#ナイスミドルへの道
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おはようございます。 #今日のカフリンクス . 今週も夫婦共々忙しく、 家の中が大変な事に😭 最低限の家事だけやって、ストレスをためないようにとは思っているのですが。 ともかく! 日にちはずれるけど日曜日からの三連休を楽しみに、 あと三日٩( 'ω' )و . #カフリンクス #カフスボタン #オフィスコーデ #シャツ好き #fashiondiaries #ralphlauren #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #instadaily #photooftheday #cufflinks #日々のこと #アラフォーライフ #アラフォーコーデ #新潟 https://www.instagram.com/p/Bn7TnhbnqRU/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=46m9driv7ble
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【黒バス】やさしい国で待ちあわせ
2014/02/11発行オフ本web再録
■1■
リアカーを壊した。緑間と二人で壊した。
それもまあ仕方のないことで、この三年間、毎日使い続けていたそれは大分傷んでいて、何処かに寄付するにはぼろぼろ過ぎた。木目は至るところが節くれだって、慣れていないと服を引っ掛けて怪我してしまうし、車輪は少し歪んで、気を付けないといつも進行方向から左にずれてしまった。チェーンも錆びて、ぎいぎい音がしていたし、サドルの布はちょっと破けていた。 俺たちの愛車は満身創痍で、真ちゃんはいつも、リアカーの左角の節くれと、登ってすぐの歪んだ板に触れないようにそうっと乗っていた。俺はいつもハンドルを右側に傾けて運転していた。直した先からパンクするし、毎日油をさしても固まった錆は取れなくなって、着実に増えていた。 だから、壊したのだ。俺と真ちゃんで、卒業式の日に。いつも停めていた、学校の駐輪場の隅で。胸に花を刺して、卒業証書が入って歪んだ鞄を地面に置いて、砂に膝をついて、季節はずれの汗をかきながら、俺たちは黙って作業をした。真っ赤な夕暮れの中、二人で、ネジを外してボルトを取って、板を分解して、壊したのだ。俺たちのリアカーを。思い出を、鉄と銅と板に分解して粗大ゴミのシールを貼って捨てた。次の日の朝には回収される予定だった。駐輪場からは体育館の屋根だけが見えた。そうしてそこまでやってから、俺たちは歩いて駅まで向かって電車で帰った。 だって、まあ、仕方がないことなのだ。 俺も真ちゃんも、行く大学が違って、��の方向も違って、お互いに別のアパートを借りて、四月から新しい生活を始めようとしていたのだから。俺が真ちゃんを迎えに行ったってどうしようもない。行き先の違うバスに乗ったって目的地には着かないのだ。そうなってしまうと、リアカーなんて場所を取って邪魔なだけだった。誰かに讓るにしても修理代金が高くついて新しく買った方がマシなレベルだったし、そもそも何処に寄付すればいいのかもわからなかった。 いいや、本当は、俺たち以外の誰かがこれを使うのが嫌だったのかもしれない。
「真ちゃん家だったら置いとけるんじゃねえの」 「置いてはおけるかもしれないが、俺もお前もいなくなる以上、誰も手入れをしなくなる。そうしたら後は本当に朽ち果てるだけなのだよ。修理もきかなくなるだろう」 「そうだよなあ」 「ああ」 「じゃ、壊そっか」 「ああ」
解体するとも、分解するとも、捨てるとも言えなかった。壊すという乱暴な言葉が最もふさわしいと思った。毎日毎日油をさして、毎日毎日真ちゃんが「今日もよろしく頼む」と声をかけて、パンクしたら直して、板が割れたら直して、雨が降ったらビニールシートでくるんで、落書きされたらペンキで塗って、そうやって三年間過ごしてきたこいつを、俺たちは壊す。 だって、仕方がないだろう。俺たちは大人になってしまったんだから。 こうして俺は真ちゃんを迎えに行く口実を失って、真ちゃんは俺に会う口実を失ったのだった。いいや、会う口実なんてのはいくらでもある。映画を見たい、新しい甘味が食べたい、なんだっていい。なんだっていいけれど、それは一般人の話であって、こと緑間真太郎にとって、それは必ずしも誰かが必要なものではないのだった。そして必ずしも必要でない場合、あいつは決して声をかけない。例え内心で寂しいと思っていたとしても、あいつは一人で祭りに出かけるだろう。 意地っ張りで我が儘で、懐に入れた人間には存外甘いあいつは、理由が無ければ他人に頼ろうとはしないのだ。人は一人でも、案外生きていけるものである。そもそも中学の頃は、あんな奇妙な乗り物が無くても一人で何処にでも行ってなんでも手に入れていた男だ。リアカーが無くなった今、あいつは俺を呼びつけないだろう。あれは、緑間真太郎なりのサインだった。不器用なあいつの、唯一の、俺を呼んでいい理由。 だから、俺たちには新しい口実が必要だった。いいや、俺たちだなんてずるい言い方はよそう。俺には口実が必要だった。 何せ、俺は、この緑間真太郎のことが好きだったので。 真ちゃんが俺のことを好きかどうかは知らない。多分好きだろう。俺の好きと同じ形をしているかどうかは知ったこっちゃないが、まあ、ほぼ同じ形で好きだろう。 でもそんなことよりも大切なことは、俺たちはそれを一つも口に出さなかったということなのだ。あれを壊している間中、ずっと。思い出を壊している間、ずっと。 だから俺も黙り続けてい���。黙ったまま、探している。まだ。
■2■
「真ちゃんホント忙しそうだね」 「��あな。取れるだけの講義を取った。ほぼ毎日一限から五限まであるのだよ」 「うっわ、信じらんねえ。勉強の鬼かよ。鬼真ちゃん。オニシン」 「全く語呂が良くないし何も洒落になっていないと思うが」
そう言いながらサラダを口に運ぶ真ちゃんの頬は、入学式から一ヶ月、少しこけたような気もするけれど、顔色は悪くない。心配していたが、きちんと食事は取っているらしい。今だって、サラダにスープ、ステーキを頼んで黙々と食べている。
「体調管理にも人事を尽くすのだよってか?」 「当たり前だ。自分で入れた講義を自分の不調で欠席するなど愚かしいだろう。初めの週に、きちんと栄養バランスを考えた献立を作った。後はそれ通りに食べれば問題ない」 「すげえ。そんな食事管理SF映画の中でしか見たこと無かったわ」
窓の外は真っ暗で、車が路面を走るザアアという音がする。なんだか雨の音に似ているような気もするが気のせいだろう。時計の針は八時を指していて、夕飯を食べるには、まあ、少し遅いくらいの時間。
「仕方がないだろう、講義があるのだから」 「ですよね」 「それでも今日は早い方なのだよ」
一ヶ月ぶりに再会する真ちゃんはいつもと同じ調子で、ひと月前と何も変わらないように見える。だけど実際は、俺の知らない所で俺の知らない講義を受けて、知識を吸収して、誰かと会話して、段々と新しく生まれ変わっているのだ。
「真ちゃん、友達できた?」 ���……挨拶をする程度の顔見知りなら」 「多分それもう相手は友達だと思ってるって」 「そんなものなのか」 「そんなものですね」
飯に誘われたりしないの? と聞けば、真ちゃんは黙って頷く。俺の聞き方も悪かったが、これで頷かれても、誘われているんだか誘われていないんだかわからない。多分、誘われているんだろう。ゆっくりと口の中の肉を咀嚼して飲み込んで、水を一口飲んで真ちゃんは答えた。
「講義の終わりに、飯でも行かないかと言われたことはあるが、俺はその後も講義があったからな。最終講義が終わった後はさっさと帰っているし」 「じゃあ真ちゃん一ヶ月ぼっち飯?」 「昼は一緒に食べている奴もいる」
そんな当たり前の返事にちょっと傷つくくらいなら聞かなきゃいいのに、愚かな高尾和成くん。いやいや、マジで一ヶ月独りで飯食ってる方が心配だろ。健全な社会的人間性を持ち合わせていてくれて何よりだ。何よりなんだけれど、俺はこいつの母ちゃんでは無いのに、こんな心配をしてどうする。何にもならない。
「かわいい女の子はいた?」 「どうだろうな。いつも一番後ろの席に座るから顔は見えん」
心配��べきは、こいつが誰かと結ばれること。なんて、別に、付き合ってる訳でも無いのに、こんな心配してどうすんの。どうにもならない。何にもならない。世の中はそんなことばっかりだ。何をどう心配したって、それは全部見当違い。俺は母ちゃんでも無ければかわいい恋人でもなく、ひとりの友達。ひとりの相棒。
「お前の方はどうなんだ」 「俺? ううーん、俺んとこも女子の割合すくねえからなんともなあ。あ、でも若干みゆみゆ似の子いた」 「宮地先輩に紹介したらどうだ」 「え、真ちゃんがそんなこと言うなんてどうしたの」 「先輩の大学の教授が客員講師として来ているんだが、学部的に先輩が講義を取っている可能性がある。話でも聞けないかと」 「真ちゃんって、案外目的のためなら手段を選ばないよなあ」
真ちゃんはしっかり焼いてもらった肉を口に運ぶ。俺も自分の肉にフォークをぶすり。レアなそれからしたたる赤い肉汁。口の中で思いっきり噛み切ってごくりと飲み込む。生きている味がする。
「真ちゃん、次いつ会えんのさ」 「……そうだな、一通り落ち着いたし、来週の木曜なら問題ないのだよ」 「木曜な。オッケー。六時とか平気?」 「ああ」 「んー、どうすっかな。久々にストバスでもやる?」 「そうだな」
ぶすり。刺さったフォーク。それを持つ左手に、もうテーピングは存在しない。目を細めてみれば、そこに白い幻影が見えるような気もする。真ちゃんはバスケをやめた。悪いことじゃない。俺たちのバスケは、あの日の粗大ゴミの一つとしてどこか遠くで燃やされたのだろう。悪いことじゃない。ちゃんと、俺たち自身が選んだのだから。全てを失ったと悲壮感に浸るほど子供ではなかった。
◇
「いや、お前、ホント、ねえわ、マジで……」 「お前は少し鈍ったんじゃないか」 「そりゃ鈍るわ! 昔みてえな練習してねえんだから! お前はなんでそんなキレッキレなんだよ! 人事尽くして自主練しまくってんのかよもしかして!」 「いや、多少の筋トレはしていたが俺もここまでちゃんと動くのは久しぶりだ。元々の地力の差じゃないのか。単純に」 「単純にズバッとひでえこと言うよなお前」
コートに寝そべれば街灯に邪魔されて少し暗く星が見える。たかだか一時間くらい動いただけなのに、荒い呼吸がなかなか止まらなくて俺は苦笑した。一ヶ月でここまで衰えるとは、いやはや時間の流れとは無情だ。これを元に戻すには三ヶ月はかかるだろう。いつだって、壊す方が簡単なのだ。
「そんなこと言って、真ちゃんもまだ息整ってない癖に」 「……お前もだろう」 「ははっ、俺たち二人ともこうやっておっさんになってくんかな!」 「俺は絶対にお前よりも格好良いおっさんになってみせるのだよ」 「ええ、なんだそれ」
たるんだ腹など許さないからな、と俺に指を指してきたって、そんなの俺の知ったこっちゃない。許さないも何もお前の話��し、多分お前は太るよりはやせ細っていくタイプだから筋肉落ちないように気をつけろよ、と言おうと思って面倒になって取り敢えず笑った。母ちゃんじゃ、ねえんだから。うん? はいはい、きっとお前は、なかなかにダンディでイカしたナイスミドルになるに決まってるよ。
