#ショックの表情が秀逸
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pinkfuehherin · 6 months ago
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数字という毒と、毒をも飲みこむ重要性について
改めて感じるけれど、ネットって事あるごとに再生数をはじめとする数字を表示したがりますよね。あれって大多数の人間を権威主義に駆り立てるので、好きではないな。
邦楽の暗黒期を招いたのは間違いなくアイドル商法であったけれど、あれと本質的には同じ状況がそこら中で起きている。それが、現代の虚無。
ダウンロード工口同人にしても販売数とか表示してるけど、ずっと前から「あれいらないなぁ…」って思ってます。紙の漫画や書籍がいちいち販売数を表示してるかって言うとしてないわけで(100万部突破!とかはやるけれど)、もっと言えばamazonだっていちいち販売数なんて表示してないわけで、じゃあDL工口同人だって表示しなくていいんじゃないかな。っていう。
個人的にいちいち販売数とかを表示する事が嫌いな理由は、明らかに尊敬に値しない商品がやたらに売れてたり、逆に物凄くセンスが良くて同じ作り手として感嘆に値する商品が全然売れてなかったりするのを見ると、正直作り手としてやる気なくなるって所が大きいです。
(みすず書房系の本なんて基本は全ッ然売れてないだろうけども、そういう本と胡散臭いペテン師が書いた胡散臭い自己啓発書の売り上げを数字で示され、比較されると(それによってさも後者の方が価値があるみたいに言われると)、少なくとも吾輩は萎えます。)
誰かは失念したけれどアメリカの高名な学者っぽい誰かがトランプ大統領が当選した際に(アメリカ国民の蒙昧さに)ショックで崩れ落ちたなんて話があったけれど、要はそれと同じ失望感に襲われるというか。結局大衆が好きなのはヒトラーやトランプ大統領だというなら、もう勝手にしてというか、なんかもう人民の幸福を願って優れた政策とか考えて汗水垂らすだけ無駄だよね、みたいな。
大衆を嫌いになりたくないのだけど、大衆の蒙昧さを思いっきり見せつけられると、呆れ嫌いにならざるを得ないというか。
だから、大衆(人類)を嫌いにならないために、大衆(人類)の蒙昧さを直視しないために、それによって大衆(人類)を見限らないために、直接的で乾いた数字は敢えて見たくないというか。
イエス・キリストが十字架で絶命する直前に放った神への絶望の声(「わが���、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」)は、あれはイエス個人の���葉じゃなくて旧約聖書を暗唱しただけなんだよと「言い訳」する向きもあるそうなのですが、吾輩個人は(史的)イエスが絶命に際して己の愛に満ちた生涯と人々への献身が本質的に無意味だった事を悟り、絶望し、信者達へ怒りや失望・侮蔑を抱き、葛藤し、最後の最後には無の境地にまで至って死んでいったというのはある程度事実だったのではないかと考えています。
ブッダが己の教えを後世に残そうとしなかったのも、恐らくはそれが本質的に無意味だと彼の聡明さ故に生前に気付いていたからだろうと思います。彼は烏合の衆の教祖になる事を拒み、それによって虚無の再生産を防ごうとしたのでしょう(もっとも、知っての通り彼の目論見は盛大にしくじるわけですが)。
このように、作り手にとって(或いは集団の長にとって)一番のストレスって受け手(或いは己の従者)のセンスが壊滅してるって事で(←受け手がダメダメだと作り手がいくら頑張っても徒労に終わるため)、例えばテレビ業界は視聴者のアレさ加減に呆れた優秀な業界人がやる気をなくしたり業界を離反していった事で凋落していったのだと吾輩は考えてるわけですが、そういう諸々を考えると「一種の優しい嘘」として販売数とか視聴率をマスクする事はクリエイティビティ保全の上で大切にも思えます。
言うまでもなく、ゴッホを筆頭として(誠実な)作り手というのは大抵の場合「受け手を置き去りにする宿命」の下に在るわけで(これが「なぜか?」という事についてはオルテガの『大衆の反逆』とかが端的に説明できていると思いますし、或いは視聴者を「引っ張る」のではなく「迎合」した結果凋落したテレビ業界の歴史を見ると分かりやすい)、だがしかし受け手を置き去りにするからには現世においては相応の誉れに預かれない(死後ようやく彼のやっていた事が理解される)可能性……良くてもシュヴァルの理想宮のように評価されるまでに相当・相応のタイムラグが生じる可能性は覚悟せねばならないわけです(失念されがちですが、かの宮崎駿ですらその才覚に比して相当に遅咲きです)。
こうした孤独で褒まれなき永劫の闘争に明け暮れるに際して、上述したように目先の数字(を起点とした価値判断)というのはノイズでしかないのが現実ではないでしょうか。
ゴッホは世間の無理解に絶望して自害しましたが、そのゴッホも現代のようになんでもかんでも数字で表示される世界に生きていれば呆れ、失望し、不幸ながらにしっかりと功績を遺す事すら出来なかったのではないかと思います。ゴッホは自害してしまいましたがそれでも一応はしっかりヘリテージを確立できたわけで、それは通信技術が無く、良くも悪くも自分の狭い世界に没頭しやすかった当時の時代性に因るのではないかと思います。
と同時に本来ならゴッホになれたはずの現代の再覚者が昨今の世情に屈して滅んで行った例も相当にあるのではないかと危惧しています。
独創は孤独の中から生まれるというのは繰り返し提唱されている理論ですが、昨今の世情下において孤独とそれに派生する独創を貫くのは、相当めちゃくちゃな覚悟が必要であり、常人ならそれはちょっと不可能でしょう。
付け加えれば、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の脚本や北野武デビュー作『その男、凶暴につき』の原作など、テレビ・映像関係で数々の優れた仕事を遺した野沢尚(ひさし)が自殺してしまったのも、視聴者への失望……いくら優れた作品を世に送り出しても一向に世界が変わらない無力感が背景にあったように思えます。
北野武にしても自分の映画がいまいち売れない事を気に病んでいるような素振りを見せており(彼の後年の映画が観客迎合的になったのは、ソナチネなどの芸術志向の力作が想像以上に人々に届かなかったショックに因るのではないかと自分は睨んでおります)、そういった諸々を総括すると、作り手が全力で芸術に打ち込むためには数字はノイズでしかないのだと、自分個人は思います。
無論この原理が働くのは作り手の中でも特にごく一部の、「ある特定の性質」を持った勢力に限定されるわけで、実際は大多数の作り手達にとって数字は己を駆り立てる強壮薬であり、顧客にとっては心地よく権威主義に酔い人生の虚無から逃避させてくれる安酒であり、然るに吾輩の意見がアウトサイドに位置している事は理解します。
―――とまぁ、そういう諸々でもって吾輩個人はネットがいちいち数字を表示したがる傾向を嫌悪するわけですね。
ビジネスの観点から数字を表示している(結局はそうやって大衆を煽動した方が手っ取り早く儲かる)のだろうとは思うものの、上に述べたように「それ」によってテレビ業界が凋落した歴史を鑑みると、実のところ、ビジネスの観点においてすら、実は「それ」は悪手なのだと吾輩は思います。
短期的な泡銭を稼ぐ上に限ればそうやって数字にきりきり舞いしておれば良いものの、中長期的により沢山稼ごうと思うなら、むしろ目先に数字は無視した方がいいのではないかな。
吾輩はアウトサイダーであると同時にかなり起業家的な精神も持っている人間ですので(なにせ生まれが底辺なので、金の重要さはよく分かっています)、それもあって一層、ビジネスの観点においてすらやっぱり上辺の数字はいらないなぁと思います。
その点を踏まえると吾輩は最近の(R-18も含めた)アニメ・漫画業界が作り手・受け手共に「テレビ業界化」している事を非常に失望・危惧していますが、これは余談ですね。
――――と、それらを全部ひっくるめた上でさらに論を進めて、個人的に思う事があります。
それは、上述の事を全て飲み込んだ上で尚、数字は直視した方が却って楽だという事です。
そしてそれが、この世界を生きていく唯一の道であろうという事です。
というのも結局は「大衆は(上辺の)数字が好き」というのが厳然たる現実なわけで、そういった現実を直視しない事は、ひいては現実から…大衆…人類存在の宿命から乖離・逃避する事をも意味します。
現実や人類存在から乖離してしまった人間は、最早実世界におけるパワーを持ちません。
上に述べてきたような事は全部わかった上で、その上で、尚自分を貫く。それが大切だと思います。
吾輩はもうなんだかんだで三十路になったわけですが、この年になってしみじみ思うのが、困難は敢えて直視した方が却って楽だという事。困難から目を逸らせば逸らすほど、不安や恐怖は増大していきます。
世間の理不尽、人類存在の虚無すらをも真っ向から直視して、敢えて真っ向から絶望する。敢えて安っぽい希望や現実逃避的な理想論は持たない。それが結果的に虚無と対峙し、虚無と協働する事につながる。
虚無というのは、敢えて直視すると案外そこから微かな光を見出せるものです。
例えば吾輩は割と最近になってSNS等に投稿した自作の(余りにも貧弱な)インプレッションを逐一確認するようになりました。
以前はそういうのはノイズにしかならないと思って全く見なかったのですが、ある時から「敢えて評価を見ないというのは、裏返せば評価を気にしまくっている証拠だ」と思い始めたのです。
目先の評価、数字に右往左往しないためには評価や数字から目を逸らすんじゃなくて、むしろそれらを直視する。すると案外慣れてきます。すると目先の評価・数字に動じなくなります。
また自分の脳内世界に籠り過ぎず最低限の実世界との擦り合わせを図る事は、過度に卑屈になる事や過度に傲慢になる事を防ぎます。
(私見ですが、「俺は売れるためにやってない」に逃げてしまった作り手は得てして拗らせると思います。)
それと同時に(ここからが非常に重要なのですが)、しっかりと数字を数字として把握しておくことは、「こんなに非力な自分にもなんだかんだで同志がいるのだ」と気付く切欠にもなります。
今の吾輩は余りにも地力が不足していて、且つやろうとしている方向性もかなりアナーキーなので、どうしても(相対的には)評価はあまりしてもらえません。
でもそんな吾輩の作品にもいいね!と言ってくれる人は「それなり」にいてくださるわけであり、となれば吾輩は全く孤立しているわけではないわけです。
あくまで問題なのは、マジョリティ勢力と比べれば“相対的に”非力であるという点だけです。
SNSに作品を投稿していいね!が0だったり漫画を描いて売り上げが0だったりしたなら、流石にそれは問題があると思うけれど、いいね!が100もつくならそれは一応は同志が100人は存在している事の一応の証明です。
確かに同志100人では吾輩が挑み、嫌悪し、破壊しようとしている既存の��値・権威には太刀打ちも出来ないけれど、それはそれとして、ひとまず同志が100人いる。同志が100人いるという事実それ単体は、それはそれとして嬉しい。
「こういった視点」を得るためには数字を直視する必要があり、そこから目を逸らしていては、どんどん悪い意味での孤独、孤立に埋没していってしまいます。
しっかりと少ないながらに同志がいてくれる事を分かった上で孤独を貫きやがては孤高の至るのが、正しい(?)アウトサイダーの在り方だと吾輩個人は思います。
オルタナティブでアナーキーなアーティストの中にはちゃんとそれなりにファンがついて応援してくれているにも関わらず、それに気付かず、「俺はひとりぼっちだ」「誰も理解してくれない」と気に病み、表現活動をやめてしまったり、自殺してしまう人がいます。
彼らが理解すべきなのは、確かに彼らはマイノリティで力もないけれど、それはあくまで相対的な意味であって、「全くのゼロではない」という事です。
「誰も理解してくれない」はちょっと悲観し過ぎであって、「理解者はいるけれどマジョリティ勢力のそれには遠く及ばない」というのが、正しい理解だと思います。
そして上に述べたようにマジョリティ勢力と比べたら少ないというだけで、絶対的視点に立てばそれなりの数の同志がいるというのは、それはそれで十二分に幸せな事だと思います。
吾輩にも、世間一般では全然知られていないけれど吾輩個人はめちゃくちゃ高く評価している作品があります。吾輩はそれらが無価値だとは思いませんし、その作品の作者が「誰も俺の作品を理解してくれない」とか言ってたら反応に困ります。
勿論闘争のためにはやはり数字の獲得は避けて通れないのが現実であり、そこに延々と甘えていてはいけないわけですが、闘争初期の段階においては、まずは少数ながら同志が集まってくれた事、それ自体に喜び感謝すべきだと思います。
そしてその喜びを糧に、より大きな、本質的な闘争に繰り出せばいいわけで。
前半に例に出したイエス・キリストなどはその典型で、キリスト教は「結果的に」世界宗教になったわけですが当初はただの片田舎の終末思想こじらせたカルトでしかなく、青年イエスもまた、ただの拗らせた大工の息子でしかありません��した。
イエスは目先や上辺の数字…弟子や信徒の大量獲得に躍起にならず、まず目の前の救いを求める人々と向き合ったからこそ、結果的に大事を成し遂げたのだと思います。
ここに、数字は無意味であり毒でもあるけれど、数字が持つ力は否定しようもなく、となればもういっそ数字は直視してしまった方がいい。という論理の一応の根拠があります。
大事を成し遂げる上で目先の数字に固執する事は悪手だけれど、大事を為すには数字は不可欠であり、かといって数字に固執すると大事を見失う。
大事を成す(為す)ために数字を獲得し、獲得した数字で大事を為すために数字の宿命を理解した上で“超”長期的視点に立ち、淡々と事に当たっていく。
その過程においてはまず、眼前にいる少数の同志たちを大切にする。理想には及ばないながら一応はそれなりの数の同志たちが集まってくれている事に感謝する。
そして一歩一歩闘争を拡大していく。
これがひとまず今現在の吾輩が考える、人類存在と数字の宿命です。
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itigo-popo · 3 years ago
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こんにちは!今回は前回と前々回で予告したクランちゃん🌹とグレン君🥀についての記事です!毎度の事ながら原作者である🍓ちゃんに頂いた資料を元に、感謝の念と溢れる熱量と共に解説していきます〜!🌻
★二人の立ち絵は後々また描き足すかもしれません。グレン君の立ち絵の方は下記にて…!
【2021/09/23追記:一部文章の修正と追加済み】
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舞台はとある王国に聳え建つ大きな城。厳重に施錠された塔一角の部屋に一人の薔薇色の少女が国から手配されたメイドの監視下の元、一人ぼっちで幽閉されていました。
その少女の名は〝クラン・ローゼンベルク〟といいます。
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★補足
この王国は前回のオズウェルさんが訪れていた村があった国では無く、はたまた村を襲った敵兵の国でも無く、次回の記事で書かせて頂く予定のルイの出身国でもありません。
因みにラブリーちゃんとミハエルさんはオズウェルさんと同様に後に地上に降り立ちますが恐らくまだこの時点では天界在住です。各自地上に降りる理由ですがラブリーちゃんは保護者役になったオズウェルさんに連れられ、ミハエルさんはラブリーちゃんを追ってという理由かと思われます。
花夜と春本に至っては作者が🍓ではなく🌻で舞台も日本と全く違う為こちらは国以前に蚊帳の外です。カヤだけに。
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話を戻しまして…クランちゃんの出生ですが、
王国専属の魔法使いが連れて来た子です。
クランちゃんが幽閉されている城や国の主導権は主である国王と息子である王子に有りますが当然〝連れて来た〟からには彼らの娘という立ち位置ではありません。
ならば貴族の子か?というと違い、かといって村や街に父や母がいる訳でも無く…しかし孤児でも人攫いでもない。
遠く離れた血縁でもありません。そんな少女を一体どのような目的で幽閉までし、人目を避けさせ隠しているのか…。
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それには理由が有りました。まず国王は国全体の権力者達や政治家達、軍事機関、研究機関と深い繋がりがあります。
そしてクランちゃんの傍には彼女に正体を隠している国から派遣されたメイドが世話係と銘打って監視をしています。
万が一逃げ出さないようにしているからです。つまるところ
クランちゃんは純粋な人間ではありません。
元々彼女は無限に膨大な魔力を発生させる事が出来る装置のような存在として創られました。
この魔力を国や王は軍事や国家機密の研究に利用する為クランちゃんを幽閉��ていたのです。
そして、それらは後発的にそうなったのでは無くクランちゃんが創られた理由でもあります。
因みに王と違い王子は善良で国王共々クランちゃんに直接の面会はなかったものの彼女への幽閉や以降に記述する〝ある〟研究内容に反対しています。
この王子の存在が後々の展��に大きく影響していきます。
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ここまで禍々しく書き連ねて来ましたが、クランちゃんは種族としては人間です。正確には〝天使に近い存在〟です。理由は後程。
とはいえ機械では無いと言えど彼女の魔力の使い道を考えますと、それこそ機械のように扱い然るべき施設内にて監視且つ管理し利用した方が効率も良いのでは?と疑問も感じ無くもありません。
ましてや愛らしく着飾る洋服も本来は最も必要が無いはず。
この辺りについては彼女を連れてきた王国専属の魔法使いが大きく関係しています。彼女も権力者の一人でもあります。
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女性は国から頼まれた魔力装置を創る為に神様の元に訪れます。神話みたいですね!この神様なのですが現在は地上界に隠居中のようでして前回のオズウェルさんの記事の時にて登場した全智の天使に神としての役割を引き継いでいます。
こう見ますとそれぞれ在住していた国は違えど皆々同じ🍓が描いた世界に住んでいるのだな〜と嬉しくなる🌻…!!
つまりクランちゃんは神様が人間として創造した子ですので、先述でいう〝天使に近い存在〟なのです。
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しかし、何故この時点で敢えて〝人間〟として創ったのか。
これは神様の意思からではなく魔法使いの女性がそう創って欲しいとお願いしたからです。
歳も取りますし、国としては今後も末永く使っていく効率を考えますと悪手のように感じざるを得ません。
これに関しては恐らく魔法使いの女性が、前回のオズウェルさん同様に人間が好きだったからだと伺えます。
但し、この女性もオズウェルさんと同じく良識的な人間を好いており王国の民が好きで且つ彼らを護る為に王国専属の魔法使いをしています。故に国王や後に記述する研究機関等のやり方には眉を顰めており、まだこの時点では内側に潜めていますが彼女もまた王子同様に反対派なのです。
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上記の通り魔法使いの女性は慈悲深い方で、クランちゃんを連れて来た際に大切に扱うようと国王に釘を打ちます。
魔法使いとしての実力も然ることながら神と繋がっていたりと特殊なパイプ持ちでもありますから国王も彼女の言���分を無碍に扱わず、提示された条件を呑み承諾します。
一種の取引みたいなものでしょうか。人間として創られた事以外は国王側からしても悪い話ではなく、そんな些細な欲求に対し首を縦に振ってさえしてしまえば無限の魔力の提供という膨大な利益を得る事が出来るのですから。
以降クランちゃんは〝幽閉〟はされているものの、衣食住や遊ぶものにも困らない何不自由のない生活を送ります。
城に来た当初は四歳くらいで、とても幼なかったのですが今現在は十四歳まで成長しています。世間を知らずに育った為やや浮世離れはしていますが心優しい性格に育ちました。
魔法使いの女性も仕事の合間に遊びに来てくれたりと、血の繋がりこそ有りませんが母と娘のような関係を築きます。
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因みに、これ以降の展開には神様は全く関与して来ません。
クランちゃんを創造したのち、その後どう扱われるか又は持たせた魔力によって一つの国がどうなっていくのか…。
それに関心も無関心も無い。手を貸すのも偶然且つ必然。世界を憂い愛と平和を謳いながら冷徹で残酷な傍観者です。
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視点をクランちゃんに戻します。
上記の方でふんわりと触れましたが彼女の素知らぬところで彼女が生成する強大で膨大な魔力は軍事利用を始めとした王国専属である〝機密〟の研究機関により非人道的な人体実験にも使われてしまいました。
その人体実験の内容は、身寄りの無い孤児を集め兵士として利用する為にクランちゃんの魔力を使い潜在する運動神経を刺激し著しく向上させるという実験です。
この実験が成功した暁には対象は常人離れした身体能力を得る事が出来ます。
但し実験対象が魔力を持っていた場合クランちゃんの魔力に影響される副作用か又その後遺症か、魔力が消失します。
数々の孤児が犠牲となり失敗作と成功作が生まれました。
救いは先述した王子や魔法使いの女性に根回しされたのか失敗作の孤児達は城内で働いてるという事でしょうか。
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★補足
魔法使いの女性がクランちゃんを連れて来なければ、事前にこのような人権を無視した事態は未然に防げた筈です。
恐らく企画段階で、孤児の子達を含めた彼女が愛する国民達の命を天秤に掛けられてしまった又は人質に取られる等、弱味を握られてしまったからではないかと思います。
又は孤児の子達が人体実験以上の危機に晒されてしまう等。
クランちゃんを敢えて〝人間〟としたのは人間が好きだから以外にも訴える想いやメッセージが含まれていそうです。
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凄惨な実験の果てにクランちゃんの魔力に適合し成功した孤児達は軍事利用の為、兵士としての教育を受けます。
その中でも逸脱した身体能力を覚醒させた優秀な成功作である一人の真紅の少年がいました。
その少年の名こそ〝グレン・クロイツ〟元孤児であり、この人体実験の被検体の一人だったのです。
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過酷な境遇だった為か、それとも教育の影響なのか自身を〝駒〟と呼び感情を表に出さない少年です。淡々と任務遂行する姿は一人前の兵士にも全てを諦めているようにも見て取れます。その後は暫くの間、その高い能力を見込まれ王城専属の傭兵兼使用人として過ごしていました。
そうして与えられた任務や日々を、ただただ機械的に過ごしていた彼に、やがて突然過ぎる転機が訪れます。
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とある業務で偶然、中庭にて作業をしていた日のことです。
これまた偶然にも部屋の窓から中庭を見下ろしていたクランちゃんの目に、グレン君の姿が留まりました。
先述通りクランちゃんは浮世離れ気味で世間を知らない面があります。自分と似た髪色、瞳の色を持つグレン君に好奇心に似た興味を抱きそれ以降、窓の外で彼を見かける度に目で追うようになっていきました。
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魔法使いの女性が国王に釘を指してくれたお陰で、大事にはされていますがクランちゃんは幽閉をされている身です。
流石に十年もそれが続けば、室内に居るのがが当たり前に育ったといえど飽きが来るというもの。
退屈だったクランちゃんにとって、外で見掛けるグレン君は羨望の的��ように輝いて見えていたのかもしれません。
そして遂には我慢出来なくなった彼女は訪れていた魔法使いの女性に頼み。彼と遊んでみたいとお願いします。
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クランちゃんの口からこのような〝お願い〟が出たのは、恐らく今回が初めてで魔法使いの女性はそれを快諾します。
グレン君にとっても異性同士とはいえ同年代の子と…ましてや遊ぶ機会なんて随分と無かったと思いますから悪い話では無い筈です。足早に国王に掛け合いました。
国王は些か呆れ気味に聞いてはいましたが、多少グレン君の仕事内容に調整が入る程度であり通常通りの任務にクランちゃんと遊ばせるという風変わりなものがくっつくだけなので返答をそこまで渋るような内容でもありませんでした。
もし不穏な動きが有れば予めクランちゃんの側近として配置させているメイドがグレン君を拘束し再教育するように研究機関に送り返すだけです。
こうしてグレン君は傭兵兼使用人又はクランちゃんの従者兼遊び相手として勤めるようになり晴れて二人は顔を合わせる事となりました。
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因みに銘を受けた当日のグレン君ですが上司に呼ばれ初っ端口頭から「最重要人物の護衛及び監視の任務だ」と告げられ、流石のグレン君も涼しい顔の内心では戦々恐々としていたのですが蓋を開けてみれば少女と文字そのままの意味で遊ぶだけだったので拍子抜けしたとかなんとか。
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最初こそ主にグレン君が警戒を示して距離感があったもののクランちゃんの能天気な…おっとりとしたペースにだんだんと絆されていきました。二人は徐々に親密になります。
好奇心からか人懐っこく少々抜けている愛らしい面もあるクランちゃんに対しグレン君も素で少々辛辣な言葉を投げ掛けてみたりと魔力装置とその魔力による被検体とは思えないような微笑ましく仲睦ましい関係値を築きます。
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少し引っ掛かるのは、クランちゃん自身に知らされていない事とはいえ自身や周囲の孤児達をこのような姿にした元凶でもあるクランちゃんに対してグレン君は怒りや怨みを感じ無かったのだろうかという点ですが恐らくそんな事は無く、だからこそ最初の頃は警戒し場合によっては一夜報いて処分される気もあったのではないかなと思います。
しかしクランちゃんと触れ合っていくうちに連れ彼女自身の境遇も決して良いものとは言えず彼女もまた被害者の一人であるという答えに落ち着いたのではないかと推測します。
二人が親しい友人となるまで、そう長い時間は掛かりませんでした。しかし同じくして穏やかな時間も長くは続いてくれなかったの��す。
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これまでの国王の横暴な統制に国民や一部兵士の不満が爆発しクーデターが勃発したのです。
瞬く間に王国内が戦場と化しました。勿論、国同士の戦争では無く内紛でです。城内にも怒号と罵声が響き渡ります。
意外にも早々に劣勢に陥ったのは国民側ではなく王国側でした。軍事力は王国側が保持しているものの肝心の指揮が行き届いていなかったのです。何故そのような事態に陥ったか
国王も混乱していました。何故ならクーデターを起こした先導者は実の息子、自身の傍で仕えて来た筈の王子だったからです。
だいぶ遡った先述にて書かせて頂いたこの王子の存在が後々の展開に大きく影響していくというのが、ここで繋がります。ずっと傍らで国王の人を〝駒〟のように扱う王政、そして非人道的な研究への協力等々人権や意志を無視したやり方を見て来た王子は、裏で傷ついた国民や兵士達に寄り添い反旗を翻すタイミングを見計らっていました。
恐らく魔法使いの女性も王子同様に以前から国民側として裏で手を引いていたと思われます。そして、このクーデターはクランちゃんとグレン君の保護までしっかりと視野に入れられており、外部にも漏らさぬよう慎重に計画を練られていた筈のものでした。
魔力提供したものとは又違いクランちゃん本体の強力な魔力は、王城内外のバリア等あらゆる動力源としても使用されてしまっており図らずしもクーデターを起こすには厄介なものとなってしまう為、一時的に城外に避難させる必要がありました。そこで警備が手薄になる内乱での混乱に乗じてグレン君が外の安全地帯に彼女を連れ出すという算段の筈でした。
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一足…いや二足も早くクランちゃんの側近であった王国専属のメイドが王子や魔法使いの女性の規格外に動きクランちゃんを拘束します。
彼女はただのメイドではなく王国の為に戦闘要員として教育された暗殺者の一人でした。思うに彼女は事前に王子や魔法使いの女性の裏での行動に気付いており尚且つグレン君がクランちゃんを連れ出すという計画まで〝メイド〟として傍で聞き確実に王国側を勝利させる為敢えて大事にせぬように内に潜ませ、虎視眈々と様子を伺って来たのではないかと思います。
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★解説では早い段階でメイドの正体は王国から手配された監視役と明かしていましたがクランちゃんやグレン君達が彼女の正体に気づくのは今この瞬間です。
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さて確実に王国側を勝利させる条件ですが、それはクランちゃん…もとい、
無限魔力発生装置の主導権を王国側が絶対的に握り最大限に利用する事です。
これまでは魔法使いの女性との契約により大事に扱ってきましたが王国側から見たら今の彼女は裏切り者です。
よって契約は破棄と見なされ、クランちゃんを大事に且つ丁重に扱う理由も無くなりました。
逃げようとするクランちゃんの手をメイドは捕まえます。
当然そんな裏事情など知らずに十年間、彼女に信頼を置き剰(あまつさ)え家族のように慕っていたクランちゃんは酷くショックを受けます。
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予定外の展開にグレン君も呆気に取られ、動揺している間にクランちゃんは王城内の他の部屋に攫われてしまいました。
今までと打って変わり問答無用という態度にグレン君も普段の冷静さを失い激昂し、それこそ同士討ち前提の死を覚悟しクランちゃんを死に物狂いで探します。
もしこれが王国の手により強化された人間同士の一対一の純粋な決闘ならグレン君にも勝算が見えたかも知れません。
しかし現状は内部戦争です。相手も無策な訳がありません。
ここにきて王国側からの新たなる刺客がグレン君とクランちゃんを絶望の淵に追いやります。
城内が混乱する渦中やっとの思いでグレン君がクランちゃんを探し当てた部屋には怯える彼女と一緒に最凶で最悪な暗殺者が血色の眼を揺らしながら尋常でない殺意と狂気を放って恨めしそうにグレン君を待ち構えていたのです。
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この刺客とは一体何者なのか。まず、クランちゃんの側近であったメイドは王国に忠誠を誓う暗殺者の一人でした。要は彼女の他にも暗躍していた者達が存在していたのです。
その中でも現在グレン君と対峙している暗殺者の少女はタチが悪く、例えば暗殺者でありながらも世話係の兼任を担っていたメイドが持つような理性が崩壊しており殺しそのものを生業とする生粋の暗殺者です。そして国王以外に唯一、メイドが信頼する彼女の実の妹でもあります。
この暗殺者の少女はクランちゃんやグレン君と同じ年頃でありますが、元々の素質か暗殺者として育て上げられた過程でか価値観が酷く歪んでしまっており『自分を見てくれるから』ただそれだけの理由で暗殺を遂行してきました。
今回も例に漏れずグレン君が『見てくれるから』彼を殺そうとします。そこに最早もう内部戦争だとか暗殺任務だ等は塵程に関係ありません。
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★補足
この間クランちゃんを暗殺者の妹側に任せて姉側のメイドは何処に行っていたのかと言いますと、国王の元へと助太刀しに行っていたのではないかと思います。クーデターが勃発している現状、命が一番危険に曝されているのは国王です。
この姉妹も出生はグレン君と同じく孤児であり特に���のメイドの方は王国に拾われた恩義から強い忠誠心を持ち結果としてクランちゃん達と敵対しました。
しかし妹の方は精神が壊れてしまっており暗殺の理由である『見てくれるから』という物言いの仕方からして、国に恩義を感じる以前に幼さ故に愛情不足等々のストレスに心が耐え切れなかったのだと推測します。
因みに姉妹と表されていますが血の繋がりはありません。
二人の関係ですが、少なくとも姉の方は妹を大事にしている印象で壊れてしまった妹と同じ年頃であるクランちゃんの傍で仕えながら、同じく彼女らと同じ年頃であるグレン君と一緒に従者として働いていた日々の内心を思いますと複雑なものがあります。
因みに約十年間メイドとして触れ合ったクランちゃんの事は「嫌いでは無かった」ようで今回の王国側と国民側の対立が無ければ、もっと良好な関係が築けていたのかもしれない。
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★補足2
今まで触れて来なかったクランちゃんの戦闘能力ですが無限に魔力を発生させれるものの、温室育ちであり恐らく王国側からの指示で万が一抵抗された際に厄介なので護身用の教育を受けていません。よって王国の動力源に使われる程の高い魔力を持っているにも関わらず戦闘能力は皆無です。
素質としては王城の防御壁代わりに使われていた防御魔法に特化しており、攻撃魔法より守護面に長けているようです。
しかし今回の件を考えますと王国側の判断は大正解だったようで実際にクランちゃんは戦闘場面においての自身の力の使い方が分からずグレン君を守る事が出来ませんでした。
これに関しては、先を見据えて指示した王国側がしたたかであったと言う他ありません。
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視点を絶体絶命のグレン君とクランちゃんに戻します。
グレン君も傭兵として培われた経験や過酷な訓練を乗り越えて来ただけあり持ち前の身体能力を持ってして抵抗します。全ては囚われてしまったクランちゃんを救ける為。いま彼女を敵の手中に収めてしまったら、もう二度と会えなくなってしまう…そんな胸騒ぎがグレン君を焦燥に駆り立てます。
しかし相手は〝殺人〟に関して一流であり加えて精神が崩壊している為ブレーキが存在せず惨殺するまでグレン君に執着し続けます。例えクランちゃんが自分を犠牲にしグレン君を見逃すように叫んでも羽虫の鳴き声程にしか捉えない又は聞いてすら…はたまた聞こえてすらいないのです。
その結果、グレン君くんの必死の攻防は悲劇的で尚且つ最悪な結末として無念にも終わってしまいます。クランちゃんの目の前でグレン君の身体は鋭利な刃や黒魔術により深く刻まれ嬲られ満身創痍となりました。
死体よりも酷い有り様の瀕死状態��、まともに呼吸をする事すら出来ているのか分からない程に変わり果てたグレン君の姿にクランちゃんは遂には泣き崩れてしまいます。
その凄惨な光景は、誰がどう見ても逆転不可能な幕引きにしか見え無かったのです。しかし…
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クランちゃんの泣き声を聞きグレン君は最期の力を振り絞り傷だらけの体で立ち上がります。
それとほぼ同時に魔法使いの女性が率いる一部の反乱軍がグレン君とクランちゃんを護るように部屋に突入し、反乱軍である国民と魔法使いの女性の決死の助力によってクランちゃんとグレン君は先述していた計画を組んでいた際に事前に用意されていた外の安全地帯へと送られたのです。
そして同時刻…クランちゃんとグレン君の逃亡劇の裏で、王城の玉座の前では国王は国の繁栄を、王子は民の意志を継いで、互いの思想と理想の為に親と子は剣を振り下ろしました。
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安全地帯に送られ、文字通り命からがら城外に逃げる事が出来たクランちゃんとグレン君。クランちゃんは初めて出た外を不安げにきょろきょろと見渡します。足取りも覚束無いまま緊張の糸が切れ尻餅を着くクランちゃんの横で、どさりと重たい音がしました。グレン君が倒れたのです。
逃げる前グレン君は重症よりも酷い状態でした。その深手のまま敵に抗い痛みを感じる以上にクランちゃんを助ける事に必死でした。自分の命を犠牲にしてまでもクランちゃんに生き延びて、生き続けて、生きていて欲しいと。
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二人を逃がす前に、魔法使いの女性から応急手当として回復魔法を受けていたと思われるグレン君ですが恐らく魔法使いの女性は回復魔法は専門外であり、専門の術者もその場におらず呼びに行くとしたら時間が掛かってしまい目の前の敵に隙が出来てしまう…そして、それ以前に暗殺者の黒魔術が蝕んでしまったグレン君の体や魂は、もう助からない段階まで症状が進んでしまっていたのだと思われます。
魔法使いはグレン君に眴せします。流石にグレン君を治療が行き届かない外に出す訳にはいきません。例えもう助からないとしても1%でも生存確率を上げるならばクランちゃんを一人で外に逃がし、そして暗殺者と今も尚対峙している為この場は危険な場所には変わりませんが医療班が来る望みがまだ有る分こちらにグレン君は残っているべきと…ですが
その真紅の瞳は近くまで来ている〝死〟への恐怖は微塵も感じさせず最期までクランちゃんを護りたい、傍にいたいという強い願いと従者としての誇りを、肌がひりつく程に感じさせました。
いずれの選択にせよグレン君が長く無いのは変わりません。ならば彼の意志を最大限に尊重するのが、せめてもの手向けになるのではないか…そうして魔法使いの女性は、それこそ断腸の思いでクランちゃんと共にグレン君を送り出しました。彼女にとっても���国により犠牲となってしまった国民である一人の少年を。そして大事な娘…そのような存在であるクランちゃんの、やっと出来た大切な友人を自身の目の前で救えなかったのですから…。
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安全地帯にさえ来てしまえば、クランちゃんはもう大丈夫です。役目を終えグレン君は血塗れた瞼を穏やかに閉じて息絶えていました。従者として友として最期まで彼女の傍にいました。
グレン君の死にクランちゃんは酷く悲しみました。しかし、もう先程のようには泣き叫びませんでした。膝枕するようにグレン君の頭を乗せ、泣いていた時の余韻を残して少し赤く腫れてしまった瞳で何かを決意したようにグレン君の亡骸を見据えます。そして彼女の〝救けたい〟という純粋な想いと祈りは、潜在的に宿り眠り封じられた秘められし〝奇跡の力〟を覚醒させます。
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二人を取り囲むようにして、周囲をクランちゃんの強い魔力が顕現した証である紅い薔薇が、まるで今から起こる出来事を祝福でもするかのように咲き乱れ華やかに舞い踊ります。
随分と遡った先述にて記させて頂いた通りクランちゃんの実態は人間ではなくどちらかと言うと天使に近い存在です。
そう、今まで鳴りを潜めていた天使としての力が覚醒したのです。そして運命に翻弄され続けた少女の無垢な祈りは無事に天へ届きました。
こうして意識を取り戻したグレン君の視界には宝石のような瞳に涙を一杯一杯に溜めたクランちゃんが映り、揶揄ってやろうとするも束の間に抱き締められ、傷に響くと小さく呻きつつも照れくさそうに抱き締め返すのでした。
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天使の蘇生術を施された反動によりグレン君も人間ではなくなってしまいました。クランちゃんも以前のように人間の真似事のような歳の取り方を出来なくなってしまいます。しかし、そんな事は今の二人にとって、とてもとても些細な事でした。
その後の長い長い年月を、クランちゃんとグレン君は互いに手と手を取り支え合い二人は幸せに生きていくのでした。
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ここからは補足と後日談。内紛は王子が率いる国民側が勝利し、研究施設諸々は取り壊され軍事の在り方についても一から見直していく事となりました。国民を踏み台として富や税を貪っていた一部の権力者達も総入れ替えを行い今度は国民に寄り添える王国を目指し今ここに若き王が誕生しました。
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元国王の処罰そして処遇については王子自身が殺害での解決を望まない人柄に汲み取れた為、権力を剥奪した状態で王子側の兵士の監視下の元軟禁または国民が知る由も無い住居にて隠居させているのではないかと思います。後者の隠居の場合に関しては見つからない場所でないと恨みが収まらない国民が国王を手に掛けてしまう事が危惧出来るからです。
これに関しては元研究員達や元王国側の権力者達そして例の暗殺者であった姉妹達にも同じような処遇が下されたかと思います。もし更生が可能ならば数年後には贖罪という意味合いも込めて表で活動出来るよう手配をする事も考慮して。
但し人として余りにも許されない行為をしてしまっていたり、更生の余地や意思が無いようであれば再出発をした王国を脅かす脅威となる前に正当に処罰を降したと考えます。
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その後のクランちゃんとグレン君について。
隠居とはまた違いますが、復興中の王国内が落ち着くまで暫くは安全地帯での生活を余儀なくされます。とはいえ生活で必要な食料や衣料品等は、新しくなった国からほぼ毎日届いており特に不便や不自由なく暮らせる状態です。
落ち着きだした頃には魔法使いの女性も二人が人間ではなくなってしまった事情も知った上で変わらぬ様子で接し度々顔を出すようになります。まるで新婚さんのような二人を茶化す母親のように。
安全地帯に関してですが、恐らく特に危険な生物が生息していない森の中で目立たないながら赤い屋根の可愛いらしいお家が建って���り、そこを王国内に戻るまで仮住まいにしていたのではないかと推測。もしかしたら、そのままそこに住み続けているのかも。小鳥のさえずりで起きてほしいし、クランちゃんには森の小動物と遊んでほしい。
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以上がクランちゃんとグレン君編でした!🌹🥀
クランちゃんの愛らしさも然る事ながらグレン君という一人の男の子の生き様と言いますか在り方が格好良すぎる…!!
