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ピュアで不器用な大人たちの忘れられない物語

　登場人物がみんな変人だけどそれぞれに感情移入できるハートフルな作品。

　パコと大貫

　みんな好きですが一番はやっぱりこの二人。怒ったり��ったり泣いたり、二人の表情に感情移入させられっぱなしでした。

中��の大貫の涙からもうこの二人の動向に釘付けでした。

　大貫と魔法の絵本

　この映画のキーアイテムの絵本"ガマ王子対ザリガニ魔人"。ガマ王子と大貫の言動がリンクする描写はどのシーンも感動しました。

　絵本をとおして、自分の意地悪を謝罪したり、パコのためにできることを考えたり、大人も成長するのが素敵だと思いました。

　パコと魔法の絵本

　記憶が一日しかもたないパコの最後の記憶がママからのプレゼントのこの絵本。毎日初めて絵本を読んで、パコと大貫を出会わせ、病院全体の"忘れられない"思い出をつくったこの本はまさしく魔法の絵本だと思いました。

　絵本の物語と映画の物語の二重のような構成が面白く、それを彩るしかけ絵本のような映像が素敵な心温まる作品でした。

p.s.

"涙をとめる方法は簡単です。いっぱい泣けばいいんですよ。"劇中に2回このセリフが出てくるのですが、同じセリフで感動と笑いをつくるのはすごいと思いました。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/69oMv7KRYdQal

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���親でヒーローで全てに等身大の小さな巨人!

シリーズ3作目でMCUフェーズ5の始まりを飾る本作。予告をみていたため期待と不安が入り交じる気持ちで劇場に臨みました。

キャシーの成長

　手癖が悪かったり、感情をすぐに口に出してしまったり、成長した姿にどことなく父スコットの影響がみえるのが微笑ましかった。

それだけでなくヒーローとしてのスコットを尊敬する気持ちもあり、まっすぐ成長していて安心した。

　スコットもスコットで失われた時間を取り戻すように、"意味不明な"人生を謳歌していて面白かった。

不穏な量子世界

　スケールがバグった風景や描写も綺麗で妖しくてすごかった。量子世界がどんなものかピンときていなかったけれど、すべてがどことなく"生っぽい"世界観が癖になった。

　ジャネットが閉じ込められていた世界が決して孤独ではなかったことに安堵しつつ、カーンに追われ闘っていたのだと思うと辛い気持ちになった。

征服者と先導者

　量子世界を支配して脱出を試みる征服者カーンと、先住民やアリたち（しかも賢い!）を率いてそれに抗うアントマンたち。対照的に描かれることでそれぞれの魅力を引き出していて面白かった。

　父親として、ヒーローとして、怒り、闘い、喜んだり、呆れたり、感情たっぷりの等身大のアントマンが観られてとても満足でした!

　そして何より一番驚いたのは誰も欠けることなく元の世界に還れたこと（一応カーンも倒した!）。そして最後のシーンと"Kang will return."の文字。絶望。。。

p.s.

　可能性の嵐で増殖したスコットが”キャシーのために”一致団結して道をつくり、同じく増殖したホープと手を取った瞬間に元の一人に収束するあの一連のシーンがとてもお気に入り。

　その他に、アリを率いて仁王立ちするピム博士が格好良かったし、スコットの「僕の人生は失敗だらけだ。その中で唯一の成功は君だ。」のセリフは感動したし、アントマンらしさありありの作品でした! #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/OAxM70j6a0Qbm

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一大プロジェクトの夢と現実と熱意と造形と

　コペンヒル建設の様子をおさめたドキュメンタリー作品。竣工した姿しか知らなかったが、その裏で直面した課題が山積みだったことを知りました。

こういう夢の詰まったプロジェクトを実現させるには、設計者とクライアント両者の信頼関係が必要なのだと感じました。

　印象に残っているのが、予算オーバーでクライアントが減額を迫られる状況の中で、仕上げを妥協してしまうとプロジェクト全体に傷がつくと、苦悩する場面。

理解があるからこそ、今のコペンヒルの造形になっているのだなと、胸を打たれました。

　それ以外ではビャルケ本人によるコペンヒルのコンセプト説明の場面。分かりやすく、それでいて納得しながらワクワクさせてくれる、そんな夢と熱意のあるかっこいい場面でした。

　ただ一時間でも長いのでは?と感じるほど、風景やごみ処理のシーンが随所に入り、早く次!と心のなかで急かしながら観てしまいました。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/gwVQxebowLEB0

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どこかで繋がっているからまた動きだせる

　それぞれ大事な人を失くした男女の心模様が描かれていました。全てをはっきり示さずに鑑賞者の想像に委ねた物語構成は少し難しい印象でしたが、それだからこその余韻を持つ不思議な作品でした。

　何気ない描写も丁寧で、海辺の町、旅館、食事、煙草、雨、花etc...モチーフもどこかノスタルジックで、静かな映像に映えていて綺麗でした。

p.s.

