#一撃殺虫!!ホイホイさん
Explore tagged Tumblr posts
Text
two page illustration taken from the New Edition release
#ichigeki sacchu!! hoihoi-san#ichigeki sacchuu!! hoihoi san#一撃殺虫!!ホイホイさん#hoihoi-san#combat-san#manga pages#illustration#New Edition#manga#mangacap#tanaka kunihiko#kunihiko tanaka
110 notes
·
View notes
Photo
#anime#background#vintage anime#retro anime#screencap#00s anime#hoihoi san#一撃殺虫!!ホイホイさん#Ichigeki Sacchu HoiHoi san
13 notes
·
View notes
Photo

コトブキヤ 1/1 DG-001LN ウサギア 一撃殺虫!!ホイホイさん LEGACY
https://www.tagimi.net/?pid=98068372
0 notes
Text
Ichigeki Sacchu!! Hoihoi-San.
Alternative: 一击杀虫!!小惠惠 ; 一撃殺虫!!ホイホイさん ; Ichigeki Sacchu Hoihoi-san ; Ichigeki Sacchuu Hoihoi-san ; Interceptor-Doll Hoihoi-san
Description : From Infinity Studios: With the invention of the automatic vacuum robot and the time-set video recording devices, what is the next breakthrough in home appliances? Why that would be cute female mini-robots that kill bugs of course! In Ichigeki Sacchu!! HoiHoi-san, a corporation in this alternate universe has created such a pest control agent and it’s the hottest selling item ever. Journey along with one enthusiast of these robots called HoiHoi-san’s and experience the joys & suffering of being a dutiful owner of these new adorable, bug killing, wallet busting machines. #MangaReddit.com, #ReadFreeMangaOnline Read Free Manga Online at MangaReddit.com: https://mangareddit.com/p/ichigeki-sacchu-hoihoi-san_1584413713.html
Read more.
2 notes
·
View notes
Link
Last-modified: 2019-11-19 (火) 18:31:12 ロマサガ2界隈で使われる用語を集めたもの。 攻略記事では扱われにくい��称・ネタなどを主に取り扱う。システム用語等については該当ページを見てください。 当然ながらネタバレを含むので注意。 あ行 アーバロン、アーバロン、うーるーわーしーの〜〜 シーフギルドのモブが歌う歌。この後めちゃくちゃ壁の中にめりこんだ。 市街地でも国歌っぽいものを歌っている人がいるが、歌詞は別物である。曲が違うのか、同じ曲でパートが違うのか。 リメイク版ではアバロンの園でも似たような歌を歌っている人物が登場する。 ロマンシング佐賀でも公式にネタにされた。 浅草 サグザーの事。移動湖にいる古代人であり、ノエルの友人。山手線には含まれない(上野駅からさほど遠くない)。 目の前で何が起きても定型セリフしか発しない様はまごうことなきサガ。 アト王 ヤウダ王国を治めるチョントウ城の主。ハクロ城のワグナスと交戦し、膠着状態であったが、 皇帝の来訪により、ワグナスをそそのかして帝国とワグナスの共倒れを謀るという愚策を発揮。この手腕の愚かさから僅かに「アホ王」と呼ぶプレイヤーも。*1 策の裏をかかれてワグナスに利用されるのは明白であり、セキシュウサイ*2以外の臣下には愛想を尽かされて帝国に降りられ、 民衆には「アト王様のバカさ加減も行く所まで行きましたな」と苦言を吐かれる始末。 その後の運命は皇帝の行動次第で決まり、戦いに赴けば忠臣セキシュウサイと不本意ながら戦う事になり、 勝敗を問わずアト王は逃がされ以降は登場しない。*3 放置して年代経過した場合は、臣下の恐れた通り裏をかかれて城を奪われてしまう。殺されてしまったと考えるのが妥当だろう。愚策ばかりが目立つが皇帝と初対面時に「人助けのようなふりをして、あちこち占領している」 と評して皇帝の側面(プレイヤーによっては本質)を見抜いている数少ないキャラでもある。いずれの結末もモデルとなった劉禅より悲惨な結末なのは間違いない。 アバ宮 アバロン宮殿の略称だが、もっぱら同名の情報サイトの略称として通用している。 1998年以前から存在する超老舗サイトであり、長ら��ロマサガ2の情報中心地として発展してきた。 現在は他のサイトが充実してきた為、往時ほどの盛況ぶりは見られないが、このサイトなくしては発覚しなかったであろう仕様も数多く、他のサイトの管理人もここの出身だったりして、一定の尊崇がなされている。 細かな仕様を調べる「学会」などに残されているログは、現在でも貴重な情報が数多く埋もれている。 アバロンのダニ 「ははっ、ざまあみろ!」 「アバロンのダニが、 一ぴき減ったな。 さて、帰って寝なおそう。」 キャットを見捨てた時のセリフ。大体ジェラールが発言する。優しかったジェラールの変貌か、成長か、本性か。 しかしこの選択肢を選ぶメリットはまるで無いので、実際に見た人、更に続けた人は少数であろう。 「これでアバロンのダニが〜」などと誤植されることが多いが、「これで」は付かない。 ちなみに、この選択肢すら選ばず、キャットを完全放置して去ると、ギルドは完全解体される。 アリだー!! \アリだー!/という表記もよく見かける。アリ部分を改変される事もよくある。 民家に泊まっただけでアリだらけになる、初見には衝撃的なイベント······のはずだが、そのせいでAAなども作られて有名になったせいか、今ではネタにしかされない。 叫び声が微妙に脱力されることおよび、さらにこの後アリ穴を調べて「穴を塞ぐ」という選択肢を選べば何事もなかったかのように元に戻るため、サガらしいシュールさに溢れていて妙に印象に残る人もいるだろう。 なお、このアリは体色を見ても分かる通り、白アリである。たびたび公式でもネタにされるが、終盤のアリイベントでは意外なことにこのセリフは使われていない。 良い薬 オトリ作戦の事。また、オトリ作戦ルートで攻略する事。 大学を建てるメリットのひとつだが、うっかりカンバーランドが未攻略だと使えないし、原則的にチャンスも一度きりである*4。 いいこと 武装商船団問題を側近から聞いたあと、モーベルムに行きそこの海賊の部屋に行こうとすと見張りに呼び止められて「そっちに行くんじゃねえ」と恫喝されるのだが、ワイルド皇帝だとこの見張りを言いくるめることができる。 その際にワイルド男皇帝だと「宿屋近くの酒場で一杯やろうぜ兄弟」と割と無難な言いくるめ方で見張りを始末して情報を聞き出せるのだが、 ワイルド女皇帝だと「見張りなんかやめてあたしとイイコトしない?」などと言って無防備に近づいて来たところを始末してしまうのだ。ちびキャラ、原画共に露出度が低いフリ��ファイターやノーマッドならいざ知らず、ちびキャラ、原画共に露出度が高いシティシーフだとイイコトとはなんぞやとドキドキする。 いい仕事 「いい仕事があるんだが やらないか?」 マイルズで受けられるいい仕事。また、このルートで攻略する事。腕力がいい男か女でないと受けられない。 誘われるままホイホイついて行くと、ちょっとワルっぽい事をされて素裸にむかれてしまう。 やりなれてるプレイヤーはかまわないで逃げちまって人間牧場にしてとことん食っちまうんだぜ。 ふと様子を見ているとクソミソな状況で地上戦艦にはいってしまうのがわかるが、ボクオーンは意外にあっけなく果ててしまうのでなんでも試してみると、きっといい気持ちだぜ。 なお、付いていかず脱走すると、南口から出ることでワイリンガ湖へ行くことができる。 池袋 ロックブーケの事。ノエルの妹。領地条件だし、テンプテーション見切りが欲しいので、最後に残される事は少ない。 よりによって池袋なので、腐女子扱いされる事がある。大体上野と品川がカップリング的犠牲になる。 サラマットで女王様をやっているが、目的は七英雄的に真っ当であり、古代人の秘密に最も近づいた。 第二形態はピン英雄の中では最強との呼び声も高い。召雷やめて。 さあ、頑張って!! エイルネップ神殿で守護者と戦わせられる時に、入口で発するセリフ。 前門の守護者、後門のロックブーケ。最悪全滅して継承で脱出するしかない。 しかも魅了でこの状態になった場合、男性皇帝ではラストダンジョン以外で戦えなくなる。男性以外にバトンタッチしよう。 スゴイ、スゴ〜イ!! あなたの事、一生忘れませんわ! 守護者撃破済だと聞ける。可愛いと思ったらカモ。 皇帝····ハエのようにウルサイ奴ね。消えなさい! 沈んだ塔での決戦時。一生忘れないとは何だったのか。 魅了された経験がある場合、男性皇帝だと「はい、おおせのままに。」と快諾してしまい、戦えない。 悔しいわ、やっと塔の秘密をつかんだのに。 勝利時。皇帝「秘密とは何だ、答えろ!」で、下へ続く。 ああ、ノエル兄様、秘密は····ここに···· ノエルほど取り沙汰されないが、彼女もブラコン説が濃厚である。 沈んだ塔の秘密は池袋より先に潜る事で少しだけ分かるが、ハッキリとはしない。 ノエルにいさま、ワグナス様···· 今からロックブーケが皇帝と戦います。見守っていてね。行きますわよ! 残した場合のセリフ。やはり先に兄の名が出てくる。ワグナスには好意を抱いているらしい。 ひどい、ひどいわ···· 最後に倒した時のセリフ。 石船皇帝 バグ皇帝の通称。「来来来来来来来来」という���前も有名。 石化してたり無敵だったりNPC限定キャラだったりするバグ皇帝もいる。 技術Lv255(画面上は95)やら没アイテムやら敵専用技やらを覚えている事もあるが、関係ないデータから数値を参照している為、フリーズは日常茶飯事で、イベントフラグが滅茶苦茶になったり、逆に技術Lvが下がったり、地形が書き換わったり、データを吹き飛ばす事もあり、非常に危険な存在。 SFC本体に起因するバグであり、バーチャルコンソールを除く移植版では登場しない。 イトケン SaGa2(GB·DS)〜3(DS)、ロマサガ1〜3、サガフロ1、ミンサガ、サガスカ、インサガ、ロマサガRSの作曲家である伊藤賢治のこと。 この中でほぼイトケン一人なのはロマサガ1〜3とサガフロ1、サガスカ。他の作品には他の人の曲も混じっている。 本作では、イーリスの住処と涙を拭いて以外の曲はすべてイトケンである。 (例外の2曲は初出がSaGa1であり、一種のファンサービスでもある。作曲はFFで有名な植松伸夫氏) 特に戦闘曲の評価が高いが、本人曰く「戦闘曲は苦手」だそうである。 今、そんな気持になった。 詩を愛するトカゲの名セリフ。これを聞く為にトカゲルートを選択する人もいるとか。 「気持ち」ではなく「気持」表記。 インペリアルクロス 「よいかジェラール。 我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。 防御力の高いベアが前衛、 両脇をジェイムズとテレーズが固める。 お前は私の後ろに立つ。 お前のポジションが一番安全だ。 安心して戦え。」 という冒頭のセリフが、何故か改変されてネタにされる事が稀によくある。 また、その独特の配置が記憶に残るためか、似た配置のものがあればインペリアルクロスと呼ばれてしまう事もある。ゲーム的には、初期陣形の一つだが、レオンの発言通り役割分担が行いやすく、言うほど悪い陣形でもない。 しかし素早さと攻撃力に欠ける事と、防御ボーナスを活かしにくい事、何より初期陣形で付き合いが長くて飽きる為か、慣れたプレイヤーにはあまり好かれないようだ。 仲間の謀殺には丁度良い。 ヴィクトール ジェラールの兄の名前であり、運河要塞の運河の名前でもある。 