因みに今後ルイ達と邂逅する時が来た場合、時系列的には逃亡後の二人と会うのが正解なのですが、お城…箱入り娘のお嬢様…と見せかけて実は囚われの身の女の子…グレン君との主従関係…イイよね…みたいな感じで🍓と話していて、んじゃあ逃亡前にするか〜と審議中だったり🌻
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そうだ、せっかくなので…魔法使いの女性、クランちゃんのメイドであった暗殺者のお姉さん、そのお姉さんの実妹でグレン君を窮地に追いやったヤベー暗殺者の子は…実は…!
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この🍓が販売中のスタンプにいます。(久々な突然の宣伝)
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ちょうど三人で並んでらっしゃいました。左が魔法使いの女性、左中央が妹の方の暗殺者の子、右中央が姉の方の暗殺者の女性でメイドとしての姿、右が暗殺者としての姿です。
みんな可愛くて美人さんです!因みに🌻の推しは…春本の作者なので何となく察して頂けてそうですがヤベー妹の子。
でもって!なんと神様(左)と、オズウェルさん編で登場した全智の天使様(右)もスタンプの中にいるのだ〜!神々しい!
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そんな感じで今回はここまで〜!次回はルイと花夜と春本編です!😼🦊🐰もしかしたらルイと花夜、次々回に春本という風に記事を分割するかもしれません。まだ未知数…!
今回…というより、まとめ記事を書く度🌻から🍓への愛の重さが尋常でなく露呈しだしており見ての通り沢山書いてしまった為、誤字脱字すごいかもしれません…!見つけ次第直していきます😱それでは!♪ (2021/09/22)🌻
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kurihara-yumeko · 4 years ago
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【小説】氷解 -another- (上)
 誰かを傷つけた後は、自分も傷を負う。
 殴った後にその手が痛むように、それは代償として、必ず負うことになる。一方的に相手を痛めつけるなんて芸当はできない。そんな勝手は許されないのだ。傷つけた分は、傷つかなくてはいけない。たとえその痛みが、平等ではないにしても。
 傷つけるとわかっていて手を下した時は、なおさら性質の悪い傷が残る。その音が聞こえてきそうなほどに心が軋んだのを感じたり、予想通り、耐え切れなくなった涙が溢れ落ちていくのを見たりするのは、そんな風に誰かを傷つけるのは、堪える。
 いつだってそうだ。特に、怒りに任せて部下を怒鳴りつけてしまった後は。
「やっぱり、ここにいたのか」
 窓辺に腰かけ、眼下に広がる灰色の��を見下ろしていると、そんな声と共に、缶コーヒーが現れた。手に取ったそれは温かく、俺は咥えていた煙草を口元から離す。
「貝塚……」
 目線を上げて顔を見やると、その男は自分の煙草に火を点けるところだった。
「お疲れさん。さっきはすげぇカミナリ落としてたなぁ。聞こえてたぞ、こっちのブースにまで」
 貝塚はそう言って、わざとらしく笑って見せる。俺は思わず、大きな溜め息をついた。
「……一週間前に、会議の資料を作るように頼んだんだよ。今日の、重要な会議に使うやつを。それが昨日になっても出来上がってこなくて、ギリギリになってやっと持って来たと思ったら、印刷はめちゃくちゃで、おまけに、数字は一年前のデータだった」
「高倉さんかぁ。可愛いし愛想もいいんだけど、仕事がいまいちなんだよねぇ」
「資料を全部作り直すには時間がなかった。そのまま使うしかないと断念したが、数字が間違ってるんじゃ、先方だってこちらを信用できないだろう。だから耐え切れず、高倉を責めちまった。『重要な会議だって言ってあったのに、どうしてこんな』ってな」
 重要な会議の資料なんて、部下に任せず自分ひとりで作成すればよかった。もっとこまめに資料作りの進捗を確認しておけばよかった。前日のうちに残業させてでも資料を完成させて、修正する時間を今日に残しておくべきだった。
 そんな後悔が、喫煙室に紫煙となって立ち込める。
「……そしたら、あいつ、なんて返事をしたと思う?」
 貝塚は煙草を咥えたままで返事をしなかった。俺は続けて言う。
「『だって、私にとっては重要なことじゃないですし』、だとよ」
「……それで、高倉さんのことを思いっきり怒鳴りつけちゃったってことか」
 そう言う貝塚の口元は笑っていたが、その目は少しも俺のことを馬鹿にしてなどいなかった。
「あんな怒鳴られたら、高倉さん、泣いちゃったんじゃない?」
「……泣いてたよ」
 俺は力なくそう答える。
 さっき見た光景が、まぶたの裏から焼き付いて離れない。高倉はまるで子供のように、大粒の涙を零して泣いていた。私は悪くない、とでも言うように、俺のことを睨んでいた。ぽろぽろ、ぽろぽろと泣きながら、本当は文句を言いたいのであろう唇から、絞り出すように「すみませんでした」とだけ言って、それでも眼光は鋭かった。俺を非難する目だった。
「可愛い女の子を泣かせちゃったら、そりゃあ、後味悪いよねぇ」
 貝塚の苦笑に、同情の色を感じ取る。
 所属する部署も役職も異なるが同い年の貝塚は、社内で気兼ねなく話せる同僚のひとりだ。ライターを貸してやったのがきっかけで、喫煙室で言葉を交わす仲になった。
「まぁ、そんなに落ち込まないで。縞本だけが悪い訳じゃないだろ」
「……そうだ��」
 どうやら、俺を励ましに来たつもりらしい。それをありがたいと感じる反面、隣の部署のやつに気を遣わせるほど部下を怒鳴りつけるなんて、と、また後悔が生まれる。放って置くとどこまでも、俺の内側から後悔ばかりが滲み出てくるような気がする。
「高倉さんの方には、井荻さんが行ってくれたから、大丈夫だと思うよ」
 缶コーヒーのプルタブを開け、一口飲もうとしたところだった。俺は思わず、動きを止めていた。
「井荻が……?」
「ちょうど定時だったから。更衣室で高倉さんと一緒になるだろうと思って、残業しないでもう帰るように伝えたんだ。あのふたり、大学時代の先輩と後輩なんだろう?」
「ああ…………」
 井荻。
 井荻沙織。
 俺は、あの澄んだ瞳に見つめられると、なんて呼べばいいのかわからない、複雑な感情を抱かずにはいられない。
 だが貝塚からその話を聞いて、多少、安堵できた。あいつが高倉の面倒を見てくれるなら、安心だ。
「そういえば高倉さん、春までに辞めちゃうんだって?」
 コーヒーを飲んでひと息ついていると、貝塚が思い出したようにそう言った。
「そうらしい。俺も次長からそう聞いた」
「高倉さん、辞めるってことを直接次長に伝えたのか。直属の上司は縞本なのに、それを飛び越して」
「『もうあんな人の下で働きたくないです』だとさ」
「ははは、そりゃあ確かに、縞本に直接は言えないよなぁ」
 貝塚は煙を吐き出しながら、朗らかに笑った。それから妙に意地の悪い笑みを浮かべると、声を落としてささやくように言う。
「高倉さんが辞めるんだったら、うちの課の井荻さん、そっちに異動させちゃおうか?」
「余計なことしなくていいぞ」
 コーヒーをあおる。缶コーヒーは、飲めないほど不味くもなければ、また飲みたいと思わせるような美味さもない。
「ああ、そうか。縞本も、春で異動なんだっけ」
「九州にな」
「大出世じゃないか」
「正直、あまり嬉しくはないな」
「寂しくなるね」
「……そうだな」
 貝塚が灰皿に煙草をこすりつけ、口から最後の紫煙を吐いた。俺はすっかり短くなった煙草を灰皿の中へと落とす。
 吹きつける風に、ガラスが小さく揺れる音がした。窓の外は曇天で、今にも雪がちらつきそうな、重たい雲で埋め尽くされている。風が強いのだろう、雲の流れが速い。
 すっかり暗くなった街を行く人々は、皆黒っぽい装いに見えた。春の訪れなど、微塵も感じさせない景色。
 だが、春は必ずやって来る。そしてその時、俺はもうここにはいない。
「コーヒー、ありがとな」
 礼を言うと、貝塚は目を伏せたまま片手を挙げて俺に応えた。もう一本吸ってから仕事に戻るつもりらしい、次の煙草を咥えていた。俺は喫煙室を出て、三階の営業部フロアに戻るため、階段に向かって歩き出す。
「――正直、もうあんな人の下で働くことに耐えられないっていうか」
 廊下を歩いていたら、そんな声が聞こえた。ちょうど、女子更衣室の前だった。
「縞本さんって、正直、人の心がわからないんだと思うんですよね。……あ、」
 更衣室の扉が開くと同時に、声の主は口をつぐむ。見れば、高倉志保だった。制服から着替え、今から帰社するところのようだ。まだ泣いていたのか、その目は赤く、潤んでいる。
 高倉は俺の顔を見て咄嗟に、もうひとりいた女子社員の後ろへと隠れた。そのもうひとりは、井荻沙織だった。
 ふたりは、今日俺が叱責したことについて、話をしていたのだろう。俺は思わず、足を止めていた。高倉は井荻の陰で動かないまま、こちらを見ようとしない。何か言葉を発しようともしない。
 俺は彼女にとって、顔も見たくない相手なのかもしれない。口にした言葉が俺を非難する内容であっても、それを即座に謝罪する気にもならないのかもしれない。上司の陰口を叩くのは良くないことかもしれないが、それは恐らく、高倉の本心であるに違いない。
 こんな人間の下で働きたくないと、そう言って泣く彼女を否定するのは、間違っている。退職を決め、次長にそう告げた彼女の感情は、本物だ。それをあれこれ言うのは間違いだ。少なくとも俺に、そんな権限はない。
 だがこの苛立ちは、どこへ向かわせればいいのだろうか。
 俺は小さく息を吸い、波立つ自分の感情を抑制する。
「井荻、」
「あ、はい」
 呼ばれた井荻は一瞬、きょとんとした表情をしたが、すぐに返事をした。
「今日、行くのか?」
「はい。行きます」
 どこに、と言わなくても、井荻はそう返事をした。ちゃんと通じたようだ。
「あっそ」
 高倉のいる前で、それ以上の長話をする気にはなれなかった。俺は再び歩き始める。階段を登り、定時を過ぎたがまだ半数近い社員が残っている営業部フロアへと足を踏み入れる。
 俺の机の上には、まだやらなければいけない仕事が積んであった。目の前の書類に集中しろ。自分にそう言い聞かせる。とりあえずは、今日の会議の大失態の後処理だ。どうやって先方の信頼を回復するか。まずは、それから考えよう。
「……人の心がわからない、か」
 仕事に取りかかろうと思っているにも関わらず、先程の高倉の言葉をつい反芻してしまう。誰かからそう言われたのは、これが初めてという訳ではなかった。思い出す。土下座して、額を畳にこすりつけて���を下げていても、罵声を浴びせられ続けたあの日のこと。
 ――あなたは自分のことが、図々しいとは思わないんですか。私たちの心なんて、あなたにはわからないんでしょうね。
 そんな風に言ったあの人の言葉を、今でもときどき、夢に見る。その言葉は後悔となって、感情を掻き乱し、俺のことを痛めつける。
 俺は誰の心もわからない。わかりようがない。たとえばそれは、上司に叱責された部下の、責任を逃れたいという甘い言い訳であり、あるいは、息子の自殺を止めることができないでいた、ふがいない親��ある自分たちへの怒りであり、もしくは、素直に感情を口にすることができなかった��恋人に対しての猜疑心だ。
 俺はそういった誰かの感情を、わからないままでいる。わからないから他者を傷つけ、そうして、俺自身も傷を負ってきた。傷つけたのと同じ数だけ、痛みを感じた。
 そしてそんな俺の心も、誰にも理解などされない。
 だが、わかってなんてくれなくていい。共感も同情も、必要とは感じない。ありふれた安易な言葉で癒されたいと思うほど、俺はまだ堕ちてはいない。
「……わからなくって、結構だ」
 そう、独り言をつぶやいたら、やっと仕事に取りかかる気になった。
 今の俺にはすべきことがあり、それは誰かの傷を癒すことではない。
 たとえそれが、自分自身の傷なのだとしても。
    人間が自殺するきっかけなんて、ほんの些細なことにすぎないということを、俺は知っているはずだった。
 ある年の、気が滅入るような雨と湿度の高い日々が終わらないでいた七月の初め、前職の会社で働いていた俺は、この春に入社した新入社員のひとりが自殺をしたという報告を部長から受けた。自殺した井荻公介は、俺が初めて受け持った部下のひとりだった。
 その報告を受けた時、「一体、どうして」という疑問が湧き、そして同時に、その疑問を掻き消すかのように、「人が死ぬ理由は、大層なものとは限らないよな」と思う自分がいた。
 井荻公介が自殺した理由を、俺は知らなかった。だが、彼が時折、暗い顔をして机に座っているのを見たことはあった。かと言って、死を覚悟して思い詰めているという風にも見えなかった。俺と話をする時はいつだって朗らかであったし、冗談を言って周囲を笑わせることだってあった。時間の空いた時や飲み会の席では世間話をすることもあったが、プライベートなことを深く聞いたことはなく、たとえばまだ独身だった彼に恋人がいるのかとか、両親や家族と上手くやっているのか、そういったことは知らなかった。
 だから部長から、「縞本、最近、井荻くんに何か異変とかなかったか?」と尋ねられた時、正直に、「少し沈んだ様子の時もありましたが、深刻そうな様子ではありませんでした」と答えた。
 その時、部長が妙に神妙な顔つきになり、「そうか……」と、独り言のようにつぶやいて深く頷いていたことに、俺は違和感を覚えたが、部長の様子が何を危惧しているのかはわからなかった。後になってから思い返してみると、恐らく部長は、この時すでに、この先に起こり得るであろう未来を予想していたに違いなかった。
 井荻公介が自ら命を絶ったということはショックではあったが、それはどこか、俺の手が及ばない、遠くの出来事であるようにも感じられた。実際、その後の俺にできたことは、彼が受け持っていた仕事を整理し、他の部下たちに割り振ることだけだった。
 仕事を片付けているうちは、彼がすでにこの世にいないという事実は実感できなかった。それは葬儀に参列している時だけは別であったが、結局、社内の自分の机に座っている間は、井荻公介は病欠で長期休養しているのと変わらない気持ちでいた。彼が突然の不在となって混乱したのは最初の一週間程度で、それを過ぎてしまえば��つも通り、机に積まれていく書類を右から左へと処理していくだけだった。
 その状況が一変したのは、彼の両親が、彼の遺書を手に会社を訪ねて来た時で、そしてその時初めて、井荻公介が「上司からパワーハラスメントを受けていることが苦痛でたまらない」ということを理由に、自らの手で命を絶つと、そう書き残していたことを知った。
 俺を含め、井荻公介と同じ課に所属する社員たちは、常務と役員が待つ会議室にひとりずつ呼び出され、面談を受けた。二週間にも及んだ聞き取り調査の結果、井荻公介に嫌がらせをしていたのは課長であったということが判明し、これには多くの社員がそう証言したことによって、ほぼ確定だと判断された。
 確かに、入社直後から、課長と井荻公介は折り合いが悪かった。それは恐らく、ふたりの性格が真っ向から正反対であったということと、自身の学歴を鼻にかけている節があった課長より、さらに有名な大学を井荻公介が卒業していたということが、そもそもの原因であるように思われた。
 俺は何度か、課長が井荻公介を指導しているところに居合わせ、時に過剰なのではないかと思うほど叱責をされている時、間に入ってそれを止めたことがあった。仲裁に入ると、課長はそれ以上彼を叱ることはしなかったが、「そもそも、井荻がこんな体たらくなのは、直属の上司であるお前がしっかりしないからだ」と、怒りの矛先を俺へと向けた。
「井荻には、俺からよく言って聞かせますので」と頭を下げても、俺に対する課長の文句はすぐには止まなかった。十五分以上にわたる説教から解放され、自分の席へと戻った時、隣の席の井荻は少しほっとしたような顔をしていた。課長にはわからないように、声を出さないまま「ありがとうございます」と井荻の口元が動いた時、俺は小さく苦笑して、「別に、気にすんなよ」と声をかけたものだ。
 そうやって気にかけてはいたが、結局のところ、井荻公介は俺の目が届かないところで課長から嫌味を言われ、嫌がらせをされ、日々少しずつその心に傷を負っていっていたのだった。
 同じ課の社員たちは、自らの上司を糾弾することを恐れ、「これは同じ課の人から聞いた話なんですが……」などという前置きを挟み、あたかもそれが、直接自分が見たり聞いたりしたのではないとしながらも、課長がどんな回りくどい手を使って優秀な新入社員をいたぶっていたのかを話した。それは、まるでクラスの悪ガキが考えつきそうないかにも幼稚なものから、思わず耳を疑いたくなるようなものまであったが、結局のところ、課長からパワーハラスメントが行われていたことには違いないと、役員たちには判断された。
 そこで、ひとつの問題が持ち上がった。いけ好かないこの課長は、社長の遠い親戚筋に当たる人物だった。そういった後ろ盾があるにも関わらず、いつまでも課長のまま昇進しないのは、それだけこの課長が無能であるということの何よりの証明であったのだが、役員たちはこの課長を庇うことを決断したらしかった。課長が新入社員にパワーハラスメントをして自殺にまで追い込んだという事実は、会社の信頼の大きな損失に繋がり、ただでさえ低���している直近の売上額がさらに低下するのは避けられない。そう考えた役員たちは、俺に貧乏くじを引かせた。
 井荻公介に対するパワーハラスメントは存在しなかった。だが、直属の上司である俺には、監督不行き届きなところがあった。
 結局、社内では「そういうこと」として処理がされた。
 俺はその責任を負い、退職勧告の処分を受けた。それはつまり、俺が井荻を死に追いやったのだと、そういう解釈になってもおかしくはない結果だった。
 その話を部長から告げられた時、いつも頼れる上司であったはずの部長が、なんとも悲痛な面持ちでうつむいていたことを、まるで昨日のことのように思い出せる。
「役員たちには抗議したんだが……。すまんな、縞本。俺の力不足だ」
「いえ……。井荻のことをもっとちゃんと見てやれなかった、俺にも責任がありますから……」
「すまんな……本当に、すまん」
「部長、もういいですよ」
「すまん…………」
 部長はこのことがよっぽど後ろめたかったのだろう、「知人に会社を経営している人がいて、その人にお前のことを雇ってもらえないか、なんとか頼み込んでやるから」と、次の就職口の世話までしてくれた。俺の処分も、懲戒解雇にならずに勧告で済んだのは、この人の尽力があったからだった。
 途端に、俺の両肩に、井荻公介の死は重くのしかかってきた。不思議な話だが、その重量を知って初めて俺は、井荻の死を実感として受け止めることができたのだった。つまりそれは、取り返しのつかない、拭い去ることのできない現実で、それは過去のものではなく、未来にまで影響を及ぼす絶対的な事実だった。
 井荻公介の両親のもとへ、謝罪のために訪ねた頃、長かった梅雨はようやく明け、代わりに俺は、容赦のない日射しに焼かれ続けていた。
 週末の昼下がりに訪れた井荻家は、外の熱気などまるで嘘のように、空気は重く凍てついていて、それは最愛の息子を突然失った両親の、怒りと悲しみが入り混じって吐き出される冷気だった。
 異様とも思えるほどの存在感を放つ真新しい仏壇が置かれた和室で、俺は井荻公介の遺影と並んで座ったその両親の前、自分が彼の直属の上司であることと、社内にパワーハラスメントの事実はなかったということを伝えた。
 その途端、ふたりは激昂し、俺のことを非難した。
「そんな言葉は嘘だ、公介は上司からのパワーハラスメントを苦に自殺したのだ」、と。
「公介は、私たちの最愛の息子は、あなたのせいで死んだのだ」、と。
「あなたが、殺したのだ」、と。
 そうだ。俺の言葉は、真っ赤な嘘だ。井荻公介を苦しめていたパワーハラスメントは実際にあった。だが苦しめていたのは俺じゃない。課長だ。俺は以前から、あの課長が気に食わなかった。俺だけじゃない。社内で課長を好いている人間なんて、恐らくいない。皆、表立って声や顔に出さないだけで、あの人のことを嫌っている。なのに、誰も口出しできなかった。だから井荻公介は死んだ。俺が、俺たちが殺したのも同然だ。見ていたのに。聞いていたのに。誰も止めなかった。誰も助けなかった。だから、井荻公介は。自らの手で、命を――。
「沙織、そこで何をしているの」
 井荻公介の母親がそう言った声で、俺は思わず、下げ続けていた頭を上げそうになった。目線だけ動かして仰ぎ見る。
 和室の入り口に、ひとりの少女が立っていた。黙ったまま、こちらをじっと見ている。高校の制服を着て、エナメルのスポーツバッグを肩から提げていた。日焼けした額に、汗で前髪が張り付いている。今日は土曜日だから、学校は休みなんじゃないのか。部活動の練習でもあって、その帰りなのだろうか。
「帰ってきたら、ただいまって言いなさいって、いつも言ってるでしょう」
 少女は俺と目が合っても、挨拶の言葉を発しないどころか、会釈のひとつもしなかった。ただ、何かを探ろうとしているような深い瞳で、俺のことを見つめていた。その仕草は、死んだ井荻公介に似ていた。それからやっと、井荻には妹がひとりいるらしいことを思い出し、この少女こそが、その妹なのだとわかった。
「もういい、二階へ行っていなさい」
 父親がそう言うと、少女は返事もしないまま、俺からふっと目線を逸らして、廊下の向こうへと歩いて行った。やがて、階段を登って行く音が聞こえてくる。
「……すみません。今のが、娘の沙織です」
 どこか落胆したような声音で、父親がそう言った。
「以前から、あまりおしゃべりな子ではなかったのですが、公介が亡くなってからは、口数がほとんど……」
 肩を落として言う父親の姿は憔悴しきっていた。ついさっき、「出て行ってくれ。もう二度と、この家の敷居を跨がないでくれ」と、菓子折りの箱を投げつけてきたのが嘘のようだ。
 だがそれは、そのひと時だけだった。父親はそう口にしたことで、息子が死んだのは、今目の前にいるこの男のせいだということを思い出したようだ。ぷつぷつと汗が噴き出していくかのように、俺への非難が始まっていく。
 俺はふたりの前で頭を下げ続けた。何を言われても、会社から言われた通りのことを、言われたように繰り返した。パワーハラスメントはありませんでした。そういった事実は確認できませんでした。
 井荻の両親はそれを否定し続けた。嘘つき、嘘つき。人殺し人殺し人殺し。息子を返して。私たちの息子を返して。
「あなたは自分のことが、図々しいとは思わないんですか。私たちの心なんて、あなたにはわからないんでしょうね」
 母親が吐き捨てるようにそう言って、それから、わっと泣き出した。今日何度目かになる嗚咽を漏らしながら、不明瞭な声で息子の名を呼ぶ。
 呼ばれた息子は遺影の中で、穏やかな笑みを浮かべている。その笑みは、もうこの先、絶えることがない。彼はずっと微笑んだままだ。実際の井荻公介は、もう二度と笑うことも、母親に返事をすることもできないのに。
「もう、お引き取りください」
 父親が、耐えかねたようにそう告げた。
「あなたが来ることは、公介の供養にはなりませんから。もう、結構です」
 窓の向こうから、蝉の鳴き声がする。母親はおいおいと泣き崩れている。俺が持参した菓子折りの箱が、ひしゃげて畳に落ちている。蛍光灯の点いていない、昼間でも薄暗い部屋で、仏壇の蝋燭の火がゆらゆらと揺れる。
 ああ。
 俺はこんな光景を、以前にも見たことがあった。
 真奈が死んだのも、こんな暑い日のことだったっけ。
 あんな風に遺影の中で、ただ静かに笑っていたっけか。
 ※『氷解 -another-』(下) (https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/634221127908098048/) へと続く
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lubitelecaster2 · 6 years ago
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2018年ベストアルバム10枚
1.初恋/宇多田ヒカル
  一枚目はあまり悩むことなく決まりました。単純に一番リピートした一枚だと思います。思えば昨年の終わりくらいに「あなた」(T-2)が先行PVで出たときでした[1]。まだ仕事してる時に車の中で憑かれたように聴いていたので、まるまる一年分お世話になったアルバムと言ってもいいかもしれません。宇多田ヒカルはいつになっても普遍的な愛について歌っていて、かつ本質的なところを言葉にしているように感じます。母親になってさらにその普遍性を増したな、と感じたのがまさに「あなた」を聴いたときでした。最初は明らかに我が子のために書いた曲だろうと思って聴いていましたが、何度か聴くうちに“あなた”という二人称には、だれにとってもある大切な人のことを当てはめることができるのだ、ということに改めて気づきました。
 正直“あなた”という言葉には今まで、どこかよそよそしい印象を持つ代名詞、というイメージがありました。でもこの代名詞には、私との距離がどうであろうと相手への敬意が含み込まれています。“あなた”は「貴方」とも「彼方」とも書くことができる。私からの絶対的な距離や、分かり合えなさを受け入れたうえで、それでも敬意を忘れずに他者へ近づこうとする意思が、この言葉には含まれているように感じます。
 ほとんど「あなた」の感想になってしまいましたが、一方で「Too Proud」(T-6)のような曲があることも忘れてはならないところです。自分のこととしてめちゃめちゃ刺さります。ところでこの二曲からでもわかるのですが、ヒップホップ的なリズムが現在の宇多田の関心としてあるのだな、ということを強く感じたアルバムでもあります(ライヴ版「Too Proud」ではラップしてたし)。前作の『Fantôme』から生音のリズムが増えたような印象はありましたが、今作ではグルーヴにスウィング要素が強い曲がたくさんあります。たぶん参加ミュージシャンにドラマーのクリス・デイヴが降臨していることがかなり大きいと思います。一聴するとシンプルに聴こえるリズムをあれほど複雑に、豊かに、でも軽やかに叩けるドラマーは他にいないでしょう。ぜひ「大空で抱きしめて」をよく聴いてみてください。地味超絶ポリリズムです。
  2.コラージカリー・スピーキング/R+R=NOW
  ロバート・グラスパーとその仲間たちによる、エリート集団遊戯アルバム第一弾です。自分がドラムやるのでドラマーの話ばっかりになってしまいますが、このアルバムに参加しているジャスティン・タイソンは一年半くらい前からRobert Glasper Experimentのメンバーになったドラマーでもあります。今までになかったパワー系かと思いきや、六連の手数系テクニカルプレイはマーク・コレンバーグを思い出すし、ゆるゆるしたグルーヴのポリリズムはクリス・デイヴ的でもあります。グラスパーはどこでこんな素晴らしいドラマーたちを見つけてくるんでしょうか。誰でもいいので弟子入りしたいです。
 それから本当に楽器も音色も豊かな一枚なのですが、ミックスのバランスが素晴らしいです。全部の音がダイナミクス込みでしっかり聴こえます。ほとんどインプロ的な曲ばかりですが、それでも飽きないのはエンジニアの腕と情熱のおかげでもあると思います。ライヴに行きたくなる一枚です[2]。
  3.RUN/tofubeats
  元会社の同期が大好きなtofubeatsなのですが、なかなか今まで聴けていませんでした。反省しました。今春、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』という映画が公開されましたが、その映画を観に行った時エンドロールで流れてきたのが「RIVER」(T-11)という曲でした[3]。tofubeatsを改めてよく聴こうと思うきっかけになった曲です。ところがこの曲、他の曲やアルバムを聴いてみるとかなり異質な感じでした。展開がドラマチックなのはさることながら、ピアノとブラスの音で生っぽいというか。でもtofubeatsのヴォコーダーの音色、音の処理の面で、エレクトロなかっちりさは残っています。とくに最後の2セクションの歌詞が圧倒的です。ここでブラスが入って曲的にもクライマックスを迎えるわけですが、映画のクライマックスをここまで的確に、しかし簡潔に言い当てるフレーズに鳥肌が立ちます。
 「ふたりの愛は流れる川のようだ/とぎれることないけどつかめない」
「いろんな愛を集めた色のようだ/喜びも悲しみも映してる」
  このアルバムではありませんが、『First Album』に収録されている「おしえて検索 feat.の子(神聖かまってちゃん)」(T-6)が僕は大好きです[4]。うまく言い表せないのですが、tofubeatsの曲には子どものころにアニメを観ていた時の感覚があります。異郷へのノスタルジアのような、妙な感覚です。なんとなく悲しくなりますが、あれはよかったなと安心するような。とにかく教えてくれた友に感謝です。ほんとに縁というのは不思議なものです。
  4.Blood Loss/Puma Blue
  今年の初め頃だったか、「Moon Undah Water」という曲で知ったPuma Blueでしたが、じわじわと身体に来るものがありました[5]。まず声がセクシーです。はじめは男声か女声かも分からず、二人いるのかと思ってGoogle検索したところ、攻めたヘアスタイルのイケメンでした。
 おそらく「Midnight Blue」(T-5)がリードトラックだと思われますが、この曲は他の曲と比べてメロディアスでだいぶロマンチックです[6]。過去作とも近さを感じます。彼のギターサウンド、かなり特徴的で耳に残るんですが、ほぼ常に強めにロータリーとコーラスのエフェクト掛けてるので、ゆったりゆらゆらしています。その音色と彼の声のゆらぎや波が本当によく共鳴しています。めちゃめちゃエロいです。リズムトラックに関しても、シンプルかつバスドラに重きを置くブラックな空気を感じます。こ��もまたエロさに加担しているのでしょう。
 一方で他の曲たちは今までとは違う趣向も感じられます。パワーのあるリズムの曲、語りの多い曲…彼にとっては実験的な一枚でもあるのかもしれません。テレキャスがいかに偉大な発明であるかを、彼のおかげでまたも思い知らされたように感じます。
  5.Oxnard/Anderson .Paak
  泣く子も黙るカリスマエンターテイナーによる待望の新作です。前作『Malibu』に比べてボーカルのヒップホップ色が強くなった印象です。相変わらずコラボ大好きだなって感じですが、彼は本当に共演するアーティストの良いところを引き出す才能が神がかっていると思います。それでもコラボ相手に曲を乗っ取られたり、逆に彼らをおまけのように扱うこともなく、各曲におけるウェイトのバランスが絶妙です。個人的には「Sweet Chick (feat. BJ the Chicago Kid)」(T-13)がお気に入りで、BJ the Chicago Kidが歌い出すときはもう拍手したくなります[7]。スタンディングです。
 先行配信されていた「Tints (feat. Kendrick Lamar)」(T-3)も期待を裏切らないダンサブルナンバーで本当にほかの共演者も豪華ではあるのですが、ただなんというか全体的にすごくパンチがある一枚ではありませんでした[8]。「Malibu」のショックが大きかったのか、自らの欲深さによるものなのかは分かりません。それはさておき彼のようにKENZOを着こなせるようになりたいです。
  6.アントロポセン/蓮沼執太フィル
  蓮沼執太は、いつも人に説明するときに困る作家です。アンビエントをつくることもあれば、ソロ名義でポップスをつくることもあるし、タブラ奏者のU-zhaanとユニットで活動することもあります。そんな彼のもっとも大規模な、たくさんの人を巻き込むプロジェクトが蓮沼執太フィルです(最近さらに人数が増えたフルフィルの名義も誕生しています)。[9]
 フィル名義でリリースされた音源を聴くとき思うのは、ポップスの定義を拡張していく意識が常にある感じがする、ということです。ラッパーの環ROYが今作でもいくつかの楽曲に参加していますが、環ROY自身も現在の日本のヒップホップシーンではなかなかいわゆる「ラッパー」としての定義がしにくいアーティストだと思います。踊り、手足を動かすことでそこから詞が生まれてくる感じとか、ダンサーの島地保武と一緒にパフォーマンスしたりだとか。身体から言葉が生まれてくることを強く意識しているような。
 蓮沼・環の二人に共通しているのは、音楽とその周りの環境を分離しないというか、環境を延長させて音楽に入り込ませる、ふたつの領域をなじませるという実践がなされているということのように思えます。
 アルバム名の『アントロポセン』=人新世とは、オランダの化学者であるパウル・クルッツェ��が提唱した、更新世以降の地質時代の名称です。この地質時代の命名は、現代は人類が滅亡したあともその余波が残り続けるくらい、人類が地質学的なレベルで地球環境に影響を及ぼしている、という主張にもとづいています。それに共鳴するように、現代哲学には思弁的実在論やオブジェクト指向存在論、新しい唯物論など、人以外の「もの」を他者として思考し、主体性を与えてみるという思想の潮流があります。もしかするとこのアルバム名に込められているのも、そうした「もの」を含むあらゆる他者との横断的な交���を、音楽を通じて実践することができるのではないか、という願いなのかもしれません。
  7.Isolation/Kali Uchis
  ワイルドでセクシーな、それでいてどことなく気高いオーラをまとった素敵な歌い手が現れました。Kali Uchisを知ったのはTyler,the Creator&Bootsy Collinsとのコラボ曲「After The Storm」(T-13)[10]、Jorja Smithとのコラボ曲「Tyrant」(T-6)[11]を聴いたときでした。彼女の曲はフレーズもメロディアスで聴きやすいのですが、一方で英語/スペイン語がもつリズム、韻についてもとても意識的な感じがします。その点で、ヒップホップ要素を持つ上記の二人とも相性がよいのかな、と思います。
 と、ここでアルバムを聴きながら気づきましたが、なんと「Gotta Get Up(Interlude)」(T-10)[12]、Puma Blueの「Moon Undah Water」のギターリフへのオマージュ(サンプリングではないっぽい)でできていました(!) 感動で涙が止まりません。ぜひリンクに飛んで喜びを共有しましょう。
  8.Chris Dave and the Drumhedz/Chris Dave and the Drumhedz
  『初恋』と『コラージカリー・スピーキング』のレビューでも出てきました、クリス・デイヴ主導のバンドプロジェクト最新作です。当然ですが前作のミックステープよりも一曲が独立していて、かつよりポップになったので聴きやすくなった印象です。「Dat Feelin’(feat.SiR)」(T-3)はPVも公開されていますが、彼のこれ見よがしなカメラ目線にじわります[13]。過去作より一層、ドラムの音のミックスに執念を感じます。太鼓とシンバルの音の振り分けが極端で、ドラムが主役だぜ感満載です。それに加えてパーカッションのFrank Mokaがバンドに加わっていることで、ますます打楽器の音色が豊かになっています。祭ソウルを感じます。
 クリス・デイヴはタムをセットに組み込むのが苦手だ、ととあるインタビューで語っているのですが、その代わりに胴の深いスネアのスナッピーを下したものをタムの音色の代わりとして使うことが多いです。それであのドライでサステインの短い、独特なタムサウンドが出来ているのだと思います。ちょっとメインスネアの音に飽きたら、スナッピーを上げればサブスネアとしても使えるので一石二鳥ですね。何気にすごい発明だと思います。ほんとうに革新的で愉しいサウンドメイクをする人です。
 ポップさが増した理由として、ボーカルに重きが置かれた曲が多いことも理由のひとつかと思います。前作から引き続き、いくつかの曲でメインボーカルを務めているのがJermaine Holmesというボーカリストです。この人はみんな大好きディアンジェロのバックコーラスを務めてもいます。本プロジェクトで見事メインボーカルに大抜擢です。
 なんというかクリス・デイヴのプロジェクトには、スタジオミュージシャンたちに光を当てようとするような意思の表れを感じます。曲自体がドラマチックだったりロマンチックだったりすることはあまりないのですが、地味で基礎的な技術に裏打ちされたプレイヤーたちの演奏で戯れあう、みたいな雰囲気があります。なので音楽に余裕があって、たのしいです。ぜひライヴに足を運んでいただきたいと思います[14]。
  9.Fallen/Taylor Deupree
  今年は静かなエレクトロニカをたくさんディグった年でした。こういう系統のエレクトロニカはどれも似た感じに聴こえる曲が多いのですが、なかでもTaylor Deupreeは圧倒的に落ち着きます。北欧の雪原に一人たたずんでいる感覚です。ちなみに坂本龍一とアルバム出したり、ライヴしたりもしています。[15]
 おそらく明確なリズムが消されているからでしょうか、それでもゆるやかに優しく音が紡がれていくので心を無にして聴き入ることができます。と同時にBGMにもできるので、作業用としても秀逸な音楽です。彼はゴリゴリのブルックリン生まれニューヨーカーらしいのですが。それゆえに反動として、彼の静かなアンビエントが生まれているのかもしれません。
 アンビエントとは不思議なもので、ピアノやらシンセやらを使って人工的な音を入れ、かつ音響的な操作がこまごまと為されているにもかかわらず、自然に近づいている感じがします。ただ環境音をサンプリングして流すだけよりもその方が安らぎを感じるのは、私たちのなかで無意識のうちに音楽が流れているからかもしれません。スカンディナヴィアの方に移住して、野菜を育てて食べ、たまに感謝して肉を食べる生活がしたくなるときもあります。そんなときに聴きたい一枚です。
  10.SANMAIME/DALLJUB STEP CLUB
  最後の一枚は、滑り込みでリリースされたDALLJUB STEP CLUBの最新作です。とにかくリズムのかっちりしたバンドサウンドで、ドラムのGOTOは機械的なフレーズを人力で叩き切るジョジョ・メイヤーっぽさがあるんですが、そのリズムに合わせられるバンドメンバーも凄まじいと思います。
 一方でタイトルとか詞はめちゃめちゃふざけてて気が抜ける、というギャップに惹かれます。詞がラップであることも重要だと思います。「K.A.A.F.」(T-4)って何だろうと思いきや「肩、穴、空いた、服」でした。期待を裏切りません。
 「何のため 誰のため ダレノガレとかよく着てそうなスタイル」
「ノースリーブじゃないの オフショルダーじゃないの/
I don’t know でもオン���ーワンのアイデンティティにプライド」
  固有名詞を躊躇なく入れてくる感じ、過去作から一貫してます(「Red Bull」、「KEN YAYOI」という曲すらあります)。インディーがなせる荒業です。これからも目が離せないバンドです。ライブ映像はたくさんYoutubeにあるのでまず見てみることをお勧めします[16]。これまたライヴに行きたくなるでしょう。
 今年はあまりたくさん音楽聴けてないな、と思っていたのですが、結構絞り込むのに悩むくらいには聴いていたようです。とても良いことです。今年お世話になった方々、来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
  
[1] 宇多田ヒカル 『あなた』(Short Version) https://www.youtube.com/watch?v=B25tW3A2HPM
[2] Needed You Still - Resting Warrior// R+R=Now (Live at the Blue Note ) Robert Glasper Residency https://www.youtube.com/watch?v=6JOa5Znff0U
[3] tofubeats「RIVER」 https://www.youtube.com/watch?v=APyYqRFbIFE
[4] tofubeats - おしえて検索 feat.の子(from神聖かまってちゃん)(official MV) https://www.youtube.com/watch?v=cHwWgbP4df8
[5] Puma Blue - Moon Undah Water (Official Video) https://www.youtube.com/watch?v=OeCS-DZsgKM
[6] Puma Blue - "Midnight Blue" | Fred Perry SubcultureLive https://www.youtube.com/watch?v=XnQt5seCf-s
[7] Sweet Chick (feat. BJ The Chicago Kid) https://www.youtube.com/watch?v=Vnp5urarx54
[8] Anderson .Paak - TINTS (feat. Kendrick Lamar) (Official Video) https://www.youtube.com/watch?v=u749Hi0gDVM
[9] 蓮沼執太フルフィル公演『フルフォニー』ダイジェスト / Shuta Hasunuma Full Philharmonic Orchestra "FULLPHONY" 18th Aug 2018 https://www.youtube.com/watch?v=y2RvTNaUWnc
[10] Kali Uchis - After The Storm ft. Tyler, The Creator, Bootsy Collins https://www.youtube.com/watch?v=9f5zD7ZSNpQ
[11] Kali Uchis - Tyrant ft. Jorja Smith https://www.youtube.com/watch?v=KDUOLz9ZL2g
[12] Gotta Get Up (Interlude) https://www.youtube.com/watch?v=XLzPe3ibfb4
[13] Chris Dave And The Drumhedz - Dat Feelin' ft. SiR https://www.youtube.com/watch?v=s22w9Pvjgro
[14] Chris Dave & The Drumhedz 9/8/18 (Part 1 of 2) Louisville, KY @ Jimmy Can't Dance https://www.youtube.com/watch?v=tZVRvR8HlVc&t=539s
[15]  Ryuichi Sakamoto & Taylor Deupree St John's Sessions x Boiler Room Live Set https://www.youtube.com/watch?v=0nJ3iKx2AMo
[16] DALLJUB STEP CLUB -Future Step- https://www.youtube.com/watch?v=LohRIe48BO8
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cosmicc-blues · 4 years ago
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2021/5/1
朝、遠足が楽しみで早起きしてしまう子どもです。窓を開け、玄関にも出てみる。遠足日和! そろそろ半袖でもいいような気がして、何を着ていこうか。ここはひとつ、みんなに奇襲をかけるべく、ガラッとイメージを変えて青い花柄のシャツを着ていくことにする。どうせイメージを変えるならと思い、シャツインしてみると、なかなか面白い感じになったからこれで行くことにする。念のため、お気に入りの青のスカジャンも上から羽織る。家を出て、10歩くらいでスカジャンを脱ぐ。あっついね! お財布がすっからかん、ATMでお金を下す、機械からありがとうございます、どういたしまして。横断歩道の待ちに加わろうとすると、向かい側にNの姿が見えて手を振る、あれ、なんか反応がうすい、どうしたんだろう。信号が青になって横断歩道を渡ると、誰だかわからなくて目を凝らしてましたって。奇襲は成功なのか? 青い靴下がいいね。ついでやってくるのはT、わあッ、夏仕様だって。奇襲は成功ってことでいいのかしら。今日は何のアニマル柄だろうと楽しみにしていたら、今日はアニマル柄ではなくて、でも、恐竜の骨のネックレスを身につけている。いいなぁ。じつは鈴を付けはじめたのは、コジコジのワッペンとか、アニマル柄とか、フクロウのかばんとか、恐竜の骨のネックレスとか、そのひとを象徴するような逸品を誠実に身に付けていることに憧れていたからで、鈴≒お遍路≒仏教≒東南アジア≒夏≒カリーみたいな意味も無理やりなこじつけながら込められている。少し遅れて到着するのは坊主頭の伸び具合が気になるRで、坊主頭はぜんぜん伸びていなくてざんねん。このあいだと同じ着古した浅緑のジャージを着ていて、その質感にじぶんの青のスカジャンと似たような匂いを感じる。死んだおじいちゃんのことを思い出している。おじいちゃんも同じこだわりの逸品を身に付け続けたひとで、おばあちゃんとお母さんの天才的な計らいにより白装束ではなくいつもの格好で棺におさめられ、こだわりの逸品たちといっしょに燃やされていった。あんなに素敵なお葬式ははじめてだった。
産まれたてのカモの赤ちゃんを見に行く。元気いっぱい! 泳ぎが速い! ゴムボールのような弾力! 子どもたちが数をかぞえているのに便乗、ことしは十二羽。一羽だけ生後二日目ながら潜りの練習をしているカンのいい子がいる。おばあさんが電話口でカモの赤ちゃんの産まれたことを誰かに伝えている。見ているときはわりと冷静にだったけれど、いま元気いっぱいの赤ちゃんたちの姿をあらためて思い浮かべてみると涙がとまらない。
このあいだRが行けなかったマンションに。なんかけっこうひとがいて侵入がむずかしそうだから、外階段のこわいほうに上ることにする。Nは下からみんなの姿を見るといって待機。青いウニと緑のウニ。うう、やっぱりこわい、足がすくむ。歩道橋にいる豆粒サイズほどのNが見える。TとRはぜんぜんまったく平気なようで、鍵のかかった柵をよじ登って屋上に行ってしまう。柵すらない30センチあまりの敷居のあるところから真下を覗いていて、楽しげな声がきこえてくる。Nもあがってくる。こんな錆びた外階段に4人もひとが居たんじゃ底が抜けちゃうって思って、錆び鉄のところじゃなくてコンクリートのところに身を寄せる。そしたらナイスショットで遠景を眺める三人の後ろ姿をパシャッ。下には写真を撮っている男のひとと被写体の女のひと。Nから技使いのかよこさんのはなしを聞きながら駅のほうへ。急な縁談のはなしといい、かよこさんのはなしといい、そういうひとを引き寄せているのはNのほうかもしれなくて、きっとNの真心のようなもの(想像では、それは鳥のかたちをしている)が日頃からポロっと表面にこぼれているからなんじゃないかと勝手に想像する。かよこさん、あってみたいなぁ。技、使えるようになりたいなぁ。お目目のとってもきらきらした犬とすれちがう。その瞳に歓喜するTなんだけど、おまいさんのその瞳も相当なものだぞっと思う。全盛期の��坂大輔のように真っ直ぐミットにとどくストレート、いつも三振してばっかりだから、そろそろカキーンッと打ち返してやりたいね。
地下鉄、窓の反射、静かな列車内で思いがけず視線劇のようになる。
薄々気づいていたけれど、どうも先頭を歩かされている。ちゃんとみんなが着いてきているかどうか、後ろに振り返ると三人が鈴の音に導かれるように縦一列に連なって歩いている。それはそれでおもしろいんだけれど、なんかちょっと、ねぇ。
目的の駅が近づいてくるあたりから唾液腺が活発に活動しはじめ、お店のまえで御馴染みのスパイスの薫りを感じたときにはもう滝のようなよだれ具合になっている。角の四人席、右からNとTがよこならび、その向かいにRとじぶんがよこならぶ。当然、投げ込まれるTのストレート、まぁた簡単にストライクをとられると思ったら、ペロッと笑ってくれる、めずらしくボール先行。Rのチャームポイントの耳のはなし、Nちゃんもこの耳がいいんだよって言っていたとか、ふたりがいっしょにいるところ見たいなぁ。あと、Rは耳だけでなく前歯もかなりチャームポイントだと思う! カントリーカリー×4が到着、おばちゃんは相変わらず曲者で、でも、旦那さんをSさんと、名前のさん付けで呼ぶのがかわいい。嗚呼、なんて美味しいんだぁ。プリックナンプラーが口のなかで弾ける、Rのプリックナンプラーを噛んだときのアクションがお手本すぎる。おばちゃん帰りがけに気づいてくれてうれしい。そう、そうなんだよね、元気が出るんだよね!
