Tumgik
redundancymoon · 6 years
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はきだしたいきのような
あいしたはずなのに
あ、縊死たはずなのに
ぼくのエレナ
おれのせーな
いしっていったでしょ
うまくきれない
切る
着る
ぎぅとひっぱっていしのちからで
意志の力で
縊死後空で
こうふくをねがう
したいみたことあるか
そんなものはいらない
そんなもの、はいらない(いっぱいの愛)
おもいしれ
思い知れ!
重い識れ
想い痴れ
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redundancymoon · 6 years
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後天性女体化詰め
⚫︎かわいいは戦闘服
⚪︎プラスチック・ラバーズ
お買い物に
世話焼きの犠牲になってあげる
心配する、とか解決策を考える、とかじゃなくて一緒に逃避してくれるのが昼間んちのりついずの凛月くん
⚫︎にゃんがにゃんでにゃん!
ねこの日ネタ。
⚪︎限りなく不透明に近いクリスタル
思い返すほどにその隔たりなき空漠の哀を啜る
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redundancymoon · 6 years
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白昼夢
《冬》スタフェス前後
 【白昼夢位置】
顔を上げれば、見渡す限り一面の黄土。洗いざらしの白シャツとジーンズを身に着けただけの身体、裸足の下は灼熱だ。風もないのに砂漠自体が巨大なひとつの臓器か何かのように脈打ちうごめいている。
雲一つないべた塗りの空、暴力的な色彩に目が眩む。あれは蜃気楼か。蟷螂(カマキリ)からでも借りてきたのか、 何を食ったらここまでぶくぶくと育つのか、巨大な象は節のある長い脚を悠々と動かし、どこかへ向かっている。
暑い、それにとても喉が渇く。
水を求めて彷徨わせた視線の先に、赤ん坊の頭ほどの柘榴がひとつ、置き忘れられたように転がっている。喉の鳴る音がやけにおおきく聞こえた。脚を縺れさせながら駆け寄り、はちきれそうに熟した果実に手を伸ばす。
途端、視線を感じた。
目前、蠅のぎらつく複眼。違う、蜂だ。虎模様の腹の先に、黒い針が突き出ている。よかった、襲われる心配はないみたい。
だのに、その尖った先端がこちらに狙いを定めて飛んでくる。
冬ごもりをするあの生き物の名前で呼ぶ知人はあれど、凛月はけして百エーカーの森のハチミツ泥棒ではない。温厚なはずの蜜蜂に、わざわざ追われる謂れはないないはずだ。
小さな羽、それも一匹のわりに、唸るような五月蠅さだ。
…やっぱり蠅なんじゃないの。
そうぼやいてみても答える声はない。
手のひらに乗せた赤い果実の周りを飛ぶ蜂は、不意に光彩が瓜二つだと感づかれたのだ。
虫自体への嫌悪はそれほどなかったはずなのに、なぜじぶんは逃げ回っているのだろう。追われるからだ。
ねえ、誰か、早く。叩き潰して。
【白昼夢に】
ばん。
いくらなんだってあんな風に扱われては、かわいそうだ。高々スタジオの扉に何の恨みがあるのか。問いかけようにも犯人はすでに遠く逃げ去った後だろう。
朝だ。
耳障りな音は、掃除機が発していたらしい。
首を捻っても何ひとつ思い出せない。とはいえ夢の内容ひとつ取り零したところで今さらたいしたことではないので、話し始めたユニットメンバーの声に耳を傾ける。
ナッちゃんは話に夢中で、効率的とは言えない動線さっきから何度も似たような場所通るくせに、角の小さな綿埃がいつまで経っても消えない。
  「休日だっていうのに、朝からご苦労な話だね」
「なによ、他人事みたいに言っちゃって。凛月ちゃんだってちゃんと来てるじゃない」
年末に控えるSS 、さすがに今幼なじみを頼るわけにもいかず、いつも通り眠らぬ夜を明かしたまま、重い身体を引きずりえっちらおっちら登校してきたのだ。
