#ドワーフ鉱夫
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DEEP ROCK GALACTIC: SURVIVOR
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エドワード王 七巻
昔日の王の一代記、七巻
ドラゴン
「それじゃ、お前はデイドラを見たのか?それで、トゥースでネズミを殺したって?トゥースはいい黒檀の短剣だからな。あれは珍しいものだから、本当にちゃんと手入れをするんだぞ」ミスが言い��した。「モラーリンの父親から受け継いだものだってこと以外は何も言えないがな。あれは俺たちが逃げ出す前に彼の兄さんが修理するように言ったやつだ。マッツが削り出した柄のドラゴンの歯をどうやって手に入れたか聞きたいか?」
内側に薔薇と棘のある蔓と葉が浅く彫り込まれた柄を、愛おしげに撫でながら エドワードが頷きました。それは夕食を終えてからそれなりに時間が経っていた頃で、エドワードとミスを除いて、皆それぞれの事情で火のそばを離れていた時のことでした。アリエラとモラーリンは手をつないで散歩に行きました。アリエラは治ったばかりのモラーリンの左手を、両手で支えていました。一緒に来ないかと言われた時、二人は笑って頭を揺らしていました。「今夜はやめとくよ」アリエラが言いました。「早くおやすみなさい。夜明け前には発ちますからね」ウィローはハイエルフの友人を訪ねに出かけました。ビーチとスサースとマッツ、そしてカジートの女性シルクは、一緒にどこかに行ってしまいました。ミスに一緒に行こうと誘いましたが、ミスは辞退しました。
「カジートだ!あいつらはみんな恥知らずのカジートになっちまった!」ミスが言いました。短気なダークエルフは燃える薪のそばに座って、膝を抱えました。彼の髪と目はほのかな光に輝いていました。「対戦相手を見つける時にはな、トーナメントにはせずに二人だけにするんだぞ。チケットは各々また買えるさ。カジートは俺たちがみんなで飯を食うのが変なことだと思ってる。シルクが言うには、みんなが口の中で噛む音を聞いて気分が悪くなって食うのをやめるんだってさ。まあ、俺も見物人がいると気分が悪くなるぜ―こんな話は、お前にはまだ早すぎるけどな」
エドワードは肩をすくめました。美しい夜で、きりっと冷えていて、月は出ていませんでしたが、星々はとても大きく輝いていました。
「とにかく、マッツが俺たちの仲間になったのは、そのたった何か月かあとだ。俺たちはスカイリムに向かっていて、町から町へ旅をしていた。世間知らずのガキ3人だけで、変な仕事でもあればやった。試合があるって聞けば、モラーリンが出たけど、言うほど勝てなくてな…そのあとの治療代を稼ぐのがやっとだった。スカイリム方式の戦闘なら、お前なんかボッコボコだぞ―シールドの呪文どころか何の呪文もないんだ。魔法は禁止だ―死ぬようなもんじゃなくてもだぜ。それに、彼はちびっこいダークエルフの血が砂に飛び散ることなんか気にしないいくつかのタイプの人間を引き寄せるんだ。いっぱいかな。最初は群衆が相手なんだ。闘技場では本当に淋しい気持ちになるもんだ。特にその町のお気に入りをぶっ倒してる時にはな。そいつにぶっ倒された時はもっと悪い。
「マッツと俺だけが彼の味方で、時々は大声で応援もできなかった。あの頃はダークエルフを応援するノルドの小僧が本当におかしなものに見えたんだ。もちろんマッツはでかかったから、誰も手出しはしなかったけど。ずっと昔のことさ。困難な今ならモラーリンはお気に入りだ。いい試合には当然歓声を上げるだろうが、彼が負けるのをみんなが本当に見たがってるわけじゃない。最高のものを見るのが好きなんだ。それがダークエルフの皮をかぶっててもな。彼が闘技場の中に入ってきたら、お前は最高のものを見てることがわかる。ノルドの方が優れてるのを見るのが好きなだけじゃないんだ。マッツももうすぐそうなる。あいつはモラーリンと全力で戦わないけどな。たぶん、そうしたくないのかもしれないし、モラーリンがあいつを知りすぎてるだけかもな。おっと、そうだ、ドラゴンの話が聞きたいんだったよな…
「それで、ある夜、モラーリンが手っとり早く稼ごうとして宿屋でノルドと博打をしたんだ。賭け金がかなりの額だったからその男は賭けられなくて、そいつはこの地図を賭けると言ってモラーリンの肩を叩いた。そいつは、それがこれまで作られた中で一番優れた剣の隠し場所の地図だって言うんだ。それには魔法がかかってて、敵に当たるとそいつが怪我した分自分の怪我が治るって。どこかのメイジが死ぬ前にふさわしい者だけが手に入れられるように隠したんだそうだ。
「『で、私がこの価値を認めるとでも?』モラーリンがにやにや笑って言った。俺たちは若くて間抜けだったが、底抜けに間抜けだったわけじゃない。
「ノルドがニヤッと笑い返して言ったんだ。『お前がファルクリースで戦ってるのを見たぞ、坊主。お前にはチャンスがあるように見える』
「『いいとも。その話だけでも金になる。あんたは吟遊詩人に向いてるぞ』そんなわけで、モラーリンは賭けに勝って、その男に一晩中飲むには充分な飲み代をくれてやった。笑ってやろうと思って俺たちは地図を見た。ハマーフェルのドラゴンズティーズ山脈が書いてあった。本当に荒れた土地だ。そこにはXの字と、『牙の巣』と書いてあった。マッツは興奮してその土地のことは聞いたことがあると言ったが、どこにあるかは全然知らなかった。
「『場所は知らないんだろ』俺は言った。『どんな馬鹿だって地図ぐらい書ける。見れるのと一緒さ。俺だってこれぐらいできるぜ』
「マッツは牙の巣は古いドワーフの鉱山だと言った。だけどそこにはドラゴンがいるらしいし、ドワーフはいなくなった。鉱山��話が出ると、モラーリンは本当に興味を持ったように見えた。それで何を採掘してたか聞いた。マッツはミスリルと金だと答えた。
「モラーリンは『うーん』って言ったよ。
「ミスリルに興味を持ったんだ。本当にいい武器を手に入れられなかったからな。それにミスリルは稀少だけど、値打ちのわりには軽くて持ち運びがしやすいし、掘り出すのも簡単で、やり方さえ知ってれば武器を作るのも楽だ。彼は知ってたし。魔法の剣もドラゴンも信じてなかったが、鉱山は本当だと考えたんだ。採掘は彼の血だ。エボンハートの王族、ラーシム家全員のな。