順序としては、運河を造ったヴィクトールという偉人がいて、ジェラールの兄はその名前を頂いているという形になっている。 ジェラールの兄の方は兵士からソードプリンスと呼ばれる剣の達人で流し斬りの使い手。 レオンがウォッチマン討伐で不在の間に襲撃してきたクジンシーに流し斬りを完全に入れるもソウルスティールに倒れる。 この事がバレン���帝国と七英雄との戦いの始まりとなった。 仲間として使う事はできないが、内部的には能力は最終皇帝以上に強く、腕力が22である事を除き、全ての能力が25というふざけたステータスを持つ。理力もドウマンと並ぶ25。 アプリ版以降は敵として戦闘可能になったが、さすがにステータスは変更になっている。 リヴァイヴァに頼って一刀両断でズンバラリされるのは思わぬ落とし穴。 上野 ノエルの事。ロックブーケの兄。カエルではない。領地条件にはあまり関係しないので、後回しにされがち。 ワグナスとともに同化の法の開発者とされる。それだけに真面目に古代人を捜している。 七英雄の中では紳士的で、話すだけでモンスターを引き上げてくれる。そして制圧できる。通称「話をつける」。 しかし妹が殺されていると、問答無用で激おこで襲ってくる。その為シスコン疑惑が絶えない。 テレルテバではモンスターが「七英雄実力一」と主張し、皇帝が「七英雄一はワグナスだろう」と突っ込むやりとりがあるが、実際に河津神的には「冷静なNo.2(実は最強)」という位置設定らしい。得意技は月影。 しかし様々な理由により、形態が進化するほど逆に弱くなると評されている。 曰く冷静な第1形態は進化前の七英雄としては最強。第2形態げきおこは雑魚。とまで言われる。真の必殺技は赤竜波。 では、私の命でもご所望ですか? 「そのとおーり!!」を選ぶと、下のセリフに繋がる。 ずいぶん乱暴な方ですね。では、身にかかる火の粉は払わねばなりますまい! 冷静ノエルとの戦いになる。 いつでも退却する事ができ、この場合でも話はつき、テレルテバに人間系の敵を残せる事がある。 攻撃を続けると「そろそろやめにしませんか」「引く気はないようですね」と語り、ヒートハンドをかけて本気を出してくる。 妹ロックブーケのカタキです。 殺らせていただきます。 問答無用で戦闘となる。イベントの流れによっては話しかけただけでこうなる。シスコン疑惑の元凶。 行動パターンも激怒状態に変化するが、頭に血が昇っているのか、逆に御しやすいという評価が多い。特に第1形態の行動パターンの変化は決定的な影響がある。 進め方次第では最後の七英雄になっても血の誓いを守らず移動湖にいる事も。怒りのあまり誓いを忘れたのだろうか? その状態で倒すとラストダンジョンにいる七英雄が倒したはずのスービエになる。 ついに来ましたね。皇帝陛下! 我が妹ロックブーケのカタキは取らせてもらいますよ。 最後に残した時のセリフ。 やはりカタキという言葉は外せないようだ。しかし、何故か嬉しそうに聞こえる。 ウサギ ゲットー、ウォッチマン、ロビンハットの事。及びそれらの落とすレア装備。 ゲットーはランク1の敵であるため、SFC版ではア���テムコンプ最初の壁として名高かった(リメイクでは追憶の迷宮で��闘可能、またSFC版でもバグ皇帝を使って終盤でも簡単に遭遇できるようになった)。 装備品はいずれも高い冷・状属性防御と各種状態異常耐性を持ち、理力が上昇する。 恵比寿 スービエの事。ワグナスのいとこ。領地条件にはあまり関係しないので、後回しにされがち。 いとこというあまりに微妙な肩書きは、彼が七英雄の中で一番最後に設定されたという事もあるのかもしれない。 ギャロン絡みのイベントで名前が出てくる。海の主の娘と合体したがるので変態扱いされる事も稀によくある。 戦闘では最後まで残しても第1形態と戦えてしまうので、雑魚扱いされる事が多い。 しかしメイルシュトロームと触手は危険な技であり、ラスボス戦では警戒対象といえる(厳密にはメイルは本体技だが)。 では冥土の土産に教えてやろう。我々は世界を救った。 だが救われた連中は強くなり過ぎた我々を恐れて別の世界へ追放したのだ! 数千年後苦労して帰って来てみると奴らも違う世界へ行ったようだ。 奴らはどこへ行ったのか 探しているのさ 復讐のために! 沈没船で第2形態と遭遇した時のセリフ。七英雄側の事情が分かる貴重な話であり、シナリオ考察には欠かせない。 しかしこれを聞けるシチュエーションは限られており、普通にプレイしていて目にする事はあまりないだろう。 沈没船攻略前に海の主を倒した場合はラストにでも残さない限り確実に目にすることになる。 第1形態の場合は「お前のような下等動物に、我々の目的を言う必要はない。早々に立ち去れ!」と言うだけで目的を話してくれない。 がはっ、ワグナスがやられるわけだ···· だが、ワグナスが禁じた最後の手を使って···· 最後に残して負けた時の台詞。 最終戦前に見せるものがワグナスによって禁じられた最終手段であることを示唆している。 大久保 もしかして: 新大久保。大久保駅は中央本線であり山手線ではない。 オアイーブ シナリオ上の最重要人物の一人。伝承法をレオン皇帝に伝えた大魔導士であり、ジェラール曰く女狐。謎が多い人物で漫画版、トモミー原画版とも20~30代の女性姿で描かれているが、ワグナスを倒してトーレンスに行けるようになると衝撃の事実が判明する。 か行 解析 データを解析する事。ゲームの場合は大抵、直接ゲームデータを解析する事で得られる情報の事を指す。 データの数値そのものなので間違いがなく、確実な情報として扱われる。 ······が、サガシリーズにおいてはこれだけでは全貌を知るには不十分な事が多い。 ロマサガ2でも後から複雑な計算式が噛まされていたり、乱数に偏りがあったりする事を考慮する必要がある。余談だが、現在ではゲームの細かな仕様を知るにはまず解析から入るという事も多いが、ロマサガ2は古いゲーム��いう事もあり、解析データが明らかになる前から血のにじむような調査によって明らかにされた仕様が多い。 更に解析データが明らかになっても、そこから更に調査を重ねる事で明らかになった事実も多い*5。 ガウガウ 地上戦艦起動後のマイルズにおける流行語。次点に「ごい!」「はたらげー!!」がある。 転じて獣人系シンボルの代名詞として用いられる事もある。 明らかに異常なのに街の人は全く気にも掛けない。そしてプレイヤーも「サガだから」で済ませて気に掛けなくなる。 地味ながら、マイルズのこいつらは脱走中だと襲ってくる。 他の場所よりも若干レベルが高く、人間牧場に隠れがちだが狩りなどにも有効。 河津神 サガシリーズの生みの親、河津秋敏の事。なぜか神と付けられる事がよくあるが、本当に信仰されているとは限らない。 本作ではディレクター、ゲームデザイン、シナリオを担当している。 納期に厳しい事で知られ、サガシリーズの妙な不完全さや不親切さ、変な挙動はそれが原因ではないかとも言われる。 SaGa1はスクウェア初のミリオンヒットであり、FF1や2の開発にも関わり、一時関係が悪化していたスクウェアと任天堂の間を取り持ち、スクエニの取締役になっていた時期があり、開発途中で頓挫しかけたFF12の制作を引き継いだり、と社員としても重鎮である。 大学の頃はTRPGに熱中していたらしく、作風にもそれが表れる事がある。 漢字 サガシリーズには読み方が不明な漢字名称がよくでてくるが、公式にも「好きに読んでください」とされている。 本作だけでも「妖刀龍光」「竜槍」「神槍」「虹の水環」「落月破斬」「無無剣」「水鳥剣」などがある。 他に「アバロンの聖衣」はアバロンクロスと読まれる事が多い。聖闘士である。 汚い手で触らないで! 「そんなに汚いかな····」 アクア湖に触る事すら許さないネレイドのセリフ。何か容器を使えばいいのでは?と誰もが思う。 そんなネレイドも皇帝になると陸上をビチビチビチビチと這い回る走り始める。あくまで大切にしているのは湖なのか。 しかし陸に上がった人魚が変身もせずに素早さ最高級のクラス、というのは解せない。 キョン スタッフの一人、小泉今日治のコトですね〜。小泉今日子と同姓で同い年だからという理由でこの渾名がついたらし〜よ。 ロマサガ2〜3、サガフロ1〜2、アンサガ、ミンサガ等でバトルを担当してますね。他にはFF2とか4とかもあるよ〜。 「自分が楽しみたいから自分にも分からないように複雑にする」という悪癖哲学を持っていて、「ラスボスは勝率6割ぐらいがいいかな」等、サガシリーズの複雑なゲーム性の元凶一因となっていまあす。 本作ではバトルデザイン・バトルデータを担当しており、閃きや陣形もこの人の仕業業績で��す。 変態おかしな仕様や狂った場違いな強さの敵が出てきたら、大体この人のせい。ひどいなあ。 サガフロ1のナカジマ零式の口調はこの人がモデルで、間延びしてるらし〜よ。FF4開発室にも登場しますね〜。 母親はミンサガのラスボス(通常版)に勝てちゃったよ······。海外版では強化したよ〜*6。 クイックタイム 水の術の一つ。習得レベルはマスターレベル26と覚えられる水術では最後に覚える水の術。 時間の流れを加速し、敵の行動をキャンセルするという効果の術。 効果は非常に有用で発動中に使用すると相手のターンを封じられる。 消費術ポイントは36と高めだが、連発するとラスボス七英雄ですらノーダメージで倒せてしまう。 あまりの凶悪性能から手馴れたプレイヤーからは封印される事も少なくない。 アプリ版以降の追加ボスには、これを使うと「クイックタイム返し」という物を使われ無効化される。発動時は戦闘曲が倍速になる。 情報の少なかったSFC版当時はこれを用いてラスボスを倒したプレイヤーが多かったため、 サウンドトラックを出した際に、倍速した曲を原曲と勘違いして「遅い」と言う人が続出。 これにショックを受けたイトケンが河津神に次回作では倍速をやめて欲しいと直訴したエピソードがある。 クジンシーとの戦い 中ボス戦の曲名。クジンシーにとっては優遇なのか、不遇なのか。しかし、流れる場面は印象に残る戦闘が多い。 + 流れる敵リスト 流れる敵リスト クジンシー(ソーモンにてジェラール帝以降) 記念すべき最初に流れる戦闘。曲名通りクジンシーとの戦い。 門(運河要塞) 強行突破した際の戦闘。際限なく復活する敵に手惑い、初見プレイで突破を諦めた人も少なくないだろう。 パイロレクスヴァイカー戦(運河要塞) 運河要塞のボス。体力の低いキャラを狙うヴァイカーやパイロレクスの火力に面食らうプレイヤーは多い。 宝石鉱山のボス(宝石鉱山) 爬虫類系。普通に進めているとかえるの王子様やリザードマン&レディが出てきやすい。 メッシナ鉱山のボス(メッシナ鉱山) 印象に残りにくい精霊系。雑魚に毛が生えたレベルなので曲に負けている。 しかし、水の精霊などが出ると厄介な事も。 ギャロンの部下(ヌオノ) ギャロンを追う途中戦う人間系。場合によってはギャロンより強い事も。 デューンウォーム(長城) 地裂撃のスタンや再生が鬱陶しい砂漠の蛇。 サイフリート(サイフリートの砦) カンバーランド支配を企む奸臣。サイクロンスクイーズなどの術がうっとうしい。 ノエルの部下(テレルテバの塔) 印象的なやり取りと共に戦闘。お供を連れず一体しか出てこない。 クイーン(白アリの巣) 白アリの女王。スタンが有効。倒さないと詩人イベントが進まない。 守護者(エイルネップ神殿) ロックブーケが倒して欲しい敵。毒���に耐え、再生に追いつける火力がないと勝てない。 ロックブーケにけしかけられて戦い、後にも退けずなすすべもなくやられた人もいるだろう。 セキシュウサイ(チョントウ城) 王のいかなる命にも背かぬ忠臣。無刀取りを喰らいながら正々堂々と挑むか、術などで攻めるかはプレイヤー次第。 ワグナスの部下1(チョントウ城) ややマイナー。チョントウ城を完全に乗っ取られた展開でボスの悪魔系に挑むと流れる。 展開次第では「お前もアト王みたいにマヌケなヤツだな。あの世でセキシュウサイにわびを入れるんだな!」と どこぞのストレイボウのような台詞を吐いてくる。 ワグナスの部下2(ハクロ城) どう見ても人間系なのに「お前がワグナスか?」と皇帝に問いかけられ、 「ワグナス様がお前達の相手なぞなさるか、バカ者。」と皇帝を「バカ者」呼ばわりする人間系。 ミスティックが出ると油断できない。 岩(コムルーン火山) 噴火阻止のために戦う。際限なく湧くヘルハウンドにターン毎のダメージが厄介。岩自体も固く火力が必要。 戦闘開始前から流れるので、選択肢で「ちょっと待て」を選ぶと曲を聴きながら準備ができる。 魔道士(魔道士の砦・浮上島) 火山イベント初期の皇帝のHP256未満で襲ってくる際には流れない。 「術こそ全て」の言葉通り、行動は術で全て構成されており、 落とすアイテムも他の同形モンスターと違いロッド系アイテムを落とさない徹底ぶり。 古代魔術書を巡る会話では共犯ルートで印象的な台詞を吐く。 開幕ストーンシャワーや追加効果系の術が厄介。 