#勝った翌日はウキウキ
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ジョージア再発見の旅
出発前日。火曜日。 ジョージア西部のアチャラ地方でワイン造り修行中のカンジから電話がかかる。 「もしもし、お疲れ~。」とはつらつなカンジ。 「もしもし、お疲れ様です。元気ですか」と自分は応答する。 「元気やで~」そしてカンジは申し訳なさそうに続ける。「いや、前に言ってたぶどう収穫の日、明日か明後日になりそうで、来れる?」
今後の天気予報が四日後に雨だとかで師匠が収穫を早めたそうだ。自分はケンさんに携帯を持っていき、三人で相談する。「いつでも出れるけど、ゾノさんも行きたいって言ってたし、一回相談するわ」とケンさんが電話を切る。
そしてゾノさんに電話をかけ、翌日、車の後輪が未だにスペアタイヤなので、タイヤを交換してから、出発する事で決まる。 その予定をカンジにも連絡し、家に残ったご飯を食べる。この前作ったラーメンがまだ残っているのだ。おまけに麵は消化が早く、小麦粉は身体に吸収されにくいのか、食べても食べても、お腹が膨れる感じがない。食べた直後は、多く茹で過ぎたと後悔するのだが、三十分後に胃が空いてる気がする。
作ったラーメンはカレーラーメン。日曜日に子供達と日本のカレーを作ったのだが、その残ったカレーと鶏がらスープを混ぜて、旨かった。
翌日、朝九時四十分に太陽の日差しで頭が暑くて目が覚める。実際は庭のソファで寝ずに色々と想うことに耽っていたら、朝七時とかでそこから目を瞑った瞬間、頭が熱かった。 久しぶりにカンジと会えることや、ゾノさんやケンさんと旅行に出れるって事で、自分はウキウキと遠足を待ち望む子供のように寝れなかったのだ。何はともあれ、十時前に起きれた自分を褒めてやりたい。 11時頃、ゾノさんを拾いに出発。家まで行くとすぐに登場。 「おはようございます。」とゾノさん。「いや実はもう一人一緒に行きたいと言ってる日本人がいるんですが、今連絡取れないんですよね~」と続ける。
その人は日本で畑を持っておりぶどうとワイン作っているそうだ。まずタイヤを履き替え、連絡を待ってみようということになり、途中見つけたタイヤをバラ売りしている修理屋を発見。「今出来るか?」、聞くと「どうした?」との返答。「タイヤ交換したいんやけど、四本交換できる?」 すると修理屋の兄ちゃんはタイヤの状態をチェックした後「この一本だけ変えればいいやん」とスペアタイヤを指差し言ってくる。ほかの三本も表面ツルツル気味で、これで大丈夫やと思うか尋ねるとあと一、二か月は大丈夫でしょうとのこと。いやそれなら今変えても一緒でしょと皆言うが、一本だけだと安いのもあって、それで交換してもらうことに。
修理屋の兄ちゃんはその後、テキパキと作業を進め、最後に全部のタイヤに空気を詰めてくれると、二十分くらいで、どうぞと車を渡してきた。 自分たちの予想では、二時間は色々なごちゃごちゃした事で長引くだろうと思っていたが、実際二十分位で済んでしまい、その日本人を探す事に。
まず一緒に住んでるタクには電話し繋がらず、取り敢えず家がある方向に向かって車を進ませるかと話していたらタクから折り返しの電話。 「おいっす~」相変わらず調子の良いタク。「そっちどんな感じ~?」 「おっす~」釣られて自分たちも返してしまい、変な感触。「いや実は、その一緒に住んでる日本人探してるんやけど、今家おるん?」 「ジュンさん? いや、居ないね」とタク。「なんか携帯をまた修理しにステスク行ったよ」 「おお、マジか」ちょうどステスク手前に居た自分たちはそのまま探しに行くことに。「ありがとう。因みにどこらへんか分かる?」 「そう、あの携帯を一階と地下で売ってるところあるやん、ちょっと奥んところの。」とタク。
「オッケー、了解。じゃあまたー」と了解してしまった自分は電話を切り、皆と予想を立てる。自分は一階と地下という情報を基に考えると路面店ではなく、銀行裏の建物の中だろうと思い、そこへ��ノさんと探しに行く。建物の中でゾノさんと二手に分かれ、探し始めた五分後、ゾノさんから着信。
「見つけました。番号55のショップです」とゾノさん。
すぐに向かい、状況をケンさんに報告する。ケンさんは忘れた上着を取りに家に向かっており、「向かうとき連絡するからちょっと待っといてくださいって伝えてくれや」とのこと。 修理がまだ終わってないらしく、一緒に待つ間にゾノさんからジュンさんの話を聞く。昨日買ったiPhoneがまた壊れて修理に来たそうだ。何かとトラブル続きな旅だそうで、トビリシに辿り着くまでにも香港とニューデリーでの出会いや話も色々あるそうだ。運もその分良いらしい。
今回、こうやって簡単に見つられたのも何か引き寄せたのか、引き寄せられたのか。 その後、珈琲シバきジュンさんの荷物を取りに行って二時過ぎトビリシを出発。良い感じの予定通り。
トビリシを出るころ、タクミから連絡。「どう見つけれた?」 「バッチリ確保しました~。ありがとう。」と自分。「行ってくるわ~」
「いってら~」とタクミ。 向こうにカンジからはもうバトゥミで待っているとのメッセージが。気が早い。彼もウキウキしているのだろう。 バトゥミまで六時間弱かかるのだが、軽自動車のUZUFitでは無茶も出来る訳じゃなく、六時間強掛かって、バトゥミ入り。 道中、二回犬が高速道路に飛び出してきたり、眠気に打ち勝てない気がしてきたり、運転ってのは意外と疲れる作業だったと改めて思った。 一回目ももちろん危なかったのだが、二回目はタイヤが滑り前の車とぶつかりそうになった。
バトゥミでは渋滞にハマり、ちょっとケンさんはイライラしていた。 ホステルのおじさんを呼び出し、案内してもらい、着くころにはカンジと愛犬ヘイリーが宿前で待っていた。また大きくなったヘイリー その後、カンジ君の音頭で飲み会が始まり、西ジョージアご飯を味わいつつ、久しぶりに聞くカンジの話や皆の合の手を見てると楽しく、良い時間だった。結局、明日早朝出発だと言うのに、二時半まで飲み続け、翌朝カンジ君が来たのは朝七時過ぎ。本当は六時半集合だったのだが、まあ仕方ないだろう。
自分は六時半にはもう起きていたのだが、カンジ君が来るまで二度寝。その時も身体の中にアルコールを感じていた。
バトゥミからその畑まで二時間ちょっと。山道を村々を通り抜け、途中シュアヘビという村で小休憩。お腹に何か入れようという話になり、メグルリハチャプリとお茶を飲む。その時、興奮有り余るカンジ君はどっかから手に入れてきたチャチャを持ち出してくる。ショットグラスをカフェの主人から貸していただき乾杯する。結局付き合ってしまうゾノさんと自分。朝にはチャチャ三杯とハシというスープを飲むと二日酔いから完全復活するという話で、皆飲み会の翌日とかはそれで仕事をしているとかなんとか。ただの迎え酒な気もするが、身体に気力が巡る感覚はある。気合十分でワイン収穫に挑む為、車に乗り込み、出発する。道中、一曲カンジ君のカラオケを聞き、畑に到着。着いたはいいものの、車が上まで上がらない。あともうちょっとの所で登らなくなってしまったのだ。残りの四人で押し上げ何とか駐車する。ヘイリーははしゃいでるのか、走り回っている。急な斜面にある畑で、ぶどうは美味しかった。
着いた頃は、十一時辺り。早速仕事を始める。けども、三時間ちょっとで車に積める量、限界に到達。 二時か三時には終了と言われ、何だか肩すかしを喰らった。横にある建設途中の建物の三階にあがり、休憩する。そこでチャチャの効果が薄れてきたのか、ソファに腰かけた瞬間、少しの間、眠っていた。
その畑がある村は元々カンジの師匠の先祖が治める地域だったらしい。カンジの師匠の家系は元王族で、オスマン帝国が攻めて来た時に城を壊され、その跡地にモスクを建設されたそうだ。今もまだ残るしっかりした石積みの城壁の上にモスクやイスラム文化は残っており、コーランが流れてきた。師匠の先祖は戦って殺されたそうだ。
休憩の後、文化として収穫の後は畑で集まってご飯を食べたり、宴会的なのがある様なのだが、師匠のところは人手もあまりないのと、ぶどうの収穫の後は、すぐに潰して甕に入れるのが好ましいとの理由で、ご飯はなしでそのままワイナリーに帰り、ブドウを潰す予定だったのだが、やはり師匠が何かしら作ってくれて簡単な宴会を開いてくれる。4、5年物のワインを飲み、ご飯を食べ、最後に珈琲まで出してくれる。ジョージアの客人に対するおもてなしは手厚く自分は居心地が少し悪く感じる。自分の気持ち的にはカンジ君がお世話になっている師匠のところへ手伝いに来たわけで、客人のつもりで来ていない。と言う訳にも行かず、しっかりもてなされた。
その後、ワイナリーまで戻り、ブドウを潰してクヴェブリという埋まった壺にブドウ汁を注ぎ、五パーセント位の潰した皮や種を入れ、その日の作業は終了。昔ながらの製法でブドウを潰すので、なかなか時間がかかり、終わったのは十一時辺り。
そこから師匠の奥さんが作ってくれたご飯とワインで宴会。ジョージア流の宴会では乾杯の時は音頭が終わるまで話を聞いていなければならず、加えそのワインも一気に飲み干さなければならない。 と言う事で、終わって飲み干せば、急いでご飯を食べ、また一気というループが一時間半続き、宴会は終了。
その後、用意してもらった部屋に行き、ベランダでこそこそ喋って朝五時就寝。部屋にはクイーンベット一台だけで、ケンさんと少し恥ずかしくなりながら、並んで寝た。
翌日、今日もまた収穫に行くのかと思いきや、ぶどうがまだ熟しきっていないということなので、収穫は延期に。カンジ君がいつまでも起きてこず、師匠の息子に竹はどこで手に入るかと聞くと俺持ってるぞと。庭を見せてもらうと竹林がなっており、そこから一本太めのやつを切っていただく。車に乗せると笹の葉で一気にジャングル。そのあとまたコーヒーを頂き、ワインを買って、二時過ぎにカンジ君と分かれワイナリーを出発。やけに寂しそうなカンジ君とヘイリーに見送られた。
コブレティの方まで行き、昼飯を食べる。観光客に有名な大衆食堂らしく、賑わっている。 西側のジョージア飯は味付けが変わっており、また新たな味わいで美味しい。ムツヴァディという豚肉の串焼きは肉が漬け込まれて、柔らかく美味しい。他にも、スープなんかはもっと辛かったり濃かったり。その食堂ではビールがなくなっていたのがとても残念だった。
その後、クタイシから一時間下にあるヴァ二という所から東側にある天然温泉に皆で向かう。
車には竹が積まれ、ケンさんは左側のミラーが見えず、追い越すときや道路に出るときは自分がチェックしなければならず、気が休まらない。高速道路では車に乗り疲れたのか、ちょくちょくウトウトしてきてしまう。そんな時は健さんも同じように眠たくなっているようで、二人で何とか高速道路を乗り越えた感じがある。
夕方、日が沈む前に温泉に到着。先客も居ないので、さっさと服を脱ぎ捨て湯につかる。 気持ち良すぎて、自分はテンションMax。先���らからも興奮してんな~と言われる。 上は空で、西の方じゃ太陽が沈みそうで、空が赤黒く染まっていき、月も南側に顔を出してきた。 ビールを開け、乾杯する。硫黄交じりの源泉が湧く温泉で、湯温は四十度辺り。長湯できるわけです。
そこから一時間半位、暗くなるまで湯に浸かり、人が続々と集まってきたところで日本人は退散。そのままクタイシに向かい、ゲストハウスで一泊。
夕飯はクタイシで人気のヒンカリ屋。華金だということもあり、街中では若者が騒いでいる。さすがクタイシと思える程、不良感が強い。子供な自分はすっかりビビってしまい、何だかハマらない。何が楽しいのかよくわからない。
ホテルに着いて、気疲れでちょっとやられてしまった。
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チュ・ミエ前法務部長が国会議長に意欲、韓国の政局は民主党内の親イ・反イの争いに?
