#オケよりソロかな
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本日のおはジャズ「Ellington Uptown」Duke Ellington '50
ほんとは昨夜の自分の演奏を酷く反省して(笑)フュージョンやハードな曲に対する向き合い方を学ぶつもりで久々にウェザー・リポートを聴こう!と思ってレコード棚を物色してたらコレが隣に有り…ついつい。
'50年というのは、リードアルトのジョニー・ホッジスが反乱を起こして、主要メンバーを引き抜いて自分のオケを作ったそうで、メンバー・チェンジを余儀なくされたエリントンはルイ・ベルソンを他所から引き抜いたらしいです。いきなり、ベルソン・フィーチャー曲からスタート。あんまり好きなドラマーではないけど、流石にめちゃくちゃ上手いです。
他は往年のエリントン・ヒット曲中心ですが、Aトレインなんかはボーカル入れて、途中でテンポチェンジして、テナーの変態ポール・ゴンザルベスをフィーチャーしてますが、このソロが素晴らしい。この曲で中々こうは吹け��いから憧れます。
全てに現代音楽に匹敵するような綿密なアレンジが施され、これでもか感がもの凄い。ポップな曲が多いのにかなりヘビーです。ホッジスへの当てつけなのかなぁ(笑)
エリントンの影響を強く受けたというザビヌル。ウェザーは後で聴こう。
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日曜日、FEの「聖戦吹奏楽オフ会」の会議に行ってきました。どこからどう伝わったのか私が編曲できるらしいと白羽の矢が立った感じです。参加メンバーには知ってる人もいたので安心ですがやはり知らない人たちの中に入っていくのは緊張感があります。いや、緊張というよりは警戒に近いかもしれません。私昔からわりと警戒心が強いですね……
ちなみに直前まで金管アンサンブルの練習をしている場とのことだったので、それもちょこっと聴かせていたたいたのですが金管ってこんなにニュアンス豊かなんだな〜と面白く聴きました。個人的にはトロンボーンのソロがめちゃくちゃ良かったです。トランペットの人の唇が痛い、なんて感覚も全くわからないので楽器のことまだまだ何も知らないなという反省もありました。
肝心のオフ会の計画は思ったよりゆったりしていて安心しました。曲数や時間も思っていたより短く納期に余裕もあり、融通もきかせてもらえそうなので楽しくできそうです。問題は吹奏楽編曲なんてできるのか?という事なんですが、これから聴いて頑張ります。もっと言えばオケ編曲もできるのか?って事でもあり、いやいや私やっぱり編曲甘く見すぎかもという自省はあるのですが。とり��えず作ったものを識者に校正してもらえばいっか〜ぐらいの気楽さで今のところはいます。それにしても今までのオフ会が選曲もスケジュールも編成も常軌を逸していた事に改めて気づきました。今回は編曲に気をかけてくれるのはありがたいな〜と思いつつ、私は所詮プロでもない編曲者であり、作った曲を演奏してくれる事へのありがたさを忘れてはいけないとも思います。
吹奏楽、学生の時にちょこっと聴いたのですが普段は全くといって聴かないですし、ゲーム音楽でも吹奏楽アレンジだとなんだ〜〜(がっかり)というぐらい弦楽器贔屓なので、これを機会に吹奏楽の魅力も知れたらいいなと思っています。
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NEVER MORE -Reincarnation:PERSONA4- scans and transcription.
01 Pursuing My True Self
02 Heartbeat, Heartbreak
03 Like a dream come true
04 I'll Face Myself (-Battle-)
05 Reach Out To The Truth
06 Your Affection
07 夢想曲
08 SMILE
09 Heaven
10 Signs Of Love
11 specialist
12 Never More
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目黒将司
大変長らくお待たせいたしました。ようやくP4アレンジ CD「ネバー・モア······(なんちゃら)」を発売することができました。構想から約3年、ゲーム「ペルソナ4」が発売された当初からアレンジCDを作ろうというお話を頂いていたのですがなかなか実現せず、ようやくこの度制作することができました。今回はボーカル曲 のアレンジを私が、インスト曲のアレンジを喜多條が担当しました。アレンジ自体は以前発売されたバンドアレンジCD「PERSONA MUSIC LIVE BAND」があり、差別化が難しかったのですが、ボーカル曲は 原曲を発展させる方向であまり大きく変えず、インスト曲では大胆なアレンジをしました。特にインスト曲は喜多條の頑張りと管弦楽器にピアノの生録��で大変豪華にアレンジされていますので、是非じっくり聴いて頂ければと思います。
profile
1996年アトラスに入社。歴代のアトラスタイトルのサウンドを手掛ける。「ペルソナ」シリーズにおいては、15年前の「女神異聞録ペルソナ」からサウンドに携わり、「ペルソナPSP」ではサウンド兼ディレクターも務める。
幼少の頃より様々な楽器と慣れ親しむ。中学時代から作曲を始め、高校時代には打ち込みによる音楽制作を始め、以来ジャンルにとらわれない幅広い楽曲を手がけている。ペルソナミュージックライブでは ギター演奏者として舞台に立ち、マルチな才能を発揮している。
喜多條敦志
このアレンジの話を最初受けた時は、2曲とのことだったんですが、いつの間にかインスト曲全部ということになっておりまして(笑)ただ自分も楽器の生演 奏を録っても良いと言ってもらえて、そのお陰で、素 晴らしいプレイヤー達とご一緒することができました。それと上司だからというわけではないのですが(笑)目黒(さん)の楽曲のメロディが良いからこそ、アレンジしがいがありますし、どんな楽器やボーカルを当てても形になるんじゃないかと思います。素晴らしい楽曲とプレイヤーに出会えて、自分はほんと幸運 だと思う以上に、もっともっと精進しないと!という気 持ちが大きくなってきました。とはいえ、今回はとても楽しかったですね。またやりたいです(笑)
profile
2006年アトラスに入社。ペルソナシリーズでは、2007年の「ペルソナ 3フェス」で一部効果音などを担当したのが最初。以降は、効果音やヘルプなどで様々なタイトルで少しずつ携わり、メインでは「東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」や「HOSPITAL.」でBGMなどを担当。 小・中学時代は体育会系だったが、同時期に作曲や打ち込みを始める。当時はギターが嫌いで、キーボーディストに憧れるも、現在はギターに目覚め、猛特訓中。
01 Pursuing My True Self
ご存知「ペルソナ4」オープニングテーマですが、こちらのフルバージョンをようやく制作することができました。ボーカルも全て録音し直し、曲もフルサイズに編集したのですが、4年近く前に作った曲を再現するのに苦労しました。もちろんデータは残っているのですが音楽ソフトのプラグインのバージョン が合わない問題もありつつ、大丈夫そうな部分も何となく原曲と違う気がするなど、色々と試行錯誤しました。原曲の雰囲気をしっかり継承しつつ細かい所の変更で少し聴きやすくなっていると思います。(目黒)
02 Heartbeat, Heartbreak
原曲を発展させる方向でアレンジしました。ゲーム中では曇りの曲なんですが、入りの効果音は曇りの環境音を、曲の途中から雨がしとしとと、最後は本降りに······。最後のピアノソロは実は「Heaven」のソロと同じアブ ローチをしています。(目黒)
03 Like a dream come true
この曲は原曲も、ブラスをフィーチャーした楽曲でしたし、アレンジするならこういう方向かなとすぐに決まりました。ただ、せっかくのアレンジなのに、打ち込みビッグバンドでは格好がつかないので、サックスプレイヤーの竹上良成さんにブラスのアレンジをお願いしたところ、ブラスのあまりの格好良さに、レコーディング中はニヤニヤしっぱなしでした(笑)プレイヤーはたった3人でも、大編成をイメージして2~3本ずつ重ねているので、音の厚みがすごいですね。(喜多條)
04 I'll Face Myself (-Battle-)
原曲にパートを足す方向で、歌謡曲のような構成にしました。原曲がロックだったのに対し、ロックテイストは残したまま、ややオケ風に色をつけた感じです。メインメロディはバイオリンなのですが、バイオリン一本で役割が多岐に渡っているので、室屋さんは大変だったかも······。(喜多條)
05 Reach Out To The Truth
バンドアレンジCDでは豪華なロックバンドアレンジになっていましたが、こちらでは原曲のフルバージョンを作る意識でアレンジしました。少々地味ではありますが、ボーカルはもちろんギターも全て新録音、他の楽器も全て打ち込み直しました。ギターは原曲では13トラックもあったので4年前の自分を恨みましたが(笑)、結果的には更に2本増えました。(目黒)
06 Your Affection
ボーカルの平田さんとアレンジの相談をした時に、原曲をさらに未来的にしたのがいいと言われ、じゃあPerfumeみたいの?ってことでこんなアレンジになりました。ボーカルはマネしてませんが、Perfumeの「ねぇ」のベースが広がりがあってスゴくかっこ良かったのでマネしてみました。······1回しか聴いたこと無いのでマネできてないと思いますが。(目黒)
07 夢想曲
原曲は菜々子の寂しいシーンでよく使用されていた曲ですね。淡々としたシンプルでとても美しいメロディの曲なのですが、それがより寂しさを表していたのではないかと思います。なので、だったら更にそれをシンプルにしてしまおうと、ピアノとストリングスのみにしました。大体のテンポ感とスコアだけ渡し、ダイナミクスやリタルダントなどピアニストの阿部さんにお任せしたのですが、それがまた絶妙でして、それに大先生室屋ストリングスが重なって いくと、レコーディング中に感極まって涙が出てきました······。(喜多條)
08 SMILE
この曲は最後に取りかかった曲です。原曲の雰囲気をあまり壊したくは なかったので、雰囲気はそのままにヒーリングミュージックのような感じで、聴いていて気持ちのいい曲になっていれば良いなと思います。(喜多條)
09 Heaven
原曲をさらにしっとりとした方向でということで、バンドアレンジと差別化するために楽器数を減らしテンポをさらにゆっくりにしました。ジャズバーで演奏されてる��いのある雰囲気?テンポはホントに色々悩んで、原曲はT=122なのですがアレンジは当初89で作っていてさすがに遅すぎると103に変更し、一度平田さんに相談した所もうちょっと速い方が歌いやすいとのことでレコーディング当日に103、105、107、109と4つオケを作っていってテストしました。が、結局テンポは106という結果に(笑) (目黒)
10 Signs Of Love
この曲は原曲から大幅にリアレンジしました。ビッグバンド風ということで制作は大変でしたが、特に平田さんのテンション高めに変えたラップがいい感じだと思います。(目黒)
11 specialist
こちらは原曲からがらっと雰囲気を変えて、4つ打ちものです。大体形が出 来てきてからが大変でした。一番最初に手を付けたのですが、少し寝かせておいて、収録の打ち合わせ前に手を入れ直しました。後半の竹上さんの サックスソロがすごく気に入っています。(喜多條)
12 Never More
このCDの最後を飾る曲とのことでアレンジの方向性が難しかったのですが、ゴスペル風ならぬ合唱風にしました。日本語詞ではゴスペル風にはならないんですよねー。サビでは今回限りのアトラス合唱隊を結成、歌とハンドクラップで参加してもらっています。ライブ感を出すためにハンドクラップ中は曲に合わせてザワザワしてて欲しいと注文したのですが、あえてザワザワって難しいですよね。音数が少なくなった箇所でそのザワザワがちょっと聞こえるかもしれません。(目黒)
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Season 2, episode 1 - Oberheim
「XpanderにはIBM社製PCの倍の演算能力を持たせてあります。ですが、それでもこの速さでしか数をかぞえられないのです」 (We've put twice the computing power of an IBM PC inside the Xpander, but even so it can only count SO fast!)
