#アンディ・ウォーホル
Explore tagged Tumblr posts
straycatboogie · 2 years ago
Text
2022/12/11
BGM: The Smiths "Bigmouth Strikes Again"
昨日は寝る前にずいぶん久しぶりにTwitterをしてしまった。後悔しているわけではないが、反省はしている。Twitterをこれからどう使うか考えたのだけれど、読書メモを公開できないかと思うようになった。自分の読書について、実況中継的に何を考えながら読んでいるか書いていく。他人と議論をすることや、自分の意見をラフな形で世界に提示することに前ほどには情熱が持てなくなった。雑にジャンルを跨いで何かを論じることは一種知的な冒険を冒すようで気持ちがいいが、それに慣れると暴論を開陳して悦に入るようでみっともないとも思うようになった。
この日記をどう書いているかなのだけれど、いつも私��マルマンから出ているメモパッドに英語でメモを書いている(日本語でメモを書いていた時期もあるのだけれど、どうしても長続きしなかった。試しに英語でメモを書くようにしたらストンと腑に落ちたようで続くようになったのだった)。そして、1日の始まりの朝に昨日起きたことをそのメモを読みながら振り返って、そして書き記しているのだった。日本語で書き終えてから、それを英語に訳していく。私の知り合いはフランスやインドネシアに住んでいて、英語しか読めない人もいるので英訳を始めたのだった。
青山真治『宝ヶ池の沈まぬ亀』を読み進める。日記というジャンルはなかなか味わい深い。ストーリーがあるわけではなく、ただ日々の出来事が五月雨式に続いていくだけだ。だが、そのデタラメとも言える日々の記録が読み進めるにつれて味わい深くなっていく。考えてみればジョン・アーヴィングを並行して読んでいるのもそうした、コンセプチュアルというか大掴みというか、頭でっかちに捉えられないデタラメな人生の実相が孕む偉大さ/深遠さを味わいたいからでもある。私の嗜好は今、そういう「世界のデタラメさ」を触れることに向いているようだ。
日記ということで言えば、アンディ・ウォーホルの日記を再読するのも面白いかもしれない。人から教わったスチュアート・マードックの日記はどうやら入手困難なようなのだけれど……自分は日記マニアというわけではないと思うが、それでもたくさんの日記を読んできたのだなと思った。私だってその読書の成果からこんな日記を(もう、初っ端に抱いた動機も忘れてしまったが)始めてしまったわけだ。考えてみれば私の大好きなフェルナンド・ペソア『不安の書』だって日記みたいなものだし、古井由吉やロラン・バルトだって日記のようなエッセイを書き残している……日記とはそうして考えていくと奥が深いもの、素晴らしいものなのかなとも思う。
0 notes
tatsuyawindow · 2 years ago
Photo
Tumblr media
0 notes
bja-t · 2 years ago
Photo
Tumblr media
ええなぁ #アンディ・ウォーホル #Andy Warhol #京都 #アート (京都市京セラ美術館(京都市美術館)) https://www.instagram.com/p/CltaMfIv23_/?igshid=NGJjMDIxMWI=
1 note · View note
lastscenecom · 5 months ago
Quote
アンディ・ウォーホルが次のように言ったことは正しいと私たちは信じています。「この国の素晴らしいところは、アメリカが、最も裕福な消費者が最も貧しい消費者と基本的に同じものを買うという伝統を始めたことです。テレビを見ていてコカコーラを見れば、大統領がコカコーラを飲んでいること、リズ・テイラーがコカコーラを飲んでいることが分かります。そして、考えてみれば、あなたもコカコーラを飲むことができます。コカコーラはコカコーラであり、どんなにお金を出しても、街角の浮浪者が飲んでいるものよりおいしいコカコーラは買えません。コカコーラはどれも同じで、どれもおいしいのです」ブラウザ、スマートフォン、チャットボットでも同じです。
テクノオプティミスト宣言 - マーク・アンドリーセン Substack
64 notes · View notes
taizooo · 3 months ago
Quote
そこにもやはり両義性がある。たとえば、「山東京伝は江戸のアンディ・ウォーホルである」といったとしよう。アンディ・ウォーホルの研究者からしたら、それを誤謬というかもしれない。厳密に突き詰めれば、それはたしかに違う。だが、そういってみることで初めて伝わることは確実にある。
Columns ♯8:松岡正剛さん | ele-king
7 notes · View notes
straycatj · 2 years ago
Note
私はあなたを軽視したくないので、この質問を送ることを前もってお詫びしたいのですが、あなたが巻き込まれたドラマについて私の見解を述べたいと思います. この質問が気に入らなければ削除してください。
私は日本語が全く話せないので、Google翻訳でこれを書いています…
米国では、許可なく他人の写真を絵にすることは違法ではありません。
西洋の有名なアーティストの 1 人にアンディ ウォーホルがいます。彼の絵画は、スープの缶などの写真の色を変えただけです。もう一人はマルセル・デュシャンで、小便器に自分の名前を書いて「噴水」と呼んだ。この2人は、20世紀で最も影響力のある西洋のアーティストの1人��す。
