#ドイツの冒険
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ゴダールの新ドイツ零年-レミー・コーション最後の冒険 広瀬プロダクション 監督:ジャン=リュック・ゴダール/出演:エディ・コンスタンティーヌ、ハンス・ツィッシュラー ほか
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(【特集】『ブレードランナー』伝説の名ゼリフ『雨の中の涙』を徹底解説【はじめてのブレードランナー2】 | THE RIVERから)
この記事には、映画『ブレードランナー』第一作のネタバレが含まれています。 雨の中の涙 「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」 (原文:I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.)
通称「Tears in rain monologue」(雨の中の涙モノローグ)、または「Cビームスピーチ」として知られるこの台詞は、SF映画だけでなく映画史全体においても屈指の感動的なスクリプトとして知られています。 筆者の個人的見解では、『ブレードランナー』を後世に残る偉大な作品たらしめる要素の中でも、この台詞を含めたロイの最後の場面は最も重要だったといって過言ではありません。 冷酷な殺人マシーンのようだったロイが、短い人生の最後に愛おしむように鳩を抱きしめ、動かなくなっていく体を雨の中震わせながら絞り出す稀代の詩人のようなセンテンス。全ての観客を予期しなかった感動の渦に巻き込んだこの名台詞は、一般的にロイ・バティーを演じたルトガー・ハウアーのアドリブであったとして知られています。しかし私見ながら、これは正確な情報とは言えないと考えます。
オリジナル脚本にアドリブを加えて生まれた名台詞 ハンプトン・ファンチャーが製作上の意見の相違から降りた後、二人目の脚本家として招集されたディヴィッド・ピープルズ。彼がこのシーンの為に書き下ろしたオリジナル脚本では、該当の台詞はこうなっていました。 「私は冒険を知っている。お前達人間が決して目にすることはない場所を見てきた。オフワールドへ行って戻ってきたんだ…フロンティアだぞ!プルーティション・キャンプへの信号機の背甲板に立って、汗で沁みる目で、オリオン座の近くの星間戦争を見たんだ。髪に風を感じていた。テストボートに乗って黒い銀河から去りながら、攻撃艦隊がマッチのように燃えて消えていくのを見た。そう、見た、感じたんだ!」 (原文:I have known adventures, seen places you people will never see, I’ve been Offworld and back…frontiers! I’ve stood on the back deck of a blinker bound for the Plutition Camps with sweat in my eyes watching the stars fight on the shoulder of Orion. I’ve felt wind in my hair, riding test boats off the black galaxies and seen an attack fleet burn like a match and disappear. I’ve seen it…felt it!) 1ページの半分ほどもあったこの長台詞を読んだルトガー・ハウアーが、死を前にしたレプリカントの言葉としては長すぎると、台詞がもたらすイメージをそのままに要約し、そして”All those moments will be lost in time, like tears in rain. Time to die.”という言葉を付け加えて完成したのが、「雨の中の涙」モノローグです。 お気づきの方も多いと思いますが、ピープルズのオリジナル脚本には「タンホイザーゲート」、そして「Cビーム」という単語は登場しません。その代わりに、「オフワールド」や「プルーティションキャンプ」といった造語が登場しています。 ポール・M・サモン著『メイキング・オブ・ブレードランナー』(ソニーマガジンズ、1997)によると、ルトガー・ハウアー本人がインタビューで、 「私のことやあのセリフのことはよく取り上げられるが、肝心の脚本家が無視されているのはよくない。バティの独白を書いたディヴィット・ピープルズの仕事は本当に素晴らしい。私は彼が掘り下げたあのイメージがとても好きだった」とピープルズを賞賛しています。 「銀河っぽくカッコいい造語の固有名詞」を使うこと、信号灯のようなものが暗黒の宇宙で輝いていること、オリオン座の近くで宇宙船が燃えていること、これらのイメージを作り上げたピープルズを抜きに、この台詞は誕生しなかったというわけです。 このロイ・バティーの最後の言葉は、映画中盤のチュウの眼球工房でロイが口にするアメリカの詩人ウィリアム・ブレイクの詩のアレンジ「燃える様に天使は落ちた。轟くような雷鳴が岸をころがり、怪獣の火と共に消えた」や、「チュウ、お前が造った目で私が見たものを、お前にも見せてやりたかった」という台詞と対になっています(これらの台詞もピープルズによるものです)。 チュウを殺すこの場面では、戦闘用レプリカントであるロイはさぞかし凄惨な情景ばかり見せつけられて、自らの造物主に恨みを抱いているんだろうなという印象を受けるのですが、『雨の中の涙』モノローグによって、醜いものばかりでなく美しいものもたくさん見たからこそ、彼はもっと生きていたかったのかもしれないと受け取ることができるわけです。 というわけで個人的に『雨の中の涙』モノローグは、ピープルズが造った土台に、ルトガーが素晴らしいアドリブを加えた二人の共作であるとするのが一番しっくり来ます。 ちなみに「タンホイザー・ゲート」や「Cビーム」とは何か?という質問をよく受けるのですが、前述したように造語ですので正式な意味はありません。 それでも無理やり適当に解説すると「タンホイザー」とはそもそもリヒャルト・ワーグナーのオペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』に登場する主人公の名前です。ゲートってからには、ワープの発着点のようなものが想像できます。ドイツ系のタンホイザーという人が開発したんでしょう、きっと。 「Cビーム」の方は何でしょう、宇宙戦艦がマッチのように燃えていることから『ブレードランナー』世界における兵器ではないかと推測できます。「Charged particle-beam 」(荷電粒子ビーム)という言葉はあるので、これの略ってことでいかがでしょうか。(あくまでも個人的推察です。)
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この文を書いたライターさん、上手。 「> 『雨の中の涙』モノローグによって、醜いものばかりでなく美しいものもたくさん見たからこそ、彼はもっと生きていたかったのかもしれないと受け取ることができるわけです」
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Jürgen Voller, nothing good ever happens to him.
