Tumgik
#ストリングス表参道
apoandbangpo · 1 year
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BTS Sugaのワールドツアーは究極のポップス転覆 / The Atlantic 翻訳
アメリカでグループ初となるソロコンサートを開催、アーティストとしての個性を強烈に宣言した。
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Story by Lenika Cruz
フォグマシーンの柔らかな吐息に包まれたステージから、フードを被った4人の人物が舞い降りてきたかのようだった。その肩には、黒をまとった体が乗っている。雨と稲妻が背後のスクリーンに真っ白に映し出される。ようやく、その男が地面に横たえられた。その後には、まるで死からの復活を思わせるような光景が待っていた。スポットライトが彼を見つけ、歓声が上がり、ついに彼は動き出した。そして、マイクを口に当てた。
このロックスター、ラザロの正体はミン・ユンギ。グラミー賞にもノミネートされ、チャートを席巻している韓国のグループ、BTSのラッパー兼ソングライターのSugaとして広く知られている。しかし、その夜ニューヨーク州ロングアイランドにあるUBSアリーナのステージには、彼のバンドメンバーは誰もいなかった。なぜなら、この日は彼のソロワールドツアーの初日だったからだ。昨年の夏以降、メンバーは各々の兵役義務遂行に向け、個人活動に集中してきた。BTSで初めてソロツアーを行うSugaはグループ作品よりも暗く、生々しく、パーソナルな音楽制作のために2016年につけた名前、Agust Dとしても公演を行っていた。先月、Agust Dの3部作の完結編となる強烈なスタジオアルバム『D-Day』をリリースした。このアルバムで社会批判やトラウマの黙想、名声、精神疾患、孤独、そして許しについて語っている。
同じくD-Dayと題されたSugaの現在進行中のツアーは、彼の作品を初めて本格的にショーケースするものだ。完売したアメリカでのツアーは、まるで10年以上の歳月を経て作り上げた芸術的個性の宣言のようだった。コンサートはフロントマンのエネルギーと作家主義的な華麗さで爆発していた。しかし、彼の最も際立った功績はポップミュージックが持つ共感を生み出す潜在的な力を受け入れながらも、その非人間的な作用に立ち向かっていることだ。
水曜日の夜、カリフォルニア州オークランドで幕を閉じた全米ツアーの全11公演は雷雨の中、道路に横たわるSugaの姿で終わるショートフィルムからスタートした。これはBTSとしてデビューするまでの練習生時代、生活費を賄うためにソウルで配達のアルバイトをしていた時に、車にはねられたことにちなんでいる。この事故で肩に傷を負った彼はBTSが世界的な名声を得た後も、この怪我に悩まされ続けた。この映像の後に命を落としたかのような実物のSugaがステージに担ぎ込まれる展開は、スムーズでありながらも衝撃的であり、何日も会場の外で待ち続けるファンを持つポップスターの人間的な脆さを再認識させるものであった。
初日のUBSアリーナ、そしてアメリカ最終日のオークランド・アリーナで私が観たSugaの公演は、ポップ・コンサートの常識を覆すものだった。ある面では子供の頃に日本の作曲家である坂本龍一の曲をサンプリングして自分のビートを作っていた技術に長けたラッパーによるダイナミックなヒップホップショーだった。Sugaは『Haegeum』でこの夜の空気を作った。タイトルは韓国の弦楽器と解禁を意味する。「溢れ返る情報は想像の自由を禁ずると同時に思想の統一を求める」「資本の奴隷 カネの奴隷 憎悪と偏見 嫌悪の奴隷 / YouTubeの奴隷 Flexの奴隷」とSugaは韓国語でラップする。Haegeumの耳に残るストリングスと、心地よく荒れたベースが空気を振動させた。この曲はすべて韓国語で書かれたものだが、観客は歌詞を大声で彼に歌い返した。反骨精神に満ちた『Daechwita』、初期のファンに人気の『Agust D』、『Give It to Me』と激しいラップ曲で序盤を駆け抜ける彼は催眠状態にあるかのようだった。
観客がまだ落ち着かないうちに、Sugaはアコースティックギターを取り出した。ギターにはBTSの他の6人のメンバーからのメッセージや絵が描かれていた。パンデミック期間中にギターを習得した彼のアンプラグド・バージョンの『Seesaw』は、振り付けやバックダンサー、凝ったセットを伴う過去のパフォーマンスとは一線を画すものであった。序盤の盛り上がる曲で見せた力みのない威勢が、静かなシンガーソングライターモードのSugaへと移り変わっていった。その後、アップライトピアノの前に座り、2020年のBTSの楽曲『Life Goes On』の自作バージョンを披露した。特に感極まる瞬間は、歌手のWoosungと亡き坂本龍一が参加した楽曲『Snooze』のソロパフォーマンスだった。2022年後半にSugaと坂本が唯一対面した時の映像が、前もって大型スクリーンに流れた。グランドピアノで曲を演奏する年上のミュージシャンと喜びを抑えようとする若者。Snoozeは、坂本にとって最後のコラボレーション作品のひとつになった。坂本を敬愛し、苦闘する若きアーティストを慰めるためにこの曲を書いたSugaにとって曲中の坂本の存在は、とりわけ心に響くものだろう。
BTSの活動で、できなかった試みをD-Dayで再三にわたり実践するSugaの姿は、実にスリリングだった。 そう、彼は依然として熟練したエンターテイナーなのだ。何万人もの観客の心をつかむ術を熟知している。BTSのコンサート中盤の爽快なラップメドレーで見せるとおり、息をつく様子もなくラップをしながらステージを飛び回れる人なのだ。そして、ロサンゼルスの2公演ではアメリカ人歌手、MAXとHalseyをゲストに迎え、それぞれのコラボレーションを披露した。その一方で、彼の破壊的な選択も際立った。コンサートに散りばめられたショートフィルムは、デヴィッド・リンチの夢の論理とグラインドハウス映画の粗い質感を思わせる。ポップアイドルのSuga、影のAgust D、そして人間ミン・ユンギという3つのアイデンティティーのストーリーが描かれている。このコンサートにおける究極の芸術的意図は、それぞれの自己を観客に明瞭に示すと同時に、それらがすべて共存していなければならないのだと認識させることにあるようだ。BTSのソロ曲である『Interlude: Shadow』やBTSの他のラッパーたちとの曲のヴァースを披露する姿を見て、彼は自分の過去を否定しているのではなく、むしろ誇りに思っているのだと確信した。なにしろ、その過去が彼を韓国の青瓦台、アメリカのホワイトハウス、国連総会、そしてグラミー賞の舞台にまで導いたのだから。
もうひとつの魅力的な演出があった。公演全体を通じて、舞台の一部がチェーンで天井に引き上げられ、Sugaのパフォーマンスできるスペースが次第に狭くなり、より慎重に舞台を進行させる必要があったのだ。 アンコール前の最後の曲『Amygdala』では、寂しげな四角い床に立っていた。周囲には炎が燃え上がり、まるで恐ろしい牢獄のようだった。アルバム D-Dayの核となる、このエモ・ラップトラックには、Agust Dのオルター・エゴの起源が記されている。交通事故、母親の心臓手術、父親の肝臓がん宣告など、彼の人生を決定づけたトラウマに言及し、それらがいかに彼を形成したかを語っている。曲の最後のフレーズで、力尽きたように地面に倒れ込むとフードをかぶった人物たちが戻ってきて彼を運び去った。ただし、今回は全身真っ白な服を着ていた。まるで浄化されたかのようだった。彼のカタルシスが完了したのだ。
アンコールの頃には舞台装置がすべて取り払われ、下に隠れていた機材が露わになった。 消火器、電気コード、発火装置などが散乱していた。Sugaはもう観客の頭上に立つことなく、地面の高さからファンの目の前で最後の数曲をパフォーマンスした。時にはファンの携帯電話を手に取り、自身の姿を撮影してみせた。最後の瞬間は、ほろ苦かった。ほとんどの観客は、6月下旬にあるソウル公演でツアーが終了した後、Sugaが少なくとも18ヶ月間の兵役に就くことを知っていたからだ。その現実がコンサートを一時的な別れのように感じさせた。ファンが持つライトスティックの輝きが、まるでひとつの波のようにアリーナ全体を駆け巡った。 時折、野生的なエネルギーに駆られた観客が吠え始めるとSugaは驚いたり笑ったりしていた。オークランドでは観客に向かって、BTSの他のメンバーと一緒に戻ってくること伝え、ファンにもう少しだけ待って欲しいと頼んだ。
ツアー初日の夜、もうひとつのサプライズが待っていた。私は最後の曲は感傷的なものなのか、軽快なものかだと思っていた。 ところが、Sugaは不気味なビデオカメラの輪の中に入っていき、その真ん中に立った。つぶやきはじめたのは『The Last』のヴァースだった。第一作目のミックステープに収録されているこの曲は、彼の最高傑作であり、私が最も好きな曲のひとつだ。そして、このところ私が聴くのに苦労している曲でもある。The LastでSugaは、強迫性障害、鬱、社交不安について語っている。低く控えめな表現から徐々に切迫していき、最後には叫び声と泣き声の間のような声へと変化していた。数年前、この曲を初めて聴いたとき、私は自分自身の絶え間ないパニック障害による発作と息苦しい死への渇望を思い出した。この曲は私の心に刺さり、歓迎すべき欠片になったのだ。
ここ数年、Sugaは成長、自己愛、不安や苦しみを肯定することをテーマにした音楽を多く作ってきた。 コンサートの序盤、彼は英語で「あまり怒りを抱えずにパフォーマンスしたい」と語り『SDL』、『People』、『People Pt.2』といった曲に焦点を当てた。これらの曲は人生の試練を前にして冷静に考え、許し、謙虚でいられる人物像を描いている。ひどい苦しみから解放され、自分なりの癒しを見つけられたときの安堵感を私もよく知っている。だから、The Lastの出だしの歌詞(「有名なアイドルラッパーその後ろに、弱い俺が立ってる 少し危険だ」)を聴いたとき、私は凍りついた。彼は一体何をしているのだろうか。 監視システムのように並んだカメラ、その映像が映る彼の頭上のスクリーン。彼が見せる苦しみを貪るように映し出す。つまり私もまた、彼の苦しみを貪っているのだ。
しかし、すぐに理解できた。23歳のときと同じように息もつかせぬ情熱でラップしているが、単なる激���ではなく時間とともに和らいだ怒りでパフォーマンスしているのだと。その感情の力強さや真摯さに陰りはないが、それを発信する側が受けるダメージは少ないのだ。今の彼は炎の中に立って熱を感じながらも、その炎に飲まれることはない。若き日の自分に回帰することなく、当時の自分と心を通わせられる。
そして、魔法が解けた。曲が終わった瞬間、客席の照明がつき、彼が舞台袖に無言で歩いていくのが見えた。別れの挨拶も、長々とした感謝の言葉も、歓声を上げる観客に手を振ることもない。後ろを振り返ることさえもしなかった。初日の夜、突然の退場に衝撃を受けた人々は戸惑いの表情を浮かべた。このフィナーレを観客との静かな対決、愛されてやまない芸術家による大いなる自己主張と捉えることもできるかもしれない。けれども、もしそれが対決であったなら、それは見下しているのではなく、むしろ信頼に基づくものだ。観客が不快感に耐えられるだけの知性を備えており、彼が見せたものに気分を害したり���恐怖を感じたりしないのだという信頼だ。
完璧なエンディングだった。闇と神話作りから始まったコンサートが明かりの中で、さらけ出すように終わったのだ。他の誰かに運ばれきてスタートさせた公演をSugaは自らステージを去ることで終わらせたのだ。これ以上、何を望むというのか。彼は私たちに何もかも見せてくれたのだから。
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soobakjjang · 2 years
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やっと、やっとLAATの話が出来る…と思った頃には結構忘れちゃってる\(^o^)/オワタ
20230115 さいたまスーパーアリーナ
と言うのも、
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当日まで座席表がわからないけど、お初の風はかなり近くで見れるのではと、嬉しいというより動揺の方が大きかったかもしれない。
翌日以降のメモ…を載せてたんだけど、字が汚すぎるので、一旦削除することにする(⁠~⁠_⁠~⁠;⁠)
以下は別のところにメモしてたもの。
御本人自転車で登場
画面越しでいつも見ている人を直接見ることが出来てるなんて、不思議な感じだった。
第一声、「大丈夫ですか?」とかだったよね?