古代魔術書を先に取られそうになっている状態で戦うと、冥術中心のラインナップにモデルチェンジする。 クジンシーの前座三連戦(封印の地) 骸骨系→ゾンビ系→亡霊系の連戦。クジンシー戦では流れない。勝利ファンファーレで曲が流れ直すのが残念という声も。 ヘルビーストや獄竜が出てくるとクジンシーより危険。 リアルクイーン(アバロン) 復活した白アリの女王。家臣や町人を白アリに寄生させて秘密裏に皇帝への復讐を謀る。 追憶の迷宮の記憶ボス・ドレッドクイーン第二形態(追憶の迷宮) 七英雄に対する台詞が印象的なボス。同化の法を破る力を持つためか伝承法は効かない。クイックタイムは禁止。 ゲームオーバー 大抵のRPGでは全滅すると即ゲームオーバーとなるが、ロマサガ2では戦闘で皇帝率いるパーティーが全滅しても伝承法によりゲームオーバーにはならずに即皇位継承になる。但し、以下の場合は皇位継承することなくゲームオーバーとなりタイトル画面に戻される。 オリジナル版・リメイク版共通 「ソーモン進行」クリア前の段階で全滅orレオンかジェラールのLPが0になる。 但しレオンがクジンシーのソウルスティールを受けた場合はこれがクリア条件になっているので除く。 最終皇帝の代で全滅する。 最終皇帝の代でマーメイドにて人魚薬を使い3回海中へ行く。 最終ボスとの戦いで全滅or皇帝のLPが0になる。 以下はリメイク版のみ 追憶の迷宮の「��の記憶」戦で全滅or皇帝のLPが0になる。 追憶の迷宮の「ドレッドクィーン」戦で全滅or皇帝のLPが0になる。 ゲオルグ ネラック城の主であり、ホーリーオーダー男の一代目。 滅亡ルートでは亡霊となっているが、戦闘に入ると皇帝と一騎討ちになる。そして負けるとLP0にされ、仲間に帝位継承が行える。 ······という事で、謀殺に利用する鬼畜プレイヤーが一部に存在する。とても便利。 皇帝になんかならない方がしあわせだぞ。 ソーモンの男の子の「ボクも皇帝になれるかな?」と言う台詞に対する皇帝の返答。 語尾は口調によって変わり、これは普通男口調。 ワイルド男は「しあわせだぜ」、普通女は「しあわせだわ」、ワイルド女は「しあわせだよ」になる。 ならない方が幸せな理由は言わずもがなわかるだろう。 レオンが死ぬ際に言った「自らの人生を捨てて戦う覚悟はあるか?」という言葉の通り、 普通の民衆として生きる道を捨て、命がけの戦いに身を投じる上、 即位前は一介の町人だったりするクラスもいるのでこう言いたくもなるのも頷ける。さすがに皇族として育ったジェラールはこの台詞を吐かない。 と言うより、子供の台詞が「(クジンシーを倒したので)やっと外で遊べる!」という物なので見る事ができない。 五反田 ダンターグの事。領地にはあまり関わってこないし、最後の方まで放置される事も多い。 「暴れ者」と評判であり、実際古代人とかガン無視でひたすら吸収して強くなろうとしているが、結果的にモンスター退治してくれるし子供と子ムーは何世紀も守ってくれるし人畜無害なので実はいい奴なのでは?という疑いがある。 彼の形態変化は内部的にはかなり特殊、かつ興味深い仕様になっており、ナゼール地方の洞窟を遠征して回っている。 レアアイテムのデストロイヤーは第3形態が一番落としやすいため、コレクターは形態を調整する事がある。 戦闘では、物理一辺倒ながら十分な強さを持つ正統派。ぶちかましとグランドスラムが代表技。 ここまで来るとはなかなかの強者だな。よしよし、このダンターグ様がキ���マらの力を吸収してやろう! 子供と子ムー以外のダンジョンで遭遇した時の台詞。台詞の割にやられても皇帝の技能を吸収されたりはしない。退却が可能。 なお、子供と子ムーで対面した際は「キサマらのような虫けらでは戦っても成長せんわ!」とこの台詞と正反対の発言をする。 ちょっと待て!オレを無視していくとはどういう了見だ!? 子供と子ムーでダンターグを無視して、素通りしようとすると言われる台詞。 皇帝には「相手をしている暇はない」とあしらわれた後、下記の目的を明かし、 「キサマら虫けらの分際でなぜオレを無視した?弱者は強者にひれ伏すものだぞ!」と皇帝を引き止めてくる。 ふっ、オレの目的は強くなること それだけだ。 ワグナスやらノエルやらは、復讐を考えているようだが、そんなことはオレには関係ない。 何をしているか聞かれての回答。ダンターグの性格を表しつつ、ワグナスやノエルの動機についても���れている。昔からこういう性格だったようであり、吸収の法による悪影響も受けてなければ、復讐にも囚われていないため、メンバーの中でもしかすると一番昔と変わってない人物かも。 なに?今のはオレの聞き違いか?見逃してやろうだと?100年早いわー! 皇帝に「引き篭もりなら大人しくしていれば見逃してやろう」と言われての返し。皇帝の方が悪くないか? 本当に100年後に再戦も可能なロマサガ2では、このセリフは色々と想像が広がる。 子供と子ムー 世紀を超えて何百年もダンジョンの最深部で迷い続ける、永遠の子供たち。突っ込みどころが多すぎて突っ込めない。 同ダンジョンはダンターグの本拠地ともなっており、必ず会える。 ゴブリンの穴 アバロンから最も近いダンジョン。選択肢によっては出ないが、出さないメリットは全く無い。 場所柄、あえて攻略せずに処刑場として残される事がある、隠れた謀殺スポット。悪魔系と手軽に戦えるのも評価できる。 しかし序盤の攻略ポイントで1400も収入が増えるので、放置するデメリットも小さくはない。 ゴミ箱 なぜか倉庫に直通している。よってガンガン捨てられる。 ロマサガ2で非消費アイテムが消滅するのは、店に売った時だけである(例外あり)。 壊れた人形 レアイベントの一つと言えるだろうか。調べると「涙を拭いて」という曲が流れる。 この曲は実はGBの1作目から存在する曲で、サガシリーズの曲としては最も多くの作品で流れる、裏の顔である。 SaGa1〜2では普通にイベントで流れたが、ロマサガ1〜2、ミンサガでは特殊な条件を満たさないと聞けない。 GB1とGB2でメインメロディーの一部が違っており、本作で使われているのはGB1のメロディーのほう。 さ行 サガシリーズ ゲームボーイのSaGa1〜3、スーパーファミコンのロマンシングサガ1〜3、プレイステーションのサガフロンティア1〜2、プレイステーション2のアンリミテッドサガ〜ロマンシングサガ-ミンストレルソング-(略称ミンサガ)、マルチプラットフォームのサガスカーレットグレイス(略称サガスカ等)を中心とした作品群の事。 他にリメイクや派生作品もいくつかある。ミンサガも一応リメイクだが、中身が別物すぎるのであまりそう捉えられない(SaGa3のリメイクも別物ではあるがSaGa2寄りでありリメイクという認識は強い)。 ゲームボーイのSaGa3はスタッフが異なり作風も異なるため、河津制作のシリーズとしては入っていなかった。 また一部では、河津が関わったファイナルファンタジー2やラストレムナントもサガシリーズのようなものと考えられる事もある。難易度の高いガチゲームと評される事も多いが、その実体はマスクデータと未完成にまみれた不安定作品。 バランスブレイク要素も多く、それらを禁止しても仕様を理解すればヌルゲーに変化する事もままある。 それでも熱心なファンが多くつくのは、問題点を踏み潰して存在する強烈な個性ゆえだろうか。 ファンは大体それらの不安定要素も「サガらしさ」と捉え、笑って���している事が多い。アンサガも許してくれよ。 代表的な要素として「LP」「閃き」「連携」があるが、このうちLPと閃きは本作初登場である。 スタッフでは「河津神」「イトケン」「トモミー」「キョン」が有名である。何故か毎回、二度と戻れない場所でセーブできてしまう罠が設置されている*7。本作にももちろんある。 うっかりハマるとやり直し、最悪リスタートを迫られる事もある。 大体は警告のようなものが出るのでちゃんと読んでいれば回避できるが、逆にいえば故意に設置している証拠でもある。 詩人 世界中を旅しながら楽器を落としていった、謎の人物。アバロン以降の足跡は知れない。 オープニング等に登場する詩人はアバロンにいる訳で、もしかしたら関連性があるかもしれないが、寿命の問題がある。 しかし、一人でホルンとフルートとファゴットを吹きながらコンガとギターを鳴らしていたのか?詩人なら更に歌も······。なお、シリーズ名でもある「サガ」の語源として、「アイスランド等の北欧で史実や伝説を題材にした叙事詩」と誤解され、詩人との関連性を考察される事例もあるが、実際はアメコミの効果音などを元にして特に具体的な根拠なく決められたものであり、詩人との関連性はない*8。 品川 ワグナスの事。七英雄のリーダー。領地条件になっているが、攻略が面倒なのでRTAの類ではスルーされる。 ノエルと共に同化法の開発者であり、七英雄の行動指針を決めているのも彼であろう。半分ぐらい聞いてないが。 けしからん体つきをしているが男である。妖精系などを吸収したのだろうが、それもそれでけしからん。 第2形態の翼はよく見るとギリシャ文字のΑ(アルファ)とΩ(オメガ)が描かれており、彼の真の野望の一端が垣間見える。 七英雄のリーダーにして最強という肩書で、サイコバインドが得意技。ただ、最も危険なのは第2形態のファイアストーム。 しかし攻撃の種類が偏っているお陰で、対策すると意外と強くない。特に熱に対して無敵のトカゲは天敵とさえ言える。 行動の強弱も偏っているため、勝てない時は理不尽さすら感じる反面、運次第で拍子抜けするほど簡単に倒せる事もある。 わが浮遊城へようこそ! ここまでは楽しんでいただけたかな? 「十分楽しんだ」「ぜんぜん楽しくない」「もう帰る」 それは良かった。短い命の最後の想い出にするがよい。さらばだ、皇帝 十分楽しんだ場合。何が良かったのか。 それは失礼した。だが、もう楽しませる時間がない。君の短い人生もこれでタイムアップなのだ。さらばだ、皇帝 ぜんぜん楽しくない場合。おそらくワグナスではこのセリフが最も有名。 それは残念、しかし帰る者を無理に引き止めるのも気が引ける。 では地上までお送りしよう! もう帰る場合。 本当にユウヤンに帰れる。プレイヤーとしては助かるが、皇帝もワグナスも何を考えているのか。 ノエルまでやられるとは···· お前の方が強いのか? いいや、七英雄は最強 その中でもワグナスが最強なのだ、行くぞ! 最後に残した時のセリフ。ノエルとの信頼関係が窺える。そして自他ともに認める最強と言う自負。 ぐはっ····七英雄は最強、最強なのだ···· 最後に負けた時のセリフ。最強にこだわりがあるようだ。 縛りプレイ ゲーム全般で使われる用語。ゲーム内での行動を制限=縛ってプレイする事。そのまま制限プレイともいう。 その目的は様々で、バランスブレイク要素を排除してゲーム性を楽しんだり、高い難易度に挑戦したりする。 共通しているのは「そのゲームを遊び尽くしたい」という想いだろうか。ロマサガ2の場合、最もメジャーなのは「クイックタイム禁止」。SFC版では「ワンダーバングル禁止」も加わる。 バランスブレイク要素の排除が目的で、感覚としては縛りというより通常プレイに近く、初見プレイでも行われやすい。 バグ技や乱数調整の自粛なども付加されやすい。特にSFC版では「資金増殖禁止」の有無は大きな影響がある。 類似した縛りとして「道場行為禁止」「謀殺禁止」等がある。純粋な縛りプレイとしては、「リセット禁止縛り」はロマサガ2ならではの楽しみ方ができる。再編成が面倒だが。 最終皇帝まで行くとほとんど意味をなさなくなるが、それまではゲームオーバーしないが故の緊張感がある。 「普通にプレイ」と称する縛りプレイもある。名前がややこしいが元々ネタ縛りだったのでしょうがない。 これはリセット禁止に加えて、装備・技・術・陣形の変更を禁止する。再編成の面倒さを縛りによって解消したとも言える。 初期装備・初期技・初期術・フリーファイトでの戦闘を強要される。単純な縛りだがそれなりに奥深く、一部で流行した。 これの影響で他のサガシリーズ等でも「普通にプレイ」や「楽しくプレイ」といった紛らわしい類似縛りプレイが考案された。 他には「術のみ縛り」「武器限定縛り(小剣のみ等)」「使用キャラ縛り」「陣形縛り」等々、様々な縛りが存在する。 中でも術のみ縛りは、通常プレイと難易度が大差ないという事で逆に有名。ただし、最序盤だけはかなり苦労する。 終帝 最終皇帝の事。とにかく強い。強すぎて混乱すると、仲間がワンパンで沈む光景を目にする事となる。 いきなり引っ張り出されて七英雄全員を倒すハメになったり、逆に出番なしのまま終了されたりと、玩具にされる事がある。 術威力 「魔力+MAX(魔力−理力,0)×2」の俗称。キャラクターの能力値であり、術の威力の事ではない。 火水地風天のほとんどの攻撃術や、青水晶の槍固有技のサンダーボルトは、この値を基準にして威力が決定される。 「魔力が同じはずなのに何故か術の威力が違う······おかしい」という事で調査した結果発覚した数値であり、実は理力より先に発見された値である。 