#ピチット
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chaakosai · 2 years ago
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หลวงพ่อ​เงิน​ วัด​บาง​คลาน​ พิมพ์​นิยม​
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chikachikayan · 6 years ago
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ハピバ!
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imyourhope-94 · 8 years ago
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誕生日おめでとうございます ピチット・チュラノン 🎉🎊🎁🎂🎈🎊🎉⛸❄ 《 tags: ⛸❄ 》 | #ピチットチュラノン | #PhichitChulanont |#PichittoChuranon |#Thailand | #April30 | #♉️ | #พิชิตจุลานนท์ | #🇹🇭 | #Thailand🇹🇭 | #KenshōOno | #YuriOnIce | #ユーリOnICE | #AvexPictures | #FUNimationEntertainment | #Sports | #Skater⛸ | #anime | #誕生日おめでとうございますピチットチュラノン | #誕生日おめでとうございます | #ピチット | #チュラノン | #HappyPhichitDay | #HappyPichittoDay | #HappyChuranonDay | #HappyChulanontDay | #mrskim0218 |
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suka51 · 8 years ago
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♡♡♡ピチットくんおめでとう!♡♡♡
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fujiyl2 · 8 years ago
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ユーリカフェ!!
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hiyocomame · 7 years ago
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kitemist · 7 years ago
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What to do for the last page of my sketchbook, it won’t last the rest of inktober...
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impatvish · 8 years ago
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Happy happy birthday ChuChu! สุขสันต์วันเกิดพิชิตคุง!
A collaboration with other Thai fans!! See their works here : https://phichitcollab.wixsite.com/hbdphichit2017/fanart
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spiharu · 8 years ago
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Happy Birthday !  Phichit Chulanont
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chikachikayan · 6 years ago
