【eN de baR】11 November 2023 休日等のお知らせ
*11 [November 2023]
〇 Regular holiday 〇
定休日: 毎週月曜,火曜
We're closed every Monday and Tuesday.
*11 [Mohamed Salah]
モハメド・サラー
POS:FW / HT:175cm / WT:71kg
DOB:1992.06.15 / POB:Egypt
2017年6月にリヴァプールFCと契約。加入1年目
の17-18シーズンでリーグ戦32得点を記録し
得点王に輝き、さらに当時のプレミアリーグの
シーズン総得点記録を更新した。
サラーが更新する前の得点記録トップは31得点
の以下3名。
95-96シーズンのアラン・シアラー
07-08シーズンのクリスティアーノ・ロナウド
13-14シーズンのルイス・スアレス
このシーズンのCLはリヴァプールは決勝まで
進んだが、レアルマドリードに敗れ、準優勝に
終わった。
サラーはCLでも輝きを見せていたが、決勝戦の
前半、早い段階でセルヒオ・ラモスと交錯して
負傷しピッチを去ることになってしまい、
多くのファンの頭を抱えさせた。
翌年の18-19シーズンも大きな活躍を見せ。
プレミアリーグで22得点を記録。2年連続で
得点王に輝いた。
このシーズンは22得点で並んだ選手が3名おり
チームメイトのサディオ・マネと、アーセナル
のピエール=エメリク・オーバメヤンも共に
得点王に輝いている。
この3人は全員、リヴァプールの監督クロップ
の教え子であり、「全員私の選手じゃないか」
とクロップを喜ばせた。
このシーズンのCL、リヴァプールは決勝で
トッテナムに勝利し優勝。サラーは試合開始
直後にPKを決めるなど大きく優勝に貢献して
いる。
19-20シーズンは、プレミアリーグ19得点と
10アシストを記録。この頃から得点だけで
なく周りを活かすスキルの発揮も見せ始め、
リヴァプールに30年振りとなるリーグ優勝を
もたらすことに貢献した。
右ウイングを主戦場とし、超高速のドリブルで
相手DFを簡単に抜き去り、プレスやチャージ
にも倒れずプレーし続ける強靭なフィジカルも
大きな武器。
また、ゴール前が密集状態であっても細かい
ボールタッチで狭いスペースから得点に関与
できる。
アタッカーとして世界最高峰の選手であるが、
ユルゲン・クロップ監督からはシステム上、
守備のタスクも求めらている。
しかし前述したフィジカルの強さから守備の
タスクもこなしており、自陣深くまで戻って
守備をすることもあり、守備面での貢献も
大きい。
敬虔なイスラム教徒であり、ラマダン(断食月)の
時期にはサウム(陽が昇っている間は飲水も
含めて飲食ができない断食行)を行っているが、
スタミナやコンディションの低下が見られるよう
なことは無く、怪我も少なく、自己管理能力の
高さやメンタルの強さもうかがえる。
23-24シーズンが行われている現在もフィジカル
の強さや俊敏さを保ち、得点も重ね、周りの選手
の特徴に合わせて自分の役割を変える柔軟性や
知性面での成長も見られ、主力として大きな活躍
を見せている。
近年はサウジアラビアリーグのチームから巨額の
移籍金と超高額年俸が提示されており、31歳と
いう年齢からも移籍が近いとされている。
23-24シーズン前の夏の移籍期間には、移籍間近
との報道が騒がしく行われ、KOP(リヴァプール
ファンの愛称)はヒヤヒヤさせられたが
リヴァプールに留まり大きな活躍を見せている。
リヴァプールの黄金期を築いたレジェンドと
呼べる選手の一人で、クラブ、KOPからも
愛されており、リヴァプールで活躍し続けて
欲しいが現在のサッカー界はオイルマネーが猛威
を振るっており、今後サウジからのオファーを
断るのは難しくなると思われる。
今季リヴァプールに留まってくれたことに感謝
し、今後のリヴァプールでの活躍もその後の
活躍も応援をしたい。
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アトレティコ、ポルトに敗れ最下位で終了…EL権も逃す トッテナムはグループ突破もソンフンミンが負傷 CL第6節(関連まとめ)
【サッカー】UEFA-CL第6節 スポルティング×フランクフルト、バイエルン×インテル、リバプール×ナポリ、プルゼニ×バルセロナ [久太郎★]http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1667340104/
1: 久太郎 ★ 2022/11/02(水) 07:01:44.54 ID:tHzT6UKk9.net
グループA リバプール 2-0 ナポリ [得点者] モハメド・サラー (後半40分)リバプール ダルウィン・ヌニェス(後半55分)リバプール https://soccer.yahoo.co.jp/ws/category/cl/game/221101009/summary?gk=41
レンジャーズ 1-3 アヤックス [得点者] スティーブン・ベルフハイス(前半04分)アヤックス…
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UEFA チャンピオンズ リーグ グループ A: マティップの後半のヘッダーでリバプールがアヤックスに 2 対 1 で勝利
UEFA チャンピオンズ リーグ グループ A: マティップの後半のヘッダーでリバプールがアヤックスに 2 対 1 で勝利