この後、研究が進むにつれてどうやら隠し能力値が存在するという事が判明し、それが冥力と名付けられ、解析によって裏付けがなされ、時を経てアプリ版で理力という公式名称が与えられた。術の破壊力��個人差がうまれやすい直接の原因でもある。腕力や器用さが10〜25であるのに対して、これは10〜55と差が極めて大きい。 笑止! トップは常に裁かれることはないくせに。 「どのみち、帝国の裁きを受けるつもりもないがな。」 「どおしても 裁きは受けないと?」 「受けなければ?」 浮上島での魔道士との会話。この直後、戦闘に入る。冥術入手最後の関門。 先に冥術を彼に取らせておくと難易度が若干下がる。 噴火阻止ルートとは対照的に泥くさいやりとりだが、これもまた別の意味で印象に残る。 少々とうがたっておりますが ハロルド王がソフィアを評して曰く飛び出した発言。選択肢限定、かつ男皇帝の場合のみ聞ける。 この後独身なので良い相手が欲しい、とさりげにアピールしてくる。······政略結婚させたいのか?と邪推せざるを得ない。 肝心のソフィアの年齢は、冒険ガイドブック曰く25歳。だがそれがいい、という人も。 和平の使者を買って出ると挙兵したゲオルグと皇帝が直接交渉して大丈夫かという危惧からソフィアに会いに行くと仲介役としてネラッグ城に同行してくれる。 女性 各キャラクター・モンスターが持つ種族属性。スクリュードライバ特効・テンプテーション無効、香水有効・ハーブ無効。 種族属性とは別に、単に皇帝の性別がイベント進行にも影響を与える事がある。また、口調も違う。 見た目と一致しないキャラクターが結構いる。ワグナスは男性だし、サラマンダーは不明表記だがデータ上は女性属性。 クィーン・リアルクィーンが女性ではない事はよくネタにされる。信じないぞ。なお、タームバトラーは女性である。 マルガリータも女性ではないが、マンドレーク・アルラウネは女性である。女性とは一体······。 新大久保 ボクオーンの事。間違えられやすいが大久保ではない。(山手線を参照)。領地条件にも関係するため、残される事はあまりない。 ステップで麻薬を作って私腹を肥やしている印象が強いが、運河要塞やカンバーランド動乱にも陰ながら関係しているため、ずる賢いという評判通り?裏から手を広げているようだ。 マリオネットで撹乱してくるが、ラピッドストリームやクイックタイムでほぼ無効化できてしまう。 第2形態はそれを見越して水鳥剣を使って来るが、ソードバリアがあればそれも防げてしまう。 レイスフォームでも完封可能。ストーンシャワーならマリオネットで同士討ちしても関係ない。 す、すまん。私はボクオーンでも何でもないんだ。七英雄と名乗ってみたかっただけなんだ。 麻薬作りもやめる、この戦艦も破壊する。だから頼む、許してくれ! ボクオーン、迫真の演技。「それなら許す」を選ぶと皇帝が「二度目は許さんぞ」と言い、下に続く。 バカめ、甘いわ!! 不意打ちされて戦闘に入る。最初のターンに一方的に攻撃される唯一の戦闘。 しかし二度目だった場合、「二度目は許さないと言ったはずだ!」と返し、逆に不意打ちできる。 このボクオーンを最後に残したのは作戦ですかな? それとも地上戦艦に恐れをなしたから? どちらにしろ大きな間違いを犯したようだな。たがいに傷つけあって死ね! 最後に残した時の戦闘開始セリフ。 新宿 クジンシーの事。残す残さないはともかく、アイテム回収にダンジョン攻略は欠かせない。 こいつがアバロンにちょっかいをかけたせいでレオンが伝承法を使う決意をし、結果的に七英雄が滅びる原因となった。 その目的はというと、世界征服。更に別ゲームの解説によると、七英雄(特にロ��クブーケ)の支配をも目論んでいる。 また、同作ではクジンシーが七英雄に加入する際のやり取りも語られている。 + 内容(文章そのまま) 内容(文章そのまま) 「俺を置いていかないでくれ!」クジンシーは叫んだ。 「はっ、虫けらが」ダンターグは軽蔑して唾を吐いた。 「お前は戦力にならん」ボクオーンは相手にしなかった。 「やめてよ、寄らないでよ」ロックブーケは気味悪がった。 「お前は来なくていい」スービエは厳しく言った。 「君は十分働いた」ワグナスの優しい声には拒絶があった。 「頼むよ。俺にも力をくれよ」クジンシーはノエルにすがりついた。 ······これによって、社会の嫌われ者とかそういう意味ではなく、七英雄内でも嫌われ者だったというオチがつく事となった*9。 しかし必殺技のソウルスティールは、確かに見切りさえなければ最強であろうとも言われる。 ほー、なかなかやるな だが、まだ若い 無慈悲なソウルスティール。ある意味、全ての始まり。 むむっ、これはたまらん 本気を出さねばなるまい 無慈悲なソウルスティール2回目。覚悟の上である。 ちっ、また来たのか。私の技は見切ることは不可能。なぜなら、受けた者は必ず死ぬのだからな。 ソウルスティールの強さを簡潔に表したセリフ。まさに一芸特化。皇帝がジェラールだと、セリフの最後に「親父と兄貴のあとを追え!」が追加される。 ····腕を上げたものだ だが、この技はかわせまい くらえ! ソウルスティール3回目。ボーナス行動。 こ、こんなはずでは···· この後復讐を誓われるが、古代人への復讐は二の次なんだろうか。 やっと来たか、長かったぞ。待つのはあきた、さっさと始めるぞ! 復活し、封印の地で再会した時のセリフ。 「待つのはあきた」云々と言っておきながら前座に雑魚を三回も出し向けてくる小物っぷり。 ま、また〜〜 なんでオレだけが2回も〜〜 封印の地で倒した時のセリフ。2回とも自業自得なんですが。 このオレの挑戦を無視したな!後悔させてやるぞ! 最後に残した時のセリフ。こだわるポイントが一味違う。 ひ ひげー ま、またやられるとは こうなったら最後の手段だ。誓いなど守っていられるか···· 最後にやられた時のセリフ。ひ ひげー 今度は以前の ようにはいかんぞ。覚悟しろ! 最終皇帝登場前に七英雄を全て倒すとラストダンジョンではこちらのセリフを言う。条件的にレアな台詞だが、通常のセリフより面白みがない。因みに撃破後のセリフは変わらず。 陣形を乱された! ダッシュ中に敵に接触したり(「サバンナ」等一部フィールド除く)、敵に背後から接触された際、戦闘画面に切り替わった直後に出るメッセージ。そうなった場合、強制的に陣形がフリーファイトになり、行動順が大幅に遅くなる。なので殆どの戦闘で不利な状況になってしまう。 スクウェア 本作を開発した会社。■とも書く。2003年にエニックスと合併し、スクウェアエニックス(略称スクエニ)となった。 ファイナルファンタジー(略称FF)をキラータイトルとして持つ大手ゲーム会社であり、ドラゴンクエスト(略称ドラクエ、DQ)を持つエニックスとはライバルのような関係であった······はずだが、その二社が合併したというニュースは当時大きな衝撃を与えた。 もっともそれは本作発売から約10年後の話である。 素振り 技を閃く為の攻撃をする事。特に通常攻撃はこう呼ばれる。 道場で先生を相手に素振りで技を閃く、これが本作以降のサガで基本的な修行のひとつとなった。 強敵相手に退却できることや、そうでなくても技道場に登録されることから、本作では特にこの手の技修得が有効。 スマタ ゼラチナスマターの事。ブヨブヨした奴である。決して他意は無い。 英語で書くとGelatinous matter。ゼラチン質の物体という意味である、が······ ゼラチナ・マスターと誤読する人が続出した。そしてよく見たらスマターなのでスマタと呼ばれるようになった。 本来ならばゼラチナス・マターが正解。サガフロ1のゼラチナスプランターと併せて正しい読み方に気づいた人もいるのでは。 身近にゼラチンがあるお陰でゼラチナで区切ってしまう日本人の習性ゆえに生まれた通称であろう。という事にしておく。 実用性の高いレアアイテム、キャンディリングを落とす唯一の敵なので狙われる事も多い。 先生 道場に使われる敵の事。師匠、師範などとも。詳しくは道場の項目で 先帝の無念を晴らす! 任期半ばで命を落とした皇帝の後を継いだ者のセリフ。この後の行き先は大体決まっている。 条件的にリセットや謀殺を縛ってでもいない限り、謀殺を繰り返す最中に見る事が多い。 た行 地下を通れば逃げられると思いましたか? 「帝大の教授を甘く見てもらっては困ります。 学生の考えることなどお見通しですよ。 さあ、戻って学問に精を出してください」 帝国大学入学試験入試中に地下へ行くと遭遇する教授のセリフ。存在自体が衝撃的。 帝国 多くの人々の命を吸い、失われた冥術を復活させ、世界征服を企み、世代を超えて意識を保ち続ける皇帝が君臨する大国。 その皇帝と、かつて世界を救った伝承の七人の英雄が世界中で繰り広げる戦いを描いたのが、本作である。正式名称はリメイク版でのインペリアルクロスの説明文にある通り「バレンヌ帝国」なのだが、リメイク版がリリースされるまでの間長きに亘って情報が錯綜していた。 というのも、ゲーム中では終始「帝国」としか呼ばれないし、関連書籍では「バレンヌ帝国」「アバロン帝国」「バレンヌ王国」といった記述が見られて統一されていない。 また、全盛期の領地というのも、ゲーム中では南北バレンヌまでだったような記述があるが、関連書籍ではもっと広範囲を治めていた時代があると記されている事がある。 電源地裂撃 棍棒技「地裂撃」の仕様を利用したテクニック。「ヘル棍棒」と呼ばれる事も。アプリ/スマホ/PSVita版でも健在。 有用な技なのでRTAでも使われる事がある。 地裂撃は直前に行われた攻撃のレベルを参照するというバグらしき計算式を持っているのだが、 電源投入後に使うと実機に応じた参照値を参照する。SFC版では多くの実機で参照値が非常に高く、桁違いのダメージを叩き出す事も多い。 先手さえ取れれば序盤に登場するナイトヘッド(SFC版限定)や守護者などといった強敵を弱くても倒す事ができる。 ただし、参照値が低い物もあり、電源投入後の地裂撃の威力が極端に落ちる実機も存在する。 SFC版で参照値が低い場合、マリオのスーパーピクロスを起動して即電源を切り、 ロマサガ2に素早く差し替えて起動する事でピクロスの参照値「255」(カンスト値)を持ってくる抜け道がある。スマホ/PSVita版では似たテクがあり、高速ナブラが直前に行われた攻撃の腕力を参照するという物がある。 龍脈を重ねがけにして参照腕力99にすれば脅威的なダメージを叩き出す事ができる。 道場 本来は技を覚える道場の事だが、こちらは略さず技道場と呼ばれる事が多い。ドォォリャァァーー!! この技道場が由来、なのかどうかは定かではないが、サガシリーズで道場と言うと技が閃きやすく戦いやすい相手、及びそうした敵を相手に技を閃くまでダラダラ戦う事を意味する。 ロマサガ2ではディープワン先生、守護者先生、アルビオン先生が有名。 前者二名は倒してしまうと閉鎖してしまうが、退却すれば気が済むまで稽古を付けてもらえる。 通ーせよ。 長城を強引に通る際の、強要感あふれる選択肢。 図書館 大学の教授らしき人物が欲しがっていた没施設。アプリ版以降はアバロンの園に差し替えられた上、 セリフが変更されて言わなくなっている。 SFC版ではアバロン南西には何もなかったが、マップチェンジバグを利用してむりやり進むと図書館らしき建物があり、中に入ると受付の奥に本棚が立ち並び、地下水路に降りる階段まで備えたマップが存在していた。 トモミー イラストレーターの小林智美のこと。ロマサガ1〜3、サガフロ1〜2、サガスカの原画を描いた人。アンサガ・ミンサガなども手がけている(25周年記念にSaGa1〜3のイラストも描いている)。 洋ロック好きである。腐女子である。 トリプルヒット 幻の棍棒技*10。特に必要ではないけど技コンプに欲しがった人は多い。 SFC版のNTT出版の攻略本には技の一覧表があり、使用者の欄は「味」「敵」「味敵」に分けられていた。 トリプルヒットには「味敵」と書かれていたため、このたった一��字の味の為に一部のプレイヤーが振り回された。 デマも数多くとび、敵のトリプルヒットが斬属性である事から剣技という噂も飛んだ。 実際には完全に敵専用で、味方が閃けるような仕組みはない。 性能的にも、削岩撃の属性違い(ただし消費2倍で低命中)と、残念技の部類である。 スマホ版でバイナリを用いた検証がされているが、使用時にキャラが武器を振るモーションを取らず、 攻撃エフェクトが出るだけと、明確に敵専用だとわかる。 とんらん こんらんの事。SFC版ではフォントの都合で「こ」が「と」に見えたことから。赤とんらんは全滅信号。 リマスター版ではフォントの変更により、こう誤解されることはまずない。 な行 流し斬りが完全にはいったのに···· 「····父上····」 「流し斬りが 完全にはいったのに ····」 慕っていた兄が死に、七英雄がはじめて牙をむく衝撃的なシーンのはずだが、妙に負け惜しみっぽく聞こえるからか具体的な技名が出てくるシュールさからか流し斬りの微妙な立場からか、ネタにされる事の多いセリフ。 