sonzai-shimasen
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ちらちらと心が揺れる。多分、私の心はろうそくのようなものだと思う。いいこともわるいことも全て風のようなもので、炎を激しくさせるか消えてしまうかのどちらかだ。風は過ぎ去ってしまえばなかったようなもの。でもろうそくは消耗してしまう。どろどろになって、とっくに固まってしまって。かわいくてかわいそうな私のろうそく。
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夏のしめった空気はどこかへ行ってしまって、空気を吸い込めばすんと静まり返るような季節がやってきた。この季節はほかとは何かちがう。浮いている孤島のような気がしてくる。だからかこの時期になると私は黒い海を思い出す。黒くなっているのは夜だからで、てらてらとオレンジ色達が遠くに見えたりする。温度のせいか、距離感というものがはっきり感じ、見えてくる。人生は点の連続だから、そういう意味で実はずうっと孤島だったなとも思う。でも流れる雲を見ているとそんなことは忘れてしまって、目の前のサンドイッチに食らい付いてお腹を満たしてしまう。この季節じゃなかったら。この季節は孤島だからマッチと、プルーンひとつぶ。鉄分は大事だから。そしてずっと海辺で眺めてる。ずっとずっと。この季節が終わるまで。
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気付けば、散っていた。気付けば、枯れていた。気付いたときにはもう遠くて。時間が私達を超えていく。私はずっとここに停滞している。じっと動かずに、涙だけ流して。その涙が川になって、散った花びらでも流れてくれればいいものを。
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私達のまわりにはたくさんの問題がある。例えば、世間を騒がしている問題や地球の状況。でもそれに加えて、今日の晩ごはん、明日何を着て出かけるかも考えなくちゃあならない。それなのにこの学校には大きいゴミの山がある。おとなの言うことは確かに正しい。そう思うこともあるけど、ムーブメントは私達が作る。うちらの労働で誰が幸せになるか考えた時に、自分達が幸せである事がやっぱり1番だった。だって、睡眠時間が足りなかったら、おなかが空いてたらあたりにイライラしちゃうし。でもやっぱりそこには彼がいる事が重要!そこから世界が広がっていくの。それをここに誓います。
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川の向こうの転々と佇むビル達、深夜のそれはやわらかい光。黒い透明な中で、ひかっている。走って取りに行きたいけれど、多分手には入らない。裸になると見える、私の肌に浮かぶ光は、押すとちょっと痛い。
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突然悲しくなる時がありませんか。全てのものに敏感になって、目の前のことしか信じられなくなって。過去には蓋をして。触れたいのに触れられず、言葉だけじゃ猿芝居だと思います。
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気付いたら、傷が出来ていた。ゆるやかな退廃は、尚も生きたいという言葉の裏返しであろうか。夢が原動力ならばいつの間にか、無くした。そして、だらんとした身体のみが残った。理由が無く、割れたソーダの瓶を想像する。青い、弾ける、透き通った水は飲み干された。分厚いガラスの中でカランとなるビー玉。ガラスは、音もなく割れた。切り口は思ったよりも鋭く、安易に触ると怪我をする。喉から手が出るほど欲しいと思えていたガラス玉は土に汚れ、おぞましいものにさえ見える。
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嗚咽と涙がぼしゃぼしゃな時、あなたの愛が欲しいのにどこにも無い。愛は全てを包む海かも知れないけれど、私にとっては喉を潤す500mlでいい。ずっと歩いても砂漠で、街は見えない。喉が乾いたなあ。孤独で、友達は太陽。天気が友達でお話しするの。今日は雨だね悲しいことがあったんだね。月と太陽は距離が縮まる事は無いですもの。悲しいね。無いものを求める事は。