「あー! でも真ちゃんが練習してねえなら、俺が真ちゃん抜ける可能性も出てきたな! ぜってー次は抜く。めっちゃ練習する」 「ぐ、人が講義を受けている間に成長しようというのか」 「ふふん、ずるいってか? ずるくないよなあ、俺は人事を尽くすだけだからなあ。ずるいなんて言えねえよなあ。どうだ真ちゃん、自分の信念に邪魔されて文句言えない気持ちは。うん?」 「お前……底意地が悪い、いやそれは前からだったか」 「あん? お前に尽くし続けた高尾ちゃんのどこが底意地が悪いって?」 「どこの誰が尽くし続けたというのだよ。なんだかんだ自分の意見は押し通してきた癖に。俺の我が儘の影に隠れてやりたい放題していただろう」 「おお? それこそ聞き捨てならねえな? 我が儘の影に隠れてたんじゃねえよ、お前の我が儘がでかすぎて俺のが霞んでただけだっつの。お前の自己責任。オッケー?」 「我が儘を言っていたことは認めるんだな」 「いやいや、滅相もございません」 「どっちなのだよ!」
夜のコートで、体ばっかりでかくなった男が二人、真剣に言い争っている。あまりにも馬鹿馬鹿しくて子供みたいな内容を、わざと真剣な調子で言い合う。ああ、なんだか視界が眩しいのは、星のせいか、街灯のせいか、自販機の明かりだろうか。なんだか酷く目にしみて瞼を閉じた。おい、寝るな! なんて真ちゃんの怒った声。寝るわけねえだろ。お前がいるのに。お前がいたら俺はいつだって目かっぴらいて起きてるよ。今は閉じてるけど。はは、閉じちゃってるけど。
「おい、高尾、……高尾? なんだ、死んだのか」 「お亡くなりになった高尾くんに一言」 「高尾……、実は俺はお前のことを……」 「高尾くんのことを?」 「超ド級の変人がいると言って、大学の奴との話の繋ぎに、適当にあることないこと喋ったのだよ……」 「いや、待って待って待って真ちゃん! 何それ! ちょっと待ておい!」
流石に聞き捨てならなくて飛び起きたら、真ちゃんは真顔で俺の顔を見て頷いた。いや、その頷きは何なわけ。何を示してるわけ。全然わかんねえから。
「死人に口無し、バレなくてなによりだ」 「最低じゃねえか!」
叫ぶだけ叫んで、やりとりのあまりの下らなさに溜息をついた。何よりも下らないのは、真ちゃんが大学でも俺の話題を出してることに喜んでる俺自身である。滑稽な独占欲に苦笑いを零していたら、真ちゃんからボールが飛んできてギリギリのところで俺はそれを受け取る。びりびりと、手のひらがしびれる感触。こいつ、本気でぶん投げてきやがった。赤くなった俺の手はまだまめだらけで、皮も分厚くなっているけれど、これも後数ヶ月もしたら普通の手になっているのかもしれない。
「というか、お前は何故そこまで鈍っているのだよ。お前の方が暇なら、今日の時点でここまでへばっていないんじゃないか」 「暇とか言うなって! まあそりゃお前とはちげえけど、俺だってバイトとかめっちゃ入ってんだって。家賃は親に払ってもらってっから、生活費は自分で稼がねえと」 「ああ、なるほど、そうか、それがあったな」 「お前は? それこそ講義で忙しくてバイトなんかしてる暇ねえんじゃねえの?」 「親の脛をかじっている」 「めっちゃ堂々と言ったなおい!」
笑いながら全力で投げたボールは、俺の希望通りこいつの手のひらの中に収まって、そのままゴールリングへ向けて発射された。俺の知っている、俺の憧れたままの高度と軌道。それが変わらないことに安堵しつつ、ボールは勢いよくネットを揺らして落ちる。地面がごうんごうんと跳ねる音。このシュートだって、いつかは終わる。
「事実なのだから仕方がないだろう。家賃光熱費水道代食費学費その他もろもろ全て親持ちだ。そもそも、ラッキーアイテムであれだけ金を使わせていた俺が今更この程度のことで罪悪感を覚えると思うのか?」 「やべえ、どうしよう、言ってることはどこまでも格好悪いのにここまで堂々とされるとそんなことないように聞こえ……聞こえねえな」 「やはり駄目か」 「駄目だったなあ」
少し笑いながら真ちゃんはボールを拾う。かがんだ時に僅かに揺れた上半身と、グレーのセーターが何故か目に焼き付いた。その服の下の筋肉も、段々と衰えていくし、二度とあの派手なユニフォームを着ることもない。そんな当たり前のことを、俺はゆっくりゆっくり飲み込んでいく。別に、悲しいわけではないのだ。少し寂しくはあるけれど。そうだ、寂しいのだ。大人になっていくことが。俺たちが、大学生になって、卒業して、就職して、もしかしたら結婚したりして、子供ができたりとか、して。そういう変化をこれからも続けていく。
「うちの大学は成績優秀者になれば賞金がもらえるのだよ。一年間にかかる金額と比べれば雀の涙のようなものだがな。それは親に渡すつもりだ」 「もう取れることは確定なのね」 「当たり前だ。人事を尽くしているのだから。」
例えば、一人暮らしをするようになって、洗濯だとか料理だとかを少しずつ覚え始めた。電気をつけっぱなしにしたり、蛇口をしっかり締めないで母さんに怒られた理由がようやくわかるようになった。お金のこととか、現実とか、ちゃんと見始めた。悪くないなあ、と思う。あの駆け抜けた日々に比べると少しばかり穏やかすぎて、太陽の光もあまり眩しくないけれど、変わりに柔らかくなったように思うのだ。
「成長してから恩返しということで先行投資してもらうしかないからな、金額の問題ではなく担保のようなものなのだよ。将来性の保証だ」 「お前さ、なんか照れ隠しが生々しくなってねえ?」
パスされたボールを投げ返す。真ちゃんはそれをシュートせずにもう一��俺にパスしてきた。別に俺はシュートなんか撃たねえのに。もう一回真ちゃんにパスしたらまた返ってきて、奇妙なキャッチボールが延々と続く。ぼんやり数えて十二回目で俺はでかいくしゃみをした。背筋からぞわぞわと、這い登るような冷気。
「うあー、さぶ。汗ひくとめっちゃ寒いな。つか、五月ってこんな寒かったっけか」 「五月は寒いだろう」 「五月は寒いか」
寒いっけ、と首を傾げる俺の顔面めがけてジャージが飛んでくる。真ちゃんのではなく、俺のだ。勝手に鞄から出されたらしいが腹も立たない。帰り支度を始めるこいつもジャージを羽織る。お前だって寒かった癖に、先に俺に渡しちゃうんだからなあ、そういうとこ、好きなんだよなあ。好きなんです。あーあ、好きなんだよ、ほんと。
「おい、聞いてるのか」 「へ? あー、ごめんごめん、何?」 「全く聞いていなかったのか。ボケすぎだ」 「ごめんって。で?」 「風邪を引かれても困るから、俺の家に寄っていけ」 「あ?」
耳に届いた言葉が信じられなくて俺は思わず自分の頭を殴りつけそうになった。そこまで驚くことでも無いのにこんだけ動揺が隠せないのは、やっぱり、俺がコイツのことを好きだからなんだろう。好きな奴の、一人暮らしの家に上がり込む、なんてのは、どうしたってそういう意味にしか取れないのだ。勿論真ちゃんにその気が無いことはわかっているけれど。だけど、わかるだろうか、一人暮らしの家だぞ、生活の何もかもが部屋に閉じ込められた、まず間違いなくこいつの匂いで満ちている部屋。
「お前、何回聞き逃せば気が済むんだ」 「いや、聞こえてた聞こえてた! 聞こえてたけどさ! え、いいの」 「構わん。ここから俺の家は近い」
そりゃ、お前の家に近いストバスのコート探したからな。俺のアパートからは遠いのだ。お前の家。俺が三年間迎えに行った、あのだだっ広い門扉がある豪邸とは別の、お前が一人で暮らしてる家。
「おい、どうした、来ないのか」 「いつ誰がそんなこと言ったよ。行く。超行く。真ちゃんのお部屋大訪問」 「そうか。エロ本はまだ買ってないから探しても無いぞ」 「……真ちゃんもなかなかに、俺が言うことわかってきたよね」
◇
「……おい、ちょっと待て、待ちなさい、親の脛かじり太郎」 「なんだ、さっき宣言しただろう」 「限度があるだろ! 何だよこの部屋! 部屋じゃねえよ家だよ! どう見ても一人暮らしには広すぎるだろ! 普通六畳一間だろうが! なんだこれ!」 「俺の家だが」
入口がオートロックの門だった時点で嫌な予感はしていたが、大的中も大的中、ドアを開けたら玄関と靴箱があり、そこから廊下が伸びていた。バス、トイレ別だ。というか、部屋までの通路に台所が無い時点で戦慄した。大学に入ってから他の奴の家にも幾度かお邪魔したが、部屋までの短い通路の片側に風呂トイレ、片側に狭い台所と洗濯機置き場、ドアを開ければ六畳間、この鉄則を外れる奴なんていなかったのだ。
「いやー、これはない、マジでない、かじるどころじゃねえ。しゃぶってやが���」 「まあ、富裕層だからな」 「やめろ……聞きたくない……こんな露骨な格差はやめろ……」
風呂に入れと投げ渡されたバスタオル。真っ白で、まだほとんど使われていないそれに遠慮する気にもなれなかった。保温機能で自動で沸かしてくれるバスタブでも俺はもう驚かない。腹いせに、シャンプーとリンスの位置を逆にしたことくらいは許されてもいいだろう。思い切り鼻歌を歌っても近所に文句は言われないんだし。 風呂を上がってみれば、真ちゃんが真剣な顔で洗濯機を回していた。説明書が壁に貼られている。若干首を傾げてセーターのタグを見ていたこいつは、マークの意味がわからなかったらしく携帯電話で調べ始めた。堅実な奴である。
「ちょっとくらいならソフトサイクルで問題ねえと思うけど」 「馬鹿なことを言うな。これだけ細かくラベル分けされているのだから消費者はそれに従うべきなのだよ。ふむ、これは手洗い不可」 「いちいちクリーニング出すわけ? 金がもったいな……いや、俺は何も言わねえ。言ったら言っただけ傷つきそうな気がする。何も言わねえ」 「ドライヤーを使うならそこの引き出しだ。暇ならリビングにいろ。茶は勝手に出せ」 「へいへい」
短い俺の髪は、水気を取れば自然に乾く。面倒くさいからとリビングに向かえばきちんと整理整頓された部屋。プリントも教科書も整然と並び、出しっぱなしの衣類なんて物は無い。思いのほか完璧な一人暮らしをしているこいつに少し驚く。生活力なんて皆無かと思っていたのだが、壁に貼られた手書きのメモを見て納得した。こいつ、毎朝のルーティンワーク完璧に決めてやがる。月曜日、五時、起床、ストレッチ、五時五十分、着替え(引き出し下段)、六時、テレビ兼朝食(チャンネルは六)……目眩がしてくる。多分、中学の時も高校の時も、こうやって自分の動きを決めて行ったんだろう。所々に訂正の箇所があるのは、それじゃうまくいかなかったからか。そういえばあいつはこの前会った時、「一通り落ち着いた」とか言っていた。それはこういうことだったのか。
「何を間抜けな顔を晒している」 「うお、真ちゃん終わったの。いやー、これすげえな。機械かよ」 「人事を尽くすためには必要なことだ」 「いやー、お前の人事に対する執念こんな形で見ることになるとは思わなかったわ。隣に貼ってあんの食事の献立?」 「そうだが」 「……真ちゃん、これってさ、今日の、食事の献立?」 「そうだな」 「……明日の食事の献立は?」 「これだな」 「…………明後日の食事の献立は?」 「これだな」 「まさかとは思うけど、真ちゃん、毎日これ食ってんの……?」 「完璧なバランスだろう」 「お前は! 融通きかなさすぎだろ!」
思わず怒鳴りつければ、何故俺が叱られなければならないのだよという顔で見られる。いや、おかしいのはお前。絶対にお前。誰かこいつに常識を教えてやってくれ。 俺の目の前にある紙には、朝から晩まで、食べ物��どこでそれを売っているかの表がある。ほぼ調理が入っていないのは、自分じゃ作れないと判断したからだろうか。数えてみれば三十品目丁度。それぞれの栄養素もきっちり取れている。それにしたっておかしいだろう、朝、煮干(松の家)、白米、漬物(西武スーパー)、牛乳(二五〇ミリリットル)って、いや、栄養は取れるかもしれねえけど、こいつは三百六十五日同じもんを食べ続けるつもりなのか。嘘だろ。絶対に楽しくない。
「この前お前と食事をした時は計算が面倒だったのだよ。翌日に足りない分は全て追加したからなんとかなったが」 「なんともなってねえからそれ。なんで翌日繰越制度になってんだよ。一ヶ月間焼肉しか食わなかったから次の一ヶ月は野菜しか食いませんってことじゃねえか」 「そうだな、それではカルシウムもタンパク質も足りない」 「ちげえよ! 何にも伝わってねえよ!」
