#冬の牡蠣そば白味噌仕立て
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ランチは寿製麺よしかわさんで冬の牡蠣そば白味噌仕立てを!! ゆずの香りもあっていい感じ! オツカレデス #ラーメン #ラーメン部 #ramen #寿製麺よしかわ #冬の牡蠣そば白味噌仕立て #ランチ #lunch #オツカレデス (寿製麺 よしかわ 川越店) https://www.instagram.com/p/Cmipnu6LFsI/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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Wellbeing Life Library 2020年2月10日〜2月16日
#zen #mindfulness #meditation #sungazing #yoga #surfin #football #karate #exercise #fasting #vegan #vegitarian #liquidarian #breatharian #onsen #hot-spring #wellbeing #brain-gut-axis --------------------------------------------------- 2/10 月☀️14:00Max9度/体温37.5℃ 朝課 仏前焼香/祝之神事30+太陽凝視瞑想30 14:20WeightTR【腕立60腹筋60Squat50】 → 14:50PowerVinyasaYoga60+空手形チントウ+ 温冷交代浴3回【露天 塩化物重曹泉 Sauna】 / 体重54.35kg 経口摂取 日中 Honey煮出珈琲180 煎茶120 甘酒120 入浴後 甘酒煮出珈琲140甘酒140 10/12珈琲120 蜂蜜煮出珈琲180 みかん2個 OatsHoneyLatte130 /OrganicShag15本
午後に @nagishanti のPowerVinyasaに恐る恐る参加したが、右膝の状態は深い屈伸が無ければまずまず良好だ。今日迄が満月の大潮期間。今回は昨日今日は、飲む点滴と言われる甘酒を少し水で薄めて摂取してみたが、満月前後なのに空腹感は抑制されて快適に過ごすことが出来た(^^) 考えてみれば液状にした発酵米を一膳食べてるようなものだ。江戸時代の人々は特に真夏に甘酒を愉しんでいたようだが、腸に優しく真夏の滋養強壮には持ってこいの先人の経験と知恵が生んだ伝統食に改めて感謝と敬意を表した。Yoga参加直前の治療も太陽凝視瞑想で、またもや恍惚状態体験。時間が短く感じられた。
------------------------------------------------------2/11 火 紀元節㊗️氏神☀️Max11度/体温37.3℃ 朝課 氏神→仏前焼香/神前祝神事+Radon瞑想20 12:00Gardening日外浴40 14:00年中CLUBサッカー練習試合2/30FW20×3=60+WeightTR【腕立60Bridge3mSquat50】 →
押上温泉大黒湯/温冷交代浴4回【弱アルカリメタケイ酸泉&露天ルフロ泉&生生姜湯】体重53.5kg 経口摂取日中 煮出珈琲180有機緑茶珈琲Pot300 緑茶100 入浴後 パイン乳酸飲料100 夕食【玄米 大根味噌汁 鰤大根 白菜漬 蜜柑】 Agave煮出珈琲180 苺Cake OatsMilkTea130 冷珈琲140 OrganicShag10本
この所天気が良すぎて夜間の放射冷却で朝晩が極度に冷え込んでいたが、今日は微風のポカポカ陽気で絶好のサッカー日和。内田先生より新ユニフォームを受け取って早速着用。久々の60分のフルコートプレーで膝には違和感は無かったが、大黒湯の湯舟で蓮華座にチャレンジするとコキっと音がして痛みが走る。今日で絶食丸4日間だが特に食欲は沸かず、昨夜に鈴木登紀子バァバのレシピで天然鰤大根を仕込んでいたので感謝を表して食した。
