#後藤洋央紀強い
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「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと
宮崎駿監督の10年ぶりとなる長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」が、7月14日から全国で公開される。吉野源三郎の同名の著書とはまったく違うストーリーが展開されるという以外、詳細は伏せられたままだ。とある縁で宮崎監督に面会した筆者が、新作について監督が語っていた言葉や、鑑賞して感じたことなどを振り返った。(文:吉野太一郎)
「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。
2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。
客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。
これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。
「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関係者向けの試写も一切ないまま公開日を迎えた。異例の態勢の中、内容は無論、見たことすら口外無用のキャスト・スタッフ向け試写に、なぜ私と両親が呼ばれたのかといえば、父が『君たちはどう生きるか』の著者・吉野源三郎の長男で、私が孫にあたるからだ。
そ��5年ほど前の2017年11月、父と私は東京・小金井のスタジオジブリに招かれ、宮崎監督と対面していた。さらにさかのぼること半月ほど前、とあるイベントで宮崎監督が突然、次回作のタイトルが「君たちはどう生きるか」だと明らかにし、ニュースなどで話題になっていた。親族としては寝耳に水だったのでかなり驚いたのだが、宮崎監督は「うっかり喋ってしまいました」と詫びた上で、作品について語り始めた。
2017年11月、次回新作について父に話す宮崎駿監督。手元に、古びた吉野源三郎作『君たちはどう生きるか』が置かれていた=吉野太一郎撮影 小学生のとき、教科書に載っていた『君たちはどう生きるか』の冒頭部分に強い印象を受けたという宮崎監督は、年季の入った同書をスタジオに持参していた。若い制作スタッフにも読むよう勧めたところ「この本はまだ生きているね」と好評だったといい、作品のタイトルを決める段になって、一人が「『君たちはどう生きるか』がいい」と提案したのだという。制作は当時まだ始まったばかりだったが、映画の序盤とラストシーンにこの本が登場することも、宮崎監督は既に決めていた。
宮崎監督によれば、引退宣言を撤回して臨んだ今回の作品は「ずっと自分が避けてきたこと、自分のことをやるしかない」という思いだったそうだ。「陽気で明るくて前向きな少年像(の作品)は何本か作りましたけど、本当���違うんじゃないか。自分自身が実にうじうじとしていた人間だったから、少年っていうのは、もっと生臭い、いろんなものが渦巻いているのではないかという思いがずっとあった」
「僕らは葛藤の中で生きていくんだってこと、それをおおっぴらにしちゃおう。走るのも遅いし、人に言えない恥ずかしいことも内面にいっぱい抱えている、そういう主人公を作ってみようと思ったんです。身体を発揮して力いっぱい乗り越えていったとき、ようやくそういう問題を受け入れる自分ができあがるんじゃないか」
時は太平洋戦争中の1944年、東京を襲った空襲で入院中の母を亡くし、父が経営する戦闘機工場とともに、一家は郊外へ疎開する。出迎えたのは父の再婚相手となった母の妹。お腹に新たな命が宿っている新しい母を、眞人は受け入れられず、転校先でも孤立する。そんなある日、疎開先の屋敷で眞人は偶然、1冊の本を見つける。
屋敷の庭の森には、廃屋となった洋館が建っている。眞人の母の「大おじ」にあたる伝説の人物が建てたという。やがて眞人の前に「母君があなたの助けを待っている。死んでなんかいませんよ」と人間の言葉を喋る青サギが現れ、導かれるように、眞人は洋館の中へと進んでいく――。
ここから先は「宮崎アニメの集大成」のような不思議ワールドの冒険が描かれるのだが、少年の成長というテーマが共通するからか、宮崎監督が吉野作『君たちはどう生きるか』を再解釈したのではないかと思わせる場面も登場する。
『君たちは~』の主人公「コペル君」こと本田潤一少年は父親を亡くしており、親代わりでもある「叔父さん」との会話や交換ノートを通じて成長していく。映画の中で交わされる眞人と大おじの対話は、コペル君と叔父さんの対話を思い起こさせる。大おじが眞人に伝える「お前の手で争いのない世を作れ」という言葉は、戦中生まれの宮崎監督が次世代に託すストレートなメッセージだろう。
そういえば中盤に登場する「ワラワラ」というキャラクターは、宮崎監督が小学校時代に読んだ『君たちは~』の冒頭部分に登場する、銀座のデパートの屋上からコペル君が眺めた群衆にも見える。ではあの場面は、この場面は……次々と出現する謎めいた仕掛けに、まったく分析が追いつかないまま、2時間4分はあっという間に過ぎる。
祖父・吉野源三郎と私 試写からの帰り道、ふと思った��眞人少年が、遥か世代の離れた大おじと対話したように、私も今、祖父と直接対話できたら、どんな言葉を交わすだろうか。
1978年5月、祖父母宅で私の誕生祝いをした時の写真らしい。右から当時5歳の私、弟、祖父・吉野源三郎、祖母 私が小学校に入る前、祖父は2軒隣に住んでいて、訪ねて行くと絵本を読んでくれたり、似顔絵を描いてくれたりと、孫の私をかわいがってくれた。既に80近い高齢で、およそ3回に1回は床に伏せっていて「今日は具合が悪いからごめんね」と追い返されたが、やがて入退院を繰り返すようになり、近づくこともできなくなった。肺や喉の疾患が悪化し、最期は話すこともできなくなった祖父は、私が小学校2年のとき、82歳で死去した。
祖父は戦前、陸軍を除隊後に治安維持法違反に問われて投獄され、軍法会議にかけられたが九死に一生を得た。釈放後に作家・山本有三の少年少女向け書籍編集を手伝う中で執筆した1冊が『君たちはどう生きるか』だった。戦後は岩波書店の雑誌「世界」の初代編集長などを務め、父には「反骨の背筋は伸びているか」「謙虚に堂々と」など、言論人の心構えを折に触れて説いていたというが、もちろん私は祖父から壮絶な半生を聞いたり、薫陶を受けたりしたことはない。
祖父の死後も『君たちは~』は岩波文庫に収録され、多くの人に読み継がれてきた。誇らしくもありつつ「偉大なお爺さまをお持ちで」などと言われるのがやや重荷でもあり、積極的には明かしてこなかったが、新聞記者やウェブ編集者になってから時折、祖父の残した他の著作を読み返すようになった。『職業としての編集者』(岩波新書)に収録された、戦前戦後の混乱を経て「世界」を創刊した回想録などは、親族が登場することもあって他人事とは読めず、時代が変わっても守るべき価値や教訓があることを教えてくれる。著作を読むという限定的な形ながら、これも祖父と交わす一種の対話なのかもしれない。
包装紙の裏に祖父が描いた父と私(中央)、弟。鉛筆でサラサラと似顔絵を描くのが上手だった。 『君たちは~』は2017年に漫画化され、21世紀らしい出で立ちで再び現れた。そして約6年の制作期間を経て、別作品とはいえ、宮崎駿監督の同名の映画が公開された。この間の出来事は「やさしいおじいちゃん」しか覚えていない孫に、祖父が思いがけない贈り物を届けてくれたようでもある。どこかでずっと、孫の私を見守ってくれている��ではないか。そして何かを問い続けているのではないか。眞人を見守る「大おじ」のように。将来の息子に1冊の本を託した眞人の母のように。
その問いかけにどう答えるか。つまり私は、どう生きるか。とりあえず、一度見ただけでは回収できなかった伏線を探しに、もう一度、劇場に足を運ぶことにしよう。祖父との新たな「対話」の糸口が見つかるかもしれない。
吉野太一郎(よしのたいちろう) 「好書好日」副編集長。大阪、東京の社会部、ネットメディア「ハフポスト日本版」などを経て2020年2月から「好書好日」編集部員。2022年3月から9月まで休職し、韓国・慶南大学極東問題研究所フェローとして北朝鮮問題・脱北者をテーマに研究。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
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2024年7月16日に発売予定の翻訳書
7月16日(火)には6点の翻訳書が発売予定です。
古くて新しい国 ユダヤ人国家の物語
テオドール・ヘルツル/著 村山雅人/訳
法政大学出版局
ADHDといっしょに! 自分の強みがわかって自信がつく60の楽しいワーク
ケリー・ミラー/著 池田真弥子/翻訳 日戸由刈/監修
東洋館出版社
日英対訳 ポジティブに生きるための名言100
IBCパブリッシング/編集
IBCパブリッシング
夢幻の動物事典 : 魔法の生きものか、それとも悪魔か
ドゥニーズ・クロール=テルツァーギ/著 いぶきけい/翻訳
グラフィック社
暗黒神話TRPGトレイル・オブ・クトゥルー シナリオ集 最後の黙示
グラハム・ウォームズリイ/著 安田均/監修 森瀬繚/監修・翻訳 楯野恒雪/監修 トレイル・オブ・クトゥルー翻訳チーム/翻訳
新紀元社
プロフェッショナルプロダクトオーナー
Don McGreal/著 Ralph Jocham/著 花井宏行/翻訳 高江洲睦/翻訳 水野正隆/翻訳 斎藤紀彦/翻訳 木村卓央/翻訳
丸善出版
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「遺跡としての晴海団地」参考文献
「遺跡としての晴海団地」は日本建築学会のウェブサイト「建築討論」で2023年1月から11月にかけて連載された。もしかすると、いつか誰かの役に立つかもしれないので、参考文献の一覧をまとめておく。なお、赤字は連載内で2回以上触れたもの。
都市
磯崎新「都市の類型」、『磯崎新建築論集2 記号の海に浮かぶ〈しま〉』、岩波書店、2013年。
磯崎新「建築=都市=国家・合体装置」、『磯崎新建築論集6 ユートピアはどこへ』、岩波書店、2013年。
レム・コールハース『S,M,L,XL+』、太田佳代子、渡辺佐智江訳、ちく��学芸文庫、2015年。 ・「シンガポール・ソングライン」 ・「ビッグネス、または大きいことの問題」
藤村龍至「超都市(ハイパー・ヴィレッジ)の建築」、『SD2021』、鹿島出版会、2021年。
山岸剛『TOKYO RU(I)NS』、山岸剛、2022年。
島
ジル・ドゥルーズ「無人島の原因と理由」、前田英樹訳、『ドゥルーズ・コレクション1 哲学』、河出文庫、2015年。
里見龍樹『不穏な熱帯 人間〈以前〉と〈以後〉の人類学』、河出書房新社、2022年。
晴海
『万博』1938年5月号、紀元二千六百年記念日本万国博覧会事務局。
「オリンピック中止 万国博覧会の延期 閣議で承認」、東京朝日新聞(夕刊)、1938年7月16日。
『万博』1938年11月号、紀元二千六百年記念日本万国博覧会事務局。
東京都中央区役所編『昭和32年版 中央区政概要』、東京都中央区役所、1957年。
東京都中央区役所編『中央区史 下巻』、東京都中央区役所、1958年。
『観光お国めぐり 東京都の巻(上)』、国土地理協会、1959年。
東京都中央区役所編『昭和35年版 中央区政年鑑』、東京都中央区役所、1960年。
「運転手、死体で発見 血だらけ乗捨てタクシー」、朝日新聞(夕刊)、1963年12月7日。
「個人タクシーご難 晴海 三人組強盗に襲わる」、朝日新聞、1965年8月10日。
「運転手しばり放り出す 晴海 三人組タクシー強盗」、朝日新聞、1966年5月26日。
「スペインが初名乗り 万国博参加」、朝日新聞、1966年8月27日。
三島由紀夫『鏡子の家』、新潮文庫、1969年。
「カーサ晴海」、『近代建築』1977年8月号、近代建築社。
東京都中央区役所編『中央区史三十年史 上巻』、東京都中央区役所、1980年。
日東製粉社史編纂委員会編『日東製粉株式会社65年史』、日東製粉株式会社、1980年。
『第二次東京都長期計画』、東京都企画審議室計画部、1986年。
晴海をよくする会『晴海アイランド計画の提案』、晴海をよくする会、1986年。
「ソ連の一万トン客船 あす初寄港」、朝日新聞、1987年3月20日。
東京都港湾局、社団法人東京都港湾振興協会、東京港史編集委員会編『東京湾史 第1巻 通史 各論』、東京都港湾局、1994年。
小柴周一「晴海アイランド トリトンスクエア」、『新都市開発』1998年1月号、新都市開発社。
『晴海一丁目地区第一種市街地再開発事業』、住宅・都市整備公団、晴海一丁目地区市街地再開発組合、1999年。
吉本隆明『少年』、徳間書店、1999年。
茅野秀真、大村高広「再開発地区計画の活用による一体的な広場・歩���者空間形成の実現──晴海アイランドトリトンスクエアにおける実践例──」、『再開発研究』第18号、再開発コーディネーター協会、2000年。
『トリトンプレス』vol.2、晴海一丁目地区市街地再開発組合、2000年。
『トリトンプレス』vol.5、晴海一丁目地区市街地再開発組合、2001年。
「晴海トリトンで「いい日常」」、朝日新聞(夕刊)、2001年3月23日。
「晴海一丁目地区第一種市街地再開発事業 晴海アイランド トリトンスクエア」、『近代建築』2001年6月号、近代建築社。
佐藤洋一『図説 占領下の東京』、河出書房新社、2006年。
夫馬信一『幻の東京五輪・万博1940』、原書房、2016年。
渡邊大志『東京臨海論』、東京大学出版会、2017年。
晴海団地
「港に近く、高層アパート群」、朝日新聞東京版、1956年1月22日。
大髙正人「東京晴海の公団アパート」、『国際建築』1956年11月号、美術出版社。
志摩圭介「団地ずまい礼讃」、『新しい日本 第2巻 東京(2)』、国際情報社、1963年。
「団地に住んでゼンソクになった 工場ばい煙規制へ」、朝日新聞(夕刊)、1963年10月8日。
種村季弘『好物漫遊記』、ちくま文庫、1992年。
種村季弘ほか『東京迷宮考』、青土社、2001年。
中央区教育委員会社会教育課文化財係編『中央区の昔を語る(十六)』、中央区教育委員会社会教育課文化財係、2002年。
晴海団地15号館(晴海高層アパート)
小野田セメント株式会社創立七十年史編纂委員会編『回顧七十年』、小野田セメント、1952年。
河原一郎、大髙正人「新しい生活空間へ」、『新建築』1957年1月号、新建築社。
野々村宗逸「住宅公団の晴海高層アパート」、『住宅』1957年4月号、日本住宅協会。
『建築文化』1959年2月号、彰国社。 ・大髙正人「設計の概要」 ・河原一郎、大沢三郎「都市の住居:高層アパート」 ・野々村宗逸「いつまでも豊かさを」
川添登「晴海高層アパート──将来への遺跡」、『新建築』1959年2月号、新建築社。
前川建築設計事務所「晴海高層アパート」、『近代建築』1959年2月号、近代建築社。
木村俊彦「構造計画論の展開と私の立場」、『建築』1962年1月号、中外出版。
ロジャー・シャーウッド編『建築と都市 臨時増刊 現代集合住宅』、エー・アンド・ユー、1975年。
「アンケート:パブリック・ハウジングの可能性」、『都市住宅』1980年8月号、鹿島出版会。
日本経営史研究所編『小野田セメント百年史』、小野田セメント、1981年。
日経アーキテクチュア編『有名建築その後 第2集』、日経マグロウヒル社、1982年。
レイナー・バンハム「世界の建築の日本化」、伊藤大介訳、鈴木博之編『日本の現代建築』、講談社、1984年。
枝川公一『都市の体温』、井上書院、1988年。
大髙正人、小西輝彦、小林秀樹「昭和の集合住宅史(6)高密度高層住宅 広島市営基町住宅と公団高島平団地」、『住宅』1992年3月号、日本住宅協会。
野沢正光「〝ささやかな悠久〞をおびやかすもの──晴海高層アパート1958によせて──」、『住宅建築』1994年10月号、建築資料研究社。
住宅・都市整備公団、日本建築学会編『晴海高層アパートの記録』、住宅・都市整備公団、1996年。
『住宅建築』1996年8月号、建築資料研究社。 ・小畑晴治、野沢正光、初見学、松隈洋「座談会──晴海高層アパートから引き継げるもの」 ・初見学「晴海高層アパート残照」
井出建「都市に住まうことの戦後史 「晴海アパート」取り壊しと集合住宅の未来」、『世界』1998年1月号、岩波書店。
志岐祐一「晴海高層アパート 可変性検証の記録」、『住宅建築』1998年3月号、建築資料研究社。
高橋郁乃「「晴海高層アパート」は歴史館に行き、そして晴海は…」、『建築ジャーナル』1998年9月号、建築ジャーナル。
前川國男
田中誠「住宅量産化の失敗と教訓──プレモス前後」、『今日の建築』1960年9月号、玄々社。
ル・コルビュジエ『今日の装飾芸術』、前川國男訳、鹿島研究所出版会、1966年。
佐々木宏編『近代建築の目撃者』、新建築社、1977年。
前川國男、宮内嘉久『一建築家の信條』、晶文社、1981年。
丹下健三「前川先生の死を悼む」、『新建築』1986��8月号、新建築社。
伊東豊雄「公共建築の死・前川國男を悼む」、『住宅建築』1986年9月号、建築資料研究社。
宮内嘉久『前川國男 賊軍の将』、晶文社、2005年。
生誕100年・前川國男建築展実行委員会監修『建築家 前川國男の仕事』、美術出版社、2006年。 ・井出建「前川國男と集合住宅」 ・「日本万国博覧会建国記念館 コンペ応募案」
前川國男建築設計事務所OB会有志『前川國男・弟子たちは語る』、建築資料研究社、2006年。 ・河原一郎「前川國男」 ・松隈洋「「生誕一〇〇年・前川國男建築展」という出発点」
団地
島田裕康「住宅団地におけるコンクリート塊の再生利用」、『月刊建設』1996年10月号、全日本建設技術協会。
原武史『団地の空間政治学』、NHK出版、2012年。
祝祭
岡本太郎、針生一郎「万博の思想」、『デザイン批評』第6号、風土社、1968年。
岡本太郎『新版 沖縄文化論』、中公叢書、2002年。
「五輪チケット、販売済みは収容人数の42% 7割が地元」、朝日新聞デジタル、2021年6月11日。URL=https://www.asahi.com/articles/ASP6C66BZP6CUTIL05R.html
「IOC広報部長、コロナと五輪「パラレルワールド」無関係強調」、毎日新聞デジタル、2021年7月29日。URL=https://mainichi.jp/articles/20210729/k00/00m/050/117000c
ギリシャ神話
ヘシオドス『神統記』、��川洋一訳、岩波文庫、1984年。
呉茂一『ギリシア神話(上)』、新潮文庫、2007年。
賃金
労働大臣官房労働統計調査部編『昭和33年 賃金構造基本調査結果報告書 特別集計』、労働法令協会、1960年。
「賃金構造基本統計調査」、厚生労働省ウェブサイト。URL=https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
銀座
東京都中央区役所編『中央区史 中巻』、東京都中央区役所、1958年。
赤岩州五編著『銀座 歴史散歩地図』、草思社、2015年。
築地
テオドル・ベスター『築地』、和波雅子、福岡伸一訳、木楽舎、2007年。
東京タワー
電気興業社史編纂委員会編『電気興業 40年史』、電気興業株式会社、1990年。
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私がここで中台戦争について考えていた頃、ロシアはウクライナに侵攻していなかったし、まさかそんなことが本当に起こるなんて思ってもいなかった。
中期戦では勝てないから戦争は起こらないが、なにか別の要因で歯止めが効かなくなって短期戦で勝てると見込んで開戦に踏み切るが結局短期で終わらなくて当初の予想通りの勝てない中期戦になったと予想した。中国がそうするだろうと思っていたことを、今ロシアがしている。
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この状況を踏まえたうえで、中台戦争は起こるのか起こらないのかというと、私は起こると予想する。
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私の当時の予想と違い、意外と韓国の新政権が強固で堅実だった。だけど安定的というだけであって安定しているわけではない。そして北朝鮮が脆弱であることも変わりなく、白頭山が噴火したとか、指導者が急病にかかったみたいなことはあいかわらずあり得る。
だから、
北朝鮮崩壊→北朝鮮に中国が平和的に進駐→韓国がエモーショナルに動揺→韓国が米韓同盟破棄→中国が台湾侵攻→日本が参戦→中台戦争中期戦化→中国負けずとも勝てず
というのは変わらない。
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その後どうなるか。
私は、強いロシアが介入すると予想していた。そしてロシアにおいしいところどりされるのならばこっちは日本をたてるぞ! というので米中で合意が取れて終戦と考えていた。
でも強いロシアという前提がなくなったのでこの線はない。ならばどうなる?
