんじゃないかという運営上の都合だけではなく、より音楽性や創造性を磨いていくシーズン2のはじまりだと考えています。その意味で、せっかく出来上がったTYO流の『海』や『火の鳥』は折に触れて繰り返し演奏したらいいのではと個人的に思います。『火の鳥』は全曲版もあることだしと言うと、火を噴く人も出てきそうなのでこの辺でやめておきます。
演奏会2018年にご来場いただいたみなさま、実現のためにご支援ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
東北ユースオーケストラはみなさんから活動資金をいただくことで存続している団体です。来期第4期の活動に向け、現在クラウドファンディングで呼びかけさせていただいています。 https://japangiving.jp/campaigns/33779 引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
4 notes
·
View notes
Photo
演奏会(東京・郡山)のレポートです。
3日間の直前合宿を終えた翌朝7時には合宿地の千葉県館山を出発し、9時には 新宿区初台の東京オペラシティコンサートホール に到着、準備を素早く済ませ10時からリハーサルを行う。この慌ただしさが東北ユースオーケストラならでの演奏会です。サミュエル・ウルマンも"Youth is not a time of life-it is a state of mind; it is a temper of the will,"と詩を詠んでいるではないですか。
なにぶんユースのコンサートですから、ゲストのお歴々のみなさまにもご不自由をおかけしがちであります・・・。しかし、坂本龍一監督は準備万端ですよ。
胸に「東北」とあしらわれた大竹伸朗さんデザインのチャリティTシャツ着用で当日直前のリハーサルを待ち構えていらっしゃいます。
背中にはもちろん「ユースオーケストラ」の文字が。指揮の栁沢寿男さんと図らずものペアルック姿でリハーサルは順調に進んでいきました。コンサート本編が2時間半想定なので、リハーサルの予定時間もあっという間に過ぎ、昼食と着替えを済ませたらすぐに開場となります。 最初の出番は去年に続き導入した「影アナ隊」。本来なら司会者が舞台袖の影に隠れてアナウンスする「携帯電話をお切りください」「旗を振り回さないでください」などの諸注意事項を、わざわざ団員が舞台に出てお伝えするという演出であります。このパフォーマンスによって、出身や年齢の違う混成オケであることが伝わればという狙いではじめました。
キャプテンの仙台の大学三年生である畠山茜さん(ヴァイオリン)、岩手県盛岡市の小学五年生北川聖彩さん(ヴァイオリン)、仙台の小学六年生の鈴木南美さん(ヴァイオリン)、福島市の中学三年生山崎優子さん(ヴァイオリン)、宮城県大崎市の中学二年生西野蒼さん(トロンボーン)、福島県いわき市の大学二年生の橋本果林さん(コントラバス)のの以上、6名の影アナ隊です。それに続いて、福島市の中学三年生堤英純くん(パーカッション)が作曲した 、演奏会の幕開けを告げるファンファーレであるトランペット三重奏を演奏する仙台の���学生、 中村祐登くんと齋藤智子さん、そして盛岡市の高校三年生遠藤寛人くんが舞台袖でスタンバイ。
ちゃっかり齋藤さんの右隣に写り込んでいるのは盛岡の小学5年生、ヴァイオリンの北川聖彩さん。並んだ4人の頭頂は直線が引けそうな揃いぶりですね。そんなことはさておき、ついに開演5分前、楽屋袖には下手から入場する団員が集まってきました。
坂本監督からの話を聞いて、充分練習したぞという余裕なのか、今年は本番直前でもピースサインで応じるリラックスした団員達。頼もしい!
監督からハイタッチでステージへと送り出され、団員たちにも気合が注入されます。
一年前と同様オープニングの『ラストエンペラーのテーマ』」に続いて、今年は『八重の桜メインテーマ』を演奏。今年もMCの渡辺真理さんの淀みない的確な進行を挟んで、吉永小百合さんとの共演コーナーへと順調に進んでいきました。
この吉永さんとのパートでは、坂本監督自らがご自身作曲『母と暮せば』の演奏と朗読のタイミングを合わせるべく指揮を執られました。 今年もステージ上での吉永小百合様の「おじゃま虫かもしれないけど、ちょっとでもこの会に参加させていただきたい」 の有難さに手を合わせて頭を垂れる他ないご発言がスポーツ新聞各紙の記事になりました。「おじゃま虫」だなんて、とんでもありません! こちら日刊スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、の記事のリンクを張ってみました。 続いて、うないぐみさんとの沖縄民謡『てぃんさぐぬ花』、坂本龍一作曲「弥勒世果報」、さらに団員の地元三県の民謡である「大漁唄い込み」「南部よしゃれ」「相馬盆唄」のメドレーを今世界の注目を集める現代音楽作曲家の藤倉大さんが編曲の『Three TOHOKU Songs』。この一連の流れで日本の音楽の古層を表現する「ヤポネシア(©️島尾敏雄)パート」です。今回、この沖縄と東北をつなぐ音楽を演奏してみて、これから東北ユースオーケストラの音楽性をどう発展させていくのかという問いに対し、いくつかあるはずの解の一つが見つかったような気がしました。
場内は15分の休憩、しかし、団員は次の準備です。今年の演奏会のメインの楽曲であるグスタフ・マーラー作曲交響曲第1番「巨人」の演奏です。団員からの演奏してみたいというリクエストに応えたものの、半年前の練習当初は「これは人様にお聞かせできるレベルになれるのかな」と疑問符が脳内をマスゲームするほどで、前月の練習でも「途中で止まるのが怖い」と指揮の柳沢寿男さんにお言葉頂戴するほどの難曲。いや、ユースオケ、���ュニアオケで演奏するのがチャレンジ過ぎるのですけどね。しかし、"Youth is not a time of life-it is a state of mind; it is a temper of the will,"ですよ。
第二部の出番前、グスタフ・マーラーさんのスコアの指示通りに「バンダ」の準備をする3人がいました。「バンダ」とは「主となる本来の編成とは別に、多くは離れた位置で「別働隊」として演奏する小規模のアンサンブル」と、わたくしも今回の演奏会ではじめて知りました。もっと知りたい善男善女はこちらをお読みください(としか言えない・・・)。
開演前のトランペット・ファンファーレ三重奏メンバー二人に、岩手県盛岡市の中学一年生藤田サーレムくんが入って「バンダ」を奏でます。
心配そうな「ギリシャの女神みたい(©️坂本龍一)」な衣装の渡辺真理さんたちをよそに、清々しいラッパの響きを鳴らしてくれました。