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ピチットくん
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arukoblr-blog · 8 years ago
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thicctor-nikiforov · 8 years ago
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o no i drew phichit in a cute fairy kei outfit because I’M WEAK
It’s a sticker on my RedBubble if anyone wants it!!!
Commissions Info // Queue // Donate (do not repost / do not remove comment)
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sorairono-neko · 4 years ago
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I really really really really love you.
 試合が終わり、クリストフと話しながらナショナルジャージ姿で廊下を歩いているとき、横合いの通路から勇利が現れ、ヴィクトルは足を止めた。勇利もナショナルジャージを着て、いまは前髪を上げており、眼鏡をかけていた。 「やあ勇利、このあと──」  ヴィクトルが言いさした瞬間、勇利は両手を握りあわせ、赤い頬をして、伸び上がるようにしながら口をひらいた。 「あ、あの!」  その決死の覚悟をきめたという表情、いまにも気絶しそうな一生懸命の様��、泣き出しそうな目つきを見て、ヴィクトルは黙った。隣でクリストフもあぜんとし、なにごとが起こったのかというように勇利を注視した。 「あの、あの、あのあのあの……し、試合……」  勇利がどもりながら何か言おうとした。しかし緊張しているのか、言葉が出ないようで、「あの……」とまたくり返した。 「し、試合……見ました……」  クリストフが当たり前じゃないかという顔をした。もちろん見ただろう。同じ試合に出ていたのだ。見ていないわけがない。 「そ、その……すごく……えっと……ぼくは……つまり……」  勇利はそわそわと視線をそらし、口ごもり、それから思いきったようにまたヴィクトルをみつめた。 「……すてきでした」  クリストフが横を向いた。笑いをこらえているか、咳きこむのを我慢しているか、どちらかをしているのだろう。しかしヴィクトルは笑いも咳きこみもせず、ほほえんで礼を述べた。 「ありがとう」 「あの、いきなりこんなことを言ったらびっくりすると思うんですけど、でも言わずにはいられなくて……ごめんなさい……そう……だから……ぼくは……」  勇利は感情が高ぶったのかそこで言葉を切り、ゆっくりと深呼吸をした。彼はかわいそうなくらい頬を赤くしており、ふるえてさえいて、ヴィクトルは抱きしめてキスしてやりたくなった。 「だ、大好きです……」  勇利がささやいた。彼のひたむきなまなざしやばら色の頬、可憐なくちびる、慎ましやかな物腰や愛くるしい手つき──それらがすべてかわゆいとヴィクトルは思った。 「大好きです」  勇利がもう一度言った。ヴィクトルは黙って聞いていた。 「大好きです! 大好きです、ヴィクトル!」  勇利はいちずに告白を続け、ヴィクトルに顔を近づけてさらに打ち明けた。 「好き! 好き! 好き! 本当に大好き! ──大好き!!」  それだけ言うと、勇利はくるりと背を向け、ものすごい勢いで、一目散に駆けていった。ヴィクトルは彼のすらっとした後ろ姿を見送った。隣でぽかんとしていたクリストフが、そこでようやく我に返って笑いだした。 「なんだい? あれ……」  廊下を歩いていたほかの選手たちや関係者も、いったい何が起こったのかというようにきょとんとしていた。 「俺は時間が逆戻りしたんじゃないかと思ったよ。まるで君がコーチになる前の勇利みたいじゃないか? いや、あのころ、勇利は君にあんな愛の告白をすることはなかったけど……」 「気にすることはないよ」  ヴィクトルはにこにこしながら静かに答えた。 「いつものことだ。時間が戻ったわけじゃないし、俺たちがまぼろしを見ていたわけでもない。勇利がおかしいのでもない。ごく普通の勇利だっていうだけさ」 「ごく普通? あれで?」  クリストフがおおげさに肩を上下させ、勇利の走り去った方向に目を向けた。 