#小鬼怪の生活日常
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので���盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ) 五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に ���せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ���あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた) 猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781)��深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。 この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。 轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらな��が、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中��公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下) 家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考え���ようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話��ど。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりする��いう怪談があった��いう。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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朝まだ来、ソワレ
久しぶりに体調をくずしてしまいました。母が来てくれた。昨年の12月にほとんど動けなくなってなんとか年を越えてから体を動かし始め、そこからは、希死念慮も月に1回あるかないか、で仕事もほとんど休まずに(私にしてはこれは奇跡的なこと)これたのですが、夏、鬼門。昨年は熱中症でなにもかもが駄目になったが、今年は熱中症はいまはまだ大丈夫。かなりエアコンに頼った生活をしているから、そもそも茹だることがない。ただこの猛暑続きに引っ張られて微熱が出、そこから気温が下がって数日、もうだめか、と、心から死を希む(これは字面どおりでもあるのだが、すべてを捨てて実家に引きこもるかという選択肢がちらついたことも意味する)ターンが来てしまい、数年ぶりではないか?というくらい久々に、過去のことを鮮明に思い出した。過去は怪物。過去は人間が大好き。過去は���外としつこく追いかけてくる。なるほどな、と思うような過去の記憶と現在との連関のしくみも一応なんとなく知ってはいるが、ここまで来てもまだ逃げきれないのか、とややびっくりしてしまうのであった。基本的に、私はふだん何もかも平気という気分でいるしそういう顔をして生きているが、内実別に何もかも平気ではない。平気でいられる時もあれば平気でいられない時もある。ずっと平均台の上を全速力で走っている(これは後輩が言ってくれたかなり的を射たたとえ)。隣を高速で併走していたと思ったら、ふと横を見たらもう居ないのではないか、と心配なのだという。ありがたいが、たしかに過去の私にはそういうイメージがあったと思う。最近はすこしは成長して、また加齢による衰えのため、現実や実際というものに寄りかかって怠惰を極め、向上心を失うことによって寿命を伸ばしている。少しだらけすぎだよな、と思っていたところに「あと10年」の鶴の一声がかかったので、これもタイミングよく有難いことだと思う。やりたいこと一つだけに絞る。日常のレベルでは私にとってまだ難しいが、未来設計のレベルでは、前回も書いたが1つに絞れた。ただもうそれをやればよくて、それ以外はがんばらなくていい、と思うと気楽だ。あと10年で死ねると思うと輪をかけて気楽だ。やりたかったこと、できなかったこと、そういったものはまあ最後までどうせ私は足掻くのだろうが、優先順位は決まった。あとはホモ・ルーデンスとしてたのしく遊んでいくだけだと思う。(『ホモ・ルーデンス』を読破してから言えよと思いますが、とりあえず言ってみたかったんだよ)読むべき本がたくさんある。あと早急に痩せたい。書くべき話がたくさんある。また姿勢をただし、体を柔らかくし、筋力をつけ、美しくなりたい。ぽんぽこぽんの白豚という感じの今だが、せっかく令和を生きているのだから、私も令和を楽しみたい。具体的に言うと痩せていれば着られるような衣服を着たい。ただしもう40kgレベルの痩せは目指さない。あくまで48kgの自分の適正体重でいい。ここまで(68kg)太ってしまったからには、これは大工事なのだが、生活全般を見直す。とは言っても私のことなので、不眠だし、基礎体力はないし、規則正しい生活などできたことがない(高校時代に親友に言われた名言「リズムがないのが、まんがんのリズムだよ」)ため、他人と比べたり無駄な規範意識は持たない。自分の��標を信じて動け。それでいいと思う。やれるときにやれることをやって生きていく。それでしか生きられない。ただ、カウンセリングの先生とも相談して、浪費と過食の病的な面への対策を焦らず進めたい。私のアディクション(固着)の軸はどこにあるのか。それはなんとなく「働く」というところにあるのではないかと思うのだが、わかったところで対策がすぐできるわけではない。4月にカウンセラーの先生が変わってから今まで通っていたカウンセリングに行けておらず、思い切って、通っているクリニックに来ている外部の先生とこれからはやっていくことにした。初回は8月下旬なので、今までのカウンセリングルームでももう一度くらい受けた方がいいのかな、と迷っている。カウンセリングを受けていれば今回のうつ状態(かなりの希死念慮)は抑えられたかもしれないため。また、偏頭痛が劇的に改善し、ほとんど薬も飲んでいないため、脳神経外科に注射をもらいに行っていない。偏頭痛薬が切れそうになったら薬だけ貰いに行くということでいいか、と判断した(判断するまでは、症状がなくても診察に早く行かなくてはと思っていた)。
本当にあと10年で死ぬのかは知らないが、10年の先、まだ生きていたら、じゃあ改めて次の「1つ」に取り掛かろう、というふうになるだろうと思う。今は、しばらく休んでいた小説に集中する。それ以外は何も頑張らなくていい。極論、仕事も頑張らなくていい。というか、現時点では勤務時間を増やすことにはドクターストップがかかっているため、頑張ることを禁じられている。小説のほかにやりたいことといえば、家庭に勉強できる環境がない児童生徒に自習室を提供するNPOを設立すること、本屋の店主になること、だが、このふたつはどちらにしろ今の自分には過ぎた夢である。それでも夢がはっきりしてきただけでもいいかもしれないと思う。NPOに関しては、前回も書いたが既存のNPOに関わることができれば嬉しいし、本屋も、今まで通りアルバイトで構わない。本屋はますます斜陽産業のおもむきを濃くし、社員登用など基本的にはありえない。書店自体が正規雇用をする体力をもう持たないのである。正社員として書店で働くよりも、土地やテナントを借りて自営業で書店を開店することのほうが、まだ現実味がある。とはいえ、私の今の体力ではそれは甚だ難しい。よくて、アルバイトとしてジャンル担当を持つ、くらいだと思う。それでも週5フルタイムが条件になってくるので、かなり難しい。
なににしろ、今後の体力の付き方如何だと思う。ガタガタと落ちた体力は、じわじわと取り戻していくしかな���。たとえこの世界の��員に「これから体力を取り戻そうなんて無理だよ」と言われても、いや、私の体力はまだ増強できる、と言い切れる。せっかく頭がこれだけ軽くなったのだから、重い体を引きずっている場合ではない!まったくもって。体が軽くなれば、もう少し動ける時間も増えるだろう。筋力がつけば、体が重くてももう少しは動けるだろう。なにせ今、人生史上最高に体調がいいのだから、この期をのがす訳にはいかない。といって、これから大病をする予感もない。私としては自分は結構長生きするんじゃないかと思っている。歳を取ればとるほど、元気になっていく、というのが、今のところの実感なので。
2024.7.17
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Persona 3 FES Official Fanbook pages 148-149 transcription.
用語集
Glossary of PERSONA 3 & PERSONA 3 FES
甘味処 小豆あらい
【Y編/場所名】
巌戸台商店街にある甘味処。コミュニティのイベントで何人かの友人と入ることになるが、店内の様子は残念ながら不明。とりあえず男女共に人気の店らしいので、味もなかなかなのだろう。店頭に飾られた “小豆ちゃん” というマスコットキャラクターがトレードマーク。店名の “小豆洗い” とは有名な妖怪の名前が由来。“小豆とぎ” とも呼ばれ、川のほとりで小豆を洗いつつ「小豆とごうか、人とって喰おか、シャカシャカシャカ」と不気味な歌を歌うといわれる。基本的に音のみの妖怪だが、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では、目が大きな痩せた小男という姿で描かれている。新潟や福島、長野といった大きな水系がある地に伝わる例が多いが、東京でも江戸時代に某旗本家の炊事場で音を立てたという記録があり、ほぼ本州全域に分布する妖怪話である。
アルカナ
【共通/基本設定】
タロットカードの種類を表わす言葉。本来はラテン語で “神秘” という意味で、18~19世紀ごろにタロットを��い用として使用するようになり、カード1枚ごとに隠された意味を見出すようになってからこの言葉が使われるようになった。1組のタロット78枚中、寓意画を描いた絵札22枚を大アルカナ、それ以外の56枚を小アルカナと呼んで区別する。小アルカナのほうは、さらにソード、ワンド、カップ、ペンタクルの4つの組 (スート) に分けられ、さらに各スートは1から10までの数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物札4枚に分類される。一般的なタロット占いでは大アルカナのカードだけを使うものがメジャーだが、実際には56枚の小アルカナそれぞれにも隠された意味があり、本来は78枚の全カードを使用するのが正式なものとなっている。ちなみに、小アルカナのタロットが現在のトランプの原型といわれるが、実際にはトランプが先にあってタロットの原型になったという説や、そもそもトランプとタロットの発生はまったく無関係という説もあり、その正しいところは判明していない。
アルダナ
【Y編/バトル】
塔シヴァと女教皇パールバティによるミックスレイド。技名の由来は、性的信仰 (シャクティズム) を伝える聖典『カーマ・スートラ』に記された言葉 “アルダナーリーシュバラ”。��れは “半身が女性のシヴァ神” という意味で、シヴァとパールバティとの合体によって両性具有神となり、宇宙創造のシンボルとなったものである。
伊織順平アワー
【Y編/イベント・6月1日】
学校にウワサとして流れた怨霊話を寮で説明するときに、順平が始めた小芝居。おそらく、怪談で有名な某タレントの語りを意識したものであると思われる。ただ順平の語りは、発音が良すぎてやや怖さに欠ける。本家のように、もっとボソボソと囁くような声でやれば完璧。
伊織の叫び声
【Y編/会話・5月17日】
試験前になると、自室から聞こえてくる。上の階にいる女子や、さらに上の作戦室にいる美鶴にまで聞こえているようなので、相当なボリュームの叫び声なのだろう。苦情が出ないのが不思議なくらいだ。もしかして他人の勉強の邪魔をしようという順平の策略なのかも?
幾月修司
【Y編/人物】
最初は月光館学園の理事長と紹介されるが、実は桐条でシャドウとペルソナを研究していた技術者であり、特別課外活動部の顧問である。昼行灯的なのん気さを持ち、周囲が凍りつくほどの冷たいダジャレを連発するのが好き。だが、さらにその姿すらも世間をごまかすためのもので、シャドウ研究を始めた桐条鴻悦の遺志を継ぎ、ひそかに滅びを召喚する宣告者 “デス” を捜し求めていた。10年前の事故時点では、さほど高い地位にはいなかったが、率先して事故の後処理を行なうことで信頼を得て、桐条家現当主である桐条武治の右腕的存在となっている。入寮直後に主人公のペルソナ暴走を見て、10年来追い求めていたデスを発見したことに 気付き、滅びを招くための儀式を密かに進めていた。最終的に死の儀式は失敗し、幾月は天文台から墜落して死亡。ただし、その遺体は未確認である。恐ろしい計画を誰にも気付かれずに遂行したところから、終末思想という滅びの狂気に蝕まれていたように言われているが、監視カメライベントで見られる一生懸命にダジャレを考案する様子を見ると、ダジャレ好きという部分だけは演技ではない愛すべき幾月の一部分であったと思われる。
イゴール
【共通/人物】
ベルベットルームの主で、この世界で唯一ペルソナ合体を行なえる存在。メアリー・シェリー原作の小説『フランケンシュタイン』に登場する召使い、イゴールが名前のルーツとなっている。極端に長い鼻を持ち、『ペルソナ』シリーズをとおして徐々に長くなっているのでは?との疑惑がある。ちなみに相方のエリザベスの名前の由来も、主のイゴールと同じく『フランケンシュタイン』から。ただしこちらは、小説版ではなくハリウッド映画版。シリーズ2作目として作られた『フランケンシュタインの花嫁」に登場する、女性型人造人間の名前から取られている。
「以上、ナビでした」
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭、登校時に主人公を案内してくれたゆかりが、別れ際に言ったセリフ。入寮直後にはやや硬かった態度が柔らかくなり、ちょっと無邪気で子供っぽく見える瞬間である。戦闘時のナビは美鶴と風花の役目となっているが、ゆかりのこの口調でナビをしてもらいたかったかも?
痛いの痛いの、飛んでけー!
【Y編/テレビ・4月9日ほか】
テレビ番組『偶然見かけたこんな人』で、レポーターのトリッシュが使う決めゼリフ。トリッシュはペルソナシリーズの『女神異聞録ペルソナ』と『ペルソナ2 罪』および『ペルソナ2 罰」で、回復施設を営む妖精として登場していたのだが、そのときの挨拶がこの「痛いの痛いの⋯⋯」だったわけだ。ちなみに『偶然見かけたこんな人』で紹介される街の人は、みな前作・前々作の登場人物となっていて、しかもその人物の誕生日に現われるようになっている。興味がある人はチェックしてみよう。
一期一会
【A編/イベント】
真田が順平との出会いをそう表現した。とくに言葉の使い方として誤りがあるというわけではないが、そもそも一期一会とは “誰かとの出会いは、それが最初で最後のつもりで誠意を尽くさねばならない” という意味の茶道で使われていた言葉。むしろ真田たちにとっては、主人公や荒垣との関係において、この言葉を使うべきかもしれない。
稲荷社
【Y編/場所名】
長鳴神社にある稲荷社。小さい社だが、近所に住むお年寄りたちはマジメに拝んでいるようで、お供え物のイナリ寿司が常に置かれている。ここで祈ると、さまざまな効果があるらしいが、何が起こるか祈ってみないとわからないのが玉に瑕だ。
犬語ホンヤク機能
【Y編/イベント・7月29日】
順平が評して言った、アイギスの特殊能力。監視カメライベントでは荒垣もそう言っている。もしかしてアイギスの製品仕様書に、“犬語翻訳機能 (オプション)”とでも書いてあるのだろうか?アイギスが言うには、高次な精神を持つ生き物は、言葉ではなくイメージを発することができ、それを読み取っているのだとか。人間にもあった能力だが、言葉に頼ることで失ったらしい。もちろん、メティスも同様のことが可能。
「今ならお買い得であります」
【Y編/会話・8月1日】
自分のペルソナの長所をアピールするアイギスが言��た。本当に買えるものなら買いたいと思う ユーザーは少なくないだろう。ちなみにフィギュアなら、壽屋から 「ペルソナ3 アイギス 1/7スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:新居興介) が2007年8月に発売。また2007年10月にも、アルターから「ペルソナ3 アイギス 1/8スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:齊藤史樹) が発売される予定。
妹ちゃん
【A編/人物】
順平がメティスを呼ぶときの呼び方。いろいろとオリジナルなニックネームをつける順平にしては、ちょっと手抜きっぽいかも。やはり多少、壁を感じていたのだろう。
要らない苦しみ
【Y編/イベント・11月21日】
チドリが順平にもたらされたと言い、彼を遠ざけようとした。順平のことを考えると胸が苦しくなるとは、どう考えても恋愛感情なのだが、チドリがそんな経験のないまま成長してしまったが故の悲劇である。ただ、恋だとわかっていても苦しいものなので、彼女の気持ちもわからなくもない。
イレギュラー
【Y編/基本設定】
タルタロス外で出てくるシャドウ。ゲーム中の主人公たちは知らないが、そもそもシャドウは人間の中から発生するため、すべてのシャドウは発生時点においてはイレギュラーとなる。ただ、その瞬間を捕捉されることが少ないため、シャドウはタルタロス内にいる、という状態になっているだけである。ゲーム中に確認されたイレギュラーは、まずコロマルが神社で戦ったものがそうだが、それ以外では天田の母が死んだ晩に出たシャドウも同様である。
巌戸台分寮
【共通/場所名】
月光館学園の学生が入る寮。学校からやや離れた巌戸台地区にある。本来、学生寮は男女別であるのが原則だが、ここだけは特別課外活動部の拠点という関係から男女共用。またその成り立ちに関しても、妙に内装が広く豪華だったり学生寮には相応しくないとも思えるカウンターバーがある点からわかる通り、元はホテルとして使われていた建物だったという裏設定がある。なお、ゲーム中には台所や風呂が見当たらないが、じつは奥にあるドアから行ける場所にそういった施設がある ことがドラマCDでの描写から明らかになっている。
ヴァルホル
【Y編/バトル】
皇帝オーディンと剛毅ヴァルキリーによるミックスレイドで、仲間ひとりを3ターン完全無敵にする技。“ヴァルホル” とは別名で “ヴァルハラ”。古ノルド語で “戦死者の館” という意味となり、戦争で命を落とした戦士の魂がヴァルキリーによって集められ、オーディンの居城となるこの場所で不死の戦士として来たるべき終末に備えると言われる。
ウインナーコーヒー
【Y編/会話・8月1日】
天田は真剣にウインナーコーヒーが何かということを知らず、コーヒーにウインナーソーセージを入れ���のだと勘違いし、からかわないで下さいと文句を言っていた。���んて可愛いんだ、コイツは。
ウエストすっきり低周波パット
【Y編/監視カメラ】
風花が時価ネットたなかで密かに買ったというダイエット用品。低周波を流して起こる筋肉の痙攣によって、強制的に腹筋を動かして脂肪を燃焼させるという仕組み⋯⋯かと思ったら、お腹がビクビクするのがメチャクチャくすぐったく���、笑いをこらえることで腹筋を鍛えるようになっているようだ。また、タイマーロックでもついているのか、一度装着するとしばらく外せないという構造的欠陥を持つ。ちなみに、これをつけて悶絶して苦しむ風花の声を、部屋の外で聞いた美鶴は、気まずそうに「気にせず続けてくれ」と言うが、いったい何をやっていると勘違いしたのだろう?
受付のオバチャン
【Y編/会話・9月28日】
順平が言うには「オレとチドリの仲を阻む、思わぬ伏兵」。ふたりの関係やその他を、根掘り葉掘り聞いてくるらしい。順平の表現を借りると、“オレとチドリの聖域に、イボつき健康サンダルで踏み込んで” くるとか。何やら戦う気満々だが、順平レベルでは返り討ちにあうのがオチだろう。
海丑
【Y編/場所名】
巌戸台の複合ビルに入っている牛丼チェーン店。真田のお気に入りの店で、彼は外で食料をテイクアウトする場合、ここの牛丼しか買ってこないとか。ただしプロテインと同時摂取するという、牛丼好きならずとも目を背けたくなる食べ方をする。それより減量が必要なボクサーとして、栄養の取りすぎが心配だが大丈夫だろうか?
