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18.11.08 需要と供給
君が僕に言った
『今の関係が続けば結婚も考えてるよ』は
どこまで本気だったのでしょうか。
君が僕に言った
『他の男のものになられたらムカつく』は
何を求めていたのでしょうか。
愛おしそうに抱きしめたことも
寂しそうにキスしたのも
嬉しそうに頭をなでたのも
苦しそうに手を繋いできたのも
全部最初から僕は君の策士にまんまと引っかかって
ここまできてしまったのでしょうか。
もう他人にもなれないね。
僕は君に関心を持たないように、
考えないように、
最近は色んな新しいことを始めたよ。
バンジージャンプや色塗り、
服を買ったりメイクしたり、
珍しくカラコンや
いつもはつけないような色のリップまで、
全部を新しくしていってるの。
君が嫌いだって言ってた花柄も最近は買うし、
君が嫌がっていた紫色も取り入れたりして、
日が経つほどに君の好みの女性像から離れていく。
『目に見える証拠が欲しい、安心したい』って
君が何度もしつこく言うもんだから
仕方なく書かされた���姻届けも、
今はただの紙切れ。
この間、その婚姻届けを破いていた時に
君は僕との付き合ったころからの写真を
これみよがしに一枚ずつ僕に見せては
『懐かしいね、この時さ』と昔話をした。
彼は僕との写真を結局一枚も削除せずに
最近の思い出まで余すことなく見てスマホを置いた。
破きながら僕は色々な思い出が頭をよぎった。
「あぁ、この人は昔こんなにも
僕のこと好きだったのになあ」って。
気が付いたら僕だけが置いてかれてた。
彼の中ではその時に僕への想いを成仏できたんだと思う。
『絶対に裏切らない』『今までの男とは違う』
『俺はそんな軽い気持ちで一緒に居るんじゃない』と
付き合っていたとき彼は口癖のように言った。
僕はそのたびに「絶対に嘘」と言いながらも
期待してしまっていた。
君はもっともっと幸せになれる。
幸せに出来る。
僕みたいなワガママで口うるさくて
女性の癖に言い方が偉そうじゃなくて
パチンコでいくら負けても許してくれて
誕生日にラーメン屋でも文句言わなくて
誕生日にサプライズで連れていかれた
テーマパークで実費になっても笑ってくれて
逆ギレされたら謝ってきて
約束を破られても泣かない
強くて理解力のある女の子が君にはお似合いだよ。
僕には役不足だった。ごめんね。
時間もお金も何もかも無駄にさせて本当にごめんね。
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今日私が居なくなっても
今日、今、僕が居なくなっても
きっと誰も困らない。
僕のことを好きだと言ってくれる人は、
きっと私が居なくなって1年もすれば、
僕のことを忘れる。
別の人と恋をして、別の人で幸せになる。
誰かの唯一無二の存在になりたい。
最近はお腹がすくのに、
ご飯を食べることを面倒になって
とりあえず詰め込む作業が増えた。
お酒の量も格段に増えた。
優しい言葉や、きれいごと、
その場しのぎの態度にはもう疲れた。
盛り上がった気持ちに制御なんてない。
分かっているのに。
あの瞬間は本当に愛されていたって、
理解しているのに。
終わりがあまりに呆気なくて全て消える。
何もなかった新地、むしろえぐられて汚くなる。
何でこんなにも被害者っぽい思考なのだろう。
なぜこんなにも弱いのだろう。
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服は厚着なのに心は寒い
秋ですね。気が付いたらもう10月だった。
この間、勇気を出して隣で
携帯を触っている彼に
「ねえ私たちってどうなるの?