22代初の国会議長は誰にするのか。 4・10総選挙で175席を収めた巨大野党とともに民主党内部で最近熱く行き来する質問だ。 民主党内の国会議長の競争は総選挙直後に始まった。京畿ハナムガプに出馬して6選告知を踏んだチュミエ前法務部長官が総選挙翌日(11日)SBSラジオインタビューで国会議長挑戦意思を尋ねよう「議会の革新的課題に対する揺れない役割を期待すれば躊躇しないという心」と答えたのだ。彼はさらに一歩進んで「国会議長は中立ではない」とし「革新議長が必要だという共感が早くあった」と主張した。
文前政権時にイケイケの法務部部長(法務大臣)だったチュ・ミエが総選挙で6選を果たし、さっそく国会議長へ名乗りを上げたそうです。
文政権をウキウキして見てた方にはおなじみのチュ・ミエ。文大統領の意向に従わない検察総長だったユン大統領に圧力をかけまくり、それでも従わない当時のユン検察総長を無理やりに更迭させ裁判沙汰になって負けた法務部部長。
当時の文大統領の勢いに乗ってエキセントリックな言動でその界隈では有名だった彼女ですが、さすがにやりすぎたこともあって検察との対決のごたごたの責任を取らされ辞任に追い込まれたけれど本人はまったく反省する気配がなかった確信的な強硬派でしたが。
そのチュ・ミエが議員としてまたまた権力の座へ意欲を見せる。そして彼女のことだから…と、思った���「国会議長は中立である必要はない。左派革新の議長が必要だ」と主張してる。
イ・ジェミョンが国会の過半数以上を占める巨大野党の党首として暴れ、チョ・グクが新興政党としては存在感を示してイ・ジェミョンの目の上のたんこぶになりそうでこの二人のバチバチがけっこう面白そうな雰囲気だったところに、チュ・ミエも国会を振り回してくれたら韓国のこの先の三年間って、その先も含めてですがリアル地獄かも。
***
民主党内の権力争い
国会をほぼ支配した野党の民主党ですが、政権与党じゃない分、政策の責任はぜんぶユン大統領と与党国民の力に押し付けちゃえばいいんだからやりたい放題なわけで、もちろんユン政権の実績にされたら困るので韓国や韓国民のためになる政策や協力は絶対にしない。自らとそのお仲間たちだけが得をすることしか考えないと見るべきでしょうね。
そういった権力、利益、情報などをどうやって民主党内で勝ち取るか…が、今の民主党議員の最大でかつ唯一の目的と言っても過言ではないでしょう。
その急先鋒としてまずチュ・ミエの国会議長狙いが表面化。
チュ・ミエの対抗馬として総選挙を指導してきた民主党の事務総長が同じく6選で名前が挙がっていると。民主党内では「この前まで与党と対決してきた選挙戦のトップがすぐさま国会内で調整役として適任か?」って意見もあるそうだけど、国会が揉めたところで数の力で押し切る快感を知ってる民主党がそんな体裁を気にするかなぁ。
むしろ、民主党に反対する大統領府、与党の態度を批判することで民主党支持層にアピールする機会を得たうえで議長が民主党寄りの採決に持ち込めるならそのほうがいいし。
そのほかの候補者としては親イ・ジェミョン派から数人が挙がっているそうだけど、身内だからという理由でここに小物を置くのももったいないという雰囲気が出ている。
文前大統領とイ・ジェミョンは疎遠なことで有名ですから、文前政権時のイケイケ法務部部長だったチュ・ミエも距離があるはず。民主党内で反イ・ジェミョン派や外様としては、イ・ジェミョン派が権力をすべて掌握されるより、国会議長として一定の権力と発言力を保持してイ・ジェミョンを牽制してほしいと願う気持ちもわかる。
親イ・ジェミョン派でも、イ・ジェミョンが民主党のトップとして直接、大統領や与党と対決する構図よりも、法務部部長時代のユン検察との対決再びの図式をスキャンダラスな関心に呼び込み、様子を見ながらイ・ジェミョンが美味しいところを持って行けたほうが良いのでは?という思惑もある。
ほぼ同じ程度にいる絶対的保守派の反感をイ・ジェミョンが一身に��けるよりもチュ・ミエやチョ・グクと分け合って3年後の大統領選への好感度UP作戦も同時に狙おうという腹のようで。
ただ、どちらの派閥の思惑としてもイケイケのチュ・ミエが暴走した時に制御不能になる危険性があって、そこが不確定要素として不安な様子。特にイ・ジェミョン、チョ・グクと訴訟リスクに晒されていて大勢の意見では有罪が有力視されるだけに、そんな国会の議長が暴走するとなったらさすがに国民も呆れてしまいます。
民主党としてはユン政権の失態と与党の無能さをアピールしつつ自身は��期政権与党としての実力があるところをアピールしたいわけだから、堅実でリスクの少ない議長を選出したいという意見もあるわけだが、傍から見るほうとしてはイケイケの大混乱が期待できる人選のほうが面白いんですけどね。
そんな雰囲気の中で、チョ・グクと彼の政党がどういった行動に出るか、そこにムン前大統領の影の力が働くか(あれは深慮遠謀とか無理なタイプなので、ぼろぼろ出てくるだろうし(笑))、大統領府と政府の政策に関しては面白みがなくなってきた韓国ですが、国会の中はこれからますます面白くなってきそうな気配。
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毎度の週1他店舗勤務☆でも写真はおらのステーキガスト三郷谷口店♪今回は前日我が西武ライオンズが逆転負け(>_<)対する勝った○○ファンの他店舗勤務先の従業員の○○さんがニヤニヤしながら私をお店でお迎え(゜ロ゜)ちくしょう(笑)(゜゜;)\(--;)悔しいからせめて勝ち越し来週の他店舗勤務は胸はってニヤニヤしながらお店に入りたいよー♪#すかいらーく#すかいらーくラブ#ステーキガスト三郷谷口店 #55歳 #育児するおじいちゃんことパピ #お孫ちゃん#他店舗勤務しても自分のお店大好きちゃん #他店舗勤務 #埼玉西武ライオンズ #西武ライオンズ#勝ち越しお願いします#勝った翌日はウキウキ https://www.instagram.com/p/Bz_3ppuAgD3/?igshid=79zj2e7eiweg
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1、"人"が語る、もっとも強い"馬" 武 豊(たけ ゆたか)という騎手が居る。 別業界である羽生善治やイチローと並べられるほどの"天才"と称され、 日本競走馬界で数少ない有名な"人間"であり、数々の歴代最多記録を残している。 そんな偉人がウマ娘プロモーターになって、あんなCMに出るなんて2000m芝不可避なわけだが、話がそれるのでここまでにしよう。 武豊は2018年現在も現役であり、数々の名馬と共にレースを制している。 親子三代で天皇賞制覇し「絶対の強さで人を退屈させた」と言わしめた"メジロマックイーン" 怪物達と共に第二次競馬ブーム期を盛り上げた平成三強の一頭、"スーパークリーク" 武豊としては二度しか乗らなかったものの、騎手としては伝説的ラストランを走り切らせ、 「神は居る」と思わせた、アイドルホースである芦毛の怪物"オグリキャップ" そんな武豊が騎乗した馬達の中でも、一際異様な強さを見せた馬が居る。 "ディープインパクト" 無敗のまま「皐月賞」「東京優駿(日本ダービー)」「菊花賞」を制して三冠馬となり、 「一着至上主義」「奇跡に最も近い馬」と形容されるほど勝ち続け、恐ろしい戦績を残した名馬である。 以下の画像はそのディープインパクトが残した成績である。 世間はこの馬に注目し、社会現象だと言われるまで取材は相次いだ。 馬は喋れないので当然メディアは武豊にマイクを向ける。 様々なインタビューをされていく中、こんな質問が武豊に飛び込んだ。 「もし武豊さんが『武豊&ディープインパクト』と対戦できるとしたら、これまで数多く乗ってきた優駿の中で、打倒ディープとしてどの騎乗馬を選びますか?」 その質問に武豊は一頭の馬の名をあげた。 その馬の名はサイレンススズカ。 日本競馬史上、もっとも人々に夢を見せた馬である。 2、上村洋行とサイレンススズカ サイレンススズカは最初、武豊ではなく上村洋行という騎手が乗っていた。 上村騎手を乗せたサイレンススズカのデビュー戦は堂々の1着でゴール。 だが次の弥生賞ではレース開始前、柔軟な馬体でゲートをくぐってしまう。 ※ゲートをくぐっちゃうサイレンススズカ サイレンススズカは係員に押さえつけられ、なんとか再びゲートに入る。すると今度はスタートで酷い出遅れをしてしまう。 それでも驚異的な脚力で8着にはなったが、当時の関係者達はこれらの気性面をなんとかしたかった。 「走りたいという気持ちが先走り過ぎる」 「スイッチが入ると暴走するぐらい走りたがる」 サイレンススズカは確かに速い。 だがその身に任せたままだとレース終盤スタミナが尽きて、勝つことが難しい。 次のレースで上村はサイレンススズカを必死に抑えつけて走らせようとしたが、我慢しきれないサイレンススズカは先頭を走り続け逃げ切り1着。 東京優駿(日本ダービー)を勝たせたかった関係者たちは不安だった。 2000mならいいだろう。だが勝ちたいレースの距離は2400mなのだ。 ※Sがスタート地点。Gがゴール地点。 ペース配分ができなければ、速さをコントロールしなければ、絶対に勝てない。 もはや上村は「マイル路線(1600m)で行ったほうがいいのでは」とも考えていたという。 しかし次の2200mでなんとサイレンススズカは1着。しかも騎手の上村が上手くサイレンススズカを抑えて、理想的な作戦勝ちだった。 「ダービーもいくらか抑えれば、勝てるだろう」 だが日本ダービーで、サイレンススズカは勝てなかった。なんと9��。 「もう小細工はやめて、逃げて競馬させよう」 関係者達は方針を転換する。 続く神戸新聞杯でサイレンススズカはレースを先行で走った。 走り続け、断然トップ。これは勝ったと見る者は思った。 サイレンススズカはペースを変えず先頭を走る。あとは、ただ走るだけ。 しかし後方からマチカネフクキタルがグングンとスピードをあげ追い抜こうとしていた。 上村騎手が気づいたころには、サイレンススズカは2着になっていた。 振り返れば、八百長さえ疑われてもおかしくないほどの、酷い抜かれ方であった。 この結果を受け、上村騎手は降板させられてしまう。 上村氏は後悔した。自らの失態を泣き、悔しがった。 そしてサイレンススズカの行く末を心配した。 「恋人以上のものが離れて行ってしまった感覚でした」と本人のインタビューも残っている。 「将来を見据えて、なるべく楽に勝たせてあげたかった」「苦しまずに走らせたかった」「勝ちをちゃんと見据えられてなかった」 当時を振り返ったブログ記事では 「出来ればここを何とか楽に勝たせてあげて、 天皇賞に向けて少しでも身体や精神面にダメージを残さない様にしてあげたい。 そしてより万全の状態で天皇賞に向かわせてあげたい」とも残している。 サイレンススズカに鞍上した上村氏は、誰よりもサイレンススズカを愛し、守りたがったがゆえに、本番レースで勝ち切る「勝負師」になりきれなかった。 競馬は勝負の世界。馬は勝たなければいけない。負けて許される馬など、皆認めなかった。 生涯成績113戦0勝のハルウララがメディアに持ち上げられ、大衆から愛された時も、競馬関係者達の声はあまり暖かくなかった。 武豊もその一人だ。 「強い馬が、強い勝ち方をすることに、競馬の真の面白さがある」 そんな勝つことに拘る騎手、武豊がサイレンススズカと出会うことになる。 3、大逃げの始まり 「サイレンススズカに乗りたい」 そう申し出たのは、なんと武豊からだった。 乗る馬の依頼が来るのを待つのが本来騎手側の立場なのだが、 その慣習を崩した直談判である。 そして香港国際カップでサイレンススズカと武豊騎手は初めてコンビを組む。 ちぐはぐな日程や、馬房内で左回りに旋回する癖を矯正しようとした結果ストレスをため込んでしまうなど悪条件が重なり、レース終盤に他馬に捲られて結果は5着。 「最初から全力で走り過ぎちゃうというか、サラブレッドの本質の塊のような馬だった」 そんな評価をサイレンススズカに下した武豊は大胆な騎乗を思いつく。 「抑えようと思ってもきかない。だったら、前半から好きなように走らせた方がいいと思った。この馬は走っているときがいちばん楽しそうでしたからね。それでも持つんじゃないかな、と」 いかに逃げて力を配分するか。 大逃げという戦法は古くからあるにはあるものの、「勝つための戦術」としては博打感が拭えないシロモノである。 大逃げでの名馬と言えば、どれも個性的で、数は多くない。 破滅的大逃げを幾度となく繰り返し、最後の直線でスタミナを尽かし大失速して馬群へと沈んでいき最下位。そんな滑稽な姿を何度も魅せ、競馬ファン達を楽しませた"ツインターボ" あまりのハイペースでトウカイテイオーらのレース展開を乱し下位に追いやった、大逃げコンビとして有名な"メジロパーマー"と"ダイタクヘリオス" 世界レコードを叩き出したこともある"セイウンスカイ"なども居るに居るが、現在でも常用される戦術とは言い難い。 次走のバレンタインステークスでサイレンススズカはその「大逃げ」をする。 レース序盤の第三コーナー前でサイレンススズカはここまで逃げ離した。 ※左の赤丸にサイレンススズカ。右の赤丸が他の馬達である。 大逃げは最初からハイペースで走るので、最後の直線ではスタミナがあまり残らない。 なので後方馬との差は縮まっていく……はずなのだが、 サイレンススズカは加速する。加速し続け、後方の馬をさらに逃げ離す。 「逃げて差す」 次のレースも大逃げで勝ち、そ��てその次のレースも大逃げで勝ち…… 1998年金鯱賞。またもやサイレンススズカ1着。2着との差なんと11馬身。 平地の重賞競走では6例目の大差勝ちであり、これ以降10馬身以上離れての重賞大差勝ちレースは現れていない。 レース後、アメリカから「サイレンススズカを売ってくれ!」とオファーが本当に来てしまうぐらいの圧勝だった。 「あんな体験、普通はできない。(後ろからくる)足音をまったく聞かないままゴールしちゃったんですから!」と武豊は当時の金鯱賞を振り返る。 この金鯱賞のレースは印象に残るどころか、サイレンススズカが伝説と呼ばれるゆえんのレースとなり、そしてその始まりだった。 次の出るのはG1宝塚記念。しかしここで問題が発生した。 サイレンススズカが宝塚記念に出走するのは急遽決まったことであり、 武豊は同レースに出走するエアグルーヴに乗ることを先に決めていたため、鞍上がいなかったのだ。 そこでなんとか南井克巳氏が乗ることが決定し、武豊とサイレンススズカが敵として戦うことになる。 宝塚記念は芝2200m。 南井騎手は少し抑え気味で慎重に前へと走らせる。最後の直線でもギリギリまで引き付けてから鞭を入れ、そのまま加速しサイレンススズカ1着。 武豊鞍上のエアグルーヴは3着だった。 大差ではないものの、サイレンススズカにとって念願のG1レース初制覇でもあった。 