誰か、この超ド級の馬鹿をどうにかしてほしい。お前は頭が良いはずじゃなかったのか。俺にはこいつの思考が手に取るようにわかる。わかってしまう。大学生になったからには勉学に励まねばならない、そのためには心身ともに健康でなくてはいけない、健康な体は健康な食事から、完璧な献立を作らねば。完璧な献立なのだから毎日それで完璧だ。終了。殴りたい。
「そうは言ってもな、毎日別の献立を考えるのは流石に負担が大きすぎるのだよ。できなくは無いが、俺は料理が苦手だから作れるメニューも限られる。その中でどうにかしようとすれば、今度は学業の妨げになるだろう。本末転倒だ」 「なんで俺が説得されてんだろうな。お前の発言だけ聞いてるとお前が正しく聞こえるから不思議だわ。あのな真ちゃん、アウト」
頭が痛いのは長風呂をしてしまったせいだろうか。久々にちゃんと広い風呂入って、ちょっとテンション上がっちゃったもんな、確かに。俺のアパートの風呂は狭くてろくに入れたもんじゃないし。ああ、それとも髪を乾かさなかったせいだろうか。風邪ひいたかな。いいや、違う、この目の前の男が全てである。
「っつーか、真ちゃん、今日はどうするつもりだったわけ。俺、お前と夕飯まで食うつもりだったし、まともな夕飯出てくると思ってなかったから外行く気満々だった」 「さりげなく人を馬鹿にするのはやめろ。俺だって外に出るつもりではいた」 「で、それで足りなかった分は明日に追加されるわけ」 「まあ、そうだな」
壁にかかったカレンダーを見る。先週の木曜と、今週の木曜にだけそっけなく印がついている。俺と会ったからだ。俺と会う日だからだ。そしてこいつは金曜日、俺との食事で足りなかった分を一人で追加して食ってるんだろう。どうせこいつのことだから、カルシウムが足りなければ牛乳を必要なだけ追加、タンパク質が足りなければ豆腐を足りないだけ追加、とかそんな大雑把なことをしているに違いないのだ。それはなんだか、酷く腹がたった。一人でそんな素っ気ない、機械みたいな食事をしているこいつにも、それの負担になっているのであろう俺のことも。
「……真ちゃん、来週どっか空いてる?」 「……木曜日��ら」 「また?」 「木曜だけは授業が三限で終わるのだよ」 「ああ、なるほど」
さて、俺のこの感情のどこまでが純粋なもので、どこまでが邪なものだったのかは俺にもわからない。俺はもしかしたら母ちゃんのようにこいつのことを心配していたのかもしれないし、恋人気取りでこいつのことを独占したかったのかもしれない。両方かもしれないし、もしかしたら全然関係なくて、俺はただ、何にも考えていない馬鹿野郎だったのかもしれない。
「じゃあ、俺毎週木曜は夕飯作りに来るから」 「はあ?」 「栄養バランス完璧な献立だったら良いんだろ? 任せろって、少なくともお前よりは作れるから」 「いや、別にだからといって何故お前が」 「良いじゃん。お前木曜以外空いてないんなら俺どうせしょっちゅう遊びに誘うし。そのたんびにお前が飯の計算しなおすのも面倒くさいだろ。 だったら俺が作っちゃうのが手っ取り早くね。別にお前が他の用事入れる時はこねえからさ」 畳み掛けるように言う俺の勢いに押されたのか、真ちゃんは、いや、だとか、それは、だとかもごもごと言っている。きっぱりさっぱりしているこいつには珍しい狼狽具合だ。自分でも無茶苦茶なことを言っている自覚はある。だけど俺は全然引く気が無い。多分真ちゃんも、そのことに気がついたのだろう。
「……お前が、いいなら」
渋々と頷いたこいつに俺は笑った。自分があまりに馬鹿らしすぎて笑ったのだ。だけど、俺は、何度も訂正された跡がある木曜日のルーティンワークを見て、何もせずになんていられなかった。そうだよなあ、二週連続でお前の予定変わったら、それは別の何かを考えるよな。来週も俺が誘うかもしれないし、誘わないかもしれないし、そしたらお前はきっと、別の日課を組み立てなくちゃいけなかった。 最終的にクエスチョンマークだけが残されて、『保留』とそっけなく書いてあるそれは、俺がお前の毎日に組み込まれるためのスペースだった。お前は自分じゃ言わないけれど、ちゃんと俺はわかっているのだ。お前からの、新しいサインに。 そうやって、形の無い不安に脅かされていた俺は、入学して一ヶ月と一週目に、驚く程スムーズに、新しい口実を手に入れたのだった。
◇
「真ちゃん、最近とみに忙しそうね」 「試験が近いからな。お前だってそうだろう」
七月の頭、室内には既に冷房がかかっている。俺の部屋にもついてはいるが、効きが恐ろしく悪く音だけうるさく、よっぽど扇風機の方が役立っているのが現状だ。大学生の試験期間というのは講義を取っていれば取っているほど過酷になるもので、楽できる奴はいくらでも楽ができる。真ちゃんの忙しさといったらない。試験だけで二十個近いと聞いて頭を抱えた。国立受験だって十科目だっていうのに。
「お前んとこほど過酷じゃねえわ。レポートも多いし」 「レポートの方がかかる時間は多くないか?」 「俺んとこでね、レポートってのは、『なんでもいいから取り敢えず出せば単位はくれてやるから文字数埋めて出せ馬鹿野郎』って意味なわけ」 「凄い意味の込め方だな」
俺が作ったキャベツのホタテ煮を、眼鏡を薄く曇ら��ながら食べている真ちゃんの顔は呆れている。大根は鷹の爪を入れて煮たから少し辛い味付けだが、これくらいならどうということはないらしい。まあ、こいつは甘党であるというだけで、辛いのが滅茶苦茶苦手というわけではないからあまり心配はしていなかったが。
「生姜焼きはあんま漬けれなかったからよう改良だなー、これは」 「別に、普通にうまいが」 「お前ってすげーおぼっちゃまなんだか庶民舌なんだかよくわかんねえな」 「味の違いはわかるが、どれがうまくてどれがまずいのかはよくわからん」 「おしるこにはメーカーから何からこだわるくせに……」 「おしるこは食事ではないからな」 「じゃあなんなんだよ。飲み物っていうオチだったら来週の夕飯納豆入れる」
生命の源なのだよ、と嘯くこいつの冷蔵庫にはお気に入りのおしるこが大量に常備されている。おしるこばっかだ。あれだけ食事の管理をきっちりやっていた癖に、最も糖分が高く体に悪そうなおしるこに関して、こいつは一切の制限を設けていなかった。ちゃっかりしすぎだ。俺は人一倍脳みそを使うから糖分はいくらあっても足りないのだよ、と堂々とのたまった時は流石に腹が立ってこいつのおしるこを全部捨てた。いや、捨てるのでは勿体無いので俺が全部飲んだわけだが、俺は甘ったるいものがあまり好きではないのでまあ捨てたのと同じようなものだろう。お陰様でその日は胃もたれに悩まされるわ、真ちゃんは落ち込むわで双方ともに撃沈だ。
「……で、今日も泊まっていくのか」 「おー、真ちゃんさえよければ」 「構わん」 「明日の朝ごはん、卵焼きと目玉焼きとスクランブルエッグと温泉卵どれがいい」 「卵以外の選択肢は無いんだな」
こいつは静かに箸を置いて、両手を合わせて御馳走様でした、と頭を下げた。こういうところが、お育ちが良いというのだ。初めてこれを見た時に爆笑したら、お前は「お粗末さまでした」と言わなければならないだろうと激怒された。凄く理不尽な気がする。気がするけれど、まあ別に嫌なわけではないので、俺も今では笑いながらお粗末さまでした、と言う。先に風呂入ってよ、俺片付けてるから、と言えばこいつはたいした抵抗も無く頷いてリビングから消えた。
うーん、どうしてこうなったんだろう。
リビングは相変わらず綺麗に整理整頓されている。けれど、よく見ればラックの中には真ちゃんが全く興味が無いであろう雑誌やCDが並んでいるし、洗面所には歯ブラシが二つある。真ちゃんが翌日着るものを入れていた箪笥は今じゃ俺の着替え置き場だ。そういえばこいつは、洗濯は出来ても畳むのが苦手だったらしく全て広げたまましまわれていた。そのせいで余分なスペースを取りすぎていたから、畳んでしまえば俺の服が入るスペースが出来上がったわけだけれど。ガチャガチャと音をたてて皿を流しに運ぶ。これだって全部、二つ組み。 スポンジでガシガシと皿を洗う。俺が毎週木曜日に飯を作りに来るようになってすぐに判明したのは、飯を食べた後、俺の家まで戻るのがとてもとても面倒くさいということだった。そもそも俺も真ちゃんも、毎日通うのは厳しいくらいの距離に大学があるから大学に近いところに一人暮らしを始めたのであって、その方向は全く違うのであって、何が言いたいかと言うと、真ちゃんの家から俺のアパートまではゆうに二時間はかかる。飯食った後に少し喋って帰ったのでは、簡単に日付をまたぐ。まあ仕方無いと思っていたのだが、それに気がついた真ちゃんが泊まっていけと言ってから、その好意に甘えて、ずるずる。今では木曜は必ず泊まって、金曜の朝飯まで作って帰っていくのが常である。金曜が三限からでよかった、ほんと。真ちゃんは一限からあるので一緒に家を出れば遅刻することもない。そして洗剤が足りなくなってきている。今度来るときに買ってこよう。 皿を洗う時に、思いっきり泡立てるのが好きだ。真っ白な泡がぶくぶくと膨れ上がって皿を飲み込んでいく姿が好きだ。それをざあっと熱いお湯で流す瞬間が好きだ。黙って黙々と洗っていると、言わなくていい、だけどつい言いそうになる余計な言葉が全て一緒に流れていくような気がする。 ええい、消えてしまえ、消えてしまえ。幸福の間にうもれてしまえ。
◇
「はー、いいお湯でした! やっぱ浴槽広いといいなー! 俺のアパートと段違い」 「そんなに狭いのか」 「俺が体操座りしてぎっちりって感じだから、真ちゃんは多分はみ出ちゃうんじゃねえかな。はみだしんちゃん」 「語呂は良いが、ご当地キャラクターのように言うのはやめろ」
そんなにご当地キャラっぽくもねえと思うけど、まあなんてことない軽口の一つだと俺は特に返事もしない。テレビをつければよくわからないバラエティ番組で、アイドルが笑顔を振りまいていた。これ、もしかして宮地さんに見ておけって言われたやつじゃなかったっけ、と思えば録画ボタンが点滅しているので安心する。
「……しまった、撮り忘れたのだよ、これ」 「え? 今録画ボタン点滅してんじゃん」 「それは別の番組だ。UFOの謎を追え、古代人が遺す壁画と星の導きという……」 「なんでそんなの撮ってんだよ! どうせナスカの地上絵オチとかだよそんなん!」 「わからないだろう! お前は撮っていないのか!」 「俺の家にHDDなんて高級なモンありません!」 「お前の家、か」
興味があるな、と真ちゃんは笑った。そう、俺は真ちゃんの部屋に入り浸っているが、真ちゃんが俺の家にきたことは一度も無いのだ。そりゃあそうだろう。快適さが段違いだし、そもそも。
「俺の家来てもどうしようもねえからなあ。お前毎日一限あるし、俺ん家からお前の大学まで多分二時間、下手したら三時間かかるだろ。昼間に来るっつっても毎日五限まであるんじゃな」 「木曜は三限までなのだよ」 「知ってますー。木曜だけっておかしいだろ。はーあ、俺もよりによって木曜は四限まであるしな」 「そうなのか?」 「あれ、知らなかったっけ」
俺は土曜日曜月曜の週休三日体制で、金曜以外は一限から入れて三限終わりという楽々な時間割を組んであるのだが、木曜だけは四限まであるのだ。そのせいで、唯一真ちゃんとしっかり会える曜日なのに若干のタイムロスが生じてしまう結果になっている。確かに、いつも俺が真ちゃんの家に授業が終わり次第突撃しているから、俺の時間割なんて真ちゃんは知ったこっちゃないのだった。そんなに驚くことでも無いと思うが、真ちゃんはぽかんとした顔で俺のことを見つめている。それよりも、テレビに写ってるアイドル見て宮地さんへの言い訳考えといた方が良いと思うんだけど。