------------------------------------------------------ 2/12 水🌤15:00Max16度/体温37.4℃ 朝課 仏前焼香/祝之神事30 日光浴太陽凝視瞑想30+Radon瞑想15 =45 9:30HomeWeightTR【腕立100腹筋100Squat50】→10:00VinyasaYoga45/21:30空手形TR+温冷交代浴3回【露天 塩化物重曹泉 Sauna】 体重56.2kg 経口摂取日中 緑茶200 OatsChai200 有機煮出珈琲180 OatsRoyalMTea200 ベリー珈琲&入浴後21:00夕食【玄米 味噌汁 鰤大根 お汁粉】 煮出珈琲160 OrganicShag15本
昨日は久々のフルコートFootballだったが、Radon吸浴のお陰で筋肉の張りも殆ど無い。朝筋トレしてからYogaに行くと小田急線人身事故遅延の為、渚ちゃんが遅れて45分間のFlow。 昨夜、今日と連続で食事を摂ったら一変に体重が戻った^^;クンバカの際に肛門を締め上げるムーラバンダを意識する快適な呼吸時間を模索するために、吸息5秒/止息【クンバカ】5秒/吐息【ウジャイ】5秒でやってみたが、とても集中出来た。Bar Faleにて注文しておいたAmaretto仕入
------------------------------------------------------2/13 木 🌦→☀️Max19度12:00 13度/体温37.1℃ 朝課 仏前焼香/祝之神事30+裸日光浴瞑想30 Gardening裸日外浴45 HomeWeightTR【腕立100腹筋100Squat50】 → 19:15空手鍛錬100→HotRingYoga40+空手形復習+温冷交代浴3回【露天 塩化物重曹泉 Sauna】 /体重55.8kg 経口摂取日中 煮出珈琲320 煎茶160 OatsTea180 甘酒200 入浴後 軽食【低糖質サラダ麺 13穀米 コロッケ Espresso】/OrganicShag18本
昨夜は24時で11度と防寒着要らず。午後の出張前の日光浴瞑想でまるで初夏のような暑さにジワっと汗をかいた。今日は吸息5/止息5/吐息8の呼吸法を試してみたが、太陽凝視をせずに目を閉じて瞑想したせいか、残り10分位で睡魔に襲われて爆睡してしまった。雨が殆ど降らなかったので洗車帰宅後に牡丹と芍薬の寄せ植替え、落ち葉の掃除、水遣りを済ませてから空手鍛錬へ。空手鍛錬時に千歳ガールズより手作��バレンタインチョコを戴く。毎年恒例だが素直に嬉しい(^^)
------------------------------------------------------2/14 金🌤Max16度 9:00 12度/体温37.1℃ 朝課 仏前焼香/神前祝之神事30+Radon瞑想30 HomeWeightTR【腕立100腹筋100Squat50】 → 天然温泉Spa成城 露天モール泉温冷交代浴3回/体重56.5kg 経口摂取日中 煮出珈琲3杯500 煎茶150 GFPoundCake2切 Choco2片 食事【ざる蕎麦、牡蠣フライ、ご飯】 入浴後 Amaretto珈琲130 みかん1個/OrganicShag18本
昨夜ネットのレシピで玄米甘酒の仕込んだが、12時間後でも甘くならない。何が足りない?炊飯器の保温の温度が高いのか?時間後の本日完成(^^) セントラルスポーツ50周年で併設SPA成城の利用料が50円ということで久しぶりに コロラドで少食指導した瀬山くんから昨年の健診から5キロ痩せて数値も全部OKとの報告を受けた。今まで唯単に食い過ぎだったことが本当によく分かったと笑っていた。
