#ニトリ介護ベッド
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親父に買った介護ベッド。 施設に入って必要なくなったからおふくろに当てがう。 高さがある分寝起きも楽になるだろう。リユース #ニトリ介護ベッド (前川農場) https://www.instagram.com/p/CpL_AVRBRAi/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ノンアルコールカクテルというなの中坊のドリンクバー
こんにちは。なんかテーマが無いと役者紹介書けないタイプ男、山内一輝です。今回は心の中では何て呼んでるシリーズを共演というか絡む人と32期に、残りの人は僕のなんとなく思いついたノンアルコールカクテルと一言。ってノンアルコールカクテルってなんやねん!!!!ただジュース混ぜただけじゃろがい!!!!無理におしゃれぶんな!!!!!!!!敬称略やで!!!!!!許してな!!!!!!!!!
▶︎橋本悠樹
心の中では橋岡順子って呼んでる。なんか綺麗ですよね、面。マウスシールド越しにも綺麗ですよね、面。別に普段のこいつ見てても対して思わないですけど、綺麗ですよね、面。あと何気に舞台上で初会話です。
▶︎渡部快平
心の中ではワカ様って呼んでる。身長が高く手足が長い。共演するけど体格差でかすぎるので普通に圧倒されそうになる。あと鋭いですよね、目つき。そんな中でもなんとか対面している。後かっこいいっですよ今回の役。まあいつもかっこいい気がしますけど。余談だけどこないだ上下ストライプで稽古場来てたときにめちゃくちゃあみだくじしたくなりました。
▶︎西田幸輝
心の中ではだーさんって呼んでる。普段眼鏡なんですけど、PVでメガネなしのこの人見てると、なんか新鮮でかっこいいですね。ほんでもって舞台上でもかっこええっすね。メガネはだーさんの本体ではなかったんだな。
▶︎島﨑愛乃
心の中ではしまざきこっこあいの大先生って呼んでる。大先生って付けたくなるんですよねなんかこの人。この人が弁護士なら何しても無罪になりそう。本公演はおもろかったり、かっこよかったりと大忙しの役ですな。
▶︎中津川つくも
32期の大先生枠。どんな犯罪でも死刑にされそう。嘘。心の中では中川大先生って呼んでる。嘘。実際は個人情報の塊みたいなあだ名で読んでる。努力家で妖艶な声いい的な役者。透き通ったいい声が耳を貫き、華麗なキャスパをみせる。えらいこっちゃやで。
▶︎久保勇貴
こないだニトリのベッドの事でお電話させていただいたときに、戸惑いながら乗ってくれた好青年。こちらも努力家なのだ。32期さすが。勝手なイメージなんですけど、動きでみせる役者なんでしょうね。普段もだけど舞台上でより一層カッコよさが増すがします。あ、心の中でも実際にもくぼゆうって呼んでる。
▶︎堀文乃
カリーアミルク(辛口カレー:ミルク=7:3)
先週本番やって今週本番やってんのヤバ。すご。
▶︎lulu
メキシカンメープル(タバスコ:メープルシロップ:パインソーダ=1:2:7)
なんかいつのまにか色々できてるひと。怖い。なんでなんすか。
▶︎なしもとは��
酸〜SUN〜(うめしそジュース:レモネード=1:1)
トゥーキックが強そう。知らんが。
▶︎西岡克起
ニューサ・ンキン(ヤクルト:ピルクル:マンゴー=3:3:4)
面白いそうな見た目しておもろい。草。
▶︎木下梨実
ラジン(ライムジュース:生姜のすりおろし:ソーダ:2:2:6)
なんとなくかぐや味があるなあと思いつつかっこいい役。わあお。
▶︎トニーー板倉
オレモトニー(オレンジジュース:レモネード:トニックウォーター=1:1:18)
私より身長が低い。適当なこと言うと家でハムスター食べてそう。サイコパスじゃん。
▶︎岸田月穂
ストメロアズニ(いちごジュース:メロンジュース:小豆=1:1:2)
演技が綺麗だなと思いながら見てます。ずっと演技を見ていたい人。しかしそれもあと1ヶ月。
▶︎楽園うさぎ
コーラジャモン(コーラ:ジンジャーエール:シナモン=1:1:1)
おもろい動きすんなあって見てますね。あと、手足全部折って繋げたら何mなんだろうって思いますね。
▶︎津島ヨモツ
ねこまんま(味噌汁:米のとぎ汁=1:1)
演出3回目のお姉さんでございます。なかなか時間のない中の本公演で、もがき演出をしてますね。終わったら全身マッサージにでも行ったらいいと思う。金は出さんが。あいも変わらず、ええ脚本でんなあ。そしてあんたはやっぱええ演出家やで。
うちらの2ステが先ほど終わりましてまして。
いやあ早いもんですなあ明日が楽ステとは。
まあとりあえず明日も頑張りたいですね。
ぜひきてね!!!