栁澤さんの指揮には「今が本番なんだぞ」と団員にレーザービームを飛ばすような静かな情熱が込められていました。途中で止まりやしないかとひやひやしていたわたくしは写真を撮ることもできず、TYOのオフィシャルカメラマン丸尾隆一さんによる「マラ1」演奏中のショットを挿入いたします。
50分を超える大曲、難曲の演奏を滞りなく見事終えることができました。場内からの拍手が舞台袖にも大きく聞こえてきます。「ブラボー」「ブラボー」という掛け声までも、何人からも。歓声に応え、団員がすっと立つ姿に眼汁がこぼれました。引き合いに出すには申し訳ないですが、舞台袖からの「Slightly Out of Focus©️ロバート・キャパ」な写真です。
アンコールは、311直後に立ち上げた「こどもの音楽再生基金」での演奏会から続いている、坂本龍一監督作曲『ETUDE』の演奏でお客さんからの手拍子で会場が一つになって盛り上がり、たくさんの気持ちのこもった拍手をいただいてエンディングとなりました。
終演後の囲み取材には坂本監督、畠山茜キャプテンの他、左に福澄茉音くん、右に遠藤寛人くん、遠藤梨々花さんがそれぞれ各県を代表して受け答えしてくれました。この様子も含めていくつかの記事で取り上げられました。“坂本龍一、東北の学生オーケストラと共演 復興支援に決意新た「しつこく忘れない」 ”、“ 坂本龍一さん代表のオーケストラ 演奏に称賛の声 ”、“ 今年も盛況 「東北ユースオーケストラ」演奏会(動画あり) ”などです。
今年は昨年と違い、二日連続の公演。団員は本番終了するやいなやバスに乗り込み、その日のうちに福島県郡山市まで移動しました。つまり1日2食がお弁当。売れっ子芸人のような生活を疑似体験するのも東北ユースオーケストラならではです。
郡山市民文化センターでは、市のキャラクターがくとくんがお出迎え。郡山市は「東北のウィーン」を標榜する音楽で地元を盛り上げようという自治体なのです。
昨日東京で本番を終えたばかりですので、今日のリハーサルは前日の修正箇所を中心にテンポよく進んでいきました。
一通りゲストパートのリハーサルが終わったタイミングで、畠山キャプテンから「お時間をください!」との申し入れが。なんと共演者全員に対して感謝の寄せ書きを渡したいとのこと。みんな、事の貴重さ、有難さを理解してくれているようで、引率の先生はうれしかったです。こちらは、うないぐみさんへの贈呈シーン。この日うないぐみさんが郡山駅からタクシーの乗ろうとしたら、ちょうど沖縄祭りをやっていたそうなんです。沖縄では県民全員参加的な行事のエイサーの踊りは、福島県内の「じゃんがら念仏踊り」がルーツだったというエピソードが紹介されました。
ついどんな寄せ書きの内容かと気になって写真に撮ってみましたよ。
リハーサルを終えて、東京と福島の事務局メンバーやスタッフも含めて全員で記念写真を撮りました。
ここ郡山市民文化センター大ホールは、その名の通り大きなホールで、観客席が2,000名弱と前の日の東京オペラシティコンサートホールよりも多く、当初はたしてお客さんは埋まるのだろうかと心配していました。しかし、地元で演奏したいという団員の想いに応え、一般社団法人東北ユースオーケストラの理事メンバーでもある福島民報社さんが会社の125周年事業として、この郡山公演を主催事業にしていただくことで実現ができました。
これは演奏会前に2回、福島民報に掲載された新聞紙面全ページのPRです。おかげさまで郡山公演は満員御礼となりました。またロビーでは協賛社のJA共済さんのご配慮で今年度の活動を紹介する写真パネル展が行われました。
さらに団員たちの意気込みを書いた寄せ書きも展示されていました。
さて続々とお客様が来場されはじめ、郡山公演の影アナ隊の出番です。
昨日から二日連続の畠山茜キャプテン以外は全員郡山市在住団員で固めてみました。左から福田大真くん(小5、ヴァイオリン)、佐久間莉那さん(中1、チェロ)、石井莉子さん(中1、チェロ)、丹野裕理(高2、コントラバス)芦名礼佳さん(高2、チェロ)。故郷に錦を飾る晴れ舞台ですね。 続いてのトランペット三重奏のファンファーレ。
舞台袖には二日目でさらにリラックスした団員たちが集まってきました。
さぁ、今日も坂本監督の団員送り出しで開演です。
吉永小百合さん、うないぐみさんとの共演の第一部は順調に済んで、休憩を挟んでメインの楽曲であるマーラーの交響曲第1番です。
さてさて地元の慣れ親しんだみなさんの前で止まらず演奏しきれるのか、今期の活動の集大成にふさわしい演奏はできるのか。栁澤さんも思わず蝶ネクタイに手を触れて気合い充分の出番前です。
第一楽章の演奏が順調にはじまって、舞台袖で控えている身としては「とにかく演奏が止まってくれるな」と、高校野球で満塁のシーン、フォアボールで押し出しが出ませんようにと祈る気持ちに近いんですね。 出番ではない坂本監督も楽屋で休むことなく、舞台袖でずっとリズムを取りながら見守っていらっしゃいます。
昨日よりもさらに演奏が良くなっているではありませんか。若い人たちの成長力って凄いもんだな。そういえば自分も中学時代に毎日のように背が伸びてるような時があったよなとしみじみしておりましたら、第4楽章の終盤に差し掛かり、見事に演奏を終えました。
吉永小百合さん、渡辺真理さんも舞台袖から拍手です。そして、今年の東北ユースオーケストラ演奏会、最後の曲は『ETUDE』で坂本龍一監督と共演でエンディング。
しばらく会えないねと郡山市民センターでソフトドリンクを飲んでしばし談笑、懇親をして、締めでみんなで記念撮影しました。
この子供も大人も和気藹々が東北ユースオーケストラならではですね。 さっきまで演奏していた舞台も撤収が済んで、もぬけの殻に。
しみじみと「無事演奏会も終えることができたな」と感慨にふけっていたら、「楽屋に財布の忘れ物がありました」とのこと。中身を見たら運転免許書に「冨澤悠太」と犯人即判明。東北ユースオーケストラのお家芸である忘れ物ですね。
事務局のお姉さんこと岡田直美さんに平謝りしながら恭しく受け取る、冨澤くん。今年もよくいろんな手伝いをしてくれました。次年度は忘れ物に注意しよう。
冒頭に引用したサミエル・ウルマンの詩「YOUTH」の続きです。
Youth is not a time of life-it is a state of mind; it is a temper of the will,a quality of imagination, a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity, of the appetite for adventure over love ease.
