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Dear April
4月3日の朝、金子くんのいない金子くんの布団で泣いた。その前日の夜に、3月づけで会社を退職した人たちのオンライン送別会があって、その時はそのことが本当に起きているような、まだ起きていないようなふわふわとした気持ちで、気持ちよく酔っ払っていた。けれど次の日の朝になったら一気に実感がおそってきて、さみしいよ〜という感じのインスタのキャプションを一気に書いてから携帯をとじると、ぽろぽろ涙がでてきた。
She isの更新停止については思うところがいろいろあって、それを誰かに伝えたい!!とかではないのだけど、心がずっとシクシクしていて、そしてそれ以上に入社してからずっと会社にいたゆめさんとまき��んがもう来週からどの会議にもいないのだというのがさみしくて仕方なかった。
ふたりが退職することをきいたのは去年の冬で、まきさんがワインを飲みながらそのことを教えてくれてお洒落なお店で泣いてしまって(冒頭から泣きすぎなのだけど、このあとも泣きまくる)、公式に会議でそれを伝えられるときにも、既に知っている情報だから動じないでいられるかもという薄く期待していたのだけどそんなことは全く無理で、何年かぶりに嗚咽して話せなくなってしまった。
泣いているとき、単純にさみしいという気持ちが胸のなかに充満していたけれど、その真ん中を真正面からかきわけて、ゆめさんが一言目に、「わたしはきみちゃんがだいすき」と言ってくれて、抱きしめられたみたいに感じて、オンラインだとか関係なくて、もうそれでダメになってしまった。まきさんが「うまくいえないけど」と赤い目でしきりに斜め上をみながら、これまでにお酒を飲んだ全部の夜みたいに気持ちを伝えてくれて、これからもずっとこの人がすきだと思った。
ゆめさんは何もない日の個人チャットでも「だいすき」とか「ラブ」と言ってくれて、私はその言葉たちに救われていたんだなとハッキリ気がついた。思考回路がベタすぎて笑ってしまうのだけど、その会議のあとスピッツの“チェリー”をしきりに聴いて「愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ」ってこういうことだったのかと噛み締めた。歌詞全篇がやばすぎた。あとはなんといっても、ゆめさんが大森靖子さんの曲を爆音でかけながら深夜(早朝)に書き上げたという表明文は心にダイレクトに響きすぎて、いつ読んでもへろへろになってしまう(最後のShe is MEETINGでも初対面の方たちの前で泣いてしまった、まだまだ泣いている)。それと会議のときのゆめさんは「ぽけ」という感じで何かを呟くのがとてもかわいい。
まきさんはある時期からめちゃくちゃたくさんお酒を飲んでくれるようになって、ありとあらゆる話をしてくれたし、私もしたいと思った。仕事の相談をすると、聞いてくれるだけでもありがたいのに、まきさんは実際に私がやりたいことがやれるように様々な人に働きかけてくれて、そして実際に環境を変えてくれた。そのおかげで私は今でもやりたいことがあると思えるし、感謝してもしきれない。たくさん迷惑や心配もかけてしまったけれど、あの夜の積み重ねはきっとなかったことにはならないと信じているし、いまでも私はストーリーでまきさんをタグ付けするのがめちゃくちゃ速い。昨日、退職後に初めて会ったまきさんは相変わらず優しくて、睡眠時間を確保できているようでなぜかとても安心した。ケイさんがまきさんの笑顔をインスタで見て泣いた、という気持ちがわかりすぎる。スプレッドシートの名前とか、そういうところまでゆき渡っているまきさんのセンスが好き。
She isがローンチした夜、いまはなき道玄坂オフィスの真ん中で、ふたりは花束を抱えて立っていた。これからどんな良いことが起きるんだろうとわくわくして、それはどんどん形になっていった。そんなふうにできるふたりなのに、私がアルバイトの時から常に優しかった。そんなふたりだから、これからも信じられないくらい良いことが待っているんだと思う。
こういうようなことをずっと考えていたのだけど、SNSで言うのもなんだか違う気がして、ふたりに直接送ろうともしたけど(重いかな……こういうメッセージがいっぱいきて大変そう……ふたりのことだから絶対大切に返してくれるだろうし……)と思えてきて、忘れないうちにここにひっそり書きとめておくことにした。誰に読んでもらう目的もないので、平たい言葉ばかりになってしまうけれど。
私は4月から編集を学ぶ部署に入り、今日はじめての記事編集(と言えるのか)を終えて椅子から立ち上がると、椅子のうしろの棚に置いていた、送別会の夜に買ったチューリップの花が散っていた。チューリップの花って散るんだと初めて知って驚いて、悲しいというよりちょっと嬉しかった。それがなんだか良い節目のように思って、パソコンに向かった。「前向きに」って強制されるのは嫌だけど、くよくよしすぎず生活していきたいです。
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Try a Little Tenderness