「知らない人だから話せる��とってありますよね。」「変わりたいから関わったんじゃないの。」印象的なセリフがいくつかあって、監督の人生観が出ているのかな、と感じられ面白かったです。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/jxZQRVJ9n3Qbq

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激情と哀悼のブラックパンサー

　復讐のため力を得ようとするシュリに胸が痛むとともに、そのまま決戦を迎えてしまうのは少し悲しかった。

　最後ラモンダの一言で思い留まるも、感情に飲まれる危うさが見え隠れしてハラハラさせられた。故ティ・チャラ=チャドウィック・ボーズマンのブラックパンサー像とギャップが大きかったため、ティ・チャラは本当に亡くなってしまったんだと実感させられた。

　新生ブラックパンサーもこれから成長していってくれたら嬉しい。

　リリが初登場しアイアンハートもお披露目、ドーラミラージュの新スーツに、ハーヴを複製成功、とヴィヴラニウムだけでなく技術力の飛躍がすごかった。

アフリカの小国というより、もはや別の星の話のように感じてしまいあまり感情移入できなかった。唯一エムバクは身一つ、人情一筋の変わらない存在で安心した。

　英雄と家族を失ったワカンダがどのように意志を継ぎ、立ち直るのかを期待していたが、技術力で何とか乗り越えてしまった感が拭えなかった。それでも前作の要素を丁寧に活かして、余すことなく物語に織り込んであったため続編映画としてとても面白かった。

p.s.

ネイモアと海底文明タロカンは今後、何やかんやでワカンダと共闘する展開があったら嬉しい、なんて思ったり。。。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/NXnE5PlzorQzG

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や ら ね ば や ら れ る、恐竜のいる地球《 ジュラシック・ワールド》

　恐竜の純粋な暴力と人間社会の権力の間で繰り広げられる恐竜ドラマもとい人間ドラマ。

　恐竜と隣り合わせの恐怖

　恐竜が強襲する描写はシリーズで群を抜いて恐かったと思う。

匍匐前進するクレアに忍び寄るテリジノサウルスのシーンはホラーだったし、

梯子を登るエグジーに噛みつこうとするギガノトサウルスのシーンはちびりそうになった。

　獲物でしかない人間、そして人間の創り上げた社会秩序をお構いなしに破壊する恐竜の姿に人間のちっぽけさを思い知らされた。

　

　3人の博士とそれぞれの流儀

　グラント博士とサトラー博士にマルコム博士シリーズの主人公が勢揃い。

蝗害の黒幕を暴くため、それぞれのやり方で協力している姿が格好良い。

　冒険家っぽいグラント博士も好きだけど、バイオシンに皮肉を言うところでマルコム博士も好きになってきた笑

ラプトルに手を差し伸べるグラント博士!

危険を顧みず電気を復旧するサトラー博士!!

松明を手に囮になるマルコム博士!!!

それぞれに見せ場があって感激した。

　弱肉強食と共存共栄

　最後、皆無事に生還する（悪役は無惨に恐竜の餌食になる）結末はシリーズのお約束。

しかし今回は人間と恐竜という相容れない種が共存できるのか、という投げ掛けで終わるのが新鮮だった。哺乳類の群れに恐竜が混ざるシーンは印象的。

　恐竜をテーマに様々な人間ドラマを描いた、

ジュラシック・ワールドシリーズの終わりに相応しい作品でした!

ただ、登場人物が多すぎて物語が詰め込み気味だった印象。もう少し人数を絞ってワールドの登場人物たちを掘り下げた物語でも良かったのでは、とも思った。

p.s.

ブルーがちょっとしか出てこなかったのが残念。オーウェンと協力するシーンを観たかった。。。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/bW3Qk43AdmE9p

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雷神の破天荒な愛の旅路feat.神々の武器　

ソーの仲間も元カノも武器もみんな一癖あって面白い、まさにラブ&サンダーという感じの本作。

　2人のソーと可愛い武器たち

　ジェーンがマイティ・ソーとなりソーの前に現れる!