Hからの連絡はまだなく、オリンピック公園を経由しつつ川に向かうことにする。長閑な住宅街の裏通り、一軒だけ名前のついているアパートがあって親近感がわく。大学に面した通り、花がいっぱい咲いていて天国みたい。白と赤のNのそう言い表すところの踊り子のような花、この花のことはまえから気になっていて、Rが調べてくれた名前は長すぎて思い出せない、でも、この花をみんなで見たことは忘れないないだろうなぁ。オリンピック公園は色濃い緑がどこまでも揺らいでいて、夏の息吹に包まれている! しかも、その緑の膨らみの上から鉄塔が覗いている。この夏の雰囲気をTが手放しに喜んでいる。そういう素直な声を聞けるのって嬉しくて元気がでる。
Hから連絡がきて、来た道を引き返す。Nがカゴ抜けインコを発見、みんな、どこどこって樹の上のほうを見上げる。インコの繁殖力はなかなかのものらしく、いつかスズメとかと同じようにそこら中でインコが見られるようになるのかなって。住宅地の家のドアに映るじぶんたちのでかい影。たけのこ、たけのこの思い出。
地下鉄はトンネルを抜けて。改札前でHの姿を探す。いた! トレンチコートがよくお似合い。挨拶なんかを交わしながら川の���うへ。河原の入口に工事が入っていて、ちょっと雰囲気が変わっている。川の水面がきらきら、列車が橋をガタンゴトンと渡る。河原がこんなに広いとどこに腰を落ち着ければいいのかわからなくて、わからなくなったその場所に相変わらず準備のいいNのビニールシートを広げることになる。そこは花が咲いているからと遠慮するNに、雑草は踏み付けられて丈夫に育つんだよとR、そうか~そうだよね~とN。風が強くて、ビニールシートを広げようとした瞬間にもそのすべてがNの顔面に襲いかかる。わあああっと暴れるN、手伝おうするかに見えたRはよりビニールシートがNの顔面を襲うように手配する。みんなでビニールシートを広げ、それっと荷物を四隅に乗せる。
てんとう虫がくる、飛んでゆく、パカッとロボットみたいに飛ぶんだねってR。夕陽が見たいと言うNに、太陽の沈む方角を確認しながらRが望み薄だねって言う。上裸のおじさん。ボールを咥えた犬。薄々というか明確に気づいていたけれど、風が強すぎて、しかもこの風は驟雨の前兆のような風で、なんか肌寒くなってくる。Rのトートに預けていたシャカジャンをRが気を利かせて出してくれる。でも、まだそこまでではないから、だいじょうぶって半袖シャツの下に折りたたんでいた長袖インナーの腕を出す。そんなつもりではなかったけれど、Tを筆頭に大笑い。じぶんのことながら、それがなんだかじぶんでも可笑しくって、可笑しくって、ボケたつもりはまったくないんだけども、いまのところ生涯で二番目に笑ってもらった思い出になりました。
心配していた雨が降りはじめる。降りはじめにもかかわらず大粒の雨がひゃーひゃー落ちてくる。橋の下に避難しても横なぶりの雨が吹き抜けてまったく雨宿りにならない。いま思えば、みんなでビニールシートの下に隠れて移動したらもっと愉快だったかもしれない。これからどうしようか、ひとの家が大好きなRがすかさずHの家に行こうという。いやあ、うちはうさぎ小屋だからな~、とH。一瞬の間があって、見える、見えるぞ! Hのまわりにたんぽぽの綿毛のようなほわほわの浮かんでいるのが! 狭いことをうさぎ小屋と言うことの可笑しさから、それなら狭くて天井の高いうちは鳥小屋だなぁっと思ってなおのこと愉快になる。はやく引っ越したいとしか思えなかったじぶんの住まいが、この頃だんだんと楽しいところになりつつある。
行く当てもなく、エレベーターで商業ビルの最上階に上ってみたり。お洒落なトイレに入ってみたり。外側に面したガラス張りのエレベーターで下降、みんなでうおおおぉって言いながら、遊園地のアトラクションみたいに楽しい。ほかの商業ビルにも行ってみる。何故かエスカレーターに鎖がかけられいて、Rとそのなかに入ってみる。大きな立派なビルなのに誰もひとがいなくて、何となく廃墟にいるような不気味さがある。そんなことをしているうちにも雨があがり、日差しもでてきて、さっき���で肌寒いくらいだったのにぐんぐん暑くなってくる。適当に歩いていたら川を渡す大きな橋に行き当たったから、これを渡って対岸でさっきの続きを。橋の上はありえないくらい風が強くて、ゴゴゴゴゴーって風の音でおたがいの声も聞こえにくい。油断すると手に抱えたスカジャンが吹き飛ばされそう、カツラだったら確実に吹き飛んでいる。橋を渡ると、越県している。知らないうちに県境を跨いでいたらしい。段差の小さなやさしい階段をくだる。野球場があるからマウンドに立つ、マウンドは気持ちがいいね! 投球の仕草をしたら球みえましたって。
河原の階段に腰を落ち着かせる。階段の裂け目から雑草が伸びていたり、苔が生えていたり、ミズゴケがかわいい。さっきまでいた対岸とはずいぶんと雰囲気がちがって、この寂れた感じがとてもいい。Hの幻聴のはなし。まえに『かおるクロコダイル』について書いた文章はじぶんでもとても気に入っていて、いまでもたまに読み返す。いま思ってみれば、これはあくまでも小説について書いた文章だけれど、どうやらHという個人の人柄に全面的な賛同を示しているような具合でもありそうで、ほとんどラブレターのようなものじゃないかっと、ちょっと照れてしまう。水槽のはなし、お墓から芽が出たら見に行きたいなぁ。誰かがたばこを吸い始めると、急に盛り上がるRとN。とても可笑しい。隣人にパンを分け与える聖職者か、占領下の子どもにチョコレートを分け与えるアメリカ兵のようにHはふたりにたばこを分け与える。
ふらふらと川岸に下りてゆくHのあとを追う。ゴロタ石の川岸に興奮しちゃう、石投げ放題じゃん! 石を投げまくる。Rは石を跳ねさせるのがめっちゃ上手い、5回とか6回も跳ねる。こんどは流れてきたビニール袋を狙って投げる。大きな石を両手の下手投げで川に投げ入れる、ザッブーーン。対岸にはかっこいいダンスミュージックをウーファー付きの大きなスピーカーで流して踊っているひとたち。もらい踊りする。ゴロタ石に向けても石を投げてみる、カッチカチといい音がする。炊飯器のお釜。NがRの帰りの時間を心配している。駅のほうに向かう。公衆トイレに寄る、Rのトートを預かる、用を足して出てきたRはニコニコでありがとうって。髪がなくてできないのが残念なんだけど、髪があったらわしゃわしゃわしゃーって犬を洗うみたいに髪を撫でまわしたい。そういえば、風に吹かれまくったTの髪がライオンみたい。
Rは暗くなったら帰るとNちゃんと約束したらしく、まだ明るいから公園に行くことにする。でかい犬。さすがに先頭を歩くのには飽き飽きで、憤慨してるって言いながら後ろにまわる。Rが最後尾を譲ってくれる。ようやく、みんなのことを後ろから眺められる。後ろを歩くのは気分がいいなぁ! 憤慨って言葉がなんかおもしろくて気に入ってしまって、憤慨、憤慨、憤慨を連呼していたら、申し訳なさそうに苦笑いするNと目が合う。
公園。小さな公園なんだけれど、かつてはきっと鎮守の森だったであろう面影を残している。その象徴のような大樹は太い根っこが地面からモリモリ盛り上がっている。いい樹だなぁっとちょっと泣きそうになる。ブランコ乗る、目一杯。みんな一本の樹に集まっている。揺れがおさまってから、みんなの集まっていた樹のもとに遅れて向かうと、木肌に「殺す」と刻みつけられていて大笑い。まるで幻聴がHの小説のように視覚的現実としてあらわれたようだとワクワクする。Tから毎日ポケモンパンばかり食べているはなしを聞いて、何か作りに行ってあげたほうがいいんじゃないかと心配になる。ブランコにぶら下がって懸垂をしているひとをみて、Tができる? って。まぁ、ちょびっとならできるだろうと思ったら、まさかの一回もできず、ショックすぎる! Rもこの運動に参加、一回、二回、三回とできている、悔しい! 鉄棒があるから逆上がりくらいならできだろうと高を括ってのぞむと、もうほんとうにかなりギリギリで辛うじて坂上がれる。Mちゃんはこれで精一杯と前まわり。ていうか、ほかのひとはまだともかくとして、Tはちょっと違和感ありすぎるからMちゃんでいいですか、いいよね! でも、ちゃんと呼べるかな、ひとの名前をちゃんと呼べない病気のことが脳裏によぎる。公園の電灯がともる。それが橙色の光で、夕陽は見られなかったけども、夕陽みたいでいいなぁと思う。
駅に向かう、あんまり辿り着きたくはない。蔦に覆われたもこもこの何か。ひとりだけ反対方向のRを見送る、エスカレーターから手だけ見える、嗚呼あああぁ。対向車線のホームにのぼる、Rが向こう側にいるかなって探すけどいない。ベンチに座る、ベンチがすべすべでからだが沈む。疲れているし、お腹が減っている。電車がくる。大好きなロードムービーのこととか、子どもの頃の夏の公園を思い出している。旅のさなかで、ひとり、ふたりと仲間が増えていって、終幕とか夕暮れがきて、ひとり、ふたりと仲間たちが散り散りにさよならしてゆくときのことを。ついでHとのさよならのときがくる。同じようなことが何度か繰り返されると、最初の頃の新鮮な感覚が薄れていったり、かえって義務感のような重荷になったりすることがあるけども(それはおたがいに)、Hのそれはあたまで考えるようなそんなややこしいことをスッと越えて、ごく自然に最前線の地点からとっても素直な気持ちの発露としてなされているような感じがする。だけど、それはひとりでは成立しなくて(それはおたがいのことであるから)、じぶんもまたそれを素直に受け止めて心から喜ぶことのできる才能があるってことを見出せたことが何よりも嬉しくて、そのことを先に見出して導いてくれたHにはあたまが上がらんのです。
列車に残されたじぶんたちはまことにほんわかした気持ち。そういえば、夏好きですかって質問にHが「暑いの以外ぜんぶ好き」って答えてたの秀逸っていうか、新しいっていうか、素直だったなぁ。
カッキーンっと打ち返すべく、Mの真っ直ぐな瞳を見つめる。その目のよさに触れると、ええぇ、目つき悪いし、目で笑わないしって。ええぇ! って、こっちも応酬すると、MがNに「こんなふうに笑ってみたらいいの?」ってニコッとする。そのがんばった健気な表情、かわいすぎて気絶するかと思いました。
お腹ペコペコ、夕飯を食べていくことに。まさかのうちでってことに。え! でも、こういう機会がないと部��は荒れ放題だし、片付いていると気持ちがいいし、おかげでさいきんは日々の生活にちょっと丁寧で神聖な感じがある。駅に着くと、なんと、なんと、ざざぶりの大雨。Nの小さな折り畳み傘に三人中腰でおさまってワーーーーッて泥棒のように小走り。なんで中腰なのかはわからないけど、なぜか中腰なんだよね。絵本の『すてきな三にんぐみ』のことと、ルビッチの『ニノチカ』に出てくるすっとこどっこい三人組のことを思い出しながら。雨は降っているにかぎるね!
秘密基地みたいって言ってもらえて感無量、ほんとうに秘密基地を作りたくて、秘密基地みたいにしたいと思って作った部屋だから。ロフト上り下り、ガンバ一話だけ観る、泣きそうになっちゃう。
雨やんでる。カモの赤ちゃんの寝姿を見て、ふたりを駅までお見送り。このあいだNが見ていたふたり同時に時が止まったように灰色だった表情のはなし、そのとき、その瞬間、Mの目が嘘かほんとうかわからないけれど、くしゃっと、さっきのように笑っている。
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kyokantheaternews · 4 years ago
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【共感シアターナビ】たくさんの投稿頂きました!「おすすめしたい日本のアニメ映画」投稿全部ご紹介!
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先日13日火曜日の21時より放送された共感シアターナビの中で、視聴者の皆さんの声を紹介するコーナー「俺たち共感族!」のお題は「おすすめしたい日本のアニメ映画」でした。 募集をかけたところ、多くの視聴者から熱いコメントをたくさん頂きました!ただ、番組内では放送時間の都合上、全部を紹介することは出来ませんでした。 そこでこの度、放送内ではご紹介できなかった投稿を含めて、視聴者の皆様から頂いた全投稿をこちらに掲載させて頂きます! 視聴者の皆様から寄せられた熱い投稿、ぜひご覧ください!!
番組アーカイブはこちら!
きょたさん
��作品:劇場版シティーハンター<新宿プライベートアイズ> ■おすすめ理由 2019年に公開されたシティーハンター最新作。前作から20年ぶりに作られた新作(パラレルワールドのエンジェル・ハートは除く)シティーハンターは好きだが昔のコンテンツというイメージだったので、正直期待しないで観に行ったが面白すぎて度肝を抜かれた。感想としてはとにかく完璧にシティーハンターをしてるシティーハンターだった。無駄な要素を一切入れていない。 作品のノリや雰囲気、キャラの性格が当時と変わってないから安心して観れる。何より監督や声優が当時のままなのが一番嬉しい!平成最後に神谷明主役のアニメをぶちこんでくれたのは最高でした。山寺宏一、山崎たくみ、茶風林など当時エキストラで出演してた声優が今回メインキャラになったのは感慨深いものがある。 ギャグシーンも多めで、獠は5分に一回くらいはもっこり言ってたイメージ。もちろん戦闘もバッチリ決める!ゲスト芸能人声優が邪魔してないのもGOOD。話題性ばかりで演技がド下手な「大物ゲスト俳優(笑)」を使う作品が多いが、今回のゲストヒロイン役の飯豊まりえが上手くて物語に集中できた。 そしてシティーハンターはあくまで獠と香が主役だからシナリオ的にもでしゃばってない他にも往年のファンのテンションが上がる要素が多くて飽きさせない。特に音楽。シティーハンターシリーズの歴代主題歌が随所で流れるが、タイミングも曲のチョイスもバッチリ過ぎて聴いた瞬間目頭が熱くなった。 原作を知ってるならあっとなる小ネタも多くて探すのが楽しい。劇場公開時よく言われてた感想で「昔馴染みのラーメン屋に入ってラーメンを頼んだらラーメンが出てきた」というのが秀逸。確かに最近はラーメンを頼んだら冷し中華が出てくる作品が多い。そんななかこの作品が完成したのはまさに奇跡としか言いようがない。 一見するとファン向けな作品のイメージだが内容は「いつものシティーハンター」なので入門書としてもオススメ。映像面もシナリオも完璧で、まさにシティーハンターの最高傑作と呼ぶにふさわしい作品だった。 ■作品:デジモンアドベンチャー ぼくらのウォー・ゲーム! ■おすすめ理由 デジモンアニメの中で一番好きな作品。40分という短い尺の中に恋愛、戦争、生活、友情、勝利など様々な要素が詰まってる映画。最初はいたずらメールを送るくらいのコンピューターウィルスがどんどん進化していき、レジの代金をバグらせてとんでもない代金にしたり、交通機関を乗っ取って電車を暴走させたり少しずつ世界を混乱させていく…… それを阻止するため主人公達が立ち向かうというストーリー最終的には核ミサイルまで発射されてしまい、日本を壊滅させようとするスケールのデカさにビックリしたこの映画に「島根にパソコンあるわけないじゃん」という台詞があるが島根県出身の身として言わせてもらうと、一応パソコンは当時から島根にもあったぞ~~!!
鶴岡亮さん
■作品:クラッシャー・ジョウ ■おすすめ理由 僕がオススメしたいアニメ映画は「クラッシャー・ジョー」です。本作の舞台は2160年の宇宙で、主人公ジョウ率いる宇宙の何でも屋の「クラッシャー」がある依頼を受け、壮大な戦いと陰謀の渦に巻き込まれていくというスペースオペラものです。 このアニメの見所は何と言っても監督のみならず、作画監督も務めた安彦良和さんを始めとするアニメーター陣による圧倒的な作画力です。河森正治(かわもりしょうじ)さんデザインのスターファイターが宇宙空間で繰り広げる激しいドッグファイトシーンや、カーチェイスやクリーチャーを相手にした豊富なアクションシーン、人間の身体の動きを滑らかに描いたガンファイトシーン等が、80年代アニメブーム時代の高クオリティな作画で楽しめます。ストーリーも若干フィルムノワールを思わせる敗者の哀愁を漂わせる面があり、一見スタンダードなスペースオペラという体制をとりつつも、そういう所を取り入れてくるのが学生運動経験者の安彦良和監督らしく面白い所です。 後、一部の人にしか判らないでしょうが、安彦良和さん作画の「ダーティペア」が一瞬見れる所も今作の見所です! 高クオリティな作画を楽しみたい方には楽しめる作品だと思いますので、未見の方が居たら是非ともご覧下さい! ■作品: 機動警察パトレイバー2 the Movie ■おすすめ理由 この作品は言わずと知れた押井守監督作品のアニメ映画。 本作は90年代に作られた作品で、当時日本で問題になっていた自衛隊の海外派兵問題や、それを是とする日本国の情勢に対して、押井監督の鋭い指摘が冴えまくった作品です。 横浜ベイブリッジにミサイル発射テロが行われるシーケンスに代表される印象深いカットワークてんこ盛りの本作ですが、中でもテロに対して東京に非常事態宣言が発行され、新宿、渋谷、池袋に自衛隊が駐留し、「日常から非日常」へと転換していくシーケンスは非常にインパクトがあり一見の価値があります。 奇しくも、この映画が公開された1993年の2年後の1995年にオウム真理教による「地下鉄サリン事件」が発生し、「このアニメに影響されたテロでは無いか?」と物議を醸し出しだす事になりました。 社会、こと日本について描いた作品というと、庵野秀明監督の2016年の「シンゴジラ」が挙げられますが、本作「機動警察パトレイバー2 the Movie」は押井守監督が90年代の日本の状況を克明に描き出し、予言とも言える快作を作り上げました。 ポリティカルサスペンスとして非常に完成度が高く、90年代という日本の時代性を語る上で外せない作品だと思うので、未見の方は是非ともご覧下さい。
バッファロー・ビルさん
■作品:今敏監督作品「パーフェクトブルー」 ■おすすめ理由 アイドルを卒業し���女優への転身を決意した主人公。彼女は事務所の要望となりたい自分との狭間で思い悩むようになります。現実と虚構が曖昧になっていく中、彼女にストーカの影が・・・最近では実写でもあまり見かけなくなったサイコホラーという題材。 90年代はセブンとか羊たちの沈黙とかやたら多かったですが、人間というものの気持ち悪さをここまで、それもアニメで本格的に描いた作品はあまりないでしょう。 98年の作品ですが、インターネット、芸能界の思惑、ストーカー等、現代でも十分通じる物語です。この作品がダーレン・アロノフスキー監督の「レ���イエム・フォー・ドリーム」「ブラックスワン」に影響を与えたことは有名です。2010年にお亡くなりになった今敏監督。訃報を聞いた時はとてもショックでした。本当に残念でなりません。
肴はサラダチキンでいいさん
■作品: OVA版ブラックジャック カルテX  しずむ女 ■おすすめ理由 皆さんに見てもらいたいアニメで考えた結果これしか思いつきませんでした。また変化球気味で映画ではなくVシネマアニメですが、ギリOKという事で。 今作は手塚治虫先生の原作話で週刊チャンピオンで連載される訳でしたが、当時の公害描写などの理由でお蔵入りとなった話がOVAでアニメ化された物です。 ブラックジャックは医療アニメである前にヒューマンドラマだという事が分かる素晴らしい作品です。共感族の皆さんにも機会があれば是非見てもらいたいですね!^_^
nksさん
■作品:デジモンアドベンチャー ぼくらのウォー・ゲーム! ■おすすめ理由 本作は知る人ぞ知る細田守監督の出世作で、東映アニメ祭りで上映された、40分の短編映画です。 アニメーションの革新性、主要登場人物8人の手際良い配置、適度なギャグ、魅力的なアクション、どれを取っても20年前とは思えない出来の良さです。  スピルバーグが〈映画うま男〉なら、細田守は〈アニメうま男〉といったところだと思います。 細田監督がメジャー化してからの作品である「サマーウォーズ」は、実質本作のリメイクですが、個人的にはラスト10分でミサイルが着弾するスリルが現実の上映時間10分とぴったりリンクする所など、完成度において「ぼくらのウォーゲーム」の方が優れていたと思います。
■作品: 海獣の子ども ■おすすめ理由 本作は、主人公の少女(cv.芦田愛菜)が魚と会話できる不思議な力を持った少年と出会い、ひと夏の冒険を通じて海/地球/宇宙の神秘と生命の起源を知るという、ジュブナイルものかと思ったら「2001年宇宙の旅」だった、という映画です(なに言ってるか分からなかったらスミマセン。)。 ストーリーが難解でつまらないといった評価が多いですが、2001年やプロメテウス、エヴァが好きな私にとっては、大好物の作品でした。 しかしなんといっても本作最大の特徴は、一枚一枚が水彩画であるかのような、圧倒的な画力です。日本で同時期に公開された「スパイダーバース」と比較しても、勝るとも劣らない画の密度で、ハリウッドからの挑戦状に日本から回答を示すなら本作「海獣の子ども」だと思います。 2019年10月、制作会社のスタジオ4℃でアニメーターの残業代未払い問題が報道されました。そもそも本作は企画から完成まで6年を要した労作であり、そりゃ作り手が何人か倒れててもおかしくないよなと思いました。が、一観客として、「その成果はちゃんと届いてるよ!!」と、改めてアニメーターさん達に拍手を送りたいと思います。
甘えん坊将軍ユウスケさん
■作品:クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶジャングル~ ■おすすめ理由
しんちゃん映画だときっとオトナ帝国と戦国が挙げられるでしょうが、あの二作はアニメ映画としては最高ですが、しんちゃん映画としては言いたいことがあるので敢えてあの二作の直前の本作をピックしました。 擬似的な親離れ家族離れ体験としていつもの五人でジャングル探検してギャグシーンを満載にした前半(原恵一監督は結構このシチュエーションやってる気がするのですが、このテーマ好きなんですかね?)。一人の兄としてひまわりちゃんを守って頑張る中盤。徹底的にまたギャグに振ったみさえ&ひろしの救出シーン。で、本作最大の見処であるしんちゃんの憧れのヒーローであるアクション仮面のくだりです。 単純な強さで言えば、悪役のパラダイスキングに劣ってしまうアクション仮面ですが、皆の応援、特にどんな時でも憧れのヒーローとして慕ってくれるしんちゃんの声援と、悪役にはない優しさがあるからこそ勝つと言うちゃんと「正義は勝つ!!」のロジックを下手なアメコミ映画よりちゃんとやっている点。 また、ハリボテの城に住み、「力」は手に入れたが、また本当の意味で声援を送ってくれる者の居ない文字通り「猿山の大将」である、ある意味でヒーロー俳優としてあり得たかもしれない別視点の自分が最大の悪役として立ちはだかる点。 これら昨今のアメコミ映画に有りそうな題材をアメコミブームの10年近く前に既に、ちゃんとやっていると言う点ではヒーロー映画としての完成度は抜群に高いとと言いたいです。また、最後はバッチリお下劣ギャグやナンセンスギャグで締めてくれるのも最高ですね。 オトナ帝国や戦国、ロボとーちゃんばかりが、もてはやされがちですが、ギャグとアツい展開のバランスが取れてるクレしん映画としておすすめしたい一本です(特に特撮ヒーロー好きなら大西さんにもおすすめです。既にご覧になられてるかもしれませんが…笑)。
nikiさん
■作品: 時空の旅人 ■おすすめ理由 『火の鳥・鳳凰編』と同時上映の80年代角川アニメです。子供のころ、戦国時代が好きだったこともあり、劇場で見ました。こういったガキの時に見て面白かった作品が今見ても面白いのか?という疑問は昔の作品にはつきまとうと思うのですが、『時空の旅人』は大人になってから見ても面白かったです。 萩尾望都のキャラクターデザインの作画、竹内まりやの曲もいい感じです。ただ、ストーリーが原作ほど緻密ではない点、唐突に挟まれる角川春樹の俳句には目をつぶってください。
きゃわぐちさん
■作品:第5位 「帰ってきたドラえもん」と「サマーウォーズ」をセットで挙げます! ■おすすめ理由 13年前、まだ映画で涙した経験のない、鉄仮面だった高校生の私を大号泣させたのが、アメトークのドラえもん芸人で見た「帰ってきたドラえもん」でした。以来、涙腺がブッ壊れ、ついに映画館でも初めて泣いてしまったのが「サマーウォーズ」の花札のシーンです。 当時はセカチューや「1リットルの涙」から続いていた闘病モノブームもあって、そういう“お涙頂戴”がことさら多かった気がするのですが、“悲しさ”ではない感動で泣く、という経験ができるのもこの2本のいいところですね。
■作品: 第4位 「この世界の片隅に」 ■おすすめ理由 第4位は一転して底無しの“悲しさ”に泣けてしまう「この世界の片隅に」です。戦争モノのアニメ映画といえば、「はだしのゲン」や「火垂るの墓」や、いわゆるグロくて強烈な作品は数あれど、こんなにも穏やかな、それでいて辛い作品があったでしょうか!? 全編にわたりほぼほぼ戦闘シーンがなく、主人公・すずさんのおっとりした性格も相まって、日常系のアニメを観ているかのような気分になりそうな本作。しかし確実に戦時中である、というギャップが、どうしようもなく悲しい。去年の終戦記念日に初めて観たのですが、すずさんの穏やかな暮らし、健気な性格を見ていると「戦争さえなければ、平和に幸せに暮らせていたはずなのに」という思いが込み上げてきて、クライマックスでも何でもないシーンで涙が止まらなくなりました。 そして、当時の日本には何万人、何十万人という“すずさん”がいたのだという事実が現実味を帯びて感じられます。紛れもなく、映画史に残る名作です。 ■作品:第3位 「 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 ■おすすめ理由 これは「クレヨンしんちゃん」という子供向けコンテンツを、大人の視聴にも耐えられる、むしろ大人こそ感動できる作品へと昇華させた金字塔的作品です。クレヨンしんちゃんの映画として必須な“お下品な笑い”はふんだんに盛り込んでおきながら、成長して見返すと泣かずにはいられない感動もある。 見る年齢によって、泣き所が変わってくるのもポイント。いつ観ても笑って泣ける、最高に楽しい映画です!こっちは何回も観るからブルーレイ化してくれ! ■作品:第2位 「 ルパン三世 カリオストロの城」 ■おすすめ理由 挙げるまでもない名作ですが「ルパン三世 カリオストロの城」! ・言わずもがな抜群の完成度。 ・テレビで流れていればつい観てしまう ・何度も観ているから安心感があるのに、何度観ても飽きのこない面白さまさにアニメ映画界の「ターミネーター2」! 今さら観てない人はいないと思いますが、「クラリスって誰?」という人がいないと��限らないので、念のため第2位にランクインです。 ■作品:第1位 「 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」 ■おすすめ理由 そして第1位は、完全に私の趣味「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で決まりです!もちろん世代ではなく、小学生のころケーブルテレビで父に見せられたのがきっかけ。テレビ版も見たことがなく、最初に触れたヤマトが劇場版2作目の“さらば”。 まだアニメといえばドラえもんやクレヨンしんちゃんやコナン、あるいは少年漫画の単純な勧善懲悪しか知らなかった私に、いきなりの“さらば”はまさに世界がひっくり返るような衝撃でした。見終わったあとテレビの前で呆然としていたことは、20年以上経った今でも覚えています。ボロボロになっても戦い続ける、ヤマトの不屈のカッコよさ、白色彗星帝国の圧倒的な強さと絶望感、クライマックスの激闘、そしてきゃわぐち少年を衝撃の渦に呑み込んだラスト。最高と言うほかありません! ただ、ヤマトに限りませんが、大人になってから初めて触れると、どうしても奥にいる製作者や、話の辻褄ばかりに目がいってしまって、純粋に作品の世界に没頭することが難しくなるもの。でも子供の頃に観たものなら、大人になってもずっと“あの頃”のまま楽しむことができます。 共感シアターをご覧の皆さんで小さなお子さんを持つ方がいたら、早いうちに「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見せることをオススメします。あと「あしたのジョー」。 余談ですが、共感シアターではだ〜れも観てない「鬼滅の刃」、僕は初日に行ったしブルーレイも予約したし、結構感動しました(笑)
アレスさん
■作品:「 マジンガーZ対暗黒大将軍」 ■おすすめ理由 無敵のスーパーロボットと思ってたマジンガーZが新たに現れたミケーネ帝国の戦闘獣軍団にボロボロにされるのは幼心にそれはもうショッキングでしたが、そのピンチを救うべく飛んできたグレートマジンガーの無双ぶりはそれを上回るインパクトでした。 「マジンガーZの兄弟さ」とだけ言い残し飛び去って行くラストシーンの格好良��はアニメ映画の括りだけじゃなく、映画のマイオールタイム・ベストシーンです。
ぜんぞう
■作品:「 餓狼伝説/劇場版」 ■おすすめ理由 さて、おすすめしたい日本のアニメ映画ですが、僕のおすすめ日本アニメ映画は、「餓狼伝説/劇場版」です。「AKIRA」や「オネアミスの翼」等、大好きなアニメ映画は沢山ありますが、他の皆様のおすすめにあがりそうなので、あまり語られることのないであろう、「餓狼伝説/劇場版」をおすすめしたいと思います。 制作当時、隆盛を極めたSNK製のビデオゲーム「餓狼伝説」シリーズを基にした、劇場版ならではのスケールの大きいオリジナルストーリーがとにかく魅力的。ゲームでお馴染みのキャラクター達が、伝説の闘神の鎧を巡ってインディ・ジョーンズよろしく遺跡を巡り、謎を解き、鎧を狙う敵対勢力と超人バトルを繰り広げる展開は圧巻の一言。 ダイナミックなアクションとミステリアスなストーリーは、これぞ日本アニメ!「ヘルボーイ/ゴールデンアーミー」にも影響を与えた(と勝手に推測している)クライマックスも含め、見所満載のスペクタクルアニメ映画です。ぜひぜひ、ご鑑賞ください。
ヱキストラさん
■作品:クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ(2004年) ■おすすめ理由 クレヨンしんちゃん界隈の映画秘宝こと「クレヨンしんちゃん研究所」で絶賛された本作品。往年のマカロニ・ウェスタン/アウトロー作品への愛を異常なほど感じさせる本作は���これまでの明るい雰囲気を出さないためか、オカマキャラを一切登場させない徹底ぶり。 「荒野の七人」「夕陽のガンマン」「マッドマックス」「ローン・レンジャー」など自分がわかるだけでも数作品のオマージュ/パロディが随所に散りばめられていて、その上、元ネタを知らなくても楽しめるクオリティの高さでした。加えて最後のオチは、"映画"というギミックを笑っちゃうぐらい見事に活用! 上映時間は95分で、Netflixにも公開されているので、映画好きな共感族の皆さんにも、是非一度ご覧いただきたい作品です( ´-`)
リノス屋さん
■作品: バンパイアハンターD (英題:Vampire Hunter D: Bloodlust) ■おすすめ理由 古典的なモンスターホラー要素に、SFファンタジーや西部劇の要素も併せ持つ作品です。 舞台設定は、遥か未来。“貴族”と呼ばれる吸血鬼に支配された世界で、人類は家畜同然な存在に。貴族達に怯えながらも、なんとか生活を保っている人類に味方をするのが、人間と吸血鬼の混血で、吸血鬼ハンターを生業にしている、主人公“D”。全身黒ずくめで、大きな旅行帽を被り、背中に長い刀を背負い、左手には人面瘡(じんめんそう)を宿し、顔立ちは美形という、一見地味に見えてカリスマ性のあるこのキャラクターがまず魅力的です。 映画の内容は、名門と云われるエルバーン家の少女が、貴族に誘拐される所から物語が始まり、それを知ったエルバーン家の者が、主人公Dや人間の吸血鬼ハンターいち味を雇い、少女救出へと向かわせます。後に、『マトリックス』のオムニバスアニメ『アニマトリックス』の一作品を手掛ける事になる、監督の川尻善昭(かわじりよしあき)さんが描く、道中でのアクション等見所が随所にあり、混血な故に貴族からも人間からも毛嫌いされ、しかしながらも奮闘する主人公Dの孤独な戦いもドラマに絡んできて、終盤には思わず涙を誘われます。 又、この作品の公開時は、英語版での上映のみでしたが、ソフト化の際には、日本語版も発売され、声優ファンには堪らない錚々たるメンバーがキャスティングされております。特に、主人公の左手に宿る人面瘡(じんめんそう)の声を、永井一郎(ながいいちろう)さんがアテられていて、無口な主人公とは対照的に、ユーモアや皮肉に溢れるキャラクターを演じられていたのが印象的でした。『バンパイアハンターD』は、映画以前にもOVAやオーディオドラマ、プレステ用ゲーム等のメディア展開も多くあります。 何より、菊地秀行(きくちひでゆき)さん原作の小説には、キャラクターデザイン兼挿絵をファイナルファンタジーシリーズのイラストでも有名な、天野喜孝(あまのよしたか)さんが手掛けられていて、天野さん自身の個展でも度々、同作品のイラストも出展している為、おそらく共感シアターの皆様も、どこかで一度は“D”を目にしたことがあるかもしれません。
孔明(MOVIE TOUCH)さん
■作品: トランスフォーマー ザ・ムービー 1986年公開作品  ■おすすめ理由 1984年にアメリカでトランスフォーマーの玩具が発売され、テレビアニメ放送もあって大ヒット。それを受けて製作されました。テレビアニメ同様に日米合作で、作画は主に日本の東映動画(現:東映アニメーション)が担当。最初のテレビアニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー(通称:初代)」の続編ですが、本作は当時の子供達に深い傷痕を残しました。 開始30分以内に玩具の在庫処分のために初代に登場したトランスフォーマーの殆どが無惨にも殺されていき、同時に新商品の宣伝のために新しいトランスフォーマー達が主役の物語が容赦なく始まるという衝撃的な内容。総製作費40億円(尚、半分しか使い切れなかった)をかけた本作はCGと見間違える程の神作画が終始続き、日本のアニメーター達の底力を見られます。特に星帝ユニクロンの変形シーンはロボットアニメ史に残る神シーンです。ジャド・ネルソン、レナード・ニモイ、エリック・アイドル、オーソン・ウェルズらが声優として出演。 また本作はオーソン・ウェルズの遺作でもあります。勢いある80年代を象徴するような本作のアルバムは映画アルバムでもベストに入れたいほどの名盤で、特に主題歌「The Transformers Theme」と挿入歌「The Touch」は海外アニソン屈指の名曲。因みに劇伴は「ロッキー4/炎の友情」のヴィンス・ディコーラ。日本は玩具発売元であるタカラ(現:タカラトミー)の大人の事情で劇場公開に至らなかったものの、後にチャリティ上映やソフト販売が一応行われました。 現在国内で合法的に見る方法は北米版ブルーレイ(勿論日本語音声も字幕も無し)を海外から取り寄せる以外ほぼ皆無で、他はネットに違法アップされた物を見るしか方法がありません。しかしタカラトミーもブルーレイ発売や配信をする気が無いのにも関わらず本作の玩具を出しまくっているので事実上黙認状態(因みに今月も発売予定あり)。実写映画版シリーズで本作から引用されているシーンや台詞、設定がかなり多いので是非見てください。 ■作品: ガールズアンドパンツァー 劇場版  ■おすすめ理由 ある意味戦車アニメ版ワイルドスピード。その熱さは実際に鑑賞した多くの映画ファンから同年公開の「マッドマックス 怒りのデスロード」に匹敵すると言われた程。 砲撃戦のみならず戦車で戦車を投げ飛ばして攻撃、戦車同士で格闘戦、ジェットコースターのレール上で戦車チェイス、窮地を救う観覧車先輩などなど、「戦車でそんな使い方アリ?!」のオンパレード!仲間はファミリー同然に面倒を見る!一度戦った相手はマブダチ!応援大使は蝶野正洋!一見あり得ない戦車戦の裏には膨大なリサーチに裏付けられた世界トップクラスの再現度を誇る戦車描写があり、リアリティとファンタジーが見事に融合した戦車映画になっているのです。 特攻野郎Aチーム的な「どんな奇策でその場を乗り切るか」という展開も見どころです。オーケストラで収録された劇伴も作品を盛り上げる良い仕事ぶりを発揮し、オリジナル楽曲以外にもリパブリック賛歌やフニクリ・フニクラなど様々な国の曲が使われるので大変勉強になります。共感族なら一度は聞いた事があるであろう、あの映画にも出てきたあの楽曲も使われます。また劇中歌「おいらボコだぜ!」は人生何度ボコボコにされても立ち上がる力をくれる素晴らしい歌です。 現在劇場用OVA最新作「ガールズアンドパンツァー最終章 第3話」が公開中。それに合わせてNetflix、dアニメストア、Huluなどの各配信サービスにて本作ほかシリーズ作品が見放題配信中、更にシネマサンシャイン系列劇場などでリバイバル上映中です。以前アニメ業界にいたのですが、業界人として見ても手描きアニメと3DCGを組み合わせる現代のアニメの中でもトップクラスの作品と言える程クオリティは高いと思います。また、私が業界にいた頃にお世話になった方々が関わっていますので、是非ご覧いただければと思います。 因みにガルパンのムック本「不肖・秋山優花里の戦車映画講座」は監修/執筆が青井邦夫さん、執筆協力の1人が高橋ターヤンさん!ガルパンは実質共感シアター案件では?! 以上になります! 今回は「日本のアニメ映画」というように限定しましたが、アニメ映画はまだまだたくさんありますので、また皆様からのお声を募集したいと思います! お楽しみに!!