2ヶ月以上ぶりに会社に出社すべく、2ヶ月以上ぶりに神泉駅に降りた。わたしがホームに足をつけたとたん、白いモンシロチョウが車内にひらひら飛んでいった。そのままドアが閉まって、夏服の学生の合間をひらひら飛んでいる蝶がすごいスピードで遠ざかった。やばい、泣きそう。
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Back In The Day 2
引越しの準備をしている。吉祥寺の不動産屋で家探しをした。希望条件(主に家賃)に合う物件は始め三鷹台駅から徒歩15分くらいの牟礼という地域に集中していた。試しに夜、そのエリアを偵察しにいってみたら、駅までの道があまりに暗くて直ぐさま住むのを諦めたのだけど、さっき田我流の“Back In The Day2”を聴いていたらこんなフレーズが。「牟礼のアパートシェアしてた時代 / 井の頭パークから抜けるいせや / フリースタイルしながら向かう居酒屋 / 金がなくて賄いが沁みた」。あの暗い道を田我流はフリースタイルしながら歩いていたのか、住んでいた家の相場は私たちの今の希望額くらいなのか……。くうう。そのあとテレビをつけたら広末涼子が吉祥寺ロケをしていて「初めてこの駅に来ました」と言っていた。今年は必ず田我流のライブに行きたいな。
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No One Else Can Wear Your Crown
オーストラリアで火事が起きている、アメリカとイランが戦争しそう、というただでさえ暗い気分のお正月に、父から「1月中に大地震が来るかも気をつけて」と連絡が来た。最悪な出来事は避けがたくやって来るから最悪なのだと最近よく考える。やなぎみわさんはインタビューで「戦争やファシズムというのは、決して心地悪い感じではやってこない。むしろ心地のよい感じでやってくるもの」「気持ちよくさせることによっていつの間に飲み込まれる」と言っていた。
そういう風に考えているうち、どんどん暗くなる気持ちを最近は本に癒されている。平松洋子さんのエッセイは幸福感に満ち満ちて、官能的でガッツが沸いて手放せない。怖い時とか悔しい時こそ、意地でも美味しいものを体にいれたり、手を保湿したり植物を育てたりしたいな。せめて出来るうちは。『優雅な生活が最高の復讐である』を百年で見つけたとき川野さんが褒めてくれたことを思い出した。
ところで2015年の映像を集めた日記を見返してみたら、祭りの後みたいな瞬間ばっかりで、もっと身近な人の揺れる髪とかを撮っておけばよかった。
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In the Mouth a Desert
2015年の春から使っていたガラスのコップが、何の前触れもなく割れていた。昨日の朝のこと。���フェテラスの椅子の下には不自然に歯磨き粉が落ちていて、駅の階段の隅には動物柄の紙袋が置いてあった。空いている井の頭線でドアの前に立ったら、赤い髪の男の子と金髪の女の子が勢いよく目の前に座り込み、ずっと水道料金、電気代などの請求書を見比べていた。駅から家までの道で氷川きよしのコンサートを宣伝するトラックとすれ違った。
岡さんのブログで彼が紫のネイルを入手したことを知り、最高のニュースと胸を高鳴らせていたら、テレンス・ナンスもキラキラのつめ先をインスタツトーリーにあげていて、まきさんちで出会った平岩さんもはかなげな薄紫のマニキュアをまとっていた。みんな綺麗、と自分のボロボロの爪先をみて思う。
フレディーマーズのライブを観てからずっとPAVEMENTのアルバムを聴いている。いい曲だなと思って画面を明るくするといつも同じタイトルが表示されていた。Make it dry, Make it dry, Make it dry.
さっきまで観てた夢で「ドンキの前で待ってて、戻ってくるから」とある人に伝えた後、わたしはバスで他の街にいかなきゃいけなくなって、車窓からみえる朝方の田んぼ道を眺めながら申し訳なく思っていた。
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Recover
よくない下着靴下服を捨て、整体に行き美容室に行って新しいマニキュアを塗り、がらくたみたいな自撮り棒を捨て、よくわからん契約を解除して手紙を2通出し、随時漢方茶を飲みつつお金を2人に返して花火をして熱海に行く、今週末までの目標
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Not Here, but There
2017年の2月くらいから、ずーっと運気絶好調な感じがあったのだけど、ここ1カ月くらいでその絶好調ラインからガコっと外れてしまった感じがある。自分の心の容量もマジで狭いし、人からの圧の強い態度が本当にしんどくなってしまった。体も突然腰の筋肉が肉離れして動けなくなったり(近所の整体に行って回復中)。そんな中での台湾への家族旅行。仕事の連絡が来そうなアプリの通知はすべてオフにして、こ��旅ですべての悪い気をふきとばすぞ!と意気込んだ。
