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シェア64日目 "カーテンレール"
私はタク。
ある日家に帰ると事件が起きていた。
「わっ、えっ、何事?いっくん」
「どうしたんですか、タクさん」
「…カーテンレール外れてる」
「わっ、本当ですね…」
長年カーテンレールを見せる収納にして、ぶら下げ続けてきた衣類の重みでネジ穴が広がり、ネジが取れたようである。
「修理しよう」
「そうしましょう」
お手間拝借えんやらどっこいしょう。
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シェア63日目 "扇風機"
私はタク。
部屋が蒸し風呂のように暑い。
「扇風機おいでませフロムトランクルーム」
「久しぶりですね」
「いっくん、ワレワレはぁ〜」
「あるあるですね、タクさん〜」
涼風とおるよ部屋の中。
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シェア62日目 "大清掃〜収〜"
私はタク。
トランクルームに着き、扉を開ける。
グッズや本が入った段ボール箱を置く前に、砂やほこりが溜まっているので掃き掃除をする。
「いっくん、私が掃くね」
「じゃあ、僕はちりとり持ちます、タクさん」
さっさか、さっさかと掃いていく。
「いっくん、ひと通り掃けたね」
「けっこう砂がありましたね、タクさん」
「次はすのこを敷こう」
「ラジャです」
「数個のすのこをすーっとすとん」
「すのこちょうど良く合いましたね」
「ナイスのこ」
「ぴったしですね」
すのこを床と壁に敷き、段ボール箱を置いていく。
「いっくん、段ボール箱の大きさの大中小で置き場所を変えよう」
「置けるスペースがありますからね、タクさん」
「イエス、コンベアして置いていこう、私が置いていくよ」
「僕が渡していきますね」
「よっしゃ、位置についてーよーいダン」
「はい、タクさん」
「はい、いっくん」
「はい」
「ハイ」
「はい」
「high」
「エンドレスです」
段ボール箱を隅々まで積み重ねていく。
「いっくん、段ボール箱全部置けたね」
「多かったですね、タクさん」
「タクさんだけに」
「収まりました」
グッズや本の段ボール箱を収めたトランクルームを見つめる。
収まりがよろしいようで。
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シェア61日目 "大清掃〜乗〜"
私はタク。
グッズや本を詰めた山盛りの段ボール箱をトランクルームに運ぶ。
「いっくん、台車に乗せていこう」
「イエッサーです、タクさん」
「重い箱は下で」
「軽い箱を上ですね」
「イエス、おもかるでオン」
「プットしますね」
「お…もい、重すぎるよ、ふぬっ」
「一緒に運びましょう」
えっほ、えっほと段ボール箱を台車に乗せていく。
「いっくん、このぐらいかな」
「トランクルームに持っていきましょう、タクさん」
段ボール箱を台車に乗せて、トランクルームへ。
台車に積載大容量ボックス。
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シェア60日目 "大清掃〜包〜"
私はタク。
グッズや本を段ボール箱に詰めていく。
「いっくん、グッズを種類別に詰めていこう」
「ラジャです、タクさん」
「こっちのフィギュアは全種類コンプリートしようとしたな〜あっ、こっちは初めてゲットしたフィギュアだ」
「色々思い出があるんですね」
「メモリー詰まってるよね」
「聞けてよかったです」
「うん、聞いてくれてありがとね。いつかは飾りたいし、遊びたいな」
「そうなるといいですね」
「いっくん!」
「どうしたんですか、タクさん」
「ぬいぐるみを!箱に!詰めます!」
「気合いがすごいです」
「うん!さみしいから。除湿剤と防虫剤多めに入れよう」
「ぬかりないんですね」
「ぬいぐるみは生き物に近いから、類人ぬい」
「いつもの調子みたいでよかったです」
「本も詰めたね」
「本は捨てないんですか」
「切り抜きしたりしたら量は減るけど、元のまま置いとこうかな。何年後かに読んだら、また楽しそうだから」
「捨てられない訳ですね」
グッズや本を段ボールに思い出と一緒に包んでいく。
箱が山盛り部屋の中。
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シェア59日目 "大清掃〜調〜"
私はタク。
グッズや本を詰める箱や、運搬する台車を調達する。トランクルームは湿気があるからすのこや除湿剤も入手する。
「いっくん、第一陣の調達に行こう。一度では持って帰れない量になりそう」
「そうですね。行きましょう、タクさん」
まずは台車を物色する。
「いっくん、台車色々あるんだね」
「タクさん、どれにしましょうか」
「運びやすそうだから幅広めの台車にしよう」
「大は小をかねますよね」
「…いっくん、脚立欲しいかも」
「ん、はい…でもリストにないですよ、タクさん」
「さっきグッズ発掘してるとき、クローゼットの上の方にあるのを取ろうとしたら大変だったから…」
「んー脚立使うでしょうか…」
「備えあれば憂なしという事で、このとおり」
「仕方ないですね」
「きゃったっ」
「やれやれです」
続いて箱を物色する。
プラスチックケースにするか、段ボール箱にするか迷ったけれど、湿気を吸収してくれそうな段ボール箱にする。
「いっくん、グッズや本によって、箱のサイズを変えよう」
「オーライです、タクさん」