He gets rubbed out by people, his hair gets shaggy, and nothing really good happens, but I like him. I especially love the car chase scene [spoiler alert]!
It's a great INDIANA JONES's movie, and I can't think of a better story about the end of Indiana's life. His life goes on. How beautiful.
I love the scene where Helena and Indiana argue and settle everything with punches. I felt so fulfilled after watching it and it was a great movie to enjoy Mads getting rubbed out by people.
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何も良いことが起こらない男、ユルゲン・フォラー。
ビシッと決めてもすぐ揉みくちゃにされるし髪ボサボサになるし、本当にいいことが起こらないけど好き。特にカーチェイスシーンの[ネタバレ]がめーーーーっちゃくちゃ好き!!
インディーの映画としての出来が素晴らしくて、インディーの幕引きの物語としてこれ以上のものはないのではないでしょうか。彼の人生は続いてゆく。それのなんと美しいことか。
なんでもグーで解決するヘレナとインディーの言い合いのシーンとか大好き。すごく好みの物語だったので観た後の満足感がすごかったし、揉みくちゃになるマッツも堪能できてとても良い映画だった。
続きはネタバレ含む詳しい感想(日本語)
The "read more" section contains spoilers for the movie.
めーーーーっちゃくちゃ面白かった!
観る前は前作で終わっても良かったんじゃない?という気持ちもあったけど、ちゃんとインディアナ・ジョーンズとしての物語として完結していて、それがこの映画の完成度を上げているのがとにかく見事だった!!
行動の主体がインディーからヘレナとテディに移ってもちゃんとインディーの物語で、彼の冒険が現実逃避ではなく、悲しいことや辛いことがあっても歴史と自分の現在地は地続きであるというお話だったのがめちゃくちゃグッときましたね。それでも人生は続いていく。
その上で紀元前ローマへ到達したり、アルキメデスと邂逅したりという彼の人生に対するボーナスがあったのも本作の憎いところ。
冒険シーンでは今までのインディーの要素を入れつつ、新キャラはみんな魅力的で、特になんでもグーで解決するヘレナが好き。
マッツ演じるフォラーは、作中はなーんにもいいことが起こらなくてそれがまた彼の人間っぽさが滲み出てて最高に良かった。2000年前に彼らの遺体が残ってしまったけどまぁいっか!ドイツ語を一生懸命勉強してるネオナチとあの世で仲良くしてください。
あと車に乗ってる時にヘレナにダイヤル取られそうになってアーってなってるシーンとか最高だった。揉みくちゃにされて髪型が乱れようと次に登場するシーンではきっちりセットし直してるのも彼の性格をよく表してて好き。
全体がすごくきめ細やかに作り込まれていて、インディー特有のそうはならんやろという部分もバッチリありつつ、それらが素晴らしい化学反応��起こして、作品全体の完成度を上げているのがとにかく素晴らしかった。
終わり方もすごく良かったですね。ハリソン・フォード演じるインディーの最後の作品として最高の作品でした。
この映画を見るために4作品見直しましたが、1作目をもう一度観たくなりました。
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Something On Internet Risa Sekiguchi Twitter Reblogged
ドイツ🇩🇪🍺🏰 フランス🇫🇷🗼 ベルギー🍫 に囲まれた美しい童話の世界、ルクセンブルク🇱🇺に舞い降りたりさはこれからどんな冒険をするのでしょうか? そんなアリスの様な『せきぐちりさ🐤☔』を日本から応援してくださいね。 Twitter@risa_s_lisa 𝕝𝕟𝕤𝕥𝕒𝕘𝕣𝕒𝕞https://t.co/CXM6NwYwRY pic.twitter.com/i25eAnVbV9
— 放し飼い犬のトシ (@toshi1104rt) March 5, 2023
13 MAR 2023 Monday
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2024.11.8
気圧の変化で耳が痛くなり目が覚めた。窓の外に目をやるとラッカディブ海とジャングルとトロピカルを掛け合わせたような植生が辺り一面に広がっていた。後10分ほどでスリランカに着陸する。