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usamin0325 · 5 years ago
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世相に関する覚書
ものぐさでいい加減な私は人をまとめたり動かしたりするのが極端に苦手な性分で、今でも人と仕事をするのが苦痛で仕方なく、例えば、ある作品の評論を書いてくれと依頼があっても、依頼主の意向を無視したものを書き上げてしまい、折角の仕事の話を頓挫させてしまったことが幾度となくある。
「井原西鶴はスタンダールやバルザックと同じリアリズム文学の創始者であり、当時、大阪はパリに匹敵する文化都市だった、だからこそ、大阪維新の会のような文化破壊をあたかも道徳のように行う政党は決して許してはならない」と書いて、失笑されること数回。十三の風俗嬢とその馴染み客の恋愛を書けば、織田作の模倣に過ぎないと馬鹿にされ、踏んだり蹴ったりの私。それでも井原西鶴や織田作、宇野浩二、武田麟太郎、葛西善蔵、林芙美子を見習い、軽佻浮薄にケラケラ笑いながら私は生きている。
こんな愚図な私はどうにもならん、いくら賞レースに参加したとて、風俗壊乱の下卑た作品しか書けないので、富と名声までは程遠い。いつまで月給取りをしなくてはならないのだと不甲斐ない自身を罵りながら日常を過ごす。
そんな私だから、音楽なんてとうの昔に辞めて正解であった。もともと不器用なんだから音楽なんてそれはとても私の技量にかなうものではなかったのだ。
退屈で無為な学生時代、セカンドスクールだがなんだかに通い詰めたりして「お前は挫折したことないから、そこへ行ってる俺の真剣さなんて分かりっこない」などと威張り散らし、自身の優越を誇示するのに必死な連中との付き合いに疲れ果て、私はそんな窮屈な人間関係から逃れるために読んだスタンダールの「赤と黒」とバルザックの「ゴリオ爺さん」などの古典文学にこそ、私の居場所があった様なものだった。人間の矛盾に満ちた本質など変わりはしないし、それを責めても何も生まれないのだと思うと、多少、卑屈な思いも鎮まるものである。どうにかしてこのクソ退屈で屈辱に満ちた時間と場面をやり過ごすことしか他はなかったのだ。
そもそも世渡り下手でなにかと不器用な私であったし、といってそれほど学術的に優秀でもない。それに取り柄なんてない。皆の様に明確に目指すものなんてあるわけもない。
私には捉え難いものを追うことしかできず、厄介なことに迷うことでしか多くの物事が分からないのだ。取り返しのつかない失敗と破綻の上に、私の思考が成り立つという厄介さ。
頭のいい方々は羨ましいものだ。路頭に迷い、誰からも必要とされない孤独感や他人との協調が上手いがために疎外感を知らずに、ただ、目の前にある課題をこなすだけで満足そうなのだから。
私の場合はそうはいかない。満足なんてどこにもなく、何かを知れば知るほど、何かをやればやるほど、現実が差し迫って来て、理想は遠く離れていく様に見える。それ故に、常に何かに迫られるような切迫感があっ��、何処にも落ち着きそうがない。自嘲的にいえば、私はいつまでも年相応の生き方に馴染めず、ただ、当て所なく迷うのだ。放蕩無頼とはよくいったもので、私もそれに近いものがある。
ただ、こんな私でもこれまでの時代は西成の薄暗い商店街の路地裏にいる八卦見にでも見てもらえばよかった。
モーパッサンの「女の一生」の最後、召使いが仕えていた婦人に言うようなことを彼なら答えると分かってる、この言葉を第三者から聞ければ、満足だった。
「結局、未来なんて期待していたほど良くもなく、といって失望していたほどのものでもない」
ところがこんな楽観が成立していた時代が徐々にこの日本から消えつつある。しかもその消失速度はここところ否応無しに増すばかりで、いくら愚図で鈍間な私でも分かる。
実際、私はこのことについて直感的に分かっていたといっていいか。白状するが、大学のキャンパスだろうが、風俗店の受付だろうが、ジャンキーやヤリ目のパリピー野郎ばかりが屯するクラブだろうが、今の職場であろうが、どんなに目を背けても直視せざるを得ない危機が迫っていることだけは分かっていた。
だからといって自身を逞しくしたり資格の勉強をしようとまで思わなんだ。何故って、それは余りにも私には不自然なことだった。所詮、資格なんて役に立たないし、専門性を持てば結局自身の無謬性を過信することとなり大きく判断を見誤るからだ。
例えば、精神科医が大量の薬を出し、多くの薬害を生み出すことは、自身の無謬性を一瞬たりとも疑ったことがない所以ではないか?
かつて私は自身の特殊性ー頭の構造がおかしいのか、頭が時折人との会話や目下の作業についてこれず、注意散漫になって、思考が筋から大きく違う方向へ逸れてしまうーのために、若干精神を病んでしまい、頭に喝を入れるアンフェタミンと精神状態を穏やかにするセロトニンの混合薬欲しさに医者に行ったことがある。そこで医者にこんなことを聞かれた。
「このまま消えたいとかそういった希死念慮はありませんか?」
別に死にたくもないのにどうしてこんなことを聴かれねばならないのかと不貞腐れた私は、
「別にないです。私が欲しいのはただ穏やかさと覚醒だけですがね」
すると、医者はこの答えに不満ありげに、
「おかしいですね?本来なら自殺願望がこういった抑うつ症状の場合にはみられるのですがね…本当はどうです?実際はあるでしょう?」
こう聞く医師の目にどこか見当違いの既視感があるように私には思えてた、抑鬱ならばこの答えではなくては困るといったような、そんな雰囲気を醸し出されており、私は些か困惑した。
まるで鬱に憔悴した人は皆自殺願望でもあるかのように患者に決めつけるところなぞ、なんという傲慢さだろうか。
後々分かったことであるが、私はうつ病でもなければ統合失調症でもなかった。何たる誤診だったろう。こういった行き違いばかりの診察で出された薬に手もつけなかった。私の精神状態が脳の問題であれば、脳波でも見れば良いものを、なんたって本人との面談だけで、あれだけ易々と薬が出せたのだろうか、それが不思議でならなかったのだ。
恐らく医者はその説明を拒むだろう。自身の無謬性に一つでもケチが付けば、彼の自尊心は忽ち崩れ、そして、これまでの経歴を自ら疑わずにはいられなくなる。となると、皮肉なことに、彼こそが向精神薬のお世話になる羽目になるのだ。
ーこうした精神運動が権威と集団に結びつき、少数からの真っ当な非難を論拠なしに厳しい口調や態度で退け続け、悲惨な結末をもたらす自身の行為を改めずに続けること、これをセンメルヴェイス反射という。日本社会に起きている多くの弊害はこうした心理現象に由来するとも言える。他にも合成の誤謬、認知的共同体などが挙げられる。ー
こんな例はいくつもある。
幸か不幸か、私の身内の多くは精神障害者であり、精神科医の被害者である。その多くは医師の言いつけ通りに処方された薬を飲み続け、文字通り、ヴォガネットの作品に出てくる登場人物のように頭がどっかーんとぶっ飛んだ。
通院すればするほど、会話が支離滅裂なものとり、動作がどんどん鈍くなっていく。
その結果、ある者は還暦を前にしてすでに手足の関節の膠着が見られ、自身で排泄と食事すらできなくなるほど衰弱し、その上、会話も成立しない。そして尿道にはチューブが繋がれ、病床に臥したきりになっている。
誰も指摘しないが、これは薬害ではないかと私は思う。
こんなことが頻発しているのであれば、日本の精神医療は最低といっても過言ではない。
地獄への道は善意で彩られているとはよく言ったもので、このほかにも政府や官僚、エリートたちが社会保障の充実のための増税だと、将来世代にツケを残さないためだとかなんとか、美辞麗句ばかり並びたてている。だが、結局、消費税を上げるたびに、日本人は総じて貧乏になり、その供給能力(即ちそれは国家の経済力を指す)は著しく毀損された。
介護医療、土木建設などの生活の根幹をなす業界の現場は、「無駄を減らせ」「民間の知恵を入れろ」との美辞麗句に彩られた合言葉から始まった目的のない緊縮財政と構造改革の煽りで、その運営手段は民営化されたために、作業効率はかえって悪くなり、報酬は減り続けた結果、廃業にまで追い込まれるところが相次ぎ、人手不足で相当悲惨なことになっている。
鈍感ではあったが、世の中が見る見る悪くなると察した私は、将来に向けて努力する同級生を見ても焦りもしなかった。そもそも私が無気力な状態であったことは言うまでもないが、ただ、その焦りは結局、何らかのビジネスに利用されるということを感じたからでもある。
実質賃金が漸次的に減少し、全体のパイが縮小していくデフレ経済下で勝てるのは持てる者だけで、多くは頑張れば頑張るほど燃え尽きるのだ。浮かばれない自身をSNSにでも投稿して憂さを晴らす姿はなんとも惨めったらしくて遣る瀬無い。そしてこの無為とも思われる努力の過程で積もり積もった妬みは政治家や官僚、メディア、詐欺師などに巧みに利用されて、自身の立場を知らず知らず危うくしてしまう。
公務員を叩いて何が良くなった?
何一つ良くなっていない、災害があれば、都市機能は一瞬で麻痺し、復旧には多くの時間と労力を要するだけで、日常生活に以前よりも支障を来すだけの結果にしかならず、何の足しにもなっていなかった。
リーマンショックの時、何か重大な機構の歯車が外れて未来への軌道が逸れた気がした。これまで是としてきたことがすべてまやかしだったというようなことが仄めかされたといっていい。世間の空気が少しだけ冷たくなり、より一層協調を求め、画一化されていくことを人々に強要していた。
「負け組にならないために、空気を読まねばならない。」
その空気とはなんであったか、今でも私には分からない。ただならぬものが何か一定の思考を強いるようなものであったのは確かだった。
後にトクヴィルの「アメリカの民主主義」という書物に出会い、朧げに見えてきたのは、「多数派の専制」がこの日本で行われつつあることであった。
階級や中間共同体が撤廃されて、人々が一様に平等となったとき、慣習や伝統を見失い、模範とすべき対象がないと多く嘆かれる。その時、頼るべきものを見失った人々はメディアが喧伝するイデオロギーや合言葉を、それが正しいかどうかなど関係なく、一斉に飛びついて信じてしまう。そして少数派の非難や意見はことごとく無視され、多数派がその社会を支配する。この多数派の専制が更に進めば、思考の自由すら人々は手放し、多数派の思考に隷属していく。
つまり、全体主義と民主主義は表裏一体。
私が物心ついた時からすでに社会はこの「多数派の専制」のメカニズムを順当に辿っていたのではないか。
阪神淡路大震災以後の日本文明は、何かと言えば、「無駄を省け」「これからは金融の時代だ」「規制緩和して市場を活性化すれば、より経済は活発になる」といった根拠なき意見が散見される次第、しかも何処にも確証もなければ論証もない。これらの試みが失敗したところで誰も責任を取らないどころか、「改革を十分に徹底していなかったから良くなかった、だからより抜本的に行う必要がある」という意見が支配的で、もう手の施しようがない。
つまりこの日本では健全な民主主義が機能していないのだ。
東日本大地震になると、この民主主義の機能不全は輪をかけて酷くなり、福島原発の爆発を見て、人々は恐れおののき、科学的根拠もなく、メディアの扇動だけで直ぐにでも脱原発と声高に多数派は叫ぶ有様。
正直にいって私も当初煽られてしまった。追い追い情報を精査すると、この事故はやむを得なかった。何しろ、想定外の事が起きたのだから。だったら、この想定外を上回る危機にも耐え得る原発を作れば良いではないか。しかしそんな議論は無かった。あったのは原発廃止、それだけ。
しかも脱原発に煽られて、人々は一斉に原発を叩き、根拠なき恐怖心は再エネビジネスに利用されたのだった。
結果、電気代に再エネ促進費用を上乗せされて支払う羽目になり、そのままその金は外資規制もなく再エネ事業者に横流し。しかもビジネス目的で山の斜面に多く作られたソーラーパネルのせいで、豪雨が見舞えば、土砂崩れは頻発する有様。
敗戦のショック同様に、このショックは人々の思考を停止に至らしめ、その隙間を邪なビジネスマンや工作勢力に利用されたのだった。
これをショックドクトリンという。
大惨事が起きるたびにこの国ではビジネスチャンスとなるわけだ。
過去の大戦の原因の一つが、石油をめぐるアメリカに対する我が国の過度な依存であったと分かれば、自ずと、結論は、エネルギーを自前で賄える可能性を有した原発を日本は国を挙げて維持すべきといった意見に傾く。この事故をあくまで日本の宿命と受け止めるべきではなかろうか。自立するために、多少の犠牲を払わなければならない日本の運命的境遇を理解できれば、何でもかんでも反原発と騒ぐのは話があまりにも飛躍しているのではないか。
しかし、こんな私の意見なんて多数派には届くはずもない。多くの人たちは、東電の管轄下にあったものが事故を起こしたのだから、その責任を国が東電に押し付けて当たり前と考え、異論すら聞き入れなかった。
想定外の事が起きているところへ、責任問題として、この事故を扱うこの国のエリート層の知性の劣化にはこの私でも舌を巻くものだった。これは誰の責任でもなく、その負担は政府をはじめとする国家全体が負うべき種類のものだろう。
しかし、政府はその負担を東電に押し付けた。メディアは、また放射能の被害を被った福島の農家に東電職員が土下座する写真を新聞の一面に載せたのだった。
どこまで煽られないと人々は気づかないのか。
その年行われたロックフェスは、従来通り、大量の電力を消費する大規模なものであったのに、ステージに立つ連中は悉く脱原発のイデオロギーに染まり、ある政治集団に至ってはジョンレノンに憧れてるのか、そこで夜中、大音量で音楽をかけながら、環境保護を標榜する集会を開いていた。60年代後半のウッドストックにいたヒッピーの幻想に頭がヤラレだのだろう、原発の利権構造が悪など偉そうな事を言う一方、大量の電力がなければ成り立たない生活をしている自身の矛盾には目を背け、偉そうに騒ぎ立てる姿は、自己欺瞞そのもので、実におめでたい姿だった。この光景をみて、こんな軽薄な連中とつるむのが気恥ずかしくなったものだ。私もそれだけ歳をとったのかわからぬが、彼らに言い知れぬ違和感を覚え、これ以降、私は音楽をやっている連中に関心を寄せなくなったのは事実だ。
一体、奴らの政治的主張のどこに耳を傾ける必要があろうか?実際、彼らの歌詞を仔細に読めば、その内容の空虚さ、幼稚さ、軽薄さが目につくだけで私は、彼らの音楽の不協和音も相まって、一層不快になってしまう。まさにこの自己欺瞞は滅びの兆候といってもいいのだろう。
こんな自己欺瞞ばかりの音楽の世界から遠ざかりたい一心で文学へと関心を移したわけだけど、これと同じことが文学でも起きていると分かった時の落胆は相当深刻なものだった。なんたって文学者の多くは音楽のそれと違って政治力まであるのだ。
私はそれでもこのクソみたいに高慢で自己欺瞞している連中の間で軽佻浮薄な振る舞いをして、世間の失笑と顰蹙を買うことだろう。
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ithiroki · 5 years ago
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渡辺志保と池城美菜子『カニエ・ウェスト論』を語る
池城美菜子さんがbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM101』にゲスト出演。渡辺志保さんと自身が翻訳を手掛けた『カニエ・ウェスト論』について話していました。
本日27:00〜 bayfm「MUSIC GARAGE : ROOM101」、ゲストは書籍「カニエ・ウエスト論」を発刊された池城美菜子 @minakodiwriter さん!カニエについてたっぷりと伺いました📻 #ROOM_101 pic.twitter.com/uDqTTJ7gFQ
— Shiho Watanabe Kurokawa (@shiho_wk) September 13, 2019
(渡辺志保)この時間はゲストに書籍『カニエ・ウェスト論』の翻訳を手がけた池城美菜子さんをお招きしています。今回、DU BOOKSさんから『カニエ・ウェスト論』を発刊されたということで。これはその訳書本と言いますか。著者の方、カーク・ウォーカー・グレイヴスさんという方がいらして、池城美菜子さんが訳と解説を執筆という形でございますけれども。そもそもどういう経緯で今回、この本を発刊する運びになったんでしょうか?
(池城美菜子)ディスクユニオンの編集の小澤さんという方が私がカニエ・ウェストのことについて書いている原稿を読んで、依頼していただきました。
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(渡辺志保)なるほど。最初……当たり前ですけど、原書を一通りお読みになってから翻訳に取りかかるわけじゃないですか。この元々の原書を読んだ率直な池城さんのご感想というのは、まあ本の中にも書いてあるんですけど。一体どういうものだったんでしょうか?
(池城美菜子)(即答で)「無理」。
(渡辺志保)フフフ、即答みたいな(笑)。
(池城美菜子)「これは、無理」って思いました。本当に難しい……。
(渡辺志保)難しそう。で、これは『カニエ・ウェスト論』というタイトルですけども、ただの彼のバイオグラフィーとか、シカゴで育って……みたいな本ではないんですよね。
(池城美菜子)これは完全に芸術論の論文ですよね。だからの読者としてはすごい面白い本なんですけど、やっぱり翻訳とかお仕事はなんで……渡辺さんもそうだと思うんですけども。どれくらいでどれくらいの時間がかかるのかっていうこととか、考えるじゃないですか。だから翻訳なんかも私は対訳はいっぱいやるけれども、翻訳はプロというほどの人間ではないので。1ページでいくつ、英語がわからないとかそういう目安があるんですね。で、これは本当にひとつの文に1個ぐらい、「どういう風に取ったらい��んだろう?」っていう言葉があるので「時間がかかるな」って思って(笑)。
(渡辺志保)だってその、おっしゃる通り美術論とかで。古代の詩とか……オジマンディアスの詩とか。
(池城美菜子)まさかパーシー・シェリーを自分が全部訳することになるとは思いませんでした(笑)。
(渡辺志保)これはサラッと池城さん、日本語に直してらっしゃるけれども。「この曲はまるで音のごちそうである」とかそういった表現とかもサラッと書いてらっしゃるけど、「これ原文はどういう風に書いてあったのか?」ってちょっといぶかしく思ってしまうほどの。 なのでこの本、『カニエ・ウェスト論』なんですが特にカニエが2009年にリリースした『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』というアルバムに特に焦点を絞って、カニエ・ウェストとはどんな人か?っていうことを書いてるという本ですけれども。
私はそのカニエ・ウェスト自身もすごく自惚れ屋さんで、ちょっと人を困らせるのが好きというか。それこそ「ツイステッド」してるようなそういうイメージ。なんだけども、愛すべきカニエちゃん。そしてナルシストっていうイメージがありますけど。この著者のカークさんも相当カニエさんに似た感性を持っていらっしゃる方なんじゃないかなっていうのが一読して思ったことなんですね。
著者はカニエに似た感性を持っている
(池城美菜子)そうですね。だから同族嫌悪と同族に対する愛情っていうのが非常にあって。やっぱりものすごくこだわらないとこんなに語れないので。そういう意味ではおっしゃる通りだと思います。
(渡辺志保)でもこれをまるまる一冊訳すというのは、何か参考文献、レファレンスにされたものっていうのはたくさんあるんですか?
(池城美菜子)これはないです。
(渡辺志保)なるほど。じゃあもうひたすらその訳文と向き合って……それこそ非常にカロリーを消費するような。
(池城美菜子)そうですね。だんだんと文体とかにも慣れて、スピードが上がるだろうと思ってお受けすることにしたんですけれども、いつまでたっても慣れないという(笑)。いつまでたってもスピードが上がらなくて。それで1ヶ所、どうにも意味がわからないところがゴールデンウィークに来てしまって。休み中に来てしまって、意味がわからないまま翻訳するのって本当はアウトですから。その時はちょっと具合が悪くなりました。
(渡辺志保)そうですか。
(池城美菜子)編集の方に「これはもうちょっと、降りていいですか? ごめんなさい!」っていう……(笑)。でも1回置いて、先に進めて後で「ああーっ!」ってわかったところがあって。
(渡辺志保)それは単純にこの単語がわからないとか、そういうことではなくて?
(池城美菜子)4行ぐらいが難しすぎて。要するに、ヒップホップってそういうものですけども、いろんな事象を入れてるじゃないですか。それが奴隷制であったり、消費主義であったりっていうことにどんどんつなげているということをフラットに言っていただければわかったのに、それをすごく気取って書いてあるから、なんのこっちゃ?ってなっちゃって(笑)。
(渡辺志保)やっぱり原書の言い回しとか使われている単語なんかも普段、池城さんが普通にジェネラルに目にするものとはまたちょっと次元が違う……?
(池城美菜子)そうですね。
(渡辺志保)そうだったんですね。
(池城美菜子)違うものもありますね。で、逆に私たちが好きなフィーチャリングアーティストのことを落としちゃったりとかしていて。「(『Gorgeous』で)レイクウォンの話をしてあげてよ」とかって思いながら……(笑)。
(渡辺志保)私、本当におんなじことを思った!(笑)。『Runaway』の時に「RZAに触れてあげてよ!」とかね。
(池城美菜子)「駆けつけたその気持ちは……?」みたいな(笑)。
(渡辺志保)そうそう(笑)。同じように思って。そのサウンド、ビートに対する一音一音への言及とか考察っていうのは本当に深いところまでされてるのがわかるんですけど。たとえば「『Runaway』の最初のピアノのスタッカートが……」とか、あとは「ドラムのサンプリングはピート・ロック&C.L・スムースから取っている」とか。でも、それってRZAのアイデアだったんじゃないかな?って私もちょっと思ったりとかね。ここはちょっと……そうそう。
ニッキー・ミナージュとかリック・ロスについては結構触れてるんだけども。おっしゃる通り、。ちょっとプロダクションに関してはもうちょっと、かゆいところに手が届く場所があってもよかったのかな? とか思ったり。で、訳書ですから忠実に原書の著者の方の文章を訳していかなければならない。それが大前提だと思うんですけれども。同じく、「ちょっとこの解釈、私は違うと思うな」っていう箇所なんかは多々ありましたか?
(池城美菜子)いや、解釈自体は基本的には非常に賢い……自分よりもすごく勉強されて頭のいい方が書かれてるから、「こういう見方があるんだな」という謙虚な気持ちではいたんですけども。やっぱり基本的にはロックを聞いてる……ちょっと語弊はありますけども、メインカルチャーの白人の方が書いているものだなって思う時はありました。ちょっとあんまり人種で分けちゃいけないんですけども、すっごく他のヒップホップも愛しているような人たちはここまでは……たとえば、スウィズ・ビーツをちょっとバカにしたりとかってできないじゃないですか。私��ちは。
(渡辺志保)うんうん、本当に。
(池城美菜子)だからそういう意味ではカニエだけガーッと行くんですけども、他のカルチャーに対しては一歩引いているのは感じていて。でも、だから見えてるものもあるかなっていう風に思いました。
(渡辺志保)おっしゃる通りだと思います。で、私もこれ、最初に読み始めて数ページ読んだところで「これはちょっと準備体操が……私のカニエマインド、そしてカニエマッスル、カニエ筋を鍛えてから読まないと、これはちょっと読めないわ」と思って。それで私がとった行動は最後、池城さんによる解説文が文末に……これは1万字程度ですか?
(池城美菜子)1万2000字ぐらい書きましたね。
(渡辺志保)それをまず最初に読みまして。ちょっとその自分のカニエ筋を慣らしてから本文の方に戻るという読み方をしたんですけれども。まあ、この解説の冒頭でも池城さんはそれが普通というか。ここに飛んできてくれたのは普通です。You are not aloneみたいな感じで書いてくださっていたので。「ああ、みんなそうなんだ。訳された池城さんですら、そうなんだ」って思いながら読み進めていきました。ちょっとここで、ずっと話してるのもアレなので。1回、カニエの曲を聞いていただきたいなと思います。で、この曲は私がかけたいなと思って選ばせてもらった曲でもあるんですけども。この『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』の中から1曲、お聞きいただきたいと思います。池城さんから曲紹介をお願いしてもいいですか?
(池城美菜子)では、カニエ・ウェストの『All Of The Lights』です。
Kanye West『All Of The Lights』
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(渡辺志保)この時間はゲストに書籍『カニエ・ウェスト論』の翻訳を手がけた池城美菜子さんをお招きしてお届けしております。いまお届けしたのはカニエ・ウェスト『All Of The Lights』でした。私がなぜこの曲を選曲したかと申しますと、この『カニエ・ウェスト論』の中で『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』の曲を1曲1曲、至極丁寧にカークさんが説明、解説を書いてくださってるという中で、いちばん自分の中でも腑に落ちたというか。
(池城美菜子)そうですね。ここがいちばん秀逸ですよね。
(渡辺志保)そうそう。この『All Of The Lights』、個人的にもすごく好きな曲ですし。この解説文がいちばん開眼させられたというような感じがしまして、選ばせていただきました。やっぱりこれを1冊読むと、いままで私、カニエの何を知っていたんだろう?って……。
(池城美菜子)私もそれは思いました。
(渡辺志保)そうですか。そう思いながら……だから、どのアーティストのアルバムも好きなんですけど。そして私は特にシングルよりはアルバムというアートフォームがすごく好きで。そっちの方がアーティストのエナジーというか、それこそ意地みたいなものが見えるアルバム作品というものがすごく好きなんですけど。カニエ・ウェストのアルバムって1回聞いただけだとパズルのピースがバラバラになって��るような感じで、自分の中ではなにかそれが立体的になって浮き上がるところまで私はちょっと想像力とか理解力が及ばず……。
それで何周も何周も聞いて「ああ、こういう成り立ちの作品なんだ!」っていう風に理解するのが私のカニエのアルバムの聞き方なんですよね。で、いままでそういうやり方でいちばん最後までわかんなかったなっていうのが『Yeezus』なんですけども。それは本当に丸々1年ぐらいかけて……年末ぐらいにもう1回聞いて「ああ、やっとわかった!」っていう感じがしたんですが。でもこの『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』も最初は意味がわからないというか。あの『Runaway』の長いミュージックビデオも「これは一体……?」と思いながら見てたわけなんですいけども。
でもやっぱりこれを1冊読むと……それで『カニエ・ウェスト論』と題しているだけあって、最初の『The College Dropout』、デビューアルバムについてもすごく深く触れていますし。で、カニエ・ウェスト自身がどういう変遷をたどってここまで行き着いたかっていうところもやっぱり、いままで私が全く見ていなかった側面から書かれていることが非常に多かったので。もう目から鱗がボロボロ落ちるような感覚で読んだ次第です。でも池城さん、冒頭でもちょっとお話しした通り、カニエ・ウェストに関しては直接パーティーの場所などでは何十回と観察をされているという……(笑)。
(池城美菜子)観察を。ウォッチャーなので。でも、その時期は週に2回か3回は夜、出かけて。で、普通のクラブに行く時もあれば、アーティストがいる場所にいる時もあって、本当にいろんな人を割と見る機会が多かったから。カニエだけを見てたわけでもないんですけれども……でも、振り返ってみるとやっぱり1回1回、面白いんですよね。というか、毎回浮いていた。
(渡辺志保)フフフ、そうなんですか。それこそね、この文末の解説文でも触れていらっしゃいますが。出で立ちというか、ファッションも当時からちょっと個性的でらっしゃいましたし。忘れられないカニエメモリーっていうのはありますか? 実際にカニエを……まあ、ライブでも、そういうレセプションのパーティーの席でも見た中で。
(池城美菜子)デビュー当時から、その初めの三部作の時のカニエは、まあ私の方が年齢が上だっていうのもあるけど、かわいかったです。いっつもかわいかった。なんか「がんばってるな!」っていうような必死な……まあ、それも書きましたけど。やっぱりいろんなことがそうだと思うんですけれども。たとえば志保さんが明日、「女優になりたい」って言ったら周りの人は「ちょっと待て! ライターでがんばっているんだから」ってなるじゃないですか。だから、カニエもそういうのはすごくあったんですよ。
(渡辺志保)ああ、「プロデューサーでせっかくジェイ・Zがかわいがってくれているんだから……」みたいな。
(池城美菜子)それで、彼は断られているんですよ。だから、なかなかすごく苦労をしてデビューした人なので。「俺はこの曲も作ったし、この曲も作ったし、ラップも上手なんだ!」っていうのを一生懸命、どこでもすごくアピールしてて。それがうまく売れた後も、もうちょっと余裕を持てばいいのに、やっぱり必死なんですよね。だから一緒にいて、パーティーなんだけども、若干居心地が悪くなる感じって分かりますか? あんまりがんばりすぎてる人とか……。
(渡辺志保)なるほど。日本的な言い方だと「空気を読んでない」みたいな?
空気を読まないカニエ
(池城美菜子)それ! 自分に夢中っていうか。コンシークエンスのパーティーなんだったら、本人が楽しいんだからいいじゃんっていうのに、必死なんですよ。だから応援したくなる気持ちも……テイラー・スウィフト事件の前ではそういう感じでした。
(渡辺志保)なるほど。ちょうどテイラー・スウィフトに関してもこの番組で深く触れたばかりだったりするんですけれども。テイラーの……カニエがVMAでバーッとマイクを取って、ステージに上がって、「お前よりビヨンセの方が上だ!」みたいなことを言ったっていう。あの時に、本の中でも書いてらっしゃいますが、業界的にはどういう感じだったんですか?
渡辺志保と辰巳JUNK テイラー・スウィフトの戦いの日々を振り返る
辰巳JUNKさんがbayfm『MUSIC GARAGE:ROOM 101』に出演し、渡辺志保さんとテイラー・スウィフトのキャリアを振り返り。元カレ復讐ソングからカニエ・ウェストとの10年戦争、そして最新アルバム『Lover』までの戦いの日々について話していました。
miyearnzzlabo.com
2019.09.09
(池城美菜子)みんなびっくりしていましたね。ただ、MTVは自分でちょっと事故を起こすのが好きっていう……若干の炎上商法っていうか。あれってだってセキュリティを立たせればいいだけの話じゃないですか。
(渡辺志保)ねえ。前にもリンプ・ビズキットの時にファンの人が上がったりとか、ありましたもんね。
(池城美菜子)で、話題になってテレビの視聴率も若干……っていう。ただ、やっぱりあれは言った時にビヨンセがいちばんかわいそうだったりして。「私、関係ないし?」みたいな顔をしていて。
(渡辺志保)今年に入ってからの報道だと、ビヨンセもあの時に泣いていたぞ、みたいなね、暴露話みたいなのがありましたけどね。
(池城美菜子)本当に、自分が取れなくて文句を言うとか、そういういきなり政治的・社会的なことを言うっていうのはまだ理解の範囲内なんだけど、みんな「何の話をしているの? 誰の話をしているの?」ってなっちゃって。で、あの時はテイラーもいまみたいにガーン!っていう感じじゃなくて、初々しかったから。
(渡辺志保)みんなが「守ってあげなきゃ!」みたいな感じに。
(池城美菜子)それでビヨンセは最後に自分の時間に「新人でこういう時にしゃべるのは1回しかないから……」ってあげて。ある意味、ビヨンセが美味しいなって思って見ていたのを覚えてるんですけども(笑)。でも、さすがだなとも思いました。でも、カニエのことが心配になりましたよね。明らかに……だからはじめに流れた噂っていうのは「酔っ払っていた」っていう。
(渡辺志保)うんうん。なんかヘネシーの瓶を持って……っていう。
(池城美菜子)だから泥酔していたんだっていう話で、みんな一旦は納得をしたんですけども。それはカニエファンの気持ちで、テイラーファンはそれぐらいじゃ納得しないみたいになって(笑)。
(渡辺志保)それがね、この2019年……令和の時代まで続く確執になっていますから。でも、そのちょっと逸脱してしまうということから言いますと、やっぱりここ数年のカニエ・ウェストもだいぶ世間一般との……まあ、ヒップホップの世界ってスタンダードを壊しながら、いろんなものをイノベーティブに作っていくカルチャーであることは前提として。だけれども、それでもやはりちょっとを逸脱する部分というか。で、良くも悪くもそこにカニエ・ウェストのスポットライトが当たってしまうっていう状況になっているかと思うんですけれども。池城さんはたとえば、そのドナルド・トランプに会いに行って……とか、MAGAハットをかぶってとか、そういったカニエに対してはこの何か思うところはありますか?