「そこに着くまでには2か月かかった。俺たちは馬は買えなかった。地図なしには見つけられなかっただろうな。ややこしい土地なんだ。渓谷と隠れ谷がいっぱいで。そこに着いた時に見たものは、俺たちが想像したこともないようなもんだった。渓谷の切れ目から塔がいっぱい見えた。採掘する時、ダークエルフは洞窟の中に住むが、ドワーフたちは鉱山の上にでっかいホールを建てたんだ。外側はきれいなものだったよ。細い塔の間に弓型の橋が架かってた。優美だったな。お前はドワーフがこんな仕事をするなんて思わないだろうよ。岩にも入り込んでた。そして、門の上にはドラゴンが乗った大きな石があった。
「『お前のドラゴンがいるぞ、マッツ』俺は言った。中は大して見るものもなかった。ただの岩壁さ。廊下は本当に大きかったが、ドアはなくなってた。大きく口を開けた穴の周りにバルコニーがあった…多分、採掘��開始場所で、ホールになったんだろうな。その真ん中には想像できないほどの宝があった…平らにした干し草の山みたいに積み上げられてた。それを平らにしてるのは、その上に丸まってる金色のドラゴンだったんだ。初めは、俺たちは彼を見もしなかった。黄金の色と見分けがつかなかったんだ。それで、俺たちはただそこで固まってた。外でドラゴンが生きてる痕跡は見なかった。その場所は硫黄の匂いがしてたが、鉱山はそんなもんだ。そこにいたドラゴンは、ただ横になってるだけだった。隠れられそうな場所は、どこも2マイルは離れてたよ。
「『ドラゴンがいるって言ったろ』マッツが囁いた。
「『しーっ』モラーリンが言った。『鼻の先にあるものを見ろ』
「俺はその鼻を見るのに忙しかった、本当だぜ。だけど、確かにそこには裸で剣が置いてあった…そして、彼の短剣とそっくりの黒い金属でできた刃だった。『お前たち二人は後ろに下がれ』モラーリンが言った。『私はとにかく剣を取りに行ってみる。あれが黒檀じゃないなら、私はウッドエルフだろうな。ドラゴンは死んでるか、冬眠してるか…もともと生きてるものじゃないかもしれないし。ドワーフが宝を守るために作ったただの何かかも。ノルドの農夫が麦畑に置くかかしみたいなものだ。私はお前たちが逃げる時間稼ぎができる程度にやつの気を引くよ』
「俺は彼にそうしてもらおうと思った。だけど、マッツが首を横に振って、一人で戻るなんて恥ずかしいと思った。
「『全員逃げるんだ』俺は言った。そいつは震え上��るほど恐ろしそうに見えた。だけど、モラーリンが透明の呪文を唱えて階段の下に向かっ��。聞こえるような物音は全く立てなかったよ。マッツは一人で行かせるのを嫌がったけど、あいつは魚市場にいる目も耳も不自由な乞食の前だってこっそり通り抜けられないやつだ。だから、ドラゴンが目を覚ましてモラーリンに向かっていくようなことがあったら、運が良ければ目を潰せるように、俺たちは弓を引き絞って二発は撃てるようにしてたんだ。マッツと俺は必要になれば逃げ込める塔の階段の方に移動した。そこならドラゴンは入ってこられないと思ったからな。それから俺たちは身を屈めて手すりの間から覗いた。横たわってるドラゴン以外は何も見るものはなかった。実際見ものだったぜ。
「すると、ドラゴンの目がぱっちり開いて、心臓がどきーんとなって、止まっちまうかと思った。
「『ああ!今日の夕食がやってきたぞ』ドラゴンが言った。『我の宝物庫をよく見ろ、ダークエルフ。貴様は盗むどころかゆっくり見ることもできないが、貴様の骨が共に守るだろう…永遠にな』
「『お前の宝がほしいのではない、ドラゴンよ。お前が守っているその剣だけだ。私のと交換しよう。私のものの方が大きい』モラーリンは見えなかったが、その声は剣があった場所から聞こえてきた。ドラゴンの口のとこだぞ!
「『我は食事と剣、どちらも手に入れる。なぜ貴様の粗末な剣で我慢せねばならぬのか?』
「『私を通してくれたら、下からもっとたくさん金を取って来てやろう』
「『金は足りている』ドラゴンはあくびをして、その時俺はモラーリンを丸呑みする気だと思った。でも、やつは別の方を向いた―俺たちの方でもない。マッツは弓を撃とうとしてたが、ノルドの目には暗すぎて、モラーリンに当たるのを恐れた。音だけで彼の居場所を特定できなかったからな。モラーリンが俺たちとドラゴンの間から見るには細すぎたからだが、その時のマッツは遠すぎるって考えるには賢さが足りなかった。隷属は知恵を鈍らせるってマッツは言った。それに、本当に長い間自由じゃなかったって。俺は音だけでモラーリンがどこにいるか正確に言えたが、射程距離からは明らかに外れてた。
「ドラゴンは話を続けた。『だが、我のためにできることはある。貴様の命を数分伸ばすことも』
「『この瞬間の数分はとてもいい響きだ、ドラゴン。私に頼みとは?』モラーリンの声は明日は雨が降りそうか尋ねる時みたいに、穏やかで落ち着いてた。彼は瀬戸際でも思考を保てる。それは認めるよ。
「『歯が痛むのだ。奥にありすぎて、我の爪には届かない。見えるかね、エルフよ?』ドラゴンは口を開けて歯が見えるようにした。その時モラーリンの透明化の呪文は切れていて、そこに立って口の洞窟を見上げてるのが見えた。『少し頭を下げてくれたら、もっと良く見えるのだが』彼は手を置くと上唇を横に引っ張って、大胆にも注意深く歯茎を調��たんだ。今まで見た中で一番最悪なもんだ。
「『化膿している。切開が必要だし、歯も抜けてしまうだろう。私を信用してくれるならこの剣で切開するぞ』
「『なぜ貴様を信用せねばならん、ダークエルフ?貴様の種族のいい話は聞かん』
「『それなら、お前はノルドと一緒にいすぎたんだな。私はお前に殺される前にお前を殺せはしないだろう。試してみなければ駄目か?いいか、上に私の友人がいる。彼らはお前のためによく肥えた鹿を獲って来るだろう。私がお前の歯茎を切開して、お前は鹿を食べる。または、お前はいま私を食べるだけで、歯痛はそのままだ。』
「『うむむむ。一度逃げ出した貴様の友が戻って来ると思うのはなぜだ』
「『彼らはあまりかしこくない。私が思うにね。私がいなければ彼らは迷ってしまう。仲間たち、良い狩りを!ああ、もし鹿を見つけられなければ、何がいい?豚かな?何匹かのうさぎ?木の実?ベリー?急いでいただけないかな?』でも、俺たちは手信号を決めていて、彼の両手がここから出て外にいろって言ってた!