イミグレーションではドイツとは違って感じの良い30歳ぐらいの男性が私に微笑みながら、「What’s the purpose of your visit」と決まり文句を聞く。ベルリンの友人にバックパックを借りたこともあり、その奥に見える「Possession of illegal drugs carries death penalty」というサインに少し冷や汗をかきながら、休暇で訪れたと答え、無事スリランカに入国した。10人ほどからのタクシーの勧誘を断りながらコーヒーを買い、外で一服し首都であるコロンボにある宿へと向かった。朝9時ということもありチェックインにはまだ早いので宿には荷物を下ろしに行き、街に繰り出そうと思っていたが、この辺りで美味しいローカルの朝食はどこで食べられるかと宿のお母さんに聞いたところ、9時はもう遅いと言われた。最初のご飯はローカルフードを食べようと決めていた��で、朝食ではなくてもいいから美味しいスリランカのご飯が食べたい、と伝えたら私が作ろうかと言ってくれた。これ以上何も望まない展開にお願いしますと即答。String hoppersというライスヌードルと庭でとれたココナッツミルク、玉ねぎを細かく刻んだものにトマトとチリ、ライムジュースと塩胡椒を混ぜたスリランカン家庭料理を振る舞ってくれた。
宿もスリランカ建築でオリエンタルさを感じる。普段ベルリンにいる私には日本とは違うといってもアジアを久しぶりに感じた。自分の中での「一人旅」に出たのは18歳の時に行ったインドから9年ぶりである。到着して1時間ほどしか経っていないが、これが必要だったと身体が叫んでいる。10日という短い期間ではあるが、待ち構えている冒険に心躍らせながらとれたてのオイリーなココナッツミルクを飲みほした。
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今すぐNintendo Switchで『Verne: The Shape of Fantasy』のアトランティスの秘密を解き明かそう! 時を超えた冒険が、あなたを待っている!
【ドイツ・ヴィースバーデン – 2024年8月22日】 – Assemble EntertainmentとGametopiaは、2Dドット絵アドベンチャーゲーム『Verne: The Shape of Fantasy』がNintendo Switchで配信開始されたことを発表いたします。「海底二万里」「地底旅行」など”SF小説の開祖”として知られる作家・ジュール・ヴェルヌの冒険を描きます。プレイヤーは、ジュール・ヴェルヌの役割を担い、彼の豊かな想像力で創り上げられた幻想的な世界「ヘメラ」を冒険します。魅力的なピクセルアート、多様なストーリーを生み出すノンリニアダイアログ、そして巧妙に設計されたパズルメカニクスが、壮大な物語へとプレイヤーを誘い、どこでも楽しめる冒険をお届けします。最新のローンチトレーラーをぜひご覧ください! 舞台は1888年。『Verne: The Shape of…
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「ダックスフンドの魅力:その愛くるしい姿と驚きの性格!」
ダックスフンド:ユニークで愛らしい魅力を持つ長い体の冒険家 🐾はじめに ダックスフンドという犬種は、その独特な外見からすぐにわかります。短い脚と長い胴体は、この犬種を非常に特徴的なものにしています。この可愛らしい小さなハウンドは、多くの人々から愛されています。彼らの勇敢さ、知性、そして豊かなキャラクターは、一度飼うと忘れられないような存在です。 🏞原産地と歴史 ドイツで生まれたダックスフンドの歴史は長く、中世にさかのぼります。「ダックスフンド」はドイツ語で「アナグマ犬」を意味し、その名の通りアナグマ狩りに使われていました。彼らの短い脚と長い体は、狭い穴でアナグマを追うのに最適な形状です。初めは猟犬としての役割が主でしたが、その後は家庭犬としての人気も高まりました。 🐕体形���種類 ダックスフンドの体形は本当にユニークで、標準的なサイズの他に、ミニチュアダックスフンドも存在します。この犬種に…
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無題
メルヴィル、ドストエフスキー、トルストイ。すなわち19世紀の文学傾向において見られるのは、プラトン的な観念論もしくはモーツァルトにおけるような古典派の様式主義への軽視と無神経である。これは「パリ万博」に見られるような生産力の発展と人文主義的多民族間の調和という理想と目標とは大きく趣を異にするものだ。そこにおいて、西洋的理想なるものと、雑多な現実が混ざりあっている。「あれもこれも」といった具合に、すなわちヘーゲルが思弁的にみずからの哲学を基礎づけるのとは「違うしかたで」、ふと喩えを思いつくのに近い偏在がある。晩年のドゥルーズがそして近年のアップルとスティーブ・ジョブズが露悪的なまでにそして、嘘くさく「インディ・ジョーンズ」やそれから「ハムナプトラ」を提示してみせた、という類型もしくは定型であり、逆説的には日本の英語教育課程においてたびたび登場する「ミスター・ブラウンの誘惑」がそれに該当する。これはひとつの「白人の病」と呼ぶべきものであり、モーツァルトの「リンツ」がたった4日で書き上げられたにもかかわらず、圧倒的な洗練と様式美を誇っていることとは対極に位置付けられるだろう。すなわち、モーツァルトのような才能に対して19世紀の文学作品とその特徴はある一定の限界を有しているし、「子ども」であると喩えられる。