桃園国際空港に着いて台北まで行く道の車窓がすでに淡く発光していて期待が高まる。ホテル「春の恋」。夕方の気温が肌をなでる感じ。中心街からホテルに向かうまでのゴリッゴリの現地語タクシーで旅の幕が開けた気がした。だけど家族で合流して近くの行天宮に向かい、数年ぶりに持ち運んだガラクタみたいな自撮り棒で弟の最新iPhoneをセットし、内側に向けようとしたら落下して割れてしまった。ああ……。結局2日目も家族で参加した九份バスツアーの間に具合が悪くなり、山奥からタクシーで帰るなどして駄目駄目だった。鼻息でフガフガという乱暴な髭の山男みたいなタクシー運転手には簡単な英語も、もちろん日本語も通じない。何かを大声で言われて、気付いたら高速道路に乗っていて、メーターがありえない速さでぐんぐんあがっていく。通じないとわかっていながらも「近くの駅で降りたい」と英語で言ったらあきらかに「NO」というような現地語で強く拒否された。そのとき私はwi-fiも持っていないからgoogle翻訳を出したり位置情報を確かめたり、助けを求めたりすることも出来ず、本谷有希子の『静かに、ねえ、静かに』みたいに山奥まで連れてかれてヤバい目にあうところまで想像して更に具合が悪いような、それでいて妙に意識がハッキリするような感覚になった。結局その後10分くらいで街中について、タクシー代も日本円で1500円くらいの感じで済んだのでほんとに安心した。
ホテルで3時間くらい寝て、夜に母とふたりで街にでた。大きい銀色の樽から茶葉をだしてくれるお店でジャスミンティーをその場で真空パックしてもらい、漢方屋さんで結城さん似の穏やか、にこやか、シャイな雰囲気の男性に接客してもらい、付近の「天喜迷你火鍋」という店にはいった。1人1つ鍋がカウンターにセットされ、茹でられた野菜や肉や魚介を薬味がたくさんはいったタレにつけてたべた。笠智衆風のおじさまと「日本だいすき」と伝えてくれたおばさまの温かい接客にも触れ、そこまできてだいぶ昼の不調や不安が和らいだ。あとで調べたらよしもとばななさんも行きつけのお店らしい。帰り、懲りずに乗ったタクシーの運転手さんはお兄さんが高円寺に住んでいて、ご自身は演歌のDJだったと言っていた。身体をあたためるのは本当に大事だなあ。
『牯嶺街少年殺人事件』 のロケ地は今も学校で、お休みの日なのに快く校内に入らせてくれた。向かう途中で前をゆっくりあるいていたおじいさんが、建物から垂れて光を浴びる緑の植物に手を伸ばしていたのがよかった。レコード屋さんや市街地にもいって、あっという間に帰って来てしまった。全編を通してなんとなく最後の家族旅行って感じがにじみ出ていて寂しかった。ずっと心身ともに健康でいられますように。
学生時代、こんな感じになった時は鈴木いづみの本読みまくってマイスパレードばっか聞いてたな……。
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Lazy Line Painter Jane
10月10日(木)から山形国際ドキュメンタリー映画祭に行ってきた。参加するのは初めてだったけど、街の雰囲気もゆるやかで暖かくて、たくさんの人々にも会えて嬉しかった。池添さんが誘ってくれた宿も皆やさしくてストレスがなくありがたかった。わすれないうちにいろいろメモ。
『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』
メカスの監督作で、過去に自分でも上映したことがあったけど、開会式のあとに大スクリーンで流れる迫力はすごかった。劇中流れ続ける激しいドラミングは、来日中、ソ連崩壊直前(?)のニュースを受けたメカスさんの心情も表しているのかなと思ったり。上映前に農民詩人・木村迪夫さんの挨拶で、メカスさんが故郷・リトアニアのについて「村は正しさと美しさで溢れていた」と話していたことが紹介されていた。会場にはメカス日本日記の会の森國さんと書肆山田の方もいらしていた。
『愛を超えて、思いを胸に』
大たばこ会社とたばこ農家の戦いを描いた映画。めちゃくちゃ寝てしまったのだけど、無線みたいな音がずっと流れていたのが面白かった。監督が生後3ヶ月(!)のお子さんを抱えて挨拶に登壇してくれていた。
『光に生きるーロビー・ミューラー』
浅倉さんに「メカスみがある」と紹介され「みるっきゃないだろ」と勇んで鑑賞した。ロビー・ミューラーが私的に撮りためたホームヴィデオのフッテージは繊細で美しくて、ドビュッシーをかけながらホテルの一室で撮られた家族へのメッセージ(からの信じられない水面)や、ズームした先の鏡に映る情けない無精髭などが印象的。作品としてってよりはロビー・ミューラーの映像が良いな、って感じだったけど、最後に口をあんぐりあけて光を浴び、ヴィム・ヴェンダースの言葉をうけとるロビー・ミューラーはすごく綺麗だった。(ヴェンダース、ちょっと津田直さんに似ていた・・・!)