「嬉しかったよ。つまり、俺はモラーリンが好きだが、道連れになって死ぬことで彼がいい気持ちになるとは思わなかった。もし俺だったら、彼が無事に逃げてくれるのがわかれば嬉しいだろうし、彼も同じ事を考えてると思った。だけど、あの石頭のノルドは聞きやしねえ!もし彼の隣で死ぬ以外方法がなければ、俺たちはそうするんだってよ。ノルドの馬鹿げたとこだ。歌にすりゃいいだろうけどな。
「それで、俺たちは二時間ほどかかって鹿を獲って戻った。俺はモラーリンは今頃ドラゴンの腹に収まって、その日の食事に鹿とダークエルフとノルドのおまけがついて幸せだろうって思ってたよ。だけどモラーリンはまだそこに座って、ドラゴンとおしゃべりしてた。俺たちを見ていい顔はしなかったな。鹿を置いて出て行け、俺たちがいなくなったら歯茎を切開すると彼は言った。だけどマッツがずっと考えてたんだけどって言うんだよ。ああ、兄弟、俺も考えてたさ。マッツはめったに考えないし、実際いいことだ。やつは歯の周りに鎖を巻いてその端を地面に縛り付けたら、ドラゴンが自分で引っ張れるんじゃないかってさ。
「ドラゴンはそのアイデアが気に入った。それでモラーリンが化膿したところを切開してドラゴンが痛がらずに鹿を飲み込めるまで腫れを引かせた。それから、鎖を巻き付けて歯を引っこ抜かせた。そりゃもう大変な修羅場だったぜ。そこら中血と膿まみれだった。そして、血を止めて傷口を塞ぐのにモラーリンが俺たちにヒールの魔法をかけさせた。
「『ああ、うむ。いい、とてもいい。よかろう、モラーリン、貴様は自分自身を示した。剣を取り、行くがいい』
「モラーリンは彼を見た。『これは何かの試練だったということか?』彼は言った。『この歯痛はどのくらい前からあったんだ?』
「『実に長い。貴様たちの時間の尺度は、人間よ、ドラゴンの種族にはあまり長くはない。それなら、我の話を聞いて行け。ボロボロの若いメイジが、我の黄金を盗もうとやってきた。我はそやつを捕まえ、激しい口論になった。そして、やつは我に魔法を唱え���うとした。やつの哀れな呪文は我にはほとんど功を奏さず、我は彼を殺した。だが、うむむ…』ドラゴンはごく短い間顔をそむけて、それから話を再開した。『そのちびは明らかに彼自身に自作の呪いをかけていた。そして、我が彼を噛み砕いた時…』思い出しながら、ドラゴンは激しいしかめっ面をした。そして続けた。『とにかく、その痛みは何者かが剣を手に入れるためにやってきた時だけ酷くなった。我が侵入者を食えばもっとも鋭い痛みは消えるが…通常そんなことはしないのだ。自衛のために時々歌いはするがね。ふん、ちょっと火を漂わせるだけで、大抵のものは逃げ出してしまう。鹿はたくさんいる。話をしたことがある何者かを食うのは、あー、ええと、どこか気分の悪いものがあるのだ。あの脂っこいメイジのせいで数日間消化不良になった。痙攣はする、下痢にはなる、さらに大量のガスだ、ドラゴンにしてはな。そんなわけで、歯痛は完全にはなくならなかった。しかも、ここに来る人間は、皆愉快ではなかった…我の生涯で最も不愉快な時を過ごしてきた。無論、この剣からも長い間離れられなくなった。呪いの一部だ。』
「『我々はしばらくここに留まることができる、お前さえよければ。我々はいい話し相手になるよ。私はモラーリン、赤毛の友人がミス、この大きいのがマッツだ。私はまだ下でミスリルを探したいし、ドラゴンの友人を持ったことがないんだ』
「『それも良いかもしれん。お前はいい友人を持っている。彼らの代わりに考えてやらねばならんとお前は言ったが、この者たちは自分で考えることができると我は考えるし、おまえが価値ある仲間であると判断したように見える』ドラゴンは一瞬ためらって、ほんとに照れてるように見せたんだ!『アカトシュと呼んでよい』
「それで、俺たちは2週間ほどそこに留まった。ドラゴンと一緒に狩りをして―大した経験だぜ!鉱山を探して…下ではあんまり見つからなかったけどな。だが、ドラゴンが宝物庫から宝石をくれた。金属しかいらないんだそうだ。その上に横たわるとうろこの中に吸収するんだと。最終的には、素晴らしくうまく行ったってわけさ。モラーリンはマッツに剣をやろうとした。もし自分たちが戻ってこなかったら、間違いなくドラゴンを殺そうとしただろうし、こんがり焼かれてたからって言ってな。だけど、マッツは受け取らなかった。ドラゴンがモラーリンにやったんだから誰が持ち主かははっきりしてるって。マッツは歯をもらって、今お前が持ってる柄を作って、モラーリンに贈った。これまで贈る価値のあるものを持ったことがなかったから、とても気分がいいって言ってたよ。モラーリンがそれをお前にやることにしたと聞いて、あいつは本当に喜んでた」
「マッツが剣をもらうべきだったと思うな」エドワードが言いました。「彼は何かを盗もうとしなかったもの。それで何かいいことがあるなんて考えもしないのに戻ったのは、本当に勇敢だよ。モラーリンは盗もうとして見つかって捕ま��て、話術で逃げ出そうとした。彼のせいでみんな殺されたかもしれないんだ」
「モラーリンがまったく同じことを言ってたよ。ああ、それに、マッツはとにかく剣よりうまく扱えるでっかい斧が好きなんだ。」
エドワードはため息をつきました。「僕もマッツみたいに勇敢になれたらな。僕は君に似てると思う」
「そうだな」モラーリンの声が後ろから聞こえ、少年をびくっとさせました。「ミスみたいに口が減らないね。それでも構わんよ、お前がミスと同じぐらい勇敢ならとても嬉しいだろうからね。私がいなくなると『彼は必要なことをした』以上のことを言わないでいてくれれば、私の精神は穏やかでいられるのだが」
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D&D×MTGシナリオ「青銅のタブレット」(ドミナリア)
プレーンシフト・シリーズを使ったシナリオです。ベーシック・ルールおよび、プレーンシフトのデータを使用します。
今回は相手のカードと所有権を交換してしまう恐ろしいカード「青銅のタブレット」をもとに作ったシナリオとなります。
舞台:ドミナリア(エローナ、鉄爪山脈)
使用ルール:「プレイヤー用ベーシック・ルール」、「ダンジョンマスター用ベーシック・ルール」。キャラクター作成に「プレーンシフト:ドミナリア」の使用を推奨する。
プレイヤー人数:3~5人