4、最速の証明 毎日王冠はG2レースであり、G1より格が下である。 このレースを勝てば、サイレンススズカがもっとも得意なG1レース条件である「芝2000mの左回り」天皇賞(秋)の出場権を得られる。 しかし当初は調教不足などを理由に、サイレンススズカは毎日王冠への出走を見合わせる検討がされていた。 だがこのレースに二頭の馬が、出走を高々に宣言する。 その馬の名は"グラスワンダー" 「怪物」と騒がれ「JRA史上最強の2歳馬」と評された馬が、故障後の復帰戦にこのレースに出走を表明。 そして"エルコンドルパサー" 年度代表馬を得るために、ジャパンカップで勝つために前哨戦としてこのレースを選択。 両馬共に未だに無敗の外国産馬である。 サイレンススズカ陣営も「これで出走を回避したら『あの二頭に負けるのがわかって尻尾を巻いて逃げた』と言われてしまう」と懸念し始め、この対決を受けることを決めた。 競馬ファン達はこの三強馬による夢の決戦を見逃すわけにはいかなかった。 そして当時のルールでは天皇賞(秋)で外国産馬は出走できない。毎日王冠はこの三強馬が勝負できる数少ない機会なのだ。 こうしてG2という格が下のレースにもかかわらず会場には13万人の大観衆が詰めかけた。 レースが始まり、サイレンススズカは逃げ始める。 グラスワンダーはサイレンススズカの隙を付こうと策を弄し、エルコンドルパサーはそのまま真っ向勝負で立ち向かった。 しかし、サイレンススズカは最後の直線で、いつもの通りに再び加速。 差は縮まらない。二馬身差叶わず、サイレンススズカは1着。 不敗神話を一度のレースで二頭まとめて切ったのである。 「影さえも踏めなかった」 エルコンドルパサーに鞍上した蛯名騎手はそうコメントを残している。 サイレンススズカは6連勝。名実ともに当時の最強馬となった。 サイレンススズカ陣営は「天皇賞(秋)を制したらジャパンカップに挑戦し、そのあとはアメリカへ遠征しよう」とウキウキを隠せなかった。 5、天皇賞(秋)の前評判 サイレンススズカが狙うG1レース、天皇賞(秋) 対抗できるのは前年この天皇賞を制したエアグルーヴぐらいだろうと考えられていたが、 鞍上の関係も考えられ、エアグルーヴは別レースを狙い天皇賞を回避することになる。 (※サイコミ掲載の漫画「STARTING GATE! -ウマ娘プリティーダービー 【第15レース-②】特別な1日 ♯01」において、エアグルーヴが「サイレンススズカとは宝塚記念や天皇賞で戦いたい」と言っていたのは、これに由来する) そしてサイレンススズカがもっとも有利なレースにもはや挑む気力がある馬も無く、多くの陣営が競走を回避。 するともはやサイレンススズカに対抗できる馬はいなかった。 宝塚記念でサイレンススズカに11着で負けたもののそれ以外は戦績の良いメジロブライトが二番人気。 同じく宝塚記念で6着で去年の有馬記念を制覇したシルクジャスティスが三番人気。 またまた宝塚記念の出走馬であり、もっともサイレンススズカに近かった2着ではあったが、最後の1着レースがG3でもない「阿寒湖特別」というステイゴールドが四番人気という有様であった。サイレンススズカはもちろん一番人気。オッズは1.2である。 その馬体や体調面は武豊騎手、担当厩務員ともに口をそろえて「一番具合が良い」と言い、 もはやサイレンススズカが負ける要素を探すのは不可能だった。 誰もがサイレンススズカが勝つことを疑わなかった。 だがひとつ、たったひとつだけ不安要素があった。 天皇賞(秋)には都市伝説が、ジンクスが存在したのだ。 1987年にニッポーテイオーが1番人気で勝った後、 天皇賞(秋)にて1番人気の馬は、一度として勝てなかったのである。 3度も1番人気に支持されながら一度も勝てなかった"オグリキャップ" 1着でゴールしたと思いきや進路妨害により18着へと降着し、天国から地獄へ突き落された"メジロマックイーン" 大逃げコンビのメジロパーマーとダイタクヘリオスにレースペースを乱された"トウカイテイオー" 春にメジロマックイーンの三連覇を阻止したものの、スランプに陥りそのまま敗れた"ライスシャワー" パドックで違和感を感じながらもレースに入りし、5着。レース後ケガが発覚し、競走馬を引退した"ビワハヤヒデ" 故障の復帰から立ち直れずにレースに挑み、覇気なく敗れた三冠馬の"ナリタブライアン" スタートを出遅れ、その後の展開もミスしてしまい、鞍上も「最高に下手に乗った」と後悔した"サクラローレル" そのサクラロールを倒して連覇を狙おうとしたが、大逃げ馬(サイレンススズカ)を早めに捕まえようとしてしまい、最後はエアグルーヴにクビ差で競り負けた"バブルガムフェロー" 府中には、魔物が住んでいる。そう言われても仕方がなかった。 1998年。 第118回天皇賞 11月1日1枠1番で、1番人気はサイレンススズカだった。 6、"沈黙の日曜日"~Sunday Silence~ レース開始。サイレンススズカは抜群のスタートで快調に飛ばし、いつもの大逃げ。 サイレントハンターも大逃げ戦法を取るが、サイレンススズカとの差は10馬身差。 最後方ローゼンカバリーとは6秒のタイム差が離れ、 全ての馬を映さなければならない中継カメラはめいっぱいズームアウトし、馬が小さすぎて見えないほどになった。 ※左の赤丸がサイレンススズカ。右の赤丸が最後方の馬。 「息が入り始めて、いいぞ、いいぞ、と。本当にいい感じだった」 と武豊はレースを振り返る。 大欅を通り過ぎ、サイレンススズカは一度ペースダウンする。 ここで一息入れて、再加速しぶっちぎる気だろう。いつものサイレンススズカだ。 しかし、そのまま失速する。 サイレンススズカは左前足を宙に浮かせ、三本脚で立ち止まっていた。 どよめく会場、そして叫ぶ実況。 「サイレンススズカ!! サイレンススズカに故障発生です!!!」 歩く馬足で、コースの大外によれるサイレンススズカ。 それを抜くサイレントハンター、オフサイドトラップ、ステイゴールド、残りの馬たち…… 「なんということだ!4コーナーを迎えることなく、レースを終えた武豊!! 沈黙の日曜日!!」 そのまま泣き叫ぶ会場の歓声を聞きながら、レースを続ける馬達。 サイレンススズカは故障しながらも、鞍上武豊を落馬させず、馬群を避け安全な場所に運んでいった。 この事を武豊は「サイレンススズカが僕を助けてくれた」と語った。 ケガの内容は結果は左前脚の手根骨粉砕骨折。 直ちに予後不良の診断が出され、安楽死処分が下された。 1998年 11月1日 サイレンススズカ 永眠 結局この天皇賞(秋)はステイゴールドとオフサイドトラップが競り合いながら、決着がつく。 1着はオフサイドトラップ。史上初の7歳での天皇賞優勝。 「不治の病」と言われている屈腱炎を3度克服した高齢馬が念願であるG1レースを制覇し、ひとつのドラマを作った。 だがその偉業は、残念ながら無下に扱われてしまう。 1998年の天皇賞(秋)は、サイレンススズカが、最速の馬が止まってしまった悲劇のレースとして刻まれた。 粉砕骨折の詳しい原因は不明である。 武豊は「原因は分からないのではなく、無いんだ」とレース後マスコミに答えた。 レース後の武豊の落ち込みは相当なものだった。 同レースに出ていたテイエムオオアラシの鞍上である福永騎手は 「あんなに落ち込んだ豊さんを今まで見たことがなかった」と証言している。 その夜、武豊は知り合いとワインを飲み明かした。 「泥酔したの、あんときが生まれて初めてだったんじゃないかな。 夢であって欲しいな、って」 サイレンススズカの死、それは夢を見た競馬ファン達にとって、最大のトラウマになった。 サイレンススズカはまさに夢のように走る馬だった。 1600mのスピードで2000mを制せる、最速の中距離馬だった。 競馬に絶対はない。だからファンは"たられば"を夢想する。 もし、サイレンスス��カがケガをしていなかったら、どうなっていただろうか。 ジャパンカップの2400mも軽々と走っただろうか。海外に遠征しても、並み居る強敵達を圧倒しただろうか。 種牡馬になったら、どんな子供が生まれただろうか。 そんな夢想をしてしまうのは競馬ファンだけではなかった。 武豊である。 自ら鞍上を名乗り出て、サイレンススズカの未来に期待し、夢を叶えようとした武豊は、 あろうことかその夢が崩れ落ちる瞬間の馬に、跨っていた。 ジョッキーにとって、一番嫌な、最悪の瞬間。 その瞬間のサイレンススズカに武豊は乗っていたのだ。 2007年になるまで武豊はサイレンススズカに深く言及することはなく、 2013年のインタビューでも、事故の話になると途端に拒絶し、笑顔を引っ込めた。 サイレンススズカの事故、その絶望の感触は、武豊の心の中へと確かに刻まれている。 ウマ娘 プリティーダービー第1Rにて終盤、トレーナーは問いかける。 「日本一のウマ娘とは何か?」 それはG1で勝つことだろうか。 日本競馬界の象徴であり最大級の目標である東京優駿、日本ダービーで勝つことだろうか。 ファン投票で出場馬が決まり、1年を締めくくる大レース。数々の名勝負が繰り広げられた有馬記念で勝つことだろうか。 この問いに擬人化されたサイレンススズカはこう答えた。 「夢……見ている人に夢を与えられるような、そんなウマ娘」 このセリフを聞いてしまった競馬ファン達の心境は如何ほどのものだったろうか。 サイレンススズカ。 日本競馬史上、もっとも人々に夢を見せてしまった馬である。 7、それでも馬達は走り続ける。 サイレンススズカと戦い敗れたエルコンドルパサーは1998年のジャパンカップを制し、海外への遠征を決めた。 「国内に敵はいない」とのコメントは事実その通りであった。 そしてその海外遠征でエルコンドルパサーは大活躍する。 ヨーロッパ最大の競走の一つ、凱旋門賞では惜しくも2着だったが、現地メディアからは「チャンピオンは二頭居た」とその健闘を称えられるほどだった。 2018年現在、国際的に競走馬のレーティング指数を決める「インターナショナル・クラシフィケーション(旧称)」や競走馬の能力を数値化する「タイムフォーム・レーティング」など、どちらもエルコンドルパサーは日本調教馬として史上最高の数値を保持している。 引退後に現れたディープインパクト等の名馬達、それらを差し置いての高評価を未だにエルコンドルパサーは維持したままなのだ。 そのエルコンドルパサーを相手に、国内レースにて唯一勝ち星をあげていたサイレンススズカの評価も未だに止まることがない。 翌年、1999年の天皇賞(秋)レース。これを武豊は再び走り見事1着でゴールインを果たす。 しかもレース記録を塗り替えるレコード勝ちだった。 去年のリベンジを果たした武豊はレース後、 「ゴールの瞬間、まるでサイレンススズカが後押しをしてくれたようでした」と語っている。 サイレンススズカが後押し、天皇賞(秋)をレコード記録で1着を取った馬、 その馬の名はスペシャルウィー��� アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の主人公である。 さらなる余談ではあるが、天皇賞(秋)にかかった一番人気のジンクス、呪いは 2000年にテイエムオペラオーが払拭する。 その後に登場する名馬達も、天皇賞(秋)において1番人気で1着を取れるようになっていった。 名馬達を襲った忌まわしき呪いは完全に掻き消え、今は日本競馬史の一つとして、ただ記されているのみである。
https://ch.nicovideo.jp/yumemura/blomaga/ar996682
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スーパーダンガンロンパ2 感想
それはネタバレと言います
先日クリアしました。おまけモード等は未プレイ 本編のみの感想と考察
難易度はいつも通りイジワルでプレイ タイトル画面からキャラクターのみならずUIデザインもドット絵でなんだかゲーム調でとても良い
横スクロール日向クン関節キモくてわろた
通信簿イベントは基本気になったキャラのみでやり直し等は無しだが、狛枝だけは2章以降どうしても気になりすぎて一度だけ時を戻して1章で1つ回収した(2章以降は日向から見た狛枝の人格が変わるため、システムの都合上イベント1は1章で見ないとテキストに矛盾が生じる…)
最終的に通信簿の進捗はこんな感じ
先ず一つ言えることがあるとすれば、俺は澪田が好きだった
CHAPTER1 絶望トロピカル
十神白夜は十神白夜だと思っていたためプレイ前は生き残るだろうと予想してたが、話しかける暇もないまま死亡 かなりショックだった
しかしそれ以上に衝撃だったのはこの殺人を扇動したのが狛枝凪斗だったことだろう 狛枝の考えは序盤では到底理解に及ばんが、最後までやるとある程度は理解できるし納得もできる 己の価値観で物事を考えるのは危険だと十神(本物)も言っていた
‣殺人の計画
超高校級のみんなのために奮闘していた十神が、家族のために外へ出ようとした花村に殺されたというのは皮肉なものだ
しかし花村は十神を狙ったわけではなく、よからぬことを企んでいた狛枝を止めよう(殺そう)として、それを防ぐために十神が身を挺した結果、今回の事件の犠牲者となった
これは狛枝の”幸運”の才能が働いたのだ 前段階として狛枝の殺人の計画が十神によって妨害され”失敗”に終わるという不運がある その後、花村がその計画を利用して殺人を起こすことで狛枝の望み通り”コロシアイが始まる”のである
‣花村と狛枝の会話
狛枝の殺人計画に気づいた際の花村との会話では、狛枝の”希望”に対する絶対的な信頼と、”絶対的な希望”を証明するためならコロシアイでもなんでも出来る、という常軌を逸した考えが語られる それに対し花村は「訳が分からない、どうかしてる」と言い、狛枝の価値観を否定する
‣十神のリーダーシップ
コロシアイ修学旅行において危険視すべきなのは「疑いあうこと」だ それを防ぐためには皆で協力し合う事が大切だが、その解決策として十神は”秩序を持った統率”を取るため自らリーダーを名乗り出た
モノクマの狙いが疑心暗鬼を引き起こすことであれば、そうさせないことは正しく生き残るための道である 十神には人の上に立つ素質もあったし、実際に反発した人間は九頭竜くらいだったので、もし殺人が起きなければ皆をまとめることも可能だったろう
また、十神は仲間を妄信するのではなくむしろ疑ってかかっている 同じく上に立つ立場の人間としてソニアが居るが、ソニアは皆をひたすらに信じるスタンスだ この場合リーダーに最も相応しいのは十神ということになる(「疑いもするけど、それでも信じたいという気持ちが本当に信じるという事」という七海のスタンスとも一致している)
CHAPTER2 海と罰。罪とココナッツ
ヒヨコと小泉の風呂イベントがあったり、水着CGがあったりと、裏で狛枝が拘束されていることなど忘れるくらい和気藹々としててよかった 七海、どうしてそんなところにほくろがあるんだ?
