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出産

いよいよ手術の朝。10時過ぎに夫が来てくれた。

2人で緊張しながら呼ばれるのを待っていると、11時15分にオペ室ナースから声がかかる。

基本的にオペ室のスタッフは皆明るくテンション高い感じ。手術室手前まで来たのに部屋にCDを忘れて来た夫がそれを取りに行って戻るまで笑って待っていてくれた。

夫に「じゃあね〜！」と告げてすぐ前のオペ室に入り自力で手術台へ昇る。

最初は仰向けで点滴や心電図らしきコードや血圧を測る装置をつけられて、右向きになって背中を軽く丸める姿勢をとる。

麻酔の知見と腕を見込んで指名した執刀医が、絶えず「大丈夫ー？気持ち悪くないー？」と声をかけてくれる。これから麻酔の針を打つ位置を慎重に確認している様子で、「大丈夫だよー まだ痛くしなおよー 痛く��るときは言うからねー」と宣言されたので少し緊張を解いてオペ室内を観察していた。

間も無く、硬膜外麻酔の前の皮下麻酔の注射を入れられる。若干痛かった。その後、硬膜外麻酔のやや太めの針を刺される。思わず右手を握って「うっ…！」と声が出たほど痛かった。

硬膜外麻酔の衝撃が強すぎて、その後の腰椎麻酔の痛みはたいしたことなかったと記憶している。

また執刀医から「痛かったー？大丈夫ー？」と聞かれたので「だ、、大丈夫です……」と答えると、「ホントに大丈夫ー？痛かったら言ってねー でないとこっちもそのつもりでいっちゃうよー？」と言われたので、即刻素直に「じゃあ痛かったです！」と答えて笑いを取る余裕があるのはここまでだった。

体制を仰向けに戻して、麻酔がしっかり掛かったか、或いは掛かってはいけない範囲に及んでいないかを保冷剤のようなものを当てられて確認される。

そしていよいよ目の前に緑色の布をかけられて手術開始。

何かしている感じは分かるけれど、具体的に切っている感じなどは分からなかった。

というのも、手術開始直後に血圧が70近くまで下がり、いきなり何らかのアラートが鳴って、ややスタッフ間に緊迫した空気が流れ、執刀医の指示で薬剤の投与をされたあたりから、意識を保つのに必死だったからだ。

何とか意識を保っている間も、執刀医やナースが常に声をかけてくれ、赤ちゃんが取り出される頃には、やや緊張しつつも自分の血圧や心拍のモニターを監視できる程度まで平静を保つことができた。

赤ちゃんが産まれます〜 と声をかけられて数十秒後、産声が聞こえた。スタッフ達がおめでとうございます！と声をかけてくれる。

右に首を傾けると、なにやら処置をされている我が子と思しき赤ちゃんの姿が見える。

時折、鳴き声が静かになってしまう合間にドキドキしていたが、「赤ちゃん元気ですよー！」と言われてそうなのか、と納得した。

担当のナースが、少しキレイになった赤ちゃんを私の顔のところまで連れて来て、私の頬に頭をくっつけてくれた。指で少しだけ顔と足を撫でて、また手術の続きに入る。

赤ちゃんは、オペ室の前で待っている夫のところへ。

しっかり動画に撮っておいてくれた初対面の瞬間は術後に見せてもらったけれど、実は麻酔の影響で産後丸2日間の記憶が曖昧なので、また改めて見ておこうっと。

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ホルモンバランス

明日は早朝から検査やシャワーなど予定が詰まっているので、気になる愛知7区の開票結果も待たぬまま、産前最後のブログを書き上げて眠りにつこうと消灯したところ。

結婚前からと結婚後、妊娠判明からこれまでの間の事を思い出して、「あぁ、2人で過ごす時間はあっという間だったな。何気ない日常だったけど幸せな日々だったなぁ」と思った途端、涙が溢れて止まらなくなってしまった。

子供ができたことも、無事にお腹の中で育ったことも、これからの子育ても全部ぜんぶ楽しみで嬉しいことなのに、やはりどこか漠然と寂しさのようなものがあるんだろう。

自分のことながら理解不能な突然の涙だったので、ひとしきり泣いて落ち着いてきた所で冷静さを取り戻す為に記しておく。

話には聞いていたが、妊娠〜出産に纏わるホルモンの影響、ハンパねぇな！

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妊娠最終日

産休に入ってから今日を迎えるまで、本当にあっという間だった。

会いたい人には会えたし、食べたいものは概ねクリアできたけれども、ホントはお墓参りもしたかったし、アフタヌーンティーにも少し未練はある。

マジでもっと早く産前休暇が始まるべきだとおもう。

産休後すぐ、瑞枝さんに会って6月に産まれた赤ちゃんと一緒にランチ。

佳世さんとは表参道で会って、産後の心配事を聞いてもらうなど。

歯医者で奥歯を入れて、パーマとカラーを二回に分けて行って、ダメ押しにまつエクまでやったので、美容と健康面では悔いはない。あとは頑張って痩せるのみ。

それにしても、長かったような短かったようなはじめての妊娠生活。

日毎に変わる体調と、赤ちゃんが無事かどうかの心配を日々抱えて仕事をソツなくこなし、大きなトラブルなく順調にここまで来ることができたのは、家事の9割方を引き受けて私のメンタル面まで気遣って支えてくれた夫のおかげ以外のなにものでもない。