レベル:1
プレイ時間:2時間程度
オープニング:
エローナ大陸を旅する途中、鉄爪山脈のドワーフの鉱山街を訪れた冒険者たちは酒場でドワーフの商人アデロンに声をかけられる。アデロンは鉱山のドワーフから血石(ブラッドストーン。装飾に用いられる)を買い取って商売をしているのだが、先日の取引の際に大事な宝石を魔法で奪われてしまったのだという。
詳しく話を聞くと、取引相手のドワーフであるランター氏が魅惑の魔法のかかった《青銅のタブレット》を使ってアデロンの宝石とタブレットを無理やり交換してしまったらしい。それ以来、ランター氏はアデロンに一切会おうとしないのだ。
冒険者たちは彼の代わりにランター氏の屋敷に忍び込み、宝石を取り返すように頼まれる。宝石はアデロンの家に伝わる大事なもので、報酬は50GPずつ出すと約束してくれる。
依頼を受けたなら魔力の抜けた《青銅のタブレット》を���され、これを取り返した宝石の代わりに置いてくるように言われる。
ランター氏について
ランター氏の評判はあまりよくない。遠くパーディック山脈(海の向こう、オタリア大陸の山である)から移り住んできた成金のドワーフで、金に物を言わせて他のドワーフが持っていた鉱山を探鉱夫ごと買い取ったらしい。価値のない青銅のタブレットに魔法をかけて様々な高価な品を強引に奪い取るとか、配下の探鉱夫を召使のように扱っているとか、よくない噂もある。彼は屋敷の宝物庫に宝をため込んでいるらしい。
屋敷への侵入
彼の大きな屋敷は街の中心街にあり、高い石壁に囲まれている。入り口には鎧を着こんだ兵士が立っており、兵士は予定にない者は通そうとしない。壁を詳しく調べると、一部に登れそうなところがある。壁を登るなら夜中になるだろう。
・壁を見つからずに登るには、冒険者の半数以上が「【敏捷力】〈隠密〉難易度10」の判定に成功する必要がある。登り終えた者が次の者を手伝うことで、判定に「有利」を得ることができる。
・兵士にスリープなどの魔法をかけて通ろうとするなら、兵士は「ダンジョンマスター用ベーシック・ルール」に記載された「衛兵」のデータを使用する。プレイヤーが戦闘による正面突破を提案する場合、戦いになると彼は仲間の兵士を呼ぶため得策ではないと思われることを説明せよ(それくらいの常識は冒険者も持ち合わせている)。
屋敷の探索
屋敷の奥に、やはり兵士に守られた鉄の扉がある。兵士はウトウトとしているため、誰か一人でも「【敏捷力】〈隠密〉難易度10」と「【敏捷力】〈手先の早業〉難易度10」の判定に成功すれば彼の腰から鍵を盗み、鉄の扉を開けることができる。もしどちらかに失敗すると、「衛兵」1人との戦闘になる(彼は寝起きで慌てており、他の兵士を呼ぼうとしない)。
扉の先は宝物庫である。金銀財宝が所せましと並べられる中に、アデロンから聞いた通りの赤黒く輝く宝石を見つける(これは《血石のカメオ》である)。
屋敷からの脱出
カメオを持って屋敷から出ようとすると、後ろから兵士とランターが追いかけてくる。
ランターのセリフ:
「よくもワシの宝を盗んだな。この泥棒め。あのまぬけのアデロンに頼まれたか」
「お前たちもタブレットの魔法で一生探鉱の奴隷にしてやろう」
敵は「衛兵」2人(プレイヤーが3人以��なら1人)とランター(カルト員のデータを使用)1人である。ランターは自分のアクションで《青銅のタブレット》を使う。これには「チャーム・パースン」の魔法が込められており、目標となった冒険者は「難易度10の【耐久力】セーヴィング・スロー」に成功しない限り、次のそのキャラクターのアクションが終了するまで〈魅了〉状態になる。〈魅了〉状態のキャラクターは衛兵やランターを攻撃できなくなる。
ランターはタブレットを2つ持っている。
※冒険者の人数が少ない場合など、DMはタブレットに対するセーヴに「インスピレーション」を使うように促すとよい。
※本来の「チャーム・パースン」は1時間持続するが、タブレットにかけられている魔法はそれほど強くはない。味方を攻撃させるようなことも命令できない。
ランターを倒すとその場を離れられる。ランターや衛兵にとどめをさして殺してしまうことは冒険者が全員「悪」でもない限りは止めた方がよいだろう。
酒場に戻ると、アデロンが待っている。取り返した宝石を渡すと、彼は全員に50GPの報酬を渡す。
アデロンはプレイヤーたちに、トレイリアのアカデミーに行き、違法な魔法を使うランターを捕らえてもらうのはどうかと提案する。彼をトレイリアまで護衛するなら、さらなる報酬を払おうと彼は言う。冒険者がどう答えるかによらず、シナリオは終了となる。
経験点:100(屋敷の衛兵とランター)+100(依頼の解決)で200xpが与えられる。
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60 Volition
窓からオレンジ色の夕日が差し込み、室内を照らし出す。赤く染まった室内を見渡し今がもう夕暮れ時なのだとイブは気づいた。ルド達と別れてから、イブとフェリクスは工房の中でそれぞれが手近な椅子に座り、イブの失った片腕の修理をひたすら続けていた。フェリクスが持ち込んだ道具を使い、イブの腕を少しづつ繋ぎ合わせていく。その間、二人は一言も言葉を発することなく、工房の中は振るわれる道具の音だけが響いていた。 フェリクスの顔を、窓から差し込む夕日が照らしている。彼が掛ける眼鏡に夕日が当たり、その瞳の色は見えない。眩しいだろうに、そのことに気づいてすらいないようにフェリクスはイブの腕だけを見つめ続けている。
「不満か?」 「いや。ここの設備は管理している者がいないというのに、まだ使える道具ばかりがある。それも上等なものだ。さすがドワーフの使う道具といったものだよ。専用の道具は私が持ち込んでいる。あとは素材だけだが、幸いここは鉱山の――」 「私に対して、だ。フェリクス」
話し続ける言葉を遮りイブが問いを重ねると、そこで改めてフェリクスの顔が上がり、イブの視線とかみ合った。
「……そんなことはない。なぜそう思う」 「そうじゃないなら、いいさ」