「君たち、ロシアであんな日常を過ごしてるわけ?」 ��毎日じゃないよ。でもたまにあるんだ。時にああいう気分になるらしい」 「ああいう気分? 好き好き言いまくる気分かい?」  クリストフはからかったのだろうけれど、ヴィクトルは平気でうなずいた。 「そのとおり」 「え? 本当なの?」  クリストフは驚いてヴィクトルを見た。 「勇利は君に好き好き言うのが日課なの? いや、毎日じゃないらしいけど」 「ひんぱんというわけじゃない。でも、ふいに、とにかく言いたくなるらしいよ」 「ヴィクトルが好きだって?」 「俺が好きだって」  ヴィクトルは歩きだしながら、重々しくうなずいた。 「なんだいそれ? まあ、確かに勇利は君が好きだろうから、そういう意味では何もふしぎはないけど、それにしてもあの態度は……」 「発作が起こるらしいんだよ」 「発作ね……君に好きだと言いたくなる発作?」 「そうさ。打ち明けたくてたまらなくなるようだね。言いたくて言いたくて我慢できないんだって。不定期にそうなるらしい。勇利の感情の問題だ」 「今回で言うと……君の演技を見て精神がみだれたっていうこと?」 「さあ……それも理由のひとつではあるだろうけど、勇利の気持ちはよくわからないよ。いままでの発作は、とくにそういう特別なことがないときでも起こってたしね」 「つまり日常生活の中で?」 「ああ。普段どおりの暮らしをしてて、何か黙りこんで思いつめてるなと思ったら、あんなふうに好きって言いだしたことが幾度もある」 「へえ……」  クリストフは感心したような、あきれたような、なんともいえない表情をした。 「勇利は変わってるね……まあ勇利らしいという気もするけど。でも、前ぶれもなく、何度も何度もあんなに熱烈に好き好き言われたら、ちょっと慌てちゃったりするんじゃない? 今回だってこんな公の場だし」 「いや……?」  ヴィクトルはふしぎそうにクリストフを見た。 「うれしいだけだが?」 「……君に訊いた俺がばかだったよ。君たちはまったくお似合いだ。ぴたっと合ってる」 「どうもありがとう。俺もそうだと常日頃から確信してたんだ」 「なんでこんな話を聞かされなきゃいけないんだろう」  クリストフがぼやき、ヴィクトルは気にせず廊下を歩いていった。  こういう症状を起こした勇利がいつ冷静に立ち返るのか、それはヴィクトル自身にもよくわからない。数日こんな状態のときもあるし、ヴィクトルにぴったりと寄り添って好きだと言い続けたら数時間で落ち着くこともある。今回はどうだろう?  ホテルの部屋は同じだ。勇利はその夜、机に向かって何か書き物をしていて、たいへん静かだった。こういうときむやみに話しかけてはいけないとヴィクトルは承知しているので、彼のおとなしやかな背中を愛情をこめて見守った。ひとことも口を利かなかったけれど、ヴィクトルは幸福だったし、勇利をかわいいと思っていた。  翌朝、ヴィクトルが目ざめると勇利はいなかった。朝食を食べに行ったのだろう。ヴィクトルも部屋を出たが、ちょうど廊下でクリストフと会ったのでふたりで行くことにした。 「昨日はどうだった?」 「どうだったって?」 「勇利、正気に返った?」 「彼はずっと正気だよ」 「いや、まあ……ヴィクトルヴィクトルって騒��のは確かに勇利にとっては普通のことなのかもしれないけど……そういうことじゃないっていうかね……」 「話はしなかったけど、たいへん健康そうな様子だった」 「そういう話でもないんだよ。君もすこしずれてるな。知ってたけどね」 「ああ、勇利だ」  廊下を曲がったとき、いくらかさきに勇利がいるのが目に入った。彼はピチットと歩いていた。ふたりでレストランへ行くところなのだろう。 「一緒に食べようって誘ったら?」 「やめたほうがいい」 「また好き好き言われたらうれしいんじゃないの?」 「勇利はものも言えなくなるよ。かわいそうだ」 「確かに赤くなってはいたけど、元気に告白してたじゃない」 「勇利から来るときはいいんだ」  ものごとの道理をすべてのみこんでいるかのような落ち着きぶりでヴィクトルは説明した。クリストフはやれやれとかぶりを振った。 「見た!? ピチットくん、見た!?」  勇利が両手をこぶしのかたちにして握りしめ、胸のあたりに押し当てながらはしゃいで言った。 「ヴィクトル見た!? かっこよかった!」 「やっぱり試合が引き金だったんじゃない?」  クリストフがヴィクトルにちいさく言ったとき、勇利がたまらないというように叫んだ。 「あの立ち姿! ヴィクトルはそこに立ってるだけでもかっこいいんだよ!」 「…………」  クリストフが黙りこんだ。ピチットは勇利の話をにこにこしながら聞いているけれど、「うん、そうだね」ともう何度もこの会話をくり返したといういかにも熟練した態度で簡単に答えた。 