kuragekikaku
これとか
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kuragekikaku · 3 days ago
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“看護師や医師たちもトンプソンとUnitedを憎んでいる。Unitedは金のために人を殺す。パンデミックの最も深刻な時期、同社は政府に8ドルのコロナ検査を1万1000ドルで請求した。 https://pluralistic.net/2020/09/06/137300-pct-markup/#137300-pct-markup UHCは保険金支払い拒否率32%(!!)で全���をリードしている。米国がGDPの20%を費やし��がら、世界で最悪の医療しか得られない理由を理解したいなら、この二つの事実を結びつければいい。人類史上最大の医療保険会社が、政府にコロナ検査を183,300%の上乗せ価格で請求し、そして請求の3分の1を拒否しているのだ。 UHCは垂直統合型の、殺人的な医療利益追求企業である。彼らは米国最大の薬剤給付管理会社(「政治的な力を持ったスプレッドシート」――マット・ストラー)であるOptum(オプタム)を買収した。そしてOptumへのIT投資を絞り、浮かせた資金を株主に回した。その結果、Optumはランサムウェアギャングにハッキングされ、何週間も処方箋が受け取れない事態に陥った。これによって命を落とした人々がいる。 https://www.economicliberties.us/press-release/malicious-threat-actor-accesses-unitedhealth-groups-monopolistic-data-exchange-harming-patients-and-pharmacists/# 皮肉なことに、Optumはハッキングされていなくても十分にひどかった。Optumの目的は、より高額な医薬品を購入させることにあった。それが支払えないなら、死ぬ。Optum――つまりUHC――は人を殺してきた。 https://pluralistic.net/2024/09/23/shield-of-boringness/#some-men-rob-you-with-a-fountain-pen OptumはUHCの殺人部門の一つに過ぎない。Navihealth(ナビヘルス)もそうだ。これはUnitedが使用するアルゴリズムで、立つことも歩くこともできないほどの病人や怪我人を病院のベッドから追い出すためのものである。医師や看護師は、重篤な患者が病院から追い出されるのを日常的に目にしてきた。たくさんの人が死んだ。UHCは金のために彼らを殺したのだ。 https://prospect.org/health/2024-08-16-steward-bankruptcy-physicians-private-equity Navihealthによって殺された患者たちは、Medicare Advantageに加入していた。Medicareは米国が高齢者に提供する公的医療制度だが、Medicare AdvantageはMedicareに承認された民間企業のプランで、UHCはこの分野でも全米をリードしている。まぎらわしい広告を大量に流して高齢者をだまし、UHCのMedicare Advantageに加入させてきた。加入した高齢者たちは、かかりつけ医や専門医にかかれなくなり、薬代で数百、数千ドルを支払わなければならず、「無料」のはずの救急車サービスに400ドルを請求されることになった。 https://prospect.org/health/2024-12-05-manhattan-medicare-murder-mystery 通常のMedicareよりも、Medicare Advantageに公的資金が22%多く投入されているのも、なんら不思議ではない。 https://theconversation.com/taxpayers-spend-22-more-per-patient-to-support-medicare-advantage-the-private-alternative-to-medicare-that-promised-to-cost-less-241997 高齢者だけではない。依存症患者やメンタルヘルスの問題を抱える人々も同様だ。UHCは精神疾患や薬物依存の治療の保険適用を違法に拒否している。給料から数千ドルの保険料が天引きされているのに、健康保険会社が治療を拒否したせいで、家族が手に負えなくなり、過剰摂取で命を落とし、あるいは幻覚に苦しみながらホームレスになっていく様を見させられている。 https://www.startribune.com/unitedhealthcare-will-pay-15-7m-in-settlement-of-denial-of-care-charges/600087607 当然のことながら、UHC内部の企業文化は想像を絶するほどに冷酷だ。