トイレは我慢してないで行ってくださいみたいなことを言ってた。
息継ぎまでしっかり拾ってて、一生聴いてたいと思った。
もうええわでは参加しやすいようにしてくれてた。
子ども〜、お年寄り〜、若者〜(声低い)(ギャルーってやってた笑)、中年〜
中年の歓声が一番でかかったから、そんなに大きい声出さなくても、みたいなことツッコんでた
子どものレスポンスがまじでかわいかった。
一曲ごとにピアノの向きが変わった(あれ?ガーデンまでは同じだったよね)。手元や弾いてる背中も見れた。
いよいよバンドスタイル。
たいきちゃんがよりによって、私の位置と照明機材の延長線上にいて、よく見えない。
damn踊ってて、うわすげー!かっこいい!と思ったよ。
ダンサーズ出て来る曲、こっちの面でやってくれたの、きらりだけだった??
ショルキー?キーター?をシームレスにセットされるとこ初めて見た。いや、果たして見たのか、わからない。一瞬間目線を離した隙に、風の立ち姿は変わってないのにストラップがかけられている…!←次回は必ずしっかり見たい
I am you.you are me.の意味を話してた。なんて言ってたか具体的なことは忘れちゃったけど(忘れるなよ)、私の解釈も間違ってないじゃんと思ってた。
みんなが幸せでいて、あまり心配しないで、みたいなこと言ってたよね?
graceは音源で聴くのも良いけどライブはもっと良かった。あと手がでかいなと改めて思った。
感動してたら、タケノコ始まって、追いつけない笑
「なんなん“くさ”」が正式名なの??笑
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↑位置はこんな感じ。
広角だから、実際はもうちょっと近かったと思う。
前のブロックとの間に広めの通路があって、そこを時々カメラマンさんが通って写真を撮ってた。
べいべの自転車は、このブロックとスタンドの間の通路で、つまり1列目の私は一番後ろになったので(わかりにくいな)、姿を拝めず。横浜アリーナでこの演出が無かったのは、危ないことがあったからとかだったら残念だな。
何なんが撮影OKだったのは事前に知っていたのに、何の準備もしてなくて後悔(カメラのこととか学習しておけばよかった)
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↑光り輝いている…笑
曲中通して光っちゃってる…隠しきれないオーラなのかもしれないけど笑
次までの課題だなと思いつつ、撮ってないで何なんって歌いたいなという気持ちもある。
20230215 横浜アリーナ
埼玉公演が終わって、あれは夢だったのかなってくらいすぐいつもの日々が戻ってきた。気づけばいつも通り、心はスクワランから筆洗油またはヘドロに(日記にそう書いてあった笑)。
そんな中、この1ヶ月、方々への調整や、予期せぬ仕事がやってきたりと、あまり言いたくはないが自分なりに頑張ってきた。本末転倒というのか、多忙過ぎて、ライブに向けての準備や心構えが全く出来てなくて、何のために生きているのかわからないよと当日も仕事中嘆いていた(大げさ笑)
おまけに、席が…
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座席表見たら、後ろから2番目という…!
たまアリとの差よ(´゚д゚`)
後から発売した立見席の方が近いんじゃないか?と、脱力してしまう。とはいえ、気持ちの切り替えも早かったと思う。心の距離は同じという風くんの言葉を信じて笑
前回よりメモが薄い気がする…(こちらも一旦削除する)。
過密ぎみのスケジュールをこなし、動く歩道で歩いている人を追い越す速さで歩き、東海道本線の駅間距離にじりじりしながら、ようやく到着。着いた頃には入場を待つ人々で溢れかえっていた。物販は真裏。この時点では後日オンライン販売があるのかわからなかったので、行っておこうとさらに歩みを進めることに。
一旦場内を通るのだが、トイレに長蛇の列が出来ているのを通りすがりに見て、前回の、トイレは我慢しちゃだめという風くんのお言葉を思い出す
無事購入し、半周して正面に戻る。やっぱり野菜缶は早々に売り切れちゃったね。スウェットの売り切れる早さもびっくりだけど。
入場手続はだいぶ急ぎ足な感じだった。
席は崖みたいな感じ。鳥の目線っぽい。全体的によく見えそうで、何なら前より良いかもしれんと安心する。でも双眼鏡持ってきても良かったよな。ほら、準備不足だから…💧カメラのことも何もわからんままだったし。
ちょっとまた、箇条書きみたいな感じで、残していこうかな。思い出したら随時追加しよう…。
ライブが始まる。
始まったらツアーが終わってしまう。複雑。
センターステージって、登場の仕方に悩むだろうね。だから、あんな棺桶みたいなケースに入ったりしてたんだよね。。
前回は初風でぼんやりしていたところもあった。オープニングのVCR見て、そうだそうだ!こんな感じだった!と思い出す。
見返り姿がきれいで儚げで、それではのストリングスにめっちゃ合ってて、それだけで泣きそう(この映像、曲とあわせて欲しい)。
オールスタンディングのライブばかり行っていたので、こういう会場はどうするのかなと周りの様子を伺っているんだけど(幅広い客層だし)、damnが始まったら我慢できなかったよね笑。たまアリを上回るテンションの上がりようだったかも。
くさくさぎみの前置きを書いたけど、どうせ最後は上手くいくと言われて落ち着きを取り戻していく。
つのしゅうさんも言ってたけど、きらり前のVCR、どうリアクションして良いかわかんないよね笑
そして、前回気になってたキーターをセットする瞬間芸を、しっかり見なきゃなと思ってたのに、盛り上がりすぎてうっかり見逃してしまうやらかしを…(´・ω・`)
何なんwでやふさんがマイク持ってるのかと見間違えて、最終日はついに歌うの?!フリーダム過ぎやしないか?!と一瞬どきどきした笑
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最後には本当に福男レースみたいになってた笑。
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オフラインハグは効いたわ(´;ω;`)
準備不足でちょっとした後悔もあったけど、何だか胸いっぱいになった。泣かないで。私も泣いちゃうから。
皆の何なんwも見せてもらって、ツアーダイアリーもあって、気持ち的には全箇所同行してたから、終わって寂しいよね。
とか思ってたら、次々嬉しいお知らせが来て、まだまだ元気でいられそう(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
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hegotthesun · 1 month
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『ドギーアンドバニー:中篇』
<前篇|中篇:新古生代/新中生代|後篇>
新原生代('90年代)
小学生低学年の頃、父が会社の事務室から不要なワープロやPC(ブラウン管のWindows 95)を持ち帰りました。
当初はネット環境がなく『Klik & Play』でゲームを作り、富士通主催のコンテスト入賞作を収録した『Klik & Play Game Collection』をプレイ。この頃に三歳年上の兄が作ったタイピングゲームでタッチタイピングを会得しました。
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新古生代('00年代)
新カンブリア紀:西暦2000年問題
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『FF10』をクリアした13歳の頃、ようやく実家のインターネットが開通しました。
ストーリーの考察&攻略サイト(『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『アーマードコア2』など)や、イラストサイトの常連になり、お絵描きBBSやチャットの利用を開始。今のDiscordの先駆けとなるMSNメッセンジャーやYahooメッセンジャーで同世代のフレンドと交流。
当時使用したノートPC(OSはWindows 2000)のメモリは256MB。 メモリを倍に増設したら起動が爆速になって驚いた思い出があります。
その頃に記念紙幣の二千円札が発行され、報道番組で「IT革命」「文部科学省が愛国心教育を開始」「ゆとり教育」などが報じられていました。
そうして実家のネット開通と同時に「新カンブリア爆発」が引き起きたのでした。
新オルドビス紀:OVAの視聴
ケーブルTVでキッズステーションやアニマックスを視聴。
まだ深夜アニメという言葉ができる以前のOVA作品(『南海奇皇(ネオランガ)』『円盤皇女ワるきゅーレ』『HAND MAID メイ』『ヴァンドレッド』『BLUE GENDER』『サクラ大戦』等など古生物学者垂涎ものの一群)を拝見。
当時は女性ユーザー層も少なく、ロボットものやご都合主義のハーレムものが数多とありツンデレという概念も希薄でした。
イラストサイトのBBS経由で、ゲーム制作サークルに広報として参加。連日チャットに入りびたり、絵師のお姉さんに可愛がられました。
なぜかYahooメッセンジャーで見知らぬアニメーターの女性から個別チャットがあり、その流れで「口パクを描くのはそんなに難しくないよ」と教わるなど日夜勉強をかさねたのでした。
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新カンブリア爆発から新オルドビス紀までに「ドジっ子メイド」や「おさげの眼鏡っ子」さらに「褐色肌キャラ」及び「前髪目隠しキャラ」、そして「ふくよかなキャラ」と「ボーイッシュキャラ」などの多種多様な属性が次々と出現し、環境の変化から次第に自然淘汰が始まった。
これが後の新ペルム紀末に起きた大量絶滅に次ぐ大きな絶滅事変とされる。
一方の「ツンデレ」「ロリキャラ」及び、どの作風にも馴染む「黒髪ロングキャラ」は地球上における繁栄の粋を極め、今もなおその数は計り知れない。
新シルル紀:HTMLによるHP作成
攻略サイトやお絵描きBBS関係のフレンド間でHP制作が流行し始め、ご多分に漏れずHTMLとtextファイルによるHP作成を開始。
こうして新シルル紀より生物の陸上進出が始まりました。
