#マイルズ・テラー
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(短評)映画『トップガン・マーヴェリック』
(引用元)
『トップガン・マーヴェリック』(2022年、米国)
1作目はやたらギラついてる印象が強く、特に思い入れは無い僕です💧
しかし今作はとても没入できたし、観終わってとても清々しいい気持ちになりましたし、正直途中かなりジーンと来ましたよ🥲
エンタメ映画として素晴らしい出来栄えです💯
ただ言いたいこともあります💨
ならず者国家と呼んで一方的に奇襲攻撃を仕掛けるのはどうなんだとは思いましたよ(米国っぽいですけどね)😓
あと後半の作戦、スターウォーズっぽいよなと多くの人が思ったでしょうが、ハン・ソロが助けに来るとこまでコピーしてて、流石にちょっと苦笑しました😅
実際の戦闘機に乗って撮影したようですが、CGで色々できる時代でもちゃんとリアルな映像を追求する熱意を感じました‼️
あと前作をしっかり踏襲してるというか、同じような演出・オマージュが散りばめられてて、それがブラッシュアップされてるのも良かったです👌
あの作戦、どうせ上手くいくとは内心思いつつもかなりハラハラさせられたし、やったー!奇跡だ!と思った直後のミサイル追撃大混戦&フレア祭りの場面はドキドキし過ぎて無表情になってました😮
戦闘機ってあんな凄い動きができるもんなんですね、驚きました💨
#映画#映画レビュー#movie#movie review#top gun: maverick#ジョセフ・コジンスキー#joseph kosinski#トム・クルーズ#tom cruise#マイルズ・テラー#miles teller#グレン・パウエル#glen powell#jennifer connelly#ジェニファー・コネリー
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映画「セッション」を再び
ギャガ・アカデミー賞受賞作品特集上映にて「セッション」を見た。 ギャガが過去に配給した映画で、アカデミー賞を獲得した作品をリバイバル上映するものだ。 今作はJ・K・シモンズの助演男優賞を始め、編集賞と録音賞の合わせて3部門でオスカーを獲得。 2015年(本国では2014年)の公開当時はSCBを始めたばかりで何とかしてバンドで売れたかった僕は、プロのジャズドラマーを目指す主人公ニーマン(マイルズ・テラー)に感情移入し、音楽に打ち込む姿に大いに感化され、鬼教官フレッチャー(J・K・シモンズ)の指導は行き過ぎている面はあるが許容範囲と思えた。 そしてバンドメンバーには、半ば強制的に映画を見に行くよう勧めた。 ただそれは音楽以外のカルチャーに興味を持ってほしいという思いからであり、バンド活動にストイックに向き合ってほしいという意味合いはほんの少しであった。 以前友達とオーセンティックバーでウイスキーをジャブジャブ飲んでいたとき、マスターが「ほんの少し優しさを差し上げます」と小さいコップでチェイサーを出してくださった。 僕が求めたストイックさはこのチェイサーよりも少ないごく僅かなものだったが、後輩であるメンバーたちは、その後の練習がフレッチャー対ニーマンのようになるのではないか、と戦々恐々としていたらしい。 さて、今作を見るのは8年ぶりのこと。 持っているブルーレイは封を切らないまま、再び映画館に舞い戻ることになった。 予定していた電車を逃してしまったため上映時間ギリギリにチケットを購入。 猛暑の中を1kmほど歩いたため滝のように汗をかいており、そのままシートに座るのがはばかられたが、これから始まる素晴らしい物語に思いを馳せるとそんなことはどうでもよくなっていた。 週末の夕方、ミニシアターで名作のリバイバル上映。 老夫婦やお洒落なカップルに混じって異常な汗だくおじさん。 ざまあみろという感じだが、完璧な週末の過ごし方だ。 そして肝心の映画であるが、思っていたのと何かちょっと違った。 それどころか、演奏の吹替が合っていないところ(音源はプロが叩いている)や、終始飛び交う罵詈雑言、ドラムを乱暴に扱うシーンに辟易としてしまった。 ニーマンの小ズルいところや恋人に対する振る舞いは感情移入を阻み、フレッチャーの心の動きも理解不能、あるいは描写不足である。 作品自体は、客観的には刺激的で一定の評価を得ることは納得できるが、個人的には不快なシーンが多過ぎると思った。 8年前は何を見てどこに惹かれたのだろう。 自分がひ弱になったのだろうか。 あるいは音楽に対して以前ほどの熱がないのだろうか。 また上記の内容を要約してメンバーに送ったところ、 「音楽の映画かと思ったら若干サイコホラーだったみたいな...」とZから、 「映画も音楽も、見るとき聞くときで感想が変わりますよね。当時、ただただトラウマ的に怖く感じたのを思い出します」とジョニー秋山から返事があった。 よかれと思って勧めた映画がトラウマを与えていたとは。 今年のレコーディングに全く練習をせずに参加するという常軌を逸した行動を取ったジョニー氏にはフレッチャーばりの指導を行ったとしても文句を言われる筋合いはないのだが。 いずれにせよ、初見時と全く違う感想を抱いた自分の感覚と評価基準が全く当てにならないことに引いている。 H