2章は狛枝の語りから入る ここの笑顔で口めっちゃパクパクするの面白い
「価値ある人間とそうでない人間って、生まれた瞬間から明確にわかれているんだ。」
「才能ある人間は“なる”もんじゃない…最初からそれだけの器を持って生まれてくるものなんだ。」
ここでは狛枝が生きてきた中で構築されてきた、”絶対的な希望”の価値と己の無価値さを説いている
「これは憧れなんかとは違うからね。憧れって…自分がそうなりたいと願い気持ちでしょ?ボクのはそんな図々しい気持ちとは違うんだ。ボクのはなんて言うか…もっと純粋で、無償の愛みたいなものなんだよ…」
「ボクは��どちらにも頑張って欲しいだけなんだ。ボクは…その先にある“絶対的な希望”をこの目で見たいだけなんだ。」
狛枝は『才能を持って生まれた人間』に憧れているのではない 希望同士がぶつかり合って残ったより強い希望、すなわち”絶対的な希望”に究極の価値を見出している(=無償の愛)
‣狛枝の監禁
旧館で拘束されて行動制限を設けられていたが、これが逆に小泉を”動機”に向かわせる原因になる 狛枝の様子を見に行った小泉は、そこで『トワイライトシンドローム殺人事件』についての話をし、ゲームをプレイしに行ってしまう
このころから七海は「コロシアイなんて絶対にさせない」という強い意志表明をしはじめる そして日向に『トワイライトシンドローム殺人事件』をクリアするように誘い、学級裁判でも相棒として積極的に手伝ってくれるようになる
1章序盤で相棒役となってくれていた狛枝が拘束されたところで、新たに日向の支えになってくれた 可愛い
‣事件について
九頭竜とペコ山の通信簿イベ等はノータッチだったので犯人までは分かっても動機は推測できなかったが、記憶が消された期間より前から関係があったことは盲点だった これに関しては本編中、ダイナーに居る九頭竜に話しかけると「新しい島について教えてきたヤツがいた」との話を聞くことができる これがペコ山である
ペコ山は自分を”道具”だと言い張っていたが、九頭竜はそうは思っていなかったし、周りも認めなかったため自分に投票させたペコ山の思惑は失敗に終わる ペコ山と九頭竜は互いを想いあってはいたが、互いの価値観を共有することが出来ていなかったのだ
九頭竜はトワイライトシンドローム殺人事件の真相を探るため話を持ち掛けただけだったが、小泉の反論を受けて衝動的に手にかけようとしてしまった ペコ山の動機は九頭竜を守るため(生かすため)
「他人の罪を裁くなんて…そんな権利なんて誰にもないんだよ!復讐なんて…間違ってるよ!!」
小泉の「他人を裁く権利などない」という考えは正論かもしれないが、しかし極道の世界で生きてきた九頭竜にはオトシマエをつけさせなければならないという使命感があった これは単なる復讐ではなく、九頭竜にしか分からない仁義である 二人の価値観が決定的に違っており、それを受け入れられるだけの器がまだ育っていなかったために起きた事件だった
‣ソニアに関して
海水浴を企画しみんなを集めたことで”小泉が自分の罪について相談する機会”を失くしてしまったことは、事件の引き金になっている
また、図書館で『キラキラちゃん』について話したりシリアルキラーに関心を持っている事がわかるが、これは今回の裁判において重要なヒントであり、ミスリードでもある
しかしここで注目したいのはソニアがシリアルキラーなどの異文化に関心を持つ理由だ
「自分と違う価値観と触れ合うのは、とても大切な事なのですよ。」
��この世界の謎について
ジャバウォック島が人工島である事を匂わせる描写があったり、無数の監視カメラなどであたかも前作のダンガンロンパ同様、「世界に放映されている」と思わせるミスリードがある
実際は1章冒頭の扉の場面やチャプター演出等でこの世界が現実ではなく、前作同様に閉鎖空間であることを予想できる
未来機関については、モノクマの言う事を信じる気はなかったので完全に敵だとは思っていなかったし、この時点で”裏切り者”とモノミへのヘイトが尋常じゃなかったのでおそらく未来機関は味方で、あってモノクマ・未来機関・日向たちの3すくみだろうと考えていた
モノミについても敵ではないが権限持ちを意味するステッキを盗られている以上役に立たない置物程度に思っておいた(ちゃんとモノケモノを倒してくれていました)
CHAPTER3 磯の香りのデッドエンド
追悼ライブや花火の打ち上げなどこれまで以上に澪田が積極的に行動を起こしてきたため、このあたりで退場かと怯えながらも覚悟を決めてプレイしていた
九頭竜とヒヨコはどちらも大切な仲間を失っているが、九頭竜はこの章で自分なりの”ケジメ”をつけ、回復後は協力的になり、日向たちと行動を共にすることを拒まない
一方で、ヒヨコはまだ九頭竜の罪を許せておらず、前へ進もうとしている途中の段階だった そして絶望病の発覚後はモーテルの自室に閉じこもり、モノクマの罠である絶望病に怯えてしまう おそらくこの差が生存できるか否かの分かれ目だろう
‣左右田の才能発揮
病院とモーテル間の連絡を取り合うため通信機を発明しているが、ここでの発明は「みんなのため・コロシアイを防ぐため」のものであり、左右田の才能がコロシアイの道具ではなく「皆と生きるため」に使われている(罪木の見立て殺人の道具としても使われたが、これを日向が観測していたことにより結果的に日向にしか辿り着けない”真実”に繋がっている)
‣絶望病について
モノクマが自由に罹患・治療することができる謎の病気 この非現実的な病気はこの世界が現実ではないことを分かりやすく示唆している
‣狛枝のウソつき病に関して
病名の通り狛枝は嘘をついている 狛枝の様態が悪化した翌日、起き上がれるようになった狛枝の病室を訪ねると
「日向クンと一緒なんてボクには耐えられないよ。」 「さっさと行っちゃって、もう顔も見たくないからさ。」
というような台詞を言う
これは嘘であるから、本音としては「一緒にいたい」ということになる
しかし普段の狛枝は「自分なんかが超高校級の皆と並び立つなんておこがましい」と自分を卑下するような発言が目立つ 更に己の才能が分からないにも関わらずみんなと仲良くする日向に対して”羨ましい”と言っている これらもすべて本当であり、「一緒に居たい」と言う本心を隠しつつ「自分なんかが一緒に居ていい訳ない」という本音を喋っているのである
狛枝は皆を”希望の象徴”とする一方で自分は”希望の踏み台”としてしか見ておらず、それらはすべて自信の無さから出る発言であり、彼の”希望の象徴”としての基準を己は満たしていない(生まれ持ったものなのだから、努力したって価値のある人間にはなれない)という考えのもとで構成された自己肯定感の低さの表れである
‣事件について
犯人の決定的な証拠は無かったが、現場の状況からして罪木以外はあり得ないという状況 しかし動機も分からない以上罪木にボロを出して貰うしかない… 七海の協力もあり罪木から論破できる言葉を引き出すことに成功
狛枝が捜査段階から罪木に疑いの目を向けていたのは、看病された際に絶望病に罹っている事に気づいたからだろう 事実、狛枝の様態が回復する頃にちょうど罪木は高熱を出していた(抱き着かれながら目覚めた日向はそれに気が付いた)
そして”あいするひと”のために殺人を計画したという罪木の告白
「あなたに会えるという希望を持って死ぬ私を、どうか許してください。」
ここで言う”あいするひと”とは江ノ島盾子であり、彼女は皆の記憶が消された期間より以前に既に死んでいるという事実が証明される
狛枝に指摘された通り、現在の罪木は過去を思い出したことによって”絶望”に堕ちており、「あなたに会える希望を持って死ぬ事を許してほしい」という台詞は”絶望”に相応しくない”希望”を抱くことに対する懺悔である
更に罪木の病気は”思い出す病気”であること、「私がこんな人間になったのはみんなのせい」であることから、罪木は誰かの影響を受けて”こんな人間(絶望側の人間)”になったことがわかる
裁判後、罪木は”島で過ごした仲間たち”とのことを「ただの過去」と言い切る これは島に来てからの罪木は”学園生活の記憶”を失った過去の罪木、つまり”絶望に堕ちる前の罪木”であり、絶望に染まってしまった現在の罪木にとっては価値のない過去でしかない
豹変した罪木は正直好き
‣ソニア
ちなみに今回もソニアの言動が事件の引き金になっている(帯が結べないヒヨコに対して「ライブハウスの鏡を使ったらどうか」という助言をしている) これは善意からのミスリードである
猫丸が再登場するときロボ化フラグか?とか思ったらガチロボットでまじでわらった
CHAPTER4 超高校級のロボは時計仕掛けの夢を見るか?
ロボットに命があるのならAIにも命はあるのだろうか
猫丸がロボ化して復活した後のこのタイトル、早くも死亡フラグか…と思いつつ 冒頭から思ってたけど1やV3と違って開けた場所で色彩も鮮やかで全体的に明るい雰囲気だ 南国だの遊園地だの
ジェットコースターでなんやかんやした後ドッキリハウスとかいう���全な閉鎖空間に誘拐される この章をプレイした時二徹明けの夜とかだったから思考も推理もグシャグシャで正直あんまり覚えてないが結構難易度の高いトリックだった気がする
タワーを通じて繋がる二つの空間が単純に横並びでないことはすぐにわかったが、振動のないエレベーターがあくまでその挙動を隠すためのものであることに気づかず実際動いてないんじゃないか?みたいなことを考えて 動いてるのは建物の方(非現実的だがこの世界なら起こるだろ)、のような推理をしてた気がする
どうしてそこに八角形があるのかな?