火曜日にアンフィールドで行われたチャンピオンズ リーグ グループ A の試合で、昨シーズンの次点者がアヤックス アムステルダムを 2 対 1 で破ったため、リバプールのジョエル マティプが 89 分の勝者のヘディングでヘディングを放った。
ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、ナポリでのグループリーグの開幕戦で 4 対 1…
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ボーンマス、リバプール戦で3-0で敗退…
試合開始7分後にリバプールのサディオ・マネが先取点を取った。リバプールは前半戦を大きくリードしていて、この時ボーンマスのストライカー、デフォーはわずか3回しかボールに触れていない。でも、1-0でリードされている時点では、ボーンマスにもまだ希望はあったはずだ。 そんな期待とは裏腹に、後半戦になってもボーンマスは奮わず、奇跡的なモハメド・サラーのヘディングで試合は終わったかに見えた。ところがしぶといチェリーズは、アンドリュー・サーマンが惜しいところでスコアにならず、それでも奮闘していた。 しかし、ゲームは90分目、リバプールのロベルト・フィルミーノが得点した時点で、勝敗が決まったも同然だった。 ボーンマスは、次の試合に臨みをかけつつアンフィールドスタジアムを後にした。次は、マンチェスターユナイテッドとの試合がホームゲームで水曜日夜に行われる。…
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阻止不可能モハメド・サラー
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契約残り1年のサラーがリバプールと契約延長! 3年契約を新たに締結
契約残り1年のサラーがリバプールと契約延長! 3年契約を新たに締結 スポーツ プロ野球
リバプールは1日、エジプト代表FWモハメド・サラー(30)との契約延長を発表した。【動画】リバプールが特別ムービーでサラーの契約延長を発表契約期間は明かされていないが、長期契約とのこと。イギリス『BBC』によれば新たに3年契約を結んだとのことだ。サラーは2023年夏に契約が満了を迎えることから、今夏の移籍が騒がれていたものの、本人がチャンピオンズリーグの決勝前にクラブに残る意思を表明。「来シーズン
引用元: スポーツのニュースまとめ 契約残り1年のサラーがリバプールと契約延長! 3年契約を新たに締結
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【サッカー】UEFA-CL第2節 PSG×マンC、ポルト×リバプール、ミラン×アトレティコ、レアル×シェリフなど 結果 [久太郎★]
元スレ
1 :久太郎 ★:2021/09/29(水) 06:00:26.03 ID:CAP_USER9.net
グループA パリSG 2−0 マンチェスター・シティ [得点者] イドリッサ・ゲイェ(前半08分)PSG リオネル・メッシ (後半29分)PSG https://soccer.yahoo.co.jp/ws/game/top/20146815
ライプツィヒ 1−2 クラブ・ブルージュ [得点者] クリストファー・ヌクンク(前半05分)ライプツィヒ ハンス・ファナケン (前半22分)クラブ・ブルージュ マッツ・リッツ (前半41分)クラブ・ブルージュ https://soccer.yahoo.co.jp/ws/game/top/20146816
グループB ポルト 1−5 リバプール [得点者] モハメド・サラー (前半18分)リバプール…
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【動画】リバプール南野タキ、サラーと華麗な連携からゴールキターー!!wwww
1: 名無し@サカサカ10 2021/07/30(金) 21:59:12.66 _USER9
ヘルタ・ベルリンとプレシーズンマッチで先発、サラーのヒールパスを受け右足でゴール
リバプールは現地時間29日、合宿地のインスブルック(オーストリア)でヘルタ・ベルリンとプレシーズンマッチを行い、3-4で敗れた。 この試合の前半終了間際、日本代表MF南野拓実が2-2に追いつく同点ゴールを奪取。エースのエジプト代表FWモハメド・サラーとの華麗な連係弾に、英メディアは「美しいゴール」と賛辞を送っている。
ヘルタ・ベルリンとのテストマッチで、南野はサラー、セネガル代表FWサディオ・マネとともに前線でスタメン出場した。すると1-2で迎えた同42分、…
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リバプールのモハメド・サラーさん、アフロを切る! リバプールのモハメド・サラーさん、アフロを切る! サッカータイム Source: おまとめ スポーツ
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【eN de baR】09 September 2023 休日のお知らせ
*09 [September 2023]
-Regular holiday -
定休日: 毎週月曜,火曜
We're closed every Monday and Tuesday.