「すらーっとしてるんだよ! すらーっと! 脚が長いの! 日本からロシアまでの距離より長い!」  ヴィクトルの隣でクリストフが妙な音をたてた。喉がどうにかなったのだろう。 「へえ、そんなに長いんだ」 「うん! 地球から太陽までの距離より長いんだ!」 「そんなわけないでしょ」  クリストフがつぶやいたけれどヴィクトルは黙っていた。 「それにね、腰に手を当ててリンクを見てるときなんか、もう、ポスターの撮影みたいにきまってて……あのとき、彼の頭の中にはきっと何か崇高な考えがあったにちがいないよ」 「どうせ、ふたりでエキシビションやりたいとかそういうこと考えてたんでしょ?」  クリストフに問われ、ヴィクトルは「まあそうだが」と答えた。 「じゅうぶんに崇高なことだろ?」  クリストフは肩をすくめた。 「声もすてきなんだよ。深みがあって、あたたかくて、優しくて、つやっぽくて……彼がコーチと話してるのを聞いたよ。陽気にしゃべってた。コーチには怒られてるみたいだったけど、彼は楽しそうだった」  勇利が上機嫌で語るのに、ヴィクトルは、「もっと甘い声を勇利は直接聞いてるはずなんだが」と考え深そうにつぶやいた。クリストフは返事をしなかった。 「途中から、ぼくは目を閉じて聞いてたんだ。たまらなく魔術的だったよ。ぼくはめろめろになっちゃったんだ……」 「コーチに怒られてるときの会話で?」  ピチットがからかった。しかし勇利は気づかないようだ。 「ヴィクトルはいつでもすばらしい声なんだ……。それから、あの微笑! ピチットくん、ヴィクトルにほほえみかけられたことある?」 「ないよ」 「ぼくもない」  勇利はきっぱりと言った。クリストフが横目でヴィクトルを見た。 「いつも君が勇利だけに意味をこめて笑いかけてるのを気づいてないの?」 「勇利はそういうところがあるんだよ」  勇利はヴィクトルの甘い声を聞いたことがないらしいから、ほほえみにしても同じなのだろう。 「でも、ぼくのほうを向いてほほえんだことはあるよ。もちろんぼくへじゃない。けど、ぼくに笑ってくれたんじゃないかって勘違いしそうになっちゃった」 「勘違いだそうだよ」  クリストフが勇利のほうを手で示した。 「勇利はそういうところがあるんだよ」 「ぼくへじゃなくてもいいよ……本当にかっこうよかったんだ……気品高くて、水際立って、すぐれて優しい……。きっとヴィクトルは愛してるひとにはああいう笑い方をするんだと思う」  勇利は両手を握りあわせ、うっとりしているようである。ピチットはそろそろ飽きてきたのか、「それはよかったね」と話を切り上げようとした。 「それに、あの目!」  勇利はかまわず力をこめて続けた。クリストフが笑いをこらえながら、気の毒そうな視線をピチットに向けた。彼はつぶやいた。 「俺もああいう役目をさせられたことはあるけど」 「ピチットくん、ヴィクトルのひとみはすごいんだよ。もうものすごい威力なんだ。ぼくはちらっと見られただけで腰から砕けて座りこみそうになるんだよ。実際座りこんだこともあるんだよ。あの澄んだ青い目……熱っぽくてこころのこもったまなざし……彼は落ち着いたひとだと思ってたんだけど、あれほど情熱的だなんて、ぼくもうどうしたらいいかわからないよ……」 「勇利に対してだけ情熱的なんじゃないの?」 「ああ、ヴィクトルって本当にすてきだよ……スケートがたまらないのは当たり前だけど、そこにいるだけでぼくをめろめろにするんだよ……あんなに高貴で誇り高いひと……ぼく……ああ……もう……」  そこまで話したところでふたりはエレベータに乗りこみ、扉が閉まった。ヴィクトルたちはゆっくり歩いていたので、同じエレベータには乗らなかった。 「……大丈夫なの? あれ」  クリストフがちらとヴィクトルを見た。ヴィクトルは肩をすくめた。 「いつものことさ」 「いつも発作のときはあんな感じなんだ……」 「かわゆいだろ?」 「いろんな意味で心配になるよ」  ピチットにたっぷりとヴィクトルのことを語ったのか、そのあと見かけたとき、勇利は機嫌がかなりよいようだった。しかし彼はあまり部屋にはおらず、ヴィクトルはなかなか会うことができなかった。次に顔を見られたのは記者会見のときだ。だが親しく言葉を交わすこともなく、それぞれ仕事にまじめに取り組んだ。それが済んで廊下へ出たとき、クリストフがヴィクトルに小声で言った。 「勇利の発作、まだおさまってないの?」 「そばに来ないんだからそうなんだろう」 「会見では普通に見えたけどね」 「俺と会話するわけじゃないからさ」 「いつになったらもとに戻るわけ?」 「さあ……」  それは勇利自身にもわかっていないことだろう。彼の感情の流れによるのだ。もっとも勇利は、自分の感情が高ぶっていることなど、落ち着かないうちは自覚していないだろうけれど……。 