#まん丸オムライス弁当
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#オムライス弁当の日#まん丸オムライス弁当#レンチンオムレツ#オムライス弁当#プーさん弁当#ハロウィン弁当#happyハロウィンお弁当選手権2#キャラ弁#デコ弁#可愛いお弁当作りたい部#オベンタグラム#フーディーテーブル#秋のもぐもぐ祭り#かりんほんぽ#曲げわっぱプレゼント1910#豊かな食卓#おうちごはんlover#お昼が楽しみになるお弁当#pooh#kurashirufood#obento#obentopark#wp deli japan#characterbento#kyaraben#decoben#snapdish#locari kitchen#foodart#favourites
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約2ヶ月後のクリスマスチキンの丸鶏はぼちぼちご予約頂いております。 ・ #鶏肉 #chicken #poulet #pollo 文化の日はご家族様での貸し切り 11月6日、13日(土曜日)ランチご予約頂きましたのでランチ致します。あと2組お待ちしております。 ・ 早速クリスマスチキンのご予約頂きました。ありがとうございます。タルトとキッシュもやるかも。 ・ 小さいお店ですので数に限りがあります。チキンは通年早めに予定数に達します。 どうぞどうぞ宜しくお願い致します。 ・ 席数間引いてルールに沿って営業を再開しております。 毎土曜日は木曜日までにご連絡をいただければ営業致します。2名様より 夜は完全に前々日までにご予約頂いた方のみ。2名様より(例外あり) ・ テイクアウトの焼き菓子、オムライスは今まで通り。 ・ 新たに持ち帰りに佐野産野菜のカレー、プレートランチの内容に近い松花堂スタイルのお弁当(前日までのご予約。対応出来れば当日も)を用意します。 ・ プレートランチみたいなお弁当 (スープ付) 1728 栃木県産たまごのオムライス (スープ付) 1080 佐野産野菜をふんだんに使ったカレー (スープ付) 1080 肉料理と野菜 1944〜 焼き菓子等 216〜 どうぞどうぞ宜しくお願い致します。 https://www.instagram.com/p/CVv-F32Bh-i/?utm_medium=tumblr
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午前の仕事の大半は顧客からのメールの返信や定例の打合せで終わる。11時40分頃になるとみんな、ランチのことが頭をよぎっている。もちろんわたしも。この会社には社食みたいなものはない為、各々持参するか、外に出るか、オフィスビルの外に来るお弁当屋さんで買い、フリースペースで食べるかのどれかだ。わたしはランチがとても楽しみ民なので、週3で外に食べに行く。同じ部署のヒトミと行くか、ヒトミがお弁当のときは一人で行く。
12時2分前。ヒトミにラインで「はらぺこ」のクマのスタンプを送る。すかさずヒトミはごめん、の返事をよこす。(ヒトミの姿は見えないが)「今日弁当やねん」という文字を見て、そうか、となる。
じゃあどうしよう、丸木屋のオムライスが食べたいが、もうこの時間では並ぶに違いない。下に来ているフードトラックのお弁当を買おう。
わたしは12時00秒ちょうどに在籍ステータスを休憩にし、エレベーターへ向かった。下に向かうエレベーターは珍しくすんなり入れた。ビル前のスペースに今日は2台のフードトラックが来ていた。アジアン料理とカレー屋さんだった。2秒迷って、カレー屋さんの列に並んだ。このお店は、イエロー、グリーン、レッドの3種類のカレーを提供しており、イエローカレーがわたしの辛さの好みに合っていた。
香辛料と炊いたジャスミンライスのいい匂いが並んでいる列まで届く。ああ、早く食べたい。早く胃に届けたい。列に並んでいる人は皆同じ気持ちであろう。
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10311615
「Hang down your head, Tom Dooley,Hang down your head, and cry.」
「Hang down your head, Tom Dooley,Poor boy, you're bound to die.」
「...にーに、」
舌足らずに呼びかける、無垢な声で意識が引き戻された。
「にーに...」
少しだけ開いた扉の隙間から、太陽に透ける焦茶色の髪と、潤んだ目が覗いていた。兄妹揃って白いが、さらに青白くすら見える妹の肌が、ろくに食べていないガリガリの身体を引き立てているように見えて、俺はベッドに横たわったまま、妹を直視することが出来ずに視線を天井へと戻した。どこでなにを間違えたのか、そもそも、俺が、誰が間違えたのか、答えは神のみぞ知る、の��ろうか。
「どした。」
「おじさん���もう、かえったよ、」
「そっか、ありがとう。ちょっと待っててな。すぐ、飯つくるから、」
「にーに、さくら、おへや入ってもいい...?」
「...、いい子だから、リビングで...」
その時、ふと視界の端に写った、ドアから覗いた桜の細い手に、妹のお気に入りの、キティちゃんのタオルが握られているのが見えた。まだ幼い、俺よりも6つも下の可愛い妹は、大人でも顔を顰めるような悪事をなにも言わずとも空気で察し、その上で最大限の配慮を持って来てくれたらしい。断れない。重たい身体を起こして、扉に背を向け床に散らばった服をモタモタと身につける。どうせ洗うのは俺だ。ぐちゃぐちゃに乱したシーツで身体を拭い、丸めて床に放る。部屋にはむわっとした栗の花の匂いが充満していて、こんな部屋に妹を招き入れなければいけない自分に反吐が出る。手を伸ばし、窓を開けると、外の温かな空気が流れ込んできて、少しは息が出来る気がした。
「いいよ、おいで。」
「にぃに、」
桜は薄暗い部屋の中、よたよたとベッドへ近付いて、タオルを持った左手を差し出した。微かに、震えている。俺の目線が、タオルではない箇所に注がれていることに気付いたんだろう、一瞬表情を曇らせた桜は俺から隠すように右腕を背中に回した。
「......さくら。右腕、見せて。」
「だいじょうぶ、なんにもない。」
「さくら。」
「.........ほんとに、だいじょぶなの、」
眉をぎゅっと寄せた桜のまんまるな目に膜が張って、じわりじわりと溢れていった涙が玉になって零れ落ちる。そっと腕を取り長袖のTシャツを捲ると、赤黒く熱を持った、丸い痕。桜は静かに、壊れた蛇口のようにただただ涙を溢していた。気味が悪い、年端もいかない子供が、こんな泣き方をさせられるなんて。
「誰が、やったの。にーにのお客さん?」
「ううん、ちがうの、おとうさん、さっき帰って来て、おさけ、飲んでて、さくら、おこられて、また、おとうさん出ていったの、」
「...分かった、気付かなくてごめん。おいで。」
桜を抱っこし、手に持っていた濡れタオルを自分の腕に当てさせて、俺は薄暗い部屋を後にした。
リビングにもうもうと立ち込める煙草の煙。まだ4歳の桜の肺は、とうに副流煙でもたらされたタールに侵されているんだろう。咳き込むことも無くなった。俺は冷凍庫にあった氷をビニール袋に包み、濡れタオルの上から当てて火傷痕を冷やすよう���げた。すん、と鼻を啜ってもう泣き止んだ桜は俺を見上げ、「ありがと、にーに。」と笑って、タオルに描かれたキティちゃんを見つめている。
リビングの箱には、父親が放り込んだぐちゃぐちゃのお札が数枚、入れられていた。今月の生活費、まだ16日もあるのに、もう、4千円程しかない。先程取った客の分、追加されるんだろうか。そうすれば少しは増えるのに。
痛みを感じることはやめた。通常、やめられないことではあったが、俺はやめた。桜の前ではせめて、お兄ちゃんをしていたかった。
もう時刻は夕方の4時を過ぎていた。朝から何も腹に入れていないであろう妹は、わがまま一つ言わず黙って客が帰るまで隠れていたらしい。
冷蔵庫を覗くと、粗末だが炒飯が作れそうなメンツが顔を揃えていた。具になりそうなものは、魚肉ソーセージと玉ねぎしかないが。キッチンの床に座り込む桜に、屈んで目線を合わせる。くるん、と俺を見上げる純粋な目。
「夕飯、炒飯でいいか?」
「さくら、にーにのちゃーはんすき。たべる!けど、チチチ、使う?」
「うん。向こうのお部屋で、待ってな。」
「うん。にーに、ありがとう。」
桜は、火が苦手だ。あの子の腕以外、背中や脚、服で隠れるところに、いくつも煙草の押し付けられた痕があった。熱いもの、赤い火、大きくても小さくても火を見るたびに、桜は怯え、静かに泣く。コンロのことがまだ覚えられないらしく、「チチチ」と呼んで、使う度に怖がっていた。
具材を準備しながら、フライパンを握る俺の手がカタカタと微かに震えていた。...馬鹿馬鹿しい。桜が心配していたのは、自分じゃなく、俺だ。
俺は、火が怖い。料理の度に喉元を掻きむしりたくなる衝動を抑えて、早く終われと、そればかり願っている。脳裏から離れないのは、あの日、煌々と燃え盛る、自分の家だった火の塊。
確か幼稚園の卒園を間近に控えていた日、突如として、俺の家は燃えた。呆然と立ち尽くす俺の横で、無表情の男、俺の父親は、消し炭になっていく家と、そして母親を見ていた。父親の手の中には己の大切にしていた時計のコレクションと、貯金通帳があった。母は2階で寝ていてそのまま火に巻かれ、翌日ようやく鎮火した家の中で炭になった姿を掘り起こされた。
俺の目には、あの言葉にし難い恐怖を与えた火が、焼き付いていた。美しい、強いなんて到底思えない、ただただ畏怖する存在。
流しに捨てられていた吸殻を捨て、食事の支度をしながら考える。
子供は親を選べない。
学校に行かせず、客を取らせ、気に入らないことがあれば手を出す。程よく金を与え、自由を与え、力で支配し気力を奪う。その上、他人からはそうは見えないよう、極めて常識人のように振る舞い、見える場所には決して痕をつけなかった。人を飼い殺すことに関しては類稀な才能がある、と、他人事のようにあの男を評価して、虚しくなってやめた。
家が燃えてすぐの頃、ボロアパートに引っ越した俺の前に、新しい身重の女が連れて来られた。髪の長い、幸薄そうな女は程なくして子供を出産し、そして子供を置いて、姿を消した。
帰った男の片腕に抱かれた赤ん坊を見たとき、ひどく不釣り合いだと思わず笑ってしまい、腹を立てた男に殴られたことを鮮明に覚えていた。
父は、その赤ん坊に名前をつけるのが面倒だと、俺に命名するよう言った。じんじんと熱を持つ頬を押さえ、さっさと決めろと怒鳴られた俺の視界に、ふと、窓の外の景色が映った。隣の雑居ビルだとか猥雑な看板だとかが見えるその中に、ひらり、現れた影。俺は窓を開け、外に立っていた大きな桜の木を見つけた。ばさり、ゆらり、風に吹かれて、彼は、彼女は、頭を揺らして花弁を振りまいて、呼吸が聞こえてくるような錯覚を覚えた。恐怖と、感動と、僅かばかりの哀しみと、俺は初めて見たわけでもない桜に怯え、同時に魅了された。気づいた時には口から「桜」と零していた。男は大して興味がなさそうに窓を閉め、俺に桜を渡して、また部屋を出て行った。
あの男は、桜が"女"になったらいい商品になる、と思って、捨てずに置いている、と言っていた。妥当だろう。あの男が思いつきそうなことだ。俺が、16になれば。働き口も見つかる。あの男からも逃げられる。それまで辛抱すれば、桜に、この世界がもっと美しくて、広いことを、教えられる。
「This time tomorrow,Reckon where I'll be.」
「Down in some lonesome valley,Hanging from a white oak tree.」
俺は買い物やらゴミ出しやらがあって、男の監視下で外に出ていたが、一度だけ、桜を連れて、男の許可なしに外へ連れて行ったことがある。茹だるような暑さが少しだけ鳴りを潜め、喧しい蝉が死滅しつつあった、夏の終わりだ。そう、俺の、15歳最後の日、桜が9歳の時だった。仕事で遅くまで帰らない、と言い残した父親、あっさり一発だけ抜いた後、内緒だと言って千円札を握らせた上客。俺は客が帰った後、また物置��眠っていた桜を揺り起こした。
「桜、どこか行きたいところないか?」
「うーん...あ、海行きたい。お兄ちゃんの持ってた、本に載ってたから。」
俺は桜を自転車の後ろに乗せ、くしゃくしゃの千円札をポケットに突っ込み、海を目指した。桜のポシェットの中には、俺の愛読書、三島由紀夫の「潮騒」が入っていた。生まれた記録がどこにもない子供だ。桜が学校に行かない代わりに、俺の見える世界の全てを、桜に教えた。日本語の危うさと淡���色彩を、桜の美しさを、海の青さを、全てを。桜は賢い子で、俺の言葉をスポンジのように吸収して、キラキラと目を輝かせ、あれこれ質問した。
「お兄ちゃん、空が広い!」
「あぁ。しっかり捕まってな。」
「気持ちいいね、お兄ちゃん!海、もうすぐ?」
「もうすぐだよ。」
自転車は残暑の蒸し暑い風を爽やかに変えながら、空気を切って下り坂を降りていく。俺の腰にしがみつく、太陽を知らない青白い細い腕。その日桜は、生まれて初めて、外に出た。