*09 [Darwin Nunez]
ダルウィン・ヌニェス
POS:FW / HT:187cm / WT:81kg
DOB:1999.06.24 / POB:Uruguay
2020年にSLベンフィカに5年契約で加入。
1年目の20-21シーズンは、44試合に出場し
14ゴール12アシスト。2年目の21-22シーズンは
41試合に出場、34ゴール4アシストを記録し
ポルトガルリーグでリーグ得点王に輝く。
また、このシーズンのベンフィカはCLで準々決勝
に進出しリヴァプールと対戦。敗れはしたものの
ヌニェスがホームで1ゴール、アウェーでも
1ゴールと活躍。多くのビッグクラブから注目を
集めた。
対戦したリヴァプールの監督ユルゲン・クロップ
もそのパフォーマンスに惚れ込み「フィジカルが
強く、素早く、フィニッシュが落ち着いている」
と評価。2022年の6月にリヴァプールへの移籍が
決定した。
リヴァプールへ加入した1年目の22-23シーズン。
ヌニェスは42試合に出場し、15ゴール4アシストを
記録。チームが不調かつ、英語が苦手で戦術の
理解やコミュニケーションに苦労した中での1年目
にしては、よくやった方ではあるが、決定機を
逃して苦笑いというシーンが多く、少し残念な
印象を残した。
また、このシーズンは怪物アーリング・ハーランド
がマンチェスターシティに加入し、1年目で異常な
パフォーマンスを発揮しており、歳がヌニェスの
一個下でプレミアリーグ参入時期が同時期である
ことから、どうしても比較対象となりヌニェスの
残念感を増幅させた。
ちなみにこのシーズン、ハーランドは53試合に出場
52ゴール9アシスト。プレミアリーグだけでも
35試合出場で36ゴールを記録しており、プレミア
リーグ得点王、年間MVP、年間最優秀若手選手など
様々な個人タイトルを獲得している。
ヌニェスがリヴァプールに加入して2年目の今季
23-24シーズン。開幕からベンチスタートが続き、
あまり活躍できないまま迎えたEPL第3節アウェー
でのニューカッスル戦。
前半で25分に失点し0-1と1点ビハインド。さらに
その直後ファン・ダイクが疑惑の一発レッドで退場
という最悪の事態。
ファン・ダイクのポジションに緊急投入した
ジョー・ゴメスの頑張りとGKアリソンの神セーブを
中心に追加失点を免れつつ耐えて迎えた77分。
MFマクアリスターに替えてFWヌニェスを投入。
この交代が試合の流れを変える。
81分、ジョタの縦パスを相手DF裏で拾ってボックス
内の右スペースに抜け出したヌニェスがゴールの
ファー側にシュートを放ちゴール。1-1の同点に
追いつく。
さらにアディショナルタイムに入った90+3分。
モハメド・サラーのスルーパスに反応したヌニェス
が相手DFの間に鋭く走り込み、ボックス内の
右スペースからまたゴールファー側にボールを
蹴り込み追加ゴール。スコアを1-2とし劇的な逆転
で勝利。
前半の時点でほぼ勝利を確信して沸いていた
セント・ジェームズパークを沈黙させ、スタジアム
の一角のアウェースタンドにいたKOP(リヴァプール
ファンの愛称)を大いに沸かせた。
ユルゲン・クロップが評価しているように、
ヌニェスはフィジカルの強さで相手DFに競り勝つ力
と、相手DFの間に鋭く走り込みボックス内の
スペースに抜けだす能力が高い。
昨シーズンまで9番を背負っていた
ロベルト・フィルミーニョのような偽9番タイプ
としての能力は無さそうだが、トップレベルの
ストライカーとして成長するポテンシャルを備えて
おり、今季こそはハーランドを脅かすほどの
パフォーマンスを期待したい。
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リバプ��ルとウェストハムの4 0のプレミアリーグに行ったファンは、モハメド・サラと何をしましたか?モハメド・サラー
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リバプール、リーズに敗れリーグ戦連敗…ミスから失点しサラー同点弾で追い付くも終盤劇的ゴール許す
ミスから失点のリヴァプール、サラー同点弾も終盤に劇的ゴール許しリーズに黒星https://news.yahoo.co.jp/articles/eb739dd707abaa6837a84479ca33cc6e58662b9a