縦読みしてご覧。
「ういまぜ」
なんなんだろうね( ´−ω−` )
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妹さんと同居21
押そっかなー、どうしよっかなー。 朝から自室のパソコンのマウスを握りしめて、ぽちっとやるかどうか逡巡している俺である。汐里はすでに学校に行って家にいない。 今日は休みということで、ふだんは昼くらいに起きる俺が、がんばって朝から起きて、汐里と一緒に朝食をとった。昨日の余波からか、朝っぱらからにこにことごはんを食べ、くっついてくる汐里はたいそうかわらいしゅうございましたが、半分ねぼけていた俺は、朝勃ちの泥沼の延長戦みたいな状態であり、わりと些細な刺激でどうにかなりそうで困った。この情報、だれも必要としていない気がする。これは豆知識なのだが、寝不足の状態で無理やり起きると、朝勃ちがなかなか治まらない。だからだれがその情報を必要としているのか。 さて、そんな俺であるが、パソコンの画面には、某家電屋の通販サイトが表示されており、そこには洗濯乾燥機の画像がいくつも並んでいる。 そう、洗濯乾燥機である。 思い出した直接のきっかけは、昨夜の汐里のぱんつない事件(言い方)なのだが、以前から欲しいものではあった。 ところで、一人暮らしの男のQOLを上げるものとして、俺がもっともおすすめしたいのは布団乾燥機である。一万もかからない投資で、毎晩、干したての布団の幸福が貴様を襲う。いくら抗おうともおまえは安眠から逃れられない。なんて恐ろしい。 しかしだ。洗濯乾燥機となると。 「さすがに高え……」 乾燥機能に重きを置くのならドラム型、洗浄機能なら従来型、ということらしいが、どっちにしろ十万越えである。二十八万とかこれなんなのバカじゃないの。洗濯物を干さなくて済むというそのことだけのために、はたして人間は十万以上の金を出せるのか、ということだ。一人暮らしを始めたころならともかく、現在はある程度、家事のパターンもできている。 「……ま、あとでもいいか」 今日は、汐里の学校が終わり次第、家具とかの買い出しに行く予定だが、ついでに実家にも寄る。そして実家には洗濯乾燥機が導入されている。そこで母さんあたりに「奥さん、具合はどう? いい感じなのかい?」などと聞いてからでも、判断は遅くない。ねえどうなんだい奥さん。乾燥機の具合は。なあ奥さん。 洗濯やら掃除やらを片付けて午後二時に家を出る。 この時期はことのほか昼が短く感じられる。この時間だというのに、空はどことなく暮れていく気配がある。 社長の家まではスクーターで二十分程度。今日は、あらかじめ社長に業務用の軽バンを貸してくれと申請してあった。 「ちわーっす。本永です。車借りに来ましたー」 インターホンを押して話す。 「あーい……」 すんげえ間延びした女性の声が返ってきた。 なにいまの。 しばらく待つと、玄関の鍵が開いた。 しかし、だれも出てこない。 入っていいものなのだろうか。まあ、鍵開いてんだから、入ったらいきなりシャワー中の人妻がバスタオル一枚で出てくるとかいうこともあるまい。人妻って社長の奥さん? 熟女? 新章のスタート? 俺はさっきからなにを奥さんにこだわってるの? アホなことを考えつつ、窺うようにしてドアを開けて、中に入る。 するとそこに、一人の若い女性が立っていた。 「すいません、父はいま筋トレ中で……」 「……」 なんだろう、これ。 俺は、軽く混乱していた。 いや、約束の時間に筋トレしてるっていう社長の意味わからない行動もとまどうといえばとまどうのだが、そっちじゃない。 年のころは高校生……中学生ってことはないかな、くらいの感じである。んで、おそらくは社長の娘なのだろう。そんで……えーと、なんだこれ、よくわかんねえな。 俺がなにゆえこんな微妙な反応になっているかというと、体操着のせいである。