この、今まで会った人の中で誰よりも優しく頼もしい夫が父親だなんて、この子はなんてラッキーなんだろうと思う。そんな彼を父親にしてあげられることが本当に嬉しいし、お腹の赤ちゃんにもありがとうという気持ちでいる。

この8ヶ月間の彼の心身の負担は如何許りだったであろうかと思うと一生頭が上がらないし、支えてもらうばかりでなく、私もそうなれるように頑張らないとな、と思う。

今日と明日は台風で悪天候だけれど、明日の出産の頃には通過しているらしい予報に変わったというのを聞いて、京都旅行のことを思い出した。

滞在中は予報に反して過ごしやすかったのは、おばあちゃんのおかげだった。

きっとこの子の誕生の時も、「大雨の中で生まれるんじゃ可哀想だ」と思ってくれたんだろう。

いつか大きくなったら話してあげたいエピソードのひとつに入れておこう。

明日の昼にはこの世に誕生しているであろう中の人は、ここ数週間、狭そうにうねうねと動いては時折「うっ！」となるほど力強く蹴りを入れて元気アピールに余念がなかった。

もうすぐ、本当にもう少しで出られるよ。予定通りお利口さんに待っててくれてありがとう。もうちょっと大人しくしててくれたらかーちゃん嬉しかったな…でも、元気なのが分かりやすくて良かったよ。

たった半年で保育園なのは心苦しくないといえば嘘になるけれど、私の子だからきっと大丈夫。逞しくやって行けると信じてるよ。

周りには頼もしい大人がたくさんいるから、安心してのびのび育ってくれると嬉しいな。

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いよいよ

産休前最終出社。やっっっとこの日がきた・・・。

正直、座ってるだけでもしんどかったし、仕事は順調に引継ぎを終えて暇してたし、毎日横になりたくてしょーがなかったんだけれども、やっと明日からは出産準備に全力投球できる。

気になってた衣類の水通しもできるし、美容室にも行ける。部屋の整理もあとちょっとやって、入院準備もしておかなくちゃ。

後回しにしていた雑務をゆっくり片付けたら、きっとあっという間に入院になるんだと思う。

出産まであと31日。お腹の中では毎日すくすく順調に育っているようで、グニグニ動いている。あとちょっとで会えるのかー。

明日はお墓参りに行って、土日はまったり過ごすことにする。

来週は助産師外来や手術の説明などで2回も病院に行ったり、美容室に行ったり瑞枝さんに会ったりと、何気に忙しない。

そうそう、リーガロイヤルホテルのアフタヌーンティーにも行っておきたい。クーポンで安くなるので是非に。

10月に入ったら歯医者の予定もあるし、毎週検診だし、夫の映画鑑賞（エイリアン）に付き添って大泉学園に行ってもう1回例のハンバーガーを食べておくのもいいかも。

男の子はママっ子だよ～　と、いろんな人に言われるのでシュミレーションしておかなくては。

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煮詰まる

産休まであと２日となった。机のまわりを片付けないと。。

産休に入ったら、先日届いたフィニッシュベイビーボックスやお母さんに買っていただいた衣類や布類をすべて水通しして、先週夫が組み立ててくれた赤ちゃん用チェストに仕舞うのだー！

今日は３３週の検診で、前回と異なる医師に診てもらった。７月から赴任してきたという常勤のA医師は、麻酔や手術の知識が豊富そうなプロフィールだったのを買って指名させて頂いた。

昨年の全身麻酔後の悪心嘔吐に恐怖を感じているので、その辺しっかり話を聞いてくれる姿勢の医師に執刀してもらうのが望ましいと思っていたので、今回診てもらったA医師に依頼した。というか、執刀医も選べるのかよ　と、ちょっとびっくりした。

おなかの赤ちゃんはすこぶる順調そうで、逆子でもないし臍帯も巻き付いてなさそうだし、２１００ｇということで大きさも標準ぽい。

心配なのは私の体重が検診のたびにきっかり１キロ増えていることなのだけれども、まぁこれは産後頑張ればいっか・・・。

仕事の方は思い残すことなし。派遣さん以外は私の何倍もこの会社でおなじようなことやってんだからなんとかなるでしょう。

入院までにすることは、赤ちゃんの外出用お世話用バッグをCHUMSで買うことと、ジェラピケで羽織りものを見てみることと、チャイルドシートを買��こと。そうそう、授乳クッションもまだだった。目はつけているのでポチっとせねば。ついでに乳頭保護クリームも買っておこうか迷うけど、これは出るのが分かってからでも遅くない。入院中にでもポチっとできるしね。

性別もほぼ確定し、お腹の子も順調で、執刀医も手術日も決まり、いよいよ色々煮詰まってきた。この大きいお腹ともあと１カ月の付き合いかと思うと、（これまで鬱陶しがってばかりいたけど）少し名残惜しいような気もする。