OBERHEIMの名機、Xpander(エクスパンダー)。その取説にある文章をちょこっと超訳してみた。お客様に 対しマトリクス・モジュレーションが最大20系統しかないことにご理解をもとめるこの文章。逆に20系統もできるのか!と驚いてい��ユーザーにしてみれば衝撃的に謙虚に映った。
Xpanderと言えばビンテージ・アナログシンセ最後期の名機のひとつ。だがその伝説は単に太くてあたたかい音 だけではなかった。そこには生みの親トム・オーバーハイム氏による卓越したデジタルテクノロジーも光っていた のである。こんにち的シンセの礎を築き上げた言わば第一世代のBUCHLA、MOOG、ARPが倒れたあと、シンセの開発を牽引した第2世代はOBERHEIMの創業者トム・オーバーハイム、E-MU SYSTEMSの創業者デイヴ・ロ ッサム、SEQUENTIALの創業者デイヴ・スミスなど。彼らが数々のビンテージ・アナログシンセの名機を世に送り出すことができたのは、ひとつには彼らがすぐれてデジタルテクノロジーのマエストロたちだったからでもあった。
そんな歴史を、簡単に追ってみたい。
♬ ♬ ♬
「創世神話」
���ーマス・エルロイ・オーバーハイム(Thomas Elroy Oberheim)、通称トム・オーバーハイム。1936年七夕 生まれ、アメリカ中西部カンザス州出身。
戦後、高校の時から電子工作少年となりステレオを自作。大学でコンピューターサイエンスを会得した彼は電子 工学エンジニアとして就職。アナログ回路のみならずコンピュータープログラミングもまた楽しくて仕方がない。 楽器演奏はしなかったが趣味で音楽を聴くようになり、友人たちに求められるままにパワー・アンプなどを製作。 そんな中 1966年カリフォルニアで知り合ったエクスペリメンタル・ハプニング系プログレバンドのボーカリストだ った女の子から 「前のバンドにいたギター野郎がリングモジュレーターを使ってたんだけど、あたしにも作ってくれない?」 とかなんとか、たぶんそうだったんじゃないか劇場な感じで。
リング変調器? UCLA大学図書館にて資料をディグってみれば、ハラルト・ボーデ(Harald Bode)が1960年 に作っていたというぼんやりした雑誌記事あり。それは若きトム・オーバーハイムをして音楽と電子工学テクノロ ジーとを結びつけた、ひとつの小さな春の遠雷のようなものとなった。
趣味の一環としてリングモジュレーターをいくつか作っているうちに評判となり、1970年には映画『続・猿の惑 星』で使いたいというオファーが来た。20世紀フォックスのスタジオに機材を持ち込めばオケの団員数名が興味を 示し、なんとそれを買いたいというではないか。技術者だましいに火がついたトム。キャリア・オシレーターを追 加、プリアンプも付けましょう、原音とエフェクト音とも混ぜられるようにしてみました、愛らしいロゴマークを デザイナーに作ってもらったからおっきく載せてあげるね♬
かくして1970年、史上初のライブパフォーマンス向けリングモジュレーター、その名もMusic Modulator爆誕。 その不思議な音色は初のOBERHEIMブランド機種がかわいい産声をあげた瞬間でもあった。
すると今度は大手ディーラーが自社ブランドでも販売したいというではないか! いきなり我が子が人気者にな るを約束されたようなものか。
彼へオファーしたブランドとは、零細メーカーたちがテクノロジーを駆使して開発した電子音楽デバイスをその 大手ディーラーが仕入れて販売するためのものであった。それこそが今や人気不動のMAESTROブランド。
大手流通網に乗ったMAESTRO Ring Modulatorの名はまたたく間に広がり、大西洋を渡ったイギリスのハード ロック��キーボーディスト、ジョン・ロードがディープ・パープルでHAMMOND B-3にかけて叫ぶようなフィー ドバック的サウンドを出し、キーボーディストたちに「今まで台所でまな板に向かってとんとんしてるとしか見え なかった僕たちもギターみたくかっこよくなれる!」とハートに火をつけた。
続けてトム・オーバーハイムがMAESTRO Phase Shifterに至ってはベストセラーとなり、はるか後の2022年、 ついにネット配信されたシンセヲタ御用達のフランス映画『ショック・ドゥ・フューチャー』でもその勇姿を、た んと拝める。
やがてNAMMショウへ足を運ぶようになったトム・オーバーハイム。セミモジュラーシンセARP 2600がNAMM ショウでは人気好調なのに、彼が住んでいたLAではどの楽器屋さんも販売していない。そこで彼はARPのディーラ ーとなり、既にリングモジュレーターをお買い上げいただいたお得意様に今度はARP 2600を売り歩く。ビジネス うなぎのぼり。当時シンセを扱ってくれるディーラーなんて珍しかったから彼のお店はLA界隈で有名店。
そこからトム・オーバーハイムが作ったのがMOOG MinimoogやARP 2600を駆動できるデジタル・シーケンサ ー DS-2A。まだマイクロプロセッサーが無かった時代につき論理ゲートを組み合わせて製作、RAM容量1,024ビッ トで128バイトのはずが当時まだ8ビット=1バイトにまとめる概念もない。最初は48音しかメモリーができなかったらしいが、それでもせいぜい12ステップのアナログシーケンサーくらいしかない当時、鍵盤入力までできるDS-2Aはユーザーフレンドリー! トムの音楽的センスあふれる先進性がきらりと輝く。最終的には144ステップ もメモリーできたのだから言うことなし。
時に1973年。OBERHEIMブランド2番目の機種にして最初のシーケンサーが生まれたのである。
エフェクターの次に作ったのがシンセではなくシーケンサー、それもデジタルシーケンサーであったというこ と。MIDIが誕生する10年以上も前であったこと。そんな時代から既に彼がコンピューターサイエンス・エンジニア であったことを想起すれば、それはデジタルにも強い彼がやがて大輪を咲かせるであろうことを予感させる、シンボリックかつ既に迫力に満ちた存在だったのである。
♬ ♬ ♬
「SEMカンブリア時代」
持ち前の先取の精神を発揮したトム・オーバーハイム、矢つぎばやに次の機種を開発。これがアナログ・モノシ ンセ音源モジュールの名機 SEM(Synthesizer Expansion Module)、そしてそれを元にした鍵盤つきポリシンセの名機=2Voice、4Voice、8Voice。OBERHEIMは一躍アナログシンセメーカーとなって躍り出た。
まずSEMなる音源モジュールを先行開発した理由は、自身のシーケンサー DS-2AでMinimoogや2600やなんか を駆動するより、DS-2Aと音源モジュールとを組み合せて���奏させ、それをバックにMinimoog みたいな鍵盤つき シンセでソロをとったほうが音楽的かつ便利だと気づいたから。しかも既存機種と音のキャラがかぶらないよう VCFの肩特性を−24dB/Octではなく−12dB/Octに変え、LPF/BPF/HPFの連続可変ステート・バリアブルフィルタ ーを採用。よりブライトな音色を得意とさせた。
次にSEMに鍵盤をつけて自前のキーボードシンセ化。SEMにくっつけた鍵盤とはE-MU SYSTEMSのデイヴ・ロ ッサム(Dave Rossum)が開発したデジタルスキャニング・キーボード。デジタルが分かる者同士の連携プレイで あった。しかもこれらは複数のSEMを1台にまとめて鍵盤をくっつけただけなので、いちいち各SEMで音作りしな いといけなかったが、逆に言うと1音ごとに違う音色に設定することもできた。すなわちポリフォニックかつポリ トーナル(polytonal)な楽器。1台ずつ違うピッチにすればコードメモリーっぽく和音を並行移調演奏すらでき た。さらにはポリフォニックポルタメントもできるシンセなんて当時なかなか他に無い。
ちなみに末っ子2voiceには秘密兵器8ステップ・アナログシーケンサーを搭載。2音ポリのシンセとして普通に 弾くモードだけでなく、1音は内蔵シーケンサーで駆動し、もう1音を本体鍵盤から手弾きできるというヴァンゲ リスやタンジェリン・ドリームやクラフトワークのファンが泣いてよろこぶモードも装備。1音ずつ別々の音色に できる意味はここでぐっと深まるね!ってか何気にもう原始的なワークステーション・シンセと言って良いんじゃ ないの?
4Voiceの開発が終わるころ友人づてにスティーヴィー・ワンダーへ知らせると、持ってこいと言う。プロトタイ プを持っていって弾いてもらうと、買うという! 試作につき中の配線がひでー状態なのだがスティーヴィーはま だその4Voiceを持ってるらしい!
とはいえまだまだ一般的に鍵盤楽器といえばアコピ、エレピ、オルガンという時代、シンセはニッチで「おたく な楽器」。その上4Voiceでも4,000ドル、8Voiceに至っては 8,000ドルもしたため、ばかじゃねーの!?というデ ィーラーもいたらしいが、前述のスティーヴィーはじめハンコック等そうそうたるお歴々がご購入ご愛用。
でもトム・オーバーハイムがアタックディケイエンベロープジェネレーターフリーケンシーレゾナンスミキサー VCAなどと技術用語マシンガントークしまくったがためにジョー・ザヴィヌルに至っては参った様子、我に返った トムが自粛したものの時既に遅しこれはあかんやろと思ってがっくりんこしていたら、ひと月ちょっとたったころ にザヴィヌルがやってきてドヤ顔で名曲「Birdland」の��フミックスを聴かせてくれたという。
かくして4Voice による名演はクロスオーバーという新ジャンルを開拓したのであった。新しい楽器が新しいジャ ンルをつくる。そのクロスオーバーに勘違いされたこともあった初期のYMOにて、矢野顕子が8Voiceをライブ演 奏していたのも不思議に楽しい因果。OBERHEIMの売上は伸び、徐々に会社らしくなっていった。
そしてSEMを踏まえて出てきたのが、小型アナログ・モノシンセに音色メモリーをつけたOB-1。1977年。
OB-1は8音色を完璧にデジタル・メモリーへとストアできたため史上初のプログラマブルシンセ(音色を記憶で きるシンセ)のひとつとなった。OB-1という機種名は大ブレイクした映画「スターウォーズ」の登場人物オビ=ワ ン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi)のファースト・ネームから取ったとか逆なんだとかさまざまな都市伝説を呼ん だが、そんな偶然もまたおもしろい。
だが、この機種は不運にも日影の機種となった。
♬ ♬ ♬
「風雲児 OB-X〜カンブリア紀ポリシンセ大爆発」
1978 年1月、なにやら無名の新参ガレージメーカーがNAMMショウにて新しいシンセを発表するという噂が広 まり、「列強」たる既存シンセメーカーの社員たちはその小さなブースにたかっていた。OBERHEIMもそうした列強のひとつ。でも当日の朝になってもお目当ての新製品は見あたらない。昼ごろになってようやく1人が小脇に試 作品のキーボードを抱えてブースに持ち込んできた。徹夜で不具合を直しつづけ、朝までかかってしまったのだという。その実機を見た列強メーカーたちは「なんだ、ミニモーグをポリフォニックにしただけじゃね〜か笑」と気分は大山鳴動ねずみ一匹。
だがその無名の新参メーカーとはのちに伝説となった SEQUENTIAL、昼下がりのブースに1人で試作機を持ち込んだはトム・オーバーハイムと同じくデジタルに強い天才エンジニアこと誰あろうデイヴ・スミスその人、そして彗星のごとくデビューした新製品こそが後世にまでその名を轟かすこととなったゲームチェンジャー、ビンテー ジ・アナログ名機中の名機、そう、Prophet-5 であった。
メモリーもないモノシンセが常識だった当時、5音ポリで 40音色メモリーを搭載した Prophet-5 は革命的。そ れは当時誰もやっていなかったCPUでシンセ全体を制御させるデジタルの勝利。それを具現化したデイヴ・スミス の先見性はすばらしく、NAMMショウ3日間だけで注文殺到、まさしくProphet-5はflying off the shelf=飛ぶように売れ、デビューから半年もたつとその独壇場ぶりが列強メーカーたちを慌てさせることになる。トム・オーバ ーハイムもその一人であった。なんせご自慢の4Voiceの売上が本人いわく「でっかい岩が転がり落ちるみたいに」赤丸急��下、真っ逆さまに奈落へと崩壊したのだからたまらない。
しかも相手はのちに「モノシンセはMinimoog、ポリシンセはProphet-5,デジタルシンセはDX7」などとシンセ技術史のランドマークとして並び称されることになる巨人。足元が文字通り崩落するがごとき未曽有の危機にトム・オーバーハイムは新製品開発を5カ月に圧縮、次世代シンセ開発突貫工事。
そして翌1979年夏、サマーNAMMショウにてSEQUENTIALの挑戦を受けて立ち、リングによじ登ってきた新機種こそが、王者Prophet-5の前に立ちはだかった最初のチャレンジャーことOBERHEIM OB-X だったのである。
してNAMMショウ当日。それでも過熱するばかりのProphet-5の大人気ぶりに、ショウが終わるころには俺の会社は倒産してんじゃねーかとトム・オーバーハイムは冷や冷や。いやぁ~未知の新機軸へ果敢にいどむ心労しかも 後追いモデルほんとうにお疲れさまです! そしてフタを開けてみれば3日間ほどで50万ドルもの絶好調セールスを記録、渾身の一撃、面目躍如! そしてここにポリシンセたちによる新しい群雄割拠の時代がスタートした。
OB-X は2音ポリ仕様の基板回路「ボイスカード」を採用。4音ポリ版、6音ポリ版、8音ポリ版という3バリ エーションが存在。ポリ数が不定であるために代��X(エックス)の文字を機種名に入れた。5ボイスのプロフェットと対決する後発にふさわしい優位性。それは 2Voice、4Voice、8Voiceを実現したSEM的発想か。
しかも旧機種では各SEMを違うピッチに設定しコードを並行移調して演奏できたが、OB-Xではコードメモリー を搭載することで再現可能。これもProphet-5には無い特典。コード「メモリー」という発想もデジタルですね。
他社とは違うー12dB/OctのLPFによる明るい音色も非常に好評、ざらざらしたダスティでブライトなサウンドは陽キャなアメリカン・ハードロックと融合し明るくかっこいい新境地を切りひらいた。先のクロスオーバーでもてはやされた4Voice、テクノの神器ヤオヤ、そしてOB-Xもまた新しい楽器が新しいジャンルに貢献した好例であろう。その他にもそれまで「No Synthesizers」を誇ってきた大英帝国クイーン陛下が初めて、かつ潔く大胆に導入 したシンセがOB-Xであったという点でも感慨深い。
かくしてトムとデイヴとでアナログ・ポリシンセという新しいマーケットを開拓、他社もこぞって追随しELKA Synthex、ROLAND Jupiter-8、Juno-6などヒーローとも言える新機種が輩出、時代に乗り遅れた旧世代MOOG と ARPは倒産、風雲児OBERHEIMとSEQUENTIALとがシンセ業界で双璧をなす存在となり台頭、黄金の80年代はさしずめカンブリア紀ポリシンセ大爆発、躍動感あふれる新時代となった。
♬ ♬ ♬
「OB紀」
勢いに乗ったトム・オーバーハイム。
OB-X 後継機種としてOB-Xa、OB-8へと活発にモデルチェンジ、ロジャー・リンが史上初 PCMリズムマシン LM-1を出すのを見て、ただちにより安価なPCM音源リズムマシンDMX、DXをローンチ。さらにデジタルシーケン サー DSXなど新製品の数々を送り出し、MIDIより先に独自のOBERHEIMパラレルインターフェイスをも開発、の ちのMIDIよりも高速の並列データ通信を実現。デジタルの強みを発揮しまくってOBERHEIMの機種だけですべてラ イブから楽曲制作までをも可能にするエコシステム、その名も「Oberheim System」を打ち立てた。
実は試作機の域を出ないがOB-Xaを元にした OB-Expanderなる卓上型音源モジュールまであった。ちなみにこ れは MIDI 時代の音源モジュールXpanderとは異なる、先駆者的存在。
さらに繰り出したるは奇想天外な機種、ミュージシャン向け卓上型ROMライターPrommer。これはユーザーサ ンプリングした音色に原始的なタイムストレッチやリングモジュレーションなどなど編集した上でEPROM (Erasable Programmable Read Only Memory:書き込みと紫外線による消去が可能なROM)に焼き、それを リズムマシンDMX内蔵EPROM とユーザーが差し替える(!)という恐ろしい機種。PrommerとDMXとのセット が中古であったら貴重♬ 8ビット/32kHzサンプリングなんてイカす♬ そして DMX はその安さがゆえにヒッ プホップ業界で AKAI PROFESSIONAL MPCへのオルタナとして後に再発見されることにもなった。
プリセット型シンセという自己矛盾したかのごとき機種 OB-SXに至っては、実はOB-Xと音色データが互換する がためにOB-Xで自作した音色をカセットテープに保存、それをOBERHEIMに郵送すると EPROM に焼いて返送し てくれるという神サービスまであった。
むろんPrommer/DMXもOB-SXも、EPROMはお客様が自分で交換。特に基板を触る前にはくれぐれも静電気を 放出しておいていただけますよう、よろしくお願いいたします。実はPrommerで焼いたEPROMはOBERHEIM以外 のリズムマシンでもこっそり使えたらしいよ。トム・オーバーハイムにはライブラリービジネスの曙光が見えてい たのかな?
