#アラジンヒーター

[usamakko]

電気ストーブを買い足しました。 スーパーでかわいいの売ってた😍 とってもコンパクトで良い。 スイッチ入れて0.2秒ですぐ暖かいって書いてあったけど、本当に速い！w #アラジン #aladdin #アラジンヒーター #遠赤外線グラファイトヒーター #emu #emu_bb #字が汚い上にセンスもなくてすまん https://www.instagram.com/p/BpyOgnWlIT7/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1ktyo36oh4h5f

[sansai-okowa-blog]

わたし的枕草子

風景が夏めいてきた。

夏は一番苦手な季節だが、夏らしくて素敵なものは沢山あるし、やはり夏は楽しみである。季節の変わり目になると、四季がある国に生まれて良かったとしみじみ感じる。四季といってまず思い浮かべるのは、清少納言の「枕草子」だ。中学校の授業でも扱う「春はあけぼの～」から始まる第一章がおなじみだが、このたび自分なりの枕草子　第一章を考えてみた。

“春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。” 春は放課後。気疲れする新学期ははやく家に帰って再放送のドラマを見るのが最も良い。ナースのお仕事や踊る大捜査線ばかりだが、それもまた一興である。散った桜がピンク色の絨毯みたいな道を下校するのも良い。

“夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。” 夏は昼。市民プールの帰り道、自転車を漕ぎ出すと、なびいた髪から塩素の匂いがする。 チューペットを膝で半分個に割り、膝小僧が赤くなるのも、 家の浴槽に水をはり、体育座りで頭の先まで潜って魚の気分になるのも良い。 “秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。” 秋は夕暮れ。日が沈むのがぐっと早くなって、少し感傷的になりがちだがそれが案外心地良い。少し顔がひんやりする位の気温が散歩には最適で、考え事をしながらついつい回り道して帰ってしまう。毎年ベージュのコートを買ってしまうのはしょうがない。 “冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。”

冬は早朝。冷えた空気を思いっきり吸いこむと、肺の中でくるくると回転するのがわかる。雪がしんしんと降る日は天国みたいにほの明るくて、無音の世界が広がっている。ガラス越しに見る景色はこの世に自分しかいないように感じるほど静かで、鼻をすする音と、部屋のアラジンヒーターの音だけがやけに大きく聞こえる。

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