裏口
【Y編/場所名】
入寮直後、大型シャドウに寮を襲撃されたイベントの際、主人公を連れたゆかりが最初に脱出しようとした扉。1階の奥に存在するが、普段は開けることができない。ただ、ゲーム中には用がないからこのドアの先には行かないだけで、実際はみんなが利用する厨房と風呂がこの先にあるらしい。プレイヤーが操作していないあいだに、主人公も食事に入浴にと利用しているに違いない。
占いゲーム
【Y編/場所名】
ゲームパニックにあるゲームで、1回2000円。ドクター・エドガーによる怪しげな占い、と説明されるが、もしやこのドクター・エドガーとは某学園の保健教諭のことかも⋯⋯?占いを行なうと装備ペルソナの魔力がアップする効能があり、このへんの怪しさも江戸川説の根拠となっている。
ウワサ
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭で流れた、主人公とゆかりが付き合ってるとのウワサ。転校初日の登校時にゆかりに付き添ってもらったのが原因である。その後ゆかりが入寮時の影時間の件について、「昨夜のこと言ってないよね」とわざわざ自分から学校で漏らしたせいで、きっとウワサに拍車がかかってしまったのだと思われる。
運命と言う名のフォーチュン
【Y編/コミュ】
鳥海先生の隠者コミュ後日談で、英語の寺内が言う。インド人の旦那と出会ったのが、運命という名のフォーチュンだったらしい。日本語がおかしいというか、英語がおかしいというか、いつもはツッコミを入れられる側の鳥海先生をして、「“頭痛が痛い” よりビックリだわ⋯」とツッコませしむ発言である。なお、珍しくセリフが多いこのイベントで、寺内先生はここぞとばかりに名言を連発する。「素晴らしい発想のチェンジ」、「私にもセイム体験あります」など必見。
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CoC「片鱗」HO殺人鬼 ※シナリオの重大なネタバレが含まれます
セリフ集
「かうかう」 「ぶ」 「うー、あ゛」 「カッコー、カッコー、カッコー」 「くじら、ヤギ、キツツキ」 「ここが地獄だ!ここで跳べ!」 「宙吊り、宙吊り、宙吊りで、かわいそうで、おれが埋め合わせしてあげたいと思うんだよ」 「あの家には行かれない」 「ううー」 「いい子、いい子」 「『行き過ぎろ、影』」 「おまえはもう十分耐えた。あれはただの育ちすぎたコウモリ��。やつらが自ら蒔いた種をおれが刈りとってやる」 「それに比べてどうだ? おまえときたら盗人の淫売……おまえの薄汚い血が薄まったおかげで衿迦や兄は出来がいい」 「邪悪! 老いぼれの古コウモリめ! 報いを受けろ!」 「でもおれは、どこにも行くところがないし、他にやることもないんだ」 「今日はいいことあった?」
◆身上調査書
姓名:ビスコ/房 必思可(ファン ビスコ) 愛称:ビスコ 年齢:23歳 性別:男 血液型:B型 誕生日:6月28日 星座:かに座 身長:198cm 体重:84kg 髪色:オレンジっぽい赤毛 瞳の色:茶色 視力:左右1.0 きき腕:右 声の質:ザラザラした掠れ声 icv山寺宏一 手術経験や虫歯、病気:なし 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):手足が長くて猫背 ゴツゴツしている 手が細長い セックス体験、恋愛、結婚観:なし 性愛感情がかなり薄い 尊敬する人:なし 恨んでる人:もういない 出身:衿迦から生まれた/中国籍を取得 職業:肉屋 将来の夢:まだない 恐怖:衿迦を守れないこと 癖:目を細める 舌を出す 酒癖:酒の味が苦手なので飲まない 特に酔っても顔に出ない
*交流向け 一人称:おれ 二人称:おまえ、あいつ 呼び方:下の名前呼び捨て 敬称をつけない
*概要
蛇之目衿迦の同級生と家族3人の命を奪った殺人鬼。道徳規範を持たぬ怪物。正体は蛇之目衿迦が作り出した狂気の別人格であり、アーティファクトの力を得て肉体を持つ独立した存在となった。
*性格
おおよそ人間が持ち得る道徳規範や社会的モラルを持たない破綻した思考回路の持ち主であり、目的を達成するために法律や禁忌を破ることにはじめから躊躇いのない人物。自身の写し身である衿迦を守ることに関しては普通では考えられないほどに献身的になるが、それ以外の人間や事象に関しては関心がかなり薄い。 感情表現は幼稚で素直だが、起伏は通常激しくはない。極端なほど口下手で、ほとんどのコミュニケーションを単語や短い反復によって行い、自分の考えを自発的に話すことは稀。意味のない喃語を交えて話し、関わる必要がないと思えば完全に相手をシャットダウンし、ひとことも喋らないということも平気でする。 これらはビスコ自身に「社会に混じって生活する」という能力が根こそぎ欠けていることに由来し、目の前で起きたことや他人の事情や感情を受け取って呼応することもなければ、常識的にこうしなければならないという基本的概念を持たず、相手に分かりやすく伝えるための工程をすっ飛ばすことで発生する。理解できていないわけではなく理解させる気がないといったほうが正しい。 このため知能行動に支障があると判じられることが多く、実際の知能テストをまともに受けることも不可能なためそのように分類されるが、実を言うと知能より性質の問題。今後社会生活をこなしていく上で変化する可能性はある。 大人しくぼうっとして反応が鈍い。何を考えているかわからない冷血で爬虫類っぽい性格である。衿迦に対してはどこまでも優しく、辛抱強いあたたかみのある部分が発露される。刺激しなければ無害な置物のようなもの。
*人間関係
社会に馴染める人格の持ち主ではないため、衿迦と房芳と職場の店主くらいとしか基本的には会話をしない。初対面の人間からは不気味がられ、それらを払拭する努力もしないため遠巻きにされることが常である。一応必要があると思えば肯定、否定、疑問くらいは口にすることもあるようだ。
*家族関係、幼少期体験
なし
*能力
前述のとおり実は知能に問題はなく、高校卒業程度の学力知識は持っているものと思われる。計算問題などは難なくこなし、少々難解な文章も理解して読むことができる。問題はテストなどをまともに受けるために机に留まらせておくのが難しく、ビスコが意味を理解できないものには取り合わないため、数値的な判断は難しい。 現在は肉屋での食肉加工作業を行っているが、動物を解体するのに精神的に動揺することも落ち込むこともなく、生まれが生まれのために刃物の扱いに長けていることからなかなか向いており、慢性的に人手不足な職種のため重宝されている。特に楽しいと思ったことはないが、現在の仕事に不満はない���うだ。 何時から何時までという括りでの仕事が難しいため、衿迦が出かけるときに一緒に出かけ、作業が終わったら帰るという出来高制を許可してもらっている。
*肉屋のポパイ
牧場から一頭ずつ牛や豚、鳥を買い付けるため新鮮で安いお肉を売っている精肉店。店内作業がきついため職人が居付かず育たないことが目下の悩みだったが、重労働をあまり高くはない給料でやってくれるビスコが店員になり助かっているらしい。現在は店長(精肉作業と接客)、ビスコ(精肉作業専門)、バイト(接客と配達)の3人で運営している小さな町の肉屋。コロッケがおいしい。 ビスコはほとんど店長としか会話をしないが、特段ビスコの奇妙な人柄を気にしていないようだ。
*好きなもの 食べ物:チョコレート菓子、グラタン、コロッケ、ハンバーグ ケチャップとマヨネーズの味が好き 飲み物:カルピスなど乳酸菌飲料、ホットミルク 季節:夏 色:海の色、衿迦の目の色 香り:牛乳石鹸のにおい 書籍:銀河鉄道の夜 動物:あんまり出会ったことがない ファッション:丈が長い服 落ち着く 場所:海 愛用:肉切り包丁 趣味:クレーンゲーム 写真を見る
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小説と言うかプロットですが。設定はこれと似ている。
去年の中元節ごろに無常さんの傘に関する公式情報(コレ、コレ、コレ)を得てからというもの、約一年に渡って書いては放置を繰り返していたネタ。結局ハロウィンの頃まで引き延ばされたのでそれもぶっこんだごった煮。やっと文字起こしできた! 話の作り的に漫画の方が良いんだろうけど、そんなに沢山絵を描けない(し漫画を描くのが苦手な)ので文字です。小説も苦手だけど……。
無航?航無?+謝范(范謝に見えなくもない)
視点がすぐに切り替わる
説明口調
要はチラシの裏に書いてるようなお粗末クオリティ
―――――――――――――――――――――――――――――――
パーティーの喧騒を背にして、ホセは暗く長い廊下を一人で歩く。向かう先は白黒無常の部屋。彼等の生活にこの文化はなじみがないはずだ、いつものように茶の席を共にしてくれるだろう。
「白黒無常、いるか?」
ノックをして返事を待つが、部屋の向こうからは物音ひとつ聞こえない。この時間に来るように言って来たのはそっちだろうに、まさか不在だということはあるまい。ドアノブに手をかけると鍵はどうやら開いているようだった。
「入るよ」
一言、断りを入れて部屋の中に足を踏み入れる。日が落ちてずいぶん経っているというのに部屋の中は真っ暗だった。暖炉もついていないこの時期の部屋は身に応える。寒さに体をさすりながら暗い部屋の奥へと進むが、幸い、手に持っていたランプが唯一の灯りとなって足元だけは照らしてくれている。
「いないのか?」
声を掛けるが部屋は静まり返ったままだ――突如窓から雷光が差し込み、ほんの一瞬人影が目に映った。大きさは見慣れた彼らの上背のそれだっただろうか。
「なんだ、いるじゃないか。」
遅れて鳴り響く轟音に肩を小さく跳ねさせつつ、近づくに連れてランプに照らされた白い服が見えてきた。
「明かりの一つもつけないで、雨音に聞き惚れていたのか?謝び――」
しかし、近づいて見上げるとどちらかわからない顔の痣。
「あ……ん?いや、范……」
今更判別できないなんてことがあるのだろうか。本人に聞いた方が早いだろう。
「せっかく暗闇に目が慣れてきたと思ったら、さっきの雷のせいでまた見えなくなってしまった。すまないが今私の目の前にいるのは誰だ。」
「しゃんうあん」
「……は?」
高い声と低い声が混じって聞こえる。
「それはどういう……」
訳が分からず困惑しているホセを置いて人影はため息を一つ吐き、部屋の暖炉に火をつける。一度ホセを見やると、いつもの机を指さした。座れということだろうか。 席についてみたが、未だに冷え切った部屋はホセの身を切るようだった。キンキンに冷えた義手の冷たさは布越しでも耐えきれず、ベルトを緩めて金属の塊から腕を抜き、身を縮こませて待つ。 しばらくすると、白とも黒とも判別しがたい男はホセの前に茶を置いた。寒々とした部屋で湯気をあげる香りのよいそれをありがたく頂戴し、一口カップに口づける。口に含んだ茶が冷えた体に温かさを与える。心なしか暖炉の炎も徐々に部屋を暖めてくれているようで肩の力が自然と抜けてゆく。ほっと一息をついたところで、白黒無常が向かいの席に座ってきた。
「今意識があるのはどっちなんだ」
「……」
口を噤む無常。
「……いや、どっちも意識があるのか?」
「……そうかもなれませんね」
お互いの存在を知覚する術を失った彼らが、互いに入り混じった声でそれを知ることができている。
「それなら二人とも話したりできるんじゃないか?」
「きりえな」
二人の悲願が叶ったということは親しい間柄としても喜ばしいが、このままでは二人の意志をくみ取ることすら難しい。
「……すまないが、一人ずつ話してくれ」
「……」
今度は互いに譲り合ったせいか、二人は黙り込んでしまった。
「いや、私が決めよう。……そうだな、必安が話してくれ。」
目の前の男――いや、男たちは一つ咳払いをして再び口を開いた。
「范無咎が話しているんでしょうけれども、私に彼の声は聞こえません。きっと私と彼が別々に体を動かそうとするからこうやって齟齬が生じるんです。」……存在自体を認知できるというのに……こんなにも近くにいるのにその意図すら汲み取れないなんて……酷いものですよ。」
「なんでこんなことに?何かあったのか?」
「知りませんよ。ここに来てからというもの、この時期になるとこうなってしまうんです。……ただでさえこの地の秋は雨が多いというのに……。私を嘲笑うことはあっても彼をも嘲笑うなんて。」
ずっと降り続く雨に摩耗しているのか、はたまたこの怪奇に苛立ちを感じているのか、謝必安は爪痕が残るほどに強く手を握りしめている。しかしゆっくりと、傘を握りしめていた左手が拳を開きはじめ、右手に優しく添えられた。途端に謝必安は体の強張りを解く。
「范無咎……」
謝必安は固く閉ざした右手を開き、愛おしそうに左手を包み込んだ。
「ホセ、范無咎に代わってもらうように言ってくれませんか?」
「あ、ああ。無咎、必安が交代しようと言っている」
一呼吸置くと、低い声がその口から発せられる。
「謝必安のことだ、この状態と俺のことを憂いていたのだろう。」
「ああ。そう見えた。この雨だから更にやられているんじゃないか?」
「ったく、中元節でもこうはならないというのにな。」
「中……なんだそれは」
「中元節。俺たちの故郷では鬼月――ここでいう七月に地獄の釜の蓋が開いて地獄から死者が現世にやってくるのだ。この時期はあの世とこの世の境界が曖昧になるせいか奇怪なことが起こってな。稀に体をうまく動かせないことがあったが、それは恐らく相手の意志が自分の意志に入り混じるせいだろう。」
「……ああ。なるほど。君たちがこうなってしまっているのは今がハロウィン?の時期だからじゃないか?」
「ハロウィン?」
「私も詳しくは知らないが、ケルト人の間では十月下旬になると君たちの故郷のチュウゲンセツのように世界の境界が薄らぐと信じられているらしい。それで霊が人々に紛れ込んで悪さをするとかしないとか。」
「ケルト人?ここにケルト人なんているか?」
「確かになじみのない者がほとんどだろうが……荘園の主の計らいでこの場所自体がそういった影響を受けやすくなっているんじゃないか?うんざりほどに到るところが飾り付けられているからな。」
「そういった影響……あぁ、だから逃げ出す魂が増えるわけか。」
「逃げだすってどういうことだ?」
「ん?言ってなかったか?たまに傘から脱するやつがいるから謝必安が捕えることがあるのだ。」
「……あぁ、だから吸魂……」
「混乱に乗じて傘から逃れようとしているのだろう。」
范無咎がそう言った直後、立てかけていた傘がカタカタとひとりでに動き出す。
「傘が動いた?」
「今一つ逃げ出した……が、これは」
白黒無常が吸魂を施す。
「こうやって捕らえるんです。今は調子が悪くて失魂と落魄とが入り混じってしまうみたいですが……大抵は私だけでなんとかできます。すばしっこいのは范無咎に止めてもらいますが」
「へぇ……」
亡霊の御業を目の当たりにしたホセはふと、口の渇きを覚え、もう一口入れられたお茶を飲む。少し冷めてしまったが、茶葉の香りと少しの渋みが口に広がる。そうして水面に微かに映る自分の像を見やる。左目の傷もゆらゆらと揺れている。
(……父はまだ存命だと信じていたが……彼らの傘に私の父の魂が入っていたりはしないだろうか……あるいは女王の財の在処だけでも知ることが出来さえすれば……)
「なあ無咎、その傘にはいつの、どこにいた魂が入っているんだ?」
「あぁ、それは――」
言いかけたところで、突然傘が大きく開いた。
大きな音にホセは一瞬肩を跳ねさせる。
「あ!何――」
白黒無常は暴れる傘を取ろうとした右手と洗魂の鐘に手を掛けようとした左手とが一つの体を反対方向に引っ張るようで、思うように体を動かせない。
「なんだ?」
「言ってる傍から逃げ出しました……しかも一つ二つではなく大量に……!」
苛立��様子で謝必安が話す。魂が逃げ出したようだ。吸魂しようとするも、無咎の意識も入り混じり体は上手く浮かない。
「あぁもう……徒党を組むように四方八方へ逃げるとは!」
(徒党を組むように、手を組むように。かつては父の指揮の元うまく統率を取って船を進めていた。……その魂は私の船の船員だったりしないだろうか?)
中国の怪異が現実のものだとはにわかに信じがたいが、目の前で見せられているものでその存在の証明は十分だった。
「あぁまずい、傘から出てしまっては……」
なす術もなく、ただ見ていることしかできない謝必安が嘆いていると、その口が動いた。
『謝必安』
「え……?」
ひとりでに口が動く。彼の声は聞こえないが、確かにその口が自分の名前を呼ぶ動きをしているのは分かった。茫然としていると人差し指を立てた左手が顔の前にやってくる。 ……任せろということだろうか。
力を抜くと、体が勝手に動き出した。その身はホセの前へ躍り出て小さく、しかしはっきりと一言放つ。
「すまない」
「……え?」
ホセがその意図を汲み取れずにいると、范無咎は洗魂の鐘を手に取り、ホセの目の前で大きく音を鳴らした。
ほんの少しの虚を突いた鐘の音が頭の中でぐわんぐわんと鳴り響いた。思わず膝をつき頭を抱える。
「范無咎!」
謝必安がそう叫ぶのも束の間、ホセの視界は眩暈でひどく歪む。かろうじて見えるその像は、水をぼたぼたと落とし、その手をこちらに向けて――
茫然自失としていたホセを器にして分散していた魂が一気に彼の体内へと入っていく。何も動かない体に「あとは任せた」の意を受け取った謝必安はあわててホセに吸魂を施し、その体内にたまった魂を一気に回収して傘に収める。その中に一つ、生者の魂まで入っていたので慌てて捕まえ、ホセの体内へ押しやった。
ホセは動かない。肩を叩き名前を呼ぶ。
「ホセ、ホセ。」
しばらく虚を見つめていた目が謝必安の目と合うと、ハッとしたようにあたりを見渡す。
「やっと気が付きましたか。手荒な真似をしてすみません。」
「……は、彼らは……?」
「彼ら?」
「無咎の鐘の音が聞こえた後から……水に濡れた彼らが私に話しかけてきたんだ……」
「あぁ、幻を見たのでしょう。」
「またその類か……君たちもなかなか手段を択ばないものだね」
「謝っているでしょう……不可抗力です。ハロウィンが過ぎればきっと収まりますから……。」
「私ももうこんな幻はごめんだ。どうにか魂が暴れないようにこらえてくれ」
「幻……」
「それに、せっかく君たちが二人とも意識があるというのに、三人で話せないのも残念だ。何かルールを決めてどうにか君たちが意思疎通できるよう何か策を考えよう。」
「はい。」
少々不機嫌なホセの左腕にある水滴と指の跡を横目に謝必安は返答した。
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町中華な佇まいのお店で「海鮮ランチ」
皆さん こんにちは。
近くの結婚相談所
ハッピータイム群馬桐生相生
婚活アドバイザーの金子です。
角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市東所沢和田3丁目)へ、現在開催中のデジタルアート展【 サルバドール・ダリ エンドレス・エニグマ 永遠の謎 】の鑑賞を目的に行った時のランチは、角川武蔵野ミュージアムから徒歩8分程の場所に店舗を構える「中華料理 大三元」さん。
店舗名はもちろんのこと外観も昔ながらの町中華といった佇まいなのですが、意外な事に刺身・海鮮丼・魚介類のフライ、焼魚などの魚料理をいただけるお店でした。
10人位で満席になってしまう程のカウンター席のみの小さなお店なのですが、定食系のメニューだけでも50種類以上、単品は数百種類以上あるのではないかと思われるほどの豊富なメニューにも驚かされます。魚介系の他、ハンバーグ・生姜焼き・カツ丼・チキンやポークのカツ類。麻婆豆腐・ニラレバ炒め・角煮・ラーメンなどの中華メニューも!
