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#全日本ツーリングカー選手権
90s-shitbox · 3 months
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AE101 TRD 2000
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In October 1994, Toyota Racing Development (TRD) introduced the AE101 TRD 2000, a highly exclusive version of the Corolla GT sedan designed specifically for the Japanese market. This model was meticulously engineered to emulate the performance specifications of the 1994 Corolla JTCC race car. Under the hood, the TRD 2000 featured a naturally-aspirated 2.0-liter 3S-GE engine, delivering 180 PS (132 kW), coupled with a new 5-speed S54 manual gearbox. To enhance its performance, TRD equipped the car with a heavy-duty clutch, a mechanical limited-slip differential (LSD), and a quick shifter, ensuring precise and responsive gear changes.
The TRD 2000's handling was significantly improved with a new suspension system that lowered the ride height by 20 mm, alongside 15-inch TRD Type-FT wheels shod with Yokohama Grand Prix M5 tires. The braking system was upgraded with TRD brakes, providing superior stopping power. A stainless steel dual exhaust system not only improved performance but also added a distinctive sound. The car's exterior featured a subtle trunk spoiler and was available exclusively in white, giving it a clean and sporty appearance.
Inside, the TRD 2000 was fitted with König Prinz P200 bucket seats and a TRD steering wheel, creating a driver-focused cockpit. Despite its impressive features and race-inspired design, the TRD 2000 was a rare sight on the roads. Originally, 99 units were planned for production, but only 10 were sold due to the high price tag, which was even higher than the cost of the Celica GT-Four ST205. This limited availability and unique blend of performance and refinement make the TRD 2000 a coveted piece of Toyota's automotive history.
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cakocidroihan · 6 months
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【NISSAN RACING DNA】1990年全日本ツーリングカー選手権(JTC)シーズンダイジェスト
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axesent · 5 years
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kyoshovillage · 4 years
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Mini-Z RACER AWD SERIES 【新製品入荷情報】 家ラジでも絶大な人気を誇る "AWDシリーズ"の新製品が入荷しました! 1990年の全日本ツーリングカー選手権にデビューし、新たなGT-R伝説を作り上げた名車R32型スカイラインGT-R。個性的なHKSカラーをまとって1993年のレースを戦ったマシンをモデル化。 狭い室内でも僅かなスペースで本格的なドリフト走行がお楽しみいただけます! 《新製品》 No.32618HK:HKS スカイライン(R32 GT-R) 24,200円(税込) 皆様のご来店を心よりお待ちしています。
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hiyoko-channnel · 3 years
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【訃報】SUPER GTのNISMOチーム監督 鈴木豊儀さん死去!「やっぱり闘病中だったんだ… シーズン中、姿が無かったからずっと気になっていた」
訃報 弊社 レース部部長で、SUPER GTのNISMOチーム監督兼GT500車両開発チーフエンジニアである鈴木豊儀が、かねてより闘病中のところ 12月19日に永眠いたしました。(享年56歳)ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。 鈴木は、1990年に入社後、グループCカーや全日本ツーリングカー選手権(JTCC)の車両開発を担当。1998年のル・マン24時間レースでは、開発エンジニアとして、また32号車のトラックエンジニアとしてNissan R390 GT1の3位表彰台獲得に大きく貢献しました。2009年からはSUPER GTのNISMOチームの監督として指揮を執り、2014年、2015年にはシリーズ連覇を果たすなど、日産 /…
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e-camper · 6 years
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全日本スーパーフォーミュラ選手権の次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行!
全日本スーパーフォーミュラ選手権の次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! #全日本スーパーフォーミュラ選手権 #次世代車 #SF19 #鈴鹿サーキット #デモ走行
スーパーフォミュラ選手権は、来年から車が変わるのですよね。
その SF19 という名称の車両2台(ホンダのエンジンとトヨタのエンジン)のが、初お目見えするそうです。
次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! 10月26日(金)~28日(日)開催 第17回 JAF鈴鹿グランプリ 鈴鹿サーキット
次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! – 鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)にて10月26日(金)~28日(日)に開催される「2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 最終戦 第17回JAF鈴鹿グランプリ / FIA WTCR(ワールド・ツーリングカー・カップ) Race of Japan」で、2019年から全日本スーパーフォーミュラ選手権にて使用される、鈴鹿サーキット初登場の新型マシン『SF19』のイベント開催が決定しましたのでご案内いたします。
SF19は、現…
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mixs-fan · 6 years
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全日本スーパーフォーミュラ選手権の次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行!