「あ、あの……」  ふたりが歩きだしたとき、後ろから声をかけられた。振り返ると、勇利が頬をまっかにして立っていた。 「やあ。なんだい?」  ヴィクトルは優しく尋ねた。それだけで勇利は感激したようにひとみをうるませたので、クリストフは見ていられないというように笑いをこらえてそっぽを向いた。 「突然こんなこと、失礼だと思うんですけれど……」 「何かな。どんなことでも言ってくれ。失礼なんていうことはすこしもないよ。俺はきみの話が聞きたいんだ」  勇利はしずしずとヴィクトルの前に進み出た。緊張しきっていながら、上品でしとやかな物腰だった。あんまりかた��なっているようなので、ヴィクトルは抱きしめてキスしてやりたくなった。──ヴィクトルは何かあると勇利を抱きしめてキスしたくなるのだ。 「あの……すみません……お時間をとらせて申し訳ないのですが……」 「かまわないよ。俺の時間はすべてきみのものだ」 「こ、これを……」  勇利はふるえる手で一通の白い封筒を差し出した。部屋で書いていた手紙だろう。子どものように、両手で持っていた。 「よかったら読んでください……本当に……ふいのことで戸惑うでしょうし、お困りでしょうけれど……すみません……」 「ちっとも困らない。うれしいよ。どうもありがとう」  ヴィクトルは手紙を受け取った。そのとき、指先がかすかにふれあったので、勇利は驚き、さっと手を引いた。彼は恥じらいにみちた泣きだしそうな目つきでヴィクトルをみつめ、ぺこりとお辞儀をした。 「失礼します!」  勇利がぱたぱたと駆けてゆき、ヴィクトルは彼の可憐な後ろ姿を見送りながら、大切そうにポケットに手紙をしまった。 「なに? 恋文?」  クリストフがひやかした。 「ああ」 「……もらい慣れてる感じだね。もしかしてこれまでの発作でも……」 「もらった」  ヴィクトルは誇らしげにほほえんだ。 「勇利の手紙がどんなものか教えてあげようか? それはうつくしい言葉で書いてあるんだよ。情緒にみちた、花雫のしたたるような清楚な手紙だ。なんとも慎ましやかでね。読んでいるときいい匂いがするよ。思慮深く、やわらかく、つづり方さえ甘美で、文字はみずみずしい。うっとりするような、たえなる手紙なんだよ。英語で書いてあるんだが、彼の国の言葉でならどんな表現をするんだろうと思う。俺は日本語をかなり勉強しているから、いつか勇利は日本語で書いてくれるかもしれないね」  ヴィクトルは部屋へ戻って、たかぶる気持ちをおさえながら手紙の封を切った。いつもは厚ぼったいのに、今日はうすかった。ヴィクトルはふしぎに思った。便せんをひろげたとき、彼は幸福にみちたたまらないという笑みを浮かべた。何枚もの便せんに書き連ねられた勇利の気持ちを読むのがヴィクトルは大好きなのだけれど、今日の手紙も、それにおとらずすばらしかった。  出会ったときから、永遠に最愛のヴィクトルへ  突然のお手紙をおゆるしください。  ひとことだけ申し上げます。  貴方のことを愛しています。  永久に貴方に夢中の勝生勇利  長いあいだ机に向かっていたようだけれど、書いたのはこれなのだ。ヴィクトルはいとおしさのあまり、おかしくなってしまうかと思うほどだった。こんな発作を起こす勇利はなんとかわゆいことだろう。 「手紙、読んだ?」  クロージングバンケットのとき、何を聞かされるかと思うと尋ねるのもためらいがあるけれど、結局訊かずにはいられないというようにクリストフが尋ねた。 「読んだよ」  ヴィクトルは喜びの感情をおさえながら答えた。そうしないと、大声で勇利のかわゆさと可憐さを並べ立ててしまいそうだった。 「すごくいいことが書いてあったのはわかるよ」  クリストフがしみじみ言った。 「いまの君の様子を見ていればね」 「俺はおかしい男に見えるかい?」 「がんばってこらえてるのは伝わってくる」 「勇利の前でみっともないまねをするわけにはいかない」  ヴィクトルはきっぱり言った。 「彼ががっかりするからね」 「君がどんなにおかしな行動に出ても、勇利はやっぱりうっとりして、『ヴィクトル、かっこいい……』ってばら色の溜息をついてると思うよ。で、その勇利は?」 「さあ……会わないんだ」 「愛のあまり避けられてるのかい?」 「わからない。無意識のことだと思うが」  バンケット会場には、大勢の選手や関係者がいた。ざっと見渡したところ、勇利の姿はないようだった。 「いないようだね」  クリストフもあたりを観察しながら言った。 「またピチットに君のすばらしいとこ���を語って時間を忘れてるのかな」  彼は、俺も話しかけられないよう用心しなきゃ、と笑った。  ヴィクトルは食事をしたり、適当に挨拶を済ませたりしながら、勇利のことを探した。勇利は日本チームの席にいなかった。途中、ピチットを見かけたけれど、彼は別の友人と話しこんでいた。