shochu-de-borracha
芋焼酎で水分補給の屋久島旅
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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縄文杉にたどり着けなかった人たちの話(3)
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9:52、楠川分かれに出た。
大株歩道入口には「縄文杉を目指すなら遅くても10時にはここを通過するように」と書いてあるはず。この時点でたどり着けないこと決定。とほほ。
でもここで引き返そうとはK氏も私も思わなかった。
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仁王杉(阿形)。こぶの部分が本当に仁王の顔に見えた。自然の造形なのに本当におもしろいなぁと思う。
トロッコ道の道中はかなりの雨で、休むところがないのがつらかった。疲れる前に休むのが鉄則なのに…。脚を消耗してしまった感じがある。
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11:00頃、ようやく座れるところを見つけて、昼食とする。
しま結びという弁当屋の弁当。
こんな自然の中でも食べるものがあることへの感謝は忘れてはいないし、全然言いたくないんだけど、あまりにも残念な弁当。
「チキンチーズ弁当」なのに、メインのチキンチーズが冷凍食品を常温で戻したような食感と味。ぱらぱらとまばらなきんぴら、干からびたようなスパゲティ。早朝の弁当とはいえあんまりじゃないだろうか。680円。
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大株歩道入口に着いたら11:28。
せめてウィルソン株くらいまで行けないだろうかと迷ったけれども、ここで引き返すことにした。
もちろん脚はガクガクだけど、時間さえあればまだ行ける気がした。それだけに、旅を終えて帰ってきた今でも心残りはある。
しかし帰り道の時間の長さが読めないし、その脚や体力も温存しておかなければならないし、つらい決断だった。
トロッコ道の景色はやはり単調だったのか、2人ともほとんど写真を撮ってなかった。
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小杉谷山荘跡地のバイオトイレ。
たまたま右側に入る。
扉を開けてトイレの中に茶色い物体がけっこうな量、存在しているのが見えた瞬間、ギョッとしたが、それはちゃんと見ればおがくずなのであった。
驚いたのは、ほとんどにおいがないこと。
このトイレはおがくずと排泄物を微生物分解させているとのこと。
汚物を取り除くことなく繰り返し使用ができるし、水を使わないからトイレ排水による水環境汚染の心配がないそうだ。
そうでないトイレの排泄物はトロッコで運んで処理しているそうだから、あらゆる意味で負荷が少ないし、なにしろ快適に使えるのが素晴らしい。
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小林製薬さん、ありがとう。
もう一つのバイオトイレは、残念ながらにおいがキツかった。
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里が近くにつれ雨が止んできた。
こういう雨は、山では毎日降るものなのかもしれないな。
そしてキレイな川で遊んでいる人たち発見!これは便乗するしかないだろう。
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本当に驚異的なほど、水がキレイ。こんなに緑色できれいな川を見たことがない気がする。
冷たい水に足を浸して、幸せ。生き返った。
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意外にも普通の杉林もあった。逆に珍しくて写真撮ってた。
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いよいよゴール。
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14:54、荒川登山口に着いた。
まだ行けた気がする。もうちょっと行っとけばよかった。そんな後悔と、「よく歩いた。すごい景色を十分以上に見たじゃないか」という充実感と、「もう限界」という感覚が順番にやってきた。
このバス乗り場のセニョールが優しかった。
「暑いからねー、荷物置いて順番取ったら、ギリギリまで涼しいところで待っててねー」と言って、バスが来たらみんなに声をかけてくれていた。
疲れが少し、やわらいだ。
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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縄文杉にたどり着けなかった人たちの話(2)
昨日から泊まっていた宿・やくしま89のご主人が、白谷広場まで車で送ってくれた。
きのうの夕方、タクシーの手配をお願いしたところ、「この時間だと予約で埋まっている可能性が高い。それでなくてもタクシー会社は淀川登山口など、遠いところに行った方が儲かるから、白谷雲水峡には行きたがらないところが多いんですよ。私が車を出しますよ。バス代くらいの実費はいただきますけどね」とありがたいお申し出をいただいたので、お言葉に甘えることにした。
4:30出発。
4:00に出る予定にしていたのだけど、ご主人が「4:00だとまだ真っ暗で歩けないから、5:00頃がいいよ」と言うので、その間をとって4:30発にした。
バス代くらいの実費、ということで2人で2000円渡したら「こんなに要らないですよ」と言って1000円返してくださった。
やくしま89のご主人にはどれだけ感謝しても足りない。ありがとうございました。
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白谷広場でヒル避けスプレーやその他の虫除けを吹き付け、トイレに行って、弁当を少し食べて出発したら、結局5:00過ぎであった。
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朝のお弁当は「明源しの」という宮之浦の押し寿司屋さんの鯖押し寿司。
これがうまかった!鯖の身が厚くて、ご飯より鯖の方がボリュームを感じるほど。酢じめもちょうどよい。 私は弁当が好きじゃないので、2食連続登山弁当を避けようと、前日から買っておいたのが大正解。 同行のK氏には痛風対策で鯛の寿司にしたのだけど、こちらは鯛の身が薄くてイマイチだったモヨウ。
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白谷広場からすでにごう、と勢いのいい流水音が否応なく耳に入ってくる。すごい水量だし、本当に水がきれい。
空は明るくなり始めていた。天気もよくて絶好調。いよいよ往復22kmかそれ以上の登山に出発!