浜辺には人が見当たらなかった。もう彼岸が近いから、わざわざ海に近づくことなど誰もしないんだろう。桜はゴミの散らばる都会の砂浜に歓喜の声をあげ、ぼろぼろの靴を脱ぎ散らかし、砂浜を走り回っていた。
「お兄ちゃん!早く早く!」
「怪我するなよ、桜。」
どこかで拾った麦わら帽子を被った桜が、太陽の下でくるくると踊っている。自転車を止めた俺は遠目でその姿を見ながら、浜辺をうろうろと彷徨き、一つ、綺麗なシーグラスを見つけた。真っ青で丸みを帯びた、ただのガラスのかけら。退屈そうにワイドショーを見ていた海の家の親父に札を渡し、ブルーハワイのかき氷を1つ買った。
「桜、おいで。」
足の指の隙間に入った砂を気にしながら戻って来た桜に、青に染まったそのかき氷を見せると、元々大きい目をさらに大きく丸くして、俺の隣に座り、それをマジマジと見つめていた。思わず笑って、その小さな手に、発泡スチロールの容器を持たせてやる。
「食べていいの?」
「早く食べなきゃ溶けるぞ。」
「わっ、いただきます!!ん〜〜〜冷たい!甘くて、美味しい!」
「そか。よかった。」
サクサク、シャクシャク、夏の擬音語が聞こえる。首元を流れる汗も鬱陶しい蝉の鳴き声も、今日だけは何も気にならなかった。
「これ、やるよ。」
「何、これ。ガラス?」
「シーグラスっていって、波に揉まれて角が取れたガラス。綺麗だろ?」
「それなら、私も一つ拾ったの。見て、綺麗でしょ?交換しよう、お兄ちゃん。」
「うん。」
桜の拾った半透明のシーグラスを受け取り、いつか、このガラスでアクセサリーでも作って��ろう、と、ポケットへそれを捻じ込んだ。照りつける太陽が頭皮をじりじりと焼く。かき氷を食べ終えた桜と俺は、ただ黙って目の前に広がる青黒い海を見ていた。
「お兄ちゃん、私がどうして海がすきか、知ってる?」
「潮騒、気に入ったからじゃないのか。」
「それもあるけど、私、青色がすきなの。」
「青?」
「そう。海の青、空の青、どこかの大きな宝石、学校の大きなプール、一面の氷、色んな青がある、って、お兄ちゃんが教えてくれた。」
「...そうだな。」
「お兄ちゃん、私、お兄ちゃんがいたら、大丈夫な気がするの。」
「あぁ、大丈夫だ。桜は、俺が守る。」
「さすがお兄ちゃん。」
「...たまにはにーに、って呼んでもいいんだぞ。」
「バカ。もう私、大きくなったもん。ねぇ、お兄ちゃん。世界って、広いね。」
桜の横顔は、とても狭い世界に閉じ込められ続けたとは思えない、卑屈さも諦めも浮かばない、晴々とした表情だった。
「あ、お兄ちゃん、見て!」
ふと、太平洋に沈もうとする太陽の方を指差して、桜が笑顔を浮かべた。
「空が、私と、お兄ちゃんの色になってる。」
指差した空には淡く美しい桜色と、そして、寂しさを湛えた葵色が、広がっていた。
桜は、俺が世界を教えた、というが、終わりだと思った世界から俺を助け出してくれたのは、桜だ。眩しくて、夕陽をありのまま映し出す瞳が、言葉にならない。ごめん、と、ありがとう、と、愛してる、と、色々が混ざり合って、せめてみっともなく嗚咽を漏らさないように、となけなしの見栄で唇を噛み締める。
「お兄ちゃん、そろそろ、戻ろう?」
「......あぁ。もうすぐ、全部終わるからな。」
「うん。お兄ちゃん、だいすきだよ。」
その夜、いやに上機嫌な父親が帰宅して、持ち帰った土産の寿司を3人で食べた。ビールを飲み、テレビを見て大笑いする父親は、俺にも桜にも珍しく手を出さなかった。風呂に入った桜が、日焼けした。と顔を押さえてぶすくれていたのが可愛らしかった。
「お兄ちゃん、眠いの?」
「ん...あぁ、先、寝てな。」
「今日、ありがとね。私、お兄ちゃんの妹で、良かった。忘れないよ。」
俺は気が緩んでいたんだろうか、飯の後ベッドに戻る前に力尽き、床に横たわったまま眠りについた。
痛みと、嫌に焦げ臭い匂いで目が覚めた。眠った時のまま、床の上で目覚めた俺を蹴飛ばした男が、舌打ちをこぼす。
「起きろ。あと1時間で客が来る。」
「...はい。桜は、」
「消えた。逃げたんだろ、俺が起きた時にはいなかった。」
「消えた、って、そんなはずは、」
「...あぁ、そうだ、今日の客は上客だがちょっと特殊でなぁ。歯ァ食い縛れ。」
「え、」
言葉を挟む間もなく、男の手に握られたビール瓶で頭を殴打され、先程まで寝ていた床に逆戻りする。俺に馬乗りになった男が指輪を嵌めた手を握りしめ、笑う。
「傷モンを手込めにしたい、と。声出すなよ。」
意識の朦朧とする中で、俺に跨った客がもたもたと腰を振り、快楽を得ていた。頭も、腕も、どこもかしこも痛む。左肩の関節は外された。でっぷり太った身体が俺を押し潰して、垂れる汗や涎が身体に掛かる。豚の鳴き声に似た声を上げた客が、俺の顔に精液をかけ、満足そうな顔をしてにちゃり、唇を舐めた。
半日近く拘束され、太陽は沈みかけていた。軋む身体を起こした俺は体液を拭う時間すら惜しかった。桜を、探さなければ。男にどこかに連れて行かれたのかもしれない、本当に嫌気がさして、どこかで一人彷徨っているかもしれない。「明日は誕生日のお祝いするから、晩御飯、お兄ちゃんは何もしないでね!」と海で笑っていた桜を思い出し、俺はスニーカーを履いて外へ出た。
そして足の向かった先を見て、俺は、諦めにも似た絶望を感じていた。漂っていた違和感を拾うことを、人間は辞められないのだろうか。
男の所有する山の一角が、黒く焼け焦げていた。男が、都合の悪いものを燃やしたり捨てたりする場所だと、ゴミ捨てをさせられる俺は知っていた。何もない更地に、灰が少し残っており、土だけが真っ黒に変わっていた。安心した俺の目にきらりと光るものが映る。吐き気を堪えながら灰の中から拾ったそれは、昨日海で見つけた、真っ青なシーグラスだった。
自宅に戻ると、まだ男は帰っていなかった。俺はふらふらと、桜がよくこもっていた物置に入った。心がズタズタに、ぐちゃぐちゃに引き裂かれて、言葉が何も紡げない。手の中には、シーグラスが二つ、淡い色が肩を並べて寄り添っていた。
物置に入ってすぐ、玄関の方から乱暴な足音と、話し声が聞こえてきた。男が、電話で誰かと話しているらしかった。
『.........って、仕方ねぇだろ。』
『なかなか生理も来ねえから、俺が折角女にしてやろうと思ったのに、抵抗しやがって。挙げ句の果てに、「お兄ちゃんに酷いことしないって約束して、」なんて、生意気なこと言いやがる。元々そのお兄ちゃんも、お前をダシにして仕事させてたのによ。ハハハ。あのメスガキ、俺をアイスピックで脅しやがったんだ。笑えるだろ?』
『はっ、大変じゃねえよ。二人殺るのも三人殺るのも、同じだっつーの。あー、暫くは葵に稼がせるしかねぇな、だから女は嫌いなんだよ、バカだから。』
俺はその夜、男を殺した。
丁度10歳の女の子を攫って燃やした時、炎に包まれ、ギギギと軋みながら仰反る死体を見ながら、桜も、こんな風に燃えたのだろうか、と思った。お気に入りのポシェットも、キティちゃんのタオルも、桜色のTシャツも、こんな風に、無惨に炭と化したのだろうか。
「This time tomorrow,Reckon where I'll be,」
「Had't na been for Grayson,I'd have been in Tennessee.」
今日の子は、16歳。あの日の俺と同じ歳の、女の子だった。燃えて独特の匂いを振り撒く子供を見つめながら、俺はその火で子供の身分証やら手袋やらを燃やし、これで32人、桜の友達を向こうに作ってあげられたことに気が付いた。知らぬ間に、火が怖く無くなっていた。学校を知らない桜はよく、「一年生になったら」を歌っていた。もう、通常ならとうに1年生になっている年齢だったのに。舌足らずで甘い、キャラメルのような声が今も脳裏に蘇る。にいに、お兄ちゃん、そう呼ぶ声は、何度だって再生出来る。
「妹はこんなこと、望んでない?」
桜の望みは、変わらず俺と、生きたい。それだけだった。もう望みは叶わない。望むことすら出来ない状況で、何を否定出来る?
「不毛だって?」
あの日、冷蔵庫の中には、俺の好きなオムライスの具材が入っていた。あの男に頼んだのか、隠していたお小遣いで買ったのか、分からない。が、普通に手に入れたわけではないはずだった。火の苦手な桜が、オムライスを作ろうとしてくれていた。それに応えられなかった。今更不毛などと、考えること自体が不毛だ。
「あと、67人。」
一年生になったら、一年生になったら、友達100人出来るかな。
「桜、最後は、お兄ちゃんがいくからな。」
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長野市「乙妻」TAKE OUT-LUNCH②乙妻がテイクアウト始めたってよ!!! 場所 長野県長野市高田338 電話 026-226-4240 駐車場 あり バリアフリー △ ジャンル 和食、定食屋 この週末は記録的な大雨になるだろう、という予報のわりには大した降りにならずによかった。土曜日は少し降り、日曜日は晴れという天候は外出抑制に寄与したのであろうか。何はさておき、昨年の台風のような出来事はこりごりだ。 そして本日 月曜日は朝方は本降りといってよいほどけっこうな大雨であったが、午前にはほぼ止み塩梅という変な天候で、止んでくれたはよいが風が残っていて外にいると寒くて敵わない。天気のよい公園の片隅で幸せなランチを、などという気にはとてもなれない状況である。仕方がない、どこかで弁当仕入れて車内でちゃっちゃと食べてしまおう。 まず向かったのは権堂アーケードだ。 コロナ発生の関係で、ただでさえひと気の少ない通りがゴーストタウン化してしまったと聞いた。せめてテイクアウトをやっている知己の店で食べさせてもらおうと思ってお邪魔したのだがあいにくの定休日。おっとっと、調べてからくればよかった。どこか他で、とも思ったが次行程が迫っているので退散することとした。 さぁどうしようか。 と、やや途方に暮れた道中で目に飛び込んできたのが「持ち帰り承ります」の張り紙1枚 おーーーーいッ! 乙妻がテイクアウト始めたってよーーーッ!!! 「乙妻」 長野でもっともつきあいの長い定食屋。もっとも思い出深い定食屋 初(かどうかはわからないが)の試みに乗せてもらうのは常連としての使命ではないか。いつも通り飛び込んでとも思ったが、運営がどうなっているかがわからないのでとりあえず電話注文とした。考えてみれば、こちらに電話することも初である。「すぐ出来ますよー」という元気に応えてくれたのが嬉しくて、すぐのすぐにお邪魔してしまった。店内はいつも通りのけっこうなお客様。なんだ、通常営業なのか。食べていってしまっても良さそうなものだが、あくまでもテイクアウトに拘泥しよう。 「オムライス 大盛り」1130円 私は、好きな洋食は?と問われれば間違いなくオムライスと答えるであろう。そしてケチャップべったりの乙妻オムライスは北信でもっとも完成度が高いと考える。となれば乙妻初テイクアウトはこれを注文するしかないであろう。もちろん、ケチャップべたべたの大盛りとするしかない。 こちらはそうでなくとも量が多いので有名だ。それなのに、ああそれなのに大盛りとなれば、いったいどのような姿なのか。他の定食ものであれば、ご飯大盛りとなればデカい丼がふたつドン!ドン!と現れ出でるのだが、オムライスはデカい丸皿から溢れんばかりの、暖かいユーモアたっぷりのフォルムで登場する。それをテイクアウトせよ、というのは少々意地の悪いことなのかもしれない。しかし長野市一、いや北信一の老舗はいとも簡単にやってのけた。いつも通りの姿を、プラスチックの弁当箱にポロンとのせて 「さぁ喰ってみろ」 と言わんばかりに挑発的な面構えである。よし平らげてやる、片付けてやる。いったいどれほどのご飯を使っているのか、片手で持ち上げるのに苦労するほどの重量だ。しかも割り箸で食べるのだ。これは意地悪ではなく用意がなかっただけであろう。それにしても食べづらい。あ、こぼしてしまった!またワイシャツに紅い点々が。ああ、奥さんに叱られてしまう、それにしても美味いなァこのオムライスは。咽頭部がいがらっぽくなるほどの酸味、ケチャップ味が最高だ。あぁオレは幸せだ、コロナは閉口だが乙妻のテイクアウトは心底美味くてならないいいいいッ!!! テイクアウトだが、汁物や刺身など生物以外は基本的に通常メニューを持ち帰り用に対応してくれるとの事だ。すなわち、あの珠玉の焼肉定食や鶏の唐揚げ、いやいやいや伝説級と言われるモツ焼きも注文出来るという事か。これは素晴らしい、みな、乙妻へ走れーーーッ!!! #長野 #乙妻 #定食 #定食屋 #食堂 #洋食 #和食 #テイクアウト #テイクアウトランチ #テイクアウトグルメ #テイクアウト弁当 #オムライス #オムライス弁当 #普通盛り #大盛 #デカ盛り #てんこ盛り #サラダ #salad #レタス #オレンジ #グルメな人と繋がりたい #グルメ好きな人と繋がりたい #食べるの好きな人と繋がりたい #飯スタグラム #飯テロ #飯テログラム #コロナに負けるな #좋아요_한국 #좋아요_일본 http://araralunch.work (乙妻) https://www.instagram.com/p/B_NzaX7Ad4F/?igshid=1mpj1n9cnjctr
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2019/8/16 「いのりの世界のどうぶつえん」展