----------------------------------------------------- 2/15土⛅️新月氏神14:00Max16度/体温37.5℃ 朝課 仏前焼香/祝之神事30 11:00天王洲TSFC練習試合3/30CH20分×4=80 HomeWeightTR【腕立100腹筋100Squat50】 → Gardening日外浴60→氏神参拝→耕雲寺坐禅40 →温冷交代浴3回【露天&塩化物/重曹泉&Sauna】/体重56.4kg
経口摂取日中 有機珈琲250 Honey煮出珈琲160 食事【せいろ カレー丼 味噌汁】 入浴坐禅後 Amaretto珈琲130 みかん1個 MillCrepe&SoyTea OrganicShag18本 チーム写真
東京世田谷FCの開幕前練習2回目は神奈川県リーグのSONYサッカー部との練習試合ニトリで阿字観用色紙額、曼陀羅用額を購入。80分プレーして膝が痛むのでRajaYogaはお休みして、薔���その他の剪定��業。土曜坐禅会は総勢16名で新規参禅者4名。クンバカ呼吸法は何故か乱れたが、恍惚状態を意識することで前回同様に所要時間短縮感覚を味わえた(^^)
----------------------------------------------------- 2/9 日🌧13:00Max17度/体温37.4℃ 朝課 仏前焼香/神前祝之神事30 Radon瞑想30 HomeWeightTR【腕立60腹筋60Squat50】 → 氏神 → 16:20Yoga60+温冷交代浴【露天&塩化物/重曹泉&Sauna】3回/体重56.4kg 経口摂取日中 煮出珈琲160 HotCake/黒田珈琲 入浴後 萩珈琲120/CinnamonToast OrganicShag15本
朝から暖かい雨がしとしと降り続けたが、昼過ぎに一時やんだので黒金屋で薔薇植替え用の土と沈丁花を買いに行った。春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀、冬の蝋梅で四大香木とのこと。右膝の安静のため冠光寺流合気道もお休みして通常Yogaクラスに参加すると、偶然鳥居さんの奥様の隣だったのでご挨拶。小笠原くんにも膝の状態を心配された^^;
#zen#maditation#mindfulness#sungazing#onsen#hotsprings#surfin#yoga#rajayoga#ashtangayoga#vinyasayoga#fasting#plant based#wholefoods#chinastudy#vegan#vegitarian#pescovegitarian#breatharian#liquidarian#ikebana#bonsai#gardening#naturopathy#altanativemedicin#shinto#古神道#玄米菜食#one meel a day#art
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これはとても興味深い,牡蠣の炊き込みご飯の作り方ですねo(^-^ o )(ノ ^-^)ノ 牡蠣というのは貝の中でも特に美味と言われ,世界中で多くの人々に好まれる存在です。僕も例外ではなく,つい先日も本当に美味しい焼牡蠣と蒸牡蠣を頂きました😋 こう申し上げると,或いは「牡蠣の旬は冬なんじゃないの(o・ω・o)? 夏には生殖巣を発達させて身が痩せ衰えると聞いたよ」と仰る方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは速断というものかもしれません。そもそも夏が旬の岩牡蠣という牡蠣も存在しますし,地域によって海水温にも違いがあるので産地によっては冬以外が旬ということもあります。更に言えば近年では生殖能力を持たず夏でも生殖巣を発達させない牡蠣も開発されていて,現在では1年を通じて牡蠣を美味しく頂くことが出来るようになっています。 余談ながら世間一般で言われている旬というものが全て本当に正しいかも,或いは再検討の余地があるかもしれません。河豚も「旬は冬」と言われていますが,江戸時代の料理研究によってこの定説は揺らぎ始めています。当時,河豚は「ふくと汁(ふくとう汁)」というお料理で頂くのが一般的でした。