どうなるもなにも、その時の中国は今のロシア・ウクライナ戦争のロシアなみにどうにもならない。台湾で勝てない中国は、ロシアと日本を使って米国と手打ちをすることもできない。
アメリカもウクライナと台湾で二正面作戦は嫌だし、日本がここぞとばかりに大軍拡しているのも苦々しいだろう。
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膠着したこの状況を考えてみる。
アメリカは日本を軍事的に支援せざるを得ない。今のウクライナと同じだ。いや、それ以上だ。私の想定ではこのとき日本は核攻撃を受けていて、それでも健気にアメリカ側について国民総出で戦っている。バトル・オブ・ブリテンの日本版のバトル・オブ・ジャパンを戦っている。でもそんなことされたら日本に軍事技術をなんでも供給せざるをえない。WW2の英国へのように。
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別の角度から見れば、日本政府は最���技術を得るために国民の命を差し出すというわけだが、そんなむごいことを日本政府がやるわけ・・・あるじゃん。
嬉々としてやるよ。というか政府の本質的な存在理由ぐらいに言うよ。
ハリスに斎藤きちを差し出した。 関東軍はソ連軍から入植者を守らなかった。 GHQにRAAを差し出した。 新円に切り捨てた。 痛みを分かち合い身を切る改革を成し遂げた。
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第二次世界大戦の負け組に押し付けられた制限を解除され、日本は急速に軍事大国化する。
ウクライナと違って人的にも金銭的にも資源の豊富な日本は、これ幸いとばかりに、最新の軍事技術使って中国を抑えつつ、対中包囲を口実にイギリスといやらしく談合して中国の投資の安値買いたたき連合を組み、インドや中東や東アフリカに進出する。
とりあえず仕方ないが、それはそれでアメリカとしては困る。アメリカとしてはいい面の皮である。
正義体現者のアメリカとしては、悪の枢軸の中露を封じ込めるために、自分のかわりに被弾して死ぬ肉壁を求めていたはずなのに、そいつらが100年前の帝国主義の野望を密かに実現しようとするなんて。
アメリカの正義からすれば、この日英の野望を断ち切るのは東南アジアだ。それもインドネシアではなくてベトナムだ。かつての強敵だから次の友というのは前世紀後半は日本だったが、次はベトナム。
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ベトナム。戦争の強い国民国家で、筋金入りの等距離外交をする胆力のある、次の先進国。
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(大日本帝国をいいかげんにあしらった結果大陸アジアを全面的に失陥し、大日本帝国を生かさず殺さずの属国化するってやり方はなかったのかよエンペラー・ヒロヒトもそれを望んでただろうに、という真っ当な批判にはあーあーきこえないをかまして、大陸アジアを封じ込めるにはやっぱりインドシナだよねってんで国を傾けるほどの泥沼にハマっていった歴史には、目を向けないことにしよう。)
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マッカーサーをアジア専門家と思う程度にはアジアのことなんか何も知らなかった70年前に比べれば、今のアメリカはアジ専だ。だからもしかするとうまくいけば、ロシアと中国を大陸の奥深くのハートランドに押しやり、それを封じ込めるリムランドを、日本、ベトナム、インド、英国にさせる。このリムランド構想は中東・地中海・東欧が弱い脇腹だ。そこらへんは米国目線で見て誰にも任せようはないが、今世紀前半では解決がつかないこととして後回し。
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この流れができたら、ユーラシア大陸の東半分は米国としては勝手��してくれってもんだな。
日本は千島から台湾まで。
ベトナムを盟主としたASEANは南中国をもぎ取る。
インドはチベットから中央アジアをと言いたいがそのあたりはよく分からない。
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中国は南を失う代わりに北を得て、キタイ国家となる。シベリアは中国のものだ。
中国化したシベリアとの緩衝地帯として樺太は独立し非武装の親中国の独立国となり、千島は日本で、カムチャツカは米国。
統一朝鮮はシベリア方面の緩衝地帯となるので、非武装にはなりえない。核武装中立。
結果として大韓民国よりも朝鮮民主主義人民共和国の後継国家っぽくなる。経済的な旨味はなく、軍隊は強いが国民経済に対する負担が大きくて外征能力はなく、攻め込んだ側が負け。だから、国号は高句麗が適切かも。だからこそ高麗か。
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なしくずしに朝鮮半島を統一した重武装中立国の「高麗国」は、周囲のいやらしい海洋国家(日本のことだが)にはめられて、吉林省や沿海州の領有をめぐりキタイ国家中国と、高句麗のように百年戦争だ。
ウラジオストクは香港みたいな存在にしておく。もしくは上海。条約で各国の権利が認められ、各国の警察力程度の軍隊が駐留し、誰も手出しができない。樺太共和国の特別自治領でもいいかもね。
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「lightmellowbu presents 90年代シティポップ名曲ランキング」anouta若山セレクトの20曲
http://lightmellowbu.blog.fc2.com/blog-entry-158.html
タツロー/まりやという権威を頂に仰ぐ形(ヤマタツ・ピラミッド)にすっかり見慣れてしまったこの数年の「シティポップ・ランキング」.....これではイカンザキ、とそこに鮮やかな軛を打つべく(?)、今夏に堂々公開された「 lightmellowbu presents 90年代シティポップ名曲ランキング 」。bu員&moreで好き勝手選びそれを集計した形をとったため、その結果は選んだ本人たちが驚くくらいカオスなものとなり(現在も1位の「村井博」は入手困難という...私は何故か持っていました)、また来年に集計すれば来年に知った盤が幾つか入るような状況であることも間違いなく、これらから導き出せるのは「このランキングは中間報告、あるいはプロセスなので引き続き各々digや理解を進める以外に道はない」という、ある種「修羅の道」のような事実なのでした。来年も再来年も生きなければならない。
というわけで、自分がチョイスした20曲も年内に公開しておくべきであるはずなのでそうします。「90年代」というワードにかなり敏感になりつつ選びました、というのも91年はトレンディですが97年はトレンディではないのだから...94年以降の盤はかなり「おずおずと」ピックアップしているのが透けて見えるはずです。
「90年代シティポップ」という定義は真剣に考えると意外と難しい。例えば80年代に(タイアップのヒット曲である)「RIDE ON TIME」をチョイスするかの如く、「hello,my friend」「ラブストーリーは突然に」を選ぶのはアリなのか?ASKAやミスチルの「シティ感のある楽曲」の扱いは?等々。それ��を選ばない理由があるとすれば「J-POPだから」という感覚的な種別がありそうですが、「J」と「CITY」のその感覚的な差がどこにあるのか、自分は経年と共にだんだん忘れていってます。「CITY」と「渋谷」もそう。2020年なりの根拠不明な「踏みとどまり」を、以下のランキングから感じていただけたらまあ面白いのではないでしょうか。
1.君と僕と彼女のこと / 坂本龍一 Feat.高野寛 作詞 大貫妙子 作曲・編曲 坂本龍一 (From Album「Sweet Revenge」1994)
歌詞中の「10年後」というキーワードが象徴するように、 70年代の「都会」80年代の「色彩都市」由来の都市感覚を引き継ぐ楽曲であるという強い思いから1位チョイス。クィアネスがニューヨークの所謂「カッコイイ」イメージを触媒としつつ、新鮮さ(と奥ゆかしさ)をもって綴られているのも90年代ならでは。
2.心から好き / 宮沢りえ 作詞 KIKUJI 作曲 山田直毅 編曲 難波正司 (From Single「心から好き」1992)
奇跡のような出来栄えにアイドル歌謡枠に入れることすら憚られるミッドナイト・アーバン・ジャム。音数少なめの打ち込みに「エロティックな関係」を充分に孕む歌声が乗り、スムース感触を持続させる。伊東たけしのサックスが切り込んでくる瞬間を固唾を呑んで待つ。
3.チャイナ・カフェ / 高橋徹也 作詞・作曲 高橋徹也 編曲 高橋徹也、上田禎 (From Album「夜に生きるもの」1998)
「10年代シティポップ」の20年先取りに聴こえる強曲。タイトなビートにサチモス的深夜不良感を含ませつつも、歌声には東野純直的な「90年代の実直さ」もどこか垣間見え、のっぴきならない。スガ槇原らのようなタレント的な個性が全編さほど現れず、故にどの時代に聴いても瑞々しい。
4.21世紀の恋人 / 谷村有美 作詞 神沢礼江 作曲 柴矢俊彦 編曲 西脇辰弥 (From Single「21世紀の恋人」1991)
ceroのラジオで5年くらい前にかかっていた。子供のころに耳なじんでいた「ふつうの曲」が、時間を超えて「取り戻せない輝き」として聴こえることに驚く。あの頃のブラウン管越しにはまだあった「未来としてのシティ感覚」。
5.湘南ドリーミング / 村田和人 作詞 安藤芳彦 作曲 村田和人 編曲 中村哲 (From Album「空を泳ぐ日」1990)
当時賛否両論あったという「村田×打ち込みアレンジ」だが個人的にはど真ん中、大成功、トレンディ。ジャケのような、デジタル・グラフィックのひとつ前くらいの「絵の中の青空」を感じる。
6.せつなかった日 / 上田まり 作詞・作曲 上田まり 編曲 浅野祥之 (From Album「room」1998)
レココレのシティポップ別冊でその存在を知ったレイト90sレアグルーヴ。ミーシャ宇多田前夜の中間期グルーヴィー楽曲はまだまだ未発見盤が多い。この路線でアルバム1枚統一させていれば…
7.はじまりのkissをして / 長沢有起 作詞 鮎川めぐみ 作曲 熊谷幸子 編曲 松本晃彦 (From Album「kiss and make up」1993)
90年代日本が誇るべき天才作曲家、熊谷幸子。大大傑作のファーストセカンドから1曲というのがどうしても選べず、同時期の提供曲からピックアップ。按摩のようにほぐれてゆくメロディに聴き手はただ身を任せるだけ。
8.What do you want me to do -どうして欲しいの- / 中原めいこ 作詞・作曲 中原めいこ 編曲 中村哲 (From Album「303 EAST 60TH STREET」1990)
まあ80年代の延長ですが...90年代に中原は沈黙してしまうので「すべり込み」とチョイス。チャキチャキしたニューヨーク感覚、ブギーとラテンの狭間をトレンディに縫合していく打ち込みアレンジ。元気。
9.Candy / 具島直子 作詞・作曲 具島直子 編曲 桐ケ谷"bobby"俊博 (From Album「miss G.」1996)
この曲を「シティポップ」と呼んでいいのかかなり長い間ためらいがあったし今でも迷いがあるけど、いい曲だしみんな好きだしと日和ってチョイス。多分真の再評価はあと10年後くらいにやってくる。
10.雨がやまない / SMAP 作詞 久和カノン 作曲 寺田一郎 編曲 長岡成貢 (From Album 「SMAP 007 ~Gold Singer」1995)
BTSの「関係性発露」がSMAPを源流にした意識下にあることは間違いなく、殊に「6人組時代」の上下感の希薄さは彼らにより近い。「ダイナマイト」の次に「Life Goes On」と言うか「セロリ」とくるか、これは好みの問題。
11.キミとボク / 鈴木蘭々 作詞・作曲 EPO 編曲 清水信之 (From Single「キミとボク」1998)
2021年はボサノヴァが来るのでしょうか。誰よりも「痛み」を分かるシンガー、EPOが90年代の内外状態と向き合って静かに放った(提供した)赦しのラブソング。ゲイを救う歌詞とも思う。
12.Everlasting Love / 麗美 作詞・作曲 堀川麗美 編曲 堀川麗美、萩田光雄 (From Album「夢はおいてませんか?」1991)
あまりにも出来がいい、どこを切ってもザッツ91年なブラコン・ミディアム。これをやりたいという確かな意思を感じる。もし麗美に「ユーミン時代」が無かったら、却って現在の評価は高かったのではないだろうか…
13.抱きしめたい / 米米CLUB 作詞・作曲 米米CLUB 編曲 中崎英也 (From Album「Phi」1993)
米米やドリをシティポップと言っていいのか...しかしこの曲は良い。カップスープのCM曲だったこともあって「トレンディ生活」モードが幼年の記憶と共に刻まれていて、なしくずし的にチョイス。
14.私達を信じていて / Cindy 作詞 康珍化 作曲 Cindy、鳴海寛 編曲 鳴海寛 (From Album「ANGEL TOUCH」1990)
この曲も「トレンディ生活」な温度極まりない(温度極まりない?)マイフェバリット。アゲすぎない上品さは同時期の中山美穂(Cindy、鳴海共にクレジット)ともすごく相性が良く、こちらもサブスクで必ず聴くこと。
15.RAIN DOLPHIN / 有賀啓雄 作詞・作曲・編曲 有賀啓雄 (From Album「umbrella」1992)
「雨が降る、テンテケンテケン」の出だしがすべてとも言えそうなレイニー・モワレ・おセンチミディアム。この感じをより色気方向に結びつけた藤井フミヤ「わらの犬」(有賀編曲)も入れたかった。
16.ヴィーナス / Original Love 作詞 木原龍太郎 作曲 田島貴男 編曲 オリジナル・ラヴ (From Album「結晶 SOUL LIBERATION」1992)
昔彼らを「ジナラヴ」と略すとTVでやっていて中学くらいまではそう呼んでいた。「クイズ!年の差なんて」で「ミスチルとは何の略でしょう」という問題が出たとき、加藤茶は「日本のスープ※」と答えていた。
17.COOL WATER / 浜本沙良 作詞 夏野芹子 作曲 山口美央子 編曲 有賀啓雄 (From Album「Truth of Lies」1995)