かなり迷った末に選んだのは、本日の特選ランチから(刺身盛り+生カキフライ定食)こちらの定食には、ご飯・渡り蟹の味噌汁・漬物・茶わん蒸しが付きます。
メインのカキフライは、ふっくらサクサクでジューシー。添えられた手造りと思われるタルタルソースも美味しかったです。そして刺身盛りはマグロの大トロ・中とろ・赤身、イカ・甘エビ・アジなどどれも新鮮で美味しいです。煮魚も付いていました。
妻は(刺身盛り+生アジフライ)を選んだのですがアジが終了してしまったとの事なので、本日のサービスランチから(刺身3点+白身魚フライ タルタルソース)を注文。こちらにも二種のメインの他にご飯・渡り蟹の味噌汁・漬物・茶わん蒸しが付いていました。
運よく待たずに入店できましたが、人気店のようで店内は賑わっており私達の後から来た一組のお客さんは入店待ちでした。そのお客さんが入店した後は`準備中`になってしまったようです。
「孤独のグルメ」に登場しそうな雰囲気のこちらのお店。現地到着後にスマホで調べて発見したのですが、当たりのお店でした。(埼玉県所沢市東所沢和田3丁目1−8 新倉ビル 1F)
角川武蔵野ミュージアムの複雑な岩塊のような建物は建築家の隈研吾氏による設計とのこと。隈研吾氏というと新国立競技場のような木材を使用した和のテイストな建築が思い浮かぶので意外です。
ミュージアム内には、妖怪一つ目小僧が・・・。2Fのショップには「ダリ」関連グッズが販売されており、もちろん(チュッパチャップス)もありました。
敷地内には、平常時の柔和な顔の「大魔神」と怒り心頭時の鬼の形相な「大魔神」の像が設置されており、隣接する「武蔵野坐令和神社」は、神社とは思えないモダンな佇まいです。
角川武蔵野ミュージアムは、群馬県からもそう遠くではない距離なので日帰りドライブにも良いと思います。(残念ながらチームラボの「どんぐりの森の呼吸する生命」は今年1月に終了してしまったようです。)
新店舗への建替え工事中だった、桐生市相生町5丁目のケーキ屋さん「モンシェリー 相生店」さん。3月2日にリニューアルオープンのようです。しばらくの間は混雑が予想されるので少し落ち着いたらケーキを買いに行こうと思います。
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近くの結婚相談所
ハッピータイム群馬桐生相生
婚活アドバイザー 金子 薫
群馬県桐生市相生町5-536-1
ネプチューン2-A
電 話:0277-32-5314
連絡時間:午前10時から午後9時
定休日:年中無休
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婚活 結婚相談はお近くの結婚相談所ハッピータイム (http://www.happytime-en.com/)、 群馬前橋・群馬沼田・群馬渋川・群馬高崎・群馬安中・群馬藤岡・群馬伊勢崎・群馬桐生・群馬みどり・群馬太田・群馬邑楽・群馬館林・栃木足利・栃木佐野・栃木小山・栃木栃木・栃木真岡・埼玉熊谷・埼玉深谷・埼玉本庄・埼玉行田・埼玉羽生・埼玉加須・埼玉児玉・茨城牛久・茨城下館・茨城筑西・茨城結城・茨城古河・新潟長岡・新潟小千谷・新潟見附・新潟柏崎・新潟魚沼・新潟十日町・新潟南魚沼・新潟西蒲原・神奈川川崎・山梨甲府昭和までお問い合わせ下さい。
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集英社的漫画杂志01(少年向)
本篇聊一聊集英社少年向的漫画杂志。
週刊少年ジャンプ(周刊少年Jump)
ジャンプGIGA(Jump GIGA)
ジャンプスクエア(JUMP SQUARE)
ジャンプSQ.19(Jump SQ.19)
ジャンプSQ.CROWN
ジャンプSQ.RISE
月刊少年ジャンプ(月刊少年Jump)
最強ジャンプ(最强Jump)
Vジャンプ(V Jump)
少年ジャンプ+(少年Jump+)
週刊少年ジャンプ(周刊少年Jump)
发行时间:1968年7月11日(1968年8月1日号) -
漫画类型:少年漫画
读者对象:少年
发行日:毎周一(逢周一节日则改成周六)
简称:ジャンプ・WJ
代表作:阿拉蕾 (Dr.スランプ)、风魔小次郎 (風魔の小次郎)、金肉人 (キン肉マン)、北斗の拳、魁!!男塾、聖闘士星矢,ジョジョの奇妙な冒険,電影少女,灌篮高手(SLAM DUNK)、幽游白书、浪客剑心(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)、游戏王、龙珠(ドラゴンボール)、HUNTER×HUNTER、I"s,海贼王(ONE PIECE),火影忍者(NARUTO -ナルト-),死神(BLEACH)、银魂、家庭教师、鬼灭之刃(鬼滅の刃)、咒术回战(呪術廻戦)等等。
很多人心中当之无愧的Top1漫画杂志,保持漫画杂志发行本数最多的记录(1995年3・4号 653万本)。
杂志的口号是『友情・努力・勝利』,出版的作品基本上以战斗漫画、体育漫画、搞笑漫画等少年漫画为主,不同年代都有着非常多的高知名度的代表作品。编辑部设想以小学和初中男生为主要读者,在上世纪80,90年代,伴随着日本婴儿潮诞生,这本漫画杂志对于许多世代男性而言知名度极高。
积极参加除了杂志的印刷之外的活动,包括杂志漫画相关的原创商品的商店、漫画网络分发网站、主题公园、电视节目等等。
自2014年9月起,电子书版本与纸质版本同日发行,可通过安装『少年Jump+』应用程序付费购买。
积极启用新人作家,严苛的专属契约制度,以及调查问卷至上原则都是杂志最鲜明的特点。
ジャンプGIGA(Jump GIGA)
发行时间:2016年7月 -
人群向:少年
发行日:季刊→年3刊→季刊→隔月刊→月刊→季刊
代表作:黒子のバスケ(EXTRA GAME)、BASTARD!! -暗黒の破壊神-、SOUL CATCHER(S)、東京都立呪術高等専門学校等等。
1969年作为『週刊少年ジャンプ』(下称『WJ』)的定期增刊,经历过『少年ジャンプ』・『週刊少年ジャンプ〇〇Special』・『赤マルジャンプ』・『少年ジャンプNEXT!』・『少年ジャンプNEXT!!』等等名称。2016年改名为『ジャンプGIGA』。
出版的漫画作品主要以新人作家的单篇漫画作品为主。从1969年创刊后,不断向『WJ』输出优秀的作品。封面是『WJ』的连载作品,彩页则是有经验的漫画家连载的单篇作品。
ジャンプスクエア(JUMP SQUARE)
发行时间:2007年11月2日(2007年創刊号) -
漫画类型:少年漫画、青年漫画
读者对象:少年、20代男性
发行日:每月4日
简称:ジャンプSQ.、SQ
增刊:ジャンプSQ.19
代表作:大剑(CLAYMORE)、搞笑漫画日和 (ギャグマンガ日和)、吸血鬼女友第二部 (ロザリオとバンパイア)等等。
前身是『月刊少年ジャンプ (MJ) 』(2007年6月因为销量低迷休刊),绝大部分作品转移到『SQ』。杂志创刊原因是「为了探索月刊的新可能性。」,写作团队「积极聘用青年作家」
集英社的官方网站将其归类为少年漫画杂志,但根据「日本雑誌協会」的『マガジンデータ』(magazine data,杂志数据)将其归类为男性漫画杂志。然而,『SQ』涉及的范围广泛,不受类型限制,例如聘请活跃在少女漫画杂志上的作家,出版动漫和小说的漫画改编作品,散文和小说。
ジャンプSQ.19(Jump SQ.19)
发行时间:2010年5月19日 - 2015年2月19日
漫画类型:少年漫画
读者对象:少年
发行日:季刊→隔月刊(偶数月19日)
代表作:邻家小萝莉(となりのランドセルw)、血界戦線、機巧童子ULTIMO、To LOVEる等。
前身是『SQ』的增刊『ジャンプSQ.II』(刊登『SQ』新人、有连载经验作家的单篇作品,『SQ』连载作品番外篇)。创刊日是5月19日,杂志名因此而来。2015年2月19日发售的18号休刊,继任刊物是『ジャンプSQ.CROWN』。
出版作品的种类繁多,包括原创作品、『SQ』杂志作品的番外篇、转移作品、漫画改编、新人作家和本刊连载作家的单篇作品。
ジャンプSQ.CROWN
发行时间:2015年7月17日 - 2018年1月19日
漫画类型:少年漫画
读者对象:少年
发行日:季刊(1,4,7,10月发售)
代表作:血界戦線 Back 2 Back、D.Gray-man、双星の陰陽師 化野紅緒編等。
是『ジャンプSQ.19』的后继杂志,2018年『ジャンプSQ.CROWN』休刊,后继杂志是『ジャンプSQ.RISE』
ジャンプSQ.RISE
发行时间:2018年4月16日 -
漫画类型:少年漫画
读者对象:少年
代表作:血界戦線 Back 2 Back、D.Gray-man、冒険王ビィト、Mr.Clice、血界戦線 Beat 3 Peat等。
『ジャンプSQ.CROWN』的后继杂志。
月刊少年ジャンプ(月刊少年Jump)
发行时间:1969年12月6日(1970年1月号) - 2007年6月6日(2007年7月号)
漫画类型:少年漫画
读者对象:男性
发行日:每月6日
简称:月ジャン、MJ
增刊:『ジャンプオリジナル』(JUMP ORIGINAL)、『HOBBY's JUMP』、『ゴー!ゴー!ジャンプ』
代表作:冷面天使 (エンジェル伝説)、反斗前鋒 (かっとび一斗)、青少棒扬威记 (キャプテン)、冒��王比特(冒険王ビィト)等等。
1969年作为『WJ』的姐妹杂志创刊,当时叫『別冊少年ジャンプ』,74年改名为『月刊少年ジャンプ』。
20世纪80年代的鼎盛时期,出现了很多校园喜剧漫画和少男少女的软色情漫画,平均发行量在1989年达到顶峰,约为140万册。从 20 世纪 90 年代左右开始,为了与竞争对手『月刊少年Magazine』(讲谈社)进行差异化竞争,该杂志开始瞄准年轻读者,并且有意识的让漫画与混合媒体、玩具、游戏等进行结合使得漫画更加吸引读者。
但是面对『Vジャンプ』和『月刊少年ガンガン』的竞争,以及王牌作品『冒险王比特』(冒険王ビィト)作者生病长期停笔的印象,导致销量逐渐减少。由于销量不佳,2006年决定停刊,而同年11月,继任杂志『ジャンプスクエア』(JUMP SQUARE)创刊。
最強ジャンプ(最强Jump)
发行时间:2011年12月3日(2012年1月号) -
漫画类型:少年漫画
读者对象:男性
发行日:每月4日
代表作:海贼王学园(ONE PIECE学園)、龙珠SD(ドラゴンボールSD)、グルメ学園トリコ等等。
自1999年12月发售的『eジャンプ』之后,时隔11年首次成为『WJ』和『VJ』的共同增刊号。
已出版的漫画作品很多是『WJ』正在连载的作品或过去连载过的作品的衍生作品,以及与玩具和电脑游戏的合作作品。相比之下『VJ』更像是一本情报杂志,而不是漫画杂志。
Vジャンプ(V Jump)
发行时间:1993年7月号(創刊号) -
漫画类型:少年漫画
读者对象:少年,20代男性
简称:VJ
发行日:每月21日
代表作:博人传(BORUTO-ボルト--NARUTO NEXT GENERATIONS-)、遊☆戯☆王衍生作品等。
1992年11月22日号发行之初,作为『WJ』的增刊。93年7月独立创刊。
该杂志主要关注电脑游戏的新文章和策略文章,特别是『勇者斗恶龙』(ラゴンクエスト Dragon Quest)和『最终幻想』(ファイナルファンタジー Final Fantasy)系列的以及与『WJ』连载的漫画相关的游戏。
在1990年,类似定位的漫画杂志还有小学馆的『月刊コロコロコミック』和講談社的『コミックボンボン』。
少年ジャンプ+(少年Jump+)
发行时间:2014年9月 -
漫画类型:少年漫画
读者对象:Jump读者(10代)、Jump毕业组(20代-30代)、互联网用户
简称:J+、ジャンプラ
发行日:每日
代表作:寻找身体(カラダ探し)、地獄楽、间谍过家家(SPY×FAMILY)、怪獣8号、ダンダダン等。
2014年9月22日集英社配信的『WJ』的应用和网站。前身是『Jump LIVE』(『ジャンプLIVE』),吸收了「ジャンプBOOKストア!」(一款电子书籍贩卖APP)这款的网络功能而推出的「漫画杂志应用程序」。即可以在智能手机上,也可以在网站上浏览。每天免费分发多本网络漫画,并以电子方式销售杂志和Jump漫画。
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2023/10/17
1ヶ月日記書いてなかった。
術後は順調に回復していて、薬も止まったので、体が通常の営業に戻りつつある。良かった。ただホルモンバランスの波が帰ってきたので、それと折り合いをつけてどう生活していくか、という感じ。半年ホルモンの調整を薬でしていたので復活した気持ちが強い。あと、ホルモンバランスで体臭が強くなったりするのに慣れない。すごい。出るところから全部臭いがする。これがフェロモンなのかもしれないが……。
小説を書いたり書かなかったりしながら1ヶ月すごしていた。
推しぬいを作ったり写真を撮ったりもしてた。津軽には鬼コが神社を守ってる珍しい鳥居がある。そこに行ったときに、鬼コのぬいを作って持っていった。かわいい。下書きはもっとかわいかったので、刺繍の腕をもっと磨こうと思う……。型紙を修正して色々量産したら、深川お化け縁日に持っていきたいな……。リアイベに飢えているので、出たくて仕方がない。妖怪ッコちゃんを作るつもり。
金木犀が自生しない土地に住んでいるので、秋の匂いの代表みたいに扱われるの、ちょっと困る。嗅いだことない。ハンドクリームなんかで売られてるけど、本物じゃないしね。
口の中やけどするくらい熱いコロッケ食べたいな
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聽歌時有趣的對比
【本文採用的歌詞翻譯與參考資料】 一、中惠光城x ABSOLUTE CASTAWAY - 恋歌宣誓- he277301的創作 二、「新女性」和「職業婦女」的盛世──日本的大正時代 三、Dandelion Girls, Dandelion Boys (蒲公英少女,蒲公英少年) (中文翻譯) – Mili | Genius Lyrics
【正文】 今天搭車時,腦中突然浮現一首我很喜歡的旋律,不禁讓我在公車上重新回味那首歌。然而,就在細細品嘗完歌詞後,我卻不禁為主角間那壯闊的愛情感到動容。有趣的是,當我深思整段故事與音樂想要呈現的意象與年代,發現它雖然與另一首歌傳達的情感(兩人之間)是相同的,在情緒上卻是截然不同。 說了這麼多?到底是哪兩首歌啊?這就來上歌曲!
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▲這是我提到的第一首歌:《恋歌宣誓》中恵光城
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▲與前者的情緒完全相反:《Dandelion Girls, Dandelion Boys》Mili
【恋歌宣誓】 我們先從《恋歌宣誓》開始講起吧,這首歌的一開頭便是軍樂一般的小鼓,而後又隨著銅管樂的聲音,整個樂曲變得激昂。整個歌曲的第一、二句歌詞,歌手也是以充滿勇氣的嗓音唱出: 一私は、嗚呼 自らの心を信ずる自由を有する。 一則,頑信本心之自由為我所持。 一私は、そう 貴方への想いを貫く自由を有する。 一則,思慕於您之自由屬我所有 這兩句歌詞,我不確定是男女對唱(角色上)還是女主角獨唱,但無論如何,這兩句歌詞以這樣強勢的嗓音唱出,似乎在與對方說:「我並非得依附於你才能有所價值,我有自由與決定的權利,但我的選擇就是你。」這樣的氣氛恰恰與開頭那滂沱的氣勢相對應,用這樣武勇、直接的方法表達愛意。甚至,縱使妖魔鬼怪、王侯將相都不能阻擋: お偉い法も役人も 何人たりとも触れやしない。 通法大道,官貴權吏,莫能篡乎此心 善人ぶった悪魔などに、私の権利を冒せやしない。 仁人善友,魑魅惡徒,莫可犯於此權 這四句歌詞,似乎特別強調「不可阻擋的自由」、「不可侵犯的權利」,如果將這首歌的風格配上日本歷史,或許能發現似乎與大正時期有些相似。在大正年間,曾因「倒幕運動」......好吧,我不想變歷史課。簡而言之,大正年間因為在政治上「相對」自由一些,且經濟較為蓬勃,所以一些新的思想也跟著現代化的設施與生���型態開始出現,而女性也開始慢慢進入勞動市場(雖然這點到昭和年間似乎就沒了)。同時,雖然不是主流,但也出現了「戀愛自由」的聲音。我在想,這前四句歌詞或許就是在闡述這樣的歷史背景。 一私は身命を賭して お国を守ると誓います 一則,我於此誓,賭上此身此命,守域衛疆 一私は忠誠と勇気を お国へ捧ぐと誓います 一則,我於此誓,必將盡忠竭勇,拱護家國。 愛しい君を守る為 君への想いを断ち切ります 為保護心愛的你,我將揮斬情絲。 到了昭和年間,種種背景因素與事件導致軍國主義的聲勢開始越來越強大,輿論的導向也開始向此靠攏,再加上既��的民族主義,形成了一種奇異的混合體。縱使情感上千百般不願意,只有保衛國才能保護家,所以縱使愛著伊人,卻仍選擇了斬斷情絲而從戎。 慷慨激昂的愛情,在樂曲的最後以一聲汽笛作為休止符。結尾的鼓聲除了像軍樂,和著汽笛聲一起聽總有種火車正駛離的錯覺。故事中的男主角為了守護心愛的加國而選擇從軍,守候在原處的女主角則萬般思念。隨著駛離的汽笛聲與轉動的車輪,這首歌驟然的結束了,或許這就是一種日式的、大正/昭和式的浪漫吧!
【Dandelion Girls, Dandelion Boys】 如果先看封面,我們會看到熊熊烈火中互擁的兩人,以及在下方孩提時歡樂的他們。兩人的服裝穿著和服,由此推斷兩人或許是日本人。 在音樂的一開始,先是一段提起而往下沉的鋼琴聲,隨後鼓聲進入帶來脈動,再來一段人聲的和聲。然而,背景的鋼琴聲卻沒有因此而激昂起來,依舊保有一種前途茫茫、提心吊膽的感覺,整首歌曲就在這樣的氣氛下進行。 Congratulations, you've been chosen. Here's a pistol matching your mittens. I thought to myself "it doesn't suit you at all" 恭喜你被選中了,少年 獻給你這把與你手套顏色搭調的手槍 我心中默語 「那東西完全不適合你」 在MV的畫面中,第一段歌詞顯示在畫面右邊,即靠近畫面中女生的位置。到了第二段,歌手的聲音變得低沉,歌詞也轉而顯示在畫面左邊——靠近男生的位置: (這邊以藍色代表少年,紅色代表少女,紫色代表兩人合唱) I shall carry on all this weight Leading me through the way Was your cherry blushing face If it meant that you could live your life again I'll gladly give mine in Carrying hope, you sailed away 我來背負這一切重負 為我指明道路的是你那如櫻桃一般羞澀的臉頰 只要你能夠繼續過你的生活 我樂意放手我的 身載希望 你出港離去 通過這兩段主歌,我們可以知道歌曲中的兩人或許也是一對戀人。原本他們正處在青春年華,少年卻被「選中了」而被賦予一把手槍。如果配上MV的背景畫面做解釋,那或許就是被迫從軍了。少年雖說願意為了讓情人能維持日常生活,而自願放棄自己的生活,但又有誰知道這是出自真心或無奈呢?從Mili之前的《Salt, pepper, birds and thought police》中,我就有觀察到他們在處理這種緊張場面時,歌詞間常常就是接續發生的事情。也就是說,少年這句話是接在「獻給你這把手槍」之後,來通知他「被選中」的人或許就在身後。但無論是真心還是無奈,少年的語句中透露出少女是他的一盞明燈,是他在黑暗中唯一能指引道路的標的。 在最後一句「身載希望,你出港離去」的節奏明顯放慢,雖說可能是個過度之類的做法(音樂術語我不太懂),但卻帶來了揚帆出港與海上漂泊的意象,就像波浪一樣的輕柔緩和卻力大無窮,同時也展現出了少女對他的擔憂與無奈。 Whose tears salted the waters Keeping you up afloat from the ocean bed? Secretly, secretly I prayеd for a storm to set you back Whose fault is it That our seeds have sprеad too far Leaving us nowhere to bloom? Yet the dandelions grew 從海底支撐你 那勺使你浮於海面的鹽是誰的淚水? 悄悄地 悄悄地 我拜託暴風卷慢你的步伐 隨地播撒太多種子 那個終將使我們無處綻放的行動是誰的過錯? 儘管如此 蒲公英們只能繼續成長 其實在這段我有些疑惑,副歌第一句中,少女向少年提問「是誰淚水中的鹽讓你浮在水面」,代表有人正在為少年而哭泣;後一句,少女又希望風暴能夠拖慢他的角度。配合上前面少年從軍出海,表示說少女並不希望他這麼快就抵達目的地——戰場。我想對於戰爭時期的日本人而言,應該所有的戰場都在列島之外。一旦軍人搭上離開列島的船隻,就代表奔赴戰場。 No more airplanes to fly, ships to sink Stuffing my plywood swimming coffin To ocean, the railway extends Over the sea, that'll be where I'll proudly be expensed 已沒有可飛的機械 也不剩下可被擊沉的船 裝填這由木板拼成的屬於我的遊動棺材 鐵道延伸入海底 這片海洋的對面一定是我註定驕傲獻身之地 已經沒有任何的飛機與船隻了,少年只剩下一片木板(Plywood,即俗稱的三合板)作為他載浮載沉的棺材。儘管如此,他依舊相信海那端的戰場是他獻身之地,使他驕傲與榮譽。 從這段主歌的前半段,我們可以很輕易地發現少年的軍隊似乎處於極度的劣勢,無論是飛機或船隻似乎都沉沒了,他也只能靠著木板浮在水面;至於後半段,除了那句「鐵道延伸入海底」我還真搞不懂什麼意思,只能猜測是暗示船的甲板,另一句則讓我覺得,少年似乎還依舊相信他將能夠在海對面的戰場與敵軍一決生死。 From up there, we must not look human anymore Another stage to premier your force On those monitors Are we just a little piece of white fluff? Blown off onto the floor With a white cloth on your back You returned to me at last 從那麼高的地方來俯瞰 我們肯定已不再像是人 這裡已成為可供你們露手顯威武的舞台 監控器上的我們是否只是一小朵白色的毛絨? 輕輕一吹就倒在地上 身裹白布 你終於回到我的身邊 在這裡,視角回到少女身上。只是,他所說的「那麼高的地方」到底是指什麼呢?我認為這可以從後面的「監視器」來解釋。在喬治‧奧威爾的《1984》中有所謂的「電幕」,其實就有點像是今日的監視器,而負責這些畫面的,就是所謂的思想警察。如果將這兩者結合,或許我們能認為「這麼高的地方」,指的或許是政治上的階級。在上位者,尤其是位處「那麼高的地方」的人,很難看清底下的一舉一動,最有「效率」的方法似乎就是通過監視器了。然而通過一層畫面來觀察別人,是否真的能夠體會他們的感受呢?還是觀察者早已不把他們當作是人,而是一朵脆弱的白色蒲公英?這是少女對於「上面的人」的評論,然而他能夠見到的,就只有裹著白布回來的少年——少女再也不可能見著那滿懷希望出航��心中愛著他的少年了。 Whose child was I dreaming to pierce Through the unworn tip of my bayonet? Whose life have I decided Was less worthy of respect? Whose home did I hope to reach As I tighten the screws on balloons in lead? Whose future was lost in pursuit of mine?Yet the dandelions ate, slept, and grew The truth is, the world isn't so small We need to step on each other But I know even if it's only the two of us Even if we have everything (Everything in our hands) Still, we'd fight until our last 手拿這把仍然嶄新的刺刀 那個我連做夢都想戳穿的人是誰的孩子? 根據我的獨斷沒有價值 那條不值得被尊敬的命是誰的一生? 擰緊螺絲釘 那座我祝願鉛制氣球能夠接觸的建築是誰的家園? 只為我能夠追夢 那些被消滅的夢想是誰的未來? 儘管如此 蒲公英們只能吃飯睡覺 繼續成長 其實我們不必相互踩踏 世界並沒有那麼渺小 但我知道 就算這世界上只剩我們兩人 (就算我們擁有可供我們擁有的一切) 我們一定還是會互相爭奪到底 你眼前的那些敵人,你恨之入骨的那些敵人,你做夢都想要刺穿的敵人,他們又是誰的孩子?誰的兄弟姊妹?誰的家人朋友呢?他們真的沒有價值嗎?又是誰為他們訂的價呢?那些炸彈毀的又是誰的家園?又有誰的夢想未能實現,就魂斷異鄉呢?戰爭到底都讓人們做了些什麼? 少年與少女給出了一個夢想,一個不用互相踐踏的,廣大的世界;然而,他們(又或者是作詞者?)也認為,縱使我們衣食無缺,也無可避免互相踐踏。換句話說,總是我們滿足了一切,終究還是會與他者相互爭吵,起紛爭,最終相互踐踏。儘管我們知道戰爭讓我們做出了許多難以理喻的惡行,但我們依舊不會停止戰爭;縱使世界上只剩下兩個個體,這樣的行為依舊不會改變。少年少女在這首歌中給了我們一個對未來的負面想像,也給了我們對於戰爭、對於爭奪的反思。
打了這麼長一篇文,終於要來講講結論了。簡而言之,《恋歌宣誓》與《Dandelion Girls, Dandelion Boys》都是一對愛侶在面對戰爭時的表現,但《恋歌宣誓》表現出的是為了守護一切的決心;《Dandelion Girls, Dandelion Boys》表現出的卻是他們在面對戰爭時的錯誤與悔恨。兩組情人都彼此相愛,可是卻有著不同的情緒:前者是充滿熱忱,後者是充滿擔憂。但在兩首歌詞中,卻都不難看出雙方對彼此表達的愛意或關心,這也是為什麼我會說這兩首歌曲有著同樣的感情,卻有截然不同的情緒。
其實我覺得可以與《Dandelion Girls, Dandelion Boys》一同討論的歌曲還有很多,包括Motörhead的《1916》、wotaku的《この戦争が終わったら》,甚至是新菜まこ的《戦線のリアリズム》等等與戰爭有關的歌曲都行。只是這次比較關注在愛情與戰爭之間的連結而已。 說真的,這篇打了我超久,休息!