目の前の女子は、体操着を着ている。体操着じたいは、汐里の学校の悪夢みたいなサイケデリックな色彩とは違い、ごくふつうである。しかし、胸元にゼッケンらしきものが貼ってあり、そこにでかでかと「2-E 五反田」と書いてあるとなると話は変わってくる。さらにその「五反田」という字が識別困難なくらいに盛り上がっているとなると、俺の股間の様子も変わってくる。 いや別に変わってない。安心してほしい。 ちなみに下は臙脂色のジャージである。 「もうじき終わると思いますので、よければリビングでお待ちください」 「はぁ」 まあ、来たことのない家ではない。遠慮することもなく上がる。 女子の後ろをついていくことになるのだが、動きが遅い。あとスリッパを引きずるずりずりいう音がする。なお字面だけだとセリフはまともに見えるのだが、実際に聞いている俺からすると、ぼそぼそしゃべってるから聞き取りづらいしなんか間延びしてるしで、かなりインパクトある。 「こちらへどうぞ……」 居間に入ると、ソファに案内された。 おとなしく座っていると、 「コーヒーと紅茶と、あとヘパリーゼがあります。どれがいいですか? ちなみに私の推しはヘパリーゼです」 「なにゆえヘパリーゼ」 思わず素で返してしまう。 「渡すだけだから」 ああ、そういう……。いや、そういうことじゃないんじゃないかな……。 「じゃ、ヘパリーゼで」 「まいどー」 と、ローテンションの掛け声とともに、ことんと、ソファとセットのガラステーブルの上に、ヘパリーゼの瓶が置かれた。なんだろう、この放置プレイの居酒屋みたいな微妙な空気。 いや、別にいいよ? 汐里につきあって早起きしたせいで眠いから。これ多少はドリング剤みたいな効果もあるし。 しかしだな。いいのかこれ。客のもてなしとして。 「それじゃ、父に、本永さんが来たって伝えておきます」 「よろしくお願いします」 ずりずり。 スリッパを引きずって、社長の娘らしき人が退場していく。後ろ姿がすげえだるそう。 「……」 開栓したヘパリーゼの独特の臭気に耐えつつ俺は思う。 なんか、キャラ濃い。 俺の周囲にいる女子って、最近めんどくさい雰囲気をまといつつある汐里とか、目から鼻に抜けるような中台だとかそんなんばっかなので、えらい斬新に見える。もっとも体操着の出オチ感ですべてが斬新に見える説もある。俺は巨乳派ではないが、あれなら胸のあいだからスマホが出てきてもおかしくない。俺は乳とスマホの関係性についてなにかトラウマでもあるのだろうか。 つーか学校いいのか。どう見ても学生だよな。 「いやーすまん。スクワットが佳境でな」 大声で言いつつ社長がリビングにあらわれた。 うわあ……なんか汗だくだ……。身長一九〇近くのおっさんが筋肉もあらわに汗だくで登場されるとちょっと引く。 「なに飲んでんだおまえ」 「娘さんのもてなしです」 「なんだって?」 「コーヒーと紅茶とヘパリーゼの三択でした」 「あいつ……」 社長が顔を手で覆う。 「娘さん、いく��なんですか?」 「十九だ」 「え」 中台と同じ学年か、あるいは一個上? ぜんぜんそうは見えない……。 「ついでにいうと、ニートだ」 「えぇ……」 なにその速度感のある紹介。ちょっと置いていかれそう。なるほど、だから平日のこの時間に自宅にいるのかー。じゃあ体操着は? 社長は、決して軽いとはいえないため息をつく。そんな雰囲気を出されては、うかつに体操着のこととか胸のサイズのこととか聞けない。聞く必要もない。好奇心は社員を殺す。汐里以上の非現実的なスリーサイズが出てきても困るし。 「せっかく現役で合格した大学も、数日しか行ってない。あとは天岩戸状態だ。国公立とはいえ、授業料もタダじゃないんだがなあ……」 社長があまり見せない親の顔を見せつけてくるのでちょっと困る。 社長に子供がいることくらいは知っていたが、俺と同様に、プライベートのことはあまり話さない人でもある。