したがって、日本の文化が写真からトレースされた絵画を作ることを軽視することを助長するとしても、その基準を、異なる文化的伝統や思想によって形成された西洋のアーティストに投影することは公平ではありません。
あなたがその絵が好きではないと言ってもいいですが、絵が作者を悪い芸術家にしていると言うのは別のことです.
english-speaking users, I promise I'm here in good faith, please don't tear me apart for sending this ask if it gets posted ;^;
Although I don't like Warhol's works but his colouring are designed. Your Duchamp's example, it depends on his imagination. On the other hand, how about that one? Only a trace. If it would be changed to the chaotic mixture of two black cats we can't understand where is their broader, I may accept its an art, but no, so never. I don't talk about traditional arts. Does your opinion mean I don't have any knowledge about western art so don't have any tights to say about YOUR culture?
And, one more. It may be a painting but it's before the painting. There's no worth to call it as a painting, because it's rude for other painters.
249 notes · View notes
lvdbbooks · 1 year ago
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
2023年9月15日
【新入荷・新本】
Various Artists Newspaper, Primary Information, 2023
416 pages. 9.75 x 13.38 Inches. Paperback. Edition of 4500.
価格:7,480円(税込)
/
1968年から1971年にかけてスティーヴ・ローレンスが発行し、ピーター・ヒュージャーとアンドリュー・ウルリックが編集に携わったニューヨーク発のタブロイド誌『Newspaper』の復刻版。
『Newspaper』は、言葉を使わず、写真だけを掲載した定期刊行物で、14号にわたって40人以上のアーティストの異質な活動を取り上げています。新しい作品と並行して流用された素材を掲載することに編集の重点を置き、1960年代後半の現代社会を象徴するハイカルチャーとローカルチャーの視覚的言語を体系化しようとしました。美術史的な言説からはほとんど見落とされているが、当時のアメリカで活躍し、尊敬されていた多数のアーティストと、新興のクィア・アーティストの仲間たちを紹介しています。
『Newspaper』は、1969年に創刊されたアンディ・ウォーホルの『Interview』や、レス・レヴィンの『Culture Hero』に先駆けるアーティストが発行するタブロイド誌のひとつですが、他のタブロイド紙とは対照的に、『Newspaper』はイメージに特化していました。
その全14号が初めてこの一冊にまとめられています。
Published by Steve Lawrence and edited with Peter Hujar and Andrew Ullrick, Newspaper was published in New York City between 1968 and 1971.
Newspaper was a wordless, picture-only periodical thatran for fourteen issues and featured the disparate practices of over forty artists. With an editorial focus on placing appropriated material alongside new works, the periodical sought to codify a visual language of high and low culture that represented contemporary society in the late 1960s. While largely overlooked in art-historical discourse, Newspaper showcased many of the most revered artists working in the United States at the time, as well as an emerging coterie of queer artists.