フォーライ��から何か1枚入れなければ、とbuのthaithefishさんフェバリットを。アルバムの1曲目が中原めいこ調ラテン・ポップスでこれが2曲目というのが面白いのですが、いつもこっちから聴いてしまう。
18.Love Popsy Love / いしだ壱成 作詞・作曲 いしだ壱成 編曲 中村哲、いしだ壱成、迫田到 (From Album「Simple Thing」1994)
何気に中村哲アレンジ3曲目。全然意識はしてませんでしたが…このアルバムはカトーマサカーで〆にかけるくらいに好きです。詳しくはトレ歌ブ第23回をご覧下さい。
19.新しい風 / 岩下清香 作詞 福士久美子 作曲 片寄明人、堀江博久 編曲 井上富雄 (From Album「眠らせないで」1996)
90年代シティポップ、と言った時にまず頭に浮かんだのは実はこの曲だった。buのinudogmaskさんミックス「Soul, Female, Mellow, Yellow」や片寄明人のシティポ始祖鳥的オムニバス「Mellow Best of J-AOR」に収録。
20.夏のおわり、近づいた空 / GWINKO 作詞 大山潤子 作曲・編曲 柿崎洋一郎 (From Album「I'M IN」1990)
この曲をサンプリングしたフューチャーファンクありましたよね(何だっけ…?)NJSとシティポップの結節点的な重要曲なので、今後もっと「名曲」扱いしてオムニバス等に収録してほしい。
※「ミスチル」と「みそ汁」をかけた
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【南北戦争は、面白いのだ】
はばかりながら先月、『南北戦争 アメリカを二つに裂いた内戦』という本を、中央公論新社さんより出版させていただきました。タイトル通り、いまから160年前に起こったアメリカ合衆国の内乱、南北戦争(1861~65)の歴史について書いた本です。 とは言っても、多くの日本人にとって南北戦争なるものは、ほとんど何のことか分からない事件でしょう。アフリカや中南米の部族紛争などと同等程度に、関心も知識もない、という人が多数派なのではないでしょうか。「南北戦争というのは、『風と共に去りぬ』や『若草物語』の背景になった歴史事件ですよ」とでも言えば、「ああ、なるほど」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そういう文学作品のファンだとしても、南北戦争そのものに関する知識を豊富に持っておられるわけでは、決してないと思います。 ただ、アメリカにおいてこの南北戦争というのは、同国史の中でも非常に重要視される“人気ジャンル”です。アメリカ��書店などに行きますと、歴史コーナーの棚の相当な部分をこの南北戦争関連本が占めている状況が普通にあり、例えば日本における幕末や戦国時代などと同程度の注目、人気を誇る歴史ジャンルであるわけです。リンカーンやロバート・エドワード・リーといった南北戦争の重要な歴史人物は、アメリカにおいてあたかも豊臣秀吉や西郷隆盛のような親しまれ方をされている人々なのです。 何より、南北戦争とはアメリカ史における大事件でした。この戦争は米国史上における事実上唯一の内戦ですが、4年間の戦いの中で、約60万人が命を落としました。第2次世界大戦におけるアメリカ軍の戦死者数は40万人ほどで、ベトナム戦争では5万人ほど。南北戦争とは実は、アメリカ史上最も多くのアメリカ人が命を落とした戦いでもあります。それゆえに、当時のアメリカ人たちに与えた衝撃は強く、だからこそ『風と共に去りぬ』や『若草物語』といった、世界文学の背景にもなるようなインパクトを、米国史上に残したわけなのです。 南北戦争の争点とは、よく知られるように当時の米南部に存在した黒人奴隷制度の是非でした。この内戦で北部が勝利を収めたことによって、その悪しき制度はなくなります。ただ、それでアメリカから黒人差別がなくなったわけではまったくなく、それは21世紀の今なお、色濃く尾を引いています。ゆえに多くの歴史研究者は南北戦争を、人種差別問題と結び付けて語り、分析してきた事実があり、かつそれは決して間違った姿勢でもありません。また、この内乱はつまりアメリカの北部地域、南部地域の間にある文化的背景の相違をも原因としているもので、ゆえに現在のドナルド・トランプ前大統領が引き起こしたとされる「アメリカの分断」が語られる際にも、識者によって南北戦争の歴史が引き合いに出されたりもします。 無論、そのようなことは決して間違った見方でもなく、大いに参考にすべきことです。ただ、あえて誤解を恐れずに言えば、南北戦争とはそういう“真面目なテーマ”を抜きにしても、十分に“面白いもの”なのです。例えばナチス・ドイツという存在は、忌むべきユダヤ人差別を抜きにして語ることのできない体制ですが、それとはまた別に、当時のドイツ国防軍が操ったタイガー戦車などが、世界中の多くの子供たちや軍事ファンを魅了し、そのプラモデルなどがロングセラーとなっていたりもするわけです。そこを「不謹慎だ」と衝く議論にも一定の妥当性があるとは思いますが、戦史とは特に後世から見た場合、そういったある種のエンタメ性をまとうものであるのも事実であったりします。 さて、そこで南北戦争なのですが、やはりこれはそれなりに“面白い”ものです。この戦争は当時のアメリカの産業革命と並行して起こったものであったため、戦場にはライフル銃や機関銃、潜水艦、熱気球、装甲蒸気軍艦、電信��ど、それまでになかった数々の新兵器が投入され、戦いの常識というものを大きく変えていきます。それ自体がひとつの面白さを感じさせるものですが、これら新兵器はナポレオン戦争時代に完成した、当時の戦術の常識を一気に覆してしまい、将兵たちは正に闇夜を手探りで進むがごとく、すさまじい流血のなかで必死に“誰も知らなかった新しい時代の戦術”を戦場という現場で構築していきます。 政界もまた、国家の分裂という未曽有の事態の中で大混乱に陥り、その状況下で現れたエイブラハム・リンカーンという、まともな学歴もない野生児のような男が、大統領として苦心しながら国家を何とかまとめ、率いていきます。 南北戦争の魅力とは、いわばこういう“カオス”のなかで人々が苦悩し、苦闘し、その葛藤から“新時代の光明”が少しずつ差し込んでくるというストーリーです。そして、その光明は決して神さまや王侯貴族のような存在が上から与えてくれたのではなく、共和政国家アメリカの人民の、血と汗の結晶として形成されていくものなのです。南北戦争史の魅力とは正に、こうした意志ある人民たちが織り成した、巨大な群像劇の持つ魅力です。 しかしながら、冒頭でも書きましたように、こんな面白いものがなぜか日本ではよく知られてこなかった事実があります。私は物好きな仲間とともに「全日本南北戦争フォーラム」という団体を組織し、細々と日本でこの南北戦争の歴史について学び合い、語り合ってきた人間なのですが、本当にまず、南北戦争について書かれた日本語の書籍というものが少ない。特にどうしても研究者系統の方々が書いた本は、人種問題やアメリカの地域性などについて“大真面目”に分析する、よくも悪くも詳細な研究書がほとんどです。 というわけで今回、版元さんとも協力し、まずは多くの日本人に「南北戦争の“面白さ”」を知ってもらうための簡略な概説書として、本書を書いてみたという次第なのです。ありがたいことに発売以降、好評を博しておりまして、すでにこの出版不況の中で重版も決定しました。ただ、それはやはり南北戦争という“素材”がいいからです。この歴史事件は、単純に“面白い”ものなのです。いま、トランプ前大統領の動向などとも合わせて「アメリカの分裂」などといったキーワードとともに南北戦争を語る向きが増えていますが、これはたまたまのことで、本書は別にこの時期を狙って出版が企画されたものでもありません。本当に単に、多くの日本人の皆さんに、アメリカ南北戦争の概略というものを、日本語で簡略にざっと示すために書かれた、歴史読み物です。 いい意味でも悪い意味でも本書は簡略な概説書で、また“お勉強”をする本でもありません。まず、ちょっとでも興味のある方に手に取っていただきたいと思います。本書にはその性格上、意を尽くせていない、不完全な部分も多いと思います。しかし、まずざっと本書で南北戦争の概略を���かんでいただければ、それこそ『風と共に去りぬ』や『若草物語』、また西部劇映画などが、新しい側面を大いに見せてくれるのではないかと思うのです。そしてまた、本格的な研究書や洋書に挑んでいただく前の、ひとつのステップとして機能してくれるのではないかとも思うのです。 時勢が時勢ですので、本書の発行後、私は版元さんに請われて、トランプ前大統領の動向と関連付けた下記のような本書の紹介文を書くこともしました。
https://fujinkoron.jp/articles/-/3187
ただ、本稿で強調しましたように、南北戦争とは独立してただ“面白い”ものです。そこにいろいろな深刻な問題が絡みついている歴史事件であることも事実ですが、ライトに“面白がって”も、十分に楽しいものなのです。ゆえに本書は、本当に予備知識なしに、気楽��読めるような構成、文体を常に意識しながら書いたものです。いまのところ日本人がよく知らない、世界の“面白い歴史”に少しでもご関心があれば、どうぞ手に取っていただきたい本だと思っております。 そういうことで、どうぞよろしくお願いいたします。
※『南北戦争 アメリカを二つに裂いた内戦』は下記、アマゾンの商品紹介ページから購入できます。 ↓↓↓↓↓ https://www.amazon.co.jp/dp/4120053709/
2021年1月26日 小川 寛大
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後藤洋央紀がNEVER無差別級王者KENTAを止めた新NEVER無差別級王者となる
後藤洋央紀がNEVER無差別級王者
G1クライマックス29に電撃参戦した。
元プロレスリング・ノア元WWEのKENTA
飯伏幸太、棚橋弘至を撃破
一気に優勝戦線へと思いきや
後半失速
柴田勝頼から恩恵を受けたKENTAであったが
自ら生き残る道を選択、バレット・クラブへ加入
柴田勝頼を裏切った。
因縁ができたCHAOS石井智弘が保持していた
NEVER無差別級王者に挑戦ベルトを奪って見せた
その後CHAOSの石井、YOSHI-HASHI
と防衛を行うもバレット・クラブの介入
反則まがいで防衛を繰り返す
一方後藤洋央紀は、2冠闘争に名乗り
G1クライマックスで撃破したジェイ・ホワイトの保持するインターコンチネンタルに挑戦するも
KENTAの乱入でベルト奪取ならず
そこから後藤洋央紀がKENTAを付け狙う
KENTAも後藤洋央紀を小馬鹿にした発言を繰り返し
試合そっち…
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聴講メモ 情報ネットワーク法学会第18回研究大会1日目 #inlaw #inlaw1 #inlaw3 #inlaw5
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:http://www.in-law.jp/taikai/2018/index.html 日 時:22018年12月8日(土)11:50~18:20 場 所:立正大学品川キャンパス
研究大会の前に学会総会が行われた。第19回研究大会は来年11月2日(土)、3日(日)に大阪府内にて開催予定。
※発表者敬称略
【開会挨拶】 情報ネットワーク法学会理事長 中川 裕志
技術系の出身。工学部出身で人工知能の研究、テキスト処理をやってきた。10年ほど前からプライバシー保護を研究対象に。技術だけでは足りず、法律も必要と感じた。理研 革新知能統合センターで研究に携わる。総務省、内閣府で仕事。
人工知能、生命科学等の研究で、人間の自由意思の存在について疑義が呈されるようになってきた。人間はアルゴリズムであるとの主張も。人間中心の法体系とどのようにすり合わせていくか。
【開催校挨拶】 位田央 立正大学法学部長
本学は開学より146周年になる。2年後にはキャンパス再開発事業が完了する。
【基調講演】 情報ネットワーク化の進展とプライバシー・個人情報保護論議の展開 堀部政男 一橋大学名誉教授
19世紀末から現代まで8期に大きく分けて考えられる。第4期では1980年のOECDガイドライン採択、欧州評議会の条約採択というトピック。第5期1990年代には欧州のデータ保護指令、国連のガイドラインなど。日本では1988年に旧行政機関個人情報保護法ができたが、民間を律するのは第6期2000年代の個人情報保護法。 情報ネットワーク法学会は2002年設立。世界人権宣言70周年、第12条でプライバシーという言葉が使われている。表現の自由に関する19条もあり。 情報ネットワーク化の進展と法的対応のうち、現法体制内対応論に”プライバシー外交的”対応論。 欧州評議会条約第108号諮問委員会に日本はオブザーバー参加。 1982年、当時の行政管理庁プライバシー保護研究会で立法化の提案。 日本では1980年代から自治省個人情報保護対策研究会。1985年に総務庁 行政機関における個人情報保護研究会。 住基台帳NW訴訟は全国で54件、最高裁は合憲判決、但し高裁レベルでは違憲判決も。 第6期2010年代には個人情報保護法の改正論議が出てきた。 EUから十分性認知に基づいて移転した個人データの取扱いに係る規律を定めるガイドライン案 日EUの個人データ移転枠組み構築最終合意2018年7月17日 第40回コミッショナー会議サイドセッションでもスピーチ 今月中に欧州委員会の十分性認定に結論が出るか?
第1分科会 12月8日(土)13:30-15:00 会場9B21 #inlaw1 【プロバイダ責任制限法研究会:ブロッキングを巡る議論とプロバイダ関連訴訟】 主査:板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師)
登壇者: 中澤佑一(弁護士 弁護士法人戸田総合法律事務所)司会 壇俊光(弁護士 北尻総合法律事務所) ブロッキング ブロッキングを巡る議論とプロバイダ責任制限法・総論
2つのブロッキング 4・13政府決定とこれに基づく民間事業者の自主的取り組みとしてのブロッキング いわゆる忖度ブロッキング 立法ブロッキング
海賊版サイトは日本の著作権法上違法なのか? ほぼすべての海賊版サイトはリーチサイト リーチサイトが著作権侵害かは不明 リツイート裁判 ロケットニュース24事件 海外サーバーで海外事業者が運営している場合
ブロッキングの対象は何なのか?