プレミアリーグ第14節が29日に行われ、9位リヴァプールと19位リーズ・ユナイテッドが対戦した。
リヴァプールは前線でダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノが先発。中盤にはファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、ハーヴェイ・エリオットが入った。
先制したのはリーズ。4分、ジョー・ゴメスのバックパスがそのままロドリゴへ向かうと、無人のゴールへと楽々押し込んだ。しかし、リヴァプールもすぐに反撃。14分、アーノルドのクロスが左サイドに流れると、ロバートソンが再度クロス。これをサラーがボレーで合わせて同点とした。
その後、決定機を作ったのはリーズ。右サイド…
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UEFA チャンピオンズ リーグ グループ A: マティップの後半のヘッダーでリバプールがアヤックスに 2 対 1 で勝利
UEFA チャンピオンズ リーグ グループ A: マティップの後半のヘッダーでリバプールがアヤックスに 2 対 1 で勝利
火曜日にアンフィールドで行われたチャンピオンズ リーグ グループ A の試合で、昨シーズンの次点者がアヤックス アムステルダムを 2 対 1 で破ったため、リバプールのジョエル マティプが 89 分の勝者のヘディングでヘディングを放った。
ユルゲン・クロップ監督率いるチームは、ナポリでのグループリーグの開幕戦で 4 対 1…
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■コスモディアドットコム!!(cosmodia.com)March 26, 2020 at 01:02PM
【朗報】モハメド・サラーのぐう聖エピソードwwwww https://t.co/K9yGAXsr3A pic.twitter.com/GiVuBa4so0
— footballdays (@footballdays11) March 26, 2020
from Twitter https://twitter.com/cosmodiacom
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王者・リバプールはなぜナポリに敗れたのか。名将の的確な采配、攻略不能だった“人間山脈”の存在
2019.9.19 FootballChannel
チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグE組第1節、ナポリ対リバプールが現地時間17日に行われ2-0でホームチームが勝利している。昨季王者のリバプールはナポリに対してあまり良い成績を収めることができていなかったが、この試合でも苦手意識を露呈することになった。プレミアリーグ開幕から5連勝中のチームは、なぜ敗れたのか。(文:小澤祐作)
リバプールがナポリに対して持つ苦手意識
ナポリとリバプールは、どこか奇妙な運命に導かれているような気がする。昨季のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグでも対戦しており、今季開幕前のプレシーズンマッチでも顔を合わせているからだ。異なる国のクラブ同士が約1年間で5度も対戦することは、なかなかに珍しいことだと言える。
そんな両者のマッチアップだが、毎回苦戦を強いられるのはリバプールだった。昨季のCL・グループリーグでは1勝1敗の成績だったが、とくにアウェイでの試合はナポリに対して“何もできなかった”。スコアこそ0-1と大差なかったが、あれほどリバプールが無力化されてしまったのは、今思えば驚くべきことだ。そして、今季開幕前のプレシーズンマッチでも0-3の完敗を喫している。
もはやリバプールはナポリに対して苦手意識を持っていると言わざるを得ない。そしてそれは、現地時間17日に行われたCL・グループリーグ第1節でも露呈することになった。
プレミアリーグ開幕5試合で全勝と勢いに乗るリバプールは、このナポリ戦でお馴染みの4-3-3を採用。最も同クラブの中で選手の入れ替えが激しいと言える中盤の並びはアンカーにMFファビーニョ、その前にMFジョーダン・ヘンダーソンとMFジェームズ・ミルナーという形になった。