これは味噌と醤油の双方で味を付けて河豚の他の具に茄子を,薬味に大蒜を入れるという汁物です。茄子は夏か,どんなに頑張っても秋の野菜であり,保存技術の未発達だった江戸時代の冬に手に入った筈はありません。そこから最近では「当時は夏に河豚を食べていたのではないか」ということが言われるようになっているところです。最近ではこの研究結果を踏まえ,実は夏も河豚の旬なのだということで「夏こそフグ」という宣伝を行っている業者さんも存在しますね。 さて,牡蠣というのは色々な食べ方がありますね。生で頂いても大変美味しいですが,これは明治になってフランスから日本に導入された食べ方です。「あれほど魚介類の生食を好む日本人が牡蠣については遂に自力で生食を発案することが出来ず,魚介類をあまり生食しないフランスからそれを学んだ」というのは何やら面白い話ではありますね。僕なども牡蠣については加熱したほうがより美味しいと感じ,具体的には前述の焼牡蠣や蒸牡蠣・それに牡蠣フライなどが大好物ですが,これは単なる好みであって「自分は日本人だから」といった国粋主義的な意識によるものではありません。 そんな食べ方の中に「牡蠣飯」というものもあります。名前のとおり牡蠣の炊き込みご飯ですね。牡蠣の名産地である広島駅や厚岸駅では駅弁としても販売されています。しかしこの牡蠣飯は「お米と牡蠣を炊き込んだ」ものではありません。牡蠣を醤油味で煮てその煮汁でご飯を炊き,最後にその牡蠣と炊き上がったご飯とを混ぜ合わせたものです。一緒に炊いてしまうと牡蠣の身に熱が入り過ぎて非常に味が悪くなってしまうために,このような変則的な作り方が為されます。僕は牡蠣飯については広島駅のものも厚岸駅のものも頂いたことがありどちらも大変美味しいと思いましたが,言われてみるとご飯と牡蠣とがどこか調和しきれていないように感じられなくもありません。「深川飯のほうがご飯と貝がよく馴染んでいるかなぁ(・~・´)」というのは,僕の気のせいでしょうか。因みにアサリの炊き込みご飯でも同様に分けて炊く方もいらっしゃいますが,こちらは一緒に炊いてしまうことのほうがむしろ一般的です。牡蠣に比べてアサリの身は薄いので,たとえ加熱で硬くなっても問題無く美味しく頂けてしまうからでしょう。 その点,今回出会った「牡蠣としょうがの炊き込みご飯 パエリア仕立て」では醤油を使い全く日本風の味付けを行う一方で,スペインのパエリャの技法を活用することで牡蠣の身をご飯と一緒に炊き込めるような工夫が為されているのが面白いですね。スペイン料理店に行くと「パエリャは最初にご注文下さると,お待たせしません」などと言われます。ご飯を炊くのだからそう早々とは出来上がらないのは当然だと納得して注文し「随分掛かるだろうな」などと思って一杯やりながらタパスなどつまんでいると,しかし案外待たずに炊き上がり「もう炊けたの?~ (゜o゜) ??」と驚くということを何度も経験致しました。これは日本とは違い,スペインではご飯を炊く前に事前にお米を加熱してしまうからです。日本風の炊き込みご飯であっても同じ技法を活用すれば炊飯時間は短くなるし,お米と牡蠣とを一緒に炊くことも可能になるということです。聞けばそういうことかと理解は出来ますが,和食にスペイン料理の手法を導入して通常不可能なことを実現するというのは凄いアイデアだと驚きを禁じ得ないところです!(。・о・。)! 近いうちに,こちらの「牡蠣としょうがの炊き込みご飯 パエリア仕立て」を是非実際に頂いてみたいと思っています。とても美味しそうで魅力的ですし「牡蠣飯は炊き込みご飯なのにお米と牡蠣を一緒に炊かないから,どうも両者があまり調和していないようだ」というのが事実なのか僕の気のせいなのかの確認もしてみたいところです(^^♪
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小難しい色を爪に塗るひと