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映画「トップガン マーヴェリック」を観る。監督ジョセフ・コシンスキー、出演トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー他。
前作から36年。マーベリックは昇進を拒み現場主義を貫いていたが、超音速テスト機を墜落させてしまい、トップガンの教官を命ぜられる。ならず者国家が建設中の核施設を破壊すべく、トップガン卒業生を鍛えるのだが、その中にはかつての親友グースの息子も含まれていた。
ヒット作品だったとはいえ、あんなに80年代色の濃い映画を今どうやって続編を作るのか?と思ったが、結論から言うと臆面もなく正面から勝負して来ていて、それが良い方向に倒れている印象だった。
最新技術を駆使した飛行シーンは見応えありで、続編の大きな存在理由になっている。誰がどこをどう飛んでる、みたいな位置関係が非常に分かりやすく、よって雑音なしに楽しめるようになっている。丁寧。
テーマ曲からラブシーンまで、本当に臆面もなく、でもやり過ぎない感じで前作の雰囲気を踏襲していて、そのバランスが絶妙なのだろう。敵地から帰還して来る件など、下手したらトンデモ展開で片付けられかねないのだが、収まりが良かったので三方よしになってる。上手い。
オスカー作品賞ノミネートだが、万が一の展開はあるのだろうか。アメリカ人、こう言うの好きだしなぁ。
★★★☆☆
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(2022/6/18土) 朝イチでNetflix観賞からの→試験勉強して→からのランチ。 「もとまちユニオン」で買ってきた焼うどんと、トマトのサラダと、アイスカフェオレを。 うん、腹パンになりすぎない、ちょうどいいボリュームで。 さて、Netflixでは、新作の「スパイダーヘッド」を鑑賞。《トップガン マーヴェリック》のジョセフ・コシンスキーが監督。ゆえか、マイルズ・テラーが主演で。近未来の、ヤバいクスリで人体実験系でした。ヒトの感情をコントロールするクスリって、できるのかなぁ〜〜〜⁇ (元町union) https://www.instagram.com/p/Ce80kHrP-v0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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「必要とされたら寄り添うのが人と人との関係というものなのよ。それが全て」
本に続いて映画。ザック・エフロンのラブコメ。
おバカで最低(?)なんだけど男3人の友情が可愛い。そして本気で恋をした男の子は子供みたいで、これまた可愛い。にしても、アラサーって若いな。
本気で好きにならない努力なんて、無駄だよね^^
わたしザック・エフロンが好きなんだけど、この映画ではダニエル役のマイルズ・テラーにメロメロでした。自分が男だったら親友になりたい。
アメリカの恋愛映画を観るといつも思うんだけど、この相手とは幸せになれないと思ったら気持ちが残っていてもキッパリ別れるプライドって本当に大事。
そのためには、恋愛してはじめて満たされるんじゃなくて、恋愛なしでも自分らしく自信持って生きてなきゃいけないなぁって思います。そうじゃないと、わかってほしい相手に気づいてもらえないことって、ある気がするよ。
と女目線で語りつつ、
どちらかというとこの映画は男子向けな気がします。恋に悩む若い男の子にピッタリかもしれない。
とにかく男子3人が面白かった。 エンドロールのメイキング&NG集も本編同様、楽しかったです。ラブコメはラクでいいな。
🧸
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オンリーザブレイブ鑑賞中!!🔥🔥🔥 火事の映画はバックドラフト以来!! #オンリーザブレイブ #火事 #映画 #ジョシュ・ブローリン #マイルズ・テラー #ジェームズバッジデール #ジェフブリッジス #テイラーキッチュ #ジェニファーコネリー #ジョセフコシンスキー監督 #洋画 https://www.instagram.com/p/B8afTmOFR5_/?igshid=18w7omuavzo01
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『トップガン マーヴェリック』日本公開日は、来年7月10日(金)に決定!
アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の挫折と栄光の日々を、戦闘機による迫力の映像体験と、今も観た者の心に鳴り響く数々のヒットメロディと共に、瑞々しい青春&ラブ・ストーリーを重ね合わせ、世界中そして日本でも空前の大ヒットを記録。主演のトム・クルーズを一躍ハリウッドのスターダムの頂点へと押し上げた伝説の名作『トップガン』(86)。その待望の最新作であり、トムが『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハントに次ぐ、代表的キャラクターとして知られる伝説のパイロット:マーヴェリック役としてカムバックを果たした『トップガン マーヴェリック』
この度、マーヴェリック帰還の理由や衝撃の飛行シーンを捉えた新予告が解禁となります! 合わせて、日本の公開日が2020年7月10日(金)に決定し、新ポスタービジュアルも到着しました!