「青春とは人生の一時期のことではない。青春とは心の状態のことである」で始まる詩は、「青春とは、意志の性質であり、想像力の質であり、感情の勢いであり、臆病さを乗り越える果敢な勇気であり、易きに流れない冒険への嗜好なのである」
第2期の活動を終え、東北ユースオーケストラがこのような気概で続いていければと思う次第です。
関係者のみなさま、誠にありがとうございました。今年度も第3期の活動を今月くらいには新規団員募集からはじめる予定です。引き続きご支援をお願いいたします。
3 notes
·
View notes
Photo
2018年度の第一回合同練習会のレポートです。
5月19日の土曜日(友引)に今年度の第一回合同練習会を行いました。前日は29度の東京から移動し、夜の福島市は雨でしかも3月並みと言われる冷え込みのため、しおれそうな天候でしたが、おかげさまで一転晴れました。
新緑におおわれた練習会場の福島民報社ビルに楽器を担いだ団員達が歩道橋の上をすたすたと向かっています。
この第四期は3月の演奏会から1ヶ月だけ置いての5月からスタートとなりました。これまでは毎年7月の説明会からのはじまりでしたから、今期は気合が入っております。
まずは東北ユースオーケストラの第四期の活動についてお話しをしました。新しく入団するメンバーの保護者の方々も何名かお越しになりました。決して怪しい団体ではないことをご理解いただくために、まずは事務局の自己紹介から。
トップバッターとしてのわたくしは某広告代理店勤務でありながら、もう一つの顔であ��一般社団法人田中宏和の会の代表理事としての、田中宏和運動ネタなどを混じえて、笑いを取り、場を温める係です。
事務局自己紹介で最も注目を集めたのは、長年福島テレビの社員としてFTVジュニアオーケストラの事務局を務めて来られ、今は東北ユースオーケストラの母、大塚真理さんの1ヶ月での変身ぶりでした。
ヘアスタイルだけでなく、ファッションスタイルも攻め気味でした。
事務局紹介に続き、「石の上にも3年」と、石に座った猿をスクリーンに投影しながらお話ししました。目の前に座っていた小・中学生団員に「石の上にも3年って知ってる?」と聞いても恥ずかしがって答えてくれませんでしたけれども、これまで「いつまでもあると思うなTYO」と団員に何度となく言い放ったこともありながら、運営サイドとしては心身労力をかけて何とか3年間続けられたという感慨があります。
第四期は「原点を見直そう。」と言いました。311直後の学校の楽器修復プロジェクト「こどもの音楽再生基金」を継承するかたちで、2013年のルツェルンフェススティバルの復興支援プロジェクトARKNOVAをきっかけに発足した東北ユースオーケストラの成り立ちを話しながら、ちびっこ団員には理解が難しいかと思いながらも東北ユースオーケストラの理念を語りました。
このオーケストラは、
311から生まれた縁であり、
つねにオープンな組織である。311を体験した人にとって「機会平等」である、と言いました。
この3月の演奏会が終わって、団員に反省点や改善点、今後の活動に望むこと、次に演奏したい曲などの意見を募りました。その中で、匿名の意見として、入団にあたってはオーディションをするべきというリクエストを受けました。この意見には事務局一同、正直がっかりしたのです。坂本龍一監督はじめ運営サイドの意志がまったく伝わっていないなと。
だからあえて厳しいことを言いました。以前から「来るものは拒まず、去るものは追わず。」と言っていたのですが、今年は一行加えました。
東北ユースオーケストラは演奏の技量で入団の選別をしません。むしろ、福島事務局を置かせていただいている楽器店ブリリアントの経営者である渡辺豊さんが取り組まれている未来ふくしま芸術創造アカデミーでの楽器を触ったことすらないような子供たちに音楽演奏への扉を開く試みに連携して、今年の東北ユースオーケストラの合同練習会のどこかのタイミングで、オープンキャンパスのような、はじめての楽器体験ができる日をつくろうと前日に話し合っていたのでした。
志が違う人には去っていただいて、団員が半分になっても、一人になっても、必要とされているのなら続けるのが東北ユースオーケストラだと、あらためて宣言しておきます。
そんな戦闘的な気構えで今年度を迎えようとしていた先週。この3月で卒団し、4月から望みが叶って北海道の誰もが知る会社に就職した、服部未来子さんから連絡が来ました。今年度のキックオフにあたって団員に差し入れを贈ってくれるというのです。せっかくだからメッセージも送ってと返したら、長文のメッセージが戻って来ました。
あまりに長かったので、団員にも「服部さんからメッセージが来たんですが、相変わらず熱過ぎて、しかも長かった」と言ったら、それだけで笑いが起きていました。
まずは札幌での研修で4キロ痩せたという服部さんの狙いを感じる写真を映し出しながら、
いただいたメッセージを抜粋して紹介します。
東北ユースオーケストラの団員の皆様、北海道からこんにちは!そして、お久しぶりです。(新規の方は、はじめまして!)
東北ユースオーケストラのOBOG会会長の服部未来子といいます。
まずは、第4期の活動開始、本当におめでとうございます。そして、4期の活動のために各地から集まってくれたことに関して、本当にありがとうございます。特に、新規団員の皆様、よくぞ勇気を持って一歩踏み出す決断をしてくれました。
TYOと私の関わりについてお話しします。2014年夏、大学2年生の時に一般社団法人TYOの1期立ち上げに参加し、そこからヴィオラを始めました。演奏に関しましては、1期・2期とヴィオラのパートリーダー兼首席を経験させていただきまして、また、演奏以外では高校卒業以上の皆さんでR18会というものを組織し、練習以外の時間で交流会を開いたりしていました。未だに卒業した団員や現役の団員と遊んだりしますが、本当に楽しいですね。
TYOは、近年稀にみるぶっとびオーケストラです。ありえないようなことを実現しちゃう、エンターテインメントなオーケストラです。坂本龍一監督が床に寝そべって集合写真に写っちゃうオーケストラなんて、世界中探してもここしかありません(笑)。3年間を振り返ってみると、面白いし、しんどいし、滅茶苦茶だし、けどなんかクセになる病みつきオーケストラだったなぁと思います。私はTYOの存在があったからこそ充実した音楽ライフを送ることができたので、この感謝の気持ちをどうにか返し続けていきたいなと考えております。TYOが存在し続ける限りは、私をはじめOBOGのみんなでTYOの活動を応援し続ける所存です。だからこそ、団員の皆様には自分のできることを最大限にやって、やり切って、6月の有志演奏会や3/30・31の演奏会などのあらゆる機会を利用して、または機会や活動を自分たちで創造して、TYOならではの楽しさや面白さを世界に発信していって欲しいなと願っています。
そのためにも、まずは楽譜を製本し、譜読みを行い、楽譜に書いてある音符を、みなさんの手で、楽器で、音楽に変えるところから頑張ってください。音を並べること=音楽ではないことは皆さんよく分かっていることと思います。最近読んだ『入社1年目の教科書』という本に書いてあった3つの原則を音楽に当てはめるなら①頼まれたことは必ずやりきる②50点で構わないからまずは早く「フォルテ」で音を出せ③つまらない練習はないということが言えます。あとは、練習には必ず消しゴムとB2以上の鉛筆とチューナーを持参することを習慣にするといいオケマンになれると思います。まあ、1番大切なのは気合いとやる気です。そこは今この瞬間から変えられるところです。「音楽」が「音が苦」にならない程度に、健全に頑張ってください。皆さんの頑張りを、そのうちこの目で確かめにいきたいなと思ってます。
北の大地からTYOを応援しています!