問いが終わると、すぐにフェリクスは視線を腕へと戻した。 アラミティク廟塔を出てからと言うものの、フェリクスはイブと視線を合わせることが無かった。それは偶然だったかもしれない。だが、フェリクスと長くともにいたイブには、その様子がわざと自分と視線を合わせることをフェリクスが避けているように感じていた。フェリクスの表情も、声も、いつもと変わらないが、彼の三つ目だけが、時折その視線を彷徨わせ、イブへと視線向けかけてはやめるを繰り返していた。何かをイブに問おうとしているその視線は、長くともにしているイブでなければ気づかなかっただろう。今も、フェリクスは腕の修理��集中しているように見えて、実態は腕の修理を理由にイブと話すことを避けているようでもあった。まるで、イブにそれを問いかけることで何かを失ってしまうかのように。 こんな時、ルドであればどう言うのだろうか。子どものように真っ直ぐで真っ新な彼であれば。だが、イブはルドではない。思いを巡らせてはみたが、そこにイブが求める明快な答えはなかった。
「私は後悔してないよ」
イブが静かに言葉を紡いだ。息をゆっくりと吐きだすように。今度は誰とも視線を合わせず。
「あんたを守ったこと」
一瞬、フェリクスの腕の動きが止まる。だが、何事もなかったかのように再びフェリクスは修理を再開した。少ないその言葉に対して、フェリクスからの返答はなかったが、彼の三つ目が不安げに彷徨うことは無くなった。
一つため息をつき、イブは視線を窓の外へと向ける。空の色が青から赤、そして藍色へと変わっていくところだった。そろそろルド達が帰ってくる頃だろうか。窓から見える坑道入り口に人影が見えると同時に、フェリクスが道具を机の上に置いた。
「ルド達が帰ってきたようだね」 「丁度いい。あとは素材を待つだけだったからな」
フェリクスが立ち上がり、工房入口でルド達を迎える。バルナバーシュとフェリクスはさっそく、今後のことについて話し合いを始めた。その様子を椅子に座ったままイブは見守る。ふと、イブは違和感を覚え入口へと視線を向けた。そこにはルドが静かに立っていた。いつもであれば彼女のもとに彼の相棒のマックスと共に走り寄ってくるのだが、彼の足元ではマックスが心配そうにルドを見上げている。
「ルド」
名を呼ばれ、のろのろとルドが顔を上げた。「イブさん」と名を呼び、彼女の側へとよる。
「腕は治りそうなんですか」 「おそらくな。君たちが取ってきてくれた素材もある。そう時間もかからずに元のように動かせるだろう。感謝する」 「よかったです。イブさんの腕、心配でしたから」
イブの腕を見つめほっと息をついたルドだったが、どこかそわそわとしているようであった。
「何かあったのか」
イブの気遣う声に、ルドは一瞬迷うように視線を彷徨わせる。
「えっと、ちょっと疲れちゃったのかもしれません。一晩休めば大丈夫です!」
何かを振り払うかのように、明るく声を出し答える。何かあったのは明白ではあったが、それ以上イブが問いかけてもルドに無理を強いるだけだろう。「無理をするんじゃないぞ」と動く方の片腕でルドを撫でると、イブは視線をバルナバーシュ達へと戻した。
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DEEP ROCK GALACTIC: SURVIVOR
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DEEP ROCK GALACTIC: SURVIVOR
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愚者の黒檀 第壱幕
愚者の黒檀 第壱幕
フリンチェプス 著
冒険者と愚者の黒檀の楽しい物語
登場人物
口上 冒険者 ダークエルフ ラスカル コモン アカトシュの僧侶 レバン もう一人のアカトシュの僧侶 エピローグ ステテ ジュリアノスの僧侶 ライック もう一人のジュリアノスの僧侶 シュブ メイジ シュブ 同名の別人のメイジ ネフォロン なんだかいかがわしい商人 5人の防具師 オーソ クルン ミリーの夫 好色な伯爵夫人 ミリー 宿屋の主人で哲学者 グルンジー のろまな女給 酒場の女給と下司の盛り合わせ 兵士たち ドワーフたち 巨人たち
不況の第三紀ダガーフォール周辺
第壱幕 ― 僧侶たちとナックルズについて
当時は冒険もしておらず、何もすることがなかった冒険者に、二人のアカトシュ僧侶が長々と語った。これにより、聖職者とその構成員、ならびに特にハイロックでよく見られる、ある意味での古い農民神話に、(おそらく望まれない)光が当てられている。そしてここに謎めいた愚者の黒檀が登場する。これは、多くの者に影響する劇的な文化の変革、あるいはごく少数の者への偉大な利益、一団に対する死、あるいは一切何の効果ももたらさない、奇妙な素材である。
降霜の月の初旬。デッド・デイドラ・イン。
口上 登場
口上:我らが哀れな演者たちは、己の台詞を思い出し、我らが粗末な舞台装置を飛び出さぬように努めるでことでありましょう。ご来場の皆様、どうか野次を飛ばしたり、彼らを悩ませたり、腐った食べ物を投げつけたりなさらぬよう、伏してお願い申し上げます。皆様だけが、この類の演劇を長く演じさせて下さるのです。皆様方の中に、散漫な台詞、大根役者、難解な説明、あるいは、混乱し、不幸な気持ちにする納得のいかない結末に敏感、あるいは毛嫌いなさっている方がおられましたら、速やかに劇場をご退出いただきますよう、脚本家、俳優、劇作家ギルドは願っております。皆様方のお金は、ああ、悲しからずや!返金されません。その代わりと言っては何でございますが、一連のスキットには、肉体のすべての喜びに関する根拠のない言及が含まれております。どうぞお楽しみくださいませ。ああ、我が英雄がやって参ります、冒険者と呼ばれる無頼のダークエルフ。口上は朗らかに失礼するお時間でございます。
口上 退出 冒険者 登場
冒険者:あの二人のメイジから聞いたばかりの会話は、なんという話だったろう!あんな話題は当事者の生垣の横で話さぬのが最上だ。
アカトシュの僧侶2名 登場(レバン、コモン)
レバン:お邪魔してもよろしいですかな?…よかった、話し相手が欲しかったのです。私はレバン、ここにいる仲間の僧侶はコモンと申します。我々2人はアカトシュにお仕えしております。無論、すべて私どもの方法で…
冒険者:俺のベンチじゃないんだ、気楽にどうぞ。だけど、俺は僧侶というものは…ええと…こういう場所には、宿屋には出入りしないもんだと思ってましたよ。つまり…お勤めでなければね?