BBSの人脈から相互リンクを着実に増やすも、軒並みHPがフェードアウトして閉鎖。当時のWeb上のメインコンテンツは読み物とイラスト、あとはFLASHアニメーションくらいしかありませんでした。
その頃に、人類にはまだ早過ぎたエロゲ声優ネットラジオ番組「アケミとマリカのがっちゅみりみり放送局」を愛聴。
00年代前半の著名なテキストサイトに「侍魂」「ちゆ12歳」等があります。しかし、個人的によく読んでいたのは『FF11』のSS投稿スレをまとめた「涙たちの物語」のような某大型匿名掲示板に投稿された読み物でした。
今にして思えば、この同人小説と検索機能のお陰で読みにくい漢字を虱潰しにある程度は削減できたように思います。
その頃はまだYouTubeは疎か、pixivや小説家になろう等の各分野ごとの専用SNSがなかったので、創作物を公開するためには自分でHPを作成する必要がありました。
しかし今では個人サイトのBBSや絵チャット、及び某大型匿名掲示板は淘汰されてX(旧Twitter)に替わり、Yahooメッセンジャーの類はDiscordに推移。手作り感のある連絡媒体は不要になりました。
新デボン紀:和声理論
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個人サイトの馴れ合いから離脱した後、RPGツクール界隈のmidi素材配布サイトや、FFシリーズの耳コピmidiから、midiシーケンサーの存在を知りました。楽典などで楽譜の読み方を覚え、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の楽譜をmidiシーケンサーに打ち込み始めました。
次にRPGツクール向けのBGMを作るために音楽理論について学び、同時に耳コピや作曲をひそかに開始。
この「魚類の時代」とも呼ばれる新デボン紀後期に��生類、つまりオタマジャクシの祖先が誕生したのであります。
新石炭紀:薬指と小指の動作的分離
「楽器が弾けると作曲が捗る」という某大型掲示板の情報をもとに、14歳の頃より押し入れに保管されていたエレキギターの練習を開始。その影響もあり指版に依存するコードヴォイシングに傾倒。この長く続いた氷河時代から開放弦を利用したテンションコードの和声を構築し始めました。
丁度この頃に、今は学習院大4年生になり卒業論文『中世の和歌』を提出した愛子さまがご生誕されました。愛子さまは大学で平安時代から明治時代の古典や文学、和歌などをお学びになられました。また、幼い頃から情操教育として絵本を読み聞かされておられました。3歳は絵本のゴールデンエイジと呼ばれ、絵本の世界に入り内容を楽しむことができる時期です。絵本で感じたことを、自分が実際に経験した出来事や、感情と結びつけることができるようになります。
2001年の同時多発テロを契機に「イラク戦争」勃発。アメリカ合衆国が主体となり2003年からイギリス、オーストラリア、ポーランドなどの有志連合が結束。戦後初めて日本が戦争に参加し、自衛隊派遣を行い、イラク南部でインフラ整備や治安維持任務を実施。
米軍とイラクの正規軍同士の戦闘は2003年内に終了。"ジョージ・W・ブッシュ"米大統領により大規模戦闘終結宣言が出された。しかし、アメリカ側の目的だった大量破壊兵器の発見に至らず、さらにイラク国内の治安悪化が問題となり戦闘は続行。
2010年8月31日に"オバマ"米大統領により戦闘終了が宣言され、米軍撤退後のイラク単独での治安維持に向けた作戦が開始。2011年12月14日の米軍完全撤収によってオバマ大統領が「イラク戦争の終結」を正式に宣言した。
アメリカでは2003年のイラク侵攻と実戦を「2003年イラク侵攻」と呼び、それから2011年の米軍完全撤退までをまとめて「イラク戦争」と呼ぶケースが多い。
落語家"立川志らく"氏は「去年はビンラディン、金正日、立川談志が亡くなりました。いわば世界的独裁者が相次いで亡くなった年でした」と寄席で哀悼の意を表しました。
ロックロックこんにちは
『FF10』クリア後の翌年にラスボス戦の曲がヘヴィメタルというジャンルだとネットの検索でようやく知りました。また、音楽専門チャンネルのMTVやSSTVで00年代前半の邦楽インディー系ロック(この時代のクランチでテンションコードを鳴らすギター演奏やドラムのタム回しは"ブルートレイン"や"ロケットサイダー"など今の邦ロックに継承)や00年代の洋楽ロックのMVを視聴。しかし、その頃の世間はモーニング娘。(代表曲「LOVEマシーン」のMVで繰り広げられる熟女の腹踊りに圧巻)など芸能人の歌唱が人気を博していました。
某大型匿名掲示板でメタリカやメガデスなどの所謂80年代スラッシュメタル四天王を知り、お年玉貯金でCDを購入。ちなみに14歳の頃に初めて試聴目的(それ以前は『モンスターファーム』用に購入)で買ったCDは、ギターソロが巧いと評判の80年代正統派メタルを継承したインペリテリと、奇才ギタリストスティーヴ・ヴァイ。00年代前半を牽引したリンキンパークが結成前にライブを観て影響を受けたというアンスラックスも愛聴。
まだ深夜アニメの主題歌も普及していなかった時代は、芸能界やJ-POPを忌避する者の間でメタルやテクノ、ゲーム音楽などがもてはやされていました。ようするに他に聴く音楽がなかったのでしょう。ちなみにSMAPのキムタク氏はイングランド出身のヘヴィメタルバンドアイアン・メイデンのファン。
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音楽専門チャンネルSSTVで邦ロックを堪能。その中にはフジファブリックやナンバーガール、レキシやスネオヘアー、後に代表曲「粉雪」をリリースすることになるレミオロメンなども。
NANANINEのリードギター大野氏の講義でグランジを認知。大野氏のギターはカート・コバーンに敬意を表してドロップDチューニングにセッティングし、スタジオレコーディングでもライブ感を出すためにオーバーダビング禁止縛り。日本の商業音楽はギターにピアノにストリングスにと出来る限り楽器を重ねるので、それが不利になったのかも知れませんね。ギターボーカルはJ-POPファンで二人は雀荘で出会いNANANINEを結成したとのこと。
ところでピアノの調律もできるキーボード演奏家であり、レキシのボーカルの池田氏曰く「思春期の頃に口下手な友人がトーク術を鍛えるために、毎日テーマを決めて5分間喋って録音するという鍛錬をおこなっていた」とのこと。これはあくまでも友人の話。
00年代前半に初めてプレイしたオンラインゲームは、SEGAの発売したゲームキューブ版『PSOエピソード1&2』。まだネットが普及してない時代でしたが、BBSやチャットと同じく運良く同世代の中高生フレンドに恵まれました。人脈の広い中心核の男子や、改造PKの多い外国人プレイヤーが苦手な女子中学生など個性派ぞろいでした。
しばらく連日のように遊びましたが、任天堂ゲーム機として初のディスクシステムが仇となり、読み込みに耐えかねてゲーム機本体が壊れたのを契機に引退。やはり任天堂ゲーム機はカセットROMが理想的でしょう。
その数年後『PSOエピソード1&2』のボス戦部分を抽出したようなカプコン社の人気作『モンスターハンター』が発売されました。
新石炭紀の末期には「『ハッピー☆マテリアル』をオリコンチャート入りさせよう」とする未曾有の購買運動《ハピマテ祭り》が勃発。
その数年後には、各地の学園祭で「ハレ晴レユカイ」が踊られるなど、少し前までアンダーグラウンドの文化だったとは思えない広がりを見せ始めました。
原作まで購入した『ローゼンメイデン』や『涼宮ハルヒの憂鬱』以降から新作はあまり追わなくなったけども。
映画『時をかける少女』『君の名は。』などでさらに市民権を獲得し、ゲームも海外シェアを増やし続け、PS5やニンテンドースイッチ以降の人気作は数百万本~数千万本の売上げを記録するようになりました。
一方の媒体としてCDは衰退をたどり、2020年頃には二千枚ほど売れるだけでもオリコン上位に入り、ジャニーズでも一枚30万枚ほどしか売れなくなってしまいました。
90年代~00年代前半の売上げと比較すると10分の1以下にまで落ちましたが、それが正常とも解釈できるでしょう。
しかしながら、全盛期に宇多田ヒカルが海外進出しようとして頓挫してからのJ-POPはアニメの主題歌として需要が生まれました。
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アジアのポップスの中でK-POPは、2018年にアジア圏出身者として初めてビルボード200で1位を獲得。K-POPは欧米でも正式な音楽ジャンルとして認知され、ビルボードには専用ページも作成されました。オリコンチャートの原案は、この米国のビルボードチャートに他なりません。
宇多田ヒカル海外進出時から識者の間では「欧米の音楽ファンに宇多田ヒカルのような曲を聴かせても『まあ、こういう曲、よくあるよね……』というしらけた反応が返ってくる」と言われ、他にも「海外のライブハウスでは、よくある売れ線の曲を演奏するよりも、個性的で変な曲を演奏する方が反応がいい」などの意見がありました。近年の日本もインディーロックやニコ動音楽などの自主制作音楽が普及してからは、独創的な音楽も受け入れられるようになったと思います。
一方でJ-RPGは古典的なRPGの代名詞としてSteamにカテゴライズされました。理由は一概には言えませんが、そっとしておくことにしましょう。
僭越ながら筆者は敢然と考えます。自由気儘に回遊する姿こそ、本来の同人作品だと。
新ペルム紀:大量絶滅
ネット開通当初の2000年代前半は、ゲーム音楽の耳コピmidiや楽譜などがウェブ上に沢山ありましたが、それもJASRACの規制により一斉に淘汰されました。
今も使用料を支払えば二次創作も配布できますが、収益が支出に満たない場合は続ける道理が見出せないでしょう。
また、手作り感のある個人サイトや、RPGツクール関連サイトも管理人の就職などに伴い次々と閉鎖されました。
これが新ペルム紀末に起きた観測史上最大規模の大量絶滅です。
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◇No. 0 愚者《The Fool》
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▼正位置 ・自由、楽天的、天真爛漫、旅の始まり、我が道を行く
▼逆位置 ・無知、悲観的、軽率、無計画、無配慮、鈍感、空回り