全日本スーパーフォーミュラ選手権の次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! #全日本スーパーフォーミュラ選手権 #次世代車 #SF19 #鈴鹿サーキット #デモ走行
スーパーフォミュラ選手権は、来年から車が変わるのですよね。
その SF19 という名称の車両2台(ホンダのエンジンとトヨタのエンジン)のが、初お目見えするそうです。
次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! 10月26日(金)~28日(日)開催 第17回 JAF鈴鹿グランプリ 鈴鹿サーキット
次世代マシン「SF19」初の2台ランデブー走行! – 鈴鹿サーキット
鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)にて10月26日(金)~28日(日)に開催される「2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 最終戦 第17回JAF鈴鹿グランプリ / FIA WTCR(ワールド・ツーリングカー・カップ) Race of Japan」で、2019年から全日本スーパーフォーミュラ選手権にて使用される、鈴鹿サーキット初登場の新型マシン『SF19』のイベント開催が決定しましたのでご案内いたします。
SF19は、現…
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livecam-db-blog · 6 years
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筑波サーキットライブカメラ(茨城県下妻市村岡)
筑波サーキットライブカメラは、茨城県下妻市村岡の筑波サーキットに設置されたサーキットコースが見えるライブカメラです。更新はリアルタイムで、YouTubeによる動画(生中継)のライブ映像配信です。筑波サーキット公式チャンネルによる配信。
筑波サーキットは、東京首都圏に位置する日本を代表するサーキット。2輪の全日本選手権レース、4輪の全日本ツーリングカー選手権などを開催。毎週、車やバイクのレースやイベントが開催。
(more…)
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honyade · 7 years
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「KYOSHO 1/64 ホンダNSX & S660ミニカーコレクション」発売記念 道上龍さんトークショー&サイン会
イベント開催日: 2017年7月25日(火) 18:00〜
2017年よりホンダワークスWTCCドライバーとして世界を転戦する道上選手と道上選手をサポートして約20年になる京商が「1/64スケール ホンダNSX&S660ミニカーコレクション」の発売を記念してトークショーを実現、RCモデルを中心とした模型に精通する道上選手とレースやNSXの開発秘話を交えたスペシャルなトークをお届けします! 書泉ブックタワーまたは書泉グランデで対象商品をご購入いただいた方(先着50名様)には、会場で商品パッケージに道上選手のサインをお入れして記念写真を撮影いたします。
【参加条件】 トークショー参加者は無料ですが、ご入場者には参加券が必要となります。トークショー参加の方にはKYOSHOロゴ缶バッジをプレゼントします。道上龍選手のサインをご希望の方は「1/64スケール ホンダNSX&S660ミニカーコレクション」をご購入ください。ご入場は対象商品ご購入の方が優先となります。予めご了承ください。※サイン会の定員は先着50名様
【対象商品】 ①1/64スケール ホンダNSX&S660ミニカーコレクション 6台セット価格 : 6台セット 9,720円(税込) ラインナップ (NSX:レッド、ブラック、ブルー) (S660:ホワイト、レッド、イエロー) ●サイズ(約):本体5.5cm~7cm、ディスプレイベース9cm ●素材:亜鉛合金、ABS樹脂、PVC(非フタル酸系)、ポリスチレン ●専用カードとディスプレイ台座が付属 ●製品プロデュース:ジュウロクホウイ ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 ※ライセンス監修中
②1/64スケール ホンダNSX&S660ミニカーコレクション 限定カラー7台セット価格 : 7台セット 11,340円(税込) ラインナップ (NSX:限定シルバー、レッド、ブラック、ブルー) (S660:ホワイト、レッド、イエロー) ●サイズ(約):本体5.5cm~7cm、ディスプレイベース9cm ●素材:亜鉛合金、ABS樹脂、PVC(非フタル酸系)、ポリスチレン ●専用カードとディスプレイ台座が付属 ●製品プロデュース:ジュウロクホウイ ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 ※ライセンス監修中
③1/64スケール ホンダNSX&S660ミニカーコレクション 限定カラー7台セット価格 : 7台セット 11,340円(税込) ラインナップ (NSX:レッド、ブラック、ブルー) (S660:限定ブルー、ホワイト、レッド、イエロー) ●サイズ(約):本体5.5cm~7cm、ディスプレイベース9cm ●素材:亜鉛合金、ABS樹脂、PVC(非フタル酸系)、ポリスチレン ●専用カードとディスプレイ台座が付属 ●製品プロデュース:ジュウロクホウイ ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 ※ライセンス監修中 ☆商品は発売日:7月25日(火)より5Fにて販売いたします。17:00以降は9Fの会場でも販売いたします。
【お申込み方法】 6月26日(月)より書泉ブックタワー5Fと書泉グランデ5Fの売場レジカウンターにて参加券をお渡しいたします。 参加券は次の2種類となります。お電話(03-5296-0051)またはメールでも承ります。 ・トークイベント用参加券 ・サイン会用参加券(商品をご購入頂いた方のみとなります) ※商品をご購入頂いた方には2種類の参加券をお渡しします。サイン会用参加券は会場に優先的に入場できる特別な参加券になります。 ☆トークショー参加の方には、KYOSHOロゴ缶バッジをプレゼント!
【ご注意事項】 ・いかなる事情でも参加券の再発行はできませんのでご注意ください。 ・参加券1枚につきお一人様のご入場となります。 ・混雑状況により、立ち見となる場合がございます。 ・イベント開催中の写真撮影、録画、録音は禁止させていただきます。 ・係員の指示及び注意事項に従わず生じた事故につきましては、主催者側は一切の責任を負わないものとします。 ・イベントに関しては止むを得ず中止、内容変更になる場合がございます。
【道上 龍 Ryo Michigami プロフィール】 ・1973年3月1日生まれ。 ・奈良県出身 RH+A型。 ・2017年:FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本人初のレギュラードライバーとなる。 ・2016年:FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第9戦日本ラウンドスポット参戦。 ・2015年:全日本選手権スーパーフォーミュラ参戦 DRAGO CORSE チームオーナー兼監督としてSUPER GT500クラスに参戦。 ・2000年:全日本GT選手権SUPER GTにおいて、チーム無限×童夢プロジェクト NSXチャンピオン
【お問い合わせ】 書泉ブックタワー5F Tel 03-5296-0051(代表)
イベント情報の詳細はこちら
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axesent · 5 years
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Japan Touring Car Championship Posters -  A0 - A1 - A2 sizes www.axesent.com https://www.facebook.com/axesentcreations https://www.instagram.com/axesent
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carguytimes · 5 years
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塚本奈々美、LYNK&COスポーツ大使就任。中国での活動スタート!