そしてリバプールは、試合開始のホイッスルが鳴り響いた直後から自分たちの色を出した。最終ラインから丁寧にパスを繋いでくるナポリに対し、前線の選手からプレスのスイッチを入れ猛烈な圧力をかけたのだ。全体が連動してラインを高く保ち、ナポリのビルドアップを早い段階で阻止。この狙いは効果的であった。
リバプールの猛烈なプレスに苦しんだナポリは、割と早い段階で長いボールを前線に入れるのだが、同クラブの攻撃的なポジションを担う選手は皆、身長がそれほど高くない。そのため、ロングボールを蹴っても回収されることがほとんどという結果に終わった。リバプールはナポリに長いボールを蹴らせた時点で勝っていたのだ。
活きるサラーとマネのスピード
ただ、もちろんナポリにも攻める時間帯はあった。MFファビアン・ルイスを経由しながらサイドに目一杯展開し、相手SBとCBの間のスペースを確保したところで前線に人数を集める。FWイルビング・ロサーノを頂上に残しながら、その下の空間をFWドリース・メルテンスが自由に使う。また、サイドのFWロレンツォ・インシーニェは時折中へ侵入することで相手のマークをかく乱させ、独力で打開する。こうした様々なパターンを場面によって使い分け、リバプールの守備攻略を試みたのだ。
しかしリバプールの守備陣はさすがの集中力を保って粘り強く対応。ナポリは自分たちにとって有利な状況を作り出そうと徹底して低いクロスを狙ったが、DFフィルジル・ファン・ダイクとDFジョエル・マティプの2CBがこれらをことごとく跳ね返した。
一方、リバプールは攻撃時にあるスペースを有効活用していた。相手の2トップとダブルボランチの間である。そこに降りてくるのがFWロベルト・フィルミーノ。背番号9がこのエリアでボールを持つとよりリバプールの攻撃に怖さが増し、攻めのスピードはよりアップするのだ。
また、フィルミーノがこのエリアを突こうとすることで生まれる効果がもう一つあった。ファビーニョがフリーとなることができたのだ。MFアランとF・ルイスはブラジル人MFへプレスをかけたいのだが、フィルミーノが下がってくるため前に出にくくなっていた。そのため、リバプールはビルドアップ時にファビーニョを経由することに対して何の苦しさもなく、スムーズにボールを入れることができた。この辺りは、ナポリにとっても解決策が見当たらなかったのである。
しかし、ナポリにとって最も恐ろしかったのはやはりカウンターだろう。とくにFWモハメド・サラーとFWサディオ・マネの走力は幾度となくナポリを苦しめた。
DFジオバニ・ディ・ロレンツォ、DFマリオ・ルイも粘り強く対応したが、それを上回るスピードは圧巻。一度相手の背後にボールが出てしまえば競争で負けることはほとんどなく、個人でゴール前まで侵入することができていた。
20分には敵陣でファビーニョがボールを奪うと、これをヘンダーソンが左サイドへ展開。最後はマネがシュートまで持っていった。これはGKアレックス・メレトのセーブに阻まれたが、カウンターの威力が絶大なのはこのシーンからも明らかであった。しかし…。
立ちはだかり続ける男
リバプールは効果的なカウンターを発動するも欲しい先制点を奪うことができていなかった。それはなぜか。最後の最後までこの男の存在感が大きかったからだ。その男こそDFカリドゥ・クリバリだ。
セネガル代表DFはサラーやフィルミーノとの1対1でも冷静に対応。決して飛び込むことをせず、相手の動きに対して少しずつ距離を縮めながら射程圏内に捉えたところで素早く足を出す。サラーらはクリバリを抜こうとするのだが、その前に無力化されてしまった。
DFコスタス・マノラスとの距離感も絶妙で、カバー&チャレンジの判断も的確であった。もちろん左サイドバックのマリオ・ルイのカバーリングも怠らず、いつでもリバプール攻撃陣に対して冷静な守備を見せる。この試合でのクリバリはとくに状態の良さが明らかで、前半だけでなく後半もリバプールの攻撃陣をこれでもかとストップし続けた。
最も素晴らしかったのが読みの鋭さだ。たとえば61分の場面。DFアンドリュー・ロバートソンから中央のフィルミーノにボールが入ると、ブラジル人FWは横を走っていたDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを確認。その瞬間を逃さなかったクリバリはフィルミーノに対し、アーノルドのパスコースを切るかのようなスライディングタックルでボールを刈り取ったのだ。ペナルティエリア手前まで侵入されながらもこうした一瞬の判断力でピンチを消し去ることができるのは、さすがというべきであろう。