この時点での流し斬りは非常に上位の技であり、まずプレイヤーは使えないはずなので、間違いなく優秀ではある。 流し斬りには確率で腕力−5にする効果があり、これが入った事を「流し斬りが完全に入った」と称する事があるので、それを考えると兄の真意は「流し斬りが完全に入って有利をとれたのに負けてしまった」という意味かもしれない。 もっとも実戦においては、槍技の活殺獣神衝は同じ確率で素早さも−5にできる為、これを覚えると立場はなくなる。 そしていずれにせよ、腕力や素早さを下げたところでソウルスティールの性能に変化はない。 ····逃がさん···· ····お前だけは···· 最後の七英雄を倒した後、引き返そうとすると現れるメッセージ。本当に帰れない。 どうしても勝てなければ前のセーブデータに戻ろう。それもなければ······始めからやり直すしかない。ドラクエで「ぼうけんのしょは消えるから毎回コピーしておく」知恵を付けた層に「セーブは分けるもの」という新しい価値観を強制的に植え付けた、罪深きトラップ。かもしれない。 事前に警告はされていたのに。 ここから先は引き返せないぞの警告から最後の七英雄を倒すまでは実はセーフであるので紛らわしいことこの上ない。 ··· 人魚 マーメイドに現れる人魚の事だが、アクア湖のネレイドを指す事もある。稀にレアモンスターの事も指す。 人魚イベントは人魚薬を作ってもらう為にもう一種類の人魚に会う人魚だらけのイベントである。 人魚の下半身はイルカ型であり、おそらく哺乳類だが、ネレイドの下半身は魚型であり、おそらく魚類である。 人魚は海に住んでいるので塩水に適合しているが、ネレイドは湖に住んでいるので淡水魚である。 人魚が地上に出る時は人間の姿に化けるが、ネレイドが地上に出る時は魚身をくねらせて高速で這い回る走り回る。 人魚は人間に見られる事を忌避しているが、ネレイドはアクア湖が汚れる事を拒絶している。 人魚には対応した?男版の魚人がいるが、ネレイドに対応した男版は未発見である。 他に水棲生物系ランク4〜5にニクサー・ニクシーがいる。低ランクなのにSFC版ではラストダンジョンでしか遭遇できないレアモンスターだが、外見は人魚の方に準じている。注目すべきは男人魚のニクシーの存在であろうか。リメイク版では追憶の迷宮で遭遇できるようになった。 全ての共通点は、髪が長く、恵まれた体格を持ち、全裸である事。服飾文化はないようだ。 人間牧場 フルネームは「マイルズ人間牧場」。特定の手順を踏む事で、マイルズ地下に中身人間の獣人シンボルを残す事。 人間系はイベント終了後にいなくなる場所が多く、好きな時に戦う事が難しい。 そこでこの人間牧場を開設する事で、いつでも好きな時に好きなだけ、しかもバックアタックで戦う事ができるようになる。 ここの人間系は通常よりランクが高い事も併せて、稼ぎ場としても優秀である。人道性は微塵もない。 ただし、この牧場はマイルズの南出口からマップに出ると解散してしまうので、注意が必要である*11。 この出口はマップ画面を出すには便利な場所なので、維持は微妙に面倒で、慣れないうちはよく間違ってしまう。 ネタ切れ 「おしまいじゃ··」 魔女から15回薬を買うとこのセリフが出て、何も買えなくなる状態の事。なおす方法はない。 人魚薬も注文できなくなり、ネレイドも仲間にできなくなる。ただし先に注文しておけば問題ない。 買う時に「ネタが少ないからの、本当に必要なものにせーよ。」と言われる事に由来している。 これに準じて、ノーマッドの爺さんからもらえる「薬草」も有限なので、貰いきった状態をネタ切れと呼ぶ事がある。 は行 はい、はい 「ちがう!! もっと真剣になるのだ!」 死の床を前にしてのジェラールの選択肢。 なぜあの場でこのような選択肢があるのか不思議だが、これもサガのサガか。 伝承法には意思が要る。 スマホ/PSVita版で���初期の頃はこちらを選ぶとトロフィー「父の後を継いで」が取れなかった。 これもサガのサガかという声もあったがなんと不具合だったようで現在はアップデートにより修正されている。 パジャマ 白服ジェラールの事。かっこ悪い。エンディングで再登場する。金ピカになる前に代を終える事も可能である。 ビチグソ 「うりうり、ビチグソだぞー!」 「やめてよー やめてよー」 ティファールで無邪気に遊んでいる子供が発する衝撃的なセリフ。河津神は何を考えているのか。 よりによって綺麗なアクア湖の話をしているお婆さんの傍らで発してるのが泣ける。 リマスター版の言語設定で英語を選択すると、追い回されている女の子の名前はHelen(ヘレン)であると判明する。 おそらくリマスター版で最もどうでもいい追加要素であろう。 ふー ふー くつろぎの一声。もしくは事後。 陛下、一人にしないで! カンバーランドの後継者問題におけるトーマの台詞。皇帝は非情である。 ハロルド王との後継者決めの翌日、王が亡くなるのだが、王とのやり取りで矛盾がなかった場合、トーマが王位に据えられる。*12 これに対し、気性が激しい長男ゲオルグは「(勝手に王を名乗り)全くけしから��奴だ!」と挙兵。 トーマ側もサイフリートが討伐のお触れを出し、皇帝にも帝国兵の派遣を求めてくる。兄と戦う事に気乗りがしないトーマは皇帝に助けを求めるが、 その際に「兵を集めにアバロンへ帰る」、「関係ない、さようなら」と答えるとこの台詞に繋がり、カンバーランドが滅亡する。 悲痛な台詞であり、エンディングにトーマが登場しないデメリットがあるが、 制圧失敗のリスクがなくなり、亡霊ゲオルグによる皇帝解体場が利用できるメリットもあり、意図的に滅亡させるプレイヤーもいる。 謀殺 意図的にキャラクターを殺害する事。仲間を外すにはこれをやるしかない。 最もよく被害に遭うのは、年代ジャンプ直後の皇帝。陣形を増やすには仕方なかったんだ。 大体ルドン高原かゴブリンの穴かネラック城が舞台に選ばれる。 他に被害に遭いやすい皇帝は高いHPと防具を持っている帝国重装歩兵や格闘家。 皇帝のレベルを上げる為に、武器レベルがバランス良く育っている帝国軽装歩兵も被害に遭いやすい。『ロマンシング サ・ガ大全集』にも、 「全てのスキルを効率よく上げるには、皇帝を早く交代させる事だ」 「仲間は何度死んでも次のキャラが名乗りを上げるので、限界は無い。 悪く言うと使い捨てが可能だ。いらない仲間は遠慮なくLPを0にしよう」 と物騒な文章ではあるが、推奨テクとして紹介されている。 ほ ほぎー アリにやられた人が発する断末魔。やはり衝撃的場面だが、ネタにされている。 「うっ うぐ」「ぴ ぴぎゃー」「あ あくー」なども同様。 (特に初見だと)シャレにならない大混乱が発生するので、古代人が恐れたモンスター=アリ説も体で理解できる。 没データ 通常プレイでは確認できないがゲーム内部に存在しているデータの事。 大抵の場合、「開発用データ」か「未使用データ」に分かれているがロマサガ2は後者が多い。 消されない理由は迂闊に消すと新たなバグにつながる恐れがあるため。 産みの親の河津神が納期に厳しい事もあり、ロマサガ2に限らずサガシリーズは没データが多い。 しかし、シリーズ全体で見るとロマサガ2は比較的少ない部類に入る。SFC版での有名な物は、セキシュウサイやトーマなどの没の仲間データ、図書館などが有名。 没アイテムには古い槍、さびた剣などの劣化したアイテムが多く、年代経過でアイテムが劣化する構想予定だったのかもしれない。 没データの一部は石船皇帝やマップチェンジバグで発掘する事が可能。アプリ版以降では没陣形であったゴブリンアタックが解禁。図書館はアバロンの園に変更。 没アイテムのシャープグレイブ、ヘビースーツ、水鳥の帽子を入手可能。一部枠を追加アイテムに流用。 と一部を採用、枠を追加アイテムに流用といった形で没データは相対的に少なくなった。 しかし、没データがないわけではなく、スマホ版では「急急如律令」「機知縦横」という没陣形がバグで確認されている。 追加クラスの陰陽師、忍者が考案する���形という説が濃厚だが真偽は不明。 ま行 ····まさか こ う て い? テレルテバの塔のボスのセリフ。前振り含めてお約束すぎて笑うしかない。 ノエル様が新しい身体をくれる、と自慢しているが、この時に着ぐるみを被ったとしか思えない外見と無駄に陰惨な設定を持つ河馬人間が出ると更にネタ度が上がる。 しかし場合によっては、普通に強い相手が出てくる事もあり、負けたりすると泣くに泣けない。 お供は連れておらず、必ず一体だけで登場する。モンスターレベルは若干通常より高く、早くにキマイラと出会うというケースもある。 冥力 理力の事。SFC版では完全なるマスクデータで、一切ゲーム画面に表示される事はない。 今となっては解析によりデータが導き出されているが、それ以前から地道な調査により存在が発覚していた。 女ギツネ オアイーブに対するジェラール評。 ······「アバロンのダニ」発言は彼の本性ではないか、という説を補強する言語センスである。 や行 山手線 七英雄の名前はすべて山手線の駅名を逆から読んだものとなっている。 そして元ネタの駅名がそのまま各七英雄の通称ともなっている。 番外として浅草もいるが、これは山手線ではない。 またボクオーンを逆から読んだら大久保になるため勘違いされやすいが、大久保は中央本線であり山手線にあるのは新大久保駅でありこちらが元ネタである。 やめろー、卵をよこせー!! モンスターと同じだが、卵は必要なんだからしょうがない。 この後卵のからを何度も調べるプレイヤーが後を絶たない。ゴミ箱まで活用するケースも。 逆に調べずに何度も卵強奪を試みる(という名目でパイロヒドラと戦い続ける)輩もいる。 やるぞ! 年代ジャンプ後、継承した皇帝が最初に放つセリフ。 前の代で仲間を増やしていた場合、大抵ルドン高原へ行く事になる。 よく来た。 ノーマッド♂の挨拶。のようなもの。仲間になる前は必ず言う。状況によっては遠くまで来た感を演出してくれるだろう。 地上戦艦から一人だけ先に逃げ出した後でもこう言ってのけるのは、彼のキャラクター性を表していると言える。 よく解んないし、関係ないな ハロルド王の相談に対する回答のひとつ。身も蓋もない。 他国に跡継ぎの相談をし、即死で内乱を招くので無能扱いされやすい王様だが、この相談の真意は帝国の後ろ盾を求めていたと考えると政治的理由も解せなくはない。そしてそれを嫌ってこの回答で返す、というのも面白い。 選んだ際の皇帝の受け答えは口調を問わず 「それはご自分でお決めになる事です。帝国がカンバーランドの世継ぎ問題に口をはさむことはできません。」という物。 常識的に考えれば内政干渉に当たるので、この回答が一番まともであろう。 攻略上は「トーマが選ばれる選択と皇帝の選択が矛盾したかどうか」がポイント。 予定どおりじゃ。 ミラマーで畑をみている爺のセリフ。橋破壊時に聞くと意味深。 ら行 ライフスティール 幻の小剣技。LPを吸い取れる技性能から誰もが味方に欲しがった。 SFC版のNTT出版の攻略本には技の一覧表があり、使用者の欄は「味」「敵」「味敵」に分けられていた。 ライフスティールには「味敵」と書かれていたため、このたった一文字の味の為に多くのプレイヤーが振り回された。 デマも数多くとび、実際に閃いた(ただし証拠はない)という報告も幾度かなされた。 実際には確かに閃き設定は存在するが、難易度が80*13あり、見合った敵がいないとかそういう問題以前に処理中に数値がオーバーフローするので絶対に閃く事はできない、とされている。 SFC版でも閃きは無理であり、石船皇帝を使う事で無理矢理習得済にできることが確認されているが 武器庫の武器が全て消えたり、マスターレベルが変化したりとリスクが大きい。 閃かない事は有名であり、おそらく製作陣も周知しているはずなのだが、 リメイクする機会があるのに、頑に修正されず、閃いたという報告はアプリ版、スマホ/PSVita版でもない。 完全に公式の見解は閃かないのが仕様と見なしていると見ていいだろう。 乱数 数学用語。ランダムな数値の事。分かりやすく言えば目がものすごく多いサイコロ。 コンピュータゲームでは、ダメージの振れ幅や確率的な行動の結果等はすべてこのサイコロによって決定している。 計算機であるコンピュータでは完全にランダムな数値を出す事は難しいため、擬似乱数とも呼ばれる。サガシリーズの場合、いくら擬似乱数だからって偏りすぎだろ!という事がよくある。絶対キョンのせいだろ これは実確率と体感のずれ······ではなく実際に偏っている事も多く、単純なものは「再現」と呼ばれる。 さらに発展して複雑な手順や計算を行い、思い通りの乱数を出す技術まで開発される事がある。 ロマサガ2も例外ではなく、集気法の回復量から乱数テーブルを割り出してレアアイテムを出す手法などが開発された。 しかしこれは、誰も損する人はいないが、悪い言い方をすればイカサマであるため、嫌う人も一定数いるようだ。 