『自画像:47KMの窓』『自画像:47KMのスフィンクス』
窓、のほうは今回もっとも感動した作品の1つ。ジャン・モンチー監督の無邪気でまっすぐなまなざし、もっと観ていたい!監督の育った小さな村についての物語なのだけど、特に「窓」のほうの、おじいさんへのインタビューと絵を描く少女を軸にした展開に心を揺さぶられた。寒さから身をしのぐために洋服や炎や家があるみたいな、根源的な感覚を呼び覚まされるし、その先で「芸術は人の心を豊かにするために在るんだ」と信じられる。会場に来ていた中国の田舎の村出身だという女の子が「こんな素敵な舞台で、監督の映画が上映されていることが嬉しい。私の村をみているようで、嬉しいし、悲しい。映画の最後に上がった花火は、村(の空)に絵を描くようで美しかった」というようなコメントをしていて、ジャン・モンチー監督はその子の目をみて満面の笑みでお辞儀していた。「壁」ってもう断絶を生むものみたいな意識が頭の中にあった気がするけど、本来風から身を守るためのものなんだな、と台風前夜に考えたし、その壁を未来にむけた色で塗り替えるという発想が好き。「スフィンクス」のほうはとにかく最初の猫とおばあさんの長回しがサイコー!
『非正規家族』
「死ね」とかいたずら書きをする青年、工場跡?の廃墟にベットを置いて、グラビアアイドルのポスターを眺める青年の背中が虚しく心に残った。
『セノーテ』
初の小田香監督作品!上映が始まった瞬間すさまじい音と映像の嵐。満席立ち見の会場で、皆の鼻息が荒くなるのを感じた。隕石によって生まれたあまりに美しい洞窟・セノーテに、かつて生贄として捧げられた命を思いながら潜るカメラ(iPhone7!)。宇宙と大地、生と死のはざまでたゆたう人間の命の激しさ、静けさ、奇妙さを、普段ではありえない視点から観させてもらうような経験だった。青緑の光がとにかく美しくて、そこに生と死と詩が浮かんでいる。具体的な言葉はなくても、水中に響くスー、スー、という監督の呼吸の音が、そのことを一番豊かに示しているような作り?が格好良かった。
『わたしの季節』
佐藤真さんが隠れ編集をしているという噂を聞いて観に行ったのだけど、低気圧で絶不調すぎてほとんど眠ってしまい無念・・・入り口で国立映画アーカイブの岡田さんとすれ違って柳澤寿男の本をいただいたことを思い出し、とっても申し訳ない気分に・・・!
『声なき炎』
こちらも途中うつらうつらしてしまったのだけど、観ていた部分はとても楽しんだ。無言症になってしまった母について語る息子の視点から、個人的にはマイク・ミルズを連想した(写真やホームヴィデオの差込の、端正な雰囲気がそうさせたのかな?)。母親が検査の機械に入るシーンと、プールを無言で歩くシーン、ラストシーンの呼びかけが強く印象に残っている。
『理性』
インドの宗教状況を映した骨太ドキュメンタリー。上映時間が4時間くらいあるけれど、映っている内容のインパクトの大きさとまとめ方の巧さで全然飽きさせない。自殺した学生の手紙の切実さとその前後の戦いに胸が締め付けられた。明るい紫色のシャツを着た白髪の監督のトークでインドの情勢についての話を聞き、日本の現状と照らし合わせてわりとヘヴィーな気持ちに。
そのほか少しだけ
・三浦さんに教えてもらい行ったインドカレー屋「ジャイ」が小宇宙だった。5回くらい交通事故にあって背がちぢみ、奥さんに追い出されてからカレーを煮込む時間を2時間増やしたという店主からいろいろな話を聞いた。インド映画のあらすじ(3カーン)や、インドに行くという日本人に2回買い物を頼んだけど2回ともお金だけ盗られた話などをずっと聞いていたのだけど、最後の最後に壁に貼られている四谷シモンさんや唐十郎の話題にふれたら、なんと店主は新宿「ナジャ」のクロさんのお友達だった!四谷シモンさんのことは「シモンちゃん」と呼んでいたし、篠原勝之さんと特に仲が良いらしい。「ナジャ」はメカスさんともゆかりが深い場所だし、オープニング作品の『富士山への〜』にはクロさんも出ていたんですよと言ったら店主も驚いていた。次の日『理性』の上映後にもばったり街中で会ったので、写真を撮らせてもらった。
・台風の影響が結構えぐかった。『イサドラの子供たち』が上映中止になったり、宿を一泊延長して���まらせてもらったりした挙句、13日になって空が晴れても新幹線や在来線が動かず、高速バスも満席だったので14日の朝にどうしても東京にいなければならないという井上さんとりこちゃんとレンタカーで帰ってきた。井上さんが常に150キロで運転してくれたおかげで、21:00に山���を出て2:30には自宅に到着できた。本当に最高な井上さんのお父さんは佐藤真さんの同級生で、いまでも奥さん同士の交流があるらしい。沢田研二やMGMT、ボブ・マーリー、クラフトワークのアウトバーンやシューベルトが流れる中、りこちゃんが「うちら雲より早いよ!」と笑ってたり、未来の空想映画祭の話をしたのが楽しかった。