The mid to late sixties was a flourishing period for artists experimenting with new media formats such as books, records, and magazines to create or distribute their work. Newspaper was one of the first artist-published tabloids of its era, preceding Andy Warhol’s Interview and Les Levine’s Culture Hero, both of which debuted in 1969. However, in contrast to other tabloids, Newspaper focused strictly on images.
At a time when photography was not being exhibited regularly in galleries, Newspaper provided an alternative exhibition space for the medium and some of the era’s greatest photographers. The publication’s large size and unbound format encouraged readers to take it apart and hang its pages, which was how Newspaper was installed at the Museum of Modern Art’s influential Information show in 1970.
This is not to say that Newspaper only existed within the narrow confines of the art world, far from it. It lived within (and shared contributors with) a robust network of underground and queer periodicals like The New York Review of Sex, Rags, and Gay Power, among others. Yet, unlike many of these tabloids, Newspaper has largely disappeared from the discourse around underground magazines, queer publishing, and artists’ periodicals.
All fourteen issues of Newspaper are compiled in this volume for the first time.
Featured artists include: Diane Arbus, Art Workers Coalition, Richard Avedon, Clyde Baines, Sheyla Baykal, Peter Beard, Brigid Berlin, Richard Bernstein, Ann Douglas, Paul Fisher, Maurice Hogenboom, Peter Hujar, Scott Hyde, Christo and Jeanne-Claude Javacheff, Ray Johnson, Edwin Klein, Yayoi Kusama, Gerald Laing, Dorothea Lange, Steve Lawrence, Jeff Lew, Roy Lichtenstein, Frank Mercado, Duane Michals, Jack Mitchell, Forrest “Frosty” Myers, Billy Name, Stephen Paley, Warner Pearson, Jurgen Warner Piepke, Charles Pratt, Joseph Raffael, Mel Ramos, Lilo Raymond, Ruspoli-Rodriguez, Lucas Samaras, Alan Saret, Bill Schwedler, Leni Sinclair, Norman Snyder, Elizabeth Staal, Stanley Stellar, Terry Stevenson, Paul Thek, Andrew Ullrick, Andy Warhol, William T. Wiley, and May Wilson.
33 notes · View notes
key-cat · 2 years ago
Text
Tumblr media
人生って、繰り返し見る度に変化していく映像のようなものだ。そうだろう?
Isn’t life a series of images that change as they repeat themselves?
Andy Warhol アンディ・ウォーホル
53 notes · View notes
oyasumi-blue · 9 months ago
Text
時が物事を変えるって言うけど、実際は自分で変えなくちゃいけないんだ。
/アンディ・ウォーホル
8 notes · View notes
leomacgivena · 2 years ago
Quote
アンディ・ウォーホルが言ってますね。「批判記事が出たとして、中身はどうでもいい、大事なのは文字数だ」って。Amazonのレビューも同様だと思っています。
山口周さんはTwitterを使っています
44 notes · View notes
honyakusho · 6 months ago
Text
2024年5月29日に発売予定の翻訳書
5月29日(水)には7点の翻訳書が発売予定です。 フランツ・カフカの本が新潮社と白水社から同日に発売になるのが目につきます。カフカは今年が没後100年です。
ガイズ&ドールズ
デイモン・ラニアン/著 田口俊樹/翻訳
新潮社
ぼくの哲学
アンディ・ウォーホル/著 落石八月月/翻訳
新潮社
カフカ断片集 : 海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ
フランツ・カフカ/著 頭木弘樹/翻訳
新潮社
うまうま あーん!