解禁された予告編映像では、表舞台から遠ざかっていたマーヴェリックが、輝かしい功績を打ち立ててきたその腕を見込まれ、エリート・パイロット養成機関”トップガン”の教官として重要なミッションを任命され還ってきたことが判明。戦闘機に手を当て浮かべる万感の表情や、コックピットに乗り込み生徒を指導する頼もしいマーヴェリックに加え、新パイロットたちの様々な感情が入り混じった瑞々しい日常に誰もが耳にしたことのあるメロディが重なり、胸が熱くなること必至!さらに後半には、マーヴェリックの超人的な操縦スキルや、攻撃を受けていると思われる戦闘機が追撃ミサイルを必死に回避しようとする迫力の映像も...!マーヴェリックが教���る“生と死”を分ける重大な差とは?一瞬の判断ミスも許されぬ手に汗握る壮絶なドッグファイトが展開され、リアルを追求した迫力の戦闘機スカイ・アクションに息をのむ仕上がりです。合わせて解禁された新ポスタービジュアルでは、2機の戦闘機が飛行する大空を見上げるマーヴェリックが旧式のプロペラ機と思しき機体に背を預けており、爽やかでクールなトップガンらしい雰囲気はそのままに、「空を飛ぶこと」への憧憬を感じさせるエモーショナルな瞬間が切り取られています。
<新予告映像はこちら>
共演には、『セッション』のマイルズ・テラー、『ノア 約束の舟』などで知られるアカデミー賞女優ジェニファー・コネリー、『ザ・ロック』の名優エド・ハリス、さらに前作でマーヴェリックのライバル“アイスマン”を演じたヴァル・キルマーの再登板も決定し豪華キャストが集結。監督には『オブリビオン』でもトムとタッグを組んだジョセフ・コシンスキーが抜擢され、プロデューサーは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどでハリウッドの頂点に君臨した敏腕プロデューサージェリー・ブラッカイマー、さらに『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督で知られ、トムの盟友として信頼の厚いアカデミー賞脚本賞受賞のクリストファー・マッカリーが脚本に加わるなど、ハリウッドきってのクリエイターが集い、映画史に新たなページを刻む最新作に乞うご期待。
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【作品情報】 『トップガン マーヴェリック』
■監督:ジョセフ・コシンスキー ■脚本:クリストファー・マッカリー、他 ■製作:ジェリー・ブラッカイマー、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン ■キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、他 ■原題:Top Gun Maverick ■配給:東和ピクチャーズ
(C)2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
情報提供:ガイエ
2020年7月10日(金)映画史を塗りかえる超絶リアル”G”体験!全国ロードショー!
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年に数本は公開される実話を基にした災害映画。 今年もアメリカの山火事で戦う森林消防士たちの物語、『オンリー・ザ・ブレイブ』が公開されました。
日本では山火事は滅多に起きないのでなかなか身近に感じられませんが、アメリカでは山火事のニュースを頻繁に耳にしますよね。
なぜアメリカでは山火事が多いのかというと、主に湿度が低いことが挙げられます。 特に山火事の多いアリゾナ州やカリフォルニア州は、夏場は湿度が10%代に下がることも。 (ちなみに日本の冬場の湿度は40%前後。) 夏場の気温の高さと、湿度の低い環境の中で風によって木々が擦れ、火種が生まれることによって、山火事は発生します。
頻繁に起きる山火事に対して、アメリカでは、森林消防隊なるものが存在します。 この作品は、そんな彼らの命がけの物語。
オンリー・ザ・ブレイブ
監督 ジョセフ・コシンスキー 脚本 ケン・ノーラン エリック・ウォーレン・シンガー 出演者 ジョシュ・ブローリン マイルズ・テラー ジェフ・ブリッジス 公開 2017年 製作国 アメリカ合衆国
あらすじ
すべてを焼き尽くす未曽有の山火事に、 たった20人で立ち向かった男たちがいた—。