愚者のタロットカードに描かれるのは旅人らしき少年と犬。22枚の大アルカナの中で唯一移動している人物が描かれており特別視されるカード。彼は、ほんの少しの荷物しか持っていない。荷物はこれまでに蓄えてきた知識や経験の象徴。身軽な方が新たな旅を始めやすくなるのだ。過去のしがらみから解放された旅は、自由で自分らしく生きることが出来るだろう。
しかし、旅は決して楽しいことばかりではない。きっと多くの困難が待ち受けているだろう。足元の断崖絶壁は乗り越えなければならない壁を暗示する。少年の足元には犬がいる。犬は誠実で忠実な動物。カードに描かれた犬は、崖へ向かう愚者に危険を知らせている。直感に従えば危険を回避できるという暗示だ。そのまま進むことも、引き返すことも、自分自身で決めることが出来るだろう。
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▼新中生代:ポピュラー音楽の成り立ち
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2006年:新生代
17歳の頃に4日間ほど絶食したところ意外と空腹間を感じず、このまま何も食べなければ簡単に命を断てることを覚った。
逡巡の中で「あと10年間だけ生きて『生きる理由』を何も見出せなかったら命を断とう」と決意を新たにしたのだった。
タイムリミットは――27歳の誕生日。
✽.。.:*·゚ ✽.。.:*·゚ ✽
18歳より幼馴染の祖父が経営する会社で勤続開始。
音楽制作に必要な機材を買い集め始めた。
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▲2007年(19歳)に作曲したオーケストラ曲
midi素材ブログの運営
2007年3月4日。13歳~19歳までに作ったmidiの供養のためにRPGツクール用midi素材ブログ『レオナル堂』を開設。
翌月に素材提供したRPGツクール製ゲームが『週刊ファミ通』でお馴染みのエンターブレイン主催デジタル作品コンテストで入賞。二ヶ月ほどで2万アクセスを突破。
そうこうして作曲を始めた13歳頃の目標だった「兄の作るゲームのBGMを作りたい」という念願を間接的に達成できました。
さらに秋の就職を以てブログの更新を停止しました。
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レオナルド・ダ・ヴィンチにおけるウィトルウィウス的人体図における黄金比とは、r = (1 + 51/2) / 2 = 1.6180...または(1 / r) = (51/2 − 1) / 2 = 0.6180...という数値で表される比率。
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江戸時代後期
江戸時代の幕末維新は1853(嘉永6)年の黒船来航から始まりました。幕末の日本に影響を与えた欧米列強は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダの5ヶ国です。
《産業革命》~第二次産業の幕開け~
産業革命は18世紀のイギリスから始まり、その後は西ヨーロッパ諸国、アメリカ、ロシアなどに拡大し、欧米諸国は農業文明(第一次産業)から工業文明(第二次産業)社会に移行しました。産業革命は綿工業から始まり、その発展は鉄工業、石炭業、機械工業などの諸産業の発展を促し、石炭と鉄の時代を到来させました。
1830年以降になると、機械による大量生産体制が確立。産業革命の技術革新の総仕上げとして鉄道が出現。さらに帆船から蒸気船に転換し、それが自国内だけでなく、世界に進出する足掛かりとなりました。産業革命によって大量生産された製品は、まずは自国内で消費されましたが、すぐに飽和状態となりました。産業革命の進展は原材料の高騰や枯渇をもたらし、労働力の確保も課題となりました。その補給先も、自国外で確保しなければならない循環に陥ってしまったのです。
初めに産業革命を果たした英国は、ヨーロッパ大陸に市場を求め、さらには米国、そしてその矛先はアフリカやアジア諸国に向かいました。原材料の確保も同時に企図されるが、これも欧米以外に依存しました。英国以外でもフランス、ドイツ、アメリカ、ロシアなどが順次に産業革命を進展させ、資本主義国家群を形成し、欧米全体がアジア市場を求めて進出しました。その際には製品だけでなく軍隊も派遣し、武力を伴った支配化、つまり発展途上国の植民地支配を実行しました。これが帝国主義の時代の幕開けです。
当初の英国は東インド会社を国策会社として設立し、アジアに対する貿易と植民地経営を積極化させました。英国の植民地化を阻止すべく1857年にインドの反乱が起こりましたが��軍事力の差により鎮圧されました。翌1858年にムガル帝国が滅亡し、英国がインド全土の支配を開始しました。
19世紀に入��と英国の自由商人活動は活性化し、清にインド産のアヘンを密輸し始めました。アヘンの流入を阻止したい清国と、密輸を継続しようとする英国との間にアヘン戦争が1840年に勃発。清は英国の近代兵器に圧倒され、その後は欧米の侵略拠点となりました。そして中国の先にある日本に対し、いよいよ欧米列強が開国を求めることになりました。
江戸時代後半の日本は長崎などの例外はありながらも鎖国体制でしたが、18世紀後半からロシアが北方から南下を始めたので、それに対する危機意識が高まっていました。江戸幕府は鎖国を貫こうとしましたが、アヘン戦争による清の大敗は衝撃を伴い、戦争回避を前提に外交が展開されました。
幕府は外国船打払令(外国船とみれば躊躇なく追い払う令)とした政策から対外的な展開を図りました。それを契機にロシア、イギリス、フランス、アメリカが日本に接近して和親と通商を求め始めました。しかしながら、幕府は依然として鎖国を盾にその要求を拒否し続けました。そこに中国の政策に専念する英国を出し抜いて、嘉永6年にアメリカからペリー提督が開国要求の使者として来航したのです。
日露戦争
1905(明治38)年、日露戦争後半の大規模な陸上戦「奉天会戦」の戦力はロシア軍36万、日本軍24万。兵士の数ではロシアが優勢。しかし、機関銃の数は日本が上回っており、兵力的には互角と見込まれました。
戦場で日本は西側から回り込み、ロシア軍の退路を経つ包囲作戦に出ましたが、ロシアがそれを察知して全軍撤退を始めました。本来ならロシア軍を追撃すべきだったものの、兵士の数と弾薬が足りず掃討作戦を断念。拠点になる奉天の制圧に成功しましたが、新たな作戦を立てる余力もなく、もはや陸上戦は継続不能の状態でした。ロシア陸軍は撤退したと言っても、残りの兵力は約200万人。その数は日本陸軍の約10倍で、ロシア側も戦争続行の意向でした。
そうして対馬海域にロシア海軍のバルチック艦隊が到着。陸上戦に続き、次は日露海軍による日本海海戦が開幕しました。天候は『天気晴朗なれど波高し』で日本に有利な状況。ロシア艦隊は、前方で突然大きく旋回した日本艦隊に総砲撃しましたが、日本海の高波や長い航海による疲弊もあり砲撃の精度は低く、砲撃を免れた日本艦隊が横に並び、一斉砲撃を加えて壊滅的なダメージを与えました。ロシア戦艦6隻、巡洋艦4隻など計15隻を撃沈。これによりロシア艦隊をほぼ全滅に追い込みました。
こうして長期にわたる摩耗戦が続き満身創痍だったものの、海戦史上かつてない勝利を治め、アメリカの仲介のもとで講和条約を結ぶ運びになりました。
しかしながら、日本政府が日露戦争に費やした経費は15億2,000万円。これは当時の国家予算5年分にあたる金額。日露戦争の出征者は130万人。10年前の戦争は13万人だったので、その数の多さが分かります。さらに9万人(陸軍兵士の戦没率は8.7%)が死亡し、44万人が負傷。日本の目的はロシアの南下を防ぐことにありました。ロシアも日本に戦争の持続力がないことを知りながら戦略的撤退を行いました。ところがマスコミの誇大報道により国民は日本の大勝だと信じました。
この時期は、国民の識字率の上昇に加え、新聞は各紙とも急激に部数を伸ばしており、大きな影響力を持つようになっていました。
しかも戦勝の誇大ニュースを乗せると部数が増えるので、毎回ロシア軍に大勝しているように書き立てられていたのです。
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『ワルツ』 終局特異点 A.D.2007
※本稿は虚構《フィクション》であり、実在する人物・団体とは一切関係ありません。
――2007年10月17日。今日はケミカルシューズ関連業の面接日。
これまで18歳から2年間ほど務めた印刷製本の仕事を、会社側の事情で唐突に解雇され、転職を余儀なくされたのだった。
そうこうして、会社2階の事務室に入室した。事務室の扉をノックし、「失礼します」と幾分か緊張しつつも開いた。
狭い事務室には、茶髪の長い髪をアップに結んだ女性が着席しており、ずいぶんと驚いた様子でこちらを凝視していた。
席を外すように促され、女性は事務室から退室し、すぐに僕の面接が始まった。
そうして数日後、採用の連絡があった。
どうやら茶髪の女性は事務員として入社し、僕は作業員として同期入社する運びになったようだ。
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2007年10月19日。小雨の降る緊張の初出勤の日。
延々と続く変わり映えのしない道を猪突猛進に歩き続け、勢いあまって会社の目前を通り過ぎ、咄嗟に踵を返したところ、今度は足を滑らせて転倒しかけてしまった。
この先、無事にやって行けるのか不安になりながら気を取り直して社内に入ったが、まだ誰も来ていないようだった。
不意に後ろから声を掛けられたので振り向くと、一人の女性が立っていた。
軽く挨拶と自己紹介を終えると、いきなり好きな音楽は何かと訊ねられた。
どうやら彼女が好む音楽はThee Michelle Gun Elephant、Number Girl、Syrup16g、Bump Of Chicken等の下北系のロックバンドらしくすぐに意気投合した。
そうして同じ持ち場の彼女から直々に仕事を教わることになった。
ちなみに会社の前で足を滑らせた情けない後ろ姿はしっかりと見られていたらしい。
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翌日、彼女に何かお勧めのCDを持って来るように頼まれたので、彼女の気に入りそうなCDを何枚か持ち出して聴かせたところ、フジファブリックの『茜色の夕日』を甚く気に入ったようで何度も繰り返し聴いていた。