2019/8/16 「いのりの世界のどうぶつえん」展
奈良国立博物館
SNSを覗いてみると絶賛だったので行ってきました。先に結果を言ってしまうと、滅茶苦茶面白かったです。本当にすごく面白かった。
奈良国立博物館は主に仏教美術に関連のある作品をたくさん所蔵しています。その他の施設や個人の作品も加え、仏教美術に描かれ、形作られた「動物」「想像上の生き物」にスポットを当てた展示となっています。
子どもに親しみやすいように上記のようなキャラクターも創作されていました。(左からくじゃっぴ、はにわんこ、あおじし、しろぞー、ぎゅーたろ)
入り口で「なぞとき!いのりの世界のどうぶつえん」というワークシートをもらえます。こちらもイラストが可愛らしい。中にはクイズがあり、出展作品を観ながら謎解きを楽しめます。裏面はイラストを描けるフリースペースもありました。
仏教美術の前に古代美術であるどうぶつ埴輪の紹介があります。こちらは古墳に眠る死者のために作られたどうぶつたちです。埴輪には目や、胴体の所々に穴が空いています。何が面白いって、お尻に必ず穴があるのです。鹿のように丸いフンを催しそう。他にも平城宮跡の水路から発掘された、様々の大きさの馬の人形も展示されていました。こちらでは はにわんこが「犬っぽい馬がいるねー」とコメントしてくれています。上記写真パネルのキャラクター達が展示物のところどころで可愛らしいコメントで鑑賞ポイントを誘導してくれるのです。子どもにとって古代美術や仏教美術は興味がなければ「何見たらいいかわかんない」「つまんない」という感想になりがちです。(というか、展示内容にかかわらず、ミュージアムに来た子どもの状��というのは、そういうものだと思うのですが)しかし、ゆるキャラたちが活躍してくれるおかげで「あっ、ほんとだ」という子どもたちの声がそこかしこで聞こえてきました。今、声についてふれましたが、実はこの会場に限りおしゃべりOKです。キャプションには全てルビがふられていることもポイントが高い。
「ほとけさまと獅子・象」では文殊菩薩と普賢菩薩を主に展示されています。このお二方が使役するどうぶつといえば、やはり「青い獅子」と「6本の牙の象」です。この辺りからあおじしとしろぞーがニコイチレベルになかよしであることをアピールしだします(笑)。
獅子と象、どの作品にも同じ顔はなく、激しく吠える顔や穏やかな顔、厳めしい顔等、様々な表情を鑑賞することができました。獅子と像の他にも、水牛に乗った《大徳明王騎牛像》や、蛇が巻き付いた《五大尊像》、狐や孔雀、馬が登場する《天川弁財天曼陀羅 伝宅磨法眼筆》も紹介がありました。蛇は豊かな実りをもたらす象徴だとか。キリスト教と仏教では蛇の扱いが真逆なのは面白いですね。
お次は「十二支と星座」コーナー。なんとも某西尾維新の作品で見たことあるような組み合わせのコーナーに来てしまいました。こちらでは《十二神将立像》や《星曼陀羅》が観られます。
《十二神将立像》は十二支がデザインされた甲冑を纏う立像です。頭とお腹にどうぶつの顔があるのがユニーク。蛇の兜が一番好きですね。
「悲しむどうぶつたち」では《仏涅槃図》でお釈迦様の死に悲しむ人間、昆虫、どうぶつたちが描かれています。涅槃図はリアクションの大きい十六羅漢を見てしまいがちですが、どうぶつたちに目を向けてみると、項垂れる象、泣き叫ぶ獅子、唖然と上を見上げる山羊や龍…。おのおのしっかりと悲しんでいました。涅槃図といえば、猫は描かれないのがデフォルトなので、こちらの作品は猫が描かれていると聞いて驚きました。(※依頼主の要望で猫を入れる場合もあったようです)探してみると…いました。かなしそう。
どうぶつのお面もたくさん鑑賞し、ついに「地獄の中のいきものたち」なコーナーへ向かいます。こちらは刺激的な《辟邪絵》が展示されています。怖いものや痛い表現が苦手な子どものために、囲いとカーテンで仕切られています。とはいえ、一応子ども向けのキャプションが貼られており、例えば《辟邪絵(神虫)》に描かれた神虫は鬼を朝に3000夜に300食べるとの紹介には、あおじしとしろぞーが「ご飯は朝しっかり、夜は少なめ…」「健康法見習わないと…」などとコメントしていました。注目点そこなの?��少し笑ってしまいました。「この世でもあの世でもつらい」というキャプションについて、何か哲学のようなものを感じざるを得ません。
全てを回って係のお姉さんにクイズの丸付けをしてもらいます。嬉しいことに、しっかりと鑑賞できたので、花丸とくじゃっぴのシールを貰えました。シールのキャラクターは曜日によって違うとか。
最後はフォトコーナーで自分が描いた絵を撮影します。描いた絵は展示しておくこともできるようです。私は持って帰り��した。
展示の後は腹ごしらえ。地下にあるカフェ「葉風泰夢」でオムライスをいただきました。ドリンクセットを頼むとあおじしとしろぞーのコースターが付いてきます。コラボスイーツもあるのですが、かき氷だったので見送り。(私はかき氷の量が多いと食べきれないのです)
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「海老とアボカドとモッツァレラチーズのトマトクリームオムライスドリア」
久しぶりに外食。
卵と海老が食べたくて、「オムライスのお店 卵と私」に入った。
鉄板の上で熱々になったオムライスドリア。
お味はマイルドで、後に残るのは舌が若干焼けた感。
じゃがいもがホクホクで美味しかった。
***
閑話休題。
しばらく、近況を書かない間。
立退きを言い渡された工場から父が引き上げてきたので、家で3食ちゃんと作ってご飯を与え、あれこれ世話を焼いて。
���力ではなかなか進展しない職探しは、父が「ハローワークに行こうと思うんだけど」と言うので、付き添いぐらいのつもりで。
正式にもらってなかった離職(会社都合の解雇)を証明する書類を作るついでに、一緒に求職者登録へ行ったら。
とある知人が職員として働いているのに遭遇、親子2人で困った状況を説明して、それから職探しの個別相談を頼んで就活を始めた。
70歳を過ぎている父には、なかなか応募できる求人自体がない(面接1社受けただけ)のに、未経験の職種に否定的で贅沢を言うし。
家でウダウダ「動けない」と甘え、自分で顔を掻き壊すのも止めない。
その後、登録に行ったシルバー人材センターの身分証も、ヒドい顔で写っていたので。「皮膚科に行って治さないと仕事も出来ないよ」と言って、病院を紹介してやっと行ってきた。
話が前後するけれど、
私はハロワに登録して「3月中に仕事を見つけるつもりでやりましょう」と言われた通り、4回目に行った面接でその場で採用が決まり。
4月1日から、2ヶ月後には正社員として働くために、以前に住みたいと思っていた街の駅ビルで販売接客の仕事を始めることが出来た。
レジ打ちすら始めてなのに、「ここは決まりがゆるいから〜」と店長は言い、施設の研修を受ける前から就業開始。(普通の百貨店などでは、受けてからでないとダメ)
結論から言うと、試用期間で解雇を言い渡された。
父の世話や家事の両立が出来ない、遅番・早番がありシフト制なのが大変、接客経験・社会人としての常識が足りない、店長や先輩を敬えない(無意識)、遅刻が多くなってしまったことが原因。
とてもじゃないけれど、正社員として年間休日100日もない、責務には耐えられないし。
なにより、店長が人の足元を見て、乱暴で高圧的な嫌味を言い、私が嫌いなデブで狭い売場内で邪魔で、自分が適当でやってることを棚に上げて、クレームを人のせいにする………など。言うことを聞いて大人しく働くのは無理だった。
ストレスで、市販のお菓子や、店の売れ残りなどドカ食いしてたら、たった3週間で3kgも体重が増えていた。(体脂肪は下がった)
そのまま続けてたら、そんな人と同じ体になってしまっていたかも。
やっと、接客の研修を受け、正式な出入証��もらった2日後。
店長不在の日にあった、お客からいちゃもんふっかけられた類の、クレーム(客から実際あったかは知らない)を報告しなかったこと。それについて、口答えしたことを決定打に。
その日の昼に解雇された。
労働条件の明示書の控えも受け取ってないのに、給料は振り込みますからと、用紙が用意されてなくて書けてなかった申請書に口座情報書かされ。
着てる制服は郵送でいいのでと、厄介払いするように。
私より後から入ったバイトの方が使えるとか、礼儀正しいとか、色々嫌味言われたけれど。
言われてもしょうがないと、正社員になれるならと、見下された発言も我慢してたけれど。
あんたみたいな上司こそいらないよ。
辞めさせられて、いっそ、清々しかった。
後日、仕事を教えてくれた女性のパートさんに、就業中に気になってたことや対応したこと、自分の状況を伝えたら。
改善すべきこともあるけど、丁寧に労いの言葉と、自分自身を信じて、もっと輝いて働ける職場を見つけて。と、励ましの言葉を頂いた。
出勤2日目にして、長く居ても出来ない人がいる、お客様の立場に立った接客をしていたことには、本当に感心した。と、口で直接聞いてたことを、念を押される様に最後にメッセージしてくれた。
もちろん、ずっとやってみたかった、接客の仕事の経験や、客商売について実地で勉強できたことは、これからの人生にマイナスにはならない。
貴重な一步だったけれど。
もしも、これから自分が接客やお店をやる時は、
良くないと思ったことを反面教師に、自分のここがダメだと思ったことも気をつけたいし、誉めてもらった部分は”なにも良い所がない”と全否定しないで、活かしていけたらと思う。
お札の数え方とか、硬貨の取り出し方をか、そんな小さいコツですら、教えてもらわないとわからなかった。
売り物の準備の手際や、呼び込みとか、清掃とか、言われたことを守ろうと、一生懸命やってたと言ってもらえた。
接客が素人だから、まだ仕事の全部は教えてもらえなくて、それしか出来なかったし、当たり前だけれど。
それまで、面接全然受からなかったし、
やっぱり接客は向いてないかなって、見切りつけるいい機会にはなった。
必要としてもらえるなら、たまたまチャンスがあるなら、
もっと高いレベルを目指して頑張りたい。
なにより、誰と働くかって、大事だなぁと思った。
私自身が大概ヒドいから、先方も災難だったろうから。
きっぱり、辞めることしか、出来なかったけれど。
いつもいつも、出来ないことや苦手なことに、挑戦してみようって取り組んでも。
1人で完結することならまだしも、人間関係こじらせて。
その道の先に行けない、自分なん��が立ち入る場所じゃなかったんだ。
始めから、無力で、お呼びじゃなかった。
やる気も、思い込みに過ぎない、熱しやすく冷めやすい、自分は薄情な人間だったんだそもそも。
そもそも、生きたくて生きてるわけじゃないとか。
もう、すぐ、この道はないやって。
全然、序の口で、わかったような気になって。腹いせのように毒を吐いて。
永遠に会うこともないだろうって。
そんな、覚悟というより、見切りをつけるようなコミュニケーション。
いつまでやってんだろう。
私が働いてる間も、協力しないくせに世話や面倒事を押し続け続けた父には、
解雇された日から一切、食事の世話、洗濯、してやってない。
家の内覧会も、前日深夜、当日の遅番前まで、自主的に動かない父に「あなたの問題で、あなたの家の内覧会なんですけど?」と指示をして、忙しいのに五徳やらの掃除までやってから出勤した。
自分には、味方も、安心できる居場所もない。
次の面接の報告がてらハロワ行って、不発だったと思ったら、外で保険の外交員に勧誘されて。
ネットで調べて断らなきゃ。契約させる親類や友達なんていないのに、正社員をエサにまた騙されるところだった。
断れてよかったけれど。
全く、自分の性質が嫌になる。
カモにされるだけで、人間扱いなんかされたことがない。
毎日、父には説教する威勢があって元気と見えても。
自分自身の体調が悪くなってるし。
最近じゃ、いよいよ憤りを理性で抑えきれなくなって、
父を殺すんじゃないかと、自分が恐ろしい。
暗くて、後悔しても抜け出せない迷路に突き落とされる。
やっと自分の人生始まる前に、そんな逆境なんて冗談じゃない。
***
誰も、好きこのんで、
どうしょうもない人間の愚痴なんて聞きたくない。
知りたくもない、世知辛い話は余計だろうけれど。
これで、少し、父に向かう怒りの矛先が、なにか別のエネルギーに変わったり。
息抜きになるなら、時々は、駄弁ろうかなとか、思ったりしなくもない。
スタイリッシュに、良い風景写真と、詩的でセンスのある言葉を添える。
そんな、素敵な人間に、憧れるけれど。
そんな、素敵な人は、口が裂けても言えないような。本音をぶつける人間が、たまにはいたっていいじゃない。
100%美しく、正しく、前向きな人間。
それはいっそ、嘘で丸め込んでるような、畏怖。
だったら、少し欠けたくらいの人間の方が、愛せる。
そんな都合のいい、結論には達せない。
まだまだ未熟で、もがいていく。
見とうもない世界。
こんなはずじゃなかった世界。
それもこれも、
自分が作った世界だ。
【撮影日:2017年5月10日、使用機材���AQUOS ZETA SH-01H】
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高級仕出し弁当の定期お届け、思ったほど簡単にはいきません!