筋トレの話はよく聞かされるが。 「って、車だったな。ほれ鍵」 鍵束から、鍵を一本取り外して渡される。 「家具買うんだったか? もうじき引っ越しだってのに」 「あ、それ、その話」 反射的に俺は言った。 「どの話だ」 と、社長に問い返されて、ちょっと言葉に詰まる。 というのも、この話題については、なんの準備もしていなかったからだ。俺はある程度込み入った話題に関しては、自分のなかで段取りをつけないと、うまくまとまらないことが多い。あとであれを言えばよかった、これは言うんじゃなかったと後悔することが多い。 「あー、えっと新店です。進捗どうなってんですか」 とりあえず無難なところから聞いた。汐里のことで話しておくべきかとも思ったが、心の準備も、内容の準備もできていない。 「あれなあ……」 社長が唇をへの字にして、しかめっ面になる。 「前にも言ったが、揉めてんだよ。本部のほうが。契約を更新するんだかしないんだかわからないオーナーがいてな。そっちが落ち着かないと新店の話は進まない状況だ。更新しないんだったら、ぜひ五反田さんのほうに、ってことなんだが……」 「新店でいいじゃないですか。んな厄介な店を引き継ぐより」 「日販八〇万」 「は!?」 「もうちょい上だったかな」 「なんでそんな条件のいい店やめちゃうんですか!」 思わず声が大きくなる。 チェーンによって違いはあるが「日販」とは、一日あたりの売上を意味することが多い。ちなみにうちのチェーンで五〇万くらいが平均で、某数字のつくオレンジ色のチェーンは六十五万程度である。つまり、八〇万というのは、ほぼ化物店舗といっていい。 「年だよ。でかい病気やって体がきついってのに、後継者がいないんだとさ」 「あー……」 「まあなあ、俺も五十五で現場に立ってて、そこから十年契約っていわれたら、多少は悩むだろうからなあ……」 難しい顔で社長は言う。 社長はまだまだ働��盛りの年齢だ。しかし俺よりは確実に老いに近いのも事実で、思うところはあるのかもしれない。 現場で店長をやっていて、実績を残している限り、俺は社長とは対等のつもりでいる。しかし、こうやって親の顔や、年齢なりの実感みたいなものを見せられると、また違った印象を覚える。 「じゃあ、二十一時までには確実に戻りますんで」 「おう。保険は問題ないが、くれぐれも事故るなよ」 「せいぜい気をつけます」 社長の車は自宅の屋内車庫にある。車が出たあと、シャッターを閉めるべく、社長がついてきた。 しかしボロいしきったねえなこの車。洗車くらいはしてから返そう。 そんなことを思いつつ運転席のドアを開けると、 「なあ本永」 社長に呼び止められた。 いやに真剣な顔である。そしてガタイのでかいおっさんが真剣な表情で迫ってくると、圧迫感がすごい。圧迫面接(物理)。窒息しそう。あと汗くせえ……。 「娘のことを、どう思う?」 「……は?」 なにこの質問。 いや待って。なにこの質問まじで。一般論? 一般論でいいの? 正直、体操着の盛り上がった名前と乳しか印象に残ってねえんだけど。 「女房に似て、美人だと思うんだが」 あっ。退路塞がれた。 なにこのとつぜんの糞フラグ。やめて。そうでなくても中台のことで汐里がめんどくさい感じになってんのに、こんなパワーのあるハラスメントまじでいらない。しかも社長にかなり気に入られてる自覚はある。あるから困る。折しもさっき後継者が云々って話題が出たばかりでこの展開はないありえない。 それにしても、こういうやりかたで社員を束縛しようとするような人ではないと思うのだが。 「頭も悪くはない」 「そ、それはよいことですね」 「せめて、バイトでもすれば、とは思うんだ。前向きになれることが、ひとつでもあればいい。おまえの目から見て、どう思う?」 「……」 なんでやねん。 おっさん、言いかた紛らわしすぎる。 要するにバイトとして、現場の店長から見てあの人材がどう見えるのか、という話なのか。