ところでOB-X景気に湧いた1979 年から1980年にかけて、トム・オーバーハイムはカリフォルニア州立短大で コンピューター・ミュージックのセミナーを担当。するとそこに潜り込んできたるは高校生1名。そのハイスクー ルキッドにニュータイプとしての素質を見出したトム・オーバーハイム、なんと彼をスカウトしてフラナガン機関ばりに社員登用。そしてそのさとい彼が作ったのが実はシーケンサーDSXであった。その分解能は4分音符=96で あったというから、のちのMIDIハードウェア・シーケンサーの名機YAMAHA QX3やROLAND MC-500とも互 角���それでいて並列通信でもってMIDIより高速。
しかも彼は売るのもうまい。そしてこの若き才能はのちに電子楽器業界におけるデジタル革命家となる。
というわけでデジタルへの造詣の深きトム・オーバーハイムがもたらしたアナログポリシンセの繁栄。だがこの 先進性優位性が、逆にOBERHEIMをしてMIDIをあなどることにつながってしまう。
♬ ♬ ♬
「マトリクス・モジュレーション紀」
1983 年、MIDI爆誕、DX7爆誕。OBERHEIM沈黙。
1984年にOBERHEIMはこれまではとは全く違ったビンテージ・アナログの名機Xpanderをリリース。MIDI 規 格制定にかかわらなかった同社はスタートダッシュにこそ出遅れたが、しかしその1年後にマルチパートMIDI音源 モジュールを出してきたという、やはりデジタルに強いトム・オーバーハイム貫禄の力作であった。
しかもそれだけにとどまらない。
6音ポリの卓上型音源モジュールXpanderは音声経路こそフル��ナログかつVCO→ VCF→ VCAと減算方式なカ タチに結線済みであったが、変調はすべてデジタル演算で行いその結果をアナログ音声回路に反映する機種。そし てこれら変調システムをXpander は史上初のマトリクス・モジュレーションというカタチに整理して搭載。24基 の内部モジュールにまたがるモジュレーション経路を冒頭に紹介したとおり、最大20本のルーティングでもって結 線する、つまり史上初のプログラマブル・セミモジュラーシンセ、仮想セミモジュラーとも言える存在であった。
Xpanderのモジュレーションソース・セレクト
・変調はデジタルで ・音声はアナログで
すなわち
・デジタルによる卓越した表現力 ・アナログによる豊潤な音色
2つの宇宙のおいしいとこ取り。
マトリクス・モジュレーションとしてパッチングした結果は100音色メモリーに保存され、MIDIプログラムチェ ンジで瞬時に切替可能。広大なパッチングを一発切替だなんて、なんという夢のようなセミモジュラーシンセであ ろう。パッチングのノウハウをプリセット音色から学べるのもありがたい。
PAGE MODIFIERは選択したパラメーターをコントロールするセクション ただEGが原始的なソフト処理のためにXpanderではアタックがナマる傾向にあった。よってXpanderはシンベには向かず、代わりにシンセブラスは荘厳なものになった。
さらに VCAにEGをつながない限り音すら出ないセミモジュラーの徹底ぶりゆえ、逆にLFOをつなげれば周期的 にゲートが開閉し、打鍵しなくとも電子ししおどしの如く音があちこちに散乱する楽しい芸もできた。LFOには他 の変調信号をクオンタイズするモジュレーション・シェイパー機能まであった。
内蔵モジュール24基×6音ポリなので、144基ものモジュールが内蔵されていたことになる。これをユーロラック で実現したらと考えるとき、仮想セミモジュラーとしてデジタルで具現化したトム・オーバーハイムのビジョン に、しかもプログラマブルであるという着想には感謝しかない。
Xpanderは6パートのマルチ音源にもなりパートやボイスごとにパン��設定可能。リアパネルにはCV/Gate入力 端子が6ペアも壮観に並び、CV/Gate to MIDIインターフェイスにすらなった。これはOBERHEIM DSXシーケン サーを通じて同社パラレルバス世界とMIDI世界とを橋渡しするだけでなく、ROLAND MC-4のようなMIDI以前な がらに強力な編集機能を有するシーケンサーがあった当時うれしい機能にもなりえた。
卓上型というのも操作しやすい。垂直ラックなんて腕が疲れる。3つもある蛍光管ディスプレイと6つのファン クションキーや6つのエンドレスエンコーダによる操作性もまた斬新。今ならFL管ってだけで雰囲気あるよね。
すなわち Xpanderとは
・デジタルによるマトリクスモジュレーション ・デジタルによるリモート操作ことMIDI対応しかもマルチ音源 ・デジタルによるディスプレイで実現した多彩なパラメーター操作
これら3つのデジタルに支えられた画期的な新世代シンセであった。
加えて何よりも音の良さ。曲芸的なプリセット音色からは分かりにくいが、Xpanderは自分で音を作ると太い音 もする素性の良さがあった。ベロシティが効くVCOシンセというだけでも貴重! してお値段64万8千円と、安価な日本製とは一線を画す完全プロ仕様。
「Matrix Modulation」の名はそのままOBERHEIMの登録商標となり、他のメーカーは語順を逆にして 「Modulation Matrix」と呼んだり、ROLANDのように「Matrix Control」と別名称にしたりして回避している。 いまだにそうであるところを見るとやはりハードウェアものづくりにっぽんとは対照的なソフトウェア大国USA の、その自由な発想と底力とを垣間見る思いすらする。
史上初のバーチャルモジュラー。しかもCV/MIDI音源。内在する複雑なモジュレーション・ネットワーク。外在する広大な CV/MIDIネットワーク。
2つのネットワークがフラクタルであるかのごとくリフレインされるは、まるで大宇宙の中に小宇宙があるかの ようだ。もはや受動的な音源ユニットの枠を超え、能動的にネットワークの中でおしゃべりし聴き耳を立て反応し ながらさまざまな役柄をこなす存在なのであった。そして新しい操作性によりスコープを通して音の銀河を眺める ようにエディットする。
それは来たるべきネットワーク社会をも予見させる未来からの使者、未来のプロトタイプのような機種ですらあ った。
この後OBERHEIMはXpanderを2台分搭載した12音ポリ最終進化型アナログシンセ・キーボード、その名も Matrix-12を発売。98万円というハイエンド・プライス、ますます広大なマトリクス・モジュレーション、宇宙の 深淵をのぞきこむようなディープな音、これらはデジタルシンセ時代にあらがう巨大恐竜のようなビンテージ・ア ナログ最後の主役となった。
♬ ♬ ♬
「MARION SYSTEMS紀」
だが1985年にOBERHEIMは倒産。あげく弁護士連中に乗っ取られ、その2年くらい後にトム・オーバーハイムは退職。「弁護士を��用するなよ」とは彼の名言。
残された名機Matrix-6、Matrix-1000は哀しき遺児たち。目の付け所が秀逸だった史上初ジェネリックなサンプ ルプレイバッカーDPX-1なんて後のライブラリービジネスをどれほど先取りしていたことか。このコンセプトがそ のまま育まれ続けたなら今のDAW時代コンテンツ万歳テクノロジーはさらに数年先を行っていたかもしれないの に、ついえ去る。無念!
自らの名を冠した城を去った彼は一時期ROLAND初のハードディスク・レコーダーDM-80の開発顧問などを務 めた後、小さなメーカーMARION SYSTEMSを立ち上げる。
その初号機MS-9Cとは、当時の花方だった12ビットサンプラーAKAI S900を16ビット化する基板1枚という驚 きの新製品。S900特有のハイ上がりな周波数特性を再現するスイッチまで設けたこだわりっぷり。
続けて1994年に送り出した弐号機MSR-2は、1Uラックのアナログシンセ音源モジュールと思いきや、中身を 入れ替えることで違う音源になったりエフェクトになったりといくらでも機能が七変化するメインフレーム機種。 ピッチが安定したHROことHigh Resolution Oscillatorも搭載。
MS-9CとMSR-2に共通するのは、メインフレームとなるハードウェアへ基板ライブラリーをインストールする ことで機能をフレキシブルに変えるという先駆的ビジネルモデル。
ちなみにこの間トム不在のOBERHEIMからは、PerFX シリーズ、OB-Mx、OB-12、MC-3000 などなど出てい たとはいえ、あえて申し上げるなら決してトム・オーバーハイムが描いた “コミュニケーションするシンセ“ などの ように遠く未来を見通すビジョナリー的な視点に裏打ちされたものとは思えない。どちらかというとその場その場 で場当たり的に単独の魅力だけでぽっと出た感がある。むろん各機種の個性は光るので名機もあるには違いないの だが。
だが最後にはギター用エフェクトに転身しようとするも、何屋さんなのかよくわからないメーカーとなって同社 はついに21世紀初頭に消えた。
MSR-2メインフレームのデビューから15年たった2009年、楽器業界に戻ってきたトム・オーバーハイムはSEM 復活を宣言。紆余曲折を経て2011年から、 ・SEM MIDI版 ・SEM パッチパネル版 ・前2者を合体させたようなSEM Pro
この3機種を発売。SEM Proで14万4千円。2014年にはキーボードシンセTVS-2 Two Voice Proも発売。
2016年には良きライバルであるデイヴ・スミスとともに今の新生SEQUENTIALからのOBERHEIM機種となる OB-6を発売。OBと命名されるも中身はSEM ベースの設計、非常に良質なアナログ���音がする現代版6音ポリシンセの名機。さらにOB-6は同社Prophet-6の姉妹機種。その Prophet-6は当時まだDAVE SMITH INSTRUMENTSと名乗っていた同社にとって、SEQUENTIALブランド��権の旗印。その姉妹機種にOB-6が来るという、2人のロ ゴが並ぶという、予想もしなかったレジェンダリー・エンジニア2人の元気コラボ。デビュー動画が旧友たちの友 情をあますところなく伝えていてイカス!
2019年にはGIBSONがOBERHEIM商標権をトム・オーバーハイムに返還。2021年8月3日にはBEHRINGERの 親会社MUSIC TRIBEからも商標が返還され、弁護士に乗っ取られてから実に36年ぶりに彼は自分の名前を手にす ることとなった。自分の名前すら自由に使えなかったんだから、ほんによかったですね。
彼が2度目に作り出したSEMシリーズやTwo Voice Pro などを特徴づけるのは、中身や音のこだわりもさること ながらCV~MIDIまで包括した統合的なネットワークへの対応であった。デジタルを駆使して生まれてきたDS-2A シーケンサー以来、SEMしかり、前MIDI時代の先駆者Oberheim Systemしかり、フラクタルなネットワークを意 識したXpanderしかり、新生SEMに至るまでトム・オーバーハイムが一貫して追い求めてきたものたちの一つは 「おしゃべりしあう楽器たち」であった。
それが今の時代ほど切実に求められていることはなかったかもしれない。
見通せない未来と希望もシェアするグローバルなプラットフォーム、それはトム・オーバーハイムが暗黙のうち に求め続けてきたネットワーク時代の具現化であろうか。そしてそのネットワークに載って配信されし映画『ショ ック・ドゥ・フューチャー』にて、トム・オーバーハイムの伝説 Maestro Phase Shifterが名脇役の如く存在感を 示しているのは、まさに彼が夢見た「つながる電子楽器」の夢ではなかったか。温かに揺らいで熱を帯びるアナロ グサウンドに耳を傾けつつ新生 SEMにパッチングしてネットワークにつなげるとき、そこに私たちはどんな音の未 来の景色を見るのか。
かつて高校生のときにトム・オーバーハイムにスカウトされシーケンサーDSXを開発した若き才能がいたと、先 に書いた。その名はマーカス・ライル。のちに彼はALESISにてADATを作ることで、史上初アマチュア向けデジタ ルレコーディング・ツールを実現、さらにLINE 6を興し、保守的で真空管信仰が根強いギター業界にあってフレン ドリーなアプローチでモデリング技術を持ち込み、PODというかわいいお尻のカタチでもってアンプシミュに市民 権を与えた。そんなデジタル革命児となった彼は今でもトム・オーバーハイムを恩人としてリスペクトを表してやまない。
OBERHEIMのテクノロジーはAKAI PROFESSIONALのウィンドシンセにも受け継がれ、初期のEWIシリーズは VCOシンセ音源に小規模なマトリクス・モジュレーションを搭載。さらに全く関係ないところでもARTURIAがアナ ログシンセ・ルネッサンスの波に乗ってミニ鍵アナログシンセMicroBruteを出すにあたり、小さなパッチパネルを 用意し「モジュレーション・マトリクス」と銘打っていたのは象徴的ですらある。
おしゃべりしあう楽器たちの時代。
DS-2AもSEMもDSXもXpanderも、来るべきソフトウェアと��ミュニケーションとネットワークの時代を十分 に予感させるものでありながら、ほんとうに凌駕されるまで10年20年30年と待たねばならなかった。かくも人類が 回り道をするものならば、今もまた。
齢80を超えるトム・オーバーハイムにとって、事実上彼がたった一人で切り盛りしているMARION SYSTEMSの 経営は大変なものであり、ここしばらくの全世界的な半導体不足によってTOM OBERHEIMブランドの新製品は在 庫限りとなっている。文明の瓦解すら伝え聞く中、トム・オーバーハイムたち先人たちの叡智にならい早く全地球 的な支援のネットワークによって老オーバーハイム爺を助けられる日が来ることを、ほんとうに切に切に祈ってい たところであった。
それがなにやら2022年4月13日、新しくOBERHEIMの復活を予告する動画が、むたむたクールすぎるクールな動画が。
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こ、これは、OBERHEIM3度目の復活!!!!! そしてついに現るOB-X8、時に2022年5月10日!!!!!
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https://www.oberheim.com
(2022年6月23日Sound&Recording公式サイト初出)
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2024年6月23日放送分 満点DAMミュージックレジェンズ 文字起こし(後半)
横田さん
はい、そういう忙しい中で、でもやっぱり安全地帯とはバンドのメンバーのような形で関わってたってところに関しては結構やっぱり安全地帯に関しては時間を割いて関わってたおられたんですか?松井先生は、
松井さん
そうですねえ、あのー皆様ご存知のように、玉置浩二が3枚組を作るとか言い出したり(笑)
横田さん
あー!
松井さん
やっぱりこう、すごい企画が後から後から、出てたもんだから。
武沢さん
しかも3ヶ月くらいでやんなきゃなんない。
松井さん
ま、そのあたり、彼の最初のソロアルバムで海外へ言ったりとかね〜。なんかそんなこともあったりとかして。
武沢さん
そうだね。あの3枚組ん時、ちょうどそれをやってたんだよね、確か、ソロも作ってって。
松井さん
ま、当然あのー、安全地帯の時間割の中で
武沢さん
うんー、���中でね。
横田さん
そうですね、Ⅴとかってあのー、玉置さんの部分は海外で録音されてたり、しておられますもんね。
松井さん
曲によって、ですね。
横田さん
はい。
武沢さん
うん、そうだね。
横田さん
それに松井さんは、同行されてた?
松井さん
そうですね。あの、向こうで書いたりしたりとか。うん。
横田さん
あー。そうなんですねぇ、あ、向こうでねー。うん
武沢さん
ほとんど寝る時間が無いんじゃないかっていう感じなんじゃないですかね。
松井さん
ただ僕とあの、いわゆる音楽スタッフチームっていうのはこう時間が逆なんですよね。あの要するに、歌ったりあれ(演奏?)するために、僕が、みんなが寝てる間に僕は詞を書くっていうみたいな感じが、裏返しになるということが多くって。 まあそのスタジオで一緒にこう例えば何か録音したりする時に居たりもしますけど、まぁほとんどやっぱり最終的に歌入れの時に間に合わせなきゃいけないって事で、まぁちょっと時間のサイクルは違ったりするんです。
武沢さん
なるほどね。
横田さん
歌入れしている時にこう、詞を変えたりされる事ってあるんですか?