2017年7月19日(水)今日も北海道~九州まで隠れたご当地創作グルメを16品試食しました!・・・ まずは北海道札幌アクティブフーズさん。百貨店など全国の催事売場を回り、北海道食材にこだわったご当地グルメを販売されています。コーン・かぼちゃ・いんかのめざめを使ったポタージ���スープ200g/500円と、そこそこしますが美味しいです。いんかの目覚めを使ったスープは初めてでした。
北の大地のオムライスは、卵がふっくらして冷凍とは思えない味で美味しい。通常のかぼちゃの半分以下のサイズで、甘くて美味しい坊ちゃん南瓜を丸ごと使い、種の部分を切り抜いて、濃厚なベシャメルソースのグラタンを入れています。皮まで食べられる坊ちゃん南瓜のグラタンです。1人では多いですが凄く美味しいです。チーズをトッピングするなどすれば更に美味しくなると思いました。女性におすすめの逸品です。
同じく北海道函館地方の食材を使った佃煮を高橋食品さんから提案いただきました。舞茸ときくらげ佃煮です、北海道の割には濃くなく甘くなく美味しいです。噴火湾の小さめの帆立貝のしぐれ煮です、これも濃くなく甘すぎる事無く美味しいです。日高産根昆布の佃煮も濃くなく甘くなく美味しいです。更にたまふくらと言う品種の北海道産大豆を使った佃煮です。粒が大きくて甘くて美味しいです。僕が文句を言わず一発で試食OKを出す商品は珍しいです。
九州宮崎県都城市のカレー専門店「トプカ」さんからご当地創作カレー第二弾の宮崎牛と赤鶏炭焼き他人カレー、宮崎豚のハラミ炭焼きカレーの他人丼、宮崎牛カレーの他人丼が届きました。豚ハラミの炭焼きを初めていただきましたが凄く美味しいです、是非皆さんも召し上がって見て下さい!
最後に神戸システムフーズさんから高級仕出し弁当の冷凍が届きました。通常で販売している生盛りの仕出し弁当を急速冷凍した状態での試食です。やはり卵焼きやこんにゃくにごま豆腐は食べられる食感ではありませんでした。冷凍対応可能な食材や調理の仕方に変更する必要があります。・・・簡単には高級仕出し弁当の定期お届け行きませんね!一工夫二工夫が必要だとつくづく思いました。
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雨の日の物語
何故かそのまま家に帰りたくなくてわざと大学のレポートをゆっくり書いて���残ってた私。帰る頃には空も暗くなり、校舎の中もポツポツとライトがつき始めて、まるで学内が夜空みたいになっていて。綺麗だなあなんて思いながら昇降口まできたら、外は真逆に雨が降っていて。傘は持ってきているけれど雨の音に聞き惚れながら、折角だから収まるまで待つか帰るかどうしようか、と立ち往生しながら雨音を聞いていて。何分か経つと横のドアにも先輩かな、人が来て。あーあ、って言いながらバッグの中をガサゴソと折り畳み傘を探す人。傘、ないんですか?って聞くと雨は好きなんだ、って言って外に走り出すもんだから。不思議とここで話しておきたい、じゃないと一生機会がなくなるかもしれない、と思って吸い込まれるように傘を広げて追いかけて、傘の中にいれたの。よかったら一緒に、って。あの教授はどうこうで、先生はどうで。学食のオムライスが美味しいとか、時間を潰すための裏庭にいる猫が可愛げないくせに仲良しだとか、いろいろなお話を聞いて。話しているうちに使う駅が一緒だってわかった。��したことも会ったこともなかったけれど、不思議と話は弾んで。だけど名前を聞いたり学年や学科を聞いたりはお互いにしなかった。駅に着くなり、また雨の日にね。とだけ口に溢して彼は走っていって、その先には可愛い素敵な女の人がいたのを私は見てしまって、目が離せないままぼーっと立ち尽くすことしかできずにその日の帰り道が終わった。次の日に友達に話すと4年生の先輩ってことがわかって。お昼に探しに行こうってなったけどどこを探してもいなくて、ひたすらにその人の存在に夢中になって。でも結局その人を見つけることは全然不可能で、また雨の日にがやってきて。雨の日となると出会った日を思い出して、また少し遅い時間の昇降口であの日と同じように、立ち尽くして。でもあの日と違ったのは、雨音を楽しもうと思っても彼のことでいっぱいで全然音が綺麗に思えなかったことと、わざと傘を忘れてきたこと。そうしたらやっぱり隣には、あーあ、って呟く彼。と傘。会えた嬉しさと、今日こそ連絡先くらいは聞こうと思うワクワクと、女の人の存在がモヤモヤする私と。そんな私を横に、彼は誰かと電話をし始めてから、入ってく?駅まで。って”駅まで”を強調して私に語りかけてきた。
大学のキャンパスの端っこの教室、スマホの音で起きる僕。着信の相手はかれこれ3年近く付き合ってる彼女で。電話に出ると「駅で待ってるね」と彼女。一言だけ返事をし、彼女の待つ駅まで眠い目を擦り動き出す。外はもう暗い、しかも雨まで降っている。鞄の中を探しても折り畳み傘は見つからない。「あーあ、」と思わず声が漏れる。すると、「傘、ないんですか?」隣から声がして見てみると知らない女の子だった。「雨は好きなんだ、」そう呟いて雨の中を走り出す僕。信号に足止めを食らっていると急に雨が止んで。上を見上げると傘が広げられていて、「良かったら一緒に、」そう声を掛けられた。さっき昇降口で声を掛けてきた女の子だった。傘に入れてもらってポツリポツリと話をするうちに、いつの間にか話が弾んで時折、視線を合わせる度にその瞳に吸い込まれそうになった。真っ直ぐだけど、どこか寂しげで。その憂いを帯びた顔に不思議と惹き込まれてしまっている僕がいた。使っている駅も一緒だった。「また雨の日にね、」気付いたらそう口走っていた。その顔を見られまいと足早に僕を待つ彼女の元へと向かった。「傘、忘れてきたの?」そう言って微笑む彼女。罪悪感を感じながら「そうなんだよ、」といつも通り一緒に帰る。彼女との帰り道はいつも通りで楽しくてさっきのことは忘れよう、僕の隣にいてくれる彼女を大事にしよう、そっと心に決めた。それから一度もあの日の女の子とは会わずに今まで通りの日常を過ごした。いつの間にか頭からその女の子のことはスッと消えていた。また雨の日がやってきた。いつも通りの隅っこの教室、雨の音で目が覚めて。窓の外を見ると暗くなっていてふと、あの日の名前も学科も知らない女の子のことを思い出した。眠りにつくまでその存在すら忘れていたはずなのに。また会えたりして、そんなことを思いながら昇降口に向かった。案の定、そこにはあの日の女の子がいて僕を見つけた途端その子が少し嬉しそうな顔をするから僕の胸は少し高鳴ってしまって「頼むからそんな顔するなよ、」女の子に聞こえないように呟き、駅で待つ彼女に電話を掛けた。「少し遅くなるかも、」罪悪感を感じながらも、彼女にそう伝え電話を切る。「入ってく?駅まで。」女の子に問うと、コクリと頷き僕の傘に入ってきた。3年付き合ってきた彼女と別れる勇気は無い。けれど、まだ2回しか会っていない女の子に惹かれてしまっている自分がいるのも事実だった。少しでも長く話していたくて、もっと女の子のことを知りたくて、ああ、このままこの子のことを好きになってしまうのかな、そんなことを考えながらいつもよりゆっくり歩き出した。
よく雨が降るなぁ、なんて思いながらも今日は普通の時間に帰るために傘を広げた私。それを追いかけてきた男の子。まさか、なんて思ったけどそれは幼馴染のあいつで。寒い冷える凍えるなんてぼやいてる横で、私は見てしまったの。あの彼が校舎の渡り廊下で、楽しそうに笑顔で電話をする姿。あの画面の先は彼女さんかなぁ、何を話してるんだろうか、次々と浮かんでくる疑問とともに、もやもやが生まれてきて。横で喋り続けるやつに傘を掴まれ。正気に戻った。心配そうに見つめながらも、帰ろうかと傘を代わりにさしてくれた。そんなひとつひとつの行動ですら彼を連想させて、あの人の横は彼女さんか。なんて自己嫌悪に襲われて、大学を後にした。駅につくとまさに私の心の内のモヤモヤの要因、彼の彼女さんが普通ではない表情を浮かべて呆然と立ち尽くしていて。横を通り過ぎた私とおしゃべりなバカを横目に見る、睨む、、、?なり雨の中を傘もささずに一目散に消えていった。もう、雨が嫌いになりそう。好きだった素敵な雨音のメロディすら効果音のようにボトボトとうるさく鳴り響く。雨の神様をそんなふうに思ったせいか、雨はパタリと降らなくなって、風だけが寒さを運ぶ日が増えていった。本当に雨の日にしか姿を見ることがなかった彼は、幻じゃないかとすら思うようになって。でも少しずつ少しずつ、考えるのをやめようかって思うようになって。気持ちが押しあがってきては音楽室のピアノの鍵盤にぶつけ、趣味で気持ちを消すこともできるくらいになった。その暴れたピアノの音は、私が好きだったあの日々の雨音のようで。たまに、ふと一瞬だけ、あぁ、雨降らないかなぁ。と感じる。その日の帰り道は、昇降口まで行くと私が好きなあの雨の音で空気が踊っていた。あ、これも幻聴かな、魔法かな、雨が好きすぎて、恋しすぎて。雨の音に触れたくて、会いたくて。彼に会いたくて。
最近、よく雨が降る。今日は珍しく昼寝をしなかった。まだ待ち合わせには時間があるから、今日は遠回りをして帰ろう。そんなことを考えていると彼女からの着信。彼女と電話をしながら教室を出る。今日はこんなことがあったとか、この前のデートがどうだったとか、次はどこに行きたいだとか、昨日見たテレビがどうとか、そんないつも通りの会話をしながら歩いていた。3年近く毎日のように一緒に帰っているはずなのに、よくもまあこんなに話が出てくるもんだなあ。彼女は幼馴染だった。一緒にいると楽だった。今まで彼女ができる度に貴方は優しすぎる、本当に私のことを好きなのかわからない、と降られてしまう僕を毎回のように慰めてくれたのも彼女だった。愛情表現が苦手な僕を理解してずっと隣にいてくれた彼女の有り難さと何も飾らずに素でいられる楽さから付き合うことになった。「やっとかあ、」って瞳を潤ませてくれた彼女を大切にしようと心に決めて3年、今日に至る。渡り廊下を歩きながら、ふと外を見ると一つの傘に入る男女を見つけた。あの雨の日の出来事が思い出されてしまって、思わず目で追ってしまった。少し揺らいだ傘の隙間から見えたのは、あの日の未だに名前も知らない女の子。その隣には高身長の整った顔をした男の子。仲良さげに歩いている姿を見つめながら「なんだよ、彼氏いるんじゃんか、」ポツリと呟いた声が電話越しの彼女の耳には届いていないようで、しばらく何も話さない僕を心配して「どうかした?」と声を掛けてきた。「なんでもないよ、それで?」と返しながら昇降口に向かって歩き出す。昇降口に着き、「じゃあ、また後で。」と電話を切る。傘を広げて駅に向かう。いつもより広く感じるなあ、なんて思いながら数分前の出来事を思い出していた。あの日の女の子には、イケメンな彼氏がいる。雨の日の駅までのあの時間は幻だったのかもしれない。よりによってなんであそこを通ってしまったんだろう。やっぱり忘れよう、忘れなくちゃ。そんなことを頭の中に巡らせながらそっと傘を閉じる。いつもより広い傘が僕の心を押しつぶしてしまいそうで怖くて堪らなくなって。ずぶ濡れになればグルグルした頭の中を雨が綺麗さっぱり流してくれるような気がした。駅につく。いつもいるはず��場所に彼女はいなくて。どこかで雨宿りでもしているのかなあ、なんて近くを探してみたけれど見つからない。どうしたんだろうか、心配になって電話を掛けてみるけれど繋がらない。とりあえず待ってみよう、と雨の当たらない場所に座る。しばらく待っていると、ピコンとメッセージが入った。〝ごめん、今日は先に帰ってて。〟彼女からだった。〝わかった。また明日。〟そう返してタイミングよく来た電車に乗り込む。別の乗車口から、あの日の女の子とその彼氏らしき男の子も乗り込むのが見えた気がした。これも幻なのだろうか。その次の日からパタリと雨が降らなくなった。昨日何かあったのか、といくら聞いても「何もないよ、それよりさ、」と一向に教える気配のない彼女と雨の日以外は全く見かけることもないあの子。日が経つにつれていつの間にか、雨の日のいつもと違う出来事のことも忘れていた。いつものように隅っこの教室で寝ていると雨音が聴こえた。雨でも降ってるのかな、と眠い目を擦りながら中庭を見る。雨は降っていない。何の音だろう、気になっていると中庭を挟んだ向かい側の教室に明かりがついているのが見えた。確かあそこは音楽室だったよなあ、そんなことを思いながら見ていると誰かがピアノを弾いていた。激しい動きで揺れる髪の毛が顔にかかっていて顔は見えなかった。だけど、あの日の女の子に似ている気がして目が離せなかった。激しい雨音に似たさっきのピアノの音が耳から離れなかった。頭の中でグルグルとピアノの音を流しているうちにあの日の女の子に何故だか無性に会いたくなってしまって、彼女がどうとか、音楽室の女の子は本当にあの日の女の子なのかとか、女の子と一緒にいた男の子がどうとか、忘れるんじゃなかったのかとか、いつもは大切にしていたはずの考える行為を忘れて走り出していた。今ならまだ音楽室にいた女の子に追いつけるんじゃないかと夢中で走っていた。音楽室に着くと、窓の外の暗くなった空を見つめ、空に向かって手を伸ばしている女の子を見つけた。深呼吸をして、「あの、」と声を掛ける。僕の声を聞いて、パッと振り返る女の子。それはやはりあの日の名前も知らない女の子で。少し驚いたような、困惑しているようなそんな表情を浮かべ「どうかしましたか?」と近づいてきた。どうしよう、何も考えていなかった。焦りと動揺に任せて口をついて出たのは「名前。名前は?何ていうの?」ただそれだけだった。一つ知ったら、また一つ、この女の子のことを知りたくなってしまってしまうんだろうなあ。もう後戻りは出来ないかもしれない。そんなことを頭の片隅で考えながら僕の目の前にいる女の子のことを見つめていた。