猛烈な勢いで山を焼き尽くす炎。 近隣住民も森に住む動物たちも一斉に逃げ出す中、炎に突入しチェーンソーで次々と木を切り倒す男たちがいる。 アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊員たちだ。 火の動きを読んだ指揮官のマーシュ(ジョシュ・ブローリン)は、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込もうとする。 だが、現場の権限を持つ米国農務省の“ホットショット(精鋭部隊)”に、「“市”レベルの消防隊員が余計な口出しをするな」と言われてしまう。
麻薬にセックスに・・・と堕落した日々を過ごしていたマクドナウ(マイルズ・テラー)は、ある日、数か月前に別れた恋人が妊娠している事を知る。 動揺し彼女に会いに行くが、「この子は私と家族で育てるから、あなたは関わらないで」と拒絶され、むしゃくしゃした勢いで駐車中の車から携帯を窃盗、その場で逮捕される。 何とか仮釈放されるも、母親に家からも追い出され、何処にも居場所が無くなったマクドナウが向かったのは、新人募集の案内を出していたマーシュ率いる森林消防隊だった。
採用面接中、一目でマクドナウが薬物中毒だったことを見抜くマーシュ。 他の隊員が「あいつは何でも中途半端なダメな奴だ」と猛反対する中、マーシュは窃盗罪で保護観察中の彼��採用する。 「生まれたばかりの娘を幸せにしたい」、「人間として生まれ変わりたい」という決意を買ったのだ。
新しいメンバーも増え、またいつも通りの地獄のような訓練を始める消防員たち。 マクドナウのことを信じていなかった他の隊員たちとも、命を預け合う現場を通して次第に絆が深まっていく。 そんな隊員たちを誇りに思い、自分たちも“ホットショット”になりたいという夢を捨てきれないマーシュは、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に勧められ、市の消防署長で親友でもあるデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを“ホットショット”に認定してほしいと相談する。 地方自治体の消防隊が“ホットショット”に昇格した前例はなかったが、彼らの実力に惚れ込むデュエインに説得された市長は、審査を受けられるよう手配するのだった。
そんなある日、チリカウア山脈で発生した火災へ駆けつけ、まさに本番で認定審査を受けることになるマーシュたち。 強風にあおられる火災を食い止めるために、マーシュは炎の“燃料”となる木々を焼くという判断を下すが、審査官から迎え火で火事がさらに勢いを増すと静止される。二人は激しい口論となり、マーシュは審査官に「あんたは黙ってろ!」と怒鳴ってしまう。
結果は、マーシュの勝利だった。マーシュを心から敬愛する副官ジェシー(ジェームズ・バッジ・デール)は、「審査がダメでも俺たちは森を救った」と誇らしげに胸を張り、隊員たちも深くうなずくのだった。 審査発表の日、「君たちのボスは生意気だが、君たちは最高の消防士だ」という審査官からのメッセージと共に“ホットショット”への昇格が告げられる。だが、隊員たちの歓喜も束の間、愛する家族を残して火災に立ち向かう彼らを、アメリカ史上最も恐ろしい、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていた──。(公式サイトより)
2013年に起きたアリゾナ州の山火事事件に立ち向かった森林消防士・ホットショット(精鋭部隊)たちの物語。 リアルを追求した山火事の演出が迫力満点に描かれています。
監督は『トロン:レガシー』、『オブリビオン』のジョセフ・コシンスキー。
衝撃の実話
実話物語とは聞いていましたが、どんな出来事だったのか全く知らないで観たのでラストに驚きました。 そうか〜そうくるか〜と残念で脱力しちゃいました。 しかも従事していた隊員たちはみなさん20代、30代の方ばかり。
にも
エンドロールは辛い気持ちになっちゃいました。
山火事というのが身近ではないので、遠い国の出来事のように感じてしまいますね。 でも実際にアメリカでは毎年何万件もの山火事が起きているんですからね・・・ 山火事のシーンはすべてのシーンがリアルで、みていて息苦しくなるほど。
過酷な現場で戦っている男たちの勇姿と、山火事の恐ろしさを間近に体感できた作品でした。
優秀な消防士たちと山火事のたたかい
森林消防隊で働く男20人が、訓練を通じて絆を強めながら、人としてもチームとしても成長していく物語。 クライマックス、彼らは突如起きた大きな山火事に立ち向かうことに。
チームが成長していく中で、隊長のマーシュの仕事への思いや奧さんとの衝突、新人のマクドナウが人として成長していく姿などの人間ドラマも描かれていきます。 ストーリーは実話ベースですが、ドキュメンタリーというよりは、ドラマがしっかりと作られていて、一本の映画になっていました。