目的の場所にいれば誰かが声をかけてくれるだろうし、それまではと幸福な眠りに落ちていた。寝ざめは、どうにも悪いけれど。
 ようやく首までとっぷりと浸かっていた。冷たい空気の中に放り出されていた。
ああ、こたつ布団。お前だけは俺の味方だと信じていたのに…
「ねえ、いつまでそこで伸びてるの」
 無防備になった腿や脛のあたりに、ガコガコとノズルの先をぶつけてくる。痛い。普通に痛い。
 「真ちゃんも登校してるとかで、慌てて出て行ちゃったのよ」
 
 授業も、ユニット練習も、もしかしたらこのところ、一���長い時間を共有しているのはナッちゃんかもしれない。
「セッちゃんのいけず」
「いい加減にしろ」
「いいんじゃない。俺はここで寝てるけど」
「そっちはそっちでよろしくどうぞ」
「はぁ?」
眠さからくる苛立ちも相まって投げやりに返せば、案の定噛みつかれる。
一触即発の香りを嗅ぎ取ったのか、ナッちゃんが会話に割り込んでくる。
争う気なんてないのになぁ、少なくとも俺には。
いやに小さい穴からだぱだぱとこぼれだした一度閉めてしまった蓋を外すのも億劫だ。
「まあかわいい。おちょぼ口ね」
ほっぺをつんとつつかれる。 
「あら、さみしくなっちゃったのかしら」
「ナッちゃんにそう見えるなら、そうなんじゃないの」
「…あんたたちほんと、最近似てきたわねぇ」
「いやね、冬は。何でもない昔のことも引っかかって、指先の棘みたいに痛むんだから」
それは季節がそうさせるのか、人間の妄想に過ぎないのか。
普段は見て見ぬふりをしている、他人のやわらかい部分に触れようと思う瞬間は、指先のささくれを剥きたくなるのに何となく似ている。
一瞬の躊躇、実行。ほど遠からず、後悔。
 「なにも、死に別れるわけじゃないのよ」
「…うん、そうだね」
「言葉にすればよかったのよ、ただそれだけの、簡単なことなの」
なのに何で、一番難しいのかしらねぇ。
冗談めかして笑うのは悪い癖だよ、そう指摘するのは俺の役割ではないわけで、だから何も返さない。
ふたりして目の前にいない人間のことを思い浮かべて。
 《春》
 迎えの車に断りを入れる口調も、随分流暢になったものだ。使用人さん相手の少々ぞんざいな口調とはいえ、前はもうちょっと申し訳なさそうに聞こえたんだけどな。
かわいい末っ子も、随分と悪い子に育ってしまった。
パステルカラーに彩られたショッピングモール。 
少し離れた窓の外を眺めやりながら吸い込めば、ずぞぞ、と鼻づまりの掃除機のような音がして、ストライプ模様の細い管がグラスの底を擦っていることを知覚する。
季節ごとにフレーバーの移ろうコーヒーショップの新作は桜味らしい。
SNSにアップすれば、数秒と待たずにハートが飛んでくる。手が写り込むように、とかたまには寝ぼけ顔以外も撮った方がいいよとか。
「Knightsの朔間凛月」として愛される努力を怠るなと、口うるさく事細かに指摘してくれる誰かさんの顔が浮かぶ。
 見た目にはいいけど、さくら餅でも食べた方がいいかな。
「で、玉座の座り心地はどう? 新米リーダーさん」
「揶揄わないでください、凛月先輩」
 おなじ淡いピンクの飲み物をトールサイズでオーダーした彼は、不服そうに眉間に皺を寄せ、すぐに忘れたように一心に甘い液体を啜り始める。
おふたりの門出を笑って見送りましょう。
気丈に微笑んだ直後にだぱぁと音がしそうなほど大量の涙をこぼしてお兄ちゃんたちをうろたえさせた我らが末っ子も、今では立派にユニットを牽引してくれている。こまごまとした手続きから大胆不敵な交渉まで。細い背中はだんだんと誰かさんたちに似てくるようで、頼もしいやら気がかりやら。
 いろんな所が少しづつ、旅立っていったあの人たちのている。そんなことを指摘すればきっと顔を赤らめてまた熱心に弁を振るうだろうから、くちびるに笑みを乗せるだけに留める。
俺やナッちゃんを思わせる部分もあるのだろうか。
そんなことを考えれば、また少しこそばゆくなるのだった。
《夏》
俺たちはお互いに、唯一なんかじゃない。
それを惜しいと思ったことなんてなかったのに、
王さまの目みたいな色の、ソーダフロート。ちょこんと乗ったさくらんぼをつまんで、ぱくり。残った真っ赤な核をねぶる。
