#シヴァ神の涙
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mioko89-blog · 6 years ago
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ルドラクシャ とカーネリアンとグリーンガーネットのブレスレット ✴︎ルドラクシャ シヴァ神の涙と言われインド、ネパール、チベットで神聖なものとされている菩提樹の実です。 持つだけ、見るだけでも強力な浄化力を持つと言われています。 ✴︎グリーンガーネット 深い森のような深みのある色合いです 癒しの効果と創造性を高め、マイナスのエネルギーをプラスにする力強い石です。 ✴︎カーネリアン 見ているだけで明るい気持ちになってくるカーネリアンは生命力と行動力の石です。 サイズ15センチになります #ルドラクシャ #カーネリアン#グリーンガーネット #菩提樹の実 #シヴァ神の涙 #浄化 #パワーストーン #パワーストーンブレスレット #天然石 #天然石ブレスレット #天然石好きさんと繋がりたい #天然石大好き #石好き #ハンドメイドアクセサリー #ハンドメイド #手作り #ミンネで販売中 #healingstones #handmade #写真好きな人と繋がりたい #写真好き #写真が上手くなりたい #ファインダー越しの私の世界 #photography #photograph https://www.instagram.com/p/Bq6WzbDlmjP/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=qneeq99fahlb
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rainy14days · 6 years ago
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FINAL FANTASY XIV FANFESTIVAL 2019に行ってきたよ!!レポ。 今回はQ&A方式のブログにしてみるよ。
Q.どうしてファンフェスに参加しようと思ったのですか? A.前回参加して異常な熱気を体感したので、是非自分のコミュニティの子達を連れて行ってあげたかったのです。(ちなみに全員リア友です)
あとカフェフロのお客様に会えるのが楽しみだった!!!
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Q.基調講演前に吉Pが出てきたと聞きましたが、どんなことがあったのですか? A.まずいつものキントーンに乗って、登場されました。
吉「おはようございま���す!うわー、凄い人……。めっちゃ緊張する……���絶対に噛むので応援してください。今日は何目当てで来ましたか?」 お客さん「吉田ー!!」 吉&モル「想定外の回答wありがとうございます」 こんな様なことを話されてました。 そのあとinstagram用の写真を室内さんが撮って、いったんオシマイ。
Q.初日は何をしましたか? A.<お昼> イオンモールのフードコートはホールから徒歩10分ほどですが、空いていて穴場でしたw <四聖獣ルーレット> ノーマル白虎楽勝クリア。 事前にHUDを写メってたことや、並んでるときに同じPTになった人と情報交換をして「キーボの反応が悪い場合がある」とか「コントローラーのボタンが硬い」とか情報共有できたのも良かった。
<ヨウジンボウバトル> バトルの所感としては1ワイプが制限時間の限界。
なんせ15分しか与えられていない初見なので。 皆さんは、もうパッチ4.56で実装されているので、どんなもんかわかりますよね!!
残念ながらクリアできませんでした。
<ピアノコンサート> 1. Revolutions  Vo.Susan Calloway 2.Ovlibion  Vo.Susan Calloway 3. ギラバニア湖畔 4. ヤンサのテーマ おたまとーん+祖堅声トーン 5. 紅玉海 6. 美の謀略   Vo.Susan Calloway 7. Doragonsong   Vo.Susan Calloway 8. 龍の尾 9. クガネのテーマ(尺八:辻元さん) UC. グブラ幻想図書館:連弾祖堅さん
・全員オブリビオンで号泣wwww ・ドラゴンソング号泣w ・龍の尾のピアノが超絶技巧すぎて口が開きっぱなしw ・クガネのテーマの尺八とピアノが良すぎて鳥肌立ちっぱなしw ・��堅さんピアノがドンドン上手くなる……。努力の人だよ凄いよ……。
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Q.2日目のことを教えて。
A. <四聖獣ルーレット> 多少人が溢れていたもののスタッフさんが2日目は頑張っていたお陰でリ��ンジできそうだったので、リベンジしました。 ノーマル青龍、2ペロしました本当に申し訳ありません、でも全面範囲だったから許して欲しい。(勝ったよ!w)
<PRIMALSライブ>
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無事最前列左端で観覧することが出来て一安心。 ライブは流石でしたね。
正直ピアノライブとPRIMALSのライブが個人的な目標でしたので良かった! (前回で他のアクティビティがどれほど絶望的だか知っていた、ということもある)
Q.PRIMALSのセトリ教えて! A.こちら!! 1.混沌の渦動  蛮神リヴァイアサン討滅戦  2.忘却の彼方  蛮神シヴァ討滅戦 Vo.GUNN 3.曲がらぬ刃  蛮神ラーヴァナ討滅戦 4.eScape エスケープ  5.天つ風  白虎征魂戦  Vo.Naoki Yoshida 6.メタル  機工城アレキサンダー:起動編  7.魔神  魔神セフィロト討滅戦 8.千年の暁  朱雀征魂戦  Vo.南條愛乃 9.月下彼岸花 ツクヨミ討滅戦  Vo.南條愛乃 10.メタル:ブルートジャスティスモード  機工城アレキサンダー:律動編 11.ライズ 機工城アレキサンダー:天動編 12.過重圧殺! 蛮神タイタン討滅戦 13.ローカス 機工城アレキサンダー起動編
<ハイライト> ・GUNNシヴァ生で初めて聞けて耳が幸せ ・日本初公開eScape最高 ・吉P、歌上手いんだけど。ちょっとここまでくると人として嫉妬するよね……。 ・ナンジョルノがフワァって赤く光る衣を翻して、突然ステージに出てきて卒倒しそうになった。 ・テンゼンは私です!蹴ってください!! ・アサヒは私です!嬲り殺してください!! ・祖堅さんのトランペットは涙の味。楽しそうに吹いてれば吹いてるほど、親父さんもきっと喜んでるよって私は涙ぐんでしまう。 ・ライズ1万人以上が時間停止。最前列で止まってたので空気がピタッと止まったことしかわからなかったけど、後ろで見てた人は鳥肌立ったらしい。映像で見たい!! ・アンコールもしたかった。体力的には限界だったけど、アンコールしたかった。
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Q.色々聞くけど、今回イベントは失敗だったの? A.今回は規模が大きかった上に、現地スタッフの知識や統率不足、そして何より誘導不足もあり、辛かった部分も多くありました。(秒速でPCからアンケートに答えたよ!!勿論思うところはたくさんあったからねw)
が!!出会ったヒカセン、会場にいたヒカセンは、みんな優しくて親切で周りのことを考えてて、一生懸命楽しもうとしていて。 どこのバトルや待機列で会っても、嫌な思いをしなかった。 PRIMALSのライブで時間停止をしたときは、みんな止まってた。 2日目のエンディングで吉Pが泣いてしまったときは、皆声を出してた。
全部が全部じゃないかもしれないけれど、私が出会ったのは、悪意がなく、冷やかしも無く、そうゆう熱意のあるユーザーが集まった2日間だったんじゃないかな、という宝物です。
なんか「ファンフェス零式4層」というものを共に大縄跳びで超えたような、一体感があって、個人的には皆!頑張った!!本当にお疲れ様!!と称え合いたい。
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Q.そういえばカフェフロのお客様にはお会いできたの? A.お会いできました……。 皆様、神対応ありがとうございました。
スタンプカード貰って下さった方は是非4スタンプ貯めて、私からグッズをただで強奪していってくださいね。 皆さんからお土産までいただいてしまって本当に、嬉しかったです。
カフェフロのお客様に会えたことで、ファンフェスの満足度がもう一段階あがったので、本当に感謝しかありません。
次回のファンフェスはより良いものになることを願って。 そして、また皆様に会えますように。
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karasuya-hompo · 6 years ago
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映画:バーフバリ見ながら全部メモ 1
 見ながら、それぞれのシーンのざっとした情景(あらすじ……よりももう少しこまかい)、ふと思うこととかツッコミとかを書き連ねていくある意味 実況的なネタバレ全開感想&所感(๑•̀ㅂ•́)و✧
【伝説誕生】
《冒頭》
 どこか哀調を帯びた歌声と共に始まる物語。  メインの舞台であるマヒシュマティ王国から、川を下るほどに、クンタラ王国や盗賊の砦、そしてクンタラの潜伏地なる地名が映し出される。初見ではなんのこっちゃ分からないが見ていると、やがて地図の南端は滝に変わり、流れ落ちるその滝の一隅、滝の飛沫に濡れ樹木の茂った暗がりの岩壁に、炎の明かりが映る。  ���して現れるのは、背に矢傷を受け、赤子を抱いた一人の壮年~初老くらいの女性だ。彼女は傷もあって疲弊しきっているが、それでも懸命に赤子を抱いて進む。手傷を追った彼女は何者かに追われ、必死に逃げているところだ。  賢い女性らしく、血のついた自分の足跡に気づくと、そっとそれを踏みながら後戻りする。  そこへ同じ洞窟から現れるのは、二人の兵士である。彼等は洞窟の出口に落ちている血から、この血を辿ればいいと察する。そうして川の畔にやってくるのだが、足跡は途中で途切れていた。どこへ行ったのか、と見回す兵士の後ろに、先ほどの女性が現れて不意を突き、見事な手際で二人を倒す。  そして再び赤子を抱いたまま逃げようとするのだが、兵士たちを倒したことで精も根も尽き果てたかのように、体はふらついている。歩いて渡るには激しい流れの中で足を滑らせ、彼女は川に流されてしまう。���ん坊を水につけないようにと気遣いつつも、なんとか掴まれるものを探して足掻くが、ついに観念して空へと叫んだ。 「シヴァ神よ、命がほしいなら私のものを捧げる。けれどこの子は生かせ。帰りを待つ母のもとへ帰るため、そして、マヒシュマティ王国の王となるために!」  そして彼女は、右手にたかだかと赤子を掲げたまま、川面に飲まれ沈んでいく……。
 最初からクライマックスだぜぇ! という今となっては懐かしい台詞が、なんの誇張でもなく冒頭5分ばかりでこうして訪れるから凄い。  普通なら、もう少し物語が進んで話に入り込み、キャラに感情移入した頃に来て「ぐおぉぉぉぉっ」となるだろう場面を、開幕3分で見せてくる。  そのくせ、「は? わけ分からん(ㅍ_ㅍ)」とは感じない。それは、高貴な装いのこの女性の力強さ、真剣さ、必死さが伝わってくるからだろう。理由は分からないが、自分の命を投げうってでも「王となるべき赤子」を助ける。自己犠牲の尊さに、素直に打たれることができる。  ここまでのシーンで「上手いな」と思ったのは、地形だ。見せられる地図で、マヒシュマティ王国はこの地方の北、少し小高い場所に位置していると分かる。であればこそ、(滝の大きさ・高さを考えると無茶はあるが)、追われているこの女性が振り返ったとき、はるか彼方に燃えて見える町(王宮) は、「あの高いところにあった国かな」と分かるのだ。
 「王の凱旋」まで見ていると、この女性―――国母シヴァガミ(シヴァ神の妃という意味がある名だそうな。名前でなく”国母”みたいな代名詞みたいなもの??)が、いったいどんな思いで赤ん坊マヘンドラ=バーフバリを抱えて逃げているのか、自分の命を捨てようとも救おうとするのか、その必死さも想像できるようになる。  この赤ん坊は自分の孫、というよりも、”最愛の息子の子供”である。奸計にかかったとはいえ、自らの命令で殺めてしまった愛する息子の忘れ形見だ。そして、実母を陥れてでも国を奪おうとする悪逆な王、もう一人の息子に対抗できる唯一の光明、正当な王であり、また、シヴァガミの愚かさゆえに夫を失ってしまった嫁デーヴァセーナにとっての希望でもある。  なにがなんでも救わねばならない、こんな顛末になったのも自分の過ちのせいなのだから、この命などなくなっても構わない。彼女に命を惜しむ様子がまったくないのも道理だ。  その一念で、彼女は川面の上に赤子をさし上げたままで、しばし流れるか、あるいは水中に没したままとどまることになる。(流れているのかどうかまでは見ただけではちょっと分からない)
《滝下の村人たち》
 場面が切り替わると、そこに素朴な装いの男たちと、やや小綺麗な衣類を身につけた貫禄のある女性が現れる。  赤ん坊の泣き声を耳にした彼等が見つけたのは、水面に差し上げられた手に支えられ、泣いている赤子だった。  驚いた人々は急いで赤ん坊を助けることにする。一人の男が腰に縄をまいて川に飛び込み、赤ん坊のところに泳ぎ着いて受け取った。すると、もう命はないはずの女性の手がゆっくりと、川上、滝を指差した。ついそれを見やって視線を戻すともうそこに手はなく、ただ水面下に、鮮やかな衣装をまとった死者が流れていくのが見えるだけだった。  男は赤ん坊を抱えて岸に泳ぎ戻り、女性に渡す。高価な装飾品を身につけた女性の手は、最後に滝の上を指差したことを伝えていると、他の人々が近くに兵士の死体と洞窟を見つけた。この赤ん坊はきっと滝の上から、この洞窟の抜け道を通って連れられてきたのだろうと察し、届けようと言い出す男がいるが、赤ん坊を抱いた女性は、「乳飲み子を殺そうと追って来るような場所に戻せるものか。この子は、子供のいない私に川の神が授けてくれたものだ」と言い、洞窟を岩で閉じてしまうよう命じた。
 川に沈んでもなお、赤ん坊を支えた手は微動だにしない……ん な 馬 鹿 な wwwwwという光景ではあるけれど、そんなリアリティとは決別しよう。これはそういうリアリティを重んじる物語ではなく、どっちかと言えば神話なのだから。なんとしてでも救わねばならないという国母の一念が、奇跡を起こしたのだ。それとも、王になるべくして���まれた子であるという、運命ゆえか。  川辺に現れる村人たちは、私の目にはどことなくわざとらしく見える。演技として自然ではないというか、個人的には、舞台劇を見ているような大げささ、”型”のようなものを感じる。ごく自然に、本当にそうであるようにとリアリティ重視で現実的に演じるのではなく、むかしむかしあるところに、と語られるような物語として演じる。そんな感じだ。  それにしても、洞窟を閉じろ、この子は私の子にする! と言う女・サンガは、「逆らったら殺す!」である。初見では「どんだけ強いんだこの人wwww」となった。それともインド(の昔話)ではそれくらい女性の権力が強いのが普通なのかな、と。男たち誰も逆らわないし。  ここでサンガがマヘンドラを届けなかったことは、子のない女の身勝手で、誘拐も同然ではあるんだけれど、結果的にこれが赤ん坊の命を救うことになったのは間違いない。届けていたら100%殺されてるだろうから。  川にはまって溺れ死んだ女が支えていた子供と、川べりで死んでる兵士から、「この兵士はこの子を殺そうとしてたんだ」と決めつけるのは短絡的ではあるけれど、事実を言い当ててもいる。サンガがそう決めつけてマヘンドラを我が子にすると決めたことも、ある意味、神話的な運命というものなのかもしれない。
 この冒頭を見るだけでも、これが「貴種流離譚」と呼ばれる典型であることは分かる。いわゆる「本当は尊い血筋の王子様とかなのに、赤ん坊の頃にわけあって故国や親元、城を離れ、市井の一般人として育つが、やがて自分の出生を知り、本来つくべき王座を目指していく」とか「世界を救う」とか。  日本人がよく知ってそうな例でいくと、ドラクエ5のメインの主人公もそうだ。パパスは本当は王だった。けれど彼は息子を連れて王座を離れ、息子はそのことを知らず、父もそれを知らせず育てる。そして冒険の末、実はパパスは王だった、自分は王子だったと知り、王の座へと戻る。  キシュリューリタン、なんていう呼び方は知らなくても、多くの人がいつかどこかで味わっている物語パターンである。
《育っていくマヘンドラ=シヴドゥ》
 サンガの子となった赤ん坊はすくすくと育ち、少年になっている。彼は滝の傍に座り、滝を見上げ、あの上にはなにがあるのと、迎えに来た母に言う。  本来は滝の上にいた子、そこから来た子なので、サンガはせっかく授かった可愛い息子が、滝の上へ戻って行くことを恐れ、「子供を食べる悪魔がいるのよ」と言う。  しかしそれでも少年シヴドゥの、滝の上への強い関心は少しも薄れることなく、もう少し大きくなると滝を登ろうとしはじめてしまった。それを見つかって母親に叱られるも、それでも彼は諦めず挑戦しつづけ、少しずつ少しずつ、幼い頃よりは登れるようになっていき―――。  ついに"現在"になる。25歳の青年になったシヴドゥは、それでもまだ滝の上を目指していた。  同年代の友達たちは、呆れつつも面白がり、それを眺めている。昔よりはかなり高く登れるようになり、素晴らしい身体能力も見せつけてくれるシヴドゥだが、滝は険しくまた失敗してしまう。どうしても「対岸」に飛び渡らないといけないのだが、幅は広く、届かず落ちてしまう。  そして母サンガは、滝の上を目指し、自分のもとからいなくなってしまいそうな息子シヴドゥに滝登りを諦めさせるため、1016回、川から汲んだ水をご神体に注ぐという、「潅頂(かんじょう)」なる荒行を始めていた。  仲間がそれをシヴドゥに告げに来る。母親がそんな無茶なことをしていると知って、シヴドゥはやめるよう頼むのだが、「私の言うことは聞いてくれないのに?」と母親は取り合わない。母は大切だが、滝の上へ行きたいという切実な思いもどうしても譲れないのだ。  そんなシヴドゥがとった方法とは?