エヴァ・モンタナーリ/著 まつかわまゆみ/翻訳
評論社
実存と人生[新装版]
フランツ・カフカ/著 辻瑆/翻訳
白水社
Mo Story 子猫のモー
チェ・ヨンジュ/著 矢部太郎/翻訳
玄光社
マイナーエマージェンシー 原著第4版
PHILIP M. BUTTARAVOLI/著 STEPHEN LEFFLER/著 R. RAMSEY HERRINGTON/著 渡瀬剛人/監修・翻訳
エルゼビア・ジャパン
2 notes · View notes
gallerynamba · 9 months ago
Text
Tumblr media
◆MO5CHINO JEANS(モスキーノ ジーンズ) 2024年秋冬本コレクション受注会◆ 日時:1月27(土)から2月14(水)まで 場所:GalleryなんばCITY本館1階店 MO5CHINO JEANS(モスキーノ ジーンズ) 2024年秋冬メインコレクション受注会を開催致します。 国内最新情報です。  モスキーノ ジーンズは、ジャンポール ゴルチェのジーンズラインである「ゴルチェ ジーンズ」と同じ生産背景です。 ジャンポール ゴルチェプレタポルテ1996/97秋冬コレクション「球体と立方体」で宇宙の惑星のプリントのカットソー等が発表されました。 今回のモスキーノジーンズはそのゴルチェの名作のオマージュ作品を発表しています。 特におススメのシリーズです。 更に、ゴルチェとフランコ モスキーノ共通のソースである、アンディ ウォーホルのシルクスクリーン作品のパロディのグラフィックプリントも作品化しています。 今回はモデル着用画像と絵型のみの受注会です。 サンプルは御座いません。 店頭で弊社スタッフの解説と共に御覧頂き、御注文を受け付け致します。 複数点の御注文も承ります。 御自身のサイズ、カラーを1点から御注文頂けます。 サイズは全型、レディスの38(XS)、40(S)、42(M)、44(L)、46(XL)まで注文可能。 ブランドのメッセージラインのデザインやカラーは直営店や、国内のブティックが要望しない為、そういったスペシャルなアイテムを購入御希望の方はこの機会にオーダーしなければ入手困難です。 御客様の為に生産した商品がマイナーカラー&マイナーサイズで有れば、結果的に世界で1着の商品に成る可能性も非常に高いです。 このブランドは担当商社が海外よりショーサンプルを購入していない為、この機会が最もレアなものを入手するチャンスです。 ※商品の御渡しは2024年9月から10月予定です。 今回の受注会は国内では弊社でのみの可能性が高いです。 大変貴重な機会となっております。 是非、この貴重な機会に御来店下さい。 スタッフ一同、心より御待ちしております。 【以下が今回のコレクションに関するモスキーノからのオフィシャル解説です】 星は、暗闇でこそ輝くというのが今シーズンのムードです。 それは、ノクターンの花が闇夜に咲く、ルネッサンス(再生)の様です。 このコンセプトから、2 つの異なるスケールとカラーで展開されたフラワープリントを作りました。 プリントは、コレクションの雰囲気を強調し、スタイリングや MD を組みやすくするためにデザインされました。 起毛したコットン ギャバジンから、流れるようなビスコース・クレープ、そして極薄のメッシュまで幅広い素材にプリントされています。 星座プリントには、惑星や星に囲まれた銀河がモチーフとして使われています。 惑星には真珠を使用し、トリムやボタン、リベット、そしてドレープをまとめるブレスレットとして、多くのアイテムに施されています。 真珠は、時には透明で、時には乳白色で、MOSCHINO の DNA にモダンなテイストをもたらします。 起毛したコットン ギャバジンや軽量のナイロンなど、現代的なコレクションを演出するために新しい素材が使われます。 隠しジッパーやファスナーによって、一日中着用することができる遊び心のある服です。 AW24 コレクションは、エイジレスで豊富な機能を備えたドレス カテゴリーに重点を置きます。 アウターウェアとジャケットは、形、長さ、重さ、暖かさなど様々なバリエーションを取り揃えています。 デニムは、新しいウォッシュやディテール、ストレッチとノンストレッチの両方でバランスのとれたラインナップを展開します。MOSCHINO を象徴するウエストコートは、モダンなシェイプとボリュームで再解釈され、「PEACE OF HEART(心の平和)」MO5CH1NO JEANS のロゴマークがあしらわれています。 