「名前。名前は?何ていうの?」まさか聞かれると思わなかった。私の人生のスケジュール帳の予定にはなかった出来事。というかどうしてこんなことに、待って待って。まさか。さっきの酷い音聞いてた…?一人で焦っていると、少しそれを悟ってバツが悪そうな顔をする彼。ああ、やってしまった。逃げよう。の前に、「名前、なんだと思いますか?正解できたら雨降らせてあげますよ。」彼を置き去りにして、彼がどんな顔をして何を考えてるかも知らずに、携帯を忘れたことに気づかないまま音楽室を後にした。嘘つけ私。魔法少女でもなんでもないくせに、雨を降らせることなんかできないくせに。しかも何様だ。でもここで素直に答える私じゃない。遊び心を設けなくちゃ。それに答えてしまったら何かが始まって、いずれ終わりが来てしまうのを見据えて恐れたから。貴方��は何も始めたくないし、終わりも来てほしくない。だから踏み入れてこないで。それなのに宝探しをしてほしくて、名前を見つけてほしくて。私の心の内は土砂降り大吹雪なのに、外はカラカラの晴れ。どうなってるんだ。そして晴れの日にここのところ傍に居座る男が一名。「彼女以外の女の子に名前って気になって聞くもの?」そう聞くと、ニカッと笑って、ふーん。俺はお前は例外だけどね、と言って鼻をつまんできた。どういうことよ意味わかんない。またぐるぐるし始めると、同時に1日の様子がぐるぐるしてきた。何か忘れているような。そうすると後ろから走ってくる音がした。まるであの日、傘を持って彼の元まで走った私のような足音。振り向くと、少し気まずそうに、また少し睨むようにして立ち止まる彼だった。手には私の携帯。わざわざ届けに来てくれたの?相当良い人なんだね、貴方は。でも携帯を渡される気配はなくて、3人の間に沈黙が続く。神様お願いだ、今すぐここに雨を降らせて。少しずつ、雲に暗い色の絵の具が塗られていく。今日は折り畳み傘がカバンの中に1本。両脇には幼馴染と幻の先輩。
「名前、なんだと思いますか?正解できたら雨降らせてあげますよ。」そんなことを言ったのは、つい数分前に僕が焦りと動揺に任せて名前を聞いた女の子。まさか聞き返されるとは思ってなかった。全てが予想外の出来事で、しばらく呆然としたまま立っていた。ふと、ピアノの横を見ると携帯が置いてあって。きっとあの子の忘れ物だな���、届けなきゃ。と小走りで女の子の後を追いかける。追いかけながら、名前を教えてもらえなかったことと、雨を降らせてあげると言われたことが頭の中でグルグルとリピートされていた。何でこんなにもあの子は僕の心を惹きつけて離してくれないんだろう。始まりたくも終わりたくもない。それなのに、女の子のことが頭からもう二度と離れなくなってしまっているのを感じた。ああ、もう無理なんだ。名前を見つけてほしい、なんて宝探しかよ。宝物なんてそう簡単に見つけられるわけないじゃんか。僕の頭の中は台風のように土砂降りで暴風で、こんな気持ちは初めてだった。今まで味わったことのない感情が怖かった。そんなことを考えているうちにあの女の子と、あの雨の日に女の子と一緒に傘に入っていた彼氏らしき人を見つけた。そのまま帰ってやろうか、とも思ったけれど、まさか携帯を持って帰るわけにもいかず、これだけ渡してすぐ帰ろう。そう決心して追いかける。その足音に気づいて女の子が振り返る。渡してすぐ帰る、はずだったのに何故だかよくわからない感情が湧き上がってきて、しばらくその場から動けなかった。もういっそこのまま、雨でも降ってしまえば良いのに。どのくらい沈黙の時間があっただろうか、ポツリ、ポツリ、と雨が降ってきた。このタイミングを逃すまいと、「ごめん、借りてく。」と隣の男の子にぶっきらぼうに言い放って女の子の手を掴んで走り出した。雨宿りができそうな場所まで走って女の子の手を離す。「…ごめん、痛くなかった?」、少し不機嫌そうな顔をしている女の子に聞くと、僕のことを睨みつけながらコクリと頷く。困った、連れてきてしまったもののどうしようか。何も考えずに連れ出してしまった。柄にもないことをしてしまった。どういう状況だよ、これ。頭の中で自問自答しながらどう頑張っても逃れることのできない状況に思わずしゃがみ込んでため息をついた。
いきなり手を掴���れ、走り出したくせに足を止めた途端にしゃがみ込む彼。この状況に追いつけない私。この状況下でも私の口から出た言葉は本当に可愛くないもので。「こんなことをしてたら、彼女さん悲しむんじゃないですか。」そんな可愛げ無い発言に、彼はハハ、困ったなあと笑って立ち上がる。困ってるのはこっちだ。あ、あいつに謝らなくちゃ、携帯携帯。と思ったけれど、私の携帯は彼の手の中。視線に気づいた彼は、「彼氏にちゃんと謝っておいて。」と告げながらそれを私に手渡す。…ん?違う違う!あいつは腐れ縁で、とか確かに良いやつだけど、とか。雨の音だけが鳴り響く中に私の必死の弁解が混じる。あまりにも必死になっていたからか、ホッとしたような、本当に面白がっているような顔で、そんな顔もするんだね、なんて言って。少しの間2人でただただ笑いあった。〝雨、急に降ってきたけど、名前でも発見しちゃったんですか?〟そう言いかけて、のみ込んだ。まだ、この空間を続けさせて。あーあ、風邪ひいちゃいますね。そう言うと、じっと見つめられた。吸い込まれるような瞳なのになぜかその奥が哀しげで切なくて、髪から頰に滴る水滴を手が勝手にすくい上げた。あ、やばい。「とりあえず、どこか入りません?」この状況から逃げ出すように、いつも行くカフェに先輩を連れ込む。とてもおしゃれなところで、今日みたいな雨の日にはいい感じに屋根に雨音が響いて最高のBGMの出来上がり。とりあえずカフェモカと紅茶だけ頼んで、また沈黙。自分の中で、聞きたいことがたくさん出てくる。けれど聞いてはいけないような気もして喉まで出かけた言葉をごっくん。「「いつも雨だ。」」重なったふたりの声。びっくりする私の前で、目を細めて笑う彼。しまったと思った。この笑顔を自分だけのものにしたいと思ってしまった。この人には素敵な彼女さんがいる、私とは別の人生がある。だけどこれだけはどうしても伝えたくて、「私、雨が好きです。雨が降ると、先輩のことを思い出せます。」雨は止まない。そこに届いたカフェモカと紅茶。そして可愛い顔の店員さん。あれ、この人どこかで見たことある、誰だっけかなあ。店員さんが固まる、私も固まる。雨はずっと降り続けるままで。
「彼氏にちゃんと謝っておいて、」と持っていた携帯を手渡すと女の子はすごい勢いで必死に弁解を始めた。その必死な様子に一緒にいた男の子が彼氏では無いことに安心した反面、面白くて。名前なんてまだ見つけられてないのに急に降り出した雨。どうかこのままもう少しだけこの時間を続けさせて。「あーあ、風邪ひいちゃいますね。」、クスッと笑いながら言ってきた。目が合う。初めて話した時のように、その真っ直ぐな瞳が僕を掴んで離してくれなくてしばらく見つめ合っていた。次の瞬間、女の子の手が僕の髪から落ちた水滴を掬いあげた。びっくりしている僕と気まずそうな女の子。その沈黙を破るように、「とりあえず、どこか入りません?」と女の子の行きつけだというオシャレなカフェについていく。あれ、このカフェの名前どこかで聞いたような。どこで聞いたんだっけなあ。と考えながら席に着く。屋根に雨の滴る音が心地よい。飲み物だけ注文して、また沈黙の時間。お互い何を話そうか口を開きかけては閉じる、そんな沈黙だった。どうしよう、何から聞こう。そんなことを思いながら、ふと口から溢れでた言葉が重なった。「「いつも雨だ。」」不意な偶然に笑みが零れる。その偶然に笑っていると、驚いた顔をしていた女の子が口を開いた。「私、雨が好きです。雨が降ると、先輩のことを思い出せます。」、次は僕が驚く番だった。まさかそんなことを言われるとは思っていなかった。僕も同じことを思っていた。雨が降る度に君のことを思い出してるよ。こんなことしてたら、彼女さん悲しむんじゃ無いですか。そう女の子に言われた言葉が頭を過る。けれど、同じことを思っていたことを伝えたくて口を開きかけた瞬間に注文していた飲み物が届く。「お待たせいたしました。」ん?聞き覚えのある声。反射的に隣に立つ店員さんの顔を見る。嘘だろ、目を見開いて固まる僕。と女の子と店員さん改め僕の彼女。なんだよ、この状況。色々とバチが当たったに違いない。お店の名前に見覚え��あったのは、彼女がバイトを始めた時に聞いたからだった。彼女は店員らしいにこやかな笑みを浮かべたまま、僕のことを軽く睨みつけ「カフェモカと紅茶をお持ちしました。以上でお揃いですか?」とマニュアル通りの対応をし、僕に聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームで一言「ありえない。」と伝えて戻っていった。最悪なこの状況。せっかく飲み物は届いたけれど、まさかそのままこの場所に居座るわけにもいかず、「ごめん、場所、移動しよっか。」と心配そうな不安そうな顔をした女の子を連れてカフェを出る。まだ雨は降り続く。女の子が無言で広げてくれた折り畳み傘に一緒に入りながら歩いた。気まずいなあ、どうしよう。そんなことを思っていると「…彼女さん、大丈夫なんですか?私と一緒にいて良いんですか?」と女の子。「…今、話しても答えは出ないと思うから。」、そんなずるい答えを返して歩き続ける。この期に及んでもまだ〝君といたい。〟なんて思ってることは口に出せなかった。けれど、今日は女の子の家の近くまで一緒に歩いた。ああ、早く答えを出さないと。その女の子との始まりを望むといずれくる終わりが怖くて、彼女との終わりを選んでしまったら今まで一緒にいてくれた彼女を悲しませてしまうのが怖かった。もう既に悲しませてしまっているのはわかっていたけれど、まだどうしても一歩が踏み出せなくてどんどん大きくなる罪悪感に飲み込まれそうだった。ああ、情けないなあ。
「傘、どうぞ。」だんだんとおうちに近づくや否やそれだけ言って、逃げた。ああ、逃げてばっかりだなあ。先輩はずるい。あんなにかわいい彼女さんがいるのに、私と天秤にかけて、私に思わせぶりな態度をとって。でも私は選ばれない。けれどもっとずるいのは私。逃げてばっかりのくせに、私を選んで、私だけを見て、って思ってしまう。雨の中を、先輩から見えなくなる角まで走っては、その後はわざと走らずに歩いて帰る。だってこれなら、もし誰かに会っても涙だか雨だかわからないでしょ?それで良い。あ、明日ちゃんとあいつに謝らなきゃなぁ。それともこのまま風邪でもひいて休もうかな。もーっと降っちゃえ、雨なんかキライだ。私の周りから雨が消えた。そういうところだよ、私になんか見向きもしないくせに優しくして。ねえ、先輩。「キライです。貴方のことなんかダイキライです。雨が降る度に思い出しちゃう、会えるかなって思っちゃう。私の思考を食べ尽くしちゃう先輩なんか、」振り向かずに一息で言った���キライなわけないじゃない。運命的な出会い方をした、一緒に笑いあった、雨の中を歩いた。結局〝スキ〟ってやつじゃん。悔しい、キライだ。素直になれない私、キライ。ああ、今思い返してみると傘があってよかったなぁ。顔が隠れる。コン、とわざと肩が当たったことが私たちの距離感を示す。「風邪引かれたら困るなぁ、」って笑っているのかよくわからない顔で言われ、そのままこの日はおうちの近くまで送ってもらった。何かが終わった気分になった。一線を超えちゃいけないなんてよく言うし、想いは溜めておいても体に悪い。これで綺麗さっぱり曖昧な関係も終わり。次の日は、目を真っ赤にして学校に行った。幼馴染のあいつは目が飛び出るくらいにびっくりして、1日私を隠すように前を歩いてくれていた。その優しさにまた泣けてきて。周りからはあいつが私を泣かせたように誤解されて、友達に冷やかされていた。それでも今日は今日は隣に誰かがいてくれるだけで十分だった。昨日とは世界が丸々違うものに見えて、雨上がりのアスファルトにできた水溜りには、ひどい顔の私。勝手に恋して、勝手に失恋して。この日、運が良いのか悪いのか、先輩を見かけた。だからわざと早歩きで下を向いて横を通過してやろうと思った。