この章でソニアと田中が何やら仲良くなる ここについては詳細を知らないが、二人は互いに励ましあい協力しようとしていたらしい
‣ファイナルデッドルーム
狛枝操作 急に脱出ゲームが始まって動いてない脳みそが更に固まるが、優しい狛枝とウサミのヒント(答え)でなんとかクリア ちゃんと起きた状態でやりたかった
狛枝は”6発中5発が弾丸入りのロシアンルーレット”をするが、見事に成功させてクリア特典を受けとる ここでの狛枝は意識的に”超高校級の幸運”の才能を利用しており、自分の才能に絶対的な信頼を置いていることがわかる
‣クリア特典
未来機関のファイルと希望ヶ峰学園のプロフィール
狛枝は自分たちの過去と日向の才能について知ることになる 予備学科差別には大変笑ったが日向からしたら途方もない絶望だろう 読む前は「才能が分かれば日向クンも喜ぶだろうな」ってウキウキだったのが面白い
日向が何の才能も持たないただの”予備学科”であることを知った狛枝は、日向に対し「キミもボクもただの”踏み台”でしかないんだ」と、それまで以上に日向のことを同類視している
元々”希望ヶ峰学園に憧れる存在”として意識していたようだが、才能が無いことを知った彼の中では完全に自分と同じ価値の無い人間に成り下がってしまったのだ
‣事件の真相
田中は閉鎖空間にいる間も生きることを諦めず、生きるために戦う事を選んだ それは猫丸も同様で、彼は田中の殺気を感じ取った瞬間に自分も戦う事を決意していた
ソニアや終里は田中たちの考えに納得できないと言うが、その信念は決して間違っておらず、自己の正当化でもない 自分の価値観を押し付ける気は毛頭ないし理解されようとも思わず、ただ己の信念を貫いたことで世界を変えた彼の功績は大きい
「俺様の価値観を押し付けるつもりなど毛頭ないからな…だが、あえて言わせて貰うとすればッ!ただ死ぬのを待つだけの生など…そこに一体どんな意味がある?」 「生を諦めるなど…そんなものは“生に対する侮辱”でしかない!」
生を諦めることを生への冒涜、生物としての歪みだという彼の信念が今回の事件の”動機”になり、それによって日向たちの「仲間同士で殺しあうくらいなら死んだ方がマシ」という諦観��価値観を変えた
田中がファイナルデッドルームに行くに至った動機は、”停滞”した現状を打破するため つまりは全員で���やかに死んでいくことを防ぐためであり、みんなを前に進ませることが目的である そのために「弐大との戦いに比べれば児戯に等しい」ロシアンルーレットも越えてみせたのだ(自分一人の生死よりもみんなを含めた生死の方が重要ということ)
彼の命に対する価値観が”超高校級の飼育委員”によって培われたものだとすると、彼もコロシアイにおいて己の才能を発揮していたと言える
狛枝にはこれを”希望のための殺人”と思えなかったが、実際にはみんなに希望を与える結果となっている
‣ソニア
4章では男女で別れてそれぞれの階の客室を使うことになるが、ストロベリーハウスの部屋数に対してあぶれてしまいラウンジで寝泊まりするはずだった日向を、女子が使うマスカットハウスの余った部屋に泊まるよう誘導する
ここでもし日向がラウンジで寝泊まりしていたら、その後起きる事件は実行不可能だったのである(犯人は気づかれずラウンジを通る必要があるため)
今回もソニアは事件が起こる一端ともいえる、善意からのミスリードをしている
また、この章の最後で狛枝がモノクマを呼び出すシーンがある
そこで「この島の絶望を排除することが出来れば、ボクは本物の希望になれるはずだ」と、自分の持つ”超高校級の希望”になりたいという欲望を吐露している
CHAPTER5 君は絶望という名の希望に微笑む
この時点で七海と狛枝の通信簿は回収済み
‣詐欺師
捜査パートで十神が偽物だったことが判明する 意味が分からなかったが、意味などないらしい 十神の正体を引っ張ったのは『コロシアイ学園生活の生き残り』や『裏切り者』のミスリードでしかなかったのだ
七海は自分たちを騙していた十神に対し仕方ないと言う
「才能を持つっていう事は、その才能に縛られるって事でもあるんだよ。」
本人の望む望まないは別として、才能に頼らざるを得なくなる状況もある 狛枝はその生き様からして上記の事を体現しているだろう
そしてこれは才能を持たない人の方が良いのかもしれないという考えであり、狛枝とは真逆の価値観である
‣自殺に見せかけたトリック
自分の命を懸けて”絶対的な希望は絶望に打ち勝つ”ことを証明したかった狛枝は、今回の”犯人不明のトリック”に及んだ
自殺(狛枝が仕組んだ殺人)であることは裁判中早い段階で判明したが、その動機について「狛枝は俺達を皆殺しにする為に自殺したのか?」と日向が疑問を抱く
そして消化弾の細工に気づき、この事件の犯人が”特定不可能”であることに辿りつくが、ここで重要なのがモノクマには犯人が分かっている点である(プログラム世界である以上、監視カメラなどの小細工を必要とせず、監視者として全てを把握できる)
‣ソニア
倉庫で火災が発生した時、ソニアが「消化弾を使��ましょう」と言わなければ狛枝の罠に嵌ることは無かった 善意からのミスリード
また、軍事施設で怪しい動きをしていたり、狛枝が用意した大量の爆薬がただの花火であることを教えにギリギリになって倉庫へやってくる等”裏切り者”のミスリード
”絶望を排除しようとする”狛枝と、”希望を守ろうとする”七海
‣七海千秋
七海の推理の根幹は「信じる」ことだ
「疑いもするけど…それでも信じたい。その先にあるのが『信じる』って気持ちなんだよ。」
狛枝は自分の幸運を信じて「裏切り者に自分を殺させる」計画を決行した その幸運を信じるのであればこの事件の犯人は”裏切り者”である七海だ そう推理した七海は、日向なら真実に辿りついてくれると信じて”裏切り者”の推理を託したのだ
日向が七海を”裏切り者”として指摘することは狛枝の運を信じることではなく、七海を疑うことでもなく、七海を信じることである この選択は非常に心苦しいが、七海の選択を裏切らないためでもある
未来機関を裏切れないからと、これまで直接的な干渉は控えていた七海だが、この章をもってそれを卒業することになる
七海はひな祭りも乳絞りも知らない 生まれたばかりで色々なことを学習している途中だ
「人の感情とかを推測して考慮して、選択しなきゃいけないようなのはちょっと難しい。」 「できるだけ、傍観者でいた方がいいって。」
そう言っていた七海が狛枝の”希望”に対する感情を推測して考慮した推理を披露し、自分の意思で”本来の役割”を降り、未来のために日向たちの背中を押したことは彼女が正しく成長していることの証明だろう
‣超高校級の幸運
狛枝の目的は「裏切り者以外の全滅」、さらに言えば「希望が絶望に打ち勝つ事」である 前者が今回の計画の主目的であり、これは日向たちの推理によって”失敗”に終わった しかしこの失敗という不運は6章で覆ることになる
‣七海とウサミのおしおき
ウサミはおしおきの直前こんな話をする
「英雄になる必要なんてないんでちゅよ。無理に誰かに認められなくてもいいんだからね。」 「他人に認められなくても、自分に胸を張れる自分になればいいんでちゅ。」
これは権限をモノクマに奪われたウサミ本人にも、才能を持たずそれに強い憧れを抱く日向にも向けられた言葉であり、同時に 確かな才能を持つ者に憧れ、自分を卑下していた狛枝にも刺さる言葉だ
‣バグり始めた世界
画面にノイズが走りテキストが文字化けすることでこの世界がプログラムであることが表面化してきた それだけでなく、死んだはずの仲間が出てきたりと心臓への負担が大きい演出となっている
その後レストランで狛枝の最期のメッセージを聞くことに
バグりながらも話を紡ぐ狛枝が残したものは『11037』のパスワードと、彼の願望をあらわにした言葉だった
「ボクの行動が世界の希望の礎になると信じている」 もし本当にそうなったら「ボクを…超高校級の希望と呼んでくれ。」と、今まで隠していた「”超高校級の希望”になりたい」という願望を明確に口にする
CHAPTER0 修学旅行へと向かう乗り物の中のような
船の中でカムクラと話している狛枝
カムクラの視点で語られるが、両者の語り口からは”あいつ”(江ノ島)に対する殺意や憎しみが垣間見える (狛枝の「大嫌いなあいつを殺せるのかな?」 等)
”絶望”になった生徒たちは皆が皆罪木のように江ノ島のことを純粋に敬愛してるわけではなく、彼らの様に否定的な感情を抱く者もいるのだろうか
‣カムクラの目的
「僕は持っています。あいつが遺したモノを…」
江ノ島が遺した江ノ島アルターエゴのことだが、それを持ち込んだ理由は単に江ノ島を復活させるためではなく、江ノ島を利用してツマラナイ世界に何かを残そうとしている
『予想がつかない』出来事を期待している
‣狛枝が腕を移植した理由
「最大の敵である”超高校級の絶望”を取り込むことに成功した」 「大嫌いだからこそあいつの力を取り込む」
と言っているが、直後に「大嫌い…なのかな?なんだろ…おかしいな…」などと錯乱する様子も見られる
6章裁判での苗木(偽物)の「江ノ島と一体化する事で、自分の中で彼女を生かそうと考えたんだろうね。」と言う発言は江ノ島アルターエゴの推理であるから狛枝の真意は分からない
CHAPTER6 This is the end 〜さよなら絶望学園〜
序盤は希望ヶ峰学園の探索 愛着のある景色が壊れていく様は面白かった 前作をアニメで済ませずちゃんとゲームプレイしててよかった
未来機関のメールの痕跡などから苗木たちが”超高校級の絶望”を匿っていること、それが未来機関の意思と反することなどが伺える
‣ちーたんアルターエゴ
監視者の二人についてや、監視者の権限を乗っ取ったウイルスも”ルール”に縛られていることを教えてくれた ここで何者かがこの世界にウイルスを持ち込んだことがわかる
‣苗木誠
苗木クン生きてるしめっちゃ喋るしなんなら普通に登場してわろた
『11037』のパスワードを「ある人が窮地に陥った自分を救うために残してくれた数字」と言っていて、なんだかすごく嬉しくなった 舞園さんが好きなので 苗木にとって舞園さんは今でも恩人であり忘れられない思い出なんだ
以下裁判パート
‣苗木?登場
めちゃくちゃ格好良い登場の仕方だったけど偽物だった
ここで狛枝が先に辿りついた真実の一つ、自分たちが”超高校級の絶望”であることを突き付けられる
モノクマから卒業プログラムで卒業を選ぶことで”超高校級の絶望”の記憶はなくなり、現在の日向たちのまま卒業できるという説明を受ける
死んだみんなは生き返らないが、ここで外に出ない意味はないので当然卒業の流れに 七海が残してくれた未来ならそんなの選ばざるをえない…
しかし、日向たちが卒業する方へ誘導しているモノクマに違和感を抱き、この苗木を信用して良いのか?と言う流れに 結果、この苗木はモノクマの自作自演だということがバレる ここで苗木である証明のために『11037』の意味を問うところがまた良い
‣江ノ島アルターエゴ
死ぬ前に江ノ島本人がちーたんの技術を盗んで作った…らしい カムクラが持ち込んだウイルス
江ノ島は卒業プログラムについて「死んだみんなは生き返る」と条件変更 あからさまに都合が良すぎるが
ジャバウォック公園にあったカウントダウンは「コロシアイ修学旅行のタイムリミット?」→「モノクマの言う”あいつ”が来るまでの時間?」→「江ノ島がプログラムを改ざんするまでにかかる時間?」のように次々とミスリードされていったが、結局意味など無いらしい
ここにきて卒業を押すのか…?と思ったら
‣苗木(本物)登場
主人公か?
苗木は新しい方法として”強制シャットダウン”を提示する しかし現状では人数が足りない…まさかとは思ったが、そのまさかだった
‣霧切・十神登場
激アツカットインからのクールな二人 苗木含めたこの三人好き
十神が「いいから強制シャットダウンだ」しか言わない こいつ前は自分の価値観で物事を考えるのは危険とか言ってなかったか?