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Do You Believe In Magic
9月22日で27歳になった。『おもひでぽろぽろ』のこの人と同い年らしい。
まだほうれい線の皺はくっきりしていなくて、だけど顔の左側にほくろが6つくらいある。右側にはひとつもない。
26歳最後の夜は1人で家路についていて、なんだか味気なすぎたのでコンビニで梅干し一粒買って食べた。月が下半分の形だった。その日は映画を3本観た。『メランコリーの妙薬』『エイス・グレード』『ポルトガルの女』。1本目は指定席取っていったらとなりのとなりが土居さんで、会場に三浦君と久野さんもいた。3本目は同行人がいけなくなってしまって困っていたら平岩さんが来てくれた。白と淡い紫のグラデーションみたいな素敵なPUGMENTシャツを着ていた。トートバックも薄紫だった。帰りは新谷さんと3人でたのしく帰った。そのあと中村君ち行った。
27歳さいしょのライブは長谷川白紙(嵐“モンスター”のカバー)、最初の昼食は家で作ったアンチョビパスタ、最初の夕食は銀座のめちゃうまミートボールやジューシーな茄子。『F・R・I・E・N・D・S』25周年を記念したカフェをみつけてアイスたべ、帰宅してからシーズン1の停電する回をみた。金子君が去年にひきつづき筆でわたしの名前を書いたお祝いの手紙をくれて嬉しかった。朝方いっしゅん起きて「なんか夢みた?」と聞いたら「指で絵を書いて売ったんだけど高くしたから売れなかった~」と言っていて「何の絵?いくらにしたの?」といったら「ハムスター。ジャンガリアンハムスターだよ。一万五千円にした~」「毛並みを表現する為に水色もつかったんだけど~」と答えてくれたけど後できいたら本人は覚えてないみたいだった。
ひとりで早く起きて中村君に借りた『セッちゃん』読んだ。土居さんの評も合わせて読んで、絶対にひきはがせない自分たちや時代のことすぎて、どうしよ、どうしよ、と焦った。なんか気持ちは溢れてるから整理する棚ほしいんだけど、サイズの合ってないめちゃデカな棚せまい部屋にいれてしまったみたいな感じだった。発表時に読んどくべきだった・・・
バストリオの公演を観に出かけた。高井戸駅の売店でお茶買おうとしたらレジが知り合いだと気付いて「あ」って言ったら「いまめちゃめちゃ熱あるんですよ」と言われ、何かしたいと思ったけど「大丈夫ですか?大丈夫じゃないですよね、無事に帰れますように」みたいなことしか言えなくて、後ろに人も並んでるし何も出来ずにその場を去ってしまい、ホーム登ってからもなんか心拍数あがってた。台風のあとの風が強くて、乗った急行電車は線路のどこかにビニール引っかかってるとかで止まりながら進んだ。バストリオの舞台を5分くらい遅れてみた。新聞や写真集や詩集や漫画がコラージュされてるみたいで面白かった。その時もセッちゃんのデモのこと思い出していた。ドローンが飛んだりしていた。偶然会ったゆいちゃんがイルカが宇宙服きているサイコーTシャツを着ていた。おなじく最高な服着たさきちゃんとタイ料理たべた。原宿駅にひとりで歩いて行ったら明治神宮に向かう橋の横のスペースでスケーターがすべりまくっていた。隣の女子高生が「ガ―って音、花火かと思った」と話している。茶色い犬(コ―ギ―?)が凄い速さで走って来て50代くらいの飼い主女性に飛びついた。信号待ちの向かい側の若い女の子が立ちながら、あやしくない程度にダンスの練習をしていた。27歳はおだやかにいられますようにと思ってThe Lovin’ Spoonfulを沢山聴いてる。
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September
今朝いえを出る時���をあけたら「秋!!」って感じのやや強い風が吹いて頬の隣に垂れている髪の束がフワって視界をさえぎって、うおお良い日の予感がする~!と思ったけど、実際はあんまり冴えない日だった。
楽しみにしていた予定もなくなったし「なんだあ~~」と思って探偵を飲みに誘ったけど返信がなくてしょうがないから美味しい料理でも作るかとスーパーで買い物をしたらおつりで平成31年のぴっかぴかの500円玉が返って来てそれだけで私の心はハッピー。記念に部屋の壁に貼った。