リマスターではこの乱数の仕様が変わり、「再現」が起こるほどの偏りはなくなり、乱数操作も今のところ不可能になった。 しかし「数学的に良い乱数と人間が自然と感じる乱数は異なる」という論文もあるぐらいで、偏りに振り回されるのは相変わらずである。 竜槍 竜槍ゲイボルグの事。また、以降のシリーズ作品に登場する似たポジションの槍全体に対する総称。 本作では、4種類の「竜」が低確率で落とす可能性がある。「龍」は落とさない。 攻撃力は黒曜石の槍より一回り低いが、固有技の下り飛竜は黒曜石の無双三段に匹敵する威力を叩きだす。見切りのそろえが重要になる本作では、技欄を1つ多く使えることはそれだけでも重要。ロマサガ3では「竜槍スマウグ」がある。各地にいるボス敵、ドラゴンルーラーが落とす可能性がある。作品中最強クラスの攻撃力を持ち、非常に強い分身技に属する固有技を持つため、最強武器の一角をなす。 サガフロ2では「邪龍ウロボロス」がある。ボス敵のメガリスドラゴン、炎の将魔が落とす可能性がある。槍の中では最強の攻撃力を持ち、水のアニマを持つ。 ミンサガでは衝槍の「竜槍マリストリク」と打槍の「竜槍ケレンドロウズ」があ��、改造で冥槍に名称変化する。マリストリクは衝槍最強の攻撃力で、火の術具でもある。レッドドラゴンが低確率で落とすほか、財宝発掘でも手に入る。ケレンドロウズは打槍2位の攻撃力で、風の術具でもある。シルバードラゴンが低確率で落とすほか、財宝発掘でも手に入る。 サガ2GOD・サガ3Solでは「竜槍ロンギヌス」がある。前者は新ボスの竜神がドロップしたり、魂の暗域での景品になっている。後者は竜が落とすことは無いが、ステスロスで材料を合成して入手できるため、ドロップの苦労は一切しない。 サガスカーレットグレイスでは「傷んだ竜槍」「ゲイボルグ」「竜槍ゲイボルグ」がある。ドラゴンルーラーから傷んだ竜槍を入手し、それを強化していくとゲイボルグ、そして竜槍ゲイボルグになっていく。原則的にはいずれも竜が落とし、入手難易度が非常に高く、槍の中ではほぼ最強という点で共通する。 そのため一種のブランドとして成立しており、レアアイテムハンター垂涎の的となっている。 しかし大抵は、これを入手するために掛ける時間でクリアができてしまう位の苦労をする事になるだろう。 本作のゲイボルグはこの中では確率が高く、落とす竜もいくらでも倒す事ができてリセットしなくてもいいので、そこまで時間を掛ける必要はない。難易度的には簡単な部類だが、それでも相応の苦労はする。 ルドン高原 「ルドン行き」=処刑と同義。謀殺の代名詞。 序盤から領土にする事ができ、入口付近で戦闘ができる事から、とにかく一戦でもしたい時には便利。 武具開発の戦闘数調整などにもよく使われる。 狩り場としてはだだっ広く敵密度が低いので、選択肢の少ない序盤以外はあまり使わないプレイヤーもいる。 漫画版でもこの地名が謀殺の名所として出てくるあたり、浸透度は高い。 レアアイテム 希少品の事。本作においては大抵、モンスターのドロップ品の事を指す。中でも特に低確率ドロップ品を指す事もある。 本作の敵は戦闘回数に応じて変化していくので、SFC版では低〜中ランクの敵にはいずれ会えなくなる。 そのため「後から入手」や「鍛えながら入手」がしづらく、アイテムコンプリートはリセット前提の苦行となる。 しかしレアアイテムには強い個性と微妙な実用性を兼ね備えた物が多く、その面白さに魅せられた人は進んで苦行に挑む。 アプリ版以降は、ザコ敵なら追憶の迷宮でランク関係なく戦えるし、強くてニューゲームもあるし、ドロップリングなる神アイテムも追加されたので異次元レベルで楽になったが、それでも集中的に狩りたいなら適正な戦闘回数で特定のシンボルを狙うのが効率的である。 ロマンシング ロマンシングな事。意味はよく分からないが何かあると使われる。良い意味でも悪い意味でも使われる。 良い意味では「閃きで逆転勝利した!なんてロマンシング」とか「効率プレイばかりではロマンシングが足りない」とか。 悪い意味では「4桁ダメージとか本当にロマンシングだわ」とか「いくら��マンシングだからってこれは無いだろ」とか。 前者は普通にロマンと言い換えても良いが、後者はサガ独自の仕様とか癖と言い換えられそうな事が多い。 もっとも、フィーリングで使われる言葉なので細かい意味はどうでもいい。ロマンシングを感じればそれがロマンシング。 わ行 ワグナス!! ウオン ウオン ウオン··· 「ワグナス!! 評議会は我らの術を異端術法と決定したぞ!」 「···ダンターグめ!あんな巨大怪物と同化してみせるなど!」 「···奴を責めることはできまい あの術法を試すように持ちかけたのは俺たちだ」 「わかっていただろうにのう ワグナス」 「ボクオーン」 「あの気の弱い連中が人間と怪物が同化する術など認められるものか」 「では 我々に何の手だてもないまま 彼らを守って戦い、死ねと言うのか!」 「そうじゃ それが評議会の言う『正しい人間』の一生だ」 「自らは剣もとらずに 我らに戦わせておいてか——」 「ノエルお兄様!北の都がタームに襲われているわ!!」 「よし!」(チャキ) 「行くのか?」 「···死ぬなよ」 「タームなど何万倒したか知れないよ」 ······という、漫画版ロマサガ2にあった1シーン(見開き左右1ページずつ)が、なぜか虹裏でコラされまくって定番ネタと化している。またの名を「七英雄コラ」。 大体AVがどうとかエロゲがどうとか梅酒作りとか懐かしアニメとかの妙にマニアックな無駄話しかしていない。 虹裏で定着した理由は改変のしやすさと起承転結による話の分かり易さや、この内容がアブノーマルな趣味や性癖ネタで時折異端扱いされる虹裏と方向性が似ているからだとか。 有名すぎて「このコラは知っているがロマサガは知らない」という層さえも存在するほどで、(このコラではクジンシーとスービエが姿を見せず話にも触れられていないことから)七英雄なのに5人しかいないなどという風評被害も起こっている。 英数字 MCバグ 「マップチェンジバグ」の通称。その名の通り、特定の地域間でマップ切り替えを繰り返すことで怪現象を引き起こす。 当時のスクウェアゲームではよくあるFFシリーズの階層バグや前作のレイディバグに原理が近い。 有名技としてはセキシュウサイを仲間にできたり、デバッグルームに侵入する技が有名。 複雑な手順を踏む事でレオン、ヴィクトール(見た目だけ一緒の石船皇帝ではなく本物)を歴史に載せる事ができたり、 普通プレイで領土に出来ないトーレンス、アウストラス、ナゼール海峡南の領土化なども可能。 調査は未だ不完全で可能性を秘めている。 石船皇帝共々有名であり、SFC版限定のバグ。バーチャルコンソール版を除く移植版では当然修正されている。 RTA Real Time Attackの略称。ロマサガ2に限らずゲーム全般で使われる用語。海外でも通じる、というより海外発。*14 ニューゲームからクリアまでにかかった「実時間」を計測し、短いタイムを出す事に挑戦する遊び、もしくは競技。 当然ながらタイトルによって必要時間や必要とされる知識・テクニックは違い、ゲームの数だけ攻略法がある。ロマサガ2においても一定の挑戦がなされており、ある程度の攻略法も確立されている。 ガチでタイムを狙う場合は乱数までコントロールする事が求められる。SFC版のRTAでは2018年代にサブフレームリセットという技術が様々なゲームで確立されてからは、 メモリ情報やセーブデータのチェックサムの整合性を取る必要性が求められるなど 解析面での知識が求められるという一般的に見れば狂人の域となった。 しかし、いくらか先駆者のルートが構築され動画サイトに上げられているので、じっくり見て練習すれば誰でも出来る領域。 まずは気軽に挑戦してみると良いだろう。要は慣れ。案ずるより産むが易しである。関連用語としてTA(IGT)、TASがある。 TAはTime Attackの略称。RTAと区別する場合は、大抵ゲーム内時間(In Game Time=IGT)を最短にする事を意味する。実時間ではなくゲーム内時間であることから、RTAとは違った戦略が求められる。 例えば「強敵の前でセーブし、突破できるまでリセット&ロードを繰り返す」という戦略は、実時間を測定するRTAでは挑んだ回数だけ時間がかかるが、ゲーム内時間とを測定するTAの場合は何回挑んでもロスは一切ない、など。 ロマサガ2の場合、1分以内にセーブすればタイムがカウントされない仕様があるので、ヌルいが大変である。 TASは当該項目を参照。 SFC スーパーファミコンの事。本作に限って言えば、オリジナル版の事。 ロマンシング サ・ガ2、定価9,900円。 TAS Tool-Assisted SpeedrunもしくはTool-Assisted Superplayの略称。ゲームのエミュレーターを用いて、「理論上可能な」最速プレイもしくはスーパープレイの記録を作る事を意味する。 フレーム(大体1/60秒か1/30秒)ごとに異なる入力をしたり、上下同時入力したり、完璧な乱数調整であらゆる事象を有利に操作したりと、人間には到底できない操作をしてはいるが、あくまでゲーム仕様内でできる事を極限まで磨いたプレイとして制作される(つまり改造などではない)。 ロマサガ2においても存在するが、色々と面倒な長編RPGゆえに盛んに作られているとは言えない。 ∇ 数学のベクトル解析で用いられる演算子で、ナブラと読む。 つまり高速ナブラの事。本作初登場の技だが、後のシリーズでも定番となっている。ロマサガ2においては、閃きやすい(序盤でも守護者道場で閃ける)・閃ける人が結構多い(剣豪タイプでも閃ける)・攻撃力は最強クラス・斧の開発が安くて早くて強い、という事でRTAなどで非常に重宝されている。 後のシリーズでも、アンサガでは「ナブってさえいればクリアできる」とまで言われる技。 サガでは斧が強い、と言われる由縁の一つであろう。 250年後 最大年数ジャンプ。4000年プレイではこれを12回も見る事になる。 「○○年後」という表示は何かとインパクトがあるので、時折ネタにされる。 コメント 最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
0 notes
Text
17.04.01 ハッピーナイトメア・ドライブ
※ルージュの過去捏造が暗いです
人里離れた静かな大屋敷。外観に飾られた不釣合いなネオン。安っぽいクリスマスセールみたい。 中に入れば、赤い顔をした奴らがワイングラス片手に、荒唐無稽なダンスでお祭り騒ぎ。楽しいパーティがアタシたちを歓迎する。ハッピーな気分でずうっ���踊ってなさい、って心の中で毒づいた。 「都会からはるばる、よくぞお越しくださいました、ミス・ジェニー。おや、そちらの男性は」 「パートナーよ。今夜はアタシ、彼から離れないから」 「ええ勿論、ボーイフレンド様も歓迎いたします。さあお二方、中にお入りください。ご主人様があなたたちを待っております」 「けっ、暢気にダンスパーティしてる場合じゃないぜ。この女は、今からな……」 ヒールで思いっきり男の革靴を踏みつけた。赤いハリモグラは目ん玉充血させてもっと真っ赤になる。ふん、いい気味よ。背を向けた屋敷の執事には見えないように睨み合う。 「邪魔すんじゃないわよバカモグラ」 「お前こそ足引っ張ったら承知しないぜ、コウモリ女」 「合図したら、わかってるわね?」 「遅れんなよ」 史上最悪の悪巧みの打ち合わせは浮かれたパーティ会場の騒がしさに溶け込む。アタシは颯爽とヒールを鳴らし、悪い顔をリセットする。アタシはここではジェニー。本物のジェニーは、さあ、どこへ行っちゃったのかしら? 今頃街はずれの倉庫で、素敵な夢でも見ている頃じゃない? ナックルズはまだアタシの顔をじろじろ。なーんか期待してた視線と違うから胸糞悪いわ。今夜のためにドレスも化粧も気合入れたっていうのにウブな男、いえ無神経な男はこれだからね。まだ許してないわよ、ここへ来る前に言われた「化粧の上に化粧ってできるもんなのか?」っていう台詞をね。悪気がないから余計に神経を疑う。 広間の奥には参加者たちにただ見せたいだけの赤いシャンパンタワーが、きらびやかなルビーの壁を作っている。その下でダンスに不釣合いな羽つき帽子をかぶったマダムと握手する、銀色のお髭のミスターがいて、アタシは彼を顎で示す。ナックルズが周囲に聞こえないくらいの溜息をつく。そして苦虫を噛み潰すような顔で、 「今のオレらじゃエッグマンの悪事も咎められねえな」と言った。 「今なら、逃げ出すのも間に合うわよ。コソドロになりたくないなら帰っちゃえば?」 「盗みが目的なのはお前だけだろ。オレには別の目的がある。ちゃんと奴のところに案内してくれるんだろうな?」 「もちろん。アタシの盗みを黙視するっていう条件でね」 「癪だぜ」 「お互い様でしょ」 恰幅のいいミスターが歩み寄ってくる。口端だけはナックルズに向けて吊り上げる。「あんたは乗ったのよ。個人的な恨みを晴らしたいっていう、アタシが宝石盗むのと同じくらい綺麗じゃない目的のためにね。やるんでしょ?」 あんたは瞳をぶどうみたいにしっとりさせて、何も言わないのね。