後日そのCDは彼女に渡すことになった。
それから彼女に手取り足取り作業を教わる日々が続き、「繊細そうな手」「東京の人みたいで面白い」と辛辣なことを言われて困惑した。
さらには「彼女はいるの?」「どうして彼女を作らないの?」「女の子が嫌いなの?」と受け答えに困る冷酷な質問をされ、「音楽に専念したいから」と意味不明な言い訳をしてしまった。
同時に「貯金が貯まったら宅録環境を整えて曲を収録したい」と密かな夢まで語ってしまった。
まるで馬鹿みたいだ。
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──ある日の昼休みのこと。東京に引越して結婚すと彼女に告げられた。
要約すると、月末に寿退社する彼女と入れ替わりに、僕は補填として会社に採用されたのだった。
その後は、なぜか人生相談に乗ることになったが、どこか上の空で曖昧な答えしか返せなかった。
相談は人間関係や子供時分の思い出話にまで及んだ。
どうやら彼女は長い間、自分は変人なのだと思い込んでいたが、最近になって普通なのだと潔く覚ったらしい。
東京では友人を作った方がいいのか聞かれたが、「子供ができたらママ友ができる」とは流石にその時は言えなかった。
「どんな人が来るのかと思ってたけど、いい子でよかった」
なんだか褒めるにしても頼りないことを言われながら、意外と子供の頃の共通点が多くて驚いたが、横から割って入ってきた事務員に「結婚は結局のところお金」と断言されてしまった。
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翌週に執り行われた「歓迎会兼送別会」と銘打たれて催された飲み会は、僕にとって歓迎会だったが、彼女にとっては送別会だった。
僕は地元の神戸で働き、彼女は東京に行き嫁ぐ道を選んだ。
彼女は結婚を修行のようなものだと思って頑張ると言ったが、僕にとっては就職して働くことが修行のようなものだった。
「もし私が三ヶ月後に離婚して神戸に帰って来たら、また一緒に働こうね」と冗談を言ってくれたが、たとえお互い違う道を歩んでも彼女が元気に過ごして居てくれたらそれだけで僕は一向に構わない。
「定年退職まで頑張ってね」
そんな約束を彼女と交わしたのだった。
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「この飲み屋にいる中で誰が一番好みや?」
ふいに上司から不躾な質問をされたので、真剣に周囲を見渡しながら悩んだ。
「このお姉さんが眩し過ぎて他の人は見えないよね?」
お座敷で僕と向かい合わせに座っていた彼女が、隣に座る"ふくよかなおばちゃん"を指さしながらとその場を上手く誤魔化してくれたのだった。
「お前は返事が遅いから指示を理解したのか分からへんのや」
「適当に『はい、はい』と答えてればいいと思う」
上司の小言に対して、彼女が貴重な助言をくれた。
話の流れで上司には11歳年下の妻が居ると発覚して、社員一同に「犯罪や!」と褒め称えらていた。
また、その上司の息子は毎週ポケモンを観ているらしく、その場でポッチャマの絵を描き上げたが、年甲斐もなく中々上手だったので少々驚いた次第だ。
当時はまだ飲酒をしたことがなかったので飲みやすい酒は何かと彼女に聞いたら「カクテルは飲みやすい」と薦められたので、とりあえず"カシスオレンジ"を注文することにした。
カクテルを持ってきた店員に戸惑いながら年齢確認された後、初めて飲んだカクテルの味はジュースと大差ないとしか言えなかった。
「私も飲んでいい?」
物思いに耽っている内に飲みかけのカシスオレンジは彼女に横取りされてしまった。
ブルーベリーソースの添えられたサイコロ状のチーズを黙々と食べる僕の様子を、彼女は母のごとく微笑ましそうに見つめていたが、事務員が執拗に乾杯を要求してくるので仕方なく注文した生ビールで乾杯に応じた。
「へえ、乾杯するんだ?」
彼女に軽蔑の目で一瞥されたが、めげずにビールを口に含んだ。
そうして思わず渋い顔をしてしまった。
「ビールは舌で転がすもんやなくて、のどごしを堪能するもんや!」
「彼はソムリエですから」
上司の助言に、すかさず彼女が合いの手を入れてくれたのだった。
それから酔いが回り、事務員と横になって休んでいたら、いきなり足裏マッサージで彼女に叩き起こされた。
「痛い?」
そう言いながら、彼女は少しご立腹の様子だった。
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事務員がお座敷に連れて来た二人の子供を見て、彼女は「かわいい!」と率直に嬉しそうな反応を示していた。
たぶん彼女の幸せは温かな家庭の中にあるのだとその時に直感した。
円満な家庭を築いたら、彼女はきっと幸せになれるだろう。
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「俺は外国人には優しいからな」
唐突に上司が語り始めた。
「俺は在日韓国人やけど見た目は日本人やから、韓国で韓国語を話すと周囲とびっくりされるんや!」
そんなどうでもいい話を語り出し、ついにはパキスタン人も雇ったことがあるという話題まで飛び出したので、なんだか己の所在地が判らなくなりながら話に聞き入っていたら、突然その上司に胸を揉みしだかれて身じろぎをした。
「嫌がってる……」
目前の彼女はぽつりとと呟き、微笑ましそうにそのあるまじき光景を観察していた。
「なんでうちの会社の女はみんな胸がないんやろうか?」
それに乗じて無駄口の多い初老の同僚が本心からの愚痴をこぼし、女性達から顰蹙《ひんしゅく》を買っていたのだった。
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上司の武勇伝が続くお座敷のテーブルの下で、彼女に無理やり靴下を脱がされたかと思うと、今度は僕の太ももの上に足を乗せてきた。
たぶん黒いストッキングを脱がしてほしいという意思表示だったのだろうけど、流石にそんな勇気は当時の僕にはなかった。
案の定アルコールを摂取し過ぎてトイレで盛大に吐いてしまった直後、彼女が扉を開けて入って来た。
「大丈夫?」
心配そうに声を掛けてくれたが、もし僕が用を足していたら大変な事態になっていたような気がしないでもない。
とにかく、自分は夢でも見ているのではないのだろうかと思うほど幸せなひと時だった。
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帰り道、彼女の方から手を繋いできた。
「今日は手が冷たいね。手が冷たい人は心が温かい」
恋人繋ぎのまま手を引っ張られたので腕が少し痛んだが、彼女の左腕にあるリストカットの痕を思うとたいした痛みじゃなかった。
しばらく歩いているとタクシーの前で別れ際に抱擁する〝中年の男女〟が居て、それを真似るような形で彼女に抱きつかれた。
「私の部屋に来ますか?」
そう聞かれたので躊躇わずに一度だけ頷くと、彼女は満面の笑みを浮かべた。
生まれて初めて自分という忌み嫌われた存在のすべてを胸に抱きとめられて全肯定されたような心持ちになった。
どこか諦めて迷いながら選んだ道だったが、彼女と出逢ったことにより、死なずに生きる道を選んだことが間違いではなかったと素直に思えたし、生きる価値や意味を見出すことが出来た。
少なくとも僕にも人を愛する権利と心が僅かでもあることを知れたのだった。
そうして、これまでに起きたすべての出来事は彼女と出逢い、意思疎通し、そこから人生の意義を学ぶためにあったのだと覚り、果てには自分はこの日のために生まれたのだと直感した。
同時に人と心を深く通わせるのはこれが最初で最後になるのだろうと予感した。
だから僕にとって彼女は最初で最後の最愛の人になるだろう。
喩え世界中に忌み嫌われ、その存在を無視して否定されようとも、彼女が僕という存在を抱きしめて全肯定してくれた出来事は、僕の人生において最も大切な記憶に他ならない。
この先どんな困難が待ち受けていようと、僕の記憶には彼女と過ごした僅かで確かな日々が今も息吹いている。
それが一過性に過ぎない勘違いだろうが何だろうが、もう二度と困難を前に絶対屈しないと心の底から誓う次第だ。
繋いだ手はいつか必ず放さなければならない。
それでも彼女と伴に同じ道を歩いた記憶と温もりは決して失われはしない。
⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ✽.。.:*·゚MADE IN JAPAN.。.:*·゚ ✽
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当時製作に携わった商品は神戸ハーバーランド「モザイク」の婦人靴屋にて販売されました。
✽.。.:·゚ ✽.。.:·゚ ✽
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▼Pokémon Special MV「GOTCHA!」
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ポケモン & BUMP OF CHICKEN 公式スペシャルMV「GOTCHA!」〈2020年〉 === 音楽:BUMP OF CHICKEN「アカシア」(TOY’S FACTORY) 監督:松本理恵 キャラクターデザイン:林祐己 アニメーション制作:株式会社ボンズ 企画・プロデュース:川村元気、畑中雅美 ===
<前篇|中篇:新古生代/新中生代|後篇>
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14eliho · 11 months
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ザ ストリングス 表参道ルビージュエル アフタヌーンティー
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ruby jewel and berry
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ecosumairuzero · 2 years