ニットウェアは、パールのディテールがオープンステッチのモヘア素材のネックラインを引き立て、小さなかぎ針編みのパールフラワーが彩りを添えています。 アイコニックな MO5CH1NO JEANS のロゴは、アルパカのジャンパーやクロップド丈のカーディガンの袖にボディを包み込むように描かれました。 新しいファインゲージは、体を包み込むねじれたシルエットを探求し、ロゴはトーン・オン・トーンの糸のインターシャです。 コレクションテーマの「STARS SHINE BRIGHTEST IN THE DARK」は、ウールとカシミア混のセーターにジャカード織りされています。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【��館日】2月21(水)&22(木)休館    【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected] 【なんばCITY店Facebook】https://goo.gl/qYXf6I 【ゴルチェ派Facebook】https://goo.gl/EVY9fs 【tumblr.】https://gallerynamba.tumblr.com/ 【instagram】http://instagram.com/gallery_jpg 【Twitter】https://twitter.com/gallery_jpg_vw 【Blog】http://ameblo.jp/gallery-jpg/ 【online shop】http://gallery-jpg.com/
3 notes · View notes
aiparasgallery · 2 years ago
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
新しく買ったユニクロUTが良かったので創作ちゃんズに着せる
1枚目:プレステコラボ
2枚目:ビデオゲームコレクション from MoMA(テトリス)
3枚目:アンディ・ウォーホル(模写)
4 notes · View notes
lastscenecom · 11 months ago
Quote
アンディ・ウォーホルの次の言葉が正しかったと信じています。 「この国の素晴らしいところは、最も裕福な消費者が最も貧しい消費者と本質的に同じものを買うという伝統をアメリカが始めたことだ。テレビを見てコカ・コーラを見て、大統領がコーラを飲み、リズ・テイラーがコーラを飲んでいることを知り、あなたもコーラを飲めると考えてください。コーラはコーラであり、いくらお金を積んでも、街角の野郎が飲んでいるコーラより美味しいコーラは手に入らない。どのコーラも同じで、どのコーラも良いものです」 ブラウザでもスマートフォンでもチャットボットでも同様です。
テクノオプティミスト宣言 |アンドリーセン・ホロヴィッツ
43 notes · View notes
mobsprooftheweb · 2 years ago
Text
『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』公開決定
伝説的ナイトクラブ、マクシズ・カンザス・シティの歴史を綴った初のドキュメンタリー!!
Tumblr media
世界の音楽やファッションなど、あらゆる芸術と文化に強烈なインパクトを与え、またヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニューヨーク・ドールズの拠点であり、NYパンク・ロックシーンを生み出したことでも知られる伝説的ナイトクラブ、マクシズ・カンザス・シティ(1965-1981)。
本作『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』はこのクラブの歴史を綴った初のドキュメンタリー作品である。かのCBGBより8年ほど歴史は古く、芸術家、作家、俳優、ミュージシャンなど文化人の社交場でもあったこの店は、アンディ・ウォーホルと彼の取り巻きたちが集い、デヴィッド・ボウイとイギー・ポップ、ルー・リードが同じテーブルを囲み、ジョン・レノンやミック・ジャガーらも度々訪れ、ピストルズ解散後のシドもステージに立った場所。
