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STREET PIANO【Re:ピース】
The piano has been reborn as a work of art/2021,03
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“Re:ピース”
和泉市立伯太幼稚園で先生や園児達によって1984年から大切に利用されてきたピアノ。廃園になることが決まり、処分されることになる可能性もあったピアノが2021年3月、公共の場でたくさんの人に触れてもらえるアートなストリートピアノとして生まれ変わりました。ピアノに集結させた思い出の小さなカケラ(ピース)は、たくさんの工程を経てできた、先生と子どもたちとの大事な時間の結晶です。園児が誇らしげに見せてくれたテントウムシ。園庭に咲く花。制作途中にもステキな思い出が生まれました。和泉市庁舎でたくさんの思い出を生み出す装置となりますように。
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世界の映画祭のポスタービジュアルの中から世界一に。
門真国際映画祭2020の公式ポスターが「Best Film Festival Poster of 2020」 最優秀映画祭ポスター賞をいただきました。
(受賞インタビュー記事) https://www.film-fest-report.com/home/interview-saeko-komiya-kadoma ※日本語訳は下に掲載
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(日本語訳)
こんにちはさえこ。 自己紹介をお願いします。 (あなたがどこから来たのか、何をしているのか、人生で何が好きなのか…)
日本の大阪府和泉市に住んでいます。小さな頃から絵を描くことや物作りが好きです。3人の息子と犬と猫と生活をしています。2014年頃からフリーでグラフィックデザイン/イラスト制作/町の人たちとアート制作をするお仕事をしています。
どのようにしてデザイン/イラストを始めました��?
じつは自分の好きなことが仕事にできると思っていない子供でした。なので、小さな頃から絵を描くことは好きでしたが、我が子を生んでから通信教育でイラストレーションの勉強を少しした程度。家の仕事と家事と育児をしながらずっと独学で好きなように絵を描いていました。今思うと離婚をしたのが転機だったかもしれません。自分の心地よいことを仕事にできるところを子どもたちに見せたいと思ったのがきっかけでフリーの仕事をしながらいろんな経験をして学ばせてもらっています。
あなたのスタイルを説明できますか?
自分は絵がうまいと思っていません。世の中にはわたしより精密な線を描き、調和のとれた色彩調整をする人は数多くいます。そことは別の次元で自分が心地よい世界観を表現することがただ楽しいのです。同時に自分以外の世界観や技術に触れることは、より自分を豊かにしてくれている感覚でいます。一つの手法にとらわれずに好奇心をもって古いことにも新しいことにもチャレンジすること。私は、絵を描くことが大好きな、目を丸くした女の子であることは忘れません。
あなたが誇りに思っている作品(門間まつりのポスターとは異なります)を共有し、それがあなたのスタイルをどのように代表しているかについてコメントしていただけますか?
今年(2020)の3月末まで開講していた子どもアート教室の子どもたちとNYにすむこどもたちとコラボしたJoshin電機 和泉中央店に設置いただいた壁面イラストレーション『RAKUGAKI』(横幅10m)です。自分の足下から少しずつ豊かにしていこうと思ったのがきっかけで、自分だけでなく、人と、町と関わって生み出すアートプロジェクトの機会が増えだしました。その中でもこの作品は自分が行ったことのない海外の町に住む子どもたちとの接点をもったもので。たくさんの人が関わり感謝した作品です。
門真映画祭で働くことになったきっかけは? コラボレーションはどのように始まったのですか?
解体される予定のプールで子どもたちが全身で絵を描く企画『アートなプール開き』のお手伝いスタッフとして参加していた時に、その様子を撮影しに来ていた門真国際映画祭の理事長とそのメンバーに出会いました。現場で愉しんで撮影されている様子がとても印象的に残った方々でした。その後、門真国際映画祭の理事募集のお話を知ったときに思い切って手をあげました。そのときはポスター制作をすることは考えていなかったのですが、コミュニケーションをとっている中で理事長からお声かけいただいたのがきっかけです。
ポスターのデザインを始めたとき、与えられたガイドラインは何でしたか? あなたの意図は何でしたか?
出品される自由な映画作品ひとつひとつを大事に尊重する門真国際映画祭と同じく。制作するポスタービジュアルの世界観を自由に表現することを許されました。その中でわたしに与えられたガイドラインはポスターのサイズの指示のみです。与えられるガイドラインが少ないと言うことが私に愛と責任を持たせてくれました。
ポスターについて説明していただけますか?それは何を表していますか? それは何を伝えますか? あなたのインスピレーションはどこから来たのか、そしてあなたが使用したテクニックはあなたの意図にどのように役立つのか教えてください
私は映画が好きですが、映画を作った事はない人間です。ですが、物語は好きで絵本をたくさん読んでいました。ポスタービジュアルを制作することになり自分の中でのコンセプトや素材集めをしている中で、絵本に物語があるように、映画にも物語があると感じ。映画という動画の世界を二次元のポスタービジュアルの中で表現するのに、絵本の世界の力を借りようと思いました。ポスターには、わたしが子供の頃に読んだ絵本にでてくるようなヒロインたちを集合させました。その自由な世界観は結果的に映画の作り手や映画を観る人たちにも共有してもらえる子ども時代の色彩を思い出す門真国際映画祭の彩りになったと感じています。
この作業の後、どのような種類のフィードバックがありましたか?
ポスタービジュアルを見た人からたくさんの嬉しい言葉をいただきました。絵本を作ってほしいとも言われていて。このポスタービジュアルがきっかけで、いつか映画になるような絵本を作れたらいいなと考えだしています。
「映画は世界をつなぐ」と言えば、「視覚表現は一般的に世界をつなぐ」と言え��すか?
わたしの中で世界というワードは物理的な地球全土というようなものだけでなく。ひとりひとりの心の中で感じ見える世界だと捉えています。映画という視覚表現によって、作り手の心の世界を垣間見ることはもちろん、受け手がさらに“映画で観た世界“を消化するたびに世界と世界が繋がっているような感覚でいます。
今後、どのようなプロジェクトに取り組みたいですか?
「自分自身の中から創造する心地よさ」を感じられる事は物怖じせずに挑戦したいと思っています。今は、(人の手元に届く作品)を制作したいと感じています。そしてそれが自分自身を説明できるツールになるぐらいのものにできたら最高です。
光と風と草花の光と影を感じながら、それぞれの個性に反応し新しい自分を見つける喜びを原動力に。
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1980年生まれ。Osaka, Japan和泉市在住。自身の身の回りを心地よくするツールとしてART/Creative/Design/Illustrationなどのアートワークを行う。2016年こどもアート教室PICARO[ピカロ]を開校(※現在閉校中)。2017年より街の人と共に時間とプロセスを共有したアート作品を制作し公共施設や商業施設等に設置される。2020年自身がデザインした門真国際映画祭のポスタービジュアルが、世界で投票される「Best Film Festival Poster of 2020」最優秀賞受賞
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