ようやく、強張った肩から力が抜けた。 「ぶっちゃけわかんないすよ。面接用にどこまで取り繕えるか見てみないと」 「……まあ、そうだよな。すまん。忘れてくれ」 「いえ、別に」 一礼だけしてから車に乗り込む。 なかなかに複雑な気分だった。 俺にも親はいる。汐里にも、とうぜんいる。 もし親というものが、こんなふうに子供を心配するものなのだとしたら、二人にとって俺たちはどう見えているのだろう。そんなことをふと思ったけど、運転ひさしぶりすぎてすぐに忘れた。やばい。怖い。 「遅いお兄ちゃん」 そんなこんなで、遅れた。 待ち合わせの場所は、汐里の学校の近くの公園。近隣の小学生が遠足で行く、わりと規模の大きい場所である。地元の延長にある場所なので、俺も汐里もよく知っている。高台にある汐里の学校��らすると、駅とは反対側の谷にあるので、まずほかの生徒はいない。そんな理由でここになった。 「車ぼろっ! あとお兄ちゃんが死にそうな顔してる……。どしたの?」 「いろいろあったんだ……」 「いろいろ……」 いろいろの中身は、社長んちでのあれこれもあるのだが、やっぱ年単位ぶりの運転は効いた。車線変更と右折すごいこわい。あと原付だと通れる道が四輪だと一通だとか、あれ完全に罠ですわ。 汐里が車に乗り込んでくる。学校帰りなので、とうぜん制服姿である。 実家の車よりシートの位置が高いため、スカートではちょっと工夫が必要なようだ。まずお尻をのっけるようにしてよいしょって感じで座り、それから足を引き上げる。女子大変だな。こうがばっと、がばっと行っていいのよ? ぱんつ見えてもいいのよ? たぶん見えたら注意するけど。 ちなみにそこそこの高収入の親父擁する実家の車はカングー。どうしてそういうニッチなところ攻めるんだろうあの親父。 とりあえず、車を発進させる。目的地は決まっている。 「で、いろいろってなにさ」 「なんか社長につかまってた」 「仕事の話?」 「あー、仕事もだけど、なんか社長の娘が」 「娘さん?」 あ。しまった。 「娘さんが、どうかしたの?」 汐里ちゃん先生は、にこにこと愛想笑いである。 やばい。大湿原に草生える。 生えねえよ……。 「体操着着てた」 「だれが着せたの?」 「その発想は明確におかしいだろ」 汐里内部における体操着の定義に深刻な不安を感じる。体操着は着せるものという新しい地平の幕開け。体育の授業がエロイベントに生まれ変わる革命ののろしが上がった。 「じゃあお兄ちゃんが着たの?」 「体操着から離れて。お願い。疲れてるの」 「どれくらい? ブルマくらい? それともスク水くらい?」 離れた結果、どんどん暗黒のほうにぶっこんでいく汐里先生。 これ以上引っ張ってもおかしい方向にしか行かない気がするし、下手に隠してもボロが出るだけだし、そもそも俺にはやましいところなどひとつもない。俺は、乳に関する情報だけ伏せて、社長の家であったことを説明した。 「ふーん……十九歳……」 あ、引っかかるのそこなんだ……。 「お兄ちゃんの年下好きにも困ったもんだね」 どこからツッコミを入れたらいいのかわからない。 なのでもう、すべてぶん投げた。 「そうだ、俺は年下が大好きだ」 「どれくらい下がベスト?」 ああうん、その問題わりと簡単。二十三引く十六だから。 「七歳くらい下かなー」 「そうなんだぁ……」 ほっとしたように呟いた汐里だったが、しばらくして、納得の行かないような微妙な声で言った。 「なんか無理やり言わせた気がする」 信号待ちでちらりと横を見ると、なにやらちょっとふくれっつらをしてらっしゃる。めっちゃ汐里をかまいたい気分になったが、こういうときに限って信号がすぐ青になる。 今日の目的地、おねだん以上でおなじ��の某ニトリに到着である。 「ここ、初めて来る……」 汐里が、正方形のでっけえ建物を見上げて呟く。 「友だちどうしで来たりしないのか?」 