 運命なので。  シヴドゥが滝の上に行きたがることに理屈なんかないのである。彼は王国に帰らねばならない。そうしないと映画にもならないし(マテ)。  それにしても、25歳シヴドゥの、顔を出して満面の笑みでバッサアァァァと水をふるい落とすのにはつい笑ってしまったw 少なくともこの瞬間には、演じるプラバースさんもちょっとふくよかなのか、小太りにも見える顔をしている。決して、日本人が一般的に「美男」という顔ではない。その顔でバッサアァァァである。いやまあ顔に関係なく、こんなバッサアァァァやられたら、その俳優が誰でも笑うわ。  で、5分に一回クライマックスがある、なんて言われるこの映画、またしてもむやみに盛り上がるシーンに突入する。  母に無茶な願掛けをやめてほしいが、滝登りをやめると約束もできない以上、さてどうするか。  シヴドゥは、「だったらご神体を水のあるとこへ持っていけばいーじゃん!」と閃いてしまうのだ。  で、シヴドゥはなんとご神体の根本をかち割り、石でできたクッソ重たいそれを担ぎ上げ、運びだすのである。  ここで、リズミカルな歌が入る。ドラムンベース系の、軽くはないが軽快な曲だ。その音楽とともに、シヴドゥは笑顔でご神体を担ぎ、滝の下まで運んでいく。そして常に水が降り注ぐそこにご神体を下ろすと、「これで神にはいつでも水が降り注ぐぞ」、だから母さんが体を酷使して無理な願掛けなんかしなくても、お願いは叶うようになるよ、というわけだ。
 個人的に面白いのが、ここの導師である。なんか胡散臭い嘘つき導師みたいな雰囲気も漂っているのだが、サンガから「これをやれば、息子は私の言うことに従いますか?」と問われ、「子は必ず正しき道に導かれる」と言う。サンガの言うとおりになるとは言っていない。そしてこの胡散臭い導師の台詞は、リアルタイム5時間後に真実となる��だ。  また、この胡散臭い導師だけれど、シヴドゥがご神体の根本を壊し、なにかしようとしたとき、男(サンガの夫である村長)が止めようとすると、導師は彼を制止する。突拍子もないが、なにか偉大なことをやろうとしている、と感じればではないだろうか。そのあたりに、胡散臭くはあるけれど、本物の導師っぽさも漂うのである。
 またこのシーンでは、実際には血の繋がらない母子が、互いを思い合っていることもちゃんと描かれている。可愛い息子に、「滝の上」という元の居所に戻ってほしくない、ずっと私のシヴドゥでいてほしいと願い、そのために苦行も厭わないサンガ。  シヴドゥは、(サンガを養母と知っているのかどうかはさておき)「それなら母さんの代わりに俺が運ぶよ」、それでは願いが叶わないと言われ、「じゃあ母さんを運ぶから、母さんは水を注いで」てサンガを抱え上げてしまう。母の体を労り、そのためなら自分が苦労するのはちっとも構わない。シヴドゥの人柄が描かれる。
 自分が滝の上に行こうとするがゆえの母の願掛けではあるけれど、それでも、願いの成就と引き換えに荒行を強いるシヴァ神、そのご神体を、シヴドゥは強く睨みつける。その後でガツンガツンとつつき始めるのだから、「腹が立って壊そうとしているのか」と一瞬思うが、そうではない。  根本にぐるりとヒビが入ると、シヴドゥはバッサアァァァと威勢よく上着を脱ぎ捨ててセクシーな上半身裸となるw そして曲がかかっていよいよご神体を持ち上げようというとき、シヴドゥはどことなく不敵にも見える、けれど愛嬌のある笑顔でご神体を見る。「神様、じゃあこんなのはどうだ?」とでも言うように、私には見えた。  で、膨張した筋肉で上腕にまいていた木の実を連ねたような飾りはぱっつーんとはじけ飛び、シヴドゥはついに肩の上にご神体を担ぎあげる。  ここで私は、うええぇぇぇぇなんかかっこいいんですけどおぉぉぉ!? となったw  ちなみにここで入る歌の歌詞はシヴァ神を描写して讃えるもので、つまりはシヴドゥがあたかもシヴァ神のごとき、あるいは神に選ばれた存在だということを表しているのだろう、たぶん。  で、村人たちはシヴドゥの怪力に驚きつつ、なにやら尊く感じてしまうのか、ほぼ拝んどきモードにw  彼等に見送られ……というよりも、自然と彼等を従えて滝の下まで辿り着いたシヴドゥは、流れ落ちる滝の真下にご神体を据えて、「母さん、これでもう未来永劫ずっと水は降り注ぐよ」、だから無茶な願掛けなんかもうしなくていいのだと、と笑顔で呼びかけるのである。
 ところでパパフバリも今フバリも、母・妻にかなり忠実だ。ここで描かれるのは今フバリと養母で、母の願いを叶えるため、シヴドゥは自分が苦労を買って出ている。  そんな親孝行で優しい息子たちだが、それでも譲れないものがあり、そのために今フバリは滝を登って養母のもとを離れ、パパフバリは妻を選ぶのである。
《仮面》
 ご神体を滝の下まで運んできて、母も(なし崩しにというか勢いで)納得したそのとき、滝の上からシヴドゥの足元へと流れ落ちてきたものがあった。それは、木製の素朴な仮面だった。  それから数日くらい経過したのか、翌日くらいなのか、ともかくサンガは導師を我が家に招き、食事でもてなしていた。「導師の予言どおり、あれからシヴドゥはもう滝を見上げなくなりました」と。導師はそれも神の御力じゃて、みたいなこと言いつつぱくぱく食べてて、やはり胡散臭いw  しかしその代わりシヴドゥは、拾った仮面に夢中になっていた。滝の代わりにその仮面―――美しい女性のようにも見える仮面ばかり眺めているのである。  導師は、「神のご意志は神のみぞ知る」と答える。そして村長が、「ご神体を運んだのは息子だが、では妻と息子、どちらの願いが叶うのか」と尋ねると、「神はご意志を貫かれる」とだけ言って導師は出ていってしまう。  さて、シヴドゥがどれだけ眺めていても仮面は仮面だし、持ち主のことはなにも分からない。やがて彼は砂地の上に仮面を置き、なにげなくその上に手をついて立ち上がった。そして仮面を取り上げると、砂の上には仮面の内側、そのオウトツにそった顔が刻まれていた―――。
 サンガは「シヴドゥは私のところにいるのが正しいの」と思い願をかけた。「正しき道」と導師に言われ、きっと、「そうよ、息子は母親のもとにいるべきなのよ、これが正しい道よ」と思えばこそ、導師の予言は当たったのだと感じている。  おそらくシヴドゥは、「滝の上に行きたいなぁ」んて思いながらご神体を運んではいない。じゃあなにを考えていたのかといえば、「今から水の降り注ぐところにつれていくから、それで母さんや皆の願いを叶えてくれよ」とか、あるいは、願掛けとしてはほぼ無心に近い、「これ運んじゃえばいいんだよ、そーさそーさ」くらいだったかもしれない。  どちらにせよ、彼等の思惑は導師の言うとおり、まさに「神のご意志」の前では大して意味はない。シヴドゥはまさしく、「神のご意志」により「正しき道」へと導かれることになる。ともすると、サンガの願いは違った形で叶えられたのかもしれない。「息子は母のもとに戻る」。養母ではなく、実母のもとになるのだが。  どちらにせよ、「神のご意志」である。王たるべき者は王に。そういう単純な、そして絶対の運命のことかもしれない。  シヴドゥが「正しき道」、「母のもと」へと踏み出すそのきっかけが、美女を思わせる仮面、である。
 木彫の仮面に美女の面影って無理ないか!? と思ったりしてはいけない。というか、そもそも仮面がその持ち主の顔形に似ているなんて保証はどこにもない、なんて言ってもいけない。  仮面はあくまでもきっかけだ。「なんか綺麗な女の人っぽい仮面だなぁ。つけてた人も美人なのかなぁ。なんかすっごい好みだなぁ。もしこんな人が滝の上にいるなら会いたいなぁ」くらいだと思う。だからシヴドゥは、仮面を手に入れても何日もただ仮面を眺めるだけでいたのではないだろうか。この時点ではいくらシヴドゥでも、「こいつの持ち主は俺好みの美女だぜぇ」なんて思ってはいなかったと思う。持ち主が女の人とは限らないよなぁ、といった常識的な思考もあったんじゃないだろうか。  けれど砂地に転写された顔が、木彫の仮面で見ているよりも美人に見えて、髪とかも砂地に描いてみたら、ますます好み��った。それで、「よし、実際どうなのかは知らないし、いるかどうかも分からないけど、もしいるかもしれないなら、この人に絶対会いたい!!」になったんじゃないだろうか。  そのへんにもきっと、神のご意志と運命は絡んでいると見てもいい。  あるいは、運命ゆえに、理屈なんか一切無視して「これが俺の運命の人だガビーン!!」となった、それでもいいじゃない?  なんにせよ、それまでは「わけもなく」とか「なんとなく、だけどどうしても」だった、滝の上の世界に行きたいという”理由のない望み”は、「この人に会いたい!」という一つのはっきりとした理由、目的を見出した。  そしてシヴドゥは、再び滝の上を目指すのである。
《滝登り》
 仮面の主に会うために、再び滝に登り始めたシヴドゥ。  冒頭で失敗した「対岸へのジャンプ」のところまで来ると、鮮やかな青い蝶がいた。何匹もの青い蝶をまとって現れたのは、白い衣の美女。  もちろん彼女は実在しない。インド映画独自の、歌と踊りと異世界トリップである。もう少し身と蓋のある言い方をすれば、ここに現れる美女はシヴドゥの心象風景だ。身も蓋もなく言えば、空想、妄想、幻想である。  仮面の主がこんな美女だと決まったわけではなくても、「こんな素敵な人だったりして(´ω`*) で、もしかしたらこれって運命で、彼女も俺を待っててくれてるかもしんないしぃ。だったらがんばらなきゃ!!」みたいな感じ?  これで仮面の主がごっついおっさんだったりしたら笑えるのだが、それはさておき。  いくら超人的な身体能力のシヴドゥでも、落ちたら命はないほどの高さにまで登ってきたし、危ない目にも遭う。じりじりと狭い足場を進んでいくようなリアルな場面があったかと思えば、「あくまでもイメージです」みたいなシーンも挟んだりしつつ、「彼は前進と達成のみを知る男だ」という歌に合わせて、ひたすらシヴドゥは登っていく。時折現れ、誘うように、逃げるように先へ先へと、進むべき道を行く美女を追う。  そうして最後。もうどうしても掴まって登れそうもない崖っぷちで、彼はそこにあった竹や蔓から手製の弓を作り、それでてっぺんの木にロープを引っ掛けることに成功し、ついに滝の上の世界に辿り着くのであった。
 私の場合インド映画は、多分に漏れず「ムトゥ 踊るマハラジャ」で初めて見て、それ以来特にチェックもしていなかった。それはたぶん、ムトゥが合わなかったから、というのもある。「唐突に始まる歌と踊り」が面白いとか素敵だとかでなくて、退屈だったのだ。映画自体はなかなか面白く見たけれど、もう一度見ようとは思わなかった。  だからバーフバリも、どんなに絶賛されていてもその懸念はあった。  しかし幸いにもバーフバリの歌・ダンスのシーンは、物語の進行を邪魔しない。  最初の「歌」であるシヴドゥがご神体を運ぶシーンは短めだし、彼が運んでいく姿を並行して映し出しているから、「ちょっと大げさな感じの移動に、歌がついている」という感じである。  そして滝登りのシーンでは、シヴドゥ自身は飛んだりはねたり走ったりじわじわしたり、基本的に「滝を登る」という行為を続けるだけだ。歌(と美女の踊り)はやはり、「危険な滝登り」というアクションシーンのBGMである。  ただまあ、いきなりいかにもCGな青い蝶が出てきて、美女が出てきてで、それがあくまでもシヴドゥの妄想でしかないのであるから、途端にアブナい奴になってしまうがw
 ところで、インド南部のテルグ語映画というのつは、男がたいていストーカーらしいw  もちろんそこには、「思いを寄せる男は、ストーカー的ではあるけど、一途で誠実で、本当に相手を愛している」という前提があるし、「女のほうも満更ではない」という前提もある。これがどっちが崩れてたら、ただの犯罪者である。  ともあれ観客は、シヴドゥのヘヘヘヘ(´ω`*)な妄想を垣間見つつ、一緒に滝の上の世界へと進むのだ。んな馬鹿なwwwwなところもあるが、コミック的だと言えばそれで済む。漫画でなら当たり前にやってるような程度でしかない。  落下したら足にツタが絡まって、とか、普通なら股関節抜けるだろそれ!? みたいなのもあったりするが、漫画とかならありうるシーンだし、実際に描かれて来てもいる。ドラゴンボールとか、そーゆーあれ。普通死ぬ。だが普通じゃないから平気なのである。よし。
 どうでもいい話だけれど、私はこのシーンでの美女さんは、特にどうとも思わなかった。もちろん美人だが、女優さんなんだから美人なのは珍しくもなんともない。「うおぉぉすげぇ美人じゃーん!」とは思わなかった。  むしろ、この後にシヴドゥが出会う「仮面の主」、アヴァンティカの女戦士としての凛々しさと美しさのほうが「おっ」と思ったし、ストーカー男に巧みに着替えさせられたときのほうが、「うひょ~びっじーん!!」と思ったのであったw
《アヴァンティカ》
 ついに滝の上に来たシヴドゥは、林の中を逃げる女性を見かける。兵士たちに追われている彼女はどうやら、あの仮面の面影によく似た女性である。もちろんシヴドゥは助けなければと思うのだが、逃げて行く先、追い詰められたかに見えた彼女の号令で、一斉に矢が放たれた。  樹上に隠れていた男たちと合流し、彼女は果敢に戦う。男のような身なりで女らしい装いもないが、それでも彼女は美しく、しかも強かった。  助けはいらないらしいと見て取ったシヴドゥがこっそり見守っていると、娘は最後の一人の兵士の身にアミュレットらしきものを見つけ、「これはどうした」と奪いとった。「殺した相手が持っていた」と言われ、兵士を殺し、彼女たちは引き上げていく。  その先には、薄汚れた身なりの者が隠れるように集まっていた。娘は兵士から奪い返したものを長らしき男に差し出し、元の持ち主の死を告げる。つい泣き出す少年を、長は厳しく叱りつけた。「デーヴァセーナ様を助け出すまでは、目には涙ではなく、怒りの炎を灯すのだ」と。  シヴドゥに���しいことは分からないが、彼女たちはレジスタンスのようである。であればこそ皆、実用性第一の戦闘服であるし、宝飾品も、贅沢なものもなにもない。そして、デーヴフセーナ妃と呼ばれる人物を救い出すことに命を賭けているようだ。  そしてシヴドゥが見つけた仮面は、彼らが顔を隠すために使っているものだったと知る。(つまり全然、美女の顔をかたどってるわけではないw)  ともあれ、ここまでついてきて見届けたついでに(?)シヴドゥはそのままストーカーを続行するのであった。