19世紀の謎を解き明かす上でフーコーの「臨床医学の誕生」は実に優れた構造(主義)を有しているといえる。第1章のタイトルは「空間と分類」であり、ここに2つの名辞がある。すなわち、川口市とクルド人だ。「クルド人が住む川口市」といった場合、空間と分類が存在する記号‐シーニュの列として認識されよう。第2章のタイトルは「政治的意識」になっている。彼は空間と分類に対し政治的意識を投入するというパラドキシカルなジレンマを投影する。「クルド人が住む川口市ではない。日本の自治体である川口市にクルド人が住んでいるのだ」といった場合パラドックスになるということだ。そのような政治的意識はありえず、そもそも話者は国民ですらない可能性がある。同じく2つの名辞、ダビデとソロモンを用いて説明してもよい。ダビデ‐ソロモンを記号バーで結ぶことはひとつの学術的かつ論理的な意味を形成する。いわばそのようなものは「文系の発想」であり世界史の神秘化である。医学との差異でありなおかつ強度の条件である。「歴史を楽しもう」。これはドイツ・ロマン派に代表されるヨーロッパの憂いと熱狂に通底するものであり、すなわちロマン主義は知的な冒険であるというヒューマニティーのあり方のことである。そのようなヨーロッパの伝統と呼ぶべき知的営為と想像力に接続されているのが「臨床医学の誕生」であるといえる。良くも悪くも。
アメリカにおいて見られるようなプラグマティズムに関していえば、戦争のような人為的なるものだけではなく、天災であっても、単なる科学的偶然であり、神のようなものを含む超越的なるものの審級に破産申告を行うこと。災害等によって生じた人的・物的被害を喜び、賛美することもいまや我々はできる。これは坂口安吾の戦争である。愛知県民ならそう判断するであろう。彼らは特に陰湿で「あいつが嫌な思いをしたからそれでいい」というように経過次第的かつ遂行論的にプラグマティズムを活用する。それはひとつの厭世観だが同時にもろもろのホーリアーな「生の欲動」への絶賛と畏敬が込められている。いわばそれは「民族主義の裏側」とでも呼ぶべきものであり、かつてのスープラナショナリズムを踏まえた「東海道本線の結果」のようなものである。これは静岡県のことであり、しかしたしかに静岡県のことではない。いわば列車は流れ‐切断(ドゥルーズ、ガタリ)である。すなわち大阪(流れ)であり、大阪は「現代哲学」の名をはく奪されることになるであろう。「そうではない」と。そのようなライン(東海道本線)においては、赤子が死んでいても、何かの被害に遭い利用されても、誰も気に留めないであろうと直観によりまなざされる(メラニー・クライン)。よって大量生(東浩紀)と呼ぶべき事態では新聞報道に見られるような悲惨な出来事こそが賛美されるべき喜びである、と考えられることになる。いわばこれは認識論的エアーポケットであり、目の前に突然零式艦上戦闘機が現れるようなものである。「自分は兵士である。否、ギリシャの軍隊である」と。当然これは大衆という用語の定義に関わる。なおこの言及は「21世紀の哲学」と呼ぶにふさわしい洗練さを備えている。そもそもそのような美辞麗句を用意するまでもなく、ランドが「暗黒啓蒙」と銘打ちリバタリアニズムの可能性を極限化してみせ、マラブーが近年の書物でクリトリスにアナーキズムの様式を見出したことはアナーキズムのより一層の台頭を示すと同時に「思いやりとやさしさ」といった古めかしい規範の失効を裏付けてもいる。私の話をたんなる模様と断ずることはかまわないが、過剰なサイケデリックへの傾倒はより一層の不摂生を招くゆえご注意を。
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旅の記録⑥ in Austria🇦🇹
Vienna編 Part2
(続き)
世界遺産 ベルヴェデーレ上宮
地下鉄にてドイツ語に翻弄され、旅行あるある「いったいいこはどこなん?!」な駅に到着。目的地の駅は把握しているのに、路線図を見てもその駅が見当たらず、詰んだかも🙂↕️とアタフタ。
幸い近くにいた紳士なおじさんが助けてくれて、降りるべき駅を教えてくれただけでなく、地上まで連れて行ってくれた。迷惑かけてごめんなさいって言ったら、ちょうど僕の事務所も同じ駅だったからno troubleだよ❕って返してくれた。ジェントルマンありがとう🤵🏻♂️
ベルヴェデーレ上宮は、クリムトやシーレなどの世紀末芸術を展示する絵画館。1枚目はクリムトの「接吻」、2枚目はモネ(作品名忘れた)。
大冒険(?)して満足したあと、行きで間違えた電車に再び乗り、ケルントナー通りのある駅へ。