松井さん
ああ、ありますよ。それはやっぱり、さっきの話じゃないですけど、あの本人が歌いにくければこの音の方が綺麗だなぁと思ったらそこだけその言葉だけ変えて行ったりとか、ね。 彼がどれぐらいこう感情移入出来るかってところも含めて見ながら、うん。もう彼はあんまりこう乗らないと歌ってくれないんで(笑)
武沢さん
(笑)へへへへ
横田さん
あ、あ、そうなんですね、あ、そうなんですね。
松井さん
どうのこうのって事をほとんど言わないんですよね、なんか。ま、気に入れば、ちゃんと歌うし。納得いってないなぁって時はそんなにこう何回も歌わないからまぁそれは分かりやすい。で、それについてこう、どうのこうのっていうようなことはあんまり話し合って決まるというよりは、あ、これは違うんだな、と思ったら違うものを提出…、まぁ書き直す、
武沢さん
とかね。
横田さん
あー。そうなんですね。
武沢さん
その感じ分かる。
横田さん
わかる、あ、じゃあ武沢さん的に出したけど、なんか気乗りしてないなみたいん感じで変えたりとか、したりしてるって事…
武沢さん
あ、もちろんその、僕だけであれしてるわけじゃないですけど��あの、ありますよ、何曲かね。少ないけど、で、その詞、歌入れしてる時にちょっと詞変えたりとかしてたのは、その時に松井さんがスタジオに来たかどうかわかんないけど、電話でなんかやってたりとか言ってたような事は、ちょっと記憶に残ってます。うん。
横田さん
あー、電話でね。
松井さん
基本的に浩二が何かを言うって言うよりは、まあ、ちょっとお亡くなりになっちゃったけど、プロデューサーの金子さんていうのが、ま、星勝さんと金子さんがプロデュースみたいな形で、
武沢さん
そうですね。
松井さん
どっちかっつーと浩二の気持ちを代弁して(笑)僕に具体的な事を伝えてくるっていう…
横田さん
あー、そうなんですねぇ。
武沢さん
特に詞に関しては章平さんがメインだったかな。
横田さん
へー。
武沢さん
サウンドに関しては、あの星さんがメインで。で、プロデュースやってるって感じだったよね。基本的にね、はい。
横田さん
そうなんですねぇ、そうですか。 いやぁでも本当にねぇ聞きたいことがあまりにもたくさんあり過ぎて、とは言え時間は限られているんで、曲の話をしたいなぁと思っておるわけですけども。 えー、まぁこの曲、先ほどオープニングでギターを弾いて頂きましたけど、この曲は、武沢さんのほうから、松井先生に依頼されてということですか?
武沢さん
これね、…
横田さん
覚えてない?
武沢さん
ちゃんとは覚えてないですけど、たぶん、コンちゃんてディレクターのね、ちょっと相談してるうちに、ええとね、この前に一曲1stシングル作ってて、2曲目にやっぱりこれは、その曲を作った時にね、やっぱり松井さんにやってもらえないかなってちょっと僕の中にあって。で、それであの、コンちゃんと相談して、それで…具体的にどうなったかわからないけどそれでパッといったんじゃないかと思うんですけど。
横田さん
はい、ああ、そうなんですね、それで松井さんに依頼が来て、松井さんの方で、と言うことですね。
武沢さん
この曲で勝負しようって。
横田さん
うんー。
武沢さん
という気持ちだったと、思ってます。
横田さん
了解です。では、じゃあこの曲、最初に聴かせて頂きたいとおもいます。”r”project 「ノアール・ブルーの涙」
youtube
横田さん
というわけで武沢さんがプロデュースされた、”r”project 、まぁ武沢さんももちろんメンバーの一人として活動された”r”projectの「ノアール・ブルーの涙」と言うことなんですが。松井先生これメナード化粧品のCMという事が最初にあって、こう歌詞を書かれたりするんですか?
松井さん
いや、あのー、どうでしたかねぇ、ちょっとそこらへん…
武沢さん
多分ねー、あのそれは後で決まったと思いますね。
横田さん
あ、そうですか。
武沢さん
出来た後この曲がね。曲によるんですけど。
横田さん
ノアール・ブルーって色をこうタイトルに使われたので、あ、化粧品の関係��からそういう風にしたのかなと一瞬考えたもんですから。
武沢さん
ノアール・ブルーって響きが既に…、あの、ヤラレましたね。あの、聞いたときにね。
横田さん
うん、いやぁ素敵な響きですよね。うん。
武沢さん
なんか…
横田さん
うん。これ、松井先生は詞、色んな…生活されてる中で、色んな言葉をハンティングしていくというか、常にメモったりなんかされてらっしゃるんですか?
松井さん
いや、あんまりそういうことはしないですね。よく、聞かれますけど、なんかあまり詞を書くためにやってるっていう意識って実はあまり無くて、
横田さん
はー、
松井さん
やっぱり、普通の人と同じように、ご飯を食べたらそれが美味しかったとか、映画を見たら面白かったとかっていわゆるそういうなんか色々日常の中の刺激の中から、なんていうんですか、感性を育んでいくっていうかな。なんか、詞を書くために探してっていうようなそういう生活、ま、今でもそうですけど、なんかちょっと違う感じですね。
横田さん
あ、そうですか。いやでも、書かれている詞、ま、今も2曲聴かせてもらいましたけど、両方とも違うタイプのもので、もう色んなこうストーリーというか、色んな松井先生がいらっしゃるというか、色んなペルソナがあるといういうか、なんかそれはどうやって育んでいるんだろうなっていうのはすごく気になったもんですから。
松井さん
まぁ、好きな言葉っていうのはあるから何回も使ってたりとかね、してますけど。あとはやっぱり出会い、ですよね。あの、曲との出会い…
武沢さん
曲との出会いね。
松井さん
ボーカリスト…
武沢さん
基本的にはあれですもんね。曲が最初にあって、それに松井さんが詞をつけるっていうことが多いですよね、きっとね。
松井さん
昔はね。
横田さん
あー。
武沢さん
あ、昔はね?
松井さん
うーん…、昔はやっぱりオケをみんな先に作るのが早いんですよ。
武沢さん
そうですね。曲を先に作って。
松井さん
うん。それで最後に歌を入れるっていうシステムが、ま、割と多いですけど。最近例えば演歌系、の歌謡曲とかってやってるとやっぱり詞が先に欲しい、って言われたりとか。
武沢さん
ああ〜。
横田さん
例えば、坂本冬美さんの「まだ君に恋してる」とかは、
松井さん
「また君に恋してる」ね。
横田さん
はい。
松井さん
あれはちょっとカバーだったんで、また違いますけど…
横田さん
あっ、失礼いたしました。あ、そうかそうか、失礼しました。
松井さん
なんかあの、まあ今回、もうすぐリリースされる石川さゆりさんをこないだやったんですけど、石川さゆりさんとかはもう詞先で。それに加藤登紀子さんが曲を書いて、みたいなやり取りをしたみたいな感じで。あと、フォーク系の人も詞が先に欲しいって言いますね。うん。
横田さん
ああ。
武沢さん
あ、そうなんだ?最近は逆にそういう事がね多くなってきてるんですね。
松井さん
そう、だから南こうせつさんなんかは絶対詞が先だって。あの〜、
武沢さん
詞があって、僕がそれに曲をつけるよみたいな。
松井さん
って言われる事が多いですねぇ。
横田さん
うんー。
武沢さん
なるほど。
松井さん
ポップス系の人はやっぱり先にサウンドがあって、要は後から書くっていいう事が多いですけど。
横田さん
そうですか。ちなみに、詞先の方が書きやすいですか、それともメロディがあった方が書きやすいですか?
松井さん
ま、そら、まぁ人によったり、曲によったり。うん。正直いって玉置浩二の曲はすごく大変です(笑)へへへへ
武沢さん
フハハハハ(笑)
横田さん
大変?
松井さん
大変だし、あの、例えばこのノアールブルーもたぶん結構大変だったと思う。
武沢さん
だった��かな?!
松井さん
やっぱり何かっていうと、基本的に音数が少ないんですよ。
武沢さん、横田さん(同時に)
ああー…。
武沢さん
音数が少ないっていうことは言葉が少なくなる。
松井さん
そうそうそう。ノアールブルーもそうなんだけど。
武沢さん
制限がかかるっていうね。
松井さん
やっぱり、かといってあまり多すぎるのもちょっと書きにくいんだけれども。少ないとやっぱりその少ない情報量で伝えないといけないから。
武沢さん
そうだよねぇ。
松井さん
それは大変だったと思うし、このノアールブルーも何回か書き直しているような。
武沢さん
ああー。
横田さん
ちなみにメロを割ったりっていうか、例えばあの三音しかないところをどうしてもここ、メロディ割ってもいい?みたいなことはされない、感じですか?
松井さん
基本的にはね。ただ「じれったい」なんかは、実はあれじれったいって言葉は僕は後から提案したんですよね。
横田さん
はいはいはい。
武沢さん
ああ、はい。
松井さん
実はあそこのサビはちょっと全然違うもうちょっと違うメロディだったんですよ。
武沢さん
ああ、なるほど。
横田さん
ふううん。
松井さん
そうそう。なんかちょっと流れちゃう感じがしてたんで、なんかこうじれったいって言う言葉で、なんかこう(♪歌って)じれったい〜っていうシンコペーションにしたらどうだ…
武沢さん
ああ、そうだ。キャッチーな。
松井さん
うん、そう言う風に言ったりはした事はありますけどね。
武沢さん
そうだね。まぁこれだけやってると色んな事あって。歌入れする時も詞で、詞の言葉によってメロがちょっと変わったりする時があるんだよ確かに。
横田さん
うんー。
武沢さん
変わって、ま、それよくあるんですけど。で、それによって逆に良くなったりする時もあって。で、詞が、本当は字が2つ多いんだけど、これを、まぁ日本語だからね、どうにかなるじゃないですか。ちょっと早めに歌っちゃえばみたいな。そう言うこともよくあるので、まあ作っていく時のその時の時の流れで、色んな音楽が出来上がったり、すごい、こんな曲になった、みたいな。なっていく時もあるしね。
横田さん
うん。要するにあの、ブラッシュアップされてメロディ書く方と詞を書く方がこう、コラボレーションの中でさらにその曲がもっと良いものになってくっていう。
武沢さん
そうだね。曲としてね。そういうことがあって、さらに素晴らしい物になったっていうってことはありますから。
横田さん
玉置浩二さんの曲は大変だったということで、じゃあ一番良い曲はじゃ無くて、逆に一番大変だった曲はなんでしたか(笑)っていう、一番大変だった曲はなんですか?!
松井さん
いや、ぼ、僕ですか?
横田さん
もちろんです(笑)
松井さん
まぁこれもよく話すんですけど、「恋の予感」って基本的に陽水さんが最後書くことになるんですけど、
武沢さん
ああー。はい。
松井さん
最初実は結構僕は書かしていただいてたんですよ。あのー。
武沢さん
ああ、先にね。
松井さん
だから「なぜなぜ」ぐらいまでは書いていて、そのあとほんとに20回、30回くらい書き直してもOKが出なくて、
武沢さん
うわはは。
松井さん
で、いよいよ発売しなきゃいけないってあれもコマーシャルのタイアップ決まってましたから。それで最後もう陽水さんが書くって事になって。やっぱり陽水さんが書いてきた詞を見た時に、やっぱり自分のなんていうのかな、自分のがなぜ採用されなかったかってのがすごく勉強になったし、あのそれはすごい経験でしたね。
武沢さん
うんー。
横田さん
はい、それはもう色んなところで僕も、僕も雑誌でそれを読みましたし、「なぜなぜ」までは松井さんが書いたけども、その先は井上さん��書いたっていう話は僕も雑誌で読んでおりましたね。
武沢さん
そうか、そうだね。それも章平さんがたぶん間に入って、なかなかOKが出なかった…んだね。
松井さん
だからあれはまあそのー、うんほんとに。あのー、ま、陽水さんがもちろん尊敬してるし、すごいな、とも思ったし。やっぱり自分の、なんていうのかな。あの、どちらかというとやっぱり、紙の上でなんか書こうとしてたっていうのかなー。やっぱりその歌になる声になるところってのを、やっぱり頭こんがらがってきて何回も書き直してて、
武沢さん
うんうんうん。
松井さん
だからあんまりそれが分からなくてどんどんどんどんその説明っぽくなっちゃったんですよね、詞が。
武沢さん
うんー。
横田さん
ああ。
松井さん
で、やっぱり玉置浩二なんていうのは特にそうですけど、やっぱりもう「ああ」って言ってるだけで良いんですよ(笑)フッハッハ
武沢さん
ハッハッハ(笑)
横田さん
ああ〜。
松井さん
「ああ」って言うだけで何か響くじゃないですか。
武沢さん
そそ、言葉じゃなくてもね。
松井さん
そうそう、だからそういうやっぱり彼の声質であったり、そういったものをこう、信じて書くかっていう。だから陽水さんも「恋の予感」もそんなに難しい言葉を使ってないんですよねぇ。
武沢さん
うん。
横田さん
そうですねぇ。
松井さん
んで、それを見た時にすごく勉強になったなぁっていうのはありましたね。
武沢さん
そうですねぇ。
横田さん
そうですかぁ。
武沢さん
あの、陽水さんの詞、確かにそうですね。あれ、やっぱりこう、これで決まる、決める、決められる?そういうところに持っていく力って陽水さんすごいなと。
松井さん
だからそれの後に僕は「悲しみにさよなら」を書くことになるんですけど。やっぱり、そういう勉強、経験があった後に「悲しみにさよなら」が出来たっていうところはあるんですよね。
武沢さん
うんー。
横田さん
うんー。あ、そうなんですね、それがその経験が「悲しみにさよなら」に繋がっていくということですね。いやぁ
武沢さん
それが安全地帯の歴史、色々こう積み上げて行ったんだね。
松井さん
ハッハッハ(笑)
横田さん
ええ、いや、そうなんですよねぇ。いやぁ僕もさんざんこの話は雑誌とかで書いてあるのを切り抜きかなんかしてボロボロになるくらいまで読んで。それをまさか、御本人の口から聞ける日が来るとは(笑)思いませんでしたけども。ええ…、そうですかぁ。
武沢さん
それぐらい音楽ってやっぱり、すごいんですよ(笑)フッ
横田さん
うん。
武沢さん
うん、ま、色々ありますけど、良い音楽とか心動かす音楽、作ろうと思うと色んなことが出てきて、大変なんだけど出来上がった時の素晴らしさって、ねぇ。
松井さん
なんかこう、途中色んな試行錯誤するんだけども、完成したものを最終的にこう聴くと、こう納得できちゃうんですよね。やっぱり、ギターのフレーズなんかにしてもそうだし、歌なんかにしてもそうだし、最初は途中でもう、もう、もう、もうやめようとかって思うぐらい何回も何回もやったりするんだけれども、でもなんかこう最終的に出来上がって聴くとやっぱりプロデューサーが言ってたことの意味がなんかわかったりとか、みんなで試行錯誤した理由がちゃんと形になってて、ああこれで良かったんだっていうね。だから本当武沢くんなんかもそうだと思うけど、やっぱり何度逃げ出そうと思ったことかっていうか(笑)なんかそれぐらい辛い時っていう時間もあったりする、ね、途中っていうのは。
武沢さん
そうですよね、うん。
(♪ここでエンディングテーマが流れ始める)
松井さん
で、さっきも言ったけどすごく忙しい時期だったし、まあその肉体的にも精神的にもやっぱりプレッシャーも含めて。
武沢さん
そうだよね。
松井さん
それ��やっぱすごかったですよね。
横田さん
そうですかぁ〜…、
武沢さん
このノアールブルーの時も確かに色々まぁ松井さんも忙しかっただろうし、安全地帯も結構ガーっていってたし、ね、その動きの中で。
横田さん
やっていただいていた。
武沢さん
で、出来た。っていう事があって。なんか、今聴いても、ああ、すごかったなと。思います。
松井さん
ハハ(笑)
横田さん
この番組実はですね、武沢さんと毎週やっているんですけどもですね、安全地帯の歴史をアーカイブしていきたい、っていう気持ちでまぁやっておりましてですね。今日は本当にその、そういう意味ではすごい大事な回になったなぁと思っております。
武沢さん
そうですね。
横田さん
で、残念ながらですね、時間がきてしまってビックリで。
武沢さん
あら。
横田さん
まぁもし、もし、もし、宜しければ来ていただければなと思っております。本日は、松井先生ありがとうございました!