「傘、どうぞ。」、僕に傘を預けて女の子は走って行った。1人、雨の中を帰る。広くなった傘がどんどん心の穴を広げてしまう気がしてそっと傘を閉じた。自分に降り注ぐ雨が全部全部洗い流してくれるような気がした。ああ、早くはっきりさせないと、ね。きっと僕はあの女の子のことが好きで、こんな気持ちは初めてで。あの雨の時間が楽しくて、忘れられなくて。それなのに傷つけることしかできない自分が嫌いで。雨の勢いと一緒にいろんな思いが溢れて止まらなくなってくる。今なら、今だったら、全てを終わらせられる。そんな気がした。目を閉じて、ふぅ、と息を吐く。ゆっくりと携帯を開いて今まで何度も掛けた彼女の携帯に電話を繋ぐ。4コール目で彼女が出る。「…もしもし?」「…どうしたの?」「…今から会える?」「…私も会って話したいと思ってた。」、そんなやりとりをし電話を切っていつもの場所に向かう。先に待ってた彼女と合流して雨の中を歩く。どのくらい無言の時間があっただろうか。「あのさ、」彼女が先に口を開く。「うん、」ふぅ、と隣で彼女が息を吐く。「…別れよっか。」泣くのを堪えながら彼女が言う。ああ、そうだよなあ。僕には終わらせる権利だって、引き止める権利だって、泣く権利だって、あるわけないんだ。今一番泣きたいのは彼女なはずだよなあ。「…うん。ごめん。今までありがとう。」いっぱいいっぱいの頭の中から必死に選んだ言葉がそれだった。僕の言葉を聞いて泣き出す彼女。いつも通り抱きしめて涙を拭きたくなる衝動に駆られるけれど、今そんな態度をとってしまったらきっとお互い終わらせられなくなるから。「じゃあね、」泣きながら僕の前から去っていく彼女。幸せにできなくてごめん、最後まで守れなくてごめん、僕の側にいてくれてありがとう、好きになってくれてありがとう。小さくなっていく背中に、伝えきれなかった言葉をそっと吐き出して僕も歩き出す。どんなことがあったって、何食わぬ顔で地球は回って、次の日がくる。次の日、見かけた女の子は目を真っ赤にしていた。僕の近くを通り過ぎる時はわざとらしく早歩きで下を向いていなくなった。僕��見なかったフリをして歩きだす。借りていた折り畳み傘はあの女の子と仲の良い男の子に「これ、返しといて。」そう伝えた。その日から僕は昼寝をしなくなった。使う駅も変えた。雨の予報じゃなくても折り畳み傘を持ち歩いているし、夜遅くまで学校に残ることもやめた。もう全ての気持ちに蓋をして1人で生きていくことを選んだ。あの女の子が他の誰かと幸せになったとしても、心のどこかで、ずっと僕のことを覚えていてくれたら良いな。なんて相変わらず、ずるいことを考えながら。降りしきる雨を1人で眺めながら、ああ、もうすぐ卒業か。卒業したら、もういっそ誰もいない、誰も知らない、どこか遠くへ行ってしまおうかな。誰も聞いているはずはないのだけれど、そっと呟いてみた。
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if軸捏造設定込みの9A(零式)
いつもの様に授業が終わるとリフレに行き、各々に好きなものを食べる。 ナイン、エースもそのうちの1人でお互いにカウンターに座って注文をすると、出来上がりまでの間を話しながら待っていた。 次の休みはどこに行くか、その前に試験だろう、と。 そんな折、ふとエースが料理人の動きをじっと見て一言「...マザーの料理、暫く食べていないな」と洩らした。 「そうだっけか?」 「ああ。最近は任務も多いからなかなかマザーの顔も見に行けないしな」 オリエンス4カ国はパクスコーデックスによる不可侵条約によって理由無き侵略行為を認めず、また、平和の為の協力関係にあった。 エース達が魔導院に入学する前までは互いに領土の取り合いで戦争をしていた事もあったようだが、ここ数年、異常なまでに増殖し続けるモンスターや、外敵からの侵略が増えた事にコンコルディア王国女王、アンドリアの一声によって協定が交わされ、今日に至る。 そうして協定後に魔導院ペリシティリウム朱雀に入学した者達は、合同演習や外敵による実戦演習、べスネル鍾乳洞等のダンジョン内部にて戦闘能力評価で単位を取っていた。 そうして成績が優秀な者から番号の若い順でクラスに振り分けられ、優秀な者からより過酷な任務を与えられる。 エース達、ドクター・アレシアに引き取られた孤児院の子供達は全員戦闘能力に特化しており、極めて優秀な0組に配属されていた。 前述、エースが言っていたように任務が多いと言うのはそれだけ彼らが信頼されている証であり、喜ばしい事なのだが任務完了をして戻ればまた次、という目まぐるしいまでの忙しさにエースは少々疲れ気味になっていた。 マザーの料理が食べたいだなんてよっぽど疲れているんだろう、ナインはフォークを口に加えながらぼんやりとエースの様子を眺める。 食べたいと言ってもマザーも多忙故に会いたいからと言って会える訳でもなし、会えても手料理なんて食べれるかが分からない。 あまりのハードルの高さにどうしたものかとガラにもなく考えていると、同じ様に任務から帰還したのかレムとマキナがリフレの転送魔法陣から出てくる。 「レム...もう少し任務の難易度下げないか?あちこち痛いんだ...」 「ちょっと筋トレ足らないんじゃないのか��?...あっ、エース!ナイン!戻ってたの?」 「お前らも戻ってたのか」 「おかえり、2人とも」 2人を見付けた幼馴染み組はエースの横にマキナ、ナインの横にレムが座って注文を始める。 仲悪いのかコイツら。 しかしさっきまでのぐったり顔は何処へやら。エースの横に座ったマキナはいつもの眩しいくらいの爽やか好青年の表情で任務はどこだったのかと話し掛けている。 「蒼龍ホシヒメと合同で北トゴレスの掃討作戦にあたってたんだ」 「へえ!蒼龍と合同だなんて凄いじゃないか!俺も一緒にやれる日が来るかな...」 「マキナなら平気じゃないか?今回のだって結構ハードだってキングから聞いた」 「あーあれさ、レムと2人で現地着いたらカトル准将とキングが顰めっ面で並んで腕組んで待ってるんだぜ。なんかもうおかしくて任務どころじゃなかった...」 光景を思い出したのか肩を震わせて笑い出すマキナにエースも釣られて控えめに笑う。 どう見ても成人してるとしか言えないキングがカトルと並んでいるだけでもインパクトが強いというのに、更にそこに来て眉間に皺を寄せているのだと言うのだ、これが笑わずにはいられない。 「あんまりに笑いすぎてマキナってば『任務に行く前に少し手合わせをするか』ってキングにボロボロにさせられてたんだよ」 「おっ、おいレム!それは言わない約束だって...!」 「そんな約束知りませーん」 エースとナインを挟んで約束を言った言わないの押し問答をしている2人を尻目に、出された食事を食べながらナインが「老け顔なの気にしてっからな」と言えば、エースは後で言いつけておこうと誓う。 出されたオムライスを一口食べればケチャップライスと柔らかいふわふわ卵にデミグラスソースが絡まって、コクのある優しい味わいが口いっぱいに広がる。 美味しい...んだけど、やっぱり マザーの料理が食べたい。 任務に疲れたのもあるのだろうが、あの懐かしい味が食べたかった。 もくもくと食事を続けるエースは傍目から見ればいつもと何も変わらないが、付き合いの長いナインには違いが分かる。 確実にホームシックのような状態になってるエースをそのままには出来ないナインは背中側で言い合いを続けてる2人に声をかけた。 「おい、痴話喧嘩してっとこわりいんだけどよ」 「誰と誰が痴話喧嘩なんだ?」 「お前とレム」 「待って、やめてナイン。マキナとそんな噂になったらもう私魔導院退学したくなる」 「そんな言い方ないだろ...」 「本当の事だよマキナ。いつまで経っても本命に告白しないヘタレ全開なのに、私に話す時だけはすっごいだらしない顔して可愛いだのなんだの喋ってるじゃない。あ、ごめんねナイン。話があるんだよね?」 今とんでもない事を聞いた気がするが、レムに用件を催促されればナインは頭を掻きながら「後ででもいいか?」と返す。 その様子にレムはエース絡みの話なんだろうと察して笑顔で頷く。 言っておくが、別にレムはマキナと恋人になりたいとは1ミリも思っていない。マキナが本命とやらに告白も何もしないのも楽しんでいるし、本人を目の前にするとやたらとカッコつけたがる癖に何も言えないそのヘタレな性格が弟のように可愛いのだ。 可愛いが故のいじめたくなる性分に我ながら意地悪だなと思うが、しょうがない。 運ばれたビーフシチューに舌鼓を打ちながらナインの話はなんだろうと考えていた。 「えっ料理?!」 「ばっ...声がデケぇっつーの!」 「ご、ごめん」 昼食の後、クリスタリウムに行くと言ったエースと別れたナインはレムの部屋にお邪魔をする形で相談をしていた。 昼食中、何とかしてエースを喜ばす方法がないかと考えたナインが、辿り着いた先の答えは自分が料理を作って食べさせる事。 流石行動する力を持つ男ナイン。 そうと決まれば善は急げと言わんばかりに作ろうと思ったが、何分ナインには料理の経験がない。 だからレムに相談を持ちかけ、話したのだ。 ポケットに両手を突っ込んで照れ臭そうに唇を尖らせてちょっと料理っつーの教えろよコラと話すナインの衝撃と言ったら、あまり動じないレムにショックを与えた。 最初は冗談でも言ってるのかと思ったレムだったが、エースの調子や、エースがホームシックになってる事、エースが元気がない事など、エースの話をこれでもかと聞かされたレムはナインの本気度を知る。 呆れつつもその真摯な様子に心打たれると、マキナごめんねと胸中で呟くと自身の胸をドン、と叩いてにこやかに微笑み私に任せて!と買って出た。 「所で何作るの?」 「...ニワトリ?」 「え?」 エプロンを付ける手が止まる。 冗談なのかと問いただそうとすると、ナインを見れば顎に手を当てて考えているようだ。 「卵焼きか?マザーのやつがちょー美味くてよ、エースも好きなんだよな」 「卵焼きかぁ、なるほど」 「ソイツを作るのにまずはニワトリから必要になんだろ?」 「あっ、うん。大丈夫、卵なら冷蔵庫入ってるから。ニワトリはいらないよ」 「マジかよすげえな」 感心するナインを放っておいて卵を2個取り出すと、コンコン、と角で軽く叩いてヒビを入れ、ボウルの中に中身を落としていく。 殻を捨てたら泡立て器でシャカシャカと音を立てながらかき混ぜる。 ある程度混ぜたところで塩、瑚椒を散らし、フライパンを温める。 「味付けは好みになるから、塩の代わりに砂糖入れてもいいからね」 「砂糖ってなんだコラ」 「そこから?」 油を引いたフライパンに卵を流しながらレムは調味料の瓶を並べていき、順番に指差す。 「砂糖、塩、お酢、醤油、ソース。これが調味料のさしすせそね、ナイン持ってないと思うから暫く私のやつ使ってもいいよ。どっかにレシピの本あったから、最初はそれ見ながらやるといいかも!」 「へー、詳しいんだな」 至って当たり前の事で詳しいも何も無いのだが、考えてみれば0組にいる彼らは編入した自分達とは違って幼少期から戦闘訓練や戦いに関する勉強ばかりしていたと聞く。 おまけに全員孤児で同じ施設で育てられ、そこで親の愛を幼い頃から受けられなかった彼らへ悲しみが浮かぶ。 知らないのも無理ないよね...。 だが、彼らの絆は家族以上のものを持ち、何があっても結束力が高い。 だからこそ今回、ナインが何も知らなくてもエースの為に行動を起こそうとした意思は理解出来る。 