どこへ行ったのだろう? まさか部屋へ戻っているのだろうか? 勇利はこういう場は苦手だから……しかしいままで、そういうことをしたことは一度もない。 「勇利見なかったかい?」  ヴィクトルは知り合いの選手に訊いてまわったが、みんなかぶりを振るばかりだった。彼らは「ヴィクトルが溺愛している生徒を追いまわしている」と笑った。 「そうさ。そうするだけの価値がある子だからね。彼のうつくしさは知ってるだろう?」  ヴィクトルが誇らしげに自慢すると、話していた相手が、ふいに顔を上げてヴィクトルの後ろを示した。 「来たんじゃない? 君の秘蔵っ子」  ヴィクトルは振り返った。そして目をみひらいた。確かに勇利だった。彼は前髪を上げ、ヴィクトルの選んだスーツを着こなし、凛と背筋を伸ばしてまっすぐこちらへ歩いてきた。すらっとした姿に、誰もが目を奪われて顔を向けた。こういうときの勇利の器量のよさはすばらしかった。 「……ヴィクトル」  勇利はヴィクトルの前で立ち止まると、静かに呼んだ。ヴィクトルはそのとき、勇利の発作がおさまったのかと思った。けれど彼はりんごのように赤い頬をしていたし、うっとりととろけた表情だったので、そうではないのだとわかった。 「勇利、どこに行ってたんだい? 探したよ」 「話があります」  ヴィクトルは瞬き、それからほほえんだ。 「わかった。部屋に戻る? それともバルコニー? ふたりきりになれるところへ行こうか?」 「ここでけっこうです」  勇利は両手を胸の前で握りあわせると、ヴィクトルをいちずな目でみつめ、何か言いたげな顔をした。彼のチョコレート色のひとみは静かにうるおいを帯び、初々しく、熱愛をふくんで可憐だった。ヴィクトルは夢中になり、視線をそらすことなど思いもよらなかった。 「……ヴィクトル」  勇利がささやいた。 「……なんだい」 「あの……」 「うん」 「ぼく……」  ヴィクトルはちいさく、かすかにうなずいた。勇利はひたむきに、すがるようにヴィクトルをみつめると、やわらかいビロードの声で真剣に告白した。 「……大好きです」 「…………」 「貴方が好きです」 「…………」 「それだけ……」  勇利は「それだけ」と言ったけれど、彼のひとみはそれ以上に愛を語っていた。好きだという言葉だけでは言いあらわせないすべての感情を、はっきりと、たぐいない熱っぽさで伝えていた。 「それじゃあ……」  勇利はこのうえなく大人っぽく、つやがあったけれど、背を向けた彼のしぐさはおさなげを失わず、ひどくかわいらしかった。ヴィクトルは抱きしめてキスしようかと思った。  勇利がいなくなると、ヴィクトルはまわりの選手たちからかなりからかわれた。もちろん喜ばしく、鼻が高かった。勇利のようなすてきな子に愛の告白をされて、うれしく思わないはずがない。 「見てたよ」  クリストフもやってきてひやかした。 「まったく、いろんな方法で君に気持ちを打ち明けるものだね。大騒ぎしたり、恋文を渡したり、静かに告白したり……」 「そういうものなんだ」  ヴィクトルは胸を張ってにこにこした。 「しかし、何度経験してもたまらないものだね。勇利のこの症状はうれしいんだが、毎回、いつ自分が抱きしめてキスしてしまうかと気が気じゃない」 「やったことないの?」 「ないよ」  ヴィクトルは笑った。 「あんな状態の勇利にしたら、彼は気絶しちゃうだろうからね」  ヴィクトルは部屋へ帰った。勇利はさきに戻っており、彼は上等な上着をちょうど脱いだところだった。 「今夜は酔っぱらわなかったでしょ?」  勇利は振り向いてヴィクトルを見るなり、いたずらっぽく言った。ヴィクトルはちょっと考え、ソチでのバンケットとくらべているのだと気がついて笑った。どうやら発作はおさまったらしい。 「そのようだね」  ヴィクトルは勇利に大股に近づくと、彼を抱きしめ、くちびるに接吻した。勇利は目を閉じてヴィクトルの背に手を添えた。彼はもちろん気絶などしなかった。 「酔わなくても楽しかったかい?」 「どうしてそんな意地悪言うの?」  勇利がヴィクトルをにらんだ。この目つきがじつに色っぽいとヴィクトルは常日頃から思っていた。それでいてかわいらしいのだからまったく……。 「バンケットは得意じゃないよ。楽しいも何もない」 「普通の人は得意じゃない場でダンスバトルなんかしない」 「ぼくはそれおぼえてないから、たぶんみんなのでまかせだよ。ぼくを騙してる」 「勇利、いつものことだけど今回も確認しておくよ。記憶は失ってないよね?」 「なんの?」 「試合が終わってからのいろいろについてさ」  勇利は目をまるくしてヴィクトルをみつめ、それから笑いだして口元に手を添えた。 「おぼえてるよ」 「そうか。それはよかった」 「みんな何か言ってた?」 「クリスはあきれてたね。