 アヴァンティカという、仮面によく似た面差しのその女戦士は、あるとき、湖のほとりで片手を水につけたままうたた寝してしまう。手をついばむ小魚たちのいたずらが心地よかったのかもしれない。  シヴドゥは水中をこっそり近づいて、小魚たちのついばみにまぎれて、彼女の手にあざやかな孔雀の羽のタトゥーを描いた。アヴァンティカはそのことにまったく気付かないまま、やがてアジトである洞窟に帰っていった。  そして長から、デーヴァセーナ救出の大役を任される。その証としてアミュレットを授けてもらうのだが、彼女が出した手には鮮やかなタトゥーがあり、見つけた長は「化粧にうつつをぬかすような奴には任せられん」と怒ってしまう。アヴァンティカ自身には身に覚えのないことである。驚いた彼女は、任せてもらえない悔しさで泣きながら、「この涙は怒りの涙です。見ていただければお分かりになるはず」と長を説得する。  そしてそれから、友人である女性を囮にし、このにっくき悪戯者をこらしめることにした。こんな不覚をとったとしたら あのときだけだと、アヴァンティカは友人に自分の身代わりをさせ、同じように泉のほとりに寝そべらせる。そして自分は、その姿が見える樹上に隠れて、近づいてくる者を弓を狙うことにした。  ところがシヴドゥは一枚上手だった。弓を構える彼女の後ろの枝にねそべって、捕まえてきた小さな蛇を彼女の肩へと這わせる。そして今度は、その蛇の感触でごまかしながら、ちょいちょいとまたタトゥーを描きあげてしまった。
 タトゥーと言っても、描いているだけのものでしょう。針でさしてたらさすがに気付かないはずもありません。だとしても、相手の体に勝手にお絵かきとはヤバい奴w このへんはもう、自分がフラれること、相手がそれをマジで嫌がることなんて考えてもいないし、そしてそれが正しいというテルグ的ご都合主義、と言ってもいいかと思います。  気づかないアヴァンティカもアヴァンティカです。二度目の肩に描かれるものは自分では見えにくいので、友人に「それなに?」と言われないと見つられないのも仕方ないでしょう。 しかし一度目のは手ですよ? 手の甲というか、そのへん。なんで気付かんのだ。  それに、うたた寝してたときはともかく、弓を引いて狙ってたときなら、小蛇の感触とそれ以外と、分からないものでしょうか?  と、冷静な頭はツッコミますが、いいんです。気づかないんです。そういうオヤク��クなんです。んな馬鹿なwwwwと思っても、白けない。おいおいと思いながら楽しんでしまう魅力があります。
 あと、こまかいところはこまかい、それが映画としての面白さを支えてる、というところもあるように思います。  バトルシップとかもそうですけど、大味で大雑把に見えて、設定が地味に活きてるとか、こまかいところがあったり、オイシイ伏線をきっちり拾うとかみたいに、なにもかもが大味なわけではない。  初めて滝の上に来たシヴドゥは���感動の面持ちで雪をかぶった枝を見ていたりします。たぶん雪なんてもの初めて見たのかもしれない。「ついに、ずっと行きたかった滝の上に来た!!」という感動がちらっと描かれる。  そして、追わせれてたか弱い女性のふりのアヴァンティカが、本来の強い女戦士に戻る直前に、一つ深い呼吸の音が入る。力を込めるひとときです。こういうのがちゃんとあったりする。  しかもその間もテンポもいい。嬉しそうに滝の上の世界を見るシヴドゥ、女性の悲鳴、走るシヴドゥがただそれだけなのに何故かスローモーwwwでちゃんと草も生やせる、逃げる女性、それが深呼吸一つを境に、「剣を!」という一言とともに一変する。  だから飽きずに、笑いながら、そしてつい惹きこまれながら、見てしまうのではないかなと思います。
 なお、一回目に見たときには、まだ固有名詞も覚えていないのがピンと来ませんが、このシーンの後、冒頭で出てきた地図が現れ、そこが「クンタラの潜伏地」だと分かります。  ほんと、初見では記憶に残らないのですけどw クンタラ王国とかデーヴァセーナ妃とか、固有名詞はこのへんあたりでは完全にスルーです、わたくし。  しかし「王の凱旋」まで見終わって戻ってくると、冒頭の地図で「そうか、ここが彼らのいたところで、だからクンタラの潜伏地なんだな」と分かるし、このシーンの切り替えの場面でも「クンタラノ潜伏地から、さて一方その頃、マヒシュマティ王国の武器工場では」としっかり分かります。
 この続きは、いつになるか分かりませんが、また次回!  いよいよカッタッパ登場ですよ!!
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riehayasaka · 4 years ago
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ラーデーラーデー💓💓💓 お久しぶりの投稿で長文失礼いたします😌 ・ 今世有難いことにバクティを知ることができたので、祖父が亡くなった時の涙も悲しみの涙ではなかったのですが、今回は長かったなぁ😌🌻 ある人がグルに、バクタは大切な人が死んでも泣かないのかという質問をされたのですが、いやめちゃくちゃ泣きますよと答えられていて、涙が出るのも仕方がないと思えました。だって神様は偉大なエネルギーや大きな光のようなものではなく人格者なのだから🤍よく泣くしよく笑うしイタズラして母親にお尻ぺんぺんされるし笑、愛する人がいてその人を愛して愛してやまない愛の人。そしてみんなに幸せになってほしいと願っている人。 ・ 初七日の朝、突然目の前が真っ青に光が眩しく射して、クリシュナの前にシヴァが立ちその右手前に友人が最幸の笑顔で私に手を振っている!なんだかめちゃくちゃ幸せそうなビジョンを見て、クリシュナに会えて良かったーと安心したのです。どんな想いでこの肉体を去ったのだろうか、私があなたにやり残したことはなかった?なんていろいろ思っていたことも全て、いつもいつもその時がベスト!全てがベストで進んでいる!と、また教えてくれたような気がしました。 バクティをもっと広めてねと言われたので、マンガラアラティという名前のお役目があるからこそ、先の見えない暗闇の道と一人ひとりひとつ一つの素晴らしい魂に光を射して差し上げられるような人にならなくては!と、同じく光という意味のジョーティッシュ (ヴェーダ占星術)や、人生の取扱説明書であるヴェーダ経典をもっと伝えていかなくては、と思い決心いたしました🤍 ・ そのタイミングで重大なご奉仕の機会をいただいて。宇宙創造主クリシュナの降誕祭で、まさかのお料理隊長というお役目。僭越ながらリーダーとしてお料理隊員の方々と一緒に愛のプラサーダ(神聖な愛のお食事)を作らせていただきました🍽 何十人分というとんでもない量だったこととプラサーダム作りという重大なお役目。皆さんと一緒にご奉仕させていただき幸せでした。 宇宙創造主クリシュナの最愛の人ラーダーラーニーはお料理上手で、この方のお料理を食べた人は健康になる!という慈悲を授かっている宇宙一美味しいお料理を作られる愛の権化の美しい女性。 お料理は神聖なもので、作っている人の意識がダイレクトに食べ物に移るため、特にグルに召し上がっていただくお料理を作ることができる人々は、バクティを何年もやられていて、心・意識がピュアな人に限られると言われてきたためとても責任重大。お料理を作ることは本当に間違いなくラーダーラーニーからの祝福だよー!マンガラアラティの愛がミックスされたプラサーダムをいつか私も食べたいよ〜と、寺院のお友達も突然メッセージくださり、なんだかこのお役目をラーダークリシュナ、グルと仲間からいただいたお陰様で、私自身もたくさん浄化させていただいたような気がします。 Cooking is really and fully Radharani's blessing, she is the best cook in the world 💕 One day I will taste this prasadam made with Mangala arati love mixed in ☀️😁 改めて、今私のお役目と目の前のお志事にしっかりと向き合って、出逢った方の心にハッピーな愛と希望の光の種を撒いていけるような存在に、そしてマンガラアラティのいるところには幸運が訪れるというお言葉負けをしないよう、そこにいつも吉兆さを運ぶことができるような存在として、お役目を全うできますようにと願うばかりです。 ・ ちょうどこの一連の出来事があるほんの数日前に、昔料理教室で数年間講師やメニュー考案やイベントに広報に携わらせていただき毎年1000〜1500名ほどの生徒さんとたくさんお料理を作っていたことを思い出し、その頃使用していたさまざまな調理器具を整理していたところでした。すべてのことには無駄がなく、全てが繋がっていて全てはラーダーラーニーから運ばれてくる。だから何も恐れることも不安に思うこともないのですね😊💓 ・ その吉兆なクリシュナ降誕日に、ヴリンダーヴァンから動画付きのメッセージが送られてきました。 ムンゲル寺院のサドゥマハラージが、私を助けてくださり、毎日心と身体のケアに愛用させていただいている純粋なラーダークリシュナからの贈り物とも言えるハーブを、マハラージご本人も愛用してキスまでしちゃうくらい大好きに大切にしてくださっているお姿でした。愛たいですね〜🥺💓今度お愛できたらめちゃくちゃハグしまくります笑❣️ ・ 降誕祭で沐浴をした後のクリシュナが黄金ピカピカに光り輝き、ほっぺがスマートになってより一層男前に😂変身していました!その日断食だったからかな?😂 ラーダーラーニーが灼けた小麦色の肌に見える🌞👸🏽🌹🧚‍♀️❤️ 私はガスコンロ4口フル稼働の暑さ故、タオル巻いて屋台のおじさん化👨‍🦳とても美しいマンジャリー姿ではなかったよ😂💖 ラーデー💓愛してまぁす💖❤️💖❤️ とびきりの愛と優しさと笑顔をありがとう🌸🐎😊#バクティ (Vrindavan) https://www.instagram.com/p/CD_Jkk8JlYf/?igshid=1fpgdkp81ogz1
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wata0401 · 7 years ago
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かぐやと魔法剣
かねてから魔法剣ビルドについて執筆をしていたものの、シヴァ環境なこのご時世、何を世迷い事を言っとるんだ?という気持ちもあり、なかなか踏み切ることができませんでした。ですが愛用の魔法剣について好きな部分を紹介したいと思い、記事をまとめ直して投稿することに決めました。 拙い内容ではありますが、よろしくお願いします。
【目次】 1.バージョン3.11-Aのかぐやについて  1-1.ビーム型かぐやについてのおさらい  1-2.ビルドのテンプレート
2.意思持つ災厄の魔法剣  2-1.魔法剣とかぐやの相性  2-2.魔法剣のメリット  2-3.魔法剣のデメリット  2-4.魔法剣ビルドを組むときの考え方  2-5.魔法剣ビルド、実際に組んでみた
3.破壊少女シヴァ  3-1.シヴァとかぐやの相性  3-2.ショールか、シヴァか、魔法剣か
4.おわりに
1.バージョン3.11-Aのかぐやについて
■1-1.ビーム型かぐやについてのおさらい かぐやの基本については先人の方々が解説してくださっているので、ざっと流します。
かぐやのスキル、月影の矢(通称:ビーム)は兵士列を一掃することができます。 ※実際は大兵士がミリ残り、爆風判定によって数体残ります かぐやはSSでの兵士処理速度が随一ですが、ビームが加わるとレーン上げ・守りの瞬発力が相当高くなります。 このビームで兵士処理をするには、スキル攻撃力アップのアシストまたはソウルを付ける必要があります。 スキル攻撃力アップが無い状態だと、レベル6になるまで兵士1確をとることができません。 現環境、かぐやに採用されるスキル攻撃力アップのアシストは主に『シヴァ・ショール・魔法剣』の3つのうちどれかで、その中でおすすめなのがシヴァとなっています。
■1-2.ビルドのテンプレート 上位陣のほとんどはシヴァビルドになっています。構成は以下の通り
誠実な王の服 or 乙女が流した神秘の涙 自由枠 自由枠 シヴァ
エルガーグランツ
自由の2枠は多彩ですが、以下のようなアシスト群がよく採用されています。 ストレート弾速を上げる「マグスの魔笛」「嘘隠さぬ王の帽子」 ドロー火力を上げる「九環の錫杖」「使い込まれた糸切り鋏」 体力を盛る「上質な絹のふんどし」「礼を込めし小人装束」 対面キャストによって対策する「気高き獣公爵の服」「空飛ぶ魔法のトランク」
1枠+シヴァ+グランツで実質完成しているかなり高ポテンシャルなキャスト。というのが今のかぐやです。
※※※ ここから先は魔法剣を語るだけのコーナーになります。
2.意思持つ災厄の魔法剣 スキルを3回使用すると特殊効果が発動し、攻撃力が上がります。 効果時間は50秒。MAXで60秒になります。クールタイムはありません この『攻撃力』というのは『ストレートショット(SS)・ドローショット(DS)・スキル』すべてを指しており、具体的にはSSが3メモリ分、DSが5メモリ分。スキル火力は1.07倍ほど上がる、とのこと。(検証されている皆様ありがとうございます)