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着々と。

妊娠中期は体調が安定していたので、後期になってもこの調子で行けるものだと思っていた。

甘かった。

お腹は大きくなり、重さはさておき胃や腸やその他臓器を圧迫するわ、中の人が成長してきている分必要な血液量と水分量が増大する為本体に供給する分が慢性的に枯渇してるわ、蹴られる力が強くなってきたおかげで日になんどか「うっ・・！」と声が出るほどの衝撃を受けるわで、常にマイナートラブルに侵されている。

まず基本的に消化不良で胃が不快だし、貧血気味なせいか頭痛があるし、四六時中暑い。

昨日は、家から一番近くてキレイな保育園の見学に行った。

0歳児クラスの子供たちは10人。みんな座ってお茶を飲んでいる様子はたまらなくかわいかったし、他のクラス��子供たちも元気いっぱいでみんな仲良しな様子だった。

幼稚園よりも行事が少ないのかな？と思ったけどお泊り保育もあるみたいだし、ちょっとした遠出やなべっこ遠足的なものもありそうだ。

先生の数も十分だと感じたし、一人ひとりのことをちゃんと見てくれているっぽいし、そもそも少人数制のようなので安心感もある。

もう１～２件くらい見学に行きたいので、産休に入ったら予約しよう。

土曜日は夫に病院の父親学級に参加してもらった。私も参加できると思っていたら「お母さんはロビーでお待ちいただく形になります」と言われたのでビックリしたし申し訳ないけど一人で行っていただいた。

沐浴や調乳や出汁の取り方をレクチャーされたとのことで、現在のところ私より夫の方が育児能力が高いはずだ。

終わるころに待ち合わせてお母さんと合流。アカチャンホンポで、フィニッシュベイビーボックスの中身と照らし合わせて足りない衣類や哺乳瓶関連などの必要なものを買い揃える。

初めてのことなので、どのタイミングでどのような準備をすべきか、どのようなヘルプが必要になるのか私も分からないのだけれど、手を挙げれば助けてくれる存在が近くにあるというのは本当に有難いことだ。

上京して20年近く、インフルエンザの時もノロウィルスの時もひどい生理痛の時も階段から落ちて足にひびが入った時も、だれにも頼らず一人で対処して乗り越えてきた。

サバイバル能力にはそれなりに自信がある上、今は頼りになる夫が何かあると必ず助けてくれるので100人力だし、なおさら夫の両親にいつ、どういう分野で甘えるべきか分からなかったのだけれど、こうやって相談に乗ってもらいながら、負担にならない程度に力を貸してもらえばいいのだな、というのが分かってきた。

お母さんは、アカチャンホンポでたくさんの洋服やお世話グッズ（ワセリン、爪切り、沐浴剤、おしりふきなどなど）を選んでプレゼントしてくれた。

いや、支払いはこちらでと結構強めに押したのだけれど、「お父さんに言われてるから～」と寄り切られてしまった。かたじけない。

さらにその晩は最高に美味しい焼肉をお父さんにご馳走になってしまったし、本当になんといっていいやら、すでにお世話になりっぱなしだ。

産休に入ったら、家をキレイにして招待し、買っていただいたお世話グッズとフィニッシュベイビーボックスの中身を見て頂いたり、夫の子供のころのアルバムを見て昔話を聞いたりする機会を作りたい。

こんなに待ち望まれて生まれてくるなんて、この子は本当に幸せだと思う。

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産後の心の準備

フィニッシュベイビーボックスが届いた。50センチ～70センチくらいまでの衣類と、布団一式、バスタオル、おくるみ、スリーピングバッグ、靴下とミトンなどなど。ほとんどがムーミン柄でとっても可愛い。

開封してこれらの可愛らしい子供用品を夫と二人で1点ずつ広げて眺めるひと時は、これまで感じたことのない種類の幸せな時間だった。

産休まであと2週間。足りない肌着や衣類やガーゼを足したら、産休中に水通しをしてしまっておこう。

明日は病院の父親学級。先日の自治体のファミリー学級ではイマイチ習得できなかった沐浴やおむつ替え、さらには粉ミルクと離乳食の作り方まで教えてくれるというから少し期待している。

ここ最近、いよいよお腹が大きくなってきたせいか、疲れやすさや頭痛などのマイナートラブルが頻発する��うになってきてしんどい。

今週��曜に行った31週の検診では、赤ちゃんは1660ｇと言われた。

今回から非常勤医師ではなく、手術日に病棟勤務のシフトとなっている医師の診察を受けるよう言われて、指定された医師のうち男性医師を指名したのだけれど、まぁまぁ・・というかなんというか。でも、初めてまともに体重を教えてもらったので、きっちり仕事はしてくれる人なんだろう。