「なにしに?」 なにしにだろう。女子高生が友だちどうしでニトリ……。 こうか。 「わあ、この衣類ケースめっちゃ映えるー」 「……ない」 汐里の反応が冷たい。 俺は誓った。もう汐里のボケを放置するのやめよう。これあんがいきつい。 にしても、今日の汐里はテンションが低い。正確には、さっき社長の娘さんの話が出たときからテンションが低い。 どうしてだろう。 などと、さすがに鈍感主人公を気取る気にもなれない。 最近の汐里は、俺の周囲に出現する年下の女子に関してえらい神経質である。というより、俺の仕事まわりでの人間関係が視野に入るようになってしまっている。 どうしたものか。 気がつくと、汐里がじとーっと俺を見ている。 「なんか、機嫌が悪いときの私のご機嫌とりそうな顔してる」 「……」 兄妹めっちゃやりづらい……。お互いの手の内があらかじめ全部バレてるもんだから……。 「お兄ちゃんは、なんで私の機嫌が悪いと思ったのかな?」 「妹のことならなんでもわかるからだよ」 「なんか雑」 かわいい。 思わず頭をなでてしまう。 汐里は、むすっとした顔で俺のなすがままになっていたが、やがて、がんばって不機嫌な表情を作っている感じになってきた。ああやばい。楽しい。 汐里が不機嫌になったりするのを俺があまり気にしないのは、そして、どうかするとかわいいとすら思ってしまうのは、端的にいってしまうと、より甘えられている感じがするからだ。そしてそう思えるのは、兄妹としての時間の積み重ねというほかない。本当の意味で、汐里が俺を嫌いになることはないし、その逆もまたそう。だから、機嫌をとっていくその過程がたまらなく楽しい、ということになってしまう。 やや、歪んでいるという自覚はある。 つまりまあ、どっちもバレバレである。 「やめて。人が見てる」 ぺしっ。ついに手を払われてしまった。 がーん。汐里の理性が勝利してしまった。しかし俺は、汐里の耳が微妙に赤くなっているのを見逃さない。こいつめ、照れてるな。単に外でそういうことされて恥ずかしいだけでは? お兄ちゃん汐里のことかわいすぎて認知に歪みがあるのでは? つかつかと先に歩いていってしまった汐里だが、あわてて俺が追いかけると、急に立ち止まって言った。 「……あのさお兄ちゃん、そういうのほんとにどうかと思う」 いつになく真剣な声の調子に、ちょっとぎくりとする。 「そういうのって、なんだよ」 「お兄ちゃんは、私を甘やかしすぎだと思う」 「……」 痛いところを突かれた。 「やっぱ、そう思うか」 「思う」 たぶん、これは駆け引きだ。 いや、違うな。 探り合い、なのだろうか。それとも違う気がする。 どちらも理解している。この関係が心地よいと。だから、どちらかがそれを変えようとすることに抵抗がある。お互いそれを知っていることすら知っている。 兄妹なら、それでよかった。 考えることすらいやだが、いつか汐里は俺ではない別の男とつきあうようになる。俺は笑ってそれを祝福する。そういう建前だった。そして俺はそのことを五十年くらい引きずる。一生ものかよ。覚悟は決まらないまでも、そうなるんだろうと思っていた。諦めていた、というのがより近いだろうか。 けれどいま、その建前が覆ろうとしている。覆ることが許される条件が整ってしまった。そして、明確に兄妹ではないその関係に足を踏み入れたとき、二人はどうなるのか。曖昧で、居心地のいいこの場所は、どう変わってしまうのか。 それを考えずにはいられないのだ。 「……難しいんだよな」 「わかるけど……でもさ……」 「やっぱ、だめだよなあ、こういうの」 浮かれていた、という感覚はある。 汐里は、素直に謝れないときのような、ちょっと拗ねたような表情をしている。そして、そっぽを向いてぼそっと言った。 「……だめって言えるなら、困ってない」 さっさと店へ向かって歩き始めてしまう。 あー。 