大規模サイトにはCDNに対する法的措置で足りる
電気通信事業法とDNSポイズニング 知得、窃用
補充性の要件とLRA
ブロッキングは妻の妊娠中における飢餓による窃盗よりも緊急?
ほかに手段があるか無いかはスキルのある弁護士を基準に考えるべき
米国subpoenaを用いた手続き 日本のプロ責は使いづらいのは事実 プロ責の見直しが本筋
米国に比べると 開示範囲が限定 開示拒否に対するサンクションのなさ 現行民訴は匿名訴訟ができない 公示送達の問題 非開示免責
民訴は相手方をはっきりさせなければならない 外国における送達は時間がかかる 民事保全法も大変 保全命令を当事者に送達するのに数か月かかる
ブロッキングの議論はプロ責と民訴法の出来が悪いから必要性が論じられている
神田知宏(弁護士 小笠原六川国際総合法律事務所) H29Google裁判の射程 送信防止措置依頼としてのブロッキング請求の体系的地位 最決H29.1.31の運用結果と射程
判事2353号判例評釈708号 多額の負債:認容 4年、示談して不起訴:認容 つつもたせ被害による風評:認容 元AV女優身バレ事案:認容
犯罪報道の削除には高いハードル 東京高判290629 12年オレオレ詐欺 棄却 最決不受理 東京高判300125 11年歯科医師法違反 棄却 最決不受理 東京高判301109
東京高決H300810(犯罪報道だが認容) 不起訴処分 今後起訴される現実的な可能性は事実上ない 法律上は無罪推定だが現実的には有罪の嫌疑を抱くものが多く名誉や信用が毀損される 伝達範囲は限定的であるとはいえ、具体的被害の程度は大きい
名誉毀損の検索結果削除 射程外? 東京高決H291030 係属中 東京高決H300420 抗告不許可 加重不要 リンク先は読まないとの規範を示し、グーグル側が大いに引用中 高判H300823 上告中 検索結果の提供の差し止めは、事前抑制であることの性質上(もう提供されとるが…) 最高裁S61判決が判示する要件が基本的に妥当(北方ジャーナル事件)
ツイッター・コンテンツプロバイダへの波及(グーグル基準の採用)
東京高決H290810(平成29年ラ1184号) グーグルと同じ基準を採用 抗告許可申立て理由
預金保険機構 振り込め詐欺救済法27条 解釈と運用変更により、削除要件が定められた
吉井和明(弁護士 弁護士法人ALAW&GOODLOOP) オンライン地図サービスに付随するレビューに関するプロバイダ関連訴訟の動向
Googleマップ口コミ機能 口コミはログインした上で投稿
口コミの閲覧を目的としないものに対しても、評価を晒されることになる 実質匿名投稿になっている
Googleマップ上の施設は、他人が登録することができる 位置情報や店舗情報が投稿内容が正しいものである限り、他の要素が無ければ削除は難しい
法的問題 内容が抽象的 反真実性を示すことが難しい 口コミが存在する限り、被害が刻々と発生する
Google側の主張H29年決定の「明らか」基準適用の素地 公共性 口コミ全体の話 媒介者 単なる媒介者ではない 投稿者の反論の機会 大部分のコンテンツプロバイダで々 萎縮効果 裁判所の特定の決定
利用者側敗訴判決ばかり裁判所に顕出される問題 訴えられる側の企業には情報の蓄積があるが、裁判所や地方の弁護士にはない 裁判所に提出されるのは、企業側に有利な裁判例だらけになっていく
弁護士唐澤貴洋 ログインIP訴訟事例
なりすましアカウントによる有名人の訃報をツイート ツイッター社から特定の時間帯のログインIPアドレスの提供を受ける ログイン時IPアドレスに関する氏名等の情報はプロ責における発信者情報に相当するのか 被告 開示請求の対象となる「当該権利の侵害に係る発信者情報」は侵害情報に係る特定電気通信の家庭で把握された発信者を識別するための情報を意味すると解すべきである
裁判所の判断 ログイン情報から、当該ログインに係る発信者��侵害情報の発信者であることが推認される場合があり、このような時には、当該ログインに係る発信者情報は、法4条1項の発信者の特定に資する情報に当たると解することができる
本件契約者がな���、匿名化担保されていたことを知り得るのか
異なるプロバイダを経由して同一のIDにログイン 裁判所は不自然と。
パネルディスカッション
な プロ責実務、どの辺がきついのか
か 発信者情報目録が難しい。何を開示しろというのが。コンテンツプロバイダの住所氏名開示を請求すればいいというのは分かったが、住所氏名が何と紐づいているのか分からない。クラウドフレア目線で分かるようにしないと。主文の書き方も難しい。
だ とりあえずやってみるのが良いのでは。
か 裁判所はこちらが言った内容でクラウドフレアに送ってくれるかもしれないが、受けとった側が納得しないとどうしようもない。
よ 民訴にも難点。管轄の問題。プロ責はプロバイダの所在地が管轄になることが多い。地方でやると変な判断が出ることもある。匿名訴訟ができれば民訴で解決できる部分もある。送達に時間がかかりすぎて、依頼者の被害拡大も。
か 弁護士会照会で開示してくれるという話があるのだが。ログインIPの問題が出てくるのがおかしいのではないか。事業展開の中で発生したトラブルについて、応分の負担で開示できるようにするべきでは。
だ 発信者情報開示は東京、削除は大阪と分かれてしまう。Googleの責任を問わなければ情報を開示すると言われる。
な 海外からの資格証明取り寄せが訴訟費用にならない。翻訳費用も馬鹿にならない。間接強制絡みで海外事業者が保有の有無を照会しても回答してくれない。回答義務があってもいいのでは。 匿名訴訟の話だが、仮名、例えば口座番号等で照会を同時にかけるという手段では?
だ 民訴規則を変えれば行けるのではないか。
な 何も書かないのか?
だ 住所不明、氏名不明で訴訟できれば、裁判所が開示命令を出してくれる。
か 判決までに何らかの手段で確定できればいいという話なのか?
だ 一番のメリットは開示される内容が限定されていない。訴訟の補正で対応できる。
か 通信の秘密の侵害にならないか
だ 違法性阻却になるのでは。
よ 無駄な訴訟をしなくて済む。プロ責で開示請求をすると権利侵害等の申し立てをしなければならないが、それは本案と同じ内容になる。本来なら言わなくても済むことを言わずに済む。
か 被害を受けた人が自分の名前を出して訴訟しなければならないという点を改善できないのか。発信者情報開示で原告の名前を晒す意味があるのか。
よ 判決を何らかの形で共有できないだろうか。
会場 開示に当たって同意書を求めるのは酷い。発信者情報開示ガイドラインではそのようなことを言っていない。対クラウドフレアについては技術的なことを相談する相手が原告側にいないのか。
だ このような分野は実質3人に情報が集約されている。(だかよ)
よ 未経験者に手取り足取り教えるのは難しい。
か 教えてくださいコピーください的な依頼がくるが多忙を理由で断ってる。
よ 変な判決が出てくるとこちらの首が締まるので、難しい。
か ツイッターにIPアドレスださせるのに訴訟でやっている例があり、仮処分ではないのかと疑問。
よ 仮処分と本訴の選択だが、どのように考えるか。
か 本案訴訟にすると違法性阻却事由を出さなくていいのか?どちらでも要件事実が変わるわけではないと主張しているので、本案であっても主張がいるのでは。
よ 立証責任の問題
か Googleだけは起訴命令を送ってきてくれるので、本案訴訟しているが、基本はあまりしない。
だ 担保の問題をクリアすれば仮処分の方が簡単。掲示板でスレごと消したい場合は仮処分では対応していない。
第3分科会 12月8日(土)15:10-16:40 会場9B21 #inlaw3 【システム開発プロジェクトの中止〜その手法とタイミングの見極め〜】 主査:伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 登壇者: 伊藤雅浩(弁護士 シティライツ法律事務所) 影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所) 訴訟ではベンダ側、相談は発注側が多い 大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所) データの利活用、サイバーセキュリティ等が多い 杦岡充宏 ITコンサルタントで実務者としての立場。
スライドシェアに資料はアップしてある。 リンクは https://masahiroito.hatenablog.com/entry/2018/12/07/170739 にあり。
システム開発は未だ失敗が多い。 ヤバくなった時に、どうやって撤退するのか。どこだったら引き上げられるのかが現場としては悩みどころではないか。
ユーザー 早く損切りしたいとか、自分達の責任も感じたりとか。
ベンダ このままだとメンバーが潰れる 被害を最小限にして撤退したい 「中止提言義務」?
紛争の予防・早期解決の観点から、中止することの法的根拠、リスクを整理し、実務にフィードバックする。
影島広泰(弁護士 牛島総合法律事務所) ユーザ(発注者)から見た論点の整理
ユーザ側の法的主張 債務不履行 履行遅滞 催告するか 悪化しないか? 履行期よりも前に主張できない 信頼関係の破壊 履行不能 物理的/技術的不能 社会的不能 債権者がプロジェクトを注視するといえば、履行不能なのか ユーザ側が変えたいと思っている 受領拒絶? それは債務不履行で言う「不能」なのか 「不能」と「帰責性」の交錯 追加仕様がてんこ盛りだったら? ベンダ側に帰責事由の不在を立証させる 付随義務違反(PM義務違反)
瑕疵担保責任 完成しているので請求権は発生
ベンダ側からの反訴リスク 中止した場合の残額支払 追加コスト
注文者解除の損害倍書請求 641条の(任意)解除ではないと認定してもらえるような内容証明を作る必要
532条2項 債権者の責に帰すべき事由 不況に伴う業務縮小 カスタマイズ費用の増大
商法512条
黙示の合意 認定されるだけの事実関係の存在が必要 説明したか 指示があったか、それが追加であることを知っていたか
ユーザ側のプロジェクト管理(協力) ベンダ側のPM義務違反の時期を、なるべく遡らせる 瑕疵担保責任が認められたフェーズよりも前のフェーズの個別契約は、相当因果関係なしとして損害賠償の対象とせず 「相当因果関係」 スルガ銀行事件 ある時点での不法行為
「検収」
一括契約はユーザ側にリスクあり。多段階契約はリスクコントロールしやすいのでは。
大井哲也(弁護士 TMI総合法律事務所) ベンダ(受注者)から見た論点の整理
履行遅滞は認められないことが多い 履行遅滞はユーザの追加要望に従ったもの
PM義務違反 ユーザがシステム機能の追加や変更の要求等をした場合で、当該要求が委託料や納入期限、ほかの機能の内容等に影響を及ぼすものであった場合等に、ユーザに対し適示その旨説明して、要求の撤回や追加の委託料の負担、納入期限の延期等を求めるなどすべき義務 要求の撤回、追加の委託料の負担、納期延長の申し入れがあったかによる
瑕疵担保責任に対する反論 システムの完成があったか? 民641条 債務不履行解除崩れの注文者解除 注文者に対して不要な仕事の完成を強制することはなく、かつ社会経済的見地からも不当 注文者に損害を賠償してもらえれば請負人に不利はない
損害賠償の範囲 すでに支出した費用 逸失利益(報酬-下請費用) 完成が前提 介助によってベンダが逆に利益を得ている場合は「損益相殺」
意思表示の転換 ステアリング・コミッティの必要的アジェンダ システム開発基本契約及び個別契約の変更等を必要とする理由、変更提案書の提出の有無 変更管理手続き 変更提案書を提出し、かつ、次の事項を記載した書面を甲府 費用、スケジュール、その他変更が本契約及び個別契約の条件に与える影響 協力義務違反の証拠化 Redmineを使う 誰が相手方にボールを返していないのか
杦岡充宏 事例紹介
課題管理はプロジェクト完成の基本条件。 課題管理とリスク管理をセットで。
ケース 販売管理システムを請負で構築。ホスト→webベースへ。 現行システム機能をWebベースのシステムに単純移行 内容は1日間のヒアリング内容を基に提案し合意
結果 4か月が4年半に。ベンダは完成したと主張。
要件定義の段階で多くの追加要件の存在が確認され、当初計画と費用では実現不可能なことが判明 7か月で大体ソリューションを検討し、4か月の追加を提案 設計と開発を並行して行い、更に4か月の遅延 追加がぼこぼこ出てくる ベンダの主担当が産休に入る 納品後もユーザの指摘が継続し、ベンダも対応を継続した挙句、ユーザは検収を拒否
ベンダに ない袖は振れぬ やらないことを決めろ! ユーザの言いなりになるな!