レムはなるべく簡単で、美味しいと言ってもらえる料理を教えようと固く誓った。 「はい、こんな感じ!」 皿の上に出来上がった卵焼きを乗せると、包丁で一口大に切り分けていく。食べてみて、とフォークを渡すとナインはそれで刺して口の中に運ぶ。 出来立て特有のふわふわとした食感が広がり、卵の柔らかい味わいに感嘆の声があがる。 「うめえ!」 「ふふ、ほんと?味付けとか結構変えれるから卵焼きって言ってもバリエーションあるんだよね」 「すげえんだな…、てか俺に作れんのかコラ」 「大丈夫!それならこのレム先生に任せて!」 少しでも手伝えたら、そんな気持ちが伝わったのかナインも頼むなセンセー!と歯を見せて笑った。 卵の割り方から始まり、混ぜ方、味付け。どれをやっても大雑把で不器用代表のようなナインは苦労した。卵を割ろうとすれば強く叩きすぎて潰れ、ヒビが入って左右に開こうとすれば殻が混じり、上手く出来ない事に苛立たしげではあったが、それでもナインは文句や泣き言一つ言わずに何度も何度も練習をした。 試験もそれくらい真面目にやれ、とクラサメ隊長の声が聞こえてきそうな真剣な態度に、レムはエースの事が好きなの?と思わず呟いてしまう。 「...あん?」 「あ、えっとほら、エースの為にそんなに真剣にやるのって好きなのかなって」 「好きかって...、そりゃ家族だからな。アイツとはガキん時から一緒だから好きかって言われたら好きだぜ」 「家族だけ?」 「おう、...ってかそれ以外ねえだろ?」 レムとしてはそういう意味で聞いた訳ではなく、恋情として好きなのか聞いたのだが、食い違ってる様子のナインを否定する気はなかった。 「それに、アイツは俺が見てやんねーと我が儘も言わねえで無理すっからな」 愛おしそうにエースの事を話すナインの横顔が酷く穏やかで、自覚こそしてないものの直感で好意を抱いてるのは間違いないと確信する。 不器用で、それでいて真っ直ぐな感情にレムは小さく笑うとそうだね、と返した。 練習開始からはや1時間。 足りなくなった卵を買い出しに行ったり、エースはどこかと聞いて絡んでくるマキナに特に意味の無いビンタをしたり、様子を見ていたデュースやセブンにも手伝って貰ったりとしていると、コツを掴んだナインはメキメキと上達していった。 「...よっ、と」 フライパンを軽やかに振って卵焼きをひっくり返すナインは、1時間前の卵を握り潰していた人間と同一人物とは思えない。 「凄いな、今までで最高の出来じゃないか?」 「ナインさんはやれば出来る子なんです!」 「わーおめでとうナイン!ちゃんと作れてるよ!」 滑らせて皿に乗せるとフライパンをコンロに戻して手首を振る。 何せ1時間ずっと持っていたのだ、疲れるに決まっている。 テーブルにズラッと並ぶ作った卵焼きの数は凄まじく、最初の��であろう卵焼きは焦げていたり、形がぐちゃぐちゃだったりしていた。 それが練習を重ねていく内に焦げは無くなり良い色合いに、形はきちんと丸まっている物になっている。 「よーっし、こいつでいいんだなコラ!」 やりきった顔をして汗を拭うナインは忘れていた。 「ねえ、ナイン。...何か忘れてない?」 「ア?」 「お弁当作るのにおかず卵焼き1個で終わらせるつもりじゃないよね?」 「......」 「まさか忘れていたのか?」 「寝る前までには終わるといいですね」 笑顔のレム、デュース、セブンの3人に何か怖いものを感じる。 これ1個じゃまずいのかと聞こうとすると、ドン!とテーブルにボウルが置かれた。 「はい、ナイン!次はハンバーグだよ!これが終わったらアスパラのベーコン巻き!」 「肉ばかりになるからおひたしも覚えて貰わないとな」 「勿論エースさんにはデザートも食べて貰わないとですね」 有無を言わさない3人に圧倒されたナインは背を伸ばすと、ガラにもなく吃りながら宜しくお願いしますと敬語を使ったのは、魔導院ペリシティリウム入学以来の出来事だったのは言うまでもなかった。 翌日、朝のHRギリギリに教室に入ってきたナインは自分の席に座ると欠伸をして机に突っ伏した。 昨日料理の練習を消灯時間近くまでやっていて、時間が迫ってくる頃には3人も鬼気迫るものになっていた。特にハンバーグのくだりに関してはナインですら恐れ慄くくらいだ。バハムートですらも翼を畳んで逃げる程のスパルタは今後一生、2度と味わいたくないと思いつつも、教壇前の最前列に座る金色の頭を見つめる。 喜ぶかどうかだなんて保障はない。失敗しても笑ってくれればいい、そんな気持ちでクラサメの朝礼の言葉を聞き流す。 その後も身に入らない授業を受けたり、席を詰めてエースにくっつこうとするマキナの頭に返ってきたテストを丸めてをぶつけたりして迎えた昼。昼休みのチャイムが鳴ると同時に席を立つと、エースのいる席へと向かう。 「よお、飯食い行こうぜ」 「ん。リフレに行くのか?」 「いや、今日は持ってきてんだ」 「?」 「購買で飲みもんだけ買えばいいしよ。あ、本持ってくだろ」 「ああ、ありがとう」 エースの荷物も持つと、弁当が寄らないように慎重に気を払いながら歩いていく。視界の端でセブン、デュース、レムが親指を立ててグッジョブと言っていた気がしたがナインは見なかった事にする。 後ろを歩いていたエースが少し小走りで近付いて隣に並ぶのを感じたナインは速度を落とした。たった半日しか離れていない筈なのに、その半日ですら久々に感じる。 「エース、何か買ってやるよ」 「いいのか?」 「おう。背が伸びるし牛乳か?」 「...、今ここでブリザドBOMを至近距離で食らうのとカフェオレ買うのどっちがいいんだ?」 「カフェオレな、カフェオレ」 他愛の無い冗談の言い合いをしながら笑って歩く2人は誰が見ても仲睦まじく、パッと見の不良に拉致られてる大人しそうな少年というイメージを払拭する。 魔導院���中でもナインとエースの仲は折り紙付きでその信頼関係を知らない者はおらず、一見するとエースが守られているだけのようにも見えるのだが、実際はエースが戦いやすい環境をナインが作り、そこをエースが維持しながら戦うというお互いの能力を把握しているものならではだ。 「おし、裏庭誰もいねえな」 「今日は出席してる仲間も割と少なかったからな」 「あー、なんかジャックが言ってやがったな。...なんとかブリッジに竜だかが来たとかってやつ」 「ビッグブリッジな。白虎との共同作戦で魔導院からも結構な人数が出てるらしい」 「白虎はつえーヤツいんのにやっぱキッツいんだな」 「魔法が使えないからな。空を飛ばれると厄介なんじゃないか?」 エースお気に入りの陽の当たるベンチに座ると、ナインは弁当を包んでいる袋(レムから手渡された)を開けた。 見慣れぬ箱にエースはじっとその様子を見ていると、ほら、と渡される。 「これは何だ?」 「開けてみろよ」 言われるままに箱の蓋を開けたエースは中身に驚く。 詰められた白米に、仕切りで区切られた場所には卵焼きとハンバーグ、アスパラのベーコン巻きにほうれん草とコーンの炒め物がそれぞれ綺麗に詰め込まれている。 「えっ...と、これ...」 「あとこいつな。野菜も食わせろって言われたからよ」 話がよく分からないエースに構わず、ナインは小さなタッパーを取り出すとそれも手渡す。 威力を最小に抑えたブリザドMISを保冷剤代わりに使っていたのか、小さな氷塊がコロンと落ちてきた。 驚きを隠せないエースの表情に気付いたナインは、あー、と言いづらそうに後頭部を掻くと昨日のエースが話していた言葉を呟く。 「...卵焼き」 「え?」 「昨日、マザーの料理食いてえって言ってたろ」 「ああ...そうだな」 「マザーみたいにすげえのは作れねえから、卵焼き。...味とかマザーと同じかどうかは自信ねえけどよ」 ぶっきらぼうに話すナインの手は怪我だらけで、それだけでこの男なりに一生懸命やっていたのだろうとすぐに分かった。 ジワリ、と胸のあたりが温かくなる感じにエースは擽ったくなる。 照れ臭いような、恥ずかしいような。 食べるのを待ってるナインは、まるで主人を待つ飼い犬のようでなんだか微笑ましくなってくる。 「...いただきます」 卵焼きを半分にして口に運んだエースはその体勢のまま固まってしまう。 まさか失敗したのかとナインが声をかけようとすると、エースの口から美味しい、と小さな声だが聞こえた。 懐かしそうに瞼を閉じるエース。 幼い頃、近所に住む子達が誕生日などでケーキやチキンといったご馳走を食べているのが羨ましかった。 決して裕福ではない孤児院、我が儘を言ってはいけないと感じていたエースはマザーにケーキはいらないから代わりに甘めの卵焼きを作って欲しいと頼んだ事がある。 牛乳と軽く砂糖を混ぜた卵焼きはほんのり甘く、牛乳のお陰でふわふわとしていて、まるでパンケーキのようだった。 「懐かしいな…、あの時を思い出すよ」 幸せを噛み締めるようにゆっくりと味わう。 あれ程までに食べたかったマザーの手料理を、孤児院の中でも1、2位を争うくらいのガサツな男が自分の為に作った事実。激務で疲労困憊になっていた体に甘さと、ナインからの暖かさがじんわりと浸透していく。 「美味しい」 「ホントか?」 「僕は嘘は言わないさ。...ハンバーグ結構焦げてるな...」 「う、うっせえな!嫌なら食うんじゃねえ!」 真っ黒に焦がしたのは自分でも分かっているのだろう、エースの言葉に噛み付くナインだったが、ハンバーグも一口サイズに箸で切るとその小さな口に運んでいく。 「美味しい...美味しいよ、ナイン」 小さく、ふわりと嬉しそうに微笑むエースにナインはドキッとする。 そこまで喜んで貰えるとは正直想像していなかったが、突貫で練習したもので笑顔が見れるなら安いものだと思う。 ふとレムに言われた言葉を思い出す。家族にしては妙にむず痒く感じる感覚だが、ナインは確かにエースの事が好きだからやってるんだよな、と納得をした。 思わずまた作ってやっから、とポロッと呟けばエースも楽しみにしてると笑っていた。
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#gougères #choux 約2ヶ月後のクリスマスチキンの丸鶏はぼちぼちご予約頂いております。 高さ5cmのキッシュのご予約も頂戴しておりますが当店の設備上あと2台しか出来ません。 11月6日、13日(土曜日),23日(祝日)ランチご予約頂きましたのでランチ致します。あと2組様づつお待ちしております。 スムーズな流れを希望するため出来る限りご予約をお願いしております。 ・ 早速クリスマスチキンのご予約頂きました。ありがとうございます。タルトとキッシュもやるかも。 ・ 小さいお店ですので数に限りがあります。チキンは通年早めに予定数に達します。 どうぞどうぞ宜しくお願い致します。 ・ 席数間引いてルールに沿って営業を再開しております。 毎土曜日は木曜日までにご連絡をいただければ営業致します。2名様より 夜は完全に前々日までにご予約頂いた方のみ。2名様より(例外あり) ・ テイクアウトの焼き菓子、オムライスは今まで通り。 ・ 新たに持ち帰りに佐野産野菜のカレー、プレートランチの内容に近い松花堂スタイルのお弁当(前日までのご予約。対応出来れば当日も)を用意します。 ・ プレートランチみたいなお弁当 (スープ付) 1728 栃木県産たまごのオムライス (スープ付) 1080 佐野���野菜をふんだんに使ったカレー (スープ付) 1080 肉料理と野菜 1944〜 焼き菓子等 216〜 どうぞどうぞ宜しくお願い致します。 https://www.instagram.com/p/CV1GfO4B9o7/?utm_medium=tumblr
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佃煮が○○な件について
湯気で蒸されて綺麗な緑になってたのは笑った あのツーンがたまらないのっ!佃煮っ!みたいな。
親子丼である。どのタイミングでどのくらい昆布の佃煮を食べるか、プチトマト1つはデザートとして、もうひとつはどこで挟むのか、さやいんげんは?それしか考えたくない。 バスの中で嬉しくて口元緩んだ((( 佃煮さんのことめっちゃ好きやから嬉しい拝む
絵が好きとか言われたら描きまくるしかなくなるやんか…(∩ω∩*`) バリバリ方言出てしまうwまたやるとき是非是非おいでやす〜!!!
「佃煮」の名前はヤッスの伊賀越えに由来するみたいだね!