■2-1.魔法剣とかぐやの相性 潤沢なMPが強みのかぐやにとって、スキル3回使用という条件はさほど難しくありません。 また次項で記述しますが、かぐやのビルド構築にも向いているため相性のいいアシストだと思います。 使用するにあたっては、【HP管理】【効果発動の管理】が重要になってきます。
■2-2.魔法剣を積むメリット ビーム型かぐやのビルド構築は、 『1.レベル3で小兵士1確が取れるようにSS攻撃力を盛る』 『2.ビームで兵士処理���できるようにスキル攻撃力を盛る』 この1と2の両方をクリアすることが基本です。 かつてショールでビルドを組むのがテンプレだった頃は、それぞれの条件で1枠ずつ使い、最低でも2枠が必要でした。 魔法剣は、発動条件を満たせばこれ1本で1と2の両方をクリアすることができます。
これまで2枠必要だったのが1枠で済むようになりビルド幅が広がる、というのは革命的なことでした。 シヴァが登場するまでは、これを実現できる唯一のアシストだったため採用者もそれなりにいました。 魔法剣は【条件付き発動+時限効果】。対してシヴァは【常時発動】ということで、比較すればシヴァに軍配が上がります。 ただし、シヴァはマスタースキルが攻撃に限定されるため、シヴァで移動��回復などのスキルを積むことはできません。 スターブリンクが積める点は魔法剣ビルドの好きなところです。
■2-3.魔法剣を積むデメリット ・HPが低くなる ショールから魔法剣に変えると、ガクッと目に見えてHPが下がります。ショールと同じ感覚で立ち回っていると本当に危険です。
・条件効果ゆえの不安定さ 咄嗟にビームで兵士処理したい時に、効果が発動しておらず兵士が生き残ってしまった、というケースなどが考えられます。かぐやは変に尖らせるよりも、安定した構築でどっしり構える方が向いたキャストです。 手堅さがある反面、取り返す力は弱いためワンミスが命取りになることも少なくありません。不安定さはなるべく取り除くことが望ましいと個人的には考えています
■2-4.魔法剣ビルドを組む際の考え方 組んでみて「それならシヴァでよくね?」となるようなビルドは、素直にシヴァにするべきです。
不安定さは取り除くことが望ましい。なのに何故あえて不安定な魔法剣を使うのか? 自分が魔法剣ビルドにしている理由は、シヴァでは組むことができないビルドタイプに魅力を感じてしまったせいです。 具体的にはマスタースキルとMP総量です。 魔法剣なら何ができるのか。その点をよく考えて組むことを意識するのが良いかと思います。
実際に組む時のポイントとしては、以下の2点を押さえるようにしてください。 ・Lv4以下でストレートを少量盛る ・体力を盛るor速度を盛る
魔法剣には必ず効果切れのタームがあり、その時に魔法剣のパラメータだけだとストレート火力が足りず、兵士1確が取れなくなります。 レベル3でスムーズに効果発動できたとして、レベル4の間に1度は効果が切れます。そこのケアを考えなければいけません。
SSは小アップくらいで大丈夫です。もちろんガッツリあげてもいいです。
安全なのはLv3以下で盛っておくことです。Lv3で上手く魔法剣が発動できなかった場合でもケアできます。 運用に慣れてくると、Lv3のうちは魔法剣効果で突破してLv4で1確にするという構築にスライドしていけます。 ただまずは土台をしっかり固めてからにしましょう。
体力or速度は、優先度的には体力を盛るのが安全かと思いますが、自分のタイプに合ったパラメータを伸ばすといいです。 体力盛り、火力盛り、弾速盛り、足盛り、どんな方向にでも伸ばすことは可能です。ただし効果は未知数。 ※魔法剣に限ら���、キャストの役割から大きく外れるようなビルドは避けましょう※
■2-5.魔法剣ビルド、実際に組んでみた 私自身が運用したことのあるビルドを中心に解説していきます。
A:王服/魔法剣/頭飾り(WR専用)/陽気なソレイユ 魔法剣(MAX)+頭飾り(MAX)で、Lv3でSS1確が取れます。 ソレイユのMP軽減で魔法剣の発動を安定させ、スピード大アップも魅力。ショールビルドで課題だった速度周りが快適になり、非常に運用しやすかったです。 体力が盛れていない点に注意が必要です。
B:王服/魔法剣/髑髏の首飾り/陽気なソレイユ Aのコンセプトを尖らせたビルド。Lv4でSS1確、さらに髑髏+ソレイユでスキル回転数が大幅アップ。 ビームが約15MPで打てるのは、使ってる方も若干チートでは?と思いつつ。サテライトキャノン感覚で楽しめました。 髑髏のヒット数稼ぎに魔法剣未発動ビームなども小ネタ程度にはなります。 Lv3時点の運用と、こちらも体力が盛れていない点に注意。レベル先行できないままズルズルいくとコンセプトが活きません。
C:王服/魔法剣/ふんどし/クイーンオブハート(QOH) ソレイユ下方を受けてからのメインビルドにしていました。 バージョン3.0でリンクシステム面が強化されたことを受け、魔法剣がリリースされる前のCR25~29の間はショール+WR専用+QOHの運用をしていました。 その当時のビルドよりも体力と攻撃力が純粋に底上げされ、より体を張りやすくなっています。 リンクを狙っていくには味方と足並みを揃えること、自身が長く前線にいることが大事になるため体力は重視したい所。 自分の技量ではなかなか敵キャストを仕留めきれないので、いつも「リンクで事故れ!バグれ!」と心の中で思っていました。
D:王服/魔法剣/望月の姫の頭飾り(WR専用)/ナーサリー・ライム 最近メインで運用しているビルドになります。 ナーサリーはHP+スピードという個人的に欲しかった部分にぴったり当てはまるパラメータで、魔法剣ビルドとしてはとてもバランスよくまとまったと感じます。 特殊効果の回復性能も高水準なようで、地味~なHP回復が知らず知らずのうちに継戦の役に立ってくれています。 特に、回復のおかげで帰城でラインを下げるリスクが少ないため端レーン戦にはめっぽう強いです。 帰城してもビームでリセットする手はありますが、相手が待ち受けている状況ではビームを通させてもらえないことも多いです。 一定のラインで鎮座し続けられるというだけで守りが堅くなり、この状態のかぐやを崩すのは相手も骨が折れると思います。 個人的に端レーンに苦手意識があったんですが、このビルドにしてからは積極的に端に行きたくなっています。 MP回復も魔法剣と相性がいいです。
3.破壊少女シヴァ マスタースキルが「攻撃」カテゴリの場合、攻撃力とリンク攻撃力が上がる 攻撃力アップは魔法剣と同等で、加えてリンク攻撃力も上がります。しかも常時発動。 まったく魔法剣が���むレベルの性能をしています。
■3-1.シヴァとかぐやの相性 シヴァ+攻撃(赤色)のマスタースキルを積むだけで、ビーム型かぐやに必要とされる要素をすべて満たすことができます。 しかも魔法剣のような不安定さが無く、時限コントロールなんぞ意識せずとも魔法剣同等の性能を引き出せて非常にお手軽です。 シヴァのおかげでビルド幅だけでなく、かぐやの基礎火力そのものが大幅に上がりました。 ビルドに悩まなくてもこれ1枚で完結する非常に分かりやすいカードなので、これからかぐやを使い始めるという人におすすめです。
■3-2.ショールか、シヴァか、魔法剣か どれを選ぶかは各々のスタイルで問題なし。とは言うものの、今おすすめするとしたら断然シヴァです。 自分が魔法剣を使っていながらアレですが、シヴァの万能さは素晴らしいと思います。強いです。非の打ち所がない。 魔法剣を語る記事にしたいとは思っても、今一番かぐやに合うビルドに嘘はつけません。 ショールの方は下方も入り、さすがに稼働初期のアシストですからステータス的にも物足りなさが出てきたように感じます。 近頃はステータス互換の上位アシストなども登場してきているので、ショールの上位版もいずれ出るかも知れません。
私の場合は、自身の立ち回りのクセと目指したいビルド構築の都合で魔法剣を愛用しています。 私が思う魔法剣の一番の恩恵は「Lv4以上のソウルを無茶なく組めるようになったこと」です。 ソウルってアシストカードよりも優秀で、伸ばしたいコンセプトの核になる部分だと思っています。またWRソウルの特殊効果も貴重です。 そういう意味では、アシストの魔法剣単体がソウルのシヴァに性能で劣るのは致し方ないことかなぁと思っています。 もちろんシヴァも優秀な効果を持っているんですが、これは個人的な理由で、MP補助のある方が自分には向いていたためナーサリーになりました。 ソウルを選べる楽しさは魔法剣ならではです。
4.おわりに
2018/5/14、新マスタースキルとソウルが追加されました。
シリウスブリンクは特に注目され、かぐやにも有用そうなスキルだと思いました。韋駄天も興味深いです。
またソウルの若紫、これがなかなか。個人的に欲しいステータスと合致しているのでゼヒ採用したい1枚です。
これらはシヴァビルドでは積むことができません。だから魔法剣…という話ではなく。
今はシヴァ最優の環境で間違いないですが、魅力的なマスタースキルやソウルは今後も登場していくと思います。
そんな時に、魔法剣という選択肢もあるよ。という紹介になればと思い、記事を書かせていただきました。
この記事が魔法剣に興味を持っていただけるきっかけになれば幸いです。
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mobileappdata · 7 years ago
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iTunes Store: トップ無料 App / May 09, 2018 at 01:03AM
ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛 - SEGA CORPORATION
ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛 SEGA CORPORATION ジャンル: ゲーム リリース日: 2018年5月7日
王子ピエトロと森の魔女ナルシア、 大人に成長する二人を待つ使命、新たなる冒険ーー シリーズ最新作、愛と友情のドラマチックRPG。 戦略性の高い、迫力の3Dバトル と 最大20人対20人の海の女神の船団戦! 感動の冒険物語を紡いでいく先にはーー。 ----------------------------------------- 3つの視点で展開されるドラマチックなストーリー ----------------------------------------- ◆メインストーリー ピエトロとナルシアの新たなる物語 ーー ポポロクロイス王国の王子ピエトロと、森の魔女ナルシア。 ある日ふたりは、ルーベンの森を守る妖精王メディアから使命を託される。 それは、ふたりの運命を大きく動かす旅のはじまりだった。 ◆サイドストーリー 海を越えたモルグ教聖地ビルカ村から始まるもうひとつの物語 ーー ポポロクロイスより海を越えた先に位置するネクロシア大陸。 その片隅にあるモルグ教聖地ビルカ村にあらわれた「神の使徒」を名乗る男。 彼の出現により、 ザマドやルチアたち祈り人7人の運命は思わぬ方向に動き始める…。 ◆ブレイブストーリー キャラクターごとに描かれる物語 ーー 表舞台では語られる事のない過去のエピソードや、胸の内に秘めた様々な想いを、 独立したショートストーリーとして紐といていく。 ----------------------------------------- 簡単操作で高い戦略性を実現した 迫力の3Dアクティブ・レーン・バトル! ----------------------------------------- お気に入りのキャラクターでパーティを組んで、 迫力の3Dバトルに挑戦しよう! ◆オートモードで簡単爽快バトル! 難しい操作を自動で進めるオートモードで楽々プレイ フリックひとつで強力な必殺技発動! ソードフレイムやガミガミミサイルなど、 おなじみの必殺技も多数登場。 ◆マニュアル操作で戦略的に攻略しよう! マニュアル操作では、 4つの属性と多彩な陣形を意識した、 戦略性の高いバトルも楽しめます。 ----------------------------------------- 海の女神が見つめる最大20vs20の船団戦! ----------------------------------------- 同じ船に乗る仲間たちと力を合わせ、 戦略性に富んだ船団戦に参加しよう! 定期的に開催される大会では、 戦績によって超豪華な報酬をメンバー全員が 受け取ることができます。 ----------------------------------------- 感動のドラマを彩る、ポポロなキャラクターたちと ポポロな超豪華声優をキャスト! ----------------------------------------- ナレーション:堂ノ脇 恭子 ピエトロ王子:折笠 愛 ナルシア:白鳥 由里 白騎士:江原 正士 ガミガミ魔王:大塚 明夫 ジルバ:かない みか レオナ:根谷 美智子 トト・ゴンザレス/鬼面童子:杉田 智和 ココ・ドンペリオ:中村 悠一 キララ:大谷 育江 ザマド/アルマ王子:阿部 大樹 メル:こおろぎさとみ フォリア:内田 真礼 ファウスト:内田 雄馬 アイリーン/ジェシカ:上間 江望 シーリス/シヴァ:日笠 陽子 オルガ:三上 枝織 ディケイド:三木 眞一郎 ミーシャ:二又 一成 セレン:福圓 美里 ダイソン:立木 文彦 ナターシャ:吉岡 麻耶 ロビン:関 俊彦 アルバ:花江 夏樹 レパルド:屋良 有作 イアン/クロウ:酒井 広大 キース/コンラッド:笹 翼 ザッパ:小山 剛志 アルジェ:小原 莉子 アーシェラ:森 なな子 カルロ/タモタモ:森嶋 秀太 バール/アデス国王:水中 雅章 アルフォンス/ディアナ:長江 里加 ルンナ/ロッティ:日岡 なつみ ビョルク:林 大地 リズ:木野 日菜 エリィ/リリア姫:早瀬 莉花 セレスティナ/イザベラ:秋奈 カエデ:若井 友希 タラス:山下 大毅 ----------------------------------------- ポポロクロイスを手がける開発スタッフ ----------------------------------------- 原作:田森 庸介 プロデュース / 原案 / 構成:山元 哲治 シナリオ:藤咲 淳一 キャラクターデザイン:川上 修司 音楽:佐橋 佳幸・石川 鉄男 ◆ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛 公式サイト  https://ift.tt/2wdtBPz ◆ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛 公式 Twitter   @popolo_PR #ポポロクロイス (c)Yohsuke Tamori (c)SEGA © ©Yohsuke Tamori ©SEGA