レバン:ああ、私どもは勤めの最中ではないのです。内なる活力を回復しにまいったのです。そうすれば、私どもは祝福を授け、癒しに出かけられます…
コモン:私どもは、いわばローブをまくり上げ、かかとを蹴り上げてここによく来るのです。何本かの活力の瓶を満たして…
(コモン 忍び笑い)
レバン:無論、慰めと祝福を求める者たちを探してですよ…
コモン:ああ、そうです、そうですとも…この間の夜、外にいたあの若い娘のような…
(レバン コモンを蹴る)
コモン:…それに、我が司祭がとにかくどこかに行けと…
レバン:彼は外の空気を吸っておいでとおっしゃったのだよ。我々はビジョンを見ていたからね…
コモン:ああ、おかしな、本当に…それに、私たちにはさっぱりわからない…
(レバン コモンを蹴る)
レバン:私どもは揃って同じヴィジョンを見ているのですよ―本当に奇妙だ。
冒険者:聞かせてくださいよ、俺は急ぎの用事もないし。
レバン:それでは、始まりは、私どもは何かを聞いたのです…言葉…のような。「サー・ニッチ」だか「セイン・ナック」というような…
冒険者:「ニック」か「ナック」って言いました?ちょっと待てよ…あんたの瓶からひと口飲ませてください、だんな…ああ!こりゃいい―あんた方、いい酒を飲んでますね!ああ、思い出したんですよ―エルフのお話だったか、古い伝説をね。名前が「ナックル」だと思うんだ―モロウィンドから来たんだったかな?
レバン:これはこれは、何かご縁があるのかもしれません―この辺りに古い伝説があるんですよ。ハイロックに昔から伝わっていると思うんです…うーん…ナックルズ、それだ!
冒険者:ナックルズだって!ダークエルフでそんな名前を使ってるのがわりといますよ…特にその…特定の層に…
コモン:ええ、その悪人たちはみんなマジカを含む物質に夢中で…とても悪辣なやつらです…
レバン:(コモンに向かって)コモン!この人はとがった耳と赤い目の…
コモン:すみません…ダークな種類の、そんなつもりでは…あー…
冒険者:いや、いいんですよ。奇妙な時代ですからね。ほら、生きるのも生かすのも―死なせるのも―場合によるでしょ。今…ナックルズの神話の話をしてくれるとこだったんじゃ?さあ、その瓶を軽くするのを手伝いますよ…ああ!どうも。
レバン:あー、ええ、そうおっしゃるなら…どうぞ、もうひと口!いいですとも、私どもには時間がありますし、今はっきり思い出しましたよ。
コモン:ああ、私どもにはあの小さな金髪娘が尻を出すまでには2時間ありますから…
(レバン コモンを蹴る)
レバン:(コモンに向かって)静かに!俺たちは司祭にあの子の住所を教えなきゃいけなかったんだ、しばらくこの辺には来ないだろうよ!(全員に)よろしい、こんな話なんです、思い出せる限りはですが。この話は、ハイロックの農民が子供たちを怖がらせて、しばらくいい子にさせるために話すんだと思いますよ。そう言ってました。そうですね…「物語と明かり」か、「魔女祭り」だったかな?―子供たちが寝るのに納屋か豚小屋に行かされる直前です。
コモン:なんて卑怯でひどい農民だ!でも、私ならやつらをみんな肥やしの山にやるな…
レバン:コモン、いい加減にしろ!この哀れな方々は我々の共感と祝福を求めているんだ!我々は彼らの救いなんだぞ!
コモン:今あの老いぼれのおえらい司祭さんの書斎にいるの、誰だっけ?
レバン:あー、とにかくだ。それはこんな話なんです。もし子供たちがその年の間本当にいい子にしていたら―市場からくすねてきたり、毎日厩の掃除をして、ゴブリンたちと遊びに行かず、羊たちに構わない、みたいなことですよ。本当にいい子にしていたら、心配することはないんです。でも、もし本当にいい子じゃなかったら、ナックルズと呼ばれるこの意地悪で恐ろしいダークエルフの幽霊が出るんです。あなたみたいに典型的なダークエルフの姿じゃなくて―痩せて、背が高いんです。腕ほど長いのっぺりした白い顔でね。膝と肘を間違った方向に曲げるみたいにして歩くんです。爪で石板を引っ掻くような声で忍び笑いしながらね。ぴったりした黒い服(カジートじゃありませんよ。もっとボタンのある礼服みたいな���です)を着てますが、細すぎるし小さすぎるんです。彼は悪い女の子―
コモン:なんで老いぼれのお偉いさんの話してるんだ、レバン?
(コモン しゃっくりをする) (レバン コモンを蹴る)
レバン:このコモンは本当に失礼しないといけません。働きすぎなんですよ、ねえ。治療と改宗者が多すぎて…とにかく、この年寄りの意地悪なナックルズはタムリエルの地下にある不浄な深い暗闇のドワーフの隧道にさまよっているようです。信じられますかあなた!古い鉱山のレールの上の、錆びてキーキーきしむ古い鉱山のカートに乗って…
冒険者:ハマーフェルにある牙の巣で一度見たことありますよ。昔々だけど…
コモン:(レバンに向かって)この人一体全体牙の巣なんかで何やってたんだ?!
レバン:(コモンに向かって)シッ!彼が私が考えている通りの人物なら、知りたくもないことさ!(全員に)ああ、ええ、それでですね、ナックルズはこの深い隧道中をゴブリンに引っ張り回される―よく見かける黄色いのじゃなくて、不快な黒いものです。とにかく、彼らがナックルズを引っ張り回して、それから夜遅くに悪い子の物置小屋や家や城―どれも同じですよね―の真下に止まるんです。そして配水管を通って…
コモン:ひび割れを這い上り…穴の中を這いまわり…
レバン:地下牢から染み出して…
コモン:くっくっと笑いながら寝室をよじ登って…
レバン:子供部屋に入るんです!そして、もしまあまあ悪い子なら、ナックルズはその部屋を全部ぐちゃぐちゃに散らかすんです。子供が叱られるようにね。辺り一面にベタベタした汚い印をつけて(普段よりも多いんですよ、とにかく)、何かを壊して、何かを盗んで、そんなことをするんです。たぶん甘いお菓子を取って行って、代わりに愚者の黒檀の塊をいくつか置いていくんですよ…
冒険者:愚者の黒檀―何です、そりゃ?どこかで聞いたような、ああ、何時間か前の…何とか言うメイジ…
レバン:本当に?興味深い…とても…まあ、それについてもう少しお話しましょう…このナックルズとかいうもののことを最後まで話させてください。どこまで言ったかな―ああそうだ…さて、もしその小さないたずらっ子が本当に悪かったら―そのいたずらっ子のおもちゃは全部取られてしまいます。銅のダガーも、木の剣も、小さな鞭やそんなものですよ。普通の子供が好みそうなもの全部。
コモン:鞭?俺は好きだなあ。
(コモン しゃっくりをする) (レバン コモンを蹴る)
レバン:次に、この小さないたずらっ子が、本当にものすごく、ものすごく悪い子だったらですよ。その坊やかお嬢ちゃんを彼の汚い袋にぽいっと入れるんです。袋を引いて、穴を飛び降り、軋みを上げて、古くて錆びた鉱山カートで走り去る!