ソーにとっては元カノと元相棒がつるんでいるという光景なわけで、ジェーンにもムジョルニアにも未練たらしいソーが面白い。

それに嫉妬するかのように佇むストームブレイカーも可愛い。

それでも面白可愛いだけでなく、武器を使いこなす2人のソーは格好良く、痺れた。

　電撃が奔る神バトル

　道中ゼウスの武器を奪取し、3つの電撃を操る武器が勢揃いする。

一方でゴアのネクロソードと能力の描写も魅力的。影から生まれるおどろおどろしい怪物や真っ黒な戦い方はソーたちとは対称的だと思った。

　貫き、ぶっ潰し、ぶった斬る戦闘は壮観で、影の星のモノクロ画面に青い電撃や黄色い稲妻が奔り廻る描写が格好良かった。

　子供たちとソーのミニアベンジャーズ!?により形勢逆転する展開もソーらしくて、痺れた。

　旅のおわりとラブ&サンダー

　ジェーンを看取ったソーに、娘を託すゴア。

紆余曲折を経て、「愛のため」という円満な結末になったことに驚いた。

振り返ると本作中だけでも、仲間や友情、家族愛といったいろんな愛が散りばめられていると気づいた。このことがあったからソーの口から"love"が発せられたのだと思うと感慨深い。

パパとなったソーが娘と2人で出陣する最後には、痺れた。

「なんでもあり」を許してしまえるほどに、ソーの魅力が詰めこまれた終始痺れてしまう作品でした!!

p.s.

本作ではゼウスやヴァルハラなど沢山の人物や場所が登場したので、今後に向けての世界の紹介的な意味合いもあるのかな、と思い、妄想が膨らみ夜も寝られない,,,。

　 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/OAxM70RePaQbm

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大人になれない"おとな"の恋の話

　妊娠をきっかけに徐々に二人の価値観の違いが出てくる。誰の子か分からないという不安と子供ができたという少しの喜び。

言葉では賛辞を述べていても、本心では覚悟しきれていないからこその不器用に傷つけあってしまう二人を観ていて辛くなる。

あの頃と今が交互にすすむ物語

　二人が出会い、同棲するまでのはじめの仲睦まじい描写が随所に挿し込まれ、妊娠後の様子と交互続く。

序盤は二人の交友関係を察するぐらいにしかわからないが、小出しに映される"あの頃"の描写によって、話の筋と来たる展開の、得心と緊張が続く。二人の続きが気になる構成が面白いと思った。

　楽しかったあの頃を「おさない」と言うのなら、子供が生まれて夫婦になることを「大人」というのなら。この中間の二人は"おとな"なのだろうかと思ったり。

後味は良くないけれど、別れられたことに安堵する映画でした。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/xplMddR5WLM4o

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年月を経ても褪せない感動と興奮、あの空をもう一度。

　前作から36年経っていることに驚き、開幕であの曲が流れて驚き、マーヴェリックの変わらぬ"目つき"に驚く。

とにかく前作リスペクトに満ち満ちた映画。これだけでもう目頭が熱くなる。

　アイスマンがマーヴェリックを励ます。

前作では若きパイロットでライバル関係だった二人。36年の時を経て、劇中でも歳を重ねて親友のような関係になっていることに感激した。短いシーンだけれどあのハグには感動した。

　迫力のドッグファイトは健���。

訓練シーンでミッションの全貌が明かされ、成功率と生存率の天秤を迫る上官たち。かつて友を失ったマーヴェリックだからこその全員を生還させるための熱意に胸が熱くなる。

訓練に自身も参加し、成功を示して見せたシーンはカッコ良すぎる。

　あの"F-14"に乗り換え、第5世代機と戦う。

F-14の復座式(マーヴェリックとルースターの世代を超えたコンビを乗せて!)の描写と第5世代機の見たこともない飛行方法が、新旧戦闘機のドッグファイトを映像的にも盛り上げていて良かった。

　最後ルースターが助けに来てハングマンがピンチに駆けつけ、王道展開なのにこれほどまで気持ちのいい展開は久々に感じた。

36年の時を経たことが劇中でもいい方向に作用していてとても良い作品でした!

p.s.

最近、長い年月を経ての続編映画が多い印象。前作を観ていなくても、世代じゃなくても、昔の映画に興味が湧くので嬉しいし楽しみ。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/xplMddRo1LM4o

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故くて新しい姿　再構築された光の巨人

　歴代のウルトラマン像を遺しつつ、外星人ウルトラマンの側面を両立した、今まで観たことのない”光の巨人”にワクワクする作品でした!