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valiantlydarktiger · 7 years ago
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【創作】 雷帝は赤子に翻弄される
だらだら書いているインド神話翻案ものです。 スカンダの話をまとめて、余力があったらもう少し先まで。
【今までの話】 破壊神は火で戯れる(R-18 シヴァの怒りを鎮めたアグニ腹痛)  火神は河で癒される(アグニ、ガンジス河に落っこちる)  鬼は火を抱く(R-18アグニ、ブタガナスの鬼を手懐ける)  幼子は火に習う(ガネーシャ、初めてのお勉強)  火と河の子(スカンダお誕生)  魔王と輝く子(宿敵ターラカご紹介。赤ちゃん元気良すぎ) 
 天界の王インドラは、長い間苦悩していた。  神軍を率いる将軍である王は、暴竜ヴリトラと戦い、王の地位を脅かすものと戦い、天界を支配しようとするものと戦うのが使命である。  だが、創造神ブラフマーの恩恵を受けたアスラ族の王ターラカに、どうしてもかなわない。  不死の神々だから、どれだけの猛攻でも滅ぼされることはないのだが、敗北するし支配力も権力も財宝も取り上げられ、屈辱を強いられる。  奪った財宝と権力で、不死ではないもののその分子も多く産まれるアスラ族は繁栄し、ますます軍が強くなる。  音を上げた神々が、インドラにターラカを討てと迫るのだが、シヴァの息子以外には殺されない恩恵を受けたターラカをどうしろというのか。  不死ではないからこその命知らずの勇敢な軍勢に、不死ではあるが勝ちきれない戦に疲れ切って士気の落ちた神軍は、もう長いことまともに立ち向かえなくなっていた。  破壊神シヴァが、長い悲しみを越えて新たにパールヴァティーを妃に迎えたときは、これでターラカを倒す子ができる、と、天界が歓喜に包まれたものである。  だが、それから千年。  象頭の子を我が子としてシヴァ夫妻は溺愛しているが、それっきり。  インドラ率いる神軍は消耗して疲れ果てたまま、何の見通しも立てることが出来ずにいる。
 庭園をインドラは歩いていた。  負け戦続きで士気が下がり続けているせいか、庭園も荒れて半ば森になっている。  最初、火神アグニか、と、思ったのである。  荒れた庭園を見かねて、焼き払いに来たのかと。  それくらい、まだ天にある太陽くらい、眩しいものがいた。  ただ、幼い。  ころころ転がるように走ってはつまづいて転んで、地べたに這う前に上手に転がって立ち上がってまた走り回る。  走る度に火の粉が飛ぶが、燃え移りはしないので、もしかしたらアグニではないのかもしれない、と、インドラはそのまま小さいものを見ていた。  ころころ転がって走って、急に立ち止まって、小石を見つめて拾って、口に入れてみーと泣く。  どこの子だ、と、インドラがのんびり眺めていると、兵士が駆け寄り、ひざまずいた。 「どうした」 「正体不明のものに庭園までの進入を許してしまいました」  あれか、と、指さすと、兵士ははいと答える。 「何だ、あれは」 「アグニ様のお戯れか、アグニ様と同等に熱いガルーダ様かと思っておりましたが、何一つ言葉が通じません。あれはどなたでしょう」  伝達に来た兵士はだいぶ煤けて、庭園の外で体勢を立て直している軍からは焦げた金属の匂いが漂っていた。 「どなたか存じませんが、なんとしても捕らえます。庭園を荒らすお許しをいただきたく」 「赤子一人で何を騒いでいるか」  おいで、と、インドラが抱き上げると、赤子は笑って手を伸ばす。  きらきら光っていい匂いのするきれいな顔の赤子は、抱き上げられてきゃっきゃと笑って、それから、ごう、と火を吹いた。  これしき何でもない、騒ぐな、と、兵士を制する間に、赤子はインドラの腕をすり抜けてころころ走っていってしまった。 「お怪我は」 「なんだあれは」 「存じません」 「インドラを焦がすようなものを放って置くな。すぐ捕らえろ」  一瞬だ、火傷をするような火ではなかったが、それでも、前髪が灰になってぱらぱらとこぼれ落ちた。  走っていった赤子は、大輪の花を見て、花に埋まるように匂いをかいで、それから、食べる。  あまり気に入らなかったようで次の花に行こうとしたところに、精鋭の兵士が数人飛びかかった。  が、赤子は気にもせず、兵士の足の間をくぐるようにすり抜けて、花に顔を埋めていた。  ならば、と、大きな布でくるみ込むように押さえ込む。  麻布の感触が楽しいのかご機嫌にもぞもぞ動いて、すぐ、布を灰に変えてすり抜けた。  なんだあれは、と、インドラは、声に出す。  大人げないのは承知の上で、槍を構え、棍棒を見せつける兵士達だが、インドラが見ても渾身の一撃は赤子には遅すぎるらしく、棍棒を持つ腕にしがみつかれ、突いた槍を駆け上がって肩に乗られる。  自分より重い槍を取り上げて、小さな手で抱きつくように握って、ぶん、と振り回すと、十数人集まっていた兵士が風圧で地に伏した。  自分も吹っ飛ばされたが槍を離さなかった赤子は、満面の笑みで槍を引きずって、動きあぐねている兵士達を見る。  ぶん、と、振って、前衛を吹っ飛ばした後すっぽ抜けた槍は、大岩に半ばまで突き刺さり、次の瞬間、岩を砕いた。  わっ、と、散った兵は、赤子の手ががら空きの間に、一斉に弓を構える。  インドラは、止めなかった。  手練れの兵達は、一斉に、いや、ばらばらに一点めがけて射る。  勝利を約束されたターラカを倒せないだけなのだ、むしろ、兵力をかき集め個々が意地の限りで己を鍛え上げた神軍の射撃、よけられるはずがない。  が、巻き上がったのは土煙ではなく、黒煙と火柱。  灰だけかぶった赤子は、全くの無傷のまま、燃え残った矢を見る。  弓を引く真似をして、首を傾げて、ぱたぱたと兵士達のところに走ってきて、呆然としている一人から弓を取り上げた。  さすがに小さい体で大人が全力で引く弓は扱えないだろう、と、覗き込んでいる間に、赤子は弓を起こし、手も足も使って難なく弦を引く。  弓は引いたものの、つがえ方がよくわからず、じーっと弓を持っている兵士を見ているから、兵士は上の空でお手本を見せてやる。  上手につがえてご機嫌な赤子は、インドラにまっすぐ矢を向けるが、兵士がかすんで見えるほど遠くの岩にそーっと向けてやると、赤子は喜んで、そのまま射った。  庭園を造るときに、大地とつながっていて削り取れなかったので、そのまま残した大岩は、射抜かれて根本から割れ、矢に引きずられて吹っ飛ばされ、砕けて、砂になった。  誰も、何も言わずに岩のあったところと赤子を見比べていた。  赤子は、もう一回やってみたいらしく、もう一本よこせと兵士を追いかけるが、走っている内に鬼ごっこが楽しくなったらしく本気で走り出し、兵士を蹴倒して背中を駆け抜けて、適当に地べたに転がる。 「…インドラ様」 「もういい、庭園から出すな。創造神維持神破壊神の戯れでも度が過ぎる」  インドラは、雷を武器に変えて構える。  赤子は、篝火に躊躇なくよじ登り、顔をつっこみ、燃える油に手を突っ込んで、炎ごとなめ取る。  髪も手も肌にも炎が燃え移るが、赤子はご機嫌なまま、むしろさらに輝いて一回り大きくなり、しっかりと立ち上がる。  火神アグニは、何よりも熱く気性が激しいので、誰も何も無理強いできないのだったが、ただの火である自分をよくわきまえていて、自分の火で誰かを傷つけるのを好まない。  そのアグニによく似た赤子は、初めて見る世界を楽しむように、好奇心だけで走り回り、見たもの全てを覚えて身につけていく。  槍も、弓も、誰よりも上手に力強く使いこなせているこいつは、雷を見たら覚えるだろうか。  だが見せるのは一度きり、真似する暇も与えぬ。  赤子は、インドラに気づいて振り返った。  ほんの少しの間に、よちよちしていたのが、地面を踏みしめて睨み上げるくらい、しっかりしてきている。 「強い子よ、よく暴れた。ここで名乗って引くのなら、私の部下にしよう」  赤子は、じっとインドラを見ていた。  そして、インドラの構える槍を見て、自分も小枝を拾う。 「わからないか。ならば仕方ない」  どん、と、天界が揺れた。  インドラの雷が庭園を割り、赤子は裂けた自分の脇腹をぽかんと見ていた。 「さあ、治してやるからおとなしくしろ」  インドラが手を差し伸べるが、赤子は、吹き出す自分の血に、指を浸す。  いじるな、と、やめさせる間もない。  赤子は裂けた自分の脇腹から、自分と同じ顔同じ姿を二人引き出し、すぐに立ち上がった分身ともどもに構え、インドラを見上げる。  なんだ、これは、と、何度目かにインドラは声を漏らした。  どんな武器も通らない、火と同じ熱さで火を使い火を食べて、何よりも早く、どこにでもいくつにでも存在できる、誰よりも賢いアグニを、インドラはよく知っている。  そのアグニそのままで、一つも意志疎通できない、こいつはなんだ。 「アグニか」 「おとさん」  ぱっと、赤子が笑った。 「おとさん」 「アグニがか?おまえアグニの子か」  わーい、と、赤子はインドラによじ登って首にぶら下がる。 「ぐー」 「ぐーは何だ、腹減ったのか。お菓子食べるか。まだ乳飲み子か」  誰か、なんか持ってこい、と、インドラは赤子をあやしながら力なく言いつける。 「それならそうと早く言わんか」  持ってこさせたお菓子は、食べたことがなくてわからないのか、すぐ口から出してしまったが、駆けつけた女達が代わる代わる乳を与えると、それぞれ干からびるほど吸って、赤子はインドラの膝の上で、寝付いた。  眠ってしまうと、見とれるほどにきれいな赤子でしかなくて、インドラは膝を占拠され��まま、ため息をもらす。  庭園は暴れ回ってぼろぼろ、精鋭の神軍は赤子一人にひっかき回されて怪我はないが疲れ果てた。  言葉がわかるようになればもう少し落ち着くだろうが、それよりも、うまくしつけて育てたなら、戦士として功を遂げるのではないか。 「なんか子守してもらったみたいで」  火神アグニがインドラを覗き込んでいた。 「やっぱりお前の子か」  インドラの大声で、泣き出した赤子をアグニは抱き取る。 「慈悲深くお優しく強い強いお前の王様だよ、怖くない怖くない」  いやみか、と、インドラは顔をしかめるが、赤子が涙目で見ているのでふんと顔をそらす。 「おうさま」 「そう。おとさんとなかよし。スカンダともなかよし」 「なかよし」  にこーっと赤子、スカンダが笑い、インドラもにっこりせざるを得ない。 「スカンダです、アグニの子です、って」 「です!」  ごめんね、まだ赤ちゃんで、と、アグニが謝り、スカンダが腕から落っこちそうにはしゃいで笑う。 「いつの間に」 「生まれたのは千年くらい前だったんだが、目を開けたのが三日くらい前で」  なかよし、なかよし、と、スカンダがインドラに抱っこをせがむので、インドラは手を伸ばして抱き取る。 「こんな火の固まり産み落とせるような頑丈な女がいるとは知らなかった」  それにははっきり答えず、今ガンガーと一緒にいる、と、アグニはつぶやく。  スカンダはインドラの膝で大あくびをして、頭をぐらぐらさせていた。 「ガンガーが見ててくれたんだが、川駆け上って天界まで来ちゃって、探しに来たらインドラが子守してくれてるみたいだから俺は仕事を先に済ませて」 「気がついてたなら早く引き取りに来い」  どれだけ神軍がひどい目にあったのか庭園を壊されたのか、懇切丁寧に包み隠さず言って聞かせねばなるまい。 「この子ちょっとやんちゃで、夕べは海まで流れて行っちゃって、ヴァルナに叱られてきた」 「ちょっとじゃない。野放しにするな、今すぐ師をつけて槍も弓もしっかり教えろ」 「気が早い」  眠たいスカンダがインドラの腹に寄りかかった途端、熱い、と、インドラは赤子を放り出し、アグニが受け止めた。 「…赤ちゃんなんだからぽいぽい放り投げないでほしい」 「たとえ地面に叩きつけたって受け身とって走るぞ、そいつ」 「慈悲深い王様のお言葉とは思えませんねー」  ねー、と覗き込むと、にゃー、と、膝の上のスカンダは手を叩いて笑う。  慈悲深く不滅の王様は、しばらく苦い顔をしていたが、散らかったままの庭から弓矢を拾い、アグニに押しつける。 「そいつに引かせろ」 「赤ちゃんのおもちゃじゃない」 「いいから」  困った王様だねえ、と、アグニが受け取ると、スカンダが先に手を伸ばした。  自分は戦わないが全てを知っているアグニは、ふうんとスカンダを見て、膝から降ろして立ち上がる。  スカンダは座り込んだまま、手も足を使って弓を引き、アグニを見上げた。 「…へえ」  射抜いて見ろ、と、インドラが細い枝を投げる、と、地面には枝が折れずに縫い止められ、矢は半ば埋まっていた。  よしよし、と、頭をなでられて、スカンダは声を立てて笑う。  ぽかんとしていたのはアグニのほう。 「最近の子供は」 「最近の、じゃなくて、お前の子が、だ。