そしたら探偵から返信がきて家の近くで飲めることになったからさらにハッピー。なんか政治の話とかをして馬肉をたべて、帰り際「友達ができてよかったわ」とFRIENDS認定され「終電ある?俺反対側」と自転車で颯爽と帰っていく姿をみて普通に嬉しかった。今日飲みにいくまではうまいことコミュニケーションとれない人のこと考えてて、なんでだろう?と思えば思うほど、距離は近いのにアクセスが異常に悪いお互いの家の位置とかがそのまま自分たちの心の通わなさみたいに思えてきて笑えてしまった、チャリがあればすぐなのに、ない!悲しいことだよね。
関係ないけど昨日会社の人と話していて驚いたのはみんな自分の髪の毛にドラマを秘めている事。なんでその髪色にしたの?なんでその長さにしたの?って理由がみんな思ったよりちゃんとある。禿げることってそう考えると呪いだなとおもった。私はタイに行ったとき「いい!」と思った現地人がみんな後頭部の髪がうすくて友達に「男性ホルモンが多い人だよ」と言われた。やまちゃんのおでこが綺麗だった。
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The Birds They Circle
夏休みが終わってしまう。てか今日で終わってしまった。とっても悲しい。
いろんな場所に行っていろんなものをみていろんな人に会った。
清澄白河の安田さんの展示、高円寺のマサくんの展示、電車の中で偶然会った加藤、京橋で偶然会った三浦くん。
TOKYO2021の展示は東京駅に向かうひびきちゃんに教えてもらって偶然足を運んだだけだけど観れてよかった。高山明さんの個室ビデオで「避難するなら何を持ち歩きますか」と聞かれたおじいさんが「尺八一本」と答えていた。飴屋法水さんの「なぜか、生きている」はズーンと沈んだ気持ちになったけれどやっぱり痺れた。
MADOでさきちゃんの舞台「その、それは港」も観た。彼女の作品をみていると「大丈夫あなたもきっと面白い夢が観られるよ」と言われているような気分になる。始まる瞬間の息継ぎも揺れる照明もかなりナイスだった。全然関係ないけど昨日の夜は雨降ってて全身濡れたな、なのに酔ってたから全然ディティールが浮かび上がって来なくて怖い。記憶とかあっという間にポーンと飛んでしまいそうでその時変なのが隅に残っちゃいそうで怖い。
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100% Positive
昼、餃子屋さんにいって『なぜ、植物図鑑か』を左手で読んでたらひと噛みした瞬間肉汁が引くほど飛び散って最悪だった。壁には「肉汁注意!」と書いてあって店内では皮肉にも『カメラになった男』で中平卓馬が口ずさんでいた喜納昌吉の“花”が流れていた・・・
帰宅してからは『売野機子のハート・ビート』『ロンリープラネット』『かんぺきな街』を読んだ。ふー。大遅刻した今朝の夢��LA(漠然)に突然旅行したけど、お金も洋服も何も持っていなくて、なぜかとにかく洗濯機(ランドリー?)を探さなきゃ、と思っているってやつだった。今は洗濯まわしていて、干したら2通手紙を書く。それでもまだ25時。
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Humdinger
The Space Lady のHumdingerを聴いててどういう意味?って調べたら「素晴らしい人」。語源を調べたら
”Hummer”(暗に「最高」と言う事)と”Dinger”(相手をやっつける)が合体してできたという説があります。
と出てきた。私がいま欲しかった単語はこれだ。売野機子さんに贈ります、Humdinger。
去年の年末から常に少し先のタスクを意識して生活して、なぜか毎日のように飲み歩いていたけど、9月1日でそれが一区切りついた感じがする、家ってまじで最高〜。
今晩は昨日作った冷汁の残りに小口切りの青ネギをたくさんかけて食べた。そのあと『クレイジー・エックス・ガールフレンド』のライブ映像を観て(バレンシアのヨガソングよ)友達に借りた売野機子さんの短編集『薔薇だって書けるよ』『同級生代行』を読んだ。地面にしきつめられた花びらや目線で追っている好きな人の髪が、一瞬の風で吹き上がる感じ、それを目の当たりにしてしまった時の絶頂の心拍数みたいなものが紙の中に閉じ込められてて気が気でなかった。天才ですね!まだ残り3冊借りているけど、冷汁で幸せを繰越す喜びを知ってしまったので明日までとっておく。
そういえば『カメラになった男』の牧子さんは飛び降り自殺らしい。小原さんは沖縄から戻って羽田に着いた瞬間倒れたそうだった。現地では、吐いたり土下座したりもしたと笑ってた。打ち上げで彼の烏龍茶の中にハエが入っててお店の人に替えてもらってた。そういうことと、この前吉祥寺の闇太郎で、お店を出る時大将がくれた林檎の味(帰り道に歩きながら食べた)をなんども思い出している。今日から突然秋の気候。
すてきなホテルみ〜つけた!