(池城美菜子)でももう、その彼の音楽以外の面に関してはみんな、もうびっくりしないところまでだんだんなって……もちろん、トランプの時にはすごいびっくりしたし。でも、その後でちょっとね、バランスを崩している話とかもしていて。症状が出ているだけだなって……。そういうのもあるのと、あとは彼は「自分が神」だとか「大統領になりたい」って言っている時は割と本気だと思うんですよね。
(渡辺志保)そうか。じゃあ、この後に出馬、ありますかね? 2024年に。
(池城美菜子)それは、ないと思います。しないでしょうね。それはキムさんが割と賢いから。いろんな条件も満たしていないし。でもな、トランプさんも満たしてなかったから……。
(渡辺志保)そうですね。なので私はそのカニエ・ウェストらしいなっていう……褒められたことではないかもしれないけど、カニエらしいなって思ったのは、「自分はこれまで、大統領選に一票も投じたことがないし、トランプに票を入れたわけでもないけど、俺はドナルド・トランプが大好きだ」っていう。それは彼がいろんな「無理だ、無理だ」と言われた、その不可能を可能にした……結構マンパワーで可能にした、そのただ一点において俺はトランプを支持するみたいに言っていたところが、これまでのカニエの軌跡を���どっていくと、まあカニエさん自身がそういう結論にたどり着くのはまあ分からなくもないなと。
カニエ・ウエストとドナルド・トランプ
(池城美菜子)本当は彼はすごく賢いはずなんですよ。それは向こうの人もみんな言ってるんですけども。お母さんは大学の先生だし。いろんなことが分かってるけれども……これを書いた人とも一緒だけど、トランプとカニエさんもある部分でそっくりなので。そこにやっぱり必要以上に共感してしまったっていうのがあるんだと思うんですね。だけど、実際に彼の制作とか主張しているものがやっぱり合うわけはなくて。だからそれはいろいろと見て見ぬ振りをして。さっきおっしゃったように一点のみで……。あと、これは憶測を言いますけども。案外、オバマさんにディスられたのを引きずっているんじゃないかな?って。
(渡辺志保)ああ、根に持っている。でも本当にそれは私も思っていて。オバマ期はやっぱりオバマ大統領はジェイ・Z、ビヨンセ夫妻と一緒にホワイトハウスのカルチャーというか、裾野をブワーッと広げてらっしゃいましたけれども。やっぱりそこに……コモンも呼ばれて、ジョン・レジェンドだとか、自分の同郷の仲間や先輩たちがみんな呼ばれていて。で、オバマ大統領っていのは元々イリノイ州シカゴの方で。そこでカニエ・ウェストが……このエピソードなんかも本に書いてありますけども。やはりそこで自分だけ蚊帳の外っていう。そこでいま、キム・カーダシアンさんもトランプさんに会いにホワイトハウスに招かれるぐらいですから。私もそれはちょっと思うところがありますね。
(池城美菜子)最終的にはカニエとオバマは会っているし、お話もしてるし、ちゃんと邂逅してるんですけども。いちばん目立つ時にやってないから。それで結構大統領が「He’s Jackass」って言っちゃったのはオバマさん、かっこよかったんですけども。彼はお父さんがいないで育っていますし、オバマさん……アメリカの大統領ってやっぱりアメリカ人の心に父親像としてその時その時にいるものなので、ショックだったんでしょうね。
(渡辺志保)ああ、そうか。父親たる人に否定をされてしまった。そこは包み込んでほしかったのに……っていうところがあるのかな?
(池城美菜子)甘えなんですけども。それはやっぱり、案外そこかな?って。トランプさんの時にはいつも、見ていて思っています。トランプさんがオバマさんに対してコンプレックス丸出しでやるから。
(渡辺志保)うんうん、そうか。そこがちょっとね、面白いって言ったら変ですけどね。ちょっと興味深い展開��なという風にいつも思ってますし、やっぱりカニエ・ウェストの、池城さんも「初期の頃からかわいいけど、空気が……」っておっしゃっているように、やっぱり常に注目を浴び続けたいのかな?っていう。それが本当にめちゃめちゃエクストリームな形で表れているのがカニエ・ウェスト。それでこれだけ無茶なことをやっていても、ただまだみんながカニエの音源であるとか、彼はいまやデザイナーとしてもすごく第一線の人ですけども。みんながカニエの新曲を待って���し、みんながカニエの新しいスニーカーを待っているっていう。そこのバランスが本当に奇跡的だなって思いますね。
(池城美菜子)だから、本物なんですよね。もう完全に本当にどの面においても、おっしゃる通り天才で。本当はだからいままでいたタイプの天才だとは思うんです。だからこの本のすごくいいところは、ピカソとかレンブラントとか。私たちは彼らが若かった時とか、どうだったのか?って知らないじゃないですか。もう評価されて、値段がついて、どういう風にとらえるかっていうのも全部揃った時点でもらってるけど、同時代の人にしてみたら、どういう存在なのかは知らない。ただの変わり者かもしれないじゃないですか。だから、カニエはそれを一緒に見ていくっていう、そのドラマも含めて面白いんですよね。
(渡辺志保)たしかに。本当にね、この本でも「ソーシャルメディア時代の寵児」という風に書かれておりますけれども。そこにありますよね。見続けることが面白いというか。彼自身がシアター、劇場のような装置として。
(池城美菜子)カニエ劇場にいる感じがありますよね。で、私たちもやっぱり目立ちたい、影響力を持ちたい、全員がプラットフォームを持っていて。でも、自分が見られたように褒めてほしいっていうのがあるじゃないですか。
(渡辺志保)いいところだけを見てほしいっていう。
(池城美菜子)違うところは突っ込まれたくないっていう。彼はそれがすべてが極端なので。やっぱりみんな笑いながらちょっと痛い思いを……自分のことを笑っているような面があって。やっぱりそういう意味でも目が離せないという。
(渡辺志保)そうですね。やっぱり知れば知るほど、彼の人間臭い部分っていうのが私は特に『Yeezus』以降にすごく感じるところがあって。その痛々しさも含めて。なので、目が離せないというところに落ち着くかな。はい。でも本当にね、今後もカニエさんはどんな成功というか、どんなしっちゃかめっちゃかねシチュエーションを我々に見せてくれるのかなっていうところもありますし。この『カニエ・ウェスト論』に次ぐ何か決定的なカニエ本がこの後もたぶん出てくるんじゃないかなとも思いますしね。そのへんも……。
(池城美菜子)カニエ・ウェストがドラマ(『Omniverse』)を……あれがかなりカニエ・ウェスト自身が見せたい自分というものが出てくるんじゃないですかね。「こういう風に取ってほしいし、こういう風に思ってほしい」みたいなのをウィル・スミスの息子、ジェイデン・スミスにやらせるんじゃないかなって思っています。
(渡辺志保)そのへんも楽しみなところです。ということで、今日はいろいろと池城さんに私が話したいこと、私が聞いたことを全部ぶちまけただけになってしまった気もするんですけども。書籍『カニエ・ウェスト論』を中心にいろいろとお話をうかがいました。いま、絶賛発売中でございますので、みなさんぜひぜひ……本当に読んでほしい!
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(池城美菜子)ありがとうございます。よろしくお願いします!
(渡辺志保)他に池城さんからなにかお知らせ、ございますか?
(池城美菜子)この『カニエ・ウェスト論』はこの番組をお聞きの方にはぴったりの本だと思うので、ぜひ読んでいただきたいなと思います。あと、私がやってるのがいるのが、『NEW YORK FOODIE』という2016年に出た本で。いま、本屋さんにはあまりないんですけども、それが重版がかかって今年中にはまた並びますので。ニューヨークに行く方とか、アメリカの食べ物が好きな方はお願いいたします。
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(渡辺志保)これ、私も実はすでにゲット済みで。去年、6年ぶりぐらいにニューヨークに行ったんですけども、欠かせないガイドブックとして非常に重宝しましたので、こちらも合わせておすすめです。で、最後に池城さんから、ここでは池城さんご自身が選曲されたカニエ・ウェストの曲ということでご紹介願いたいんですけれども。
(池城美菜子)はい。『Heartless』ですね。私はキッド・カディが本当に好きで。デビュー前に会って本当にかわいかったというか。人間がね。で、すごくが才能あると思うんです。役者としても。才能があるけど、そこまでまだ評価されてないっていう。人気はありますけどね。これからたぶん、役者としてもキッド・カディは来ると思うし。ライターとしては非常に優れていてカニエの……男性なんだけれどもミューズだと思うんですよね。
(渡辺志保)ああ、たしかにたしかに。でも、この本を読んで改めて『808s & Heartbreak』とかこの『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』とかを聞くと、やっぱりキッド・カディがいかにカニエに水を与えたというか、生命を与えたみたいな感じがすごくしましたね。
(池城美菜子)だからジョン・レジェンドとキッド・カディはやっぱりカニエを絶対に見捨てないと思うし、それが私たちの心の拠り所でもあるので(笑)。ですから、彼の影響が強い曲を選びました。
(渡辺志保)ありがとうございます!
Kanye West『Heartless』
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nannerlxxx · 6 years ago
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ポエマティック・ノベライズ第三弾 Born/心は金の代わりになり得るかのネタバレしかないのでご注意ください
思考をするための回路が、すべて一瞬にして錆びた感覚さえあった。 ――知らないのか?みんなドッペルゲンガーなんだよ。私だってそうだ。 脳が理解を拒絶している。彼女は、何を言っている? 冬の夜、人通りの少ない路地。呼吸をするたび、白い息が細く消えていく。突如として眼前に現れた明金さんは、まるで当然のことを語るように、それでいて愉しそうに何も言えないでいる僕を見ていた。 ――世間一般が、それこそ総理大臣だってそれを選んだ。 ――これは正当な人類の『進化』だ。29年も生きてきて、成り代わってないのはおまえだけだよ。 全てを一方的に叩きつけて、彼女は去っていった。僕はただ、その背中を見送るしかできないままで。 あの夜からずっと、ふいにあの日の光景が頭を過っては動けなくなる。そのせいで貴重な有給を無為に消化する羽目になった。 13課へ向かう足取りがどうしようもなく重い。誰もいない廊下を歩く。 部屋に入るための扉に手をかけて、けれども開けることを躊躇してしまう。あ��日の言葉が本当なら、明金さんも先輩も、この世を生きる人々のほとんどがドッペルゲンガーだ。得体の知れない恐怖が、足元にまとわりついている。何が変わっているとも明言できない。ならばこれから、どう接すればいい? 曖昧な不安を消せないまま、ドアノブを思い切り捻った。扉を開けると、奥にはひとつの人影があって、あの日に見送った背中と重なる。静かな部屋に、ひとり座っていたのは果たして明金さんだった。思わず手元の時計を確かめる。始業時刻よりも1時間早い。13課に配属されてそれなりの時間を過ごしてきたが、明金さんがこんな早い時間に出てくることなど、今までにたったの一度もなかった。 「おはよう、ございます」 「ん」 明金さんは僕のほうを一瞥して、すぐ興味なさげに手元の資料に視線を向ける。その素振りに普段と変わったところは何もないように見えた。それはそうだ、ドッペルゲンガーは見目も記憶もすべて同じだ。ほんのすこし、オリジナルよりも優秀なだけで。 つまりは、この早朝出勤は彼女が優秀であるが故のものなのだろうか。何も変わらないと知っていて、それでも些細な差異を探してしまう。 「……あの、珍しいですね、明金さんがこんなに早いなんて」 「遅刻すれば説教、早朝出勤しても嫌味かよ」 「いえ、そんなつもりでは」 隣に座り横目で彼女を見る。声も、態度も表情も、僕の知る限りの明金サラでしかないのに。何も変わらないように見えてしまうから、あの夜の出来事が悪夢だったと信じてしまいたくなる。 僕の隣にいる女性は、僕にとっての『明金サラ』であるのだろうか。あるいは他人? 「……昨日の、話ですけど」 すべて嘘だと、ただの悪夢だと否定したくて、ぽつりと言葉を零す。その自分の声があまりにも乾いていて、それ以上を切り出せなかった。 明金さんは黙り込んでしまった僕を怪訝な顔で見据えた。その眼差しが、あの夜と重なる。 ――残ったのは、劣化オリジナルか。 自傷にも近しいと分かっていて、それなのにリフレインが止められない。 何も、言えなかった。彼女の言葉すべてが、僕にとって致命傷になり得る鋭さで突き刺さっていた。悪夢であってほしかったのに、これほどまでに鮮明に思い出せてしまっている。 「どうした?」 気付くと、明金さんは窺うように僕の顔を覗き込んでいて、余計に混乱してしまう。突き放すようなことを告げたのはあなたじゃないですか。 「明金さんは、どうして、ドッペルゲンガーを選んだんですか」 「……は?」 こいつ本当に頭イカれちまったんじゃねえかと思われていそうだ。そんな声だった。 僕は消えたっておかしくなかった。生きることを勝ち取ったわけではなく、この世界に残されたというほうが正しい。鏡に映ったほうの僕は、そういう選択をした。ならば、明金さんは、何を選んだというのだろう。 目を合わせられなくて、俯いたまま返事を待つ。 「だったら、その答えの前に、お前の過程すべて話せ」 慈悲にも似た声が、僕の喉首を捕らえる。 逃げられないという矛盾した安堵をわずかに感じていた。
「――ふうん」 訥々とした僕の話を、明金さんは最後まで黙って聞いていた。 明快とは言い難い説明ではあったから、茶化すことなく、呆れることなく聞いてくれたことに若干の安堵がある。13課に在籍している以上、気が触れた人間の妄言だと一蹴することはないだろうと想定していたとはいえ。 そっと視線を向けると、明金さんはいつもの不機嫌そうな表情を崩さないまま、僕をじいと見ていた。こがね色の薄い眼差しが細められる。 「で、最終的に何も言えずにしょぼしょぼ帰ったと」 「それは……明金さんの選択に、僕が言えることなんか、なにも」 「おまえは落胆してるわけだ。『本物』の影丸虎太郎にとって、今ここにいる私は『偽物』でしかないもんな」 当て付けるような声色。明金さんは笑っていなかった。 ――それは違います、と言うはずだった。言うはずだったのに。 彼女がどんな選択をしても、それは彼女自身が決めたことだから尊重すべきだし、僕が口出しできることでもない。それなのに、否定の言葉が咄嗟に出なかったということは、つまり、僕のふかい部分の本音は彼女の言う通りなのだろうか。 いったい、いつから? 僕と出会う前からドッペルゲンガーであるのなら、それは僕にとっては本物の明金さんだ。僕はオリジナルを知らないし、知ることもない。 けれど、もし、13課に配属され、僕と出会った後の選択だったなら。 目の前にいるのは、捜査を共にし、反発と協力をしてきた明金サラではなく、記憶が同じというだけの存在だと捉えてしまいそうな自分がいる。どうしようもなく自分勝手な考えだという自覚はある。それでも、平穏ではなかった日々を、同じように、大切に思っていてほしかった。 「……僕のことは全て話しました。次は、明金さんの答えを聞かせてください」 自分の感情から逃げるように、明金さんに問いをかけた。これ以上、自分に向き合うには覚悟が届かない。 明金さんは、そうだなと口元に手を当てて、しばらく考え込む素振りを見せている。そうして、逸らした視線を僕に向けたかと思うと、口角を吊りあげて笑った。 僕はこの笑みを知っている。完全に、僕で遊ぶときの表情だ。 「ドッペルゲンガーと本物を見分けるってのは、"バディ"にはちょっとばかり難しかったらしいな」 ――なんだって? 彼女の楽しそうな声色に反し、疑問符しか頭の中に浮かばない。反応ができないでいる僕に、彼女はさらにたたみかける。 「いいか、そもそも質問の前提に私はいないんだよ。やってもない罪を自白するほど私は馬鹿じゃない」 「……それは、どういう、」 「は、思考停止は得意だったか?おまえが言うに、オリジナルとドッペルゲンガーの差異は他人どころか家族にすら分かんねえんだろ。だったら、なんで急に出てきた私が『劣化オリジナルのほうか』ってドヤ顔で語れるんだよ」 無遠慮な正論で殴られる。でもドヤ顔とまでは言ってない。 それでも、泥のように重たかった頭の中が一気に清明になる。こんな簡単なことに、どうして今まで気付かなかったのか。それほどまでに追い詰められていたのかもしれない。 「そんなにショックだったかよ、私に煽られたの」 「……明金さんなら、どっちを選ぶんですか」 もしも、自分がドッペルゲンガーだったら。選択を、決断をしなければならないのなら。居直るような口調になってしまったが、明金さんは気にする素振りを見せず、退屈そうな顔で頬杖をつく。 「本物だの偽物だの、死ぬ程どうでもいい。今ここにいる私が消えなきゃいけない道理が存在するか?」 「……はは、明金さんらしいですね」 「へえ、"私らしい"が分かるとはさすがだな」 「もちろん、それは自信がありますよ」 皮肉を理解した上で被せていく。明金さんは僕の反応に訝しむ態度を隠さない表情だ。 「腕っぷしが強くて、聞き込みが苦手で、正義感に溢れているのに不遜で、でも優しいところが捨てきれなくて、――痛ッ!」 「おまえ、本当にばかじゃねえの、これだから、……」 明金さんは僕の眉間にデコピンを喰らわせて、大きくため息を吐いた。そのまま椅子から立ち上がって、僕に背を向けてしまう。 「え、どこに行くんですか、話はまだ、」 「コーヒー」 それだけを言うと僕のほうをすこしも見ずに出て行ってしまった。 彼女は嬉しいとき、照れるようには笑わない。困惑が最初にあって、その後ろを緩く追うように沈黙がある。僕はそれを、笑みを隠すためのものだと知っている。存在を確かめるみたいに、ひとつひとつを並べてなぞっていけば、気付くことはあまりにも容易だった。 そこに自我があり、願い、悩み戦った末に立っているのがどちらだったとしても、僕は彼女が彼女でいてくれることをただ嬉しく思うだけでいい。 僕のバディは紛れもない『明金サラ』であって―― ふいに、思考の端が凍る。浸食するような冷たさが僕の内を占めていく。 ――そんな彼女が、僕のことを劣化オリジナルだと嗤うだろうか? 自問してすぐに答えは出る。はじめからわかりきっていたはずだ。 ならば、あれはいったい『何』だ? 仮にあれがドッペルゲンガーだとするならば、僕の眼前にオリジナルの明金さんがいる以上、オリジナルの消滅を避けられない6日目を迎える前の存在だ。だが、あれの口ぶりから察するに、成り代わったのはそれこそ何年も前のはずだ。でなければ、政府の要人がドッペルゲンガーなどという機密を知り得ない。 あの日の表情が思い出せない。あんなにも鮮明だった衝撃が、その事実だけを明確に残しながら薄れていく。どんな表情で、どんな声で僕に語っていた? 最初に考えるべきは『あれが何か』だった。明金サラというテクスチャを被った別の何か――彼女に危害を加える可能性のある存在。 思考がそこまで辿り着いたと同時に、はじかれるように部屋を飛び出した。 廊下を走れば、すぐに気怠そうに歩いている明金さんの背中が視界に入る。彼女が振り返るより早く、腕を掴んだ。明金さんは完全に不意を突かれたらしく、困惑の表情を浮かべている。 「な、んだよ急に……奢んねえぞ」 「違います、あの、明金さん、最近なにか身の危険を感じることはありませんでしたか」 「現在進行形で感じてるよ、怖えよおまえ、顔がマジで」 あの夜、僕は彼女を失ったのだと思った。 気が触れる寸前まで届くほどの衝撃と喪失を、僕はもう、二度と。 「僕はあなた���失いたくない」 考えるよりも先に零れたのは、紛れもない本心だった。 明金さんはわずかに口を開いたまま、じっと僕の目を見ていた。だから、僕は彼女���薄い虹彩が揺れるのを見逃さなかった。 「――ばかだな、本当に、」 こんな表情を見るのは初めてかもしれない。 彼女の右手が静かに握られるのを見て、僕はそっと目を閉じる。 
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miusfilmjournal · 8 years ago
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April
4月に観た映画
すっかり作品ごとに書けなくなっています。書けないんじゃなくて書かないんだけど。ただのサボリです。
4月に劇場で観たのは以下の映画(感想はFilmarksからの転載です)
Moonlight(ムーンライト)
想像していたのとムードが違ってた。静かで内向的で。もっと湿度が高くて温度も高い感じかなって思ってたんだけど、そんなに温度は高くない。なんか、カメラち、近いっていうカットが結構あるんだけどどうやって撮ってるのかな…望遠とは違う本当に近いって感じ(側にいる感じ)なの。あと、いろんなブルー。第3部はもうなんか切なすぎて、シャイローン抱きしめたくなった(いらんと思うけど)第1部のフアンがリトルを海に連れて行くところは、まるで洗礼をしているようだった。第3部のシャイローンはフアンに見えるところがところどころにあって、わーってなった。ナオミハリスはもともと好きなんだけど、とても良かった。特に第1部と3部。突然挟み込まれるスローモーションのイメージカットが良かった。
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Jackie(ジャッキー)
小さめスクリーンで満席。 JFKの暗殺後の4日間、ジャクリーンケネディにスポットを当てた話。とにかくナタリーポートマン。あのアクセント!泣き顔!手の震え!オスカーあげてほしかった。これまた、ち、近い…というショットが結構な長回しで迫ってくる。タバコ吸いながら「私はタバコ吸いません」とか、もうなんかすごいなジャッキー。これは全体としてケネディ家オッケーなんかな。ビリークラダップ!ピーターサースガード!ジョンハート!ジョンハートのセリフなんかはなんかもう、現実とまぜこぜになってグッときすぎた。去年の映画だから、エンドロールにもなんもないのね追悼の言葉とかね。グレタガーウィグが普通に演技してるのを観れたのも良かった。いつ見ても等身大だったから。あとはやっぱり衣装とホワイトハウスの内装!ビスタサイズで資料映像との繋ぎ目がスムーズに処理されてたのも素晴らしいな。 そうそう、しょっぱなから人を不安にさせるような弦楽!このテーマがたまらなく良い!そして、不必要にでかい音でかかるキャメロット。ブラックウォッチというのでアメージングレイス来るかと思ってけどなかった…。 音楽、ミカチューの人なんだって!アンダーザスキンの人なんだって!あれもすごく好き!
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Captain Fantastic(はじまりへの旅)
両親の方針で森の中で暮らす7人家族。身体能力、知力ともに並外れており、オープニングシーンでは鹿を狩ってさばきます。母親が入院中に自殺したことで、森を出てニューメキシコへ。何もかも極端は良くない、中道が一番だよね。本で読んだ知識と実際に体験した知識は違うけど、でもないよりマシだし。それにすごく賢いし。お父さんがなんでヒゲ剃っちゃうのか分かんないけど、そこは気になるけど、都合3回ぐらい泣いた。最後は特に泣いた。あれは反則だろ。バッハが好きなんじゃないのか!あとシガロスだったね、それもあってか、なんとなくムード的にライアンマッギンレーだったね。裸とか😃 シガーロス以外にIsrael Nashという人がサントラに入っていまして、それにハマりました。
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Ghost in the Shell(ゴーストインザシェル)
攻殻機動隊はさらっと映画版を観たくらい。最近ネトフリでテレビアニメ版を観てるとこ。その程度の人の感想です。 映像は評判通りブレードランナーのグレードアップ版というか、あれだ、早くニューロマンサーを映像化してくれと思いながら観てました。光学迷彩といえば、私の中ではルーパスヤンダーボーイなのだ。俯瞰の映像もとても良いし、スプラッシュの映像も凝っているし、好きだ。スカーレットヨハンソンで良かったと思いますよ、私は。ショートブルゾンに黒のレギンスのスタイルがすごく好きだったわー。トグサも良かった。 ストーリー的にはどうなのかなー、グッとくるところはとくになく、強いていえば桃井さんとのシーンは好きでした。 マイケルピット(ヘドウィグ〜のトミー)も良かったよ。
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T2 Train Spotting(T2 トレインスポッティング)
トレインスポッティングはリアルタイムで観たクチです。あの時に感じた斬新さは今作ではあまり感じられなかった。ユアンマクレ���ーのchoose your lifeの独白のくだりはシェークスピアか…というほどに良かった。ストーリー的にはなんだか救いがないような感じだったね。閉塞感。世代の違うヴェロニカちゃんだけが独り勝ちといった感じで、おっさんらやられっぱなしである。
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The Unknown Girl(午後8時の訪問者)
えー、これミステリー/サスペンスなのかなー? そう思って観ていなかったので(確かにチラシの煽りはそんな感じだったかもしれない)ミステリーとして観てる人が多めで驚いてる。これはジェニーという若くて優秀なお医者さんがあることをきっかけに変わっていく(ついでに事件も解明するけど)(ちょっと常軌を逸してるけど)話なんではないかしら? 研修医のジュリアン、往診に行っている家の人たち、もともと診療所の先生だったおじいちゃん先生、割と社会的弱者が集まる診療所。ジェニーはジュリアンに対してお姉さんぶりを発揮するために命令に従わせたのだけれどそんな些細なことで人の人生が変わってしまう。医療に従事しているのに…。音楽はなし。最初の呼吸の音と、エンドロールの車の通る音。 まあ、確かにここから先は警察に任せたら?というやりすぎ感もあるけど、なんかわかるし、怖い目にあって震えるところもあるし、タバコも吸うし(フランスっぽい)でも、治療はキビキビしているし、優しいし、善いひとだった。 ずっと着てるコート、色違いの同じニットに同じデニムなのも良い。リアル。
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Lion(LIONライオン25年目のただいま)
実話に基づくお話ということですが、端折ったり盛ったりして(多分)大変感動作となっており、結構序盤から涙腺が崩壊しておりました。疲れた笑。サルーのサニーパワーが本当に可愛らしい。そして、お兄ちゃんのグドゥが意外なところで出現してきたりしてて、この演出は好き。デヴパテル、大人になったなー…しみじみ…。何年もなかなか行動を起こさないし、どんどん囚われていくし、心配になったよ。 育ててくれた両親がなんかもう本当にいい人で、ただのいい人かと思ったら、お母さんの話がまた辛くてまた泣いた。 感動的なんだけど、それだけじゃなくてインドのストリートチルドレンやその収容施設や色々が辛すぎて、いい人かと思いきや怪しげな人だったり、辛かった…。いい人も中にはいるし、サルーは本当に幸運だったんだなー。 5歳までインドにいてもヒンディー語は忘れてしまうもんなんだね…(脚色かもしれんけど)インドに行こうと思って何年も経ってるのに言葉は習わないのかなーと思ったけどさ。ルーシー(ルーニーマーラ)が添え物っぽいのが気になったけどさ。
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The Edge of Seventeen(スウィート17モンスター)
自分がこのくらいの年頃にこれと出会っていたら!と変なところで悲しい気持ちになって泣きそうだった(ちょっと泣いた)歴史の先生(ウディハレルソン)のようなちょっと変わった先生にも出会えなかったし、あんないいお兄ちゃんもいなかった。隣の席にあんな気の利いた優しい男の子(アーウィン)(Hayden Szeto=とても良いね)は座ってなかった。 ネイディーンが悪意的に?酷く描かれすぎじゃない?という気もしつつ、身につまされすぎた2時間弱でありました。あ、劇中アニメは面白くなかったです。
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The First Monday in May(メットガラ ドレスをまとった美術館)
ニューヨークメトロポリタン美術館の服飾部門の年に一度の寄付金集めメットガラの舞台裏ドキュメンタリー。 キュレーターのアンドリューボルトン(元々はロンドンのV&Aにいた人)とメットガラの中心人物であるところのアナウインターを中心に約半年の準備であのイベントやっちゃうのか!というのを見せてくれます。やはりどこでも直前まであんな感じなのかと勝手に胃がキリキリする思いでした。 今では服飾部のトップキュレーターになったアンドリューさんがとにかくいい。ああ見えてとても押しが強く、アレキサンダーマックイーンの追悼展示をやったのもこの人なんだって。スーツパンツの裾からくるぶし出してるオシャレさん。ブリティッシュトラッドを崩したようなスタイルがいいし、50歳には見えないしなやかさと中性的な雰囲気。ちょっとボウイ様風味もある。あのモーニングはどちらの製品なのかとても気になる。 他にもアートディレクターなのかな?のバズラーマン、中国なのと花様年華がテーマだから、ウォンカーウァイ、ジャンポールゴルチェ、顔が変わったジョンガリアーノ。そして、アメリカエンタメ界のセレブリティの皆さん。 とにかくアナウインターとウォンカーウァイの切れ味のいいリーダーシップがとても気持ちが良い。 エンドロールではUSヴォーグのADさん(だよね、ノリが軽くてビックリね)も登場とコンデナストの社運をかけたイベントらしいまとめも。 ボルトンさんが着てたスーツはトムブラウンのもので、トムブラウンとはもうだいぶ前に結婚なさってるのだと。まー!そうだよね、納得した。
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Beauty And The Beast(美女と野獣)
2Dアトモスで観ましたよ。 歌に囲まれる感じはアトモス最強ですよ。 でも全然心動かず。 ディズニープリンセス好きではないし、アニメ版も観てないし、なんか納得いかないとこも多いので、あんまり好きではないです。ガサツすぎるガストンがエレガントに見えてしまうのはあれは正しいのかな、ルークエヴァンスで良かったのかな(絵的にはとても良かったけど)ルフゥが最高だったし。エマトンプソンのポット夫人もとても良かったよ。 多分ダンスティーブンスのことを好きでも嫌いでもないので、野獣の表情とかがなんか納得いかなくて(多分好きな人は好きなんじゃな��かな、わからないけど、ディズニーによくある男の子の表情がちょっとリアルになってる感じがゾワゾワするんだな)エマワトソンが大変優等生的なのに変わり者の役というところでなんか納得いかなくて、変わり者と言われているというだけでさして変わってなくない?とか。結局綺麗な物好きの王子が村一番の美人を射止めただけで何の教訓でもなくないか?とか、気になりすぎてこの絶賛の波にビクともしないのであった。ルフゥとガストンでスピンオフ作ってほしい。前日譚的な。
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Ich und Kaminski(僕とカミンスキーの旅)
クズなんだけど、憎めないジャーナリストと盲目のおじいちゃん画家の割とはちゃめちゃなロードムービー。妄想と空想が現実と滑らかに融合する演出が良い。特におばあちゃんがローブをはらりと床に落としてポーズをとるシーンが美しかったなー。 架空のアーティストが知る人ぞ知るアーティストあるあるすぎて最初の方は、絵?本当なの?と思ってしまうくらいのいい出来のドキュメンタリータッチ。ところどころでもそれを挟み込んできたり、実際の絵が出てきたり…。アート好きにはちょっとクスッとくるやつです。 ちょっと小汚い���ニエルブリュールのヨレヨレスーツ姿。イェスパークリステンセンの老人斑と皺だらけの美しい頭とヨレヨレのワインカラーのローブ。ずっと心に思い続けてきたテレーズがあんなことになっててちょっとショック。
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Free Fire(フリーファイヤー)
極爆で観ましたよ。 上映前の注意書きから笑い声が上がる映画なんて初めてだよ。まさかあんなことがきっかけでドンパチが始まるとは!そして、本当にみんななかなか死なない。まさかのあの人も死なない。極爆だからなのか空気が震えるような銃声。汚くて埃っぽくて、血まみれで、みんな這いずり回る。銃声に被せてくるフリージャズ、そして、大音量のジョンデンバー。
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The Fate of The Furious/ Fast 8(ワイルドスピードICE BREAK)
IMAXで観ました。 ワイスピシリーズは特に好きというわけではないです。ヴィンディーゼルがあまり得意じゃない。 とにかくお金がかかっている感がすごい。高級車がバンバンひっくり返ったりする。しまいには潜水艦。 車のアクションはとても良いのだけど、ドラマ部分が顔のアップ、顔のアップ、バストショットの連続でつまらなかった。だいたいシャーリーズの全身なんてほとんど見れなかったじゃないですか! 神の目すごい。現実味はありません。 ステイサムのくだりは色々面白かった。特にラストあたりのアクションとか。
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今月ははじまりへの旅、午後8時、カミンスキーあたりかなー。番外でメットガラ。フリーファイヤーは面白かったけど、絶賛までいかないもどかしい感じ。会話劇でもあるからじっくりもう一回観たい。
テレビなどで観たのは以下の映画
攻殻機動隊 新劇場版
The Shallows(ロストバケーション)
Where to Invade Next(マイケルムーアの世界侵略のススメ)
BAD GIRLS(バッドガールズ)
Love the Coopers(クーパー家の晩餐会)
Sand Castle(砂の城)(Netflix新作)
Urge(ザコントロール)
高台家の人々
Knock Knock(ノックノック)
つけ漏れしてるかもしれんけど、こんなところ。もっと家で観てる気がするんだけど。
今見てるドラマはブラックリストとブラインドスポット タトゥーの女、かなー。リミットレスは見たり見なかったり。ナンバーズはとうとう終わっちゃったし。
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iakoykonasa · 5 years ago
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hers
4/27 起きてからネット環境使えなかったので階段でギターを弾く。いい感じ。 次の構想を見据えて弾いてみる。ほぼほぼ収録曲は決まってるかなあ。
昼前から寝かせていた麺を切る。どうしても細く切れないので製麺機がほしい。 鶏清湯醤油のラーメンができた。カエシとスープの分量が難しい。 見た目はけっこういいものができた。 細麺にできれば本当に問題ないんだけどなあ。
それから作業に向かうもオンラインミーティングの会話が聞こえるおかげで集中できず。 こういう弊害があるのか。にしても疲れる作業だ。答えのない作業...。
職場の人と我々はGW明けどうなるのだろうか、という話になったけど、確かに間も無くGWだというのに指針が発表されていない。 まだどうにも決まっていないのが事実なんだろうけれど。
ネット見てるつらい情報ばっかり入ってきて嫌だな。苦境を乗り越えてより良い社会に向かってくれたらいいんだけど、逆戻りしている気もする。 もちろん、いい方向に向かっている部分もあるだろうけれど。 なんだか、極端な人の極端な発言だけが切り取られて賛否を浴びて、対立構造になって極端な社会になっていく様相を帯びている。。
引き続き作業して寝...。
4/28 起きてから早々にスーパーに買い物へ。天気が良くて自転車が心地よかった。 同じスーパーだけど、別の店舗に行った。少し前に来たときと同じくこちら側のほうが圧倒的に人が少ない。 しばらくこっちにこよう。
帰ってきてシャワー。風呂にしたらよかったというくらいには気持ちいい。 朝に入ったほうがゆっくり入れるし、すっきりするな〜。夜はなんだか時間に追われている気がするしな〜。 家にいるからできることではあるけれど。
夜の仕込みをしつつ、麺を切る。二郎系のような麺ですっきり鶏醤油を食べてる...。 完全に麺を食べすぎ。
昼と夜、休憩を挟みつつ昨日の作業の再調整。音量のバランスは難しいね。 再びあまちゃんを見た。ああ、最高だ。
4/29 買い物のため出かけたら、ウーバーイーツの配達員の方をたくさん見かけた。 街中はそれでも閑散としている。
昼食時に相席食堂を見。 もうめちゃくちゃでめちゃくちゃ笑いました。コウメ太夫さんのあの感じってすごいな〜、本当に。 「白さ」に関して奇跡が起きてました。 さらに悪魔キャラの女の子もロケ運がすごかった。最後の一言も秀逸。 本当に今週の相席食堂を見てほしい...。
文章を書く作業する。 英語ができないので書いた日本語を翻訳しやすいように変えて、それを翻訳ツールを使って、さらに英語表現のおかしい部分をさらに修正。 という、日→日→英→英をする。これが非常に気を使う。 英語勉強をおろそかにしているのでまたやらなければ...。
夜に友人から誘いが来て、初めてのズーム飲み会。本当にジュースをただ飲んでいた。 高校生の頃の話から、これからについて話してたくさん笑った。気がつけば長時間していいた...。 この感じでダラダラやっちゃう気持ちもわかるなあ。
4/30 ���るのが遅くて起きるのがつらかった...。
なんとなく、録画していたそれってどうなの課を見ていたけれど、森川葵さん、すごすぎですね...。 なんぼほど、才能あんねんな、って話。いや、天才なんだろうな、きっと。
水曜日のダウンタウンの再放送で新元号を当てるの見たけど、2回目でもめちゃくちゃ興味深いな〜。
文章を書いたり、やることを整理したりした。 気づいたら4月が終わりだ。
5/1 業務でメールを打つ。嫌だな〜。仕事感が出てしまった。
文章を打ったり、ピンタレストでいろんなもの見て悩んだり。 なんだか、誰も食べてくれない食事を作っているようで虚しくなったり。 少し気分を変えたくて夜に散歩。見事に誰もいない。 繁華街を通ってしまったときはさすがにその手の人たちがいて相変わらず嫌だったな。 散歩に雑味が出てしまうんだよな。
帰ってきて金スマのオードリー特集を見る。 若林さんの父との話よかったなあ、奥さんとの話もよかった〜。 あちこちオードリーも昼に見ていたので昼夜に結婚についての話を聞いた。 春日さんの祖父もすごくて、あの感じのルーツは完全に祖父だな...。 つまるところ、オードリーって2人とも変だな...。
5/2 なんだか急に暑くなった気がする。5月だからか。 本来ならGWを楽しんでいたのかな。ナンバガとザゼンのライブも中止になってしまったけど、開催されていたら音漏れでも行っていたかも...。 ヨーロッパの避暑地に行ってみたいし、瀬戸内海辺りの離島にも行きたい。 とにかく、早く収束してくれ。仕事はいまの状態でいいけれど。
最近、ちょこちょことメルカリでモノが売れる。みんなホームにいるからかな。
5/3 GⅠシーズンとことで勝負してみるも惨敗。 それくるー?!というやつがきて全然ダメだった。自信あったんだけどなあ。 勝ちたいんや2020です。
たまに夢に驚く。あー、夢かー。となる。 夢の記憶を共有できたらおもしろいかな〜。どうだろう。
5/4 昼から無目的に作業する。これより優先すべきことあるけれど...。深夜にも引き続き作業す。 どんどん変になっていく。エレクトロニカだけど、バンドサウンドみたいなブレイクが多い。完全に最近聴いてたものの影響出ている。
Ben foals fiveのBRICKのコード感がいい。Gの亜種(と呼んでいる。)使っているのはいい。メジャーコードとM9の組み合わせも好き。 亜種のやつはsus2かな。その3点せっと組み合わせがよい。 歌詞を見ていたら聞き取れる部分はあるけれど、これ言ってねえ、っていう部分もたくさんある。 中学で習うような言葉ほど、意味も広くて聞き取りもしにくいね。でも、好きな曲で学ぶのは大事だな。。。 最近、完全にサボってるからなあ。。。
夕方に散歩しがてらにスーパーへ。流石に人が多い。 しかし、地形がうまくつかめない。なんでだろうなあ。
モヤさまでの大竹さんのストッキングを顔にしてるのがおもしろすぎてヨーグルトを吹き出した。 あれは衝撃。おもしろすぎです。
5/5 GW明けからの勤務体制にショックを受ける。延長になったのに出勤になるなんて...。1日おきの交代制って意味あんのかな...。 公共交通機関は使わないといけないんだけど...。自転車で行ったろうかな。合計したらあんまり所用時間は変わらない気がする。速い自転車ならそうしてたな〜。
ひたすら、iPhoneで録ったボイスメモを聴いていた。膨大な数があるからまだまだ追えてない。 たまーに、あれこれいい曲やんというのがある。だいたいがコード失念している。 やっぱ、コードはメモしとかないといけないな〜。セルフコピーするのが大変。