見てるだけで何でも覚えやがって神軍の誰一人かなわな��て庭中ぼろぼろだ」 「いや庭は昨日もその前も荒れてたし」  アグニが槍を拾うと、持たせろとスカンダが歓声を上げ、小さい体で小さい手で抱きつくように槍の柄を握って、ぶんぶん振り回す。  戦士ではないから戦わないが全部を知っているアグニは、ちょいちょい姿勢を直してやりながら、飛び回り、跳ね回って槍を避ける。  振り回すごとに上達するスカンダは、ふーっと口から炎をこぼしながら、地面を踏みしめ、まっすぐアグニを貫く。  一瞬形が崩れたアグニだが、見えて熱も感じるが決してつかめない、ただの炎である。  崩れた形を再構成しながら、炎を割ったスカンダの手首をつかんで引き上げる。  と、つり上げられたスカンダはアグニの手を蹴って自分を地面にたたきつける、前に、受け身をとってころころと走って逃げていった。 「…もしかして、スカンダ強い?」 「もしかしなくても強くて手に負えなくて困っていると言っているだろうが」  おいでおいで、と、手招きすると、走っていったスカンダはアグニに飛びつき、勢い余っておとさんは後ろに一回転。 「スカンダ強いなー」 「なー」  もっと遊べとばたばたしているスカンダを膝に乗せ、アグニは考え込む。 「子守してくれてる間に、神軍でいろいろ教えてくれたとか」 「違う、覚えられたら困るのに、一目で覚えてしまって、誰も取り押さえられなかっただけだ」 「神軍が赤子一人に…」 「ああそうだ、赤子一人槍でも弓でも止められなくて、皆自信を失っているところだ、どうしてくれる」 「る!」  話に加わっているつもりのスカンダが、ご機嫌に相槌を打つから、インドラもアグニも笑ってしまって話が続かない。 「とりあえず庭掃除します。後は連れて帰って、おいた��ないようにしっかり教えるんで勘弁してください」 「そうじゃない、弓も槍も剣も格闘も今すぐ鍛え込めと言っている」  アグニは、眠くなってきたスカンダをあやしながら首を振る。 「俺は祭司で、スカンダは祭司の子で戦士じゃない。武器は持たない」 「なら俺がもらい受けて、戦士の子にしよう。俺の子にして次のインドラにし、神軍を率いてもらう」  スカンダを抱いたまま、アグニは立ち上がり、一歩引く。 「何で赤ちゃんに、戦に出すとか平気で言うんだ、俺の子だ、俺と一緒に暮らすんだ」 「戦えるのをお前も見ただろう。今の疲れ果てた神軍を立て直す希望になる子だ」  シヴァの子にしか倒せないターラカだけはどうにも出来ないが、と、インドラが悔しそうに吐き捨てると、アグニの炎の色が変わる。  どうした、と、聞く前に、アグニはスカンダを抱いたまま地上に降りていた。  森のように茂っていた庭園は、若干焦げ臭いもののきちっと掃除されて、スカンダの割った岩のかけらも残っていなかった。
 火神アグニと雷神にして神々の王インドラは、巨人プルシャの口から生まれた双子だったり、天空神ディヤウスと地母神プリティヴィーから生まれた兄弟だったり、ブラフマーの最初の子インドラ、アグニ、ソーマだったり、全く関係なかったりと諸説あります。  千眼のインドラだったり千眼のアグニだったり、稲妻を使うインドラだったり稲妻そのものアグニだったり、ヴリトラの殺戮者がアグニだったりインドラだったり、と、兄弟と言うより同一だったんじゃないかと思われる節もありますがそこまではつっこまない!  兄弟かもしれないけれどもう��れた、誰よりも密接な腐れ縁、位の間柄です。  ヴァルナは海の神。だんだん地位を失っていきますが、リグ・ヴェーダの頃はインドラと地位を争っていました。アグニにはちょっと甘い。
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valiantlydarktiger · 8 years ago
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【創作】 鬼は火を抱く
インド神話翻案改変創作です。切り貼りともいいます。 その1 破壊神は火で戯れる (R-18) その2 火神は河で癒される
【身も蓋もない荒筋】  破壊神シヴァは火神アグニで情欲処理をし、アグニはガンジス河の女神ガンガーに面倒見てもらいました。赤ちゃん生まれたけどまだねんねしてます。
 洞窟にこもっているのは、濃密な獣の匂いと腐敗臭。  ヒマラヤの氷を含んだ風が吹き下ろす冷たい山だが、隙間もないほど詰め込まれた鬼の��温で、生臭い湯気が立ち上っていた。  ブタガナスの鬼。  火葬場の灰にまみれた体で焼け残った死肉をむさぼる鬼は、統制の取れた果敢な部隊で、破壊神シヴァのお気に入りだった。  ただその不浄な振る舞いはどうにも天界にふさわしくなく、もっぱら地上にいたのだけれど。  主の訪問に、鬼達はざわつき、一斉に入り口に向く。  長く苦行にふけり、鬼どもをかまわなかったシヴァはしばらく連中を眺めていたが、鬼どもが一斉に頂礼するのをみて満足げに頬を緩めた。 「長い留守を守ったお前らに、褒美をやろう」  火のついた松明を一本持ってきたシヴァは、躊躇せず洞窟に炎を投げ込む。  着地地点をあけた鬼達に、シヴァは満足げに笑うが、すぐに制する。 「消さなくていい。火神アグニだ」  鬼達に囲まれて、アグニは機嫌悪そうに形を取った。 「お前等の匂いに引火しそうだよ」  いっそ燃やしとくか、と、きょろきょろするアグニを、取り囲んだ鬼達が触れようとして匂いをかごうとして、近づきすぎて肌を焼かれて逃げ出す。 「近寄るな、俺はただの火だから、触れば熱いし鉄も溶かす」  それでも珍しがった鬼達は、主そっちのけで火神に触りたがる。 「最も若きもの、あらゆる不浄を浄化するもの、神々の口アグニだ。皆で抱いてもらえ」  何とか会話のできる長が、シヴァを見上げる。 「我ら大将シヴァの命により、アグニ様の贄になります。炎に抱かれて一人残らず灰になります」 「違う。アグニが床で楽しんだことがないそうなので、楽しませてやれ」  えー、と、アグニが嫌そうな顔をするが、シヴァは知らん顔のままで長に伝える。 「十分楽しんだら、部隊の半分はアグニに従え」 「大将の仰せのままに」  やっとシヴァはアグニの方を向く。 「怒って焼き殺したらその分貸してやる鬼の頭数が減るぞ。火力落としてやれよ」  さっさと帰ってしまうシヴァを見送って、アグニは長を見る。 「お前んとこの大将大ざっぱにしか説明しないんだけど」 「アグニ様が我を忘れて楽しむまで、鬼のリンガで奉仕して精液を捧げよとおっしゃった。それくらいのこと説明されんでもわかる」  アグニが困っているうちに、鬼達は輝くアグニに触りたがって唸り、燃え盛る炎に触れて泣き、逃げるものと押し寄せるものとでもみ合いになり騒ぎ始める。 「火力落としてやるが、熱くなったらすぐ離れろ、あと、かじるなよ、噛んでも間違って飲み込むな、腹の底から焼けて死ぬから」  後なんか注意すること、と、アグニは考えるが、触れる熱さになったと気づいた鬼達は聞いていなかった。  元より、言葉が通じるものがわずかだった。  不浄な死肉喰らいの群は、脂と垢で固まった灰がこびりついた手で顔で、天地で最も清浄な炎に触れ、すがりつき、口にする。  忌み嫌われる不浄で清浄を汚し滅ぼす勢いで押し寄せ、群の蒸れた匂いでふらついて蹴り出され、せめて清浄に触れたいと涙を流してまた群れに潜り込む。  アグニは、群の中でこらえていた。  腐臭も獣の匂いも糞尿の匂いも、脂汗もよだれも体液も別に構わない。  不浄は悪ではなく、単にまだ浄化されていないだけ。全て焼き浄めるのが炎の役目。  体を洗うことも知らない鬼がいとおしくさえ感じる。  無数の、指、手、唇、舌がぞわぞわ蠢き、アグニの体に触れる。  犯せとシヴァが命じたのはわかっているはずだ、だが、やたらに数の多い彼らは連携したり順番を待つことを知らない。  我先にと押し合うだけだから、誰も届かず、群がって触れるだけ。  戦ができるくらいは統率がとれているのだから、お前らちょっとは落ち着いて考えろと説教したいところだが、いたるところ撫で回されなめられ掴まれて、身動きが取れず声も出せない。  触られるのは好きだ、熱すぎて誰にも触れないし触られもしないから、長く存在しているのにいまだに慣れないけれど、火力を落として無防備なところに無遠慮に触る手は、無礼だと腹が立つけれど、それよりも肌が触れることが嬉しくて楽しくてたまらない。  大勢の鬼が、言いつけも欲望も忘れてしまい、清浄な炎に触れたくて泣きながら押し寄せてくるのがいとおしくて抱いてやりたいのだが、数が多すぎる。 「みんな、一回離れろ」  素直に一人離れると、その隙間に一人二人が押し寄せる。  怒って掴みかかった相手は全く無関係だったからさらに逆上し、殴り合い、噛み付き合って周りを巻き込んで争い始める。  アグニは、すーっと音を立てて息を吸った。  味がするほど濃密な風は、ぎりぎりまで落とした火力を一気に巻き上げ、ばちっと音を立てて洞窟内のこもった空気を燃やす。  一瞬の暑さに鬼達はたじろぐが、アグニの形はもうそこにはなく、渦巻いた炎が天井にぶつかり、壁にぶつかり、やがて、最初にシヴァが投げ込んだ松明がともった。 「長、いるか」  鬼達をかき分けて現れた長は、抱えてきた薪をアグニにくべる。 「無作法者ばっかりで」 「何人いるんだ」 「たくさん」  もう一度同じことをアグニは聞いたが、長はあたりを見渡して、もう一度たくさんと答える。 「わかった、それはいい。ここにいるので全部か」 「女も子も全部だ」 「俺に半分ついていけ、と、シヴァが言った中には、女子供も含まれているか」 「女も子もブタガナスの鬼に変わりない」  よし、と、アグニがうなずくと、長もうなずく。  さっきまでアグニをもみくちゃにしていた鬼達は、黙って長とアグニを見つめていた。 「…長の言うことは聞くのな」 「全然聞かねえ。アグニ様が眩しくて綺麗で見とれてるけど、熱いのだけわかったから大人しくしてるだけだ」 「無作法はいいけど言うこと聞かないの困ったな」  皺の中まで灰と脂と垢で埋まった長も、炎に照らされる鬼どもの顔も、表情が読めない。 「大将が、嫁様亡くして悲しくて苦行に入られて千年、我らはいつ呼ばれてもお役に立てるように、群を絶やさぬよう、数��けは保ってきた」 「ん」 「知恵も作法も伝えられないまま、ネズミみたいに増えるだけ増えちまった」  長はくしゃくしゃの顔を上げて、炎を見つめる。 「お待ちしていた大将がアグニを使わしたというのは、我ら増えただけで知恵もなくして役に立たねえから、燃えて消えろとおっしゃったんだ」  違うから、と、アグニは半ば形を取って、手を振る。 「俺が、ブタガナスの鬼を貸してくれって頼んだの」 「戦するのか」 「しないよ」  アグニはあたりを見渡す。  熱かったことはもう忘れたのか、鬼達が近寄りたがってまたもみ合いになっている。  アグニは長を制して、鬼達を覗き込む。 「俺は、長とも話をしたいがお前等それぞれと話がしたい。わかるか」  手を伸ばそうとする鬼を、まだ、と、アグニは軽くはじく。 「俺は、どんな姿にもいくつにでもなれる、ただの火で、全ての火だ。ざっと見てお前等三千、これからそれぞれに抱いてやる」  半ばも言葉がわからない鬼達がざわつき、押し寄せようとするが、アグニはまだだと弾き飛ばす。 「悪いが子は産んでやれないし伴侶としてそばにもいられないが、少しの時間、好きにしろ。ちぎるな、飲み込むな、熱いと思ったら離れろ」  制御できない鬼が押し寄せる前に、ばちっと炎がはぜて、アグニは消えた。  三千の群れそれぞれに、鬼とも人とも神ともつかぬ美しい者がすり寄る。  すでに火照った肌は幻力とも思えないが、幻力でもかまわない。  それぞれの欲しいままの姿の美しい者は、灰も垢も脂も汗もいとわず何の我慢もできない鬼を抱き、受け止めて足を絡める。  不浄が固まって岩のようになった肌をさすり唇を寄せ、腐肉の匂いが漏れる口を吸う。  長は、松明の燃えさしでちろちろ燃えているアグニと、絡み合う群を見ていた。 「長はやっとかなくていいのか」 「それよりもアグニ様と話がしてえ」  そうか、と、アグニは形を取る。 「幻力というやつか」 「いや、全部俺。考える心も一つ。三千全部抱いて抱かれて、地上のほかのところでは煮炊きや儀式の手伝いをする。けど、そんな俺なんてものは別にないのかもしれない」 「わかんねえ」 「大した話じゃない」 「何でアグニ様が我らを使いたいのかわからねえ」 「俺は自分の体を分けて何でもできてしまうから眷属がいない。でもそれでは困ることが起きたから、人手が欲しい」 「わざわざ不浄な我らを選ぶより、ほかに天にはきらきらした方がいくらでもいるだろうに」  長はアグニの手に触れ、顔をなめる。  アグニは拒まず、目を覗き込む。 「誰でも生きていれば汗���かいて埃をかぶって垢だらけになる。けど、洗えば落ちる、洗い落とした不浄はやがて土になって新しい命になる」 「アグニ様がきれいなのだけわかる。アグニ様が不浄な我らを拒まず抱いてくださってるのはわかる、ありがてえ」 「ただ洗えばいいだけのことだ、お前ら後でガンジスに叩き込むからよく洗え」 「このままアグニ様に焼いて浄めてもらって冥府に行きてえ」 「冥府に行く前に仕事しろ、仕事頼みに来たんだって」  三千の番はじっくりと語り合い、絡み合い、のたうち回る。  肉のぶつかり軋む音と、うめき声と、すすり泣きと、静かに語り合う声が、脂染みた獣の匂いとこもった熱の中に響く。 「アグニ様は何でもなめる」 「いいこと教えてやる��俺がなめて飲み干したお前の精液もお前のため込んだ垢も、俺の炎になって今夜の神々のご飯になる」  そりゃひでえ、と、鬼はうっとりと身を任せる。 「アグニ様は男か、女か」 「俺は元々形のないただの火だからどうにでもなる」 「おなごの方が抱き心地がええ」  よし来い、と腕を広げた美女に、鬼はむしゃぶりつく。 「だめだあ、アグニ様、おなごはちっとは恥じらうんだ」 「抱きついてからわがまま言うな」  絡まって、転がって、体を埋めて、笑う。 「アグニ様のお役に立ちてえが、俺らは何にも知らねえ」 「ちょうどよかった、俺は世界の始まったときからのことを全て知っているから、いくらでも教えてやれる。強くなる方法も世界の理も数える方法もいくらでも叩き込んでやる」  でも今はアグニ様に埋まりてえ、と、鬼はアグニにしがみつく。  三千の交合と三千の会話はいつか終わり、ちょっと焦げた匂いだけが立ち込める清浄な洞窟で、きちっと千五百ずつに部隊は分かれて半分がアグニについて行った。