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きのう行ったヤクスギランドよりも一層、景色が湿気を帯びている気がする。
早朝の暗さもこの景色には合っていて、いい趣。
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景色は変化に富んでいて、シャッターを押す手が止まらない。
きのうは「ヤクスギランドでも十分!」と思ったけれど、やっぱり違う。見ることができる限り全部見た方がいいし、「ヤクスギランドを先に見ててよかったのかもしれない。順番が逆だったら、見劣りしちゃったかも」とさえ思ってしまった。
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くぐり杉。
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名前はついてなくてもくぐれる杉にはなんども出会った。倒れた杉の上に苔や杉が種を落とし、それを土壌に成長する。そしてその杉が倒れて…
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なんで杉がこんなに脈打つようにうねるのだろう。
この日は日曜日だったので、道中はわりとこん��いたけれど、ずらずらと並んで歩くという感じではなかった。
特に苔むす森までは軽装の人たちがたくさんいた。それ以降はずいぶん人が減ったが、意外と軽装の人も多かった。
整備されているとはいえ、
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形の一定しない石の階段を上ったり、
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木の根を足がかりに進んだり、私には本格登山なコースに思えたけど、軽装で大丈夫なんだろうか。
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7:30頃辻峠に着いた。いいペースなんじゃない?!とこの時は思っていた。
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今までヒメシャラって見たことがあったのかなかったのか、意識してこなかったのだけど、今回、本当に気に入った。
杉林の彩度のない景色の中に、いきなり若い、赤い木肌をさらすヒメシャラ。エロい。
でも写真を撮ったのはこれだけ。
辻峠から太鼓岩まで15分くらいだろうか?登山コースから迂回して、這いのぼるように山道を登る。この上りが本当にきつかった。
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太鼓岩が現れて景色が開けて、風が吹いて。おぉぉ!来たぁぁ!と思った。
しかしK氏は「そりゃ景色が開けてよかったけれども、わざわざコースから外れてそこを目指すほどのものでもないと思う。コースの途中にあるのだったら”おおいいねぇ“と思ったと思うけどさ」とバッサリ。
一緒に旅をしてても、思っていることはまったく違う。人間だもの。
ここで朝食の残りを食べたら、太鼓岩では食事禁止だと後から知った。
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女神杉。
着生植物��絡みついた様子の、なんとエロいことよ。
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太鼓岩から辻峠に戻り、楠川別れまでの下り道に入る。
全体的にみれば下りだけど上りの部分もあるし、登山道なのであって、足をくじかないよう慎重に歩かなければならない。下りだからって決して楽ではない道中だった。
しかもけっこう本格的な雨が降ってきた。
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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縄文杉にたどり着けなかった人たちの話(1)
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今日たどる予定のコース。
グリーンが往路、オレンジが復路。そしてグリーンの途中までが白谷雲水峡、オレンジが縄文杉コース。
多くのみなさんは白谷雲水峡と縄文杉トレッキングをそれぞれの日程を設けて行くのだけど、私たちはそれを同時に行こうと目論んだ。
その最大の理由は、縄文杉コースのトロッコ道の長さ。
私はただでさえ、同じ道を往復するのが好きじゃない。どうせならずっと違う景色を見ながら歩きたい。
その上、トロッコ道は「ただだらだら長い、単調な道を歩き続けるのがつらい」「飽きる」という意見が散見される。
しかも地図を見ると、白谷雲水峡経由でも荒川登山口から登っても、あんまり距離は変わらない。
これは、両方行っちゃう方がいいんじゃないの…?
往路のトロッコ道を半分以上ショートカットできるじゃん…?
もちろんそんな単純なものではないことはすぐにわかった。
距離はほぼ同じでも、白谷雲水峡からのコースはずっと起伏が大きい。
だから厳しいのである。
このコースをたどるツアーは多くあるけど、大概は山中で1泊して2日で歩くようになっている。
このコースを歩いた人のブログをいくつも読んだが、その主の多くは若い男子だったりする。
四十路運動実績・能力とも皆無女子の私と、体力自慢とはいえ、痛風持ち五十路男子のあの人に行けるものなのだろうか���
いやいや、行けるさ。だって普通に白谷雲水峡に行くのと縄文杉に行くのと、追加になる部分は辻峠から先の部分だけ。そこはひたすら下りなんだから。
しかし帰りの時間もある。荒川登山口から屋久杉自然館乗り換えで安房に行くバスに乗れないと困る。マイペースというわけにいかない。
行けるのか…?
迷ったけれど、このコースをたどることにした。
最後には「行けなければ引き返せばいい」という結論に達した。
そこに至ったのは、私たちは縄文杉そのものを見ることを、さほど重要視していなかったからだ。
展望デッキから遠い姿しか拝めない有名な杉よりも、道中の名もなきすごい杉を見たい。
タイトル通り縄文杉にはたどり着けなかったけど、その願いは十分叶えられた。
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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外食ぎらいのあの人が笑顔になる居酒屋
若大将
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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八万寿茶園
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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カフェスマイリー
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自家製イングリッシュマフィンサンドのミートローフチーズトマト。ちっちゃーくって、3口で食べられて、腹4分目…泣
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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ヤクスギランド
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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ヤクスギランドへの道
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2018年7月15日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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朝の散歩
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2018年7月15日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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散歩亭で(ひとり)二次会
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2018年7月14日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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寿司ディナー
いその香り
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2018年7月14日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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水明荘
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2018年7月14日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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鹿児島でしろくま
天文館むじゃき アミュプラザ店
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2018年7月14日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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鹿児島で地鶏ランチ
鶏料理専門店みやま本舗 鹿児島中央駅店
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2018年7月14日
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shochu-de-borracha · 6 years ago
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構想1年、屋久島へ
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2018年7月14日
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