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#它們這一家 #小鬼怪の生活日常 [#帶住兩隻公仔周圍去 x #情侶特別篇]by #毛婆婆手作坊 #WitchHandmadeWorkshop
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#紅小鬼:毛婆婆上個禮拜去咗睇五月天演唱會
#藍小鬼:嘩!#事隔四年,終於都 嚟到 #香港站演唱會,係好開心嘅!
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#五月天演唱會2023
#五月天演唱會2023香港
#五月天好好好想見到你
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#maydayconcerthk
#知足
#最重要的小事
#突然好想你
#為你寫下這首情歌
#倔強
#不讓你孤單一人
* * * * * * * *
#毛婆婆
#handmade #handmadewithlove
#全人手製作 #monstercouples #handmadedolls #funnyconversations #dailylife
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灰色船歌(グリザイア 戦場のバルカローレ) 水
半周年时
趁还记得先写写目前的情况
主线11章
剧情活动6次
(截至今日)实装五星(大概)46(±1)+6张/四星&三星各15张
商店的五星券可以换的角色是到5/5为止实装的范围
实装人数11人(其中两人只有一张五星,一个卡池一个配布)
目前我有24个五星(当然6个配布拿齐)超多没有的OTZ(24/52)
目前比较灰船比较有趣的大概就是生日池但是没有该人物(キアラ)的五星,或者干脆不出该人物(ミリー)www
灰船是自己随便定的称呼就是了(。设定上大家就是住在宇宙飞船(?)里,名字又叫Ark(方舟),而且Barcarolle就是划船时唱的那类……那就这么定了(喂
游戏本身算是挺休闲的(。真的没啥可干,不过反倒是挺好的,要是和其他游戏一样忙估计我就没时间看剧情了
但是有一说一,要拉满应该是个艰苦的过程……我三四星的核心等级(core,靠重复or万用提升)大都还不到一半,考虑到后面需求量的增加估计进度可能只有四分一甚至是去到八分一或者十分一……
池五需要相当于抽16张才满,四星要93张,三星要332张(当然道具替用可,不过数量会很……)
虽然不拉满大部分的活动也都能搞定就是了,但是要打高分/推高等BOSS还是需要有适合的衣装
剧情都是灰色惯例的风格,反正我是看的挺开心的w
需要注意的是因为时间线上是乐园之后,剧情有些会直接剧透掉,还是推荐至少先看了动画再戳主线?当然如果完全不打算补灰色直接看倒是也有情况说明,就看喜不喜欢先看结尾了
说到剧情对ミリー真的过分(。因为目前只有一张配布生日池只出别人,而且配布剧情居然有一段是过去的悲凉回忆杀……不是作者你和米莉有仇吗(。
不过算了……这种沉重也是灰色系列吸引人的原因之一了……
黄油剧情正经(?)到这个份上的真的是很稀有,不过也因此怎么说呢……看单纯H-scene的时候就挺微妙的(
到今天的目前为止半周年的免费十连(最多到100)出了两个五星好像?大概是四十连,希望之后也能出好出满(
周年的新角一次十连就出了我表示很开心www
当然之前也有想抽却没抽到又差个三十连没能到天井的时候……
另外Memories的部分也挺难搞的,只靠探索入手太难了,更别说满破了,但狗粮就多到爆棚(。)还计算背包位……为啥啦(
新的料理系统感觉也不错?不过一天一回有点……太少了,要实行错误不太够(。目前我开了两个故事两个全员料理(。看来自动选料理的时候会优先剧情,不过目前还没出过品质加成,不知道要食材合计lvl多少才行……或者是平均/短板lvl要求之类的条件,食材没有具体名称感觉有点难区分,目前看来要做攻略可能必须用图片而不是纯文字了……
总之结果能干的事情还是很少,SP开放每天六回也不过就是消耗的体力和挂机的时间增加而已
目前防卫战姑且算是能打好打满自动40wave
队伍强化其实也希望会有异色队的类型,塞个五色攻击型速推之类的www
虽然我都没怎么研究,目前BOSS还只有58/125(
说起来之前灰色也有出过一次网游,不过那个时候我没玩到,至少剧情上没有提到上个网游的主线的样子,不知道之前的会是什么感觉……无意中翻到的抽卡视频发现前一个也包含了幻影扳机的人员,不过这次就完全是風見一行人了
目前看起来活动也趋向单一化(Ranking太多)……主线也告一段落了……第一个剧情(aka Raid)活动甚至已经复刻一次了……希望能撑久一点(
剧情活动的配布倒是超级好拿好养(
从技能选择搭配和使用时间点来说也算是有策略(……?)
*说着又靠自动推了几只BOSS的屑
四星目前感觉是不太好用,当然不吃属性克制的五星可能比吃的四星要脆,实在没有需要技能的五星时也还算是能依靠四星的,三星我就真的没扔进队伍过了……核心等级的问题有些三四星甚至没五星高……就这点来说有能轻易养满的配布真的挺不错的(虽然技能倍率类型啥的体感比较hmmm……(并没有去实际比较过毕竟所持真的太少)
比如输出是AOE还是单体,辅助也有单体和群体两种(己方敌方/buff debuff),奶也有全部单回,和单群混回的类型,真的要看BOSS,盾的话比较多是同属性全��减伤的,也有嘲讽……但是基本上除非两个盾,不然敌方扔全体这伤也拉不过去……基本只有肉盾站前排,而怪普遍手短,目前感觉嘲讽有点微妙
技能姑且是能叠到两次(風見不能叠),之后不用CD不会继续降,自动的时候会优先发动队伍中左边人物的技能,编队的位置直接拖拽就可以换位了也算方便
原本同人物的不同服装不能同时出战,不过因为总人数太少后面修改可以了wwwww
另外算是DMM少见(?)的可以像手机一样刷首抽的(只是如果事前有keep的话会消失
等级本身超级容易升()道具基本摆设,升等开剧情,没有核心等级的要求
开格子(机能解放aka强化)也因为调整需要数量减少,堆得道具挺多的(……)
最后,半周年加了新人物之后,其实我稍微有点期待一周年的时候会不会加上三叉戟的会长kkkkkkkkk
停运记录(22nd Mar 2023)
虽然其实大概有种预感……
因为看起来真的人气不怎么高,而且第一部结束后就没再更主线了,活动也很快就复刻了……
虽然福利其实挺不错的(尤其是���在的关服活动
在我79/113所持的时候只花了四天就成功113/113了(x
真的意外地很容易拿齐(
再加上各种登入送五星自选券,十连券(虽然只有一波7天份),最后周常也加了一张自选
然后跑活动一箱可以拿1k的石,3k十连30k天井,我记得我应该有差不多点了18次天井吧,最开始先把特效换上然后压箱的共用全部升特效core
感觉是目前经历过的最优渥的关服福利了?
明天中午就要关了,赶紧去录屏(
之后再慢慢拿来练手(翻译)
说到翻译空了还是先去清BC好了……
之前关服的冻京Necro页游有给所有在游戏里氪过的玩家下offline的机会,和其他差不多去掉语音etc只留下部分文本可以看这样(主线+活动+卡面(不同游戏有不同)
SEGA的那个sin战记好像也准备搞offline版
sin那个玩法和手游真的不搭,除非抽齐关键角不然没办法读小故事,但是如果往前推主线了又会因为游戏机制没办法开还没读的小故事,但是不往前推等级又会被卡住,没办法通过跑活动拿石去抽,除非是每次都会直接抽满关键角的课长,或者是根本不care小故事的人,不然完全就是一个恶性循环,不如说这个游戏真的不停运才怪……当然如果和阿猫一样里面的全部都是不限时的那当然没问题,手游又没办法重来的情况下搞什么鬼“真rpg”相性简直不要太差
但这种做法(提供offline的)并不多,再加上灰色上一款关服的手游最近推出了完善ver主线的单机游戏在卖,以后说不定有机会……?
但反正没有确信的现在还是就先录屏好了x
以及最早的那个不知道内容是什么,关服之后有没有做过什么处置就是了
总之船歌的游戏体验还算不错(虽然因为没什么新意+在玩别的有时候甚至没怎么登x
对主线有兴趣的可以找一下Makina中之人的配音实况来补
主线时间大概是在乐园之后,宅宅由美突然发掘了一款超逼真的VR游戏,然后实际上那个游戏有些这些那些的黑幕
大致的情况还算很好猜的,风格是一贯的灰色之感,喜欢的话可以看看的
虽然大概是因为画风,我觉得JB和由美看起来有点hmmm……尤其是JB的default立绘(三星那个)真的……不太认得出(x
第一部是解决了黑幕(?)但是运营马上就换了人,所以故事姑且是有到一段落,喜欢完全的完结的那种可能还是等之后有没有单机化的消息好了
感觉录完屏我应该没什么时间再去养角色打Boss了(。就让它停在一半的位置吧(
要是时间够还是挺想把全部contents都清掉的……当然全员core max这种除外
料理姑且recipe齐了,虽然目前只有两人lvl50就是了……偷懒没登的自作自受_(:з」∠)_
其实我很期待敌对公会紫色那位(三叉戟会长)的实装[怪笑]
想说既然半周年实装莉莉娅,周年说不定就实装公会会长了?!
可惜没到一周年……(4/4开始23/3关服)
真的可惜,一直很期待如果到时出游戏剧情第二部究竟会实装哪位www
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蜃気楼の境界 編(一二三四)
「渦とチェリー新聞」寄稿小説
連載中のシリーズ、第一話からの公開、第七話まで。第八話以降、朗読版に繋がり、最新話に辿り着けます。
蜃気楼の境界 編(一)
序件
赤に黄を混ぜると橙になるとか、分子だとか原子だとか、決まりごとで世界を理解した気になれるとしている人達の視た光景が世界の基準になっていることがそもそも気に食わないと、二〇一六年春、高校一年生になったばかりの渡邉咲は思っている。彼女はやがてクラスに、背が高く視力の悪い市川忍という一見平凡な男子生徒がいることに気づくだろう。麗らかな新大久保、韓国料理店をはじめとした多国籍渦巻く通り、彼女よりも背の高い通行人達の隙間を縫いながら気分よく和楽器専門店へ向かう道すがら、迷いのない機敏さですれ違った、いつだったか見たような気のする少女に勘が働き、あとを追うと、二人の男が対立していたのだ。さっぱりとした面立ちの男が軽やかに束感ショートの若い警部補に、��れは高橋さんお久しぶりです、と話しかけるが、その警部補は、探偵に用はないよ、と軽くあしらう。少女は、この探偵と警部補の間を通り過ぎ、可憐に立ち止まり、一、三、三十、千五百と口にしたのだ。新規上場企業連続殺人事件の際はな仲本慧きみのお世話になったが、警部補がいう、本当に高くついたよ闇のポケットマネーだった、今回の捜査はもう済んでいる高知県岡内村の淵に発見された男の水死体はここのホステスとの恋の縺れで半グレが実行したと調べがついている。ところが、探偵仲本慧は、隠れて話を聞いていた渡邉咲が耳を疑うようなことを坦々と喋りだしたのだ。少女崔凪が口にした数から推理するに、彼女の身長百五十センチが百五十万μm(マイクロメートル)だね、目視可能な基準五十μmより小さい花粉が三十μmで飛沫や通常マスクの捕獲サイズが三μmで細菌は一μm、零点三μmはN95マスク捕集サイズ、零点一μmはインフルエンザやコロナのウイルスサイズつまり著名なウイルスは人間の千五百万分の一の小ささでその一回り大きい細菌が百五十万倍の少女を視れば頭は火星にあり地球からの距離十三光分だね月までなら一点三光分、符号、十三、仲本慧が楕円を描くようにぐるぐる歩く、火星は周期七百八十日で地球に近づき月との接近を天上で愉しめるわけだが今年はそれに当たる、七百八十と十三に関係する郵便番号が高知市青柳町で、そこに住む犯人は七百八十日周期で男を殺しに東京を訪れる。
雑居ビルの階段下で警部補は少女崔凪を見、腰を低くし、初めまして警部補の高橋定蔵だ、二年前はお世話になったがきみは知ってるのかな、という。崔凪は強い瞳のまま無言。警部補は探偵に、依頼はしてないから助言と受け取るがどうして事件を追ってる。陰で話を聞きながら、渡邉咲は胸を熱くしている。着信音がする。それを無視した仲本慧、曰く、単なる不倫調査で慧探偵事務所の探偵チームはターゲットの男がある女とホテルへ入るところを写真に収めたが依頼の追加でその女のプロファイルを求められたという。追加依頼を探偵チームに投げようとしたとき事務所に遊びにきた崔凪が、一、三、三十、千五百と自ら口にしたのだ。推理から、と仲本慧はいう、写真に収めた女は、蜃気楼だと気づいた、真の不倫相手の女、つまり犯人が、虚の像を追わせたのさ、ここのホステスは事件の蜃気楼、無関係だね。渡邉咲は、どういうこと、と驚くが、何度か鳴っていた事務所からの着信を仲本慧が受けて、崔凪に、さぁ行こう、と告げ、去り際、ふと足元を見、ツバキの花は境界に咲くというが、現世と魔界の境界にも咲くんだね、と笑みを浮かべる。警部補は二人を追わず高知警察署へ連絡しているらしい。数日後、高知の青柳町に住む女、宮地散花が連続殺人容疑で逮捕されたことを渡邉咲はニュースで知り、午前の授業中はずっと雑居ビルの階段下でのやりとりの記憶に捕らわれ、探偵仲本慧の絡んだ事件の真相って境界の狭間に咲く花のよう、と夢見心地になるが、少女崔凪による真相は、甲乙ムの三文字の一体である鬼を抱く宮地散花が千五百年つまり明応九年に践祚した後柏原天皇の詠んだ歌、心だに西に向はば身の罪を写すかがみはさもあらばあれ、に心打たれるも意味を取り違え、三十人の男の供養を願ったことに始まる。その鬼の念、情景を歪ます程に強く、探偵や警察を巻き込み、一高校生渡邉咲さえ巻き込んだが、彼女は探偵仲本慧による更なる次元さえ加わった渦の中でときめいている。その様は、クラスメイトの市川忍の何かを揺るがしたのだ。窓の下、体育館でのバスケの授業をずっと眺めていた市川忍は、突然渡邉咲の存在に気づき、それは彼のもう一つの人格、仟燕色馨の方が先だったかもしれない。胸騒ぎだ。
蜃気楼の境界 編(二)
書乱
春の夕、上海汽車メーカーの黒い車が高田馬場駅は西、高校の校門を通過し、停車する。奇妙な車がよぎった、脳裏より声。授業も聞かず窓の下、体育館でのバスケの授業をぼんやりと眺めていたが、脳裏に響く声に高校一年生の市川忍、カジョウシキカ唐突に何だよ、と聞く。一昨年にきみを冗談交じりに犯人と疑ってみせた探偵がいたのを覚えてないか。そう問われたものの市川忍は思いだせず、それがどうかしたのと内側へ声を。すると、微かなタイヤの摩擦音と停車音の比較から目的地はすぐ側の一軒家だろうちらと見えた、運転手がその探偵だ、という。この七年前は二〇〇九年五月、関西の高校生から広く流行した新型インフルエンザ以降雨の日以外つねに窓が少し開けられている。空気は生ぬるい。チョークの音。市川忍、幾つか机の離れた席に座る渡邉咲に視線を送る。チャイムの音が鳴り、放課後、別のクラスの生徒、石川原郎がやってきて無造作に横の机に座り、市川おまえ高校はバスケ部入らないの。まあね。受け応えしながら机の中の教科書類を鞄にしまっていく。渡邉咲立ち上がり、教室の外へ。一書に曰く(あるふみにいわく)と仟燕色馨の声が響く、混沌のなか天が生まれ地が固��り神世七代最初の神、国常立尊が生まれたが日本書紀に現れない五柱の別天津神がそれより前にいて独神として身を隠したというのが古事記の始まりということは教科書にも書かれていたが先程の古文の教師はイザナギとイザナミの二神から説明した、これもまた一書に曰く、数多の異神生まれし中世ではアマテラスは男神ですらあり中世日本とは鎌倉時代からつまり末法の世まさに混乱した世の後で超自然思想は流行り無限の一書織り成す神話に鎮座し人々は何を視ているのか、きみが気にしている渡邉咲、退屈そうに探偵読本を机の中に置いていった、大方、探偵に夢を見、探偵業に失望したのだろう、数分の場所に探偵がいる。市川忍は脳裏に響くその声をきっかけにし会話一つ交わしたことがない渡邉咲のあとを必死で追う。走りながら、どう呼びかけるのかさえ決めていない。仟燕色馨のいう一軒家は平成に建てられた軽量鉄骨造で、渡邉咲が通り過ぎた頃合いで咄嗟にスマホを耳に当て、探偵が入っていった、と強く言う。驚き、振り返る渡邉咲。
目黒にて桜まじ、遊歩す影二つ。吹く風に逸れ、冷たし。怪異から死者が幾人、立入禁止とされた日本家屋をちら見し、一つの影、あァお兄様さらなる怪奇物件作りどういたしましょうと口元を手で隠し囁く明智珠子に兄、佐野豊房が陽炎のごとき声で私達はね共同幻想の虚空を幽霊のように漂っているんです、井戸の中で蛙は鬼神となりたむろする魍魎密集す地獄絵図の如き三千大千の井戸が各々の有限世界を四象限マトリクス等で語る似非仏陀の掌の架空認識から垂れ下がる糸に飛びつき課金ならぬ課魂する者達が世を牛耳りリードする妄想基盤の上で生活せざるを得ないならば、宇宙に地球あり水と大地と振動する生命しかない他のことは全て虚仮であるにもかかわらず。明智珠子がその美貌にして鼻息荒く、あの探偵とだけは決着を付けなければいけませんわ、家鳴の狂った解釈で恐怖させる等では物足りません残酷な形で五臓六腑ぶちまけさせなければ気が済みません。佐野豊房は、だがただ凍風を浴びるがままである。翌週は春暑し、件の探偵仲本慧はそれでも長袖で、奇妙な失踪調査依頼で外出している。我が探偵チームが二日で炙りだしたターゲットの潜伏ポイントは男人結界つまり男子禁制の聖域だからねと探偵事務所二番窓口女性職員橋本冷夏にいう、琉球神道ルーツの新興宗教だそうだ。いつも思うんですが年中長袖で暑くないんですか。東京中華街構想があった年と探偵仲本慧プロファイルを口にする、同士と約束したんだねハッタリ理由に青龍を肌に翔ばす気がなかったから年中長袖を着る決着にしたわけだ。えっ、一体何が。その会話を引き裂かんとついてきていた少女崔凪、突飛な言葉を口にする、卑弥呼は、自由じゃない。ハッとし振り返った仲本慧問いかける、今回の件、どう思う。崔凪、気分良さげにいう、男子禁制だから教えられない。生暖かい風が東京湾から。晴海アイランドトリトンスクエアをぐるっと回ってみたわけだが、と元の駐車場に踏み入った仲本慧、あれはかつて晴海団地があった土地だね、我が探偵チームが弾き出した潜入ポイントにも寄った方がいいかもしれないね。そうして訪ねた一軒家の門の外、仟燕色馨を秘める二重人格者は市川忍と、探偵仲本慧を気にする渡邉咲、二人の高校生が現れたのだ。
蜃気楼の境界 編(三)
朔密
白雨あったか地が陽を返す。探偵との声に驚き振り返る渡邉咲の前に市川忍。彼をクラスメイトと理解する迄に数秒。バスケ部上がりの忍は別世界の男子生徒に見えたし圧も弱く視野外にあったのだ。水溜りを踏んで市川忍は彼のもう一つの人格仟燕色馨と心の内側で会話をしている。探偵が入っていったとスマホを片手に口にしたが通話はしていない。咲に向け、ここで事件が起こっているから静かに、俺には知り合いに探偵カジョウシキカがいて今彼と話していると囁くように言い、表札にある「朔密教」と火と雫の紋章、白い香炉を模った像をちらと見、呼び鈴を鳴らす。片や探偵仲本慧はその軽量鉄骨造の一軒家の門の斜め向かい、車中にいる。突然現れた高校生の男女がターゲットの家の呼び鈴を鳴らしたことで注目する。ガチャと鳴り玄関から高齢の女、倉町桃江が姿を見せ咲を見ると、何か用ですか、と聞く。戸惑う咲の前に出、忍、朔密教の見学に来たのですが、というと、男子禁制ですから、そちらのお嬢さんだけでしたら。運転席の仲本慧とともに慧探偵事務所窓口職員橋本冷夏が後部座席から降りるが助手席に座る少女崔凪は出てこない。通り雨は天気予報になかったねと口にしながら歩み寄る仲本慧を間近に見た咲が紅潮する。仲本慧が高校生二人を一瞥し、倉町桃江をじっと見つめ、貴女がここの教主ですか、こちらの橋本冷夏が見学に来たのですが。ぬるい風に織り混ざる卦体。そうですか。倉町桃江は表情一つ変えず、弥古様はおられませんが、さ、どうぞ、屋内へ消える。門前に探偵と忍と咲が残る。脳裏の声に促されて忍、何か事件でもあったんですか、と慧に。素性を見抜かれた質問を受けた慧はほんの僅か忍を見、ああきみは以前事件のときに少し話かけた学生だね、とにっこり笑いながら名刺を差し出し、慧探偵事務所の仲本慧だ、困ったことがあればいつでも訪ねてくるといい金額は安くはないけどね、そう話を逸らす。スマホを耳にあてた忍は仲本慧の目をじっと見て、知り合いの探偵と連絡を取りあってるところでもしかしたら同じ事件を追ってるのかも、弥古様を、と挑発する。ここに、咲の目前で、二人の探偵の戦いの火蓋が切られたのだ。咲の気をひく為に市川忍によって仟燕色馨が探偵とされた顛末である。