　光沢のある質感に、シャープな造形。

ウルトラマンの姿に美しさとともに得体の知れない不気味さがあり、人類視点の描写も相まって不思議な存在感を醸し出していた。

戦闘シーンでは禍威獣の容赦ない攻撃と表情の読み取れないウルトラマンの立ち回りで緊迫感があって良かった。

　禍威獣勢も禍々しくもクールな造形で説得力があった。メフィラス星人の黒服のようなデザインが格好良くて好き（人間態も）。

　壮大な宇宙からの来訪者としてザラブ、メフィラスのような外星人の存在も面白い。

彼らが超能力やオーバーテクノロジーを見せつけることで人類が感じる敗北感。

禍威獣に立ち向かうことに精一杯な人類に突きつけられる外星人がいるという畏怖、水面下で生命が脅かされる恐さが新鮮だった。

　全編通してウルトラマンの物語をなぞるような構成のため、「あの怪獣が見たい!」とか「この雰囲気であの物語を再構成してほしい!」とか、終劇後にいろんな想像が膨らむ作品でした。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/nd3M3BOlqP2Ng

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観客と"ともに有る!"和風ロックミュージカル!!

　友魚・犬王の演奏、舞いのシーンの熱量が凄まじく目が釘付けになった。

失われた物語を拾うため、怨念の成仏のため、それぞれの存在証明のために謳い、奏で、舞う姿がかっこいい。　　

　中盤からの”舞台”は和洋折衷で見処満載。

ロックバンドのライブからバレエ、サーカスやミュージカル。

エルヴィス・プレスリー、フレディ・マーキュリーのオマージュにそしてカブトムシ!?

型破りで斬新な表現方法だけでなく、それを裏付けるための舞台装置を時代に合わせて工夫しており細やかな仕掛けも観ていて面白かった。

異形の身体をあたかも演出のように使いこなし人々を歓喜させる姿は凄いと思った。

　最後、身体を取り戻し、最高の舞台を披露してハッピーエンド、、、と終わらないのが驚き。徐々に権力に呑み込まれ世間から抹消されてしまうのが哀しい。

表現の規制も栄枯盛衰も時代故と考えると、力強く儚い花火のような物語でした。

「良いじゃん!」　「当然!!」 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/6PzQ4nkXvo2qV

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もう一人の自分が”幸せ”を問う多元宇宙映画。

　マルチバースでは別の人生を歩む自分が無数に存在し、その存在を知ることで時に嫉妬や羨望の気持ちに駆られることもある。

この、各ユニバースに干渉することの危うさを”幸せとは何か”というテーマで示しているのが面白い。

　結婚式の場面でクリスティーンがストレンジに尋ねる「あなたは幸せ?」という言葉。

ワンダが夢見た、母となる自分自身の可能性。

描写の全てが、今作に至るまでのMCUが積み重ねてきたヒーロー達の人生を反映していて良かった。

　ドクターストレンジの美麗な魔術描写も健在。ワンダの魔力の残酷さ、恐ろしさの描写もあり、イルミナティのメンバーが残酷に殺されていくシーンは気分が滅入ってしまった。

場面の切り替わりを多用するストーリー進行と相まって目眩がする映像体験でした。

　今作から登場のアメリカチャベスというマルチバース唯一の存在も今後が気になるところ。

ストレンジとアメリカチャベスが幾つもの宇宙に投げ出される映像は凄まじかった。

p.s.

ストレンジがクリスティーンに言った「全ての宇宙で君を愛してる。」というセリフや、アメリカチャベスがストレンジに言った「このユニバースのストレンジに出会えて良かった。」というセリフ等、マルチバースならではの壮大なスケールの告白がロマンティックで素敵だと思った。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/W4zQrnk7mDQw1

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人間と怪物の狭間、モービウス誕生譚。

血の難病を患ったマイケルとマイロ、相対する"兄弟"の物語。

　血への渇望が来るたび、人と怪物の狭間で苦しむマイケルと、人間以上の超能力を得たことに心酔するマイロ、対照的な二人のキャラクターが魅力的だった。病を治すという目標により、血縁以上の固い絆で結ばれている二人が敵対していく様子が哀しい。

　煙や水の流れのような「音」や「気配」そしてその流れに乗るかのように跳び廻る。まるで自然現象の一部になったかのような能力発動の描写が魅力的。無数のコウモリを従える最後はもはや厄災。

　親友や恩師を失い、愛する人も(?)亡くしたマイケル "モービウス"の往く先はどうなってしまうのか。今作だけでは解決しない事柄も多く、今後のSSUに期待したい。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/69oMv7aNa9Qal

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伝令を届ける兵士の、別れの物語。

　トムとウィル二人のイギリス兵の動向をワンカットのように表現しているのが特徴。最前線の状況がシームレスに描かれるため静かなシーンであっても胸騒ぎのような緊迫感が漂い、直面する状況に対して「あの時こうしていれば,,,」「もう少し早く動いていれば,,,」という気持ちに襲われる。当時の兵士たちもこんな気持ちだったのだろうか。