服部さん、ありがとう。いただいた六花亭のお菓子詰め合わせと、盛岡のトランペットでプロを目指している中学生、藤田サーレムくんです。
今年の団員構成です。総勢114名でスタートします。
そして、来年の3月の演奏会でのメイン楽曲の発表です。
東京事務局の飯島則充さん、東北ユースオーケストラのテクニカル・ディレクターであり、長きに渡って坂本龍一監督のライブの製作をされているプロマックスのCOOの飯島さんに解説をお願いしました。
この場で紹介されたエピソード。飯島さんが音大生だった何十年か前に、教員試験と初のプロオケでの演奏会が重なり、悩んだ末に選んだトロンボーン奏者としての板乗りがなんとブラームスの交響曲第2番だったと。この曲に縁を感じるとのお話しでした。
そして今年度の運営の方針です。
団員のみなさんが「こうしたい」「やりたい」と言うならば、事務局はできる限りのサポートをしますよ。「音楽性」についても、楽器演奏が上手と同じではありませんよとお話をし、さらに他のオーケストラやクラブ活動では体験できない、東北ユースオーケストラでしかできない活動にしていきたいと述べました。
今年度のキャプテン発表です。思えば、オーケストラで「キャプテン」もあまり聞かないですが、こちら「ぶっとびオーケストラ」だからいいのです。
2年間キャプテンを務めてくれた畠山茜さん(ヴァイオリン、大学4年生で絶賛就活中)から告げてもらいました。
2018年度、第四期の東北ユースオーケストラのキャプテンは、福島県の会津出身、現在は武蔵野音楽大学の3年生でホルンを担当している磯貝雛子さんとなりました。
なんと前任の畠山さんがつけていたという東北ユースオーケストラのキャプテン日誌が渡されます。わたくしは思わず写真を撮ったのですが、じーんとしましたよ。
そして、2年間キャプテンを務めてくれた畠山さんから。
なんとそんなに気が効くのか。TYOでの活動で坂本龍一監督、吉永小百合さん、渡辺真理さん他みなさんからいただく差し入れで学んだのでしょうね。差し入れは��人類の起源からあったと思いますよ。ホモ・サピエンスは、アウストラロピテクスから木ノ実の差し入れを受け取っていたと思う。畠山さん、ありがとう。引き続き就活の支援をします。もはや東北ユースオーケストラで活動していたら就活で有利くらいにしたいものですね。
はい、磯貝キャプテンの所信表明。
この後スクロールしていただくと、磯貝新キャプテンのインタビューをご紹介します。
何しろ今年度は動きが早いですよ。さっそく有志演奏や岩手宮城福島の各県担当などの各係のリーダーが磯貝キャプテンから発表となりました。
この読み上げている画面を送ってもらいました。
各係のリーダーのみなさん、どうぞよろしくお願いしますね。
そして、今期からの規則を東京事務局のTYOのお姉さん、岡田直美さんから発表発表。
東北ユースオーケストラの活動への熱意年間三回の欠席で退団とする、通称「スリーアウトルール」を導入することにしました。団員のみなさんは、とにかく貴重な合同練習の機会を逃さないよう、万が一避けがたい理由で欠席の場合は、わかった時点で事務局に連絡するようにしてください。
続いて、第一期から熱心に取り組んでくれている仙台の大学四年生、トランペットのパートトップの中村祐登くんが、自らリードして作成した13ページに及ぶ「団員による団員のためのマニュアル」を紹介、説明してくれました。
なんとも頼もしい限り。今年は後進の育成にもしっかり取り組んでください。
そして、全員による自己紹介タイムとなりました。まずは最前列の一番右に座っていた郡山市出身の石川律くんから。
この春めでたく受験に合格し首都圏の大学生となった石川くんは、このあと奇しくも初めてのコンサートマスター席での練習となりました。
宮城県の中学生、トロンボーンの福澄茉音くんは、発足時からの最古参メンバーの一人です。
しっかりわたくしのフリを利用して「石の上にも3年」と言って笑いを取ってくれました。大人になりましたね。
福島出身のフルートの遠藤なみさんは盛岡の大学に通い、今年も岩手県組のリーダーになってもらいます。
毎回の合同練習会にあわせて小学生含め8名を引率して盛岡駅から福島駅までの往復ですので、責任ある立場です。どうぞよろしくお願いします。
自己紹介で何名かが「ブラ2」ことブラームスの交響曲第2番を演奏できてうれしいとか、演奏したことがあると言っていましたね。頼もしいですね。
第四期からの新規メンバー22名ですが、この日に来た15名で記念写真を撮ってみました。
TYOでの活躍に期待しています。早く溶け込んでくださいね。
お昼休みはいつもの小学生から大学生までが入り混じる休憩タイムです。
かと思いきや横ではさっそく各係のリーダーが話し合っていました。
クラウドファンディング係の橋本果林さん、有志演奏係の冨澤悠太くんは、ともに福島県いわき市出身。
今年度の活動について書類をまとめてきてくれました。今年の有志演奏会は早くも来月6月23日に南三陸での演奏を準備しているそうです。詳細決まりましたらお知らせしますね。
冨澤くん、東京事務局のわたくしの会社の後輩、宮川裕くんをつかまえて有志演奏の説明をしていました。宮川くんが机に置いているカメラは、最近某電機機器メーカーを担当することになったことをいいことに奥さんに怒られることなく買った高級品であります。
さて午後の練習開始に合わせて、今年も練習会場と打楽器の保管場所を提供していただく、福島民報社の荒木英幸事業局長(一般社団法人東北ユースオーケストラ理事)から激励のご挨拶をいただきました。
記者の方にも取材いただいて、翌日日曜日の福島民報「今年度活動スタート 東北ユースオーケストラ」という記事がYahoo!ニュースにもなりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00000976-fminpo-l07
休憩時間を利用して、新キャプテンの磯貝雛子さん(福島県会津若松市出身)にインタビューをしてみました。
311の時は何をしていましたか?