松井さん
ありがとうございました〜。
武沢さん
ありがとうございました〜。
横田さん
武沢さん、ありがとうございました!
武沢さん
はい、ありがとうございます。じゃあね、またね!
Ending theme ♪安全地帯「ひとりぼっちのエール」
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文責:mamacan
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ラトル指揮ベルリン・フィル/2024.6.2
今日は、現在BRSOの首席指揮者で活躍中のラトルを迎えて、Widmanのホルン協奏曲とブルックナーの6番。前者はベルリン・フィルからの委嘱作。ソロはDohr。スメタナの時にいなかったのは、この曲の準備のためだったのかも。
(20:01) 弦:Polonek, Ito, Grosz, Bruno, Matthew 木管:Jacot, Kelly, Golob, Schweigert Hr:?, Willis, Lamotke, Schreckenberger 他:Guerrier(Tp), Ramsay(Trb), Vogel(Timp), Langlamet(Harp)
Hr 1stは、よく見るトラの人。
どこからともなく、ソロのHrが聞こえる。バンダ?と思ったら、Dohrが歩いて入場。
(20:10) 第2楽章は、Dohrが練習しているかのようなフレーズの後、ややポピュラーっぽい旋律。3rd Flのトラのお姉さんが頭を左右に動かしていたのが印象的。 (20:20) 第3楽章で、Wollenweberがカッコウの鳴き声のする木製楽器?を出したかと思ったら、Hrが口笛を吹いたり、DohrとHrが喋りながら音を出したり、学生がやるような演奏を交える。 (20:22) 「軽騎兵序曲」のフレーズがちょこちょこ出てくる。他にもいくつか、有名な旋律のオマージュが。 (20:24) 第3楽章が終わったところで拍手。何割かの聴衆は、曲が終わったと思ったはず。 (20:30) 第4楽章は打って変わって、静かにゆっくり聞かせる緩徐楽章。しかし、Dohrはやはり、すごいスタミナだな。 (20:32) 第5楽章。Clのベルを叩く奏法は初めて見たかも。 (20:37) 第6楽章。現代的な旋律が続く。 (20:41) 第7楽章。終曲。Hrが4人とも立ったと思ったらWeberの魔笛の有名なフレーズ。最後は、DohrがHrのパートの近くまで移動して、照明が消える演出。
まあ楽しい曲だった。最初から最後まで「なんじゃこれ」という現代曲も多いが、それだと40分以上もやるのは大変。この曲くらい、仕掛けをいろいろ施すといいかもしれない。花束を持ったWillisがDohrにスーパーマンの人形とシャンパンボトルをプレゼント。準備に時間がかかったと思われるので、その労は労いたい。
休憩の後は、ブルックナー6番。
(21:15) 第1楽章はかなり速めのテンポでスタート。ラトルらしい、あっさりした進行で進む。棒がラトルだからか、メジャー曲だからか、みんなあまり顔を上げずに弾いている。 (21:29) 第1楽章最後のTimp、ちょっと速くないか。あるいは、他が遅いのか、自分の耳が悪いのか。多分、自分の耳が悪いんだろう。 (21:30) 第2楽章。あっさり流している雰囲気なのは、今日の1曲目が面倒で、しかも長い現代曲だったからかな。後期ブルックナーとか、ヨーイドンだけ振ってやれば、後は要所を合わせるだけでいいはず。というか、明らかに全体のテンションが低い。 (21:37) 緩徐楽章だからか、Polonekが左を見る頻度が高い。1st Vnがかなり引っ張ろうとしている雰囲気を感じる。Schäferとか。 (21:46) 最後のところ、ItoがちらっとPolonekを見たのは、ラトルの棒にどう合わせるかを確認したのかな。 (21:47) 第3楽章。 (21:56) 第4楽章。かなり速めのテンポ。Vogelが叩き始めのところを棒を見ないでいるのは、テンポにズレがほとんどないからか。 (22:06) 最前列で、おばあちゃんが寝てる笑。 (22:09) Groszが右を見ていたが、視線の先は譜面じゃないような。 (22:10) あれ?次の楽章があったっけ?という雰囲気で終わり。2ndの後ろに座っていた女性が退場。花束でも持ってくるのか?と思ったら、やはり持ってきた。
今はペトレン��が常任だから、大枚をはたいてデジタルコンサートホールを年間契約しているが、ラトルならもう辞めてるな。音楽の作りはいいんだろうけど、面白くない。ラトルの若い頃は、ここぞというところでオケを煽っていたが、もう随分大人しくなって、棒の動く幅も小さくなった。まあ、そんなものか。今日のコンサートにもし行ってたら、「前半終わったら、帰ればよかった」と思ったはず。
来週はアラン・ギルバートを迎えて、オネゲルの「火刑台のジャンヌ・ダルク」。聞いたことがないかも。
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【坂本龍一監督追悼 定期演奏会2024】仙台も終了、30日(土)は郡山!
盛岡の朝は早い。 市内のホテルから団員が宿泊する紫波(しわ)郡紫波町の「ラ・フランス温泉館」までタクシーで移動し、団員と合流しなければならないというミッションを背負っていたのです。宿泊施設の名前を聞いてから「ラ・フランス」と「温泉」の二語の不協和音ぶりに不審さが拭えなかったのですが、実際にありました。
さらに「湯楽々」(しかも文字の級数がデカい!)です。この斬新なネーミングの施設ですが、朝6時頃の眺望をOB中村祐登(トランペット、今は小学校の教諭、地元は仙台)にシェアしてもらいました。
雲海が広がる絶景に日の出。もっと早起き駆けつけて見たかった!(たぶんできなかった)
さて、バスの添乗担当としては、
3号車に乗り込み、7時半に出発。寝台バスのごとく寝ること2時間。やって来ました、本日の会場です。寝ぼけながらバスから降りて普通に会場に入ろうとしていたら、前で写真を撮っている団員がいました。
OBOGから畏敬の念を持って「酒豪」と称される佐々木潮里さん(ヴィオラ、今は化学品系メーカー研究職、地元は仙台)でした。きっとアルコール分解の人体実験としてお酒を嗜まれているに違いないと解釈しております。
東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)では、二人の来客がマエストロの入り時間よりも早く待ち構えていました。
第三期のコンサートミストレス、千葉はづきさん(旧姓、地元は仙台)が、生後4か月の洋榮(ひろは)くんを連れてやってきてくれました。いったい何人がこのヒーローを抱っこしたことでしょう。
しかし、OG佐藤実夢さん(ヴァイオリン)の抱っこの安定感はナンバーワンでした。今は保育士さんですからね。
ゲネプロ中をいいことに「乗っちゃいなよ、ベイビー」とは言いませんでしたが、オンステージのデビューをしてもらいました。
すでに孫のためにチェロが買い与えられたとか。これから「東北ユースオーケストラ・ジュニア」ができるのか、いや「東北ユースオーケストラ」に入って欲しいものです。
はずきママ、律儀に差し入れも持ってきてくれました。
そう、盛岡のヴァイオリン駒井さんの手芸による栁澤さんはすでにご紹介しましたが、その左は手芸の福島事務局竹田学さん(直前合宿初日にご指導)と判明いたしました。
OBの吉田飛鳥くんも差し入れ持参で駆けつけてくれたのです。だんだん「ひよこクラブ」記事のようになってきたので、このへんで修正いたしますと、今日は東北ユースオーケストラの宮城公演です。
ゲネプロは着々と進行、終了し、あとはお客さんを待つのみ。
こちら下手の舞台袖では、
クラリネットの渡邊理沙子さんが、シエナ・ウィンド・オーケストラの飯島泉さんに個別指導をしていただいていました。なんという贅沢! 本番がんばって!!
一方、ロビーでは、
TYOオリジナル商品の物販準備です。三期の齋藤玲利くん(チェロ、盛岡出身)が、大学入学で復団したいと体も大きくなって手伝いに来てくれました。うれしいし、心強いぞ。わたしが書いた書籍『響け、希望の音〜東北ユースオーケストラからつながる未来』(フレーベル館)もオンデマンド版を販売しています。初版は売り切れたものの、重版までには至らずとの版元判断でございます。ドカンと増刷になると、このオケの活動費になりますので、そのような事態の到来を待ち望んでおります。Netflixとかで映画にならないかな・・・。
オシャレでコンパクトなTYOロゴ入り防災セットも残りわずかですので、郡山、東京での公演での入手を切にお願いいたします!
こちらは20日に発売されたばかりのCD、東北ユースオーケストラと坂本龍一 『The Best of Tohoku Youth Orchestra 2013~2023』の販売ブース。こちら会場での購入特典としてA4サイズのオリジナルデザインのクリアファイルがもらえます。ぜひこの機会にお求めください。
そろそろ開演間近となり、舞台袖にはTYO定期演奏会では恒例の影アナ隊が集まってきました。普通は舞台袖で行う注意喚起ご協力お願い系のアナウンスを団員がステージの正面に陣取り堂々と行うという演出の一部です。
えー、今日は男3人に女2人ということは、TYOのTRF!
こちらはパーカッションのみなさん。
んー、女4人、男2人、むむむ、TYOの男女混合バレーボールチームです(にしておこう)!
仙台が地元の二人がそろっていました。
TYOの「けいことみなみ」です!(昭和に活躍した女性漫才コンビ風ですが、そのままです)
日の出を撮影した仙台が地元、中村くんが自撮り棒を使っていました。
生徒のみなさん、中村先生は元気ですよ。
もはや開演直前。管メンバーのチューニングがはじまりました。
開演しました、1曲目の演奏風景です。
昨日の盛岡公演を上回る、自己ベストの勢いで着々と演目が進んでいきます。
その頃、MCの渡辺真理さんから休憩前のロビー物販を紹介するアナウンスにあたり、舞台袖で油断していた3人に協力要請がありました。
昨日の盛岡での「にわかTYOなんとか」グループとの被りもありますが、TYOのMISAMO! あと6人の女子団員を編成して、「TYOのTWICE」を郡山公演か、東京公演で、名乗り出てきてくださいね。
休憩をはさんで後半。暗めの下手舞台袖でテスト的にシャッターを切っていたら、我妻家の姉、弟のトランペッターズが視界に入りました。
TYOの満島ひかりと満島真之介! ということでお願いします。
うかうかしていると、もうアンコールに。
『ETUDE』は、東北ユースオーケストラの前身である、「こどもの音楽再生基金」の毎年8月に行った宮城県での被災三県の音楽系部活動によるライブ大会のテーマ曲でした。先にご紹介した書籍でも取り上げていますが、まさにこのホールでステージに出演者が300人以上乗って、合奏した曲です。当時「足ぶみで舞台がこわれるんじゃないかと思ったよ。」と言った、その坂本監督も、ここにいました。
直前合宿ではソロで立って演奏することに躊躇していた二人、堂々と演奏してくれました。影練の成果が出ましたね。
終演後、みんなで舞台袖大集合写真を撮りました。
海津キャプテンから朗読ゲストのんさんへ、団員寄せ書き色紙の贈呈です。
色紙中央の似顔絵を描いてくれた丸山周くんと。
アンコールでソロを決めてくれた、トランペット長沼くんとトロンボーン内藤さんと。
さらに舞台袖では、2015年に小学5年生だった息子の姿を撮影した福澄くん父からの写真が送られてきました。当時の写真と並びが一緒だったので、上に埋め込んでみました。
人は成長する! 今や二人とも大学一年生。TYOの「そらとまお」(そのまま)です。
終演後のバックステージに訪れてくれた、もう一人のOGゲストは、もう一人をお腹の中に携えて、激励に来てくれました。第1期からの団員だったホルン、曽根瑞貴さん(旧姓)です。
もうすぐ次世代東北ユースオーケストラメンバー候補が、この世に誕生します。みんなで抱っこするのが楽しみです!
311をきっかけに集まって、活動を続けているわたしたち。その中心には坂本龍一監督がいらっしゃいました。「音楽、音がめっちゃ好き過ぎるおじさん」の求心力で、いつのまにか、なんだかまるで親戚のようなコミュニティができていました。 ユング曰くの「グレート・マザー」ならぬ「グレート・ファザー」に、この演奏が届きますように。
今週末、30日(土)郡山(ゲストは吉永小百合さん)の演奏会は、まだチケットがございます。坂本龍一監督のプライベートアーカイブからの写真や、東北ユースオーケストラの団員と過ごした日々の動画など、未発表素材をふんだんに使った映像も見どころです。
ぜひ、ぜひご来場ください。
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2023年5月19日
【速報】大手電力7社の電気料金値上げ 経産省が正式認可 | TBS NEWS DIG (1ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/494449?display=1
【速報】ゼレンスキー大統領 あす来日へ G7広島サミット対面参加へ | TBS NEWS DIG (1ページ) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/494546?display=1
YUCHIさん「2曲目に収録の「人狼」の楽曲提供をさせて頂きました! 同楽曲のベースのレコーディングも担当させてもらってます! 堀川さん、満を持してのシングルリリースおめでとうございます!」 https://twitter.com/yuchivalism/status/1658308686148939776
Testosteroneさん「絶対に無理しないで。心や体って一度壊れるとなかなか元に戻らないし、より壊れやすくなってしまう事もあるから本当に厄介だ。新品と交換できればいいけど心や体は売ってない。今持ってるものを大切にするしかない。健康より大切なものなんてこの世に存在しない。自分の心と体を何よりも大切にしてね。」 https://twitter.com/badassceo/status/1657878958380302336
FASHIONSNAPさん「【新着】サカナクションの山口一郎とたばこの関係性。Ploom Xコラボの背景にある考え方と、音楽との��ながりについてインタビュー。」 https://twitter.com/fashionsnap/status/1658066354929381380
辻仁成さん「幸せとは、愛する人や仲間たちが幸せであってほしいと思うことの袂にある。その人たちが大事だと思う気持ちが幸せの第一歩なんだと思う。自分だけ幸せであればいいと思う人たちが戦争を起こす。残念ながら、自分だけ幸せにはなった人はいない。世界は少しずつ寄り添い少しずつ幸せになっていくのです。」 https://twitter.com/TsujiHitonari/status/1658119958713323522
音楽ナタリーさん「MIYAVI大阪でも20周年公演決定、9月からはヨーロッパ&中国ツアー(コメントあり) #MIYAVI」 https://twitter.com/natalie_mu/status/1658049647213150209
“ゆうこす”菅本裕子、純白ドレス姿で結婚式を報告 「薬の影響などで、人生で1番体重は重かったけど」「最高に幸せ」(1/2 ページ) - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2305/08/news156.html おめでとうございます!