「大・中・小で、それぞれ何個置けそうか数えよう」
「すのこ分の高さも考慮しましょう」
「ハイっ」
「テンション高いですね」
台車と脚立、段ボール箱を選んだところで、第一陣を持って帰る。
途中、ゆるやかに下がる傾斜にさしかかり、脚立や段ボール箱が落ちないよう、バックターンして台車ボギーをゴーゴーする。
そして第二陣へ。��のこを物色する。
「いっくん、すのこで壁全体を覆おうと思ってたんだけど、すのこが思いの外、重さがある」
「結束バンドで固定できなさそうですね、タクさん」
「壁の半分を覆うようにしよう」
「ラジャです」
「台車持ってきてよかった」
「すのこの枚数多いですね」
「すのこのイントネーションって、一本調子か最初上がるかあるよね」
「何の話をしてるんですか」
「雑談だよ」
「いっぱい喋りますね」
それから除湿剤を物色する。
「いっくん、四隅に置く除湿剤と、トランクルームの天井がアミだから、吊るす除湿剤も用意しよう」
「念入りに除湿したいですね、タクさん」
「置くのと、吊るすのと、このくらいかな」
「予備もあるといいですよね」
「そなえだね」
「ですです」
すのこと除湿剤を選び、第二陣を持って帰る。
途中、溝に車輪がはまり、すのこや除湿剤が飛び散ったので、谷越えをしてからアゲイン積みなおし、台車ボギーをゴーゴーする。
「いっくん、収納用品揃ったね」
「余分もありましたね、タクさん」
「手厳しい」
「でもまぁ、楽しそうだったのでいいですよ」
「心広い」
「いえいえです」
調達した脚立やすのこ、除湿剤はトランクルームへ運び、段ボール箱は発掘したグッズや本が山となっている部屋へ。
まだまだ続くぞ大清掃。
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シェア58日目 "大清掃〜方〜"
私はタク。
グッズや本を発掘する。ここは鉱山なのだろうか。居間、クローゼット、収納棚、あらゆる場所から溢れ出てくる。
「あっ、ここにもあったよ、いっくん」
「タクさん、こっちにもありますよ」
「宝探しみたいだね」
「楽しいですね」
豊作ほうぼう宝物鉱。
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シェア57日目 "大清掃〜向〜"
私はタク。
所せましと置いているグッズや本を移動させる場所。
「いっくん、トランクルームに移動しよう」
「下のトランクルームですね、タクさん」
「徒歩3分さ」
「移動が楽ですね」
いざ向かおう秘密基地。
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シェア56日目 "大清掃〜集〜"
私はタク。
部屋には無数のグッズや本がひしめいている。
「足の踏み場を広げたいな、いっくん」
「たくさん持ってますよね、タクさん」
「集めに集めたね」
「コレクターですね」
足場をつくろう地平線。
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シェア55日目 "大清掃〜動〜"
私はタク。
お部屋大清掃の素案を練っている。
「いっくん、1ヶ月程でどうだろう」
「何を移動させるか考えましょう、タクさん」
「レッツドゥー」
「いよいよ始動ですね」
荒野を開こう大清掃。
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シェア54日目 "お片付け"
私はタク。
部屋の片付けをしている。
「タクさん、袋結んでいいですか」
「固く結んで型つけよう、いっくん」
かために型つけお片付け。
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シェア53日目 "収まりどころ"
私はタク。
膝の中にいっくんが収まっている。
「今年一年元気に過ごせましたか」
「元気だったんす」
「タクさん、来年もよろしくお願いす」
「いっくん、こちらこそよろしくですく」
よろしゅうのう。
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シェア52日目 "掃除"
私はタク。
ゴミ箱からゴミが飛び出している。
「タクサン、掃除をしましょうか」
「そうじよう、いっくん」
So clean.
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シェア51日目 "パイプ"
私はタク。
洗面台のパイプ詰まりを掃除する。
「いっくんついに掃除するよ」
「とりかかりましょう、タクさん」
私はポンプ、いっくんはスポンジを持ち、準備万端。
吸って拭いて吸って拭いてを繰り返す。
「くだんの件は片づいたね」
「くだらないですね」
磨かれた洗面台を流れる水が美しい。
パイピューティフル。
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シェア50日目 "電気毛布"
私はタク。
いっくんと電気毛布をかぶり手を繋いでいる。
「あったけ〜」
「ぬくぬくですね」
あったかいろ。
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シェア49日目 "姿見"
私はタク。
鏡を拭いている。
「いっくん、ピカピカになって楽しいね」
「光ってますね、タクさん」
すがたミラー。
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