そうでなきゃ、こんな仕事できるはずがない。人を殺すことになる仕事を続けるのなら、犠牲者たちを非人間化するしかない。UHCの治療拒否を訴えた慢性疾患患者の訴訟で、UHC従業員たちの通話音声が明らかになった。拒否された請求を大声で笑い、患者の涙ながらの必死の嘆願を「かんしゃく」だと一蹴する通話音声だった。 https://www.propublica.org/article/unitedhealth-healthcare-insurance-denial-ulcerative-colitis もちろん、UHC従業員たちは自分の生活のために働いているだけだ。そしてその仕事を続けるために身につけた冷酷さは、先週の殺人事件で剥がれ落ちた。UHCの幹部たちもそれを理解しているようで、従業員たちが自身の恐ろしい体験を外部に話すことを阻止しようと躍起になっている。トンプソンの死に関する社内アナウンスを1万6000人の従業員が見たにもかかわらず、コメントを残したのはわずか28人だったという事実についてさえ言及を禁じている。 https://www.kenklippenstein.com/p/unitedhealthcare-tells-employees 医師や看護師たちは患者を思ってUHCを憎んでいるが、加えて個人的な理由もある。UHCは支払いを拒否し、何ヶ月も、時には何年も支払いを遅らせてクリニックを苦しめ、支払いが滞っている期間の生活を支えるためにペイデイ(給与担保)ローンを提案してきたのだ。 https://www.youtube.com/watch?v=frr4wuvAB6U 410億ドルの企業を率い、これらすべてを実行した年収1000万ドルのCEOの暗殺について、Redditの看護師フォーラムでは冷淡で、満足げな冗談が溢れている。驚くようなことだろうか。 https://www.thedailybeast.com/leading-medical-subreddit-deletes-thread-on-unitedhealthcare-ceos-murder-after-users-slam-his-record 路上で誰かが殺害されたとき、それがどのような人物であろうと、シャーデンフロイデ(訳注:他人の不幸や失敗を喜ぶ感情、メシウマ)を感じたり、ましてやそれを表現することはよしとはされない。政治的暴力には恐怖を表明すべきだとされる。たとえその暴力が、トンプソンの指揮下でUHCが生み出した死者数のほんの一部にすぎない、たった一人の命しか奪っていない場合でも。マルコム・ハリスが述べたように、「保険適用の拒否で知られる医療保険会社のCEOについて『すべての命は尊い』などと言う物言いは、実に馬鹿げている」。 https://twitter.com/BigMeanInternet/status/1864471932386623753 ウディ・ガスリーが書いたように、「ある者は拳銃で奪い/ある者は万年筆で奪う」。凶器が拳銃か保険会社であったなら、致命的である。保険会社は単に責任の空洞化(accountability sink)、つまり誰もが直接的な殺人者になることなく人を殺す間接的なレイヤとして機能しているにすぎない。 https://profilebooks.com/work/the-unaccountability-machine 保険会社の幹部が殺されてほしいとは思わないし、保険会社の幹部に人々を殺してほしくもない。だが、この事件が起きたことに驚きはない。むしろ、これほど時間がかかったことに驚いている。人を激怒させる組織を運営していれば、やがて人々はあなたに怒りを向けるようになる――それは当然のことだ。トマス・ピケティの『21世紀の資本』の主張そのものだ。富の集中は腐敗につながり、それは不安定化を招く。長い目で見れば、自宅の芝生にギロチンを設置させないように警備員を雇うよりも、公正な社会を運営する方が安上がりなのだ。”
— 現在を「予言」すること――医療保険大手CEOの殺害はなぜ喜ばれたのか » p2ptk[.]org
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kuragekikaku · 6 days ago
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“安田成美さんの「風の谷のナウシカ」をレコーディングしたときに、時間に制限がないので、何度もミックスを修正して。何バージョン作ったかわからないくらいデータがあるんだよね。 それがあまりにも度が過ぎてて、ミックスをやりたくないんだよ。いろんな可能性があるのに、最終的に1つを選ぶのは酷だなとも思う。そのときは「こうすることでよくなる」って自分で思っていても、あとで聴くとわからないこともあるし。なんでもそう。���るものって、最後は1つになるでしょ。でも作る前は、無限なんだよ。そのときが一番楽しいんだよね。”
— 細野さんに聞きたい、あの曲この曲(後編) | 細野ゼミ - 音楽ナタリー コラム