「じゃあ、一時間半、お前は俺を待たせているんだな」 「え、ええ? そういうことになっちゃうわけ? いやまあ確かに言いようによってはそうかもしんねえけど、そもそも木曜以外空いてねえのお前の都合だからね」 「だが実際そうだろう」 「んー、えー、んー、俺が頑張って大学から遠い遠い真ちゃん家まで移動してることとかへの考慮は」 「移動時間を考慮しないで一時間半だろう。講義一つ分なのだから」 「あー、そりゃ、おっしゃる通りです、絶対おかしいけど」 そうだろう、と真ちゃんが満足げに笑うので俺はもうそれでいいか、という気になる。はいはい、俺が一時間半も待たせてますよ真ちゃんのこと。一時間半も俺のこと待ってくれるなんて、真ちゃんもよっぽど俺のことが好きなんだね。マジで。 なんて言えるはずもなく、俺は空中で目に見えない皿を洗う。新しい踊りか? とか聞いてくるお前は何もわかっちゃいない。
■3■
『今から向かうわ』
夏休みは長かったがあっという間だった。多分これから先、色んなことにこういう感想を抱くんだろうなあと思う。大学生活は長かったがあっという間だった。人生は長かったがあっという間だった。そんな風に。 いつも通り真ちゃんに連絡をして、携帯をズボンのポケットに滑り込ませた数分後、低い振動が伝わってくる。取り出して画面を見てみたら、浮かび上がっている名前はたった今俺が連絡したその人で、はてと首を傾げた。今まで電話がかかってきたことなんて無かったのに。
「おー、真ちゃんどったの。今日はやめとく?」 『制限時間は二時間だ』 「はあ? え? 真ちゃん? どうしたの」
俺はアメリカの諜報機関でもないのに、何故いきなりこんな勝負をしかけられているのかさっぱりわからない。しかも相手は真ちゃんで、まずもって何の制限時間なのかもわからないのだ。わからないことづくしで立ち止まる俺に、真ちゃんは一方的に話し続ける。その声が若干楽しそうな気がするのは気のせいだろうか。
『俺のことを一時間半も待たせているのだから、お前の方もそれ相応の時間でもってして探すべきだ。質問には答えてやる』 「いやいやいや、わけわかんねえから。ちょ、どういうこと」 『毎週俺はお前を一時間半待っているのだろう? 腹立たしいからお前も一時間半かけて俺を探せ』 「いや、それお前さっきと言ってることほとんど変わらねえから。ぜんっぜんその理論理解できねえから、え、ちょ、どうしたのマジで」 『質問は終わりか?』 「いや、んなわけねえだろ! 始まったばっかだよ! お前どこにいんの!」 『その質問に答えられる筈が無いだろう』 「あー、めんどくせえなあ!」
ちょっと待って欲しい。状況を整理させて欲しい。どうやら俺は真ちゃんに何がしかの勝負……勝負と言っていいのかこれは? まあいい、何かを挑まれているらしい。制限時間は二時間で、俺はその間に真ちゃんを見つけなくてはいけない、らしい。ダメだ全く訳がわからない。
「制限時間二時間ってなんなんだよ」 『ずっと待っているわけにもずっと探すわけにもいかないだろう』 「一時間半じゃねえんだ」 『移動時間があるからな』
確実に楽しんでいる。そのことを確信して俺は無意識に苦笑いを浮かべた。そういえば、移動時間はお前が俺を待っている時間には含めない、そんな話しましたね。ってことは、つまり、どういうことだ? 俺は真ちゃんを探さないといけない。まず、真ちゃんが講義終わってから出発してるんだから、真ちゃんの大学から一時間半圏内なことは間違いない。そんでもって、俺の移動時間が三十分確保されてるってのはつまりどういうことだ? 一時間半は探す時間だっつってたんだから、三十分が移動時間で別枠なわけだ。でも探すのも移動すんのも結局は同じようなもんだよな? 探しながら移動してんだから、そういうことになるよな? ってことは単純に、一時間半じゃ間に合わない位置に真ちゃんがいるってことか。取り敢えず俺の大学から一時間半以上二時間圏内、真ちゃんの大学から一時間半圏内。合ってるか? 合ってんのか、これ。いやもう合ってなかったら仕方無い。それにしたって範囲広すぎだろ。
「どこにいんのか聞いちゃ駄目って、何なら聞いていいんだよ。近くにあるものは?」 『ふむ、まあそれは良しとしよう。デパートがある。駅の真ん前だな』 「その駅って何線が入ってんの」 『それは答えられないな。だがメトロ含めて八本乗り入れがある』 「あー、そこそこでかい駅なんだな……」
こうなった真ちゃんを俺が止めることなんて不可能だ。別に真ちゃん家を知ってるんだからそこで待ってりゃいい話なんだが、そんなことしたらこいつは暫く口をきいてくれないだろう。下手したら年単位、一生とかにもなりかねない。仕方がない、お前が見つけて欲しいってんなら探してやろう。見つけて欲しくないと言われるより百倍マシだ。我ながら無理やりなポジティブ思考に涙が出そう。
「で、真ちゃんはそこの駅にいるの?」 『いや、外はまだ暑いから駅近くの喫茶店で大福を食べている』 「満喫しすぎだ馬鹿野郎!」
とは言っても腹が立つものは腹が立つので思わず通話をぶった切った。満足げに沈黙する携帯を操作しつつ、取り敢えず駅に向かう。良い子は歩きながら携帯いじっちゃいけません。悪い子でごめんね。恨むならあの奇想天外馬鹿野郎を恨んでくれ。あまり時間も無いので、真ちゃんがいる範囲内でそこそこでかい駅を適当にピックアップする。実はあんまり無い。その中で路線が八本入っている駅は一つしか無かった。駅の東口に和菓子屋と大きなデパートがある。俺の大学から一時間四十五分。まず間違いなくここだろう。これで違ったらもう知らん。 案外あっさりわかるものだと拍子抜けしながら、そういえば路線の合計数を教えてきたのは真ちゃんだったと思い出した。なるほど、やっぱり、見つけて欲しくないわけでは無いらしい。なんでこんなことをやり始めたのかさっぱりわからないが、俺との木曜日が嫌になったわけではない、ということだけでも良かったと思おう。そしてもしも、この真ちゃんの気まぐれが来週からも続くのだったら、それはどんどん難易度を��していくのだろうということも容易に想像できた。嘘だろ。
◇
「いや、マジ真ちゃん、今回ばかりは駄目かと思ったぜ……」 「実際駄目だったのだがな。二十七秒遅刻だ」 「二十七秒で済んだのがすげえよ! 駅まではともかく、そっからのヒントが『信号が沢山ある所を左にまっすぐ』って、知るか!」 「他に言い様が無かったのだから仕方ないだろう」 「お前、まさかとは思うけど、俺を待ってる間暇だからってふらふら歩いてたらよくわかんないとこ出て迷子になってただけじゃねえだろうな」 「迷子ではない。携帯で調べれば帰り道はすぐにわかったからな。ただ現在地がわからなくなっただけだ」 「人はそれを迷子って言うかな!」
俺の真ちゃん探しの回数も片手を優に超えた頃から難易度を増してきた。駅前集合だった初回が懐かしい。最終的に猛ダッシュをしてたどり着いた公園で、真ちゃんは優雅におしるこをすすっていた。住宅地の隙間に無理やり作られた狭い公園内には子供の影すらなく、どこかから飛ばされてきたらしい花の種が芽を出して好き勝手咲いている。入口で荒い息を吐きながら緑間の名前を呼ぶ俺に、真ちゃんは少し驚いたような顔をしていた。わからないだろうと思う場所に呼び寄せるんじゃない、全く。 真ちゃんは俺の恨めしい顔にもどこふく風で、ブランコの板に脚をかける。頭をぶつけるんじゃないかと思ったが、案外大きめに作られていたらしく、真ちゃんを乗せてブランコはぎいぎいと揺れ始めた。すぐに息が整った俺も、なんとなくそれにならってブランコに乗る。ぎいぎいと、鎖と板が軋む音がする。
「あー、なんか懐かしいな」 「そうだな」 「ブランコなんて何年ぶりだろ。はは、めっちゃ軋む音してるけど大丈夫かこれ」 「大丈夫だろう」 「大丈夫か」 「リアカーだって、大丈夫だったのだから」
まさか今ここでその話をされるとは思っていなかった俺は、驚いて真ちゃんの方へ振り返る。夕日に照らされて目も頬も髪も真っ赤だ。ぎいぎいと、ブランコが鳴る。鉄と木の音。俺たちのリアカーの音。俺たちが壊して捨てたもの。
「懐かしいな」 「……そーだな」
それ以外、何も言えずに黙る俺に真ちゃんは笑った。仕方がなく笑ったというよりは、楽しそうに笑った。そのまましばらくぎいぎいと、懐かしい音を鳴らす。
「来週は、三限が休講なのだよ」
真ちゃんがそう言い出したのは、その日、俺が真ちゃんの家に行って夕飯を作って風呂に入って布団を敷いて寝る間際だった。俺のためにいつの間にか買われていた布団はまだまだ新しかったけれど、ところどころに小さな毛玉が見えた。俺はその言葉の意味を、もうちょっと深く考えても良かったかもしれない。
◇
『制限時間は三時間だ』 「マジかよ……」
毎週木曜に恒例になった電話をかければ、少しひび割れた真ちゃんの声が俺の耳に届く。三時間、今までで最長記録だ。休講になったって、あれはつまりそういう宣言だったのか。俺はあの時に気がついても良かった。迂闊だったとしか言えない。あいつが二限終わりになるということは、一コマ分多く待たせるのと一緒だ。ということは、その分あいつの移動時間も追加��れる。
「ちょっと真ちゃん、多めにヒント頂戴……」 『ヒントは無しだ』 「はあ?! いや、馬鹿言うなよ、無理だって!」 『俺が行きたい場所にいる』
それ以上何か言う前に通話が切られた。いくらなんでも理不尽すぎる。制限時間は三時間、真ちゃんの大学から三時間以内、俺の大学からも三時間以内。範囲が広すぎる。今時、三時間もあればたいていの場所には行けてしまうというのに。 真ちゃんは、もう俺に、見つけて欲しく無いのだろうか。 過ぎったその考えに背筋が震えた。理不尽なことを言われた怒りよりも、恐怖の方が先に立った。慌ててリダイヤルする。電源を切られていたらおしまいだと思ったが、どうやらそれは杞憂だったらしく、十五コール目で真ちゃんは出た。
『なんだ高尾。これ以上のヒントは無しだぞ』 「真ちゃん、真ちゃんはさ、もう俺に会いたくないわけ」 『誰がそんなことを言った』 「いや、あんな無茶ぶりされたら誰だってそう思うだろ」 『ヒントはもう言ってやっただろう。あとは自分で考えろ』
ぶちりと切れた二回目の通話。どうやら嫌われたわけではないらしく、かと言ってこれ以上の情報をくれる様子もない。嘆いていても何も変わらないなら、しらみつぶしに探す以外方法は無さそうだった。
「ヒントはもう言ったって……真ちゃんが行きたい場所?」
いや、知るかよ、と思う。素直に思う。あの気まぐれ大魔神の考えが完璧に読めたことなんて一度も無い。あいつが今どこに行きたいかなんてわからない。宇宙とか言い出したっておかしくない奴だ。宇宙に行ってUFOがいるかどうか確かめるのだよ、とか言い出しかねない奴である。三時間じゃ宇宙に行けないけど。行けないけどな。 思わず調べてみたら、宇宙の謎展とかいうのが近くでやっていた。可能性はゼロじゃない。そういえば、この前テレビを見ていた時に見かけた甘味屋に目を輝かせていた。あれはどこだったか。木村さんのとこの野菜が久々に食べたいとも言っていた。久しぶりにラッキーアイテムを探すか、とか言っていたのはなんでだっけ。 ああ、本当に、知るかよ、わっかんねえよ、お前が行きたい場所なんて、思いつきすぎてどうしようもない。
◇
「あー、ここもハズレ、か……」