買い物目的で散策したあと、夕食。
Wiener Schnitzel(ウィーナーシュニッツェル)
ウィーン風カツレツで、薄いから食べやすいのに、サイズは超ビッグ。顔より大きい。
上の写真の2枚目は、セモリナ粉(とは)の団子入りスープ。秋田のきりたんぽに似てる。
夕食後は音楽の都ウィーンを堪能すべく、コンサート鑑賞。
これがもうとっっっても良かった🎻🎷🎺🪈クラシック音楽の音色も、オペラの歌声も、バレエダンスの演出も素敵だった。
小学生のとき、4年間ほぼ毎朝トランペットを演奏していたのを思い出した。ピアノも辞めずに続けていればなぁなんてタラレバしつつ、余韻に浸りながら帰路に着く。
Day3
2カ国目のチェコに向かって移動する前に、午前中はフンデルトヴァッサーハウスに寄った。(ここはまだギリオーストリア)
ウィーン生まれの芸術家フンデルトヴァッサーが、市長から「想像力の赴くままに建てて」と依頼を受けて、建設された公共住宅。
実際に今も人が住んでいるとのこと。カラフルで可愛いお家だった🏠
少しの期間、日本人の奥さんがいらっしゃって日本にもゆかりがあるみたい。大阪に彼が手がけたユニークなゴミ焼却場があるとのことなので、興味ある方はぜひ。
このハウスの近くのお土産屋さんで可愛いマグカップを3つ購入した☕️
ウィーン、とても素敵な街だった👏🏻住める!って思った。ウィーンの心残りは、お腹のキャパが足りずジェラートを食べられなかったこと。
もう一度オーストリアに訪れることがあったら、モーツァルト生誕の地&サウンドオブミュージックの舞台にもなったザルツブルクと、美しい湖水地帯で有名なハルシュタットに行きたい。
(余談)
ウィーンの街を歩いていると、車と同じくらい馬車が走っているのを見かけたのが印象的。(↓動画参照)
ホーフブルグ王宮のすぐ脇には、世界で唯一のスペイン乗馬学校が建っていて、白���たちが訓練されているらしい。この国の人たちにとっ��馬は馴染みある生き物なのね🐎
ウィーンの記録は以上。
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そもそも味なんて二の次で旅行先で美味しいのを食べるという感覚そのものが、西洋人にとってプライオリティが低いってのはあまり日本人には認識されない部分の一つですね。美味しいものを食べる目的として旅行する人はそこまで多くない 2024-04-22 17:56:44 インポスター @inpostarrr 問題は旅に食事や宿泊等、癒しを求める日本人に対し、西洋人観光客は大凡お金をどこに落とすかというと、体験系、新しい場所の探検、冒険等なんですが、ぶっちゃけこれらは金にならないので、マネタイズできる仕組みを作っておかないとインフラだけ消耗してしまうってのが問題 2024-04-22 18:46:56 インポスター @inpostarrr ある意味みんなリラックスしたいのは一緒ですがイギリス、アメリカは食事に関してはランク外なので本当においしい食事に金かけたい人なんて世界でも本当に一握りですよ pic.twitter.com/ZKKCJtuFCM 2024-04-22 19:06:05 リンク プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES 日本人と外国人(中・米・英) の海外旅行での目的の違いが明らかに!「じゃらん海外旅行ニーズ調査」発表 株式会社リクルートのプレスリリース(2019年4月9日 11時00分)日本人と外国人(中・米・英) の海外旅行での目的の違いが明らかに!「じゃらん海外旅行ニーズ調査」発表 1 user 90 感覚違うな、と感じた話 Yukiko Madár☀(🇺🇸在住) @saitamalily 夫がそう。ハンガリーからクロアチアまで車で旅行したとき、外食なし、家で焼いたポガーチャ(スコーンに似ている)と現地スーパーで買った物で1週間過ごした。 最初はケチなの?と思ったけど、食事はそういうものという価値観。 今では私もそれが心地いい。今、アメリカでも滅多に食べに行かない。 x.com/inpostarrr/sta… 2024-04-23 02:54:48 ソーダの海を泳ぐ羊 @sss000zzz000 昔、海外勤務してた叔父から聞いたけど 「バカンスの過ごし方に対する感覚が日本人と欧米人は違う 」と 日本人はバカンスで旅行すると「元を取らなきゃ!」の感覚で遊び倒そうとする 欧米人は「休日だからなんもしない(旅先で疲れたくない)」んだそうだ だから食にも労力かけたくないんだろうね x.com/inpostarrr/sta… 2024-04-22 19:37:59 ニコラス @areoresagi とくにドイツ人は、まったく、食に対してこだわりや重要性を感じてない印象ある。旅行は好きだけど、ご飯にはぜん��ん金をかけない。 x.com/inposta
「コンビニでいいよ」と言う西洋人観光客に「せっかく日本まで来たのにいいとこでご飯食べないの?」と疑問に思うこと自体が日本人的な感覚である説 - Togetter
