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11月3日開催「六九古本市」チラシ完成しました。
印刷前にわたしのでかいミスがあったのですが、またそれは別の話で、
とにかくもなんとか完成しました。
当初4Cで進行していたデザインでしたが、
「六九古本市」が三の丸プロジェクトの一環であることを知り急遽了承を得て、三の丸プロジェクトとメインカラーであるPANTONEの蛍光ピンクを使用しようということにしました。
本来ならば、4C+特色となるべきですが、せっかくなので、4Cのマゼンダを蛍光ピンクに置き換えて印刷してみました。丸の内プロジェクトのリーフレットでは蛍光ピンクの他に、PANTONEのグレイに廃インキを混ぜたものを、再生紙に印刷していました。
そこで、再生紙は無理ですが、BKをこのグレイ+廃インキに変更しました。グレイ単体ですと文字に力が無くなってしまうので、廃インキを多めに足して黒に近づくようにしてさらにBK一色ではなく、リッチブラックのように掛け合わせの黒にして弱くならないよう気をつけました。
版ずれもなく綺麗に刷ってもらえました。
さて、マゼンダを蛍光ピンクに置き換えた掛け合わせですが、メインの写真は元々マゼンダ成分が少なかったせいもありますが、イメージ通り青に転んだ仕上がりでした。
ただ、予想外だったのは、画像のメリハリが思ったよりもアンニュイになっていたこと。
これは多分、シャドウ部のとくにエッジの部分はCMの掛け合わせでメリハリをつけていたため、赤が弱いのでシャドウがしっかり出なかったためだと思います。
4Cに分解する際、BK版にM版の成分を移すか、BK版を多くするプロファイルで分解すればUSコートみたいなやつ、違ったのかな、とも思いました。なによりも、最終の形を想定して段取りしていかないと、あたりまえですが、痛感いたしました。
二枚目は最初に入稿された置換する前のチラシイメージです。
#松本 #六九古本市 #六九商店街 #古本市 #本屋 #印刷 #古書 #古本屋
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かえるBOOKSそろそろオープンします。今回はこんな感じです。
活版ワークショップまだ前半に空きがありますので飛び込み参加お待ちしてます。今回は #本だったノート に印刷してもらうに加えて、いくつか色気の違う栞サイズの用紙を持って来ました。紙の質感での印刷の違いを試してみてください。今回インクは緑のみです。
#ワークショップ #活版 #松本 #マツモトアートセンター #古本
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ことばはなんともの不確かで心もとない。
口から出るともう自分のものではなくなって、どこかへ行ってしまう。
手触りのあることばを紙に刻む
手触りのあることば
わたくしごとになりますが、小さい頃から、ことばにどうも信頼をもてなかった。
ことばは、口に出した瞬間になにか実態のない虚ろなものにかわってしまう。
もちろんことばに実体などないから当たり前かもしれない。自分のことばが口から出た瞬間だれか他人のもののような気がする。嘘を言っているのではないが、自分のなかにあったものが口から外に出た途端、外見は同じでも中身が違うなにかになってしまったような気がしたものだった。どちらかというと、口が達者だったからつい口がすべって心にもないことを口走って失敗することが多かったかもしれない。
そのせいなのかわからないが、話しことばより、書きことばに信頼感を感じていた。本に書かれたことばの方により愛着を感じていた。どちらも、突き詰めれば偽��でしかないのだろうけれども。本に書いてあることばの方が触れることが出来る分だまされ易いのかもしれない。
いまでこそ、オフセット印刷が主流であり、そこで印刷されることばたちは、アルミ板に薬品処理で浮かび、水と油の原理によって、紙に転写される。紙上0.2㎜の真実。
そのむかし、活版印刷は鉛の活字で紙にインクを押しつけ刻印する。たぶんまったくの幻想だが、鉛に刻まれたことばたちは存在感がありそれだけで、信頼にたりる。
活版印刷というと、「男はつらいよ」の朝日印刷を思い浮かべる。タコ社長の会社である。もちろん、シリーズ何作目かで朝日印刷もオフセット機を導入したが、初期の頃は活版印刷であった。小さな町工場で汗水垂らしながら印刷する風景があったように思う。印刷風景ではなく大抵は寅次郎とタコ社長、ひろしの諍いの場面なのだが。わたしが探したところ『寅次郎夢枕』に出てました。この作品はたしか冒頭長野の田舎駅から始まったような……。
『銀河鉄道の夜』の主人公も活字集めのバイトをしていたし、わたしが好きなのは永井龍男の『活版やのはなし』ラストはなんともおかしくてじんわりさみしい。
閑話休題
とにかく活版というのはなにかと手間がかかるのだが、そこには人の手、人の指が介在している分、確かな気がするのだ。ことばという、虚ろなものを実体化した活字、それを時空間に記し刻む印刷。