坂本龍一が自身の葬儀のために用意した「最後のプレイリスト」公開 - amass https://amass.jp/166724/
天野酒店 / 三鷹キウイワイン 100パーセント https://amano-saketen.com/as/html/products/detail/52
たむらけんじ、関空からアメリカに出発! 寛平ら芸人仲間が「いってらっちゃ~い」 | ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/news/2278419/full/
最多情報局さん「水樹奈々さんと言えば2013年紅白での西川兄貴との衣装早着替えが好きすぎて定期的に見たくなる」 https://twitter.com/tyomateee/status/1658442879541579776
新宿Live Freakさん「新宿Live Freakは2023年7月で20周年❗️ホールレンタル・出演希望はDMにてお問い合わせください❕ https://t.co/8wPGcGOuxb」https://twitter.com/Live_Freak/status/1654721234050093057
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「おはようございます❗️ 仕上がったオケを聴きながら列車に揺られてたら、曲のブレイクのところで左chからモゾモゾという音が、、、 ゴミ処理忘れてましたねw 帰ったらやります🙋♀️ 今日は昨日より暑いらしい💦 本日も皆さま良き一日を✨」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1658996960333017090
KINGRYOさん「おはようございます🦁 2023.5.18(木)am11:35 今日は吉祥寺シャッフルでKING👑✨ みんな今日も一日ファイトやで👍」https://twitter.com/kingryoworld/status/1659024805503574017
KINGRYOさん「水曜日の歌キャス ご視聴ありがとうございました😊✨ 今日もとっても幸せでした♪ https://t.co/dETdt3G4BS」https://twitter.com/kingryoworld/status/1658859531013857280
nao 首振りDollsさん「ダンスっちゃう? https://t.co/yvjhkBkDqw」https://twitter.com/kubihuri_nao/status/1658990579341213696
ヒナさん「5/15今池スリースター 祈狂くんと https://t.co/so8y0byL8o」https://twitter.com/dxixj/status/1658842252712583169
Ryuichi Kawamura officialさん「Mornin'! ☀️ https://t.co/jHlF5GB9Mc」https://twitter.com/RyuichiKawamur2/status/1658971293285519360
seekさん「seek Official Fan Club「魚ノ眼」 × aie Official Fan Club「CLUB THE GOD」 特別コラボ生配信決定!! 両ファンクラブより同時配信 2023.05.31 20:00START aieさんといっしょ。 お知らせもあるよ。 https://t.co/qkt2e4vHql https://t.co/KaChSpKLgZ」https://twitter.com/seek_bonshisya/status/1659032343783559170
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「次回ACM:::は急遽決定の5/31。手刀でデジジャンと対バンしたいって伝えたら願いが叶った……! 更にぐしゃ人間の亀さんソロも決定で自主企画級に楽しみな日なので是非遊びに来てね🪬 5/31(水)池袋手刀 ACM::: W.A.R.P. 亀人間 THE DIGITAL CITY JUNKIES ◎予約(ACM:::専用) https://t.co/OJvfoXFB4z https://t.co/ljGHybHYWT」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1658830511706460167
西邑卓哲 | 𝗔𝗖𝗠:::さん「ご予約は ①ACM:::専用予約フォーム https://t.co/OJvfoXFB4z または ②予約サイト(tiget) https://t.co/MkDhQM49y0 (備考欄にお目当てのバンド名をお書きください🙇♂️) で受け付けております!!」https://twitter.com/takaaki_FOXPILL/status/1658831329604059142
SEXX GEORGEさん「★5/22(月)新名古屋ROLLING MAN 川本マサフミ誕生日公演 強引なゲスト出演 我孫子神音會 座席数拡張により、チケット予約をマジ卍少しだけ新たに受付します🤗 ご希望の方は↓まで [email protected] 夜露詩紅べいべー❤️ https://t.co/OmjggUlfdq」https://twitter.com/abikoshinonkai/status/1659040895575162880
Like-an-Angelさん「#LArcenCiel #LikeanAngel #ライクアンエンジェル #リハーサル #よーいドン https://t.co/NBOZlVJw4E」https://twitter.com/_LikeanAngel/status/1659091559692861442
スペースシャワーTVさん「/ #HYDE 20th Anniversary ROENTGEN Concert 2021 オンエア✨ \ ⏰今夜21:00~ 📣2021年HYDEソロ活動20周年となるアニバーサリーイヤーに開催されたオーケストラを率いた全国ツアーからパシフィコ横浜国立大ホール公演の模様をお届け🎶 https://t.co/PXMrwFL9Pj @HydeOfficial_ #スペシャ https://t.co/sZE5BNdY2W」https://twitter.com/spaceshowertv/status/1659031481375948800
[ kei ]さん「好きなものや楽しみを共有できる人がいるって生きてく上でも最上級にハッピーな事だと思うんだ。 物理的な距離や時を飛び越えられるこの時代に音楽を届けられる幸せと感謝を感じてる。」https://twitter.com/k_official_/status/1659045309094461441
源 依織さん「5.27個人チェキ本日20時より予約開始します。 https://t.co/epY75vLDVH」https://twitter.com/prin_guitarist/status/1659041088882237440
猟牙【RAZOR】友喰イ野郎👨👨👧👧さん「やっほ‼️真夏日だね☀️こちらは曲作り中だよん💿でも己の無能さに苦悩中(;'ω'∩)💦くそ~💢きちぃけどやるしかないぜ~😭😭( •̀ω•́ )و」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1659039677607968768
SUGIZOさん「[INFO] 7/23(日)ミューザ川崎シンフォニーホールで開催される「サマーナイト・ジャズ~宮本貴奈 ホールアドバイザー就任記念スペシャル~」公演に #SUGIZO 出演決定!トップ・ジャズピアニスト&作・編曲家 #宮本貴奈 さんとのジャンルを超えたコラボに是非ご期待ください!! https://t.co/Xr0DJw2Mdv」https://twitter.com/SUGIZOofficial/status/1659031205604622339
Petit Brabanconさん「#PetitBrabancon EXPLODE -01- U-NEXT 独占ライヴ配信に先駆け 「Don't forget」「渇き」「刻」 3本のMVがU-NEXTにて配信スタート🎥 ※同時配信予定でした「Resonance of the corpse」は明日5/19(金)よりの配信へ変更となりました。ご了承ください。 @watch_UNEXT #UNEXT」https://twitter.com/PetitBra_staff/status/1659031055892901888
エレコム(公式)さん「中の人のポリシーは「自分がリアルで使わない言葉はTwitterでは使わない」 Twitterの先には人間がいて、デジタルであろうと会話ですからネットワーク。 #ことばの日」https://twitter.com/elecom_pr/status/1659014472781160453
びじゅなびさん「本日のライヴ(5/18)🎸池袋EDGE 🔶天真爛漫 🔷リジェーヌ / ZEILE / https://t.co/9aWfAyVKPA / D・ALAEVE / 黒い給食当番 🕰️17:00 / 17:30 会場📞03-6907-1811 📌https://t.co/5zKw8DrAgn https://t.co/Fcwt5DflTI」https://twitter.com/visunavi/status/1659018466978938880
アリス九號.OFFICIALさん「#ALICENINE. LAST DANCE ACT.4 「Frozen Waterfall」 7/01 福岡DRUM LOGOS 7/09 札幌PENNY LANE24 7/15 新潟NEXS 7/17 郡山HIPSHOT JAPAN 7/22 名古屋DIAMOND HALL 7/23 なんばHatch ▼チケットプレイガイド先行受付開始! *どなたでもお申し込みいただけます https://t.co/Wkgmnk2tnZ #アリス九號. https://t.co/B1oU07zisM」https://twitter.com/alicenine_jp/status/1658759262254817280
アリス九號.OFFICIALさん「#ALICENINE. VS SERIES 「#Singularity02」@shinjuku_blaze ▼6/20(tue) vs #vistlip @vistlipofficial ▼6/21(wed) vs #DEZERT @DEZERT_OFFICIAL チケット一般販売中! https://t.co/a4zvKdmdXp https://t.co/T9GIzvdXyz #アリス九號. https://t.co/vrnyFY8T1H」https://twitter.com/alicenine_jp/status/1658804567167971328
葉月/HAZUKIさん「2016年頃から行方不明になっていたシャウトが今日完全に復活した 最近練習ではいい感じに取り戻せていて でも本番になったら出来なくなるかも…みたいな不安もあったんだけど スランプに勝った… 7年も掛かったけどマジで探究と鍛錬は裏切らん もし同じように悩んでる人がいたら、諦めないで欲しい」https://twitter.com/hazuki_lynch/status/1658851079763755012
HIROTO ALICE NINE.ヒロト アリス九號.さん「2004年からスタートして 15年目でcovid19きて 僕のlifeworkのLIVEがすべてストップして そこからの2年ちょー辛くて 曲もつくれないしギターも弾けないし なんのために生きてるかもわかんなくなってちょー落ちて落ち切って でも 今年入って従来のROCKのLIVEがもどってきて声が戻ってきて… https://t.co/SEHyE3acTV」https://twitter.com/hrt_A9/status/1658887040723976195
明徳さん「ベーマガ載せて貰いました! ありがとうございます!」https://twitter.com/akinoridamonde1/status/1658822469351018496
礼賛さん「【#メトロック ABEMAで無料配信!】 5/19(金)22:00~ 「メトロック2023 ~大阪ライブ最速放送 Day2~」 礼賛の #メトロック でのライブ映像をABEMAで無料配信! 詳細は↓ https://t.co/O7s9wPwvfZ https://t.co/AZffrNdq5H」https://twitter.com/raisan_official/status/1658793653761114112
L'Arc-en-Cielさん「💿DUNE(Remastered 2023)予約購入受付中! 5/21(日) 23:59までに予約購入いただくと、発売日にお届け! 数量限定生産商品は、予定枚数に達し次第販売終了いたします。 ▼ご予約はこちら https://t.co/DYHKQZHQWe #DUNE2023 https://t.co/vQjlXxR8gg」https://twitter.com/LArc_official/status/1658759271499337729
林 幸宏 (Yuki Hayashi)さん「「HOTEI Signature G-STAGE Multi-effects System」紹介動画公開! 布袋寅泰氏による解説に加え、FREE THE TONE林とサウンド・仕様など詳細をチェックします。「G-STAGE」の魅力を感じていただける内容です。ぜひご覧ください。 https://t.co/GFwC9jqw4m #布袋寅泰 #フリーザトーン#freethetone https://t.co/s67VQB70Zt」https://twitter.com/yhayashifrtt/status/1658759541151133696
SEXX GEORGEさん「本日の札幌BAR STINGRAY 配信はこちら↓ Live Pocket https://t.co/EkP3gWMhIb ¥2,500 投げ銭 https://t.co/e118VQexUQ 20:40くらいからの配信になります 夜露詩紅ψ(`∇´)ψ 追伸 もうリハーサルも終わってしまった… 暇だ(笑) 宮尾〜 https://t.co/7jeG6pAig1」https://twitter.com/abikoshinonkai/status/1659103466042585088
深海マザー●10周年さん「三種の神器のひとつ「熱中塩分」。 スペックでは31℃から色が変わり始めるので白くなってきたらちょっと焦ってください。これから活躍しますね。 https://t.co/GJdXgzPXVD」https://twitter.com/deepseaMOTHER/status/1658852409030987776
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青春って恋ばっかりじゃないよ
5月28日木曜日。 学生オーケストラ定期演奏会第52回(藝大定期第369回)を終えました@東京藝術大学奏楽堂。
(みんなが帰ったあとの楽屋)