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『鷲は舞い降りた』
タイトルだけは知っていたがこれまで観る機会がなかった。監督が『大脱走』のジョン・スタージェス、脚本が『市民ケーン』のトム・マンキーウィッツだというからいつかは観ねばならん、と思っていた。
で、ようやく観たのだが、うーん、『大脱走』になり損ねた映画という印象を受けた。なんというか、題材としては面白くならないはずがないと思うのだが、どうにも映画としての貫禄・風格に欠けるように見える。
加えて、当時のハリウッド映画では当たり前なのだが、ドイツ人もイギリス人も皆一律に英語を話すから余計に混乱する。事実を追うのが精一杯で、ドナルド・サザーランドの恋愛模様などなぜ惹かれあったのかまるでわからない。だのにその恋愛模様が話を大きく動かすきっかけになるから、えーと……みたいな感じになる。そんな塩梅で登場人物が全てシナリオの通りに動かされているだけのように見えてしまう。
3時間の映画だったらもっと面白くなったんだろうと思った。
2024/01/12 U-NEXT
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(耳ラッパ―幻の聖杯物語 | レオノーラ キャリントン, Carrington,Leonora, 雅代, 野中 |本 | 通販 | Amazonから)
風の老女マリアンは親友のカルメラから贈られた耳ラッパを手に、老人ホームで個性豊かな老女たちと痛快な冒険を繰り広げる。魂の遍歴を描く女性シュルレアリストが贈る、92歳のアリスの奇想天外な幻想譚。
キャリントン,レオノーラ 1917年4月6日生まれ。一七歳で社交界デビューするが飽き足らず、父親の反対を押し切ってロンドンの美術学校に進む。1936年、ロンドンで開かれた国際シュルレアリスト展でマックス・エルンストの作品に打たれ、翌年本人と劇的な邂逅をはたす。エルンストを追ってパリ、さらには南仏に移り、シュルレアリスト・グループと交流。パリとアムステルダムの展覧会に出品するとともに、短編『恐怖の館』『卵型の貴婦人』を出版。1939年第二次世界大戦が始まり、ドイツ人のエルンストは強制収容所に送られ、キャリントンはスペインに逃れるが、精神病院に収容される。回復後メキシコ人レナト・レドックと結婚、ニューヨークへ渡りシュルレアリスト・グループと再会。1942年以降はメキシコ在住。再婚したハンガリー人写真家のエメリコ・チキ・ヴァイズとの間の二人の息子ガブリエルとパブロを育てながら、絵画、版画、タピストリー、彫刻の分野で旺盛な創作活動を続ける。1997‐98年の全国展開の個展につづき、2003年7月からは東急文化村を皮切りに、「フリーダカーロとその時代展」として、本邦初公開の絵もふくめて各地で紹介
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レオノーラ・キャリントン - Wikipedia
Leonora Carrington - Google 検索
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2023年10月26日に発売予定の翻訳書
10月26日(木)には17冊の翻訳書が発売予定です。
死 有限性についての試論
フランソワーズ・ダステュール/著 平野徹/訳
人文書院
酒が薬で、薬が酒で : ビール、ワイ��、蒸留酒が紡ぐ医学史
キャンパーイングリッシュ/著 海野桂/翻訳
柏書房
クジラと話す方法
トムマスティル/著 杉田真/翻訳
柏書房
精読 アラン『心の冒険』
米山優/翻訳
幻戯書房
侵略日記
アンドレイ・クルコフ/著 福間恵/翻訳
ホーム社
ドイツの歌姫 他五篇
ラーザ・ラザーレヴィチ/著 栗原成郎/翻訳
幻戯書房
マルクス解体 プロメテウスの夢とその先
斎藤幸平/翻訳 竹田真登/翻訳 持田大志/翻訳 高橋侑生/翻訳
講談社
都市と緑の人類史
ベン・ウィルソン/著 森夏樹/翻訳
青土社
人類の深奥に秘められた記憶
モアメド・ムブガル・サール/著 野崎歓/翻訳
集英社
ウクライナの地政学
エマニュエル・アルマンドン/著 村松恭平/翻訳
白水社
ミズ・マーベル:チーム・アップ
イブ・ユーイング/著 クリント・マッケルロイ/著 ジョーイ・バスケス/イラスト イグ・グアラ/イラスト ほか
小学館集英社プロダクション
アベンジャーズ/ファンタスティック・フォー:エンパイヤ
アル・ユーイング/著 ダン・スロット他/著 ヴァレリオ・スキーティ他/イラスト 石川裕人/翻訳
小学館集英社プロダクション
デッドプール:ブラック、ホワイト&ブラッド
トム・テイラー他/著 フィル・ノト他/イラスト 中沢俊介/翻訳
小学館集英社プロダクション
エコノミック・ヒットマンの世界侵略 米中の覇権が交錯するグローバル経済のダークサイド
ジョン・パーキンス/著 権田敦司/翻訳
二見書房
CBDの科学 : 大麻由来成分の最新エビデンス