 ブタガナスの鬼に会う前、アグニはシヴァに会いに行っていた。 「鬼貸してくれ」 「あれは俺の私兵だ、戦であってもお前に貸す義理はない」  そういえばあいつらまだ残っているのだろうか、と、シヴァは無責任にのんきなことを言う。 「お前はインドラと近しいのだから、向こうに行けばよかろう」 「インドラは将軍だし、インドラ直属のマルト神群なら昔なじみだから手を貸してくれないこともないが、あいつら地上に降りてこないから使えない」  興味なさそうだったシヴァが、身を乗り出す。 「何をするつもりだ」 「人手が欲しい」  アグニはまっすぐにシヴァを見る。 「俺は、夜も昼もなく天地を往復して天地の儀式のために身を挺して身を裂いて働き続けているから、俺のための神殿も仕える者も持っていない。どこにでも存在してどこにでも行けるものだから、決まった住まいもないし財産もない。俺の身一つならそれで十分だけど、人手がいることになったから、地上にいるブタガナスの鬼を借り受けたい」  口答えするし刃向かうしでちっとも言うことを聞かないアグニだが、ほかの誰もが手伝えもしない、きつい仕事をこなしている。  むしろ褒美に、わがままの一つくらいは聞いてやりたいところではあるがどうしようもなく可愛げがない。 「代償は」 「俺は何も持ってないから何も差し出せない」  アグニの鼻先でシヴァは頬をゆがめる。 「リンガしゃぶってやれば、何でも言うこと聞くとでも思ったか」 「お前、嫌がるの好きそうだから、ご満足いただけるまで嫌がって暴れてちんこ焼き切ってやってもいい」  しばらくシヴァは真顔でアグニを見ていたが、明らかに不快そうに顔をゆがめた。 「なんでこんなのに手を出したか」 「手を出す前にそこに気付いてほしかったよね」  血迷って無理強いした詫びに、と、鬼くらい貸してやってもいいのだが、詫びるほどのことはしていないとか懐かないアグニに腹が立つとか、すんなり返事をしたくない。  しばらく考えてから、シヴァは口を開く。 「鬼は貸してやるが、懐かない相手にあいつらは従わない。自分で手懐けて来い」 「わかった」 「千年ほったらかしているから俺の言うことも聞くかわからんが」 「火を知ってる連中ならなん��でもなる」  どこにでもあるただの火は、美しさにも眩しさにも熱さにも、何の説明も理屈もいらない。  使ったことがあるのなら、有用さも恐ろしさも諭すまでもなく知っている。  単純でわかりやすくて身近なことはアグニの自負するところでありほかの神々がどうしても追い落とせないところでもあった。
 アグニに預けた鬼が半分戻ってきたのは、しばらくたってから。  謁見に来た鬼達を見て、シヴァは怪訝な顔をする。  灰と垢と脂で不浄を固めたような鬼達だったはずが、こぎれいになっていい匂いがする。 「大将にはお久しゅう」 「見違えたな」 「アグニ様が、身ぎれいにしたら痒くなくなるし、見栄えすると教えてくださった」 「アグニ様が数え方教えてくださった!今日戻ってきたのは760だ、半分よりちょっと多い」 「お前ら簡単に懐くな」  うむ、と、長がうなずく。 「大事な仕事任せてくれて、勉強もありがたいお話もしてくださって日々褒めてくださるアグニ様は、不浄な鬼連れ歩いてる俺かっこいい、千年くらい連絡なしで放っておいても勝手についてくるだろうとふんぞり返ってる大将とはえらい違いだ」  余計な口まで覚えおって、と、シヴァは苦笑いする。 「今日は交代に。あとから752が来る」  勿論、身ぎれいにして髪も整えて余計な口を覚えた部隊だ、と長が言い、もういいとシヴァが追い払おうとして、止める。 「一体アグニは何をしてるんだ。戦の用意か」  鬼達は即答せずひそひそと顔を寄せて話し合う。 「内緒か」 「内緒じゃないが大将が見に来て食っちまったら困る」 「坊はちっちゃくてきらきらして可愛いから一口だ」  鬼達は涙目で牙をむき出してシヴァを睨む。 「大将がアグニ様の可愛い坊を食っちまうといけねえから教えねえ」 「ほう、子がいたとは初めて聞いた」  鬼達は警戒していたのも忘れてシヴァを見上げる。 「外に出たけれど生まれるにはまだ早いと」 「ガンガー様がずっと抱いているのも大変だから、メール山のふもとでねんねしてる」 「我ら、坊が誰かに食われたり取られたりしないように、大事にお守りしてる」  よしよし、と、シヴァは鬼達を撫でる。 「アグニとガンガーの子なのか」 「アグニ様とガンガー様が可愛い可愛いしとる」  我らが見ても可愛くて可愛くて食っちまいたい、と、鬼達は顔をしわくちゃにして笑った。  もういい、下がれ、と、命ずると、思い出したように長がシヴァを見上げた。 「アグニ様からシヴァ様に伝言預かってきた」 「大事なことは先に言え」 「ブタガナスの鬼全員、嫁様に紹介しても婚礼の衛士にしても恥ずかしくないくらい磨いて躾けて返すと」  むー、っと、不機嫌なシヴァを置いて、鬼達はわらわらと下がっていく。  アグニとガンガーがいつの間に、と、誰もいなくなってからシヴァは思ったが、それ以上深入りしなかった。  多分ブラフマーやヴィシュヌが知ったら、世界の調和が乱れると引き離しにかかるような案件だがシヴァの知ったことではない。  それより、アグニと鬼どもに余計な気をまわされた、自分の婚礼の準備の方が忙しかったのだ。
 メール山に置かれた胎児は「ガナ」に守られて育った、の下りでした。 (カーリダーサより)
 シヴァの眷属、死肉食いの鬼達は「ガナ」とか「ブタガナス」と呼ばれます。  火葬場の灰を体に塗って、ガナ達と火葬場で徘徊してた頃のシヴァに、サティーが惚れ込み、二人は結婚。しかし身なりを整えず奇行をたださないシヴァを義父は嫌い、犠牲祭に呼ばなかったところ、サティーが悲しんで祭火に身を投じて死んでしまいました。  悲しんだシヴァは犠牲祭をめちゃくちゃにして妻の遺体を抱いて世界を放浪しましたが、見かねたヴィシュヌが遺体を破壊し、正気に戻ったシヴァは千年の苦行に入ったのです。  その、シヴァに従っていたガナはスカンダ誕生話のバージョンの一つで、胎児のスカンダを守っていました。  最終的には、シヴァの長男のガネーシャが率いることになります。
 ということで、バージョン違いの神話の好きなところだけつぎはぎしています。 (そして余計なものを足す)
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valiantlydarktiger · 8 years ago
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【創作】 火神は河で癒される
破壊神は火で戯れる(R-18)の続きです。
【身も蓋もない荒筋】  シヴァはアグニで情欲の始末をしました。
【エロス】今回はないよ。
 大昔、マータリシュヴァンによって天からさらわれてきた火は、そのまま地上に居つき、天空地を自由に行き来し、あらゆる場所に同時に存在するものとなった。  朝に夕に地上からお供えと人々の祈りを天に運ぶ。  祭火の火、犠牲の火、ただの火である神は、アグニという。
 太陽と一緒に天から降りてきた火は、ガンジス河のほとりに落っこちて、しばらくそのままでいた。  まだ源流ヒマラヤから近く、岩ばかりの川原ではあるが、渦巻き燃え続ける炎に河で生きるもの達が怯えだす。 「火神アグニとお見受けします。どうなさいました」  ガンジスの女神ガンガーは炎を覗き込んだ。  どこにでもあるどこにでもいる普遍の火であるアグニは、青く白くおかしな色で燃えながら、何とか形をとろうとするが、すぐに崩れて炎に戻ってしまう。 「どうぞそのままで。私はガンガーですが、何かお役に立てますか」  しばし、ねじれて渦巻いていた炎は、なんとか話ができるくらいには形を成す。 「大事な川原を汚して申し訳ない、腹具合おかしくて、動けなくなって」  あら珍しい、と、ガンガーはアグニの背中をさする。 「何でも食らう神々の口アグニでも、あたるのですか」  アグニはそっぽを向くが、起き上がれないまま。 「河に流してしまって構いませんよ。火で浄化できないものは河で何とかします」  アグニは目を合わせずそっぽを向いたままだが、抜け出す力もないらしい。 「…海まで行こうと思ったんですが、途中で落っこちました」 「河に入ってしまったら、海まで流してあげます」  でも、ちゃんと泳がないと大岩も砂になってしまいますよ、と、ガンガーは笑いかけるが、アグニはそれどころではない。 「体も汚してしまったから、河に入らせてもらうわけにはいきません」  ガンガーは、アグニのそむけた方から顔を覗き込む。 「あらゆるものを浄化する炎、アグニ。私はあらゆるものを浄化する河、ガンガーです。ぐずぐず言ってないで体洗って吐く物吐いてしっかりしなさい」  む、と、アグニは起き上がろうとするが、形を成していることもできず、また崩れてしまう。 「アグニが消化も浄化もできないって、何食べたの?」 「…相手が悪かっただけで、普段ならすぐ灰になるんだ」 「灰になる物なら溶かして薄めて流してる内に浄化できるから大丈夫」  駄目だったら海まで押し流してしまうの、と、ガンガーは笑い、ア���ニが苦笑いする。 「ガンガー、意外におおざっぱ」 「ふふ、河で手に負えなかったら海に任せるし、水でどうにもならないことは火にお願いします。自分だけで全部やろうなんておこがましい」  優しく笑ったまま、ガンガーはアグニを河に引きずり込む。 「あなたのことよ、アグニ」  湯気が吹き上がり、川面が沸き立つ。  しばらくもがいていたアグニは涙をにじませてえずいて、やがて崩れ落ちてガンガーに抱き留められた。 「…ガンガーが煮えるから、その辺に放り出しといて」 「私をなめるんじゃありません。自分が消えないようにだけ気を付けときなさい」 「俺先輩」 「おなか治ってしっかりするまで先輩面させてやりません」  もう少しだけアグニは口答えして、不意に黙り込んだ。  相変わらず変な色で燃えながら、触っても冷たいほど火力の弱いアグニを、ガンガーはずっと撫でていた。
 流木をかじるように燃やした炎は、渦巻いて形をとって、瞬きを一つ。  風が吹く度にゆらゆら揺れて、崩れて、なんとか話せる形を作ろうとする。 「朝までまだ時間があるから、もう少し眠っていたら」 「押しかけて河汚して、図々しく寝てたか」  草に座っていたガンガーは、何か両手で持ったまま、アグニの前に座り直す。 「苦しんで大変だったのよ」 「申し訳ない」 「形崩れて炎に戻って、自分の体半分に引きちぎって」  なんだそれ、と、アグニが瞬きする。 「あなたを燃やしたりはしてない?」 「河は燃えませんからね。火の粉が飛んでずいぶん枯草がすっきりしたくらい」  すいませんすいませんとアグニは頂礼し、そのまま起き上がれなくなって潰れる。 「無理しないの」 「…変なもの飲んだけど、俺、おかしい」 「体半分ちぎりとったんだもの、すぐ回復する方がおかしいわ」  ガンガーは、アグニを覗き込んだ。 「あのね」 「はい」 「���ンガーが産んだって言って構わないから」  何のことだかわからないアグニに、ガンガーは手を広げて見せる。  星一つ地上に落っことしたくらい、いや、時間を間違えた太陽が地上で輝き始めた時くらいの光があふれる。  中に、指先でつまみ上げられるほどの、小さな赤ん坊が、小さく丸まっていた。 「…ガンガーの子?」  「あなたの」  アグニは、赤ん坊と、ガンガーを何度も見比べる。  手を出そうとして、ガンガーに軽く払いのけられた。 「まだ小さすぎて、あなたが触ったら焼けてしまう」 「俺の?」 「あなたがさんざん苦しんで自分の体ちぎって産み落としたのだから、そうでしょう?」  覗き込んだアグニは近すぎて、ガンガーが赤ちゃんごと離れてしまう。 「俺の子」 「男の子」 「どうしよう」  ついつい近寄りすぎるアグニを押しのけつつ、ガンガーは赤ん坊を手の中に隠す。 「外に出たけれど、まだまだ生まれるまで時間かかると思うの。いらないなら今のうちに子供欲しいところ探しましょ」  少しだけ迷って、アグニは首を振る。 「俺の」  わかった、と、ガンガーはうなずく。  河のほとり、メール山の山腹に赤ん坊を置くと、葦が丸くなって小さな寝床になる。  四方に火を配置して、河の生き物があたりを見守る。 「誰かにさらわれたり食べられたりしなければ大丈夫」 「面倒かけてばっかりで」 「ほんとよね」  むすっとしたアグニをガンガーが小突く。 「遠慮しないで。捨てられた子も小さく生まれた子も扱いなれてるから」 「捨ててないから」 「わかってます」  少し離れると、もうどこにいるのかわからないくらい目立たない赤ん坊に、アグニはもう一度振り返り、ガンガーを見た。 「なんか、聞かないの」 「聞いてほしいことあるの?」 「俺が混乱してもうどうしていいかわからない」  ガンガーは笑ってアグニを叩く。 「子供産む男なんか珍しくないわ、産み切れなくて私に預けに来るもの」 「…そっか」 「時々様子見に来て。それから、相手がいるなら、ちゃんと言っとくのよ」  絶対もめるからね、と、ガンガーは念を押すが、アグニは目をそらす。 「あいつも遊んだだけで子ができるとか思ってないから」 「やっぱり相手いるんだ」  言わされた、と、アグニは吠えるが、ガンガーは気にしない。 「お付き合いしてるのがどなたか存じませんけど、子供の取り合いで戦なんて嫌ですからね」 「付き合ってない」  でも心当たりは十分にあるアグニは頭を抱えるようにうんうん唸り、ガンガーが笑う。