なんとも面倒だが、魅力的に思える。
#活版印刷 #活字 #印刷 #ワークショップ #松本 #かえるぶつくす #古本
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久方ぶりの投稿
本日は縄手通り「和来」にて店番。本の補充も少し。
今回の目玉は「川上澄生 南蛮船記 復刻版」東峰書房より昭和50年に限定85部で刊行された。元本は昭和17年に出たものの縮小版。木活字をも再現したもの。
黒漆塗金文字板表紙、手織り木綿帙、外函
表紙に一部修復跡らしきものあり。帙に汚れ
古本 #book #books #古書 #アート本 #週末本屋 #本屋 #装丁デザイン #装幀 #屋上本屋 #装幀が素敵 #川上澄生
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マツモトブックセンター
今月は7/16(日)12:30〜16:00
今回かえるBOOKSは1Fギャラリーにて活版印刷のワークショップをやります。
活版ワークショップ「手キンで手漉き和紙の栞🔖を作ってみよう! 一緒に活版印刷を悪戦苦闘してくれる人募集」
を行います。
タイトルにもあるように、先週購入してまだ全く慣れない手キンを使って一緒に悪戦苦闘して栞を印刷してくれる方を2組募集します。
時間は①12:00〜②14:00〜の2回です。
場所はマツモトアートセンター(松本市大手1-3-32笠原ビル)1Fギャラリーです。
参加費200円(和紙の栞2枚+α)
5、6文字の活字を組んでもらい印刷してもらいます。
*活字は明朝体ひらがな五号六号、と12ptアルファベット、装飾スタンプです。(全ての文字があるわけではなく、不足もあります。ある文字のみでお願いします)
参加ご希望の方はDMでお願いします
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唐組赤テント(2/2)
テントの設置は舞台の背景を何にするかで、上座下座が決まるのだそうです。
今回は善光寺(見えませんが)とその向こうの山々を背景に演じられます。
ジョン・シルバー
s44、2、1初版 天声出版
横尾忠則の絵が素敵
乞食稼業 唐十郎対談集
s54、4、1初版 冬樹社
寺山修司との対談を収める
#唐十郎 #唐組 #赤テント #透明人間 #古本 #長野公演
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唐組赤テント(1/2)
今週末10日11日に長野市の城山公園にて「唐組・第71回公演『透明人間』」が開かれます。
その「赤テント」の設置のボランティアへ行って来ました。
なにもない広場にテント小屋が建てられ、一晩限りの祝祭空間が現れる。煌びやかであり、またその光の反対には深い陰ができる。
なんとも魅力的である。
せっかくなので、手持ちの唐十郎本と共にupします。
煉(火東)夢術
s52、4、2再版 中央公論社
#唐十郎 #唐組 #赤テント #透明人間 #古本 #長野公演
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カミさんが「パンどろぼう」のポーチをプレゼントしてくれました。
黒いガチャピン入れてみました
#パンどろぼう #パンどろぼうグッズ
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装釘のすばらしい書物11
「歩く男」
佐江衆一
三軌舎 昭和51年刊
二重函、四六判。表紙はカメオ嵌込バックスキン革装。
扉には手彩色絵はがき1葉貼付。天金。
見返しにはマーブル紙を使用。
函は麻張りで旅行トランクを模したデザインなのだろうか、文章とリンクしていておもしろい。
函の四隅と題簽は羊革を使用。
この外に、横長の著者家蔵本もある。
これにて28日「書物と装釘」に持ってゆくピックアップ本の紹介は終わりです。
なんとか開催日までに間に合いました。
もちろんこの他にも限定本以外の本も持って行きます。
週末本屋とはいえ本のプロを自称するにはあまりに拙い文章で恥ずかしいですが、今後も精進しますのでご容赦ください
それでは当日会場にてお待ちしております
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装釘のすばらしい書物10
「大手拓次 藍色の蟇抄」
大雅洞
深沢幸雄オリジナル銅版画4葉
本文用紙は越前特漉板目文庫紙。表紙が紺紙雁皮。夫婦箱
別刷り解説なし
大手拓次(1887~1934) 萩原朔太郎と同時代の詩人。朔太郎と同郷で日本近代の口語自由詩を完成させたひとり。
ウィリアム・モリスは「理想の書物」のなかで「できるだけ良質な手漉紙に刷るべき」(晶文社川端康雄訳)と言っていますが、この本文紙は(手漉きかどうか分かりませんが)とても手触りが良いです。
28日の書物とアート07「書物と装釘」に持って行きますので、是非手にとってご覧になってみてください