かねてより憧れていた女性と初めて二人で食事をしようという話になり、予定を合わせてカレンダーに彼女の名前を書きこんだ。 その名前のつかさどる何月何日何時何分がくる少し前に、路地の奥にある扉をあける。視線を遣ると奥にまばゆくはにかみながら手を振る彼女がいた。なんだかすごく綺麗。顔つきがすごく綺麗な人だ。聡明さがにじんでいる。私は目を細める。お辞儀をかわし、カウンターに並んで座る。こんばんは。予約していただいてありがとうございます。すごく素敵なお店ですね、この街にこんな裏路地があったなんて。
とある冬の夜。東京。とある大人の街。 現代的な割烹。白っぽい檜の一枚板が明るいカウンター。正面には白い割烹着の料理人、左手には年上の綺麗な女性。ニコニコ笑う年上の綺麗な女性。すごいな、全体的に眩しい。光がはねるように眩しい。 初めて彼女をたくさん見る。今夜はたくさん見ていいのだ。なんせ二人で食事をするのだから。光っていても、目を逸らさなくていい。
おしぼりとビールが出る。乾杯。 この女性の、清潔な短い黒髪がうれしい。同じく清潔な短い爪には小難しいグレーが塗られている。この色は小難しいな、と緊張する。爪の色からわかることは多��。このような小難しいグレーを爪に塗る人を、喜ばせるのはけっこう難しい。 私は彼女に憧れていて、彼女を喜ばせたいのだけど、うまくできるかわからない。
先付がでる。雲子���腐の天ぷら。 女性は、私のことを素敵なお嬢さんと呼んだ。 私は彼女の呼び声に応えて、素敵なお嬢さんを準備する。汎用性が高くて使い慣れた、よく躾けられたお嬢さんのよそゆきのマナー。 お嬢さんはお猪口を口元に運ぶときも肘をつかない。箸をおくときは両手を添える。気を張っているので、前菜の黒豆がバニラ香を帯びているのに気づく。蕪の旨煮にかかっているソースが海老だとわかる。さくらんぼの枝をつまんで実をぶんぶん振り回さない。背を丸めない。誰かの悪口を言うときも育ちよさげな悪い笑顔。
向付けがでる。江戸前蛤の軍艦巻き。 素敵なお嬢さんは、何を話せばこの女性に気に入ってもらえるのか、どんな声を出せばこの年上の女性に気に入ってもらえるのか、探り探り言葉を重ねていく。職業の話。旅行の話。お椀をすする音を立てない。いつもみたいに徳利をひっくり返して最後の一滴を睨むこともしない。読んできた本の話。書いてきた文章の話。相手を害さないような質問。彼女も私も好きじゃなかった映画の話。お凌ぎの卵もきちんとおいしい。
焼物がでる。イベリコ豚に金柑のソース。 彼女は何の話をしても楽しそうに屈託なく笑い、こちらを安堵させる。人懐こい。すごく優しい。それでそれで、それはなんで、もっと話してと促す。肯定に気が大きくなりかけた瞬間、その瞳に、不意に、慈愛の影がちらちら踊るのをみつけた。 あ。その影を見て、この人は他人を可愛いと思うタイプだ、と直感する。 ああ、嫌だな、と思う。
他人を可愛いと思うタイプには二種類ある。 一つは、人を許容するポーズをとってみせ、相手の上に立つことで話がスムーズに運ぶよう仕組むタイプ。かわいいねえ、よしよし、かわいそうにね、よしよし、みたいなやつ。この場合、優越を感じる目的はそれほど表に出てこない。そうしたほうがスムーズだからポジショントークをおこなう、非常に効率的な選択であることが多い。 このタイプは怖くない。演劇的な場の構築は人間関係をうまくいかせる効果が絶大であることを知っている知恵者か、経験によって反射的にそうする社会性の高い者。その場の演出にうまく乗るならば、わくわくするようなスムーズでスピーディーな展開を楽しむこともできるだろう。
もう一つが厄介だ。他者のことを本当に可愛いと思うタイプ。恐ろしいのはこの手合いだ。この人たちは安易に可愛いとか可哀相とか言わない。言わないのに、可愛がられているのが伝わってくる。 彼や彼女は、偏見にとらわれない。普通の人の理解力と洞察力がサッカーゴール��ネットくらいだとすると、彼らの理解の網の目は洗濯ネットや、ともすれば織物に匹敵する。我々凡人には一生思い至らないかもしれない繊細な縦糸を通して、緯糸で見事に汲み取ってくる。緻密で、細やかで、とりのがさない。対象を柔く包み込んで守る。 彼らは価値判断を下さない。評価を下さない。あらゆる物事に因果や構造があることを知っていて、ある出来事やある言動の背景を想像するための材料を山ほどもっている。しかも、時には物事に因果も構造も存在しないこともあるとまでわかっている。物事が発生する背景に妥当な想像を与えることや、誰かの曖昧な感情の構造分析を楽しみ、さらには説明不可能な偶然すら愛する余裕。 そういう、知的に開かれた人間の前に自身をさらけだすとき、どんなに取り繕ったところで意味はない。何をしたって丸裸なのだ。