真田丸 のヤッスと平八郎のらぶらぶおにぎりにはまだ「佃煮」は入ってなかったってことかな。次回 おんな城主直虎 はごはんのおともに佃煮食べながらみよう♪【いろいろ入った全部入り】 おいしいお茶漬けと、素材本来の味を追求した上質なふりかけ、そしてどこか懐かしい味の佃煮の詰合せです。
浜乙女 つれづれ−50NS
本当に美味しい【佃煮】は!⇒ followme
グリスが海苔の佃煮みたいになってる…「今頃お昼食べてるのかなー…私の手作りお弁当。今日はオムライスにしたんだけど、ちょっと失敗したのよね。のりの佃煮いれすぎたかしら」
くいしんぼうがぶ来た! 悪魔的な旨さで米も美味いし、海苔の佃煮もマッチしてて最高… 【genki】さんのための「トウキビナゴの佃煮パエリア」という料理ですっ。 自信作なんですっ。///
先日の麺空海さんの20周年ライブで、おみやげに頂いたチャーシューの佃煮。
美味しく頂いてます♪(´ε` ). いただいた生姜の佃煮がうんま
だしがら昆布の佃煮おいしい“ばーちゃん新米引き立て役激辛葉唐辛子佃煮 by ぺトロ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが279万品”
ご飯と一緒に入ってた昆布の佃煮がホコホコ
土佐煮
佃煮|鮎家グループ
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#サンキューの日 今日はたくさんサンキューと言おう。 ありがたいことに3月20日もお問い合わせがあったのでランチ致します。まだ席数間引いてますのであと2席。 どうぞ宜しくお願いします。 とりあえず丁寧に生きようっと。 店内飲食もご連絡を一本頂けると助かります。 よろしくお願い申し上げます。 どうぞ穏やかな1日をお過ごし下さい。 well begun is half done. #carryhope これまで通り換気等の基本の対策は続けていきます。 席数を間引いての営業をしております。 〈ランチ〉 11:30〜13:30(L.O) プレートランチ(野菜いっぱい) (スープ、デザート、コーヒー付きで1,700円+税) 当分の間、夜は完全にご予約のみ。 クラムチャウダー自家製ベーコンを使い始めたので美味しくなりました。 こういうことらしい。 席数を間引いている店内飲食同様、テイクアウトもお電話を頂戴すると非常に助かります。 ↓テイクアウトメニュー↓ ○あったかクラムチャウダー 単品 400 ○オムライス 650 ケチャップ ○クラムチャウダーとチキンライスのセット 850 ○クラムチャウダーとオムライスのセット 1,000 ○焼き菓子 200〜 今日のタルトは林檎 ○人参のジャム 550 ○林檎と生姜のジャム 550 ○イタリア産浅漬けグリーンオリーブ 550 ○豚肉のリエット 550 ○干し芋のタルト・サレ 1カット 300 ホールでのご用意も出来ます。 (要予約) ○エスカルゴ 栃木産ニラのバター 900 ○ラザニア 800 ○切り立て生ハム 10グラム150〜 ○自家製生ベーコン ブロック 1000前後(約200g) ○サラダチキン 100グラム300 ○テリーヌカンパーニュ 800 ○10種以上の佐野産野菜と 無添加ヴイネガーのサラダ 900 ○鰤の燻製 BBQ仕立て 800 ○豚ロースのソテー シャルキュティエール 800 ○ビーフシチュー 1500 ○オーストラリア産サーロインのカツ 1500 ○2k強 丸鶏ロースト(要予約) 3800 ○1k強豚ロースのロースト(要予約) 3800 ○イタリア産ウサギ腿のコンフィ 4000(要予約) ○イタリア産ウサギ背肉のロースト 4000(要予約) ○仔羊背肉のロースト 塊 9000(要予約) ※いずれも税別です 詳細はお電話でお問い合わせください。 ☎︎09042213149 お弁当など、お電話でご予約いただける(店内飲食もね)と待ち時間なくスムーズにお渡しできます。 17時半ぐら��までにご連絡を頂ければご用意出来る様に致します。売り切れることは御座います。悪しからず。 #確認のお電話やご予約を推奨しております #貸し切りパーティーできます (人数、ご予算、お時間等ご相談下さい) #ワイン好き #クラフトビール #クラフトビール好き #出張料理 #焼き菓子 #ケータリング #異業種コラボ (ご依頼、ご相談) #料理教室 (4名様から承ります。) #noplastic #エシカル消費 #sdgs #esg プラスチックゴミをなるべく出さない努力をしています。 ご協力よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/p/CMLIfU1hUF5/?igshid=l5ht32oit1ub
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あとはパンとワインとチーズ。 フレンチでもイタリアンでもスパニッシュでもワインは欠かせません。それが食文化。 量の問題ではありません。 食事はお酒と共に、お酒は食と共に発達してます。 くれぐれもストロング系のメチルアルコールと一緒にしないようにお願いいたします。 ココロにも換気を。 どうぞ穏やかな1日をお過ごし下さい。 well begun is half done. #carryhope これまで通り換気等の基本の対策は続けていきます。 席数を間引いての営業をしております。 〈ランチ〉 11:30〜13:30(L.O) プレートランチ(野菜いっぱい) (スープ、デザート、コーヒー付きで1,700円+税) 席数を間引いている店内飲食同様、テイクアウトもお電話を頂戴すると非常に助かります。 ↓テイクアウトメニュー↓ ○あったかクラムチャウダー 単品 400 ○オムライス 650 ケチャップ ○クラムチャウダーとチキンライスのセット 850 ○クラムチャウダーとオムライスのセット 1,000 ○焼き菓子 200〜 今日のタルトは林檎 ○人参のジャム 550 ○ルバーブのジャム 550 ○林檎と生姜のジャム 550 ○イタリア産浅漬けグリーンオリーブ 550 ○豚肉のリエット 550 ○干し芋のタルト・サレ 1カット 300 ホールでのご用意も出来ます。 (要予約) ○エスカルゴ 栃木産ニラのバター 900 ○ラザニア 800 ○切り立て生ハム 10グラム150〜 ○自家製生ベーコン ブロック 1000前後(約200g) ○自家製ロースハム 100グラム400 ○テリーヌカンパーニュ 800 ○10種以上の佐野産野菜と 無添加ヴイネガーのサラダ 900 ○豚ロースのソテー シャルキュティエール 800 ○オーストラリア産サーロインのカツ 1500 ○2k強 丸鶏ロースト(要予約) 3800 ○1k強豚ロースのロースト(要予約) 3800 ○イタリア産ウサギ腿のコンフィ 4000(要予約) ○イタリア産ウサギ背肉のロースト 4000(要予約) ○仔羊背肉のロースト 塊 9000(要予約) ※いずれも税別です 詳細はお電話でお問い合わせください。 ☎︎09042213149 お弁当など、お電話でご予約いただける(店内飲食もね)と待ち時間なくスムーズにお渡しできます。 17時半ぐらいまでにご連絡を頂ければご用意出来る様に致します。売り切れることは御座います。悪しからず。 #確認のお電話やご予約を推奨しております #貸し切りパーティーできます (人数、ご予算、お時間等ご相談下さい) #ワイン好き #クラフトビール #クラフトビール好き #出張料理 #焼き菓子 #ケータリング #異業種コラボ (ご依頼、ご相談) #料理教室 (4名様から承ります。) #noplastic #エシカル消費 #sdgs プラスチックゴミをなるべく出さない努力をしています。 ご協力よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/p/CLpoSHdhrVT/?igshid=ifvwo9rhe62w
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#布団の日 #ニットの日 #豚丼の日 #はな #はなちゃん #flowers ココロにも換気を。 どうぞ穏やかな1日をお過ごし下さい。 well begun is half done. 今度は2月8日(月曜日)から下記を徹底しております。 栃木県から時短営業要請が発出されましたのでアルコール類は20時まで、これまでお客様が帰る時間が閉店時間でしたが完全に21時閉店といたします。状況によっては早仕舞いします。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 #carryhope これまで通り換気等の基本の対策は続けていきます。 席数を間引いての営業をしております。 〈ランチ〉 11:30〜13:30(L.O) プレートランチ(野菜いっぱい)は3月いっぱいの予定。 (スープ、デザート、コーヒー付きで1,700円+税) 何か有れば柔軟に直ぐ変更していきます。 席数を間引いている店内飲食同様、テイクアウトもお電話を頂戴すると非常に助かります。 ↓テイクアウトメニュー↓ ○あったかクラムチャウダー 単品 400 ○オムライス 650 ケチャップ ○クラムチャウダーとチキンライスのセット 850 ○クラムチャウダーとオムライスのセット 1,000 ○焼き菓子 200〜 今日のタルトは林檎 ○人参のジャム 550 ○ルバーブのジャム 550 ○林檎と生姜のジャム 550 ○ビーツのドレッシング 550 ○イタリア産浅漬けグリーンオリーブ 550 ○豚肉のリエット 550 ○干し芋のタルト・サレ 1カット 300 ホールでのご用意も出来ます。 (要予約) ○エスカルゴ 栃木産ニラのバター 900 ○ラザニア 800 ○切り立て生ハム 10グラム150〜 ○自家製生ベーコン ブロック 1000前後(約200g) ○自家製サラダチキン グラム300 ○テリーヌカンパーニュ 800 ○フォワグラのテリーヌ 1200 ○10種佐野産野菜と 無添加ヴイネガーのサラダ 900 ○仔羊ラック網焼き 1200 ○オーストラリア産サーロインのカツ 1500 ○2k強 丸鶏ロースト(要予約) 3800 ○1k強豚ロースのロースト(要予約) 3800 ○イタリア産ウサギ腿のコンフィ 4000(要予約) ○イタリア産ウサギ背肉のロースト 4000(要予約) ○仔羊背肉のロースト 塊 9000(要予約) ※いずれも税別です 詳細はお電話でお問い合わせください。 ☎︎09042213149 お弁当など、お電話でご予約いただける(店内飲食もね)と待ち時間なくスムーズにお渡しできます。 17時半ぐらいまでにご連絡を頂ければご用意出来る様に致します。売り切れることは御座います。悪しからず。 #確認のお電話やご予約を推奨しております #貸し切りパーティーできます (人数、ご予算、お時間等ご相談下さい) #ワイン好き #クラフトビール #クラフトビール好き #出張料理 #焼き菓子 #ケータリング #異業種コラボ (ご依頼、ご相談) #料理教室 (4名様から承ります。) #noplastic #エシカル消費 #sdgs プラスチックゴミをなるべく出さない努力をしています。 ご協力よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/p/CLFjdq4h1E4/?igshid=50o0r9qbhrdq
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私の焼き菓子達、鹿児島、東京に不要不急の旅立。 喜んでもらえ。 #焼き菓子 #ベイク #bake ココロにも換気を。 well begun is half done. 1月15日(金曜日)から下記を徹底しております。 栃木県にも緊急事態宣言が出て時短営業要請が発出されましたのでアルコール類は19時まで、これまでお客様が帰る時間が閉店時間でしたが完全に20時閉店といたします。状況によっては早仕舞いします。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 #carryhope これまで通り換気等の基本の対策は続けていきます。 席数を間引いての営業をしております。 〈ランチ〉 11:30〜13:30(L.O) プレートランチ(野菜いっぱい)は3月いっぱいの予定。 (スープ、デザート、コーヒー付きで1,700円+税) 何か有れば柔軟に直ぐ変更していきます。 テイクアウトもお電話を頂戴すると非常に助かります。 ↓テイクアウトメニュー↓ ○あったかクラムチャウダー 単品 400 ○オムライス 650 ケチャップ ○クラムチャウダーとチキンライスのセット 850 ○クラムチャウダーとオムライスのセット 1,000 ○焼き菓子 200〜 今日のタルトは林檎 ○人参のジャム 550 ○ルバーブのジャム 550 ○林檎と生姜のジャム 550 ○ビーツのドレッシング 550 ○イタリア産浅漬けグリーンオリーブ 550 ○豚肉のリエット 550 ○干し芋のタルト・サレ 1カット 300 ホールでのご用意も出来ます。 (要予約) ○手羽元の燻製 1本200(2本より) ○手羽先のコンフィ 1本200(2本より) ○エスカルゴ 栃木産ニラのバター 900 ○ラザニア 800 ○豚喉軟骨と木の子のソテー 900 ○切り立て生ハム グラム150〜 ○テリーヌカンパーニュ 800 ○10種佐野産野菜と 無添加ヴイネガーのサラダ 900 ○浅草風ロールキャベツ 1200 ○仔羊ラック網焼き 1200 ○国産豚ロースの網焼き(300g) 1200 ○オーストラリア産サーロインのカツ 1500 ○2k強 丸鶏ロースト(要予約) 3800 ○1k強���ロースのロースト(要予約) 3800 ○イタリア産ウサギ腿のコンフィ 4000(要予約) ○イタリア産ウサギ背肉のロースト 4000(要予約) ○仔羊背肉のロースト 塊 9000(要予約) ※いずれも税別です 詳細はお電話でお問い合わせください。 ☎︎09042213149 お弁当など、お電話でご予約いただけると待ち時間なくスムーズにお渡しできます。 17時半ぐらいまでにご連絡を頂ければご用意出来る様に致します。売り切れることは御座います。悪しからず。 #確認のお電話やご予約を推奨しております #貸し切りパーティーできます (人数、ご予算、お時間等ご相談下さい) #ワイン好き #クラフトビール #クラフトビール好き #出張料理 #焼き菓子 #ケータリング #異業種コラボ (ご依頼、ご相談) #料理教室 (4名様から承ります。) #noplastic #エシカル消費 #sdgs プラスチックゴミをなるべく出さない努力をしています。 ご協力よろしくお願いします。 https://www.instagram.com/p/CK2JmtSBN4u/?igshid=12usgehkmqh74
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