まるで逆の方を向いて出会った俺たちだから。最初はからかうようなつもりで意識的に真似をした。そのうち、意識せずとも似るようになっちゃった。
でも近づけば近づくほど、諦めに似た感情に包まれる。別個のいきものなのだと思い知る。自分と他人とを隔てる膜はどんなに透明に近づこうとも破けない。
気になった。どうしてそんなに息苦しそうに歩いてるのか。こうすれば楽になるよ、なっておしえてあげても、きっと耳を貸しゃあしないのだろう。
噓。全然、平気なんかじゃなかった。
くるしいよもうやめたいよって、何度枕の端を噛みしめただろう。
身勝手だ、いつだって。
表層を撫でる言葉でいくらなじってみたって、音にしなければそのお綺麗なかおが歪むこともない。
だってほら、すきなひとのすきなひとを、すきにならないわけがない。
 まったくもう、勝手なのはどっちだよ。
 梅雨明けの空は空気がまだじっとりと重たい。まだ夏には早いのに、蝉は少し前からから鳴いている。生き急ぐねぇ、まったく。
 既視感に首を捻れば、思い当たるのは微妙に色彩の異なる紫の瞳、ふたり分。丁度今みたく飲み物を片手に、青少年らしく語らったのだった。
それにしても、コンビニ前で立ち飲みなんて王さまみたいだし、可愛らしいフラペチーノを好むのはナッちゃんだし、落ち着いたレトロなボックス席に納まりがいいのはス~ちゃん。
いい具合にシャッフルされてるねぇ。五人で過ごした時間なんて、そうたいした長さじゃなかったのに。個人主義を標榜していた俺たちの境界がここまで淡い色に変わるなんて、さすがの俺でも予想はしてなかったな。・・。
店名が飾り文字で印字されたコースターに、ミルクセーキのグラスから一滴つたう。
なぜだろう。今日はやけに喉が渇く。
耳の後ろを撫でるようなヴォリュームでかかる有線のファンキービート。サックスの音が流れる喫茶店で角、店内で一番薄暗いボックス席に陣取る俺を見つけて、速足でやってくる。
ヴヴ、と数度聞こえて集中が削げた。
「出てきなよ」
「そうか? 悪いな。こっちが呼び出したのに」 
「暇してたし、好都合」
例によって有象無象の雑居する実家の書庫から持ち出してきた、黄ばんだペーパーバック。英語の様だが、見慣れない名詞が散らばるところを見ると、古典の類だろうか。たいして読めやしないけど、子ども向けなのか挿絵が多いからパラパラと捲るのがいい暇つぶしになっている。
着信。
片手を顔の前で立てて立ち去る後ろ姿は、然程身長が伸びたわけでもないのに、やけに大きく見える。
あの頃のような、のみ込んだほんとうが喉を焦がすような灼熱はもうない。恋というものは簡単に捨てることはできないけど、長く抱えればかかえるほど、平気な顔で飲み下せるようになるたぐいの感情なのだ。焦燥すら、今は懐かしい。
少なくとも、今の凛月はそう思っている。
皮張りのソファ頬にひんやりと心地いい。
夢の世界に閉じこもってほしいのでも、女の子に生まれてほしいのでもない。
おんなじがよかったのだ。
深々と、ひらひらと、じわじわと。つのる想いはもはやどろどろに膿んだ傷口だ。
ほらセッちゃんてば、自分に向けられる感情に疎いからさ。
一回死んじゃって生まれ変わっても、俺の視線なんて気がつかなそう。
別に隠してるわけでもないのにね、嫌んなっちゃう。
 「なんだなんだっ! 宇宙人の仕業か?」
首を伸ばして空を見上げる王さまに
「会計、ごめん。次会った時倍にして返すから」
「あ? ああなんだ、いいよ別にそれくらい」
「いや、お金のことはちゃんとしとかないと。少ないと困るからレシート、貰っておいてよ」
なくさないでね、と念を押せば分かったよと笑われる。
「はは、ほんとにそっくりだなあ」
誰に、なんてもう聞きあきたよ。
この熱波の最中に桜が花開き、雪が舞う。
まったく、どうかしてるねぇ。
こんなにもあり得ないことが起こったのだ。
「ねぇ、くまくん」
ちっぽけな奇跡くらい、起きるのかもしれない。
取り残されたメロンソーダの氷がからんと音を立てた。
 fin.
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