●塚本奈々美がLYNK&CO 03のスポーツアンバサダーに就任 4月に開催された世界最大級のモーターショー・上海オートショーにて、200社を超すメディアが集まる中、塚本奈々美のLYNK&CO 03 スポーツアンバサダー就任セレモニーが行われました。 LYNK&COは中国の代表的自動車企業「吉利ホールディングス」とボルボが出資するメーカー。吉利ホールディングスは2010年にボルボを傘下に収め、2018年にはダイムラーに9・69%出資して筆頭株主になるなど、豊富な資金力で積極的な展開をしています。 塚本がアンバサダーをつとめる 「03」は、LYNK&COの初のセダンモデルで、ボルボ自慢の新世代プラットフォーム「CMA」がベースです。 走りはコーナリング中の車のヨレが少なく安定感があり、ハンドリングからボルボらしさが伝わってくるのは、エンジニアリングを共通化していることを窺わせます。 2019年の世界ツーリングカー選手権(WTCR)にもテッド・ビョーク選手(ボルボチームで2017年に同シリーズチャンピオン)を擁して4台体制で参戦中で、開幕大会モロッコのRace3で早速の優勝を果たし、5月のオランダ大会でもRace1,3を制するなど絶好調です。 スポーツアンバサダー塚本奈々美の役割は、まずは2019Project03の中核企画となるドライビングキャンプの盛り上げです。 この企画は、この6月から9月まで中国各地で「奈々美チャレンジ」として、レース自慢のお客様が私に挑戦する予選が実施され、9月に寧波国際サーキットで決勝戦を行い、優勝者には「03」が贈られます。 6月14日〜16日に広州市で第1回目の予選会を開催、60社を超すメディア取材がある中、私もオープニングショーに出演、特設ショートコースでは参加者の目標タイムとなるべくタイムアタックを行いました。 今回は第1回目ということで、レース経験をお持ちのお客様たちに加え、メディア関係者、ディーラーの方々も出場。私が出したタイムに挑戦していましたが、かなりレベルの高い予選会になりました。 こうしたレーシングドライバーとしての顔に加え、私はモデル、タレントとしてもLYNK&COの宣伝活動に参加します。 LYNK&COの社名はファッションブランドを連想させますが、「都会のファッショナブル・ライフスタイル」のイメージを全面に出していろいろな宣伝展開がされており、LYNK&COブランドを纏った私の写真が中国のファッション誌などで特集されています。 またアバンギャルドなマーケティング戦略の中、私が出演するテレビCM(6月に上海で収録、7月から中国全土で放送)もかなり楽しんで頂ける映像になっているんです。 こうして中国を代表する企業のビッグなプロモーションに、レーシングドライバー、そしてモデル・タレントとして起用頂いていることを大変誇らしく思います。 また、こうした活動を通じて、中国のモータースポーツの普及に少しでも貢献できたら、こんなに嬉しいことはありません。 (レーシングドライバー 塚本奈々美) あわせて読みたい * ボルボがウーバー向け自動運転車両の生産車両を発表 * 【新車】スカンジナビアン・デザインのカラーコーディネイトが魅力の特別限定車・ボルボ「V90 D4 Nordic Edition」「V90 Cross Country D4 AWD Nordic Edition」 * 【新車】ボルボ・V60のPHVモデル「T6 Twin Engine AWD」に、659万円のベースグレード「Momentum」を追加 * 【新車】ボルボ・V60クロスカントリーが一部改良。「360°ビューカメラ」の標準化など安全装備を強化 * ボルボ・カーズとUberが共同開発する「XC90」が、ボルボ初の自動運転生産モデルに http://dlvr.it/R781L5
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carguytimes · 6 years
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大クラッシュで話題となったマカオグランプリって、どんなレース?