どこに行っても姿が見えず、最後の望みを託して来たのは、懐かしの母校、秀徳高校だ。体育館からは、まだボールが跳ねる音がする。俺たちの一つ下の代は、それなりに癖があるけれど良い奴らだった。IH優勝は逃したが、WCはきっと優勝する。優勝できる。そう信じられるだけの奴らだ。そこに、俺と真ちゃんはもういないけれど。真ちゃんは朝から晩まで勉強三昧だし、俺はそんな真ちゃんを追いかけてこんな不毛な鬼ごっこをしてる。情けないと、去年の俺は呆れるだろうか。そんなことをする暇があるなら練習しろ、走りこめ、一分一秒も無駄にするな、そんなことを、言うかもしれない。今の俺は三限終わりでそっからバイトをして、サークルに顔を出したりして、週に一回真ちゃんを追いかける生活だ。悪くない。全然、悪くない。 駐輪場の方まで足を伸ばしてみたけれど、やっぱりそこに俺の求める緑の影はいなかった。そうだよなあ。だってここは、もう過去の場所だ。いつだって全力で走り抜けるお前が、今更ここに戻ろうなんて、言うはずがなかった。俺じゃあるまいし。
「秀徳―――――っ、ファイッファイッファイッ……」
遠くから聞こえてくる運動部の声出し���俺は今、あんな声が出るだろうか。出ないかもしれない。わからない。 だけど俺は、少しだけわかるようになったのだ。俺たちが練習をしている間、職員室では先生たちが必死になって俺たちの将来とか進路を考えていて、馬鹿にしてた鈍臭い先生だって俺たちが体育館使えるようにいつだって申請書作ってくれてて、スポーツ用品店じゃおっちゃんがいつも営業時間少し過ぎても店を開けてくれてた。家に帰ったらあったかいごはんがあった。俺が帰る丁度のタイミングで妹ちゃんは風呂からあがってて、俺はいつだってすぐに風呂に入れた。風呂から出たその瞬間に肉が焼けてた。あったかい食べ物は全部あったかいままだった。朝おきて引き出し開けたら、そこには絶対に選択済みの下着とTシャツと靴下があった。何にもしなくても部屋の床に埃なんて溜まってなかった。俺が今必死になってやってること、真ちゃんが必死になって作ってるルーティンワーク、そんなものが当たり前に俺たちの周りにあった。
「タイムアップ、かー……」
携帯を開けば、電話をしてから三時間と十五分。俺は初めて、真ちゃんを見つけられなかった。けれど、見つけられなかったと電話をするのもためらわれて、「悪い、無理だった」と一言メールをしたためて送信する。冷静に考えれば俺が悪いことなんて一つもないような気がするけれど、まあ、気持ちの問題だ。見つけられなかったのは、確かなんだし。
「帰るか、ね」
今から真ちゃんの家に向かうこともできたけれど、それはきっとルール違反だろう。俺は自分のアパートへ帰るべく、駅へと向かう。夕日はもう沈んでしまった。背中から、まだ、後輩たちの叫び声が聞こえてくる。 悪くない、全然悪くない。 大人になるのは寂しいことだと、あの時の俺は信じていた。リアカーを壊して、思い出を捨てて、バスケをやめて、学校の友達ともほとんど連絡を取らなくなって、生きるのに必要なことだけ手に入れていくのはとても寂しいことだと思っていた。だから未練がましく、あの日、ポケットを膨らませていたのだ。 ただ、そう、実際生活してみれば、案外そんなこともない。沢山のものを捨てて見つけた世界は、思っていたより優しかった。沢山のものを捨てたから、それまで俺がいた世界が、とても優しいものだったのだと気がつけたのかもしれないけれど、もしそうなのだとしたら、それは本当、悪いもんじゃなかった。真ちゃんは、いないけど。
◇
「遅かったな」 「……へ? うそ、真ちゃん?」 「待たせすぎだ。六時間だぞ」
玄関、いや、玄関なんて大層なもんじゃない、アパートの狭い門に寄り掛かるようにして真ちゃんは立っていた。錆びついて低い門は、もうとっくに鍵が馬鹿になっていて、ろくに閉まりもしない。郵便受けだって錆びているからぎこぎこと音がする。 まあ、今時、どうでもいいチラシくらいしか郵便受けには入らないのだからあまり不自由はしていないのだけれど。って、違う、違う、そんなことを考えている場合じゃない。意味がわからない。真ちゃんがいる。
「なん、で、こんなところにいるの……」 「なんでも何も、俺が行きたい場所に行くと言っただろう」
まさか六時間待たされるとは思わなかったがな、と真ちゃんは呆れたような溜息をつく。六時間って、お前、まさか六時間ここに立ちっぱなしだったわけ��不審者として通報されててもおかしくない。いや、そんな通報してくれるような甲斐性のある住人は多分この近辺にはいないのだけれど。っていうか、そうじゃない、そうじゃないだろ。きりがないからって制限時間作ったのお前だろ。なんでずっと待ってんだよ。
「お前、一体全体どこまで行っていたのだよ。もう来ないかと思ったぞ」 「いや、それはこっちの台詞っていうか、まさか俺の家とは思わないじゃん……」 「何故。俺はずっと言っていたはずだが。むしろお前はどこを探していたのだよ」 「そりゃ、いっぱいだよ」 「いっぱいか」 「うん、いっぱいあった」 「そうか」
いっぱいあったなら仕方がない、許してやろう、とふんぞり返る姿勢があまりにも偉そうなので俺は笑ってしまう。別に何が面白いというわけでもないのだけれど笑ってしまう。真ちゃんと一緒にいると、とてもどうでもいいことでだって笑ってしまうのだから仕方がない。そんな俺を見て、真ちゃんも小さく笑う。
「それで?」 「へ? それでって、なに?」 「時間に間に合わなかったのだから罰ゲームを受ける覚悟はできてるんだろうな」 「それで、にどんだけ意味がこめられてんだよ」
どうぞどうぞ、なんなりと。やっぱり俺はそんなに悪くないと思うのだが、六時間外で待っていてくれた相手に対してそんなこと言えるはずもないし思わない。おしるこ何百本おごりでも許そうと思って諦めた。惚れた弱みというやつです。投げやりになった俺の様子に、真ちゃんはにやりと楽しそうに笑って一言。
「お前の家に泊めろ」
◇
「狭いな」 「ずっとそう宣言してんじゃん」 「風呂場も狭い、台所も狭い、部屋も狭い、のに物は多い」 「わりーかよ」 「悪くない」
ただでさえでかい部屋に規格外のサイズの奴が入ってきたら、それはもう狭いなんてもんじゃなかった。極小だ。人形の部屋だ。座る場所を探した真ちゃんは見つけられなかったのか、勝手に俺のベッドの上に陣取った。わざとなのかなんなのか、いいけどね、いいですけど。一日中閉じきっていた部屋はもう夏を過ぎても蒸していて、堪えきれずに窓を開け放した。がらがらと、網戸が今にも外れそうになりながら開いていく。車輪が錆びついているのかそもそも設計的に立てつけが悪いのか、三回に一回は外れて俺を悩ませるこいつは、今回は綺麗に開いてくれた。
「ま、別に景色もよくねえけど」 「道路が見えるな」 「道路しかねえだろ」 「向かいの家も見える」 「道路沿いだからな」 「……あそこに」
俺につられて窓から身を乗り出した真ちゃんが下を指さす。そこには庭というのもおこがましい、アパートの僅かな隙間に雑草が茂っている。誰も手入れをしないから、好き放題に伸びきって、今じゃススキが揺れている。
「あそこにあるのは、お前の自転車か」 「そうだよ」
そう、そこは庭というのもおこがましい、アパートの共同駐輪場だ。駐輪場というにもおこがましいのだが、しかし実際駐輪場として機能している以上それ以外の言いようはないだろう。引っ越しをするにあたって、新しく買い替えても良かったのだけれど、ついそのまま持ってきてしまった俺の愛車。
「懐かしいな」
そう言って真ちゃんは笑う。真ちゃんは、いつからこんなに笑うようになったのだろう。そこに俺が関係していると思うのは自惚れかもしれないが、関係ないと言い切るのもまた自惚れだ。きっと���俺は関係があった。だけど、それだけじゃなくて、俺の知らない真ちゃんの生活の色んなものがきっと関係あるんだろう。
「お前、あれ、今でも乗っているのか」 「そりゃ乗りますよ。普通に乗りますよ。なんならあれで大学に行くし、スーパーだって行きますよ。お前の晩飯の材料買ってますよ」 「ああ、そうだ、夕飯、お前こんな狭い家で作れるのか」 「それは流石に馬鹿にしすぎだろ! 言っとくけど週の六日間はここで過ごしてんだからな! 俺!」 「そうだった」
お前が働いて、家賃も光熱費も水道代も食費も払って住んでいる部屋だった、と真ちゃんは笑う。何故だか誇らしそうに笑うので、家賃は親持ちだけどな、という俺の声はなんだか拗ねたように響いてしまった。それでもこいつは、立派なものだと繰り返す。俺よりももっと大変な奴なんて沢山いるから居心地が悪いことこの上ない。
「で、エロ本はどこにあるんだ」 「お前ほんっと楽しそうね」 「当たり前だ。ずっと来たかったんだから」
楽しそうに引き出しを開けるが、残念、そこには俺の下着があるだけだ。母さん直伝の下着の畳み方は、なかなか皺になりにくくてこれが主婦の知恵かと俺は感心している。まあ、真ちゃんの家の服の畳み方も、今じゃこれなんだけど。俺が教えたから。 見当違いな引き出しを次々に開けていくこいつは遠慮を知らないのかなんなのか、もっともポピュラーなベッド下にもないことを悟って残念そうな顔をした。甘い真ちゃん、一人暮らしでエロ本を隠す必要がどこにある。普通に本棚にほかの雑誌と一緒に並んでいるのだがこいつは気が付く様子がない。教えるつもりもない。
「真ちゃん、諦めろって」 「諦めろ、ということは、ないわけではないのだろう? ならば人事を尽くすのだよ」 「へいへい、人事を尽くしたいのはわかったけど、後でな」 「む」 「夕飯にしよう」
飯にしよう。完璧な食事をしよう。お前がいればそれだけで俺は腹いっぱいに幸せだけれど、腹が空���ないわけじゃないんだから。
◇
「狭かった」
風呂上がりの真ちゃんの第一声がそれだった。そう文句を言っている割に顔は満足げなのだから腹立たしい。洗濯しすぎてくったくたになったタオルで髪を拭くこいつに、ドライヤーなんてねえからな、と声をかければ構わないと返事が返ってきた。嘘つけ。お前髪の毛乾かさねえと次の日めちゃくちゃ絡まるくせに。このねこッ毛野郎。
「真ちゃんさー、なんでこんなことしたわけ」 「別に」 「しんちゃーん」 「……お前の家に行く口実を、探していただけなのだよ」
不機嫌そうに顔をしかめながら真ちゃんは、俺にタオルを投げつける。ぼふりと顔に湿ったタオルの感触。俺の家に来る、口実。俺の家に。真ちゃんがずっと探していたもの。それは、多分、俺が探していたものと、そっくり一緒だった。
「……別に、いつ来ても良かったのに」 「お前は、嫌そうだったじゃないか」 「ああ、それは、お前がここまで来るの面倒だろうって思ってたんだって、それに」 「それに?」 「あれ見つかんの恥ずかしかったから」
俺が指さした先の戸棚には錆びたボルト。あの日の俺の膨らんだポケットの中身。しばらく首をかしげていた真ちゃんは思い当たったのか驚いた顔を向けた。
「リアカーのか」 「リアカーと、自転車の連結部分の、かな」
女々しいったらありゃ��ない。だけど俺はどうしても、全部捨てることができなくて、こんなものを大事に抱え込んでいる。あの日こっそり、一つだけポケットに忍ばせたそれをまだ大切にしている。
「笑う?」 「笑わない、が」 「が?」 「ずるくないか」 「へ?」 「俺だって欲しかったのだよ」
ふて腐れたような顔で文句を言う真ちゃんの、内容があまりにも予想外すぎて俺は間抜けな顔をしてしまう。何それ、真ちゃん、欲しかったの。そんなの欲しがってんの、俺だけかと思ってたのに。そんなの大切にしたいの、俺だけかと思ってたのに。
「……そういえば、今日、お前探して秀徳まで行ったんだけど」 「はあ?! お前抜け駆けばかりか。そこまでお前がずるい奴だとは思わなかった。何故俺を連れて行かないのだよ。後輩どもはどうしてた。相変わらず生意気だったか」
いや、いきなり行っても邪魔かと思って話はしてねえけど、ていうかお前探すのに必死でその余裕はなかったけど、なんだよお前。なんだよそれ。お前、そんなそぶり全然見せなかったくせに。毎日毎日忙しくて、前だけ向くのに必死ですって顔してやがったのに、そんなの、お前こそずるくねえか。
「真ちゃんってさ」 「なんだ」 「案外あまちゃんだよなあ」