門と玄関の境界の片隅、雨露に濡れるツバキの花に気づくのは、仲本慧のスマートフォンに朔密教内部に潜入した橋本冷夏から失踪調査対象は石文弥古の姿見当たらずとのメッセージが届き、車内の崔凪に視線を送った直後、片や、市川忍の視界には、はらはら雪が舞い、脳裏に津軽三味線の旋律流れ、声響く、曰く、表札に火と雫の紋章があったがイザナミが命を落とすきっかけ火の神カグツチを当てれば雫はその死悲しむイザナギの涙から生まれしナキサワメであり白と香炉を模った像から琉球の民族信仰にある火の神ヒヌカンを合わせれば朔密教の朔は月齢のゼロを意味し死と生と二極の火の神を炙り出せるだろう男子禁制からヒヌカンによる竈でのゼロの月の交信を弥古様は隠れて行い目的はイザナミの復活か、次元異なる宗教織り成す辺りの新宗教らしさから朔密の密を埋没神と見るなら竈は台所更には死した大いなる食物の神オホゲツヒメの復活とも関連し故に弥古様は台所を秘めたる住処、家としている。この象徴的絵解きのごとき推理の意味が市川忍は何も分からなかったが解が台所であることのみ理解しスマホへ向け成程仟燕色馨、君の言う通りだ敢行するしかないねと言い渡邉咲を見、ねぇ仟燕色馨から君にお願いがある、この中は男子禁制、だから、と耳元に。咲はこのとき、心を奪われたのだ、市川忍ではなく、仟燕色馨の方に。現場が男子禁制ゆえに崔凪の手助けが得られず動揺して仲本慧は自力で推理する。ここへ来る前に出向いたかつての晴海団地はダイニングキッチンが初導入されそれを一般家庭に普及させた歴史的土地で朔密教が琉球神道ルーツの新興宗教であることは調査班の報告で分かっているから潜入した橋本冷夏は台所へ案内されている筈、儀式は日々そこで行われるが石文弥古の姿はないという、ならどこに。その事務的に戸惑った様子が渡邉咲には探偵読本にもあった只の組織である商売人の探偵にしか見えなかったのだ。咲は仲本慧を背にして走り、玄関をくぐり、朔密教内部に潜入する。だが、濡れた車、助手席から出てきた少女崔凪が数字の羅列を呟き、仲本慧は、そうか分かったぞ、と声をあげて橋本冷���に通話する。崔凪が、涼しい顔でのびのびと呟く、負けるくらいなら今だけ男子禁制じゃなくてもいいかな。
蜃気楼の境界 編(四)
你蜃
燻銀の月が空に二人の高校生公園で座る。笙の天音が鳴り、お母さんだ、とラインの返信をしながら渡邉咲、探偵カジョウシキカは推理で勝っていた、と市川忍を見、探偵仲本慧に出会ったきっかけはそもそもあの少女崔凪だったと思いだす。一昨年にこの公園で鼻歌交じりハーブの栽培をしてた子だ、だから見覚えがあったんだ、と。軽量鉄骨造一軒家、朔密教本部から出てきた探偵職員橋本冷夏に、今宵は重慶三巴湯と青島ビールで宴会だね、と上海汽車メーカーの黒い車へ去る仲本慧の側にいた少女崔凪が高校生の二人をちらと見ふっと笑う。市川忍は悔しがるだけで、だがその内側に潜むもう一つの人格仟燕色馨は市川忍の瞳を通し崔凪をじっと見つめる、夜の公園で仟燕色馨、只の勝負なら勝敗などは所詮遊戯それに君も渡邉咲と親しくなり目的は果たしているだろうしかし慧探偵事務所は現世と魔界裏返りし境界ありこれは魔族の矜持に触れるゆえ既に仕掛けをしている君も再戦を覚悟してほしい、と。その脳裏からの声の本意を掴めない市川忍に、咲、貴方のお知り合いの探偵さんはどう言ってるの。その輝く瞳妖しく、市川忍はときめく反面恐怖を覚え、無意識にポケットから作業用の黒ゴム手袋をとりだす。刹那、何故か海峡で波を荒らげる雪景色に鳴り響く津軽三味線の調べが聞こえ、再戦を望んでると伝えると、只ならぬ興奮を見せて咲は喜ぶのだ。先刻、朔密教内部へ駆けていった咲は、仟燕色馨の伝言、台所の真下に女の住居有り、を忍から受け儀式行われし白い炊事場を目指したとき、倉町桃江の脇で動揺する橋本冷夏の姿を見たが、その元に着信が入り中国語で会話を始め、瞳に青龍の華が光れば、香炉、水、塩、生花を払い除け床下収納庫の先に階段を見つけると、独房のような地下室で失踪調査対象である石文弥古を発見、最早咲は事の成り行きを見届けるのみ、異変の只中で、少女崔凪の存在が頭によぎったのだ、確かに探偵仲本慧は推理が届かず動揺していた、何か得体の知れない事が起きたのだ。それにしても、咲は思う、探偵仟燕色馨どのような人なのかな、市川忍という同級生がどうして魅力的な探偵さんとお知り合いなの、ふふ、取りだしたその黒ゴム手袋は何、月がきれい、まるで、私の住む世界のよう。
朔密教、明治に明日香良安が琉球神道系から分離し設立した新宗教である。分離したわけはスサノオに斬り殺されたとされるオホゲツヒメの復活を教義の核に据えた故で、同時期に大本で聖師とされる出口王仁三郎が日本書紀のみ一書から一度だけ名が述べられるイヅノメ神の復活を、同様に一書から一度だけ名が述べられるククリヒメの復活を八十八次元の塾から平成に得た明正昭平という内科医が朔密教に持ち込み妻の倉町桃江を二代教主に推薦し本部への男子禁制を導入、女埋没神の全復活によりイザナミ復活へ至る妻のお導きを深核とし今の形となる。女埋没神はイヅノメ神、オホゲツヒメ、ククリヒメの他に助かったクシナダヒメを除くヤマタノオロチの生贄とされた八稚女らがあり、更には、皆既日食により魔力が衰え殺されたとされる卑弥呼を天照大神と見定めての復活とも融合している。それらを依頼主に説明しながら仲本慧は殺風景な部屋で分厚い捜査費用を懐に入れ、他の探偵にも依頼してないかな、と冷えた目を向ける。依頼主である小さな芸プロのマネージャーは、業界に知られたくない件だから貴方を紹介して貰ったんだ、深入りはしない彼女どういう様子でしたと聞く。調査ではと仲本慧、社会にある数多の既存の道筋を歩めないという認識から石文弥古は芸能に道がないか訪ね、今は朔密教を訪ねているのだろうね、弟以外の人の来訪を絶ち鬼道を続けたとされる卑弥呼の形式で、倉町桃江の最低限の関わり以外を完全に断って地下で儀式を八十八日間続ける任務を受け入れた石文弥古は、我が優秀な女子社員いわく、自らの意志とのことだ。屋外へ出、仲本慧、通話し、高校生市川忍を調査して、という。崔凪の口にした数は、四四八、二四七、一三七。仲本慧はタワマン供給実績数を推理し晴海団地へ出向いたわけだがその推測は二〇二一年の上位三都府県に予知のごとく一致し、崔凪はのちに数列に隠していた八十八を付け足し、慧の推理は台所の地下へと変化したが、二四七が卑弥呼の日食の年を指すように、海とされるワタツミ三神がたとえ人智の蜃気楼であってもなくても推理と崔凪の真意とが違っても。仲本慧は思う、人々は、この街は大地は、紀元前、胡蝶の夢は一介の虚無主義ではない知が、華が、騒いでいる。
by _underline
蜃気楼の境界 編(五六七)へ
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この感想はアンメモバベル月白の既刊を全て読んだ人間のネタバレ配慮なし感想です。
相変わらず読みながら書いているので色々ご容赦を。この前のate2乾燥よりはマシな気がする………。
それでは以上大丈夫な方のみお先へ!
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〇──先触れ
この2ページで世界観に引き込んでくる古宮先生はやっぱりすごい。わからないものを散らして行くとその先も読みたくなる。そしてまた、ページをめくるのだ。
一──血汐事件
『これは平穏な日常に潜むささやかな怪奇の話ではなく、怪奇が当たり前のものとして定着した変質後の世界の話でもなく、今まさに街の生活に流れ込んできている異物との──闘争の話だ』
↑のっけから好きなんですけどどうしたらいいですか? 取扱説明書ありがとうございます。
当たり前のように黒いリボンに会釈する二人。もう怖いが?
これは個人的な話なんですが綾香さんの方向音痴、めちゃくちゃ覚えがあるんですが、それに道案内までしてくれてる蒼汰君優しすぎませんか!?!?!
幼女との出会い。そして普通に力が強いゴリラ蒼汰君。そしてめちゃくちゃ通学中に人助けしてて草。
そしてとりあえず行ったら血まみれの学校。え?
『もし、何かの入口に白線が引かれていたなら、その先に入ってはいけない』
↑いいですね〜〜〜!!!!! ホラーでは大体導入でこれに気づかず入ったDQNかカップルが酷い目にあったところから話が始まることが多いです。でも蒼汰君目線。新鮮で良き。
そして普通にこの電話は怪異の罠では? でもたった一人の家族のピンチ、行かないわけにはいかないよね。
いや、残念でした♡ 体欲しいなら怪奇を100体滅ぼしてね♡って導入やば。うける(急に語彙を無くした)
二──禁忌
赤バスの噂。最高!!!!!
ちょっと蒼汰くんwwwwww
記憶屋〜。
寄り道しまくっている蒼汰くん花乃ちゃんに追い抜かされちゃうの……なんて言うかこう。……巡り巡って花乃ちゃんのためになっているのだろうか。
バスの前に立ち塞がるの怖かった蒼汰くん、いや普通の男子高校生ならそうだわ。普通だわ。
自分の使ってる呪刀のことよく知らないの、普通に怖くないですか? と思うんだけど後でやばいことなったりするんかな……。
井上きさ子ちゃんの張り紙、そのあたりからだんだんとおかしくなって行くのいい感じの怪奇で楽しい。
『久しぶり、蒼汰くん。覚えてる?』
↑怖い。
一妃ちゃんの第一印象、怖い。なんかごめんなさい。
関係ないんだけどスポーツバッグに入ってる花乃ちゃんなんかシュールでは? 生首持ち運んでる蒼汰くんmいやこれは突っ込んだら負けゲームか。やめます。
『どこにもいないよ』
特定の言葉に反応する怪奇、��き。
『怖がると向こうが喜ぶだろ』
かっこやみ
とりあえず核がわかってさえ仕舞えば物理で叩くの、やっぱり古宮先生である。
三──三叉路
怪奇の大安売りというパワーワード。
一妃ちゃん神出鬼没怖くないですか……ずっと怖がっててすみません。
白いヒヒ、何してるんだろうな。見てるだけの怪異結構好きです。
そういえば監徒ってなんなんだろって思ったタイミングでちゃんと話出てきた。すごい。
小さい頃の友達って言っても、人間かどうかってわからないよね。
白い肉塊って普通に怖くないですか? なんかぶよぶよしてそう。
『怪奇を見にきたんだから怪奇だと思うよ!』
↑それはそう
『とこよつじ』
こわ……。
正気が頑丈なのはさすがにウケる。
そしてプードルプードル言い出す蒼汰くん。結局プードルみは排除された。え、なんだったの? プードルが怪異?
→結局プードル呼ばわりは直りませんでした。
鍋焼きうどん過激派。なんか気持ちは分かる。
監徒でたーーー!!!!
四──祟り柱
えっあっという間に読んじゃった。あのキャラ紹介の一番左の人ってそうですよね? えっ? え?
面白かったです。私はホラーが好きなので結構そういうのを漁るんですが、人の声を真似して中に入れてもらおうとする怪異ってかなりの数の話があるんですよね。まぁそれだけ怖いのか、それとも本当にそういう怪異が多いのか。私には全くわかりませんが。
有名なのは『赤マネ』ってやつです。
家の扉を知り合いが叩く。その人の声で名前を呼び、開けてくれと頼んでくる。家族が相手だと鍵持ってるのに? と首を傾げたりで気付いたりして難を逃れる、みたいなパターンが多い。その手の怪異はこちら側が招き入れないと入ってこれないらしいのでそうやって知り合いの真似をするんだそう。
なぜ赤がつくのかは怖がった部屋の主が真似をされている人間に連絡を取ったら、ドアの前に赤い何かが張り付いていたという証言から来てるらしいです。
定番ですが、色んなところで話されている物だともしかして本当に……という期待ができていいですよね。
五──五人娘
吉野さんの話をしていたりなどしていた。いやのっけで謎の怪奇と戦ってたけど加月くん顔可愛すぎない? 二色先生、ありがとうございます。
血汐事件は他と違って異世界由来? というのは古宮先生が異世界からの干渉が好きなのかな。アンメモ世界もそうだけど、なかなかに多く出てくるキーワードな気がする。
水筒からお茶注いでくれる加月くん、すき。
武器携帯するのに存在しない剣道部出してくるの、うける。
陣内くんは巻き込まれ体質なん? せっかく白いヒヒから離れたのにかわいそうだな。なぜか床辻の禁忌に巻き込まれる。かわいそ(大事なことなので二回)。
ヤバヤバ呪刀。加月くん思ったより言葉のセンスが面白い。すき。
水晶玉、撃っていいんじゃないかって適当すぎでは?
見える人間だから当たりをひきやすい陣内くん、可哀想。強力スパムの怪奇、ほんと面白い。
変なところで折れたりしないでくれ。笑う。
怪奇のスクールシューティング、語彙!!!!
怪奇の説明してくれる一妃さん、ありがたい(さん)
『え! じゃあどのくらい好き?』
↑嫌いじゃないがじゃあすき? になるの可愛すぎる。
うーん、五人娘の話、めちゃくちゃ面白かった。それにしても空っぽの神社に友達を閉じ込める女の子五人、普通に怪奇とか関係なくめちゃくちゃ怖くないか?
六──践地の儀
一妃ちゃんの記憶😭😭😭😭
蒼汰くん、吉野さんに会ってたんだ。そしてようやく思い出してきた一妃ちゃんと遊んでた記憶(ほんとに出会っててよかった)
花乃ちゃん😭😭😭😭😭😭
儀式するらしいよ。ペンダント嬉しそうにしてる一妃ちゃんかわいいな……ほんとにこれから儀式なんてすんのかな。
常世=異世界はまぁ間違ってないと思うし普通にあの世ってのも別の世界と思えばそれが当たり前なのかもしれないなとふと。。。
『一妃が花乃を普通の人間として大事にしてくれたことがひどく嬉しかった』
↑うわぁぉぁぁぁ!!!!!!!
色んな呪いが解ける蒼太君。よかった。
『少なくとも俺の分だけでも公平にしないと、一妃に向き合う資格に欠けると思うんだ。』
↑すき。すき。すき。
急に一緒に暮らさないかって言い始めたんだけど!?!!る、、!!?、?、
ひとから認識されにくくできる一妃ちゃん。やば。
え、狩衣着てる加月くんみたい! 見たい!!!! てか白いヒヒここで出てくる!?!?
加月君母も綺麗なのか、綺麗家系か。
普通に戦闘始まってて引いた。
p355の挿絵、めっちゃよくないですか???????????? 蒼汰君は俯瞰で吉野さんは煽り。最高では? 二色先生ありがとう。
綾香さん、こんなタイミングで、まじか…………嫌な予感しかしない。
吉野さんとの戦い、いいですね。あと、太鼓の音が鳴り響いた、というタイミングで頭のどこかで「ドン」という音が響く。明瞭な想像ができる舞台。
うわーーーーーーーーーーーーーー禁忌ーーーーーーーーーーーうわーーーーーーー。
七──継承
吉野さんって、下の名前だったんかーーーーーーーーーーーーー!!!!!わざとだとは思うけどおおおお!!!!
吉野さんとの蒼汰君の境遇似てるの辛いな。ていうかやっぱり、好きじゃん……最初の顔だけ見てなんでこんな引き当てるん……。つらいな……。綾香さんのこと見た時に嫌な感じしたけどやっぱりか……って感じだな……つらいな……。
100年も持たなそうってそれ、夢見さんのこと分かってたんか????????? ひどいなぁ……。
夢見さんがどうなったのか見ると割としんどいな……花乃ちゃんどうなってるんだ……でも花乃ちゃんは生きてるしな……。
自分の名前言わされる蒼汰くん。普通にピンチだった。
一妃ちゃんの前の迷い家主人、夢見さんだった?
白線が、くるぞーーーーー
八──白線
やっぱり一妃ちゃん昔会ってなかったんか!?、!!??、、?! ていうかずっとお姉さんだったんか!?、!!? 誰なの!???? こわい!!!!
夢見さんんンンンンん
お姉さんだった、よかった……。
え? ちがう?(大混乱の女)
九──異郷
一妃ちゃん……おぬし、、、、、、、、。こ……こわ……。人ではない世界外の存在の思考、そんなの人間に理解できるわけないよね。
体を返せって言われて、「え、やだ。」って答える一妃ちゃん…………。
蒼汰くんまじで、力イズパワー。これがちから。力が欲しいか、じゃない。蒼汰君の意志の力こそが運命に争う力そのもの。
十──呼び声
一妃ちゃんの姉、怖くないですか? 以上です。
ていうか普通にのっけの話から蒼汰君騙されてるんだよね。
事故にあった両親が助けを請う電話が本物かどうかわからないほど執拗な嫌がらせを続ける世界外の存在、こわすぎ。
二重の意味で花乃ちゃんは一妃ちゃんに助けられてるわけだけど、なかなか、色々……。
というわけで、読了。
綺麗に終わったけどちゃんと続きが読みたいお話でした! 私がホラー好きなのもあるけど最近だと一番好きかもしれない。ありがとうございました!
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[QZGS Reference] how characters address each other (CN)
https://cangcangcang.lofter.com/post/1bd280_1432d48
This is just copy pasted from this post; I’m just nervous about Lofter posts getting taken down for whatever reason. Untranslated (my apologies).
【全职高手】人物称呼整理 ·其实是挺早之前自己记着玩的,整理了一部分放出来。有若干透明度比较高的角色(没有把全部龙套都收进来),压一片小叶子没多少人能认全(
·另有荣耀游戏中的城镇、副本、boss、掉落,和比赛中的选图用图合集。
·人物彼此之间的特别称呼。破折号后是日常使用的称呼,部分叫法(包括只出现过一两次的叫法)连同整句对话一起收入。
·内容比较杂,查询某人物相关推荐直接用ctrl+f搜索。
·不收录账号卡相关称呼和只在网游中出现的角色,其他没有出现的基本是直呼全名,或者是原作里没有直接提及。整理可能有疏漏,欢迎补充。引用原文的部分,校对有岔子的话也欢迎捉虫。
额外说明:
·两个字的名字,队内交流绝大部分情况也是喊全名。
·“乐乐”“二佳”之类叫法,原作中没有出现,都是直接叫的张佳乐。张佳乐自己倒是喊过“兴欣的二货们”w
·指挥用语中有过直接描写称呼的是:
叶修:苏,唐,安,乔
肖时钦:方(方学才,雷霆副队),程(程泰,雷霆新人),戴
方学才:戴
周泽楷:江,鬼、灰(阵鬼、一寸灰)
张新杰:小手(小手冰凉)
·叫法还是有人在意的,比如认真的张副队:
终于,咸不甜还是鼓足勇气,朝张新杰的望山云雾说了一句:“张队你好。”称呼副职的时候,有意无意地把那个“副”字去掉,直接提升一级,这倒是社会上惯见的路数,不过此时张新杰却是认真回应了一声:“你好,是副队才对。”
·也���觉得称呼啊名字啊不重要的,比如许斌,比如韩文清:
“难道叶秋大神很强还需要特别指出吗?”许斌吐槽。“是叶修。”刘小别挑刺。许斌笑笑,叶修还是叶秋的,名字只是称呼,根本不重要,他并不在意,还是习惯性地叫着叶秋。
而这一次给他划下失败休止符的家伙——叶修,又是叶修,或者这之前的时候,这家伙还叫叶秋。名字为什么要改这种事韩文清一点也不关心,无论改成什么,他都能在场上第一时间认出这个家伙,这个十年生涯中,给自己留下最多记忆的家伙,从头到尾,悲喜交加。
·5.23补充:外号的使用是有限度的。比如叶修,在记者招待会上提到王杰希的时候叫的是全名,在公开比赛(第十届全明星团队赛、常规赛与微草的团队赛)中叫的是老王,“王大眼”这个外号基本是只有熟人在场的时候才叫的(网游里、第十届全明星讨论上场阵容时)。至少他是很有分寸、不会不分场合乱叫的ww
兴欣
——叶修:
对苏沐橙——沐橙
他当然不知道的是,早在第一次看到押枪操作失声喊出“靠”的时候,叶修就百忙之中大爆手硬是敲了条消息过去给苏沐橙。“不要用押枪”“嗯?”“会暴露啊你个傻蛋”
(这一句感谢 @梅里浅葵 姑娘补充><)
“哎哎哎!服务器诶我的大小姐,你可别给我关机了!”叶修狂汗,几乎是扑过来把苏沐橙给阻止了。
“我们这有红烧牛肉、香菇炖鸡、西红柿鸡蛋、酸菜排骨、鲜虾鱼等各种不同口味的泡面,您想来点什么样?”叶修问。
“呃沐沐。”叶修用了唐柔喜欢的那个称呼。
对陈果——老板、老板娘
“你和谁说话呢?”客人疑惑。“那边那个菜鸟。”叶修答道。
“高手,你和她解释一下。”叶修对陈果说。
对方锐——方锐
“还是老手比较难缠啊!”看到方锐的决断,叶修心下又感慨了,嘴上却还在继续嘲讽:“怎么跑了你这个土贼,不准备听我上课吗?”