勇猛果敢に戦う男の背中に魅了されましたね。 家族や愛する人、町で暮らす人々を守りたいからこそ、彼らは燃え盛る山に身を投じていく。
にも
命をかけて仕事に従事している男ってのは、やっぱりかっこいいですね。
最初にちょっと書きましたが、実際に起きた事故を基に本作はつくられています。 ですが、私はどんな出来事だったのか全く知らなかったんですよね。 ニュースを全く覚えていなくて・・・
事前に情報をみるのが好きじゃないというのもありますが、ここまで徹底的にネタバレを回避してきた宣伝チームもさすが。
何も知らないで観るので、クライマックスでのドキドキハラハラは人一倍感じていたと思います。 なるべくはっきりオチを書くの好きじゃないんですが、本作に関しては書かないと感想がうまく伝えられないので・・・ 残念ながら、20名のチームは、最後に19名が殉職してしまうんですね。
これは衝撃的だったな。 チームはいくつもの危機的状況を乗り越えてきたんですよ。 地方自治体の消防団がホットショットに任命されることって前例がないことだったそう。 彼らの優秀っぷりは劇中でも描かれていたので、まあ今回もなんとかなるだろ、と思っていたんですがね・・・
それまでのチームとしての奮闘っぷりがよかっただけに、ラストは残念だし、やっぱり消防士は常に死と隣り合わせの仕事なんだなと改めて大変さを感じました。
人間ドラマもしっかり描かれています
人一倍「死」に対して向き合う仕事だからこそ、常日頃家族や友人、恋人とのコミュニケーションは大切ですよね。 本作では、彼らの仕事に対する姿勢を描く一方で、人としての内面も描いています。
物語の中心になるのは、消防団の隊長であるマーシュと、新入りのマクドナウ。 マーシュはベテランの消防団員。
にも
すでに命を山においているような風格を感じる男です。
しかし、その一方で家族である妻とは衝突が絶えません。 子どもを産み家族が欲しい妻と、危険な仕事をしているゆえに家族を作りたくない夫とのやりとりは複雑な気持ちになりますね。 仕事と家族、どちらを優先するのかというのは永遠に解決できないテーマでしょう。
激しい口論を繰り返した結果、マーシュは奧さんへの愛を再確認し、仕事をセーブすることを決めます。 そんな矢先に事故に遭い、マーシュは命を落としてしまうのです。 悲しすぎる・・・ようやくふたりも新たな一歩を踏み出そうとし始めていたタイミングなだけに尚更辛いものがありますね。 マーシュの殉職の連絡が入ったときの奥さんの慟哭は、一番胸が痛みました。
命をかける現場で闘う家族を、支える家族の姿も印象に残りました。 子どもが生まれたばかりだったり、これから生まれる予定だったり・・・ 正直、事故が起きたあとの集会のシーンはキツかった。
私自身や私の家族は、命をかけた仕事に従事していませんが、いつ突然いなくなるともわかりませんからね。 できるだけコミュニケーションをとっておくことって大切だなと改めて考えました。
にも
当たり前のことですが、当たり前だからこそ疎かになってしまうんですよね。
新入りで入ってきたマクドナウは、人として大きく前進します。 ドラッグに女に盗みと、やりたい放題の自堕落な生活を過ごしていたマクドナウ。 堕ちるとこまで堕ちきって、たどり着いたのがマシューたちのいる消防団の募集チラシでした。 最初はみんなに毛嫌いされますが、生まれてくる子どものために働きたいといったマクドナウをマシューは受け入れます。
厳しい訓練を乗り越えるうちにマシューの心も立ち直ってきて、チームにも溶け込んでいくのです。 最初はどうしようもないやつだな〜と思っていましたが、いつの間にか頼もしいチームの一員になっていて嬉しかったですね。 そしてマクドナウは、仕事をこなしていく中で家族を思うからこそ危険な仕事を続けられないと感じてしまいます。
マクドナウとマーシュ、それぞれ家族や仕事に対する思いがあり、どちらにも共感できる部分がありました。
そうそう、チームは男所帯なんですが、男所帯ゆえのワイワイしたノリもおもしろかった! 男子高校生みたいな(笑) 男はいつまで���っても楽しそうにじゃれあってていいですよね。
正統派ジョシュ・ブローリン
キャストの中にジョシュ・ブローリンが入っていたのをみて気になったというのもあったんですよね。 なんたって『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノス、『デッドプール2』のケーブルですからね!
ここ最近はアメコミのキャラクターばかりを演じていたジョシュでした��、本作では勇敢な男を演じていてめちゃくちゃかっこよかった〜!