苗木とその希望を信じてプログラム世界に身を投じた二人だったが、彼らの説得も虚しく江ノ島が突きつける残酷な真実に日向たちは絶望してしまう
苗木たちがこの世界に来るタイミングは、江ノ島に操作されたものである
‣希望更生プログラムから絶望復元プログラムへ
”強制シャットダウン”を選ぶと「この島での記憶が消える」 それはつまり七海の記憶も消えるという事だ それはみんなが絶望に戻ってしまうことや死んだみんなが生き返らない事よりも重大に思えてしまった
しかし”卒業”という選択肢は世界に”絶望”を放つことである それは江ノ島の”絶望”が勝つことを意味するため選ぶことは絶対にできない
(”留年”はどう考えてもメリットが無いため考慮しない)
江ノ島は日向たちに卒業を選ばせたがる(=苗木たち三人を永遠に留年させ、生き返ったみんなを江ノ島アルターエゴで上書きする(のちの人類総江ノ島化計画)ことを目論んでいる) ここで重要視すべきなのは人類総江ノ島化計画ではなく、苗木たちを永遠���この世界に留まらせる事である
そして強制シャットダウンをさせないために江ノ島はさらなる残酷な真実を突き付けてくる
‣カムクライズル
日向創が希望ヶ峰に憧れるあまり付け込まれロボトミー手術を施されて生まれた”超高校級の希望”と呼ばれる天才 あらゆる才能を人工的に植え付けられた結果、人生を「ツマラナイ」ものだと思っている模様 カムクラの存在は5章のウサミの台詞と真逆であり、狛枝の「才能は生まれ持ったもの」という理念に反するもの
強制シャットダウンすれば日向は”絶望”状態のカムクライズルになり、日向創という存在は消えるのだと言う こんなにも残酷な真実があっていいのだろうか、まさに絶対的な絶望だ
そしてどちらも選べず立ちすくむ日向たちに対し、江ノ島は「予想通り」だと言う すべてが予定調和で、すべてをコントロールできるゲームの世界だから こうして事態は膠着したまま苗木たちもなすすべなく日向は絶望に堕ちてしまう…
江ノ島アルターエゴの真の狙いは”停滞”であり、南国の島でずっとずっとずっと…みんなを未来に進ませない事にある そこに動機は存在せず、ただ純粋に絶望��追い求めているだけ
‣七海千秋
救いの手を差し伸べてくれるのはやはり七海だった
「キミ達はゲームなんかじゃないんだよ?”選ぶ”だけじゃなくって…”創る”事だってできるはずだよ。」 「たとえ”存在”がなくなったとしても、私とみんなで作った未来をみんなが進み続ける限りは…私は消えてなくなったりしない。」
と意識の底から日向の背中を押して励ましてくれる そうして才能を持つ事がゴールじゃない、自分を信じてあげる事が大切だと言うのだ
これは七海がコロシアイ修学旅行を経て学習したことであり、日向が欲していた”希望”の言葉だろう
「キミなら”未来だって創れる”はずだよ。」
七海の言葉を借りて絶望に染まったカムクラを論破していく 日向創、いい名前だ
‣スーパーサイヤ日向
江ノ島は七海の後押しにより覚醒した日向を見て完全に予想外だという反応を見せる 「ま、まさか・・・カムクラ?ちょっとどうなってんの!?こ、これって・・・マジもんのバグとか!?」という台詞から推察すると、現在の日向はカムクラと同等の力を持っており、”超高校級の絶望”に対抗できるものだとしたら、日向は”超高校級の希望”として目覚めたのである
そうして日向は自分たちで”未来を創る”ために強制シャットダウンをする決意をみんなに示した
‣江ノ島の敗北
江ノ島アルターエゴはウサミにおしおきされ、今度こそ影響力を失う
”超高校級の希望”が”超高校級の絶望”に打ち勝ったという事は、狛枝の望みが成就したという事でもある 5章での狛枝の計画が”失敗”して七海が未来機関としての役割を放棄し処刑されるという”不運”を覆すのが、6章での七海が日向の”意識の中”で彼を励ますという役割を担う”幸運”に繋がる
つまり狛枝の行動が起因となってどんな絶望にも打ち勝つ絶対的な希望を日向に与えている
これは狛枝が意図していたことではなく、本人が望んだ結果とは別の形での幸運の成就という、これまで発揮されてきた才能の法則性と違わぬものになっている
また、”幸運”という才能が単なる偶然の産物ではないことはカムクラがその才能を持っている(=移植できるレベルで定義が存在する)ことが証明となっている
EPILOGUE 未来の前の日
スーツ着た霧切さんがとても可愛かった 腐川が十神の帰りを待っている事を思わせる台詞もあったし前作の生き残り組はこの世界でちゃんと生きてるんだなと思うと感慨深かった
苗木たちの創った未来も存在している事実が嬉しい
同時に日向たちが創った都合の良い未来も存在していることを願う
今作が一貫して言っていたことは、「多様な価値観があること」
己の価値観のみで形成された世界では起こりえない予測不可能なことでも、行動を起こせば”奇跡”は起きる
他に考えたい点
・日向(カムクラ)達はなぜ超高校級の絶望になったのか
・希望ヶ峰学園のした事
・カムクラの目的 等
キャラ評などは通信簿埋めてから改めて書くと思う
これは一番好きな日向創の表情
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2022年10月16日
日除の為に買ったサンバイザーが、UVカット対応でない事に帰宅した今気が付いた。ウキウキで帰り道に装着して帰って来たが、顔が真っ赤になっているのはそういう事だろう。まるで茹で蛸の様になった私の顔は、茹で蛸さんグランプリで優勝できるクオリティだった。翌日朝一で会場に向かい、大会にエントリー。全国から赤面自慢の強者達が集まって来ている中、1人だけ顔面蒼白な少年が居た。緊張とプレッシャーでお腹を壊し、青ざめてしまったのだという。そういう事もあるよね、と思う夢
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【シムズ4】汚部屋と絵画と妖精と(はじめての大学生活#3)
冒頭の画像は汚部屋で途方にくれているテイラーです。
最近テイラーの寮がすごいです。 なにがすごいかというと、残飯と悪臭。 まさに緊急事態です。
今回はこんな劣悪な環境にいるテイラーの寮生活をお伝えします。
[[-]]
寮の中が残飯でひどい状態です。
ロビーだけでなく、こんなところや
あんなところ
寮中いたるところに残飯が溢れかえっています。
いや、食うなし。お腹壊しちゃうよ。
さらに、共有部のテーブルがいっぱいになると、人の部屋の机で勝手に食事をしては皿をそのままにして出ていきます。
さすがのテイラーも激おこのようです。
[[-]]
そんな中ようやく都合がついたため、サークル活動に参加します。
芸術サークルはラウンジ裏の川辺で開かれていました。
早速入会を申し込むテイラー。
ちょっと、顔。顔が怒ったままだよ。
でも、気さくに受け入れてくれる先輩たち。 このときの先輩には、今後色々と助けられることになります。
サークルに入るとこんな形で、サークルで昇進するための課題が与えられます。
課題は、毎週火・木・日の午前中に更新されます。 上位になると服装が解除されるほか、関連する学位によい影響があるようです。
[[-]]
翌日
特に乗り気でなかった秋の感謝祭をすっぽかしたら、悲しみのムードレットがついてしまいました。
ごめんねテイラー。そんな楽しみにしてないと思ってたから。
そうして落ち込んでいると、芸術クラブの先輩から連絡が
参加して、さっそく悩みを打ち明けると。
笑ってくれる先輩。
その後も優しく相談に乗ってくれます。
ひとしきり話したところで、卓球に誘われるテイラー。 え、卓球あるの?
卓球ある! もっと可愛い感じの動きかと思ったら、結構激しくてびっくりしました。
そして負けてくれる先輩。え、この人神の使いかなにか?
いいえ、ガンジーです。
ガンジーでした。
[[-]]
その2日後の日曜日。課題も一段落して外を見ていると。
ん、あの後ろ姿は?
「やっぱり先輩だ!遊び行っちゃお」とウキウキのテイラー。
なんの気なしに真ん中のオブジェをクリックするとこんな選択肢がありました。
「学術的成功…」が気になったので、余っていた贅沢フルーツケーキをお供えすると しばらくしてこんなムードレットが。 (テイラーはフルーツケーキが嫌い)
すごい。
[[-]]
その夜。
寮で怪しい人に声をかけられます。
なんでも秘密結社だそうです。
フルーツケーキのことかな。面白そうなので参加してみます。
するとキラキラしたものを吹きかけられ (ちょっと、モザイクノームが邪魔)
テイラーもフード姿に。(ちょっと、ノーム!)
ちなみに仮面も持ち物に入ってました。
この秘密結社「オーダー・オブ・エンチャントメント」というサークルでした。
サークルなので、課題があります。
「クリスタルを捧げる」かぁ。 ん?誰かの机にちょうどクリスタルが。
ちょっと食指が動きそうになりましたが、テイラーは正義漢なので盗みはやりません。
[[-]]
ちなみに奨学金も申請してみたのですが、全部却下でした。悲しい。
次回はテイラーの次学期以降の様子をお伝えします。
追記:汚部屋の件は、MOD「Personality Please」を外したら改善されました。もし、同じ現象で悩まれている方は、フリーウィル改善系のMODを見直してみると良いかもしれません。
それではまた
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『ここまで来たなんて 言えないぜ』
8/20(日)、Let's Just Rcok企画 at 宇都宮HELLO DOLLY! ありがとうございました!
この日は出演バンド、ライブハウス、企画主催、お客さん、全てが素晴らしかった…。
MAHO SonoSheet THE PATS PATS Linustate Lucie,too Carpool POLTA
うーん、今こうやって出演バンドを並べただけでも、ちょっと楽しくなってきます…。
MAHOとSonoSheet、Lucie,tooは地元宇都宮勢。私は海の日に開催されたサーキットイベント、「宇都宮HOMETOWN」でも宇都宮を訪れていましたが、その際にも出演だった3組。あの日、SonoSheetとLucie,tooの方々には、8/20もぜひ来たいです…とお伝えしていましたが、叶いました…私は帰ってきたぞ…。
(↑宇都宮HOMETOWNでSonoSheetが演ったKENTの。)
MAHOさんはHOMETOWNの時に見逃していたので今回CD買いました。今回主催のLet's Just Rockの中の人が HOMETOWNの時のライブを観てオファーしたと聞いているので、その時がどうだったのかも気になりました。
SonoSheetとLucie,tooはほんとに素晴らしい!ほんとに! SonoSheetは悔しい感じ、Lucie,tooは愛しい感じの、それぞれの切なさがあって、でもなによりどちらも曲が素晴らしい!ガッツポーズするような歌詞じゃないのかもしれないけれど、良すぎてうわーっ!ってなってしまいます。
SonoSheetはいい曲ぞろいの中でも「ヒカリ」はやっぱり王道の一曲で、のっけAメロから歌詞も曲も大好き過ぎ。さらにサビで大爆発して、間奏は落としてくるという展開もたまりません。
youtube
この曲、この日はラスト前に演ってくださったのですが、ちょっとこみ上げるものがありました…。これは別にふざけて言ってわけではなくて、昔から何度も聞き直しているハイスタ"STAY GOLD"と同じように、私にとっては、「どんどん想いを詰め込んで、抱えて持っていけるような曲」だと思っています。
Lucie,tooは、何回も言うけれど、POLTAとナードマグネットに続いて今年ライブ観ているバンド!うれしい!不謹慎かもだけどこの日通しで撮っている方いたら、ギター色もがらりと3回変わったの撮れてるってことだよね。 "シエスタ"、私は音源まだ持ってないのでまだあまり聴き込めてないけれど、かなりいい感じ。曲調だけだとのっけからガンガン行くところが"シエスタ"って感じがしなくて私は好きです!Lucie,tooはまだバンド名義の音源2つしか持ってないけれど、どちらも必聴&必聴。
ハロードリーコンピは17thがSonoSheet"ヒカリ"、Lucie,too"Lucky"収録ってのもスゴイんだよなぁ…。9月に出る18thも、SonoSheetもLucie,tooも収録あるから楽しみ!絶対買います!
HELLO DOLLY18周年オムニバス 【V.A HELLO DOLLY 18TH ANNIVERSARY トレイラー解禁!】 全18曲、新録新曲!9月1日(金)発売!https://t.co/yD0nMaNmK8
— 宇都宮HELLO DOLLY (@HELLODOLLYjp)
2017年8月25日
THE PATSPATSはライブ初めて観たけれど、POLTAとも対バンしたことあったり、twitterでツイート流れてきてしばしば目にするのであんまりそんな感じないの不思議。「ロックンロールダイエ~ット」と聞くと、頭の片隅にし○ちくダイエットを思い浮かべてしまう私はどうなんだろう…笑 "Make up!"をライブで観られてうれしかったです!
youtube
Linustateは今回の企画で真っ先に出演解禁されて、今回のがきっかけでちゃんと知りました。本当にありがたい限りですね…。IS CONNECTED…。それからライブまではサンクラですが結構聴いていました。そういう曲を初めてライブで観ると、やっぱり嬉しさがすごいんだなって改めて感じました。
ホームである渋谷EdgeEndはPOLTAがあの伝説の企画"ロマンス祭り(夜の部)"を行ったところというのも、個人的には勝手につながりを感じたりもします。傑さんの弾き語り行きてぇ…。
この日絶対物販CDあるだろ絶対ここで買お~、と思っていたところ、物販に人が立つような感じではなかったので(笑)、チキンな私はおそるおそるyoshitadaさんに声をかけたのでした(失礼しました)。 CDで改めて通して聴きましたが、私にとって、旅する時にプレイリストに加えておきたいアルバムだなと感じました。前日私は福井県に遠征していましたが、その時もサンクラで聴いてたな。
帰りの電車の中で、まんまと気になりましたよね。
そしてCarpool…これはほんとにヤバいです。(話が長くなる気配がビンビンします) "予感"ソノシートが出た時からtwitterで名前は見かけていたような気がしますが、ちゃんと認識したのは"TPO"MVが出た時から。(あ、この話、以前しましたね…) 今回、まさかの最終解禁で最後の最後にダメ押しされて、すごく楽しみにしていましたが、間違いなく期待以上でした!一見飄々と、でも堂々と、これでもかというくらいに差し出されるグッドミュージック! ライブで観られることがめちゃくちゃうれしい寺田さん・ともまつさんのリズム隊。この日のベーシストほんとにみんなカッコいいな! 曲に光るギターのフレーズ(この日はoliverの新間さんがサポート。「いい子じゃなきゃ」タワクルで買いましたよ私!←露骨なアピール) そしてさがやまさんは、なんというか「スターだな」と思いました。その声、しぐさ、特に、声というか歌い方というか、もちろんMVとかで曲は聴いてはいるのですが、ライブを観てCDを聴いていると「これは…絶妙なのでは…!」と改めて思いました。
曲のことを言うと、とにかくいい曲をこの幅で聴かせてくれるということが私にとって驚きとワクワクなわけです。この日のセトリも実にそんな感じ。"漫画"から演るの改めて良いなって思ったし、"いい風"でざっとさらっていった感じがある。で、THE PATSPATSをゲストボーカルに迎えてのスペシャル"予感"、新機軸曲"ストーリー"と続くこの流れ!