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山田ベンツパーティーだつ! (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/Cn36KZbvYeq/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shun810 · 2 years
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#お散歩 #おさんぽ #tokyo #tokyolife #tokyopic #tokyophoto #tokyostreets #tokyotravel #tokyotrip #japan #japanpic #japantravel #japantrip #worldtravel #snapshot #東京 #도쿄 #キリトリセカイ #ダレカニミセタイケシキ #ファインダー越しの私の世界 #写真撮る人と繋がりたい #写真が好きな人とた繋がりたい (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/Cl5-vEhvuWR/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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monchan-tcs · 6 years
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. ❁ストリングス表参道 ハロウィンの時期がやってきた! 黒ごま生地・紫芋ペースト・かぼちゃペースト!おばけ可愛かったなぁー👻 #パンケーキ #pancake #pancakes #ストリングス表参道 #表参道カフェ #ハロウィン #halloween #cafestagram #gourmet #foodstagram #スイーツ #グルメ #ハロウィンパンケーキ #食べたいけど痩せたい (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/BniqVNNHCaY/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1plto7wtel6vx
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sweetwriter-hitomi · 4 years
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「ザ ストリングス 表参道」1階「Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)」で今年1月下旬から提供開始された『ストリングス テイクアウト アフタヌーンティー』は恋しそうなくらいドキドキする! 3段のオリジナルテイクアウトボックスも可愛いし、ボックスを開けて中のラインナップも可愛すぎるし♡ 3月2日までは、旬のストロベリーとルビーチョコレートのコラボレーション『ストロベリー&ルビーチョコレート アフタヌーンティー』。 明日、3月3日~4月25日まではお花見シーズンに嬉しい 『ストロベリー&桜 アフタヌーンティー』の販売が始まります。 こちらも食べに行かなくちゃ♡♡♡ Blogでは、店舗詳細などその他の写真もまとめてみました。 https://ameblo.jp/himmi1437/entry-12659937725.html #ザストリングス表参道 #ストリングス表参道 #thestringsomotesando #stringsomotesando #アフタヌーンティー #テイクアウトアフタヌーンティー #おうちアフタヌーンティー #アフタヌーンティーは幸せの贈り物 #スイーツ好きな人と繋がりたい #withコロナ #コロナに負けるな #アフタヌーンティー手帖h #ストリングス表参道手帖h #ベストブライダル手帖h #いちご手帖h #ルビー手帖h #スイーツライター佐藤 #スイーツライター佐藤ひと美 #スイーツコンシェルジュ #スイーツコンシェルジュ佐藤 #スイーツコンシェルジュ佐藤ひと美 #photooftheday #instadaily #beautiful #japanesestyle (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/CL6TSRUgYnJ/?igshid=6i1oq0cam558
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minoru-matsushima · 6 years
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【17時から表参道で待機中】 どーやらスケジュールの書き間違えだったらしい😅 あ〜よかった #荒木さんにもバッタリ #表参道 #ストリングス表参道 #パスタ #tokyo #japan #コーチングプロデュース #コーチング #プロデュース (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh))
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remiteofficial · 5 years
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*** REMITE Branddirector ETSUKO  表参道は意外と大人がゆっくり 出来るところが少ないので  ここはオススメです🍽  #REMITE #remite #リミーテ #吉祥寺 #セレクトショップ #中道通り #大人カジュアル #ストリングスホテル #ストリングス表参道 #バーアンドグリルダンボ #ランチ #アフタヌーンティー #表参道 #thestrings #thestringshotel #barandgrilldumbo #lunch #afternoontea #sogood #happytime https://www.instagram.com/p/B3JtSyeghB_/?igshid=ohg5g6npk14m
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acornmilk-sweets · 3 years
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@gucci cookies for @eryugram 👁🦋💍 * パワフルな刺激を受けた素晴らしい時間でした!ありがとう! (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/CXQajfGFEqF/?utm_medium=tumblr
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sekitoh · 4 years
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今年のナイスアルバム2020 -前編-
前置き
今年もグッドアルバムが沢山リリースされました。本当にありがとうございます。iTunesに追加した音楽はシングル、一部既聴も含めると786枚でした。Apple MusicのReplay機能を使ったところ、962人のアーティストを聴いており、915時間音楽を聴いていたらしい。去年は798枚だったので微減。
個人的な音楽環境の変化としては、レコードプレーヤーを新調(8,000円くらいのやつを30,000円くらいのやつにしました)したことと、実家のビクター製ウッドコーンスピーカーシステムを自宅に導入したことにより、これまで以上にリスニング環境が整い、同じ盤を繰り返し繰り返し聴くことが増えました。ストリーミングだとどうしても聴く枚数の増加に比例して一枚あたりのリピート数が減るんですが、今年はその辺り良いバランスで着地できたような気がする。
当記事では2020年にリリースされたアルバム、EPの中からとりわけ良かったものを手当たり次第にレビューします。今年もApple Music, Spotifyのプレイリストを作ったので、ぜひ聴き���がら読んでみてください。
※今回は狂気の前編、中編、後編 3部に分かれております。Another Brick In The Wallか。どうしてこうなった。
Spotifyはこちら↓
https://open.spotify.com/playlist/0aMx8Ia4OxohDi6S2ZRbOX?si=srRl81T3S468WXysKFHxzQ
Apple Musicはこちら↓
https://music.apple.com/jp/playlist/2020%E5%B9%B4%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0/pl.u-MDAWm4gtWG5VN6p
邦洋問わず、今年はオルタナ、シューゲイザー、インディポップ、ファンク、R&B、ポップス、K-POPあたりを色々と聴いた感じがする。アバンギャルド、HIPHOP、ジャズはそんなに聴かなかったな。
本題
1/15 Gi Gi Giraffe 『HOME MADE WORKS 2 - EP』
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ジジジラフ久々の新譜。CDが出るのは4年前のフルアルバム以来だと思われる。Home made worksと銘打ってある通り、宅録作品。今年は宅録の作品が増えたけど、Gi Gi Giraffeは5年前に既に『HOME MADE WORKS - EP』をリリースしていることから分かる通り、何も今年の特異な状況下でこの作品が作られたわけではない。彼らからすればある程度は通常運転での製作だったと思われる。
一言で表すとローファイ・ジャズ・ロック。ビットの粗いサウンドとジャジィなコード、ギターソロが合うのなんの。今作もこれまで通りの美味しい音が堪能できてご馳走様です。そういえば昔、ギターの音を形容するのに“crispy”という言葉を使ったら、ネイティヴの英語の先生に「“crispy”は料理に使う言葉で、音の形容に使うのは変だよ」と言われたことがある。俺はトモ藤田がギターの音を「crispy!」って言ってたから真似したので、「いやでも僕の好きなギタリストがたしかにそう言っていたんです!」と抗弁したが、聞き入れられなかった。料理を食べるときの感想と音楽を聴く時の感想には相通ずるものがある気がしているんだけどな。crispyなsoundでオーイェー。