にも
普通の顔をしているジョシュ観たの初めてかも・・・(笑)
隊長としての厳しい一面や、仕事と家族に対して葛藤する一面など、たくましい男の姿がとても似合ってました。 イスをバンバン殴ってぶっ壊すシーンは、ジョシュのむきむきっぷりにちょっと笑っちゃいました(笑)
にも
そのあとイスは新しいものがやってくるんですが、その流れがいいんですよ・・・
新人のマクドナウを演じるのはマイルズ・テラー。 『ファンタスティック・フォー』の予告で顔はみたことがありましたが、彼の出演している作品は観たことがないんですよね。 徐々に心を入れ替えていく姿もよかったですが、やはりクライマックスの演技がよかったな〜 消防隊の家族が待つ中学校に向かった時の動揺や絶望の表情が、さらに辛い気持ちにさせるんです。
隊員たちを演じている役者陣も良かったな〜 最後のエンドロールでキャストの写真の後に、実際に亡くなった方の写真が映るのですが、ちゃんと面影を感じるような顔の人を選んでますね。
にも
遺族の方はどう思うんだろうか・・・
キャストの熱演、臨場感のある山火事シーン
本作の見所の一つとして、山火事のリアルな描写があります。 山全体を覆う火の波、隊員たちの目の前まで迫る炎は、大画面の映画館で観ると迫力を感じました。
迫力を感じるのも当然。 ロケは山奥で敢行され、およそ20kgのバックパックを背負った中、実際にキャストが防火帯を作りながら撮影に及んでいます。 火のついた木をのこぎりで切ったり、土を掘ったりしながら消火活動に勤しむ姿は、本物の消防士そのもの。
過酷なロケに立ち向かうために、キャストたちは訓練キャンプを行い、本物の消防士と同じような体づくりも意識したんだそう。 山の中を歩き回ったり、トレーニングをしたり。役者ってすごいですね・・・
にも
過酷なロケと訓練を乗り越えたおかげで、リアルなチームワークを映画の中で生み出せるんですね。
リアルなのは役作りだけでなく、撮影も。 実際に撮影所に森を作って、そこに火をつけてリアルな山火事を再現。 消化剤を撒くシーンも実際にヘリコプ��ーから大量の水を落としています。
最後の消火活動のシーンも、最初は余裕をもって消化していたのに、消火ヘリのミスと天候の変化で一気に状況が変わってしまう。
キャスト、演出ともにリアリティにこだわっていることもあって、山火事のシーンはすべて引き込まれる臨場感と緊迫感を体感できました。
総評
評価
ストーリー
(4.0)
キャラクター
(4.0)
キャスト
(4.0)
演出
(5.0)
映像・音響
(5.0)
総合評価
(4.0)
良かった点
リアリティ溢れる演出
ドラマパートがしっかりしている
迫力ある山火事のシーンと、しっかり描かれた人間描写が上手くバランス取れていました。
悪かった点
特になし
悪い点はなかったのですが、日本人的には山火事の災害というのがあまり馴染みなくてフィクションの物語のように感じてしまいますよね。
まとめ
実話をベースにしたとは思えないドラマチックな物語でした。 でも実際にこういった事故が起きてるんだもんな・・・ 前知識ゼロでいったので、衝撃的なラストでした。
もしこれから観にいく方がいたら、何も調べないでいった方がより作品を楽しめると思います。 まあここ読んでる時点でネタバレ全開で申し訳ないのですが・・・(笑)
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映画『セッション』
『ラ・ラ・ランド』の監督デミアン・チャゼルの映画『セッション』をWowowオンデマンドで見ました。
へーえ、アメリカにはジャズの音楽院というのがあるんだという感慨(?)はともかく、これって単なるパワハラ教師の話じゃないですか。
いや、多少はそういう話だとは聞いていたんです。
だから、いつ灰皿を投げるのだろうとワクワク(?)していましたが、なんと灰皿ではなく椅子を投げつけていました。
この教師はいくらなんでも酷すぎます。もし我々がこの教師のしていることの十分の一でもしたら、すぐに訴えられ、すぐに職を追われることになるでしょう。
実際、物語の終盤、この教師はそうなります。まあ、当たり前ですね。
この教師はもちろんですが、主人公の19歳の学生にも私は微塵も共感できませんでした。
私は野心を持つ若者が好きです。でも、若者であれ年寄りであれ、傲慢な人間は大嫌いです。
この主人公は立身出世主義で傲慢で、どうしようもない人間です。
それに……せっかく教師が目をかけて��れてあくる朝6時に来いと言ってくれたのに、寝坊して遅刻するとか、先輩から預かった大事な楽譜をなくしてしまうとか、大事なコンサートに行く途中、乗っていたバスがパンクしてしまい集合時間に遅れるとか、アホすぎるじゃないですか。
最後のは不可抗力かもしれません。でも、そういう場合、時間に余裕を持って行くのはある意味当然のことですし、レンタカーを借りて会場へ行ったのはいいけれど、スティックを車の中に忘れてしまい、それを取りに車まで引き返し、急いで会場に戻ろうとして事故を起こすのは、どう考えても行き過ぎです。
事故後、血だらけのまま会場に入り、そのままステージに上がり、結局まともに演奏できず、指揮をしていたパワハラ教師に掴みかかるなど、論外です。
それが元で彼は退学処分になるのですが、まあ、当然ですね。
パワハラ教師を演じたJ・Kシモンズは好演です。学生を演じたマイルズ・テラーはタイプとして好みではありませんが、この役のためにドラムの練習をしたということを考えれば、いい芝居をしていたと思います。
でも、私はこの映画を認めたくありません。