俺の言葉に一気に不機嫌になった真ちゃんの機嫌を取るのは大変だった。どうせ俺は親の脛をかじった世間知らずのお坊ちゃんなのだよと愚痴愚痴ぶーたれるので、どうやら大学でも言われたらしい。まあ否定はできないがそこが真ちゃんの良い所というかチャームポイントなのだから俺としてはそのままで一向に構わないのだが。
「お前のことも言ったら馬鹿にされた」 「へ? 俺のこと?」 「お前が家に来て飯を作っていく話をしたら、通い妻かなんかかよ、そいつもかわいそうだなとかなんとか、他にも色々」 「あー、うん、まあ、そんなもんだろーな……」
むしろ気持ち悪がられなかっただけ僥倖だと思うのだが、その回答はお気に召さなかったらしい。別に俺が通えと言ったわけじゃないのに、というのはその通り。
「だから俺も通うのだよ」 「いやその発想はおかしい」
堂々と告げた内容はあまりにも頓珍漢だ。っていうかこの狭い家には何もない。テレビだってろくに映らないし録画はできないし、クーラーは効かないし多分暖房だって効かないだろう。布団だって敷けないし、風呂だって手足を伸ばせない。
「それがどうした」 「真ちゃん、衣食住の充実って言葉があってな」 「どうでもいい。ここにはお前がいるんだろう」
だったらそれでいい、とこいつは言う。その言葉の意味をわかっているんだろうか。どうせ、わかっちゃいないくせに、馬鹿な奴。本当に、馬鹿な、大馬鹿野郎。
「お前がいればいい」
わかっちゃ、いないのは、俺の方だったんだろうか。
「すっげー熱烈なプロポーズね」 「本当のことなんだから仕方がないだろう。諦めろ高尾、お前のために俺の木曜は全て空けてあるのだよ。言っておくが、他の奴にここまでする気はない」
知っている。知っているとも。お前が、必要な時にしか人に頼らないことくらい。必要がなければ、誰かに連絡なんてしないことくらい。お前の毎日のルーティンに組み込まれることの意味くらい、俺はとっくにわかっていたのだ。
「それなんだけどさ、真ちゃん」
良かったら、金曜の午前も空けてほしいなと、そう告げたら真ちゃんは首を傾げた。後期授業は���慮しよう、とわからないまま頷く真ちゃんを抱きしめて、そのままベッドに倒れこむ。あたたかい。ごつい。でかい。好きだ。あーあ、好きなんです。さっき食った夕飯の食器は、まだ流しに放置したままだ。だけど今日くらい、いいだろう。
「真ちゃん、ちょー好き、残念ながら、マジで好き」 「残念ながら俺もだな」
笑っちまう。俺の家は本当に狭いから、くっつく口実なんていくらでもあるんだ。
◇
「おーい、真ちゃん、十時だぜ。起きねえと、三限間に合わねえんじゃねえの」 「腰が痛い……」 「真ちゃんが魅力的だったからつい」 「お隣さんが凄い壁を殴っていたような気がするのだよ……もうしばらくお前の家には来ない……、というかお前、俺が金曜三限からにして以来調子に乗ってるだろう」 「ごめん」 「否定しないのか!」 「事実は否定できねえから……」
朝食を差し出せば、真ちゃんは億劫そうにベッドの上でそれを受け取ってそのまま食べる。まあ随分だらしなくなったことで。まあ、相変わらず栄養バランスにはうるさいのだけれど。一日二日乱れるくらいは何も言わなくなった。俺の腹がたるんだらお前のせいだからなと、せっせと俺の飯を食っている。いいことだ。
「あー、また一週間真ちゃんに会えねえのかよー、ちくしょー」 「仕方ないだろう。学業をおろそかにするわけにはいかん。日々の予習復習、自主学習もろもろ、他のことを加えれば遊んでいる暇などないのだよ。 「そりゃそうかもしれねえけど! 土曜にも講義入ってて日曜が実験で潰れてってホントねえから! お前それ部活ぐらい拘束時間なげえだろ!」 「やりがいがあるな」 「その顔滅茶苦茶腹立つわ」
俺の部屋の引き出しから、こいつの服を取り出してぶん投げる。ベッドの上に散ったそれを適当に身に着け始めるこいつは余裕の表情だ。本当に、腹立たしい。
「へいへい、その間に俺はバイトにサークルにバスケに忙しくさせていただきます。へへ、この前ついに真ちゃんのこと抜きましたし? エース様の座が俺に渡る日も近いんじゃねえの? エース高尾の誕生だぜ」 「まだ一回だろう。調子に乗るなよ」 「悔しいなら悔しいって言っても良いんだぜ、真ちゃん」 「次はぶちのめす」
おっかねえなあと肩をすくめる間に真ちゃんは支度を終える。俺も支度が終わって戸締りをする。火の元、水道、窓。完璧だ。真ちゃんと一緒に家を出て、チャリで駅まで送っていく。俺の大学へは遠回りだけど構わない。最近真ちゃんは、二人乗りを覚えた。滅多にやろうとしないけど。俺も真ちゃんも寝坊した時、ダメもとで提案したら了承したのだ。あの緑間真太郎が、悪くなったものである。それは多分俺のせいで、そして俺以外のせいでもある。そんなもんだ。悪くない。
「で? 俺の家にはしばらく来ないわけ? じゃあ次はどこ行くの?」 「そうだな」
変わることが怖かった。失うことが怖かった。だけど案外世界はそのままで、真ちゃんは変わらずに俺の隣を悠々と歩く。リアカーにひかれて��た時と変わらずに、堂々と、傲岸不遜に、楽しそうに歩く。俺はゆっくり自転車をこいでいる。
「お前がいれば、どこでもいい」
色んなことを捨てました。沢山の粗大ごみを出しました。大切なものも捨てました。だけど実は、こっそりちょっと、取っておきました。悪い大人でごめんなさい。だけど世界は、案外こんな俺たちを許してくれたりしてるのだ。お前がいればそれでいい。お前がいるからここでいい。お前がいるからここがいい。次はどこでお前に会おう。どこでもいい、この寂しくて厳しくて優しい世界。次はどこでお前に会おう。
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ゴミ捨てんな
アングリーです。たまにはこういうのも。
丘の上の住宅街に住んでいますが、時々ゴミを捨てる輩がいるんですよ、道の真ん中に。
ウチの前だったり、近くの道路に、コンビニの袋が無造作に投げられている。中には食べかけの弁当の容器やまだ中身が半分くらい入ったジュースのパックなどが入っています。朝外へ出て見つけたら、ゴミの日まで自宅に置いておいて、それを代わりにゴミ出しするということを時々やっています。これが非常に腹立たしい。ゴミ捨てんなよと。近所の皆が思っているわけですが、なかなか犯人がゴミを捨てる瞬間を捉えることができない・・・近隣の方々と困ったなぁと話していました。
ある日警察に通報、ウチまで来てもらって、ゴミの中身をチェック、レシートをチェック・・・でも特定は難しい。「不法投棄は結構罪が重いんですよ」と警察官。でも現行犯じゃないと逮捕できないと・・・。まあそうだよな。
困ったもんだとブツブツ言いながら時は経つわけですが、ある日の早朝、斜向かいのご主人が、軽自動車が走りながらゴミの入った袋を窓から投げ捨てる瞬間を後ろから目撃!これで事態は急展開か!?近隣住民でまた集まり、警察を呼んでまたゴミの中身をチェック、レシートをチェック、女性らしい文字のメモ書きが入っていたのでこれもチェック、近隣のコンビニの防犯カメラと車の特徴もチェックしてもらいました。
がしかし、犯人特定できず・・・。
夜中から早朝の間なんですよね、見回りお願いしますと警察の方に依頼、それ以降1カ月に1回くらい、我が家のポストに手書きのメモが入っています。
「*月*日**時頃 巡回しましたが異常はありませんでした」
うーん、そりゃ瞬間的にグルっと回るくらいじゃ鉢合わせにはならんだろうな。頼むから数日間張り込んでくれよと願うばかりですが、そりゃいろんなところで毎日犯罪が起きてるんだろうからわがままばかりも言えない。いや言いたい・・・���警察官ってエリアで担当制ですよね。そんなに広いエリアなんでしょうか。交番から現場まではスクーターで5分ほど。なんならこの辺にいりゃいいのに・・・サービスの質が・・・ブツブツ。
というわけで僕も時々家の前を見回ります。がしかし、どうにも犯人と鉢合わせにはならない。
先日22時くらいでしょうか、家の前の広い道路に出ると、ナイスミドルな夫婦がウォーキングしているところに鉢合わせ、夫婦、急にペースを速めるなど・・・。なるほど、見張りのつもりが自分が不審者になる始末。おいおい勘弁してくれよと唸る22時。よかった、家を出るとき護身用に使わないゴルフクラブを持って出ようかと考えていたんだ・・・。サンドウェッジ片手に交差点に立っていたら完全にアウトだった・・・。これで犯人にアプローチ!なんて言っても誰も信じてくれないわな。
それにしても、なんだこれ!? 結構近隣の皆が困ってるんだけどな・・・。慌ただしい朝、家を出るとゴミがある。片づけてから会社に・・・って結構な迷惑。困ってるぞこれ。お巡りさんもっと巡ってください。あと、交番に電話するときもフリーダイヤルの番号があればありがたいです。こういう案件で電話代取られるのも惜しい・・・。って求めすぎでしょうか。
それにしても犯人、道の真ん中にゴミ捨てんな。
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鶴 15th Anniversary「好きなバンドが出来ました」~東西大感謝祭~@大阪 心斎橋BIGCAT ライブレポ(2018.4.7)その1
この日はどうしても行きたかったこのライブに参戦しました。 大好きな3ピースバンド鶴の、結成15周年&メジャーデビュー10周年記念ライブ。 「東西大感謝祭」と銘打っているとおり、この記念ライブは東京と大阪での2公演。一週間前には東京で、そしてこの日は大阪でのワンマンライブ。開催本当におめでとうございます。 絶対行きたくて、でも一人で行くのさみしいかなと思ってたらバンドメンバーの後輩ちゃんが同行してくれることになり、仲良く2人で大阪まで行ってきました。 大ボリュームの3時間半だったので、わたしも負けじと大ボリュームのレポでお届けする所存です。
会場は心斎橋のBIGCAT。心斎橋BIG STEPという商業施設の中にあるライブハウスで、開場までに近くの甲賀流でたこ焼きを食べ、そろそろいいかなーと思って向かうと何やら階段が大混雑。 ああこれが入場待ち列か、、、!大きいライブハウスに行ったことがないので、ここで多少テンションが上がるわたし。 周りを見渡すと、鶴グッズを身に着けている人もちらほら。初めて待機列に参加したけど、みんなで並んで待ってるのもワクワクしていいね。 あと、鶴のライブって女性の割合がけっこう高めなんだけど、前に並んでいた男性は半袖Tシャツ、首にはグッズタオル、そしてジーンズにスニーカーで、おおこれはがっつり戦いに来た感。良いね!って思った。
わたしのチケットは500番台。呼ばれるのを待って入場してからは、グッズを買う人、ドリンクをもらう人、この東西大感謝祭で初���場の3D鶴ちゃん(着ぐるみ)と写真を撮る人、壁際で開催されているベース神田さんの個展を見る人でロビーは大盛況。 フロアもすでにぎゅうぎゅうだったけど、後輩ちゃんが「せっかくだから行きましょう!」って手を引いてくれて、なんとかステージが見えるポジションへ。
前のスクリーンには開演の17:00へのカウントダウンが流れていて、半年ぐらい前から設置されていた公式HPのカウントダウンはここにつながっていた。なるほど、15周年への道のりがここで完結する感ありあり。フロアは30秒前から手拍子が起こり、15秒前から「15!14!」ってみんなでカウントダウンして、時刻はいよいよ17:00に。 ピアノBGMにムービーが流れ始めて(卒業式みたいって笑い起きてた)、現在〜デビュー時をアー写で遡るようにして振り返り、金髪の秋野さんや髪長めのどんさん、アフロの似合いすぎる神田さんなどなど、ビジュアルの変遷を懐かしんだり笑ったり。 そして最後はここで初披露のアー写、最新の3人でビシっと決めて本編スタート!