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kuragekikaku · 1 month ago
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“この本おもしろいよ。一番気に入ったのはこの一文。 「日本人にとって、ことばの実体は文字なのである。音声は、それがおとすかげにすぎない」”
[B! 日本語] 日本語には、「コーコー」と読む熟語が40以上あり、これを会話中に識別する神業を日本人は瞬時にやってのける「同音異義語」がやけに多い話
そもそも文字が生まれる前から人は言葉を使って会話していたわけで、 「本来言葉とは人が口に発し耳で聞くものである。すなわち、言語の実体は音声である。」 にもかかわらず、 「日本語においては、文字が言語の実態であり、耳がとらえた音声をいずれかの文字に結びつけないと意味が確定しない。」 ということで、これを、 「日本人にとって、ことばの実態は文字なのである。音声は、それがおとすかげにすぎない。」 「この『顛倒した言語』であるという点では、たしかに特殊な言語」 と表現しています。
漢字と日本人 / 高島 俊男【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
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kuragekikaku · 1 month ago
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かつては「金はないけど時間はある大学生」は、マーケットにおいて純粋に価値のない存在になれたのに、今では基本無料のスマホゲームが、登録無料のSNSが、閲覧無料の漫画アプリが、その暇な時間を奪い合う。たとえ一銭も払わなくとも、代わりに時間を払えば、個人がバズを生み出せる現代では立派なお客様になる。大学生の暇な時間が、市場経済のなかで価値を持ち始めた。
モラトリアムなき時代の大学生たち
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kuragekikaku · 1 month ago
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“ルモンド紙 特集記事: 「米右派テックはいかに権力を奪取したか」 Comment la droite tech américaine a pris le pouvoir https://lemonde.fr/international/article/2024/11/15/comment-la-droite-tech-americaine-a-pris-le-pouvoir_6395657_3210.html @lemondefr より (日本でも知られていることがだいぶ多いがよくまとまった長文記事。記者は哲学に詳しい。) 記事の概要 ルモンド紙の記事は、シリコンバレーの億万長者たち、特にイーロン・マスクが、ドナルド・トランプ前大統領の再選に果たした役割に焦点を当てつつ、アメリカにおける新たな政治的潮流の形成を報じている。この潮流は、リバタリアニズムの理想的世界観と保守的価値観の結合として描かれており、シリコンバレーの一部がこのイデオロギーに転向していく過程を明らかにしている。 主なポイント 1. イーロン・マスクの政治的転向 イーロン・マスクはかつて民主党支持者であり、LGBTQ+権利の擁護や進歩的な価値観を公然と支持していた。しかし、彼の政治的姿勢は急速に変化し、現在では「移民侵略者」や「ウォーク(woke)ウイルス」といった言説を拡散し、共和党およびトランプ支持に傾倒している。この転向は、彼が買収したソーシャルメディア「X」(旧Twitter)を利用したトランプ再選キャンペーンへの全面的な支援を通じて顕著となった。 マスクの支持は単なる発言にとどまらず、彼の巨額の資産による実質的な影響力を伴っている。2024年選挙において、彼はトランプ陣営に1億2000万ドルを投入したとされ、この政治的介入は彼自身の経済的利益とも密接に結びついている。 2. シリコンバレーの政治的分極化 シリコンバレーは長らく進歩主義的で民主党支持が主流の地域であったが、一部の億万長者たちは右派へと方向転換している。この現象を主導するのがピーター・ティールやマーク・アンドリーセンのような著名なテクノロジーリーダーである。これらの人物は、自らの経済的および技術的資源を駆使して、巨大な政治的影響力を行使している。 これらの「右派テック」指導者たちは、既存の政治構造を変革し、規制を撤廃することで、テクノロジーがもたらす自由市場の理想を実現しようとしている。彼らはまた、自身の信念を支えるためにメディアやプラットフォームを活用し、情報の流れを統制する能力を示している。 3. 右派テクノロジー思想の形成 「右派テック」と呼ばれる新しい政治的潮流は、リバタリアン的な自由市場主義と技術革新の絶対的な推進を軸としている。この思想は、次のような特徴を持つ。 