次回は、同じく手術日に病棟勤務だけれども、産科麻酔学会に所属している医師を指名してみた。

昨年の腹腔鏡手術の際全身麻酔を受けたのだけれど、PONV（ポンブ）という術後悪心嘔吐が激しく、丸2日間苦しんだ経験がトラウマとなっているので、この病院で帝王切開を行う際の麻酔の種類と、それによる術後合併症の可能性や疼痛管理について、聞ける範囲で聞いてみたいと思う。

まぁ、手術前に麻酔医から別途説明があるのかもしれないけれども。

それにしても、1週間は長いなぁ。たいした距離じゃないけど通勤もしんどいし、ずっと座って作業しているのもわりとつらい。体が持たないので早く産休に入りたい。

ここ最近、夜は夕飯を作るのが精いっぱいで（作れない時もある）食べたら座っているのもしんどくてすぐ横になってしまうし（そしてそのまま寝てしまうし）、朝もつらくてあまり余裕がなく、週に何度かはフレックスのコアタイムギリギリになってしまうし。

産んだすぐあとはそれこそボロボロで立って歩くのも大変な状態なのだろうけど、徐々に楽になるはずだからあと少しの辛抱だ・・・頑張ろう。

いや、頑張ってくれているのは夫の方で、妊娠初期のつわりの時期から後期の今に至るまで、掃除（リビング、お風呂、トイレ）・洗濯・食器洗い・買い物もやってくれて、休日や水曜は昼食や夕飯も作ってくれる。

感謝してもしきれないし、息子がどんなに可愛くても夫が一番の姿勢を貫ける自信がある。産後クライシスなどきっと私の身の上には起こらないだろうな。

もし、産後のガルガル期とやらで苛立つことが増えたら、このブログを読み返して我に返れるように戒めとして記しておく。

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決め事など

いよいよ9月に入り、産休まであと3週間を切った。早い早い。

引継ぎは入念に行ったつもりだけど、会社はその歯車の大きさがどうあれ、１つぐらい外れても問題なく動くことを知っているので、全く心配はない。

復帰後ちゃんと仕事ができ���かどうか・・という不安もほぼない。なぜなら入社して1年足らずだから。そしてその割に成果をきっちり出してそこそこ評価を得ているから。

たいした規模じゃないけど、成果が見えやすい新規立ち上げ部門の担当で本当に良かった。組んだ相手が異様に使えないタイプだったのもある意味ラッキーだったわ。

おかげさまで、仕事に関する不安や懸念は一切なく、晴れ晴れとした気持ちで産休に入ることができる。もはや引継ぎはほぼ完了しているので、心持ちとしては７：３ぐらいでお腹の子のことに注力している。

そろそろマジで新生児用品を購入しなくては。

早い段階から色々検討していたけれども、結局産前のこのタイミングで購入すべきは「衣類」「ベビーバス・バス用品」「タオル類」「おむつとおむつ関連用品」「ミルクと哺乳瓶関係用品」ということがわかった。

それ以外の温度計やら布団やらよだれかけ・靴下などのこまごました（且つ、どのくらい必要なのか予測不能な）アイテムと2か月目以降の衣類については「フィニッシュベイビーボックス～ムーミンバージョン～」にお任せすることにした。金額はそれなりだがムーミンは問答無用でかわいいし、品質もよさそうだし。なにより、必須アイテムと個別に揃えるには面倒極まりないけれどもあると使うし便利そうなアイテムが入っているのがありがたい。

たとえば温度計は、 助産師や子供を複数育てた経験のあるパパさんなど、「絶対に最初はあったほうがいい。大人の感じる温度と子供のそれとは想像以上に差があるから」と口を揃えるが、  我々Ｂ型夫婦は「無きゃ無いでどうにかなりそう」で済ませてしまいそうな微妙なラインだ。

すべてのアイテムがムーミンではないのだろうけど衣類は大体ムーミンみたいなので、日本で手に入らない感もちょっと楽しみ。

そうそう、抱っこひもはエルゴの中でも検討を重ねて「エルゴベビー　アダプト」に決定した。決め手は新生児から使えることと、肩のバックルがクロスなのでなで肩気味の夫でも不便に感じるこ��なく使えそうなことと、腰サポート付のウェストベルトがしっかりしているのでより荷重が分散される設計であること。高齢出産ゆえ体力がないので重いのは勘弁だ。

マザーズバッグも、早くから色々とセレブ御用達ママバッグを調べたりしていたのだけれど、結局は「軽い」「たくさん入る」「安っぽくない」「汚れても洗える」という条件を満たし、且つ「夫が違和感なく持てて私もお気に入り」になりえるものを検討した結果、ＣＨＵＭＳしかなかった。いや、我ながらよく思いついたと思うし我が家にとってはベストオブベストなチョイスと言える。夫は日頃、ＣＨＵＭＳのスウェット生地のデイパックを愛用しているので、こちらもスウェット生地の巨大トートバッグの中からお互い気に入る色合いのものを選ぼうと思う。

このように、かなり早い段階から（夢見がちな選択肢も視野にいれつつ）検討を始めても、最終的には自己の納得感を十分に満たした上で現実に則した決定を下すことができる所は私の長所だといえよう（自画自賛）