ここからは3時間半のライブをかいつまんで。 セットリストはこちらから拝借 http://www.livefans.jp/events/863084
1.朝が来る前に 歌始まりの曲、白い幕が降りていてシルエットでドラマチックにスタート。待ちに待ったソウルメイトたちを前に、あえてすぐバーン!って登場しない。焦らされてる感。めっちゃかっこいいし、イントロ入って幕が上がったらフォーウってなった。わたしもいつかこれで登場したい。 「パーティーナイト スペシャルナイト」「特別な夜を抱きしめさせて」の歌詞がこの夜にぴったりだし、単純なドカーン!ハッピー!イエイ!って始まりじゃないのも、このバンドのキャッチコピー「ウキウキ&切なさの伝道師」を表してたよね。鶴の大切な夜にもってこいの1曲目。
2.ハートの磁石 さらに2曲目。勢いのあるギターで高まってからの、みんなで歌うイントロでいきなりすごいハッピー感。 どんさんも神田さんも、ニコニコしてコーラス以外もずっといっしょに口ずさんで、メンバーもお客さんも含め、この場にいるみんなが楽しみにしてた今日がやってきたんだなって実感した。 あと多分この曲終わりで、どんさんが眼鏡を外して汗を拭いてたんだけど、会場からの「よしきー!」の声にちょっと照れてテヘッてしていたのがかわいかった。
4.カミナリベイベー 今回のシビれた部門No.1でした。 曲自体もかっこよくて大好きなんだけど、なんつってもストロボが!BIGCATのストロボがナイスジョブすぎて。 めちゃくちゃかっこいいイントロでスタートするんだけど、耳にはキレッキレのギターリフ、目にはストロボに照らされてコマ送りで映る秋野さん、、、まじでシビれた。あれからずっと頭を離れない風景。刺さったなー! やっぱああいうロックぽい演出に燃える。鶴はたまーにアレを出してくるからめちゃくちゃこうかばつぐんなんだろな。わたしに対してね。
6.秘密 今回のハート撃ち抜かれた部門No.1。 歌始まりの曲だけど、歌いだしの瞬間「ハア~」って声出るくらい切なくて、胸がキュッとなって、思わず両手を胸に当ててた。 照明も曲が始まると一瞬でピンクになって、それもすごく印象に残ってる。この曲の甘酸っぱいピュアな恋を連想させたよね。
7.点と線 これもシビれたなあ、神田さんのベースイントロ。ゴリゴリなピック弾きのリフに「おおおー」ってなった。一瞬で惹きつけられた、、、 た���んこの曲だったと思うんだけど、2番のAメロでどんさんがハットで刻みながら細かくリムショットを絡めてたのがかっこよかったな。何が起こってるのか手元を見たくて、目がくわって大きくなった(気がした)。
8.愛のラップ講座 引き続き神田さんタイム。いきなりピンスポが当たり、何が始まるかと思いきや、ちょっとタメ気味で神田さんが「愛の、ラップ講座。」。まさかこれを生で聴く日がくるとは、、、笑 この曲がなんなのか、ざっくり言うとベースの神田さんがラップ講座をする、ただ講座と言いながらラップを披露して終了するトラックなんだけど、それがなんともいえない面白さで、アフロ時代の鶴の雰囲気がなんとなく分かる1曲(曲?)。 ラップ部分はもちろん、セリフ部分もけっこうそのまま音源を再現してくれて、前に「機材車では自分たちのCD聴きまくってるからね。ここに来てる人たちの誰よりも鶴聴いてる自信あるよ、俺たち」ってライブで言ってたけど、ほんとによく聴いてるんだなあと。 最後は「ありがとう!」とかも特になく、神田さんのピンスポがスンって消えて終了して、会場内笑い。 iPadでリズムトラックを流し、BIGCATにいる全員が手拍子をする、、、こんなことができるのは神田さんだからだな。
9.Tonightはパーティー〜15(周年)の夜 1枚目のアルバム「素敵CD」の曲。発売日が2004年ということは、14年も前になるんだけど、新旧織り交ぜてこんなに古い曲もやってくれるのか、15周年。すごいぞ15周年。ずっと前から鶴を見てきてるお客さんはうれしかったんじゃないかな。ワイワイ楽しくて良い曲だし、今のバンドのテンションにもしっくりきていて、鶴はずっと変わらないスタンスでいてくれてるんだなと思った。 アフロ時代のこの曲はコール&レスポンスがお決まりだったみたいで、わたしは鶴で初めてのコーレス。「O!S!大阪!」のOとSは腕で人文字をつくるんだけど、大阪は脇をしめて手を外側にチョップ。なんだこれと思ってたら、ポーズとりながら「これは太陽の塔をイメージしてます」と言う秋野さん。なるほどかわいい。 そしてコールは途中から右手で1、左手5で「1!5!15周年ー!」に。 さらにその流れから15の夜を演奏しだす3人。盗んだバイクで走り出す3人。「15(周年)の夜ー♪」で〆る3人。学園祭的な雰囲気もありつつワイワイで楽しい曲でした。
全都道府県点呼 大晦日のスタジオライブ生配信で、これやりたいから来てね!って言ってた全都道府県点呼。東京と大阪で全都道府県のソウルメイトをコンプリートしたい!ってことで、順番に「北海道!」「はーい!」って挙手して返事。 地方ごとに全都道府県言える秋野さんは何気にすごい。やっぱり47都道府県2周もすると、その土地その土地にエピソードや思い出があるんだろうなって思って愛だった。 島根から行く人いる?わりと使命感感じてるよ?って思ってたけど、わたしと後輩ちゃんのほかにも2人ぐらいおられて嬉しい気持ち。 島根はどうやら一週間前の東京で照明さんが返事をしてグレー判定だったらしく、グレー返上してきました。どや。 鳥取と長崎からは東西どちらも参加者なしだったようで、そこだけでツアーしよう、とりながツアーだって話すメンバー。いいよいいよどんどんソウルメイト増やしてくださいな。鳥取ならいけるから。
11.桜 名曲きました。この曲は鶴の「切なさ」成分100%のバラード。きれいで切ない。 音源はストリングスが入っていて、クライマックス感というか、壮大な感じのアレンジになっていて。ライブは3人で演奏してて、もちろん成立もしてるけど、それでもこの曲の持ってるパワーみたいなのがあるんだろうね、頭の中で勝手にストリングス鳴り出すよね。 コーラスも絶品。3人の声の親和性が高すぎて。鶴のコーラスってなんであんなに上手いんだろうね。謎。
12.笑わない月(withホッピー神山) ここで15周年お祝いゲスト、鶴のデビューシングルのプロデューサーでありキーボーディスト、ホッピー神山さんの登場。このライブの告知でしか拝見したことがなくて、写真がかなりこわそうな感じだったので、どんな尖ったロッカーが出てくるんだろうと思ってたら。めっちゃ喋るナイスミドルなおじさまでした。 「年一回正月に会う親戚のおじさんみたい」、「楽屋でもこんな感じ、ホッピーさんの話に秋野が「ハイ、ハイ」って相槌打ってる」ってメンバーも言っていて、あーまだホッピーさん5分くらいしか知らないけどめっちゃわかるよ。まあMCが長いのなんの、以下概要。笑 ・ホッピーさんが鶴と出会ったのは18年前→いや鶴結成15周年ですよ!? ・スーツのシャツは15周年グッズと合わせて和柄を着てきた ・秋野さんの青いレスポールはイエモンのエマさんに憧れたから ・当時ホッピーさんの厚意でエマさんの楽屋に挨拶に行ったときは、秋野さんが着ていたTシャツにサインしてもらった(ただのファン) 「笑わない月」はここで初めて聴く曲で、ホッピーさんプロデュースのアルバムからの1曲。ホッピーさんは鍵盤のストリングスで参加。 ファンの間でも人気がある隠れた名曲みたいで、グッとくるバラードって感じでした。ちゃんと聴いてみたいな。
13.恋のガソリン(withホッピー神山) ゴキゲンなサウンドで、まさにガソリン満タンなアゲアゲの1曲。 ホッピーさんのピアノが効いてるよね。Aメロでタンバリン投げを披露し、1番と2番の間のブレイクでカウベルを4発ほど鳴らすホッピーさん、かわいかったです。
その2につづく。
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532 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 05:27:57.29 ID:f0Ao8xsL 梅田始発が到着 中特 日吉食堂 一塁 タイガーショップ過ぎた程度 三塁 タイガーショップ 559 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 06:34:10.50 ID:sGlf1+4I 試合9:30だけど7:30着で内野買える? 564 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 06:40:59.00 ID:NEfT9ZmM >>559 そのレス見るまで第一試合開始を9:00だと思ってたわw ありがとう 576 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 06:56:05.60 ID:Sl6ssWOr 7時15分開門。はやい 583 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 06:59:05.16 ID:Hn2VAXM6 開門はええ。焦ったわ。 このカードでこの並びはヤバイ。 明日から15はヤバイ 606 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 07:16:43.42 ID:4R+pFRBO >>564 そんなオメェに甲子園観戦の資格はねぇ! 609 伊勢遠すぎ 2017/08/12(土) 07:18:55.77 ID:UDpxJvUy 座席確保w 614 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:21:38.44 ID:+xoB1ePh 座席確保w 615 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:22:07.72 ID:+xoB1ePh >>606 すいませんw 620 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:23:36.02 ID:+xoB1ePh 入場時間早くても7:30だと思い込んでたので、びびったわwホテル出たのが7:12 でもいつもの席確保できたw 628 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 07:32:48.68 ID:QObz0YmI >>620 どのあたりにいらっしゃるんですか? 合流しませんか? 640 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:39:10.67 ID:+xoB1ePh >>628 近くにいるメガネをかけたおっさんに声をかけてみてください 639 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 07:38:38.13 ID:9uiic/sN 一特、三特も、もう危ないぞ! 今から来るやつは外野へゴー! 645 高知県人 sage 2017/08/12(土) 07:43:04.29 ID:gsjBmu8/ >>639 今から梅田出発なんだけど…… うそぉ!? 643 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 07:41:36.68 ID:xd02+sM4 >>640 実際はコンタクトなんだよなw 650 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:45:52.41 ID:+xoB1ePh >>643 めがねのおっさんですよ?w 652 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:47:01.51 ID:+xoB1ePh >>641 ほんとだよ。試合開始まで2時間近くあるわw 659 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 07:51:20.19 ID:+xoB1ePh >>655 13特ガラガラ 中特6割埋まってる 672 高知県人 sage 2017/08/12(土) 08:04:15.74 ID:gsjBmu8/ 今ついた 中央→売り切れ 一塁自由→駅まで列 三塁自由→駅まで列、売り切れますの看板出た 691 高知県人 sage 2017/08/12(土) 08:16:02.23 ID:gsjBmu8/ 一塁三塁まもなく売り切れ あかんかもwww 696 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 08:18:06.16 ID:W+gM4i4t >>691 御約束の展開、ワロタ 704 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:24:28.58 ID:+xoB1ePh 高知県人大丈夫か?w 710 高知県人 sage 2017/08/12(土) 08:29:39.36 ID:gsjBmu8/ >>674 売り場、まもなく売り切れ出ました 712 高知県人 sage 2017/08/12(土) 08:30:27.20 ID:gsjBmu8/ 一塁もまもなく売り切れ出たーw 713 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:30:47.50 ID:+xoB1ePh 滝川西、ユニフォーム青過ぎるだろw 716 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 08:32:26.15 ID:rJVmZnIo 中央特別後方で通路側、美女の隣りに座った俺は、勝ち組w 717 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:33:01.39 ID:+xoB1ePh >>716 特定されるぞw 730 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 08:37:57.07 ID:nikYZGrd 寿司屋の特選にぎり旨かったw 732 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:39:16.19 ID:+xoB1ePh 今日も日本酒売り子いるな 冷酒2合くらいあって550円 コスパめちゃくちゃいいぞ花見川w 735 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:40:04.39 ID:+xoB1ePh >>730 またおまえかw 絶対食べてないだろ?w 756 秋津 ◆GENCHI8mew sage 2017/08/12(土) 08:46:45.35 ID:7vy5mnmX >>725 千葉で言えば、 ・我孫子 ・前の中央学院 ・前の白井 ですなw 758 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:48:03.17 ID:+xoB1ePh >>756 我孫子だねw 千葉英和が出たらどんな反応があるのだろうかw 766 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:50:22.20 ID:+xoB1ePh 仙台育英ブラバン音量、技量大幅にアップしてるぞ?w どうした?w 767 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:50:37.57 ID:+xoB1ePh summervictory 773 高知県人 sage 2017/08/12(土) 08:53:08.81 ID:gsjBmu8/ 外野に向かいますw 座れるかな 784 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 08:57:25.95 ID:+xoB1ePh >>773 残念 外野で満喫してくれ 788 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:01:00.20 ID:+xoB1ePh 滝川西シートノックにおおきな拍手 ほんとに滝川ニと間違えてないか?w 797 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:08:39.63 ID:+xoB1ePh そうか今日は、北海道勢揃うのか 802 高知県人 sage 2017/08/12(土) 09:12:19.68 ID:gsjBmu8/ >>779 >>784 座席確保w 外野なんて早稲田のー駒大の決勝戦以来w 840 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 09:34:02.34 ID:rJVmZnIo 育英のブラバン凄いなぁと思ってたら、いきなりツーラン。好球必打なのか、早打ちが多い。 842 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 09:34:56.17 ID:zgiTmQ2x 今、阪神鳴尾 外野やばい? 847 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:37:48.14 ID:+xoB1ePh >>842 上段ならなんとか 851 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:39:28.68 ID:+xoB1ePh 外野席 バックスクリーン左、ssk看板 ライトスタンドなら尼崎信用金庫の看板 上段空きあり 867 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:46:03.82 ID:+xoB1ePh 仙台育英ブラバンいいね いい音させとる 868 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 09:46:20.26 ID:rJVmZnIo 育英が圧倒してる。観客��すでに滝川に同情気味。初出場だっけ? 872 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 09:47:30.38 ID:V4gkdR2H >>868 19年ぶり 890 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:53:02.17 ID:+xoB1ePh ハーフライナー性のファールボールがビールの売り子直撃したけど大丈夫か 899 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 09:54:29.41 ID:4B5yIvtI >>891 したね、大丈夫だろうか 902 3特お兄さん 2017/08/12(土) 09:56:27.41 ID:bQSf+fF2 生ビール3杯目 ゲソ焼きかいました 食べるの楽しみ 903 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 09:56:29.40 ID:/kU45Miy 去年ほどじゃないけど 自分も済美安斉が第一試合で投げたお盆の日 朝7時前に着いて並んだものの、切符買えて入場できたのは第三試合が始まる13時過ぎ 数年前からお盆は異常になったな 905 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 09:57:27.13 ID:+xoB1ePh >>895 首抑えながら退場してたけど 心配だな 907 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 09:57:55.19 ID:onLNABgb >>902 やっぱエアゲソ野郎やったんや 927 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 10:08:05.37 ID:teRn0EeY >>903 誰だよwww 933 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 10:12:01.17 ID:/kU45Miy >>927 安斉って 安楽だよなw 安楽フィーバーもすでに懐かしいわ 977 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 10:39:49.93 ID:+xoB1ePh summervictory 980 高知県人 sage 2017/08/12(土) 10:41:42.49 ID:gsjBmu8/ この栄冠は君に輝く 噂以上の糞ですわ なんでこの曲でラップ対決するの? なんでブレイクダンス踊るの? 