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装釘のすばらしい書物09
『谷崎潤一郎家集』
家集とは、勅撰(ちょくせん)集・私撰集に対して、個人の和歌集のこと。谷崎の個人的な歌集という意味。
湯川書房より1977年に発行された。
装丁としては、函入り、函の題簽は金、銀撒き。クロス装、背革装のドイツ装になります。
判型が140×240と長方形の形をしている。和歌を記載するためにデザインされたものだと思われる。特殊サイズの印刷製本は規格サイズに比べて煩わしい事が多く、シンプルな造本だが手の込んだものと言える。見えないところに心を砕くというのは���なんとも日本的な美意識に思える。
ドイツ装とは、製本方式の一種で、表紙の面と背が分離して製本されているものを言います。素材を変える事で本に表情が出ます。
元パラ、帯有り
特装版としてもう一種類出ています。
.湯川書房
1070~80年代に交流した限定本の担い手
湯川成一(1937~2008)
1969年大阪市で設立。1998年京都市移設。
証券会社で働く傍ら独学で本作りを始める。詩人マラルメの著書の美しさに感銘を受け造本を決意。
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「ちゃぶ台 vol.3 教育×地元号」
ミシマ社 2017・11・3発行
コーデックス装
最近よく見かけるようになった製本方式。
「糸綴の背中をそのまま見えるように本を仕立てる仮製本様式で糸綴並製本ともいいます。~最近ではバックレス製本などとも一部で呼ばれています。」(渡邉製本株式会社HPより)
コーデックスとは、それまで巻物のかたちであった本であったもの(今でも一巻二巻と言うのはその名残)が、紀元一桁代から、紙を重ねて合わせて綴じる冊子となった。これをコーデックス、コデックスという。ので、そのあたりから命名されたのかもしれません。
余談ですが、そのむかし、写本を作成するため、何人かの担当者によって写しを取るのだが、その際、元のほんとなる1冊の本をバラバラにして手分けして分業することが多かったそうです。
糸で綴じてあったかは別として、その分冊(ペシア)はこんな感じであったのだろかと思う次第です。
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装釘のすばらしい書物05
「ランボー詩集」
世界詩人叢書5
大島博光訳 蒼樹社 昭和23年刊
和紙装、ボール紙函。表紙金箔
蔵書印あり
戦後用紙統制の下、印刷用紙の不足で、粗悪な用紙、仙花紙が流行する。
仙花紙(泉貨紙)とは紙の切れ端や様々な端紙を集めて用紙にした、再生紙のはしり。同名で和傘などの地紙に用いられた厚手の和紙もいう。
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装釘がすばらしい書物04「桜の樹の下には」
5/28(日)「書物と装釘」 #書物とアート07 於:マツモトアートセンター
が開催されます。当日もっていく本をご紹介しています。
noteにも書いていますので、よければご覧ください。プロフィールにリンク貼っています。
「桜の樹の下には」
梶井基次郎 大雅洞刊
関野準一郎版画4葉
本文フランス装、用紙は手漉き和紙。背革装コフル、総手漉和紙の函
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装釘がすばらしい本03
「花ごよみ」
小村定吉 花狂人撰 鶴声居刊
漆塗装。折本装。
本文は手書き肉筆で折本。他に活字本も有る。
新潟出身の造本作家高橋友太郎の私刊本いまでいうZINEの先取り。
高橋氏は元鍛冶屋である。本好きが高じて自費出版するようになる。ほとんどの装丁の仕様は漆塗の表紙で本文は肉筆となっている。
花狂人とは小村定吉(ていきち・通称さだよし)
新潟出身。佐藤春夫門下。小説「由利子と米吉」等
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本日は小諸市大手門公園にて店開き
「古本とコーヒーと青空レストラン2023春」開催中
良い天気です
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装釘のすばらしい書物02
「初稿 眼球譚」
Gバタイユ著 生田耕作訳
サバト館
Gバタイユがオーシュ卿名義で出したポルノ(?)小説。函つき
山本六三挿絵。1977年(昭和52)刊初版
スリップ、図書目録あり
表1にはエンボス加工した用紙を貼り付けて題字は箔押しだと思います。
製本の仕様はドイツ装と呼んで良いのか分かりません。ドイツ装とは背と表1票4の平の部分が別素材で継ぎ表紙となるもの。をいいます。この本は平の表1表4に加工した紙を貼り付けてあると思うのでドイツ装ではないかもしれません。
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