私と一緒に居たいの?」と聞いたら
『一緒に居るのは心地いいけど、
付き合えない』って言われた。
彼の中で、僕と離れるタイミングは彼に
新しい彼女ができてからの予定だったらしい。
都合いいね。でも分かってたよ。
君にはもうその気がないことも。
あのヤキモチや言葉、態度まで、
全てただ僕を離さないようにして
自分のことを好きでいてくれる人を
近くに置いて
安心したかっただけだってことも。
分かってたけど辛いなあ。
そんなやりとりのあと、
僕からさよならを告げた。
そしたら君は
『分かってたけど、一人はつらいな』とか
インスタなんかに載せちゃって、
僕の見えるようにつぶやいて
さよならしてからも
僕に気にかけてもらいたいの?
興味ないんでしょう?
次の出会いを探しているんでしょう?
身体の相性も良くて、
面倒見も良くて、
たくさん笑って、
ずっと一途に好きでいて、
怒る時はちゃんと怒って、
そんな健気な僕みたいな女性、
もう絶対に現れないんだから。
ていうか現れるな。
そして僕のことを恋しくなったらいい。
僕がどれだけいい女だったか。
どれだけ頑張っていたか。
どれだけ必死だったか。
どれだけ君の味方で居たか。
たくさん思い知ればいい。
後悔したらいい。
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悪夢と激しい雨の音
今朝、とても怖い夢を見た。
海に墜落した飛行機、
駆け寄って人を助けた
僕の横には死体が浮いてた。
その事件を機に豹変したお父さん
(実際は知らない人で、夢の中の設定)。
そのお父さんが最後にはお母さん
(この人も知らない人)を殺めてしまう夢だった。
起きてからずっと体調はすぐれない。
気分も悪いままである。
飛行機が海に墜落してしまう夢は、
女性の場合だと
「自分の意志で恋愛を
終わらせたいと望んでいる」と占いは言った。
つい最近、僕は決心をした。
大きな決心をした。
朝は晴れだった空が現在は土砂降りだ。
傘を忘れた。うっかりした。
台風がまた接近している。
雨に濡れながら僕は望んでいる現実に
目を凝らしている。
向こう側は土砂降りのせいで
うっすらとしか見えない。
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私の嫌いなあの子
僕がまだ小学生だった時、
僕と同じ名前の子がクラスに居た。
いつもその子に名前を取られていた。
同じ名前だからいつも名前が聞こえるたびに
振り向いた。
「いや、ごめんそっちじゃない」
と言われるたびに心が痛んだ。
その子のことは大嫌いだった。
容姿端麗。
ショートカットもロングも似合ってて背も高い。
細身で運動神経もよかった。
そのうえ頭も良くてテストの点数も高く、
親はPTAの会長だった。
リレーの選手には絶対になっていたし、
ことあるごとに表彰式台に立って
表彰されるのはその子だった。
先生たちもその子のことは名前で呼んでいた。
僕のことは「苗字+さん」だった。
どうしても辛かったのに言えなかった。
情けなかった。
親にもらった
「たくさんの人に愛されるように」
という願いのこもった名前は
当時、誰からも愛されなかった。
あの時ことは一度も忘れたことがない。
未だに名前はコンプレックスだ。
恋人に名前で呼ばれたいと思うのは、
ここから来ているのかもしれない。
この歳になって「友達が多いね」とか
「人当たりがいいね」とか
そうやってたくさん褒められるようになった。
どうしても名前をみんなに認められたかった。
呼ばれたかったから頑張った。
それが今の僕である。
昔に派手なこともし��いて、
中学に上がってからは
同じ名前だったあの子よりも目立つようになった。
でもその代わり僕は人に弱みを
見せられなくなったし、
とんでもない負けず嫌いになってしまった。
人に甘えるのが苦手である。
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2018/09/18
お察しの通り僕は独占欲の塊である。
独り占めしたい欲求が
人より強いのだと再確認した。
なんてこったい。
僕のことを考えないようにするやつなんて
好きというな。
僕しか要らないと思ってから言え。
なんてずるくて悪い人間なのだと自己嫌悪。
新しいことを始めたくて、最近は釣りをしている。
餌に食らいつく魚たちを見て思った。同じだった。
人に餌をほしがり、
ずっと与えられることを待っているのに
食らいついてケガをした途端に
暴れて痛いと喚き、逃げようとする。
何でこんなに貪欲な人間になって
しまったのだろうか。
若い頃の自分は、今の年齢では
もう結婚して2歳の子どもがいる予定だった。
何も予定通りいかない。予定調和が苦手だ。