期待値コントロール大事 適正なところに戻す
ディスカッション
い この場合の解除にどのような問題があるか
か 最終バージョンに書かれた仕様が満たされていないのであれば不履行
お 変更対応がトレースされているはず
い ユーザはどうすべきだったか。
す ユーザから辞められるタイミングもあったのでは
か 代替検討の時は難しいだろう。その後の提案に沿った開発が不調であったのであれば、そこで解除すればすっきりしていたのでは。
お 設計・開発・テストが基本設計で終わった段階で実現可能性を疑うべき。ここで合意解約の打診をし始めてもいいのでは。
す 4か月を守れなかった時点で契約解除はできないのか。
か ユーザ側に問題があったのでは。現場の意見をきちんとまとめてベンダに伝えることができていたのか。となると、債務不履行解除は難しいのではないか。
お 使用固めの段階でキャッチボールしており、ここで債務不履行主張は難しい。
い 定期的に打ち合わせ等をやっており、延期の合意があったと主張したらどうなるか。
か 納期と履行期の関係は難しい。定められている納期の日にカットオーバーにどれだけ意味があるか。
お 黙示的な納期の延長合意がなされているとみなされるのでは。
い あとこれだけあれば対応できるといえば遅延ではないのか。
お それも危険がある。
い ユーザ側からベンダ側の能力不足をどうやって立証するか。
か 基本的なミス、納期遅延等の積み重ねで立証。
お 完成度の立証を裁判官にするのは難しい。数量基準で定量的に示す。
い 証拠化はどうすればいいか
す ドキュメントのレビューと指摘内容をしっかり記録する。
い 最終の交渉でユーザ側はどうすべきだったか。
か 解除すべきだったのでは。要求をきちんとまとめられておらず、反訴リスクが高い。
お 課題の棚卸をして、多くの課題が未着手、あるいは内容不十分であることを記録しておかないと、ユーザの検証不足となるのでは。
す 交渉せずに引き上げることはベンダの不利になるのか。
い 信頼関係の破壊を解除理由にしてくるのではないか。
お 裁判所の見方としては説明なしの撤退はインパクトが大きい。
す 対応を続けるのは未完成であることと同視されてしまうのではないか。それよりも撤退の方がリスクが多いのか。
い それはないのでは。裁判所は技術的な評価を避け、振舞いから両者の関係を見ているように思える。
か 謝らせるよりも事実を認めさせる。
お なぜ謝罪したのかの理由の方が大事。機能要件の充足こそが肝。プロダクトそのものの鑑定をプロにして欲しい。
い 検証は現実的には難しい。
か オンラインゲームの開発である時点での機能を裁判所で見せ��ことがある。下請が元請に請求した事例。
お 医療裁判で鑑定書の合理性を裁判官の目で判断する。システム開発でも意見書を出したことがあるが、裁判官に理解してもらうのは難しい。
す ADRで係争中のケースを見たことがある。フローに沿って見て、一応の完成をしていると判断した。
か ユーザに気をつけて欲しいのは、ベンダ側の内部的なコストが発生しているということを理解して���ないと、本訴、反訴共に金額が大きくなってしまう。
お 紛争の種、芽の段階で法務がどのように関与するか。リーガルがしっかりコントロールしてほしい。
す ベンダはユーザのパートナーである。きつくし過ぎると問題が隠れてしまう。
第5分科会 12月8日(土)16:50-18:20 会場9B21 #inlaw5 【個人情報保護法制『2000個問題』を考える】 主査:岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 登壇者: 岡本正(弁護士 銀座パートナーズ法律事務所) 自然災害と2000個問題
鈴木正朝(新潟大学・教授/理研AIP) 2000個問題最新動向~官民データ活用推進基本法から規制改革答申まで~
湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学) 自治体からの情報提供をめぐる現状:情報提供・情報公開・個人情報の提供・非識別加工情報・官民データの間 板倉陽一郎(弁護士 ひかり総合法律事務所/理研AIP/立正大学非常勤講師) 2000個問題の負の側面:自治体ネグレクト及び自治体の多重事務
お 2000個問題についてご紹介願いたい
す 1800個問題と最初は言っていた。市町村の数がそれくらいだったので。上原教授から広域連合等の存在を指摘され、切りの良いところで2000個に。湯淺先生が実際に条例を集め、上原先生が分析した。 ルールが2000個存在する現状でデータ連携、越境データ、環境が激変する中でルールが2000個存在するのは問題ではないか。
お 実際には2000個では済まないのでは。 西日本豪雨など大災害が続発している。広島の土砂災害の時には行方不明者の発表に3日かかった。その数年後にも県と市でデータの共有をしていない。法律あっても、条例あっても実務の運用がない。
す 岩手日報社が3・11の継続報道をしている。救助復興の時にリアルタイムで情報を共有できず足かせとなった。
お 今年も同じ問題が起きた。ルールの策定を提唱しているが、国は関与できないとしている。法律上はそう答えざるを得ない。最低限のルールが無くていいのか。命の問題を条例の問題としていいのか。安否情報を家族に答えられないところまでもある。
ゆ 自治体が持っている情報を出すのは第三者提供だけではない。観光として公にすることが予定されている情報は除外→定めがない。ウェブサイトに掲載するのが「オンライン結合」になるのか?非識別加工は自治体の手に余るものがある。基準や対象を国が示してほしい。市町村は官民データの作成を義務付けられていない。データの保存規定もない。保存年限のさだまっている文書類は逆にそれを超えてあってはならず、データを作れない。
お 2013年に伊豆大島で土砂災害があった。居所がうつってしまった人に支援を届けるために大島町がトレースしたかったが、手に余る。東京都がやろうとしたが、大島町の条例でデータ結合が禁止されていた。同年に改正された災害基本法で上書きされ、結合が可能になった。
す オンライン結合はお手本から丸写しだが、解釈が分かれている。
い 地域医療連携において、自治体の病院が手続きの煩雑さから連携されないことを「自治体ネグレクト」と名付けた。条例に対応したシステム開発が必要で、病院を所管する個人情報保護条例がない場合もある。医療IDの導入でも自治体の病院が無視される可能性がある。条例はマイナンバー法にも対応しなければならない。法定受託事務だから。加工基準の条文は国だってコピペでやっつけているのに、非識別加工情報が自治体の手におえるのか。
ゆ 地域医療では大きな自治体は連携を自前で構築してしまう。同じ市立病院でも指定管理者がやっているところと直営のところではシステムが違う。指定管理者は処分性はあるが、事業者として民間法の個人情報保護法がてきおうされるとかんがえられる。直営は条例。
す 病院は私立病院の方が圧倒的に多いが、難病等については公立病院がネットワークを作っている。指針の方が緩いが、真面目なところは条例に対応しようとする。
ゆ 真面目なところほど苦労する。
す 国立大学法人、公立大学、私学でデータ連携が難しい。データの足回りの悪さをどこまで放置するのか。告示で法律、条例を上書きしようとする国が十分性認定と言えるのか。
ゆ 個人情報の定義についての教材にも間違いがある。
お 学術除外の条項が10以上の県の条例にはない。
す 医療分野だと3000個問題、倫理審査会の数。
い 例外事由は予算も人もつかない。最小限のところが同じなら、解釈も共通で使える。さいたま市と千葉市で、そんなに地域の実情が違うのか。港区と渋谷区でそんなに違うのか。
す 個人情報保護法5条に「地域の特性」の文言がある。上乗せ横出し条例で対応可能な中身が殆どなのに。
ゆ 「地域の特性」というのは、先進的な自治体への配慮や、現代も深刻な同和問題、宗教団体等の問題があるが、殆どの場合は上乗せ横出しで対応可能。
す JILISで開示をかけた資料を見ると、過去の経緯を尊重する意味であって、「地方自治の本旨」がもとではなかった。
お 地方自治の人は実際にはどう言っているのか。現場の判断になってしまう。要支援者名簿に載っているのは同意した人だけ。
す 国会では2000個問題の解決の必要性は認識されている。官庁でも課題となっている。自治側からは県域構想が出てきている。自治体の在り方を憲法レベルで検討する動きはすでに出ている。基礎自治体単位の条例が維持できるのか。
お 官民データ活用法19条には国の政策と自治体の政策の整合性について記述されている。災害、医療、福祉の側面から考える必要がある。
す 丁寧に特別法を作ればいいのではないかという反論が想定される。一般法レベルで土台に手を付ける必要があるのかと。
お 災害時の弱者名簿は事前に共有する必要があるが、この部分は自治体任せになっている。消費生活上の弱者リストもあるが、協議会とリストを作って保護するのは自治体任せ。困窮者の自立支援も協議会が必要。これを全部やるのか。特別法をいくら作っても漏れは出る。
ゆ 非識別加工情報が官民データみなされてしまったので、各自治体は基準も何もなし、徒手空拳で非識別加工情報を作らなければならい羽目に
い 非識別加工情報についてだけ立法しても他はほ��たらかしではしょうがない。3年に1回しか協議会を開催しないのでは知見なんか貯まるわけがない。都会の自治体だけ呼んでどうするのか。新宿区だってやらかしている。
お 新宿区ですら消費者安全確保地域協議会が無く、いきなり区議会で審議にかけられた。
い 普通の自治体で普通に運用できるようになっていないのは欠陥だ。
す 個人情報の定義が確定していない、解釈基準にバラエティがある現状で、非識別加工情報の基準を概念として出すことができるのか。
ゆ 国の場合は非識別加工情報は個人情報性が残っているとしている。自治体は情報公開条例における個人情報性を判断しなければならない。加工基準も自分で作らなければならない。
す 基礎自治体の持つ情報は大きいが、手助け無しでいいのか。
ゆ 官民データ作成の義務付けがあるのは都道府県レベルで基礎自治体にはない。
す 出口はあるのか。
ゆ 具体的な提言に入る前に、日本の「地方自治の本旨」はミニマムを定めた方が良い領域と、地方の自主性に任せた方が良い部分に別れることに気がついた。個人情報法制はミニマムを定めた方がいい領域ではないか。
す 憲法と国際連携など課題は山積している。
お 災害救助の主体は都道府県だが、大事な個人情報はどこにあるのか。基礎自治体にある。住民票、障碍者手帳、母子手帳などに眠っている。都道府県の条例で基礎自治体に条例の制定と情報共有を呼び掛けても実効性があるのか。市町村のインセンティブがない。地方自治体個人情報保護法の必要性があるのではないか。
い 犯歴情報は選挙の関係で本籍地市区町村にある。根拠法の明文規定なし。経済活動にも支障が出るのではないか。
ゆ 全国の市区町村の条例を集めたが、収集できなかったところがある。情報公開請求をする必要があったが、住民でなければ請求できない。暴力団の構成員であることが要配慮情報かどうかもばらばら。
す 国会職員と裁判所職員に罰則がない。地方行政文書についても罰則規定を設けるべき。公的部門のチェックの為に個人情報保護委員会は独立性の高い委員会にした。グローバル対応するならプライバシー保護に対応するのはナショナルセキュリティ。
お 震災被害地の復興のための法制を。
会場 法務省にも犯歴データはある。犯歴データが照会できないと困るのは海外人材を採用したり、海外取引があるFinTech業界での採用活動。越境データ問題も絡む。
会場 情報銀行の態様はは共同利用になるのか?民間が経営している情報銀行であれば自治体間で個人情報を共同利用可能か?
ゆ 地方公共団体には民間と個人情報を共同利用する規定がないので、情報銀行の利用自体が無理ではないか。
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2023年7月21日に発売予定の翻訳書
7月21日(金)には20冊の翻訳書が発売予定です。
ビジュアル NASA図鑑 宇宙開発65年の全記録
ビル・シュワルツ/著 岡本由香子/翻訳 ナショナルジオグラフィック/編集
日経ナショナルジオグラフィック社
エキスパートPythonプログラミング 改訂4版
Michal Jaworski/著 Tarek Ziade/著 新井正貴/翻訳 稲田直哉/翻訳 ほか
ドワンゴ
バイオリン狂騒曲
ブレンダン・スロウカム/著 東野さやか/翻訳
集英社
新訳 ナルニア国物語7 最後の戦い
C・S・ルイス/著 河合祥一郎/翻訳
KADOKAWA
ザ・シークレット・オブ・ジ・エイジズ 成功者たちの不変の法則
ロバート・コリアー/著 茂木靖枝/翻訳
KADOKAWA
作家の仕事部屋
ジャン=ルイ・ド・ランビュール/編集 岩崎力/翻訳
中央公論新社
射精責任
ガブリエル・スタンリー・ブレア/著 村井理子/翻訳 齋藤圭介/解説
太田出版
ビリー・ジーン・キング自伝
ビリー・ジーン・キング/著 池田真紀子/翻訳
辰巳出版
マネーセンス 人生で一番大切なことを教えてくれる、「富」へ導くお金のカルテ11
吉田利子/翻訳 ブラッド・クロンツ/著 テッド・クロンツ/著
KADOKAWA
図説 世界の神獣・幻想動物
ボリア・サックス/著 大間知知子/翻訳
原書房
魔女書ものがたり 上
クリス・コルファー/著 田内志文/翻訳
平凡社
中国の情報侵略 世界化する監視社会体制
ジョシュア・カーランツィック/著 前田俊一/翻訳
東洋経済新報社
2050年の世界 見えない未来の考え方
ヘイミシュ・マクレイ/著 遠藤真美/翻訳
日経BP 日本経済新聞出版
スパイダーマン:クローン・サーガ
J・M・デマテイス他/著 ジョン・ロミータ・Jr.他/イラスト 小池顕久/翻訳
小学館集英社プロダクション
ベスト・オブ・キャプテン・アメリカ
ジャック・カービー/著・イラスト ジョー・サイモン他/著・イラスト 石川裕人/翻訳
小学館集英社プロダクション
星をつかんでポケットへ
アイシャ・ブシュビー/著 吉井知代子/翻訳
ほるぷ出版
ユンヌ・アンケット・ア・ロクマリア(仮)
マルゴ・ル・モアル&ジャン・ル・モアル/著 浦崎直樹/翻訳
二見書房
最強AI TikTokが世界を呑み込む
クリス・ストークル・ウォーカー/著 村山寿美子/翻訳
小学館集英社プロダクション
才有る人の物語
オクテイ���ィア・E・バトラー/著 大島豊/翻訳
竹書房
種播く人の物語
オクテイヴィア・E・バトラー/著 大島豊/翻訳
竹書房
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成30年(2018年)6月21日(木曜日) 通巻第5729�� <前日発行> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 華為技術(ファウエイ)の「スマートシティ」システムに潜む妖怪 ネット監視の都市を中国は「安全都市」と呼ぶらしい **************************************** 日本ではまったく伝わらなかった。いや、中国の主要メディアも報道せず、ネットに流れたストライキのニュースは当局がさっさと削除した。だから中国の国民も大規模なトラック業者のストライキがあったことを知らない。 中国ではトラック運転手が連絡を取り合い、拠点は安徽省の合肥と四川省の成都だったが、全国一斉のストライキとなり、波紋が広がった。 これは6月8日の事件で、原因は「ウーバー」への不満が爆発したからである。 何故か? ウーバーはタクシーの空車が近くにいれば、スマホで呼び出せる新しいネットシステムで、日本のように空車が多い国では普及しないが、中国で急成長した。その結果、バイク、レンタサイクルにも及び、ついにはトラック業界にも影響が拡がる。 たとえば荷物がある。出入りのトラック輸送業者より、近くに空車のトラックがあれば、簡単に呼び出して輸送を頼める。つまりダンピングも起こり、業界の秩序と取引慣行までが攪乱される。 悲鳴を挙げたトラック運転手たちが、ネットで連絡を取り合って一斉に同盟罷業を提案し。実際に未曾有のストライキが行われた。 ところがネットを監視している全体主義国家の中国においては、「社会の安定」と「経済発展」が優先され、いかなるストライキも禁止されている。 ただちに当局が介入し、弾圧し、指導者を逮捕する。ストライキ参加者も罰金刑か、あるいは解雇という悲運が待ち受けている。中国共産党というビッグブラザーが禁止していることに刃向かったからだ。 こうした弾圧の先兵として、大活躍し、委細漏らさずに、その監視をおこなう装置がファウェイの通信機器と施設なのである。 だから「スマートシティ」だ。「共産党独裁にとって安全な装置」を張り巡らせた功績がある。監視カメラなどでストライキ参加のトラックを特定し、顔面認識システムは、運転手の顔を割り出す。 弾圧から逃れる手だては望み薄だろう。 ▲ウーバー・ビジネスの殆どを中国共産党系企業が抑え込んだ トラックのウーバー・ビジネスは当初、ふたつの私企業が運営���ていた。 2017年四月に突如、ファンドが買収し、これら二社を合併させて「ムンバン」という会社に統合された。 つまりこの合併は共産党系列ファンドが表向き実行したことになっているが、自転車のウーバーを買収した手口と同じであり、すべてのネットビジネスも国家の監視下におく措置である。 国民に勝手な行動を取らせ、ストライキなど起これば、そのエネルギーは突然、反政府暴動に発展することになり、中国共産党は不安で仕方がないのである。 独裁システムとは、つねに過剰な監視を行うものであり、嘗ての密告制度と寸毫の変化はない。新兵器を用い、ネットシステムさえも、独裁政治の武器化しておこうという思惑からなされているのである。 かくてネットシステムは、中国においては中国共産党の安全のために酷使されるが、国民の安全のためではないことがわかった。 中国ばかりか、ファウェイの通信機器は「スマートシティ・ソルーション・システム」と銘打たれて、ロシア、アンゴラ、ラオス、ベネズエラに輸出されている。 西側は公務員の無駄を削減し、効率を上げるための「e政府」を謳っており、ドイツなどでは一部試験的にファウエイのシステムを導入しているが、米国とオーストラリアは、厳密にファウエイの通信設備、機器、システムの導入を禁止している。 ◇◎○△み○○○○や△○○○ざ□△◇○き◎▽◇□ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 敗戦の直前にすべて焼却処分された筈の「秋丸機関報告書」がでてきた 戦前、陸軍は列強の経済比較を研究し、正確な情報分析をしていたのだった ♪ 牧野邦昭『経済学者たちの日米開戦』(新潮撰書) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 副題に「秋丸機関『幻の報告書』の謎を解く」とあって、これが本書の骨格を示唆している。 「秋丸機関」とは日米開戦を前にして、敵側に回りそうな米国、英国、ドイツ、そしてロシア(ソ連)の国力、その資源、人力、産業のインフラ等を精密に事前調査し、分析し、その国力、戦力を経済の視点から分析し、戦争の勝ち負けを大胆に予測した陸軍の『有識者会議』とでも言おうか。 表向き軍傍系シンクタンクといえるかも知れないが、創設を発案し、学者を動員して組織化した中心にいたのは岩畔豪雄である。 もとより秀逸な官僚だった秋丸次朗を満州から呼びよせ、正確な情報にもとづく情勢判断と戦争の予測を集中して研究させたのは岩畔豪雄だった。 