作ったやつだれだ 982 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 10:42:59.38 ID:+xoB1ePh >>980 こういうゴリ押しは偉いさんのひらめきだろw 990 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 10:46:54.30 ID:+xoB1ePh 滝川西エラー3つめ しっかりせんか! 昨日の米子松蔭はノーエラーだったそ 34 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 11:24:44.62 ID:s6ZlIYJN こんな試合に手拍子。 単に騒ぎたいだけの軽薄さを感じる。手拍子の価値も下がる。 甲子園の観客も劣化したな。 35 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 11:25:46.43 ID:p6Gw4qTL >>34 眠気覚ましだろ 40 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 11:28:55.64 ID:5YsP6KJd いつも思うのだが甲子園の観客ってどっち勝ってもいいと思ってる奴が多そうだな もっとも俺も甲子園現場系になってからは試合内容や大会の展開よりも 甲子園の雰囲気に嵌ったけどな。 42 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 11:30:04.27 ID:+xoB1ePh 昼は寿司屋の鱧寿司 あと、焼き鳥屋の豚串 豚串もいいね 43 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 11:31:17.94 ID:+U83B+BU 寿司屋は特選にぎりがコスパええで 55 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 11:38:50.80 ID:+xoB1ePh >>43 またおまえかw 上にぎりがコスパ最高だ 98 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:05:29.12 ID:6VcdKdt8 観戦中の兵庫県民「ほな、帰ろか」 100 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 12:08:03.77 ID:+xoB1ePh >>98 ワロタ 113 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:27:39.51 ID:SF7hSEq/ 寿司屋の特選にぎり いいわ、これ。 114 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:28:22.41 ID:i99KXjgE >>113 画像あります? 116 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 12:31:05.86 ID:+xoB1ePh >>114 あるわけないだろw 118 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:32:35.81 ID:i99KXjgE >>116 wwwww 130 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:38:18.44 ID:nM2Or88x メガネの豚親父は昼飯��食う気だ? お前の役目は食レポをすることだといい加減自覚しろデブ 136 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 12:42:07.11 ID:Jf+TbufF >>130 おっさんの昼飯はいつもカツ丼だが、今日は鱧寿司。 146 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 12:48:56.87 ID:PBlk1eSU 鳴門渦潮って・・・ネーミングのセンスが水島新司だなww 152 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:54:17.27 ID:jodzRqqD 金豚がしっかりテレビ映るように毎回計算して席を確保してるのが腹立つ 誰か調子乗らないようにどやしてくれる人いないのかな? 奴も腕っぷし強そうだけど 154 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 12:55:44.66 ID:nM2Or88x >>152 めがねのおっさんと殴り合いして両方出禁になってほしい 157 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 12:59:04.85 ID:+xoB1ePh >>154 喧嘩腰だなw 188 高知県人 sage 2017/08/12(土) 13:10:39.75 ID:gsjBmu8/ よし帰る!w 193 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 13:13:14.53 ID:8QqRuGdT >>188 帰るんかいww 197 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 13:14:03.90 ID:+xoB1ePh >>188 乙! また選抜で! 253 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 14:11:44.13 ID:+xoB1ePh summervictory 336 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 15:03:01.34 ID:wsWI3mRv 甲子園に3~4日通って あとで計算すると球場内の飲み物だけで トータル1万円を超えている場合が多い。 でも年に一度の非日常的娯楽だと割り切ってる。 352 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 15:13:28.54 ID:x2sRd4kC >>333 注文してから握ってくれていた時代もあったんやね~ それはなかなか凄いw 昔のにぎりも一度食べてみたかったな 359 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 15:15:19.75 ID:+xoB1ePh >>352 今も単品で他飲んだら握ってくれるよ 363 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 15:19:15.93 ID:x2sRd4kC >>359 なるほど、そういうことなら こんど球場行ったら注文してみようw 380 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 15:28:27.04 ID:PyQAVD6m 寿司は、外で食うヤツは、すぐに食えよ 生ものは、特に、暑い外で食わん方が良い 411 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 15:49:43.53 ID:+xoB1ePh この時間帯になると鳩がたくさん来るなw 416 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 15:57:34.51 ID:LLLSuJM3 >>411 トンボも来るぞ 452 高知県人 sage 2017/08/12(土) 16:30:53.62 ID:gsjBmu8/ 岡山まできました さっきまで甲子園だったのに…… 新幹線早いw 乗り換えの為、改札で立ち止まってたら中国人らしきお姉さんに「○○行きはどこに行ったらいいですか?」と困った感じで聞かれました お姉さん、こんな田舎者にモノを尋ねてはいけませんw 468 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 16:50:35.87 ID:kYAfne3a 久しぶりに拮抗した試合展開になってて嬉しい 499 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 17:17:11.25 ID:kYAfne3a 手拍子!手拍子! 501 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 17:18:32.28 ID:rILYmcoV 今日一番いい試合だね 502 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 17:18:53.96 ID:4R+pFRBO うおおおおおおおおおおおおー! 506 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 17:19:49.85 ID:kYAfne3a 手拍子!手拍子! 509 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 17:20:24.31 ID:kYAfne3a 逆��! 511 名無しさん@実況は実況板で sage 2017/08/12(土) 17:21:22.48 ID:qFxzqtnL おっさんの書き込む内容が、御堂筋線になってるなw 522 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 17:30:59.60 ID:kYAfne3a カープの、外人用でテーマソング 高校野球で初めて聞いたわw 532 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 17:40:54.21 ID:kYAfne3a ナイスミドル! 534 名無しさん@実況は実況板で 2017/08/12(土) 17:41:45.26 ID:656VVpBL 楽しかったよ! ナイスゲーム(^^) 579 花見川スポーツ ◆x2/OdK/doI 2017/08/12(土) 18:16:35.30 ID:Bv2VSBfd >>573 午前中に動物病院に連れて行かないと休み入ってしまうらしいのでw 580 めがねのおっさん ◆l4l3gPQ5AE 2017/08/12(土) 18:17:26.64 ID:NEfT9ZmM >>579 そうだったのか 乙 また野球場でw 586 花見川スポーツ ◆x2/OdK/doI sage 2017/08/12(土) 18:21:34.01 ID:Bv2VSBfd >>580 野球場でw
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心の理屈 第四夜
理屈と屁理屈の境にあるモノ 賢さと小賢しさとの差分 理屈と屁理屈
理屈とは、定義すればこのようなものらしい。
りくつ 【理屈・理窟】 1.物事の筋道。 「―に合わない話」
2.こじつけの理由。現実を無視した条理。また、それを言い張ること。 「―をこねる」
そうして、屁理屈とはこういうものらしい。
へりくつ 【屁理屈】 筋道の立たない理屈。こじつけの議論。 「―をこねる」
…最近さらに思うんだが、Google さんてホント日々進化していっているよね。
心の屁理屈
筋道の通らない話を理論建てたふうに話せば、周りから「屁理屈」と言われたのはもうどれくらい昔のことになるのだろうか。
このような書き出しで近未来小説でも書けば、どこかノスタルジーを感じる3丁目の夕陽っぽい映画ができそうな気もする。そんな気はするが気がするだけでは始めないのが、ナイスミドルに差し掛かった男の矜持であり高校生の子供を…
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#今日のカフリンクス . 今週唯一の、多分ゆっくり出来るデー。 残業しない事を目標に。 . #おはようございます #カフリンクス #カフスボタン #象さん #オフィスコーデ #手元くら部 #アラフォーコーデ #fashiondiaries #cufflinks #instadaily #photooftheday #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #アラフォーライフ #日々のこと #新潟 https://www.instagram.com/p/BnpRDo7H0F0/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1mkadkoy3cwsj
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#今日のカフリンクス . お盆休み代わりに、金曜日にお休みを頂いたので 今週は4日勤務。 頑張ろーー٩( 'ω' )و . #カフリンクス #カフスボタン #メンズアクセサリー #今日のコーデ #アラフォーコーデ #オフィスコーデ #cufflinks #fashiongram #instadaily #photooftheday #月曜日 #すでに疲れた #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #新潟
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おはようございます。 #今日のカフリンクス . 毎日毎日暑くて。 でも長袖。 私服以外の半袖は好きじゃないので痩せ我慢٩( 'ω' )و . #カフリンクス #カフスボタン #ハンドメイド #オフィスコーデ #シャツコーデ #fashionoftheday #instadaily #photooftheday #cufflinks #アラフォーコーデ #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #暑いけど #痩せ我慢 #一人我慢大会 #新潟
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#今日のカフリンクス . 一日雨模様の新潟。 他県の新人スタッフとのやり取りに頭を悩ませつつ、 マニュアルの作成。 再確認にもなるから有り難いのだけど。 産まれたての子鹿から成長してくれる事を願う。 . #カフリンクス #カフスボタン #今日のコーデ #雨降り #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #アラフォーコーデ #cufflinks #accessories #fashionshoot #photooftheday #instadaily #日々のこと #新潟
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車の中からおはようございます。 #今日のカフリンクス . 一旦出勤して仕事片付けたら 愛車の修理に行って来ます。 . #カフリンクス #カフスボタン #昭和レトロ #今日のコーデ #手元くら部 #涼しい朝 #おはようございます #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #instadaily #fashiongram #shirtstyle #paulstuart #vintage #cufflinks #retro #アラフォーコーデ #photooftheday #新潟
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おはようございます。 #今日のカフリンクス 夏用ジャケットとはいえ、暑いものは暑い。 会議があるから仕方がないね。 . #おはようございます #カフリンクス #カフスボタン #今日のコーデ #暑いけど #ジャケットスタイル #我慢 #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #cufflinks #accessories #アラフォーコーデ #オフィスコーデ #メンズアクセサリー #休み明け #新潟
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#今日のカフリンクス . 以前買っておいたカイヤナイトのルースと金具をくっつけただけの 簡単ハンドメイド。 いや、工作レベル…。 . パーツ探し中のチェーンカフリンクス、 こちらは未だサイズが合うパーツが見つからず、 直すまで長期戦になりそう。 . #カフリンクス #カフスボタン #アクセサリー #ハンドメイド #工作 #fashiongram #オフィスコーデ #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #instadaily #photooftheday #cufflinks #カイヤナイト #アラフォーコーデ #今日のコーデ #新潟
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#今日のカフリンクス . 今日も仕事したくないモード。 久しぶりに散歩に行って来ます。 . #カフリンクス #カフスボタン #ヴィンテージアクセサリー #オフィスコーデ #cufflinks #vintageaccessories #instadaily #fashionpost #photooftheday #ぐうたら #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #やる気のなさ全開 #アラフォーコーデ #新潟
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#今日のカフリンクス . 長く患っていた知人が亡くなったと 朝、友人から連絡がありました。 いつか会いに行こう、では イカンですね。 夕方には早退して、お通夜に行ってきます。 . #カフリンクス #カフスボタン #アラフォーコーデ #アクセサリー #fashionpost #photooftheday #instadaily #アラフォーライフ #色々ある #お年頃 #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #新潟
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#今日のカフリンクス . 今朝の大阪北部地震で亡くなった方、怪我をされた方、 また各方面影響が出ているようですが、 大きな余震なく落ち着きますように…。 . #カフリンクス #カフスボタン #ヴィンテージアクセサリー #レトロ #オフィスコーデ #アラフォーコーデ #instadaily #fashiongram #photooftheday #今日のコーデ #サラリーマン #ナイスミドルへの道 #日々のこと #vintageaccessories #vintage #retro #cufflinks #新潟
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