隣で微笑む女性の目にちらついたのは、そういう知性の影だった。 もともと、彼女の事象認識の緻密さにあこがれていた。そういうことか、と腑に落ちる。なるほど。織物系か。
酢の物がでる。牡蠣の味噌漬けと柚子巻大根。 もっと流暢にできるはずの会話のウィットが喉でつっかかり、時々目が茫然と泳ぐ。 そうか。可愛がる人か。私が敬愛し見習いまねび親しむこの手合い。彼らのくれる穏やかな気分と彼らを警戒する穏やかでない気分との間で揺らされて、時折眩暈をおぼえるこの手合い。しかも十も歳が上だと、もう手も足も出ない。 取り繕っているつもりはなくても、取り繕うことの無意味をでかでかと書いた看板が目の前に立ち現われれば、無自覚を責められるようで気まずくなる。彼女に気に入られたくて選んだ振る舞いが、気に入られたくて選んだのだとばれてしまっている気がする。おそらくばれている。恥ずかしい。 ちょっと、どうしようと思う。思いながらもとりあえずお嬢さんを遂行する。お酒のおかわりお願いします。これとは別の、おいしいのをください。お猪口は錫がいいです。
丼物がでる。綺麗な器によそわれた、キラキラの海鮮丼。 今日は見るもの見るものよく光る。 好かれたい相手の前で丸裸になってもなおリラックスして揺蕩うには私はまだ未熟すぎる。怯えが先立つ。この人生は評価競争の檀上にあげられてきすぎた。有用性に点数をつけられ、アピールできなければ「つまらない」「使えない」と切り捨てられる。そういう傷を体に刻みつけすぎた。基本的にうまくやれるからこそ、失敗の痕は目立って痛々しい。
丼にやや遅れて蛤の赤だし。 いやだから、そうじゃなくって。 彼女の声がわずかに角張って、私ははっと我に���る。 動揺しているせいか、一手、間違えた。一瞬だけ、まずい空気が私たちを包む。 彼女は自分の頭が悪いと話す。私は彼女の頭が悪いとつゆほども思わない。けれど頭のいい人が自分の欠陥に敏感なことはよくよく知っている。その欠陥を含めて(そういう人々はその欠陥をリカバリする方法を必ず見つける、そのことを含めて)圧倒的に賢いわけで、勝手に安心してしまっている。なので彼らの吐露する欠陥に私はとても無遠慮になってしまう。遠慮なくそれを欠陥として認めるし、ずけずけと物申す。欠陥があるからこそあなたはそんなに素晴らしいことになっているんでしょ、とある種の突き放しと暴言をおこなう。そういう手荒いしぐさ、コミュニケーションの文法が成立する環境にかつて長く身を置いていた。そんな人ばっかりの環境はとても楽だった。 なので、新しく知り合った人が「そう」であるのが懐かしく、親しく、気が緩む。緩んで、迂闊にも無配慮で説明不足の物言いでずけずけと話してしまった。 それでちょっと齟齬が生じた。慌てて繕った。
甘味がでる。栗金団のシュークリーム。 ふむ。 さっき慌てて繕った、小さな小さな綻びを見つめる。 ちょっと怒ってたな。 この人は、「可愛い」として全てを許すよりも前に、一段階、何かあるのかもしれない。 もしかしたら「正しい」があるのかもしれない。正しい、というと語弊がある。「正確」があるのかもしれない。正確に物事を伝達すること、正確に物事を把握すること。その上で、可愛いか可愛くないか決めているのかもしれない。そしてなんと、可愛くなくても一向に構わないのかもしれない。