「許せねえ���」 えずくみたいだった。 恐ろしい計画を口にするとき、人もケモノもまるで血を吐くように吐露するものなんだと知った。何を言われているのか最初はわからなかった。つまりはこいつがそんな風に、喉をわななかせながら恨み辛みを込めた声を出すなんて思わなくて――寒気が走った。エンジェルアイランドに吹く風がいやにべたべたと、まとわりついた。ビル風はおろか、どこかのハリネズミの坊やの風も滅多に吹かないまっさらな島なのに。こんなに不快な風が吹くの。ここにずっと居付いている、一族の最後の生き残りは、自分が目尻に不必要なシワをいっぱい作っていることに気づいているのかしら。それは印象のよくない表情だと教えてやるのを、ついに忘れた。 辺境の地に住むからこそ、冒険心に唆されて危険な場所へ赴くトレジャーハンターだからこそ、街の新聞には絶対に載らない事件を彼はいくつか知っていた。その中の一つ、少女誘拐事件のことをアタシに話してくれた。そしてその犯人は人間ではなくロボットだということも。 有能なロボットが主人の手を離れて一人歩きし、意思を持つなんてことは、オメガの存在をはじめ、アタシたちの身には痛いほど染みている事実。けれどロボットが無力な女の子を襲うなんて、そんな嫌な時代が到来していたなんてね。子狐ちゃんには口が裂けても教えられない。だからナックルズは、アタシに話すしかなかったんだわ。 奴の主人も沈黙を決め込んでいる。巨大な電力会社の重役だっていうから、これまた厄介。ロボット産業にも手を出しているが、躾がなっていないのか、過去に会社の職員に怪我を負わせたという話もあるから手に負えない。可愛がっているロボットの一人が犯罪を犯したことに彼が関係があるのか、はっきりしたところは定かじゃない。 問答無用で破壊すべきだ。主人が処分しないならオレが壊す。ロボットは普段、自宅にいる。「主人の前では忠実なのに、どうして?」少女を襲った夜、一時的なシステム障害を起こしたんじゃないか。ナックルズは長いようで短く、分析した。 「随分と事件についてお詳しいのね」 ナックルズの横顔には険があった。顎の内側、歯を食いしばっているのか、ギリリと音がした。 「神様って何でこう、タイミングを巡り合わせる���が上手いのかしら。彼の自宅の金庫には、前から狙っていた宝石があったのよ。でも彼は大手会社の重役。今の時代、ロボットを従えているくらいのお屋敷で、セキュリティのぬるいところはないわね。事を荒立てると、遠方でも気づかれるわよ。自宅と連携したセキュリティアプリをロボットに搭載するくらいやってるはずだわ」 「侵入だけでも気づかれないようにできる方法はないのか」 「鍵を開けて堂々と入るしかないんじゃない? 警備ロボットのお出迎えからは逃げられないでしょうけど。どう��る?」
補足しておくとここは、イケてるミスターであり誘拐ロボットのマスターであるおじ様の別荘なのよね。遊ぶための場所だから自宅から然程離れていない。屋敷を出れば海に囲まれた山沿いの道路を臨める。つまり道路沿いにあるお屋敷で、無駄に広い駐車場には車がいっぱいだった。もちろん、コンビニの駐車場に停まっているような普通のじゃない。売ればウン千万の高級車ばかり。 ジェニーは今日のパーティに呼ばれた、取引先の会社の重役の、女性部下だった。最低ね、取引先の社員に手を出そうなんて。ジェニーの上司はワイングラス片手にダンスホールで踊っていたわ、千鳥足で。彼女は男運がないみたい。ほんと、ロクでもない男に囲まれて可哀相。 でも、ミスターはジェニーの顔を知らない。だから彼の前でも、アタシはジェニーに成り代わることができた。 挨拶もそこそこに、ミスターに連れられて二階に上がる。 この屋敷は一階に大広間があって、いつもはファンタジー小説に出てくる魔法学校の食堂のような、ながーいテーブルに椅子を並べた食卓風景が広がっているらしい。でもこういう賑やかな夜は、それらを撤去して巨大なダンスホールにしてしまうんですって。ダイヤモンドの欠片のようなものがじゃらじゃら下がったシャンデリアが揺れてしまいそうなほど、ダンスホールでは人々が踊り狂う。異様な光景と言っても差し支えない、やばい夜には、やばい奴の周りにやばい連中が集まる、その法則を反映したようだった。見下ろしながら舌打ちを堪えた。嫌なフェロモンを漂わせる男の背中を追った。 螺旋階段を上ると、ある部屋に通された。 そこにはムードのあるソファーや、本棚、思わずドキッとするアロマが焚かれていて何とも居心地がよかったけれど、アタシはもう壁の電気スイッチしか見えていない。目端に飛び込んで来たのは男の指先だった。胸元に手を伸ばしてくるミスターを、軽くウィンクして一度落ち着かせて――パチン! 素早く部屋の電気を消した。 さて、ドレスの胸元に隠した小型通信機にこの模様が聞こえているはず。驚いて声を失うミスターの股間をスペシャルなキックを打ち込んだのはその直後だ。踏みつけたカエルのような声を上げさせ、ズボンのポケットから鍵束を引き抜いた。 ドアを蹴破ると屋敷全体が闇に落ちている。一階は騒然とした様子で、暗闇で慌てふためく人々の頭上を急いで飛んだ。そっと玄関を開けて、外へ身体を滑り込ませる。僅かな脇汗が瞬時に冷えた。 「奪えたわよ。ラッキーね、愛車の鍵まで一緒みたい。大事な鍵を全部持ち歩いているって噂、本当だったのね」 「うっとりしてる場合か。早くしないと誰か追ってくるぜ」 「わかってるわよ」 屋敷の電気を消したのはもちろんナックルズ��った。ミスターの周りの執事までみーんなアタシが惹きつけちゃったから、彼が行方を眩ますのは他愛もないことだったわ。 「あーあ、おじ様たちに気を遣うの本当疲れた」 屋敷の脇に停めてあった真っ赤なオープンカーに飛び乗った。アクセルを踏み、勢い込んで車道に出る。 海沿いの道は死の王国のように真っ暗で静かだった。助手席のナックルズが遠のいていく屋敷に振り返って、「あばよ」と呟く。 「本当はあのオヤジもぶん殴るつもりだったんだぜ」 「彼が警察に連行されるときまで我慢しなさいよ。ねえ、本当に壊しちゃうの? ロボットの身柄を拘束して警察に突き出せば、指紋とか調べてくれるんじゃないの」 言ったあとで、拘束などしなくても破壊されたボディの方が隅々まで調べるには効率的だと気づく。今までドクターのロボットは飽きるほど壊してきたのに、何で今回ばかりは、まるでこの男の殺人を手伝うような気分になるのかしら。多分、隣で風に吹かれるナックルズを突き動かすのが、確かな殺気だからだ。 アタシはハンドルに力を篭める。篭められずにいられない。 メイクはケーキをデコレーションするのに似ている。スポンジにクリームを塗って、飾りつけして。年の数だけ立てるロウソクは決して実年齢と一致させない。 まずクレンジングオイルで乳化した素顔にファンデーションを塗る。パウダーを含んだタイプのファンデーションの方が早いけれど、きめが粗いから、ファンデーションとパウダーは別でつけた方がいい。 リキッドライナーで瞳のフレームを自然に強調して、シャドーはお気に入りのマリンブルー。前に一度ピンクで攻めたことがあるけれど、アイシャドーは瞳と同系色が基本っていうし、アタシらしさがばっちり出るのはこれ。彩ったら、マスカラに持ち替えて、睫毛を掬い上げる。 口紅はいつも丸みのある描き方だけど、今夜は鋭角的に。唇の輪郭を描いたあとに中を塗っていくのは爪と同じ、これで形がくっきり出る。ルージュ、この名に恥じぬ色気は唇から作り上げたものなのよ。メイクの仕方さえ知らなかった頃、鏡の前で大人っぽいグロスをなめては拭いて、を繰り返していた。 鏡よ鏡、この世で一番美しいのは? いつか鏡が「それはあなたです」と答えながら、素敵な女になったアタシを映してくれる。そう夢見てた。 本当に応えてくれるものね。本気でメイクした自分と見つめ合いながらそう思った。 そこには大人になったアタシがいる。子どもの頃、着せ替えゲームが好きな時期があった。インターネットのフリーゲームなんかでよく見る本当に単純なやつ。当時は自分の好みさえよくわからなかったのに、限られた服やアクセサリー、メイクの選択肢から可愛いと思うものを一生懸命選んで、遊んでいた。当時の自分には何一つ手に入らないものだったわ。だから束の間でも、自分がオシャレしているみたいで楽し��ったの。今じゃすっかりオシャレや、自分の美を磨くことが、生活の一部になった。 ネイルサロンでジェルネイルしてもらった指先は華やいでいた。白いラインストーンのついたネイルチップをつけてもらっちゃったせいで、香水を吹き付けるたびにきらきら光る。エステにだって行った。あったかいオイルにまみれて、頭から胸元までのマッサージを堪能したわ。 紫のドレスはボディラインが余すところなく出るミディアムタイトスカート、目的はパーティじゃないからパンプスのヒールは低め。胸元には宝石のついたネックレスでアクセント。 宝石は、幼い頃からお守りだった。吸い込まれそうな輝きに魅了されたあの日から、アタシは宝石を愛してやまない。磨けば磨くほど光を増す、自分もそうなれるんだって信じてた。やがて恋をした今でも、そう信じてる。 オシャレは魔法の鎧。メイクは魔法の仮面。 「彼氏でもできたか?」 待ち合わせのとき、ついに言わせたの。何で? と、すましたアタシから目を逸らして「べ、別に」ととぼけるあいつの立派なタキシードの裾にわざと、口紅たっぷりのキスマークを刻み付けたくてたまらなかったわ。素敵なガラになったわよ、きっと。 でもねそのままでも、「あんた」みたいな男がいいの。 趣味悪いわよね? 「もしかしてジェラシー?」つん、と裾をつついてあげた。そしたらぷんぷん怒り出しちゃって。 「んなわけねえだろ! いや、だからさ」目を泳がせて。「いつもと違うなって……」 「あら、意外と察しがいいじゃない」 「化粧の上に化粧ってできるもんなのか」 「何ですって? 呆れた」 たまには乙女心ってものを考えて気の効いた褒め言葉でも返しなさいよ! 「ふーん彼氏じゃないのか」 「い・ま・せん。次に言わせたらスクリューキック」 「じゃあ、何でそんな気合入れてんだ」 このハリモグラは鈍いってレベルじゃないから泣けてくる。 でも当然よ。だってこいつにはあの誘拐ロボットしか見えていないんだもの。 屋敷に侵入すると案の定警備ロボットたちが一斉にアタシたちをライトで囲んだ。パトカーよりも攻撃的な光線が身体を貫いてきた。当然、すぐさま武力で反撃した。ドレスじゃ動きづらくてスピードは衰えるけど、タキシードのナックルズは何故だか衰えなかった。 砕いていった。次々と。吹き飛ばすんじゃない、砕くのよ、文字通り。中のコードがはみ出て、派手に機体が倒れる。足を引っかけそうになる。 ロボットたちのライトは少しずつ消えていって、やがてナックルズの横顔は――。熱を、咲かせて。もう一度いつもの暑苦しさを見せて、と思わず叫びそうになる。あんたの冷たくなった顔を、どこかで見学しなきゃいけない場面が来るんじゃないかと不安だった、その不安は今、的中した。でも今のあんたは、あんたじゃない。 「どうしたの?」 肩をすくめて、とぼけた。 「興奮しやすいクセして今日は随分無口じゃない」 まるで噴火前の火山が、そこにいる。 ��ウモリの耳は不愉快な超音波をキャッチする。怒りが、空気を通して、天井を床を電撃のように駆け抜ける。 アタシたちは闇の中で視線を合わせた。アメジストの双眸が、煌いた。 「何か言いなさいよ!」 アタシの潤んだ唇とナックルズの腕からそれが響いた。 彼はずっと腕輪をつけている。細くて目立たないけど、その正体はパーティ会場で役立った通信機。アタシは胸元から自分の通信機を出して、「応答しなさいハリモグラ。レディに無視決め込むなんてサイテー」と命令する。ナックルズはさすがに狼狽したようだ。 「驚いたじゃねえか、いきなり何だよ!」 「こっちの台詞よ。あんた何考えてんの、さっきから顔がマジすぎるってば」通信機をドレスの胸元にしまうと彼は仰け反った。「あら、胸ポケットに大事なものを入れるのは女スパイの基本よ」 「胸ポケットじゃねえだろもはや」 「ふふん、ならブラポケットね」 「ふざけんなっ!」 「ほーら、ちょっと肩の力抜けた?」 固かった表情筋を僅かに和らげたのには成功したけど……ナックルズは機嫌悪そうに鼻を鳴らして、ずかずか進んでいく。 「あんたこそガールフレンドでもできたのかしら? もしかしてその誘拐事件、好きな子が巻き込まれたとか」 「そんなんじゃねえ!」 警備ロボットの残骸に溢れた床に吐きつけるようにして彼は否定してみせる。――あからさまだった。 「そんなんじゃねえよ」 誰のためなの? あんたの頭をいっぱいにするのは誰なのよ。嫌よ。 ナックルズは勝手に奥へ奥へ進んでいく。追っているうちにアタシは自分の顔をどこかで落としてきたような錯覚に陥りかけた。 ある部屋に入って、彼が止まる。