プログラムはラヴェルの「左手のための協奏曲」と、ブルックナーの交響曲第5番。 ずっと弾きたいと願い続けたブルックナー、そしてコンマスとしては初めてのピアノ協奏曲でした。 そもそも、わたしが初めてコンサートマスターをしたのは高校3年、入学式での奏楽。ビゼー唯一の交響曲とモーツァルトの交響曲第40番です。 毎年学年から4人のコンマスを募り、その年はしばらく毎週の授業ごとに日替わりで務めるのを審査代わりに、定期演奏会で務める2名と、卒業式・入学式の奏楽の2名が先生方によって決められました。 高校1年生の時の定期演奏会でのコンマスがあまりにかっこよくて憧れを持ったわたしは、絶対に定演でコンマスをやりたいと心に誓います。とはいえ、地元の門下での弦楽合奏ではトップをしたことがあっても、オケの経験は皆無に等しいものでした。 高校時代は中学時代よりもキャラ立ちできずに過ごしていましたが、コンマス募集の声がかかった途端わたしは勇んで立候補。しかしわたしはビゼーをきちんと弾きこなすことができぬまま審査期間を終え、あえなく夢破れたわけです。 最後の定期演奏会では、コンマスのすぐ後ろの席で弾いていました。半年間練習する中、あぁこの人のこういう合図がいいんだ、この手首の返しがきれいだ、とわたしは多くを学びます。このふたりにはそりゃ自分敵わないわ、と素直に思い、そして一生懸命真似をしました。なぜならわたしの座高が高すぎて、後ろから「コンマスが見えない」という声があったからです。 あの時彼女たちの後ろに座れたのはわたしにとって幸運でした。呼吸から奏法から、本当に勉強になったのです。よいアインザッツはその時に学んだと言っても過言ではありません。 さて、そんなわたくし、もともとシンフォニーが好きでした。母の影響ではありますが、長い通学時間のBGMにはシンフォニーがぴったりでしばしば聞いています。時々でブームはありますが、幼少期から変わらず聞き続けたのはブラームスとチャイコフスキー、そしてブルックナー。 昔から将来はどういう形態の演奏家になりたいと問われると即答できません。というのは、弾きたい曲を制覇していく人生にしたいというのが一番の願いで、弾きたい曲というのがコンチェルトもあればソナタもあり、シンフォニーもありで1ジャンルに絞れないからです。ずっと聞いていた好きな曲をいつか弾きたいと思うのは、演奏家なら当然の心理ではないでしようか。 大学2年生から必修のオーケストラ。本番を踏むごとに、いつかブルックナーが弾けたらいいな、いつかコンマスができたらいいなという思いは募りました。 まさか、こんなにきれいにふたつ重なって叶うとは。 年間に弾く曲は4月の最初のガイダンスで知ります。4年生の春。まだ4年生という呼び方にそわそわしていたその手に回ってきた紙には、しっかり「ブルックナー」と刻まれていました。 定期演奏会のコンマスがわたしでよいのだろうかという思いと、わたしがやらなくて誰がやる、という思い。天秤にかけたら、やっぱりブルックナーは譲れませんでした。莫大な譜読みも苦ではなく、ただ初めて弾くので、指やら弓やら慣れるのにかなり戸惑いました。 そんな指やら弓やらを決めるのに、指揮の高関先生がスコアを見せてくださって、それにどれだけ救われたことでしょう。すがるように読みました。でも100ページを超えるスコアはめくるだけで必死、なかなか全体把握には至ることができません。 あぁ、スコアを読んで頭の中でオケが鳴らせるようになりたいものだなぁ、と自分の能力にがっかりしつつ、練習時に、出るべきところを落としたりしてまた自分にがっかりしつつ、わたしは段々慣れていきました。めげているどころではありません。わたしのザッツにはパート全員、そしてオケ全体がかかっているわけです。自分だけの話ではありませんでした。 特にコンチェルトはソリストに合わせられなければ意味がありません。快活なメロディ、あの時代らしく混沌としていてめまぐるしく変わる音色。先生のすてきなソロを絶対に邪魔してはならない、引き立てられるようでなくては。コンチェルトはソリストから遠くで弾く人には合わせるのが難しく、トップ奏者がいかにソロにつけるかがとても重要です。 はて、わたしがどれだけ務めを果たせたのかはもはやよくわかりませんが、高校時代からかけて学んだことを生かしながら、自分としては健闘したつもりです。 演奏会のあとはひとりでひっそり余韻に浸るのが好きですが、この晩ばかりはめずらしく飲み会の席にも行きました。向かう途中、携帯電話に緑色の通知が。師匠からのLINEです。熱い感想と労いの言葉に目頭温暖化です。 本番楽しかったね、ありがとうございました、など、みんなと盃を交わしながら言われた言葉に再びわたし温暖化。管楽器とは距離が遠いけれど、多くの人が声をかけてくれて、ああこんなにもコンマスというのは頼りにされる役職なのかと今さらながらしみじみ思った次第です。 そして飲み会の最中の緑色の通知に報われました。めったにほめない母から、よくがんばりました、と。人知れず涙を飲みました。熱い体に流し込んだグラスの中身が染みました。ちなみにそれはオレンジジュースでしたが。 諸手を挙げての褒めではありませんでしたがね。わたくし、カーテンコールの手順を間違えてひとり立ってしまうという、とてもボケた一幕がありましたから。人生三大恥ずかしいシーンの栄光の1位に躍り出る出来事でしたね、はい。母曰くご愛嬌だそうです、はい。 でもコンマス冥利に尽きるのは、オケメンバーに愛されること、そして何より、指揮者に信頼されることでしょう。 高関先生の本番後のツイートの中に、こんな一節が。 「物心がついた時からABrを聴いて育った、という稀有なKzm-inの存在は大変に心強かった。」* 高校時代からブルックナーの交響曲5番のスコアを見ていたという先生からのこのお言葉。目頭温暖化レベルじゃ済みません、堤防決壊です、普通に泣きましたよね、はい。 1番嬉しかったのは、このツイート。 「今回オケ諸君と是非にも共有したかったのは、普段勉強しているソロ作品にはない、ABr独特の構築と形式感、書法とそれに基づく正確な表現(と実現)、そして純粋な響き。オケで弾くことで獲得できる和声感とアンサンブルの楽しさを理解してもらえれば、この交響曲を取り上げた意義はあったと考える。」* *=2件とも高関先生のTwitterより引用。 みんな、楽しかったって言っていたなぁ。実りある学びになったのかなぁ。だとしたら、嬉しいな。 そしてその学びに、わたしという、ヴァイオリン女子なのにブルックナー好きという変わった存在が、少しでも貢献できたのなら、本当に嬉しい。 長い文章ってのは、言ってしまえば時間をかければ誰でも書けるものです。これを読みやすく簡潔にまとめるのこそライターに求められる資質であり、この冗長な記事は一端のライターとしてどうなんだという話ですが、まぁ、これは、わたしの音楽家としての本心ということで。めずらしく本心をかなりオープンにしたので、どうかお見逃しください。 以上わたしのブルックナーデビューのお話でした。デビューですもの、これは間違いなく青春の思い出、一生の宝物と言えるでしょうね。
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いやーもう31日ですか?信じられない。私だけ1日が4時間だったんじゃ?というくらいあっという間でした。 今年の〆にエメの写真を何かUPしたかったですがもうご飯も作らなきゃいけないし年末の国民的番組もなんだかんだで毎年見る派なので諦めます。 エメに出会って心に大穴開けられて3年以上、完全に人生狂って1年ですか(苦笑)本当に罪な人。むかつく。うそ大好き、愛してるT_T ふつう、好きな人ができると「この人なら幸せにしてくれそう」とか、良くても「この人となら幸せになれそう」的な、どちらかといえば受動的な感情になることがほとんどだと思いますが、本当に人生狂うほど人を好きになると、「この人の事は私が絶対幸せにしてみせる」「この人を幸せにするためなら自分なんかどうなってもかまわない」「この人の笑顔を一瞬でも見られるのなら星のひとつやふたつ滅ぼすことさえいとわない」くらいな気持ちになるのですね。そんな人は現実にはいやしないし、いたら本当にヤバいので、ゲームのキャラクターで良かったと思っています。・・・という気持ちが半分、本当に現実の世界にエメがいてくれたなら(エメに似ている人、ではなく、エメそのひと、ということ)どんなに良かっただろう、という気持ちが半分。ああ、会いたい・・・。 今年もめいっぱいエメへの愛を叫びましたがとうてい叫び足りないので来年もまた叫びます。 ということで何のつながりもないのですが、先日のオケコンの曲ごとの感想をさささーーーっと書いて今年は終わりにしたいと思います! ------------------------------ 前半 ・天より降りし力 ぶっちゃけというかもう散々言ってますが新生のストーリーにほぼ思い入れが無いため、これを聞いても、なんかの討滅戦だったなぁくらいの感想しかないのですが、オーケストラとなるとやはり迫力が桁違いでしたね。 ・希望の都、静穏の森 ウルダハと黒衣の森ですね。リムサはーー?ねえリムサはーーーーー? 私が根城にしているのはリムサなので、このリムサ外しはちょっと納得いかない。とはいえオーケストラで演奏するにはいい選曲でした。 静穏の森は好きな曲で、よくクラフト中にハウスで流してました。 ・究極幻想 「ホタテホタテに聞こえる」というのをどっかで見て、それ以来本当にホタテホタテにしか聞こえなくなりました。オケではホタテホタテって歌ってたっけ?ちょっと覚えてないですが、頭の中でホタテホタテが鳴り響いていてたいへんでした。どうしてくれる。 ・Dragonsong はい、ここから蒼天ですね。蒼天は出来が良かったなぁほんと(そのあとの紅蓮はほとんど記憶がないですけど)。 ということでみんな大好き Dragonsong、と言いたいのですが私はあまり思い入れが無かったり。なんでだろう?旋律がふつうのJ-POPっぽくて、私にはあまり響かなかったです。私は洋楽を聞いて大人になったタイプなので、洋楽テイストがわかりやすい祖堅さんの旋律のほうが響くことが多いです(FF14の話です)。 しかしアマンダさんの生歌はすげかったです。 ・Heavensward いやーーー、やっぱり蒼天といえばこれですよ。(この時の)イシュガルドのどうしようもない不安感とか絶望感とか、氷結感とかがすごくないですか。これを聞いた時、祖堅さんは間違いなく天才だと思いました。 オケではアマンダさんではなくコーラス隊の中のおひとりがソロで歌ってらして、これがまた鳥肌たつくらい素晴らしかった。この曲はへんに感情込めて歌うより、どちらかといえば無機質な歌い方のほうが合うと思うんですが(もののけ姫もそんな感じですよね)、すばらしい歌唱でした。 なお、PVでひろしが「戦士やーめた」って竜さんになるシーンは毎回笑ってます。 ・ 英傑 オケコンやるために作ったのでは?と思うくらいオケ。大好きです。 ちなみに、極おじいちゃんはクリアできなくて、この時から極コンテンツをやるのをいっさいやめて現在に至ります。Lv90になってからやっと制限解除で鳥をゲットしました。制限解除ありがとう! ~閑話休題。ナイツオブラウンドについて~ 私の実家はゲームに理解がなくて、ゲーム機はずっと買ってもらえませんでした。それで大人になってからゲームにどハマりしたクチです。FF7は自分でプレステを買って初めてやったゲーム、というか確か、FF7がやりたくてプレステ買ったんじゃなかったっけ(発売からはだ~いぶ年月が経っていましたが)。 ということでオフラインのFFシリーズの中では一番思い入れのあるFF7。そしてナイツオブラウンドといえば、エフェクトの長さが有名ですね。たまにYouTubeなんかで見ると本当に笑っちゃいます。でも当時はなげえ!!なんて思った記憶はないのですが。なんでだろ? ・ 鬨の声 これも人気あるんですね。私は紅蓮がほとんど記憶が無く、記憶があるのはひたすらリセが馬〇だったということと、最後の方は三国&イシュガルド&暁の面々が〇鹿すぎてイライラしっぱなしだったことです。本当にここでゲームやめようかと思ったくらい。 これはIDのボス曲ですが、紅蓮のID曲にはあまり思い入れがありません(蒼天は全ID神曲だった)。が、やはりオケになると迫力が全然違いました。オケすげえ。 なお紅蓮IDではドマ城だけは良かったから、あれのオケアレンジ・・・は難しかっただろうなあ。 ・ 塩と苦難の歌 これはよしPが個人的に好きとのこと。ここは夜のBGMの方が好きで、時々ハウスで流してました。でも、うーん・・・ごめんねよしP、紅蓮あまり思い入れがなくて。元から思い入れがないと、オケは素晴らしいとはもちろん思うけどそれ以上にはならないんだなぁ。 ・ 空より現れし者 これは一言いいたい。 なんで零式の方なのーーーーーーーーーーーー?! 散々紅蓮のことボロカスに言ってますが、アルファ編(だけ)は本当に良かった。その中でもノーマル4層は本当にエモくて、これ聞きたくてわざわざ通ってたくらい好きだったのに。 あ、オケは神でした。 ------------------------------ 後半 正月明けに書きますw
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終演しました。 なんか,午前中のゲネプロで力を使いすぎてヘトヘトになってしまって,こんなんで本番を吹き通せるのか心配でしたが,使い控えていた最高のリードを登板させて,なんとか乗り切れました。リードがいいと気分もいいですよね。最後は楽しく吹けました。 一緒に吹いてくださった皆さま,本当にお疲れさま&ありがとうございました! ブルックナーは旋律が断片的でしかも展開が短く,次から次へと変わっていくのがいかにもでした。それぞれの特徴を捉えるのが難しかったですし,ブルックナーらしい和音の進行を特に意識しましたが,果たしてどうだったのか。別宮はソロの艶っぽいテノールにどこまで寄り添えたのか。しかし,やはり歌の力には敵わないなぁ。楽器でも歌うように吹きたいなぁと改めて思うなど。いや,私は歌でもあんなには歌えませんが(当たり前)。 ということで,今年の本番はこれでおしまい。オケ5回,室内楽2回は私としては頑張った方ではないかな。来年もまた良い年になりますように。 (小松川さくらホール) https://www.instagram.com/p/CmByvVXJzWH/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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アンサンブル・フラムが終わってようやく一息というか、ほっとしています。一夜明けるともう現実感のなさで昨日1日のことが夢のようですが、昨日は終わったばかりの安心感と高揚感、疲労感でテンションがあがり演奏会の本番が終わったかのようでした。
そもそも今回は、今年やらないと忘れられてしまいそう、消滅してしまいそうみたいな謎の義務感と焦りで唐突に始めてしまったので、そのスタートを考えると、よくちゃんとした感じで出来たなあ〜と思います。楽譜の共有が遅くなってしまったり、できなかった曲があったこと、スケジュールと全然違うグダグダな進行なのは反省点ですが、最初は手持ちの楽譜だけでやる!と言っていたので蓋を開けたら新曲ばかりになったのは良かったなあと思います。制作頑張りました!(いや落とした曲はほんとごめんなさいなんですけども)
フラムの予定立てた時にはなかった編曲の依頼が入ってきたり、所属オケの来年の予定が決まったりしたのも気持ち的にきつくなってしまい、ひとつひとつは大した事ないですし締め切りも全部違う事もわかっていたのですが、それでもあれやらなきゃこれやらなきゃと休まる時間がない感じだったのがしんどかったですね。(スプラめちゃくちゃ遊ん��日とかもありましたが……)
場所もそろそろ探すか〜と思って探し始めたら尽く予約が埋まっていてめちゃくちゃ焦ったのですが、結果的には綺麗なホールでピアノもあって最高だったので良かったです。フラム、毎回グランドピアノ押さえてるのいいな。
演奏は難しいから通らないかもと思っていたのですが達人ばかりでめちゃくちゃ良かったです。自分のチェロは間違いまくってたりしてボロボロでしたが、コントラバスの方のおかげで安定感あって助かりました。コントラバスの方、前に別のアンサンブルでジブリのソロを聴いていらいめちゃくちゃファンなので今後もずっと来てほしい……お人柄もよくて最高〜!
あとは遊び用の帰る場所で大盛り上がりだったのも意外というか、こういうのみんな好きなんだな!とわかったので、今後は何かしらのアンサンブルもできるような形も目指したいですね。弦4とかピアノ・トリオとか聴くターンがあるのもいいな〜と思いました。それにしても帰る場所、生で聴くとめちゃくちゃ最高でしたね……
今回はなんだかんだ綱渡りになってしまったので当日も緊張していて、その分終わった後の今は参加者の方々の感想がめちゃくちゃ滲みています。逆に自分が参加者の立場になった時、その場でも感想でも楽しそうにするの大事だな〜とそんな事も思いました。
そろそろ演奏会を目指して動きたいな〜と思いつつ、練習の中で曲以外に遊び用のセッションなんかもするような、そんなのを次回以降にできたらいいな。
フラムの事を考えると、主催……?自分が……?と何者でもない自分がしている事にある種恐ろしさを感じるのですが、何者でもなく自分は自分のままでできることをしているだけ。と肝に命じていきたいと思います。いやチェロはうまくなりたいですけども!