クリバリはこの試合でタックル成功数2回、インターセプト成功数2回、デュエル勝率90%を記録するなど申し分ない結果を残している。データサイト『Who Scored』内でも7.5という高いレーティングが与えられてい���。まさに人間山脈だ。
また、クラブ公式サイトによると、クリバリとコンビを組んだマノラスは「僕の傍にはいつもクリバリがいる。彼は世界ナンバーワンだし、素晴らしい時間を過ごしているよ」とセネガル代表DFの存在感の大きさを改めて称賛していた。
アンチェロッティの采配
クリバリの活躍もあり、強力なリバプール攻撃陣を粘り強く無失点に抑えていたナポリは、66分にインシーニェに代えてMFピオトル・ジエリンスキを。その3分後にはロサーノに代えFWフェルナンド・ジョレンテを投入。カルロ・アンチェロッティ監督は動きを見せてきたが、この采配が後の運命を分けることになる。
ジョレンテが最前線に収まったナポリは、攻撃のパターンにより膨らみを持てるようになり、疲れが出てくる時間帯でもリバプール守備陣の手を焼かせた。やはりスペイン人FWにはボールが収まる。一呼吸置きたいナポリにとってジョレンテは、頼もしい存在だった。
そして79分、そのジョレンテが空中戦で潰れボールがF・ルイスに入ると、メルテンスを経由して右のFWホセ・マリア・カジェホンへパス。ボールを受け中に切り込んだ同選手は、対峙したロバートソンに倒されPKを獲得したのだ。これをメルテンスがしっかりと流し込み、ナポリが先制に成功した。
待望の1点を奪ったナポリだが、その後のケアもアンチェロッティ監督は冷静であった。疲れが見えていたF・ルイスを左サイドに回し、途中出場でまだ体力が残っていたジエリンスキを中央へ配置。より真ん中のスペースを与えないための細かな修正であったが、この辺りの判断力は名将たる所以だ。
さらにナポリはリバプールにトドメの一撃を喰らわす。後半AT、敵陣内でメルテンスが粘り強くボールに絡むと、ファン・ダイクが痛恨のパスミス。これに素早く反応したジョレンテが冷静に右足で流し込んで追加点を奪ったのだ。
リバプールはその後もアウェイゴールを奪うことができず、0-2で完敗。鬼門サン・パオロでまたしても勝利を奪うことができなかった。クリバリが牽引するナポリの堅い守備、アンチェロッティ監督の丁寧かつ的確な采配。この試合の運命を分けた理由はこれだけに留まらないだろうが、確かなのは昨季王者リバプールが敗れるのも納得いく内容だったということだ。
(文:小澤祐作)
オリジナル記事:https://www.footballchannel.jp/2019/09/18/post338886/
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もう1ヶ月も経ってしまったが、我らがリバプール・フットボール・クラブが、見事去年の雪辱を果たしてチャンピオンズ・リーグ(以下、CL)優勝を果たした。めでたい。個人的に低調すぎる今年において、数少ないステキなトピックの一つとなった。
KOP(=リバプールの熱心なファンの愛称。本拠地アンフィールドにあるKOPスタンドから)にはお馴染みだろうが、去年のCL決勝は不運が重なったこともあって、実力を出しきれずに実に悔しい負け方をした。あの試合でセルヒオ・ラモスが親の仇ばりに嫌いになったのはオレだけじゃないだろう。
試合後に我らがキャプテンであるジョーダン・ヘンダーソンや我らが指揮官のユルゲン・クロップは「来年さらに強くなって、また挑戦するよ」と、気丈に語ってもいたし、KOPはその言葉を信じたい気持ちでいっぱいではあったが、如何せん一抹の不安もあった。なぜなら昨年のチームの破壊力は相当なものだったからだ。
モハメド・サラーは神懸かり的な活躍を見せ、ロベルト・フィルミーノとサディオ・マネとのトライアングルのコンビネーションはとにかくエキサイティングそのものだった。来年も同じ力を発揮できるものか。そう、ちょっとだけ悲観的にもなったもんだった。
だがどうだ?フタを開けてみりゃプレミアリーグわずか一敗だぞ?