俺は、天を仰ぎたいような気分になってしまう。 これだから。 こういうの、めっちゃ効く。効いちゃいけないやつなのに、なんかもう、庇護本能なのか父性本能なのか、それとも恋愛感情なのか、もうどこだかわかんない体内のどこかの部分に、ブッ刺さる。 それを捨てるだなんてとんでもない。 俺のなかのさもしい部分が、俺にそう告げる。 「こんなもんだろっ、と」 軽バンの後部ドアを閉めて、運転席に乗り込む。 すでに助手席に座っていた汐里が、耳をふさいで呻いている。 「どした?」 「音、すごいの。ばんって。風圧でキーンってなった」 「あー、ドアがでかいからか……」 乗用車でもたまになるが、こういう四角い軽バンではさらにひどいらしい。 広々とした後部の荷物室には、けっこうな数のダンボールがある。 「あ、汐里、これ確認しといてくれ」 愛用のコクヨの野帳を該当ページを開いて渡す。今日の買い物リストである。 「レースのカーテンは盲点だったわ……ほかにもそういうのあるかもしんないから」 俺はカーテンに、遮光以外のいかなる機能も求めていない。しかし汐里には「外光を取り入れつつ、視線は遮断する」という概念があった。なので、リストから抜けた。汐里自身も現物を見るまで忘れていたらしい。 「んじゃ車出すぞー」 「ごはんはもうじきできるって。さっきお母さんからLINEあった」 「今日は実家メシか……楽しみだ……」 「このあいだ食べたじゃん」 ホワイトボードとレジュメに凌辱された家族会議のときのことだろう。 「いや、あのときは……もう味とかそういうんじゃ……」 「ごめんなさい……いやなことを思い出させました……」 汐里がガチ謝罪した。増えた荷物で車体が重い。さらに空気まで重くなった。いいことない。あの日のことは、数十年後までトラウマになって残りそう。 西日がひどい。バイザーを下ろす。隣の汐里を見ると、薄目である。正統派美少女も、薄目だと微妙な顔になる。かわいい。 ここから実家までは、実家近辺が地獄の一通��会及び車幅すれすれのクソ狭い道だらけである以外は、基本的に広いし空いている。特にこのあたりの埋立地は、休日なら激混みだが、平日の夕方のいまは運転が楽だ。ありがたい。 「カラーボックス二個、デスクライト、カーテン、衣類ケース、机と椅子は……」 「後日配送な。ベッドも。さすがにあれを汐里と二人で五階まで運ぶのは厳しい」 「そうだね……」 「しかも汐里にはそのあと、部屋のかたづけってイベントも待ってる。もうしまう場所がないという言い訳は通用しないぞ」 「……明日と明後日がんばる。お兄ちゃんいないあいだ、やることないし」 これは死亡フラグですわ。 そう混ぜっ返すこともできた。 しかし、言えなかった。 月曜日に大泣きして以降、汐里は、俺が家に帰ったときでもさびしそうな様子は見せていない。しかしそれは、汐里の問題が消滅したということを意味しない。 汐里は我慢する。耐えられるところまでは、耐えようとする。 実際、俺のほうだって、実は仕事中、気が気じゃない。集中しているときはいい。でも、意識に空白ができたときなんかは、どうしたって思い出してしまう。猫を飼った人が、はじめて家を留守にするときは、こんな気分になるのかもしれない。さびしがっていないだろうか、泣いてないだろうか、怪我なんかしてないだろうか。汐里用見守りカメラとか必要ではないのか。おはようからおやすみまで、お兄ちゃんカメラがじっとりと汐里を見守るよ……。世間ではそれを盗撮と呼ぶよ……呼ぶよ……。 俺がそばにいさえすれば、そんなことにはならないのに。あるいは、そもそもこんな同居なんてしていなければ。 「……」 頭こんがらがってきた。運転中に考えることでもない。 汐里は、俺のメモ帳を閉じて、膝の上に置いていた。まっすぐの道なら、隣の汐里がなにをやっているかくらいは見えるようになってきた。 「お兄ちゃんはさ」 「ん?」 