規制の撤廃: 政府規制を「無意味で非効率的」とみなし、行政の役割を最小限に抑えようとしている。 技術万能主義: 技術革新を社会問題の解決策として位置づけ、社会全体を技術的視点で「ハッキング」しうる存在として捉えている。 シーステディング構想: 政府の干渉を回避するために、海洋上や宇宙での独立したコミュニティを創設しようとする動きが、その象徴的プロジェクトである。 4. 暗い啓蒙思想と国家改造 ピーター・ティールを中心とする一部の億万長者たちは、民主主義の限界を批判し、国家運営を企業経営に類似した形に移行すべきだと提唱している。この思想は「CEO国家」の概念として具現化され、国家の意思決定を集中化し、効率性を重視するモデルを志向している。 これらの思想の基盤には、カーティス・ヤーヴィンのような思想家が寄与しており、「現代社会は再起動が必要である」とするラディカルな主張が含まれている。彼らは、民主主義を「無駄で非効率的」とみなし、独裁的な統治を理想化する傾向を持つ。 5. 革新的な技術と政治的野心 仮想通貨、AI、民間宇宙探査といった分野が、現在の政策議論の中心となっている。これらの技術は、右派テックの影響力を拡大する主要な手段となっており、トランプ政権もこれらの技術分野の規制を撤廃することで支持基盤を強化している。 仮想通貨業界は、2024年の選挙資金提供額の約半分を占めるまでに至り、この分野の規制撤廃が右派の最優先課題として位置づけられている。 6. 経済的利益と政治の結びつき トランプ再選後、イーロン・マスクを含むシリコンバレーの億万長者たちは、政府効率化を名目に連邦予算の大規模削減を主導している。彼らの目標は、規制の撤廃と技術革新を促進することで「新たな黄金時代」を実現することである。 結論 この記事は、シリコンバレーにおける技術革新がもたらす政治的・経済的・社会的影響を深く掘り下げている。右派テックという新しい潮流は、リバタリアニズムと保守主義の融合を基盤とし、規制撤廃、技術革新、そして政府の効率化を推進している。この思想が今後アメリカの政治構造に与える影響は極めて大きく、その進展がどのように社会を変革していくか注視する必要がある。”
— Xユーザーの石田英敬さん
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kuragekikaku · 2 months ago
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kuragekikaku · 2 months ago
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“全国各地で、iPad の前に座らされた幼児が人工流出物にさらされ、消費するメディアでさえ人間との接触を奪われています。ディストピアという言葉以外にありません。実際の人間が生成した文化的コンテンツには、人間の精神が実際に必要とする認知的微量栄養素 (まとまりのあるプロットや文章、詳細な複雑さ、遷移の理由、全体的なゲシュタルトなど) が含まれているのではないでしょうか。私たちはこの実験をライブで行っています。歴史上初めて、発達中の脳に、実際の人間の文化ではなく、生成 AI によって大量に生成された途切れ途切れの低品質で安価に生成された合成データが与えられています。”
— Here lies the internet, murdered by generative AI
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kuragekikaku · 2 months ago
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kuragekikaku · 2 months ago
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それは、トランプがアメリカ人に提供したものを完璧に表現するメッセージだったのだ。「戦え、戦え、戦え!」。
ジョセフ・ヒース「アメリカ人は争いを楽しんでいる」(2024年11月9日) – 経済学101
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kuragekikaku · 2 months ago
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kuragekikaku · 2 months ago