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Memoria
今年は日記書くの頑張ろうと思ったのに余裕で20日以上経ってしまった。日記の間隔が1ヶ月は空かないように頑張りたい。あまりにいろんな出来事があったのでInstagramのストーリーをみて自分の生活を振り返っている(むなしい)。109に行ってkemioプロデュースのソフトクリームを食べた、NANAのロケ地のハンバーガー屋と国立天文台に行った、民藝館で食の器展を観た(鳥の絵が異常に多かったのと宇宙船みたいで超COOLなお弁当箱があった)、岡さんが出演するど真ん中ラジオに行った、渥美さんのお誕生日会@HOOTERSにお邪魔した、中野セントラルパークに寝転んだ、長谷川白紙のライブを観た(書家を思い出す振る舞い、テレンス・ナンスとのコラボ熱望、UNITの入り口付近からステージを観るには竹馬が必要)、神保町のしゃれこうべで地図に印をつけた、1泊2日で実家に帰った、綿貫さんがくれた最中を森栄喜さんが宙に泳がせていた、岡本零さんに妖怪さんの話を聞いた、高畑勲展にいった(仕組みを作る人)、恋人の誕生日だった、亀が散歩していた、グランドハイアットで取材した、上條さんの誕生日だった、黄色いゴーヤをもらった(中身は赤かった)、MILOを飲んだ、NANAの実写版を観た(好感触の海外評)。
タイピングが得意だと思っていた山野くんがIT企業に転職したら「中指しか使ってないよ」と指摘されたエピソードに興奮していたら、一緒にいたまりかちゃんに「きみちゃん絶対この話好きでしょ」とすかさず指摘されて恥ずかしかった。
DJ Soulscape最高。『クレイジー・エックス・ガールフレンド』はシーズン4も『ベスト・フレンズ・ウェディング』意識のカラオケシーンや『ラ・ラ・ランド』オマージュの抗うつ剤ミュージカ��、Fab5のタン登場などあって抜群。『リロ&スティッチ』ソングが今の所ベスト!関係ないけどバサラブックスで『君の鳥はうたえる』のサントラ流れてたの良かったなあ〜
MILOと唐揚げ
散歩の途中で食べたあんぱん
蓮?
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party up the street
カネコアヤノ×峯田和伸のライブ、初めて見た彼女はわたしが立っていた位置がそうだったのか物理的にわりとマジで発光しているように見えた。目の前に肩幅が異常に広い、堂々としたマッチョが立ちはだかっていて避けながら観ていた。隣にはチケットをとってくれた大学のときからの友人田中が立っていた。曲を聴いているあいだわたしは彼が学園祭で披露していた詩を思い出していて、その詩に出てきた、光に手を伸ばしていたら石になってしまった銅像のことを思い、もうこんな切実な感動は誰にもわかってたまるものかと涙ぐんだ。峯田のライブはわりと小ざっぱりした気持ちで観始めたのだけど「いちごの唄」という曲のはじめのワンフレーズ、誰にもわからない方法でキスを、みたいなところに共感しすぎてけっきょく落涙…そのあと恵比寿のタコの遊具の公園で飲んで、終電を逃した友達に異常にイラつきながらも渋々山家経由でタクシーで帰ってきた。
その前の日は友達の企画するDJイベントだった。一緒に行こうといった吉村くんが昼間ロケでたくさん汗をかいたというので宇田川町のドンドンダウンに寄り適当な服を買って着ていった、帰宅してSNSを観たらそのめちゃ近くのバーガーキングの前でジャスティン・ビーバーがお忍び来日をおさえられていてウケた。翌々日も幡ヶ谷のDJイベントに行った、フォレストリミット奥の喫煙所はタバコの煙が異常に可視化されておもしろく、そこで井上さんと浅倉さんが数日前に地球に接近した小惑星の話をしていた。そのあと近くの公園で花火をした。あがた森魚が流れていてそのあとわたしがnew orderをリクエストした。りこちゃんは花火で「生きる」と書いていた。
花火とシュークリーム
串カ��と売野機子
movからDVDを作りたいだけなのにmacだと空ディスクが外付けも内臓もうまく認識されず、windowsだと素材がHDDもUSBもうまく認識されず、家のwifiもこのタイミングで壊れて、こんなにうまくいかないことってある?わたしはこんな簡単なこともできない人間なのかと悲しくなってテレビをつけた。タレントのイモトがエアーズロックみたいな壮大な岩場のあいだを綱渡りしなければならない状況におかれて身体が震えているのに「安室ちゃんに誇れる自分で居たい」と泣きながら踏ん張っていて、結局失敗して岩場の間で宙づりになりながらゴム製の命綱に体ごとグルグルグルっと回転させられていた。その後のインタビューで「久しぶりに死ぬかもと思って視界にキラキラが見えた」と言っていたのだけど死ぬ前って視界がキラキラするのかな?