マクシズ・カンザス・シティの成り立ちから終焉までの全軌跡を、本作で初公開となる映像やエピソードの数々を交えながら、当時を肌で経験したスターたちが振り返る歴史的にも稀少な映像作品である。
Tumblr media
「音楽のムーブメントには、必ず発祥の地がある」 ソウル・ミュージックがポピュラーになったのは1960年代のデトロイトであるし、ヒッピーとヘッド・ミュージックは、スピリチュアルの総本山サンフランシスコを中心とした西海岸で進化をとげた。パンクという名で知られるようになった音楽のルーツはニューヨーク、特に��ウンタウンのナイトクラブ「マクシズ・カンザス・シティ」にあると、断言してもいい��ろう。 ルー・リードは、ロックンロールのリリックスへの新たなアプローチを打ち出し、70年代冒頭にマクシズのハウスバンドのような存在となる“ヴェルヴェット・アンダーグラウンド”でそれを結実させた。同時代に登場した“ニューヨーク・ドールズ”もまた重要な意味を持つバンドで、マーサ・アーツセンター崩壊後は彼らもマクシズを拠点とした。 アメリカのとある一角で、ヴェルヴェッツとドールズがパンクの道を切り開いた。 それを可能にしたのがこの、パークアヴェニューサウスにあるマクシズ・カンザス・シティである。ここで生まれたムーブメントは後に続くポピュラー音楽の波に変化を与え、そして今もなお、影響を与え続けている。 これはパンクが生まれた物語であり、それを生み出したナイトクラブの物語である。 (ジミ・ラルミア)
Tumblr media
本作は、ニューヨークで最もクールで影響力のあるナイトクラブ“マクシズ・カンザス・シティ”の15年以上にわたる歴史を記録した、ダニー・ガルシアによる新たな形のドキュメンタリー映画である。
Tumblr media Tumblr media
1965年から1981年まで、マクシズはアンディ・ウォーホルと彼の取り巻きをはじめ、マンハッタンとその周辺に住むアーテイストたちの格好の集いの場となった。画家、作家、詩人、俳優、映画監督、ミュージシャン、モデル…ドラッグ・ディーラーや売春婦までもが、ウォーホルが鎮座するかの有名な“楽屋”に集っていた。この店のオーナー、ミッキー・ラスキンはひよこ豆とボウルに山盛りになったサラダを提供し、食えないアーティストの多くはそれで飢えをしのいでいた。 「サラダにはよく虫が混じっていたけれど」ウォーホルのスーパースターの一人で1968年からこの店のレギュラーであったルビー・リンは振り返る。ペニー・アーケードもまた、68年の半ばに、ジャッキー・カーティスと一緒にフリーフードを狙って通い始めたという。
Tumblr media Tumblr media
「ドラァグクイーンが欲しがるものといえば、タダ飯だから」 マクシズはニューヨークのLGTBコミュニティにとって安全な場所であっただけでなく、世界初のトランスセクシャルDJウェイン・カウンティ(現ジェーン・カウンティ)が2階の小さな部屋で60年代のレコードを回していたことでも有名である。 店の常連だったドアーズの広報担当兼ストゥージズのマネージャー、ダニー・フィールズはミッキーにバンドのライヴ演奏を提案し、やがてヴェルヴェット・アンダーグラウンドやストゥージーズ、アリス・クーパーらが2階のステージに立ち始める。その後Suicide、ニューヨーク・ドールズと続き、マクシズは次世代ミュージシャンの革命的拠点となるのである。パンク・ロックと70年代のニューヨーク・ロック・シーンの誕生である。 「本当に多様なだった」とエリオット・マーフィーは語る。「フォークシンガーもいたし、アーロ・ガスリーやジョン・フェイヒーもいて、俺もそこにいたんだ」。 マーフィーも友人のブルース・スプリングスティーンとともにマクシズのステージに立ち、大手契約を結んだ。同じくエアロスミスも、マクシズでのステージをCBSのトップであったクライヴ・デイヴィスが気に入り、その年にレコード契約に至ったのである。
Tumblr media Tumblr media
74年の終わり、ミッキーは負債を抱えそのままマクシズ���閉店してしまったが、トミー・ディーンとその妻ローラが、すでに知名度が高かったこの店を引き継いで再オープンさせた。 新しい経営者のもと、2階の部屋は拡大され、ブッカーのピーター・クローリーの目利きにより、マクシズは再びニューヨーク・ロックのメッカとなった。 70年代半ばにはバワリーの新しいスポットCBGBが台頭してくるが、映画の中でエリオット・マーフィーは、CBGBが嫌いだったと語る。「ゴミ溜めみたいな場所だった。マクシズは好きだったよ」。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