11月18日にNHKなどのテレビや新聞などで大クラッシュが報じられた2018年のマカオグランプリ。 このクラッシュに巻き込まれたF3ワールドカップに出場の坪井翔選手は、搬送先の病院での検査の結果無事が確認され、レースはリタイアとなりましたが無事に帰国しています。 また大クラッシュを起したソフィア・フローシュ選手も手術が成功し、クラッシュに巻き込まれたマーシャルなども大怪我ではあるものの生命の危機はなく、救急搬送された日本人フォトグラファーも一晩の検査入院の末に無事に帰国しています。 この大クラッシュからマカオグランプリへ注目が集まっていますが、そもそもマカオグランプリとはどのようなレースなのでしょうか? マカオグランプリは今回(2018年開催)で65回という歴史を持ちます。その始まりは1954年で当初は当時植民地として支配していたポルトガル人や香港を植民地にしていたイギリス人などの自動車愛好家が集まってポルトガルのマカオ政庁に道路封鎖許可を取って開催した草レースで、その後香港や華僑、東南アジア諸国の富豪などが参加し規模が拡大していったといわれています。 1960年代から本格的なレースへと移行をはじめ、1970年代には日本メーカーも直接参戦するようなものとなって行きました。その中でも1974、75年に市販車を改造したクラスでトヨタ・セリカにより2連覇した舘信秀さん(現TOYOTA TEAM TOM’S代表)の功績は「マカオの虎」としてマカオグランプリの歴史に名を刻んでいます。 今回のマカオグランプリではメインレースとしてFIA F3ワールドカップ、FIA GT3ワールドカップ、WTCR世界ツーリングカーカップが18日の日曜日に開催されます。 FIA F3ワールドカップではF3レースを開催する世界のあらゆる国や地域から28台が参戦。それも各地域のトップクラスの選手がやってきます。なぜかといえば、道幅が狭く路面の悪いマカオで勝つためにはマシンやテクニックの他に勝負強さと運が必要で、そのマカオでのF3優勝はF1への最短ルートといわれているからです。 日本でもスーパーフォーニュラーにスポット参戦したダニエル・ティクトゥム選手は昨年の優勝者で今年は2連覇を狙います。そしてフェラーリのスカラシップから成長してきたあのミハエル・シューマッハさんのご子息であるミック・シューマッハ選手も参戦しています。 日本からは先述の坪井翔選手のほかに、今回日本人選手最上位となった宮田莉朋選手やスーパーフォーミュラーやSUPER GTで大活躍中の関口雄飛選手、その他総勢8名の日本人選手が参戦しています。 件のクラッシュの後、一時間ほどの中断を経てレースは再開され、優勝はダニエル・ティクトゥム選手でマカオGP史上3人目の2連覇を達成。日本人最上位は宮田莉朋選手の14位となります。 昨年は多重クラッシュで話題になったFIA GT3ワールドカップ。今年は15台という参加台数でレースが行われています。 優勝はBMWチーム・シュニッツァーのアウグスト・ファーフス選手。日本でも2016,17年とSUPER GT鈴鹿1000kmで Studie BMW M6の第3ドライバーとしてご記憶のある方も多いのではないでしょうか。 マカオグランプリの決勝レースのグリッド決定は非常に複雑で、FIA F3ワールドカップとFIA GT3 ワールドカップはタイムアタック形式の予選の後にレース形式の予選というものが行われます。タイムアタック形式の予選はレース形式の予選のグリッドを決定するに過ぎません。 FIA GT3ワールドカップではタイムアタック形式の予選では2位だったアウグスト・ファーフス選手がレース形式の予選でスタートを絶妙に決めて優勝し決勝レースのポールポジションを得ての優勝となったのです。 またこのFIA GT3 ワールドカップにも日本人選手が参加して話題となりました。 SUPER GTで何度もチャンピオン経験のある松田次生選手がマカオグランプリに19年ぶりに出場。松田選手は1999年のマカオグランプリのF3で4位という好成績を残していますが、それ以来の出場となります。 マシンの不調によりレース形式の予選には出走できず最後尾からのスタートとなりましたが、この抜きにくいマカオの市街地サーキットで1台を抜き、また1台が決勝レースに出走できなかったということもあって13位でフィニッシュしています。 国内でも10月に鈴鹿サーキットで初めて開催されたWTCR世界ツーリングカーカップ。その最終戦がマカオグランプリで開催されました。 2リッタークラスのツーリングカーをTCR規定でモディファイしレーシングカーとして市販したものを使って競われるWTCR。昨年まではWTCC世界ツーリングカー選手権として同様のレースは行われていました��、あまりにも高度化しすぎてしまったために参戦への難易度が高くなりエントリー台数を減らしてしまった一方、その下のクラスとして人気が高まり地域戦でエントリーを伸ばしてきたTCR規定のマシンによって世界を転戦するシリーズが今年からWTCR世界ツーリングカーカップとして設定されました。 その魅力はなんといっても接近戦。性能が拮抗しているために常に繰り広げられるドッグファイトが観客を魅了します。 ホンダシビックやフォルクスワーゲンゴルフなど参加するマシンも比較的身近でワールドワイドな車種が多く、感情移入しやすいところも魅力の一端でしょう。 アウディRS3やプジョー308も出場しています。 2015年にSUPER GTのGT300クラスでチャンピオンとなったマカオ出身のアンドレ・クート選手はマカオではヒーロー的存在で、ここ数年のマカオグランプリにおいて必ずなにかのカテゴリーに出場しますが、今回はWTCRにスポット参戦していました。 マカオグランプリをこよなく愛することでマカオや香港、そしてアジア圏でも人気の高いロブ・ハフ選手は「他のグランプリで優勝してチャンピオンを獲ったとしてもマカオを走らなければ真のチャンピオンとは言えない」とまで言い切ります。 また「マカオは非常に難しい。そして運にも左右されるタフな場所。だからこそマカオを走ることができるのは誇り高いことなんだ」とも言います。 そのロブ・ハフ選手は2回行われたWTCRの予選の両方でポールポジションを得ています。