あれはなんなんだって。もっとも、おもしろがってるというほうが正しいだろうけど。ほかのみんなもまあ……ひやかしはあったよ」 「恥ずかしかった?」 「いや、誇らしかったね」 「本当は、またやったなこのどうしようもない生徒は、って思ってるんでしょ」 「思ってないよ」 「だってしょうがないじゃん……」  勇利はちょっと目を伏せ、頬を赤くしてもじもじした。 「気持ちがあふれて、ヴィクトルに好きって言いたくてたまらなくなっちゃうんだもん……」  ヴィクトルの胸が激しくときめいた。勇利はヴィクトルを見ると、一生懸命にさらに言いつのった。 「どうしても我慢できないんだよ。よくわからないうちに感情がたかぶって、ああ、ヴィクトル好き好きってなっちゃうんだ。頭がへんになりそうなくらい。そういうことってない? ないんだろうね、ヴィクトルには」 「俺はいつだってそういう状態だ」 「クリスがあきれてたって? ヴィクトル、彼に言ったんでしょ。そうなんだ、もうあの勇利の態度には閉口してるんだよ、うんざりだ、って。一度や二度じゃないんだよって愚痴を言ってきたんでしょ。知ってるんだから」 「言ってないよ」 「また始まった、やれやれ、って溜息をついてたんでしょ。迷惑だなあって」 「ついてない」 「でもご安心ください。もう平静に戻りましたからね」  勇利は胸を張っておとがいを上げた。その宣言する様子がたまらなくかわゆかった。 「これからは平穏に暮らせるよ。……永遠に保��するわけじゃないけど」  勇利は言ってから、ちょっと首をかしげた。 「でも、どうしてあんなにとりのぼせちゃうのかな。ヴィクトル好き好きって思って本当におかしくなっちゃう……。ああいうときは感情の操縦はできない」 「クリスには発作って言っておいたよ」 「ちょっと、発作って」 「今回もかわいかったよ」  ヴィクトルは勇利の頬をてのひらでそっと撫でた。勇利はふれられているほうのまぶたを閉じ、じっとしていた。 「次の発作を待とう」 「ばかにしてる」 「してないさ……ついでに言うと、普段の勇利もたいへんかわゆい」  勇利が目を上げてヴィクトルを見た。チョコレートの甘さを秘めた彼の清純なひとみは、むこうみずなほど、星のようにきらきらと輝いていた。それは勇利が「感情がたかぶって気持ちがあふれてしまう」というときと同じだけのきらめきだった。  口に出さないときも、勇利の愛はいつだって、ひとみにあらわれているのだ。
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suka51 · 8 years ago
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JJ:「???」( 翼の折れたJJ……(?)_(:3 」∠)_
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fujiyl2 · 8 years ago
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ピチットくんお誕生日おめでとう!!
(※衣装は「ユーリ!!!onSTAGE」の展示衣装から)
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i-nom-u · 8 years ago
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On Love We Shall Skate!  Yuuri & Phichit’s #bffs5eva SP remix~ How much fun would a pair-skate with these two skater-boys be?  
Redesigned their SP outfits as banquet wear (on skates).  Yuuri’s is part traditional tux, part leather and crystals, w/ a bit of Clark Kent thrown in.  “Captain” Phichit’s is part military, part graffiti + street wear, plus that 24K magic bling bling. (Yes, I do have a weakness for Adidas Jeremy Scott wing shoes.)  
More YOI craziness: HERE 
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