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嘘は泥棒の始まり
元恋人に、ネットで出会った彼とのことを話した。
元恋人はさっきまで笑っていたのに
その話を聞いた途端に急に笑わなくなって、
不機嫌そうな顔で遠くの信号を見つめてた。
赤から青に変わって、車が動き出した時
元恋人は『あ〜〜なんだろうね、ムカつくね』って
ちょっと無理して笑いながら言った。
「なんの気持ちなの〜もう〜」って私も
笑ったフリして返した。
本当は彼が泣きそうな顔をしてたことも、
それを帽子で隠そうとしたことも、
何となく気付いてたけど、ダメな気がして
気付いてないフリをして信号を見た。
元恋人は最後に『いいんじゃん?』って
付け足して笑ったっきり
一度も私の顔を見てはくれなかった。
辛��うにされたって、悲しそうにされたって
泣かれたって怒られたって、
もう全部終わったことで、手遅れなんだよ。
逃した魚はなんとやら。後悔してね。
今までたくさんありがとうね。
私のことを考えてたくさん泣いてね。
でも、そのことは一生私に言わないでね。
幸せになってね。
幸せになるね。
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響く言葉
身体が、不調だと悲鳴を上げている。
心もそれに伴い悲鳴を上げている。
まるで不調の合唱コンクールである。
人は生きるときに何かにスポットを当てる。
「何かを糧に」なんて人様に甘えたような
図々しいことは僕は言えない。
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死にたいと願うこと
僕は、とある会社に正社員で勤めて半年になった。
この半年で僕の生活は大きく変化した。
まず僕は固定給がある。
月にまとまったいくらかの収入を得られる。
そして、僕は社会保険にも入っている。
病院も気兼ねなく行ける。
僕は正社員で働いている以上は
フリーターやニートよりも
社会的地位が上に確立出来ている。
そして僕は不自由だ。
何よりも不自由だ。
僕には時間もなければ、
自分のやりたいことも減った。
欲しいものはあるけどお金は足りない。
頑張っても認めてもらえないし、
その努力が給料や評価として
目に見えて表面上に顔を出すことは一切ない。
褒められて伸びるタイプの僕には性に合わない。
小さい頃の僕はこんなつまらない大人に
なると思っていなかった。
大切な人に愛されながら、
大切な人のために料理や洗濯を
もっと楽しく仕事して、
なんならもう子どもも産んで
せっせと頑張っているものだと思っていた。
現実の僕はこんなにも使い古されて、
ズタボロで、都合の良い
ぼろ雑巾みたいになってしまった。
女としての価値も、人間としての価値も、
歌う人間としての価値も
何もかもなくなってしまった。
僕は不自由だ。
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宇多田ヒカルが聴こえる
最後のキスはタバコのflavorがした、
という入りで有名な
宇多田ヒカルの曲がオフィス内に流れている。
歌で過去の記憶を思い出すことはとてもおセンチで、
ノスタルジックである。と共に、少し苦しい。
たまにこうやって何か意味のないことを
ポロポロと書き落としては
腐るような時間を貪っている。
真夏日和に考えることは、
好きな人と汗まみれの性行為をしたいだとか
クーラーのある寒い部屋で
くっつきたいだとかそんな下劣なことばかり。
買ったばかりの缶ジュースが、
結露して汗をかき
すぐさまぬるくなってしまう。
私の恋愛もいつもそうだった。
最初はとても新鮮で美味しかったはずなのに、
少し気をついてしまえばもう賞味期限切れ。
私はいつも自分ばかりが
熱が冷めないまま突っ走る。
相手が私の速度に付いてこれなくなって、
放りっぱなし。
後ろを振り向くと、もう誰も居なかった。
現在の私の好きな人は、
これからも付いてきてくれるのだろうか。
私の賞味期限はいつで、
それは誰が決めてくれるのだろうか。
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18.07.18
気持ちを汲み取れない
私は元恋人の気持ちがわからない。
自分勝手で、人のこと考えなくて、
自分のことばっかり優先して、
私とよりは戻してくれないのに
『すき』だと言って、抱きしめて、
愛おしそうにキスしてセックスする。
『人のものになられたらムカつく』と言う。
まったくもって分からない。
私はもう離れてしまう。
他県に行く。
別の人と恋して、別の人と一緒になる準備をする。
「私、他の人のものになってもいい?」
と聞いた時にあなたは
『好きにすれば?』とイライラした様子で
さっ��と帰ってしまった。
その行動の理由は?