予選2回の内訳はの1回目の予選は3回行われる決勝レースのレース1のスターティンググリッド、2回目の予選はレース3のグリッドを決定し、レース2はレース3のグリッド上位10台を逆に配置するリバースグリッドとなります。つまり予選2回目の10位がレース2のポールポジションとなるのです。 激しい接近戦や多重クラッシュなどの難関を乗り越えての優勝はロブ・ハフ選手の言うように誇り高いものであるといえるでしょう。その優勝者、レース1はアウディRS3 LMSのジャン・カール・ベルネイ選手、レース2も同じくアウディのフレデリック・バービッシュ選手で、アウディが強さを見せました。 そしてWTCRのメインイベントともいえるレース3に優勝したのは、ホンダCIVIC TYPE-R TCRのエステバン・グエリエリ選手。絶妙なスタートでロブ・ハフ選手の前に出ると終始ハフ選手とのドッグファイトを展開しながら巧みに押さえ込みながらの優勝はお見事! そして今年から始まったWTCR世界ツーリングカーカップの初代チャンピオンに輝いたのはヒュンダイi30N TCRのガブリエル・タルキーニ選手。シリーズ2位のイヴァン・ミューラー選手と3ポイント差でのチャンピオン獲得ということで、WTCRが如何に拮抗した戦いであるかがお解かりいただけるかと思います。 クラッシュばかりが大きく取りざたされるマカオグランプリですが、3枚看板となる世界戦を軸に伝統に裏打ちされたレースイベントとして世界中から注目され、また地元マカオの人々からも愛されているからこそ主要幹線道路を封鎖してのレースが65回も行われているのです。それこそマカオという都市が一体となって繰り広げるお祭りのようなもの。世界に唯一の存在として人々を魅了しているのです。 (写真・文:松永和浩) あわせて読みたい * ルノー・トゥインゴGTが全日本ラリー選手権の最終戦「新城ラリー2018」に初参戦 * トヨタ、WRCメーカーチャンピオン獲得!ドライバータイトルはオジェが6連覇【WRCラリー・オーストラリア】 * 決戦・オーストラリア。トヨタ悲願のタイトルなるか?「WRCラリーオーストラリア・デイ1,2」 * 【SUPER GT2018】話題のModulo KENWOOD NSX GT3、最終戦もてぎをどう戦ったのか? * レジェンド・のむけん引退! D1参戦前からの功績を辿る【D1GP TOKYO DRIFT】 http://dlvr.it/QrzxHd
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carguytimes · 6 years
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【新作パーツ情報】第二世代GT-Rオーナー必見のグループA仕様インテークキットがトラストから間もなく登場予定!
伝説のグループAマシンに与えられたインテークシステムが現代に蘇る! 30万円台での販売を予定か!? このインテークまわりを見て「うおおおおお!」と感動した人は、全日本ツーリングカー選手権「グループAレース」マニア認定。 チューニングパーツメーカーのトラストが、スカイラインGT-R用に開発を続けていた「グループAスペック」のインテークキットをついに市販化させるというニュースが舞い込んできた。 このインテークのパイピングレイアウトとエアクリボックスは、トラストの開発陣が情熱を注いで当時のグループA仕様をオールアルミで再現したものなのだが、コストがかかりすぎるという理由から長いあいだ開発が中断されていた。 しかし、時代の流れとともにトラスト内で考え方が少しずつ変化。「トラストとして第二世代GT-R用のパーツはすでに揃っていますが、一生GT-Rに乗り続けたいと願うようなオーナーをターゲットにした、ちょっとマニアックで本物志向のパーツを展開していこうと考えるようになったんです」とは、トラスト広報の川島さん。 そのような紆余曲折を経て、開発が再開したのは2017年のこと。そしてインテークキットの試作品を東京オートサロン2018に展示したところ、発売を熱望するラブコールが殺到。トラストでも驚くほどの人気っぷりだったとか。 「東京オートサロン2018やR’sミーティング2018でデモカーに装着して展示したんですけど、あまりの反響の大きさに驚きました。これは市販化しなければお客様に申し訳ないと思って開発を急ぎました!」 日産の執念が乗り移ったBNR32型スカイラインGT-RがグループAに参戦した1990年からの4年間の歴史は、ファンのみならずとも覚えている人が多いのではないだろうか。なにせ、29戦29連勝という金字塔を打ち立てたのだから。その伝説のレーシングマシンに与えられていたインテークシステムが現代に蘇るというであれば、興奮しないGT-R乗りなどいないはずだ。 正式発表は東京オートサロン2019、気になる価格は現在30万円台で収まるように調整中とのこと。 製品の詳細については、三栄書房から11月30日に発刊予定の三栄ムック「NISSAN POWER」で公開されるそうだから、ぜひとも読んでいただきたい。 (web option編集部) あわせて読みたい * 【OPTION誌 86/BRZ総選挙 総合1位】関西カスタム界の雄たちが手掛けた浪速の公道GTスタイル【まさやん ZN6】 * 【SUPER TUNED MEMORIES】2.8L仕様を正当化させたニスモ渾身のストリートカー!【NISMO 400R】 * 【世界一のスピード違反で逮捕されたスモーキー永田】いま明かそう、あの事件の真相を * いまだに登場するR32-34スカイラインGT-R搭載のRB26DETT最新パーツ! 老舗チューナーMine’sのスーパーコンプリートエンジンとは? * ついに200系クラウンのパトカーが登場! 白黒だけでなく覆面パトカーもスケールモデル化!! http://dlvr.it/Qr6mJs
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carguytimes · 6 years
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GT500マシンがドイツのプレミアムブランドと激突! SUPER GTとDTMの交流戦を日本とヨーロッパで開催!