 いろいろあったがまだ星は明るいまま天にあり、雪解け水を抱えた河はごうごうと流れ、夜はもう少しだけ続く。
 葦の原に眠���赤ん坊が目を覚ますまで、多分、あと、千年くらいかかるはず。 - - - - - - - - - - - - - - - -  つなぎの話なのでした。  ガンガーは大勢夫がいて大勢子供がいる、インドの聖なるお母さん。  全てを浄化する、清濁併せ呑む強い強いお母さんのイメージです。  火と水で性質反対ながら、万能浄化組合(意訳:天界の尻拭い)としても、不妊の神々の代わりに文句も言わずに何でも産んでいく同志(意訳:ママ友)としても話が合いそうなので、カップルじゃなくても仲良くしていてほしいものです。
 前に書いた、アグニとガンガー「だけ」のバージョンが個人的には好きなんじゃ。
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valiantlydarktiger · 8 years ago
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【創作】 破壊神は火で戯れる
 延々やってたシヴァ×アグニで創作です。
 とりあえずここでやると言った分。
 【注意】 あんまりエロくならなかったのですが男性神同士性行為あります。殴り合いしないけど仲良くはないぞ。
 この世界は、創造神ブラフマーが作り、維持神ヴィシュヌが全てを取りはからい、いつか破壊神シヴァが全てを無に帰す。  三柱の神は唯一無二の存在の三相を表現しているだけであり、同一である。  と、後に定められた。  当然定められる前があり、関わった当事者である神々も滅していない。  定められた時流に乗って、地位を保つ神もあり、地位も役目も乗っ取られて消えていく神もあり、そもそも定められた中にかすりもしないためそのままでいる神もあった。  火神アグニは、祭火の火であり家庭の火でありただの火。  最古参にして最も若き者は、定められた創世の話も時流も気にせず、毎朝天地を結び、あらゆるものを炎で浄化し続ける。
「伽をしろ」 「ふざけんな」  破壊神シヴァと火神アグニは鼻をつき合わせるように睨み合っていた。  全身に火葬場の灰を塗り、蓬髪をかろうじて結った頭、生焼けの人骨で身を飾ったシヴァは、千年の苦行を強制的に終わらせられたばかり。  シヴァが怒り狂ってるので何とか収めろと派遣されてきたアグニには、聞いてきた事情しか把握していない。  わかるのはあえて不浄の中に身を置くシヴァが気に入らないので、中身ごと焼き尽くしてしまいたい自分の腹の内だけ。 「体洗って口濯いで髪何とかしろ」 「後でいい。伽をしろ」 「もう一回言う。ふざけんな」  シヴァの、千年の苦行を妨げたのは、愛の神カーマ。  シヴァと結婚したい娘がいるのでその助力に、と、シヴァに愛の矢を射かけて注意を引いたのはいいが、事情を説明する間もなく、一瞬で滅ぼされてしまったのだ。  おかげで、苦行を遮られたシヴァは怒り、行き場のない情欲だけあふれんばかりに漲っている。  千年前、同じように怒りに滾ったシヴァをアグニは覚えている。  犠牲祭の火に、シヴァの妻サティは身を投じた。  そのまま、投じられたものを全て焼き尽くす火神アグニは、サティを冥府へ連れて行った。  シヴァが怒りで暴れ、もう抜け殻になったサティの遺骸を連れて世界をさまよって、やがて苦行に入ってから今まで、話す機会はなかった。 「パールヴァティーを知ってるか」 「ヒマラヤの娘だ、ずっと無駄な苦行をしている」  無駄だ、と、シヴァは言い放つ。 「お前と結婚したくて、結婚する理由があって、苦行しているのに、無駄か。理由も聞かないで拒否するのか」  シヴァは、燃えるアグニに手をかざす。  熱を持って輝いて確かに存在するアグニだが、誰も触れることができない。  おもしろいな、と、シヴァが笑う。 「千年貯めに貯めた情欲で頭がいっぱいで、まともな話など聞いてられん。お前が伽をしてすっきりしたなら、話を聞くくらいはしてやろう」 「俺男」 「千年分、千頭の発情した象より滾ったリンガだ、火神にねじ込んでも熱さで勝る」  そしてさすがにこんなもの生娘にふるうほど俺は非情ではない、と真顔のシヴァに、アグニはたじろぐ。 「抜いてやったら、話を聞くか」 「取り引きできるほど今の俺は冷静じゃない」  暫し、唸るように考え込んでいたアグニは、火力を落とし、触れられるように形を作る。 「女の形がよければそうする、飲み干してやるからさっさとすませろ」  多分、シヴァは聞いていなかった。  手首を掴んで、鼻先と唇をアグニに寄せて、肌をなぞる。  触れても焼き尽くされるほどの熱を持っていないことだけ確かめてから、遠慮なく組み敷いた。
 がつがつと骨がぶつかり、ぎりぎりまで火力を下げた火神よりは滾ったリンガが身を軋ませてえぐり込んでくる。 「熱いな」  はっ、はっ、と、息を切らしたアグニは返事ができず、シヴァを押しのけようとするが力が入らない。 「千の目を持つ全てを見るものよ、姿はあるが形がないものよ、誰の体を真似た」 「動くな、さっさと終われ」 「そうしたいところだがなかなかに具合がいい。人も神も男も女もこんな具合はしていないのに、何だろうな、これは」  シヴァはおもしろそうにアグニを揺する。 「今朝生まれたばかりの幼子は、地上で供物を食べるが、全て燃やして天に運ぶから、ここは出口にも入り口にも使ったとがない無垢なのだな。その無垢に触れるのが千年ぶりにふるうシヴァのリンガであることを光栄に思え」  アグニは怒っているのだが、何の言葉も出せずにこらえるだけ。  揺さぶられて漏れる声を殺そうと自分の腕をかむが、シヴァに口をこじ開けられ、口を吸われる。  歯をたてはしないが、嫌がって顔を背けるアグニをシヴァが笑い、顔をなめる。 「行儀が悪い、不作法だと蔑まれるのは嫌なものだが、床で嫌がられるのはなかなかにおもしろいな」 「俺は、なんにも、おもしろくない」  あと口濯げ体洗え口なめるな、と、涙目で嫌がるアグニを、シヴァは膝に抱え上げて、骨がごつごつ当たるまで深く突き、揺すって黙らせる。 「女より、よほど具合がいい。皆お前を抱いて喜ぶだろう」  すっ、と、アグニの表情がこわばる。  どうした、と、顔をくすぐると、そっぽを向いた。 「早く終われ」 「いや、具合がいいから、千年分楽しむ」 「じゃ、余計なこと言うな」  ふむ、と、シヴァはアグニの顔に顔を寄せる。 「夫がいるのか」 「俺は男だ」 「決まった相手がいるのか」  いない、と、アグニはシヴァの顔��押しのけ、早く終われと自分から動こうとするが、苦しくて身をよじるだけ。 「誰の種でも孕んで世界を補填するアグニが、ぎこちなくて可愛いな」 「うるさい」 「ぎこちないのに女よりも具合のいい体をして、俺にさんざんかき回されても体も心も少しもほぐれないのが可愛くて憎たらしい」  うるさい、と、アグニが涙目で噛みつくが、シヴァは気にしない。 「体も心も境目がなくなるまで絡み合って達すれば、さらなる高みが見える。せっかくだ、楽しくやろう」  首を振るアグニを、シヴァは抱きすくめて顔をなめた。  火葬場の灰も生乾きのまま腐った人骨も、汗に溶けてシヴァとアグニの体ににじんでいき、体臭と腐臭と香が混ざって立ち上る。 「好きなだけ楽しんでいいから早く終われ、全部燃やして浄めるから早く終われ」 「お前が身も心も預けて素直になるまでは終われん」  何とかシヴァを押しのけるアグニは、息を整えようとするが、そのたびにシヴァが突き上げる。 「アグニ」  顔を背けるアグニの耳に、シヴァが顔を寄せる。 「どうしてほしい。どうしたらよくなるか言ってみろ」 「早く終われ」 「なら気持ちいい顔をして声を出して一緒に楽しめ」  耳をかじるシヴァに、アグニは体をすくめ、首を振る。 「我を忘れるようなことをしたら、火力を押さえてるのも忘れる」  瞬き一つしたシヴァは、やがて笑ってアグニを揺すり上げて噛みつかれる。 「お前が嫌がることをしてる俺が、焦げないようにか、お優しいことだ」 「俺をなめるな、毎朝太陽を生むのも俺だ、終わる世界を灰も残さず消し去るのも俺だ、お前のちんこなんかいつでも焼き切れる」  そうかそうかとシヴァは遠慮なくえぐり、嫌がったアグニが涙をにじませる。 「いつもそうなのか」 「何が」 「誰の種を預かっても誰に貫かれても、相手を焼かないよう、気持ちよくならないよう、お前一人我慢しているのか」  アグニは答えない。  シヴァは顔をなめ、ほんの少し火照っただけの肌を撫でる。 「せっかく体を重ねているのに、形だけか。快楽から顔を背けて我慢しかしないお前は、お供え詰め込んで精液流し込まれるだけの袋か。相手を灰にして自分も燃え尽きてかまわないほどの忘我を知らないまま、世界の終わりまで誰にも心を開かないままでいるのか」 「…うるさい」 「可哀想にな」  アグニが息を飲む。  シヴァはゆっくりアグニの背中を撫でていた。 「世界が始まったときから終わるときまで、何よりも獰猛なお前が、恋しい相手もどうでもいい相手も傷つけたくなくて、誰にも心も体も開けず永遠にひとりぼっちで、可哀想にな」 「余計なお世話だ」 「だが俺も凡百の存在ではない。焦げそうになったら突き放すから、少しくらい羽目外しても大丈夫だ」  唸るアグニを、シヴァは笑いながら撫で回す。 「なあ、知っているか」 「何でも知ってるし何でも見ている、世界が始まった時から終わるときまでずっと!」 「だが自分のことは何一つ見えていない」  さっきから撫でると、小娘よりびくびくして面白い、と、シヴァに耳元でささやかれ、アグニは思いっきり頭突きを喰らわせた。  呪詛を吐こうとして歯ぎしりして言葉を飲み込むアグニを、シヴァは撫でて噛みつかれる。 「泣いて嫌がってるのに呪いもしない、焼き切りもしない、羅刹を食いちぎる牙で傷つけもできない、優しいな」  反論できずに押しのけようとするのを押さえ込んで、ところ構わずくすぐり、撫でまわす。  こらえてあえぐ息が言葉にならなくなり、少しは素直になったかと満足する間はなかった。  じり、と、身の危険を感じるほどにアグニは熱を発し、シヴァは身を離す。  肌に塗りつけていた灰が、汗でにじんで流れ、肌ごと焦がしてぼろぼろこぼれた。 「アグニ」  達したのか疲れたのかアグニはぼんやりシヴァを見上げる。  撫でると嫌がらなかったが、じりじり熱くなっていたのに気が付いたのか、肌がすーっと冷えていく。  面白がって撫でまわすとさすがに嫌がって手を払いのけた。 「終わったんだったら話を聞け」 「お前が熱くなっただけで、俺はまだだ」 「いい加減にしろ」  その減らず口で受け止めろ、と、シヴァはちょっと焦げ臭いリンガをアグニの顔に突きつけるが、アグニは拒まず口にする。 「天界へのお供えを食う口で、躊躇しないのか」  いいから早く終われと、口は慣れた様子のアグニが急がせるので、シヴァは手当たり次第に撫でまわし、嫌がられて歯を立てられる。 「そんなに俺が嫌いなのに、よく上手にしゃぶる」  払いのけられてもシヴァはアグニを撫で、手も口も忙しいアグニは払いのけるのをやめて、やがて、受け止めた。  飲み込むのに苦労して、顔を汚した分を拭って、シヴァに残った分をなめとって、撫でられて払いのける。 「撫でられてきゃんきゃん鳴け」 「鬱陶しい。終わりだな?」  仕方ない、シヴァがうなずくと、アグニはぐったり崩れ落ちる。 「千年使ってないから固まって詰まってんだろ」 「失敬な。丁寧に抱いてやったろう」 「丁寧に五秒で終われ」  無茶言うなと撫でようとするが、もうアグニは熱くて触れない。 「すっきりしたところで話を聞け」 「もう一回くらいやれるな」 「俺は変なもの飲まされて腹がおかしいから用事済んだら帰る」  少しは懐けとシヴァが手を出すが、アグニは唸って寄せ付けない。 「パールヴァティーのことだ」 「もう聞いた。構ってやってもいいがサティの名を出して近づこうとするのが気に入らない」  腹具合がおかしいアグニはしばらくしてから何とか起き上がる。 「帰れ」 「正直、昔は周りがサティの生まれ変わりだ、シヴァの嫁に行く定めだと持ち上げてちやほやしすぎたから、思い上がった勘違い娘だったが、長い事苦行して頭冷やして、穏やかないい娘になってたよ」  興味なさそうなシヴァを放っておいて、アグニはよれよれと床を抜け出す。 「それで、穏やかないい娘でシヴァ脈なしだから、何人か言い寄ってる。その内まとまるんじゃないか」 「それ言いに来たのか」  アグニは歯をむいて怒るが、具合が悪くて力が入らずへたり込んでしまうので、どうにも迫力がない。 「シヴァが怒って手が付けられないから何とかしろって言われてきただけだ、パールヴァティーがどこに嫁に行こうが俺の知ったことじゃない」 「その通りだ、さっさと帰れ」  具合が悪くてまともに歩けないアグニは炎に身を変えようとするが、うまくいかないらしく、這うように出て行った。  アグニが消えたのを見届けてから、シヴァは外出する。
 ほどなく、シヴァとパールヴァティーが結婚することになったと天界中が沸き立った。  その一方で、アグニはしばらく不完全燃焼しているのか変な色の炎で、ふらふらしていた。  あの日、具合が悪くなってガンジス河に落っこちて、女神ガンガーに介抱してもらっている内に赤ちゃん生まれたとか、その子が天界ひっくり返す大騒ぎの挙句天界の将軍になるとかシヴァ家の次男になるとかは、千年たってからの話。
 このバージョンだと、スカンダ育ち切るまで千年かかって、その後怒涛の4日で天界制圧将軍就任シヴァ家の子供認定ターラカ成敗、になります。  千年あればいちいち気の長い新婚夫婦もちょっと落ち着いて、ガネーシャお兄さんもできてるでしょう。
 気が向いたら違うバージョンも書きたい気がします。どうなってもアグニが嫌そうにしているのではありますが。 
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