好きじゃないんでしょ?
やっぱり私には分からないや。
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11/28
最近全く手をつけてなかったから 久しぶりに何か書こうかなと。
ここ最近の私は 何故かとても心が狭い(というか、とても怒りっぽい)。 簡単なことが出来なくてピリピリしてしまったり、 時には八つ当たりしたり。 ほんと馬鹿の極みだと思う。
最近できた彼氏と上手く行ってる。 でも、記念日を覚えてなかったり、 可愛いって言ってもらえなかったり、 私の写真を撮ってくれなかったり、 雑な扱いされたり、 そんなことされる度に苛々する。 人と比べる癖を本当に辞めたい。 あの子の方が可愛いって言ってもらってる、だとか あの子の方が優しくされてる、だとか あの子の写真の方が明らかに多い、だとか 本当にそんなことが全部気になる。 相手に伝えたいけど、 どうやったら上手く伝わるのか。 浮気されたことがあるからか、 全部が不安になる。 私が浮気した時は、相手してくれなくてさびしかったから。 でも、彼が浮気してた時は全然違った。 喧嘩もしてなかったし、 ずっと連絡とってたし、 ずっと変わらず優しかった。
それなのに何で?って。 今だに分からないし、 もう傷つきたくないから聞けない。 私は結局、私がかわいい。
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10/22
痛い。痛い。痛い。 幾度となくフラッシュバックされる きのうまでの記憶。 もう消えて欲しい。 私の中から全て無くなれば きっと私はこれ以上 痛くも痒くもないのに。 何の躊躇いもなく崩れる。 寂しさが頂点を突き抜けて 独りの時間を持て余す。 誰か私を抱いてくれませんか? 誰か私を包んでくれませんか? 理解して欲しいのです。 分かって欲しいのです。 私の辛いことや悲しいことを 全て受け止めてほしいのです。 独りで居るともう壊れそうなので、 私という人間が このままずっと生きてても 本当に幸せになれるのだよと 囁いてくれる人が必要なのです。 幸せにしてあげるよと 言ってくれる人の方が 何倍も必要だとは思うけどね。 心で、身体で、理解させて。 私は生きててもいいの? 必要とされてるの? 綺麗事なんて聞きたくない、 私は生々しい現実で 幸せに過ごしたい。
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夢見てた、私多分、夢見てた。 すごく情けない。 自分が壊れて行く音が聞こえる。 最初は全てが重なって 元に戻る作業を始めたと思った。 それは嘘だった。 さっきまでの作業が嘘の様に すべてが離れてぶつかって ひしめき合ってガラガラと 削り合っていく。 もうやめたい。 私なこんなものを 望んでたんじゃなかったのに。 普通に笑ってたいだけなのに。 なんでわざわざ幸せを ぶっ潰しにくるのかな。
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