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2020年ナイスアルバム -中編-
中編です。行きましょう。
前編はこちら↓
https://sekitoh.tumblr.com/post/639137603523870720/%E5%89%8D%E7%BD%AE%E3%81%8D-%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%82%82%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0%E3%81%8C%E6%B2%A2%E5%B1%B1%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%94%E3%81%96%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99itunes%E3%81%AB%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%81%97
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5/22 THE 1975 『Notes On a Conditional Form』
ロキノンの年ベスにも入っておりました。実際良かった。1時間を悠に超える収録時間にも関わらず、鈍重になり過ぎることなく聴ける(ただ、全くダれないというわけではない)。
2曲目の「People」が発表された時はTHE1975、マリリンマンソン化か!?と騒がれたりしたけど、アルバムの方向性は全然そんなことなくて、むしろ前作の落ち着いた感じを引き継いでより深化させた印象。もちろん上述の「People」のゴスな感じ留まらず、ハウスなビートの「What Should I Say」など、音楽性の拡大の兆候も見えるため、前作の焼き増し感は薄い。
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5/23 RAY 『Pink』
今年の日本のアイドルの中で1番ブッ刺さった!なんてったってシューゲイザーとアイドルのマリアージュ!オケが本気よ!本気!作曲の方がシューゲイザーバンドの人らしい。納得。
オケのクオリティの高さに耳が行きがちなんだけど、何気にコーラスの重ね方もすごい気持ち良い。ユニゾン(斉唱)が苦手な人も聴きやすいアイドルアルバムだと思う。1曲目〜3曲目がマジで好き過ぎて一時期このアルバムを永遠にリピートして一日終わらせることもあった。
調べると「・・・・・・・・・」というアイドルグループの運営チームが活動をサポートしているらしい。当時読み方が難しくて話題になっていたが、まさかこんな素晴らしい作品を生んでくれるとは…ありがとうございます…
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5/27 THE NOVEMBERS 『At the beginning』
全国流通の発売日は5/27でしたが、早期予約者限定の早期販売も行っておりました。これはブッ飛ばされましたね。ゴスなビジュアルで敬遠している方、ノーベンバーズの名前だけ知っているという方に、本当に聴いてほしい。あらゆる先入観を根こそぎ洗い流す美しい音の洪水が待っているので。
前作『ANGELS』、そしてそれに続くライヴでも片鱗を見せていたノイジーなプログラミング���ウンドと、元来の耽美的、かつ凶暴なバンドサウンドの融合が見事に結実したキャリア屈指の傑作。
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6/10 岡田拓郎 『Morning Sun』
元、森は生きている(バンド名)の岡田拓郎のソロアルバム。ファジーなギターとピアノによるバッキングがメインの全体的にフォーキーなオケの絡みが絶妙。歪んでギュゥーッとコンプのかかったギターの音はどうしてあんなにも気持ちが良いのか…。岡田拓郎氏のファルセットヴォイスも朝霧の向こうからこだましてくるようで、なんとも心地よい。「Stay」が1番好き。
トレモロかかってるギターの音好きなんですよね。
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7/8 長谷川白紙 『夢の骨が襲いかかる!』
去年『エアにに』という傑作を世に出してからの新作は、前作の縦横無尽さから一転、ピアノと歌だけの極めてシンプルな弾き語りカヴァーが中心のミニアルバムとなった。長谷川白紙が影響を受けたアーティストの楽曲を6曲と、オリジナル楽曲「シー・チェンジ」を収録した全7曲。
カヴァーアレンジはアーティストの編曲能力、プレイヤーとしての実力、楽曲に対する解釈の深度などが如実に現れるものだが、見事に期待を超える音を聴かせてくれて、俺は…嬉しい……ウッウッ…。
言葉と音の意味性を剥ぎ取るようなこれまでの楽曲のイメージが強かっただけに、今回の内省的なアルバムは彼の振れ幅を実感できる貴重な一枚だった。特に「シー・チェンジ」は上述のシンプルな音の構成要素もさることながら、詞の瑞々しさがこれまでになく溢れている。ある切実さが身に迫って、ダイレクトに働きかけてくる。
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7/22 ayuttahya 『I know, right? - EP』
オルタナバンドayuttahya(アユタヤ)の新譜。メンバーの脱退など色々あって現在2人になってますが、相変わらずのハイクオリティな音楽で嬉しい。90sなオルタナをバックボーンに、メロディセンス抜群の歌メロが炸裂。1曲目「BACK」のイントロでザクザク刻まれるブリッジミュートでジワジワとテンション上がるね…。今作はとりわけポップに聴こえる。「ドラマ」「devil」のアンセム感がそう思わせるんだろうな、恐らく。特に「ドラマ」の歌詞とキラーなメロディ、聴くと心がスッと晴れる。最高。ひねくれた青い空ですワ。
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8/5 ずっと真夜中でいいのに。 『朗らかな皮膚とて不服』
ずっと真夜中でいいのに。(以下ずとまよ)のミニアルバム。これも今年メッチャ聴いた一枚ですね。ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。YOASOBIの3アーティストを好きな人々を指して「夜好性」という呼称も一部では流行りました。Twitterで夜好性を自称する人たちがいたり、意義が拡大されて上記の3アーティスト字体を指す用語として用いられたり。来年YOASOBIも初の物理音源をリリース予定、ヨルシカも今年リリースの『盗作』と対になる作品をリリース予定。来年も彼ら彼女らの躍進は続きそうな気はします。
閑話休題。ずとまよ、どうせボカロでしょ?みたいな先入観ありありかとは思うんですが、ヴォーカルACAねの歌が楽曲をボカロ感と邦ロック感のええ塩梅のところに引っ張って行ってくれます。実際俺もそれほどボカロの楽曲が得意ではないのですが、ずとまよは歌がいいのでいけましたね。ひねた歌詞、歌メロのグッドライン、あとはボカロにしてはアルバム全体におけるBPMが遅めなところが聴きやすい要因だと思われる(1曲目「低血ボルト」は例外)。来年にはフルアルバム『ぐされ』も発売予定。今作のキラーチューン「お勉強しといてよ」「MILABO」なども収録予定。チェッキー!
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9/2 みぃなとルーチ 『Long time no sea』
2011年のデビューより正体を秘匿する音楽集団、〈さよならポニーテール〉(以下さよポニ)のヴォーカル、みぃな初のソロアルバム。
みぃなの郷愁を誘う歌声はお馴染みだが、その奥で鳴るサウンドはさよポニとは一線を画す。ある時はフォーキーで、ある時は生々しいバンドサウンドで、またある時はメルヘンな音楽隊を想起させる、めくるめくアレンジに彼女の音楽的な素養が輝く。
これまで〈さよポニ〉という偶像の中にあった彼女の音楽性が、そこから一歩を踏み出し、顔を覗かせた一枚だ。ひとりの音楽家としての矜恃が現れた楽曲は、そのひとつひとつが、日射しを受けた波の飛沫のようにキラキラと眩い。
上の文章はイトウが某フリーペーパーに送ったレビューのまんま引用です。今年から地味にレビュー書く仕事もやり始めました。イエーイ。やはり出版物に書く時とこうやってTumblrに書くときでは文章の温度感が違いま��ね。
仕事中にこの作品のリリースを知って声が出ました。みぃなのソロ作がリリースされるとは誰が想像しただろうか!
さよならポニーテールは上述の通りの音楽集団(楽曲派のアイドルグループみたいなイメージでオッケーかと)。
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9/11 Marilyn Manson 『WE ARE CHAOS』
ゴス・ロックのカリスマ、マリリン・マンソンがヴォーカルを務めるバンド、マリリン・マンソンの新譜。オーケストラ的なサウンドとメタルに接近するロック・サウンドの融合。「INFINITE DARKNESS」のヘヴィさが一番好き。洗われる。心が。
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9/11 Slow Pulp 『Moveyes』
KEXPにも出演済み。女性ヴォーカルのインディー・オルタナロック(ってもう幅広すぎて分からんよな)。PetalとかClairo好きな人にオススメ!他のメンバーも積極的にコーラスに参加してくれるので、歌メロがいいのよ~~~。全体的にBPMゆっくりめで、オルタナ的な重心低めのギターサウンドが心地よいです。これを聴くと肩の力が自然と抜けてリラックスできる。長く聴ける。
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最後、後編です。
https://sekitoh.tumblr.com/post/639137611070488577/%E5%BE%8C%E7%B7%A8%E3%81%A7%E3%81%99-%E5%89%8D%E7%B7%A8%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89-%E4%B8%AD%E7%B7%A8%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89-923-loren-oden
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◎壽 乱舞音曲祭(1/17 17:00膝丸回、1/23 17:00千子村正回 配信)
◯開演前アナウンス
・「政府」って言われると時の政府が頭をよぎる。
◯オープニング
・オケチューニング風にはじまるオープニング。世が世なら生オケだったりしたのかなぁ。
◯前説
・日向くんと浦島くん…やだ…こんなかわいいの…?
・「胸がいっぱい」「みんなのお祝い」の言葉で泣けてくる。
◯華のうてな
・開幕しくしくくれくれに止まる呼吸。
・お祝いだから華やかな曲から始まるかなとか甘っちょろい考えは刀ミュくんには通用しませんでした。審神者を仕留めにかかってきてる最高かよ。
・なんていうか…黒羽さんの三日月宗近は…本当にすごいな。ため息しか出ない。ビジュアルもだけど、ほしい表情ほしい音ほしい声ほしい息遣いをほしい圧でくれる。画面に映ってる間ずっと息止まる。
◯瑠璃色の空
・出だしの大倶利伽羅の声が優しくて優しくて。千秋楽は特に柔らかい気がした。刀を見つめる大倶利伽羅に毎回泣いちゃう。「重くなったね。君の剣」って台詞がよぎる。
・大倶利伽羅に手を差しのばす蜻蛉切さん。そっと見つめる村正さん。このスリーショット。号泣。
◯手合わせ(日替り)
・1/17 陸奥守吉行 対 大和守安定
・1/23 蜂須賀虎徹 対 三日月宗近
ミュ三日月の演練台詞個人的には初めて聞いた。
◯序章
・幕末組ってストレートな歌詞が多い気がする。男くさくてよい。
・2部が特にだけど、むっちゃんのオラツキ最高じゃない?今回ちょっとクールめなメイクも合間ってめちゃめちゃかっこいい。むっちゃんの極大好きなんですけど、演練相手の極むっちゃんに惚れた瞬間を思い出しました。
◯太刀風
・鶴丸国永の声の吸引力。鶴の��声。
・村正組のツーショットのキタコレ感。もう背中合わせで歌ってほしいペア第1位。めちゃめちゃ気持ちよさそうに歌うやん。好き。
◯未熟な私は夢を見る
・始終ニコニコしちゃう。よかったねぇよかったねぇ籠手切くん。
◯浦島ソロ
・続く虎徹三兄弟でさらにニコニコ。もう顔が溶ける。
・一緒にはしゃいでくれる長曽祢ぱぱ。目線を合わせるよう屈みながら微笑む聖母蜂須賀。
◯のら猫ニ匹
・終わってからずーっと頭の中でループしてる曲。口ずさんじゃう。
◯かざぐるま
・全員での大合唱。やばい。鳥肌。ありがとうございます。
・人の世に長くある刀だからこその歌だなって思う。
2部
・燕尾服の衝撃。
もはや2部の感想はこれにつきる。いろいろ言うけどもうなんていうか最終的にはこれ。
このコンサート感!際立つ足の長さ!
衣装決めた方に拍手喝采。スタンディングオベーション。もう燕尾服の発明にまで遡って祝いたい。燕尾服嫌いなオタクっているの?(過激派)
◯新曲
・三日月に目を細めて微笑まれると胸がきゅーっとなる。
◯mistake
・大千秋楽、三日月宗近の見下し目線いただきましたありがとうございます!
◯初期刀ごあいさつ
・ちょっと新鮮なスリーショット。
・「べっぴんさん」て表現好き。褒められて照れるむっちゃんも可愛い。
◯Additional Times
◯Signalize
・加州清光の体力おばけ健在。ミステイクからの芝居挟んでここまで、ガシガシ踊るはクルクル回るわ加州清光ここにありって感じでまじカリスマ。
◯約束の空
・無敵感!
◯Impulse
・村正さんはコントと曲のギャップなんとかしてほしい。さっきまであんなに挙動不審だったのに!なんで!そんなに!かっこいいの!
◯美しい悲劇(日替り)
・1/17 加州清光と鶴丸国永
胸熱。表現が難しいけど、新旧ルーキーって感じ。当初、加州清光を見た時の衝撃すごかったし、鶴丸国永にも度肝抜かれた思い出。
・1/23 大倶利伽羅と豊前江
リア恋組と名付けました。勝手に。
この日はこの辺、豊前さんも体力おばけですね。
◯断然、君に恋してる!
・かわいいかわいいひたすらかわいい!この6振大正解!きらきら!
・蜂須賀から浦島へと受け継がれるジャンプ力。
◯Scarlet Lips
・ミュ本丸の宴会、私が思ってた宴会と違う。こんなかっこいいの?これが現代のかっぽれってことでよろしい?
◯ビデオレター
・本丸?遠征先?で撮ってる所想像すると微笑ましい。
・石切丸さんは疫病退散の神事に忙しいらしい。お疲れ様です。あまり無理しすぎないでください。
◯刀剣乱舞
・嬉しい。本公演だけで聞けるレア感も好きだけどやっぱりこの曲聞かなきゃ帰れない。
◯最後ご挨拶
・1/17膝丸
三日月がせっかくだから最後金枠の中から帰りなよって合図してくれるも、?浮かべたまま笑顔で帰っていく膝丸。しっかり者の弟が見せる天然…くそっ…そういうとこだぞ!膝丸!好き!
・1/23豊前江と桑名江
桑「今日もぉ…豊前がぁ…速かった!」豊「ありがとー!大地ー!」
何このやりとり?可愛すぎじゃない?加州との掛け合いもおもしろかった。
豊前さんはまじで速かった。鬼のようにスクショしてたんですが、ポーズからポーズへのモーションが速いのか全然捕らえられない。わざとなのか天性のものなのか、はたまた私のスクショ能力の問題か分かりませんが、とにかく速かったです。
◯ダブル?カテコごあいさつ
小狐丸「こんなに大きくなりました」
この言葉。途中から参戦の自分でもぐっとくるので、トライアルから応援している方々の気持ちは想像できないほどのものがあるんだろうなぁ。
そうやって応援し続けてくださった方々がいるおかげで、自分もミュージカル刀剣乱舞に出会えたと思うと本当に感謝しかない。
日向くんの「みんなのお祝い」という言葉通り、キャストにも、スタッフさんにも、ファンにも感謝を感じられる公演でした。
ありがとうございました!
追記
音曲祭の熱冷めやらずで、久しぶりにつわもの観たんですけど、数回目とは思えないほど号泣した。まるで初見のように嗚咽する自分にちょっと引いた。
ていうか黒羽さんめちゃくちゃ細いね!?今も細いと思ったけど当時はもう棒っていうか針?その分2部最終形態の体のラインが映えるけどね。お背中久しぶり見ても綺麗だった。もう健康でさえいてくれれば細くても太くてもなんでも好きです。
本来、音曲祭が生で見れる初刀ミュになるはずだったんですが、今回は断然せざるを得ず。
正直数日間…いや数週間はもう心がやさぐれてとげとげしてたんですけど、配信を見てそんなことはどうでもよくなりましたね。
いつかこの美の暴力を生で浴びる日までは死ねないと心に固く誓いました。
明日からも粛々と生きるぞ!
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2020.10.09
金曜日 休み
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朝から作曲に勤しむ。
新曲のオケを一つ仕上げたけど、
思ってたよりも曲調が明るくなってビビった。
歌メロが想定より高くなりそうで困っている。
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河原町のMARUZENで漫画を買った。
ビースターズ と呪術廻戦 の新巻と、
顔がこの世に向いてない の最終巻。
給料日まで我慢できなかった。
ビースターズちょっと失速してたけど、
最終決戦で盛り返してきた。
そしておまけページとカバー裏が毎回面白い。
終わらないで欲しい。。
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ハナエちゃんと復活した地球屋へ。
初めて1階に通された。
揚げ出し茄子が味染みてて美味しかった。
梅ポカリはポカリが勝ちすぎてた。
全体的に暗い話題で申し訳ないなと思った。
2軒目で六曜社に行った。
ナツホさんも市川くんもいなくて助かった。
ハナエちゃんが奥山を殴るところは、
ちょっと見てみたい。気まずいから嫌だけど。
帰ってからソロのライブ告知用の動画を
作っていたら3時くらいになっていた。
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明日は日勤。
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