Tumgik
mitsukitm-blog · 6 years
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ナラティブの本筋とは・・・
本日、ガンダムシリーズの最新作、ガンダムNTを映画館にて視聴した。
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本記事では、宇宙世紀サーガの最新作としての視点を中心に個人的見解を以下に示す。
機動戦士ガンダムの初代・Z・ZZまでは、主にニュータイプの可能性をメインテーマとして扱ってきたのではないかと思う。そして、逆襲のシャアにおいて、地球の重力から逃れて生まれたニュータイプの可能性、そしてそれが物理的に力として見える力(サイコフレームの共振によるアクシズショック)になることも語られた。 
そして前作品のUCでは、サイコフレームの共振を何らかのフィールド、バリアや武器として活用する可能性と危険性を示した。これは、NT(ナラティブ)でも大きく変わらなかったと言える。
一方、物語の本筋としては、 逆襲のシャアは、「宇宙の可能性を見ようともせず地球の重力に魂を惹かれた人々の粛正を行う」ことであると思う。そしてUCは、「スペースノイドとは、地球上に増えすぎた人口を宇宙に押し出して捨てたのではないか、否、新たな能力(ニュータイプその他)の誕生への儚い希望が秘められていた」ということであると思う。
ここまでは物語としても、ニュータイプの可能性としてもいい。。
しかし、ナラティブを見て、物語の本筋がはっきりとしなかった。
私には、「人の意思はサイコフレームに宿すことが可能である」が根本となるのだと思うが、人の乗っていないガンダムがあれだけ動いて物語の大部分をかき乱すだけでも現実離れしすぎているし、コロニー内での戦闘、ヘリウム3の臨界爆発による地球への二次被害が大きな危険性であったが、MSの戦闘シーンやリタの話が中心になりすぎて、逆シャアのような物語の重要性・壮大感を感じられにくいと思った。
アクシズショックを引き起こしたサイコフレームとは一体どのような考え方なのか、という答えが知りたいため宇宙世紀サーガを追っているが、サイコフレームの落ち着く先どころか、可能性がぶっ飛んだ方向までに広がり、個人的には困惑している。
私は、ガンダムは現実味がある点、人間・物語に焦点を絞って感動できるところが大好きなので、どうしても逆シャアへの衝撃と感動が忘れられずにいる。
感想と逆シャアへの気持ちがまとめられないため、以上とする。
しかし、ナラティブが伝えたかったことは何なのか、
そして一体サイコフレームはどこに向かうのか・・・
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