国内戦は富士スピードウェイが有力 – 「クラス1」レギュレーションが完成 – 6月23~24日の週末、ヨーロッパで最も人気のあるシリーズの一つであるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の第7~8戦が開催されました。決勝レースに先立って、DTMを統括する「ITR」とSUPER GTのオーガナイザーであるGTA(GTアソシエイション)による共同記者会見が行われ、GTAの坂東正明代表からGT500とDTMの共通技術規則となる「クラス1(ワン)」テクニカル・レギュレーションの完成が発表されました。さらに来年には、日本とヨーロッパでそれぞれ一戦ずつ、GT500とDTMのマシンによる交流戦の開催も決まったそうです。レクサスLC500、ホンダNSX-GT、ニッサンGT-RがアウディとBMWとどう戦うか、来年が待ち遠しいですね。 さてレースですが、DTMは2年前から土曜、日曜にそれぞれ予選、決勝を行い、1ラウンドで2つのレースが観戦できます。土曜日に行われたレース1(シーズン第7戦)では、エドアルド・モルタラ選手(スイス)が「メルセデスAMG C63DTM」をトップでゴールに運び、ポール・トゥ・ウィンを達成しました。電気自動車のF1とも呼ばれ、日産をはじめ世界各国の自動車メーカーが相次いで参戦を発表しているフォーミュラEにも参戦中のモルタラ選手。今後、要注目の選手です。 日曜日に行われたレース2(第8戦)でもメルセデス勢の速さは衰えず、5番グリッドまでを独占。1‐2フィニッシュを飾ったレース1の再現かと思われましたが、7番グリッドからスタートした「BMW M4 DTM」のマルコ・ヴィットマン選手(ドイツ)が怒涛の追い上げでライバル勢を退け優勝。2014年と2016年のシリーズ王者の貫禄を見せてくれました。 毎戦ドイツの「プレミアムブランド」同士の熱い戦いが見られるDTM。このマシンが日本でGT500勢とバトルを演じる舞台は富士スピードウェイが有力だそうです。坂東代表によれば、「長いストレートで時速300キロ以上の迫力あるレースをお見せしたい」とのことです。なお、レースは基本的にDTMの方式を踏襲し、一回のピットインとタイヤ四本の交換が義務。そして、ドライバー交代と再給油は行わないスプリントレースを週末に2度行う予定だそうです。どのメーカーを使用するかはこれからの検討事項だそうですが、タイヤもワンメイクで行うそうです。 元F1ドライバーで現在はITRの会長を務めるゲルハルト・ベルガー氏によると、この「クラス1」規定はコスト効率のよさ、安全性の確保と性能の均一化を柱として作成されたそうです。「このレギュレーションによって、自動車メーカーとレーシングチームは世界の2つの地域で行われる非常にレベルの高いレースにコスト効率の良い形で参戦することが可能になります。DTMとSGTが共通の目的、すなわち合同でのレース開催、に向けて大きく前進したことは本当に嬉しく思います」と語っていました。来年が本当に待ち遠しいですね。 (Toru ISHIKAWA) あわせて読みたい * 関連記事は、まだありません。 http://dlvr.it/QYXsSB
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carguytimes · 6 years
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モータースポーツシーズン開幕! 幅広い技術の供給でレースを盛り上げる「ZF」とは?
アジアで最も人気の高いモータースポーツシリーズの一つ、SUPER GT(SGT)が今年も岡山で開幕。去年は、序盤を圧倒的な速さで制覇したレクサス勢が年間チャンピオンを獲得しました。今シーズンは、ニッサンGT-Rが王座を奪還するか?それとも熟成の進んだホンダNSX-GTの逆襲となるか?話題は尽きません。そんな中、元F1世界チャンピオンのジェンソン・バトン選手がホンダ陣営に加入。SGTはこれまで以上に盛り上がっています。 バトン選手と同じく、今シーズン「TEAM KUNIMITSU」に加わったのがZF。同社は2013年から「シリーズパートナー」(スポンサー)としてSGTへの参画を開始。翌年からは、GT500クラスのマシンにレーシングクラッチシステムの供給を開始しています。このクラッチは、「DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)」でメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの全車両に使用されている実績が買われての採用となりました。 ZFはDTMにクラッチを供給 SUPER GTでも使われているZFのクラッチ ZFと言えば、自動車ファンには「ザックス」ブランドの高性能ダンパーで知られていますが、クラッチやトランスミッションなどの駆動系コンポーネンツも市販車、モータースポーツ車両の両方に広く使用されています。F1のフェラーリ、トロ・ロッソ、ハース、フォース・インディアがZF製ダンパーを、レッドブルはZFのクラッチを今シーズン搭載しています。 また、ル・マン24時間を含むWEC(世界耐久選手権)、ダカールラリー、ニュルブルクリンク24時間レースや世界各国で開催されるポルシェ・カレラカップの車両にもZFの製品・技術が採用されています。 ZFのレース用ダンパー Porsche Carrera Cup 2017 さらに次世代のモータースポーツ、「FIAフォーミュラE(FE)」。電気自動車で競うこのシリーズは、今年の12月に開幕する予定の第5(2018/2019)シーズンからニッサンがワークス体制での参戦を発表して日本でも話題となっています。