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Perfectly Fine
映画『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』に魅了された4人組でロケ地巡りを敢行した。待ち合わせ、主人公の2人が靴でハイタッチした日本橋へと向かう。橋の目の前には大きな五輪のモニュメントが置かれていて、街行く人たちが記念撮影していた。わたしたちはその奥で御構い無しにふるまっていたけど、きっとあの人たちの撮った写真の、五輪の穴の中には私たちの姿が写ってしまっていたと思う。橋の裏側には鳩が7羽くらいとまっていた。日差しが強くなった時に写ルンですのシャッターを押した。
続いて日比谷線に乗り三ノ輪駅へ向かった。隅田川花火大会の影響ですごく人が多い。映画のロケ地である都電三ノ輪橋駅まで歩いて記念撮影したあと近隣を散策。全力で走っても1分くらい��ありそうな長い商店街は、ほとんどシャッターがおりていない。「知的センスのブティック」や、紅生姜天が美味しそうなお惣菜屋さんなどが軒をつらねていた。わたしたちはアイスキャンディーを食べた。BGMはあいみょんだった、こんなところまで。草がぼうぼうの空き地を眺めたり、町のCDショップに立ち寄った。その後都電の駅近くのとんかつ屋さんでトウモロコシのかき揚げ、谷中生姜、マグロの中トロ、どじょうの唐揚げを食べながら瓶ビールをバンバカ飲んだ。テレビではトランプ大統領のツイートが読み上げられていた。轟音で花火が始まったことを知り急いで外に出て、けれど商店街でしっかりおつまみやビールを買ってスカイツリーの方角をめざした。昼にアイスを買ったお店の老夫婦が「ここなら少し見えるよ」と教えてくれてけれど彼らは反対側の店のほうへ戻っていった。どんどん足をすすめると、スカイツリーが真正面に見える道路沿いに近所の人たちがシートを並べて群れになっていた。規制はされておらず、車はどんどん通るのだけどみんなそんなの気にせず花火をみていた。わたしたちも路上に座り込もうとすると後ろの家族が「地べたじゃなんだから」とブルーシートをくれた。お礼に茹でトウモロコシを1本渡した。こちらに向かってくる車両のライトを低い位置から眺めながら、スカイツリー横に打ち上がる花火をみた。視界につねにおりこうな柴犬がいた。最後の豪勢な花火があがると、後ろにいたお婆さんが「やっぱり最後は黄色よね」といった。最後の花火が打ち上がると、ものの5分くらいで周辺の人々は一人残らず居なくなった。
翌日はひとりで初台に行った。ひんやりして広いICCで家族連れにまみれて展示を観るのは楽しかった。そこまで混んでいなかったのでスタッフの人がすごく親切に接してくれた。青柳菜摘さんの展示をみているとき母、姉、妹の家族が暗闇に一緒にいて、妹が「怖っ、お墓?これ。なんか出てくるの?!」と叫んだり、姉にすがってキャプションを音読させたりしていて和んだ。三上晴子さんの予約制の展示だけみそびれたのでもう1回行く。
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Red Sea
水曜はメカスさんの逝去から半年のタイミングで、日本日記の会の人たちと献杯をした。場所は新宿ナジャ、藤原りこちゃんと日高屋でビールを飲んでから。日高屋の店員さんはとても良い笑顔で私たちの頼んだビール、半ラーメン、餃子全ての数を間違えていてキュートだった。ナジャ���向かおうとするとすごい雨が降ってきた。濡れながら扉を開けると木下哲夫さん、小林俊道さん、森國次郎さんに加え岡本零さんなど数名、そしてクロさんがいらした。カウンターにはメカスさんの写真や本が花と一緒に飾られている。店内は人でぎゅうぎゅうで、常連の原マスミさんは「今日は人が死んだわけでもないのに盛況だねえ、いつもこうなるのは人が死んだとき」と笑っていた。吉増剛造さんから「黒どの〜」と朱色で大きく書かれた、この日新宿に来られないことを詫びる手紙が届いていた。椅子の数が足りずにKIGIの植原さん(初対面)と1つの椅子を半分ずつ座っていたらば途中から足がふるふるしたけど必死で隠した。奥に座っていた眼鏡の男性(おそらく書肆山田の方)に「みんな50 / 50だからね」「なんで生きているのか考え続けることだよ」「とにかくみんな、グッドラック」と目をまっすぐ見て伝えられた。森國さんはいつものように明るく酔っていたけど、奥の男性が少し棘のある言葉を投げたせいか、ややばつが悪そうにしていた。アンソロジーフィルムアーカイブスのTシャツを着た木下さんは、私やりこちゃんと会場を先にひきあげながら「昔から彼らは朝まで飲むんです」と微笑んでいた。雨はあがっていた。この会の途中でわたしと今の政権に対する考え方が真逆という人がいて「理想主義の人たちはみんな生き物の姿に戻ろうとするけど、もっと現実的な意見をみると考え方が変わるよ」と、私が名前を見るのも拒んでいたような人の動画をすすめてきた。今のところ考えが変わる予感はしないけど、動画を勧められたこと自体には不思議と嫌な感じはしなくて、むしろ反対側の意見に対して私も勉強不足だったかなと感じた。私も反対なら反対で、変に熱に浮かされず、自分の意見を言えるようにならないとなあ。
今日は朝4時に目が覚めたので『まどろみのニコール』を観た。ちょっと冷静でいられないくらい完璧だった。発見して紹介した岡さんは本当に偉大。止まる扇風機と壊れる自転車、沈むベット、力んでるバンド、かわいい浮き具、ぐるーっと回ってそのまま前進するカメラ、ライトをみてたら落ちてくるボール、水を撒きながら浮くやつ(あれ何?)、鯨の鳴き声、退屈を抜け出すクレジットカード、風のなびき、光のゆらぎ、声変わりの少年、まどろみ、ラストの突破力。「私は何にでもなれるけど、あなたの浮気相手にはなれない」「最高の女だな」。『JOHN FROM』と比べたくなるような要素も沢山あるなと思った(車、変装、2人組など)。
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