会津の中学一年生で当日は卒業式でした。毎年最後に全校生徒が並んで卒業生をお見送りする「挨拶坂」という坂があるのですが、地震のためにすぐ脇のプールから水で溢れました。もしお見送りの時に地震が起きていたら大変なことになったとゾッとします。 わたしは自宅にいて、祖母と一緒にいて、漫画読んでいました。家が小学校からすぐ近くなので、地震が起こり小学生たちの悲鳴が聞こえてきました。三つ違いの妹が小学校にいたので怖かったです。地域の人たち全員がなんだなんだと家から出てきて、電信柱が鉛筆のように揺れ、地面が波打って、自分のところが一番揺れているんだと思いました。幸い家の中は何かが倒れたりの被害も無く、祖母は頭を守ったり、ガスの元栓締めたり、ドアを開けたり、テレビ、ラジオをつけたりと冷静に行動していました。やっぱり日頃の訓練は大事ですね。揺れが収まって父母に祖母が電話して親戚に電話して、父は郡山にいてガラスが割れて降ってきたと聞きました。ずっと余震が起きている中、大変なことが沿岸部で起きているなとテレビを観ていました。津波や瓦礫だらけのシーンが本当なのかなと実感が湧かなかったです。実はリアルに海を見たことがこれまで一度しか無くて、小学校五年生の臨海学校でいわきの海を見て、これが海かと、足をつけ、貝殻をいっぱい拾って帰ったのをよく覚えています。小さい頃から水泳は選手育成用のプログラムに参加するくらい得意だったのに、親から海は危ないと言われ続けて今に至ります。TYOで今年こそ夏の沖縄合宿で人生2度目の海を体験できると楽しみにしてたのに残念です(笑)
楽器に出会ったのは、小学校のスイミングスクールで一番水泳な得意なライバルの子が合奏部に一緒に行こうと誘ってくれたからです。体験会で「あなたはホルン」と言われ、それ以来10年目。最初は楽しくなかったが、練習してうまくなって行くのが楽しかったです。通った小中学校は吹奏楽が強く、練習も厳しくて挨拶の練習で声が小さいと先生が帰ってしまうような学校でした。小学校6年の時、漫画の『のだめカンタービレ』の影響でライバルの子がトランペットでプロになるというので、そんなことができるのか知ったんです。中学でピアノを習い、たまたま近くの音楽教室にいらっしゃったホルンの先生についたのが良かったです。練習の目的を常に明確にする方で、練習を無断で休んだり、いただいた連絡に返事もしない人間として駄目な私をまともにしていただけました。
311の体験は磯貝さんをどのように変えましたか?
自分の地域は断水も無く、震災直後からも幸いに被害は少なかったです。学校も4月から普通にはじまり、原発事故も会津は放射線の影響が少なく、場所によってはホットスポットもあったけれど、全般に平和でした。むしろ沿岸部から避難してきた方や転校生がやってきたのが会津です。 しかし、いまだに地震速報の警報音は怖いですね。
高校生の時に音大向けの夏期講習に通った時、「福島県です」と出身地を言いにくかったです。今も東京の飲食店でバイトしていると出身地を聞かれるのですが、「福島です」と言うと「大変だったね」と言われます。そんなに大変で無かった私は、むしろ福島の元気なところを見せていきたいと思っています。
TYOのキャプテンとして今期の抱負を教えてください。
団員には危うく津波にのまれるところだった人やいろんな体験をしている人が集まって来ているわけですが、今はみんな一つになって元気に明るく練習しているということを発信していきたいです。
最初「来期のキャプテンに」と言われた時はドッキリかと思いました。自分は2期からの参加���ので、また馴染めないところもあるから、みんなとしゃべって仲良くしていきたいです。どうしていったらいいかまだわからないから、まずはもっと和やかな雰囲気にしたいし、みんな挨拶がしっかりできるようになればと思います。 メインで演奏するブラームスの交響曲2番は楽しみです。わたしは4番が好きなんですけど(笑)。指揮の栁澤さんにはいつも同じこと注意されている気がするので、メインに限らずどんな曲にも手を抜かず練習していきたいです。そして、オケのオーディションを受けながら、小さい頃からの夢であったプロを目指していきたいです。
新キャプテンに期待しています。根掘り葉掘りの質問に答えてくれてどうもありがとう。
インタビューを済ませると、さっそく中学生に取り囲まれました。
ともに第一期からのメンバー、福島市の赤間奏良くん(ホルン)と北川聖彩さん(ヴァイオリン)です。二人そろって3年間で30センチ以上背が伸びたでしょうね。大学3年生の磯貝キャプテンをついに抜いてしまいました。
午後にはお一人ゲストの方がお見えになりました。
産経新聞社の東京本社文化事業部の堀口葉子さんです。以前、坂本監督の産経新聞での連載コーナーをご担当されていたご縁でTYOのご支援をいただいています。
今回、産経新聞社が企画協力されている福島県須賀川市立博物館で行われている日本画の大家「松尾敏男展」で、6月2日(土)に弦楽四重奏の演奏機会をいだきました。
こちら決定した選抜メンバーです。
右からヴィオラの村岡瞭くん、マイクを持っている伊藤拓也くんは昨年度の休団から見事に大学合格をして戻って来てくれた初年度のコンサートマスター、同じくヴァイオリンの佐藤実夢さん、チェロの誉田憲丸くん。
別室でのカルテット練習の合間に堀口さんと記念撮影です。演奏にあたり移動の交通費とは別途ご寄付もいただけるとのこと。どうもありがとうございます。
さてホールでは福島事務局でFTVジュニアオーケストラで講師も務めていらっしゃる竹田学さんの指導で、なんといきなりブラームス交響曲第2番を。
いろんな方向から写真を撮ってみました。
途中止まりながらもなんと最初から最後までブラ2をさらいました。竹田さんに話を聞いてみました。
いきなり通しで演奏となりましたね。
とりあえずさらってみました。こんな感じの曲だと知ることが大事かと。今年は、わからないなりにもついて行こうとするやる気を感じました。去年まではわからないとなると諦めモードがあったのですが。「いよいよ始まったな」と実感してもらうためにも少々強引かと思いましたがやってみました。次回の栁澤さんご指導による練習にスムーズにつなげられるかと思います。
竹田さんから見てブラームスの楽曲の特徴はどこですか?
リズムやテンポが難しいところですね。練習中に「モザイク画のようだ」と言いましたが、凄く緻密に組み立てられていて、聴いていて心地よいのです。それでいて激しい情熱も感じられます。リズムの組み合わせによるズレと統一感がブラームスの魅力ではないでしょうか。
ブラ2の練習で糖分を欲したのか、休憩時間にはお菓子差し入れコーナーに群がります。
黙ってシャッターを押すと、みんなの眼が怖いことになっていました・・・。
石川くんが急きょコンマス役でチューニング。
「最後はいつもの曲で気持ちよく帰りましょう」との竹田さんの発案で、「ラストエンペラー」と「エチュード」を合奏しました。
初回の練習会なので記念にその場にいた人でパチリ。
練習が終わっても名残惜しげにみんなで喋っているいつもの光景が帰ってきました。
ホールを出たら、石川律くんがいたので、「今日は初の急きょコンマスで、どうだった?」と言ったら、
「いきなりなのでビックリしました」と爽やかに苦笑いで応じてくれました。
その後、Twitterで「東北ユース」と検索したらこんなツイートが!