8/20(日) carpool 宇都宮ライブありがとうございました! セットリストは、 漫画 いい風 TPO 予感 ストーリー ヤング 20XX GOLDEN SUMMER メン募 でした🍛 pic.twitter.com/WuqbKELDyF
— carpool(カープール) (@carpoolmusic)
2017年8月21日
Carpoolはなんとびっくりサンクラにライブ版も合わせて新旧かなりの曲を上げています。まだの方はぜひ聴いてみて欲しいです(いや、ライブもめっちゃいいのですがまずは。)サンクラで"tokyototokyo"を聞いたときは「ずるい!(こんなのどうやったって印象に残るじゃんすごい)」という思いが強かったのですが、ソレだけじゃないですもんね…。"予感"、"メン募"、"TPO"とかも聴いていくと色んな曲を楽しめるのではないかと。
メロディー、ギターのフレーズアレンジ、グルーブ、それに乗せる言葉づかい、どれもステキです。それがこんなにハイレベルに共存しているのがスゴイ。ポップさも感じられるけれどロックで、でもノリだけではなく、情緒というかドラマがある気がする。看板に偽りなし! そしてさらに、その曲に大事な表情を付けるさがやまさんのメインボーカルは、すごく魅力的で、そして前に出過ぎてない。なんともうまく言えないのですが、時に叫んだり、時につぶやいたりするなどその表情は様々だけれど、そのいろいろな場面で、メロディーやその他もろもろと一緒にこの空気を作っているなぁなんて感じたりします。
この日は前日サマソニというビッグイベントの後でしたが、出てくださって本当にありがたい…
(終わったと思いましたか、残念まだ続きます!) というわけで、Carpool観終わって「こんなのよすぎるだろ」と改めて感じた私は物販で音源やグッズを買わせてもらったのですが、さらにまたびっくり。 音源のパッケージングがいちいち凝っているわけですよ…こんな事する…?インディーの宝かよ…。
これはもうネタばれなのですが、
"CC"は半透明の封筒に入って、歌詞カードがともまつさんの写真でのポストカードになってる!
"GOLDEN SUMMER"はめちゃ厚紙の2つ折りのケースにジャケットサイズのシールが2つも入ってました!(2枚は間違いなんじゃないかな、ってまだ思ってる)
そして、"Come & Go"は、たざきたかなり(@biccimegane)さんのジャケットのアートワーク、ともまつさんの写真、それをまとめるデザイン、という素晴らしいパッケージングなのだけれど、ビビるのは、「わざわざ外ポリに半透明のシールを貼ってる!!!」ってところ。
今思えば、"予感"をソノシートで出しているところからまぁちょっとそういう気配はあるのですが、ここまでことごとく、だとは思っていませんでした。こういうの、正直楽ちんではないと思うのですが、ぜひ続けて欲しいし続けられるように売れて欲しい。 なんとまだある!(まだあんのかよ
そう!!Tシャツです!(誰も言ってないよ
ライブMCでも言及のあった各種Tシャツ、わーい、いいTシャツある、と軽い気持ちで私も買ったのですが、かわいい4人イラストTのボディがアスレ5001なのはまだわかる。(こういうのはやっぱアスレだよな~と思うので、個人的な印象と合っていて私は嬉しい)
問題?はこの「メン募」Tシャツ。ライブで最後に「バンドをやろーぅ!」って盛り上がった曲のTシャツがこれなのがまたいい風、もといいい感じなのですが…
こいつ…
ボディが…
「GILDANのプレミアムコットン」 じゃねぇか~珍しいな!たまたまかもしれないけれど面白いな!
(↑写真のクオリティがひどい…)
なんでこれを使うことになったのか、ちょっと訊いてみたい感はある…Carpoolの曲を気に入ったTシャツ厨としては…。公式BASE見るとなんと7ozで刷ってるときもあるみたいだし、たまたまかもしれないけど!バンドもそれぞれだし、色んなメン募あっていいよね。
※何度も言いますが、私は好みはありますがそこまで深いこだわりはないので、 「このメーカーだから買わない」みたいなのはほとんど無い���す。 (さすがに3ozクラスで深ーいUネックとかVネックとかだったら、どんなにデザインが良くても現状私のおしゃれスキルでは着こなせないので、着ないですが…) …Tシャツの話になり、かなりオタクがさく裂しましたが、気持ち悪いのは私だけ。Carpoolはその曲もライブも、作ってるものもなかなかいかしてます!一見、一聴の価値あり!特に、"Come & Go"は名盤です!
youtube
っていうかCarpoolのことなら、この私の記事より、7Aさんの記事も見たほうが良いよ絶対!
ななえ 公式ブログを更新しました。 『carpool「TPO」MV』 #carpool #TPOhttps://t.co/VC5nXLutTm
— なまえ みたいな名前 (@hatokowai)
2017年8月25日
そして…POLTA50分のロングセット!その響きだけでもう嬉しくなっちゃう「POLTAロングセットって…めちゃくちゃ楽しみですね…!」ってPOLTAを知っているであろう方につい話しかけてしまう。
仕事から宇都宮へ直行。 carpoolはずっと観たかったのでやっと。 POLTAはセトリもらえたし2年越しで「尾苗さんの文章好きです!」って伝えられた。 傑くんは2年前も今日もトクホのお茶だったw pic.twitter.com/rqwGhjXO8l
— ほりを・ほりほり (@poryporin)
2017年8月20日
6年分ぶつけるかのような、3枚の音源からまんべんなく演るセトリ!POLTAの曲は全部いいからなぁ…ロビタ→エンドオブザワールド→こうじゃという流れ、パンチあり過ぎ!!!「まだまだ行くよっ!」て言う尾苗さん!
次パートは切ない2曲を演ってからの最新2曲! "土星少年"はホントにいい曲出来たなぁ…って思います。初披露のライブで、尾苗さんがすこしはにかみながら『土星、少年 』と曲名を告げた時、会場が少しだけ"ざわっ"てなったように思えたあの時、「POLTAの曲は出す曲出す曲ことごとく良い!」という感想を聞いたあの日のことを、今でも思い出してしまう。 土星少年はどちらかというと落ち着いた曲調のようにも思えるけれど、やっぱり曲が良いし、そんな色んな思いから、もう「どっせーい」とか「ギミバ~」とか、ガッツポーズしたくなっちゃうんですよね。
この日、土星少年の尾苗さんソロの時にある事が起きましたけれど、あれはあの日特別だと私は思っています。この企画で、主催のレッツロックの中の方が居たからで、”宇都宮のみんな~!POLTAを観てくれ~!”っていう想いの現れだと思いました。
そして"失踪志願"、傑さんがド定番であろう仕込みを披露したり、コール&レスポンス(前半)の後には「前のほうがおかしいだけだから。後ろのヒト、小声でも良いので」ってのもちょっと笑っちゃいましたね。
ラムチョパイセンお願いします! 最近はおじさんが呼びかけ、おじさんが応える「失踪したい!」のコールアンドレスポンスで地獄絵図です!(僕も含めみんな優しいおじさんだよ) https://t.co/6ILIlDJThb
— 傑 (@sgr_fkd)
2017年8月20日
改めて、土星少年epは4曲それぞれ違って全部いいのが嬉しい。それが全国に届き始めているようですごく嬉しい。その決断をしたPOLTAと、届けてくれるLet's RockやHOLIDAY! RECORDSなどのディストロ、mona recordsさんありがとうございます。
本編トリで"春が過ぎても"を演って、アンコールで"翌日の部屋"(!!??)を演り最後の最後に"ロマンス"を演るという怒涛の尾苗曲締め!贅沢過ぎるでしょ…。
翌日の部屋、演ってくれました。正直リリースのあの時以来、ライブではほとんど演らなくなっちゃうかなと思っていたので、私にとっては「まさかの!?」でした。せっかくの宇都宮ロングせっとだし!という心意気みたいなものを勝手に感じました。
いつも、すぐ終わっちゃう気がするPOLTAのライブ、でも、その時々に楽しいことや嬉しいことやグッと来ることがあります。
POLTAの地獄Tが3人くらい並んでるの壮観すぎた
— あめしぃ (@xamethyx)
2017年8月20日
この日は地獄Tが前に3人もいて、それも感慨深かった…。 (私も、着てはいませんでしたが実はバッグの中に持ってました。なんだよそれ)
やっぱりPOLTAいいな…!また観たい!
改めて、この日はバンドアクトもサイコーだったのですが、それ以外の部分もたくさん良かったです! HOMETOWNぶりに宇都宮に足を伸ばして、ライブ観るわけでもなしにKENTやHEAVENSROCKに寄ってみたり、焼きそば(石田屋 )とか餃子(香蘭)も実は食べてました。もちろん1人で。 時間はあったけれど、HELLODOLLYは場所も場所だし近くでまっているのも迷惑になるかもしれないし、って。こうやって遠征先で何か出来るのもまぁ良いですよね。
そして、アーケードのない商店街というか通りの中にあるHELLO DOLLYの佇まい。この場所でまたいい思い出が出来ました。
CALENDARSを観た、totosを観た、ナードマグネットを観た、SonoSheetを初めて観た、Lucie,tooを観た、いいバンドを沢山観せてもらっている、というのはもちろんあるけれど、場所としてだんだん思い入れが出来てくるような気がします。私はライブハウスのことは全然わからないけれど、それでも。 ハロードリーの音響や青のスポット、私は好きです。
(↑宇都宮HOMETOWNの時の写真です)
足を運んで下さった宇都宮の皆さんありがとうございました。また、県外から足を伸ばされた方々も…。私は単なるめんどくさい客の1人ですが、感謝感謝です。 POLTAのライブでお見かけしたことある!という方もちらほら。傑さんオマージュの方がいらっしゃって「傑ジャケットだコレ!w」とか…勝手に喜んでいました。この日は特別だと思って、いつもはそんなことあまりしないのですが、お客さんに話しかけたりとかもちょっとしました(反省もありますが)
そして、主催のLet's Just Rock Music Recordsさん、おめでとうございます&お疲れさまでした&ありがとうございました!の気持ちでいっぱいです。 ポップアップショップを出したり、アクト間DJで色んな曲流したり、私はわからなかったものも沢山あるのですけれど、出演者に縁のありそうなのも沢山掛けてたんですよねきっと。個人的にはやっぱりROCKET Kの"Hello Metal Mods!"がかかったのが嬉しかったです。先日の記事の中でもちらっと出ていた、私にとって重要なコンピレーションアルバム"OK! POWERPOP"に収録されているROCKET Kの曲だったので…。私にとってのROCKET Kの初めてもこの曲ということになります。その頃はPOLTAも尾苗さんも全く存じ上げませんでしたが…面白いものですね。
ポップアップショップについては、私もCALENDARS関連のを買ったりしていたのですが、私が前日福井に遠征に行っていたことを知ってか知らずか、福井のミュージシャンのCDを紹介してくださるなど、さすがでした。 そして、ROCKET Kや禁断の多数決、THE CAT LOVES STRAWBERRIESなど、尾苗さん関連のCDがここぞとばかりに面出しされていたのも、さすが…。入場してすぐにその展開を見て、尾苗さん関連CDを買っている方、レッツロック限定で特典音源が付くPOLTAの"HELLO AGAIN"を買っていかれれる方を見て、素晴らしい光景だ…めちゃくちゃ正義だ…と思いました。
POLTAの傑さんが、そのレッツロックレコーズの1周年記念に寄せて、「いいトシ(年齢)して新しいことを始めて、続けること」について少し、MCの中でエロもジョークもなく語っているのを観て、本当にそうだなぁと思いました。
これはさらに個人的な話ですが、私も今、いままでやったこともないことを1つやろうとしています。まだ構想だけだし、何もわかんないし、無力だなぁと感じながら何も出来ず時間が過ぎるときもあり、そもそも私がそれをやることに正義があるのか、もっと他に上手くできる人が居るだろうとか、もちろんある意味では自己満足でやれば良いのだけれど、自分ひとりで出来ることではないし、巻き込まれた人たちになにかメリットがなければ、とてもじゃないけど私自身が辛くてやってらんないのでは、とか、めんどくさくいろんな事を考えてしまったりもします。 そんな中、この企画があり、SonoSheetが"ヒカリ"を演ってくれて、POLTAの"春が過ぎても"を観て、"tight line"を演ってくれたLinustateの方々には、終演後お話してたらなにやらストレートに励していただき(こんな風に励まされたのは久しぶりだ)、そしてPOLTAのライブでお見かけする方々が、この日の別の出演バンドの物販を買って行く、そんな姿を見て、別にひどく落ち込んでいたわけではないしこの日はもともとどちらかと言うとウキウキで来たのですが、ちょっと元気が出ました。 バンドは皆それぞれに念を込めてるところあるのだろうと思うけれど、POLTAが今年も勢いがあるのはスゴイ。POLTAの音楽を大事に使ってくださっている"なっちゃんはまだ新宿"が公開になったことや、色んなライブで対バンもめちゃくちゃいいのが組まれていると感じるのもデカイ(POLTAが好きだというバイアスはあると思うし個人的な意見です。でもホントに私にとって感慨深い対バンも多い!) そして、POLTAを観て、POLTAをよく知ってくださっている方々を見ていて、また面白いものに出会ったりしている。そんな2017年の、重大イベントでした。
ありがとうございました。
(↑この前日に福井に行っていた時の写真。 ちょっとコバルト足りないかもしれないですし、撮ってたシチュエーションは合ってないですが、やっぱり鳥が飛んでることもあり「鳥はみていた」を口ずさみながら撮ってました。
「安心してるのは 過ごした時間があるから」のフレーズは歌詞も曲もすごく好き。「続く世界を~」も)
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キャンプの“靴選び”正解例!おしゃれママキャンパーが家族のために選んだのはコレ
服装を制する者はキャンプを制す!?