名づけもこのような流れで良い落としどころがみつかりますように・・・。

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食について

子育て中の家事のうち、食事の支度は効率化が必須であるということを、友人・知人の実体験から学んでいたので、いずれは・・・と思っていたコープデリの資料を取り寄せてみた。食材を玄関先まで運んで、不在の場合は置いておいてくれるというのがありがたいではないか。

調理については少し前から「作り置き」「まとめて下ごしらえ」のコツを情報収集していた矢先、いよいよ浮腫が気になってきたので減塩レシピを朝から検索しまくっていたら料理したい欲に火が着いたようで、週の半ばだというのに3品ほど、夕飯のおかずとは別に作り置き惣菜を拵えてしまった。

いくつか参考にしたサイトのうち、「キリンレシピノート」は好みの料理が多く掲載されていたので早速ブックマークした。クックパッドにも飽きてきたのでちょうどいい。

作ったのは、「カボチャのマリネ」「キノコと豚肉の生姜煮」「タコのガーリックマリネ～アンチョビ風味～」の3種。どれも味見したらまぁまぁおいしかった。

産後は母乳の質の為に和食を主にしていきたいので、焼き魚・煮魚・野菜の煮物のレパートリーを広げていきたい。そういえば去年の秋、手術後に買ったタニタの社員食堂のレシピ本、結局��まり実践してなかったな・・・今度作ろうっと。

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準備用品について

先週購入したDVDはまだ届かないけれども、先日からアイスとかフルーツとかチーズケーキとかがなぜか冷蔵庫に入っているので、ありがたくせっせと消費している。こころなしか顔が大きくなった気がする。

この土日は、曇りの割に気温が上がったかと思えば突然の雷雨だったり、不安定な天候だった。おかげで具合が悪くて始終横になっていた気がする。

胎動は8ヶ月の今がMAXのようで、おなかの形が変わるほどウネウネと活発に動いている。横になっても起きていても、最近はわりといつでもウネウネしている（もはやポコポコなどという愛らしい擬音で形容し難い）

すっかり慣れてきた胎動も、あと半月ほどで徐々に減ってくるらしい。今だけだと思って楽しんでおこうとは思うが、夜寝る時や、胃が苦しくて横になっているときに激しく動かれると、ちょっとキツいものがある。

さて、そろそろ肌着類やおくるみ等、出産直後に必要な物の購入を検討する時期に差し掛かった。どうせすぐ着られなくなる上に数が必要で、デザインはだいたいどこで買っても似たり寄ったりな上に1カ月検診までは家から出ないので、ササッとまとめ買いしてしまいたい。

フィンランドベイビーボックス（ムーミン版）を購入する予定なので、それもそろそろ発注しなくては。

ベビー布団や爪切り、哺乳瓶などの他、肌着以外の１歳児頃まで使える衣類が入っているようだ。これをベースに買い足すべきものは多分こんな感じ。

【肌着・衣類】

・短肌着（５～７枚）

・コンビ肌着（５～７枚）

・ツーウェイオール（２～３枚）

・おくるみ

【お世話用品】

・おむつ

・おしりふき

・ガーゼハンカチ（１０枚）

・バスタオル（２～３枚）

・哺乳瓶

・哺乳瓶の消毒用品

・粉ミルク

これで最低限、生後１ヶ月は乗り切れるはず。まぁ、足りなかったら即Amazonということで。

そうそう、抱っこ紐は調べつくた結果、「やっぱり最初は無難にエルゴ」という結論に至った。インサートはカヨさんがくださるということなので有り難く頂く予定。

近々、アカチャンホンポに行かなくては。

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運動の必要性

妊娠初期の体重測定であり得ない数字を叩きだしていたのだけど、その後も順調に増え続け、3週間ぶりの今日の検診では前回よりプラス3キロとなっていた。

さすがにまずい。7カ月を過ぎたあたりから、あきらかに食べ物に気を使わなくなっているし、なんなら毎日アイス食べてるし、塩分も特に気にしてない。夕飯で白いゴハンを食べていないことと、朝食をヨーグルト＆ブランパンにしたぐらいなのだけど、この程度の気の使い方では足りないということだろう。

うーん・・でも、そんなに大量に食べているつもりはないのだけどなぁ。「妊娠後期は水飲んでも太る」というのは本当なのか。

ならば、これまで全くと言っていいほどしてこなかった運動を取り入れてみようか。幸いにして経過は順調で、おなかの張りも懸念するほど頻繁に起きることもない。

とはいえ、季節は真夏で暑がり��汗かき＆妊娠後期の私には、外を歩く気力はない。

そこで、家の中でできるマタニティ・エクササイズ系のDVDを探してみた。

家に帰って夕食を作り始める前の30分程度をこのエクササイズに費やせば、少なくとも何もせずソファで休んでいた今までよりは多少の効果が得られるのではないか。

妊婦を対象としたエクササイズはいくつかある。

・マタニティヨガ　・マタニティティラピス　・マタニティビクス　等々。

ヨガとティラピスは、妊娠前にジムに通っていた時に1回だけやってみたのだけれども、身体が固いせいか、ゆっくりとした動きの割にポーズがダサいというか、ちょっと食指が動かなかった。なので、バレエの動きを取り入れたエクササイズのマタニティ版がないかと探してみたら、わりとあっさり見つかった。