リンダ・パーカー/著 エリン・ロック/著 ラファエル・ミシューラム/著 三木直子/翻訳 ほか
築地書館
善と悪の生物学(上) : 何がヒトを動かしているのか 1
ロバート・M・サポルスキー/著 大田直子/翻訳
NHK出版
善と悪の生物学(下) : 何がヒトを動かしているのか 2
ロバート・M・サポルスキー/著 大田直子/翻訳
NHK出版
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この研究所で出される食べ物を食べ続けていると、不思議と段々と調子が悪くなる。なるべく避けようとしているが、どうしても出席せざるを得ないと、嫌でも食べ続けなくてはならないといけない日々が続く。そして必然、調子が悪くなる。どうもドイツとの相性が良く無いのか、単に、今まで住んでいた場所は、自分が好きなものを好きなように調理して毎日を暮らしていたからなのか、意味不明である。母が作ってくれるものを有り難く食べていても、調子が悪くなる訳では無いので、多分、こちらの水や土との相性が良くないのだろう。上五島の安藤先生が仰っていたように、ドイツは土地が良く無いのかもしれない。
Corkでの学会で明大で博士を取ってから、二個目の博士を取りに渡仏し、おパリ在住6年目と仰る御人に会った。ロックダウン中もおパリで過ごしていたらしい。その彼が曰く、久しぶりに日本に帰って驚いたのは、色と景色が三次元だという。エッ、とワシ。チミは二次元の世界にいるなら、どうやって移動しているの?と聞いてみる。苦笑いしながら彼曰く。いやぁ、ヨーロッパって風景はきれいかもしれないですが、死んでいますよね。全てが。。。抑圧されているというか、色がのっぺりしていて生気が無いというか。。。ワシは良い意味でピクチャレスクそのものって事?と聞くと、破顔で、そうそう。そうなんですよ。油絵ベタベタ塗ったくった平面的な絵画なんですよ。そして日本は美しくすぎる。見る風景、見る風景に、気が宿るというか、キラキラしているんです。生命が溢れているというか、生命のキラメキを全ての物から感じるんです、と。日本は美しい。八百万の神の概念が生まれざる得ない場所だと思うんです。神道は、全てが死んで、のっぺりしているヨーロッパ人には絶対に分かりません。と、ヨーロッパ人は感性低いのに、それが良いと思う日本人は、死んでいるものが好きで、死者の上に君臨したいんでしょう、と。日本みたいに、全ての物が生命に満ちあふれていて、全ての物が一斉に自分に話しかけて来ない。ヨーロッパは死んでいます。と断言した。日本の喧騒は、人間ではなく、モノなんです。でも、今は、五月蝿、人間が増えすぎていて、モノの声が聞こえない。だから僕、日本の田舎が好きです。ヨーロッパは物が死んでいるから、人間が五月蝿。うるさく、あーでもないこーでもないと、銀蝿のようにたかってブーブー言っている。僕、6年目にしてやっと、ヨーロッパと日本の違いが分かって、ヨーロッパへの違和感が言語化できたんです。だと。
アホで単純なワシ、彼の感性に感動。伊達に6年もおパリに幽閉されていた訳では無いようだ。ドイツも全く同じ。生気が無い。なので、美しく無いのだ。生気好きには、つまらない。色が踊らないからだし、陰影が無いからだ。また、何かにつけ権威主義的な癖に中味無いし。それにしても、彼の御実家は、どんだけ資産家やねん。。。と思った。ワシがドイツ渡航前の昨年、会津の馬皮職人の伯父さんからバッグを購入した時、バブル時代にエルメスだの、グッチだの、シャネルだののハイブランドのバッグの、一番高い奴は、実は伯父さんが作っていたんだよと、笑いながら教えてくれた事を思い出す。そして、ワシはその伯父さんから花豆の煮物を頂戴し、彼のバッグで通勤して、伯父さん元気かなって、毎日思う。
日本も、アメリカも、ドイツもそうだが、知識人と称する輩は驚くほど無知で、芸術の消費者でしか無く、ファッションセンスも皆無に近い。だから、手っ取り早く、有名ブランド、ミシュラン有名レストラン、有名な芸術家と名声がある所に、アホな奴ほど群がる。そして、あいつのチケットは300ユーロもしたのに、対した事無かったとか、訳わからん批評をしまくる。要は、自分が楽器を弾くわけでも、洋服を縫ったり、料理を作ったり、掃除したりという日々の繰り返しをバカにして、日常を軽々しく生き、それら日常の美を軽蔑しているために、審美眼が全く養われていないし、センスが無いのだ。実に下らない。ミシュランのレストラン行って幻滅したことを思い出す。
本当に良いものは、高い物の中にもあるかもしれないが、縫い物なら始末の仕方、裏地の始末、模様合わせなど、色々と観察ポイントがある。家庭科の授業は、それらを見極めるための教養だったし、絹のジャケットにライニングで金の鎖を仕込んで風でフラップしないようにするのよ、その重さが丁度良いのが金の鎖なんですってとか、そういう、日常的な生活の中の、ゆとりと贅沢な楽しみを知らない人々が、ブランドに飛びつくのだろう。まぁ、私もそれが分かるようになるまでには、色々と買い物をしたけどね。。。