テキストを書き直したいと思っていたものを聴き直してみたけど、 あれこれでいいかもとなったのでこれでOKということにする。 なんのために寝かせてたんだ。。。
録画していたしゃべくり007を見る。ぼる塾のゆるいのいいよね。 出演者の方々が、いい意味で目標がその道じゃないだろ、というので良い。
なんだかわからないけれど、今日の唐揚げが絶妙においしかったので幸せ。 なんでだろう〜鶏肉をいつもと違うところで買ったものだったからよかったのか、揚げ具合がよかったのか。
5/6 GW最終日。早いなあ。毎週GWでも良いな。 もっと早く入っておくべきだったU-NEXTに体験入会してみる。 早速、『リトル・ミス・サンシャイン』という映画を見た。 おもしろかった~。つらいことたくさんあるけれど、コメディーっぽくなっててよかった。
見終わってから作業。音作りをしてみる。シンセとかドラムキットのエディットとか、、。 あー、好き、というコード感ができた。~mM7ってたまらない。
スーパーのお惣菜とかについているタレって異常に甘くないですか。。。 めちゃくちゃ苦手。。 ローストビーフ用は赤ワインと醤油、ニンニク、黒胡椒とか適量にして、火にかけたらおいしいのできあがるんだけどな。
5/7 朝に買い物へ行く。紙類を買い忘れていた。供給もされていたのでよかった。 危うく悲惨な状況になるところだった。 そして、もうひとつの目的であった鶏ガラも購入。しかも2つ。 へへへ、これに昨日、入手していた豚肩ロースと、集めていた野菜くずを煮込むんだ...。 ということで、長時間煮込みはじめた。
その間に昨年の家庭菜園の土を回収...これが大変だった。 新しい土を買いに行かないとな~。 作業できるくらいの大きな庭がほしい。大きいバルコニーでもいいけれど。
長時間煮込んで濃い~ダシが取れた。これは楽しみ。 カエシ用の醤油も3種ブレンド。ホロホロになった肉、さらにたまごを漬ける。 楽しみだ。
この期間に伸ばしてた髭を剃る。明日から一部、出勤が再開されるが故に...。 こんなにボーボーの状態から剃るの初めてだったからなかなか時間がかかった。
妻があまちゃんを見ていたのでまた一緒に見る。 ああ、アキもユイも最高すぎてな、、、本当に...。 橋本愛さん熱が最近また再熱してます。 橋本愛さんの1週目の感じがね。。
そして、GWが明けて、花粉症が始まったかもしれない。
5/8 寝た!と思ったら6時。やっぱり、ひさしぶりの出勤のストレスかな。 アラームの前に何度も起きてしまった。
このくらいの季節は何着てたかなとか戸惑いながら社会へ。帰りたい。 この期間で気付いたけれど、常にホームシックなんだよ...。
へっとへとになって帰宅。なにもできないくらいに疲れた。 ストレスで足にキた。ひどく眠る。本当に社会に向いていない。 社会に向いていなさすぎて凹む。 家にいるのが1番。
5/9 昼に即席のラーメンを食べ、夜に数日前にダシを取っていたスープを使いラーメンを続けて食べる。 麺の細さだよな、本当に...。濃厚つけ麺なら太麺でもいいんだけど。
この日もまだ疲れが残っていたが、そんな疲れも吹っ飛ぶ出来事が...!!! 橋本愛さんがインスタのストーリーでやってた質問に答えてくれたよ...嬉しすぎて弾け飛んだ。泣きそうにもなった。 どんだけファンなんだよ...。 インスタの通知でよくわからないものが来たと思ったらそれでした。ああ、ファン歴、10年くらいなんで...。 本当にありがとうございます。精進します。
5/10 話題になってたのに見られてなかったM 愛すべき人がいてのリミックスバージョンを見る。 思っていたものより、全然すごかった!振り切ってておもしろい。真剣なフリしたコメディーっていいよなあ。
夜にまたしてもあまちゃんを見る。橋本愛さん、最高なんだよ。。。
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rakujob · 7 years ago
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イラスト制作会社募集案件ご紹介!/囚人リクが終わっちゃう
囚人リクが終わっちゃうんですよ。あと5週で。 ご存知でしたか?私は昨日のチャンピオンで知りました。ショックです。 今や週刊少年チャンピオンと週刊モーニング(Dの方)は毎週9割読む私ですが 囚人リクというあの濃いコンテンツが無くなってしまったら、 私は週刊少年チャンピオンの5割くらいを失ったような気がしてしまいます。 計算がおかしい?まあ文系だから…(10年前の言い訳) 囚人リクを読み始めたのは途中からで、もうその頃には地獄島を脱出しようとしていましたが あまりに秀逸なコマ割り、力強い線、そしてキャラ作りや表情の作り込みの巧さに 気づいたらKindleで全巻買ってました。 多分ものすごく気持ちよく終わるんだろうなと信じられるコンテンツであり、 同時にもっと読みたいと思わせる、終わるのが惜しい作品でもあります。 ああー、5週かあー。来月末には終わってるのかなあ。楽しみだなぁ。惜しいなぁ。…
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kuroda-kanbee · 7 years ago
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数年分のコピペ009
12月 1, 2016 戦争における、旧ソビエト軍(ロシア)の残虐性 awarenessxx: http://megalodon.jp/2009-0625-0838-27/www.tamanegiya.com/rosianozanngyakusei.html
「ベラ・ルーシー(白ロシア)」という名は、モンゴルの騎馬軍団がモスクワからポーランドへと侵攻していくとき湖沼が多く、そこを避けたため、「レイプがなかったルーシー(ロシア)」という意味で「ベラ(白、純潔)」のルーシーとなったそうな。支配地における強姦が将兵の職務であった十三世紀のモンゴル軍の正統な継承国であるロシアはそれが現在にいたるまで不変の文化として残っています。そのロシアが中心のソビエト軍は無制限の強姦をくり返しました。それについては多くの証言が残っています。
「ドイツ人の女性は老女から四歳の女児に至まで、エルベ川の東方(ソ連占領地区)で暴行されずに残ったものはあまりいなかった。あるロシア人将校は、一週間のうち少なくとも二五〇人に暴行された少女に出会った・・・・」(「スターリン」ニコライ・トルストイ著)
「ベルリンの二つの主要病院によるレイプ犠牲者の推定数は九万五千ないし一三万人。ある医師の推定では、ベルリンでレイプされた一〇万の女性のうち、その結果死亡した人がー万前後、その多くは自殺だった。東プロイセン、ポンメルン、シュレージェンでの被害者一四〇万人の死亡率は、ずっと高かったと考えられる。全体ではすくなくとも二〇〇万のドイツ女性がレイプされたと推定され、繰り返し被害を受けた人も、過半数とまでいかなくても、かなりの数にのぽるようだ」(「ベルリン陥落1945」アントニー・ビーヴァー著自水杜)
 そのソビエト軍の残虐さは我が国国民に対しても同じでした。火事場泥棒のように昭和二十年ハ月九日に日ソ中立条約を一方的に破棄したソ連は、満州に侵攻を開始し支那、満州、朝鮮にいた我が国国民に襲いかかりました。
 「昭和二十年八月二十日頃であったろうと思う。鞍山から新京守備のために北上したので新京の街は北も南もよく解らないが、たしか終戦の日から数えて四、五日たっていたと思われる頃の出来事だった。・・・・
 そんな日病院の玄関で大声で騒ぐ声にびっくりして、私は板でくくりつけた足をひきずりながら玄関に出て見て驚いた。十二、三の少女から二十ぐらいの娘が十名程タンカに乗せられて運ばれていた。それはまともに上から見ることの出来る姿ではなかった。その全員が裸で、まだ恥毛もそろわない幼い子供の恥部は紫に腫れ上がって、その原形はなかった。大腿部は血がいっぱいついている。顔をゆがめつつ声を出しているようだが聞きとれない。次の女性はモンペだけをはぎとられて下の部分は前者と同じだが、下腹部を刺されて腸が切口から血と一緒にはみ出していた。次の少女は乳房を切られて、片目を開けたままであったから死んでいるのかもしれない。次もその次も、ほとんど同じ姿である。・・・・・。一週間私はこの病院にいて毎日毎日この光景を見て、その無惨、残酷さに敗戦のみじめさを知った」(「されど、わが満州」p172~3)
「満州や北朝鮮からの初期の脱出者は悲惨で、今も念頭を去らないいくつかのエピソードがある。北朝鮮で農業を営んでいた老夫婦は、年頃の娘二人を連れ、辛苦のすえやっと38度線近くの鉄原にたどりついた。そこで見たものは、日本人の娘達がつぎつぎにまずソ連兵に犯され、ついで朝鮮人の保安隊に引き渡されてさらに散々に辱められたうえ、虐殺されている光景であった。折角ここまで連れてはきたが、最愛の二人の娘達もまもなく同じ運命をたどるであろうことを不悩に思い、近くの林の中の松の木に経って自決させ、これはその遺髪ですといって私に見せてくれた」(「ある戦後史の序章」の中にある石田一郎の手記より西日本図書館コンサルタント協会)
葛根廟事件
ソビエト正規軍が民間の日本人避難民を攻撃し、全滅に等しい被害を与えた事件である。葛根廟はラマ教の僧院で、興安南省と竜江省の省境に近い辺境にあった。当時、葛根廟から二十五キロほど離れた興安の街とその周辺に、約四千人の日本人が住んでいた。ソ連参戦の翌日にあたる一九四五年八月十日、日本人たちは南方に向けて避難を開始した。ハ月十二日、避難の遅れた二千人が、葛根廟駅から列車で奉天に向かうため、葛根廟をめざし、隊列を組んで興安を出発した。ほとんど女性と子供であった。葛根廟が視野に入った、八月十四日午前十一時半、ソ連軍戦車隊と遭遇。突然、機銃掃射が始まり、あたりが血の海となった。生存者はわずか、約百五十人だった。女や子供ばかりの隊列を、日本軍と間違うはずはない。まぎれもない非戦闘員虐殺事件である。
麻山事件
ソ連侵攻直後の同年八月九日、満州東安省鶏寧県庁は、県内在住日本人開拓団に避難命令を発した。それを受けたハタホ開拓団約一千名は、荷馬車で牡丹江に向かった。一行は、日本の統制を離れた満州治安軍の反乱部隊とソ連戦車隊の双方の来襲を受け、「敵の手で辱められるよりは」と、婦女子四百余名が男子団員の銃によって命を絶たれた。
 そして、あの白衣の天使たちの悲劇も起こりました。
どういうわけか、我が国の進歩的といわれる人々はドイツ、東欧、そして満州、朝鮮にてのソ連軍の人道及び国際法に反する蛮行に対して非難することは無い。(元記事: megalodon.jp (awarenessxxから))
12月 2, 2016 ■「任せる」とは「失敗させる権利を与えること」   ・失敗の経験を積ませるのが上司の仕事   ・失敗は短期的な成果、効率を見た場合の評価   ・育てる、任せるから見た失敗は、成長
■自分のコピーをを作ろうとしてはいけない   ・自分がトッププレイヤーだから、つい自分のやり方が正しいと思いがち   ・部下に仕事を任せた以上、部下のやり方に口出しはいけない
■あえて70点のマニュアルを作る   ・残り30点は部下が自分で考える部分   ・独自性を発揮できるように余白を用意しないと、マニュアル人間になってしまう 自分でやった方が早い病 (星海社新書)(小倉 広)のまとめ 0 本の要点まとめサイト【ブクペ】 0 (via jutememo) (元記事: bukupe.com (gallianoから))
12月 3, 2016 定時退社凄い……。家事雑事を一通りこなし、溜まっていた書類仕事を終え、艦これのデイリーを消化し、ジャンプを読み、アニメを3本見て、新デッキの構築をした上で7時間睡眠を確保できる……これが一部の特権階級のみに許された健康で文化的な生活…… Twitter / shiroha08 (via the-pica-has-lots-of-dreams) ほんとこれ。単純計算として、帰宅から就寝までの時間が、18時に帰ったら何倍になるか考えてみればいい。2倍とかなる人ざらにいると思うし、でも帰宅後の時間が2倍って1日が2倍になったぐらい感覚違うから。(via tsukamoto)(do-nothingから)
12月 3, 2016 現役の人工透析患者から健康な人への伝言なんですが、エナジードリンク系は元気の前借りなのはそうなんですが、さらに対価として腎臓とか肝臓にものすごい負荷を与えるので、元気の前借りとは別に、一定数溜まると体の内部で爆発する火薬も仕込まれていることを忘れないで頂けると幸いです。常飲ダメ! Twitter / MSL_Sanatorium (via katoyuu)(元記事: twitter.com (nandenandenandeから))
12月 3, 2016 大事なのは、100%ノウハウを開示するのではなくて、核や決め手となるところを日本側として1つはとっておかなければならないということ。つまり、「これだけは教えられない」という部分を持たないと、ノウハウを全部とられてしまったり、真似されてしまう恐れがあります。 熊本の小さな飲食店「味千ラーメン」は なぜ中国で一番有名な日本の外食チェーンになれたのか ――重光産業 代表取締役社長 重光克昭氏に聞く“成功のかくし味”|中国フロンティア 開拓使|ダイヤモンド・オンライン (via mitaimon) (元記事: diamond.jp (yasaiitameから))
12月 3, 2016 会社でガマンしないほうがいいこと ・働かない社長、上司の下で働き続けること ・社長の私的欲望に付き合うこと ・礼儀を欠く人と働くこと ・気の合わない人と働くこと ・社長の取り巻きがYESマンで固められている職場で働くこと ・罵声を浴びせられる職場で働くこと ・言論統制される職場で働くこと ・顧客をだまさなくてはいけない職場で働くこと ・無謀すぎる目標達成のために頑張ること ・1日5時間以上の残業を続けること ・やる気があるようなフリをし続けること ・好きになれない商品を売り歩くこと ・家族が大変なときに、仕事を優先してしまうこと ・責任の小さい仕事をすること ・不条理な顧客を相手にすること もちろん、時にはガマンしなければいけないこともある。 でも、人生はとても短い。 貴重な時間を、いつまでもここに挙げたようなことに使うのは、どう考えても割に合わないように私には思える 会社の「辞めどき」は15のポイントで判断せよ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 (via yellowblog) (元記事: toyokeizai.net (jun26から))
12月 3, 2016  安全保障の三原則が何かと言えば、以下になります(元ネタは麻生元総理)。 (1) 自国を防衛する軍事力を持つ (2) 国民の間で『自国の領土は自分たちで守る』というコンセンサスを確立する (3) (1)及び(2)の事実を、相手国に知らせる  上記の三つが確立されていれば、戦争にはなりません。逆に、上記三つのどれか一つでも疎かにし、相手国に「誤解」を与えてしまうと、戦争になります。
 フォークランド紛争は、イギリス・アルゼンチン両国間で帰属問題が過熱しているときに、イギリス側が空母を引退させてしまった(後に現役に戻しました)ことが、戦端が開かれる決定的な原因になりました。アルゼンチン側に、 「イギリスはフォークランドを守る気がない」  と、思わせてしまった��けですね。  日本の場合、(1)は辛うじて保有していますが、(2)及び(3)がありません(ありませんでした)。これこそがまさに「戦争への道」なのですよ、お花畑なサヨクさんたち。
 とはいえ、李明博大統領の暴挙や中国の尖閣上陸など、立て続けに発生した日本の安全保障の危機は、ようやく眠っていた日本国民の目を覚ましつつあります。そういう意味で、以前も書きましたが、わたくしは李明博大統領や尖閣に上陸した中国人たちに心からお礼を言いたい気分なのでございます。   「戦争をしないためにこそ、安全保障の確立を!」 日韓関係と安全保障を考える|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba (via itokonnyaku)(gkojayから)
12月 3, 2016 管理職ってうまく行ってるときはほぼ仕事がない。で、問題が起こった時に出番になるんだけど、報告に来た部下に対して自動的に明るい表情で「報告してくれてありがとう。おかげで早く対処出来るよ」と言えるように普段から訓練しておきましょう。報告が上がって来なくなったときが管理職の死ですから。 とでん8800 (極悪平和主義者)さんのツイート: (via sukoyaka)(元記事: twitter.com (knhrから))
12月 4, 2016 要約
蓮舫「トランプは信用できない!」
安倍「アメリカ国民が選んだトランプを信用できないって事は、 日米関係が揺らぐって事で、この日本を取り巻く 安全保障環境があやしい今、揺らがせてどうするの?」
民進党「速記を止めろ!放送するな!」
(大騒ぎ)
蓮舫「TPPについて、トランプからどんな言質をとったの?」
安倍「トランプ氏はまだ、大統領じゃない。 オバマ大統領がいるうちは、政治的な話は オ��プンにしないでいようという事になったから、話せない。」
蓮舫「どんな言質とったの?」
安倍「だから、ここで話したら、 トランプ氏との信頼関係を損なうから話せない。」
蓮舫「どんな言質とったの?」
安倍「だから、信頼関係ってのは、トラストミーって言えば成り立つもんじゃなく、 会話の秘密をキチンと守って積み重ねていくんだよ。だから
蓮舫「安倍は不誠実だ!」
見た感想=蓮舫はアスペ 【笑ってはいけない国会】ドヤ顔蓮舫 車の部品を掲げ「なぜこれを土産にしなかったのか!」→笑いをこらえる後ろの議員たちwwwwwwwwwww|もえるあじあ(・∀・) 国会の野党はもうずっとこういう感じですよ。ずっと。ずっとです。本当にずっと。 (via meganecamera)(元記事: moeruasia.net (meganecameraから))
12月 4, 2016 日本のマスコミは、韓国人の犯罪を隠す傾向があります 目白通り沿いの連続婦女暴行事件では19人の女性が強姦された後、 防犯カメラに映った犯人の姿が大きく報道され、テレビでも報道特集が組まれました。 しかし、韓国人の「宋治悦」が逮捕された途端、マスコミはこの事件に一切触れなくなりました。 「金允植」という韓国人は韓国で強姦事件を犯して指名手配され日本に逃げてきました。 しかし、マスコミはこの事実を知っていながら『日韓友好』に配慮し、一切報じませんでした。 強姦される女性たちを見殺しにしたのです。 金允植が逮捕されたのは、約2年間で80人以上の女性が強姦された後でした。 しかも、「金允植の逮捕」を報道したのは『産経新聞のみ』だったのです。 「報道できない強姦事件」 (via gasarak)(maytaroから)
12月 4, 2016 井上太郎 @kaminoishi アメリカでは国会議員に立候補する場合、家系と血統そして宗教を公表することが 義務で違反すると禁固刑になります。特に家系は両親の祖父母までさかのぼり公表 しなくてはなりません。 日本の国会議員にも絶対必要と思います。 別に隠す理由もなくその上で堂々と職務に励めます。国民の信頼も得られます :2016/09/07(水) 06:58:28.53 @kaminoishi @kushikine 日本の国会議員も、反日を叫ぶ議員が多い。 何国人?なのかは国民の知る権利だと思います。 特に出自・両親の祖父母までの家系と宗教は公表するべきですね。 一般公務員も同じく @kaminoishi 国会議員に限らず、地方議員も家系、血統、信教を公表して 立候補して欲しいですね。帰化したのなら何系日本人と。 この手の発言をすると、「差別だ」と騒ぎだしそうですが、 議員を選ぶ時に重要で外せない要素です。 さらに犯罪者の報道も国籍、帰化なら何系と明示すべき http://aresoku.blog42.fc2.com/blog-entry-4910.html ちょっとアレなニュース 【民進党】蓮舫氏「国民の怒り」無視 「二重国籍」問題で刑事告発、一切触れず… (via worldwalker2) (maytaroから)
12月 4, 2016 麻原彰晃 →オウム真理教教祖。サリンを撒き無差別殺人 坂本弁護士一家惨殺。海外新聞がkoreanと表記。週刊現代がスクープ。事件前の対談で自ら語っている。 宅間守 →大阪 池田小学校の児童殺傷。8人殺害 15人が重軽傷。朝鮮人部落出身 東慎一郎 →酒鬼薔薇聖斗。神戸の首切り小僧。生首を校門に飾る。2人殺害。元在日朝鮮人 林真須美 →和歌山 毒入りカレー事件。4人毒殺 63人が負傷。帰化人 織原城二(金聖鐘) →神奈川 帰化人、英国人 豪州人女性を強姦、ビデオ撮影、バラバラ殺人 関根元 →埼玉の愛犬家連続殺人犯。4人を殺害。肉片を削ぎとりドラム缶で焼却、川へ流す。 丘崎誠人 →奈良 岩を数回、少女の頭部に投げつけて絶命させた 在日朝鮮人 キム・ミンス →韓国人留学生 強盗殺人犯。大分 日本人老夫婦を刃物で殺傷 李東逸 →韓国人 檀国大学教授。芝居観覧のため来日中、東京で日本人女優Nを強姦 金允植 →韓国人 強姦罪で指名手配中に逃亡目的で来日。大阪で主婦を100人以上連続強姦 金大根 →韓国人の強姦魔 連続児童虐待暴行殺人。6名の女児死亡 李昇一 →韓国人 東京 テレビ「ガキの使い」関係者を名乗り少女140人をレイプ 沈週一 →韓国人 鳥取 大阪 和歌山 ベランダから女性の部屋へ侵入し9人を強姦 張今朝 →韓国人 長野 「一緒に猫を探して」と小学校4年の女児をレイプ ぺ・ソンテ →韓国人 横浜 刃物で脅し、女子小学生14人をレイプ 宋治悦 →韓国人 東京 ナイフで脅し手足を縛り下着で目隠しの上、主婦19人を強姦 崔智栄 →北朝鮮籍の朝鮮大学校生 新潟 木刀で傷を負わせ、18歳少女2人を車の中で強姦 金乗實 →北朝鮮籍の朝鮮大学校生 同上、共犯者。他にもう一人19歳の共犯者(朝鮮籍)あり。 鄭明析 →韓国人 カルト「摂理」教祖。日本人1000人、台湾人100人、米英仏人などを強姦 徐裕行 →韓国籍 オウム真理教NO2幹部・村井秀夫(こいつも在日)刺殺事件の刺殺犯自称右翼
他板で「最近の事件の尼崎の角田被告は在日なのにマスコミは隠してる」と言うスレもあるね 先日のインターネットニュースで尼崎の連続殺人の角田美代子被告の親族の李容疑者が6人で沖縄で無理やり崖から飛び込ませた強要の罪で再逮捕されたね、保険金を取るためだって、 【マスゴミは嘘つき】凶悪犯罪の、ほとんどが「朝鮮人(在日)の仕業だった」 2013年8月31日 http://gofar.skr.jp/obo/archives/6589 (via awarenessxx)(元記事: gofar.skr.jp (awarenessxxから))
3月 14, 2017 神作譲( 帰化人 犯行時は小倉 )足立コンクリート惨殺事件犯人 親は三郷在日部落の名主 都〇洋( 在日 犯行時は別姓 )同上犯人。現在、在日暴力団極東会構成員 和田真一郎 ( 帰化人 )早稲田大サークルによる集団婦女暴行事件主犯 林真須美( 帰化人 )和歌山毒入りカレー犯人 4人毒殺 63人が負傷。 麻原彰晃 オウム真理教教祖 父親が朝鮮籍。サリンを撒き無差別殺人。坂本弁護士一家惨殺 織原誠二( 在日 金聖鐘 )英国人ルーシー・ブラックマンさん殺害犯 李昇一( 在日 )「 ガキの使い 」 騙り140人以上の女性をレイプした強姦魔 金保( 在日 通名は永田保 ) 多くの少女を強姦した鬼畜牧師。朝日新聞は通名のみで報道 酒鬼薔薇聖斗 ( 在日 通名は東慎一郎 ) 神戸の土師淳君の首を切断。生首を校門に飾る。2人殺害 金弁植( 韓国籍 )韓国の強姦犯で指名手配中に逃亡目的で来日。日本で主婦100名以上をレイプ 李東逸( 韓国籍 )檀国大学教授。芝居観覧のため来日中、東京で日本人女優Nを強姦 金大根( 在日 )強姦魔 連続児童虐待暴行殺人。6名の女児が死亡 沈週一 ( 在日 )各地でベランダから女性の部屋へ侵入し9人を強姦 張今朝( 在日 )長野で 「 一緒に猫を探して 」 と小学校4年の女児をレイプ ぺ・ソンテ( 在日 )女子小学生14人をレイプ キム・ミンス (韓国人留学生) 強盗殺人犯。大分 日本人老夫婦を刃物で殺傷 宋治悦( 在日 )主婦19人を強姦 崔智栄(在日)朝鮮大学校生。新潟、木刀で傷を負わせ、少女2人を車の中で強姦 金乗實( 在日 )朝鮮大学校生。同上の共犯者。他にもう一人19歳の共犯者 ( 朝鮮籍 ) あり 鄭明析( 韓国籍 )韓国人 カルト「 摂理 」 教祖。日本人1,000人、台湾人100人、米英仏人などを強姦 閔洪九(北朝鮮元兵士 )宇都宮で買い物をしていた女子学生にわいせつ行為 宅間守( 在日二世 ) 池田小学校大量殺人犯 8人殺害 15人が重軽傷。 野口孝行( 帰化人 )脱北者支援という名の民団の密入国工作員。中国にて拘束 ホソクミョン( 韓国籍 )密入国元締めの一人。対馬で逮捕 金平和( 在日 )女性をバッグに入れ拉致監禁、強姦。別女性も6日監禁および強姦 城尾哲弥(在日 白正哲)指定暴力団山口組系水心会 会長代行。長崎市の伊藤一長市長を背後から拳銃で銃撃、射殺
●国松孝次警察庁長官狙撃事件。現場近くから北朝鮮製のバッジ、韓国のウォン硬貨などを発見 ●世田谷一家惨殺事件。採取された指紋が韓国人の男と一致。韓国警察からは協力を得られず ●東京資産家強盗殺人事件。奪われた腕時計が韓国で販売。韓国人グループの犯行とみて捜査中 週刊ジョンプ : 宅間守、酒鬼薔薇聖斗、長崎市長銃殺事件の犯人、日本人ではありません。 - livedoor Blog(ブログ) (via wawawa8888)(元記事: wawawa8888-blog (we-will-winから))
12月 4, 2016 政権の移行期間中、次期大統領はまず、米国の諜報能力について説明を受ける。  ついで、現在進行中の秘密作戦について。核戦争になったときのオプションについても。  オバマの回想。このブリーフィングは2008にシカゴの防備万全施設で受けた。そのビルの窓に鉄格子があるのは幸いだった。もしなければ、そこから飛び降りていただろう。そのくらいのショックだった。 兵頭二十八の放送形式: 2016年11月 アーカイブ Bob Woodward記者による2016-11-13記事「Trump is about to learn all of ‘our deep secrets'」。(via ginzuna)
男のための、男の諺。  一時間、幸せになりたかったら 酒を飲みなさい。  三日間、幸せになりたかったら 結婚しなさい。  八日間、幸せになりたかったら 豚を殺して食べなさい。  永遠に、幸せになりたかったら 釣りを覚えなさい。 この中国古諺は故・開高健の名著「オーパ!」第6章の末文に引用されていて知った。そして、その6章すべてを割いて語られたのは、パンタナル湿原のファイター「ドラド」についてであった。言い換えれば、「ドラド」は、釣り人という男を熱狂させ、そして幸せにする、そんな魚なのだろう。 エル・ドラド(黄金郷)という言葉でもなじみ深いが、ドラドとはスペイン語やポルトガル語で「黄金色」の意味を持つ。シイラをさすこともあるが、もちろん、パンタナルのドラドは淡水魚だ。全長は1メートル前後、体重は7キロほど。が、なかには20キロを超える大物もいるという。性質は獰猛にして果敢、ひとたびルアー(疑似餌)にかかると、リールのラインがドラグの唸りと共に一気に引き出される。巨体をものともせず疾走し、そして跳ぶ。ファイトすれば、ルアーはぼろぼろとなり、スチールでできたフック(釣り針)は引き延ばされている。おそらく、世界の淡水魚の中でも最高峰に位置するゲームフィッシュだ。
11月 19, 2016 新卒時代に上司が、共感する力を身につけましょう、と言った。「共感と同感は違います。共感するために相手と同じ意見にならなくてもいいんですよ。友達に『お腹痛い』と言ったら『それは辛いね』って言われたらなんとなくうれしいでしょ。『私も』って言われたら困るでしょ」今も残ってる言葉。 Twitter / mikke219 (via hutaba)(元記事: twitter.com (yunhから))
11月 17, 2016 アメリカの有権者とのドナルド・トランプの約束 以下に述べるのは、アメリカを再び偉大にするための私の100日間の行動計画です。これは私とアメリカの有権者の間の約束です。ワシントンに正直さと責任感を取り戻し、変化をもたらすことから始めます。私の任期の1日目に、私の政権は、以下のことをすぐに追求します: ワシントンD.C.にはびこる腐敗と特別利益団体の共謀を一掃するための6つの処置: 第一には、任期制限をすべての議員に課すための憲法改正案を提案します。 第二には、連邦従業員数を削減しながら減少させるために、連邦従業員の雇用を凍結します(軍隊、公安および公衆衛生にかかわる従業員は免除)。 第三には、新しい連邦規則を作るたびに、2つの既存の規則を削除することを要求します。 第四には、ホワイトハウスおよび議会の官僚が職場を去ったあとの5年間はロビイストになることを禁止します。 第五には、ホワイトハウス官僚が外国政府を代表してロビー活動することを生涯禁止します。 第六には、外国のロビイストがアメリカの選挙のために資金を集めることを完全に禁止します。
アメリカの労働者を保護する7つの行動: 第一には、私はNAFTAを再交渉する、もしくは第2205条の下でこの協定から撤退する、という意向を発表します。 第二には、私はTPPから私たちが撤退することを発表します。 第三には、私は、中国を為替操作国と認定するよう財務長官に命じます。 第四には、私は、アメリカの労働者に不当に衝撃を与えているすべての外国の不公正取引を特定するように商務長官と米国通商代表に命じ、すぐにそれらの不公正を終わらせるためにアメリカ法および国際法のもとあらゆるツールを使用するように彼らに命じます。 第五には、 私は、50兆ドルに相当する仕事を生み出すアメリカのエネルギー備蓄の生産に対する規制を解除します。それには、シェール、オイル、天然ガスおよびクリーン石炭を含みます。 第六には、オバマとクリントンの障害物をどかし、キーストーン・パイプラインのような不可欠なエネルギー基盤プロジェクトを前進させます。 第七には、国連気候変動プログラムに対する数10億ドルの支払いをキャンセルし、アメリカの水と環境インフラを修繕するために資金を使います。
治安と憲法の支配を回復する5つの行動: 第一には、オバマ大統領が発布したすべての憲法に反する行政上の法的措置、覚え書きおよび命令を取り消します。 第二には、スカリア判事の後任を私のリストにある20人の裁判官の中から1人選ぶプロセスを開始します。その人は米国憲法を支持し、守ります。 第三には、聖域都市(不法移民を取り締まらない都市)に対する連邦資金の供与を停止します。 第四には、200万人以上の犯罪者である不法入国者を我が国から排除し、彼らを連れ戻さない外国に対するビザを停止します。 第五には、身元調査が問題なく行われていないテロ誘発地域からの入国を停止します。我が国に入国する人々の身元調査を行うということは、つまり「徹底的に調べる」ということです。
私は、議会と協力して、以下に挙げるより幅広い法制措置を導入し、就任後の最初の100日以内にそれらを通過させるために闘います:
中流階級の減税と簡略化法案 大幅な減税と簡略化を行いつつ、年率4%の経済成長と少なくとも2500万人分の新しい仕事を創出する経済プランを創案しました。このプランは、アメリカのエネルギーに関する商取引の改革、規制の適用除外、および、規制の解除と合わせて行われます。最大の減税は、中流階級に向けて行われます。子供が2人いる中流家庭は、35%の減税が適用されます。所得区分は7段階から3段階へ減らされ、同じく税金申告書は大幅に簡略化されます。法人税率を35%から15%へ引き下げます。そして、米国企業の数兆ドルにもおよぶ海外資産は10%の税率で米国に戻すことができます。
オフショアリング法の終了 海外へ移転し製品を免税で米国へ輸入することを目的とした労働者の解雇を企業に思いとどまらせるための関税を制定します。
米国エネルギーおよびインフラストラクチャー法案 10年間で1兆ドルのインフラ投資を刺激するために、税制上の誘導措置を通じてPPP(パブリックプライベートパートナーシップ)と民間投資を活用します。それは、レベニューニュートラル(税収中立)です。
学校の選択と教育機会に関する法案 両親が自らの選択で彼らの子供たちを公立校、私立校、マグネットスクール、宗教校、もしくはホームスクールに通わせる権利を与えるために教育資金を振り向けます。コモンコア(全国統一テスト)を終了し、地元のコミュニティに教育の監督を任せます。職業教育およびで技術教育を拡大し、2年制および4年制大学の費用を引き下げます。
オバマケア法案の廃止および代替 オバマ大統領の医療保険改革法案を完全に廃止し、Health Savings Accounts(州境を超えての健康保険を購入することができ、各州にメディケード資金を管理させる)とオバマケアを置き換えます。同時に、改革はFDAの官僚主義を断ち切ります:認可を待っている4000以上の医薬品がありますが、我々は特に命を救える医薬品の認可を速くしたいと考えています。
育児および高齢者介護を低価格にするための法案 アメリカ人が育児と高齢者介護の費用を控除できるようにします。職場での保育サービスを提供するよう雇用者にインセンティブを与えます。若年および高齢の扶養家族のための免税の扶養者ケア預金口座(低収入の家族のためのマッチング拠出を伴う)を創設します。
不法入国を終わらせるための法案 我が国の南部国境に壁を建設する資金を全額拠出します。これは、メキシコがその壁のコストのすべてを合衆国に返済するという理解のもとに行われます。以前に強制退去させられた者が再び米国に不法入国した場合、最短2年の連邦刑務所での懲役刑を制定します。さらに、重罪判決、複数の軽罪判決、または二回以上の強制退去歴のあるものが再び不法入国した場合には、最短5年の連邦刑務所での懲役刑を制定します。また、オーバーステイに対する処罰を強化し、労働者を募集する際はアメリカ人を優先するようにするために、ビザ規則を改革します。
コミュニティの安全を取り戻すための法案 暴力犯罪に関するタスクフォースを創設し、地方警察を訓練および支援するプログラムのための資金提供を増やすことによって、急増している犯罪、ドラッグおよび暴力を減らします。犯罪組織を解体し、狂暴な犯罪者を刑務所に留置するために、連邦警察と連邦検察官のためのリソースを増やします。
国家安全保障を回復するための法案 防衛の隔絶を失くし、軍への投資を拡大することによって、我々の軍隊を建て直します。退役軍人たちが自分の選択により公共のVA治療もしくは民間の医者を受けられるようにします。我々の極めて重要なインフラをサイバー攻撃から保護します。米国への入国が許可される人々が我々の国民と我々の価値観をサポートするようにするために、出入国管理の新しい審査手続きを確立します。
ワシントンの腐敗を一掃するための法案 我々の政治にはびこる特別利益団体の腐敗した影響力を減らし、泥を洗い流すために、新しい倫理改革を法制化します。
11月8日に、この100日プランを支持するためにアメリカ人は投票をすることでしょう。そして、我々の経済に繁栄を、我々のコミュニティに治安を、そして我々の政府に正直さを取り戻すのです。 これは、あなた方に対する私の誓約です。 そして、これらのステップに従うならば、私たちは、人民の人民による人民のための政治を取り戻すことでしょう。 トランプ次期大統領は皆が言うほど「キチガイ」ではないかもしれない - 選挙公約を完全和訳|決算が読めるようになるノート|note (via toronei)(元記事: note.mu (tadanekayakuから))
11月 17, 2016 1. 韓国人(スレ主) 今から約600年前の1429年に日本に使者として行ってきたパク・ソセンが世宗大王に報告した内容を簡単にまとめてみると… 1.水車の使い方が韓国にはないもので、連れて行ったキム・シンにその原理を調べさせたら、日本の水車は水が落ちる力を利用して水車が自然に回り、水を汲み上げて田畑に水を引いているそうです。 私たちの川は流れが弱いが、日本のような水車を作って足で踏んで水を汲み上げれば、釣瓶を使うよりも力が大幅に削減されるでしょう。 日本の水車の模型を描いて送るので、その模型を真似て水車を作って使用した方が良いと思われます。 2.私たちが綿布や穀物を物々交換するのとは違い、日本は硬貨を使用するため遠くに旅行する人でも、食糧を持って行かず、小銭だけを腰につけて旅に出ます。 また、道端には旅行者のための寝て食事ができるお店が設置してあり、旅行者をお客様として迎えています。 旅館の主人は受け取った硬貨の価値に応じて、人と馬にサービスを提供します。 川などの近くに住む人々は、川に船をつないで橋を作って、渡る人にお金をもらって生活し、橋を補修する費用として使っています。 日本は土地税から通行料に至るまで、すべて硬貨を使用することに慣れていて、重荷を背負って遠くへ行く苦労をする必要がありません。 3.家ごとに浴室、村ごとに銭湯があり、住民たちが便利に利用しています。 お湯を沸かす人が口笛を吹けば、人々が小銭を出して入浴します。 私たちも済生院、恵民局などの医療機関と人々が多く通う広通橋、地方の診療所に浴室を設置して、体をきれいにし、またお金を使用する方法を学習させるのが良いでしょう。 4.日本の商店街は、商人たちがぞれぞれ自分の商店の軒下に板で棚を作っておいて、その上に商品を陳列するので埃がつかず、客が商品を見て簡単に選ぶことができます。 陳列された商品は、身分の貴賎の差なく、誰でも買うことができます。 朝鮮の市場は、乾いた物や濡れた物を区別して陳列せず、魚や肉類または野菜をすべて地べたに置いて売っていて、歩行者たちが商品の上に座ったり、踏むこともあります。 今後、鍾路から広通橋までの商店の軒下に棚を作って商品名をつけて、どの棚にどんな商品があるのかを表示して、客が簡単に商品を見て買うことができるようにしなければなりません。世宗46巻、11年(1429年/宣德4年)12月3日(乙亥)5番目の記事 すでに朝鮮世宗の時代でも、日本が文明的に朝鮮よりはるかに進んでいた。 このような内容の話を韓国の歴史の先生や講師たちは絶対にしない(笑)翻訳元:http://www.ilbe.com/8879134237 韓国人「600年前の日本は朝鮮より進んでいたという事実をご覧ください」 : カイカイ反応通信 (via junmyk)
「ない国の国民」によって記録されたものって貴重な史料だよね (via tamejirou)(元記事: blog.livedoor.jp (js1ohoから))
11月 19, 2016 人って、うっかりだれかの希望を叶えたくなるんだけど、ホントにやるべきことは、自分自身が希望になることなんです。 (via otsune)(maumau-ruから)
11月 19, 2016 あなたは未だにアップルのような企業を日本でも云々言ってるんですか。いい加減セイコークォーツが米国の時計会社を全滅させた歴史でもググってください。 Twitter / _Neillo_ (via chptr22)(元記事: quotation2 (pipcoから))
11月 19, 2016 トランプは祖父と兄をアルコール依存症に由来する合併症で失っている。 兄は酒とタバコに触れないように言い、トランプはその言いつけ通り、酒、タバコのどちらも一切摂取せず、コーヒーさえ飲まないという。 子どもたちにも酒、タバコ、ドラッグを摂取しないように勧めてきた。 その理由についてABCニュースの出演時には「本当に輝いていた優秀な人たちが人生を台無しにするのを沢山見てきたため」としている。 ドナルド・トランプ - Wikipedia (via kanabow)(元記事: Wikipedia (yueから))
11月 19, 2016 夢をかなえることのできる人間は、必ず一種狂気に近いものを持っている。叩いても叩いても息をふきかえして崖から這い上がってくる、ホラー映画の怪物のような執念。それが必要なのだ。 人体模型の�� / 中島らも (via ebook-q)(yueから)
11月 12, 2016 隠れトランプじゃなくて、トランプ・ショックじゃなくて、番狂わせの勝利じゃなくて、大逆転じゃなくて、マスコミの予想が外れたのでもなくて、リベラル・サヨク(ニューディーラー)のマスコミが扇動する通りの結果にならなかっただけかも。 日本以上に、米国メディアのプロパガンダは深刻。 そして、その扇動に惑わされない米国市民:草の根保守の地道な積み重ねがニューディーラーに勝利した。 山浦 修明 - 隠れトランプじゃなくて、トランプ・ショックじゃなくて、番狂わせの勝利じゃなくて、大逆転じゃなくて、マスコミの予想が外れ… (via gkojax)(元記事: facebook.com (dotnukeから))