・バレエ・ビューティフル　マタニティ　～妊娠前期編・後期編～

レビューが少なすぎてアレなのだが、調べてみるとこの「バレエ・ビューティフル」シリーズ��妊産婦以外の女性を対象とした、ちょっとキツめのエクササイズDVDもあるようで、こちらはそのマタニティ向けバージョンだということだった。そして、その通常版（？）は、「キツいけれども効果はある。そしてバレエの優雅な動きに浸りながら進められる」というのがレビューの大半を占めていたので、そこそこ信頼性のあるシリーズなのだな、と判断した。

その昔、初めて通ったジムにバレエのメニューがあり、毎週楽しみに受けていた。毎回、バーレッスンを中心とした初心者向けの内容だったけれども、最初と最後に行うストレッチの動きが優雅ですっかり気に入ってしまい、ジムを辞めたあとも家でたまに思い出してやっていたほどだった。

そういうわけで、さきほどポチッてしまった。

妊娠前期編はもう必要ないので、後期編のみをとりあえず購入。これが気に入ったら、産後のダイエットの為に家にあるトレーシーメソッドと併用してこちらの通常版を買うかもしれない。

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プラン

日毎におなかが大きくなり、胎動の強さも増してくる。

あと2ヵ月ちょっとで産まれてくるなんてまだ信じられないけれども、早く会いたい気持ちも日増しに強くなる。

一方で、退院後の生活について具体的にシュミレーションしたり、中長期的なライフプランについて構想を練ったりするのも、余裕のあるこの時期にやっておきたいことだと考え、ヒマさえあれば「出産・退院後・スケジュール」などのキーワードで検索して、産褥期の一日の工程を確認してみたり、まだ第1子も生まれていないのに、第2子の誕生時期と自身のキャリアプランについて考えてみたりしている。

今の会社は、立地と規模感と雇用形態を重視して入社した為、「何をしたいか」「何ができるか」などの仕事の内容は一切無視して入った。漠然と把握していた業務内容が「嫌じゃなければいい」と思ってテンション低く始めたのがよかったのか、「プロジェクト運営事務局型」の業務が、短期集中型の私にフィットしたのか、毎月ゴールが明確にあって、且つプロジェクト全体の期間の中でいかに効率化によって利益を出すか・・・というのも、あれこれ設計するのは意外に楽しく、今までのどの仕事よりも・・かどうかは分からないが、なにせ全くなじみのない業種であるが故、意欲的に取り組めている気がする。

定年まで勤め上げることを前提にしているので、どうせなら多くの給料を手にしたい（＝会社にとってその価値のある人材でありたい）と思うのは自然なことで、妊娠・出産・育児によってその成長曲線が一時的になだ���かに（或いは水平に）なったとしても、長い目で見てプラスにしていきたいなと考えている。

女性のキャリアを中長期的に考える時、下の子の年齢をベースにするのだそうだ。これは、キャリアデザイン面談の際、キャリアカウンセラーの先生に教わった。

紙に書き出すと非常にわかりやすかったのだが、仮に上の子が3歳の時に第2子を出産するとなると、その時点で私は40歳。

子育てがひと段落し、ワークライフバランスの比重を仕事に傾けることができるようになるのは、子供が小学校入学時点と考えられているそうなので、その時私は46歳。ここからキャリアアップを図っていくのは色々な意味でキツそうだ。

しかし、子供は3歳である程度身体ができてきて、しょっちゅう病気で保育園に呼ばれたり休んだりしなければいけないという状況は格段に減ってくるらしい。そこで、子供が3歳（下の子妊娠中～0歳）の時期に育児を全面的にサポートしてもらえる環境があれば、上の子の世話をお願いし、下の子の離乳～断乳時期（半年～１歳半）くらいから保育園を活用して職場復帰を果たせば、40代前半から管理職なのかエキスパートなのか分からないけれども、上位の職位を目指していけるのではないか・・・という結論に至った。

もちろんこれは机上の空論であり、まだ生まれてもいない第一子が病気がちな子だったり生まれてすぐに入退院を繰り返して復帰どころか退職せざるを得ない・・・なんて可能性も十分にあるし、第2子だって予定通り授かる保証はどこにもない。

しかし、あくまで全てが順調に行った場合ではあるけれども、私にはまだ可能性があるのだな、ということが分かっただけで、未来はさらに彩りを増したような気がした。

あっという間に過ぎ去る、人格形成に重要とされる幼児期に、母親が仕事を持っていて常に側にいてやれない　ということについて、はっきり言って不安はない。なぜなら私自身が子供のころ、働く母親を誇らしいと思っていたし、寂しいと思ったことは一度もなかったからだ。