という訳で、ワシはチクチクとクロッシェレースを楽しむ。別に意味が無いクロッシェレースを編むのは、正に贅沢の極み。ワシは幸せだ。そしてワシは手先が器用である。そして、夜は久しぶりにタンゴを聞きに行く。ワシの愛するブエノスアイレスの風。ErnestoやRomina、Doloresを思い出して涙する。ワシはドイツで、半生を振り返らせてもらっているような気がしてならない。人生も折り返し地点。もう、自分に鞭打たなくても良いのじゃないだろうか。父が十分、頑張ってくれたわけだし。ワシはどっかのアホ嫁と違って、疲れたフリして倒れてみたりとかできないし。農家の祖父母を持ちながら、祖母の作るサクランボを嫌い、子供に農家をバカにする発言させて、体力ある癖に大袈裟に体弱いフリする演技でサボる事なんてできないし。上手に気付かないフリして無視して旦那にお任せとかできないし。適当に甘えられて嬉しがっている旦那も終わっとると思うが、それも人生だし。ワシはそんなアホな旦那なら飽きるからいらないし、そもそも旦那いないし。いなくて良いし。20歳で腫瘍取ってから、もう結婚とかめんどいし、身体触られたり、体液交換するの気持ち悪くてゾッとするし。ベムのヨダレを拭くだけで十分。ワシの周りにも、案外ワシと同じように、子供を持つリスクよりも、ペットで良いという方は多いし、おまけに、種としての人間増えすぎやし。環境が心配だとほざく癖に、自分は子供産む権利があるとか思っているバカ見ると、マジで特権階級左翼オワッテルと思うし。
ってなわけで、白居易を思う。「君子居易以俟命、小人行険而僥倖」。『礼記』の『中庸』である。小人は冒険をして幸せを求めるが、君子は居やすくして命を待つ。また、「楽天知命、故不憂」である。『易』の一文。白居易は、別名、白楽天としても知られる。ワシも中学三年生から麻貴楽天を意識して生きてきたが、人生の後半戦は麻貴居易、麻貴楽天として生きよう。ワシは小人を自負していたので苦労を厭わ��かったが、もう良いかな。そして他人がどうであれ、「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸佛教」と『法句経』の一部を胸に、善を意識して生きよう。諸悪莫作まで行くと、ワシは完璧主義者なので、自分の存在を消したくなる。ワシが存在するだけで、気付かない内の悪行の数々は底しれない。だから、責めても、衆善奉行止まりでね。ほどほどに。
アホなドイツ人に、鴨長明の『方丈記』について、そいつが間違った解釈をされているので訂正して上げたら(そして、ワシ、なぜ丁寧語?)、自分が如何に正しいかを懇々と説明され、おまけに、俺は方丈記は全部読んでないけど、の枕詞までつけて、延々と説明される屈辱を味わいつつ、コイツバカ死ねと心底、心の中で思っても顔は引きつりながらニコヤカに。そして、彼が行ったことも無い京都の方丈庵からインスピレーションを受けたとかいう下らない建築物を褒めて、そいつのエゴを満たしてあげて逃げる。もうこうなると、国籍関係なく、エゴ高めの無知な人間が、ようここまで偉そうに闊歩しとる時代やわいと感心しかない。
しかし、多分、ワシの親族の誰かが同じようなことを他人様にやった、しっぺ返しとして、ワシにこうした気付きの機会が回って来るのだとしたら、ワシはアホな親族に代わって、このアホなドイツ人のエゴを満たしてやる事でしか、ワシのアホな親族に代わって代理謝罪できない。全ては繋がっていて、全ては円環と循環の中で、跳ね返ってくるだけだから。また、気付かないバカは素通りできるが、気付いた限り、対処するのが世の常。踏ん反り返って悦に入るドイツ人建築家を前にワシは、そいつにではなく、そいつが気付かせてくれた因果に頭を下げるのだ。でも、後で愚痴るのだ。そして笑い種にしてやった。それも、良し。いい加減にしろよな。。。と誰もが思う事まで我慢する必要は無し。いくらワシを慕おうと何しようと、親族の関係も同じ。いい加減が丁度良い。ワシは人生後半戦は、共にいて心穏やかに楽しく居られる人達と共にいたい。もうエゴ高めの面倒な奴は年齢関係なく御勘弁申し上げしたい。
まだワシは天命を知らぬが、麻貴楽天でいれば、命も自ずと開けよう。なにせワシは生まれた時に祖母の占い師から、若い頃には苦労するが大器晩成と言われとるらしいし、そいつの選んだ命名では別の占い師によると強すぎるらしいし。そりゃ麻に貴いだぜ。最強すぎて名前負けせんように生きていると、そんじょそこらの男に甘えるなんて事、できなくなるし。甘えているフリだけする女子力高めのエセ女見ていて反吐出るし。それに振り回されて、子供が良い歳になってから嫁選び間違ったわー告白されても、今更なにゆーとんねんボケ。肉欲負けしただけやろアホ。男なら最後まで責任取りやーと、見知らぬ女の離婚の危機を救ってあげるしかないし。ワシ、ホンマ何やっとるんやろうねぇ。。。溜息。まぁええわ。ワシは男友達多めなんで、それはそれなりに楽しませてもらっておりますねん。そして、ワシが心から好きな人々はみんな、とてつもなく良い女で良い男。何故なら、ワシが良い女だからじゃ。がはは。
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