パワハラ教師は「私は一人の天才を、チャーリー・パーカーを育てたかったんだ」と言います。学生が「でも、厳しい指導によってチャーリー・パーカーになれるはずの人が壊れてしまうかもしれません」と言うと、教師は「天才ならどんなに厳しくしても壊れはしない」と答えます。
本当にそうでしょうか。そもそも教育によって天才を生み出せると思うのは、教師の幻想であり傲慢ではないでしょうか(パワハラ教師は続けて「私は一人の天才も生み出すことはできなかった」と言いますから、彼も自分の思いが幻想に過ぎないことを知っているのだろうと思いますが、それはまた別の問題です)。
天才はいつどこで生まれるかわからない。教育は天才を対象とするものではない。教育にできるのは、天才の誕生を妨げないことだけだ。
私も教師の端くれですから、そんなふうに考えています。
追記:
19歳のドラマーはラスト近くで指揮者のパワハラ教師の意向に反して、勝手に「キャラバン」を演奏し、長いドラムソロを続けます。
そういえば数年前、日野皓正が指導している中学生のジャズバンドで似たような事件がありましたね。あの中学生はこの映画を見ていたのでしょうか。
日野皓正はその中学生にビンタをして無理やり演奏をやめさせて、社会問題になりましたが、ことの良し悪しはともかく、日野皓正の反応の方が現実的だと思います。
**********
演劇ユニット・チーム銀河×モンゴルズシアターカンパニーは毎月第4日曜の14時に大阪・四ツ橋のイサオビル2階ホールで新作『リハーサル』をロングラン上演中です。
次回公演は2月24日(日曜)です。
また、それと並行して��改訂版・オズの部屋探し』も毎月第3土曜の18時半に大阪・緑橋の杉浦実業株式会社2階会議室でロングラン上演中。
こちらの次回公演は3月16日(土曜)。フランス語字幕付きで上演いたします。
みなさまのご予約・ご来場をお待ちしております。
詳しくはこのサイトの「次回公演」のページをご覧ください。
『リハーサル』http://toura-h.wixsite.com/team-ginga/blank-10
『改訂版・オズの部屋探し』http://toura-h.wixsite.com/team-ginga/jikai
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『トップガン マーヴェリック』のマイルズ・テラー主演/ドラマ『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』予告編+インタビュー
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なんだアイツ・・・ってなるピアノ。
なんだアイツ・・・ってなるピアノ。 #イギリス #音楽 #風景 #ワラエル動画 #ナニスル
イギリス・ノースデボンのイルフラカムにある「The Grampus」というパブなのですが、中に入ったらピアノを見つけて、突然「Great Balls Of Fire」を弾いてしまったっという動画です。激しいパフォーマンスで、お店の中にいる人も突然始まったパフォーマンスに「なんだアイツ・・・」と若干引き気味で面白いわけで・・・ 蛇足ですが、映画トップガンで、主人公マーヴェリックの相方グース(アンソニー・エドワーズさん)が、同じ曲をバーで弾き語りするのですが、かなりラフな感じでカッコいいというか。そして続編の「トップガン マーヴェリック」でもグースの息子・ルースター(マイルズ・テラーさん)が同じようなシーンを再現しているようで・・・父親グースのバージョンに負けず劣らず、これはこれでまたカッコいいというか。 Great Balls Of Fire Miles Teller – Great…
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トップガンマーヴェリック(原題:TOP GUN: MAVERICK)
2022年/ジョセフ・コシンスキー監督/トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、ジョン・ハム
マーヴェリックは30年海軍パイロットで昇進せず大佐のままだった。超音速テスト機のパイロットして実験に参加していたがマッハ10が出せずに計画が中止されることになり最後のテスト飛行を強行する。
****************************
1作目見て行ったせいで序盤のグースの回想で大泣きしてしまった。息子が同じ曲を仲間と歌ってるって刺さりすぎるシーンだ。
飛行シーンが格段の進歩と迫力で、さらに4dxで見ると凄かった。完全に一緒に乗ってます状態。過去最高に揺られて強風を浴びた気がする。
話もよくまとまっていたと思うし、前作よりはロマンス要素が薄まってて良かった。パイロットに女性がいても��マンスに巻き込まれていないのも。戦闘シーンも国をボカしたのとまんまスターウォーズのデススター戦だったのも良かったと思う。まぁ何処やねんとは思うけど。
そして作風、というかマーヴェリックが戦闘員というよりただの飛行機乗りでずっとただ空を飛びたいポルコロッソみたいに見えてしまった。
吹替も見たけどきちんとした声優さんばっかりのキャストなので安心して見られて良かったけど、ルースターの宮野くんは、若干若すぎる印象なのが気になってしまったかな💦