かれの率いた岩畔機関とは、あの時代に「藤原機関」「南機関」とかが軍内に存在したように、諜報謀略機関だ。登戸研究所創設、陸軍中野学校創設、偽札技術の導入と青幇を使っての後方攪乱など、あらゆる日本の謀略に岩畔機関が関与した。 しかしこの秋丸機関は岩畔がつくらせた頭脳集団(シンクタンク)であり、ボスが岩畔だったというアドホックな組織である。 しかもメンバーには裁判で保釈中だった有沢広己や中山伊知郎、竹村忠雄など経済学者が多数、加わっており、その研究成果をまとめたペーパーは、日本の敗戦直前にすべて焼却されたとされた。 ところが、そのうちの一冊が有沢の死後に、かれの蔵書の中から見つかった。 幻とされ、焼却処分された筈の「秋丸機関報告書」がでてきたことは、研究者にとっては朗報である。 この発見で戦前の陸軍が列強の経済比較を研究し、正確な情報分析がなされていたことが分かったからだ。 その時代背景を著者はいう。 「多くの資源を輸入に頼る『持たざる国』日本が経済力を超えた軍事費支出を行うことで経済統制が必要となり、それは日中戦争により一層深刻になっていた。そのために資本主義原理そのものを変革し、公益優先の原則の下で『資本と経営の分離』を実行して私益を追求する資本家から企業の経営を切り離して国家の方針に従って経営する『経済新体制』の実現」が志向されることになる。(42p) なんだか、この表現、いまの中国みたいである。 日米開戦にいたった場合、資源供給はうまく行くのかというシミュレーションがなされた。 「英米とソ連に対して宣戦を布告し南方を占領した場合の経済国力の推移予測(応急物動計画試案)を策定していたが、その結果は鋼材生産額は三分の二に減少し、民需は殆どの重要物資が五割以下に切り下げされるという悲惨はものだった」(66p) ならばと秋丸機関で熟慮された提言とは、次のようである。 「対英戦略は英本土攻略により一挙に本拠を覆滅することが正攻法だが、イギリスの弱点である人的・物的資源の消耗を急速化する方略を取り、『空襲による生産力の破壊』『潜水艦戦による海上遮断』を強化徹底する一方で『英国抗戦力の外郭をなす属領・植民地』に戦線を拡大して全面的消耗戦に導き、補給を絶ってイギリス戦争経済の崩壊を目指す」。 そのうえで「アメリカを速やかに対独戦へ追い込み、その経済力を消耗させて『軍備強化の余裕を与えざる』ようにすると同時に、自由主義体制の脆弱性に乗じて『内部攪乱を企図して生産力の低下及反戦気運の醸成』を目指し、合わせてイギリス・ソ連・南米諸国との離間に努める」(92p) なるほど、合理的戦略だが、机上の空論である。ま、学者の研究と提言というのはいつの時代にもそうしたものだろう。 そして秋丸機関の戦争の結果予測だけはやけに正確だった。 すなわち「長期戦になればアメリカの経済動員により日本もドイツも勝利の機会はない」、ただし「独ソ戦が短期で終われば少なくともイギリスに勝つことはできるかもしれない」(102p)。 さて本書の主人公は秋丸次朗だが、評者(宮崎)から見れば、かれは歴史の駒でしかなく、あくまで中心人物は岩畔豪雄なのである。 ところが本書では岩畔のことは数カ所でてくるものの具体的には殆ど触れられていない。そればかりか「日中戦争」とか「太平洋戦争」とか、左翼用語が無造作に使われているので、その認識の怪しさが伴うのだが、そのことは措く。 岩畔豪雄は昭和の裏面史を知り尽くしていたばかりか、ノモンハンからシナ事変、大東亜戦争の背後で獅子奮迅の活躍をなし、「大東亜戦争」の名付け親でもある。日米開戦回避のために渡米して交渉したのも岩畔だった。 戦後も隠然たる影響力を保持したが、特筆すべきは京都産業大学の創始者であること。 知る人ぞ知るが、京都産業大学は設立当初、受験生の人気が薄く、こんにちの就職率ナンバーワンという現実とは乖離がある。岩畔は、京都産業大学に今日出海、岡潔、桶谷繁雄、村松剛、小谷豪二郎、福田恒存ら錚々たる保守系文化人を教授陣に招いて、刷新を図り、その一番の愛弟子が佐藤政権下で、 沖縄返還秘密交渉の密使だった若泉敬だった。 じつはその若泉の関係で評者も何回か、この伝説上の人物と会ったが、三島由紀夫事件の直前、1970年11月22日に忽然と世を去った。 岩畔には戦後に数冊の著作がある。その代表作が『戦争史論』だ。「昭和のクラウゼウィッツ」とも言われ、学生時代に評者も読んだ記憶がある。 戦後の高度成長をささえた日本経済のエンジン「財界四天王」といわれた鹿内信隆、水野成夫なども、岩畔の弟子筋であり、児玉誉士夫なども、岩畔機関に出入りしていた。 この伝説上の謎の人物、昭和史を裏側で支えた岩畔の評伝を、著者に次回作として期待したいものである。 ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎ ◎◎◎◎◎ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1748回】 ――「支那人は巨人の巨腕に抱き込まるゝを厭はずして・・・」――中野(4) 中野正剛『我が觀たる滿鮮』(政?社 大正四年) △ 「滿洲に遊びて政治經濟を談ずる者、必ず我が都督府、南滿鐵道會社、外務省の鼎立」する「三頭政治」を日本の満州進出にとって最大の障害だと批判するが、奉天での批判が最も激しい。それというのも、「三頭政治」の総本山が揃いも揃って奉天に在るからだ。 先ず「滿鐵の外交機關」である満鉄公所は、「多額の交際費、機密費を費して盛んに活動し、外務省筋の總領事館など眼中に置かざる」の勢いだ。 「支那人も亦日本官省」の尊大ぶった対応を嫌って「一切の交渉を擧げて滿鐵公所に持ち込む」。公所に控えるのは早い時期の陸軍支那通の1人で「敏腕の聞え高き陸軍少佐佐藤安之助」で、問題をテキパキと処理するから、愈々以て「支那人をして領事館を輕」んずることになる。 また都督府は「久しく支那通であるは中外の認むる」陸軍大佐守田利遠を擁している。「参謀本部に直屬して、滿鐵を冷笑し、總領事館を愚弄」する守田だが、実際に現地社会に入り込んで「適切なる調査」を重ねる点では彼の右に出る者はいない。 その点、「彼の巡査探偵等の怪しき報告」や「如何はしき新聞の切抜きなどを以て、表面の責任を果さんとする外務省系などゝ比較すべくもあらず」。昔も今も「如何はしき新聞の切抜き」・・・嗚呼。 総領事館は「民間受けの惡しきこと第一」ではあるが、満鉄のように「金錢を使ひ、大旦那然として支那人に接す」るほどの活動資金を持たない。都督府(参謀本部)のように「知識ある将校を處々に配布して、實際の調査をなさしむ」わけでもない。つまり「獨り領事館は滿鐵の金なく、参謀本部の人なく、動もすれば國民嘲笑の標的となりながらも」、なんとか「支那官憲を抱き込」もうとするが、本省は「例により愼重なる審議中とのみありて、何等の斷案を下さしめざるを常とす」。ここでも昔も今も優柔不断・・・嗟噫。 たとえば「南滿洲の利源を擔保として外國の借款を起こすは、我國将來の大陸政策に累を及ぼす事言を竢たず」。そこで「無能なりと稱せらるゝ我總領事」だが、関係各機関に掛け合って日本に有利に事を運んだが成約に至らなかった。外務本省は尽力したが「大蔵省の反對」に遭ってしまって計画は頓挫。閣内不一致なら「其責は直接山本首相にあ」るはずだが、非難されるは外務省であり出先の総領事館だ。金欠症は外務省の業病・・・嗚呼。 結局、鼎立する3機関のなかで総領事館が無能呼ばわりされるのは、「其本元たる参謀本部と、滿鐵と外務省との中に於て、最も外務省が無能なるに因れり」と。そうか、この時代、すでに国益毀損の要因は「最も外務省が無能なる」がゆえだったのか。呆れ果てた外務省の伝統といっては、はたまた言い過ぎか。いつから無能になったのか。 満州における三頭政治とは言うが、「都督府は領事を壓せんとし、領事は都督府に拗ねんとし、而して滿鐵は又都督府と領事とを無視せんと」しているのが実態だ。つまり関係機関相互に「適當なる聯絡なく、各自の計畫互いに齟齬矛盾して、我大陸經營の妨害となる所以のものは、我中央政府に定見なく、各省を統一して、一大方針に向つて進ま」せることが困難になっている。 「無定見、無方針、不統一」ではあるが、一たび政府が根本方針と確立したからには「各省及び其關係機關をして違ふあるを許さゞらしめば」、三頭政治を超越する統一した満州政策が実行できるはずだ。 なにやら、ここにみえる中野の指摘は「我中央政府に定見なく、各省を統一して、一大方針に向つて進ま」ない現在の日本における対外政策にも通じるように思える。だとするなら、これはもう特定の時代にのみ発生した問題というよりも日本政府のみならず、その政府を支えるべき日本人の振る舞いに起因すると考えざるを得ないだろう。 中野は日本政府が「無定見、無方針、不統一」だからだけでなく、「關東州及び滿洲」が「支那の領土にあらず、又日本の領土にあら」ざるから国益を守れないとも訴える。
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《根底には植民地支配をしたことが悪いという歴史認識がないことがあります。ドイツに行くと、ナチスの残虐な行為に関する記念館が今も新しくできており、次の世代に伝える社会の努力の表れだと思います。「慰安婦」問題も「徴用工」問題、植民地支配も繰り返し日本社会が反省し、共通の歴史認識を持ち、次の世代に伝える努力が不可欠です。》…👍👍👍👍👍
2021焦点・論点 「慰安婦」告発30年 どう解決 2021年8月19日【3面】
1991年8月14日に金学順(キム・ハクスン)さんが元日本軍「慰安婦」だったと初めて告発してから今年で30年となりました。告発を受けて日本政府は「河野談話」(93年)で「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題」として、おわびと反省を表明しました。
2015年の日韓合意を受けて、安倍晋三首相(当時)は「最終的かつ不可逆的な解決」だとして幕引きをはかりました。しかし問題は解決せず、18年には元「徴用工」らへの賠償を日本企業に命じる韓国大法院判決をきっかけに、現在は戦後最悪と言われるほど日韓関係が悪化しています。
「慰安婦」問題の解決や日韓関係の改善のためには何が必要か―。識者に聞きました。(斎藤和紀)
弁護士 大森典子さん 性暴力許さぬ社会つくる 金学順さんをはじめとする「慰安婦」の方々のカミングアウトは、性暴力を許さない社会をつくりだす原動力になったと思います。
敗戦後の東京裁判では、元「慰安婦」や性暴力を女性の人権侵害として処罰する発想はありませんでした。当時は戦争が起これば強姦(ごうかん)があっても仕方ないというのが一般的な認識でした。
それに対し、「慰安婦」問題を裁いた2000年の国際女性戦犯法廷は、戦時性暴力を扱わなかった戦後の国際秩序に挑みました。近年、国際社会で戦時性暴力を許さないのが共通の規範意識となったのは、元「慰安婦」の方々の貢献も大きかったでしょう。国際的な人権意識の高まりの中で、日本でもフラワーデモなどで性暴力被害を告発する流れを生みだしたと思います。
一方で、菅義偉政権は強制連行を連想させる「従軍慰安婦」という用語は使わないと閣議決定し、日本軍とは関係のない「売春婦」だと印象付けようとしています。日本政府は国連人権理事会の理事国ですが、国連から「慰安婦」を含め人権に関する勧告を何度受けても、無視・抗議を続けています。「人権鎖国状態」であり、こうした姿勢を許さないよう市民社会が圧力をかける必要があります。
「慰安婦」や「徴用工」の問題で安倍・菅政権は上から目線で韓国の方から解決案を持ってこいという態度をとっています。根底には植民地支配をしたことが悪いという歴史認識がないことがあります。ドイツに行くと、ナチスの残虐な行為に関する記念館が今も新しくできており、次の世代に伝える社会の努力の表れだと思います。「慰安婦」問題も「徴用工」問題、植民地支配も繰り返し日本社会が反省し、共通の歴史認識を持ち、次の世代に伝える努力が不可欠です。
東京大学名誉教授 和田春樹さん 「誠実な謝罪」こそが必要 金学順さんの家を訪ねたのは1996年のことでした。私は当時、「慰安婦」犠牲者に「謝罪と償い」を届ける政府設立の財団法人「アジア女性基金」の呼びかけ人として、事業の説明に行ったのです。金学順ハルモニ(おばあさん)は毅然(きぜん)とした威厳のある方でした。「償い金」を政府が支出しないのは謝罪の姿勢が明確ではないからだと考えておられ、基金の事業を受け取らないと断られました。私はわかりましたと言って、帰ってきました。被害者が求めるのは「誠実な謝罪と償い」なのです。
2015年の日韓合意は、当時の安倍晋三首相が「最終的かつ不可逆的な解決」だとだけ強調したので、韓国の世論の強い反発をうけてしまいました。「政府の責任を痛感して」「被害者全てにおわびと反省を表明する」という合意の核心部分が今日まで被害者には伝えられていないのです。政府のお金を被害者に直接出す点は、政府のこれまでの措置を超える前進でした。日韓の市民と政府が長年もみあって得た成果なのです。
「慰安婦」問題の解決には、これまでの努力を生かす行動が不可欠です。しかし、菅政権は「河野談話」を継承すると言うだけで、日韓合意を生かして前に進む気がありません。“悪いのは条約と合意を守らない韓国側だ”“自分で解決する案を持ってこい”という姿勢はあまりに尊大です。
菅首相は15年の合意を再確認し、安倍前首相の謝罪を文書にして、被害者に届けるべきです。日本、韓国は永遠に協力しなければならない関係です。植民地支配に対する謝罪の気持ちを持ち続けなければ、本当の意味での協力はできません。
日本軍「慰安婦」をめぐる主な経過 1991年8月 元日本軍「慰安婦」の金学順さんが初めて実名で告発
93年8月 河野洋平官房長官(当時)が、軍の関与を認めておわびを表明する談話を発表
95年7月 元日本軍「慰安婦」に償い金を届ける「アジア女性基金」が発足
97年1月 歴史教科書の「従軍慰安婦」に関する記述の削除を要求する「新しい歴史教科書をつくる会」が発足
2000年12月 「慰安婦」制度を裁いた女性国際戦犯法廷が開催
15年12月 日韓両政府が「慰安婦」問題の「最終的かつ不可逆的な解決」で合意
21年1月 ソウル中央地裁で日本政府に「慰安婦」被害者への損害賠償を命令
(しんぶん赤旗、2021年8月19日)
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中世社会と現代
中世社会と現代
五味文彦 山川出版
概要
古代律令国家の権力統合の弛緩の中で生まれた中世社会。その政治制度は極めて簡素である。中世国家は人々の自力救済を前提に形成されている。中世の実情を現代の様々な視点から探る。
足元から中世を探る
道 中世の道は古代、近世等と異なり曲がっている。 →ランニングコストを避けるため自然に適応。(権力による形成でない) 守護地頭や地域住民による整備により、紀行文や信仰など、文化的側面を持つ。 道と都市 中世京都は小路が発達。京東部の民間信仰の寺社周辺が繁栄。 小道に沿って家が密集して惣町が形成。 →会合衆、町衆による自治 道と信仰 中世における直線は信仰のラインに見られる。神仏への信仰と共に道が開かれ、文化が成長。 道と勧進 公共事業に於いて勧進上人(聖)が重大な役割を果たす。(最初の大事業:重源の東大寺大仏再興) 以前は国家が担うものであったが、中世権力は経済力に乏しく、人々への仏教信仰心を誘って公共事業が��進された。 権力が何もしなかった訳ではないが、勧進と同形式が取られた。
政治権力
院政と武家政権 中世権力は分権的性格を持つ。国司が地方に下らなくなり、武士が台頭。受領に変わり地方文化・経済で主要な役割。地方政治の中心「館」の主も国司から武士へ。館を中心とする社会を築く。 保元平治の乱で中央への影響。 鎌倉幕府と武士連合 院政・平氏政権は天皇補佐の形をとり、政治を積極的に行わず。 →この分権化に呼応し、武士の要求から幕府が誕生。 泰時の代では評定衆が置かれより分権的性格を表出。同時期御成敗式目制定。 合議と専制 鎌倉幕府:将軍親裁→執権政治→得宗専制 あくまで御家人合議が基本。朝廷権力に干渉せず、御家人間調停を務める。 専制志向(得宗、義教、後醍醐)→瓦解、の流れ。 武家政権は王朝を温存し、その権威に依拠しつつ、政治実権を握って近世まで存続した。 諸勢力が統合的であった後白河院政期から承久の乱後の後嵯峨院政期までに限り、諸権門が分立する中、天皇中心に機能を分担して統合される国家体制(=権門体制国家)が指摘できる。 自力救済 分権化著しい中世では、権力による保証は期待出来ず、自力救済が求められた。(特に訴訟など) 自力救済が前提であればこそ、公正な裁判も期待され、鎌倉幕府は訴訟制度の充実を推し進めた。
信仰の世界
仏教と民衆 白河上皇期に成立した顕密主義は法然らの専修性や民衆的性格に揺らぐ。また禅律主義により相対化され、共存するに至った。 神仏への信仰 飢饉や疫病に対し、神は祟る神・救う神の両義性を帯びる。救う神の側面が仏の化身とされ、神仏習合による本地垂迹説が広がりを見せる。 一揆 神仏への誓約という形で契約団体として一揆が形成される。初期は南都北嶺が神木・神輿を担いで強訴した時期。より広く意識されるのは承久の乱後。この頃になると参加者が平等な意識を持って一味同心する集団が広く見られた。幕府の式目制定も一揆の産物と言える。 一揆は新たな法や文化を創出した一方、排他性も帯びていた。
民衆の世界
惣 田地開発の中心が武士から百姓に移行した鎌倉後期になると、一揆も広く民衆の間に見られ、荘園領主や地頭への抵抗が行われた。紀伊國阿氐河荘訴状はこの時期。 一揆は村の集まりである惣が母体となり、村の成長と共に構成員も拡大。室町〜戦国の戦乱期には徳政を引き換えとした派兵や自検断を保持。 近世の村の源流となる。 戦乱と富の蓄積 長期間全国的に生じた南北朝動乱は中小武士の国人一揆形成を促した。この長期戦乱を可能にしたのは、富の拡散と費用の補充であり、料所を通じた土倉や問といった金融業者の存在が大きい。 戦乱が終結して成立した室町幕府はそこに財源を求め、また貿易利を求めた明・朝鮮との外交も展開。金融資本に依拠した政権の体を示したため、後期の民衆一揆は土倉や酒屋を攻撃対象に、徳政を求めるようになる。幕府は民衆への妥協と金融業者の保護、加えて守護大名の対立のジレンマに駆られ、混迷。 銭の流通と「資本主義」 院政期以降宋銭の大量流入によって貨幣が流通。都市の発展、金融業者、為替の発達と続いた。米と銭の選択が可能。 銭・米・文書への物神崇拝に基づき、「資本主義」が芽生え、近世の経済発展、近代の西洋資本主義の早期受容に繋がる。
地域社会
列島各地に地域社会が形成され、それらが内的・外的交流を経て成長。大陸との関係など国際性も確認される。 中央の三代の院政と奥州藤原氏三代は寺院等のモニュメントによる王権強調や、梁塵秘抄・新古今和歌集等コレクションによる王権装飾といった共通点が存在。
歴史のサイクル
西暦 事項 展開 967 関白藤原実頼 摂関常置、後期摂関政治開始 1068 後三条帝即位 延久国政改革、院政へ 1167 平清盛太政大臣 平氏・鎌倉の武家政権 1268 蒙古の国書到来 東アジア世界の流動 1368 応安の半済令 足利義満の公武統一政権の成立 1467 応仁の乱開始 戦国時代の到来 1568 織田信長入京 統一政権へ 1660 全国市場成立 幕藩体制の確立 1760 田沼政権 近代国家の胎動 1868 明治維新 国民国家の形成
※東アジア世界との連関がみられる
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後藤洋央紀 が蘇るIWGPヘビー級前王者ジェイ・ホワイトと激突!