それも、現時点での世界最強チームと言われるマンチェスター・シティに負けただけ。
しかも、わずか22失点と言うのはプレミアのみならず、ヨーロッパの主要リーグの中でも堂々の1位だそうな。
前のエントリーでも言ったけど、大事なことだから2回言うね。
これはとんでもない成績なのである。
しかし、時にフットボールは無情な世界でもあるので、最強シティにわずか1ポイントだけ及ばずにプレミアは2位。これだけの勝ち点取ってて2位ってアンタ、そりゃ浮かばれないっしょ…、てなわけで、プレミア最終節が終了すると同時に、KOPはCLでのリヴェンジへとシフトしたのだった。
今回のテーマ曲はガーナの1970年代のハイライフ・シーンを彩った立役者の1人であるチャールズ・コフィ・マンこと、C.K.マンが1979年にリリースしたアルバムに収録されている曲で、『We Shall Survive』と言う。直訳すれば"オレたちは生き抜く"。
この曲はレゲエ調のサウンドに乗せてピジン・イングリッシュの歌詞で唄われているんだが、たぶん1976年に南アフリカで起きたソウェト蜂起のことを歌ってると思われる。
この曲がリリースされる前年にはナイジェリアのソニー・オコスンが『Fire in Soweto』と言うやはりレゲエ調でソウェト蜂起の曲を出してスマッシュ・ヒットしてるから、それの影響もあるんだろうな、たぶん。
ヴォーカルはマンの盟友だったコフィ・パパ・ヤンソンで、プロデューサーがエボ・テイラー。これだけでも豪華な布陣だと思うが、スペシャル・サンクスとしてクレジットされているジョージ・アミサーもまたすごい。アミサーはブロードウェイ・ダンス・バンドがウーフル・ダンス・バンドへと改名したあたりのウーフルのメンバーで、彼のアレンジした曲はだいたいがミラクルと言う知る人ぞ知る名コンポーザー。
それから忘れちゃなんないのが、エグゼクティブ・プロデューサーのとこにあるディック・エシルフィー・ボンジー(=Dick Essilfie-Bondzie)。そう、ガーナを代表するレーベルの一つであるエシボンズ(=Essiebones)のレーベル・オーナーである。これが本名なのか!!って、まあ個人的にそう思っただけなんだけどね。
それにしても、このアルバムのジャケにおけるマンのチンピラ感はすごい。
モノクロ加工だから余計にそう思うんだろうが、ヤチャグラかけてブッとい象の金ネック下げてて、完全にテキ屋の兄さんか海の家とかにいそうなどチンピラである。
それはさておき、この『We Shall Survive』の曲中で、
"We shall overcome=オレたちは乗り越える"
と唄われる部分がある。
おいおい!まさに我らがリバプールに打ってつけじゃないかよ、どうなってんだよ!
…ってことで、
去年のラモスの悪行によるモー・サラー涙の負傷退場も、カリウスの手痛いミスによる失点も、今シーズンのシティの最終盤の無双っぷりも何もかもを乗り越えて、ついでに、"アンフィールドの奇跡"と呼ぶに相応しい大逆転劇でバルセロナを粉砕すると言うマジック・スパイスまでもを添えた上で、同国対決となった決勝では、初めての大舞台に浮き足立ってた(ように見えた)トットナム・ホットスパーのイレブンを尻目に、試合巧者ぶりを見せつけて2-0で勝利。見事に有終の美を飾ったと言うわけだ。
いやでも本当に良かったよ。報われてくれたなって思う。
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