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見上げると三日月には、雲ががってぼんやりとしていた。夜の20時だというのに公園には結構人がいる。タバコ片手にスケボーの少年、就活の話を友達に電話している人、ランニングをするおじさん、女の子、お酒を交わす4人組。とりあえず、ここから見える6つのベンチは埋まっている。また、見上げると月がさっきの位置から動いて木に隠れた。今日は風もなく、新緑の香りのなか虫が鳴いている。梅雨としてはめずらしい夜だ。そんな夜に喧嘩をした。仕事を終え、帰って料理を作りなぜか今は公園にいる。まるでべったりと甘そうで重そうなチャンククッキーを片手に、中央線に揺られてきた。久々に自分が食べたいものが浮かび、スーパーでフリルレタスと海苔とチョレギサラダドレッシングを買った。普段から葉物は食べたいが、水がうまくきれないので普段は犬猿していた。葉物のサラダはお店で食べるから美味しいのだ。ちょっと乾いているくらいが美味しい。そのマイナスがプラスにしか働かない食べ物こそが葉物のサラダだ。“俺きちんと好きって言った人サヤが初めてだわ“ふとふたつ隣のベンチから聞こえてきた。そのようなことを伝える友達がいるということは財産だ。私が叶えたい夢のひとつ。この公園にいると、ずっといていいよと存在が肯定されるような感じがする。単純に人が多いからだと思うが。クラブも同じ原理だと思う。人が集う、たまに意味もなく。たばこは去年やめたが、こんな夜には吸いたくなる。いま吸うとしたらキャメルだ。バイト終わりにもよく吸っていたし、ラクダが描かれているからか夏にぴったりだと思う。ずっと吸っていたのはボヘームだが、あの味にはもう戻ってはいけない。だけどいまはキャメルもやっぱり吸えない。腰は痛いし、お腹は空いたし、ひとりだしなんだか急に泣きたくなった。どうしようもなく孤独を感じる瞬間がある。一緒に死んでくれることはなくて良いから、一緒に生きてくれる��とはいないのかしら。と今日も泣くのだった。
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蝉が鳴いている。私は夏を手放したというのに。海も日焼けした小麦色の肌も、山も麦わら帽子にリネンのワンピースも、並んで食べるかき氷も汗ばみながらくっつく肌もあきらめたのに、太陽が照り付けている。この部屋はアラスカ。キムチ鍋を突きながら、1年中夢見る少女なの。
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これは私に限っての話ではないと思うが、突然不安に襲われることがある。唐突にやってきて飲み込んでしまうので気を付けなければならない。流した涙が海に戻ればいいのだが、生憎ここは東京だ。東京湾にはなりたくない。あそこには死体が埋まっているだろうから。くじらを連想する。くじらは黒くて大きくて、その涙で出来た海を漂う。そんなふうに考えれば涙も流していいと思える。花が好きだったが、枯れた花はもっと好きになった。宙吊りになって色を失ってゆくケイトウに、いきいき咲いていた頃よりも私は親近感を持った。21歳であるが、もう十分生きたと思う。色々な事がありすぎて少し疲れてしまった。側から見れば大した事なく、普通の20代女性に括られてしまうだろうけれど。このような退廃的な気持ちは暇なのだろうと思う。投げ出してしまった教科書、あまり履かなくなった靴、二軍に落ちてしまった服。加えてタグの付いた下着、切りやすくなりすぎた包丁、パンパンな貯金箱などの諸問題がたくさんある。これらは見方を変えてしまえば爆弾にも媚���にもなり得る。これらは生きていたら当たり前だろう。でもなぜだか私にはひとつひとつがもっと根深い問題のように感じられる。
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トイレが好きな理由は、真っ白な空間だからであろうか。排泄とも呼べるし、生産とも呼べるこの現象は、まっしろに飲まれて無くなる。なくなった。銀河鉄道の夜を読んでいるので、どことなく宇宙ービッグバンのような白さに見える。しかし、花はない。花はどこにあるんだろうか。見えなくて、見つけられなくて、ずっと探し歩いていた。
トイレと本と花があればそれだけでいい。しかし私の人生はその中の一つがいつも欠けてしまうのだ。
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数字って具体性があって想像が容易だ。3年とか5600円とか80cmとかって、それは誰がなんと言おうと3年で5600円で80cmだ。80cmが90cmのことを指したりはしない。そんな決まりごとが多くて、自分の中の定規が増えていく。
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スーパーで買い物をした。牛乳と鶏肉とヨーグルトその他諸々2500円分。この食材等、家の冷蔵庫に入るかしら。冷蔵庫が空になるのがこわくて、私は今日も買い物をした。卵一個使ったらチョコレートを買いましょう。多分、明日もスーパーに足を運ぶ。
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私の腕は90cmも長さがない。そのせいで、届かない。私の口が小さいから、そのせいで伝える事が出来ない。布団から出た足は、120日前とは全く異なるものになってしまったような気がする。だけど今日もまた、私はあの日来ていたtシャツを身に纏っている。
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いつからと言われたらわからない。けれど、それは3年前の春から始まった。しかしそれは太古の昔からのような気もする。人間はそれを運命と訳す。
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