コモン:その悪い女の子たちは何人か置いてかれてるといいな。
(レバン コモンを蹴る)
レバン:ええと…それなら彼女らを助けられますからね、もちろん、友よ…まあ、聞いたまま言いますが、そのいたずらっ子は決して戻ってこないんです。大した損失じゃないんでしょうね。農夫はまた作るだけで。
コモン:知ってる、私もするよ、するとも��…
(レバン コモンの鼻をつねる)
レバン:でも、とにかくここで話がガラッと変わるんです。しばしばいたずらっ子はただ仕事をするだけです。愚者の黒檀の固まりを掘り出して、砂利をすくって袋に入れる。ナックルズの隧道を広げるんです。しばらくすると、いたずらっ子はもと来たところに返されます。いたずらっ子はそこで1年ほどいたように思うかもしれませんが、地上では1日しかたっていないようなんです…いたずらっ子は痩せ細って、汚れて、その上、真っ黒になって戻って来る…ねえ、考えてみてください―魔女祭りの翌日、私はよくガリガリで真っ黒になった小さないたずらっ子たちを見かけるんですよ。それも、おびえた様子でね。両親は彼らを寺院に引きずって行って、祝福と治療を受けさせます。もしお金があればですが。ああ、シェオゴラスの髭よ、お守りください、あの泣き声と騒音と言ったら!あんなのを聞いてたら僧侶でも気が…あー…いえ、気にしないでください…こっちの話です…
コモン:いやあ…我々の仕入れ先の問題だよ、ほんと…
(レバン コモンを衝立越しに投げる)
レバン:とにかく、この辺りのナックルズの伝説はこういうことになってます。今思い出したんですが、これはタムリエル中に広まっているんですよ…そして、その場所を知っているということは、おそらく物語の中の一粒の麦の真実以上のものですよ、本当に、それ以上の…
冒険者:それで、その…ええと、さらにダークなダークエルフの中にはそのナックルズみたいなのがいますよ。いわば、そういう人格を装ってね…
レバン:ええ、要約するとそんな感じです、多分…でも、いたずらっ子を袋に入れて引きずるようなタイプは見かけないでしょう?
コモン:なんでだよ、俺たちがしてることだろ、とにかく女らしいいたずらっ子をさ。なあ?
(コモン しゃっくりをする) (レバン コモンの頭で瓶を割る) (コモン 気絶する)
冒険者:とても興味深い話でしたよ、紳士さん。さあ、ボトルを入れてお返しさせてくださいよ―何飲んでたんです?ああ、そうだと思った―姐さん、神聖ワインをこちらの神聖な方に!
レバン:あなたのご親切に祝福がありますように、友よ。
冒険者:ありがとう。1つか3つは役に立つはずですよ…とにかく、この『愚者の黒檀』は俺が最近聞いたひそひそ話で―もっぱら立ち聞きだけど…失礼…メイジたちとそれらしき人たちの話を…聞いてたんですよ。その物質がどうしたんですか?どうぞ、もうひと口ぐいっと…いいぞ!
レバン:まあ、よそから来た方に話すつもりはなかったんです…そうは言っても、あなたはもう何かご存知のようだ。それにもしメイジの噂話を聞いたなら…ねえ、我々はちょっとした仕事ができるかもしれませんよ。皆の利益だ!まあ…アカトシュの会堂のためです、もちろん、そしてあなたの取り分もありますよ。
冒険者:どんどん興味が出てきたぞ―聞かせてくださいよ。お願いします。
(コモン よろよろと立ち上がる) (コモン しゃっくりをする)
コモン:あのちっちゃな街灯の娘と交代する時間だ…駄目駄目駄目、昨夜のは駄目だ、だが、あの金髪の…
(コモン 退場) (ステージ外で女性の悲鳴)
レバン:さて、コモンのことは申し訳ない。彼はちょっと…何と言うか、変で…こういう…
冒険者:いや、気にしないで。誰でも各々いろいろあるでしょ。
(レバンと冒険者 退場) (納め口上 登場)
納め口上:ここまでのお芝居の出来栄えを、心よりお詫び申し上げます。私どもの吟遊詩人が「沈黙は同意の意」を演奏いたします間、ご来場の皆様方が数分お待ちくださいましたら、私どもは次の演目、第弐幕のためのセットを準備いたします。どうぞ皆様方の女給にチップをお忘れなく。「愚者の黒檀」などというものが存在するなど、信じられますか?第弐幕で明らかになりましょう。あるいは、ならぬやもしれません。
(仰々しい身振り) (納め口上 退場)
第壱幕終了です。主にナックルズの伝説についてでございました。
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D&D5e×MTG ●プレーンシフトセッティングを使ったシナリオ作成のポイント みなさんおはようございます。D&D第5版でマジック・ザ・ギャザリング(MTG)の世界を冒険できる無料ダウンロードのサプリメント「Planeshift(プレーンシフト)」の「イニストラード」「イクサラン」の翻訳を世に出してから幾星霜の月日が流れました。そろそろみんな、「キャンペーンやりました!」とか「蓋世の英雄になって来世への門から送られました」とか反応が……ねえええ!!! 観測範囲にプレイしてんの3グループぐらいしかおらんし! なんなら1グループのGMは知り合いだし!もっとみんな遊ぼう! なにせ現状日本語で唯一の世界観セッティングだし、もっと広めるきっかけに使って欲しいんですよねー、とは思うのですが、D&Dプレイヤーがいざマジックっぽいシナリオを作るのは「なんか難しそう」と思われてるのかもしれんなーと考えまして、今回はD&D5eでマジックっぽいシナリオを作るときのコツを書いていきたいと思います。 ●既存のシナリオ流用編 まず、シナリオを書くのが面倒だというあなた。分かります。シナリオ書くのは面白いんだけどハイカロリー。さりとて「村がゴブリンに襲われている。助ける」だけメモしてセッション開始できるほどの自信もない。そういうときは、既存のシナリオを使いましょう。 「イクサラン」セッティングであれば、「X MARKS THE SPOT」というシナリオが用意されていますので、プレイヤーズハンドブックがあればすぐに「イクサラン」の島を舞台にしたゲームができるようになっています。これも翻訳版を配布しています。 でも、俺がやりたいのは別の次元なんだよねーって方は、それっぽい既存シナリオを流用しましょう。下記に、スターターの「ファンデルバーの失われた鉱山」1シナリオ目をMTG世界にコンバート(改造)する例を挙げます。 1:キャラクターのコンバート 基本的に、ヒューマン以外のキャラクター種族の多くはプレイする次元世界にあわせたものにする必要があります。エルフやドワーフ、オークは複数の次元に渡って存在しますが、ハーフリングやドラゴンボーンが存在する次元は一部です。また、その次元にしか存在しない種族もあります。 そのため、次元に存在しない種族のキャラクターは別種族同クラスで作り直すとよいでしょう。もし作り直したくない、面倒だ!という場合には、「何らかの理由で別の次元から来た」もしくは『次元に存在する近い種族として扱う』(ハーフリングをコーとして扱うなど)のがオススメです。ただし、前者の場合はマジックの設定上プレインズウォーカーでない生物は次元を渡れませんので、なんらかの理由付けが必要です(次元の混乱に飲み込まれて帰れなくなったとか、劇的なやつがいいでしょう)。