「18じゃりの練習と時を同じくして僕はブラームス2番初見でコンマス席に座らされて4楽章まで一気に通しでやらされました。東北ユースオーケストラ恐るべし。」
石川くん、大学入学とともに大人になったね! 今後も積極的な情報発信をお願いします!!
そして、おかげでこんなツイートを発見しました。休憩時間に「非公式の団員ツイッターを本格的に稼働させたい」と広報係の二人から相談されたので、「団員ツイッターとしてじゃんじゃんやってください」と言ったら、さっそく模様替えされていて、
https://twitter.com/tyo_members
始球式的にこんなツイートをしてくれていました。
「今日から第4期の活動が始まりました! 第4期はこのアカウントを通して、練習風景などの活動の裏側をたくさん発信していきたいと思います。 広報係のHr千田とVn菊地で頑張りますので暖かく見守って頂けると嬉しいです 広報係」
裏側も結構ですが、暗黒なつぶやきは控えてね。
東京に向かう福島駅の新幹線ホームで思わず眼を見開きました。
東京横浜行きのチケットで「TYO」らしいのですよ。東北ユースオーケストラはいつでも広告出演できるようスタンバイしております!
団員のみなさん、来月は3日(日)が合同練習会です。全員参加を祈ります!
ご覧のみなさま、今年度もご支援のほどどうぞよろしくお願いします。
0 notes
Photo
東京公演のレポートです。
東京の3月21日は開花した桜に雪が舞う花冷えの春分の日になりました。今年はバスで10分ほどの合宿地から会場の東京オペラシティコンサートホールに乗り込みました。
この高い天井にどんな音を響かせることができるのか。期待と不安が入り混じる中、大型楽器を自分たちで運び込んだり、ステージの準備を進めます。
第3期から入ったホルンの田嶋詩織さんは初めてのこのステージに「うれしー!」と浮き足立っていました。田嶋さんが右手に持っている譜面カバーは毎年郡山市で姉妹で参加してくれている石井さん家のご家業である印刷会社からご好意で製造・無償提供いただいているものです。今年は小学6年生の妹さん葵子ちゃんがチェロを務めています。石井さん、ありがとうございます。そして、全員に坂本監督直筆のサイン入りで合宿中にプレゼントされました。
こちらもホルンの大学生、二人。
来年から仙台市に保育士として就職する曽根さんと都内の音大に通う福島市出身の磯貝さん。「二人、顔が似てるね」と舞台裏で声をかけると、二人揃って「うれしー!」と顔を寄せ合って記念撮影。この東北ユースオーケストラで出会って大の仲良しになったそうです。
「写真撮って」と声をかけられたのは、毎年の録音をお願いしているサウンド・エンジニアのオノ・セイゲンさん。いつものメンバーが揃ってきて、いよいよ本番感が増します。
舞台裏には早くもお客様が。今年は大学受験のためお休みしていた郡山の高校三年生、丹野くんと芦名さんが揃って「大学に受かりました!また来期から復帰します」と応援に来てくれました。同じく郡山の同級生で4月からは東京の音大生になるヴァイオリンの渡��真浩さんと揃ってピース。
10時30分から通しで本番の流れをリハーサルする「ゲネプロ」が始まりました。冒頭坂本監督から団員を優しく鼓舞する一言から。
こちら本日の進行表になります。
オープニングの三曲の曲順は、演出効果や団員の演奏表現の流れから前日に監督の提案により改良を加えました。
続いて、初共演のんさんと前日のリハから2回目の合わせを行います。
のんさん、昨日よりも落ち着いて詩を声にされています。リハーサルなのに、すでに泣けます。
そして、藤倉大さんによる作曲ワークショップの成果を発表する団員作品の演奏コーナー。まず一曲目は、福島県郡山市の小学5年生市川真名さん作曲作品「青」を同郷の渡邉真浩さんがヴァイオリンで演奏。
続いて、福島県白河市の高校1年生、菊地彩花さん作曲作品「小さな街の夜明け」を福島市出身の大学3年生の佐藤実夢さんがヴァイオリンで演奏。
最後に福島県二本松市出身の大学1年生、須賀文栄さん作曲作品「朝の訪れ」を 福島県会津若松市出身の大学2年生、磯貝雛子さんがホルンで演奏。
この曲順もこの場で坂本監督から「ヴァイオリンが続くよりもホルンの演奏を挟む流れにしよう」と、本番では演奏順を入れ替えました。
ゲネプロの休憩中、3年連続の出演でもはや場慣れした盛岡の中学2年生、藤田サーレムくんが「『Three TOHOKU Songs』の掛け声の“チョイサー”の時は、これでどうですか?」と話しかけてくれました。
「泥棒か!」
メインの2曲は通しで演奏する時間は無く、本当にぶっつけ本番となることが判明しつつ、ゲネプロは終了��すると、キャプテンの畠山茜さんから「ここで、みなさんにお礼の品を渡したいのです」と。
団員から出演者と事務局にお礼の寄せ書きをいただくサプライズ演出でした。1日10時間練習の直前合宿の睡眠時間を削ってつくってくれたかと思うと、この優しい気配り心遣いが3倍ほど沁みます。ありがとう。
あとは本番を残すのみの舞台裏。
みんな、楽しんで力を出し切ってくれー。
最初のステージ登場チームが舞台袖に現れました。
毎年恒例の開演前の演出、普通の演奏会なら姿を見せずに公演中の注意事項を来場のお客様にアナウンスする「影アナ」の仕事を団員6名がステージ上でお知らせする「カゲアナ隊」です。今年は、宮城県仙台市の大学三年生、TYOキャプテンの畠山茜さん(ヴァイオリン)、福島県大玉村の小学4年生、笹山千尋さん(ヴァイオリン)、岩手県盛岡市の中学1年生、竹田陵司くん(ヴァイオリンくん、宮城県気仙沼市の高校1年生、三浦瑞穂さん(パーカッション)、福島市の大学4年生、立谷隆太郎(ホルン)、盛岡市の大学4年生、鳥居紗季さん(オーボエ)です。
司会の渡辺真理さんもモニターで心配そうに「カゲアナ隊」のアナウンスを見守っていらっしゃいます。 続いて、こちらも恒例のオープニングのファンファーレ。 福島市の高校1年生、堤英純くん作曲の金管八重奏を、トランペット中村祐登くん、秋葉大地くん、井出大雅くん、ホルン立谷隆太郎くん、曽根瑞貴さん、田嶋詩織さん、トロンボーン江見悠希くん、バストロンボーン新川和弘くん、チューバ冨澤悠太くんの9人で華々しく賑々しく演奏しました。
そして、舞台裏にみんなが集まって来ました。
団員が上手下手から入場してチューニングを待つ瞬間の3人を記録しました。
3年連続で司会をボランティアで引き受けていただいている渡辺真理さん、今年は白いミューズのよう。渡辺真理さんのチャリティマインドの神々しい姿に思わず合掌したくなりました。
オープニングの「Behind the mask」「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」。とても順調な滑り出しで、直前合宿よりもいい音が出ている舞台裏。団員作品発表コーナーもミスの無い演奏。舞台袖の東京フィルハーモニー交響楽団のステージマネージャー、大田淳志さんも微笑みながら「みんな、度胸ありますねえ」。自分の作品をこの檜舞台で発表されて、しかも、ソロで1500人の観衆の前に演奏するのですからね。