ただ、かつて母が語ったように、「アンタが2歳か3歳の頃、仕事が忙しくてお姉ちゃんも学校で忙しくて誰も構ってやれなかった時、泣くでも怒るでも拗ねるでもなく、おとなしくひとり遊びをする後ろ姿をみて泣いた」というようなことはあるかもしれない。人間関係にドライな私でも、それくらいの罪悪感は感じるだろう。でも、きっとわかってくれると思う。なぜなら、私の子だから。

妊娠・出産は、生き方についてしっかりと考えるいい機会だ。

結婚だけならば所詮大人二人のこと、自分達次第でどうにでもなることが多いので、よく考えなくても運用でカバーできる。もし誰かに結婚について漠然とした不安を投げかけられたらそう答える。

けれども妊娠・出産は、己の分身とはいえ為人が分からない、というか、そ��そも人格形成前で意思疎通も図れない人間の、生命維持をメインとした育成を主軸にして生きることを強いられる　というイベントは、アイデンティティの崩壊にも近い。一緒にこちらの精神も崩壊してしまうことも、一気に人間関係が破綻してしまうことだってあり得るのだから、きっちりと自分なりの考えを持っておくことと、その上で柔軟な対応が必要であることをしっかりと認識しておく必要があると思う。

これは、今後の長い子育てに於いて、どのように教育し子供を導いていくべきか、常に考え続けなければならない「親」へのジョブチェンジに備えたいいリハビリであるとも思う。

時間があるこの時期に、まだまだとことん詰めておきたいところだ。

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夏休み気分

金曜からの３連休、今年はお盆休みを取らないので束の間の夏季休暇気分。

１日目は、義祖父母の納骨式。新設した墓石の完成を待って夫婦一緒に納まることになるなんて、ご本人たちも私達も��いも寄らないことだった。けれども、いつ伺っても仲睦まじく、互いに思いやって長年連れ添っていらしたことが一目で分かるような、お二人らしいことだと思った。

式次第を事前に頂いていたのに、朝食と昼食（お斎）の間がかなり空いてしまったことと、葬儀と違って受付がないので喪家側として少し気を張っていたせいか、礼拝堂でのご供養の後、軽い眩暈が起きてしまい、墓地まで歩いている途中で本格的に気持ち悪くなってしまった。

納骨の間座らせてもらって幾分楽になったものの、お斎の会場まで戻るのもかなりしんどくて、歩いてものの７分程度の距離のはずなのに、永遠にたどり着けないのではないかと思うほどだった。足元がふわふわとおぼつか無くて、息が上がって呼吸がしづらい。それでも、何か喋っていないと気を失ってしまいそうだったから、必死で何かを口走っていた気がする。

這う這うの体で会場にたどり着いて、水分と糖分を補給すると少しずつ楽になっていった。あれは低血糖状態だったのだと、後で調べて判った。倒れなくてよかった。

そうそう、連休前の木曜日は３D／４Dエコーを撮ったのだった。通常の２Dエコーでは見れない、身体の表面を立体的に移すことができるエコーで、顔の輪郭や鼻・口の形は割としっかり確認できる。

エコーの間中、こちらを向いていてくれたので顔が分かりやすかったのと、動画撮影中にあくびをしたり、手で目をこする様子などを見せてくれたサービス精神の旺盛さは私のDNAだろうか。

性別はほぼ男の子だろうということだった。最近はどっちでもいい気分だったけれど、やはり長男に嫁いだ身としては少し安堵したところだ。

土曜はゆっくりと家で身体を休める・・・という大義名分で、クーラーを効かせた寝室で一日中横になっていた気がする。夕方には産前最後の晩餐リストに載せていたハンバーガーを食べに大泉学園まで出掛けた。

前日に低血糖発作を経験し、妊娠糖尿病のリスクを調べまくっていたにもかかわらず、やはり身軽なうちにやりたいことは済ませておきたい。

日曜は、31アイスクリームを持って実家へ。お線香を手向けて、アイスクリームを食べたり話をしたりしていると夕刻になったので、お誘いを受けてひばりが丘のフレンチへご一緒させてもらった。

入籍日に訪ねて以来、折に触れてまた行きたいなと思っていたのだけれど、結局1年半振りの来店だったが、相変わらず美味しかった。

こちらも最後の晩餐リストのうちの１店だったので、2日連続でクリア。

次の検診は今週の金曜日。手術日が決まるといいな、と思う。

あと、糖負荷検査で異常が出ませんように・・・。

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自己暗示

鉄分のサプリを飲み忘れたせいか、なんだかふらふらする。

今日は早く帰るとしよう。暑いし。

先日のポストで「分娩自体はまな板の鯉なので特段恐るるに足らぬ」的なことを書いたけれども、自分で書いておいてナンだが、わりとその一文によって気持ちが軽くなった感がある。

やっぱり、いくら部分麻酔とはいえ切開手術は初めてなので（前回は全麻の腹腔鏡術）それなりに不安だったんだろう。でも自己解決してしまった。

「そーよそーよ、やっぱり外傷の方が内科的疼痛（陣痛含む）よりも納得感がある分耐え易い気がするわ、私みたいなタイプは。だってゴールが見えない上に痛みの程度も予測できないし、なんで痛いのかもよくわからないなんて、分からないことだらけで理不尽だと思うの！」