このFEにもZFは積極的な参画をしています。 昨シーズンからは得意のショックアブソーバを含む、サスペンション技術の提供を複数のチームに対して開始しました。昨年12月に香港で開幕した「第4シーズン」からは、テクニカルパートナーである「ヴェンチュリー・フォーミュラEチーム」に新開発のトランスミッションの供給も始めました。さらに、電気モーター、インバータ、トランスミッションを一体化した全く新しいドライブラインの開発も行っており2018年第4四半期に開幕予定の「第5シーズン」からの投入を計画しています。 2016年よりヴェンチュリー・フォーミュラEチームのテクニカルパートナーをつとめる エドアルド・モルタラがデビュー2戦目で表彰台を獲得 このようにZFが世界中の様々なカテゴリーでモータースポーツに参画するのは、乗用車や大型商用車に使用される同社の自動車用製品・技術の革新性と信頼性を継続的に向上させるのを目的としています。FEに投入されるZFのEモビリティ(電動化)技術は、ポルシェやBMWに採用されているプラグインハイブリッド(PHV)車両用システムから得られたノウハウも活用されています。 また、新世代の電気自動車用モジュール「eVD2」も昨年末に量産が開始されるなど、電動化に関してもモータースポーツ、市販車両分野で積極的な活動が見られます。 ZFの乗用車用電動ドライブ ドイツを中心に、ディーゼルエンジンからPHVやマイルドハイブリッドを含む電動化にシフトが進む自動車のパワートレイン。その他、自動運転につながる先進運転支援システム(ADAS)など、クルマは次の世代に向けて加速しています。それに伴いモータースポーツもFEやWECのハイブリッドマシンに見られる電動化や燃料の流量制限、自律走行レーシングカーによる「ロボレース」など、大きな変革の時を迎えています。 自動車線変更機能を備えたZFのステアリングシステム 都市向けの自動運転車両もZFの電動・運転支援技術を採用 伝統的な機械機構から先進的な技術まで、自動車向けに幅広いシステムを供給するZFは、モータースポーツの分野でもこれまで以上に積極的な取り組みを行っていきます。SGT開幕戦ではさっそく、バトン選手と山本尚貴選手が2位に入賞し観客を大いに沸かせてくれました。今シーズンは、母国ドイツだけでなく、日本のサーキットでもZFが、レースをこれまで以上に盛り上げてくれそうです。 今季開幕戦で早くも2位表彰台を獲得 SUPER GT王座と自動車の未来に向けて走るZF (Toru ISHIKAWA) あわせて読みたい * 【CES2018】独・ZFと中国・バイドゥ(百度)が共同で自動駐車システムを発表 * ZFが先進の自動運転機能を搭載した「ドリームカー」を発表 * ZFが自動運転とHMI(ヒューマンマシンインタフェース)に対応した先進のステアリングホイールコンセプトを開発 * 走行位置のポジショニングも可能。研究中のレベル2自動運転を披露したZFジャパン * リニアなハンドリングを実現するZFの2種のパワステと新しいブレーキシステム http://dlvr.it/QQT7VT
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carguytimes · 7 years
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【日欧ブランド・コラボ列伝 第2回】『いすゞ・ジェミニ・イルムシャーターボ(1986年)』DTM車製作の名門が闘魂注入!
国産スポーツモデルが数多く誕生した1980年代、尖ったメーカーはヨーロッパ名門ブランドとコラボしてスペシャル車両を生み出すに至っていました。そんな日欧コラボ・チューンド車を紹介する本企画、第2回は『いすゞ・ジェミニ・イルムシャーターボ』の登場です。 スペック:いすゞ・ジェミニイルムシャーターボ(1986年) エンジン・出力&トルク(カッコ内はLowモード)……4気筒SOHCターボ・120(105)ps/5800(5400)rpm&18.5(16.3)kgm/3400(3400)rpm トランスミッション……5MT 1985年5月に初代のジェミニ(FR)と併売する形で追加発表されたのが『いすゞ・FFジェミニ』です。 これは全長4035mm(ハッチバックは3960mm)・全幅1615mm・全高1380mm・ホイールベース2400mmのコンパクトな5ナンバーサイズ・セダン&ハッチバックでした。 日本国内ではトヨタ・カローラや日産サニーなどとガチで戦うべく投入されたモデルですが、保守的なライバル達とは真逆の革新的でスタイリッシュなエクステリアが特徴です。 欧州車的なこのFFジェミニのデザインは、著名なイタリア人デザイナーで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンや『007』のボンドカーにもなったロータス・エスプリも手がけた、ジョルジェット・ジウジアーロのイ���ルデザインによるもの。ちなみにジウジアーロは世界的に有名なカロッツェリア・ギア所属時代に、いすゞ117クーペのデザインを手がけてもいます。 FFジェミニには当初、1.5L SOHC・86psのガソリンエンジンと1.5L SOHC・70psのターボディーゼルの2種類のユニットが用意されていました。 いずれも車重1100kg台のボディを走らせるには必要十分をパワーを持っていましたが、デビュー翌年の1986年5月に強力なターボエンジン・モデルが設定されます。 それがここに紹介する『ジェミニ・イルムシャーターボ』です(ちなみにこのタイミングでFRジェミニは生産終了し、車名から「FF」の文字が取れました)。 