後藤洋央紀 vs ジェイ・ホワイト
IWGPヘビー級前王者ジェイ・ホワイト
G1クライマックス優勝、NEW JAPAN CUP 3度の優勝を記録する後藤洋央紀
久々に後藤洋央紀にチャンスが巡ってきた。
CHAOAに入って以来IWGPヘビー級から遠ざかっ��いた後藤洋央紀
実力は折り紙付きだが、IWGPヘビー級王座に最も近く最も遠いそんな印象の後藤洋央紀
IWGPヘビー級王座に8回挑戦も1回も栄冠ならずの後藤洋央紀
踏み台をジェイ・ホワイトと決めた後藤洋央紀
ついに後藤洋央紀が動き出す。
ジェイ・ホワイトも再起を狙う
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一方ジェイ・ホワイトもマジソン・スクエア・ガーデンで
オカダ・カズチカに敗戦。
IWGPヘビー級王座から陥落したジェイ・ホワイトもここで負けるわけにはいかない。
したたかなジェイ・ホワイトも後藤洋央紀を倒し再びオカダ・カズチカに立つ…
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文在寅政権が韓国の三権分立を崩壊させた日 「高官不正捜査庁」はゲシュタポか
韓国の三権分立が完全に壊れた。左派の文在寅政権が検察や裁判所を監視する組織を作ることに成功したからだ。左派は司法を掌握し、永久執権を目指す。 鈴置: 2019年12月30日…。100年後に書かれる韓国政治史では「民主主義が崩壊し始めた日」と記録されるでしょう。国会で「高官不正捜査庁」を設置するための法案が可決されたからです。 高級公務員の不正を暴くための捜査機関で、韓国語を直訳すると「高位公職者犯罪捜査処」(公捜処)と言います。2020年7月に設置の見込みです。 問 この新たな機関がなぜ、民主主義を破壊するのでしょうか? 鈴置: 青瓦台が完全に検察を牛耳ることになるからです。高官不正捜査庁の長官は大統領が任命します。法曹資格を持った職員も、多くが左派の弁護士から選ばれると見られています。要は左派政権の直轄組織…手足です。 高官不正捜査庁は政府高官を独占的に捜査する権限を持ちます。今後、検察が高官を捜査する時、高官不正捜査庁に報告する義務が生じます。同庁は検察に対し「自分が担当するから手を引け」と命じることもできます。検察が政権のスキャンダルを暴こうにも、ここで阻止できるようになります。 例えば現在、検察は曺国前法務部長官を捜査し、一部の容疑は立件しています。曺国氏は文在寅大統領の懐刀ですから、韓国では「大統領の犯罪」にまで広がる可能性が取りざたされていました。 でも、高官不正捜査庁の発足後は、検察は曺国氏の捜査を高官不正捜査庁に取り上げられてしまう可能性が大きい。 問 すごい防御兵器を手に入れましたね、青瓦台は 鈴置: 高官不正捜査庁は極めて有効な攻撃兵器でもあります。「政府高官」には検事も含まれます。青瓦台は今後、「お前らを起訴するぞ」と検察に脅しをかけ、気にくわない人を訴えさせることもできるわけです。 問 そんな無茶をしても裁判所が有罪にはしないでしょう 鈴置: 「政府高官」には裁判官も含みます。青瓦台は高官不正捜査庁を通じ、裁判所にも圧力をかけられるようになるのです。 すでに裁判所は左派の強い影響の下にあります。裁判官の多くは「左」です。そのうえ、文在寅政権は最高裁判所の長官に左派として有名な裁判官を任命しました。 韓国政府も「1965年の日韓請求権協定で解決済み」としてきた戦時の朝鮮人労働者の問題で、2018年10月に韓国の最高裁判所が新日鉄住金に対し「カネを払え」と命じたのも「左傾化」が根にあります。 今まででも李明博元大統領、朴槿恵前大統領、梁承泰前・最高裁長官ら保守派が相次ぎ起訴、収監されてきたのです。 裁判所に加え、検察も手中に収めた青瓦台は今後、政権に敵対する人々に対し、思うように罪を着せることができます。三権分立の完全な破壊です。左派の独裁が始まるのです。 問 なぜ韓国は、三権分立を破壊する組織を作ってしまったのでしょうか? 鈴置: 「検察を改革せねばならない」との思いが韓国人に強かったからです。1948年の建国以来、検察は青瓦台の手先でした。大統領は政敵を倒すため、検察を悪用してきました。 検察は容疑をでっちあげて起訴する。裁判所も政権を忖度して有罪にする。韓国では法律は個人を守るものではなく、個人を貶めるために使われてきたのです。 もちろん検察は政権の不正を暴くこともありませんから、権力を握った人々はやりたい放題でした。1976年7月に、自民党を支配していた田中角栄氏が逮捕された時には、韓国人から「やはり先進国は違う」との感嘆の声が漏れたものです。 私がソウル在勤中…1990年前後のことですが「我が国では権力に近くないと、ある日突然に犯罪者にされてしまうのだ」と説明されたものです。 保守政権の手先を務めてきた検察の改革に、歴代の左派政権は熱心でした。保守の人々からも一定の支持を得ていましたが、それはなかなか進みませんでした。敵対者に睨みを利かす道具「無敵の検察」は権力を握った側にとって、便利この上もないからです。 2017年5月にスタートした文在寅政権も「検察改革」を掲げました。初めは「起訴権だけでなく捜査指揮権まで独占する検察の権限を縮小する」「日本のように警察にも本格的な捜査権を与える」といった常識的な線に落ち着くかと見られていました。 それが「検察が諸悪の根源なのだから、検察を監督すべきだ」という主張に変わり、青瓦台の直轄組織として高官不正捜査庁が発足したのです。 「権力の不正を暴く」ための改革が、いつのまにか「権力の不正を見逃す」方向へと180度変わってしまった。「権力の乱用を防ぐ」はずが、「権力を強化する」ことになってしまったのです。
問 何と無茶苦茶な…反対の声は起きなかったのですか? 鈴置: もちろん、保守は死に物狂いで抵抗しました。第1野党の自由韓国党は代表の断食を含め、街頭闘争も繰り広げました。最大手紙の朝鮮日報は連日のように社説で「公捜処はゲシュタポになるぞ」と警告を発しました。 ただ、普通の人の広範な共感は得られなかったようです。政権が「検察改革」との大義名分を掲げたからです。 これまで検察を悪用してきた保守が反対すれば、利権を手放したくないと悪あがきしているように見えて、反感さえ買います。一方、左派の人々は当然、賛成です。保守が独占してきた検察権力を我が手にできるのですから。 問 普通の人が少し考えれば、三権分立の破壊と分かるでしょうに 鈴置: 韓国人は「行政、立法、司法が牽制し合う」という仕組みになじんでいないのです。大統領を出した側が全ての権力を握る、という発想がしみ渡っているのです。 もちろん、権力を獲得できなかった側は激しく政権を批判します。しかし、自分の権利を守るために三権分立、厳密に言えば「司法に期待する」のではなく「権力側に立つ」ことに注力してしまう。 1987年の民主化により権威主義的な体制が否定され、三権分立が謳われました。しかし、それは制度的にも意識の上でも根づいていないのです。 問 普通の人はともかく、立法に携わる人々は三権分立の破壊に危機感を持たなかったのでしょうか? 鈴置: 朝鮮日報の「<記者の視覚>非民主的な民主党」によると、与党「共に民主党」内にも「高官不正捜査庁設置法案」に疑問を持つ議員がかなりいたようです。 自由韓国党が無記名投票での採決を求めたのも、彼らの良心に期待したからでしょう。ただ結局、記名投票となり、与党からの反対票は1票だけしか出ませんでした。 反対票を投じた議員は党内から袋叩きになったそうです。政治家たちは韓国の国益を忘れ、党派の争いに没頭しているのです。 問 「共に民主党」と自由韓国党のほかにも政党があります 鈴置: 野党第2党で中道右派を標榜する正しい未来党、急進左派の正義党、全羅南北道を基盤とする左派の民主平和党、そこから分かれた代案新党などがあります。 「共に民主党」は、これら4政党に2020年4月の国会議員選挙で比例代表の度合いを濃くするとの法案を提示。小政党に有利な新しい選挙法を餌に「高官不正捜査庁設置法案」に賛成させたのです。 「共に民主党」の議席は過半に及びませんから、これら4政党が反対に回れば法案は通らなかった。後世の韓国人は「共に民主党」のあざとさに加え、4政党の身勝手さをも恨むことになると思います。 問 保守はどう対抗するのでしょうか? 鈴置: まず、「高官不正捜査庁は憲法違反である」と憲法裁判所に訴える手があります。憲法にも書かれていないというのに、三権分立を破壊する組織を作るのは違憲だ、との主張です。 しかし、憲法裁判所がこれを認めるかは疑問です。裁判官の多くが左派であるうえ、憲法裁判所の裁判官自身が高官不正捜査庁の捜査対象だからです。 保守にはもう1つ、高官不正捜査庁を防ぐ手があります。発足は2020年7月頃の予定ですから、4月の総選挙で過半数の議席を確保して廃止法案を通すのです。実際、保守は総選挙に全力を尽くす構えです。しかしここで、2019年12月27日に可決した新しい選挙法が効いてきます。 4月の選挙では比例代表の度合いが一気に高くなるため、自由韓国党が過半をとるのは難しくなった。それどころか保守の小政党を合わせても3分の1以下の議席に転落し、左派に憲法改正を許す可能性さえあるのです。 通信社、ニューシスが直近の支持率を基に、党派別の比例議席を推測しました。「新選挙法で各党の議席数の変化は…正義党が『最大の受益』の見通し」です。 それによると、地域区と合わせた全300議席のうち、自由韓国党は現在の108議席より3議席減らした105議席に留まる見込みです。 共に民主党は実にうまく立ち回った。議会で保守を弱体化すると同時に、返す刀で検察を自分の傘下に収めたのです。 「共に民主党」の李海瓚代表はかねがね「100年執権論」を唱えています。左派がずうっと政権をとり続ける、との意味です。司法と立法を押さえ「永久政権」の基礎を築いたつもりでしょう。 問 100年執権とは大げさな 鈴置: 本気です。韓国では、野に下れば権力を握った側にぼろぼろになるまで叩かれる。一度握った権力は絶対に手放せないのです。「韓国歴代大統領の末路」をご覧下さい。「畳の上で死んだ」…韓国ですから「オンドルの上で死んだ」大統領はいないのです。 ことに今、韓国の左右対立は極まっています。文在寅政権は保守を積弊…諸悪の根源…と呼び、徹底的に叩いています。牢屋に放り込まれたのは、2人の大統領経験者だけではありません。 朝鮮日報・楊相勲主筆の「懲役合計100年 『積弊士禍』の陰の理由」によると、2018年3月段階で保守政権時代の官僚ら110人が起訴、60人弱が拘束されました。長官・次官級だけで11人が収監されました。 もし、次に保守が政権をとれば、徹底的にやり返されるのは目に見えています。政権を渡すわけにはいかない。となれば、三権分立などぶち壊しても権力を握りしめるしかないのです。 問 なぜ今、突然に左右対立が激しくなったのでしょう? 鈴置: 文在寅大統領は盟友、盧武鉉元大統領を保守に殺され��と考えています。李明博政権が検察を使って疑惑を捜査し、その圧力に耐えかねて自殺の道を選んだからです。遺恨試合です。 それに加え、北朝鮮要因も大きい。保守は米国との同盟を重視する。一方、左派は同じ民族である北朝鮮との和解を必須と考える。北の核武装を巡り緊張が高まる中、親米派の保守と民族派の左派は妥協の余地がなくなったのです。 問 それにしても韓国で、民主主義が後退するとは 鈴置: 日本では驚きを持って迎えられるでしょうね。1980年代以降、経済成長を果たしたアジアの多くの国で、民主化も進んだ。 このため、民主主義というものは進展するのが当たり前、と多くの人が思っている。それに韓国でもそうですが、日本では左派こそが民主主義の推進役との誤解がある。 でも、民主化は進む一方ではありません。民主主義が後退することだってあるのです。両大戦間のドイツ、イタリア、日本を思い出して下さい。 第2次大戦後の中南米でも民主主義が後退し、独裁体制が相次ぎ登場しました。ちなみに、ベネズエラは左派政権によって民主主義が崩壊しました。 「なぜ、そして、どういうプロセスで民主主義が後退するのか」を研究した本が2018年に出版されました。ハーバード大学のSteven Levitsky教授とDaniel Ziblatt教授が書いた『How Democracies Die』です。『民主主義の死に方』とのタイトルで邦訳も出ています。 ひと昔のように、軍部がクーデターで民主的な政体を転覆し、強権的な統治を布くケースは減った。一方、選挙を通じ誕生した政権が三権分立を破壊しながら…民主主義を破壊しながら独裁政権に変わるパターンが増えた、と指摘しています。最近ではハンガリー、トルコ、ベネズエラがそれに当たります。 問 どんな時に、どうやって民主主義が後退するのでしょうか? 鈴置: 「激しい国内対立が起きた時」と、この本は指摘しています。「対立する勢力を抹殺しなければ自分がやられる」と判断すれば、それが民主的に選ばれた政権であっても、三権分立を壊していくのです。 問 まさに、今の韓国ですね? 鈴置: 『民主主義の死に方』の第4章は、民主主義を崩壊させる3つの手口を、サッカーの試合を例に説明しています。 (1)審判を抱き込む=司法を支配するなど (2)対戦相手を欠場させる=敵対する政治家の逮捕など (3)ルールを変える=選挙区の変更など 文在寅政権は3つの手口すべてを使っています。第9章では韓国を「民主化後にその体制を維持してきた国」の1つに挙げています。この本の次の版で韓国がそう分類されるかは分かりませんか。 問 韓国は、どうなるのでしょうか? 鈴置: 保守が2020年4月の総選挙で勝てないと、議会で高官不正捜査庁を防ぐ手はなくなります。その後は街頭闘争に打って出るしかありません。しかし、それは蟷螂の斧。検察も裁判所も握った左派政権に蹴散らされるのは確実です。残るはクーデターです。 問 アジアのベネズエラになるのですね? 鈴置: ベネズエラでは左派の独裁体制に軍がクーデターで対抗、混乱を深めました。確かに似てきました。左派が中国を引きこみ、保守が米国を頼りにする点でも、韓国のベネズエラ化は進むでしょう。 文在寅政権は中韓同盟を唱えるほど、中国への依存を強めています。 一方、保守は集会で太極旗とともに星条旗を掲げるようになりました。 朝鮮半島の人々は、政敵を倒すためには外国の力を借りることも躊躇しません。民主主義体制を壊す、といった程度では留まらないのです。 韓国の内政の混乱は必ず、周辺に波及します。日本も「韓国人のいつもの内輪もめ」などと、突き放して見ているだけでは済まないのです。