「ダメ人間製造機みたいなとこあるよね」 「えっ!?」 「自覚なかったの!?」 驚かれた。 「いや、甘いって自覚はあるけど、兄ってみんなこんなものかと……」 「思い込みも激しいし」 「……」 ぐうの音も出ないとはこのことである。 同時に、意外に冷静に見られてるんだな、という感じもする。 七年という年齢差、そして兄妹として過ごした年月というのは、けっこう制約が大きい。現在形と、現在完了形の違いというか。そのことは、ともすると現在進行系の汐里の姿を見失わせる結果にもなりかねない。 頭ではわかってるんだけどな……。 「変な話、していい?」 「エロいことじゃなければ」 「……」 汐里は、乗ってこない。ということは、そういうことだ。 もう、けっこうギリギリだ。 俺は、腹のなかで、なんらかの覚悟を固めた。 「一緒に暮らすようになって、なんだか、かえってお兄ちゃんが遠くなったような気がする」 「なんで、そう思う?」 「……なんか、わかっちゃったの。お兄ちゃんにとって、私って、全部じゃないんだって�� 「……」 「仕事があって、私の知らない人間関係があって、なんかそれって、すごく変な感じで……」 「俺にとってはいつでも汐里が一番だけどな」 「うん。知ってる。お兄ちゃんはそう言うって知ってた。それで私はまた、安心して、そしたら、またお兄ちゃんのことがもっと遠くなって……なんだろ、うまく言えないや。なんか、不安って感じ」 汐里は、賢い。 俺がバイトをして、それなりに社会に揉まれていく過程で学んだことに、直感的に気づくだけの賢さを持っている。そしてその気づきは、実家を出て俺と同居する、という状況で強制的にもたらされたものでもある。 「わかる?」 「たぶん」 「……変かな?」 「変じゃないと思う」 「じゃあ……どうしたらいいと思う?」 「……」 言うべきことはわからないが、言ってはならないことだけはわかる。 そのままでいい。 それだけは、言ってはならない。 そしていま、俺の喉元を圧迫しているセリフはただひとつ。 そのままでいい。 ずっと俺に甘えて、頼って、些細なことで嫉妬して、不機嫌になって、俺がいなくちゃ生きていけなくなるくらい依存して、そうして……。 「お兄ちゃん?」 「……ごめん」 「なんで謝るの?」 「答えが出せ���いんだ」 ひどい抵抗感だ。 俺はこんなに利己的な人間だっただろうか。 自分の欲望に抵抗することが、こんなにもきつい。 でも、それでも俺は……。 「いつか、かならず答えを出す」 「そ、そんなに重い質問なのこれ?」 「わりと」 「お兄ちゃんも大変なんだ……」 うん。わりとまじで大変。 急速に戻ってきた兄妹の軽いノリのさなかにあっても、自分の覚悟らしきものが定まったままなのを、確認する。 「うん。でも、わかった。お兄ちゃんがそう言うなら、待ってる。それでいい?」 「ああ」 「でも、答えが出るまではどうしよっか。私、まためんどくさくなっちゃうかも」 「いくらでもつきあう」 「つきあっちゃうんだ……」 答えが出せるそのときまでは。 汐里が、しょうがないなーみたいな笑みを浮かべながら言う。 「お兄ちゃんは、ほんとに私に甘いよね」 「どっちかっていうと、自分に甘いんだよ」 「んー? 私がめんどくさくなると、お兄ちゃんにとってはごほうびになるの?」 わりとあってるからタチが悪い。 「ドM?」 「それだけは違うと思いたい」 「私、もうちょっとドSっぽく振る舞ったほうがいい?」 「よーしやれるもんならやってみろ」 汐里は、んんっと咳払いらしきものをしてから言った。 「こんな年下の妹が好きだなんて、ほんとにお兄ちゃんはダメダメだね!」 「イヤァァァァ!!」 「お、お兄ちゃん!?」 確実に人の心を蹂躙していった。 素質あるかもしれない……。
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