後者の場合はその次元固有のルールを使わないため、それらしさという点ではちょっと物足りないかもしれません。 2:舞台のコンバート フォーゴトン・レルムの一地方を舞台にしているファンデルバーですが、これを舞台とする次元の一地方ということにしてしまいます。簡単ですね。 あとは、地域や場所の描写をするときに舞台となっているマジックの土地カードからそれらしい絵柄のものを見せて説明をするだけです。参加者の共通認識がとれてしまえば、そこはカラデシュの近くにある海沿いの街道にも、イニストラードのネファリア地方の街道にもなるのです。地域や町の名前はそのまま使ってもいいでしょうし、世界観に存在するものを使うのも盛り上がるでしょう。 3:NPCのコンバート 舞台がゼンディカーであれば、ゴブリン種族が存在するのでゴブリンやバグベアはそのまま使うことができます。依頼主のドワーフはエルフやコーなどに変えるとよいでしょう。 イニストラードにはゴブリンがいないどころか、そもそも人間以外の種族がほとんどおりません。ゴブリンは外見をデビル(小悪魔)にして、バグベアはデビルを操る人間のカルト信者ということにしましょう。データはそのままで大丈夫です。彼は、悪魔を信奉するスカースダグ・カルトの一員かもしれません。ギザ牙族という名前も、ギザ牙の小悪魔たちと呼ばれていることにしてしまいましょう。 舞台がカラデシュなら、ドワーフの依頼主はそのまま使えます。グレムリンは知性のある生物とは言いがたいので、ゴブリンに相当するのは人間や霊基体のゴロツキで、彼らを統率しているのも同じく知性のある種族のはぐれ者になるでしょう。彼らはドワーフの発明品を狙っているのかも知れません。こちらもデータは変更せず、外見だけを変えるとよいでしょう。 既存のシナリオをコンバージョンする例はこんな���ころです。今後日本語のアドベンチャーが翻訳出版される予定も発表されているので、そういった既成シナリオにひと手間加えれば、MTG世界を冒険することができるようになるでしょう。 ●新たにシナリオを作る編 すばらしい! この世界にあなただけのオリジナルシナリオを作り出すことは、DMの醍醐味のひとつです。ダンジョンマスターズガイドを紐解けば様々なアドバイスが載っており、それらを組み立てるだけでもシナリオができてしまうくらいです。 なので、細かいシナリオ講座はさておき「MTGっぽくするには」という観点で説明をします。 1:舞台の外見をそれらしくする。 既存シナリオでも例示したとおり、マジック・ザ・ギャザリングのカードがあれば、場面の描写がぐっと「MTGっぽく」なります。イクサランのジャングルや遺跡、イニストラードの不気味な洋館や豪奢な教会、カラデシュの喧騒を表現するとき、カードイラストを一緒に見せるのは効果的です。また、情景描写やキャラクターの服装などの描写に世界観を示すモチーフを足すだけで存在感がぐっと増します。イニストラ���ドのクレリックはアヴァシンを信奉しているため天使の聖印を持っているでしょうし、カラデシュのドワーフはゴーグルを着け、馬の代わりに列車や車でやってくるかもしれません。 2:有名な人物を出す。 事件の依頼主が有名な人物であれば、それだけで世界観を知っているプレイヤーは喜びます。カラデシュで悪事を働く霊基体を追っているのは、領事府のドビン・バーンかもしれません。イニストラードでは、デーモン・カルトのねぐらを探す役目を司令官オドリックから命じられるかもしれません。 あるいは、ゲートウォッチやニコル・ボーラスすらも冒険者たちの依頼主に成り得ます。彼らは世界の危機や策謀に忙しく、小さな揉め事が気になっても自分たちで解決することができないこともあるでしょうから。 3:有名な事件に関わらせる。 せっかく知った場所を冒険するのですから、ストーリーに登場する事件に遭遇するとより楽しいでしょう。 ゼンディカーで面晶体を繋ぎ合わせてエルドラージを封印する手助けをしたり、カラデシュで捕まったゲートウォッチを助けたり、イクサランでヴラスカ海賊団の一員になって黄金都市を探したり、そうした歴史的な場面に居合わせるのはキャンペーンの盛り上がりになるでしょう。プレイヤーの行動しだいではストーリーが変わるかもしれませんね。 4:ミニチュアを使う。 「Arena of the Planeswalkers」というMTGのボードゲームには、ジェイスたちゲートウォッチやゼンディカーのゴブリン、イニストラードの吸血鬼など様々なミニチュアがそろっています。 そうした専用のミニチュア以外でも、クレリックにアヴァシンのマークを書き込んでみたり、吸血鬼の鎧をイクサラン風に白くペイントしてみたりといった工夫でMTGっぽさを出すことができます。 また、シュライヒなどのメーカーが出している恐竜のフィギュアは、イクサランの恐竜にぴったりです。 いかがでしたでしょうか。MTGの豊富なアートワークや歴史、世界観をあなたのキャンペーンに使わない手はありません。ぜひ、Planeshiftで新しい冒険を楽しんでください! プレーンシフト:イニストラード私家訳版 https://www.dropbox.com/s/qejp31syjz8rpq3/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%88%EF%BC%9A%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E7%BF%BB%E8%A8%B320180131.pdf?dl=0 プレーンシフト:イクサラン私家訳版 https://www.dropbox.com/s/u8x0c8irnnr2jky/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%88%EF%BC%9A%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%B3%E7%BF%BB%E8%A8%B3180320.pdf?dl=0 イクサラン・アドベンチャー「X MARKS THE SPOT」私家訳版 https://www.dropbox.com/s/vr8sywgj6olive7/%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E7%BF%BB%E8%A8%B3180312.pdf?dl=0 イクサラン・アドベンチャー「X MARKS THE SPOT」プレイガイド https://www.dropbox.com/s/2p7vlh5caxcvp1u/D%26D%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89.pdf?dl=0 ご意見、ご感想などはTwitter(@tukumo_sui)までお願いいたします。
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