“猥琐方,有没有想过转型啊?气功师怎么样,就等你了!”叶修在新会话窗里说道。
“你个废物点心,找死吧你就,还不快点跪下!!”叶修戳方锐的脑袋。
“方锐大大你也是的。”叶修点名。
“你可是我们这里年薪最高的大大啊,拜托了。”叶修说。
对乔一帆——一帆,小乔
对唐柔——小唐
“小唐同志呢?”叶修握着拳头伸到唐柔嘴边做采访状。
“小姐,要拎包吗?”叶修问。
对罗辑——罗辑
“罗辑同学,你这样太勉强了。”叶修终于是开口了。
对包荣兴——包子
对安文逸——安文逸
这时群里叶修却已在问:“安同学你什么看法?”
对魏琛——老魏
叶修望着魏琛屏幕上莫白的尸体,以及来来往往的��回精英二团的玩家,忍不住感慨:“你真是个畜生,至于吗,这么多人……”
对莫凡——莫凡
“我说独行侠,这么水可不行啊!赶紧想想办法。”叶修这边略带讥讽地说了一句。但是有点脑瓜,却都从这话里听出了暗示。独行侠?这是说莫凡的毁人不倦一直游离在团队之外吗?
“莫凡同志。”叶修这时转了转头,生平第一次在战斗前,主动找莫凡交流,“这次交给你一个严峻的任务,如果我们任何一人爆了装备,你一定要不惜一切将爆出装备抢先拾回来。”
对伍晨——伍晨
“说得好,伍晨同志一看就是非常值得信赖的。按照挑战赛的规则,虽然无极战队已经淘汰,但是无极战队的选手却还拥有一次注册机会。下一轮之前,你也申请注册成为兴欣战队的一员吧?”叶修说道。
对孙哲平——老孙
对黄少天——少天,黄少天
“老兄我这是在打网游。”叶修当然也明白黄少天的意思,角色的负重那是越低越好。
“哪有退!骗子!”叶修大怒。
对喻文州——文州
“我!没!看!见!喻文州你老实一点啊!!”叶修警告对手。
对王杰希——王杰希,王大眼,老王
“哥单挑可是16连胜了,上去先拔头筹,稳收一分,打压他们的嚣张气焰,如此合理又高明的安排,怎么是天真,王大眼你给我说清楚!”叶修针锋相对。
“杰希大神速度,你看你们这帮像一堆环卫工人似的,快点出来干活。”叶修又去招呼微草的王杰希了。
“我去,比赛老王你一个人解决就好了!”叶修这时惊呼着,看起来是很寻常的一句吐槽和惊叹,但是,一些有心人却很快意识到:就连拥有上帝视角的现场观众都因为场面之紧张忽略了王杰希打爆唐昊的场面,叶修,这个在场上忙碌着的家伙,竟然把这一切都收到眼底了吗?
对许斌——
“第一骑士,稳着点!你不会想让人打出ot吧!!”叶修又指导许斌。
对袁柏清——
“大治疗!不要只给你们微草的人加血啊,我们这边还有十条鲜活的生命呢!”说完mt,叶修又说治疗去了。
“袁柏清你很嚣张啊,我忍你很久了!你敢和我单挑吗?”叶修点名了。
对林敬言——老林
对张新杰——张新杰
“谢了,张副队,回去代我问老韩好哦!”叶修的声音传来。
“小张要加油啊!”叶修称呼张新杰为小张,联盟中有资格这样叫张新杰的人可没几个。
对韩文清——老韩,韩文清
“老韩同志,你的态度是值得肯定的,但是,只是这样一场比赛而已……”叶修说。
对张佳乐——张佳乐
对周泽楷——小周
对江波涛——小江
对方明华——明华
对肖时钦——小肖
“肖队长,玩得很开心吗?”君莫笑,出手,龙牙!
对楼冠宁——小楼
“看看斩楼兰那里有没有!”叶修这说着还真就实操去了。qq上呼叫斩楼兰:“小楼同志,有没有装备借来用用?”
对苏沐秋——沐秋
对邱非——邱非
对关榕飞——榕飞
对叶秋——叶秋
“应该说是我及时发现了弟弟企图离家出走的幼稚行为,不惜以身作则当反面例子来教导才对。”叶修说。
“你又不回家?”陈果看出叶修毫无去意。“咦,我老弟的QQ签名,你看到了?”叶修说。
(补充了“老弟”的叫法,感谢 @GlaSsY ><)
对楚云秀——楚云秀
“看云秀大神心有疑虑的样子,不知道是否需要前辈的指点呢?”叶修说。
对李轩——李轩
“李轩同志别怪我没提醒你啊,鬼阵要早点开,现在一波鬼阵铺下去,大局已定。”叶修再给虚空李轩消息。
对孙翔——孙翔
“还有用一叶之秋的那个,你注意到一叶之秋现在身后两面断墙的间距了吗?这个距离却邪横摆的话可是会过不去的。你们把却邪的长度加长了吧?以前可不会。”
对曾信然、宋奇英——
“好!”叶修一把将主持人手里的话筒抓到嘴前叫了起来:“百花的曾信然小朋友和霸图的宋奇英小朋友一起上来吧!”
“小朋友。”叶修开口说话了,“你说得对,他的打法确实还有很多地方可以改进。不过你也是哦,你也有许多地方还需要提高。”
对田森——小田
对赵禹哲——小赵
然后赵禹哲就听到身前的悟道君诧异的声音:“不是吧最佳新人,落花掌也是技能啊,神圣之火的作用你不懂吗?”
对张益玮——
“嘿!枪王。”叶修朝这位招呼了一声。
对冯宪君——主席、老冯
(补充了“老冯”的叫法,感谢 @集火那个叶领队! ><)
对陶轩——陶老板
对常先——小常
对夏仲天——夏总
对莫强——老莫
对佟林——老佟
对萧杰——萧老板
——魏琛:
对叶修——叶秋(前期),叶修,老叶
“复出?我?别玩我了大神!”魏琛苦笑。
“叶秋同志,就别藏了行不行,出来和我们决一死战!”耳机里又传出来了魏琛的声音。
“以叶老大的能耐,区区肖时钦有何惧哉,秒之秒之。”魏琛说。
“你个混账在哪呢?”魏琛问。刚报就位的可没有叶修。
“你也是的。”魏琛鄙视完叶修又训起了苏沐橙,“就跟着老叶没下限。咱老板多不容易啊,好不容易过个圣诞,你俩签俩破名就当礼物打发人呐?就算要搞签名,也应该大家都签啊!老板娘不哭,来来来,我也给你签一个。”
对苏沐橙——
“混蛋,我还没说完呢!你这个败类,明明已经租了那么大套房子,你还天天要往人妹子屋里钻着住,什么居心呢?我可不是挑事的人,苏妹子,我要是你,绝对不能忍。“魏琛说着转向苏沐橙说着。
对乔一帆——小乔
魏琛也是当机立断,迎风布阵身子一转,对一寸灰说道:“小兄弟,我一看你就是厚道人,你要爆到我的装备,可要还给我啊!”
对包荣兴——包子
对罗辑——罗辑
“科学家!多亏了你,那东西卖了2000万!说吧!你要多少?”魏琛说道。
对安文逸——安文逸,小安
对唐柔——小唐
对陈果——老板、老板娘
“没人阻止你们叫人吧?说起来我也期待半天了,怎么真没叫个帮手吗?你这婆娘就算了,你那点水平,只有躺平任调戏的份。”魏琛叫着。
(补充“婆娘”的叫法,感谢 @葵花の影 ><)
对肖时钦——小肖
“靠,除了这姓肖的,还有谁会这么蠢?”魏琛对肖时钦本来说不上好恶,但此时发现很有可能成为劲敌,而且是很致命的劲敌,立刻各种不待见起来。
“都出局了,还不解散?”魏琛说着,不等陶轩回答,已经转向肖时钦:“小肖是吧?我看你这人还是挺不错的,但怎么这么没脑子?嘉世都要沉了,你跳上来,你是嫌世界末日来得不够早是吧?”
对韩文清——小韩,韩文清
对伍晨——老伍
对刘皓——
“对了,刘告!”叼烟的猛然叫出来了。“我去……有没有文化啊?那个字念皓,你别说你认识我啊!包子快离他远点。”那边叶修的声音传来。
对唐书森——
“伯父有兴趣当经验宝宝的话,就干脆交给我吧!”魏琛一脸狗腿的神色。
对萧杰——作家
——方锐:
对唐柔——小唐
对包荣兴——包子
对莫凡——莫凡
“毫无压力是不是小莫!”方锐叫嚷着。莫凡早都走在上场路上了,头都没回一下。
对魏琛——老魏
对陈果——老板娘
对苏沐橙——
“我靠沐姐姐你太讲究了我要爱上你了!!”方锐激动得都语无伦次了。
对周光义——老周
对吴羽策——
“来吧,吴女士!”于是比赛开始后,方锐立即就这一点先垃圾话了一下。
对林敬言——老林
对宋奇英——
“小朋友,今天有没有什么有意义的话题想聊聊啊?”这一开始,垃圾话就开始了。
——苏沐橙:
对叶修——叶秋(身份未公开时在其他人面前的叫法),叶修
对叶秋——叶秋
对楚云秀——秀秀,云秀
对乔一帆——一帆
对苏沐秋——哥哥
对崔立——崔经理
对肖时钦——
“呵呵,小事情……”连苏沐橙有时候都不介意叫这个她不喜欢的人所起��绰号。
对黄少天——黄少、少天、黄少天
(感谢 @一年好景君须记 补充><!)
——唐柔:
对陈果——果果
对叶修——叶修
“队长。”唐柔向叶修敬了个礼。
对苏沐橙——沐沐
对魏琛——老魏
对安文逸——小安
对包荣兴——包子
——乔一帆:
“沐姐,前面四间房,咱俩分头钻怎么样?”乔一帆说着。风梳烟沐是苏沐橙,他是相当怀疑,不过不敢确认,也不敢多问。他自认年龄应该比较小,听着这些人相互的称呼,都冠以哥、姐相称:包子哥、沐姐、柔姐,以及他最尊敬的前辈。
(感谢 @空小阶阶阶 补充!><)
对叶修——大神(前期),前辈
对方锐——前辈
对高英杰——英杰
对黄少天——前辈
“这这这……是黄少吗……”乔一帆觉得好像可以听到自己的心跳。这太彪悍了,自己竟然和两个超级大神并肩战斗?
对肖时钦——肖时钦前辈,前辈
对孙翔——孙翔前辈
对周烨柏——前辈
——包荣兴:
对叶修——大神(初期,在叶修给包子买武器之前),老大
“包子给他一砖头。”叶修指示。“yes,sir!”包子立即出手,天上地下,谁也不知道流氓从哪里取出来的板砖,又一次出手了。
对罗辑——
“昧光小弟的废话就是多呀。”包子感慨连连。对于昧光同学数学特优生,很有可能年纪轻轻就获得博士学位的成就包子是一点自觉都没有,依然以小弟视之。
对黄少天——
“狮子座呢?来单挑啊!你那时候不是哭着喊着要和我单挑吗?”包子继续叫。
对魏琛——老魏
对陈果——老板
对常先——小常
对唐书森——
“是包荣兴,大叔你好。”包子反应比较积极。
对林敬言——
“第一流氓林敬言!”包子叫道。林敬言顿时很高兴,这个名头很久没有人安到他头上了,兴欣这个莫名其妙的家伙看起来很会聊天嘛!
——罗辑:
对叶修——
“大神你在呐!”昧光一上线,居然主动就给叶修来了个消息。
对包荣兴——包子
对魏琛——
“是的,魏老大!”罗辑高兴地应了一声,随即就又被小年轻乔一帆啊安文逸等人围上恭喜着,包子又以老大的身份粗声粗气地教训着罗辑不许骄傲。
——安文逸:
对叶修——
“这就是我们的队长吗?”安文逸本是霸图粉,叶修实在不会是太他喜欢的那个人,但是现在,转粉已经转得差不多了。
对陈果——老板,老板娘
“嗯,先问一声,选中我的,其实是你,不是那个傻大姐吧?”小手冰凉说。叶修很是无辜地看了一眼一边的陈果,结果发现陈果完全一副没有力气发火的模样,因为她也觉得自己刚才在小手冰凉面前确实挺白痴的。
——陈果:
对叶修——叶秋、叶秋大神(前期),叶修
“谁的马甲?”包子惊问。“你老大。”陈果说。
对苏沐橙——沐沐,沐橙
对唐柔——小唐
“有多好?像你一样吗?”唐柔笑。“死丫头……”陈果翻白眼,提起这个她很有些郁闷。
对方锐——方锐
“方锐大大,欢迎,我们这边上楼。”兴欣网吧的门外,陈果鬼鬼祟祟地和来人打着招呼,一边警惕着回头注意着网吧客人们的动静。
对包荣兴——包子
对魏琛——老魏
对安文逸——小安,安文逸
对唐书森——
陈果瞬间就哆嗦了一下,这才反应过来这哪位,连忙回话:“唐伯父您别这么说,我们……”
对孙翔——孙翔
“孙翔。”“那个二货?”陈果一脸不齿的表情。
对金香——金公主,金香,金香姐
对陶轩——陶老板
对马沉毅——马老板
对楼冠宁——小楼
对夏仲天——夏总,夏经理
对常先——小常
——伍晨:
对叶修——
“叶秋大神……”伍晨有点哭笑不得。
——关榕飞:
对叶修——老叶
蓝雨
——黄少天:
对叶修——叶秋(前期),叶修,老叶
“那谁你别跑!”黄少天忙死了,又要应对排队嘲笑,又生怕叶修消失掉。
“你哪有看,你这个骗子!”黄少也天怒,他们完全没发现有人探头来看,这家伙根本就不在这一带。
对苏沐橙——苏妹子,苏沐橙,沐橙
(补充“沐橙”,感谢 @一年好景君须记 )
“靠,这个死女人!!”黄少天郁闷之极。
对喻文州——队长
对魏琛——魏老大,魏队
对卢瀚文——小卢,瀚文
“别听他吹!小家伙快去追。”黄少天叫道。
对梁易春——大春
对高英杰——
“小孩的操作极快,恐怕还在王杰希之上,就是靠这个压了王杰希一头。因为快,偶尔出现的一些破绽也是一闪即逝了,很难捕捉到。而且这些短暂的破绽,我觉得他也不是不知道,就是因为知道无所谓,才会放弃去弥补,努力追求度。一个新人,哪来这么老道的经验?肯定是王杰希教出来的。我怎么越看越觉得这小子就是专门调教出来对付我的啊?”黄少天絮絮叨叨一大堆。
对乔一帆——一帆,乔一帆
(感谢 @一年好景君须记 补充!><)
黄少天只用半秒就完成了这个消息的输出和发送,完了连忙解释:“小兄弟你可真有想象力,我怎么可能是黄少天呢?”
——喻文州:
对叶修——叶秋,叶修,叶修前辈
对黄少天——少天
对卢瀚文——瀚文
对魏琛——魏队
对韩文清——
“老韩这家伙,拼得真是……”喻文州又是嘀咕了一次。这韩文清硬是拼到了最后一刻,这要不是一队最后也连忙又端正了一下态度,搞不好真被这家伙给飙吃掉了。
(补充了喻队“老韩”的叫法,感谢第十区的白露未晞姑娘><)
对韩文清、王杰希——
“嗯,因为韩队拒绝了邀请,又因为王队拒绝担任队长,所以最后负责那边想委任我做队长,我的意思,当然还是要问一下大家意见的,大家有没有意见?”喻文州微笑着,一个很多人自己来说可能都多少有点尴尬的事,他倒是挺自然地就说出来了,然后很平静地等候着大家的反应。
对梁易春——大春
——卢瀚文:
对喻文州——队长
对黄少天——黄少,少天前辈,前辈
对叶修——叶秋,叶秋前辈,前辈
对张新杰——张新杰,张新杰前辈
对魏琛——老队,前辈
对刘小别——刘小别前辈
对方锐——前辈
——郑轩:
对黄少天——黄少
——李远:
对梁易春——大春
微草
——王杰希:
对叶修——叶秋,叶修
“什么科目?”有主力队员问队长。“刷Boss。”王杰希说。
“Boss?什么Boss?”有人不解。“荣耀史上最大的Boss。”王杰希说。
对唐柔——唐柔
“唐小姐这一星期进步也不小啊!”王杰希这话不是恭维,唐柔有天赋,又有大人物指点,没进步才是怪事。只不过……叶秋大神的一对一指导,这真是太太太太太奢侈了。
对邓复升——复升
对刘小别——小别,刘小别
对高英杰——小杰,英杰
对乔一帆——乔一帆,一帆
——高英杰:
对乔一帆——一帆
对柳非——柳姐
对叶修——叶修前辈
对王杰希——队长
——刘小别:
对乔一帆——一帆
对高英杰——小高,英杰
对王杰希——队长
对叶修——
“我真不知道他们是在期待着什么,难道真指望这个新人把叶秋……呃,叶修干掉?”刘小别说。
对唐柔——
“妹子很猛啊!!”微草战队的刘小别,手速达人一个,现在却是在惊叹唐柔的凶猛。
——许斌:
对叶修——叶修
“难道叶秋大神很强还需要特别指出吗?”许斌吐槽。
对王杰希——队长
——袁柏清:
对刘小别——小别
对王杰希——队长
对叶修——
“指挥,你是不是漏了个人啊?”牧师选手袁柏清也说话了。他虽然不会受到这种空当被抢的直接影响。但是空当被抢直接扰乱了他们的配合节奏。
——肖云:
对安文逸——
“美女节奏不错啊!”凑到小手冰凉一边后,肖云总算找了个机会搭话去了。
对唐柔——
第二局比赛开始,公众频道很快出现肖云的发言:“美女,你的秀场就到此为止了。”
——柳非:
对周烨柏——烨柏
对乔一帆——一帆
对高英杰——小杰
对王杰希——队长
——周烨柏:
对高英杰——小杰
对柳非——非非
对乔一帆——一帆
霸图
——韩文清:
对叶修——叶秋,叶修
对张新杰——
“非常出色。”作为队长的韩文清第一个出声回答了问题,用的是那种记者最讨厌的答案,不过随后他就偏了偏头看了看身边后道:“让新杰来详细说吧?”
(补充了“新杰”的叫法,感谢 @霜月花明 姑娘><)
对孙翔——
“呵呵。”韩文清笑了一下,“小朋友们现在就想要改朝换代,还嫩点。”
——张新杰:
对叶修——叶秋,叶修
对韩文清——
“韩队拒绝了邀请。”张新杰平静地说道。
——林敬言:
对韩文清——老韩
对卢瀚文——
不过很快林敬言叫了出来:“哟,小朋友恐怕要没法力了吧?”