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“私がイスラエルの人々と仕事上の関りを継続的にもったのは、2009年から2011年ごろのことだった。イスラエル北部のナハリヤという町に2週間ほど滞在したこともある。仕事の詳細はここには記さない。イスラエルの国に、イスラエルの人たちに、ユダヤ教徒の人たちに、私が感じたことをここに書こうと思う。私が感じたことは、すべてのイスラエル人には当てはまらないかも知れない。だってそこにはいろんな人がいたから。いろんな考えや思いを持つ人が日本にもいるように、いろんなイスラエル人が本当にいた。バラツキはあるかも知れないが、総じてこんな感じだったと、私が思う範囲を述べたいと思う。  イスラエルは人種の坩堝だ。もはや知っているかもしれないが、ユダヤ人というのはユダヤ教を信じている民であって、ヨーロッパ人もいればアラブ人も黒人も、そしてロシア系の人もいた。ただ、ユダヤ教徒というのは独特の共通した目つきというか、雰囲気を持っていると私は思っている。今でもテレビに映る彼らを見るとそう思う。それが何に由来しているのか、なんとなく分かっているような気もする。  言ってしまおう。彼らの根底にあるのは、いわゆる選民思想だ。知識として選民思想という言葉は知っていたが、本当に彼らは自分たちが神に選ばれ、世界で最も優れた民だと信じている。そんな意識が常にかれらの言動に現れ、政治的判断にも反映しているに違いないのだ。だから2024年10月現在、世界から大非難を浴びているイスラエル周辺のすべての紛争も、かれらにとっては「正義」の戦いなのだ。根底にある常識が違うから、私たちには分かりにくいのだが、理解してしまえば至極当然のことにさえ思えてきてしまう。ガザへの空爆を船上から見るツアーに参加するイスラエル人の心情は我々に理解しがたいが、彼らにとっては単純な発想に違いない。「正義」の鉄槌が下される歴史のこの瞬間を自分の目で見たいのだ。  客観的な思考で読むことはある種難しいことかも知れないが、ここで私はイスラエルを正当化するつもりはないし、逆に非難するつもりで書いてもいない。そこは信じてほしい。  イスラエル人の給料の手取りは驚くほど少ない。確か半分くらいを税金で持っていかれてしまうのだ。そのほとんどが軍事のためだと聞いている。周りの国が全て敵対国であり、自国の正義を守るためには致し方のないことだと思っているのだろう。  その代わり福利厚生が充実している。  2週間滞在したとき、私は彼らの時間に合わせて朝早く出社して仕事を始めた。するとたしか7時か7時半ごろだっただろうか、「行くぞ」と言われて訳も分からずに付いて行ったら、そこは食堂だった。レストランのような広い空間に丸テーブルが多数配置され、そこにはなんと朝食が用意されていたのだ。すべての従業員がそこにやってきて、当然のように朝食を食べ、そして仕事に戻っていった。さらに驚いたのはランチだ。さっきと同じ食堂にいくと、新しく取り換えられたテーブルクロスに食器や食べ物が用意され、さらにメインディッシュはカートで運ばれてきた数種類から好きなのを選んで皿に盛ってもらい、どれも高級ディナーばりの美味しさだった。私は毎日もう、ランチタイムが楽しみで堪らなかった。さらに、残業をすると食堂の入口でサンドイッチが用意されており、好きなだけ取って食べた。もちろん企業によって差はあるのかも知れないが、税金と手当のシステムは、国によってこうも異なるものかと驚かされたのだった。  イスラエル人には自家用車がない。給料が少ないから買う金がないのだ。そのかわりある程度の地位になれば、社有車を充てがわれていた。会社への往復はもちろん、私用でも使えるので、ほぼ自家用車的な扱いだったと思う。それ以外の人は、社有送迎バスや公共交通機関などを利用していた。  当時日本に滞在したイスラエル会社のお偉いさんを、私の車に乗せたことがあった。彼は私の車を見て、このようなミニバンを本当にお前が自分で買ったのかと、驚嘆の眼差しで私を見たのを、強烈な印象で今でも覚えている。  そこまでして軍事を優先する国だ。考え方が根底から違ってもおかしくない。神に選ばれた民は約束の地を守り抜き、脅かす輩は叩きのめさなくてはならない。それが紛れもなくかれらにとっての「正義」だ。彼らを単に非難しているだけでは到底理解し合うことなど難しいのだろう。  私はイスラエルを正当化も非難もするつもりはないと書いたが、内心を告���すれば、やっぱり非難する気持ちが著しく強い。どんな理由であれ戦争も虐殺もあってはならない。これを読んでくれている多くの人が、そう思っていると信じている。それが私たちの共通した信条だからだ。私が言いたかったのは、根底にある信条は全世界共通ではないということだ。それを理解したところで解決策が見出されるわけでもないが、一歩だけ進むことにはなるかも知れない。 (2024年10月7日)”
— 私の見たイスラエル
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kuragekikaku · 2 months ago