　突然トムを失い、一人で任務を遂行するウィル。道中で出会った大尉の「悲しみにくよくよするな」や連隊の「幸運を,,」のセリフが印象的。トラックの中で談笑する彼らでも、皆同じ経験をしてきたのだと思うと胸が締め付けられる。

　ウィルは任務である伝令を届けるとともに、トムの遺言を伝えられ良かった。失った命は帰ることはないけれど、言葉によって誰かに引き継がれていくのだなと感じた。ワンカットの映像だからこそ命と言葉の重み、この時代と地続きであることを実感出来る映画だと思った。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/Vw8MLyoe9rQel

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金魚が彩る心もよう

　金魚すくい×ラブコメというテーマが面白い。ただ、ストーリーと金魚すくいが深く関わっているかというとそうでもないのが勿体ない。金魚すくいが盛んな町で繰り広げられる恋の話という感じ。

　それでも町の雰囲気はレトロでノスタルジック、そこに金魚の赤色が映えていて綺麗だった。主人公のセリフが韻を踏んでいたり、時にミュージカル調になる演出も割と好き。不思議な��界観のMVのようで面白かった。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/droQ09xwWOEyN

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"この街の影とともにあるものはなーんだ？"

　ゴッサム市長殺害から始まる連続殺人事件。

犯人の目的は?嘘とは?息つく間もなく謎解きが展開される物語に惹き込まれる。

　頭脳やハイテクガジェットを駆使して事件を捜査したり、格闘能力やバットモービルで強行突破して真相に近づいたり、といったバットマンだからこその描写が多くとても面白かった。

　闇夜から足音とともに姿を現し、悪人に情け容赦ない姿は、観ていて動揺と期待でどきどきさせられる。バットマンとして、ブルースとして、何のために力を使うのか、若き日のバットマン像が描かれていると感じた。

　リドラーの出題する"なぞなぞ"が、ゴッサムシティの黒い過去＝渦中のウェイン家＝ブルース＝バットマンとすべてが線で繋がり、バットマンに矛先が向く流れは鳥肌が立った。なぞなぞが罪人への尋問に使われたり、恐怖を引き立てたりと、物語の仕掛けとしても面白いと思った。

　後半、リドラーの面会での

「バットマンは復讐者としての本質を隠すための隠れ蓑でありブルースの本性の現れ」というセリフは印象的。

　このセリフがあるからこそ、最後、崩壊したゴッサムシティで救助活動するバットマンの姿は意味を持っているように思う。影に紛れ恐怖を武器に戦ってきたバットマンが表舞台で人々の希望になったことは、リドラーのセリフを覆しバットマンがヒーローになった瞬間だと感じた。

　この他にもゴードン刑事やアルフレッド、キャットウーマン、ペンギンら（それとジョーカーも!?）といったコミックからの魅力的なキャラクターも登場し物語に華を添えていて見処と迫力満載な作品でした。内容を把握した上でもう一度みたいと思った。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/Vw8MLyPYK5Qel

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　マシュマロも破壊神もアイツらも帰ってきた作品愛溢れる正当続編!

ホラーなところはしっかりとホラーで、それでいてイゴンの孫のフィービーたちの青春ムービーのような瑞々しさもある不思議な魅力をもつ本作。

　序盤のEcto-1と「何か」のカーチェイス、そして屋敷に立て籠もるイゴンらしき人物!

闇夜のためはっきりとは見えない状況が、緊迫感と高揚感を引き立てていて良かった。

　新天地でフィービーは学校へ、トレヴァーはバイトへ、それぞれの描写は青春ムービーっぽくて面白い。同時に祖父の正体と屋敷の秘密も明かされる。話のテンポが良く、謎が紐解かれていく構成は良かった。

Ecto-1やプロトンパックも見つかり（しかも修理して!）ゴーストバスターズ要素出てきて面白さが倍増した。

ポッドキャストはいいキャラしてる。他の人物も絶妙なキャラで、お互い補完し合ってる。

　最後、序盤でイゴンがやろうとしていた作戦を孫たちとゴーストバスターズのアイツらが引き継ぐ展開は胸アツ!イゴンのゴーストが手助けしてくれたシーンは胸が一杯になった。

p.s.

イゴン役のハロルド・ライミスは2014年に逝去していたらしい。本作にゴーストとして登場するというのはゴーストバスターズらしい粋な演出だと思う。シリーズの続編として作品愛に溢れた作品だと実感。 #WATCHAPEDIA https://pedia.watcha.com/ja-JP/comments/mkPMn09D8gEwq