いつも、全てを可愛がる人に自分の全てを許され愛され安心することを熱望しながら、いざ愛されてみればプライドはずたずたになってしまうのだった。だってこの種の人間は、私を愛しているけど、私だから愛しているわけじゃない。私以外も同じく均しく愛している。彼らの世界には愛す可きものばかり。彼らにとって私は代替可能な存在で、私ばかり、彼らを唯一のものとして希求し、縋ってしまうのだ。穏やかな気分と穏やかでない気分の間でどうしようもなく揺らされる。屈辱だ。屈辱。この屈辱を避けるには、私も彼らと同じものになるしかない。可愛がる側の人間になり、超然と他者を愛でる。そして品性だけがある場所で穏やかに暮らすのだ。それしかない。痛みや執着を捨て、超然と生きるのだ。それでようやく、なにも損なわず、一方通行に苛まれず、プライドを傷つけることなく、問題なく可愛がられ可愛がる国の完成だ。
と、思っていた。この種の人間に、「可愛くない」があるとは思わなかった。 と、いうか、この人が「可愛くない」を持っていることに気づかなかった。可愛がるばかりの人ではないのかもしれない。 前提がころりころげた。ふむ。 「なんでも可愛い」を前提とされて、張り合いがなく、自尊心も保てず、そういう相手に愛憎半ばする感情を抱いてどろどろに苛立ってきた若くて���い経験の、土台がぶわっと綿菓子みたいにゆるんだ。ころりと転んだが、足元が綿菓子なのでセーフ。舞い散る綿菓子もきらきら光る。
この人の前では、可愛くてもいいし、可愛くなくてもいいのかもしれない。だってさっき可愛くなかった私への態度が変わっていない。相変わらずニコニコ笑ってくれている。
小難しい爪の色のことが思い出される。なるほど。難しい。
ごちそうさま、美味しかったね。お酒もご飯も美味しかった。美味しいものは本当にいいですね。たのしーい。 白く輝く明るい店を出て、夜の街の坂を並んで下る。お酒が少し回っている。お嬢さんを遂行すべく気を張っていたので酔わないはずだったのだが、今はなんだかふわふわしている。
相変わらず隣にいる年上の女性は朗らかに笑っている。笑ってくれると安心する。笑ってばかりではない難しい人だとわかったから、素直に安心する。ニコニコしながら、最近読んですごくよかった本を教えてくれる。重量級の海外文学。さすがの読書体力をもつ、憧れのお姉さん。 タイトルを検索しながら、これを読めばこの人ともっと親しくなれるのかしらと思う。「可愛くない」があるこの人に可愛がられたいと思っている自分がちょっと情けないような気もする。 でも、すごく自然だ、と思う。あー好きだ、と思う。憧れている人に対して、過剰に畏れを抱いたり、卑屈になったり、虚勢を張ったりせずにいられそうで、すごく嬉しくなる。この人は可愛がるばっかりじゃない。うまく言えないけど、もっと感情的な人である気がする。人間臭い人である気がする。態度に感情をきちんと乗せられる人である気がする。 それに立ち向かうのは難しい。お気に召さないかもしれない。喧嘩になるかもしれない。お社交でやるみたいな、形式化された問題のない関係で付き合うようなラクはきっとできない。すごく難しいけど、それゆえに、この難しい人が好きだと思う。この人の前では、この人が人間だからこそ、私も人間としていられるのではないかと思う。
ふわふわして、好きだと思って、難しいなと思って、なんだかくるくると舞い上がってくる。何て言って伝えようか、いろいろと難しく考えるが、隣の人がニコニコしているのでついに諦めて、腕に抱きついた。難しい人に好きという気持ちを伝えるには単純なやり方じゃないといろいろとねじくれてしまう。
どうにも離れがたくて、自分の駅を行き過ごし、相手が乗る線の改札口までついて行った。 また遊んでくださいと言って手を離す。初めて正面からきちんと顔を見たら、唇の左端のほうが高く上がる笑い方をしていた。彼女にすごくよく似合っている。改札の向こうでグレーの爪がひらひら空を舞った。
*
なんでも上手な女の子 - 傘をひらいて、空を http://kasasora.hatenablog.com/entry/2018/01/30/190000
(2018/02/05 16:01)
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