1/17 Pinegrove 『Marigold』
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2010年結成のアメリカのバンド。今作は内省的で、全編を通して聴くと優しめなフォーキーオルタナという印象。パワー・ポップ、ロック、など様々な形容が各サイトでされておりましたが…。ともかく心の柔らかなところに優しく染み渡る一枚。
コーラスが気持ち良い。特に1曲目「Dotted Line」のコーラスがたまらない。デスキャブ好きには刺さるのではなかろうか!BPMも全体的に抑えめ。ウワモノはアコギとエレキが主体でプリミティブ。
「Phase」はアルバムの中でも比較的スピード感のあるナンバー。特にお気に入りの一曲。曲の終わり方や尺の感じはnada surfに通ずるものがある。
1/29 GEZAN 『KLUE(狂)』
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アルバムを通して一定に保たれたBPMの中でトライバルなリズムが生々しく蠢き、音を構築していく怪作。上述の呪術的なビートに乗って、フロントマン、マヒトゥ・ザ・ピーポーの鮮烈な社会的メッセージが脳に叩きつけられるが、聴き終わった後に残るのは静かな決意と愛の余韻。混沌の世の世相を鮮やかに描き出している。初回生産のCDは胸がときめく特殊なパッケージングでした。
2/19 大橋トリオ 『This is music, too』
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大橋トリオもメッチャ聴いたな…。名前はずっと知っていたものの、なんとなく聴いたことがなかったアーティストのひとり。今年になって初めてまともに聴いたんだけど、全然好きだった。なんで今まで聴いてなかったんだ。
大橋トリオ、マルチプレイヤーなんですが、作詞は作詞家に依頼してるんですよね。歌詞を書かない、というその割り切りはクールだなと思いました。大橋トリオの曲の詞、良いんですよね…。餅は餅屋、詞は作詞家…。「Ways and scenes」の詞もめっちゃいいのよ…。
最後から2番目の曲「Lady (2020)」は過去のアルバム『I Got Rhythm?』に収録された「Lady」の再録ヴァージョンになります。再録ではピアノの弾き語りにストリングスやバンドがプラスされて叙情性に変化が生まれており、グッド。「Lady」は自分の葬式で流してほしい一曲ですね。俺は愛について歌われた音楽を聴くと泣くんだ。この曲について書こうとすると、恐らくものすごい文章量になってしまうと思うので、機会を改めて書きます。
ウォームなヴォーカルと、どこかおとぎ話のようで、かつ洒脱なサウンドがたいへんよいです。2020年にエイベックスで新しく設立されたレーベル、A.S.A.Bからのリリース。A.S.A.Bは現在SIRUP, THE CHARM PARK, 土岐麻子らも所属していますね。あと実は瑛人もA.S.A.Bです。ビックリだね。
3/6 フィロソフィーのダンス 『SAPIOSEXUAL』
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シューゲイザー×アイドル=RAY(後述)なら、ファンク×アイドル=フィロソフィーのダンス(以下フィロのス)ですね。2020年に満を持してソニーからメジャーデビュー。
今作はこれまでの楽曲のリミックスアルバムとなっております。今までのアップテンポなファンク、R&B基調の楽曲がメロウなスムースR&Bや、’90アシッドジャズにリアレンジされていたりと、楽曲の強度を非常に強く感じることのできる良盤。パソコン音楽クラブやヒャダイン、mabanua、ikkubaru(インドネシアのバンド!)らによるリミックスもあったりと、バックアップする布陣も強力。パ音によるリミックス「アイム・アフター・タイム」が特に最高。
フィロのス、歌も良いんですよ。ソウルな楽曲に耐えうるアツいヴォーカルがいるというのも素晴らしい。
4/1 岡村靖幸 『操』
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バキバキファンクとエグめのソウルフル歌唱でぶっ飛ばしてくれるヒーロー、岡村靖幸の実に4年ぶりのアルバム。このアルバムを聴いた頃に非常事態宣言で在宅勤務になったな。
1曲目「挫折と成功」でのコーネリアスのギターが激烈にキマってて最高。そのままノータイムで2曲目「インテリア」のバキバキにファンキーなサウンドに雪崩れ込み、蕩けた脳のままDAOKOとの共演で話題を呼んだキラーチューン「ステップアップLOVE」へ。この一連の流れ、何度聴いてもたまらない。7曲目のライムスターを迎えた「マクガフィン」も素晴らしい。バキバキのファンクとライムスターの心地よいフロウ、拭いきれない岡村靖幸のエグいシャウトと歌唱。
ケミカルっぷりが中毒になっちまうぜ。これは本当にCDで爆音で聴いて家で踊りまくった。仕事を投げ出して。
4/24 Tom Misch & Yussef Dayes 『What Kinda Music』
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サウスロンドンを代表する新世代ミュージシャン/ギターヒーロー、トム・ミッシュの新譜。今作はジャズドラマー、ユセフ・デイズとの共作となっている。
以下、最初に聴いた時にあまりにもよくて勢いのままツイートしたもの。朝の7時から随分と興奮している。
今年のベストアルバムに豪速球でノミネートですわ…Tom Misch、ジャズドラマーとの共作のこの新譜、現代ジャズドラム特有の細かい打点がシャワーのように心地よい、サンプリングとジャズドラムと打って変わって重たいビートと多用によるHIPHOPサウンドへの接近、 music.apple.com/jp/album/what-… JAZZY HIPHOPとギターのマリアージュの最新系…顕現せしめている…これはたまらない、たまらなすぎてタマちゃんになった…
初期の宅録っぽい、機械的なビートが息を潜めて、一気に生々しいサウンドに接近したな、マジで最高…ありがてえ…
これはTom MischもさることながらYussef Dayesも激烈にヤバいな…Mark Guilianaとかの系譜を感じつつもAnderson .Paak的なHIPHOPのドラムも叩けるの、時代の寵児、無敵の申し子じゃん…
いやあとんでもねえ、とんでもねえっす…ありがてえ…
急いでポチった、何で予約してなかったんやろなあこれ、前にセッション動画上がってた時から絶対ヤバイアルバムになるって分かってたはずなのになあ 細かい打点と音量の繊細なコントロール、さざ波から津波までを行き来するような流麗なジャズドラムと、ドスの効いた低音とハットのタイトな刻み、クローズリムが心地よいR&Bなドラム、とにかく太くていなたいHIPHOPのトラックみたいなドラム、つ、つえ〜!!!!
本当は早起きして軽く仕事したろかいと思ってたけど、全部持っていかれたな…ありがてえ…
アタマのツイートめっちゃ誤字してるしメチャクチャだな、「現代ジャズドラム特有の細かい打点がシャワーのように心地よい、加えてサンプリングの多用&ジャズドラムと打って変わった重たいビートによるHIPHOPサウンドへの接近、」です
朝から失礼致した…マジこの一枚だけでいくらでも書ける…明日CD届いて聴き込んでメッチャ書きたい…ウヒヒヒ…最高…
俺の好きなものがてんこ盛り…そらウヒヒヒ…とか言うてまうわ…
良すぎる音楽聴くと快楽と感動で泣きそうになるね
これ以上の熱量ではレビューを書けそうにない。今作、ピノ・パラディ―の息子ロッコ・パラディ―ノも参加しており、新時代の英傑が揃い踏みという無敵アルバム。
トム・ミッシュのオーヴァルなグルーヴのギターとユセフ・デイズの打点のきめ細やかなビート、ロッコ・パラディーノの正確無比な低音が味わえる「Lift Off」を是非。ライヴクリップもメチャクチャにカッコいいので。
5/4 San Holo 『stay vibrant -EP』
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今年の4月ごろ、在宅勤務になっている間に催された海外のオンラインフェスで知ったアーティスト。EDM, エレクトロ系のアーティスト多めの感じのフェスでした。最初は長谷川白紙とキズナアイ目当てで観ていたんだけど、観れば観るほど出演するアーティストどれも良くて、特にSan Holoはいっとう良かった…。知らなかったアーティストを知るきっかけになるというフェスの醍醐味、ちゃんと家でも感じられるのね。しかも家だと寝たい時に寝られるし、日差しもしんどくないし汗かかないし最高。
話が逸れたましたが、San Holo、ループ重ね系のドリームポップライクで幻想的なエレクトロです。ループミュージックとドリームポップが好きな人はドンズバなはず。
5/13 吉田一郎不可触世界 『えぴせし』
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元ZAZEN BOYZベーシスト、吉田一郎によるソロプロジェクトの2nd。前作同様、ザゼンでの凶暴なベースの主張は少なく、エレクトロを主体とした歪なポップに仕上がっている。前作よりもダウナーで没入感が強い。吉田一郎がかつてヴォーカルをつとめていたバンド「12939db」時代の楽曲のリアレンジ?引用?も収録されており、ドープなファンにもアツい一枚。
5/20 藤井風 『HELP EVER HURT NEVER』
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彗星の如く現れたミュージシャン、藤井風の記念すべき1stアルバム。宇多田ヒカルを聴いた時の「どえらいミュージシャンが出てきたぞ…」という気持ちが去来しました。武道館の配信ライヴも観ました。1月のライヴも当たったぜ。イエーイ。
俺はとりわけですね、サブスクでは聴くことができない、初回盤のdisc2、このカヴァー集が実はメッッチャ良いんですよ!!という話をしたい!!!