と、文系のくせに理屈っぽい脳内の私が訴えるので、帝王切開になることは、選択の余地が無かったとはいえ、むしろラッキーだったのだとさえ思える。

嗚呼、ポジティブシンキング万歳！　妊娠してから、モノは考えようだと実感することが本当に増えた。これは、今後の長い子育てライフに於いて役に立つ思考だと思うので、忘れずに心がけとしたい。

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体調

胎動が多ければ「苦しいのかな？」と心配になり、少なくなれば「生きてる・・？」と心配になる。マタニティあるあるだそうな。

妊娠後期を目前に、日増しに大きくなってきたおなかが徐々に重たくなってきて、押し上げられた消化器官は機能不全を起こし始めた。

食事を頻回に分けるとよい　ということなので、朝食は家でヨーグルト、出社してから軽めの固形物（パンとか）、昼はオリジンのお惣菜（Not炭水化物）、夕方におなかが空いていれば軽く入れて、夕飯は夫と一緒に軽く（と思いつつ普通に食べてるかも）というリズムができてきた。

それにしても今日は少し、胃の膨満感があるというか、みぞおちの右あたりが微妙に痛むような。。

夫が友人と飲みで不在ということなので、夕食の用意を放棄して適当に済ませようと目論んでいる。

妊娠初期～５ヶ月頃までは、食べるものに少し気を使っていたような気がするけれども、もはや最近は食べたいものを我慢しないようになっている。量には配慮しているつもりだけれども、気付けばアイスは毎日食べてるな・・・。妊娠糖尿病になったら大変だし、少し控えたほうがよさそうだ。

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未知なる生き方に関する憂鬱

おなかが重たくなってきて、いよいよ産休まで2カ月を切った今日この頃。

まだまだ準備不足だけれども、何より気になるのはこれから先の生き方のこと。

出産自体はまな板の鯉なので、別段不安はない・・・と言えば嘘になるけど、なるようにしかならないと思うので、とりあえず頭の片隅に置いておく。

それよりも、その先の長～～～～い育児期間の年月について憂う。

これまで、18歳で上京してから今の今まで、基本的に自分の都合で何もかもを為してきた。食事やお風呂のタイミングなどという日常レベルのことから、働くこと、共に生きる人を選ぶこと、生活する場所、お金の使い方など、人生の方針を司る（というと少し大げさだけれども）ようなことまで、自分の意思で決めることができた。

それが、子育て中、主���子供が小さいうちは、一切が自分の思い通りにならない生活を強いられることになるのだという現実。

仕事を休んで24時間赤ちゃん中心の生活をし、何もかも他人のペースに合わせた生き方に変えなければならないということが現実問題として突きつけられたとき、どれ程のストレスを受けてしまうか、そのストレスを上手く昇華できるのか、はっきりいって甚だ自信が無い。

これまで好き勝手生きてきた罰？いや、子育てにかかりっきりになっている時期の女性は皆一様に通ってきたのだ。いばらの道か、それともちょっとしたハイキングコースなのかは、歩き出してみなければ分からない。

だから、赤ちゃんのお世話に少し慣れて、保育園に預けて、職場復帰して、仕事と子育ての両立という、人生で初めてだらけのことがようやくひと段落して落ち着くタイミングまでは、それ以外の強烈なアクシデントやイベントは、なるべく避けてとおりたい。

ただでさえ、満足に育児休暇を取得して1歳になるまでたっぷり付きっきりで居てあげられないことに対してすでに罪悪感を感じているのだから、余計なことに気を取られてしまいたくない。

母親の胸に抱いてあげられる時間が短い分、最大限、丁寧に接してあげたいと思うのは、自分勝手な理想論だろうか。合理性を欠くような結果になったとしても、ここは大事にしたいところだと私は思うけれども。。。

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仕事のこと

この会社に入ったのは昨年の11月だから、子宮筋腫の手術を受けたすこし後のタイミングだった。当然、妊娠・出産することを視野に入れて求職活動をしていたから、きちんとその辺りが手厚くカバーされていそうな大手の子会社に潜り込めて非常に恵まれたという思いが強かった。

だから、いつ妊娠して産休を取得することになっても周りにかける迷惑は最小限となるよう、また、戻ってきてほしい人材だと思ってもらえるよう、結果も出したし、そう見えるように努力してきた。入社前から、職歴からの期待値が高いと噂されていたという話も、その期待の上を行く結果を出すのだという気概もあったせいか、任される仕事の範囲は初手から多岐にわたっていて手ごたえがあり、面白く、最初の4か月はあっという間に過ぎていった。

業務を軌道に乗せて、そろそろ少し落ち着く頃だな、というタイミングで妊娠が判り、急いで後任を探して入れてもらって教育・引継ぎを充分に行うことができて、気が付けば特に問題なく産休を迎えられそうでホッとしている。

3年や5年で辞めるわけではないので、半年後に復帰したら、二人目を身ごもるまではまた、限られた時間の中で高いパフォーマンスを発揮する人材でありたいと思う。