“太丢人了,黄少天你快退役吧,把你的位置让给小卢同志才是真理啊!”张佳乐和林敬言纷纷感慨着。
对王杰希——王杰希
“是不是因为魔术师那种与生俱来的直觉更精准?”林敬言说。
对秦牧云——牧云
——张佳乐:
对叶修——老叶,叶修
对林敬言——老林
对卢瀚文——
“太丢人了,黄少天你快退役吧,把你的位置让给小卢同志才是真理啊!”张佳乐和林敬言纷纷感慨着。
对秦牧云——牧云
——宋奇英:
对韩文清——队长
对张新杰——副队长
对叶修——叶修前辈
对方锐——前辈
——蒋游:
对叶修——叶秋大神,叶秋
对张新杰——副队,张副队
对韩文清——队长
轮回
——周泽楷:
对叶修——
“嗯,是叶秋吧……因为……很厉害啊……”以上来自轮回的周泽楷。
——江波涛:
对叶修——叶神,前辈,叶修,叶修前辈,前辈;
对王杰希——
“呃……魔术师没有那么胡来。”江波涛说。
对方锐——方锐前辈
“呵呵,小周好像和方锐大大是同期的选手吧?”江波涛笑道。
对周泽楷——小周
对魏琛——前辈
对苏沐橙——
“哈,苏姐着急了。”江波涛倒是和谁都能聊,放了叶修过去,立即就和兴欣第二位的苏沐橙寒暄上了。
对吕泊远——泊远
——杜明:
对江波涛——副队
对周泽楷——队长
——方明华:
对吕泊远——泊远
——吴启:
对周泽楷——队长
——吕泊远:
对杨聪——
“杨队你也太狠了吧……”当舍命一击从侧面刺入云山乱的身体时,吕泊远诧异地说着。
——孙翔:
对叶修——叶修
“叶哥,不好意思啊,一来就占了你的位置。”会议桌左手边第一席,嘉世战队队长的专属座位,本也是属于叶秋的座位。孙翔大大咧咧地坐在上边说了这么一句,眼睛却连瞟都没瞟叶秋一眼,这已经不是漠视,而是一种无视了。他的目光,更多的倒是落在了和叶秋共同进门的苏沐橙身上。
对许斌——
“许兄,你这个样子真是让小弟很为难啊!”孙翔这时打了句话发出,嘲笑显得易见。
对肖时钦——小事情
“小事情?肖时钦?哈哈哈哈哈!”孙翔突然指着肖时钦狂笑起来。
义斩
——楼冠宁:
对叶修——叶秋大神,大神,叶修大神
“君莫笑兄弟,久仰了。”斩楼兰跟着直接和叶修对话。
对文客北——小北
对王杰希——
“大神好。”斩楼兰回道。如果说在之前,他这个荣耀中最有名的金钱战士还并不把职业选手当多大事的话,从和叶修接触开始,终于是意识到自己有些太目中无人了。和黄少天的一战,又是给他上了难忘的一课,对于大神级别的选手,他已经不敢有丝毫怠慢。而眼前和自己消息的这位,三年里两夺总冠军,实打实的成绩摆在那里,可说已经是功成名就。
对肖时钦——
斩楼兰更是很遗憾地感慨:“想不到肖大神你居然会转会,早知道的话,我们义斩一定特别欢迎你的加入,任何条件都可以。”
对卢瀚文——
“蓝溪阁那个搅屎棍的小孩又来了。”斩楼兰无奈地报告着。
对孙哲平——孙哲平前辈,前辈,孙前辈
——文客北:
对叶修——叶秋大神,大神
——邹云海:
对文客北——小北
——顾夕夜:
对楼冠宁——老楼
——孙哲平
对叶修——叶秋,叶修
对魏琛——老魏
新嘉世
——邱非
对叶修——前辈
——夏仲天:
对叶修——叶秋,叶修大神
对邱非——
“小邱差点就去了微草,还好那时我已经和嘉世彻底谈妥,就努力说服他留下了。”夏仲天说。
雷霆
——肖时钦:
对叶修——叶秋前辈,叶秋,叶修,前辈
对戴妍琦——妍琦
对魏琛——魏琛前辈
对陈夜辉——陈会长
对崔立——崔经理
对孙翔——孙队
——戴妍琦:
对楚云秀——
“楚姐姐是我们女中豪杰,我一直很崇拜她。借这次机会向楚姐姐挑战,希望可以得到她的指教。”戴妍琦所说的挑战理由中满是尊敬,很显然这场挑战只是新人向所尊敬的前辈的一次致敬,无论谁胜谁败,都不会有什么特别的意义。对于这样的挑战,观众们显然没什么热情,只是礼貌性地给予了一点掌声,而楚云秀此时也已经从位置上走入了比赛场中。
对肖时钦——队长
对叶修、方锐——
“叶修大大苦守了这么多年的微博首发就这样献给了方锐大大,真爱不解释。”雷霆战队的戴妍琦生猛地对叶修都进行了调戏,顿时引起一波强烈关注。
烟雨
——楚云秀:
对叶修——老叶,叶修
对苏沐橙——沐橙
——李华:
对叶修——叶神,前辈
——舒可怡、舒可欣:
对叶修——
“大神,还是省省吧!您都过时很久了。”这边的似乎真是被叶修的不放弃给惹得有些烦燥了。一直以来只是爱搭不理的敷衍着,这一次,多说了几个字,却是饱含讥讽。可这话,也是他们的真心话。叶修的纠缠没让他们拉黑君莫笑,却让他们不再顾忌情面把真心话说出来了。
百花
——于锋:
对朱效平——效平
——张伟:
对叶修——
“这老狐狸……”张伟很无奈,他已是联盟少见的老资历选手了,但是眼前的这位对手,说起来还是他的前辈,场上大大小小的花样,恐怕真没什么是他没见过的,就看他能不能及时反应了。
——朱效平:
对于锋——队长
虚空
——李轩:
对葛兆蓝——兆蓝
对张新杰——张新杰,新杰
对楚云秀——
“是我是我,大姐你就别深八了好吗?”李轩一脸的以大局为重。
——吴羽策:
对方锐——
“怎么了猥琐方,你的猥琐终于让呼啸都忍无可忍准备把你干掉了吗?”和方锐同期的选手,虚空吴羽策发来并不怎么亲切的问候。
——盖才捷:
对叶修——前辈,叶修
呼啸
——赵禹哲:
对叶修——
“叶秋,出来和我交手!”赵禹哲没有一刻不停地喊,但是当前的文字频道却是刷得极勤快,所有人都看到有人在如此叫阵了。叶修此时一边指挥,一边用悟道君发挥着牧师的职责,身边前方隔海威武地法术乱轰,看到大神尤其在忙碌,忍不住提醒了一声:“大神,有人在向你叫阵呢!”
对楚云秀——前辈
对方锐——前辈
——刘皓:
对叶修——叶秋,叶修
刘皓也是怔了怔,仿佛有些不相信眼前所看到的。半晌这才反应过来,突然咧嘴一笑:“这么巧,竟然是叶哥,您老人家这是在……当网管??”刘皓三分惊讶,七分夸张地叫着。
“收报酬?哈哈哈,原来是在卖艺啊!叶大神现在生活很拮据啊,一趟副本多少钱?不行我买他来当苦力啊!”刘皓很高兴。
“呵呵,请老队长多多指教。”刘皓频道里客气地谦虚着,特别有风度的样子,其实肺都快气炸了。
对唐柔——
“美女你不用管,这是我和他的私人恩怨。”刘皓此时对于和美女套近乎却已经没有了丝毫的兴趣。
对孙翔——孙队
对唐昊——队长,唐队
对李华——
“李华老弟怎么打得这么认真啊……”刘皓极勉强的笑道,尽量让自己的语气放得很轻松。
对阮永彬——永彬
神奇
——郭少:
对叶修——叶修前辈,前辈
——贺铭:
对叶修——叶队,叶修
“阮成那家伙太不像话了!”贺铭义愤填膺地说着,“今天他又在电竞时代上大放厥词,真是是可忍孰不可忍。叶队你们看了吗?没看的话我这里有啊,真是太让人气愤了。”
(说明一下,这个“义愤填膺”是表面工作,从上下文看其实还是有在暗搓搓希望一挑三风波影响兴欣发挥)
对向元纬——元纬
——申建:
对叶修——叶秋,叶修
三零一
——高杰:
对苏沐橙——
“苏大美女,我要开始了哦!”比赛转播画面的旁边的一个信息框中,跳出一句星辰剑发出的文字。
旧嘉世
——崔立:
对叶修——叶秋,叶修
对苏沐橙——苏沐橙,沐橙
对邱非——小邱
对肖时钦——肖副队
对曹广诚——曹记者
——陈夜辉:
对刘皓——皓哥,刘队
对叶修——叶秋
对邱非——邱非,小邱
对肖时钦——肖副队,肖队
——陶轩:
对叶修——叶秋,老叶
对苏沐橙——沐橙
对魏琛——魏琛队长
对唐柔——
“唐小姐,幸会。”陶轩此时抛下所有人没理,单找唐柔打了个招呼。
——李睿:
对叶修——叶秋
其他
——叶秋:
对叶修——叶修
陈果一惊已经站直了身,跟着就听到叶秋在那气道:“你这个混账哥哥!当年偷了我精心准备的行李逃出来,你实在是太过分了!”
——张益玮:
对叶修——
“哈哈,不愧是叶秋大神,有自信,最后一轮要取多少分,算清楚了吗?”张益玮笑容可掬地说着。
对魏琛——
张益玮好赖也曾是一队核心,在联盟里混过数个年头,魏琛咄咄逼人的架式丝毫没有把他吓住,反倒也直视着魏琛:“魏队这话怎么说的?”他对魏琛,倒还用得是曾经的称呼方式。
——李玖:
对叶修——叶修前辈,前辈
——张简:
对叶修——叶神
——萧杰:
对叶修——叶神,大神
对魏琛——魏老大
——武帅:
对安文逸——
“安巨巨!我们要攻击你们的海无量了哦,加不加得起来啊?”团队频道里,贺武队长武帅继续喷着垃圾话,并不害怕暴露他们的攻击意图,这当中,本就是存着布置的。
——何安:
对陈果——陈老板
对叶修——叶秋大神,大神
——冯宪君:
对叶修——叶秋
对韩文清——文清
对王杰希——杰希
对喻文州——文州
对楚云秀——云秀
——金成义:
对叶修——叶秋
——钟少:
对楼冠宁——老楼
——潘林:
对李艺博——李指导
对舒可怡、舒可欣——舒家姐妹
对阮成——阮老师
——李艺博:
对潘林——小潘
——常先:
对曹广诚——曹哥,曹老师
对叶修——叶秋,叶秋大神,叶队,叶哥
对魏琛——魏前辈,魏老大
对陈果——陈老板,陈姐
对包荣兴——包子
——阮成:
对唐柔——唐柔小姐
对李艺博——李指导
——全明星主持:
对周泽楷——泽楷,小周
对苏沐橙——沐橙
对黄少天——少天
对叶修——叶秋大神,叶修,叶修队长,叶修前辈,叶修大神,叶神
对卢瀚文——小卢选手
——马沉毅:
对陈果——陈老板,老陈
对唐柔——小唐
——莫强:
对叶修——大神,老大
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講談社的漫畫雜誌03(少女向)
关于講談社漫画杂志的少年向和青年向我们已经总结过啦,可以统一归类为男性向,今天我们聊聊少女向的部分。
なかよし(好朋友)
なかよしラブリー(好朋友Lovely)
るんるん(废刊)
別冊フレンド(别册Friend)
少女フレンド(少女Friend)
デザート(Desert)
姉フレンド(电子)
mimi
Amie
ARIA
なかよし系列
なかよし(好朋友)
发行时间:1954���12月 -
人群向:少女、小、初中生少女
发行日:大约是每月3号
增刊号:なかよしラブリー(好朋友Lovely)(2004年 - 2011年)、なかよしデラックス(好朋友deluxe)(1978年12月号 - 2011年秋の号)
代表作:美少女战士(美少女戦士セーラームーン)、圣少女(怪盗セイント・テール)、小红豆 (あずきちゃん)、魔法少女樱(カードキャプターさくら)、Da!Da!Da! (だぁ!だぁ!だぁ!)、小甜甜 (キャンディ♡キャンディ)、Hello 阿班 (おはよう!スパンク)、魔力小金鱼 (きんぎょ注意報!)、奇迹女孩 (ミラクル☆ガールズ)等等。
与小学馆的『ちゃお』和集英社的『りぼん』并列为面向小、初中生少女的三大漫画杂志之一。『なかよし』是日本目前出版的最古老的漫画杂志(���至包括过去出版的漫画杂志在内。),它这也是现存讲谈社出版的所有的针对幼儿、儿童、少年和少女的杂志中最古老的杂志。
70年代末期,伴随着小甜甜 (キャンディ♡キャンディ)、Hello 阿班 (おはよう!スパンク)等作品的连载,销量也水涨船高达到180万本。即使到80年代也保持在100万本以上。
不过等到1989年新的編集長入江祥雄上任时,杂志的销量已经下滑到78万部。为了应对这种情况,考虑到当时本杂志与集英社的『りぼん』都是以恋爱漫画为中心,有着儿童部门工作经验的入江将杂志的方向转向奇幻,目的是让『なかよし』的目标受众可以比『りぼん』更低。如搞笑系列『魔力小金鱼 (きんぎょ注意報!)』、战斗女主角系列美少女战士(美少女戦士セーラームーン)、超自然系列『奇迹女孩 (ミラクル☆ガールズ)』等少女元素的漫画连载了。特别是『美少女战士』从杂志初期就获得了极大的反响,动画版也逐渐走红,掀起了巨大的热潮,带动了杂志销量在93年一度冲破200万,超过了集英社的『りぼん』。
不过后续杂志的销量逐渐下滑,99年已经滑落到70万,也一度在三大小初学生向的少女杂志中排名下降到第3。2006年集英社的『りぼん』下滑更为严重,让『なかよし』上升到第2。
电子版从2015年6月发行的2015年7月号开始发行。
なかよしラブリー(好朋友Lovely)(休刊)
发行时间:2004年 - 2011年
人群向:少女
发行日:年3回刊 - 年4回刊 - 年5回刊
代表作:温泉店的小老板娘(若おかみは小学生!)、名侦探梦水清志郎事件簿(名探偵夢水清志郎事件ノート)等等。
除了原创的一次性连载外,还出版了『なかよし』杂志连载作品的加版以及新人和年轻人的一次性连载。一开始,主要作品的内容往往统一在一个(稍微刺激的)特殊主题之下,但之后,特殊主题的设定就变得模糊了。而且,由于有从『なかよし』主刊转移的连载作品,反之,也有向『なかよし』主刊转移的连载作品,所以方向越来越接近《Magazine SPECIAL》
るんるん(废刊)
发行时间:1991年 - 1998年
人群向:少女
发行日:季刊 - 双月刊
代表作:水手战士V (コードネームはセーラーV)、セキホクジャーナル等
目标人群针对比『なかよし』更年轻的少女。最初是作为『なかよし』的增刊号『なかよし増刊るんるん』,所以风格与『なかよしラブリー』一致,93年正式创刊。发表的作品大部分为原创作品,也有本刊的番外篇。此外,短篇和搞笑漫画与主刊相同。98年1月号事实废刊。
フレンド系列
別冊フレンド(别册Friend)
发行时间:1965年3月 -
人群向:少女
发行日:每月13号
简称:『別フレ』
代表作:Lady Love、憑いてますか、MARS、蜜桃女孩 (ピーチガール)、恋文日和、Only You-翔べない翼-、美川べるのの青春ばくはつ劇場、極楽青春ホッケー部、純愛特攻隊長!、我太受欢迎了,该怎么办?(キララの星、私がモテてどうすんだ)等等。
1965年以『週刊少女フレンド』的姐妹杂志创刊,创刊名是『別冊少女フレンド』,刚出版时除了漫画之外,还刊登了有关明星和时尚的文章。1972年1月号作为漫画杂志出版。1984年改名为『別冊フレンド』并沿用至今。
2006年-2012年期间杂志的理念是『满足十几岁少女的野心和愿望』(「10代の女の子の野望や欲望を叶える漫画雑誌」),读者也以15-16岁的高中生为中性。而目前杂志的理念已经变成『一定能实现和帅哥恋爱的梦想的少女杂志』(「イケメンとの恋が絶対叶う憧れ満載の王道少女漫画誌」),只有不到50%的读者是青少年,超过30%的读者年龄在30岁以上。
少女フレンド(少女Friend)(废刊)
发行时间:1962年 - 1996年
人群向:少女
发行日:周刊-半月刊-月刊
派生杂志:別冊フレンド
代表作:窈窕淑女 (はいからさんが通る)、生徒諸君!、不思議のたたりちゃん等等。
诞生于 1962 年,继承了12 月号后停刊的月刊『少女クラブ』(少女club)的一本周刊 。运用了在『少女クラブ』和『なかよし』中培养的少女杂志制作技巧以及『周刊少年Magazine』中积累的制作周刊的经验。
次年(1963年),集英社的『マーガレット』创刊,双方竞争非常激烈。1970年,小学馆的『少女コミック』周刊化,竞争愈发激烈。虽然诞生了譬如窈窕淑女 (はいからさんが通る)、生徒諸君!等优秀作品,但杂志本身的势头在下滑。1974年改成半月刊,91年调整为月刊,96年10月号废刊。许多人对这本讲谈社著名的少女漫画杂志的停刊感到惊讶。
デザート(Desert)
发行时间:1996年7月 -
人群向:10代・20代女性
发行日:每月24号
姐妹杂志:THEデザート(1999-2015)
代表作:萌男友是柑橘色(モエカレはオレンジ色)、カンベンしてちょ!、おねがいキューピッド、天使之声(天使の唄)、コスプレ☆アニマル、邻座的怪同学 (となりの怪物くん)、谎言游戏 (ライアー・ライアー)、太陽之家 (たいようのいえ)、只要你说你爱我 (好きっていいなよ。)等等。
1997年7月作为『Kiss』的增刊创刊,最初刊登『少女フレンド』的青年漫画家的作品,而后『少女フレンド』休刊,就接管了这本杂志的作品。
以『新王道的恋爱故事』主题的作品为特点,旨在成为『10代・20代女性』当中最美味的少女漫画杂志。『一个色彩斑斓、精彩的男孩让女孩们明亮而充满活力。』是作品的特征,许多作品都有『美丽和成人的设计』,以适应读者的年龄段。由于其中包含许多『少女漫画典型的浪漫元素』和『坚强而独特的角色』的作品,它受到了读者的欢迎。
姉フレンド(电子)
发行时间:2016年12月1日 -
发行日:每月1号
代表作:ウソ婚等。
『別冊フレンド』和『デザート』共同出版的电子杂志,口号是大人喜欢的萌系少女漫画(「大人のラブきゅん少女コミック誌」)。在发布之时,读者的反应是“具有侵略性”、“价格合理”以及“标题具有挑衅性”。
其他
mimi(休刊)
发行时间:1975年8月(1975年10月号)- 1996年12月(1997年2月号)
人群向:少女
发行日:月刊→月2回刊→月刊
姐妹杂志:mimi Excellent(1985-1993)、mimi DX(1978-1987)、mimi Carnival(1987-1997)、kiss(1992-)
代表作:源氏物语 (あさきゆめみし)、アイドルを探せ、くにたち物語、白鳥麗子でございます!、心言手语 (君の手がささやいている)、ロンタイBABY等等。
最初针对十几岁的女性,包括女孩漫画以及偶像和时尚信息。 20世纪80年代,以『あさきゆめみし』(大和和紀)、『アイドルを探せ』(吉田まゆみ)等作品而受到欢迎。 20世纪90年代,标语改为“年轻人的娱乐”和“新戏剧性漫画!”。
Amie(废刊)
发行时间:1997年1月 - 1999年初
人群向:少女
发行日:每月24号
代表作:悪霊シリーズ、CLOVER等等。
名称来源于法语单词,意思是『朋友』,口号是『稍微大一点的なかよし』(「ちょっと大人のなかよし」),以『なかよし』毕业后的人群为对象的少女漫画。
虽然有人气漫画家的人气作品,但是发行量并没有增加,于是在1998年6月份休刊,此后作为『なかよし』的增刊不定期出版。1999年初夏号发布后就不再发行,事实上废刊了。
ARIA(休刊)
发行时间:2010年7月28日 - 2018年4月28日
人群向:20代女性
发行日:每月28号
代表作:恶灵系列 (ゴーストハント)、異域之鬼、これは恋のはなし
概念是『优秀的天马行空』,以『非凡的少女漫画』为基础,出版了许多不符合恋爱框架的带有幻想元素的少女漫画。
尽管自创刊之后发行量一直在下降,但进击的巨人的衍生作品让2013年11月号售罄,同年12月号因受欢迎而重印,售罄并重印。 2014年1月号开始全面连载时,发行量增加了五倍。
2012年7月27日,网络漫画发行网站“pixiv Comic”开始转载ARIA的部分杂志作品,此后,『pixiv Comic ARIA』开始转载ARIA的杂志作品,连锁作品已被转让,网站独家作品也开始连载。另一方面,『pixiv Comic ARIA』也有被转移到杂志上出版的情况。
2018年4月28日发售的6月号决定休刊。
(少女篇就说到这啦,下一期聊聊其他女性向的杂志)
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丑の刻の平安京に羅城門が顕現し、下人が侍を鞭打ちしこと
今は昔、さる山中を根城とする盗賊の砦に、のちに都で下人をすることになる子供がいた。砦に囲われた女たちの一人が産んだ男の子だった。子供は口減らしのために棄てる決まりだったが、時々首領が気まぐれを起こして育てさせることもあった。それで、下人にとって女たちは母たちでもあった。
母たちは下人をかわいがった。乳をやり、口々にことばを与えた。
お前の本当の母さんは死んじゃってね。産んですぐ後にね。かわいそうにね。
下人には「本当の母さん」という言葉の意味するところがわからなかった。母はつねに複数いた。赤ん坊は横で頭を潰されて死んでいった。生かされた兄弟たちは、自分と同様に母たちに可愛がられていた。
盗賊たちは街道を通る商人や役人の一行を襲い、身ぐるみを剥いだ。男は報復を防ぐため皆殺しにした。女は裸のまま逃したり、時には何人かさらってきて元からいた女を代わりに捨てたりした。母たちの顔ぶれは入れ替わった。
成長すると、下人も盗みに駆り出された。
初めての仕事は、寺の鐘を盗み出す手伝いだった。まず老法師に扮した爺さんが寺に行き、うまく鐘堂に泊めさせてもらい、そのまま死んだふりをする。下人は、兄弟の一人と共に寺に赴き、激しく泣いて見せ、夕方に引き取りに来ると行って立ち去る。寺の僧たちは貰い泣きをしていた。あとは年上たちの仕事だった。死体を運ぶふりをして鐘を盗み出す者。鉦を叩き経を上げさせる俗法師の仲間たち。鐘堂の穢が明けて小僧が鐘堂を開ける頃には、鐘を鋳融かして加工し市で売りさばいた後だった。
母たちは下人がどんどん一人前の盗人になっていく様を見て嘆き悲しんだ。
ある日連れてこられた母は元は都で女房をしていたといい、男たちの目を盗んで地面に木の枝で読み書きを教えてくれた。下人はすぐに女手と男手のどちらも覚えた。女は夜みなを集めて「光る君」の話を諳んじてみせ、皆で貴人の生活や恋愛に思いを馳せた。あまり娯楽のない砦の生活で、「光る君」の朗読は女たちにとってお楽しみの時間となった。
やがて下人は成長したが、母たちは相変わらず母たちだった。寝ていると母たちの上に覆いかぶさって揺さぶる男たちを嫌悪していた。
自分も「光る君」のような男と「契り」を結んでみたいと思っていた。
そう女房の女に言うと笑われたが、下人が笑わないのを見て口をつぐみ、都に行くんだね、でもなきゃ寺にでも入りな、と言い捨てて母たちの集まりに戻った。
ほどなくして、役人と貴族たちの軍団が砦に攻め入ってきた。
女房は知らせを聞くなり下人を殴って昏倒させ、盗品から密かに隠しておいた女房装束を着せた。下人が目覚めた時には、男は子供に至るまで皆殺しにされ、女たちは砦の前に立たされた。貴族の一人が、何人かを奴婢として持ち帰りたい、と言うと、女房が下人の手を引き前に進み出て、これはかつては宮仕えをしていた女房だ、どうかこの女はそういうものとして扱ってくださらんか、と言った。本当かと訝しむ役人たちだったが、下人が漢籍をすらすらと諳んじて見せるとすっかりそれを信じ、貴族が都に持つ邸宅に仕える家女房として引き取られることになった。
母たちは何も言わず、ひとり都へ向かう牛車に乗り込もうとする下人を涙ながらに送り出した。
掠奪品と共に運ばれた男たちの首は日に日に腐っていき、都で晒される頃には誰が誰のものなのか区別が付かなくなっていた。
都は「光る君」の話から受けた印象とはとうてい異なる場所だった。
正門であったという羅城門はずっと前に倒壊して、柱の残骸のようなものが残るだけになっていた。路上に死体と糞便が溢れているのに文字通りに閉口した。牛車の暖簾の間から、山では見たこともないほど肥え太った蝿が、何びきも入ってくるのだ。少し人通りの少ない所に入ると餓えた犬たちに襲われ、御者と兵が棒や刃物で殴り殺そうと大騒ぎになった。
受領の邸宅は七条と東洞院の交差する所から二町ほど下った所にあった。確かに内裏の近くではないが周りの家と比べては大きいように見えた。塀の中に複数の建物が集まっていて、池や金目のものを集めた倉庫すらあった。感心していると、非常にしばしば集団強盗や放火に遭うから少し離れた所にある別宅に住まうことになる、ここへは物を取りに来ただけだ、と言われた。
別宅はもっと内裏に近い所にある小さな屋敷だった。受領の娘はここで下人を数人従えて住んでいた。もともと居た家庭教師は、さる歌合で才を見出され、女房として出仕することになったそうだ。そういう者にものを教えられたせいもあってか、娘はまだ幼いのにとても利発で、歌や漢籍に関してはもう教えることがないほどだった。その代わり笛や箏は苦手なようで、自分にも教えられることがあることに下人は安堵した。毎日管弦の稽古をして、飽きると歌を作ったり、「光る君」の巻物を読んで感想を語ったりして過ごした。
数年経って娘の女房仕えの話がまとまりかけた頃、都に疫病が流行りはじめた。まず赤い発疹が腕や顔に現れ、数日で高熱を伴って全身に広がる。かすかに肉が焼けるような臭いがし始めると今度は代わりに血を吐き、青白くなって息絶える。下人の数人が倒れ、次は娘だった。
娘が苦しみ悶えながら死ぬ様を呆然と見送った。使いを送ってしばらくのち、受領が悲嘆に暮れつつ下人の前へと現れた。
ひどい有様だ。本当にひどい。鬼が……千切れた腕や、頭を持って、走り回っているんだ。
受領は、あなたを養子として迎える準備がある、と微かに涙の残る声で下人に告げた。思ってもいない話だった。下人は少し考えたのち、微笑みながら首を横に振り、立ち上がって服を脱ぎはじめた。単衣を床に落とすたび少し赤らんだ受領の顔が、肌を曝すと再び血の気を失い、袴を脱ぐ頃には昏倒した。
下人は死んだ下人の服に着替えた。
*
下人となった下人は、女房装束や日用品を一揃い背負い籠へ入れて家を出て、その辺をぶらぶらした。
疫病は大量の死を生み出していた。庶民の死は単なる悲劇だが、貴人のそれは大量の失業者の発生を意味し、路上には常ではありえないほどの路上生活者がいた。みな妊婦のような腹をしていて、何も身に付けておらず、土や垢で汚れきっており、老若男女の区別も付かぬような状態だった。力なくへたり込んでいるように見えて、屋内で出た死体が外に投げ出されると驚くほどの俊敏さで群がった。なるほど、鬼かもしれない、と納得した。しばしば彼らは疫病で死んだり、犬に襲われて死んだり、暴漢に殴られて死んだりしていた。
内裏の近くまで行くと、なぜかバラバラになった死体を集めているものたちに出くわした。ひとりの男に話を聞いてみると、怪訝そうな顔をしながらも、烏や鳶が途中で落としてしまうのだ、自分たちは刑吏や死体の廃棄を生業としている者たちで、内裏や貴族の家の近くで発生した死体を片付けると、検非違使が彼らに金を与えてくれるのだと言った。そういう利権で食っている集団が複数存在し、穢れの度合いで報酬も変わってくるのでどの集団がどこのどんな死体を拾うというのが大変微妙な機微をはらむ問題らしかった。話をしている間にも遠くの方で小競り合いが起き、加勢しなきゃ、と言いながら男は去っていった。
夜な夜な下人は死体が発生したという独居人の家に忍び込み、死体を運び出して空き地に捨てた。それから家に戻り、女房装束を着て笛を吹いた。しばらくすると、簾の向こうに人影が見え、細紙が簾の隙間から差し入れられた。「夢のような笛の音色に引き寄せられてたどり着いたこの破れ庵に美しいあなたが垣間見えたことだよ」という歌が書きつけられてあった。下人は少し考えて、「夢に見たあなたのことを思って笛を奏でておりました、夢であなたが教えてくださった曲を」という歌を書いて返した。
男は簾をくぐって入ってきた。下人は扇で顔を隠し、窺い見た。特に光り輝いてはいなかったのでがっかりした。
この家に住んでいたものは、亡くなったはずではなかったか。
こうして生きておりますわ。
女ではなかったはずだ。
そういうこともございますわ。
男は出口を塞ぐように立ち塞がって抜刀した。
そなたはあやかしか? それとも強盗か?