イルムシャーというのはドイツを拠点とするGM系列のチューナーです。レース活動やパーツ開発の他、オペル車を中心としたチューンドコンプリートカーのプロデュースも手がけています。 オペルの中型セダン・オメガをベースに前後にオーバーフェンダーをセットし、ルーフに迫る高さのリヤウイングを備えた『イルムシャー・オメガ・エボリューション500』などが代表作で、同車はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のベースモデルにもなりました。 さてジェミニ・イルムシャーターボに搭載されたユニットは専用開発された4XC1-T型1471ccSOHCインタークーラーターボです。このエンジンは最高出力120psを発揮させる『High』モードと、105psを発生させる『Low』モードを『ターボパワーセレクタースイッチ』で切り替えて作動させることができました。 サスペンションはノーマルと同じフロント・ストラット、リヤ・トーションビームでした(なおこのリヤに組み合わされるスプリングは円筒形ではなく、いすゞ独自の樽型ミニブロックコイルスプリングと呼ばれるものでした)が、これをイルムシャーがチューニングアップしています。 エクステリアにはフロント・サイド・リヤのエアダムが追加され、ボンネットにはインタークーラーへの導風を促すNASAダクトが装着されました。しかし、最もイルムシャーターボを強烈に印象付けたのはブレーキ用冷却穴が極小のカラード・ホイールカバーでした。 インテリアでは内装成形色がブラックで整えられ、レカロシートやMOMO製本革巻きステアリングホイールが装着されます。また、エンジン回転数感応型のパワーステアリングが標準装備されていました。 1987年2月にはジェミニ全体にマイナーチェンジが施され、フロントフェイスを中心に外観イメージが変更されます。 これと合わせてイルムシャーターボには追加モデルが発表されました。 それが1987年6月に追加されたモータースポーツベース仕様車『イルムシャーR』です。これはイルムシャーターボの特徴であったエアロパーツを排除し、フルホイールキャップも装着せず、さらにはレカロシートも装着されないという「じゃあいったいどこがイルムシャーなんだ?」と思える内容でしたがモータースポーツファンには好評を持って迎えられました。 このイルムシャーターボRは内外装を簡略化して軽量化しただけではなく、ステアリングギア比をクイックに変更し、サスペンションにはイルムシャーが『タイプC(コンペティション)』と呼ぶチューンを施してもいました。 さらに1987年5月には『イルムシャーRS』というモデルが追加されます。これは従来のターボエンジンに変えて4XE1型1.6L 16バルブDOHC自然吸気エンジンを搭載したものです。 この自然吸気イルムシャー第1弾モデルは、当初は様子見といった感じで限定200台で販売されました。 しかしこれは好評を博したようでわずか4ヶ月後の9月には第2弾が限定200台として追加されます。しかしこのときエンジンは再びターボに戻っていました。 この頃からジェミニに限らずいすゞにおけるヨーロッパブランド・コラボシリーズは多品種展開となっていき、マニアでも全モデルを把握するのは難しい情勢になっていきます。 (1985年10月には上級セダン『アスカ』、そして3ドアスポーツハッチバックである『ピアッツァ』にも2L 4ZC1型SOHCターボを搭載した『イルムシャー』が既に登場しており、ジェミニともども大好評で迎えられていましたが、いずれも限定車が多く設定されていて体系は複雑です) いすゞはその後1988年に、かつてRSで限定搭載した1.6L DOHC16バルブエンジンを積んだカタログモデル『イルムシャーDOHC』を登場させます。と同時に競技仕様車『イルムシャーR 』のフロントにも同じ1.6リッターエンジンが積まれました。 ドイツの有力チューナー・イルムシャーが手がけたジェミニ・イルムシャーは短期間でジェミニの、そしていすゞのスポーツイメージを大きく躍進させました。 1990年にジェミニが3代目にフルモデルチェンジした際にもこのコラボ・シリーズは継続設定され、ハイパワー&ハイメカ化が進行しました。最終的には1.6L DOHCターボ・180psでフルタイム四駆の『イルムシャーR』が登場するに至るのです。 それまでほとんど知られていなかった『他ブランドが車両をチューニングして仕上げる』という概念。 ジェミニ・イルムシャーは、『シャレード・デ・トマソ ターボ(第1回で紹介)』とともに、成熟した西欧自動車文化を日本に広く知らしめた存在でした。 (文:ウナ丼 写真:いすゞ自動車) あわせて読みたい * 【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】シックで重厚な高級感をRVに。第18回 いすゞ ビッグホーン(2代目) * 【東京モーターショー2017 コンセプトカー・デザイン速攻インタビュー】番外編・デザイナーの妄想を全開にした、いすゞ FD-Si * 【東京モーターショー2017】3台のコンセプトカーを公開したいすゞのテーマは「運ぶの時代に、できること。」 * これが国際スピードトライアル新記録を出したアスカ・ディーゼル・ターボだ!【OPTION1984年1月号より・後編】 * アスカ・ディーゼル・ターボが男気速度記録に挑んでいた!【OPTION1984年1月号より・前編】 http://dlvr.it/Q7mmRm
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