1曲目の「Close to you」でブチ抜かれて2曲目の「Shape of you」のアレンジに舌を巻いて3曲目の「Back Stabbers」のファンキーな演奏に圧倒されてああ書いても書いても溢れてくる昂りよ!演奏技術、音楽に対する理解、アレンジのセンス etc... ミュージシャンの力量が如実に現れるカヴァーで一枚アルバムが作れる彼の胆力を感じてほしい。脱帽でっせ。
今年はこの一枚と共にあったと言っても過言ではない気がする。健やかなる時も病める時もこのアルバムを聴いていた。いや、今年は体調を崩して倒れることがなかった。健やかなこの一年、このアルバムを聴いていた。
中編に続く……
https://sekitoh.tumblr.com/post/639137607831470081/%E4%B8%AD%E7%B7%A8%E3%81%A7%E3%81%99%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86-%E5%89%8D%E7%B7%A8%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89-522-the-1975-notes-on
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anouta-jp · 4 years
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トレンディ歌謡に抱かれて 第42回:mar-pa「RIMLAND」
はてさて、GWです。いつもなら海に山にと元気に出かけ、各地の「美食」たちに舌鼓を打っている頃合いなのに...と思うと残念でなりませんが、しかし、よく考えたらそんな「いつも」は存在せず、専ら仕事なのでした。なので悲しみゼロの無表情で書き進めて参りますね。
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 Release : 1989.12.6
  YASUNOBU MATSUO  Keyboards
GAKU NAKAMURA  Electric Percussion
TADASU YOSHIDA  Drums, Keyboards
TOSHIAKI KAJI  Percussion
TAKASHI OKA  Bass
 AKIKO NAGANO, KIKU UEYANAGI, TOYOKO TAKADA, MIKIO NISHI  Strings
  mar-paという、これまた聞き慣れない名前のグループをご紹介します。現在は「癒しのピアニスト」としてヒーリング・ミュージックを作成している松尾泰伸(近年ですと羽生結弦が2015年に使用した「天と地のレクイエム」が有名です https://www.barks.jp/news/?id=1000122629)を中心として結成されたインスト・グループで、トレンディ期に(未発表曲集を含む)3枚のアルバムをリリースしています。当盤は「代表作」と言っていい2枚目。ブックレットの前書きには、日本に流れる各国風俗と日本から発するテクノロジーの流れの交叉するエリアを「アジアでも東洋でもなくRIMLANDと呼びたい」と記されており、発想は頗るトレンディ・エスノ的。松尾氏はグループ結成前、前衛舞踏「白虎社」の音楽を手掛け世界中を廻っていたとのことで、所謂ジャズ・フュージョン的なアンサンブルを骨組みとしながらも随所の「鳴り」に件のワールド~トライバル志向が点在、まさに今が聴きどきな1枚となっているのです。プロデュースはなんとオノ・セイゲン。彼らしいハイソな(当時的)デジタル感触はここでも最大限溢れており、期待を全く裏切りません。
  1. RIMLAND
(YASUNOBU MATSUO)
賑やかなドラム・ロールとタイトなカッティングでアップテンポに幕が開けます。一聴して「玄人」の演奏だとわかりますね。タイトルの「汎アジア」的な世界漫遊感、というかポジティヴさはすでにどこかしら感じられます。
2. BULAN BINTANG GARDEN
(YASUNOBU MATSUO)
シンセ・ストリングスに冷ややかな音色のリードが特徴の穏やかなアンビエント・フュージョン。随所でガムランっぽいオリエンタルな鐘が鳴っています。この響きがとにかく素晴らしいんですよ…セイゲンの賜物かはわかりませんが、とにかく通俗フュージョンの「一歩先」にこの盤はあります。
3. GARUDA
(TADASU YOSHIDA)
なんだかボアダムスを思い出させる、ポジティヴな人力トライバル。しかし、ドラムス以外の音飾がトレンディなほんわかシンセが主体なところが、やはりポイント。アゲつつも決して上品さ・ブリージンさを損なうことはありません。
4.BAIK BAIK
(TADASU YOSHIDA)
「コム・デ・ギャルソン」な感触(強引ですが...)で折り重なるシンセ・ハープで始まり、にわかにアップテンポな王道フュージョンへと変化する良質ポップス。ここでもシンセの「トレンディ音飾」は効果絶大ですね。
5.PROTOCOL
(TADASU YOSHIDA)
箸休め的ピアノ・イージーリスニングかと思いきや、中盤ドラの音と共にオリエンタルなモードへと突入。ゲーム音楽の生盤的感覚というか...レンジ狭めのピアノ上昇音をくぐり抜けて鳴るリズムボックスが格好いいです。
6.RICE PLANT
(YASUNOBU MATSUO)
全体的に「チャカポコ」した、賑々しいチャクラ的エスノポップです。ジャーンと長く響くシンバルとマリンバ・シンセが途中から大活躍し始め、アジアン桃源郷的な世界観を大仰になりすぎるギリギリのところまで醸し出していきます。いやはやこれは、名曲。
7.ASCENTION
(YASUNOBU MATSUO)
セッション感覚が強めで、アルバム中でも珍しく「ベースライン」がグイグイ主張する楽曲。後半からトライバルな風味が加速していきます。生バンドとしての地力も相当でしょう。
8.Mr. KURT
(TADASU YOSHIDA)
ここで少し違うムード。ファニーなミニ・サーカス風オープニングから麗しいトレンディ・トレビアーンな世界が広がる、短めの欧風インスト・ポップ。「トレンディCM」映えしそうな作りです(実際当バンドはCMソング起用も幾つかあるよう)。
9.EURASIA
(TADASU YOSHIDA)
ふたたびパシフィックなエスノ世界へと戻ってきました。6曲目同様の雰囲気でかつアンサンブルはよりテクニカルに。全編そうですが、さほど「リゾート」の匂いが(コンセプトの割に)しないのが特徴ですね。大仰さの度合いなど「舞台音楽」的なムードのほうが色濃い。
10. Breeze
(TAKASHI OKA)
ちょっと毛色の違う1曲でエンディングです。ロキシーミュージックみたいなチャカポコからナイル・ロジャース丸出しのカッティング~ややファンク寄りセッションへと滑らかに移行。帰ってこない旅のおわり。
※2、3、6曲目を以下から試聴できます
https://soundcloud.com/anouta-wkym/42-1
以上10曲、自室でもオリエンタル旅気分を味わえると言える、ハイソでボリューミーな満足名盤です。ちなみにこのバンドは今もファンサイトが残っており、そちらで更にエスノ寄りというか、ある意味細野チルドレンなライブ音源を聴くこともできますので是非。(https://www.youtube.com/playlist?list=PL3A1TbsytfuXqc8bV6qubXYdY_z08YBg9)
皆さんもこれで「うちで踊ろう」。
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fuckyeahabocado · 5 years
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おすすめ旧譜アルバムVol. 28 :Mista Ian「Hot」
旧譜紹介Vol. 28です。
今回紹介するのは、メンフィスのラッパーのMista Ianによる99年のアルバム「Hot」です。
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Mista Ianはメンフィス出身のラッパーです。
コンピレーションへの参加などを経て、99年に1stアルバムとなる本作をリリース。03年には2ndアルバム「Dope Money」をリリースし、以降も08年の「Tokyo Diamonds」などミックステープを数枚発表しています。近年でも15年にシングル「Kill the Talking」をリリースしており、現在も現役のようです。
いなたく力強いラップを聴かせる、いかにもメンフィスらしいラッパーです。サウンド的にもバンギンやバウンス、メロウなど南部Gの王道を行っています。
本作は少しルイジアナっぽいバウンスなどの変化球も交えつつも、メンフィス流儀の芯が通った傑作に仕上がっています。メロウも充実しており、非常にバランスの良い作品です。メンフィスG好きの方は是非。
2. Move
シンプルなピアノループが効いたMタウンクランク。
「ムーマダファカムーマダファカムー!」という連呼フックが鬼キャッチーで、メンフィスG好きのツボを突いてきます。Mista Ianのパワー系ラップもばっちり。
3. Makin Easy Money... Feat. Tela & DJ Paul
Telaプロデュース(!)。
ミニマルなストリングスのループを使った、Mタウンクランク路線の曲です。ラップ面でもTelaのヴァースがベスト。
4. Private Dancer
生っぽい音を使ったメンフィス流Gファンク。
泥臭いベースとピーヒャラシンセが印象的なビートで、フックでは男性シンガーがソウルフルに歌い上げる良曲です。Mista Ianも落ち着いたラップでビートと合わせています。
6. Walk It Like A Dog
曲名からしていかにもなバウンス。
Kingpin Skinny Pimp「Lookin’ For Da Chewin’」をベースにルイジアナっぽさをふりかけたような曲です。ダークなストリングスとスクラッチが良い味を出しています。
7. Stuck N The Streets
ビリビリしたシンセベースを使った電子ファンク。
ビートだけなら少し西海岸ものっぽい味ですが、Mista Ianのラップによってメンフィス臭さが出ています。フックでは男性シンガーが歌います。
11. Street Life
レイドバックしたメロウ路線。
生っぽいファンキーなベースが心地良いビートで、リラックスしたラップを聴かせる好曲です。男性シンガーが歌うフックに悶絶必至。
12. Ten Toes Down (Part II) Feat. Gangsta Blac / Player Hater's Funeral
曲は前半だけで、後半は長めのスキットです。
ミニマルなピアノループとパシャパシャしたドラムが効いた、メンフィスバウンス系の曲です。ピーヒャラシンセも飛び出します。フックも担当するGangsta Blacのラップも強力。
14. Takin’ Over
スクラッチによるフックが印象的なメンフィスバウンス。
ピアノループと沈み込むようなベースを使ったビートで、力強いラップが楽しめる良曲です。派手さはありませんが、好き者にはたまらないと思います。
15. Streets Of Thunder
本作のベストトラック。
タイトル通り雷雨が鳴り響く中、シリアスなピアノとストリングスが808の連打に乗る哀愁系の曲です。フックでは男性シンガーがタイトルを歌います。オヤGはハンカチ必須。
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puchikana · 2 years
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それぞれの門出を祝う会。 (ザ ストリングス 表参道(The Strings Omotesandoh)) https://www.instagram.com/p/Cb5Mttnv_BH/?utm_medium=tumblr
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kei139-line · 3 years
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ストロベリー スイーツビュッフェ『HERMANN Teddy’s Strawberry Wonderland』を開催 世界3大テディベア ドイツの老舗「ハーマンテディ」とコラボレーション
ザ ストリングス 表参道(所在地:東京都港区北青山3-6-8、総支配人:山田弘之)では、ドイツの老舗テディベア「ハーマンテディ」(日本輸入総代理店、株式会社ストリーム大阪府箕面市船場西2-2-7) のワンダーランドをイメージしたストロベリー スイーツビュッフェ『HERMANN Teddy’s Strawberry Wonderland 』を、2021年12月28日(火)~2022年2月28日(月)まで開催いたします。 旬の甘酸っぱいストロベリースイーツを、可愛らしいテディベアとともに楽しめる『HERMANN Teddy’s Strawberry…
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