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“中国政府が、時が経つにつれて、課税やその他の国家サービスにおいて、なぜ効率が悪くなるのかを説明するものは、プリンシパル・エージェント問題が大規模に存在することによる累積的な害悪である。何人かの学者が、プリンシパル(皇帝、帝国の中心など)がエージェント(徴税官、市長、地方行政官、官僚など)によって十分に代表されていないというこの問題を証言し、証拠を発見している。中国の規模を考えると、職務は官僚機構を通じて委任されなければならなかった。 支配者たちは中国の領土が広大すぎるため監視できなかったため、税金を低く抑える必要があったが、支配者の代理人たちは逆の動機を持っていた。支配者が彼らを監視できないため、彼らは皇帝の名の下にできるだけ多くの税金をゆすり取ろうとしたのだ。この理論が予測するように、首都から遠ざかるほど、課税制度は緩くなる。学者の中には、中国は平和を保つために地方官僚によるある程度の汚職を意図的に容認していたと理論づけている者もいる。 結局、その努力はほとんど効果がなかったことが判明したが、中国は汚職防止に努めた。役人は監査され、人々は忠誠心を念頭に置いて役職に就き、科挙のような制度によって中国は才能を見極め、採用し、配分し、さまざまな形で国家の能力に利益をもたらすことができた。しかし、これらの制度は国家に���利に働くだけではなかった。例えば、県、州、郡出身の役人が多かったため、明の単鞭の導入率は低下した。”
— 穴居人から中国人へ - Cremieux Recueil
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kuragekikaku · 3 months ago
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作家カート・ヴォネガットが考案した幻のボードゲーム「GHQ」がついに出版される - GIGAZINE
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kuragekikaku · 3 months ago
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Is this haircut a death flag?
Seriously, it is a remnant of the ‘disease wrap’, a Kabuki method of expression. It suggests that the person is seriously ill by hanging a lock of hair with a purple or deep blue hairpiece on one side.
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kuragekikaku · 3 months ago
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“研究によると、人間の平均的な集中力の持続時間が大幅に短縮していることがわかりました。 たとえば、20 年前、脳の研究者が成人の集中力の持続時間を測定したところ、平均的な集中力が 10 分から 2 分半に短縮されていたことに驚きました。 しかし、それは 20 年前のことです。この 20 年で状況は変わりました。最近、同様の研究で私たちの現在の集中力を測定したところ、平均して私たちはたった 40 秒しか集中していないことがわかりました。 数年後には、私たちの集中力の持続時間は 15 秒程度になると予測する科学者もいます。”
— 全能の集中力 - ショーン・ディートリッヒ著
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kuragekikaku · 3 months ago
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“DNA科学者たちは、8000年前には、平均して17人の女性に対して1人の男性だけがDNAを伝えていたことを発見しました。これは、1つの場所だけではなく、世界平均としてです。男性の大多数は子孫を残していませんでした。男性の大量死があったからではなく、ほんの一握りの男性が富、権力、女性を蓄積し、残りの人々から資源を奪っていたからです。”
— 私はフェミニストですが、女性よりも男性でいるほうが難しいと思います。
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kuragekikaku · 3 months ago
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秋を迎えて、ヘルソンで木々が落葉していることも状況をさらに悪化させつつある。落ち葉は地面に散らばった地雷を覆い隠してしまうことがよくあり、葉が落ちた木は、人々がドローンによる「狩り」から少しばかり身を隠せる場所として用をなさなくなるからだ。
ロシア軍がヘルソン市でドローンによる「人間狩り」 国際法違反の蛮行 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
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