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いよいよ公開だね トップガン マーヴェリック 長かったな グースの息子は マイルズ・テラーだよ 心配なのは ヴァルキルマー まさかの太りで出で来ないよね。 https://www.instagram.com/p/Cchqwdvvmg5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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(2022/5/28土) ランチ食べて、午後から映画。 ランチは、毎度のクイーンズスクエアの「サブウェイ」で。 期間限定の“贅沢チーズタコス”サンドを。 なんか不発だったな(爆)。 ポテトドリンクセットにして、ポテトはハーブソルト味で、ドリンクはオレンジジュースを。 さて、映画は、トムおじさんの「トップガン マーヴェリック」を鑑賞。36年前の第1作を見てないのに胸アツになったのは、トムの存在感なんだろうなぁ。《セッション》でJKシモンズにシゴかれてたマイルズ・テラーが、イイ具合に歳を重ねてて…本作ではトムにシゴかれててw…グ〜でした。 (at クイーンズスクエア) https://www.instagram.com/p/CeH54s0v2d3/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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映画「セッション」
2014年、アメリカ
監督:デイミアン・チャゼル
主演:マイルズ・テラー、J.K.シモンズ
あらすじ:
名門シェイファー音楽院に通う19歳の青年ドラマー、アンドリューは、スパルタ教育で学生たちから恐れられている教師フレッチャーに目をかけられる。しかしその指導は次第にエスカレートし、狂気の域へと入り込むのであった…。
感想:
音楽や演劇、そしてスポーツなど、教師によるスパルタ教育がなされている分野は多々ある。それにしても…、とこの映画を見て絶句する。容姿から出自から人種までをネタに学生を徹底的にこき下ろし下劣な罵倒を浴びせ、気に入らないと椅子やドラムを投げ譜面台を蹴り倒すフレッチャーは、やはり一般人から見ると異常だ。
しかし…よく考えてみよう。そんなフレッチャーにとことん食らいつきドラムに打ち込むアンドリューはというとどうだろうか。手をスティックの握りすぎで血まみれにし、「僕のドラムの勉強の邪魔になるだろうから」と恋人を振り、フレッチャーに「ステージに上がる者を決めるのは私だ、自惚れるな!」と言われても「僕のステージだ!」と言い張り、しまいには交通事故で血まみれになりながらステージに上がる。そして叩けず、フレッチャーに「終わりだな」と宣告されると、彼に飛びかかり、「クソッタレ!死ね!」と喚きちらす。狂気の沙汰と言えるのではなかろうか。両者ともどうかしていると思う。
その事件のため音楽院を退学処分となり、ドラマー の道をあきらめたアンドリューは、弁護士(?) から彼と同様フレッチャーの指導を受けしまい に��自殺したある学生の話をされ、「フレッチャ ーの指導について何か知っていることはないか」 と問われる。アンドリューは迷ったあげく「何 を話せばいい?」と答える。ここで彼が何を話し たかは不明であるが、次の季節ではフレッチャー は音楽院を解雇されている。おそらくアンドリュ ーの証言がきっかけになったのではと推察され る。
街角を散歩していて偶然ジャズバーでフレッチャ ーが演奏していることを知ったアンドリューは、 ふらりと中に入り、フレッチャーのバンド演奏 を聴く。そして和やかに語り合う。
ここでも作中の他の箇所でも繰り返し二人の 口から語られるのが、稀代のサックスの名手チャ ーリー・パーカーのエピソードである。パーカ ーは十代の時にステージでヘマをやらかし、ジョ ー・ジョーンズにシンバルを投げつけられ、笑い ものになった。チャーリーは一晩枕を涙で濡らし たのち必死で練習して1年後の同じステージで返 り咲き、歴史に名を残し た。フレッチャーはその ハングリー精神こそが学生をより上位に押し上げ るために絶対に必要だ、とアンドリューに説 く。「上出来だ、という言��は最も危険だ」、 と。
ラストシーンには、アンドリューに恐ろしい罠が待ち構えている。アンドリューをプロバンドのステージに誘ったフレッチャーが彼に渡した楽譜はニセモノだったのだ。フレッチャーに「私をなめるな、密告者はお前だな」と告げられ、ステージ上で恥をかかされ、「お前は無能だ」と冷たく言い放たれたアンドリューは、舞台袖へ逃げ、父親に抱かれながら「もう帰ろう」と慰められる。が、アンドリューは帰るどころか、再び舞台に戻り、フレッチャーを無視して叩き始める。
ここからの約10分間は見ものである。最初アンドリューを罵倒したフレッチャーが次第に彼の白熱した演奏に飲まれ、そして二人笑みを交わして映画は終わる。
いい師弟関係となるのか、それともこれからも二人は対立しあうのか、それは謎ではあるが、爽快である。
ひとつ分からないことがある。ある日の練習開始前、フレッチャーが学生らに楽器を置くよう言い、かつての教え子のCDをかけながら「彼が昨日事故で死んだ」とその才能を惜しんで涙を流すのだが、先に述べた弁護士(?)によると彼はフレッチャーの指導下でうつ病にかかり首つり自殺したという。フレッチャーはわざと嘘をついたのだろうか? フレッチャーにとっては才能こそがすべてであって、演奏家の命すらそれよりも軽い、ということなのだろうか?
な��、映画の原題の「Whiplash」は「鞭打つ」という意味であり、またアンドリューが最も得意とするレパートリーのひとつの題名でもある。
監督のデイミアン・チャゼルはこの作品の2年後、「ラ・ラ・ランド」によって史上最年少(32歳)でアカデミー賞監督賞を受賞した。
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