11月 12, 2016 米国の税制は高度福祉社会と言われる欧州よりも、もっと累進性が強い(=つまり金持ちになるほど高い税金を取られるということ)です。 米国のトップ10%は、全体の45%の税金を払っています。ちなみに先進国全般(=ここではOECDのデータ)ではトップ10%が負担する税金は32%に過ぎません。 「欧州型社会主義」と言われるスウェーデンの場合、トップ10%の税負担はわずか27%です。 アメリカで年収1,430万円以上のひとたちは全アメリカ人の所得の50%を牛耳っています。それは事実なんだけれど、そのグループは全アメリカの所得税の84%を負担しているのです! 逆にアメリカで年収511万円以下のひとたちはネット・ベース(=つまり税金と、もろもろの社会福祉などの、貰えるお金を差し引いたもの)では負担どころか得をしているのです。 するとですよ……(笑) 会社やともだちが集まったところでは「トランプって、お下劣だよね」とか「女性蔑視発言は、いまの時代にふさわしくないよね」とその場の雰囲気に合わせてトランプ批判するわけです。これがタテマエ。 しかし家に帰って夜、就寝するとき電気を消して布団に入って、ほんとうにひとりになったとき……でも、、、結局、おれたちなんだよね、社会保障受給者たちを喰わせているのは。トランプは現在の最高税率39.6%を、33%に下げると言っている。相続税も全廃だ。ところがヒラリーだと最高税率が43.6%に引上げられるだけでなく相続税65%って、これ一体、何のつもり?国は、そこまで裕福層から奪う権利を持っているの? という感情がむくむくと湧き上がってくるわけです。これが裕福層のホンネ。 つまりヒラリーが語る同情的で進歩的な社会は美しいけれど、人間は最後には個人の打算というかソロバンで動くということなのです。 平等は大事だけれど、それを追求しすぎると、経済の活力すら殺いでしまう。 結局、トランプが大統領になってもマーケットがクラッシュしなかった理由は、本当に世の中や経済を動かしている、そういう連中の、安堵が株価に表現された……そういうことのような気がするのです。 トランプを巡るタテマエとホンネ - Market Hack (via youcean)
11月 12, 2016 教養高い人は万事にあっさりしているが、教養のない人は万事にくどくて客観的にものを見ることができない(兼好法師)
2016/11/15 サハリン2が有名ですが、 サハリン2��ロイヤル・ダッチ・シェルと三井物産、三菱商事が合同で企業を設立。 ロシアとの生産分与協定を結んで操業していました。 その後、ロシア初の天然ガス液化プラントを建設。 ・・・の途中でロシアが難癖を付けてこのサハリン2の権益の半分を奪っていきました。 終戦後に条約破りをして北方領土を奪っていったように (日本軍の命を賭けての抵抗がなかったら北海道までもっていかれてたでしょう) ロシアというのは相手が弱っていると見れば付け込む火事場泥棒です。 日本は特定アジア+ロシアという火事場泥棒に囲まれています。 そして米国によって経済制裁をくらってロシアは弱っているので 日本にパイプラインを引くだの電力供給だのなんて 実行するつもりのない話を持ち出してきて 日本の金で開発をさせようというのが実態だろうと思います。
11月 5, 2016 人生最後の日から見たら、すべての悩みは、懐かしい思い出になりますから。 つまり、あなたは、いま、「懐かしい思い出」に悩んでいるわけです。 あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー / ひすいこたろう (via qsfrombooks)(zaq1234から)
11月 5, 2016 夫が癌になったとき、かかりつけの先生から「癌について検索するときに".ac.jp"と加えると、大学病院等研究機関の発信だけ見られるようになるよ」と教わった。ありがたかった。" “も忘れずに入れることが大事。 透析患者の妻(@QolTouseki)さん | Twitter Google検索なら「site:.ac.jp」でやると確実に国内教育機関サイトに絞れます。応用で「site:.go.jp」なら政府機関サイトオンリーにも。(M.S+.(@mdsch23)さん | Twitterから) Google 検索演算子(via bibidebabideboo)(元記事: twitter.com (diving-penguinから))
11月 2, 2016 英語には日本語ほど丁寧さの程度による変化がないから,日本語ほど敬語などに気を遣わなくても良いことが多い。ただし,依頼表現だけは日本語と同じ,または日本語以上に複雑で,注意しなければならないところである。私は1983年に来日して以来,日本語がわからない外国人が日本人の意図を誤解して怒ったところを何回も見たことがある。その誤解の理由はいろいろあるが,最も多いのは,外国人が日本人に英語で何かを頼まれて,その依頼表現を失礼だと感じていたことである。その日本人達は丁寧に話すつもりであったのであろうが,“Will you ~”など,ぶっきらぼうに聞こえる表現を使ってしまっていたのである。 たとえば,外国の研究者に論文のプレプリントを頼むときに,どういう表現が使えるだろう。その研究者と面識があるかないか,あるとしたらどのくらい親しいかによるので,一概にはいえないが,次のように「ひじょうに親しい友達」から「まったく知らない人」まで,いくつかのパターンがある。 ・Send me a preprint of your paper. ・Will you send me a preprint of your paper? (この両方は命令調であるから,要注意) ・Please send me a preprint of your paper. ・Send me a preprint of your paper, please. (Pleaseを使ってもまだ命令に近い) ・Could you send me a preprint of your paper? (Couldで始まるとWillより丁寧になる) ・I was wondering if you could send me a preprint of your paper. (かなり丁寧な表現) 最後の表現は,いろいろなフォーマルな場面で使えるから覚えておこう。でも,それよりもさらに丁寧に依頼する方法がある。それは相手にとってできるだけ断りやすいようにするのである。“I was wondering if you could ~”などで頼んでも,相手にとってはそれが無理または面倒である場合,“I’m sorry, but I can’t.”のように返事しなければならない。だれにとっても人の依頼を断るのは愉快なことではないので,「したくない」「できない」のような返事を出さなくても良いように依頼するのがベストなのである。 シチュエーションによって文型が変わるので,この間接的な依頼方法を例から見てみよう。まず,プレプリントを送ってほしいときには次の表現が使える。 I was wondering if preprints of your paper are available. (あなたの論文のプレプリントを手に入れることができるか知りたいのですが) これを断る必要があれば,“I’m sorry, but no preprints are available.”で済む。“be available”は少し曖昧な表現なので,だれの責任で手に入らないかは不明である。その曖昧さのおかげで,相手にとっては断りやすい依頼になる。 相手を配慮した英語表現 - 科学英語を考える - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 (via ishida)(headから)
10月 26, 2016 中華人民共和国の軍隊がチベットに入ってきた時、チベット政府は「インドに頼ればいい」 「国連に訴えればいい」「ネパールとの間に助け合う条約があるから」「モンゴルとの間にお互いに 助け合う条約があるから」と言っていただけだった。しかも、東チベットに中国軍が入り、軍人たちに よってチベットの女性が乱暴されても、中央は信じない。「それはチベット人が挑発的であるからいけない。 東の人たちは好戦的な人たちで、男の人たちは勉強せずにけんかばかりしている」と、逆にそんなことまで 言っていた。 やがて、「中華人民共和国によるチベット侵略をやめて即時撤退するように」と国連で三回決議が出され、 国際司法裁判所でも「中国による組織的、計画的大虐殺が行われた」とする判決も下された。 しかし何の意味も無い。  国際政治は既成事実で動く。世論の支持を得て多少自己満足したり、戦う人たちの正当性を持たせる 上では、国連決議や国際司法裁判所の判決は意味があるかもしれないが、現実には、チベットにとって 何の助けにもならなかった。  結果的に、私たちチベット人は百二十万人の犠牲者を出し、七千以上の寺院が破壊された。当時の チベットは鎖国政治を取り、一生懸命祈ることだけやって、内面的幸せにいつの間にか酔ってしまい、 周囲の国々の変化に無関心だったが、それでやっと目覚めた。しかしその時はある意味、遅すぎた。 (中略)  チベット人が多大の犠牲を払って中国について学んだことはたくさんある。それは、泥棒を中に 入れて鍵を掛けてもだめだということだ。チベットの場合にはそういう要素があった。  しかも、「自分たちがいい人であれば、世の中みんないいように接してくれる」と自分たちが正義だ と信じ込んでしまっていた。今日本にもそういう方々がたくさんいる。(以下略) www.emaga.com/bn/?2005080081908580007813.3407【政治】 櫻井よしこ氏 「中国が微笑んでもそれは嘘と裏切りの微笑みです」 (via yzat)(eleeleeleから)
10月 26, 2016 宇都宮の自殺した元自衛官。迷惑な自殺者と一括りにしてはならない。娘が心の病で、治そうとした妻が新興宗教に自衛官の退職金を全て貢ぎ、それを咎めたらDVと訴えられ、相変わらずの言ったもん勝ちの女性からDV裁判で敗訴。「死ぬしかない」と宇都宮地裁に訴えたら「じゃあ死ねば」と言われた。 Twitter / canigia1975 (via y-kasa)(元記事: twitter.com (baikukenから))
10月 29, 2016 どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。 お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。 贅沢と幸福は別物だ。 慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。 人生はそういう風にできている。 北野武さんが「夢を叶える事」について言及。その内容があまりにも深過ぎると話題に…-Cadot(カド) | (via irregular-expression)(元記事: cadot.jp (sukitohoruから))
10月 29, 2016 アメリカ共和党フィッシュ議員の告発 【私はルーズベルトを許すことができない。  彼はアメリカ国民を欺き、全く不必要な日本との戦争にアメリカを導いた。  日本の指導者が開戦の決断をすることになった最後通牒ハル・ノートはルーズベルトが真珠湾攻撃を『恥ずべき行いの日』と呼んだことにちなみ、『恥ずべき最後通牒』と呼ぶのが適切と思われる。  日本は、面積がカリフォルニアにも満たない人口八千万人の比較的小国であった。  天然資源はほとんど保有せず、また冷酷な隣国であるソビエトの脅威に常に直面していた。  天皇は名誉と平和を重んずる人物であり、側近の攻撃的な軍国主義者を制止するために、できるかぎりのことを行っていた。  日本はフィリピンおよびその他のいかなる米国の領土に対しても、野心を有していなかった。  しかしながら、ひとつの国家として、日本はその工業、商業航行および海軍のための石油なしには存立できなかった。  日本は、コメおよび石油の購入を平和的に保証されたならばどのような条約にでも署名し、南方に対するいかなる侵略も停止したであろう。  ただ、自由貿易を認めるだけでよかったのだ。  どうしてイギリスが極東における数多くの領土を保有する絶対的な権利を持つべきであり、その一方で日本が近隣諸国からコメ、石油、ゴム、錫その他の商品を購入することさえ��できないくらいの制限を米国によって課せられなければならないのか。  こんな理不尽な話はあり得ない。  米国の最後通牒を受け取った時点の日本は、四年にわたる戦争の結果、中国のほとんどの海岸線、大都市、かつ広範な領土および満州全土を掌握し、極東最大の勢力となっていた。  このような強力な国家に対し、米国はこれ以上何を要求できると言うのか。  天皇および近衛首相は、平和を維持するために信じられないほどの譲歩をするつもりでいたのである。  非常に平和愛好者である首相の近衛公爵は、ルーズベルトとの会談を繰り返し要望していた。  在日米国大使であったジョセフ・グルーは、日本がどれだけ米国と平和的関係を保ちたいと希望していたか承知しており首脳会談を強く要請した。  日本は米国との開戦を避けるためならば何でもする用意があったであろう。  しかし、ルーズベルトはすでに対日戦、対独戦を行うことを決意していたというだけの理由で日本首相との話し合いを拒否した。  日本との間の悲惨な戦争は不必要であった。  これは共産主義の脅威をより恐れていた日米両国にとって、悲劇的であった。  我々は、戦争から何も得るところがなかったばかりか、友好的だった中国を共産主義者の手に奪われることとなった。  イギリスは、それ以上に多くのものを失った。  イギリスは中国に対して特別の利益と特権を失い、マレーシア、シンガポール、ビルマ、インドおよびセイロンをも失った。  日本人は、高度な忠誠心、愛国心に満ちた、非常に感受性の強い、誇り高き、かつ勇敢な民族である。  このような民族に『恥ずべき最後通牒ハル・ノート』を突きつければ、必ず戦争になるとルーズベルトは確信していた。  私はルーズベルトを許すことができない。  この大戦は米国に三十万人の死亡者と七十万人の負傷者、そして五千億ドルの出費を米国にもたらした。  日本には軍人、民間人合わせて三百万人以上の死亡者をもたらした。  日本の物的、人的、精神的被害は計り知れない。  その責任はルーズベルトが負っているのだ。】 http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1652.html http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1652.html
10月 29, 2016 特にフィッシュが問題にしたのは、ルーズベルトが「ハル・ノート」の存在を議会に隠していたことでした。  ルーズベルトは、「アメリカが誠意を持って対日交渉を続けているさなかに、日本は卑怯にも���珠湾を攻撃した」と、議会や国民に説明していたのです。  しかし、それは偽りでした。  フィッシュは、自著「FDR: The Other Side of the Coin.」(1976年)でこう振り返っています(渡辺惣樹訳、「正論」2014年1月号)。
【私たちは、日本が、和平交渉の真っ最中にわが国を攻撃したものだと思い込んでいた。  1941年11月26日の午後に日本の野村大使に国務省で最後通牒が手交された。  それはハル国務長官が渡したものである。  ワシントンの議員の誰一人としてそのことを知らなかった。  民主党の議員も共和党の議員もそれを知らされていない。】
 フィッシュは共和党員であり、ルーズベルトの前任で共和党のフーバー大統領の抑制的な対日外交を知っていました。  それだけに、ハル・ノートの内容が日本に対する最後通牒であったことをすぐ理解しました。  フィッシュはハル・ノートは議会の承認を得ない対日最後通牒であると言い切っています。  それは、議会だけに開戦権限を認める合衆国憲法の精神にも背いた外交文書でした。  フィッシュはルーズベルトを軽蔑するとともに、自分がその嘘に乗せられて対日宣戦布告を容認したことを強く恥じました。  戦後の研究で、日本の天皇も指導者も対米戦争を望んでいなかったことまでが明らかになると、彼の怒りは頂点に達しました。    別の自著「Tragic Deception: FDR and America’s Involvement in World War II.」(1983年)(邦題「日米開戦の悲劇」岡崎久彦監訳)の中で、フィッシュはこう述べています。
【私はルーズベルトを許すことができない。  彼はアメリカ国民を欺き、全く不必要な日本との戦争にアメリカを導いた。  日本の指導者が開戦の決断をすることになった最後通牒ハル・ノートはルーズベルトが真珠湾攻撃を『恥ずべき行いの日』と呼んだことにちなみ、『恥ずべき最後通牒』と呼ぶのが適切と思われる。 ぼやきくっくり | ハル・ノートは「恥ずべき最後通牒」だ! ルーズベルトを批判した米共和党議員 (via chikuri)
アメリカ議会がハルノートを知らんかったと?恥ずかしながら初耳。 ホンマになんでもありですなぁ。まあ、イギリスの劣化版みたいな国ですから。(via novice-evangelist)
でも、イギリスの諜報部は知ってたとかいうオチがありそうで困る(via bochinohito) (元記事: kukkuri.jpn.org (ygotohから))
10月 29, 2016 クリントン長官は中国の指導者に対し、「貴国がフィリピン、ベトナムおよび日本と開戦すれば、米国は6つの対策を考えている。一兵卒も使わず、中国を負かすことができるだろう」と言ったという。  具体的な「対策」とは以下のようになっている。(1)中国の政府高官が所有する海外の銀行口座の残高を発表し凍結(2)米国のパスポートを持つ中国人官僚の名簿を公表(3)米国に住んでいる中国人高官の家族の名簿を公表(4)ロサンゼルスにある「妾村」を一掃(5)米国在住の中国人高官の家族をグアンタナモ刑務所に収容(6)中国国内の失業労働者などの不満分子に武器を提供。 “戦わずにして中国に勝てる6つの方法”に見る中国社会の矛盾 - 政治・社会 - ZAKZAK (via taramo)(元記事: zakzak.co.jp (quote-over100notes-jpから))
10月 22, 2016 「学校とは社会に出るための予行練習をする場でもある。 教師も人間だから、全てが人格者とはかぎらない。むしろ心底尊敬できるような教師にあたるほうが 少ないかもしれない。 だが、それは社会に出たときにも同じことが言える。心服できる上司なんて���握りだ。 そういう奴を上手くあしらうやり方を、ここで練習していきなさい」 と、中学の時の担任が言っていた。 その人は、出会った教師の中で唯一尊敬できる人だったな。 学校とは社会に出るための予行練習をする場 - 2chコピペ保存道場 (via darylfranz)(元記事: 2chcopipe.com (ma16geroから))
10月 22, 2016 陸軍中野学校の校0fは、「至誠」だった。諜報、謀略を教える場には、一見、そぐわないが、そういう修羅の世界に身を置く者ほど、高い倫理観や誠実さを持っていないと、無間地獄へと落ちて逝きかねないという危惧があったのだろうと思う。情報の世界で最後に歯止めになるのは、やはり、人でしかない。 落合洋司 Yoji OchiaiさんはTwitterを使っています (via wideangle)(元記事: twitter.com (hzmnrykから))
10月 22, 2016 独語にDrachenfutterって単語があって「奥さんの怒りを鎮めるために旦那さんがプレゼントを持っていくこと」みたいな意味らしいけど、直訳すると「竜の餌」って意味で草 Twitter / Rits137eth (via june29)(元記事: twitter.com (micomcarから))
10月 22, 2016 戦後70年たった今、いよいよ、不逞の輩を一掃する大掃除が開始されるようですが、それはエンターテイメントの世界にも深く影響するものであり「外患罪告発のドミノが、どのように影響するか?」を注意深く見守りたいと思います。 同級生が音楽の世界にいるからというわけでもありませんが、多少なりとも芸能・エンターテイメント世界の裏事情も知ることが出来る位置にいます(ネットを含む、あらゆるルートで情報は得られる時代です) 余命様ご一同の皆様は、当然ご承知かと思いますが「芸能の世界は、大半は在日朝鮮人。もしくは帰化人。日本人で活躍出来るのは二世タレントくらいなもので、コネのない日本人が、実力でエンターテイメント世界で大きく売れるというのは、極めてまれな世界」です。芸能界は、石を投げれば朝鮮人に当たると言っても過言ではないでしょう。 実際、大手プロダクションで見ても、バーニンググループ、ジャニーズ、吉本興業と、どこを見ても売れ続けているのは在日タレント(帰化人含む)ばかりか、もしくは、特定市民グループ(創価学会・部落解放同盟・朝鮮総連他)の強烈な後押しを得られる人達ばかりです。 ・ 現時点で韓国籍のまま、日本の芸能界で活躍している男性タレントの人達にも、「韓国での兵役の義務がかぶせられるようになる」のは時間の問題だと思います。 日本と韓国が有事紛争になったら、通名タレント・テレビ局の通名社員は、「まとめて殲滅されるリスクが、かなり高い」という事になります・・・要するに、 「テレビ局の中にいる限り、朝鮮人と一緒に始末されるリスクがある」わけで、命が惜しければ、今すぐテレビ業界から足を洗うべきだとさえ言えると思います。余談ながらNews US様サイトでの以前の記事で、「TBSは、一日で殲滅される」旨の記事もありました。 「逃げたい人には逃げ道を作っておく」のは、戦国時代から行われている日本人からのせめてもの温情です。 孫正義氏みたいにアメリカに逃亡してガチガチの自宅警備をするのも良し、他の第三国に逃げるのも良し・・・ともかく、日本から出て行ってくれればそれで十分と言えると思います。 ・ 2014年から2015年にかけて、芸能人の大量の結婚ラッシュとなりました。 業界では、これは朝鮮人の偽装結婚と噂になっています・・・「日本人タレントと結婚し、配偶者ビザ取得とか色々工夫して、韓国への強制送還を逃れる手口である」と、一部の芸能関係者の間で噂になっています。 しかし、「兵役を済まさなければ韓国籍の離脱は出来ない・・・韓国籍の男性には、兵役が強制される。 2014年の兵役義務者への海外旅行案内にもあるように、兵役を済ませないと、パスポートを発行停止する制裁措置が取られる」わけで、たとえ日本人と結婚しても、最終的には韓国への強制送還からは逃げられないという解釈にならざるを得ません・・・日本人と結婚したところで、それが逃げ道にはならない。 ・ 「国民的な人気アイドルグループ全員が、実はすべて帰化人であり、韓国の政治意向によって韓国国籍の離脱が無効にされれば、日本国籍が無効となり、韓国籍が戻ってくる。それと同時に韓国への納税と兵役の義務が発生する・・・当然に、義務を果たしていないためにパスポートの更新が不可能となり、ただの不法滞在者となり本国への強制送還になる」未来が待っています。 朝鮮人は、芸能界に限らず、何としても日本人と結婚したがるパターンが多いようです。気がついた時にはすでに遅しで家庭を崩壊させられた日本人家族もかなりいます。 ・ 当方は、「朝鮮人は人と思うな。『物体X』だと思え」と言い切ります。宗主国である中国へ女性を貢物として捧げ続けてきた結果、極端な女性不足が無節操な近親相姦を次々に生み出し、火傷というメンタル崩壊の人間を多数、生み出しました。 戦後70年、日本。そして日本人に対して悪事の数々を働いてきた朝鮮人に対し、もう遠慮はいらないでしょう。 映画に出てくる物体Xは、見つけ次第、始末されていったのですが、朝鮮人に対しても、ほぼ同様のやり方で良いと思います。「日本から追い出せればそれで良し。有事の際には物体X同様、始末する」しかないと思われます。 それを可能にする外患誘致罪(がいかんゆうちざい)での告発とは、まさに凄いものがあります。 初代余命様が書かれていたのは「アメリカがもっとも恐れているのは日本である」でした・・・団結したら、アメリカでも手を焼くことから、いかにして団結させないかにアメリカも知恵を絞ってきたのに、朝鮮人は「やり過ぎた」という事でしょう。 もうこうなれば日本人は強いです。 アメリカでもやらなかった数々の無礼な振る舞いに対する返礼は、ブーメランのように彼らに戻っていくことでしょう。 近々、実行される外患誘致罪での告発に期待したいと思います・・・彼らには戦後70年の悪業のツケを、支払ってもらうことにしましょう。 【1224】告発準備進行中 R2 余命3年時事日記 2016年10月22日 土曜日(via awarenessxx)(元記事: yh649490005.xsrv.jp (awarenessxxから))
10月 23, 2016 何事に関しても素人のふりをしていれば良い。知識人であれば、自分の専門だからと言って得意げな顔で語り出すことはない。中途半端な田舎者に限って、全ての方面において、何でもかんでも知ったかぶりをする。聞けば、こちらが恥ずかしくなるような話しぶりだが、彼等は自分の事を「偉い」と思っているから、余計にたちが悪い。 徒然草 第七十九段 - 徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳) うわっ!耳が耳がっ!・・・(via bochinohito)(元記事: yellowblog (gpx250r-ninjaから))
10月 23, 2016 企業が必要としているのは、彼らの知識ではなく、 「勉強慣れしてるかどうか」という性格のほう。 「・・・」 つまり ・要点をすばやくみつけ ・効率的に覚え ・実践で生かす というのが上手な奴を社員にしたい。=学歴が高い奴から探したほうが簡単だ。 そういう事情なのだ。
わかってると思うが、小中高大でやってた「勉強」の正体。 ・要点をすばやくみつけ ・効率的に覚え ・実践で生かす これの練習をさせられていたのだ。 だから、重要なのは勉強した内容じゃなくて、勉強の「手続き」のほうだったのだ。 企業が学歴を重視する、本当の理由 (via yellowblog) こう考えた時に、じゃあ小中高(大はともかく)での勉強の学習内容自体でどの教科が一番重要かというと多分「国語」だよね。(via yoosee)(n2unitから)
10月 23, 2016 △ 温厚な人ほど怒ると怖い 〇 温厚な人が怒るほどのことをした 感電数寄 かんでんすきさんのツイート (via quotation2)(元記事: twitter.com (zephyr7501から))
10月 23, 2016 「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた | i:Engineer(アイエンジニア) shinjihi: 【完全版ヤマハの歴史】 ・最初は輸入オルガンの修理→楽器関係作る ・楽器やってた流れで電子楽器も作る→LSIも作る ・LSIを作ったからパソコンも作る→他にも利用しようとしてルーター作る という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。 じゃ、なんで発動機や家具とかも作ったのかというと、 ・オルガンやピアノ作りで木工のノウハウが蓄積される→家具を作る→住宅設備も作る ・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて航空機のプロペラ作る→終戦後にGHQから返してもらった設備でバイクとエンジン作る ・ヤマハ発動機を立ち上げる→設立9日後に初めて作ったバイクでレースに優勝 ・社長が弓道やってたからFRPでアーチェリー作る→FRPあるから船も作る ・社長が自分で使ってたアメリカ製の船外機がよく故障するので船外機作る ・FRPを利用してプールを作る→ついでにウォータースライダーも作る ・インドネシアの駐在員の家族から「水道水が汚い」ってクレームがきたから浄水器作る ・バイクから出る二酸化炭素を何とかできないかと思ってバイオ事業化 【撤退した事業】 パソコン、アーチェリー、風力発電、ガスヒートポンプ、バイオ事業、家具(リビング)事業、鳥羽国際ホテルの運営(atbat-jpから)
10月 24, 2016 かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、 子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、 厳しく教育されていたそうですが、 ある時現れた日本人スタッフが、 日本人のいつもの調子で、 「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、 おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、 手をつないだり、一緒に寝たりと、 ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、 孤児院内では、 他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、 大顰蹙だったそうですが、 しかしながら、やがて、 いつまでも心を開かなかった子供や、 意欲がなかったり、 きわめて反抗的だった子供たちが、 「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、 みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、 ついに欧州人スタッフたちも、 この日本人の目に余る、 べたべたとした接し方の中に、 もしかすると、何か、 生き物として無視出来ないエレメントが、 隠されているのかもしれないと思い始め、 彼の日本人スタッフの 「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、 おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、 この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。 他の生き物に対してとる、日本人の、 この、なんともゆるい愛情表現。 この、とてもじゃないが英雄は生まない、 なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。 この心情的に呑気な風土と、 日本のという辺境の地に現れた、 気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、 大きな関係性があるように思うのであります。 [水曜どうでしょう official website] (via soulboy)(元記事: htb.co.jp (tra249から))
10月 24, 2016 韓国の某大学の学長 「私は平素学生に対して、韓国人としての自覚を促している。 日本の韓国併合に抗議する前に韓国人自身が考えなければならないことがある。 日本の韓国併合に対してアメリカもイギリスも誰も抗議しなかった。 世界は当然のような顔をして受止めていた。それはなぜか。 日清戦争のとき、清国軍がソウルを占領しても韓国人は戦わなかった。 だから日本が戦って清国を追い払った。ロシアが入ってきた時もわれわれは戦かわなかった。 日本軍が血を流して戦い、朝鮮からロシアを追い出した。 だから日本はこれ以上トラブルは嫌だと朝鮮を併合してしまった。 韓国は自ら亡んだのだ。責任を日本に押し付ける前に、われわれは戦わなかったから亡びたことを知らねばならない。」 KANKOKUnoAKUGYOU (via golhan) (via plasticdreams) (via kml) (via gkojax) (via iyoupapa) (via petapeta) (via l9g) 2010-03-18 (via gkojay) (via tataraseitetsu) (via mago6) (via gasarak) (via tra249)
10月 24, 2016 パチンコの売上の計算は、お客さんが球やメダルを借りた金額(玉貸料金)の合計。つまり、「投資額」を足したものです。 一方、ラスベガスなどのカジノ売上は、投資額からお客さんの勝ち分を引いた金額。つまり「客の負け分」のこと。普通、カジノの売上と言ったらこれです。世界共通です。 では、なぜ売上の意味する所が異なるのかというと、「パチンコはギャンブルじゃないから」ですね。「客の勝ち分」を計算に入れたら、換金行為を認めていることになっちゃいますよね。なので、あくまでも、「遊技として客に玉を貸した金額」だけを売上としているのです。建前が徹底していますね。 なお、パチンコをカジノと同じ土俵にしてみると、およそ3兆円(控除率15%として)。マカオとだいたい同じくらいになります。日本全国のパチンコ店と、一都市の30軒程度のカジノが、ほぼ同じ規模。カジノって儲かるんですね。 パチンコと在日コリアン : 腹筋崩壊ニュース (via neon4)(nobby0-0から)
10月 24, 2016 『生前』てのは『死後』とセットの言葉で、主に故人に使うモンやからな 皇后陛下がおブチ切れあそばされるのも当然やろ NHKの責任者は死んで生前の悪行を詫びろや! 【クズNHK】皇后陛下、マスコミの非礼に違和感表明「新聞一面に『生前退位』という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした」|もえるあじあ(・∀・)(元記事: moeruasia.net (gojohから))
10月 24, 2016 ワタミみずから講演会でドヤ顔で話してた中にこんな自慢話があった 「ワタミがまだ、ちっぽけな居酒屋だった頃からウチで働いてくれてた創業メンバーのひとりが 独立開業したいからワタミをやめると言って、辞めたんです。 その頃にはワタミも大きくなっていて彼も何百人もの部下を抱える地位に付けてあげていたにもかかわらず辞めた。 独立と言っても、驚いた事に彼はワタミのフランチャイズオーナーにならなかった。 彼はワタミを辞めたあと、ワタミと競合する商売ガタキとして飲食店開業したんです。 こうなるともう、恩をアダで返した敵ですから、もちろん全力で潰しました。 彼の店のすぐ近くにワタミを作って、その店だけ他のワタミよりもうんと安くした。そしたら彼の店、潰れましたよ。 その彼ですが、自分の店が潰れたあとワタミに戻ってきてくれたんですよ。うれしかったですねー。 彼も一度ワタミを飛び出して、それでようやくワタミの素晴らしさがわかってくれたんです。 彼は、なんでもやるからワタミでやり直ししたい!そう言ってくれたのでトラックの運転手として雇いました 彼は辞める前は部長の地位でしたが、今は一番下の新人運転手としてがんばってます」   この話で客はドン引きですよw 【速報】ワタミ 60店舗の閉鎖を発表 人手不足で : momoBook(ゝω・)vキャピ (via to39) こんなに表に出てくる純粋に極悪な洗脳宗教なかなかないよー(via myk0119)(元記事: blog.livedoor.jp (hiyamasanから))
10月 24, 2016 鉄のワイヤー錠といえば日本で最もポピュラーな鍵だが向こうではそんなものは気休めにもならないお飾り。 ごっついベンチなんて古典的な破壊器具を使ってるのは一部の素人泥棒だけで、最近主流なのはマイクロレーザーでワイヤーを焼き切るというもの。 ベンチで数十秒かかってしまうようなワイヤーでもマイクロレーザーであれば1秒で焼き切る事ができる。 もちろん自転車乗り側としても黙ってはいない。可干渉性と呼ばれるレーザーの光の波面が一様に流れる性質に注目し、窒化ガリウムをワイヤー錠に使用することでマイクロレーザーを反射させる対策を図った。窒化ガリウムがレーザーを反射するとそのレーザーを無害化するのではなく発射された方向に向かってマイクロ波レーザーが閃光放電管と呼ばれる現象を持つことになり、端的に言えば窃盗者に向かって鉄すらも焼き切るレーザーが反射するのである。窒化ガリウムワイヤーが普及してからイタリア国内だけで少なくとも100件近くの死亡事故が起こっている。最近のヨーロッパの自転車泥棒事情 ヨーロッパの自転車窃盗事情怖い。(via rabbitboy)青色LEDといい、窒化ガリウムさん大活躍じゃないですか。(via bbk0524)(tigaから)
10月 24, 2016 子供の教育において第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、人生が楽しいということを、つまり自己の生が根源において肯定されるべきものであることを、体に覚え込ませてやることである。 これがニーチェだ / 永井均 (via ebook-q)(hirotakajpから)
10月 25, 2016 ヨーロッパでは同じ語源を持つ名が各地にあり、各地域や民族ごとに変化しているケースが多いという。 「例えば、アメリカなどの英語圏で多い『ジョン』という名は、イタリアでは『ジョバンニ』、フランスでは『ジャン』、ドイツでは『ヨハン』、ロシアでは『イワン』と呼ばれています」 名前でどこの国の人か見抜くコツ | web R25 (via kogumarecord)(ac232323から)
10月 25, 2016 娘「お父さんのパンツと一緒に洗わないで! ニオイが移るから!!」 母「ひどい! なんて事を言うの!?」 僕「説明しよう!!」ヒョコッ 母「!?」娘 僕「思春期女子の鼻の奥にある性フェロモン受容体は父親との近親相姦を防ぐために本能のレベルで父親の体臭を嫌うようにできているのだ!!」 TsujitaYさんのツイート (via shashinmeister)(元記事: twitter.com (manmoから))
10月 25, 2016 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険によくある質問への回答 「申告書には便宜上、SJNKひまわり生命とご記入下さい」 ノクティス・ルシス・うにたん @tana_p 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社「社名が長いとか言われる! 助けて!」 東京海上日動あんしん生命保険株式会社「俺もいるぞ!」 三井住友海上あいおい生命保険株式会社「お前だけにやらせないぜ!」 2014年11月13日 19:12 長い - コピペ運動会 (via pdl2h) 現代版の「寿限無」だな。 誰か創作落語で作ってくんないかな。 オチは「保険金が下りる前に病気が治っちゃったよ!」で。(via kondoakihiro)
10月 25, 2016 英国の国会議員団が広島を訪れ「日本はどの街に行っても街がごちゃごちゃしている。広島は整然とした区画整理がなされているのはなぜか?」と聞いたところ、広島市長は少し間をおいてから「ちょっと手伝ってもらったんだよ、アメリカに」と答えたとか。 Kazuto SuzukiさんはTwitterを使っています (via wideangle)(元記事: twitter.com (quote-over100notes-jpから))
10月 20, 2016 朝鮮半島起源の百万人規模の渡来人が稲作をもたらしたという20年前の説は 現在ではDNA解析により、完全に否定されている。 日本人が遺伝的に近いのはチベット人とベトナム人であり、韓国人や中国人とは 何の関係もない(韓国の南部沿岸地域と、島嶼部に残っている倭人の末裔は例外)。 日本に稲作をもたらしたのは、朝鮮系の集団ではなく、中国南部の長江流域に 長江文明を築いていた非漢族系のO2系の人々で、彼らは漢族(O3系)に敗れて、 長江流域から追われた。 南に逃げたグループ(O2a)はベトナム人になり、北に逃げたグループ(O2b)は 倭人になり、日本列島に逃げ込んだ。 日本列島に来た倭人は少人数だったが、縄文人が嫌っていた低湿地に住み着き、 水田を作って、高い生産力で急激に人口を増やした。 縄文晩期の日本は寒冷化し、縄文人は食糧難に苦しんでいたので、 高台を降りて、O2b系の人々の村に合流するようになり、 D2とO2bからなる現代日本人の原型が出来上がった。 90%以上の日本人の血には朝鮮系の血も、漢族系の血も含まれていない。 これはDNA解析の結果であり、動きようのない事実だよ。 U-1速報 : 朝鮮半島南部は古代日本の領土だった (via gkojax)(tk4sから)
10月 22, 2016 脳の監視がなくても機能できる唯一の臓器 1億個もの脳細胞が存在する 腸は独自の神経系を持つ 腸が脳に感情のサインを送る 胃腸障害は腸の”精神疾患”とも言えるかもしれない 健康な腸は骨を守る 自閉症と腸内細菌株の関係 何を食べたかで腸が気分に影響を与える 腸に宿る免疫細胞が病気から守ってくれる 脳と同じく麻薬中毒になる 腸は第2の脳。腸に関する10の豆知識 (via drhaniwa)(元記事: karapaia.livedoor.biz (koke-musumadeから))
20161020 nikaidou.com 慶応のレイパー、チョン混じってたのか 他にもいると思うけど、ここで若い娘さんを持つ親に言っときます。 1、口数の多い男に近づくな 2、話は全て裏(確認)をとれ 3、夜の誘いには乗るな 4、チョン公には近づくな 5、チョン特有の名字を覚えとけ 6、チョンはレイプ犯が多い(韓国でも) 7、チョンは血がダメだから何言っても無駄。危うきに近づくな。 以上です。これを毎日女子中学生あたりから唱和させましょう。
鼻水で鼻がつまったときの対処法。 1.息を限界まではく。 2.口をとじて、鼻を指でつまんで、息をとめる。 3.顔をあげて、天井をみつめる。 4.そのままの体勢でギリギリまで我慢する。 5.指をはなして息をすうと、鼻水がひいていく。
10月 18, 2016 前科をやんちゃ、干渉をふれあい、囲い込みを友愛、アルハラを飲みニケーション、同調圧力を協調性、デートレイプを積極性、ドレイとしての使い勝手を人間力、従順さを尊敬力、洗脳を研修、まだまだあるけど書いてて悲しくなってきた。 Twitter / テストユーザー (via rpm99)(gona0101から)
10月 18, 2016 「わたしは他人を満足させるために生きているのではない。他人の感情は他人の問題だ。責任を持つ必要はない。知ったことか。イエーイ」(まくるめ)balance-meter:
桜⇒散る 梅⇒こぼれる 椿⇒落ちる 朝顔⇒しぼむ 菊⇒舞う 牡丹⇒崩れる
狂想曲→カプリチオ 協奏曲→コンチェルト 狂詩曲→ラプソディ 幻想曲→ファンタジア 五重奏曲→クインテット 交響曲→シンフォニー 四重奏曲→カルテット 奏鳴曲→ソナタ 鎮魂歌→レクイエム 追奏曲→カノン 夢想曲→トロイメライ 夜想曲→ノクターン 輪舞曲→ロンド 笑曲→スケルツォ
10月 16, 2016 新しくパパになる人には必ず「女は妊娠中と産後2カ月に起こったイヤな事と良い事は絶対に忘れないからくれぐれも行動に気をつけるように」とアドバイスしてる。そのアドバイスを聞いておいてよかったとよく感謝される。本当ここで決まるからね、今後の家族の在り方。 なゆたさんのツイート: https://twitter.com/nayuta_time/status/780385060868337664 (via yorozuna) つまり一年間ね♪(ping-pon-pangから)
10月 15, 2016 .....もうお気づきだと思うが、在日犯罪の報道が、朝日を除いてほとんど通名報道を避けて実名報道となっている。本日の強盗強姦事件も韓国名が報じられている。  ご承知のように、外患罪による刑事告発は大量の証拠を集める必要がない。たった一つの反日行為でも告発できる。殺人事件と一緒である。  通名報道は外国人の犯罪を隠蔽し、日本人を貶める反日行為として、立派な告発理由となるのである。メディアが一斉に通名報道を止めたのには理由があるのである。  特に通名に関しては対象が南北朝鮮人だけの問題であるから在日や反日勢力にとっては深刻な問題だ。前回も記述したが、青林堂の坂東忠信「在日特権と犯罪」がベストセラーとなる状況は彼らにとって最悪の展開である。 1190 過去投稿記事から⑯  余命三年時事日記 (via dokuroou)(元記事: yh649490005.xsrv.jp (toshiyamから))
10月 15, 2016 実際、アメリカでは韓国への渡航者に対してレイプ注意報を出しているくらい 韓国のレイプ事件は頻発しているのだから 【東亜日報】黒田勝弘「日本女性たちよ、昼も夜も韓国男性には気を付けなさい」[07/02] (via mug-g) (via yasaiitame)
10月 15, 2016 私自身も、ストレスは「STRESS」でやっつけるようにしている。STRESSとは、「スポーツ、トラベル、レクリエーション、イート、スリープ、 スマイル」の頭文字をとった造語。 心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる / 斎藤 茂太 (via qsfrombooks)(parc-boxから)
10月 15, 2016 たとえば、あなたが1億円のダイヤを持っていたとして、あなたは10分以内にそれを必ず売らなければならないとしよう。それが本物かを鑑定できるのがあなたの周りに僕しかいないとしよう。僕は一億円の価値があると知っているとして、僕はいくら提示するか?それは、必ず1円である。なぜなら、あなたには他の選択肢がないと僕は知っているからだ。よって、他の選択肢である0円に1円を足せば、取引が成立する。僕が慈善事業ではなく取引をしようとしているのなら、親切に1億円を提示する理由はまったくない。 しかし、僕の横に、もう一人鑑定できる人がいたとしたらどうなるか?そうすると、あなたには「もう一人」に売るという選択肢が生まれる。交渉力は完全にあなたに移行する。あなたは、限りなく一億円に近い価格でそのダイヤを売れるだろう。なぜなら、僕は9999万9999円で買っても利益がでるからである。 あなたが搾取されるとしたら、それがあなたの実力だからではない。あなたに選択肢がない時には、あなたの価値は限界すれすれまで低く扱われるのだ。 搾取されないためには選択肢を増やすしかない - 愛の日記 @ ボストン (元記事: yokichi.com (coconuts07から))
10月 14, 2016 下記の考え方は理解してる? ①法律→守ろう ②法律を破る→罰を受けるのは当然 ③法律を作る→日本人代表の国会議員 ④弊害になる法律→変えよう ②から罰を受けずに④に直接、飛ばないでくださいw 民主主義国では①と②だけの世界に生きないでくださいw 実態に合わない法律や弊害になる法律を変える権限は日本国民にあります。 日本国民の代表である国会議員はあくまでも日本人の代表として国会議員になり議論して法律を決めるのです。 つまり日本国民には日本��法律を変える権限、変えない権限ががあります。
オイラが意見を言う基本はこれだから、理解してね。 現在ある法律は当然、守るし、みんなも守って欲しい。 これから未来において作る法律でたった今現在の行為を罰することはできない。 明日、例えばタバコ禁止法が成立しても、今日タバコを吸っている人は罰せられないよね。
10月 14, 2016 やるだけのことはやって、後のことは心の中でそっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。(勝海舟)
10月 14, 2016 嘘をついてた人間が急に嘘を認めた時には、その嘘以上に発覚したら困る隠し事があると考えて間違いない。balance-meter:
10月 13, 2016 ケント・ギルバート  「平和主義を掲げた日本国憲法を守っていれば他国は日本に戦争を仕掛けてこない」という論理は、62年前に破綻している。日本国憲法公布の6年後、日本は韓国に島根県・竹島を強奪されているではないか。 perfumekawaeeさんはTwitterを使っています
10月 13, 2016 われわれのミッションは何か? われわれの顧客は誰か? 顧客にとっての価値は何か? われわれにとっての成果は何か? われわれの計画は何か?(『経営者に贈る5つの質問』) ドラッカーが教える実践マーケティング戦略 / 早嶋 聡史 (via ebook-q) (edieeleeから)
10月 8, 2016 GEでは、LIG(Leadership, Innovation, and Growth)というセッションがありました。1週間マネジメントチームが集まり、事業を成長させるためのプランニングを行います。LIGは研修ではなく、経営陣が事業計画と行動計画を作り、すぐに行動を起こすことが期待されています。  このLIGでは、ビジネスを考えていく上で、BOX1、BOX2、BOX3の領域ごとにイノベーションのレベルを設定し、議論していました。  BOX1は現在のビジネス領域で大きな売り上げを作るイノベーションです。コア事業をより強くしていくには、どうしたらいいのかを議論します。例えば、売り上げを拡大するために、何ができるか。「中国やインドなどのアジアだけでなく、ブラジルをはじめとするラテンアメリカをターゲットにできないか?」など、新興国市場の議論をします。さらに、コア事業を強くしていくには、「オペレーションでイノベーションを起こせるか?」など、利益拡大の議論も行います。  最近話題のAIによるオペレーションの効率化もこのBOX1で議論される内容です。  BOX2は、現在のビジネスと隣接するエリアでのイノベーションを考えます。すでにある技術を違うマーケットや顧客に対して売っていけないか、今あるものを新しい分野に拡大する方法を検討します。  隣接する領域とは、医療機器と製薬など近い分野を思い浮かべがちですが、自分たちが持っている技術や顧客が被る領域があれば、まったく違った分野でも隣接エリアと見なします。「半導体製造プロセスは、細胞培養プロセスに似ている。我々が持つ半導体製造技術をバイオのお客様に売れないか?」など、似ている部分を探し、普通で考えたらあり得ない領域を掛け算で考えて行きます。自分たちが「快適な領域(Comfort zone)」から出て行き挑戦する場所を探すのです。  富士フイルムの写真フィルムで培ったコラーゲンやナノ化技術を化粧品開発に応用したケースは、BOX2の好事例です。  BOX3は、まったく違う領域で革新的な製品やサービスやビジネスモデルでイノベーションを起こすことを模索します。例えば、当時はネットで物を売るという発想がない中でアマゾン・ドット・コムがオンライン書店を始めたり、タタ自動車が当時市販されている最も安い車より約40%も安い2500ドルの車をインドで売り始めたりしたことです。このBOX3の議論では、未来はどうなっていくのだろうか、世界はどうなっていくだろうかということを強制的に考えさせられます。  自分たちのビジネスを全否定することになるかもしれません。しかし、事業の衰退は必ず起きること。将来起きる「リスク」と捉え、柔軟な発想で未来を創ることを考え、議論するのがポイントです。  何も考えないのではなく、未来を考え、自分の事業をどうすれば成長させられるのか、まったく違う領域に踏み込んでいったらどうなるのか、考え議論する場を作ることで、構想力を磨いていくのです。  未来を常に意識していると、ネットやテレビで目にするニュースからも、いろいろなヒントを得られるようになってきます。そこから自分なりの仮説���立てていくことでビジョンを作っていくことができるようになります。  未来を創る構想力は、練習を重ねることでできるようになるので、是非新たな一歩を歩み出してください。 女性が大きなビジネスを作り出せない理由 (4ページ目):日経ビジネスオンライン (via clione)(yskwktから)
10月 9, 2016 夫の教え子と不倫するンゴwwww 3歳の娘居るし不倫相手も妻子いるけど関係あらへん!恋の醍醐味は不倫やでwwww 娘捨てるけど「命懸けの不倫」は許されるんや、すまんな ↓ 破局したンゴ…辛いンゴォ!出家するンゴォォォ! 51歳だし閉経してるしそもそも相手もいないけどワイにとって1番の快楽であるセッ○スを捨てるンゴ そのかわり修行中は肉も食うし酒も呑みまくるやでww ↓ ワイは修行した尼さんだから偉いんや!ワイの説法聞かんかい!安倍死ね!馬鹿共は死ね! 瀬戸内寂聴とかいうクズの結晶の人生をご覧下さいwwwwwwww【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】 (via toronei) (anomalocaris0から) 10月 9, 2016 修道女を志すも乳児を残して男性と逐電した過去の行状から教会から拒否されたと言う。出家を志して多くの寺院にあたるも拒否されていたが、1973年に今春聴(今東光)大僧正を師僧として中尊寺にて天台宗で得度、法名を寂聴とする(戸籍上の氏名は、1987年に天台寺住職となった際に瀬戸内寂聴に改名)。 瀬戸内寂聴 - Wikipedia 若気の至りってのもあっただろうけど、乳飲み子捨ててきたババアか。(via sugajun)
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hibi-y-w · 7 years ago
Text
「言語人類学」講義・リアクションペーパーへのリプライ(6月30日分)
(付記)
1. 遅くなりましてすみません。
2. 簡略化のため、番号は単純に通し番号としてあります。つまり【 】にある数字は、コメントを出した人に固定的なIDではありません。(当初はそのつもりだったのですが。)
3. ただし、コメント&リプライの掲載の順番(授業中、紙媒体で配ったものを思い出してください)はそのままですので、容易に自分のコメントの場所を見つけられるものと思います。
【01】
バトラーの「構築」をめぐる主張は、単なる実在論対唯名論の二元論的対立を超えた、その対立自体の否定にあるという記述を読んだことがあります。⇒ 立論の究極的目標地点としてそういうことだと思います。唯名論でないのなら何なのだ、と今一つ理解できていないのですが、今日のバトラーの、わたしたちが「言語的な存在」で「言語の語彙のなかで……構築されている」という言葉の意味も掴みきれません。ただ、「物質的な現象世界を前にした、(私たち人間自身も含めた)事物がどのように在るか、という私たちの認識は、言語的表象を通じてしか達成されず、その意味で、言語の語彙の中で私たちが構築されていると言える」という意味なのだと理解しています。そして、私たち自身を説明する語彙は、私たち自身が生成したものではなく、私たちの誕生以前に既に先立って存在していたという意味において、そこには他者性が存在し、そこに本来的な被傷性が孕まれているという議論なのでしょうか。⇒ はい、うまくまとめてうれました。そのように考えています。他方、最後の、規制自体が発言に対して行為遂行的権力を付与するという議論は、とても刺激的に感じられ、そこは確かにな、と納得できたように感じます。⇒ ヘイトスピーチなどに言語行為論をかぶせるのは、ある意味「ふつう」なのですが、規制自体にパワーの根源を持ってきたところがバトラーの独自性だと思います。
【02】
コンテクストが言語の機能に大きな影響を与えていることは明らかなことではありますが、そもそもコンテクストという要素を言語に対してどのように位置付けたら良いのかわからなくなりました。コンテクストは、1)機能に基づくコンテクスト 2)臨場的コンテクストと(半)恒常的コンテクスト 3)言語的コンテクストと非言語的コンテクスト に分類される(コンテクストが言語の機能に大きな影響を与えていることは明らかなことではありますが、そもそもコンテクストという要素を言語に対してどのように位置付けたら良いのかわからなくなりました。コンテクストは、1)機能に基づくコンテクスト 2)臨場的コンテクストと(半)恒常的コンテクスト 3)言語的コンテクストと非言語的コンテクスト に分類される(児玉徳美「言語表現とコンテクスト」、『立命館文學』622号、2011年、133-144頁)とする言説が有りますが、この分類の妥当さは如何にして検証され得るものなのでしょうか。また、コンテクストの影響を受けにくい発話、というものは直感的に存在しづらいように思いますが、コンテクストと言語の関係は定式化され得るものでしょうか。⇒ 私はこの論文を読んだことがないのですが、それこそ、この分類はどういうコンテクストのものでしょうか。つまり、何らかの主張にはその主張先があって主張するコンテクストがあります。この場合でいうと、どうういうコンテクストで=どういう目的でこの分類がなされているのでしょうか。
【03】
発話の分類に関して、行為遂行的発話という概念はとても興味深く感じました。日常会話では事実について言及するだけの発話は少ないように思うが、その他の、挨拶や謝罪などの、発言内容そのものは意味を持たないような発言を行為遂行的であるとして説明できる理論は秀逸であると感じました。「その種の発言の行為遂行的権力を叙述することで、規制自体が、その種の発言を生産し、(中略) 暗黙の効果的な条件となる行為遂行性を行使している。」というところに、言語と意図を扱うことの難しさを感じました。以前、授業で、言語、思考、文化の三要素が相互に影響し合っていると習いましたが、この場合、規制というのは文化に含まれるものなのでしょうか。⇒ 言語・思考・文化の回のときの用語法でいえば、規制は文化なのですが、バトラーが考えていたのはそういうタイプの議論ではありません。
【04】
同性愛者の話題で、自分が同性愛者だと発話することがその行為を遂行する意図を表明するのと同じかどうかという話がありました。性自認や恋愛対象などのカミングアウト自体が性的な行為の遂行であるとされたり、行為遂行の意図の表明のように受け取られたりするとしたら、LGBTの人々(このくくり方も賛否両論ですが)にとってはあまりにも酷な話だと思いました。それは発話そのものの指標性の問題というよりは社会の風潮や大衆の思い込みと深い関係がありそうです。⇒ まさにこのことをバトラーは突いていました。ある発話をもってそれは行為遂行的だ、と言うこと���規制すること・判決を下すことが行為遂行しているのだ、と。  また、平叙文でも命令を意味してしまうなどの行為遂行が機能することがある一方で、一見行為遂行の宣言のように見える発話が、実際の意図とは別問題であることもある、というのがコミュニケーションを取る上で解決しがたい問題であるように感じられ、日常で私たちはその危うさを抱えながらしかし大体うまくコミュニケーションをとっているのだなあと思いました。⇒ 一応、そういう「危うさ」を引き受ける〈知的体力〉をつけるのが本講義の目的でした(希望としては)。
【05】
発話の真偽が人間にどう捉えられたのか、という問題に対して、客観主義のもとで、意味と言語表現は独立して存在する客体であり、発話自体に真偽が存在するという主張がある。これに挑戦する経験主義によれば、発話の真偽が、聞き手の経験に符合するかどうかによって真偽が判断された。ある発話や文を理解際に、聞き手はまずその文にある含意を無限に想像して、何等かの一貫性のある解釈をいくつ考えておき、そしてその発話が発生する状況に基づいて自分の経験と符合するものを真実として判断する。そのため、「黒人居住区前に十字旗を燃やすことは黒人に対する侮辱である」に対して、差別された経験のある黒人と差別が経験されていない黒人の判断は大別になるかもしれない。⇒ 発話行為の理解において、聞き手や聞き手の背景知識が問題になることは(例:KKKやその儀礼的行為を知らない黒人にとって、授業で出した例がどう立ち現れるか)指摘の通りだと思います。ただ私自身は、発話行為がまさに行為となる条件すべてを聞き手に置くのもどこか違和感を感じています。
【06】
ヘイト・スピーチは規制すべきか否かについて、自分の考えを述べます。大意を先に述べると、規制すべきだが具体的に規制する方法を決めるためには未解決の論点がある、ということになります。⇒ 私も同じような方向性で考えています。  まずヘイト・スピーチの行為遂行性について、ある発話の行為遂行性はその発話を解釈する人間(被害者)が決めるのであって、加害者の意図は(ここではまだ)問題にならないと考えます。これは、公共の場でナイフを振り回して誰かを傷つけた場合に、ナイフを振り回す行為の目的に関わらず、「誰かを傷つけた」という事実は変わらないこととのアナロジーで導けます。誰かを傷つける行為である以上何らかの規制を行うことが妥当ではないでしょうか。⇒ 傷つきやすさや傷については、ナイフの場合(刑法レベル)と違って、程度や主観性が加味せざるをえず、アナロジーがすぐに成立するとはちょっと思えません。言葉の暴力は暴行による暴力とすぐには一致しないということです。  次に、規制するためには対応する刑罰を定めることが必要になりますが、そのための考慮要素としては1.被害の大きさ、2.過失か故意か、があると思います。先生のおっしゃっていた加害者の意図(ゲイであることの単純な告白なのか、恋愛感情の示唆なのか)の問題は、ここで初めて登場するものだと考えます。ただ、これら2つの要素は共に、精神的被害や意図といった定量的でないものなので、具体的な量刑は困難であるとも思います。  表現の自由との矛盾については、表現内容の自由と表現の手段・様態の自由を区別することで解決できる問題と考えますが、長くなるので割愛します。⇒ 内容/手段の区別も難しいでしょう。こうした難しさすべてをひっくるめて考えていかなければならない対象だと思います。
【07】
今日の授業はかなり難しかったですが、結局は個人がどう感じるかでしか発話の意味を決められないように感じました。ただ、司法の場など「どのような意図による行為か」を明らかにしなければならない場面においては、本来誰にも分からない意図をわざわざ推定しなければなりません。これはほとんど不可能な場合も多いでしょうが、それでもその意図を推定する人にとっては自分が「その行為をどのように解釈するか」が重要な判断材料になるはずです。それでその人の価値観に沿った判断になってしまうのは果たして非難されるべきことなのでしょうか。⇒ ちょっと違う方向性かもしれませんが、授業でも触れたCharles Goodwinが法廷での言語コミュニケーションを扱った論文を思い出しました(“Professional Vision”)。意図の解釈は指摘の通り難しいものですが、その解釈の実際のプロセスでは様々な人やモノが介在し、各自が自由な判断というよりは、人やモノの介在により一定の方向性に判断が流れていく(流されていく)とも言えます。むしろこっちのほうが〈コワイ話〉ゆえ、重要(研究すべき)かもしれません。
【08】
バトラーの、「行為遂行性が『機能する』のは、ひとえに、それを起動させている構築的な慣習に頼るかぎりにおいて、またそのことを隠蔽しているかぎりにおいてだ」という引用のうち、「隠蔽」の意味することがいまいちよくわかりません。エリザベス号の例では、「構築的な慣習」については、発言者の権威や、「然るべき状況」のもつ意味のことだと理解したのですが、「隠蔽」については言及がないように思います。これは、米軍兵士の例でのカミングアウトが、今まで隠されていた事実を、受け手に対して明らかにしたように、発話によって、「隠されて」いたことが明るみに出ることで、初めて「行為」につながる可能性を受け手が理解する、ということなのでしょうか。⇒ これはその理解で良いです。正確には、この発言はこういう行為だと規定することが権力で、そうして権力が行為の側面を浮き上がらせている、ということですが。「隠蔽」の事実がない場合、つまり既に意図がすべて明確になっている状況においては、事実確認的発話しか行われないということなのでしょうか。個人的に解釈を誤っている気がして仕方ありません。⇒ 「隠蔽」について、特定の主体がはっきりした目的で何かを隠すという意味ではなく、ある事柄や背景について不問に付す、という理解したほうが良いと思います。
【09】
行為遂行的発話の話を、政治家が選挙の際に掲げるマニフェストを例として考える。マニフェストは宣言文や政策綱領といった訳があてられる外来語である。政治家がマニフェストを述べる際、彼らはその意図を宣言しているだけなのか、それともより具体性を持った政策綱領を目的としている(発話内行為)のか。日本では、前者のケース(マニフェストとして掲げても実現はさせない)が多いように思われる。一方で、有権者は後者として捉えていると考えられる。有権者は、発話者(政治家)が発言した内容を実行すると考えるからこそ、彼らにそれを行えるだけの権限を与えている。極端な考えかもしれないが、マニフェストが、行為を伴わない意図の宣言であるならば、掲げる意味はないように思われる。⇒ いくつか分けて考えるべきことが混在しているように思います。一つは、外来語による、外来語が入ったperformativityはそうではないperformativityと別に議論すべきかどうか。二つ目は、選挙でのマニフェストについて行為遂行性で議論できるか否か、です。少し時間をかけて考えたいですが、ぱっと見的にはどちらも「否」になりそうなのですが。
【10】
行為の3分類の話で発話内行為をとても不思議に思いました その行為が力をもつかどうかはとても環境に依存していて、言葉というのが環境がないとうまく作用しないと学びました。そう考えると発話内行為が効力をもつかどうかは受け取り手次第に思われるのに、「お前はクビだ」と言ったらちゃんとクビになったと受け取りかたが感じることができるのを不思議に思いました。でも発話媒介行為は、言われたことというよりその内容へのショックなような気がするので、定義が難しいと思いました。⇒ 「言われたこと」と「内容(へのショック)」との区別が無効になる辺りが言語行為論のミソかと思います。社会学のミードかハーバーマスの学説で、人の発話したことは常に客観性、妥当性、真理性という3つの尺度で試されているという話を思いだしました。⇒ 言語行為論とハバーマスの行為遂行性、妥当性の議論との関係の一つの問題は、やはりここでも、〈意図〉をめぐって、です(正確には、意図の時間性、持続性とでも言うべきでしょうが)。
【11】
発話は(録音でもされない限り)全く形として残ることのない、ただの音である。しかし「カバ」と言って傷つく人はいないが「バカ」と言われれば傷つく人が沢山いる。そして人はそれを記憶し、跡形もなく消えたはずのその音声により一生関係が絶たれる人たちも存在する。子音2つと母音2つの組み合わせが絶大なる影響力を発揮している。  またある人が「バカ」と言った時、発話者がしているのは何であり、聴き手が感じるのは何なのか。「お前は馬鹿だ」という事実確認をした/されたという認識なのか、「お前に『馬鹿』というレッテルを張る」「お前は馬鹿(になる)」という行為遂行なのか。⇒ この問題系に記憶の問題をからめるとさらにやっかいになります(「再文脈化」の話もそうですが)。  身近な発話にもわからないことばかりが潜んでいる。最近自分が発する言葉に以前よりもか��り敏感になってきている気がする。⇒ 言葉すべてに敏感になるのはある意味不幸の始まりです(ホントに)。敏感になる方法のようなものを授業のなかで少しでも得られたでしょうか。
【12】
 事実確認的に見える記述の多くはコンテクストにより行為遂行的発話となりうるのであり、事実確認と行為遂行は文の形式ではなく意味���意図のレベルの問題だといえるでしょう。⇒ ただ意図というのがクセモノであるのは講義でなんども確認したところです。しかしクリントンのような線引きは文の形式の規制でしかなく、またそれが法や国家による規制の限界でもあるでしょう。国家が意味を規制できない、逆に憎悪発話を生産する結果に終わってしまう、これは難点ではありますが、逆に言えばこれは全体主義的言論抑圧に対しても抵抗への一縷の希望を与えるような事実でもあると思います。⇒ 同感です。  我々は普段、例えば「こういう状況で自分が同性愛者であることを述べたら、それ以上の行為遂行的意味を持っていると受け取られてしまうな」などと、なるべく誤解が起きないように考えて発話するし、そう求められます。しかし誤解は完全には無くなりません。ここで、発話者はその意図していない指標的意味に対しどれくらい責任を負うべきなのか、が問題になってくると思いました。⇒ 「こう言うとこう解釈されてしまうかもしれないからこう言い換えよう」というメタレベルの操作を私たちはふだんから言語コミュニケーションのなかでしている訳ですが、人によってその〈モニタリング〉の度合いは別々で、同じ人でも時が違うと別々ということもあり得ます。意図していない指標性という場合、指標性というからにはその被指標の意味は「社会の一員として分かっているはずだろ」となる可能性があり、従って意図していないはずはない、と受け取られることがありえます。責任を帰すること、受けることの難しさがここにあります。
【13】
行為の分類において例として挙げられていた"You are fired"という文は発話内行為を目的としたもので、発話媒介行為(この例では解雇された側が酔っぱらうこと)は発話者にとっては意図しない効果だと思います。しかし一方で、発話媒介行為を目的とした発話もあるのではないでしょうか。特に、ヘイトスピーチなどはそれによって聴き手に何らかの効果をもたらすことを目的としており、別に発話内行為は目的としていないように思われます。(実際、国家の規制の効果が及ぶのも直接的には聴き手の側だと思います。)  発話内行為と発話媒介行為の間の区別は曖昧だという話題もありましたが、どちらを目的とするかどうかは、発話を区別するファクターにできるのではないでしょうか。⇒ 少し時間をかけて考えてみたいですね。発話者に目的や意図(例の難題です!)がなくても行為が成り立ったり、聞き手がそこに行為を読み取ったり、逆に目的や意図があっても主に聞き手側の要因ゆえ行為が〈不発〉となる可能性などなど。
【14】
発話における意図(行為遂行性)というのが今回の講義のテーマであったが、結局のところ、発話に意図があるかないか、ある場合はどのような意図なのかを最終的に決定するのは受け手のほうなのではないかと考えている。たとえば「この部屋暑いね」という発話に対して受け手は「窓を開けたり冷房をつけたりしてほしい」という意図を読み取る、と考えるわけであるが、講義で触れた例なども考慮に入れると、受け手側のほうがそのようないわば「架空の」意図を作り上げてそれがたまたま発話者の意図と合致しただけだという考えはできないだろうか。発話者が単に部屋が暑いという情報を共有したいがために「この部屋暑いね」という発話を行ったのだとしたら、受け手の形成した「架空の」意図は過解釈なのであり、発話に意図があるのだと勝手に決めつけているのだといえる。⇒ 別のリプライでも書きましたが、受け手というアクターが重要であるのはもちろんなのですが、受け手に「万能な力」のようなものを与えて考えるのも少し行きすぎと感じます。
【15】
シベリアのブリヤート人の「オープレ、オープレ」[正しくは「オーフレー」です]はねぶた祭りの「ラッセーラー、ラッセーラー」を思い出しました。こうした儀礼的な言語は「どっこいしょ」など身近にも見られます。⇒ ただ、「儀礼的言語」という評価自体がmagic word なので注意したいと思います。旗を燃やすという事例については、確かに思想の自由は分かりますが、それを表明するにあたって単に言葉で述べるだけでなく「旗を燃やすという行為」で示すのは思想に留まる話ではないと思いました。これは脅迫と捉えられても仕方がないでしょう。『わたしは同性愛者です』の発言については、その状況でその兵士が何故それを発言したのか、発言しなければ苦しかったのか、といった文脈も気になります。仮に何か行動を起こすつもりなら自分の嗜好について告白しないほうがメリットは大きいように思えました。⇒ 文脈がポイントであるのは間違いないのですが、その文脈自体、事後的に改変の可能性に開かれていますので(「再文脈化」)、無根拠性と無縁ではありません。
【16】
name, promise, warnなどの動詞を含んだ発話以外にも行為遂行的発話はたくさんあると思われる。「寒いね。」や今回の授業で扱った”I’m gay”なども行為遂行的な発話の部類に入るように思われる。しかしこれらの発話は会話的含意を聞き手が理解し初めて行為遂行的な性質をもつもので、”I hereby christen this ship the Queen Elizabeth.”のような発話とは異なるというのも確かだと思う。⇒ 聞き手の位置づけに関しては別の箇所でのリプライを参照。なお、この例にしても、船の進水式ってこういうものなのだという知識がなければ、「あの人何言っているの?」となりますので、聞き手の前提知識がポイントであるのは同じかもしれません。米軍の同性愛者の事例も全く地位も権力もないような立場の人が発話したり、また聴き手の解釈によっては単なる事実確認的発話になることもあるだろう。その点でnameやpromiseを含む発話は単純に文面の意味だけで行為遂行的であり、会話的含意を必要とする行為遂行的な発話とは別の次元のものなのだろう。また会話的含意には「寒いね。でも窓は開けっ放しにしといて。」のような取り消し可能性もある。このような面を考えてもこれらの発話は話し手と聞き手のさじ加減や認識によって行為遂行的発話と事実確認的発話にもなり得る中間的なものなのではないか。⇒ 考える方向性はよくわかります。ただ、そのように、文法範疇別に考えることがいいかどうかは少し時間をかけて考えたいですね。
【17】
今日の講義は理論的な要素が多くて、少しわかりにくいところもありましたが、興味深かったです。  疑問に思ったことは、儀礼論の話で、例えばお祈りの仕方や将棋のやり方、なんでこうなったかは説明できないということなのですが、できるのではないかと思います。歴史文化の研究者がそれを調べて、わかるのではないかと思います。確かに専門家じゃないと説明しにくいと思いますが、羊の掛け声もおそらくオノマトペみたいに羊の声の真似をしてるか、ほかの理由があるのではないかと思います。とはいえ、由来のわからない意味もない言葉があるということについては論理的に考えるのは難しいから、あるのではないかと思ってしまうかもしれません。⇒ もちろん言語学者や人類学者(民族誌家)が解明できること、してきたことも少なくありません。しかしその際の説明とは、内在的解明というよりは、「とみなされてきた」というレベルのものが少なくない、ということがポイントです。  私はゲイだという言葉はperformativeということも興味深かったです。先生が前に紹介した"Queer in Russia"という本を今読んでいるのですが、ソ連時代に同性愛が禁止されていたから、バレたら刑務所に送られたらしいです。それで刑務所に男性同士の性行為がたくさんあったが、「私はゲイだ」と宣言した人がいたら、周りの人は逆に彼を避けたみたいです。(ゲイだから性感染症を持っているだろうとみんな思ったから) それで同性愛者はその発言で自分を守ったのです。⇒ となると、その宣言もある種の行為を引き起こしているので(引き起こす力をもち、実際引き起こした)、performativeと言えますが、次の問題は、そうすると「何か言われて感じたり思ったり何か行動を起こさせること」すべてに関してperformativeといえ、〈概念のインフレーション〉が生じることです。
【18】
全体的に難しくてよく理解出来なかった。構成的規則では、構成している要素を並べれば、行為について議論する段階に入れる、と言っていたが、具体的にどこまでが行為の(儀礼の?)構成要素として認められるのか。⇒ 社会とゲームとを比較して議論できるかと言われた場合、最初に出てくる論点がこれです。後者の場合、構成要素は有限で、ある程度は数え上げて限定できますが、社会的な事柄の場合できるか、ということです。行為遂行的発話はそれがなされる時にその行為が行われているかどうかとは関係ないのか、行為と発話の同時性は必要ないのか。⇒ 少なくとも言語人類学の観点からすれば、同時性は極めて重要な論点です(時間にギャップがあると、「再文脈化」が可能になり、行為もひっくり変える可能性があります)。バトラーの考えに、行為遂行性を機能させる「構築的な慣習」という言葉があったが、構築的な慣習とは発話内容や発言者の意図とは無関係なものなのか。⇒無関係ではないですが、一致もしない、ということです。
【19】
行為遂行的発話に関して、例えば上司による「お前はクビだ」という発話が直接解雇に繋がるか、あるいは実際の解雇には更に上層部との交渉や書類手続きなどが必要になるかどうかは、個々の職場環境から社会全体のシステムや倫理規範まで様々な要因によって代わってきます。しかし、一見「お前はクビだ」と言うだけで解雇できるようなケースでも、恐らくただ言えばいいというものではなく、本人を個別に呼び出すなどして普通の状況ではないことを示す、あるいは一定数以上の同僚に発話を聞かせるなど、発話そのものの枠を超えた何かしらの手続きが必要となるのではないかと考えられます。「お前はクビだ」という発話が上司の意図を表明しているものだと仮定すると、その発話そのものが意図を実現する行為としての役割を持ったり持たなかったりしているというよりは、単に意図の表明とその実現の間の距離が環境によって変わるというようにも思えます。⇒ 「意図の表明とその実現の間の距離が環境によって変わる」というのは面白い観点だと思います。物理的距離、時間的距離双方で考えられますね。ただ言語行為論の隠れたポイントとして、「情動 emotion」の次元があります。「おまえは首だ」と言われたとき、解雇という行為だけでなく、職を失う、失ったらどうしようという動揺の側面を、この距離の視座とどう絡めて考えるか。
【20】
今日の講義で出てきたシベリアの「オーフレー」と唱える儀式の例に関して,この言葉自体の意味は解釈困難ということであったが,日本語の挨拶語に見られる,本来の意味を失った言葉と比較してどのように「儀礼」を位置づけるか(分類するか)が気になった.例えば,日本語で食事前に「いただきます」というのは一種の儀礼(大げさかもしれないが)と言えるであろうが,この時の「いただきます」は本来の(目上の人などから何かを受け取ったときの)「ありがたく頂戴します」といった意味を超えた(勿論その意味も含むが),「これから食べます」ということをある意味周囲に共有しようとするような意味合いも含んでいる.⇒そうですね。「オーフレー」のように一種の掛け声をもとにした儀礼語とは異なり,日常語の文法の範疇で使われる言葉から派生したという意味で儀礼としての系統は違うと思われるが,儀礼の言葉から行為のあり方を考えることもできるのではないかと思った.⇒ 「オーフレー」も「いただきます」も行為の一局面を実行(少なくとも開始)している点では共通するが、行為の性質が違うというのも確かです(「オーフレー」は羊や牛を追いやるという行為のなかでこそ意味するが、「���ただきます」は食事という行為の開始を自ら宣言することであり、食事の第一段階という行為でもある、など)。
【21】
権力と意図という2つの側面(?)については、考えさせられるところが多く興味深かった。発話者の意図が実際にどのようなものだったかは、究極のところ発話者にしか分からない。⇒ さらに言えば、発話者にも分からない可能性がありますね。意図を伝えるとすればそれも発話によるしかないだろうから。発話者以外には、彼・彼女の言葉を信じるか否かという選択が任される。だからこそ、レジュメ後半に挙げられたような政治的・社会的事例においては、ある意味で発話者の言う「意図」以上に、発話を受け取る側の感情や解釈が大きな力を持つようにも見えるのだろう。バトラーの言う、行為遂行性が機能するのは構築的な慣習によるという点は確かにその通りだ。その意味で、言葉を受け取る側、発話者以外の人(あるいはその集合体としての社会)もまた、言語行為において一種の大きなpowerを持っていると思った。⇒ ええ、その通りだと思います。慣習であるゆえそれを支えているのは、話し手個人、聞き手個人だけではありえませんので。ただ、powerが一様に偏在しているという方向性で考えるのはまずいのでは、とも考えます。
【22】
行為遂行的発話においてその文が成り立つためには"I"に適切な権限が付随していなければならないという点が興味深かったです。確かに「君はクビだ」と言われた場合、相手が店長であればクビになったことが同時に示されているかもしれませんが、バイト仲間に同じ言葉を言われバイトにいかなくなるのはおかしいので、誰に言われたかが重要であると思いました。一方例えば雇い主にクビだと言われた状況でもその人が笑いながら言っている場合には、冗談や嘘である可能性もある気がします。表情や声のトーンなどの言葉以外の情報があれば相手が冗談を言っているのか本気なのかまだ汲み取りやすいかと思いますが、文字だけでやり取りをしている場合は意図していた通りに伝わらないことが多々あり、絵文字や語尾に「笑」を付けることによってできる限り自分の感情や意図通り伝わるよう工夫していると思うのですが、いつも絵文字を使う人が急に使わなくなると逆に怒っているのかと感じられやすかったりと、文字、言葉だけでやり取りする時には会話の難しさを感じます。⇒ 言語行為のとき、付随するpara-linguisticな側面も考慮しなければならないのは確かです。ただ、笑い一つとったところで多様な笑いがあり、可笑しさを喚起する笑い顔で雇い主が「おまえはくびだ」と言ったとしても、聞き手が「自分は首になった」と解釈する可能性は常に開かれたままという感じもします。
【23】
行為遂行的発話が行為として実効性を持つのはそれが構築的な慣習の定める適切さに従う限りにおいてだ、とバトラーは述べていますが、船の進水式の例を考えると、この船を建造することやこれをQueen Elizabethと命名することはおそらく船主や造船所の人々によって予め決定されていたことであり、発話文中のIは進水式という適切に整えられた状況でこれを宣言することを委任された者に過ぎないのではないでしょうか。すなわち行為遂行的発話を作用させる構築的な慣習や背景的な文脈に注目すればするほど、その発話行為がそれまでの”流れ”から自然に生み出された形式的で予定調和的なものであるという側面が強く感じられ、それではこの発話自体は一体何の行為を成し遂げたといえるのだろうか、発話がなされなくても実質はさほど変わらないのではないか、という混乱に陥ってしまいました。。⇒ とてもいい「混乱」だと思います。この例でいえば、行為が発話によってなされたとしてもその〈貢献度〉はどれくらいなのか?ということで、たとえば進水式で「この船をエリザベス号と命名します」という政府高官やら造船所社長のことばが聞こえなかったとしても(マイクが壊れていた、隣の人とおしゃべりしていたなど)、進水式がそこでストップすることは考えにくい。他方、雇用者が被雇用者に向かって「おまえは首だ」という発話はちょっと違います。ですので、オースティンもサールも発話行為の分類に走るのですが。
【24】
言語の行為遂行性について、以前、他人との会話において、その人の発言からその人が当然行ったのだろうと予想していた行為を、その人が実際にやっておらず、その人とトラブルになった経験があり、(この説明だけではわかりづらく申し訳ありませんが、)この経験は個人間の発話内行為に関する認識のずれから生じた経験だったのかもしれないと思いました。⇒ 言語行為論の一つの死角は、まさにこういう「不発」をどう理解するかにあります。行為がなされなかったというのは、意味が伝わっていないことなのか、それとも言語行為論をあてはめること事態が無意味なのか、などなど、と考えさせられます。憎悪発話については、国家によって言説範囲の決定が行われることで、国家にとって都合のいい言説ばかりが人々の頭に刻み付けられ、逆に都合の悪い言説は意図的に人々の記憶・記録から忘れ去れてしまうという点はあると思います。さらに、そうした都合の悪い言説は社会的に見て立場が低い人々に関することが多いために、そうした傾向が助長されるのではないかと思いました。⇒ ですから、「言説範囲の決定」、つまりフレーミングに対して批判し、別のフレーミングを提示すること(リフレ—ミングすること)が重要なのでしょう。
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