Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
[201709]今月のベース:Sam Wilkes
今後ドラムの次に、確実に注目されるのはベースであることは間違いなく、というか最近の演奏の進化はざっくり
・シンセサイザー等の電子音(あるいは模したもの)の使用による音色の拡張
・16分~32分のフィールの導入
・ブラックミュージックの希釈の上手さ
で、ドラムは結構頑張ったと思うので、次はベースです!
雑にまとめれば、
・シンベ(あるいはオクターバー)の使用で音色の拡張は必須項目!
・後はどれだけフュージョンのいやらしさを出さないで弾くか
みたいな勝負になると思ってます。
そんな中個人的に大注目がSam Wilkes!
KNOWERで弾いていたり、Jacob Mannとのライブあったり、LAコミュニティのようです。
youtube
フュージョンライクな軽やかさが、最近のここら辺のベーシストの基礎教養っぽいですね。
とはいえやはり非常に上手く、特にLouis Coleの「速い、細かい、裏々多い」というノリに対して「全然いけます」みたいな素晴らしさがあります。
でも個人的に面白いと思ったのはこれ
youtube
一定数ご存知のcreepの謎ファンクカバー。
アレンジがファンクかどうかはさておき、Sam Wilkesのプレイが一直線ブラックミュージックでかっこいい!
が、実はKNOWERとあまり差がないというか、改めてKNOWER聴きなおすと結構真っ当にブラックミュージック感あるんですよね。
特にTim Lefebvre時のエレクトロ感と比べると(これはこれで滅茶良い)。
youtube
初っ端で「ブラックミュージックの希釈が」みたいなこと言っていましたが、むしろファンキーな要素滅茶苦茶出しつつ、細かさと鋭さで他のジャンルに勝ち込みに行っていると思うと、結構面白いのではないかと思う最近です。
youtube
あと普通にロックバンドやっている面白さもあります。
多くのジャズミュージシャンがやるバンドが、テクニック志向になりがちなのですが(それはそれでいいんですけど)、完全に音色重視、説明見ると機材��書きまくりで、ただしくオタッキーな要素入ってきたというか、うまいしこだわるとか大化けしそうな予感です。
youtube
0 notes
Text
[201709]今月のギタリスト:Munir Hossn
youtube
ブラジリアン・ジャズからスペイン、ラテン・ジャズまで各所で活躍中、ザヴィヌル・シンジケートにも在籍したブラジル出身のベーシスト/コンポーザー、Munir Hossn。
最近だとAlfredo Rodriguez、そしてそのバンドのドラマーのMICHAEL OLIVERA GROUPなどで活躍していますね。
youtube
で、ベーシストなんですが、ギターも良いんです。
そもそもソロ作ではギターやボーカルもやっていて、そういう意味では正しくマルチプレイヤータイプ。
なんですが、とはいえ妙なつま弾く感というか、ミュート弾きでベースと同じようなアタックとサスティンの感覚あるプレイが個人的に面白いと思います
(ベースのようなギター、のわりに地味にならない理由は、ベースでもデフォルトで手数が滅茶苦茶多いからだと思いますが)。
youtube
ベースの切り込み方も同じ感じなので、ここらへん難しい所ですが、ラテン/ブラジル/スペイン的なリズム殺し系音楽のフィールをコンテンポラリーな音楽に自然に取り入れている面白さがあります。
youtube
キーボ主体の音楽が増えた現在、ミュート弾きのアプローチをするプレイヤーが非常に多いのですが、そのほとんどが音楽にギターを問題なく溶け込ませるため、いうなれば結構な背景要因なことが多いかなぁ、と。
そんな中ごりっとミュート弾きでむしろ攻めていく姿勢に可能性を感じました。
音色も従来のファンク/ソウル流れの弾き方に比べると、その重心の高さ含め、 謎のエレクトロ/トロピカルハウス感あって宝の山な気もします。
youtube
0 notes