前半が終わって、みんなが舞台裏に来ました。度胸ある一人、自作曲が披露された小学5年生市川真名さんに「どうだった?」と聞いてみました。
「もう足ががくがくしてまだ止まりません」 そんな風に見えないけど! 左隣の一つ年下の最年少団員、笹山さんも余裕のそっぽ!! そして、事務局の「おかーさん」こと岡田直美さんにTYOオリジナルハンカチーフでのお色直しを頼んでいました。
将来が楽しみな女子二人です。
休憩があけると、ついにメインの2曲、ドビュッシーの交響詩『海』とストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥』(1919年版)をはじめて通しで演奏します。
さすがに3年連続の出演団員も緊張の面持ち。坂本監督も心配そうです。坂本監督が敬愛する作曲家から選曲したいと始まった今年の演奏会での楽曲選び。ドビュッシー、ラベル、ストラヴィンスキー、バルトークの作品から、TYOの編成、力量、来ていただくお客様の満足度などなどを熟考した上にこの2曲になりました。
この日を迎えるまでに、指揮の栁澤さんからは「どちらか1曲にしておけば、まだ良かったなあ」との言葉が漏れるほどのどちらも難曲でした。プロのオーケストラですら難しいとされ、特に弦楽器の特殊奏法には東京フィルハーモニー交響楽団の方々に特別にご指導に福島市、仙台市にお越しいただきました。
特に『海』については、津波で甚大な被害をもたらした東日本大震災がきっかけのオーケストラで演奏するのはいかがなものかというような声も上がりました。しかし、今年の8月に石垣市のご協力で実現した石垣島合宿で、震災以来怖くて海に近寄れなかった団員が鮮やかな海を前に足をつけ、海と戯れることができた姿を眼にし、むしろ「東北ユースオーケストラだからこそ演奏できる『海』がある」と確信できました。繊細に移ろいゆく自然の象徴としての大いなる海、自然に包容され生きていく人間。
さぁ、第2部が始まります。
市川さん、どう見てもわたくし引率よりも落ち着いています。
坂本龍一監督による恒例のハイタッチ送り出し!
『海』の演奏が始まりました。
高橋佳寿美さん(大学1年生)、亜香音さん(中学2年生)のどこからどう見ても姉妹としか考えられない二人ともフルート家族も心配そうにモニターでみんなの演奏をチェック(いつもの練習では似ていることを気にしてか、写真を撮らせてくれないんです)。 「みんな、いい感じじゃない?」
栁澤さんも気合が身体に乗り移る指揮ぶりで、これまでに無い格別のシンフォニーが進行していました。
こちらは『海』の降り番、下手で待機チーム。
「ピースすると何かいいことあるの?」と写真撮影でその習慣が一切無いわたくしは、毎回尋ねたくなりますが、発祥のウィンストン・チャーチル氏の年齢くらいになったらカメラにピースサインで応えてみようかと最近は思っています。
東北ユースオーケストラの『海』、大円団で万雷の拍手を受けて演奏が済みました。いったん下がった栁澤さん、楽屋から小走りに戻って来られました。
続いて、『火の鳥』です。
一方、坂本監督はと言うと、
ステージ上手にセッテイングされたオノ・セイゲンさんミキシングによるライブサウンドで団員の演奏を聴いていらっしゃいました。
この左右の小型スピーカーから流れ出てくる音のクリアなこと。その音質はともかく、オノ・セイゲンさん「とてもユースオケの演奏とは思えないよ」とレベルの高さに笑っていらっしゃいます。
降り番の団員が続々と仲間の演奏をしっかり聴きたいと集まって来ました。
「せっかくだから一番いいポジションで聴いたらいいよ」とセイゲンさんによるオーディオ講座。
最初に体験したのは、直前合宿初日の冒頭オリエンテーションで、貧血により倒れシンバルで額を裂傷流血し救急車で運ばれ東京女子医大にて緊急治療を受けた、仙台の中学3年生小檜山翔也くん(フルート)。傷を縫い、覆っていたガーゼも3日目に取れて、すっかり回復してくれました。 『火の鳥』もいい演奏だ!
一方ステージ下手の待機組は、せっかくだからと、
両手にピースサインに免じて、もうワンカット。
のんさんの巧みな表情の変化に驚きました。どうもありがとうございました。
そろそろ『火の鳥』もエンディング。 舞台袖に出演者が集まるタイミングです。
「坂本さんと撮っていいですか」に便乗してこちらもパチリ。
場内から万雷を超える千万雷ほどの拍手と「ブラボー!」の声声をいただき、あらためて出演者全員がステージへ。
アンコールは、TYOの前身となる楽器修復からはじめて復興プロジェクト「こどもの音楽再生基金」のテーマ曲にしていた『ETUDE』。坂本龍一さんの1984年のアルバム『音楽図鑑』に収められた名曲を東北ユースオーケストラ102名が全員ステージに乗って、観客のみなさまの手拍子とともに音を奏でて終演しました。
お疲れさまでしたの記念撮影。
このあとステージから戻ってくる団員を出迎え、団員同士も共演者も裏方もお互いを称え合います。
拍手と呼びかける声に満ちたこの場、この時間。この時空間を味わうために活動しているのかもしれません。
ひとつの協働、ひとつのクリエーションを終えた達成感。それがきっと観客にも届いているはずだという充足感。
一期一会だからこそのパフォーマンス。
少々音程が外れたり、1小節ズレたりはご愛嬌。
拍子木と言えば三浦さんも会心の笑みです。通りゆくみんなが「やり遂げた!」という顔をしています。
左端に福島事務局として支えていただいた渡辺豊さん、大塚真理さん、竹田学さんの三人並んで力強い拍手で出迎えていただいていて、のんさんもそのまま団員と両手で握手。
チェロを持っている誉田くんは片手ですが、その隣で感激のあまり顔をおさえているいる今泉さん。
はい、この後、しっかり握手していましたね。
ファゴットの西村さん、続いてアンコールではソロを吹いていた大矢くん。
今年の演奏会、最初の東京公演でベストの演奏をすることができました。没後100周年のドビュッシーさんにも喜んでいただけたかな。
おかげさまでNHK総合の20時45分〜の首都圏ニュースで紹介していただきました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180321/k10011373811000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007
別角度から、『ORICON NEWS』 https://www.oricon.co.jp/news/2107909/full/ 地元の『福島民報』には今日の朝刊一面に出たとのこと。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018032250145 『岩手日報』の一面にも。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/3/22/10436 一般社団法人東北ユースオーケストラの理事メンバーである2紙であっても、 この一面掲載は異例の特別扱いをしていただいていると、 身近な担当者から聞きました。 ありがとうございます!!