歌を解し文を書いて贈るあやかしや強盗など、聞いたことがございませんわ。
そう返すと男は納得した様子で刀を鞘に戻し、なるほど、貴人とは虫のように単純な頭をしているのだな、と思った。契りを結ぼうと鼻息荒く覆い被さってくるのを「このような夜を寝るだけで過ごすのは風情がないことだよ」とか何とか言って押しとどめ、娘の家からくすねてきた酒を飲ませた。
あなたは人を殺めたことがございますの。
なぜそのようなことを訊く。
武の道に秀でた殿方は素晴らしいと思いますわ。
そう煽てると男は敵対する貴族を刀で斬り殺しただの手際の悪い牛飼童を殴り殺しただの自慢しはじめた。こいつは「光る君」とは似ても似つかぬ下郎だなと思った。「光る君」は人を殺さない。男を手刀の一撃で昏倒させると、身ぐるみ剥いで背負いかごに突っ込んで家を後にした。
それからも何度も同じことを繰り返したが、その度に失望を味わうこととなった。誰に聞いても快楽殺人を一度は行なっているとは一体どういうことなのだろうか。都人たちを見ても、けだものが職と服を身につけて歩いているとしか思えなくなってきた。
それでもいつかは「光る君」のような有徳の者が垣間見てくれるのではないかと期待していた。
ある日、簾の前にすらりと高い影が差すのが見えた。笛を吹くのをやめて見上げたが、じっと���こに立って動く様子がない。じれったくなって「なぜそのようにじっと立っているのでしょう、私の心まで見透かしているなら中に入っていいとわかっているでしょうに」という内容の歌を書きつけた細紙を出し出すと、男は黙って簾をくぐってきて、下人の前に立ち塞がった。
何の御用でしょうか、と訊ねると、男は急にもじもじし始め、消え入りそうな声で話しはじめた。
頼みたいことがあるのです。
侍は俯きながら乗馬用の鞭を手渡してきた。
これは何でしょうか。
鞭です。
それは分かります。何故こんなものを渡してきたのかをお訊きしているのです。
男は答えず、着物をはだけて上半身を顕にし、後ろを向いた。毛深い背中には幾百幾千の傷跡が斜めに走り、醜く盛り上がっているのが見えた。
お帰りください。
男は下人の膝元に蹲り、涙ながらにこれまでの事の顛末を語った。元は侍として内裏に仕えていたが、ある女と共寝をしてこれを妻とした。しかしある日突然妻から鞭で何百回も叩かれ、なぜか強盗団の幹部として働くことになった。数年経ったある日のこと、愛する妻は家や家財もろとも蒸発してしまい、男は検非違使にひっ捕らえられて獄に入れられた。刑期を終えて宮中を彷徨っても結局妻を見つけることはできず、悲しみに暮れていたところ、笛の音が聞こえてきたのだという。
前の妻と出会ったときも、その曲を吹いておりました。きっとこれは宿世の縁です。さあ、私を打ってください。
理解はいたしました。お帰り願えますでしょうか?
侍はその格好のまま惨めに泣き始めた。身体の震えで着衣はますます乱れ、尻や腿までもが同じような傷に覆われているのが目に入ってしまった。
下人は肚を決め、衣をはだけて上半身を顕にした。
騙す形になってしまい申し訳ございません。私は女性ではございません。あなたの妻になることはできませんから、お引き取り下さい。
構いません。妻も私を鞭で打つ際は男装をしておりましたから。
そういう問題ではないのではないか? と下人は思った。侍は泣きながら遺品だという水干袴と烏帽子を見せてきた。
仕方ないので打ってやることにした。
試しにどんなものか一度叩いてみると、腐っても鞭、軽く打つだけで厚く堅くなったはずの侍の背中には鋭い傷が残り、血が滲み出した。侍がぐっと何かに耐えるような声を漏らしたのが真に迫っている感じで嫌になった。あんっ♡とかそういう、ちょっと楽しげな感じだと思っていたのに。
気を取り直して、何回打てばよろしいでしょうか、と訊ねると、妙にはっきりとした声で八十回よろしくお願いします、と返ってきた。
八十回打ち終わる頃には背中が一面血塗れになったが、男は、平気だ、と言うばかりだった。流石にこれを放置するわけにはいかぬという気持ちになり看病をしていると、下人は言い知れぬ理不尽さを感じ、涙が流れた。
ここを離れようと思い服を着直していると、侍がお待ちください、と手を握ってきた。
礼を言わせてくださいませんか。ご迷惑をおかけいたしました。
その真摯な眼差しから何故か目が離せなくなり、下人は無意識にいつもの質問をした。
あなたは意味もなく人を殺めたことはございますか。
侍は少し考えてから、ないと断言した。下人は、なぜ自分がそんなことを訊いたのかもわからぬまま、その家を立ち去った。
下人はその日を境に垣間見待ちをやめた。再びあの侍が来そうで恐ろしかったのだ。それから、食い扶持を稼ぐために盗賊団に入ることになった。
あんたも都にさえ生まれればね。こんなけだもの共とは無縁の現世だったろうにね。何にだってなれたのにね。
母たちはよくそう言ったものだった。実際、何にでもなった。女房のようなことをしたあとは、貴族から強奪した所持品を売り飛ばすために行商の変装をした。それで何とか生計を立てていた。今は強盗団だ。強盗団は強盗だけをして生きている人間ばかりではない。商人や聖職者、役人や女房のような者たちすらいた。貴族の家で働く使用人や侍はしばしば情報を売り渡し、自分で屋敷に火を放ちすらした。彼らもけだものだ。下人も仲間の手引きで貴族の家に下人として働きに行き、強盗を行うときは偵察や暗殺を行った。
朱雀大路にやってきた旅芸人の一座を見て、自分の生まれを思い出さずにはいられなかった。偵察し、場所を開けるよう頼む者がいる。声を出して人の気をひく者がいる。演じる者がいる。道具を運び、組み立てる者がいる。金を集める者がいる。彼らもきっと盗むのが上手いだろうと思った。
「光る君」のことを諦めた訳ではなかった。本物の下人として内裏へと出入りするようになった。しかし幾度宴を覗き見たところで、どの男も光り輝いていなかったので、いよいよ失望を覚えた。宇治にでも行った方がよいのだろうか、と思い始めた矢先に、腕の内側に赤い発疹ができた。信じられないような早さで熱が上がり、内裏の中で動けなくなった身体を下人たちが引きずり出して、路地に捨てた。
目を開けていることもままならなかったが、それでも飢えた犬と飢えた人間たちが近づいてくるのを感じた。襲い掛かられることを覚悟した瞬間、何かが自分を背負い上げた。まだ死んでいないのに河原に捨てられてしまうのだろうか。いったい私の穢れはどの程度、どのくらいの価値があると判断されたのか。
下人の意識はそこで暗転した。
*
下人は小さな部屋で目覚めた。見知らぬ部屋のようでもあったし、これまで一夜を過ごして貴族を殺した部屋のどれかであるようにも思えた。簾が風にはためく音が耳に入り、目を向けると人影が見えた。すらりとした長身で、かすかに光り輝いていた。
簾の外に出ると、男の姿はなく、かすかな光が尾を引くのみだった。その光を辿っていくと朱雀大路に出た。南の果てが金色に光っているのが見えた。ふらふらと歩み出した。死人もなく、野犬もいないことに下人は気付いていなかった。
七条を過ぎる頃に、見慣れない建物が見えてきた。京の南端にたどり着くと、羅城門の跡地に巨大な建物が建っていることが分かった。朱雀門に似ていた。
門扉を開けると、上階から光が漏れ出ていた。階段を登ると老婆が死体の髪の毛を毟っているのに出くわしたが横を素通りした。廊の突き当たりに、薄金色に発光するものが見えた。近寄ってみると、あの侍が正座しながら発光していた。下人が追ってきたことを後悔して帰ろうとすると、またも鞭を手渡された。
さあ、私を打ってください。
お断りします。
打ちなさい。あなたは私を打たなければなりません。
なぜ。
なぜでも。
無視して帰ろうとすると、後ろから「わしが今、髪を抜いた女などはな、蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ…」とぶつぶつ喋る声が聞こえてきて、横を通り過ぎて帰るのが嫌になってしまった。あの老婆が毟り終わって帰るまでここを動きたくない。
仕方ないので打ってやることにした。
今回は何回ほど打ったらよろしいでしょうか、と訊いたらまたも一時の逡巡もなく、八十回、と返ってきた。どうもその回数に拘りがあるらしい。
気乗りがしないままに叩きはじめると、また男が濁声で耐え忍ぶような声を上げはじめたのでうんざりした。どうせ叩かせるのなら、もっと気持ち良さそうにしてくれた方がまだ叩き甲斐があるのに、と思っていると、突然男が振り向いた。
手を抜いているでしょう。
はあ。
あなたはよっぽど度胸のないかたですね。
下人はその言葉を聞かなかったことにし、無心で八十回打ち据えた。侍の背中は樫の幹のように硬く頑丈で、手が痺れてしまった。こんなことをしてもらって悦ぶようになる前はきっとさぞかし立派な侍だったに違いないのに、どうして……。下人は、虚しくなってしまった。
終わりましたよ。
ありがとうございます、と言いながら侍は立ち上がり、下人の方に向き直った。
では、今度は腹を八十回お願いいたします。
ご冗談でしょう、と下人は叫んだ。背中はすでに裂傷でズタズタになり、どんな悪人でももうこれ以上は打たないのではないかと思うような状態になっていた。死んでしまいますよ。
これしき何でもありません。この傷跡が目に入りませんか?
侍は胸を張って見せた。確かに胸から背中ほどに掛けてびっしりと傷跡が隆起しているのが見えた。
下人は言葉を失ってしまった。老婆の声が再び響く。「…せねば、饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、饑死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」
下人は共感した。一緒に髪をむしりに行ってもいいかな、と思った。下人には地上の法が理解できない。下人は強盗だった。人を殺し、物を盗んで暮らしてきた。
下人が振り向こうとした瞬間、肩を強い力で掴まれ制止された。
そちらへ行ってはなりません。
なぜですか。
ならぬからです。
罪のある者たちの物や命を奪うよりも、あなたを鞭で打つほうがよほどならぬことだと思われるのですが。
侍はこれを聞いて、それはどうしてですか、と不思議そうに聞き返した。下人は答えに窮した。
あなたが死んでしまいそうで恐ろしいからです。
こんな程度で死にはいたしません。それに、私が死んだと��ろであなたに何の問題がおありですか。
いけないことです。
なぜいけないと思うのでしょうか。
必要のない死、必要のない暴力だからです。強盗とは違います。強盗は生きるために行うことです。
私は必要としています。生きるために必要なことです。
私には必要がありません。
だからよいのです。人に施しを与えることは功徳を高める行いです。さあ、私をお打ちください。
全く納得のできない論理であった。躊躇していると、お打ち願おう! という大音声と共に間合いを詰められた。もう逃げ場がない。
仕方ないので打ってやることにした。
八十回でよろしいですか、と訊ねると、そうだが、とでも言わんばかりの慇懃さで頷かれて腹が立ち、思わず加減をせず一発目を叩いてしまった。
ぐっ……いい打ち加減だ。その調子です。
心底気持ちが悪いと思った。下人は何も聞かなかったことにして無心に叩こうとした。しかし背中を叩くのとは違って表情で反応がわかってしまう。普段通りの力で叩いたら物足りなさそうな顔をするのが見えてなんとも不愉快な気持ちになり、顔を背けてしまった。
なぜ……。なぜ私は、このような様子のおかしい者を殴らなければいけないのでしょうか……。御仏様、これが、私が今まで犯してきた罪に対する報いなのでしょうか……。生まれてきたことが、間違いだったのでしょうか……。
侍の腹は樫の幹のように硬く頑丈で、八十回打ち終える頃には手が痺れてしまった。
いいですか。これで最後ですよ。もう二度と絶対に叩きませんからね。
下人が顔を上げた。侍は全身からぼたぼた血を垂らしながらこちらを観察していた。鬼のようだった。
私を打って、楽しかったですか。
いいえ。
二百四十回も打ったのに、ただの一度も。
苦痛でした。
ならばあなたは暴力がお嫌いなんですね。本当は、人を殺すのも、人から物を盗むのも嫌いなはずだ。あなたは女手を理解し、管弦の扱いにも長けたお方。好きなはずがない。
強盗だって読み書きや管弦の扱いくらいわきまえていることくらいありましょう。
それにあの服。なぜ女房装束を着ていたのですか。
あなたの奥様が男装をしたように、私も女装をしていただけでございます。
では、どうしてあんなことを訊いたのです。あなたは意味もなく人を殺めたことがありますか、と。
下人には答えられなかった。黙っていると、侍は下人を抱擁した。自分が震えているのがわかった。なぜ震えているのか分からなかった。血の匂いが濃く香り、自分の着物を熱く濡らすのが感じられ、一層大きく身震いした。
強盗のあなたと女房のあなた、どちらが本当のあなたなのですか。どちらが本当の望みなのですか。
*
答えようとしたところで目が覚めた。
見知らぬ部屋に寝かされていた。頰が涙で濡れているのは意味のわからない夢を見たせいだろう。羅城門が再建されるなどという話は、聞いた覚えもない。いや、そんなことよりも。
生きている……。
弱った腕を持ち上げて、発疹がないことを確認した。信じられない。あの病に罹って生き延びたものなど、聞いたことがなかった。御仏の加護だろうか。この私に。
外から、貴人と思われる男が入ってきた。
目が覚めましたか。
ここは……。
私の家ですよ。部下の一人があなたをここまで運んできたのです。
家の中で死んだら大変なこと(内裏に出仕できなくなるなど)になるはずだった。よく匿ってくれたものだ。奇異の目で見ていると男は、私は自由の効く身なのです、と言って微笑んだ。
運んできて下さった方は……もしかして、身体中が傷だらけで赤い髭の方でしょうか。
そうです。
お礼を言いたいのですが。
死にました。
死んだ?
あなたはここに運ばれてすぐ血を吐きはじめ、もういつ息絶えてもおかしくない状態でした。あの男は熱心に看病をしていましたが、あなたの身体が青白くなる頃には黙って泣いていました。それが丑の時にもなろうというころに突然「行かねばならぬところがある」と屋敷を出ていったのです。そして今朝、羅城門の跡で、死体になって見つかりました。身ぐるみ剥がれた上に髪の毛まで抜かれており、体中に謎の鞭傷が残っていたそうです。……どうかしましたか?
いえ。悲しいことですね。
下人の頭には先ほどまで見ていた夢の光景が急速に蘇りつつあった。
貴人は、好きなだけここで身体を休めてくれて構わないと鷹揚に言い残してどこかに去り、それきり顔を見せなかった。頼りない、なよやかな首の感じが妙に印象に残る、美しい男だった。
下人は横になりながら、答えられなかった最後の問いについて考えていた。
──私は「光る君」に会いたかった訳ではなかったのかもしれない。「光る君」の話に出てくる者たちの生活に憧れていただけかもしれない。暴力もなく強盗もない美しい世界のように思われたのだ。そして、それは「垣間見」でしか得られないものであるような気がした。きっと、あの砦で一緒に話を聞いていた母たちにもとってもそうだったに違いない。
──私は色々なものになった。男にもなったし、女にもなった。どんな職業にも成りすまして、盗み、殺してきた。でも、私は母親にだけはなれなかった。母親になれなければ契ることはできない。母たちはきっと、そこに目を瞑っていた。それでも私に女房装束を着せて、生き延びさせてくれた。
──自分にはどうしようもできないことだ。どうにもやりきれない。そして、私たちの早急で不実な考えは、あの男に死をもたらした……。
下人は、枕の上ではらはらと涙を零した。大きな声を出して往来を走り回りたいような気分だったが、身体は相変わらずうまく動かなかった。
*
ある晩、夜半に目を覚ました。簾が風にはためく音が耳に入り、目を向けると人影が見えた。すらりとした長身で、かすかに光り輝いていた。
簾の外に出ると、男の姿はなく、かすかな光が尾を引くのみだった。下人は、光の後を辿って、歩みはじめた。身体の重みは感じなかった。
下人の行方は、誰も知らない。
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