キャンプ道具やテントには並々ならぬ気合いを感じるのに、オーナーのファッションはあまりイケてない……。 確かに天候に左右されるものでもありますが、アウトドアでも街でも着られる、一石二鳥なアイテムを選んでみるのはいかが? キャンプ場でも十分にお洒落は楽しめるもの。 今回は、ある家族の1泊2日キャンプに密着。行きも帰りもスタイリッシュでスマートな秘密は、ママが選んだ、家族で揃えて購入したというテバのスリッポンスニーカー「エンバーモック(Ember Moc)」にありました。
待ちに待った週末。いざキャンプへ出発!
1日目 08:00 自宅出発
キャンプの朝は早い。前日は仕事が立て込んでキャンプの準備ができなかったため、パパはいつもより早起きをして車に荷物を積載していきます。 オートキャンプはあれもこれもと荷物が多くなりがちですが、キャンプ道具から服まで、すべて必要最低限に押さえているので荷台は驚くほどすっきり。さすが、見た目がお洒落な人はキャンプの準備もスマートです。 自宅からキャンプ場までは約2時間の道のり。渋滞さえしなければ、途中で休憩を挟まずとも行けてしまう距離です。運転を務めるパパが履いているシューズは、ママからプレゼントされたというテバのエンバーモック。
家族で、色違いで揃えたみたいです。かかとを踏んでクロッグサンダルのように履くこともできる2WAY仕様のスリッポンスニーカーなので、運転中でもストレスはゼロ。涼しい季節にはぴったりの一足ですね。
1日目 10:00 キャンプ場へ到着
渋滞に巻き込まれることもなくキャンプ場に到着。今回は1泊2日のキャンプなので道具類は必要最低限。まずは愛息子と一緒にテントの設営です。 久しぶりのキャンプにウキウキの息子は、ペグを叩くのに夢中。気がつくとヘッド部分まで埋まっていることもありましたが、そんな光景を笑いながら見守るパパの姿。仲睦まじい、なんとも微笑ましい光景です。 エンバーモックのアッパーには中綿入りのキルティングを採用。ボリューム感があって、シンプルだけど主張するルックスなので、カジュアルなパンツと相性は抜群です。
足入れ部分がニット素材になっているのもお洒落ですよね。履いているときも優しく包み込んでくれる感じで、締め付けられる感覚がありません。とにかく楽で気に入っています。
とパパ。まだ一人では靴紐を結べない子供にとっても、スリッポンタイプのシューズは快適なようです。
1日目 15:00 サイト内をお散歩
ランチの後は夕食までフリータイム。パパが薪を拾いに行っている間に、ママと息子は二人でキャンプ場内を散策へ。訪れたキャンプ場内には緑が生い茂り��歩いては回りきれないほどの広大な森が広がっています。 息子の気の向くままに、細い林道へと分け入っていく二人。木が倒れていようが、蜘蛛の巣が張り巡らされていようが、子供はお構いなしに進んで行ってしまいます。
今まで、キャンプ場内はサンダルを履くことが多かったんですけど、山道とかはなかなか入りづらくて……。でも、エンバーモックだったら獣道のような道でもグイグイ入って行けちゃいます。今年からキッズモデルも発売されたので、これだ! と思って家族分をまとめ買いして良かったです。
アッパー部分には撥水加工が施されているので、雨や露で濡れた路面を歩いてもへっちゃら。靴の中まで染みてくることはありません。また反発性の高いポリウレタンのフットベッドや、EVAフォームの軽量ミッドソールを搭載しているので、足への衝撃��緩和して、弾むような歩き心地を実現してくれます。 見た目の可愛い印象とは裏腹に、意外とハードな仕様にも耐えられるというのは、さすがテバクオリティ。
1日目 18:00 夕飯作り
暗くなる前に夕飯の準備。キャンプの時はパパ��料理を担当するそうで、普段は家事や子育てに忙しいママも、キャンプの時はのんびりと寛ぐことができるそう。 といっても、1泊2日という短い時間なので料理は煮込むだけですぐできる、パパ特製のクリームシチュー。テーブルの上に食器やバゲット、デザートを並べて、あとは出来上がるのを待つだけ。 煮込んでいる間、パパはテント内でもうひと仕事。マットを敷いて、寝袋を拡げて、天井にLEDライトをぶら下げればベッドメイクは完成です。 車との往復で靴の着脱が何回かありましたが、エンバーモックであればかかとを踏んでクロッグサンダルのように履くのもOKなのでとっても快適だそうで。
紐靴だと、結んだり解いたりがとにかく面倒で。かかとを踏んでも気にしなくていいのは、キャンプにはぴったりですね。
2日目 10:00 撤収、寄り道しながら帰路へ
翌朝。10時が撤収とのことで、軽めの朝食を済ませてから家族みんなでお片付け。小さな子供がいるとなかなか撤収作業がはかどらないこともありますが、子供も楽しめるように役割分担をしているあたりは、さすがキャンプ慣れしている印象です。
ランチはキャンプ場の近くにある洋風レストランに行こうと思っています。キャンプ場でのんびりする時間も好きですけど、地元の美味しいお店に立ち寄ってから帰るのもキャンプの楽しみ。
とママ。 どうりで、初日の服装とは印象が変わって、街でも似合うスタイリングが様になっています。 お目当てのお店で美味しいランチを楽しんだ3人はすっかりご満悦。3人とも、足元はそのままなのに、すっかり街に馴染んだコーディネイトはとてもキャンプ帰りには見えません。
今まではキャンプ場用と行き帰り用、最低2足のシューズを人数分持ってきていたんですけど、荷物が増えるのがすごく嫌で。でも、エンバーモックにして大正解ですね。 アウトドアでの機能性はもちろんですが、街でも履けるモダンなデザインなのですごく満足感が高いです!
キャンプの持ち物は、ギアだけではない!
キャンプを楽しむのに、最適な道具選びは欠かせません。でも、それは服も靴も同じ。用途と使い勝手をしっかり吟味したモノ選びをすれば、荷物も減るし、普段使いもできちゃうから一石二鳥というわけです。 エンバーモックがあれば、移動時間もキャンプ時間もアフターキャンプも快適でスタイリッシュ。秋キャンプの足元に、家族でリンクコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか? ウィメンズのエンバーモック詳細はこちら メンズのエンバーモック詳細はこちら エンバーモックについてもっとよく知りたい方はこちら
Edit&TEXT:まついただゆき PHOTO:佐山順丸 STYLING:平 健一 HAIR&MAKE:SUGO MODEL:SAKI、吉元夕加里、SKY(すべてB-tokyo) 撮影協力:PICAさがみ湖 Sponsored by デッカーズジャパン合同会社
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一花さん
ちょっと方向変えて一花さんのこと書きたいと思います。
まず僕が「ヤなことそっとミュート」さん(以下:ヤナミューさん)に興味を持ったのが4月26日の夕方くらい。(最初のお写真の保存日時で確認) もっと前からヤナミューさんの名前は某Mさんから聞かされてたんだけどなかなか聴こう(観よう)としてなかったと思う。 なんかふと気になってSpotifyで音源(BUBBLEというタイトルの1stアルバム)を聴いてみた。 まぁ盛大にビックリしましたわ。 これホンマにアイドルさんの音源か?って。
何が凄いってまずはオケ。とてもアイドルさんのバックに流れるような音では無かった。僕は昔バンドしててギター弾いてたんすけど(最近また弾いてますがw)、ヤナミューさんのオケはホンマに凄い!カッコイイ!最高!(ちなみに音源聴き始めてスグに「ツキノメ」という曲を耳コピしました。この曲シンプルなんですけど凄くカッコイイんです。)
そして歌声。その凄いオケに全く負けて無い。どうやらメインボーカルは2人っぽい。特に1人は凄い歌声だった。(後にこの歌声はなでしこさんと判明w)
正直言って「ナニコレ」でした!こんな凄いアイドルさんが居たのかとビックリした。
当然どんな子達が歌ってるのかも知らない状態でした。 そんでとりあえずHP覗きに行った訳です。 最初に目に入ったのはこのお写真。
なんか不思議な感じがしたのを覚えてます。 そんでメンバーさんのお写真をそれぞれ観る訳です。
なでしこさん
間宮まにさん
レナさん
このお写真で��ん?」って手が止まった。
名前は「南一花」さん(以下:一花さん)というらしい。 このお写真ね、何となく雰囲気が真彩ちゃんに似てたんですよね。
ね!なんかそんな感じしません? だからって訳では無いのだけれど、一花さんに興味を持ったキッカケの一つなのは間違いないです。
それからヤナミューさんの動画とかツベで観ました。 まだ一花さんがどんな声で喋るのかとか全然わかんない状態で「アー写撮影に行く」って動画を見つけるました。 なんか勝手に想像してた通りの一花さんがそこに居たんですw ちょっと不思議な感じのする人でした。
(アー写撮影に行くのスクショ) それから色々お写真探したりしてましたね。
このお写真見つけたは盛大に痺れました。 (ヤナミューさんてメンバー全員そうなんですけどステージでは凄くカッコよくて激しいんですけど、MCやトークイベとかの時はホンマに同一人物なのか?ってくらいスイッチOFFなんです。それもヤナミューさんの魅力の一つ。)
この頃からTwitterでちょくちょくヤナミューさんや一花さんの事を呟くようになったんですよ。 僕がヤナミューさんと出逢った翌日に某Mさんがリリイベ行くって言うので物販の代行をお願いしたんです。 物販の特典券で一花さんのピンチェキ撮って来てくれると言われてウキウキしてましたw そしたら「いっちゃんひでりんの事知ってたわ!」って連絡来てビックリしましたw どうやらツイ見て知ってくれてたみたい。 こういうの何気に嬉しいですねw (オタクチョロいw) ちなみにその時のピンチェキがこちら。
5月1日のリリイベでは僕が「ツキノメ」を弾いた動画も一花さんに観せてくれて動画流しながらチェキ撮ってきてくれましたw
ずっと関東への遠征なんて「さくら学院」さん絡みくらいしか行かないって思ってたけど、ヤナミューさんのライブは絶対観たい!って思ったんです。 そしたら5月21日(日)に新宿MARZでオサカナさんとブクガさんとの3マンライブがあると! これは行きたい!って思ったけど昼間に申込開始だったからチケ取れないやろなーって思ってたら、これまた某Mさんから譲って貰えました! ホンマ感謝感謝です。
で当日。昼前くらいから某Cさんの案内で盛大に楽しく聖地巡礼しまして、夕方ころ遂にヤナミューさんの現場へ。
ちなみに現場へ向かう途中でヤナミューさん達とすれ違いましたw 普通に歩いててビックリした。 さくらの現場ではまず無い事ですもん。
そしてライブ本番! ホンマ最高でした!! って事だけは覚えてるw
少し後ろで観てましたが、ライブ中の一花さんの印象は「アー写」の時とはガラッと変わってダンスは激しくてカッコイイし、コーラスやソロパートの歌声は少し低めの声でパワフル!でもハモリは綺麗!そして何より素晴らしかったのは表情。凄くカッコイイ表情もするし、最高に素敵な笑顔も見せてくれる。いや、ホンマ最高でした。あと盛大に可愛い!!
そしてそして遂に一花さんとご対面(チェキw)。 ちょっと緊張しながらチェキ列並んでたら横から某Mさんが「いっちゃん!コイツがひでりん!」って言ってくれて何か緊張解れましたw ホンマね、自分がアイドルさんとあの距離でお話するなんて想像もしてなかったし、ましてやチェキ撮る事なんて残りの人生で絶対無いって思ってたんですよ。マジで。 (なにせ真彩ちゃんのお渡し会も行かないって言ってるくらいですからw) でも一花さんは名前も覚えててくれたし、なんか自然にお話出来たんですよね。自分でもビックリでした。ホンマ優しくて面白くてイイ子やった! またライブに来たいって心底思ったし、応援したいなって思えました。
ここでふと思う訳です。 真彩ちゃんと一花さん… 自分の中でどう違うん?って。 真彩ちゃんに関しては前の記事で散々書きましたので割愛しますけど、一花さんはまたそれとは違うんですよね。単刀直入に言うと一花さんは推しとして盛大に応援出来る。 ライブ行くのは勿論、逢いに行きたいし、お話もしたいし、チェキも撮りたいって思える存在。 ようやく自分にもやっと推しと呼べる人が出来たって感覚ですかね。
正直4月26日以前の僕は結構マジで「もう、さくら学院さんだけでイイな」って思ってました。自分が他の現場に行くとかホンマに考えて無かったし、推しを作るなんて思ってもいなかった。毎年転入生も入るし父兄としてさくら学院さんを応援してけばイイなって思ってた。(あくまで箱推しではなく。)
その変な扉の鍵を開けてくれたのがヤナミューさんで、その扉を盛大にぶっ壊してくれたのが一花さん。今思うと、あの時にヤナミューさんの楽曲を聴いてホンマに良かった。 そして一花さんを見つけられてホンマに良かったと心から思います。 僕にとって一花さんは純粋に盛大に推せる人です。誰かを推すって事を僕に教えてくれた大切な人です。 実際に逢う前からなんかグサッと来ましたし、お逢い出来てお話してチェキ撮って更に深く深く刺さりました。 ホンマに不思議な人で凄く魅力的な人です。 こういう出逢いもなかなか無いけど、きっとご縁があったんでしょう。 なかなか現場行けないのがホンマに辛いけど行ける時にはガッツリ行きたいと思います。
これからツイでヤナミューさんや一花さんのお写真とか盛大に増えたりしますが、つまりはそういう事なのでご了承下さいです。
おしまい。
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