終演後、坂本監督を東北ユースオーケストラのOBOGを訪問してくれました。
右からプロの打楽器奏者として歩みはじめている野木青衣さん、松崎奏さん、楢山花穂さん、中野心平くん。当日の寄付受付を担当してくれた野木さん、楢山さんによると想像以上の施しをいただいたようです。ご寄付いただいた皆様、どうもありがとうございました。 来年度の継続的活動に向けてのご寄付もオンライン上から受付させていただいています。 https://japangiving.jp/campaigns/33779
どうぞご支援をよろしくお願いします。
ともあれ、おかげさまで東京公演はこれまでで最高の演奏をすることができました。来週末の31日(土)の仙台もみんなの地元でさらに最高の音をお聴かせできるようにと願っています。
仙台でお会いするみなさま、お楽しみにお待ちください。
0 notes
Photo
第3期第一回合同練習会@福島市
めきめきと秋めいてきた9月23日の土曜日に第3期の初めての合同練習会を福島市で行いました。今年度から一般社団法人の理事メンバーである福島民報社のホールを特別に貸し出していただけることになり、これまでの血眼になって場所を探して、転々と会場が変わる流浪の合同練習会から解放されます。福島駅から徒歩5分の立地も大型楽器を持ち運ぶ団員にはうれしい変化です。
この立派なビルの3階が毎月の練習会場となります。さらに今年度のうれしい変化がありました。なんと打楽器一式を買い揃えることができました。これまでは地元の学校の備品をご厚意でお借りしたり、レンタル業者から借りたりして、何とかやりくりして練習が成り立っていました。同様に自転車操業の資金繰り運営のところ、昨年度にやや資金面に余裕ができたので、せっかく皆様からいただいた寄付や協賛金が課税されるのも心苦しく、レンタル代の支出も馬鹿にならないから、どうせならいっそ買ってしまおうホトトギスと清水の舞台から飛ばずに降りるくらいの気分で決断いたしました。
東北ユースオーケストラ保有のティンパニのカバーです。福島事務局の楽器店ブリリアントの社長である渡辺豊さんに中古の逸品を見つけていただきました。そして、その他の打楽器は一般社団法人の押木正人 代表理事(ヤマハ株式会社執行役員・ 楽器・音響営業本部AP営業統括部長)のお取り計らいにより新品を特別価格で斡旋いただきました。折しもはるばる浜松から日帰りで視察に来ていただいた押木さんとTYOパーカッションズでピカピカの楽器とともに記念撮影をしました。
こうして関係各位のご理解ご協力のおかげで活動の基盤が少しづつ確かなものになってきています。あとは練習あるのみ!今年度の合同練習開始にあたって、「いろんな方々からいただいたお気持ちを、音楽でしっかりお返ししよう。お涙頂戴ではありません。音楽のクオリティがすべてです。自分のためのみならず、人のために演奏をしよう」と強調しました。総勢112名の団員による合同練習のスタートです。しかし、この日は20名ほどが欠席・・・。事情があるにせよ団員のみなさまにおかれましては、すべての合同練習に参加義務ありと思って臨んでもらいたいと思います。と、約90名とは言え、スマホでは一同を撮影しきれず、ホールの���台裏にあがって上手下手2地点から練習の様子を撮影してみました。
そして、この日の指導は、バルカン半島での指揮のために来られない栁澤寿男さんに替わって、福島事務局の竹田学さんにお願いしました。竹田さんは地元福島テレビが運営されているFTVジュニアオーケストラで長年講師として指導をされています。
竹田さんは冒頭おもむろにホワイトボードを使って、ストラヴィンスキー『火の鳥』の8分の6拍子の解説をはじめました。さすが普段から子供を教え慣れているぞの様子が窺い知れますね。それに加えて舞台の緞帳中央の唐突な連獅子が大迫力です。毎月練習しているうちに団員は連獅子に指揮されて���気分になるのでしょうね。
今回取り組む『火の鳥』とドビュッシー『海』はいずれも甲乙つけがたい難曲でありまして、前回の演奏会のマーラー『交響曲第一番巨人』を上回る「大巨人」であります。とくに弦メンバーは「楽譜を読んでも、そもそもの弾き方、奏法がわからない」と、1週間前の日曜日に東京フィルハーモニー管弦楽団の方にお出ましいただいての特別講義を仙台と福島で実施し、この日の合同練習を迎えました。まずは午前中の2時間をかけて『火の鳥』 を丁寧にさらっていきました。
お昼休みは毎度のことながらパートや学年、出身、住まいの違いは関係なく交流する機会です。あちらこちらで昼食の輪ができました。
物理空間上の制約から昼食の列もできます。
頬張っているところカメラ目線をありがとう。
40名ほどの第3期からの新規団員も食事をつうじて溶け込んでくれているようで何よりです。食をともにする時間は重要ですね。
そしてうれしい差し入れを事務局にいただきました。
トロンボーンの高校一年生の橋本幸歩さんのご実家が地元福島市飯坂で果樹園を営まれているとのことで、収穫したばかりの葡萄をいただきました。
お父様が専業農家でJAふくしま未来の福島地区本部の「もも専門部会部会長」をお務めと伺っていたのですが、橋本果樹園では葡萄もおつくりになっていたのですね。 お土産替わりに持ち帰りましたら、2歳息子と9歳娘がまるで主食かのように争ってパクパクと口にし、有難く美味しくいただきました。
さて午後はドビュッシーの『海』にじっくり取り組みました。パーカッションズもホーンズも間違えると目立つ曲です。
とにかく練習あるのみでメインの2曲をものにして欲しいと思います。午後は3時間を超える練習で第一回の合同練習会を終えました。
自分たちの楽器を運ぶ姿もうれしそうですね。福島民報社さんには打楽器用の保管場所まで提供していただくことになりました。ありがとうございます。
次回の来月の練習までに弦や管でのセクションごとの強化練習も検討したいと考えています。繰り返しになりますが「 いただいたお気持ちを、音楽でしっかりお返ししよう。音楽のクオリティがすべてです。 」です。そして今年度は「東北ユースオーケストラならではの活動」ということにもこだわっていきたいと思います。団員の自主性により、自立した運営を行うための制度や組織づくりが動き出し、広報やクラウドファンディング、有志演奏会などの計画などが決まりはじめています。
どうぞ今年度の東北ユースオーケストラの活動にご注目いただきますよう。引き続き ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
0 notes