さっきまで彼を茶化していたはずのアタシはもう冷静じゃなくなりかけている。 ここだ、ここだ、ここだ。 電気の一つも探さずにここまで来た。拳でぶち破られたドアの向こうに広がるのは寝室か。キングサイズのベッドがある。家主は独身のはず。ずっと、配置もサイズも変わっていない、十年前から。人間の男の臭いを微かに探り当て、咽びそうになりかけて、アタシは――涙目で、顔を上げた。 時という概念が消え失せたのはそのときからだ。 およそ何分この部屋に滞在しただろう。まったく覚えていない。 そこに白いゴツいロボットがいるのは不気味以外の何物でもなかった。オメガよりは小さく、カラーリングももっとシンプル。だからこそ得体が知れず、後ずさるアタシと入れ替わりでナックルズが動いた。 「ちょっと待ちなさいよ……」 輪郭ごと、闇と一つになって今にもロボットを頭から食らわんとする何かの化物になるような気配をナックルズは背負っている。彼が一歩ロボットに近づくたび、心音がドンッと鳴る。 このロボットが犯人だって、どうしてあんたは気づいたの? 普通の家庭用ロボットじゃない。お掃除とか、身の回りを世話してくれるそういうタイプの奴よ、これ。 「こいつじゃないわ」 口を出していた。ロボットは四角い足を揃えて、何も言わない。ただ���タシたちを見ている。突然喚き出したアタシにナックルズは怪訝な素振りを一切見せない。 まるで最初から……本当のことが、わかっていたかのよう。 誘拐事件。数多くの被害者の女の子たち。そのうち一人の名前は。 「命令に従っただけよ、こいつは」 「黙ってろルージュ」 「だって知ってるんだから!」 そのうち一人の名前はルージュ・ザ・バット。当時八歳。 「ねえ見たでしょ? あのオヤジ! ド変態はあっちよ! そのロボットはね、誘拐された女の子を世話するためだけに十年間ここに閉じ込められてるの! 被害者の子たちよりずっとずっと長く! アタシは――」 何言ってんの。 「アタシは幽閉されている間そいつと遊んでた! 家の宝石、たくさん見せてもらった……! 本当は監視役だってわかってたけど、それでも、こんな風に真っ暗で不安な夜、こいつの液晶でゲームして、くっついて一緒に寝てたの。だから、壊すのはちょっと待って……」 ああ。変���ね。子どものアタシが乗り移っていたのを確かに感じた。壊さないで、じゃなくて、ちょっと待って、とか慎重ぶるところなんか特に。 ませた子どもだったの。そのくせ世間知らずだったから、このハリモグラみたいにホイホイ騙されて、ついていった。まさか十年もこんなこと続けてるとは思わなかった、ナックルズの話を聞くまで。 ナックルズのぶどう色の瞳は、怒りと悲しみを行き来していた。わざわざ深く息を吸ってから、白い八重歯で、下顎をすり潰していた。大袈裟に俯いて。やり場のない感情で両腕を厳らせて。 クソが、と咆えて。 その隣でアタシは「知られていた」と声に出さず泣く。 今すぐ逃げ出したい。知られていた。知られていた。もしかして、と怖くはなっていた。どうしてかわかんないけど知られていた! アタシが十年積み上げたプライドがゆっくりと倒壊していく。 「……アタシのためだったなんて粋なサプライズね。ハリモグラのくせに」 「だめなのかよ」 ガスの抜けた声だった。 「お前の苦しさをぶっ壊したら、お前ごと壊れんのかよ」 瞬間、崩壊が止んだ。とびきり大きな力に腕を引き上げられたような気持ちが、迸る。暗く沈んでいた世界を一閃する。 「噂好きなトレジャーハンターが、お前のことを話してた。真相を確かめるためにわざと連れてきたんだ、悪かった。そして真実なら、お前の目の前でぶっ壊してやろうと思った。オレには……それしかできないからよ」 「ハリモグラのくせに……アタシにカマかけたの……!?」 「悪かったよ」 「いいわよ、もう! あんたに謝られると気持ち悪い!」 「きもっ……おいふざけんな!」 「そんなんじゃねえ、とか強情なままでいりゃよかったのよ! 何よ、アタシのためって!」 唇を噛んだ。 「優しくしないで……!」 口紅の味が広がっていく。そういえばアタシは、オシャレを覚える前は口紅の味が大嫌いだった。 突然、腕の関節が外れたようだった。強引に引っ張り上げられたみたいで、犯人は当然、ハリモグラだ。目尻をくしゃりとさせたハリモグラだった。 「聞けよ、ルージュ。お前は綺麗だぜ。顔はな」 泣きそうにも見えた。パウダーをたっぷり乗せた頬にグローブを添えられる。 「けど目がキツい。おまけに口が悪い」 「あんたに言われたくないわ」 「あと、素直じゃない」 そればっかりは、ぐうの音も出ない。食い入るように真剣に、ナックルズはアタシの瞳を眼差し一つで縫いつける。いやだ。逸らせない。身体が、シビれそう。 「強情なままでいたってな、可愛くねえぞ。ちったあ、か弱い乙女の部分とやらを見せやがれ」 悔しくて、息も飲めなかった。 子供の頃か、いつか夢見てた王子様に――こんなガサツな奴が、一瞬でも重なったのが悔しい。ドレスで隠した胸が張り裂けそうなほど。その桃色に破れてしまったおっぱいをこいつに見せたいほど。 「決着つけるなら、ここでつけろ」 「わかった、から、ちょっと待ってて」 やがてハリモグラの肩を、そっと押し退けた。白い塊の前に立つ。 「覚えてる? アタシを。十年前にここにいたの。可愛い真っ白な白雪姫よ。今夜は泥臭い赤ニンジンをつれてきたわ」 「赤ニンジンってオレか?」 「元気にしてた……?」 ロボットは人間みたく小首をかしげる。とうに記憶はデリートされちゃったかしらね。 こっちはよく覚えているわ。主人の私物からこっそり持ち出してくれた宝石や、アクセサリーまで全部。絶対に手に入らないけれど、眺めているだけで幸せだった。いつかこんな綺麗なものが似合うコウモリになりたいって思った。アタシがもっと見たいと言ったら、もっとたくさん持ってきてくれた。もちろんマスターには内緒で。 『あたし、これ欲しい。眺めているとドキドキするの。ねえ内緒にしててくれない?』 「皮肉よね。誘拐がきっかけで、自分も宝石専門の泥棒になっちゃったんだから」 ロボットの胸部には小さなモニターがあって、ドット文字が表示された。懐かしい。タッチ式でゲームができるの。飾り気のないパーツのロボットにしてはこれだけは優秀だった。画面はカラーだし、アクションゲームとかパズルとか、着せ替えゲームとか色々――。 オヤジは嫌いだったけど、あなたは結構好きだった。怖がるアタシと遊んでくれた。 「他の誰が噂したって、関係ない。何とでも呼ぶがいいわ。アタシは這い上がったの。死ぬ気で脱出して死ぬ気で生きてきた」 ロボットは何も言わない。瞳が時々、チカリと光る。この子は今でも喋れない。感情も示してくれない。ただ目の前の少女を喜ばそうと、 宝石を、両手で差し出してくる。 「ナックルズ」 彼のグローブがすでにロボットの首筋に当たっていた。 「――壊して」
それから少しだけ。 彼の胸の中で、泣いた。素敵にか触れられた翼が、いやに彼のグローブの厚みと微かな体温を伝えた。 赤い宝石は素敵に輝く。 今夜は星降るいい夜だと思っていたのに、よく見上げると、汚らしい曇天がはびこって一雨来そう。アタシは何を見ていたんだろう。 「エンジェルアイランドまで飛ばせよ」 「……命令しないで」 「じゃあお願いだ」 「断るわ。あんたわかってる? 今回の件、バレたらシャレにならないんだからね! エンジェルアイランドなんて一発で嗅ぎつけられる場所に潜伏するは論外!」 高級車は海沿いを走る。この男はアタシを帰さないつもりだ。上等、そのつもりでこっちも派手に決めたのよ、今夜。でもタキシードの男にドレスの女の逃走劇って、どこの映画の世界ってカンジ。 世間じゃアタシたちが悪人になる。今頃パーティは滅茶苦茶でしょうね。とにかくジェニーが無事に発見されることを祈るわ。アタシたちは地の果てまで逃げるから。 スリル満点の人生は誰もが望んで手に入るものじゃない。アタシは幸せ者なのか、それとも悪夢からずっと目覚められないでいるのか、わかんないけど、この際考えたってしょうがない。考えたってわからない。人生はゲームみたいに、リセットボタンがないんだから。でも、いくらでもコンティニューはできる。 反して助手席のナックルズは暢気なもの。ふんぞり返って、曇天の隙間で僅かに光る星を数え始めてる。さっきまで怒り心頭に発してロボットを破壊した姿と同じとは思えない。 星に飽きると、最後にロボットがくれた赤い宝石を夜空に透かして眺めていた。不思議な宝石に見えるのはアタシの錯覚かしら。カオスエメラルドより一回り小さいけれど、角度によって吸い込まれそうな透明感が現れたり、まるで水分が閉じ込められたかのような深みが出現したり、何だか万華鏡みたいにくるくる印象の変わるの。光に当ててみたらまた違った輝きを放つのでしょう。 また一つコレクションが増えた。感謝するわ。 加速する夜の海がぼやける。拭って、風を切るくらいの大声で話しかけた。 「ところでマスターエメラルドどうするのよ」 「カオティクスに預けた」夜に塗られて、赤いドレッドヘアが褐色に沈んでいた。三日月形に連なるそれらは風を受けて、独立した旗のようにぱたぱたなびく。たくましく盛り上がった胸板。アタシがさっき全部を預けた場所。 アタシだけの場所。そう信じていいのよね? 「最初からこの予定だったわけ? 用意周到すぎてムカつく。涙出そう」 「いちいち馬鹿にしやがってお前は!」 「馬鹿にするわ! アタシみたいな女に惚れた時点でね!」 それに、本当は馬鹿にしたんじゃない。幸せすぎて涙が出たのよ! 「ああ寒い」怒鳴りながら会話する。「早く逃げたい!」 「どこへだ?」 「どこまでも、よ!」 「これじゃ、オレが攫われちまう」 悪びれた様子もなくナックルズはあくびをする。手の中で宝石が、星よりも明るく輝いている。二人の未来を示すように。
3 notes
·
View notes
Text
2020年05月23日(Sat)
■TwitchがSNKとの提携を発表、「Twitch Prime」会員向けに20作品を超えるクラシックタイトルを順次無料配布
■タイル1枚から宇宙船を建造するコロニー船運営SLG『Space Haven』早期アクセス開始
■ホイホイさんの重戦闘Ver.のプラモが登場! 『一撃殺虫!! ホイホイさん NEW EDITION』のとってもキュートな1/1スケール!
■「かわいい」「ほしい」 謎の人間っぽさを持った“だいこん”の陶芸作品がなんともいえないかわいらしさ
■NASAとSpaceXによるアメリカ初の民間宇宙船による有人飛行ミッションにゴーサイン
View On WordPress
0 notes
Text
一撃殺虫!!ホイホイさん オリジナルアニメーション
20XX年、すべての害虫は薬品に対して耐性を持ってしまった。そこで、起死回生として開発されたのが、超小型害虫駆除ロボット「ホイホイさん」だった。ホイホイさんシリーズは、薬品で殺せないのなら、直接駆除あるのみというコンセプトで設計された身長約10cmの半自立型人型ロボットである。
放送時間
初回限定版同梱DVD。2004年9月30日初版発行
キャスト ホイホイさん 釘宮理恵 コンバットさん 田中理恵 油壷 森久保祥太郎 出羽きみ子 那須めぐみ 不死川睦美(しなずがわ むつみ) 中原麻衣 店長 田中完 古屋敷 大塚明夫 矢崎 森久保祥太郎
View On WordPress
0 notes
Text








Promotional wallpapers from the Konamityo website
(I found a re-upload of the non-archived images on this wallpaper website, which seems to have the whole collection)
20 notes
·
View notes
Photo
#anime#background#vintage anime#retro anime#screencap#00s anime#hoihoi san#一撃殺虫!!ホイホイさん#Ichigeki Sacchu HoiHoi san
9 notes
·
View notes
Photo










【在庫商品】 コトブキヤ 1/1 ホイホイさん&ホイホイさんMini ~アリスカラーセット~ 一撃殺虫!! ホイホイさん LEGACY
https://www.tagimi.net/?pid=158036297
0 notes
Photo

praise be hoihoi-san
32 notes
·
View notes
Text

Official Illustration by Kunihiko Tanaka
#ichigeki sacchu!! hoihoi-san#hoihoi-san#一撃殺虫!!ホイホイさん#combat-san#tanaka kunihiko#kunihiko tanaka#illustration
9 notes
·
View notes