ドールズの終焉後、新世代のアーティストたちがマクシズ・カンサス・シティとCBGBのステージを奪い合い、そして歴史を積み上げていく。 ブ��ンディ、ラモーンズ、トーキング・ヘッズ、テレビジョン、パティ・スミス、ハートブレーカーズ、クランプス、ウェイン・カウンティ、バックストリート・ボーイズ、デッドボーイズなどは氷山の一角に過ぎず、その下には何百ものバンドが毎晩両クラブのヘッドライナーとサポートの地位を巡り、知名度とレコード契約を求めて戦っていた。 いつの時代もそうであるように、多くの者は敗れて散ったけれども、70年代はニューヨークで歴史が作られたのである。エリオット・マーフィーは回想する。「あの時は黄金時代だった」まさにその通りだった。 「1981年になるとシーンはかなり悪化していた」とジェシー・マリンは語る。ネオン・レオンは「シーンを殺したのはシドとナンシーの死だ」と言う。 81年にはマクシズでスティミュレーター、ミスフィッツ、バッド・ブレインズ、ハート・アタック、レーガン・ユースといったバンドによりハードコア・シーンが始まり、さらにドールズとラモーンズが積み上げた歴史を塗り替える新しいバンドの波が押し寄せてきていた。
Tumblr media Tumblr media
マクシズの終わり方は、あまりにもシビアで突拍子もなく、すべてを語ることに躊躇するほどだが、トミー・ディーンとローラ、アトランティックシティ、コカイン、そして��ドル札が関わっているとだけ述べておこう。 このドキュメンタリーで綴られるこの一連の軌跡、こんな最高にクールなナイトクラブがどのようにして出来上がっていったのか、そしてどのような終焉を迎えることとなったのか、それは知っておくべき歴史のひとつであることは間違いない。
4.29(土)新宿K’s cinemaにて公開 全国順次上映
『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』 (2022年/スペイン/英語/89分/カラー・モノクロ/16:9) 監督:ダニー・ガルシア(『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』『Sad Vacation ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』)
<出演> アリス・クーパー、ジェーン・カウンティ(ウェイン・カウンティ)、ビリー・アイドル、シルヴェイン・シルヴェイン(New York Dolls)、ルビー・リン・レイナー(Ruby & The Rednecks)、エリオット・マーフィー、アラン・ヴェガ(Suiside)、スティーヴ・スティーヴンス、ペニー・アーケード、ジミー・ゼロ(The Dead Boys)、レニー・ケイ(Patti Smith Group)、ハーレイ・フラナガン(Cro-Mags/Stimulators)、ニック・マーデン(Stimulators)、フランク・インファンテ(Blondie)、ジェイ・ジェイ・フレンチ(Twisted Sister)、ジェシー・マリン(D Generation/Heart Attack)、ソニー・ヴィンセント(Testors)ドクター・ノウ(Bad Brains)、H.R.(Bad Brains)、ミッキー・リー(Mutated Music/The Rattlers)、ジョン・ホルムストロム、ボブ・グルーエン、マーティ・ソウ、ピーター・クローリー、ジミ・ラルミア and more
配給・宣伝:CURIOUSCOPE
© Chip Baker Films / Dudeski Ltd.
back to HOME back to MOBSPROOF back to MOBSPROOF web magazine
2 notes · View notes
kennak · 2 years ago
Quote
食べ物を粗末にしておいて生態系が乱れる…か。自分のやってることが全くわかっていないのだろう。自分の行いこそが生態系を乱す行為なので、何も食べずに10年くらい生活して欲しい。
[B! 環境] 今度はアンディ・ウォーホル作品に小麦粉 環境活動家グループ | NHK
2 notes · View notes