野党の拒否権をはく奪 問:韓国の法治を文在寅政権が本格的に壊し始めたのですか? 答:「政府高官の不正を見逃さない」をうたい文句に,大統領の直轄組織「高位公職者犯罪捜査処(略称:公捜処)」が韓国で近く発足します 独占的な力を誇ってきた検察権力を解体する政策の一環として設立します.が,保守派は左派の新たな権力装置になるとして「文在寅のゲシュタポ」と呼んでいます 公捜処は大統領や首相を含む上級の国家公務員,国会議員,将官級以上の軍人,地方自治体の首長と,それらの家族に対する捜査権を持ちます.さらに長官,裁判官,検事,警察の上級職員と,家族に対しては捜査権に加え,起訴権も持ちます 公捜処の設置法は2019年12月30日,左派の与党「共に民主党」による強行採決により国会を通りました.ところが,保守の野党第1党「国民の力」の抵抗で公捜処のトップである「処長」を決められず,組織も動き出せないでいました 処長を決める推薦委員会は,野党が推す2人を含む7人の委員で構成します.ただ,「6人以上の同意が必要」と設置法は定めていたので,野党が「拒否権」を発動したのです そこで与党は「5人の同意があれば良い」とする改定案を提出したうえ12月10日に強行採決,可決しました.近く与党の推す候補者が処長に決まり,公捜処は年明けにも正式発足の見込みです 公捜処の検事は文在寅政権の息のかかった左派の弁護士らで占められると見られています.検事らの任期は9年間.仮に,2022年の大統領選挙で保守が政権を奪還しても2030年までは「左派の公捜処」が続きます 保守が弾圧される番 問:野党の反対は執拗だった… 答:当然です.公捜処の権限は極めて強大です.保守の政治家を乱訴するなど弾圧が容易になります.大統領選挙直前に保守の候補者を訴えるといった手口を使えば,左派の政権独占に道が開きます 軍事独裁と非難された1987年までの強権的な政権の時代には,検察や裁判所は手下となって野党や民主化運動を弾圧しました.もちろん選挙でも野党は不利な立場に置かれました.韓国の保守は,今度は自分たちがやられる番だ,と青ざめているわけです 裁判所の査察機関に 問:公務員の監督機関が政権の手先になるというのですか? 答:韓国は日本や欧米の水準から見て法治国家とは呼べません.検察は法律を極めて恣意的に適用し,思うままに訴えることができます 産経新聞ソウル支局の加藤達也記者が朴槿恵大統領に対する名誉棄損で起訴され,出国停止になった2014年の事件を思い出して下さい.朝鮮日報を引用した記事が訴えられたのに,朝鮮日報はまったくのおとがめなしでした 当時,中央日報は社説で「加藤記者と産経は普段から度が過ぎる嫌韓報道で批判されていた」と,容疑とは関係のない理由を掲げ,起訴を正当化しました(『 米韓同盟消滅 』第3章第4節「あっさりと法治を否定」参照) 韓国では検察など権力側だけではなく,メディアを含む社会全体に法治意識が希薄なのです.法律は個人を守るためではなく,権力者が力を振るうために存在する,と韓国人は考えているのです 問:韓国にだって裁判所があるでしょう. 答:確かに,裁判官の中には先進国のように法律を公平に適用し,まともな法治国家を作りたいと考える人もいます.それだからこそ,与党―文在寅政権は公捜処の捜査・起訴対象に裁判官を入れたのでしょう 公捜処が反政府的な政治家を起訴した際,どんな無理筋の起訴であっても,政権の報復を恐れる裁判官が有罪判決を出しかねない.実際,1987年まではそうだったのですから.権力を持つ側が保守から左派に代わっただけの違いです 政府系紙のハンギョレでさえ「公捜処の捜査対象は7千余人…まずは検事の不正に集中か」(12月11日, 韓国語版 )で,「捜査対象7千余人のうち,裁判官が3千余人ということから,公捜処が裁判官の査察機関に転落しうるとの懸念もある」と書いています.記事の最後に,ちらっとですけれど 退任後の防御兵器としても最高 問:公捜処は保守を攻撃する究極兵器になるのですね 答:同時に,権力を防御する兵器としても威力を発揮します.他の捜査機関が捜査に乗り出す際は公捜処に報告する義務があり,その判断次第で公捜処に捜査を移せると設置法は定めています 今後は,警察や検察が大統領やその側近の不正を暴こうとしても,公捜処に捜査を取り上げられてしまう可能性が大きい 2019年10月14日,「疑惑のタマネギ男」と評された曺国法務部長官が辞意を表明しました(「 曺国法務長官が突然の辞任 それでも残るクーデター,戒厳令の可能性 」参照) その後,検察は同氏の妻を娘の入試不正に関連した文書偽造罪などで逮捕.曺国氏も職権乱用の疑いで在宅起訴しました 曺国氏は文在寅大統領の後継者とも目された人です.その時から公捜処が存在していたら当然,検察ではなく公捜処が事件を担当することになり,本人も妻も起訴を免れたであろう,というのが韓国での常識です 曺国氏が法務部長官を辞めることもなかったでしょうし,文在寅政権の動揺も避けられた.公捜処は権力の防御兵器としても万能なのです 保守系紙,朝鮮日報の12月11日の社説の見出しが「民弁検察の公捜処,政権が代わっても文政権の捜査を防ぐ『歯止め』に」( 韓国語版 )でした 民弁とは左派の弁護士団体「民主社会のための弁護士の集まり」を指します.この社説は,左派が主導する捜査機関を作り上げた以上,文在寅大統領が退任後に起訴されることはない,と解き明かしたのです 韓国の大統領の多くが退任後に検察に起訴されました.保守の大統領経験者を2人も監獄に送った文在寅政権も大きな恨みを買っていますから,わが身を守る「歯止め」が必須なのです 指揮権を発動した法相 問:これで文在寅大統領はひと安心? 答:そうでもないのです.靴の中の小石のような,気がかりな問題がひとつ残っています.尹錫悦検事総長の存在です 尹錫悦総長は曺国氏に限らず,文在寅政権の高官の関与が疑われる事件の捜査に手加減をしない.この硬骨漢を放置すれば,公捜処が発足する前に政権幹部が起訴され,暗部が暴かれる可能性もある そこで,曺国氏の後任の秋美愛法務部長官は2020年1月に人事権を発動,政治が絡む事件の捜査を担当する検事を一斉に左遷しました.尹錫悦総長にまったく相談せずに,です(「 独裁へ突き進む文在寅 青瓦台の不正を捜査中の検事を“大虐殺” 」参照) それでも尹錫悦総長は怯まず,捜査を続けさせた.業を煮やした秋美愛長官は2020年10月19日,政権幹部の不正につながりそうな事件と尹錫悦総長の親戚に関わる事件に指揮権を発動,尹錫悦氏を捜査ラインから外して検察内で孤立させたのです すると,国民の間で尹錫悦総長の孤独な戦いに注目が集まり,次の大統領にふさわしい人として世論調査で1,2位を争うまでになりました
捜査対象第1号は検事総長 有力な候補者を持たない保守は「しめた」とばかりに大統領選挙に担ぐ姿勢を見せました.尹錫悦総長はリベラルな性向の人であり,だからこそ2019年7月,左派の大統領から任期2年の検事総長職を任されたのです.保守の思惑通りに進むかは極めて怪しいのですが それでも2020年11月24日,秋美愛長官は尹錫悦総長の職務を停止したうえ,懲戒を求めると表明しました.大統領選挙への出馬を邪魔する目的もあると見られています.懲戒を決める委員会は2020年12月15日に開かれます 検事総長の職務停止と懲戒に対し,すべての高等検察庁と地方検察庁に所属する検事が2020年11月30日までに反対を表明しました.聯合ニュースが「全国59の検察庁の平検事が声明に出た…釜山西武支所も最後に」(11月30日, 韓国語版 )で伝えました 一方,与党側は「公捜処が発足すれば,捜査対象の第1号は尹錫悦だ」と公然と語り始めています.もちろん,総長支持に回った検事も,何らかの罪を着せられる可能性が高い 先ほど引用した 2020年12月11日のハンギョレの記事 の見出しに「まずは検事の不正に集中か」とあるのも,公捜処の初仕事が保守の牙城である検察の征伐にあることを明白に示しています 再現する李朝の党争 問:要は,保守の息の根を止めるための組織ということですね 答:その通りです.さらに,左右の泥沼の戦いの中で,政治を安定させるためのルールも破壊されたことに注目すべきです 秋美愛長官は4か月間に3回も指揮権を発動しましたし,検事の人事権にも介入しました.韓国憲政史上,指揮権発動は過去に一度あっただけです.法務部長官が検事総長の懲戒を要求するのは初めてのことです 韓国の内部対立はこれまでとは異質の次元に入ったのです.「韓国人のいつもの内輪もめ」と見過ごしてはなりません 問:韓国人も「異次元」と見ているのですか? 答:ええ,危険な状況になってきたと見る人が増えています.依然として新聞は政界と同様に保守と左翼に分かれ,相手を非難し合っています.が,冷静に自分の国を見つめる韓国人からは「李朝時代の党争の再現だ」との,ため息が漏れてきます 李氏朝鮮の指導層は派閥に分かれ,激しく戦いました.韓国では「党争」と呼びます.派閥の間に大きな意見の違いがあったわけではなく,対立が対立を呼ぶ単なる権力闘争でした.李朝はこの党争により疲弊し,国家としての判断を誤ることもしばしばありました 西洋が東洋を侵略してきた19世紀,日本が上手に対応したのに比べ,朝鮮が失敗して日本の植民地に転落したのも「党争」によるところが大きいと韓国では信じられています 問:その党争が今,始まった… 答:ええ.左右が相手を倒すことに全力を挙げる.検察への人事介入や指揮権発動といった,歯止めのない戦いを防ぐ禁じ手が安易に使われるようになった.これでは李朝時代と変わらない―と識者は嘆きます 韓国人が「党争」を比喩に使い始めたら,状況が相当に深刻と考えるべきです.なにせ,国を滅ぼした主因が再現した,という認識なのですから 新型肺炎,初の千人超え 問:左右に妥協の余地はない? 答:ないと思います.2022年5月の大統領選挙まで1年半を切りました.韓国は「生きるか死ぬか」の政治の季節に入ります.今後,あらゆることが争いの種となって衝突が日常化するでしょう 韓国も日本同様,新型肺炎の第3波に襲われています.2020年12月12日午前零時現在の1日の新型肺炎の感染確認者数は950人と過去最高を記録 翌13日にはそれが千人を超えて1030人にのぼりました.14日は718人でしたが,日曜日明けの発表なので少なめに出ている可能性が高い 文在寅大統領は状況を完全に見誤っていました.12月9日,「政府の防疫能力を信じて欲しい」「長いトンネルの出口が見える」と国民に楽観論を語っていたのです 感染者数が史上最高を記録した12月12日,朝鮮日報は「文は3日前にはトンネルの出口が見えると言ったが,今や『コロナ非常事態』」( 韓国語版 )と政権攻撃に出ました 決定的にこの政権の足をすくうことになりそうな失態が,ワクチンをちゃんと手当てしなかったことです 韓国政府は2020年12月8日,「国際機構経由の1千万人分のほかに,海外の製薬会社と直接契約し3400万人分のワクチンを確保した」と発表しました.韓国の全人口は5千万人強ですから,約85%の国民にワクチンを接種できると約束したのです しかし,ファイザー製(1千万人分)とモデルナ製(同),それにヤンセンファーマ製(4百万人分)はいつまでに輸入できるか,約束を取り付けていません.専門家は「世界中の国がメーカーに殺到し在庫が不足する今,時期不明では意味がない」と酷評しています アストラゼネカ製(1千万人分)だけは2021年第1四半期に輸入できる契約ですが,同社の臨床試験が思うように進まないため,実用化が予定よりも遅れるとの見方が増えています 中央日報は「<ユン・ソクマンのニュースの嘘>K防疫を自画自賛する政府が語らぬ秘密」(12月12日, 韓国語版 )で,こうした事実を指摘したうえ「世界から称賛されていると文在寅政権が誇る韓国の防疫体制は日本にも劣る」と嘲笑しました 日本にも流れ弾 問:日本よりも劣る,と言われては… 答:韓国式防疫―K防疫で日本に勝った,と快哉を叫んでいた韓国人にとって,さぞ腹立たしい指摘でしょう.今後の流行次第では,政府への不信感が燃え上がるでしょう 新型肺炎だけではありません.韓国の社会構造はどんどん不安定になっています.1987年の民主化でいったんは図られた左右の間の妥協が,貧富格差の拡大で崩れたからです 左派が「1987年の不完全な民主化」という言葉を常用するようになっています.まだ,革命が足りない,との主張です 外交面でも米国との同盟をとるのか,中国側に行くのか,あるいは北朝鮮という同民族国家との融和に賭けるのか―の選択が浮上しており,国内対立を加速すると思われます 繰り返しになりますが注意すべきは,これまでとはケタ違いの激しい内紛が韓国で起きる可能性が出てきたことです.流れ弾が日本にも飛んでくることも覚悟した方がよさそうです
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